JP2000275738A - 光学物品及び該光学物品を用いた背面透過型スクリーン - Google Patents
光学物品及び該光学物品を用いた背面透過型スクリーンInfo
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Abstract
ーレンズフィルム光学物品と透光性拡散シート光学物品
とからなり、前記レンチキュラーレンズフィルムに設け
られたストライプ状の遮光層にて投射光線が遮られるこ
とによる光量損失が少なく、画面が明るく、シンチレー
ション現象やシースルー現象の発生を低減した背面透過
型スクリーンを提供することを目的とする。 【解決手段】各々一定の光学特性を満たすフレネルレン
ズシート光学物品とレンチキュラーレンズフィルム光学
物品と透光性拡散シート光学物品とからなる背面透過型
スクリーンである。
Description
ョンテレビなどに使用されるフレネルレンズ、レンチキ
ュラーレンズ、拡散シート等の光学物品とそれらを組み
合わせてなる背面透過型スクリーンに関するものであ
る。
光学部品としてのフレネルレンズシートは通常、透明な
熱可塑性樹脂シートを熱プレス成形したり、熱可塑性樹
脂シート上に紫外線硬化型樹脂でフレネルレンズ形状を
形成する方法が一般的に行われている。また、レンチキ
ュラーレンズシートは、透明な熱可塑性樹脂シートを熱
プレス成形したり、溶融押し出し成形により製造されて
いる。上記背面透過型スクリーンの役目として、プロジ
ェクターからの画像情報を映像として視覚することにあ
るが、画像情報をスクリーン面に結像させるためにスク
リーンを構成する何れかの部材に拡散剤の混入や拡散板
を併用することが一般的である。しかしながら、この拡
散板の特性によってはスクリーンの効率低下を招くなど
の影響を及ぼすことが知られており、効率低下が極力少
ない拡散板の開発が要求されている。
し、その映像を観察するための透過型スクリーンが要求
されている。映像画質の高精細化に伴い、液晶プロジェ
クターの画素数も増大していることから、レンチキュラ
ーレンズやフレネルレンズのファインピッチ化が要求さ
れている。具体的には、現状の0.7mm前後から0.3
mm以下、さらに0.2mm以下のファインピッチ化が要求
されている。また、液晶プロジェクター用のスクリーン
としては、視野が明るいことやコントラストを向上させ
るためファインピッチレンチキュラーレンズに対応した
外光吸収層となるストライプ状の黒色の遮光層を付ける
ことが必要となってきている。また、液晶プロジェクタ
ーでは画像にちらつきが生じるシンチレーション現象が
顕著であり、このシンチレーション対策としてフレネル
レンズの基材に拡散材を混入することが定法として用い
られているが、適正な拡散特性を有する基材を用いない
と、上記遮光層で光線の一部が遮られて光量損失が発生
する。そこで、フレネルレンズシートの拡散特性を適性
にすることでシンチレーションを減少させ、光量損失の
低下を防止する必要がある。また、背面透過型スクリー
ンとしては、光源が透けるシースルー現象を防止するこ
とが必要で、そのためにはレンチキュラーレンズ基材の
拡散特性も適正にする必要がある。これまでにも、フレ
ネルレンズ単体やレンチキュラーレンズ単体での拡散基
材の開発が種々行われてきたが、ストライプ状遮光層を
設けたファインピッチレンチキュラーレンズシートとフ
レネルレンズとを組み合わせた背面透過型スクリーンの
拡散特性に関する発明は殆どなされていない。
を解決するためになされたものであり、フレネルレンズ
シート光学物品とレンチキュラーレンズフィルム光学物
品と透光性拡散シート光学物品とからなり、前記レンチ
キュラーレンズフィルムに設けられたストライプ状の遮
光層にて投射光線が遮られることによる光量損失が少な
く、画面が明るく、シンチレーション現象やシースルー
現象の発生を低減した背面透過型スクリーンを提供する
ことを目的とする。
に、請求項1記載の発明は、光学物品において、透明樹
脂基材に拡散剤を含有する透光性拡散シート上に、放射
線硬化型樹脂の硬化物からなるフレネルレンズ形状部を
形成したフレネルレンズシートであって、前記フレネル
レンズシートの光学特性として、曇り度Hが、 30%<H<60% なる条件を満たし、及び平行光線透過率PTが、 30%<PT<65% なる条件を満たし、かつ垂直方向の曲げ角度で表わした
場合、最大輝度の1/2(α角)、1/3(β角)、1
