JP2000274678A - 複合燃焼機器の異常判定装置 - Google Patents

複合燃焼機器の異常判定装置

Info

Publication number
JP2000274678A
JP2000274678A JP11084601A JP8460199A JP2000274678A JP 2000274678 A JP2000274678 A JP 2000274678A JP 11084601 A JP11084601 A JP 11084601A JP 8460199 A JP8460199 A JP 8460199A JP 2000274678 A JP2000274678 A JP 2000274678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchange
heating capacity
abnormality
combustion
hot water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11084601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3687087B2 (ja
Inventor
Hiroki Obara
浩樹 小原
Masamitsu Ishizuno
正光 石角
Yasuhiko Sato
康彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP08460199A priority Critical patent/JP3687087B2/ja
Publication of JP2000274678A publication Critical patent/JP2000274678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3687087B2 publication Critical patent/JP3687087B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合燃焼機器において、部位に応じた適切な
メンテナンスを容易に実現して適正な燃焼状態を維持さ
せ得る異常判定装置を提供する。 【解決手段】 給湯器と風呂釜とが複合された複合燃焼
機器であって燃焼用空気の送風が共通の単一の送風ファ
ンにより行われる場合に、少なくとも給湯器が作動制御
中であることを条件とする。送風量についての目標風量
Atから実風量Adを減じた風量差Af(給湯制御におけ
るFB制御量)が判定値An以上で、かつ、出湯能力に
ついての目標号数Btから実号数Bdを減じた号数差Bf
(給湯制御におけるFB制御量)が判定値Bn以上であ
るとき給湯側のフィン詰まりと判別して報知する。一
方、風量差Afが判定値An以上で、かつ、号数差Bfが
判定値Bn未満であるとき風呂側のフィン詰まりと判別
して報知する。集合排気筒でCO濃度を検出する場合に
はCO濃度と、号数差Bfとの2つのパラメータで判別
・報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば給湯器付風
呂釜もしくは給湯器付暖房機等のように給湯用熱交換回
路に、風呂追い焚き用熱交換回路及び暖房用熱交換回路
の一方もしくは双方を組み合わせてなる複合燃焼機器に
おいて、熱交換器の吸熱異常に伴う燃焼異常を判定する
ために用いられる異常判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の複合燃焼機器として
給湯用熱交換回路に暖房用熱交換回路とを組み合わせた
ものが知られている(例えば、特開平10−12257
9号公報参照)。このものでは、給湯用熱交換回路と暖
房用熱交換回路とのそれぞれに送風ファン、燃焼バーナ
及び熱交換器が個別に設けられており、給湯用加熱器で
は給水管から流入された水を上記熱交換器において加熱
し湯水を出湯管に出湯する一方、暖房用熱交換回路では
上記出湯管から分岐して導入された湯水を温水循環配管
に循環させる際に熱交換器において設定温度まで加熱す
るようになっている。そして、特に上記給湯用熱交換回
路においては、通常、ユーザーが設定した設定給湯温度
等に対応した必要出湯能力(必要加熱能力)になるよう
に燃焼バーナの燃焼作動等をフィードフォワード制御
(以下、「FF制御」という)する一方、実際の出湯能
力が設定給湯温度に対応したものになるように追随させ
るフィードバック制御(以下、「FB制御」という)を
行うことにより燃焼バーナ及び送風機等に対する厳密な
制御が行われている。また、暖房用もしくは風呂追い焚
き用等の他の熱交換回路においては、通常、燃焼バーナ
の燃焼作動を固定値もしくは2〜3段階切換での単純な
制御が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の各熱
交換回路においては、燃焼排気の排気筒側から屋外の風
が燃焼室内に逆流する等の一時的な外乱による燃焼異常
の他に、主として熱交換器の吸熱フィンのフィン詰まり
等の経時変化に起因する不完全燃焼(燃焼異常)が生じ
る場合がある。例えば、逆風時の不完全燃焼での煤付着
の繰り返しや、熱効率を高く設計した熱交換器のフィン
の場合には結露水の生成及びその乾燥により銅の酸化物
が表面に堆積すること等によってフィン詰まりが生じる
おそれがある。
【0004】ところが、上記の如き二以上の熱交換回路
を備えた複合燃焼機器においては、その二以上の熱交換
回路が同時に作動されている場合には、たとえ上記のフ
ィン詰まりに起因する燃焼異常が生じても給湯側もしく
は暖房側のいずれの側の熱交換器にフィン詰まりが生じ
ているのかを的確に判別することは困難もしくは不能と
いう不都合がある。このような判別の困難性は、二以上
の熱交換回路に対する送風を単一の送風機により行うよ
うに構成された複合燃焼機器において特に顕著なものに
なる。また、たとえ燃焼排気中の一酸化炭素(CO)量
の増大量をみても、二以上の熱交換回路の燃焼排気が集
合されて排出される場合には、その混合された燃焼排気
中のCO量を見ても判別は不能となる。
【0005】このため、たとえフィン詰まりが生じて
も、適切なタイミングでしかも部位に応じた適切なメン
テナンスを実施し得ないことになる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、複合燃焼機器
において、部位に応じた適切なメンテナンスを容易に実
現して適正な燃焼状態を維持させ得る異常判定装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フィン詰まりが生じると、各種の作動制
御により燃焼器を制御しあるいは燃焼器及び送風機を制
御したとしても次のような現象が生じることに着目して
なされたものである。すなわち、送風量がある目標値と
なるように送風機を作動制御したとしても上記フィン詰
まりに起因する送風抵抗を受けて実際には上記目標値よ
り少ない送風量しか送風できなくなる上に、上記フィン
詰まりに起因する燃焼状態の悪化に伴い燃焼排気中の特
にCO濃度が増大することになる。この際、二以上の熱
交換回路に対する送風を単一の送風機により行っている
