JP2001154597A - プラズマディスプレイパネル前面板 - Google Patents
プラズマディスプレイパネル前面板Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、プラズマディスプレイパネルの発光
源の光量損失の少ない明るく、反射防止効果を備えた高
コントラストの画像表示ができるプラズマディスプレイ
パネル前面板を提供することを目的とする。 【解決手段】垂直方向に縦長の凸状のシリンドリカルレ
ンズ群を並設してなるレンチキュラーレンズシートから
なることを特徴とするプラズマディスプレイパネル前面
板である。
源の光量損失の少ない明るく、反射防止効果を備えた高
コントラストの画像表示ができるプラズマディスプレイ
パネル前面板を提供することを目的とする。 【解決手段】垂直方向に縦長の凸状のシリンドリカルレ
ンズ群を並設してなるレンチキュラーレンズシートから
なることを特徴とするプラズマディスプレイパネル前面
板である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル前面板に関するもので、特に、プラズマディ
スプレイパネルの発光源の光量損失の少ない、反射防止
効果を備えた高コントラストの画像表示ができるプラズ
マディスプレイパネル前面板に関する。
レイパネル前面板に関するもので、特に、プラズマディ
スプレイパネルの発光源の光量損失の少ない、反射防止
効果を備えた高コントラストの画像表示ができるプラズ
マディスプレイパネル前面板に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイパネルは、
その薄型、軽量で、パネルの大型化ができるために将来
の大型表示装置として注目されている。しかし、プラズ
マディスプレイ表示装置は、ＣＲＴ表示装置に比較し
て、輝度、コントラストの点で劣るという解決すべく課
題があった。
その薄型、軽量で、パネルの大型化ができるために将来
の大型表示装置として注目されている。しかし、プラズ
マディスプレイ表示装置は、ＣＲＴ表示装置に比較し
て、輝度、コントラストの点で劣るという解決すべく課
題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
鑑みてなされたもので、プラズマディスプレイパネルの
発光源の光量損失の少ない明るく、反射防止効果を備え
た高コントラストの画像表示ができるプラズマディスプ
レイパネル前面板を提供することを目的とする。
鑑みてなされたもので、プラズマディスプレイパネルの
発光源の光量損失の少ない明るく、反射防止効果を備え
た高コントラストの画像表示ができるプラズマディスプ
レイパネル前面板を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項１記載の発明は、垂直方向に縦長の凸状のシ
リンドリカルレンズ群を並設してなるレンチキュラーレ
ンズシートからなることを特徴とするプラズマディスプ
レイパネル前面板である。
め、請求項１記載の発明は、垂直方向に縦長の凸状のシ
リンドリカルレンズ群を並設してなるレンチキュラーレ
ンズシートからなることを特徴とするプラズマディスプ
レイパネル前面板である。
【０００５】請求項２記載の発明は、請求項１記載のプ
ラズマディスプレイパネル前面板において、前記レンチ
キュラーレンズシートが、レンズ群と反対側の平坦面に
ディスプレイの発光源からの光が通過しない非集光部に
ストライプ状の遮光層が設けられていることを特徴とす
る。
ラズマディスプレイパネル前面板において、前記レンチ
キュラーレンズシートが、レンズ群と反対側の平坦面に
ディスプレイの発光源からの光が通過しない非集光部に
ストライプ状の遮光層が設けられていることを特徴とす
る。
【０００６】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載のプラズマディスプレイパネル前面板において、前
記レンチキュラーレンズシートのレンズ群のレンズピッ
チをａ、プラズマディスプレイパネル隔壁のピッチをｂ
と表したとき、ａ≦ｂの関係を満たすレンチキュラーレ
ンズシートであることをことを特徴とする。
記載のプラズマディスプレイパネル前面板において、前
記レンチキュラーレンズシートのレンズ群のレンズピッ
チをａ、プラズマディスプレイパネル隔壁のピッチをｂ
と表したとき、ａ≦ｂの関係を満たすレンチキュラーレ
ンズシートであることをことを特徴とする。
【０００７】請求項４記載の発明は、請求項１〜３の何