/10(γ角)、1/20(δ角)になる角度が、 0.7゜<α角<2.0゜、 0.7゜<β角<2.0゜、 1.0゜<γ角<6.0゜、 2.0゜<δ角<6.0゜ なる条件を満たすフレネルレンズシートであることを特
徴とする。
て、透明樹脂フィルム上に放射線硬化型樹脂の硬化物か
らなる凸状のシリンドリカルレンズが並設してなるレン
チキュラーレンズ形状部を形成し、レンズ面の反対側の
平坦面に光集光部に相当する以外の非集光部の領域にス
トライプ状の遮光層を設けたレンチキュラーレンズフィ
ルムであって、凸状のシリンドリカルレンズのピッチを
P、レンズ部の凸部頂点から前記レンズ部の反対側の平
坦面までの厚さをD、各凸状のシリンドリカルレンズの
非集光部に相当する位置の前記平坦面に設けたストライ
プ状の遮光層の幅をP′、厚さをD′とした場合、 ピッチPが、 0.05mm<P<0.3mm なる条件を満たし、及びレンズ部の凸部頂点からレンズ
部の反対側の平坦面まで厚さDが、 0.05mm<D<0.3mm なる条件を満たし、さらにストライプ状の遮光層の厚さ
D’が、 D′<10μm なる条件を満たし、かつ開口率を下記のようにあらわし
た場合、90%以上の開口率を有するレンチキュラーレ
ンズフィルムであることを特徴とする。 開口率(%)=(θ′/θ)*100 (但し、θ=tan-1{(P−P′)/2D}、θ′=
tan-1{(P−P′)/2(D+D′)}、ここで透
明樹脂フィルム面に接するストライプ状の遮光層の端部
とレンズ部の凸部頂点を通るレンズ中心線とのなす角度
をθ、透明樹脂フィルム面に接しないストライプ状の遮
光層の端部とレンズ部の凸部頂点を通るレンズ中心線と
のなす角度をθ′と表わす。)
て、透明樹脂基材に少なくとも拡散剤を含有する透光性
拡散シートであって、その光学特性として、曇り度H’
が、 75%<H’<85% なる条件を満たし、及び平行光線透過率PT’が、 11%<PT’<25% なる条件を満たし、かつ、最大輝度の1/2(α角)、
1/3(β角)、1/10(γ角)、1/20(δ角)
になる角度が、 3゜<α角<7゜、 5゜<β角<9゜、 10゜<γ角<16゜、 14゜<δ角<22゜ なる条件を満たす透光性拡散シートであることを特徴と
する。
ーンにおいて、請求項1記載のフレネルレンズシート光
学物品と、請求項2記載のレンチキュラーレンズフィル
ム光学物品と、請求項3記載の透光性拡散シート光学物
品からなり、前記フレネルレンズシートと、前記レンチ
キュラーレンズフィルムの平坦面に前記透光性拡散シー
トを積層した該レンチキュラーレンズシートとを、フレ
ネルレンズとレンチキュラーレンズとを重ね合わせるよ
うに組み合わせ、かつ透光性拡散シートが観察面となる
ように配設した背面透過型スクリーンであって、該スク
リーンの光学特性として全光線透過率T”が、 50%<T”<85% なる条件を満たし、及び垂直方向における最大輝度の1
/2(α角)、1/3(β角)、1/10(γ角)、1
/20(δ角)になる角度(光線曲げ角度)が、 5゜<α角<14゜ 8゜<β角<16゜ 15゜<γ角<22゜ 18゜<δ角<28゜ なる条件を満たすことを特徴とする。
に記載の光学部品又は背面透過型スクリーンにおいて、
前記透光性拡散シートが、粒径3〜25μのガラスビー
ズを必須主成分とする拡散剤を含有することを特徴とす
る。
載の背面透過型スクリーンにおいて、前記透光性拡散シ
ートの観察側の最外面に、少なくとも帯電防止、擦傷防
止、反射防止機能から選ばれる少なくとも1種以上の機
能を有する層が形成されていることを特徴とする。
光学特性として、平行光線透過率Tが低く、曇り度Hが
高く、α・β・γ・δ角が広い場合は、レンチキュラー
レンズシートのストライプ状の遮光層での光線が遮られ
ことによる光量損失が増加し、画面の明るさが低下す
る。逆に、平行光線透過率Tが高く、曇り度Hが低く、
α・β・γ・δ角が狭い場合は、ストライプ状の遮光層
での光線が遮られことによる光量損失は減少するが、垂
直方向の視野角を充分にかせぐことができない。一方、
レンチキュラーレンズシートの平行光線透過率Tが高
く、曇り度Hが低く、α・β・γ・δ角が狭い場合は、
垂直方向の視野角を充分にかせぐことができず、また、
シースルー現象が発生する。逆に、平行光線透過率Tが
低く、曇り度Hが高く、α・β・γ・δ角が広い場合
は、視野角をかせぐことはできるが、光線のロスが増加
し、画面の明るさが低下すると共に画像の解像度が劣化
してしまう。本発明のフレネルレンズシート光学物品と
レンチキュラーレンズフィルム光学物品を組み合わせた
場合、前記フレネルレンズシート及び透光性拡散シート