場合には、例えば給湯用熱交換回路の如く厳密な制御が
行われている熱交換回路では上記燃焼状態に悪化に伴い
熱交換効率の低下(吸熱度合の低下;吸熱異常)が生
じ、その結果、特に上記FB制御におけるFB制御量の
増大を招くことになる。従って、本発明では、このよう
な現象の発生状態の如何に基づいて二以上ある内のいず
れの熱交換回路にフィン詰まりが生じているかの判定を
行うこととしたものである。
【0008】具体的には、送風機1(図1もしくは図2
参照)と、この送風機1から燃焼用空気の送風を受けて
燃料を燃焼させる燃焼器2a,2bと、この燃焼器2
a,2bからの燃焼熱を吸熱する二以上の熱交換器3
a,3bとを有し各熱交換器3a,3bに導入される被
加熱媒体を上記燃焼器2a,2bの燃焼作動により加熱
し昇温後の被加熱媒体を各別の供給先に導出させる二以
上の熱交換回路4a,4bを備え、少なくとも一の熱交
換回路4aが燃焼用空気の送風量と加熱能力とについて
の各目標値に基づき作動制御されるように構成された複
合燃焼機器に対する異常判定装置を対象として、以下の
特定事項を具備する第1の発明と第2の発明とがある。
【0009】ここで、第1の発明は後述の送風量偏差と
加熱能力偏差とに基づいて異常部位を判定するものであ
り、特に単一の送風機により二以上の熱交換回路に対す
る送風を行うように構成された複合燃焼機器に対し好適
に適用されるものである。また、第2の発明は送風機燃
焼排気中に含まれる後述の特定成分偏差と加熱能力偏差
とに基づいて異常部位を判定するものであり、送風機が
単一の場合もしくは二以上の熱交換回路に対し個別に設
けられている場合のいずれにも好適に適用し得るが、特
に、上記二以上の熱交換回路が同時に運転されそれぞれ
からの燃焼排気が集合して排出される場合に好適に適用
し得るものである。
【0010】第1の発明は、図1に例示するように上記
送風機1の燃焼器2a,2bに対する送風量を検出する
送風量検出手段5と、上記一の熱交換回路4aにおける
被加熱媒体への実際の加熱能力を検出する加熱能力検出
手段6と、上記送風量の目標値から上記送風量検出手段
5による検出値を減じた送風量偏差及び上記加熱能力の
目標値から上記加熱能力検出手段6による検出値を減じ
た加熱能力偏差に基づいていずれの熱交換回路4a,4
bが吸熱異常であるかを判定する異常判定手段7とを備
えるものとする。そして、上記異常判定手段7として、
上記送風量偏差が予め設定された送風量偏差判定値より
も大でかつ上記加熱能力偏差が予め設定された加熱能力
偏差判定値よりも大であるとき上記一の熱交換回路4a
が吸熱異常であると判定する一方、上記送風量偏差が上
記送風量偏差判定値よりも大でかつ上記加熱能力偏差が
上記加熱能力偏差判定値よりも小であるとき上記一の熱
交換回路4a以外の他の熱交換回路4bが吸熱異常であ
ると判定する構成とするものである。
【0011】また、第2の発明は、図2に例示するよう
に上記一の熱交換回路4aにおける被加熱媒体への実際
の加熱能力を検出する加熱能力検出手段6と、上記二以
上の熱交換回路4a,4bからの燃焼排気が集合して排
気される部位に配設され燃焼器2a,2bの燃焼異常に
より変動する燃焼排気中の特定成分の含有量を検出する
排気成分検出手段8と、上記二以上の熱交換回路4a,
4bが同時作動状態にあるとき、上記加熱能力の目標値
から上記加熱能力検出手段6による検出値を減じた加熱
能力偏差及び上記排気成分検出手段8による検出含有量
に基づいていずれの熱交換回路4a,4bが吸熱異常で
あるかを判定する異常判定手段9とを備えるものとす
る。そして、上記異常判定手段9として、上記特定成分
の検出含有量が予め設定された特定成分量判定値よりも
大でかつ上記加熱能力偏差が予め設定された加熱能力偏
差判定値よりも大であるとき上記一の熱交換回路4aが
吸熱異常であると判定する一方、上記特定成分の検出含
有量が上記特定成分量判定値よりも大でかつ上記加熱能
力偏差が上記加熱能力偏差判定値よりも小であるとき上
記一の熱交換回路4a以外の他の熱交換回路4bが吸熱
異常であると判定する構成とするものである。
【0012】ここで、「燃焼器1」としては例えば燃焼
バーナを用いればよく、燃焼させる「燃料」にはLPG
(液化天然ガス)等の気体燃料や、軽油もしくは灯油等
の液体燃料がある。
【0013】「被加熱媒体」とは流体のことであり、主
として液体を対象とするが、気体に対しても適用可能で
ある。
【0014】「複合燃焼機器」とは、被加熱媒体を
「水」とする場合には、給湯用熱交換回路と、風呂追い
焚き用熱交換回路及び暖房のための温水循環用熱交換回
路の一方もしくは双方を組み合わせた如き機器をいい、
この場合には給湯用熱交換回路が「作動制御される少な
くとも一の熱交換回路4a」に該当する。また、上記の
「複合燃焼機器」としては、少なくとも二以上の熱交換
回路がそれぞれ個別に熱交換器を有するものをいい、単
一の送風機により二以上の熱交換回路の全てに対し送風
を行うもの(図1もしくは図2に例示したもの)、単一
の送風機及び単一の燃焼器により二以上の熱交換器に対
し燃焼熱を付与するもの、あるいは、二以上の熱交換回
路にそれぞれ個別に送風機及び燃焼器が設けられている
ものの全てを含むものである。
【0015】「送風量検出手段5」としては、送風機1
からの送風量を直接的に検出するもの、あるいは、間接
的に検出するもののいずれを用いてもよい。直接検出す
るものとしては送風機1のエア吐出口もしくはその下流
側に送風量を直接検出する送風量センサがある。また、
間接的に検出するものとして、送風機1のファン回転数
とその送風機1を構成するファンモータへの駆動電流値
とを検出しこれらファン回転数値及び駆動電流値の各検
出値に基づいて演算により実際の送風量を推定するよう
にしてもよい。この場合には、上記ファンの回転数セン
サと、電流センサと、所定の推定式に基づき送風量を演
算する演算部とによって送風量検出手段5が構成される
ことになる。
【0016】「加熱能力」とは、燃焼器2aの燃焼熱を
吸熱して熱交換器3aにおいて被加熱媒体に対し付与さ
れる熱量のことであり、熱交換器3aでの加熱前の被加
熱媒体の温度と、加熱後の被加熱媒体の温度と、上記熱
交換器3aに導入される被加熱媒体の導入量とに基づい
て演算すればよい。上記の給湯用熱交換回路の場合に
は、加熱能力とは「出湯能力」のことになり、「号数」
で表される。「号数」とは、1リットルの水を1分間に
25℃昇温させるために要する熱量として1500kcal
/hを設定し、これを1号とするものである。例えば3
0,000kcal/hの熱量を与えるには出湯能力の目標値
として20号が設定され、その際の熱効率が80%であ
れば16号の出湯能力が期待できることになる。
【0017】「加熱能力検出手段6」としては、上記の
「一の熱交換回路4a」としての給湯用熱交換回路の場
合には、熱交換器に流入する給水温度を検出する入水温
度センサ(例えばサーミスタ)と、熱交換器3aから出
湯(流出)する湯温を検出する出湯温度センサ(同上)
と、上記熱交換器3aに流入する給水の入水量を検出す
る入水量センサと、これらセンサからの各出力値から実
際の出湯能力を演算する演算部とにより構成すればよ
い。
【0018】「排気成分検出手段8」とは、一酸化炭素
(CO)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)等