れか１項に記載のプラズマディスプレイパネル前面板に
おいて、前記プラズマディスプレイパネル前面板のレン
ズ群と反対側の平坦面に形成した遮光層の上に光透過性
樹脂板を積層されてなることを特徴とする。
れか１項に記載のプラズマディスプレイパネル前面板に
おいて、前記プラズマディスプレイパネル前面板のレン
ズ群と反対側の平坦面に形成した遮光層の上に光透過性
樹脂板を積層されてなることを特徴とする。
【０００８】請求項５記載の発明は、請求項１〜４の何
れか１項に記載のプラズマディスプレイパネル前面板に
おいて、前記プラズマディスプレイパネル前面板の観察
側となる最外面の表面が、反射防止処理を施されたこと
を特徴とする。
れか１項に記載のプラズマディスプレイパネル前面板に
おいて、前記プラズマディスプレイパネル前面板の観察
側となる最外面の表面が、反射防止処理を施されたこと
を特徴とする。
【０００９】請求項６記載の発明は、請求項１〜４の何
れか１項に記載のプラズマディスプレイパネル前面板に
おいて、前記プラズマディスプレイパネル前面板の観察
側となる最外面の表面にハードコート処理を施し、その
処理面に反射防止処理が施されたことを特徴とする。
れか１項に記載のプラズマディスプレイパネル前面板に
おいて、前記プラズマディスプレイパネル前面板の観察
側となる最外面の表面にハードコート処理を施し、その
処理面に反射防止処理が施されたことを特徴とする。
【００１０】請求項７記載の発明は、請求項１〜６の何
れか１項に記載のプラズマディスプレイパネル前面板に
おいて、前記レンチキュラーレンズシート基材または前
記光透過性樹脂板は、帯電防止処理が施されていること
を特徴とする。
れか１項に記載のプラズマディスプレイパネル前面板に
おいて、前記レンチキュラーレンズシート基材または前
記光透過性樹脂板は、帯電防止処理が施されていること
を特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例に
ついて図に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明の
一実施例としてのプラズマディスプレイパネル前面板
を、プラズマディスプレイパネルの前面に配設した断面
図である。プラズマディスプレイパネル前面板１は、垂
直方向に縦長の凸状のシリンドリカルレンズ群１１を並
設してなるレンチキュラーレンズシート１０からなるこ
とを特徴とするもので、さらにレンズ群と反対側の平坦
面にプラズマディスプレイパネルの発光源からの光が通
過しない非集光部にストライプ状の遮光層１２が設けら
れている。その遮光層１２にの上に、さらに光透過性樹
脂板２０を積層されており、その樹脂板の観察側の面に
ハードコート層３０、反射防止層４０が設けられている
構成からなり、プラズマディスプレイパネル２の前面に
配設する。
ついて図に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明の
一実施例としてのプラズマディスプレイパネル前面板
を、プラズマディスプレイパネルの前面に配設した断面
図である。プラズマディスプレイパネル前面板１は、垂
直方向に縦長の凸状のシリンドリカルレンズ群１１を並
設してなるレンチキュラーレンズシート１０からなるこ
とを特徴とするもので、さらにレンズ群と反対側の平坦
面にプラズマディスプレイパネルの発光源からの光が通
過しない非集光部にストライプ状の遮光層１２が設けら
れている。その遮光層１２にの上に、さらに光透過性樹
脂板２０を積層されており、その樹脂板の観察側の面に
ハードコート層３０、反射防止層４０が設けられている
構成からなり、プラズマディスプレイパネル２の前面に
配設する。
【００１２】プラズマディスプレイパネルの発光素子の
隔壁が垂直方向に縦長に配列されており、本発明に関わ
るレンチキュラーレンズシートのシリンドリカルレンズ
群も垂直方向に縦長に配列されている。プラズマディス
プレイパネル前面板１が、プラズマディスプレイパネル
２の前面に配設すると、隔壁とシリンドリカルレンズ群
は、垂直方向に平行に配置される。
隔壁が垂直方向に縦長に配列されており、本発明に関わ
るレンチキュラーレンズシートのシリンドリカルレンズ
群も垂直方向に縦長に配列されている。プラズマディス
プレイパネル前面板１が、プラズマディスプレイパネル
２の前面に配設すると、隔壁とシリンドリカルレンズ群
は、垂直方向に平行に配置される。
【００１３】本発明のプラズマディスプレイパネル前面
板において、前記レンチキュラーレンズシートのレンズ