光学物品の平行光線透過率、曇り度及び拡散特性等の光
学特性が所定の範囲を満たすように選ぶことにより、レ
ンチキュラーレンズフィルムに形成されたストライプ状
遮光層での投射光線が遮られことによる光量損失が少な
くなると同時に垂直視野角が広く、画像の明るさや解像
度が向上し、シンチレーション現象やシースルー現象の
発生を低減した液晶プロジェクター用背面透過型スクリ
ーンとして好適に用いられる。
参照して詳細に説明する。図1は、従来の背面透過型ス
クリーンの一例を示した斜視図である。フレネルレンズ
シート10及びレンチキュラーレンズシート20の光学
物品からなり、通常垂直視野角を広げるための拡散剤4
2やコントラストを改良するための着色剤43等を前記
何れかの光学物品に設ける。本例の場合は、フレネルレ
ンズシート10の透明樹脂基材41に上記拡散剤42及
び着色剤43を混入してある。一方、レンチキュラーレ
ンズシート20の観察面側の平坦面に、スクリーンのコ
ントラストを向上する目的で外光を吸収するストライプ
状の遮光層23が形成されている。
学物品の構成の一例を示す断面図である。透明樹脂基材
41に拡散剤42を混入分散させた透光性拡散シート4
0の片面に放射線硬化型樹脂の硬化物からなるフレネル
レンズ部30を形成したフレネルレンズシート光学物品
10である。本発明で使用される基材41としては、ポ
リエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹
脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル
樹脂または上記の樹脂の共重合体からなるシート等の透
明樹脂を挙げることができる。特に、限定されるもので
はないが、アクリル樹脂、MS樹脂(メチルメタクリレ
ートとスチレンとを共重合させた樹脂)、ポリカーボネ
ート樹脂が光学的に透明性が高い点から好ましい。
ては、ガラスビーズを必須主成分とし、適宜必要に応じ
て、珪素、アルミニウム、カルシウム等の酸化物を含む
無機質粉末あるいは樹脂を架橋させたポリマービーズ等
の通常使用される拡散剤を少量添加しても良い。これら
の拡散剤を前記透明樹脂基材に混入、練り込み、透光性
拡散シートとする。拡散剤の添加量は、5乃至30重量
%の範囲が望ましい。
を形成するに放射線硬化型樹脂は、ウレタン(メタ)ア
クリレートおよび/またはエポキン(メタ)アクリレー
トオリゴマー、反応希釈剤、光重合開始剤、増感剤の成
分を含む組成物である。
としては、例えば、エチレングリコール、1、4ブタン
ジオール、ネオペンチルグルコール、ポリカプロラクト
ンポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネ
ートジオール、ポリテトラメチレングリコール等のポリ
オール類とヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシ
レンイソシアネート等の有機ポリイソシアネート類とを
反応させて得ることができる。しかし、特に限定される
ものではない。
としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型プロピレンオキ
サイド付加物の末端グリシジルエーテル、フルオレンエ
ポキシ樹脂等のエポキシ樹脂類と(メタ)アクリル酸と
を反応させて得ることができる。しかし、特にこれらに
限定されるものではない。
ルレンズと逆形状の金型を別途作製し、紫外線硬化型樹
脂を金型上に塗布し、透光性拡散シート40を塗布面に
積層・加圧した後、透光性拡散シートを介して紫外線を
照射し、硬化させることで、該シート上に前記樹脂の硬
化物からなるフレネルレンズ部30を有するフレネルレ
ンズシート光学部品10が得られる。
されるものではないが、ナイフコート、ダイコート、カ
ーテンコートなどの塗布方法が望ましい。また、その塗
布厚は形成するフレネルレンズ部の形状によっても異な
るが、0.1mm〜0.2mmが適当である。なお、塗布厚
は、樹脂の粘度や塗布速度によって調整することができ
る。
射線硬化型樹脂の硬化物からなるフレネルレンズ形状部
を形成したフレネルレンズシート光学物品の光学特性と
して、曇り度Hが、30%<H<60%なる条件を満た
し、及び平行光線透過率PTが、30%<PT<65%
なる条件を満たし、かつ垂直方向における最大輝度の1
/2(α角)、1/3(β角)、1/10(γ角)、1
/20(δ角)になる角度が、0.7゜<α角<2.0
゜、0.7゜<β角<2.0゜、1.0゜<γ角<6.