のように燃焼器で不完全燃焼が生じた際に燃焼排気中に
おいて増大する成分、あるいは、酸素(O)のように
不完全燃焼が生じると燃焼排気中において低減する成分
を特定成分として、その分有量(濃度)を検出するもの
であり、例えば特定成分として一般的なCOのCO濃度
を検出するCOセンサ等を採用すればよい。そして、
「特定成分量判定値」としては、例えばフィン詰まりに
起因する不完全燃焼時での特定成分の含有量を各種の送
風量毎に実測もしくは推定し、安全側に見てその特定成
分の増大範囲内の下限値を判定値として予め設定すれば
よい。
【0019】「異常判定手段7,9」としては、各種偏
差を演算する演算部と、これら演算により得られた各種
偏差とその偏差判定値との比較に基づいて吸熱異常がい
ずれの熱交換回路に発生しているかを判定する判定部と
によって構成すればよい。例えば第1の発明の場合であ
ると、上記一の熱交換回路4aの基本制御において設定
される送風量及び加熱能力の両目標値、上記送風量検出
手段5からの実際の検出送風量、及び、上記加熱能力検
出手段6からの実際の検出加熱能力の各出力を受けて送
風量偏差及び加熱能力偏差を演算する演算部と、これら
の演算値と送風量偏差判定値及び加熱能力偏差判定値と
の比較において吸熱異常がいずれの熱交換回路に発生し
ているかを判定する判定部とによって構成すればよい。
「送風量偏差判定値」及び「加熱能力偏差判定値」は、
フィン詰まりが生じた状態での実測値等に基づいてメン
テナンスが必要となる許容値を定め、その許容値を各種
偏差判定値として予め設定すればよい。
【0020】なお、上記の異常判定手段7,9における
演算部及び判定部を、マイクロプロセッサ(MPU)や
メモリー等により構成されたマイクロコンピュータで実
行されるプログラムとして実現してもよいし、例えば所
定数の比較器及びこれらの比較器からの出力を入力させ
て判定を行わせるAND回路等により表現される電気回
路として実現するようにしてもよい。また、上記の給湯
熱交換回路のように送風量及び加熱能力の各目標値に基
づいてFB制御により基本制御が行われている場合に
は、その送風量についてのFB制御量及び加熱能力につ
いてのFB制御量をそのまま入力して上記送風量偏差及
び加熱能力偏差として用いることができる。これによ
り、第1の発明においては上記演算部は省略可能とな
る。また、第2の発明の場合では、演算部において、特
定成分についての基準含有量から排気成分検出手段によ
る検出値を減じて特定成分偏差を演算するだけでよいこ
とになる。
【0021】上記第1の発明の場合、いずれか一の熱交
換回路の熱交換器にフィン詰まりに起因する吸熱異常が
生じると実際の送風量が低下し、目標送風量との偏差が
増大することになる。この送風量偏差が送風量偏差判定
値よりも大であれば、これにより、まず、上記の吸熱異
常がいずれかの熱交換回路で生じていると判別すること
が可能になる。その際、もしも、目標値送風量及び目標
加熱能力により作動制御されている特定の熱交換回路4
aに吸熱異常が生じていれば、目標加熱能力に基づいて
燃焼器2aの燃焼制御が行われていても、被加熱媒体へ
の実際の加熱量(検出加熱能力)が低下し、目標加熱能
力との偏差が増大することになる。そして、この加熱能
力偏差が加熱能力偏差判定値よりも大であれば、この特
定の熱交換回路側に吸熱異常が生じていると判別するこ
とが可能になる。一方、上記加熱能力偏差が加熱能力偏
差判定値よりも小の場合には、通常運転時の許容範囲で
あり、被熱媒体への加熱がほぼ正常に行われている、つ
まり吸熱異常は生じていないものと判別することができ
る。この場合には、上記の送風量偏差判定値を超える送
風量偏差が生じている原因は上記の特定の熱交換回路4
a以外の他の熱交換回路4bの側であると判別すること
が可能になる。従って、二以上の熱交換回路に対し単一
の送風機により送風を行うように構成された複合燃焼機
器であっても、上記の送風量偏差及び加熱能力偏差の如
何によって二以上の熱交換回路のいずれで吸熱異常が生
じているかの判定を的確に行うことが可能になる。
【0022】また、第2の発明の場合、いずれか一の熱
交換回路の熱交換器にフィン詰まりに起因する燃焼器の
不完全燃焼が生じると、その燃焼排気中の特定成分の含
有量が基準含有量よりも増大して特定成分偏差が増大す
ることになる。この特定成分偏差が特定成分偏差判定値
よりも大であれば、これにより、まず、上記の吸熱異常
がいずれかの熱交換回路で生じていると判別することが
可能になる。その際、もしも、目標加熱能力により作動
制御されている特定の熱交換回路4aに吸熱異常が生じ
ていれば、目標加熱能力に基づいて燃焼器の燃焼制御が
行われていても、第1の発明の場合と同様に被加熱媒体
への実際の加熱量が低下し、目標加熱能力との偏差が増
大することになる。そして、この加熱能力偏差が加熱能
力偏差判定値よりも大であれば、この特定の熱交換回路
4a側に吸熱異常が生じていると判別することが可能に
なる。一方、上記加熱能力偏差が加熱能力偏差判定値よ
りも小の場合には、通常運転時の許容範囲であり、被熱
媒体への加熱がほぼ正常に行われて吸熱異常は生じてい
ないものと判別することができる。この場合には、燃焼
排気に上記の特定成分偏差判定値を超える特定成分偏差
が生じている原因は上記の特定の熱交換回路4a以外の
他の熱交換回路4bの側であると判別することが可能に
なる。従って、単一の送風機により送風を行うのではな
くて二以上の熱交換回路に対し個別の送風機が設けられ
た複合燃焼機器であっても、上記の燃焼排気中の特定成
分偏差及び加熱能力偏差の如何によって二以上の熱交換
回路のいずれで吸熱異常が生じているかの判定を的確に
行うことが可能になる。また、この第2の発明の場合、
排気成分検出手段を二以上の熱交換回路からの燃焼排気
が集合している部位の1箇所だけに配設し、その集合さ
れた燃焼排気を対象として特定成分の検出を行うだけで
吸熱異常の生じている部位の判別が可能になる。このた
め、排気成分検出手段として比較的高価なCOセンサを
用いる場合であっても、不要なコスト増を招くことなく
異常判定装置を構成することが可能になる。
【0023】以上の第1もしくは第2の各発明におい
て、吸熱異常であると判定されたときその判定結果をユ
ーザー等に聴覚情報もしくは視覚情報により報知する報
知手段10(図1もしくは図2参照)を設けるようにし
てもよい。この場合、報知手段10による聴覚情報とし
ては熱交換回路毎に異なる音色の警報ブザーの吹鳴、合
成音声もしくは録音音声による異常部位の報知等を採用
すればよく、視覚情報としては警告ランプ(例えばLE
D)等の光の点灯もしくは点滅、または、ディスプレイ
への文字・警告マーク・異常部位の図形等の表示等を採
用すればよい。これらの報知手段10は複合燃焼機器の
運転をユーザーが指示設定するリモートコントローラが
あれば、これに組み込むようにすればよい。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように、第1もしくは第
2の発明の複合燃焼機器の異常判定装置によれば、適切
なタイミングでかつ異常部位に応じて的確なメンテナン
スを行うことができるようになる。この際、判定結果を
報知手段により報知させることにより、ユーザー等によ
