JP2005338439A - 光拡散性シート、その光拡散性シートを具備するレンズアレイシートおよび透過型スクリーン - Google Patents

光拡散性シート、その光拡散性シートを具備するレンズアレイシートおよび透過型スクリーン Download PDF

Info

Publication number
JP2005338439A
JP2005338439A JP2004157253A JP2004157253A JP2005338439A JP 2005338439 A JP2005338439 A JP 2005338439A JP 2004157253 A JP2004157253 A JP 2004157253A JP 2004157253 A JP2004157253 A JP 2004157253A JP 2005338439 A JP2005338439 A JP 2005338439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
resin
light
light diffusing
photodiffusive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004157253A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Kagotani
彰人 籠谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2004157253A priority Critical patent/JP2005338439A/ja
Publication of JP2005338439A publication Critical patent/JP2005338439A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、透過型液晶プロジェクションテレビで、液晶プロジェクターからの投影光を結像(および、光拡散させて透過)させて機能する、シンチレーションが実質上発生せず、高輝度、高解像度、高品位な映像を得ることの可能な光拡散性シート、その光拡散性シートを備えたレンズアレイシートおよび透過型スクリーンを提供することを目的とする。
【解決手段】第1の樹脂で被覆された光拡散性微粒子を、第2の樹脂に分散してなる光拡散性シートであって、前記光拡散性微粒子と、第1の樹脂と、第2の樹脂とのそれぞれの屈折率が互いに異なることを特徴とする光拡散性シート、その光拡散性シートを備えたレンズアレイシートおよび透過型スクリーンである。
である。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレネルレンズシートとレンズアレイシートの組み合わせから構成される透過型スクリーンに用いられる光拡散性シートに関し、特に、透過型液晶プロジェクションテレビで、液晶プロジェクターからの投影光を結像(および、光拡散させて透過)させて機能する、シンチレーションが実質上発生せず、高輝度、高解像度、高品位な映像を得ることの可能な光拡散性シート、その光拡散性シートを備えたレンズアレイシートおよび透過型スクリーンに関するものである。
光拡散性微粒子を含有した光拡散層を有する透過型又は・反射型の光拡散性スクリーンは、CRT等の光源光を光拡散性微粒子で拡散光に変えることで、結像面の空中像を広範囲の角度で可視化する。従って、スクリーンの出射光(拡散光)の輝度は完全に均一でなく、光拡散性微粒子による微少なむらを有する。
従来、CRTを光源とする透過型又は反射型テレビは、一般に光源としてR(赤)、G(緑)、B(青)の3つの投射管を用いており、更に、その光源サイズは5インチ以上と大きく(投射レンズの瞳径:大)、そのため、プロジェクションスクリーン中に混入されている光拡散性微粒子で光源光が拡散しても、出射光の微小な輝度むら(以下、シンチレーションという)の現象は生じにくく、特にスクリーンでの検討を必要としなかった。
しかし、LCD(液晶ディスプレイ)、DMD(Digital Micromirror Device)等の透過型又は反射型テレビは、メタルハライドランプ等の単管の光源を用いており、またその光源が1〜3インチ程度とCRT光源よりも小さく(投射レンズ瞳径:小)、そのためスクリーン中に混入されている光拡散性微粒子で光源光が拡散しても、出射光の輝度むらが緩和されにくく、シンチレーションが発生しやすい。
このため、従来この現象を弱くするために、(1)様々な光拡散性微粒子を大量にスクリーン中に混入させたり、(2)光拡散性微粒子の混入している層(光拡散層)を2層に局在化させたりして、擬似的に瞳径を大きくする事により輝度むら(シンチレーション)を抑える方法がとられていた。