群のレンズピッチをａ、プラズマディスプレイパネル隔
壁のピッチをｂと表したとき、ａ≦ｂの関係を満たすレ
ンチキュラーレンズシートであることをことを特徴とす
る。これによって、プラズマディスプレイパネルの発光
源の光量損失を少なくできる。レンズピッチをａと隔壁
のピッチをｂは、モアレの少ない比率で設定される。
板において、前記レンチキュラーレンズシートのレンズ
群のレンズピッチをａ、プラズマディスプレイパネル隔
壁のピッチをｂと表したとき、ａ≦ｂの関係を満たすレ
ンチキュラーレンズシートであることをことを特徴とす
る。これによって、プラズマディスプレイパネルの発光
源の光量損失を少なくできる。レンズピッチをａと隔壁
のピッチをｂは、モアレの少ない比率で設定される。
【００１４】レンチキュラーレンズシートのストライプ
状の遮光層は、ディスプレイにおけるコントラストを改
良する手段として設けるもので、一般にコントラストは
白輝度／黒輝度の比で表され、黒輝度の値を小さくする
効果がある。さらに外光を吸収する光吸収層として作用
し、コントラストを改良する効果がある。さらにこの遮
光層は、後述するように光学的手段で用いて形成する。
従って、プラズマディスプレイパネルの発光源の光の通
過しない領域に、確実な位置精度で形成されているため
に、プラズマディスプレイパネルの発光源の光量損失が
殆どない。
状の遮光層は、ディスプレイにおけるコントラストを改
良する手段として設けるもので、一般にコントラストは
白輝度／黒輝度の比で表され、黒輝度の値を小さくする
効果がある。さらに外光を吸収する光吸収層として作用
し、コントラストを改良する効果がある。さらにこの遮
光層は、後述するように光学的手段で用いて形成する。
従って、プラズマディスプレイパネルの発光源の光の通
過しない領域に、確実な位置精度で形成されているため
に、プラズマディスプレイパネルの発光源の光量損失が
殆どない。
【００１５】本発明に関わるレンチキュラーレンズシー
ト１０に用いられる基材は、ポリエステル樹脂、ポリス
チレン樹脂、アクリル樹脂、アクリル−スチレン共重合
樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂等が挙げ
られるが、材質等は特に限定されるものではない。
ト１０に用いられる基材は、ポリエステル樹脂、ポリス
チレン樹脂、アクリル樹脂、アクリル−スチレン共重合
樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂等が挙げ
られるが、材質等は特に限定されるものではない。
【００１６】次に、レンチキュラーレンズシート１０を
成形する方法は、 （１）ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、塩化ビニル樹脂等のシート状基材を加熱し、
熱溶融状態で平プレスにて、金型を用いて型押しする方
法。 （２）エクストル−ダによる溶融押出し成型にて、溶融
状態で押し出されるシート状樹脂基材表面にエンボスロ
ール金型を用いて型押しする方法。 （３）紫外線または電子線硬化性樹脂組成物をエンボス
ロール金型の成型面に塗工し、シート状樹脂基材をエン
ボスロール金型に供給して、前記基材を介して紫外線ま
たは電離放射線の照射により、前記樹脂を硬化させると
同時に樹脂成型物からなるレンズを透明基材に重合接着
せしめる方法等が挙げられる。特に、限定されるもので
はないが、生産性の点から上記（３）の紫外線または電
子線硬化性樹脂を使用する方法が実用的である。
成形する方法は、 （１）ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、塩化ビニル樹脂等のシート状基材を加熱し、
熱溶融状態で平プレスにて、金型を用いて型押しする方
法。 （２）エクストル−ダによる溶融押出し成型にて、溶融
状態で押し出されるシート状樹脂基材表面にエンボスロ
ール金型を用いて型押しする方法。 （３）紫外線または電子線硬化性樹脂組成物をエンボス
ロール金型の成型面に塗工し、シート状樹脂基材をエン
ボスロール金型に供給して、前記基材を介して紫外線ま
たは電離放射線の照射により、前記樹脂を硬化させると
同時に樹脂成型物からなるレンズを透明基材に重合接着
せしめる方法等が挙げられる。特に、限定されるもので
はないが、生産性の点から上記（３）の紫外線または電
子線硬化性樹脂を使用する方法が実用的である。
【００１７】レンチキュラーレンズシートのレンズ面の
反対側の平坦面に光吸収層となる遮光層１２は、粘着性