り確実に異常の発生及び異常部位がどこかを報知するこ
とができ、上記のメンテナンスをより一層的確に行うこ
とができることになる。
【0025】また、このような基本効果に加え、第1の
発明の場合には、二以上の熱交換回路に対し単一の送風
機により送風を行うように構成された複合燃焼機器であ
っても、送風量偏差及び加熱能力偏差の如何によって二
以上の熱交換回路のいずれで吸熱異常が生じているかの
判定を的確に行うことができるようになる。しかも、一
の熱交換回路の作動制御において用いられている制御量
をそのまま判定のために利用することができ、新たな構
成の追加を最小限に抑えて異常判定を容易に行うことが
できる。
【0026】また、上記の基本効果に加え、第2の発明
の場合には、単一の送風機により送風を行うのではなく
て二以上の熱交換回路に対し個別の送風機が設けられた
複合燃焼機器であっても、上記の燃焼排気中の特定成分
偏差及び加熱能力偏差の如何によって二以上の熱交換回
路のいずれで吸熱異常が生じているかの判定を的確に行
うことができるようになる。しかも、排気成分検出手段
を燃焼排気が集合している部位の1箇所に配設するだけ
で、吸熱異常の生じている部位の判別を確実に行うこと
ができる。このため、排気成分検出手段として比較的高
価なCOセンサを用いる場合であっても、不要なコスト
増を招くことなく異常判定装置を簡易に構成することが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0028】<第1実施形態>図3は、本発明の第1実
施形態に係る異常判定装置を適用した複合燃焼機器の全
体図である。まず、この複合燃焼機器の基本構造及び基
本制御について簡単に説明する。
【0029】本複合燃焼機器は、給湯用熱交換回路10
0と、風呂の追い焚き用熱交換回路200とが複合され
てなり、水もしくは湯水を被加熱媒体とするものであ
る。
【0030】上記給湯用熱交換回路100は、一般家庭
用水道管に接続された給水管路21から給湯側熱交換器
22に導入される水を燃焼器としての給湯側燃焼バーナ
23の燃焼熱により加熱し、加熱後の湯水を出湯管路2
4を通して下流端の給湯栓25まで出湯させるようにな
っている。上記給水管路21と出湯管路24とには上記
給湯側熱交換器22をバイパスするバイパス管路26が
それぞれ連通され、このバイパス管路26に介装された
水量調整弁27の開度制御により上記熱交換器22から
の湯水に水を流入させて給湯栓25から出る湯水の温度
調整が行われるようになっている。
【0031】上記バイパス管路26の分岐位置よりも熱
交換器22側(下流側)の給水管路21には、上記熱交
換器22に流入する流量を検出する入水量センサ28
と、その流入する水の温度を検出する入水温度センサ2
9とが配設されている。一方、上記バイパス管路26の
合流位置によりも熱交換器22側(上流側)の出湯管路
24には熱交換器22から出湯する湯水の温度を検出す
る出湯温度センサ30が配設されている。また、上記合
流位置よりも下流側の出湯管路24には水量調整弁31
と、上記給湯栓25もしくは後述の風呂注湯管路41に
供給される湯水の温度を検出する給湯温度センサ32と
が配設されている。
【0032】上記追い焚き用熱交換回路200は、戻し
管路33から循環用ポンプ34の吸い込み作動により追
い焚き用熱交換器35に戻される浴槽36内の湯水を燃
焼器としての追い焚き側燃焼バーナ37の燃焼熱により
さらに加熱し、加熱後の湯水を往き管路38を通して再
び上記浴槽36内に戻して循環・追い焚きさせるように
なっている。上記ポンプ34の吐出側(下流側)の戻し
管路33には、水流スイッチ39と、追い焚き側熱交換
器35に流入される湯水の温度を検出する風呂湯温度セ
ンサ40とが配設されている。
【0033】上記浴槽36内への注湯は、上記出湯管路
24の下流側から分岐して上記ポンプ34の吸い込み側
に連通する風呂注湯管路41を通して上記給湯用熱交換
回路100からの湯水が供給されるようになっている。
この風呂注湯管路41には、上記出湯管路24との分岐
位置から戻し管路33との合流位置にかけて、浴槽36
に注湯される湯水の流量を検出する注湯量センサ42
と、開閉制御により注湯させる注湯用電磁弁43と、浴
槽36側湯水の給湯側への混入を防止する直列二段配置
の逆止弁44,45とが順に配設されている。
【0034】なお、上記の各温度センサ29,30,3
2,40は例えばサーミスタにより構成すればよく、ま
た、上記の入水量センサ28もしくは注湯量センサ42
は例えば管路内の水もしくは湯水の流れにより回転する
羽根車の回転数検出により流量を検出するように構成す
ればよい。
【0035】上記給湯側及び追い焚き側の両熱交換器2
2,35にはそれぞれ吸熱フィン221,351が設け
られ、給湯側熱交換器22は給湯側ケーシング51内の
燃焼室52上部に、追い焚き側熱交換器35は追い焚き
側ケーシング53内の燃焼室54上部にそれぞれ配設さ
れている。給湯側燃焼バーナ23は上記給湯側燃焼室5
2下部に、追い焚き側燃焼バーナ37は追い焚き側燃焼
室54下部にそれぞれ配設されている。
【0036】給湯側及び追い焚き側の両燃焼バーナ2
3,37にはLPG(液化天然ガス)を燃料とする燃料
供給管55が接続され、この燃料供給管55にはLPG
源側から順に元栓としての燃料用電磁弁56と、供給量
を調整する燃料用電磁比例弁57とが配設されている。
加えて、この燃料供給管55の下流端側には、追い焚き
側燃焼バーナ37への燃料供給を開閉する電磁弁58、
及び、給湯側燃焼バーナ23への燃料供給を開閉する複
数(図例では3つ)の電磁弁59,60,61が設けら
れている。これら3つの電磁弁59,60,61の選択
的な開閉制御により給湯側燃焼バーナ23の燃焼熱によ
る加熱能力が段階的に切換えられるようになっている。
なお、図3中62は点火用トランス、63,64はそれ
ぞれ燃焼バーナ点火用の点火プラグ、65,66は着火
確認用のフレームロッドである。
【0037】上記給湯側及び追い焚き側の両ケーシング
51,53は互いの下端側が下部ケーシング67に連通
して密閉され、この下部ケーシング67の下端部には単
一の送風機としての送風ファン68からの送風筒69が
連通されている。この送風ファン68は、電動のファン
モータ70の回転作動により外気を上記送風筒69及び
下部ケーシング67を通して給湯側及び追い焚き側の両
燃焼バーナ23,37の双方に燃焼用空気として供給す
るようになっている。また、送風ファン68には、その
回転数を検出する回転数センサ71が配設されている一
方、上記ファンモータ70の回転駆動に要する駆動電流
値を検出する図示省略の駆動電流検出回路が設けられて
いる。
【0038】なお、上記給湯側及び追い焚き側の両ケー
シング51,53は、その両上端側が集合され、集合さ
れた集合筒72を通して燃焼排気が排出されるようにな
っている。
【0039】以上の基本構造を有する複合燃焼機器は、
MPU及びメモリー等により構成されたコントローラ3
00によって、給湯、注湯及び追い焚きの各種運転作動
が上記の各種センサからの出力等に基づいて制御される
ようになっている。上記コントローラ300は図4に示
すように給湯制御手段81と、追い焚き制御手段82と
を備え、これらの各制御手段81,82によって上記各