しかし、前記(1)による方法は、様々な屈折率、粒子径等の光拡散性微粒子を大量にスクリーンに混入する結果、スクリーン輝度の低下をまねくという問題点を有する。又、前記(2)による方法は、間隔のあいた2層の光拡散層で光源光が拡散する結果、スクリーンの解像度の低下をまねくという問題点を有する。
本発明は、透過型液晶プロジェクションテレビで、液晶プロジェクターからの投影光を結像(および、光拡散させて透過)させて機能する、シンチレーションが実質上発生せず、高輝度、高解像度、高品位な映像を得ることの可能な光拡散性シート、その光拡散性シートを備えたレンズアレイシートおよび透過型スクリーンを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、
請求項1に係る発明は、第1の樹脂で被覆された光拡散性微粒子を、第2の樹脂に分散
してなる光拡散性シートであって、
前記光拡散性微粒子と、第1の樹脂と、第2の樹脂とのそれぞれの屈折率が互いに異なることを特徴とする光拡散性シートである。
請求項2に係る発明は、前記光拡散性微粒子と、第1の樹脂と、第2の樹脂とのそれぞれの屈折率差nが、0<n≦0.1の範囲を満たすことを特徴とする光拡散性シートである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の光拡散性シートに、樹脂で被覆されていない光拡散性微粒子を樹脂に分散してなる光拡散性シートを積層してなることを特徴とする光拡散性シートである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光拡散性シートを具備することを特徴とするレンズアレイシートである。
請求項5に係る発明は、請求項4記載のレンズアレイシートと、少なくともフレネルレンズシートとからなる透過型スクリーンである。
請求項6に係る発明は、請求項5記載のフレネルレンズシートが、透光性基材の片面にフレネルレンズ層を有し、そのレンズ層が紫外線硬化樹脂からなることを特徴とする透過型スクリーンである。
液晶プロジェクターのように向きのそろった明るい光源を投写源とする場合においても、シンチレーションが実質上発生せず、高輝度、高解像度、高品位な映像を得ることが可能な透過型スクリーン等に用いる光拡散性シート、その光拡散性シートを備えたレンズアレイシートおよび透過型スクリーンを提供することができる。特に、第1の樹脂で被覆された光拡散性微粒子を、第2の樹脂に分散してなる光拡散性シートの光拡散性微粒子と、第1の樹脂と、第2の樹脂とのそれぞれの屈折率が互いに異なり、上記光拡散性微粒子と、第1の樹脂と、第2の樹脂とのそれぞれの屈折率差nが、0<n≦0.1の範囲を満たすように構成することで、光拡散性シートに混入する光拡散性微粒子の量を減らすことができ、光拡散性シートを極力薄く構成することができると共に、ホットバーやシンチレーションを回避し、画面の明るさを均一にして垂直方向の視野角度を拡大するために十分な、ヘイズ値で60〜80%の範囲の拡散透過率を維持することが可能である。
以下、本発明の好ましい一実施例としての実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の光拡散性シートの一例を示す断面図である。図2は、本発明の光拡散性シートの他の例を示す断面図である。図3は、本発明の光拡散性シートを備えたレンズアレイシートの一例としてのレンチキュラーレンズシートの垂直断面図である。図4は、本発明の光拡散性シートを備えたレンズアレイシートの一例としてのレンチキュラーレンズシートとフレネルレンズシートとを組み合わせてなる透過型スクリーンである。
図1(a)に示すように、本発明の一実施例としての光拡散性シート10は、第1の樹脂12で被覆された光拡散性微粒子11を、第2の樹脂14に分散してなる光拡散性シートであって、前記光拡散性微粒子11と、第1の樹脂12と、第2の樹脂14とのそれぞれの屈折率が互いに異なることを特徴とする光拡散性シートである。図1(b)に、第1の樹脂で被覆された光拡散性微粒子を拡大して模式的に示すように、樹脂で被覆された光拡散性微粒子13は、光拡散性微粒子11の表面が第1の樹脂12で被覆されている。樹脂で被覆された光拡散性微粒子13である。そして、前記光拡散性微粒子粒子11と、第
1の樹脂12と、第2の樹脂14とのそれぞれの屈折率差nが、0<n≦0.1の範囲を満たすことが好ましい。
また、図2に示すように、本発明の光拡散性シート10に、樹脂で被覆されていない光拡散性微粒子21を樹脂22に分散してなる光拡散性シートを、例えば、透光性接着剤または粘着剤を用いて積層することもできる。