0゜、2.0゜<δ角<6.0゜なる件を満たすことを
特徴とする。
基材と拡散剤の屈折率差、拡散剤の粒径及びその分布、
さらに拡散剤の添加量等を制御することによって実現で
きる。
高いものを使用した場合は、レンチキュラーレンズフィ
ルムに設けられたストライプ状の遮光層で投射光線が遮
られることによる光量損失が多くなり、また平行光線透
過率Tが30%以下と低く、曇り度Hが60%以上と高
く、かつα・β・γ・δ角が上記で特定した範囲外での
広い場合は、投射光線が遮られることによる光量損失が
増加し画面の明るさが低下する。逆に、平行光線透過率
Tが60%以上と高く、曇り度H30%以下と低く、か
つα・β・γ・δ角が上記で特定した範囲外の狭い場合
は、投射光線が遮られることによる光量損失は減少する
が、垂直方向の視野角を充分にかせぐことができない。
線硬化型樹脂の硬化物からなピッチPのレンズ部の凸部
頂点から前記レンズ部の反対側の平坦面までの厚さをD
となるようにレンチキュラーレンズ部21を形成した反
対側の平坦面に厚さD′、幅P′のストライプ状の遮光
層23を設けた本発明のレンチキュラーレンズフィルム
光学物品20である。図に示すように、透明樹脂フィル
ム面に接するストライプ状の遮光層の端部とレンズ部の
凸部頂点を通るレンズ中心線とのなす角度をθ、透明樹
脂フィルム面に接しないストライプ状の遮光層の端部と
レンズ部の凸部頂点を通るレンズ中心線とのなす角度を
θ′と表わす。
学物品において、レンチキュラーレンズピッチPが、
0.05mm<P<0.3mmなる条件を満たし、及びレン
ズ部の凸部頂点からレンズ部の反対側の平坦面まで厚さ
Dが、0.05mm<D<0.3mmなる条件を満たし、さ
らにストライプ状の遮光層の厚さをD′が、D′<10
μmなる条件を満たし、かつ開口率を下記のようにあら
わした場合、90%以上の開口率を有するレンチキュラ
ーレンズフィルムであることを特徴とする。 開口率(%)=(θ′/θ)*100 (但し、θ=tan-1{(P−P′)/2D}、θ′=
tan-1{(P−P′)/2(D+D′)})
て、そのピッチPが0.3mm以上と大きい場合は、液
晶プロジェクターとの画素モアレが発生し易く画像の劣
化を招く。また、遮光層の厚さD′が10μ以上と厚い
場合は、レンチキュラーレンズからの光線がケラレてし
まい、水平方向の視野角を充分にかせぐことが困難とな
る。
部を形成する透明樹脂フィルム22としては、紫外線透
過性を有する透明な樹脂フィルムが好ましく、レンズ部
が形成される面に易接着処理されていることが望まし
い。材質としては、ポリエステル、ポリカーボネート、
ポリ塩化ビニル等が挙げられる。フィルムの透明性や強
度、可撓性の点から、50μ〜250μ厚のポリエステ
ルフィルムや0.1mm〜0.7mm厚のポリカーボネート
フィルムが好適である。
部を形成する紫外線硬化型樹脂は、既に上述したフレネ
ルレンズ部を形成するのに使用したと同様の紫外線硬化
型樹脂を使用できる。紫外線硬化型樹脂の塗布は、特に
限定されるものではないが、ナイフコート、ダイコー
ト、カーテンコートなどの塗布方法が望ましい。また、
その塗布厚は形成するレンチキュラーレンズの形状によ
っても異なるが、0.05mm〜0.1mmが適当である。
なお、塗布厚は、樹脂の粘度や塗布速度によって調整す
ることができる。
を形成する方法につて詳細に説明する。上記のようにし
て得たレンチキュラーレンズフィルムの平坦面に、粘着
性を有し、紫外線の照射によってその粘着性が消失する
特性を持つ紫外線硬化型樹脂フィルムをラミネートす
る。次に、レンチキュラーレンズフィルムを介して紫外
線を照射し、レンズ作用によって集光して硬化した部分
以外の紫外線硬化樹脂フィルムの未硬化部分に前記フィ
ルムの粘着性を利用して、黒色の粉末トナーまたは黒色
の着色層を有する転写シートを着色層側で重ね合わせ、
未硬化部分の前記樹脂の粘着性を利用して、前記黒色粉
末トナーまたは前記黒色着色層を未硬化部分のみに付着
させ、ストライプ状の黒色の遮光層を形成する。
料、カーボン、金属塩、あるいは黒色に着色したアクリ
ル樹脂、有機シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、尿素
樹脂、ホルムアルデヒド縮合物等が挙げられるが、特に
限定されるものではない。必要に応じて、2種類以上の
黒色粉末トナーを組み合わせて使用してもよい。黒色着
色層を有する転写シートは、転写シートの材質、構成等
に特に限定されるものではなく汎用の転写シートが使用
可能である。形成される遮光層は、実際のレンチキュラ
ーシートへの紫外線線の照射による非集光部に対してで
あり、真に遮光層の形成が必要な箇所、すなわち映像光
の通過しない領域に、確実な位置精度で形成できる。ま
た、上記の露光プロセスによれば、露光量に応じて粘着
部の幅を制御することによって、遮光層の幅をコントロ
ールできる。
品の例を示した断面図である。透明樹脂基材51に少な
くとも拡散剤52を含有した透光性拡散シート50であ
る。必要に応じて適宜着色剤53を混合したり、あるい
は着色剤53を含有するシートと拡散剤52を含有する