の紫外線硬化型樹脂が、紫外線の照射によって、非粘着
性となることを利用して下記の方法によって形成するの
が望ましいが、特に限定されるものではない。まず、レ
ンチキュラーレンズシート１０のレンズ面と反対側の平
坦面に粘着性を有する紫外線硬化型樹脂層（図示せず）
を形成する。紫外線硬化型樹脂層に対して各々のシリン
ドリカルレンズ群１１を介して紫外線を垂直に照射し
て、集光された部分の前記紫外線硬化型樹脂を硬化させ
て非粘着性にした後、非集光部に対応する未硬化部分の
前記樹脂の粘着性を利用して、黒色微粉体トナー等を未
硬化部分にのみに選択的に付着させることにより遮光層
１２を形成する。また、黒色のインキ層を設けた転写紙
を使用して黒色のインキ層を未硬化部分にのみに選択的
に付着させることにより遮光層を形成することもでき
る。
反対側の平坦面に光吸収層となる遮光層１２は、粘着性
の紫外線硬化型樹脂が、紫外線の照射によって、非粘着
性となることを利用して下記の方法によって形成するの
が望ましいが、特に限定されるものではない。まず、レ
ンチキュラーレンズシート１０のレンズ面と反対側の平
坦面に粘着性を有する紫外線硬化型樹脂層（図示せず）
を形成する。紫外線硬化型樹脂層に対して各々のシリン
ドリカルレンズ群１１を介して紫外線を垂直に照射し
て、集光された部分の前記紫外線硬化型樹脂を硬化させ
て非粘着性にした後、非集光部に対応する未硬化部分の
前記樹脂の粘着性を利用して、黒色微粉体トナー等を未
硬化部分にのみに選択的に付着させることにより遮光層
１２を形成する。また、黒色のインキ層を設けた転写紙
を使用して黒色のインキ層を未硬化部分にのみに選択的
に付着させることにより遮光層を形成することもでき
る。
【００１８】上記の露光プロセスによれば、各シリンド
リカルレンズに対しては、シリンドリカルレンズ側から
レンチキュラーシートの全面に平行光を一括的に照射す
るのと同等に機能することになる。形成される遮光層
は、実際のレンチキュラーシートへの紫外線の照射によ
る非集光部に対してであり、真に遮光層の形成が必要な
箇所、すなわちプラズマディスプレイパネルの発光源の
光の通過しない領域に、確実な位置精度で形成できる。
リカルレンズに対しては、シリンドリカルレンズ側から
レンチキュラーシートの全面に平行光を一括的に照射す
るのと同等に機能することになる。形成される遮光層
は、実際のレンチキュラーシートへの紫外線の照射によ
る非集光部に対してであり、真に遮光層の形成が必要な
箇所、すなわちプラズマディスプレイパネルの発光源の
光の通過しない領域に、確実な位置精度で形成できる。
【００１９】上記で得られた遮光層１２上に、光学用途
の粘着剤または接着剤層（図示せず）を介して光透過性
樹脂板２０を積層する。光透過性樹脂板２０として、ス
チレン樹脂、アクリル樹脂、アクリル−スチレン共重合
樹脂（ＭＳ樹脂）、ポリカーボネート樹脂等の剛性があ
り、光線透過率の優れた樹脂板が挙げられるが、特に限
定されない。この光透過性樹脂板２０は、上記遮光層を
保護すると共にレンチキュラーレンズシートに剛性を付
与し、プラズマディスプレイパネルの前面ガラス基板を
外部からの衝撃から保護する目的のために設けられるも
のである。光透過性樹脂板の厚さは、剛性付与の目的か
ら０．５〜３ｍｍが望ましい。また、この光透過性樹脂
板に、必要に応じて適宜、色素、顔料、カーボン、金属
塩等の黒色系の着色剤（ティント剤）を少量添加するこ
ともできる。
の粘着剤または接着剤層（図示せず）を介して光透過性
樹脂板２０を積層する。光透過性樹脂板２０として、ス
チレン樹脂、アクリル樹脂、アクリル−スチレン共重合
樹脂（ＭＳ樹脂）、ポリカーボネート樹脂等の剛性があ
り、光線透過率の優れた樹脂板が挙げられるが、特に限
定されない。この光透過性樹脂板２０は、上記遮光層を
保護すると共にレンチキュラーレンズシートに剛性を付
与し、プラズマディスプレイパネルの前面ガラス基板を
外部からの衝撃から保護する目的のために設けられるも
のである。光透過性樹脂板の厚さは、剛性付与の目的か
ら０．５〜３ｍｍが望ましい。また、この光透過性樹脂
板に、必要に応じて適宜、色素、顔料、カーボン、金属
塩等の黒色系の着色剤（ティント剤）を少量添加するこ
ともできる。
【００２０】さらに、外光の写り込みによる画像妨害を
低減するために反射防止処理による反射防止層４０を施
す。反射防止層は、光透過性樹脂板の基材の屈折率より
も低屈折率の材料、透明なフッ素系樹脂またはフッ素系
無機化合物からなる薄膜を塗布又は蒸着等により形成す
ることができる。また、後述する外部からの引っかきや