光拡散性微粒子11としては、従来より使用されている公知のものを使用することができ、特に限定されず、例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂微粒子、シリコーン系樹脂、尿素樹脂、ホルムアルデヒド縮合物などからなる有機系微粒子やガラスビーズ、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウムなどからなる無機系微粒子を用いることができる。これら微粒子としては、平均粒径が1〜30μmのものを用いる。また、これら光光拡散性微粒子の形状は球状のものでも不定形状のものでもよく、あるいは、球状と不定形状を併用してもよい。光光拡散性微粒子の混入量は、透過型スクリーンに要求されるスクリーンゲイン等によって、適宜設定することができる。
光拡散性微粒子表面を被覆する第1の樹脂12および第1の樹脂で被覆された光拡散性微粒子を分散する第2の樹脂14としては、前記光拡散性微粒子粒子11と、第1の樹脂12と、第2の樹脂14とのそれぞれの屈折率差nが、0<n≦0.1の範囲を満たすように下記に例示する樹脂を選択して使用する。樹脂として、例えば、ポリメタクリル酸メチルなどのアクリル系樹脂、ポリカーボネート、アクリル−スチレン共重合体、スチレン系樹脂、ポリ塩化ビニルなどを例示することができる。また、光拡散性微粒子の形状加工などのためには紫外線硬化型樹脂や電子線硬化型樹脂などの放射線硬化型樹脂を用いると好ましい。放射線硬化型樹脂としては、例えばウレタン(メタ)アクリレートおよび/またはエポキシ(メタ)アクリレートオリゴマーに反応希釈剤、光重合開始剤、光増感剤などが添加された組成物などを用いることができる。ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、特に限定するものではないが、例えばエチレングリコール、1,4ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートジオール、ポリテトラメチレングリコールなどのポリオール類と、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシレンイソシアネートなどのポリイソシアネート類とを反応させて得ることができる。エポキシ(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、特に限定するものではないが、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型プロピレンオキサイド付加物の末端グリシジルエーテル、フルオレンエポキシ樹脂などのエポキシ樹脂類と、(メタ)アクリル酸とを反応させて得ることができる。
光拡散性微粒子表面を第1の樹脂で被覆する方法としては、スプレーコーティング法や、真空蒸着法などの気体雰囲気もしくは真空雰囲気中で、光拡散性微粒子表面に形成する方法や、第1の樹脂もしくはその前駆体となるものが、溶解もしくは分散されている溶液を光拡散性微粒子表面に付着させ、その後、溶媒を蒸発させ、あるいは必要に応じて光照射や、加熱することによって、光拡散性微粒子と第1の樹脂との界面で化学反応させて被覆する方法が好適に用いられる。さらに、容易な方法として、光拡散性微粒子と第1の樹脂を混合攪拌して被覆させる方法がある。
次に、本発明の光拡散性シートを備えたレンズアレイシートの一例としてのレンチキュラーレンズシートについて図3を参照して説明する。
本発明の光拡散性シートを備えたレンズアレイシートの一例としてのレンチキュラーレンズシートは、透光性基材41にシリンドリカルレンズ42が並設されており、平坦な基
材面にレンズの集光領域以外の非集光領域にストライプ状の遮光層43を設けてなるレンチキュラーレンズシート40の遮光層43全面に本発明の光拡散性シート10を積層した本発明の光拡散性シートを備えたレンチキュラーレンズシート30である。
上記のシリンドリカルレンズ42部は、例えば、紫外線などの活性エネルギー線硬化性樹脂硬化物からなり、紫外線などの活性エネルギー線硬化性樹脂をエンボスロール金型の成型面に塗布し、透光性基材41をエンボスロール金型に供給し、透光性基材41を介して紫外線などの活性エネルギー線を照射し、前記樹脂を硬化させると同時に樹脂成型物であるシリンドリカルレンズ42を透光性基材41に重合接着せしめるか、または、透光性基材41に活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を塗布し、エンボスロール金型に供給し、透光性基材41を介して活性エネルギー線照射し、前記樹脂を硬化させると同時に樹脂成型物であるシリンドリカルレンズ42を透光性基材41に重合接着せしめる方法等によって成形されるが、特にこれらの方法に限定されるものではない。また、シリンドリカルレンズ42の形状は円形状あるいは非球面形状であっても良く、特に、形状は限定されない。これらのレンチキュラーレンズの形状及び寸法は、透過型スクリーンの要求性能に応じて適宜設定することができる。