シートとを積層した2層からなる透光性拡散シートであ
っても良い。
剤52のみを混入した透光性拡散シート50である。
(b)は、透明樹脂基材51に拡散剤52と着色剤53
を混入した透光性拡散シート50である。(c)は、透
明樹脂基材51に拡散剤52のみを混入したシートと透
明樹脂基材51に着色剤53のみを混入したシートとを
積層してなる透光性拡散シート50である。
性として、曇り度H’が、75%<H’<85%なる条
件を満たし、及び平行光線透過率PT’が、11%<P
T’<25%なる条件を満たし、かつ最大輝度の1/2
(α角)、1/3(β角)、1/10(γ角)、1/2
0(δ角)になる角度が、3゜<α角<7゜、5゜<β
角<9゜、10゜<γ角<16゜、14゜<δ角<22
゜なる条件を満たすことを特徴とする。
差、拡散剤の粒径及びその分布、さらに拡散剤の添加量
等を制御することによって実現できる。
型スクリーンに用いるには、平行光線透過率Tが25%
以上と高く、曇り度Hが75%以下と低く、上記の特定
した限定範囲外でα・β・γ・δ角が狭い場合は、垂直
方向の視野角を充分にかせぐことができず、また、液晶
プロジェクターの光源が透けて見えるシースルー現象が
発生する。逆に、平行光線透過率Tが11%以下と低
く、曇り度Hが85%以上と高く、上記の特定した限定
範囲外でα・β・γ・δ角が広い場合は、視野角をかせ
ぐことはできるが、光線のロスが増加し、画面の明るさ
が低下すると共に画像の解像度が劣化してしまう。
ては、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレ
フィン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩
化ビニル樹脂または上記の樹脂の共重合体からなるシー
ト等の透明樹脂を挙げることができる。特に、限定され
るものではないが、アクリル樹脂、MS樹脂(メチルメ
タクリレートとスチレンとを共重合させた樹脂)、ポリ
カーボネート樹脂が光学的に透明性が高い点から好まし
い。
ては、ガラスビーズを必須主成分とし、適宜必要に応じ
て、珪素、アルミニウム、カルシウム等の酸化物を含む
無機質粉末あるいは樹脂を架橋させたポリマービーズ等
の通常使用される拡散剤を少量添加しても良い。これら
の拡散剤を前記透明樹脂基材に混入、練り込み、透光性
拡散シートとする。拡散剤の添加量は、5乃至30重量
%の範囲が望ましい。
クトルが可視波長領域においてほぼ一様な黒色の可視光
線吸収材料、または選択波長特性を有する可視光線吸収
材料のうち何れか一方を含有させることにより、可視光
線波長領域における光吸収量を増加させ、外光コントラ
ストを向上させることができる。可視光線を吸収できる
着色剤として色素、顔料、カーボン、金属塩、金属酸化
物等を挙げることができる。
学物品10と、レンチキュラーレンズフィルム光学物品
20と透光性拡散シート光学物品50とからなる背面透
過型スクリーンの断面図である。前記フレネルレンズと
前記レンチキュラーレンズフィルムのレンズ部の反対側
の平坦面に前記透光性拡散シートを積層したレンチキュ
ラーレンズシートのレンチキュラーレンズとフレネルレ
ンズとが重ね合わせるように組み合わせ、透光性拡散シ
ートが観察面の最外面となるように配設した本発明の背
面透過型スクリーンの構成の一例を示した断面図であ
る。また、必要に応じて、適宜レンチキュラーレンズフ
ィルム光学物品20のレンチキュラーレンズ部に、可視
光線を吸収できる材料としての着色剤として色素、顔
料、カーボン、金属塩、金属酸化物等着色剤を少量添加
することもできる。
物品と、レンチキュラーレンズフィルム光学物品と透光
性拡散シート光学物品とからなる背面透過型スクリーン
の光学特性として、全光線透過率T”が、50%<T”
<85%なる条件を満たし、及び垂直方向における最大
輝度の1/2(α角)、1/3(β角)、1/10(γ
角)、1/20(δ角)になる角度(光線曲げ角度)
が、5゜<α角<14゜、8゜<β角<16゜、15゜
<γ角<22゜、18゜<δ角<28゜なる条件を満た
すことを特徴とする。
は、本発明のフレネルレンズシート光学物品とレンチキ
ュラーレンズフィルム光学物品と透光性拡散シート光学
物品の光学特性が上記した所定の範囲を満たした場合、
前記光学物品の組み合わせによって必然的に得られるも
のである。
性拡散シート30とを積層する粘着層としては、アクリ
ル系、エチレンビニルアセテート系などの粘着剤が使用
されるが、その材質や構成等に特に限定されるものでは
なく汎用の粘着剤が使用可能である。また、粘着剤の代
わりに紫外線硬化型接着剤を使用することも可能であ
る。
に、少なくとも擦傷防止、帯電防止、反射防止機能から
選ばれる少なくとも1種以上の機能を有する層が形成さ
れていることを特徴とする。
よるハードコート層は、紫外線硬化型塗料から形成す
る。紫外線硬化型塗料は、一般的には皮膜形成成分とし
てその構造の中にラジカル重合性の二重結合又はエポキ
シ基を有するポリマー、オリゴマー、モノマー等を主成
分とするものであり、その他光重合開始剤や増感剤を含