種作動制御が行われる。以下、これらの運転作動につい
ての基本的な作動制御を説明する。なお、上記各制御手
段81,82はメモリー等に書き込まれた所定の制御プ
ログラムに従って各種電磁弁等に作動指令を発するよう
になっている。
【0040】給湯用熱交換回路100の給湯作動制御
は、ユーザーによりリモートコントローラ(以下、「リ
モコン」という)80の給湯スイッチがON操作されか
つ給湯栓25が開かれて入水量センサ28が予め定めら
れた最低作動水量以上の流量を検出することにより開始
される。まず、ユーザーがリモコン80に設定した所望
の給湯温度を実現するのに必要な出湯号数(目標号数)
を演算する。そして、演算された目標号数を実現させる
目標燃料供給量及びこの目標燃料供給量に対し所定の空
燃比となる目標送風量(目標風量)についての各FF制
御量を演算し、この各FF制御量に基づいて燃料供給管
55の各種電磁弁56,57,59〜61及び送風ファ
ン68のファンモータ70の回転数をそれぞれFF制御
する。次に、給湯側燃焼バーナ23の燃焼後に実際の出
湯号数(実号数)を入水量センサ28、入水温度センサ
29及び出湯温度センサ30からの各検出値に基づいて
演算し、上記目標号数と実号数との号数差(FB制御
量)をゼロにするように目標燃料供給量をFB制御によ
り順次補正する。併せて、実際の送風量(実風量)を上
記回転数センサ71からの検出回転数と駆動電流検出回
路からの検出駆動電流値とから演算し、上記目標風量と
実風量との風量差(FB制御量)をゼロにするように目
標風量をFB制御により順次補正する。
【0041】一方、追い焚き用熱交換回路200の追い
焚き作動制御は、ユーザーによりリモコン80の追い焚
きスイッチがON操作されると開始される。この場合、
ユーザーがリモコン80に設定する沸き上がり温度に応
じて複数段階の燃焼量、すなわち燃料供給量及び送風量
の組み合わせが予め設定されており、上記ユーザー設定
の沸き上がり温度に対応する所定段階の燃焼量となるよ
うに電磁比例弁57及び電磁弁58とファンモータ70
とが切換制御される。そして、風呂湯温度センサ40か
らの検出湯温が上記沸き上がり温度に到達すると燃焼バ
ーナ37による燃焼が停止される。つまり、追い焚き用
熱交換回路200は予め設定された固定値に基づく作動
制御が行われ、給湯用熱交換回路100の如き目標出湯
能力に基づく精密な作動制御は行われていない。
【0042】なお、上記給湯用熱交換回路100及び追
い焚き用熱交換回路200が同時運転される場合には、
燃料供給量は個別に制御される一方、送風量は給湯側燃
焼バーナ23に対する送風量と追い焚き側燃焼バーナ3
7に対する送風量との合計値により制御されることにな
る。
【0043】そして、以上の基本構造及び基本制御を前
提として、さらに以下の燃焼異常判定のための異常判定
制御が行われるようになっている。すなわち、上記コン
トローラ300は異常判定手段83を備え、この異常判
定手段83はフィン詰まりに起因する燃焼異常を判別検
出してそのフィン詰まりが給湯側もしくは追い焚き側の
いずれの熱交換器22,35に生じているかを報知手段
86を介して報知するようになっている。
【0044】上記異常判定手段83は異常判定のための
パラメータを演算する演算部84と、そのパラメータに
基づき異常判定を行う判定部85とを備え、その判定結
果に基づき上記報知手段86に作動信号(指令)を出力
するようになっている。
【0045】上記報知手段86は異常判定手段83から
の指令に基づきリモコン80に配設された警告ブザーの
吹鳴、LEDの点滅及びディスプレイ801(図3参
照)への文字情報の表示を行うように構成されている。
この場合、警告ブザーは例えばフィン詰まりが生じてい
ることを警告する1種類の吹鳴音にする一方、LEDは
そのフィン詰まりが給湯側であるか追い焚き側であるか
を示すように色違いの2種類にし、上記文字情報はフィ
ン詰まりの発生とその発生部位を表示するようにすれば
よい。
【0046】なお、上記異常判定手段83は、給湯制御
手段81等の基本制御プログラムに対しサブルーチンと
して組み込まれている。
【0047】以下、図5に示すフローチャートに基づい
て上記異常判定手段83による制御を具体的に説明す
る。
【0048】まず、ステップSA1で給湯側熱交換回路
100が燃焼作動制御中であるか否かを判別し、燃焼作
動制御中であるときにのみ以後のステップに進む。給湯
側が燃焼作動制御中であるときには、ステップSA2で
目標風量Atから実風量Adを減じて風量差(送風量偏
差)Afを演算し、ステップSA3でその風量差Afが送
風量偏差判定値An以上であるか否かの判別を行う。Af
がAn以上であるときにのみ次のステップSA4に進
み、ステップSA4で目標号数Btから実号数Bdを減じ
て号数差(加熱能力偏差)Bfを演算し、ステップSA
5でその号数差Bfが加熱能力偏差判定値Bn以上である
か否かの判別を行う。このステップSA5において、号
数差BfがBn以上であるときには給湯側熱交換器22の
吸熱フィン221にフィン詰まりが生じていると判定し
(ステップSA6)、報知手段86に給湯側のフィン詰
まりを報知させる指令信号を出力する(ステップSA
7)。逆に、上記ステップSA5において、号数差Bf
がBn未満であるときには追い焚き側熱交換器35の吸
熱フィン351にフィン詰まりが生じていると判定し
(ステップSA8)、報知手段86に追い焚き側(風呂
側)のフィン詰まりを報知させる指令信号を出力する
(ステップSA9)。
【0049】以上のフローチャートにおいて、ステップ
SA2及びSA4が演算部84を構成し、ステップSA
3及びSA5が判定部85を構成する。但し、上記のス
テップSA2における風量差Af及びステップSA4に
おける号数差Bfは、共に給湯制御手段81による給湯
側熱交換回路100の基本作動制御においてFB制御量
として演算されているため、上記各値Af,Bfは上記給
湯制御手段81からその都度取り込むようにして、異常
判定手段83での演算は省略してもよい。
【0050】また、この異常判定手段83においては、
入水量センサ28と、入水温度センサ29と、出湯温度
センサ30とによって加熱能力検出手段としての出湯能
力検出手段87が構成され、ファンモータ70の回転数
センサ71と、そのファンモータ70に対する駆動電流
検出回路73とによって送風量検出手段88が構成され
ている。
【0051】ここで、本実施形態における送風量検出手
段88について説明を加えると、送風ファン68による
送風量はファンモータ70の回転数に本来比例してい
る。このため、送風量の制御は上記回転数を制御するこ
とにより行われる。ある回転数Noで作動させるには通
常状態ではファンモータ70に対しある基準の駆動電流
Ioを与えればよい。このときのIoが基準値であり、値
理論的にはIo=α・No (但しαは定数)により
予め与えられる。ところが、吸熱フィン221,351
に詰まりが生じて流路抵抗が増大すると、回転数も、そ
の回転駆動を維持させるために要する駆動電流値も変動
する。そこで、実際の検出回転数Ndと、実際の検出駆
動電流値Idとを検出し次式に基づいて実際の送風量Ad
を推定・検出することにしている。
【0052】Ad=(Id−Io)/exp(Nd) <第2実施形態>図6は、本発明の第2実施形態に係る