上記の透光性基材41としては、シリンドリカルレンズ部を支持するための透明支持体であり、透光性を有する材料であれば、特に限定されるものではないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボート(PC)フィルム基材が好ましい。
また、上記の黒色遮光層43は、シリンドリカルレンズ42の反対側の透光性基材41の平坦面に、粘着性を有するもので、紫外線の照射によって、その粘着性が消失する特性を持つ紫外線硬化性樹脂層を塗布またはフィルム状の紫外線硬化型樹脂をラミネートし形成する。次に、シリンドリカルレンズ43を介して紫外線を照射し、レンズ作用によって集光して硬化した部分以外の紫外線硬化性樹脂層の未硬化部分に前記樹脂の粘性を利用して、黒色の粉体トナーを未硬化部分のみに付着させ、黒色遮光層43を形成する。黒色粉体トナーとしては、黒色の色素、顔料、カーボン、金属塩あるいは黒色に着色したアクリル樹脂、有機シリコーン樹脂、ポリスチレン、尿素樹脂、ホルムアルデヒド縮合物等が挙げられるが、特に限定されるものではない。必要に応じて、2種類以上の黒色粉体トナーを組み合わせて使用してもよい。
または、シリンドリカルレンズ42を介して紫外線を照射し、レンズ作用によって集光して硬化した部分以外の紫外線硬化性樹脂層の未硬化部分に前記樹脂の粘性を利用して、黒色の着色層を有する転写シートを着色層側で重ね合わせ、未硬化部分の前記樹脂の粘性を利用して、前記着色層を未硬化部分にのみ付着させた後、硬化部分の着色層をレンズシートから剥離することにより、黒色遮光層43を形成してもよい。前記転写シートは、黒色の着色層を有する転写シートであれば、転写シートの材質、構成等に特に限定されるものではなく汎用の転写シートが使用できる。
上記で得られたレンチキュラーレンズシート40と光拡散性シート10とを、透光性の接着剤もしくは粘着剤等からなる接着層を介して接着することにより、透過型クリーンに用いる、本発明の光拡散性シート10を備えたレンチキュラーレンズシート30を容易に製造することができる。
また、必要に応じて、レンチキュラーレンズシート40を着色したり、光拡散性シートを備えたレンチキュラーレンズシート1の出射側表面(光拡散性シート出射側表面)に、外光の写り込みを防止して画像品位の低下を防ぐ反射防止膜を形成したり、あるいはこれら表面を梨地面としたり、出射側表面のキズ付き等を防止するための耐擦傷性を付与する目的でハードコート層を形成したりすることができる。さらに、必要に応じて、低反射層
、偏光フィルター層、帯電防止層、防眩処理層等も形成することができる。
上記のレンチキュラーレンズシート40の着色は、染料や微細な顔料を用いてレンチキュラーレンズシートを構成する透光性基材41などのプラスチック材料に混合分散させて行う。着色する色は、グレーのような無彩色や、光源の分光特性における3原色(赤、緑、青)のバランスを制御するような特定の色を選択的に吸収または透過するようなものを用いることができる。例えば、レンチキュラーレンズシートの透光性基材41を着色することにより、外光を光源からの投写光より多く吸収するので、画像のコントラストを向上させることができる。
上記の反射防止膜としては、例えば、蒸着またはコーティングして光拡散性シートを備えたレンチキュラーレンズシート1の出射側表面(光拡散性シート出射側表面)に形成することができる。蒸着の場合は、MgF2、SiO2等の誘電体を、コーティングの場合はフッ素系樹脂等を使用できる。
上記のハードコート層としては、例えば、光拡散性シートを備えたレンチキュラーレンズシート1の出射側表面(光拡散性シート出射側表面)に紫外線硬化型塗料から形成することができる。紫外線硬化型塗料は、一般的には皮膜形成成分としてその構造の中にラジカル重合性の2重結合又はエポキシ基を有する高分子樹脂、オリゴマー、モノマー等を主成分とするものであり、その他光重合開始剤や増感剤を含有する。本発明に好ましいものは、皮膜形成成分がアクリレート系の官能基を有する多官能(メタ)アクリレート系の紫外線硬化型塗料を使用することによって、表面硬度、透明性、耐摩擦性、耐擦傷性等に優れたハードコート層を形成することができる。
ハードコート層の形成方法、例えば、ブレードコーティング、ロッドコーティング、ナイフコーティング、リバースロールコーティング、スプレーコーティング、オフセットグラビアコーティング等の任意の塗布方法により塗布されるが、特に塗布厚の精度、塗布表面の平滑性等に優れたグラビアコーティング、グラビアリバースコーティング、リバースロールコーティング、オフセットグラビアコーティング方法等が好適である。また、ハードコート層を転写層とした転写シートを用いて転写によって形成することもできる