有する。本発明に好ましいものは、皮膜形成成分がアク
リレート系の官能基を有する多官能(メタ)アクリレー
ト系の紫外線硬化型塗料を使用することによって、表面
硬度、透明性、耐摩擦性、耐擦傷性等に優れたハードコ
ート層を形成することができる。
防止剤を塗布する。一例として粒径0.5μm以下の酸
化錫(SnO2)を用い、表面抵抗値が1010Ω以下と
なるような帯電防止層を設ける。帯電防止層の表面抵抗
値が1010Ω以下であれば、特に金属酸化物微粉末を限
定するものではない。特に、帯電防止剤の種類、添加量
等は限定されるものではない。
率よりも低屈折率の材料、透明なフッ素系樹脂またはフ
ッ素系無機化合物からなる薄膜を塗布又は蒸着等により
保護樹脂板に形成することができる。本発明では、特に
低屈折材料、形成方法は限定されるものではない。これ
によって、外光コントラストの改善及び写り込みのない
映像が得られる。
する。
ンチキュラーレンズフィルムに用いる透光性拡散シート
として、それぞれ、厚み2mmのMS樹脂を用いた。各
々の透光性拡散シートの拡散特性としては、以下のよう
である。 [フレネルレンズシート用透光性拡散シート] 平行光線透過率PT=59% 曇り度H=33% α角=0.8度 β角=0.9度 γ角=1.4度 δ角=2.3度 [レンチキュラーレンズフィルム用透光性拡散シート] 平行光線透過率PT’=17% 曇り度H’=80% α角=4.5度 β角=6.6度 γ角=12.5度 δ角=16度
材フィルムは、厚み250μmのポリエステル樹脂フィ
ルム上にレンチキュラーレンズ形状が施され、その反対
面にブラックストライプがついたものを用い、これらを
積層することで背面透過型スクリーンとした。
ンチキュラーレンズフィルムに用いる透光性拡散シート
として、それぞれ、厚み2mmのMS樹脂を用いた。各
々の透光性拡散シートの拡散特性としては、以下のよう
である。 「フレネルレンズシート用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT=50% 曇り度H=44% α角=0.8度 β角=0.9度 γ角=1.7度 δ角=2.8度 「レンチキュラーレンズフィルム用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT’=17% 曇り度H’=80% α角=4.5度 β角=6.6度 γ角=12.5度 δ角=16度
材フィルムは、厚み250μmのポリエステル樹脂フィ
ルム上にレンチキュラーレンズ形状が施され、その反対
面にブラックストライプがついたものを用い、これらを
積層することで背面透過型スクリーンとした。
ンチキュラーレンズフィルムに用いる透光性拡散シート
として、それぞれ、厚み2mmのMS樹脂を用いた。各
々の透光性拡散シートの拡散特性としては、以下のよう
である。 「フレネルレンズシート用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT=39% 曇り度H=56% α角=0.9度 β角=1.0度 γ角=2.8度 δ角=4.2度 「レンチキュラーレンズフィルム用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT’=17% 曇り度H’=80% α角=4.5度 β角=6.6度 γ角=12.5度 δ角=16度
材フィルムは、厚み250μmのポリエステル樹脂フィ
ルム上にレンチキュラーレンズ形状が施され、その反対
面にブラックストライプがついたものを用い、これらを
積層することで背面透過型スクリーンとした。
ンチキュラーレンズフィルムに用いる透光性拡散シート
として、それぞれ、厚み2mmのMS樹脂を用いた。各
々の透光性拡散シートの拡散特性としては、以下のよう
である。 「フレネルレンズシート用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT=64% 曇り度H=28% α角=0.3度 β角=0.4度 γ角=0.4度 δ角=0.4度 「レンチキュラーレンズフィルム用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT’=17% 曇り度H’=80% α角=4.5度 β角=6.6度 γ角=12.5度 δ角=16度
材フィルムは、厚み250μmのポリエステル樹脂フィ
ルム上にレンチキュラーレンズ形状が施され、その反対
面にブラックストライプがついたものを用い、これらを
積層することで背面透過型スクリーンとした。
ンチキュラーレンズフィルムに用いる透光性拡散シート
として、それぞれ、厚み2mmのMS樹脂を用いた。各
々の透光性拡散シートの拡散特性としては、以下のよう
である。 「フレネルレンズシート用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT=38% 曇り度H=50% α角=0.3度 β角=0.4度 γ角=0.4度 δ角=0.4度 「レンチキュラーレンズフィルム用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT’=17% 曇り度H’=80% α角=4.5度 β角=6.6度 γ角=12.5度 δ角=16度