異常判定装置を適用した複合燃焼機器の全体図である。
【0053】本複合燃焼機器も、第1実施形態の場合と
同様に給湯用熱交換回路101と、風呂の追い焚き用熱
交換回路201とが複合され、水もしくは湯水を被加熱
媒体とするものである。しかし、第1実施形態のものが
単一の送風ファン68(図3参照)を給湯用及び追い焚
き用の両熱交換回路100,200で共用しているのに
対し、第2実施形態のものは給湯用及び追い焚き用の両
熱交換回路101,201がそれぞれ個別に送風機とし
ての送風ファン74,77を備えており、この点で第2
実施形態の複合燃焼機器は第1実施形態のものと基本構
造において異なる。
【0054】まず、本複合燃焼機器の基本構造及び基本
作動制御について説明するが、主として第1実施形態の
ものと異なる点について説明し、第1実施形態のものと
同一の構成要素については第1実施形態の場合と同一符
号を付してその詳細な説明を省略する。
【0055】給湯用熱交換回路101の熱交換器22は
独立した給湯側ケーシング47内の燃焼室48の上部に
配設され、この燃焼室48の下部に燃焼器としての燃焼
バーナ23が配設されている。そして、上記給湯側ケー
シング47の下端部には送風機としての給湯側送風ファ
ン74の送風筒74aが連通しファンモータ75の回転
駆動による送風が上記燃焼室48に対し燃焼用空気とし
て供給されるようになっている。
【0056】追い焚き用熱交換回路201の熱交換器3
5も独立した追い焚き側ケーシング49内の燃焼室50
の上部に配設され、この燃焼室50の下部に燃焼器とし
ての燃焼バーナ37が配設されている。そして、上記追
い焚き側ケーシング49の下端部には送風機としての追
い焚き側送風ファン77の送風筒77aが連通しファン
モータ78の回転駆動による送風が上記燃焼室50に対
し燃焼用空気として供給されるようになっている。
【0057】上記の給湯側のファンモータ75にはその
回転数を検出する回転数センサ76が設けられ、追い焚
き側ファンモータ77にも同様の回転数センサ79が設
けられている。
【0058】また、上記給湯側及び追い焚き側の2つの
ケーシング47,49の上端部が共に集合されて集合排
気筒72とされ、この集合排気筒72には給湯側及び追
い焚き側の双方から集合された燃焼排気中の特定成分と
してのCOの濃度を検出する排気成分検出手段としての
COセンサ80が配設されている。
【0059】なお、図6中58aは追い焚き側の燃焼能
力を切換えるための電磁弁、58bは圧力調速用のガバ
ナーである。また、本複合燃焼機器における注湯管路4
6の下流端は戻し管路33に対し循環ポンプ34の吐出
側、すなわち、熱交換器35側の位置に合流されてお
り、注湯用の電磁弁43、注湯量センサ42及び2段の
逆止弁44,45からなる落とし弁機構により自動注湯
が行われるようになっている。
【0060】以上の基本構造を有する複合燃焼機器はM
PU及びメモリー等により構成されたコントローラ30
1によって、給湯、注湯及び追い焚きの各種運転作動が
上記の各種センサからの出力等に基づいて制御されるよ
うになっている。上記コントローラ301は図7に示す
ように給湯制御手段91と、追い焚き制御手段92とを
備え、これら各制御手段91,92はメモリー等に書き
込まれた所定の制御プログラムに従って各種電磁弁等に
作動指令を発することにより、上記の各種運転作動の作
動制御が行われるように構成されている。
【0061】給湯制御手段91による給湯用熱交換回路
101の給湯作動制御は、制御対象の一つである送風フ
ァンが第1実施形態の場合の送風ファン68(図3参
照)が本第2実施形態では給湯側で独立の送風ファン7
4に置き換わるという違いを有するだけで、他は第1実
施形態の場合と同一の制御が行われる。概説すると、ま
ず、リモコン80に設定された給湯温度を実現するのに
必要な出湯号数(目標号数)を演算する。そして、演算
された目標号数を実現させる目標燃料供給量及びこの目
標燃料供給量に対し所定の空燃比となる目標送風量につ
いての各FF制御量を演算し、この各FF制御量に基づ
いて燃料供給管55の各種電磁比例弁57,59〜61
及び送風ファン74のファンモータ75の回転数をそれ
ぞれFF制御する。次に、給湯側燃焼バーナ23の燃焼
後に実際の出湯号数(実号数)を入水量センサ28、入
水温度センサ29及び出湯温度センサ30からの各検出
値に基づいて演算し、上記目標号数と実号数との号数差
(FB制御量)をゼロにするように目標燃料供給量をF
B制御により順次補正する。併せて、実際の送風量を上
記回転数センサ76からの検出回転数と駆動電流検出回
路73からの検出駆動電流値とから演算し、上記目標送
風量と実際の送風量との風量差(FB制御量)をゼロに
するように目標送風量をFB制御により順次補正する。
【0062】一方、追い焚き制御手段92による追い焚
き用熱交換回路201の追い焚き作動制御は、リモコン
80の追い焚きスイッチがON操作されると開始され、
リモコン80に設定された沸き上がり温度に対応する燃
焼段階の燃焼量となるように段階的切換え制御が行われ
る。すなわち燃料供給量及び送風量の組み合わせが複数
段階の燃焼量に応じて予め設定されており、その所定段
階の燃焼量となるように各種電磁弁56,58,58a
及びファンモータ78とが切換制御されるようになって
いる。
【0063】この複合燃焼機器も、第1実施形態のもの
と比べ給湯側と追い焚き側との両送風ファン74,77
が互いに独立して制御される点で相違はあるが、追い焚
き用熱交換回路201は第1実施形態と同様に予め設定
された固定値に基づく段階的な作動制御が行われ、給湯
用熱交換回路101の如き目標出湯能力に基づく精密な
作動制御は行われていない。
【0064】そして、上記給湯用熱交換回路101及び
追い焚き用熱交換回路201が同時運転される場合に
は、上記の給湯制御手段91と追い焚き制御手段92と
による両作動制御が互いに独立して同時に実行される。
【0065】以上の基本構造及び基本制御を前提として
行われる燃焼異常判定のための異常判定制御は上記コン
トローラ301の異常判定手段93により行われる。こ
の異常判定手段93は、第1実施形態と異なり燃焼排気
に含まれるCO量の増大度合と、出湯能力の目標値と検
出値との偏差の度合とに基づいてフィン詰まりに起因す
る燃焼異常の発生の判別及びそのフィン詰まりが給湯側
もしくは追い焚き側のいずれの熱交換器22,35に生
じているかの判別を行うようになっている。
【0066】上記異常判定手段93は異常判定のための
パラメータを演算する演算部94と、そのパラメータに
基づき異常判定を行う判定部95とを備え、その判定結
果に基づき上記報知手段86に作動信号(指令)を出力
するようになっている。
【0067】なお、上記異常判定手段93は、第1実施
形態と同様に給湯制御手段81等の基本制御プログラム
に対しサブルーチンとして組み込まれている。
【0068】以下、図8に示すフローチャートに基づい
て上記異常判定手段93による制御を具体的に説明す
る。
【0069】まず、ステップSB1で給湯側及び追い焚
き用の両熱交換回路101,201が共に燃焼作動中で
あるか否かを判別し、同時燃焼作動中であるときにのみ
次のステップに進む。同時燃焼作動中であるときには、
ステップSB2でCOセンサ80からのCO濃度(CO