接触による傷等防止するために、ハードコート処理によ
るハードコート層を光透過性樹脂板に形成した後、その
ハードコート層の上に反射防止層を施すこともできる。
また、アルミナ、シリカ等のビーズをハードコート層に
添加することにより、表面をマット状にし、光の反射を
拡散するアンチグレア（ＡＧ）処理を施すこともでき
る。本発明では、特に低屈折材料、反射防止層の形成方
法は限定されるものではない。また、反射防止処理を施
した反射防止フィルムを積層することもできる。反射防
止層よって、外光コントラストの改善及び写り込みのな
い映像が得られる。
低減するために反射防止処理による反射防止層４０を施
す。反射防止層は、光透過性樹脂板の基材の屈折率より
も低屈折率の材料、透明なフッ素系樹脂またはフッ素系
無機化合物からなる薄膜を塗布又は蒸着等により形成す
ることができる。また、後述する外部からの引っかきや
接触による傷等防止するために、ハードコート処理によ
るハードコート層を光透過性樹脂板に形成した後、その
ハードコート層の上に反射防止層を施すこともできる。
また、アルミナ、シリカ等のビーズをハードコート層に
添加することにより、表面をマット状にし、光の反射を
拡散するアンチグレア（ＡＧ）処理を施すこともでき
る。本発明では、特に低屈折材料、反射防止層の形成方
法は限定されるものではない。また、反射防止処理を施
した反射防止フィルムを積層することもできる。反射防
止層よって、外光コントラストの改善及び写り込みのな
い映像が得られる。
【００２１】ハードコート処理によるハードコート層
は、紫外線硬化型塗料から形成する。紫外線硬化型塗料
は、一般的には皮膜形成成分としてその構造の中にラジ
カル重合性の二重結合又はエポキシ基を有するポリマ
ー、オリゴマー、モノマー等を主成分とするものであ
り、その他光重合開始剤や増感剤を含有する。本発明に
好ましいものは、皮膜形成成分がアクリレート系の官能
基を有する多官能（メタ）アクリレート系の紫外線硬化
型塗料を使用することによって、表面硬度、透明性、耐
摩擦性、耐擦傷性等に優れたハードコート層を形成する
ことができる。
は、紫外線硬化型塗料から形成する。紫外線硬化型塗料
は、一般的には皮膜形成成分としてその構造の中にラジ
カル重合性の二重結合又はエポキシ基を有するポリマ
ー、オリゴマー、モノマー等を主成分とするものであ
り、その他光重合開始剤や増感剤を含有する。本発明に
好ましいものは、皮膜形成成分がアクリレート系の官能
基を有する多官能（メタ）アクリレート系の紫外線硬化
型塗料を使用することによって、表面硬度、透明性、耐
摩擦性、耐擦傷性等に優れたハードコート層を形成する
ことができる。
【００２２】光透過性樹脂板に上記紫外線硬化型塗料を
塗布する方法は、例えば、ブレードコーティング、ロッ
ドコーティング、ナイフコーティング、リバースロール
コーティング、スプレーコーティング、オフセットグラ
ビアコーティング等の任意の塗布方法により上記の拡散
層上に塗布されるが、特に塗布厚の精度、塗布表面の平
滑性等に優れたグラビアコーティング、グラビアリバー
スコーティング、リバースロールコーティング、オフセ
ットグラビアコーティング方法等が好適である。また、
ハードコート層を転写層とした転写シートを用いて転写
によって形成することもできる
塗布する方法は、例えば、ブレードコーティング、ロッ
ドコーティング、ナイフコーティング、リバースロール
コーティング、スプレーコーティング、オフセットグラ
ビアコーティング等の任意の塗布方法により上記の拡散
層上に塗布されるが、特に塗布厚の精度、塗布表面の平
滑性等に優れたグラビアコーティング、グラビアリバー
スコーティング、リバースロールコーティング、オフセ
ットグラビアコーティング方法等が好適である。また、
ハードコート層を転写層とした転写シートを用いて転写
によって形成することもできる
【００２３】レンチキュラーレンズシート基材または前
記光透過性樹脂板への帯電防止処理は、基材の表面に帯
電防止剤を塗布するかまたは基材に練り込む。特に、帯
電防止剤の種類、添加量等は限定されるものではなく、
表面抵抗値が１０10Ω以下となるように処理を施せばよ
い。
記光透過性樹脂板への帯電防止処理は、基材の表面に帯
電防止剤を塗布するかまたは基材に練り込む。特に、帯
電防止剤の種類、添加量等は限定されるものではなく、
表面抵抗値が１０10Ω以下となるように処理を施せばよ
い。
【００２４】
【発明の効果】本発明により、プラズマディスプレイパ
ネルの発光源の光量損失の低下が少なく、外光の反射防