材フィルムは、厚み250μmのポリエステル樹脂フィ
ルム上にレンチキュラーレンズ形状が施され、その反対
面にブラックストライプがついたものを用い、これらを
積層することで背面透過型スクリーンとした。
ンチキュラーレンズフィルムに用いる透光性拡散シート
として、それぞれ、厚み2mmのMS樹脂を用いた。各
々の透光性拡散シートの拡散特性としては、以下のよう
である。 「フレネルレンズシート用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT=24% 曇り度H=73% α角=0.3度 β角=0.4度 γ角=0.8度 δ角=2.0度 「レンチキュラーレンズフィルム用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT’=17% 曇り度H’=80% α角=4.5度 β角=6.6度 γ角=12.5度 δ角=16度
材フィルムは、厚み250μmのポリエステル樹脂フィ
ルム上にレンチキュラーレンズ形状が施され、その反対
面にブラックストライプがついたものを用い、これらを
積層することで背面透過型スクリーンとした。
ンチキュラーレンズフィルムに用いる透光性拡散シート
として、それぞれ、厚み2mmのMS樹脂を用いた。各
々の透光性拡散シートの拡散特性としては、以下のよう
である。 「フレネルレンズシート用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT=64% 曇り度H=28% α角=0.3度 β角=0.4度 γ角=0.4度 δ角=0.4度 「レンチキュラーレンズフィルム用透光性拡散シート」 平行光線透過率PT’=23% 曇り度H’=73% α角=2.5度 β角=4.5度 γ角=10度 δ角=13.5度
材フィルムは、厚み250μmのポリエステル樹脂フィ
ルム上にレンチキュラーレンズ形状が施され、その反対
面にブラックストライプがついたものを用い、これらを
積層することで背面透過型スクリーンとした。
フレネルレンズシート光学物品と、レンチキュラーレン
ズフィルム光学物品と、透光性拡散シート光学物品とを
組み合わせてなる背面透過型スクリーンの光学特性の性
能評価に関しては、次の方法で行った。
ンテレビ(画面中央部の照度:160LUX)に背面透
過型スクリーンをセットし、2m離れた位置での輝度
(cd/m2)を測定した。測定には、トプコン製BM
−7を使用し、2度視野にておこなった。
クションテレビ(画面中央部の照度:160LUX)に
背面透過型スクリーンをセットし、1m離れた位置での
シースルー現象(光源が透ける現象)の有無で判定。 ○ → シースルー無し × → シースルー有り
ロジェクションテレビ(画面中央部の照度:160LU
X)に背面透過型スクリーンをセットし、1m離れた位
置でのシンチレーション現象(画面がぎらつく現象)の
有無で判定。 ○ → シンチレーションが目立たない × → シンチレーションが目立つ
体、フレネルレンズシート光学物品、及び光学物品を組
み合わせてなる背面透過型スクリーンをゴニオフォトメ
ータ(村上色彩技術研究所製)にセットし、法線方向の
輝度の1/2、1/3、1/10、1/20になる角度
を測定し、それぞれα角、β角、γ角、δ角とした。
(NDH2000:日本電色製)をもちいて、JIS
K7361(補償法)に従って測定した。
示す。
を構成する光学物品のうちレンチキュラーレンズフィル
ム光学物品に設けられたストライプ状の遮光層で光線が
遮られることによる光量損失が少なく、画面が明るく、
シンチレーション現象やシースルー現象が発生しないフ
レネルレンズシート光学物品とレンチキュラーレンズフ
ィルム光学物品と透光性拡散シート光学物品を組み合わ
せてなる背面透過型スクリーンを提供することができ
る。
図。
を示す断面図。
を説明する断面図。
す断面図。(a)は、透明樹脂基材に拡散剤のみを混入
した透光性拡散シートである。(b)は、透明樹脂基材
に拡散剤と着色剤を混入した透光性拡散シートである。
(c)は、透明樹脂基材に拡散剤のみを混入したシート
と透明樹脂基材に着色剤のみを混入したシートとを積層
してなる透光性拡散シートである。
面図。
坦面までの厚さ D′…ストライプ状遮光層の厚さ P…シリンドリカルレンズのピッチ P′…ストライプ状遮光層の幅 θ…透明樹脂フィルム面に接するストライプ状の遮光層
の端部とレンズ部の凸部頂点を通るレンズ中心線とのな
す角度 θ′…透明樹脂フィルム面に接しないストライプ状の遮
光層の端部とレンズ部の凸部頂点を通るレンズ中心線と
のなす角度
Claims (6)
- 【請求項1】透明樹脂基材に拡散剤を含有する透光性拡
散シート上に、放射線硬化型樹脂の硬化物からなるフレ
ネルレンズ形状部を形成したフレネルレンズシートであ
って、前記フレネルレンズシートの光学特性として、曇
り度Hが、 30%<H<60% なる条件を満たし、及び平行光線透過率PTが、 30%<PT<65% なる条件を満たし、かつ垂直方向における最大輝度の1