出力値)CdがCO判定値(特定成分量判定値)Cn以上
か否かの判別を行う。CdがCn以上であるときにのみ次
のステップSB3に進み、ステップSB3で目標号数B
tから実号数Bdを減じて号数差(加熱能力偏差)Bfを
演算し、ステップSB4でその号数差Bfが加熱能力偏
差判定値Bn以上であるか否かの判別を行う。このステ
ップSB4において、号数差BfがBn以上であるときに
は給湯側熱交換器22の吸熱フィン221にフィン詰ま
りが生じていると判定し(ステップSB5)、報知手段
86に給湯側のフィン詰まりを報知させる指令信号を出
力する(ステップSB6)。逆に、上記ステップSB4
において、号数差BfがBn未満であるときには追い焚き
側熱交換器35の吸熱フィン351にフィン詰まりが生
じていると判定し(ステップSB7)、報知手段86に
追い焚き側(風呂側)のフィン詰まりを報知させる指令
信号を出力する(ステップSB8)。
【0070】以上のフローチャートにおいて、ステップ
SB3が演算部94を構成し、ステップSB2及びSB
4が判定部95を構成する。但し、上記のステップSB
3における号数差Bfは給湯制御手段91による給湯側
熱交換回路101の基本作動制御においてFB制御量と
して演算されているため、上記各値Bfは上記給湯制御
手段91からその都度取り込むようにして、異常判定手
段93での演算は省略してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明を示すブロック概念図である。
【図2】第2の発明を示すブロック概念図である。
【図3】第1実施形態を適用した複合燃焼機器の全体説
明図である。
【図4】図3のコントローラ等を示すブロック図であ
る。
【図5】第1実施形態の異常判定手段による制御を示す
フローチャートである。
【図6】第2実施形態を適用した複合燃焼機器の全体説
明図である。
【図7】図6のコントローラ等を示すブロック図であ
る。
【図8】第2実施形態の異常判定手段による制御を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 送風機 2a,2b 燃焼器 3a,3b 熱交換器 4a 一の熱交換回路 4b 他の熱交換回路 5,88 送風量検出手段 6,87 加熱能力検出手段 7,83,93 異常判定手段 8 排気成分検出手段 10,86 報知手段 22,35 熱交換器 23,37 燃焼バーナ(燃焼器) 25 給湯栓(加熱後の非加熱媒体の供給
先) 36 浴槽(加熱後の被加熱媒体の供給
先) 68,74,77 送風ファン(送風機) 72 集合排気筒(燃焼排気が集合して排
出される部位) 80 COセンサ(排気成分検出手段) 81 給湯制御手段(一の熱交換回路の制
御手段) 100,101 給湯用熱交換回路(一の熱交換回
路) 200,201 追い焚き用熱交換回路(他の熱交換
回路) 221,351 吸熱フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 康彦 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3K003 SA00 SB07 SC06 TA01 TC00 TC07 TC08 XC03 XC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機と、この送風機から燃焼用空気の
    供給を受けて燃料を燃焼させる燃焼器と、この燃焼器か
    らの燃焼熱を吸熱する二以上の熱交換器とを有し各熱交
    換器に導入される被加熱媒体を上記燃焼器の燃焼作動に
    より加熱し昇温後の被加熱媒体を各別の供給先に導出さ
    せる二以上の熱交換回路を備え、少なくとも一の熱交換
    回路が燃焼用空気の送風量と加熱能力とについての各目
    標値に基づき作動制御されるように構成された複合燃焼
    機器の異常判定装置であって、 上記送風機の燃焼器に対する送風量を検出する送風量検
    出手段と、 上記一の熱交換回路における被加熱媒体への実際の加熱
    能力を検出する加熱能力検出手段と、 上記送風量の目標値から上記送風量検出手段による検出
    値を減じた送風量偏差及び上記加熱能力の目標値から上
    記加熱能力検出手段による検出値を減じた加熱能力偏差
    に基づいていずれの熱交換回路が吸熱異常であるかを判
    定する異常判定手段とを備え、 上記異常判定手段は、上記送風量偏差が予め設定された
    送風量偏差判定値よりも大でかつ上記加熱能力偏差が予
    め設定された加熱能力偏差判定値よりも大であるとき上
    記一の熱交換回路が吸熱異常であると判定する一方、上
    記送風量偏差が上記送風量偏差判定値よりも大でかつ上
    記加熱能力偏差が上記加熱能力偏差判定値よりも小であ
    るとき上記一の熱交換回路以外の他の熱交換回路が吸熱
    異常であると判定するように構成されていることを特徴
    とする複合燃焼機器の異常判定装置。
  2. 【請求項2】 送風機と、この送風機から燃焼用空気の
    供給を受けて燃料を燃焼させる燃焼器と、この燃焼器か
    らの燃焼熱を吸熱する二以上の熱交換器とを有し各熱交
    換器に導入される被加熱媒体を上記燃焼器の燃焼作動に
    より加熱し昇温後の被加熱媒体を各別の供給先に導出さ
    せる二以上の熱交換回路を備え、少なくとも一の熱交換
    回路が燃焼用空気の送風量と加熱能力とについての各目
    標値に基づき作動制御されるように構成された複合燃焼
    機器の異常判定装置であって、 上記一の熱交換回路における被加熱媒体への実際の加熱
    能力を検出する加熱能力検出手段と、 上記二以上の熱交換回路からの燃焼排気が集合して排気
    される部位に配設され燃焼器の燃焼異常により変動する
    燃焼排気中の特定成分の含有量を検出する排気成分検出
    手段と、 上記二以上の熱交換回路が同時作動状態にあるとき、上
    記加熱能力の目標値から上記加熱能力検出手段による検
    出値を減じた加熱能力偏差及び上記排気成分検出手段に
    よる検出含有量に基づいていずれの熱交換回路が吸熱異
    常であるかを判定する異常判定手段とを備え、 上記異常判定手段は、上記特定成分の検出含有量が予め
    設定された特定成分量判定値よりも大でかつ上記加熱能
    力偏差が予め設定された加熱能力偏差判定値よりも大で
    あるとき上記一の熱交換回路が吸熱異常であると判定す
    る一方、上記特定成分の検出含有量が上記特定成分量判
    定値よりも大でかつ上記加熱能力偏差が上記加熱能力偏
    差判定値よりも小であるとき上記一の熱交換回路以外の
    他の熱交換回路が吸熱異常であると判定するように構成
    されていることを特徴とする複合燃焼機器の異常判定装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 吸熱異常であることを報知する報知手段を有し、 上記報知手段は、異常判定手段によりいずれかの熱交換
    回路が吸熱以上であると判定されたとき、その判定結果
    を聴覚情報及び視覚情報の内の一種もしくは二種以上の
    情報により報知するように構成されていることを特徴と