レンチキュラーレンズシート1の全体厚みは、適用する製品サイズにより適宜選択することができ、例えば1〜5mm、好ましくは2〜4mmとすることができる。より高い解像度を要求される場合には、厚み3mm以下とするとよい。
図4に示すように、上記で得られる光拡散性シートを備えたレンチキュラーレンズシート30とフレネルレンズシート50とを組み合わせて透過型スクリーンとすることができる。
上記のフレネルレンズシート50は、透光性基材の片面に紫外線硬化樹脂からなるフレネルレンズ層形成したフレネルレンズシートが好ましい。
上記の透過型スクリーンには、通常、最も出射面側の観察面に前面板(図示せず)等を組合せて使用することができる。この前面板は、スクリーンの表面に埃やゴミ等が付着したり、キズが付いたりするのを防止する目的で、耐久性のある透光性樹脂板が使用される。もちろん、この透光性樹脂板には、帯電防止層、反射防止膜、ハードコート層、防眩処理層を形成することができる。このような前面板を配置して使用する場合は、上述したレンチキュラー板の出射面に形成する上述した帯電防止層、反射防止膜、ハードコート層、防眩処理層等は除くことができる。
本発明の光拡散性シートの一例を示したもので、(a)は、その断面図である。(b)は、(a)の光拡散性シートに分散含有する第1の樹脂で被覆された光拡散性美量子を拡大して模式的に示した説明図である。 本発明の光拡散性シートの他の例を示す断面図である。 本発明の光拡散性シートを備えたシリンドリカルレンズの一例としてのレンチキュラーレンズシートの例を示す垂直断面図である。 本発明の光拡散性シートを備えたレンチキュラーレンズシートとフレネルレンズシートとを組み合わせて構成した透過型スクリーンの一例を示す垂直断面である。
符号の説明
10・・・光拡散性シート
11、21・・・光拡散性微粒子
12・・・光拡散性微粒子表面を被覆する第1の樹脂層
13・・・第1の樹脂で被覆された光拡散性微粒子
20・・・樹脂で被覆されていない光拡散性微粒子を含有する光拡散性シート
22・・・第2の樹脂
30・・・光拡散性シートを備えたレンチキュラーレンズシート
40・・・レンチキュラーレンズシート
41、51・・・透光性基材層
42・・・シリンドリカルレンズ層
43・・・遮光層
50・・・フレネルレンズシート
52・・・フレネルレンズ層

Claims (6)

  1. 第1の樹脂で被覆された光拡散性微粒子を、第2の樹脂に分散してなる光拡散性シートであって、
    前記光拡散性微粒子と、第1の樹脂と、第2の樹脂とのそれぞれの屈折率が互いに異なることを特徴とする光拡散性シート。
  2. 前記光拡散性微粒子と、第1の樹脂と、第2の樹脂とのそれぞれの屈折率差nが、0<n≦0.1の範囲を満たすことを特徴とする光拡散性シート。
  3. 請求項1または2記載の光拡散性シートに、樹脂で被覆されていない光拡散性微粒子を樹脂に分散してなる光拡散性シートを積層してなることを特徴とする光拡散性シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光拡散性シートを具備することを特徴とするレンズアレイシート。
  5. 請求項4記載のレンズアレイシートと、少なくともフレネルレンズシートとからなる透過型スクリーン。
  6. 請求項5記載のフレネルレンズシートが、透光性基材の片面にフレネルレンズ層を有し、そのレンズ層が紫外線硬化樹脂からなることを特徴とする透過型スクリーン。
JP2004157253A 2004-05-27 2004-05-27 光拡散性シート、その光拡散性シートを具備するレンズアレイシートおよび透過型スクリーン Pending JP2005338439A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004157253A JP2005338439A (ja) 2004-05-27 2004-05-27 光拡散性シート、その光拡散性シートを具備するレンズアレイシートおよび透過型スクリーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004157253A JP2005338439A (ja) 2004-05-27 2004-05-27 光拡散性シート、その光拡散性シートを具備するレンズアレイシートおよび透過型スクリーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005338439A true JP2005338439A (ja) 2005-12-08

Family