止効果を備えコントラストが向上し、高コントラストの
画像表示ができるプラズマディスプレイパネル前面板を
提供することが可能となった。また、これによって外部
からの衝撃等に対してディスプレイパネルを保護するこ
とができる
ネルの発光源の光量損失の低下が少なく、外光の反射防
止効果を備えコントラストが向上し、高コントラストの
画像表示ができるプラズマディスプレイパネル前面板を
提供することが可能となった。また、これによって外部
からの衝撃等に対してディスプレイパネルを保護するこ
とができる
【図１】本発明の一実施例としてのプラズマディスプレ
イパネル前面板を、プラズマディスプレイパネルの前面
に配設した断面図である。
イパネル前面板を、プラズマディスプレイパネルの前面
に配設した断面図である。
１……プラズマディスプレイパネルの前面 ２……プラズマディスプレイパネル １０……レンチキュラーレンズシート １１……シリンドリカルレンズ １２……遮光層 ２０……光透過性樹脂板 ３０……ハードコート層 ４０……反射防止層 ５１……前面ガラス板 ５２……背面ガラス板 ５３……隔壁 ５４……セル ５５……保護層 ５６……表示電極
Claims (7)
- 【請求項１】垂直方向に縦長の凸状のシリンドリカルレ
ンズ群を並設してなるレンチキュラーレンズシートから
なることを特徴とするプラズマディスプレイパネル前面
板。 - 【請求項２】前記レンチキュラーレンズシートが、レン
ズ群と反対側の平坦面にディスプレイの発光源からの光
が通過しない非集光部にストライプ状の遮光層が設けら
れていることを特徴とする請求項１記載のプラズマディ
スプレイパネル前面板。 - 【請求項３】前記レンチキュラーレンズシートのレンズ
群のレンズピッチをａ、プラズマディスプレイパネル隔
壁のピッチをｂと表したとき、ａ≦ｂの関係を満たすレ
ンチキュラーレンズシートであることをことを特徴とす
る請求項１または２記載のプラズマディスプレイパネル
前面板。 - 【請求項４】前記プラズマディスプレイパネル前面板の
レンズ群と反対側の平坦面に形成した遮光層の上に光透
過性樹脂板を積層されてなる請求項１〜３の何れか１項
に記載のプラズマディスプレイパネル前面板。 - 【請求項５】前記プラズマディスプレイパネル前面板の
観察側となる最外面の表面が、反射防止処理を施された
ことを特徴とする請求項１〜４の何れか１項に記載のプ
ラズマディスプレイパネル前面板。 - 【請求項６】前記プラズマディスプレイパネル前面板の
観察側となる最外面の表面にハードコート処理を施し、
その処理面に反射防止処理が施されたことを特徴とする
請求項１〜４の何れか１項に記載のプラズマディスプレ
イパネル前面板。 - 【請求項７】前記レンチキュラーレンズシート基材また
は前記光透過性樹脂板は、帯電防止処理が施されている
ことを特徴とする請求項１〜６の何れか１項に記載のプ
ラズマディスプレイパネル前面板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33417999A JP2001154597A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | プラズマディスプレイパネル前面板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33417999A JP2001154597A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | プラズマディスプレイパネル前面板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001154597A true JP2001154597A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18274430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33417999A Pending JP2001154597A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | プラズマディスプレイパネル前面板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001154597A (ja) |
Cited By (13)
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