/2(α角)、1/3(β角)、1/10(γ角)、1
/20(δ角)になる角度が、 0.7゜<α角<2.0゜、 0.7゜<β角<2.0゜、 1.0゜<γ角<6.0゜、 2.0゜<δ角<6.0゜ なる条件を満たすフレネルレンズシートであることを特
徴とする光学物品。 - 【請求項2】透明樹脂フィルム上に放射線硬化型樹脂の
硬化物からなる凸状のシリンドリカルレンズが並設して
なるレンチキュラーレンズ形状部を形成し、レンズ面の
反対側の平坦面に光集光部に相当する以外の非集光部の
領域にストライプ状の遮光層を設けたレンチキュラーレ
ンズフィルムであって、凸状のシリンドリカルレンズの
ピッチをP、レンズ部の凸部頂点から前記レンズ部の反
対側の平坦面までの厚さをD、各凸状のシリンドリカル
レンズの非集光部に相当する位置の前記平坦面に設けた
ストライプ状の遮光層の幅をP′、厚さをD′とした場
合、ピッチPが、 0.05mm<P<0.3mm なる条件を満たし、及びレンズ部の凸部頂点からレンズ
部の反対側の平坦面まで厚さDが、 0.05mm<D<0.3mm なる条件を満たし、さらにストライプ状の遮光層の厚さ
D’が、 D′<10μm なる条件を満たし、かつ開口率を下記のようにあらわし
た場合、90%以上の開口率を有するレンチキュラーレ
ンズフィルムであることを特徴とする光学物品。 開口率(%)=(θ′/θ)*100 (但し、θ=tan-1{(P−P′)/2D}、θ′=
tan-1{(P−P′)/2(D+D′)}、ここで透
明樹脂フィルム面に接するストライプ状の遮光層の端部
とレンズ部の凸部頂点を通るレンズ中心線とのなす角度
をθ、透明樹脂フィルム面に接しないストライプ状の遮
光層の端部とレンズ部の凸部頂点を通るレンズ中心線と
のなす角度をθ′と表わす。) - 【請求項3】透明樹脂基材に少なくとも拡散剤を含有す
る透光性拡散シートであって、その光学特性として、曇
り度H’が、 75%<H’<85% なる条件を満たし、及び平行光線透過率PT’が、 11%<PT’<25% なる条件を満たし、かつ、最大輝度の1/2(α角)、
1/3(β角)、1/10(γ角)、1/20(δ角)
になる角度が、 3゜<α角<7゜、 5゜<β角<9゜、 10゜<γ角<16゜、 14゜<δ角<22゜ なる条件を満たす透光性拡散シートであることを特徴と
する光学物品。 - 【請求項4】請求項1記載のフレネルレンズシート光学
物品と、請求項2記載のレンチキュラーレンズフィルム
学物品と、請求項3記載の透光性拡散シート光学物品か
らなり、前記フレネルレンズシートと、前記レンチキュ
ラーレンズフィルムの平坦面に前記透光性拡散シートを
積層した該レンチキュラーレンズシートとを、フレネル
レンズとレンチキュラーレンズとを重ね合わせるように
組み合わせ、かつ透光性拡散シートが観察面となるよう
に配設した背面透過型スクリーンであって、該スクリー
ンの光学特性として全光線透過率T”が、 50%<T”<85% なる条件を満たし、及び垂直方向における最大輝度の1
/2(α角)、1/3(β角)、1/10(γ角)、1
/20(δ角)になる角度(光線曲げ角度)が、 5゜<α角<14゜ 8゜<β角<16゜ 15゜<γ角<22゜ 18゜<δ角<28゜ なる条件を満たすことを特徴とする背面透過型スクリー
ン。 - 【請求項5】前記透光性拡散シートが、粒径3〜25μ
のガラスビーズを必須主成分とする拡散剤を含有するこ
とを特徴とする請求項1、3、4に記載の光学部品又は
背面透過型スクリーン。 - 【請求項6】前記透光性拡散シートの観察側の最外面
に、少なくとも帯電防止、擦傷防止、反射防止機能から
選ばれる少なくとも1種以上の機能を有する層が形成さ
れていることを特徴とする請求項3、5に記載の背面透
過型スクリーン。
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JP08149299A Expired - Fee Related JP3570282B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 光学物品及び該光学物品を用いた背面透過型スクリーン |
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-
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- 1999-03-25 JP JP08149299A patent/JP3570282B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9946147B2 (en) | 2014-10-27 | 2018-04-17 | Asahi Glass Company, Limited | Transmission-type transparent screen, image display system and image display method |
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