ID=35492095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004157253A Pending JP2005338439A (ja) 2004-05-27 2004-05-27 光拡散性シート、その光拡散性シートを具備するレンズアレイシートおよび透過型スクリーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005338439A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265303A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Toppan Printing Co Ltd 光拡散板、光学シート、バックライトユニットおよびディスプレイ装置
WO2010122890A1 (ja) * 2009-04-20 2010-10-28 大日本印刷株式会社 光学機能層用微粒子、ディスプレイ用光学部材及び防眩機能層
WO2011122380A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 富士フイルム株式会社 Led照明用光拡散フィルム
WO2017047055A1 (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 日本板硝子株式会社 光拡散透過シート

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02120702A (ja) * 1988-10-29 1990-05-08 Dainippon Printing Co Ltd 光拡散シート
JPH04249237A (ja) * 1991-01-18 1992-09-04 Rohm & Haas Co 背面投射スクリーン面上のスクラッチ又は欠陥を隠ぺいする方法
JPH06347617A (ja) * 1993-06-10 1994-12-22 Nitto Denko Corp 光拡散板及びその製造方法並びに表示装置
JPH07149995A (ja) * 1993-07-14 1995-06-13 Dow Chem Co:The 光拡散剤組成物
JPH11109113A (ja) * 1997-10-06 1999-04-23 Reiko Co Ltd 光拡散フイルム及びそれに使用する光拡散フイルム用ビーズ
JP2000180973A (ja) * 1998-12-18 2000-06-30 Mitsubishi Rayon Co Ltd 透過型スクリーン
JP2001066701A (ja) * 1999-08-25 2001-03-16 Mitsubishi Rayon Co Ltd 光拡散性シートおよび透過型スクリーン
JP2001311807A (ja) * 2000-04-27 2001-11-09 Mitsubishi Rayon Co Ltd 光拡散性シート、その製造方法および透過型スクリーン
JP2003131326A (ja) * 2001-10-30 2003-05-09 Toppan Printing Co Ltd 透過型スクリーン

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02120702A (ja) * 1988-10-29 1990-05-08 Dainippon Printing Co Ltd 光拡散シート
JPH04249237A (ja) * 1991-01-18 1992-09-04 Rohm & Haas Co 背面投射スクリーン面上のスクラッチ又は欠陥を隠ぺいする方法
JPH06347617A (ja) * 1993-06-10 1994-12-22 Nitto Denko Corp 光拡散板及びその製造方法並びに表示装置
JPH07149995A (ja) * 1993-07-14 1995-06-13 Dow Chem Co:The 光拡散剤組成物
JPH11109113A (ja) * 1997-10-06 1999-04-23 Reiko Co Ltd 光拡散フイルム及びそれに使用する光拡散フイルム用ビーズ
JP2000180973A (ja) * 1998-12-18 2000-06-30 Mitsubishi Rayon Co Ltd 透過型スクリーン
JP2001066701A (ja) * 1999-08-25 2001-03-16 Mitsubishi Rayon Co Ltd 光拡散性シートおよび透過型スクリーン
JP2001311807A (ja) * 2000-04-27 2001-11-09 Mitsubishi Rayon Co Ltd 光拡散性シート、その製造方法および透過型スクリーン
JP2003131326A (ja) * 2001-10-30 2003-05-09 Toppan Printing Co Ltd 透過型スクリーン

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265303A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Toppan Printing Co Ltd 光拡散板、光学シート、バックライトユニットおよびディスプレイ装置
WO2010122890A1 (ja) * 2009-04-20 2010-10-28 大日本印刷株式会社 光学機能層用微粒子、ディスプレイ用光学部材及び防眩機能層
JP2010250209A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Dainippon Printing Co Ltd 光学機能層用微粒子、ディスプレイ用光学部材及び防眩機能層
TWI485423B (zh) * 2009-04-20 2015-05-21 Dainippon Printing Co Ltd Optical function layer with particles, optical components for display and anti-glare functional layer
WO2011122380A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 富士フイルム株式会社 Led照明用光拡散フィルム
WO2017047055A1 (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 日本板硝子株式会社 光拡散透過シート
JPWO2017047055A1 (ja) * 2015-09-15 2018-03-29 日本板硝子株式会社 光拡散透過シート
CN107924000A (zh) * 2015-09-15 2018-04-17 日本板硝子株式会社 光扩散透射片

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4826582B2 (ja) 光拡散板とその製造方法
US6307675B1 (en) Rear-projection screen for use with a liquid crystal panel as a video source
US7345819B2 (en) Light diffusing member
WO2000038005A1 (fr) Ecran de transmission
JP2006047608A (ja) 光拡散シート及びその製造方法、並びにスクリーン
US7342720B2 (en) Surface protective member for transmission screen
WO2005088356A1 (ja) 透過型スクリーン用光拡散部材
JP3818125B2 (ja) 透過型スクリーン
JP4826069B2 (ja) 光拡散シート、その光拡散シートを備えたレンチキュラーシートおよび透過型スクリーン
JP2000321675A (ja) マイクロレンズアレイシートとその製造方法及びそのシートを用いた背面透過型スクリーン
JP2003240910A (ja) マイクロレンズアレイシ−トとそれを用いた背面投写型スクリ−ン
JP3570282B2 (ja) 光学物品及び該光学物品を用いた背面透過型スクリーン
JP2005338439A (ja) 光拡散性シート、その光拡散性シートを具備するレンズアレイシートおよび透過型スクリーン
JP2006337906A (ja) 光拡散フィルム及びスクリーン
JP2006119318A (ja) 光拡散層、透過型スクリーン、光拡散層形成用塗布液、および透過型スクリーンの製造方法
JP2000275742A (ja) 透過型スクリーン
JP2007127858A (ja) 光拡散板とそれを用いた透過型スクリーン
JP3698028B2 (ja) 透過型スクリーン
JP2003131325A (ja) プロジェクションスクリーン
JP2007334186A (ja) 透過型スクリーンおよびそれを用いた背面投射型ディスプレイ
JP4984378B2 (ja) レンチキュラーレンズシート及びこれを用いた透過型スクリーン
JP4258400B2 (ja) レンズシートおよび透過型スクリーン
KR100940763B1 (ko) 투사형 스크린
JP2005309186A (ja) 光拡散板、その光拡散板を備えたレンチキュラー板および透過型スクリーン
JP3405188B2 (ja) 透過型スクリーン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101221