    する複合燃焼機器の異常判定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 各熱交換器は吸熱フィンを有し、 異常判定手段による吸熱異常の判定は上記吸熱フィンの
    フィン詰まりを判定するものであることを特徴とする複
    合燃焼機器の異常判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 排気成分検出手段により検出する特定成分は燃焼排気中
    に含まれる一酸化炭素であることを特徴とする複合燃焼
    機器の異常判定装置。
JP08460199A 1999-03-26 1999-03-26 複合燃焼機器の異常判定装置 Expired - Fee Related JP3687087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08460199A JP3687087B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 複合燃焼機器の異常判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08460199A JP3687087B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 複合燃焼機器の異常判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000274678A true JP2000274678A (ja) 2000-10-03
JP3687087B2 JP3687087B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=13835212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08460199A Expired - Fee Related JP3687087B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 複合燃焼機器の異常判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3687087B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004011937A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Rinnai Corp 燃焼装置
JP2012021678A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Rinnai Corp 燃焼装置
US20170038068A1 (en) * 2014-04-22 2017-02-09 Kyungdong Navien Co., Ltd Method for detecting blockage in exhaust flue of gas boiler

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05196229A (ja) * 1992-01-21 1993-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃焼器具の煤詰まり安全装置
JPH0777327A (ja) * 1993-09-06 1995-03-20 Gastar Corp 燃焼装置の煤詰まり検知方法とそれを利用したcoセンサ付燃焼装置のcoセンサ故障検知方法
JPH09257303A (ja) * 1996-03-25 1997-10-03 Gastar Corp 燃焼装置
JPH109676A (ja) * 1996-06-19 1998-01-16 Hitachi Chem Co Ltd 燃焼制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05196229A (ja) * 1992-01-21 1993-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃焼器具の煤詰まり安全装置
JPH0777327A (ja) * 1993-09-06 1995-03-20 Gastar Corp 燃焼装置の煤詰まり検知方法とそれを利用したcoセンサ付燃焼装置のcoセンサ故障検知方法
JPH09257303A (ja) * 1996-03-25 1997-10-03 Gastar Corp 燃焼装置
JPH109676A (ja) * 1996-06-19 1998-01-16 Hitachi Chem Co Ltd 燃焼制御装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004011937A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Rinnai Corp 燃焼装置
JP2012021678A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Rinnai Corp 燃焼装置
US20170038068A1 (en) * 2014-04-22 2017-02-09 Kyungdong Navien Co., Ltd Method for detecting blockage in exhaust flue of gas boiler
CN106415150A (zh) * 2014-04-22 2017-02-15 (株)庆东Navien 一种检测燃气锅炉烟道阻塞的方法
EP3136015A4 (en) * 2014-04-22 2017-12-13 Kyungdong Navien Co., Ltd. Method for detecting blockage in exhaust flue of gas boiler
US10488042B2 (en) 2014-04-22 2019-11-26 Kyungdong Navien Co., Ltd Method for detecting blockage in exhaust flue of gas boiler

Also Published As

Publication number Publication date
JP3687087B2 (ja) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120083194A1 (en) Mechanical draft systems
JP2000274678A (ja) 複合燃焼機器の異常判定装置
JP5674243B2 (ja) 温水装置
JP3683400B2 (ja) 複合給湯装置
JP2002013701A (ja) ボイラの台数制御方法
JP6661384B2 (ja) 給湯装置
JP2003042444A (ja) 給湯器
JP2001324217A (ja) ガス温水器
JP3558448B2 (ja) 燃焼機器
JP4081030B2 (ja) 複合燃焼装置
JP2004011937A (ja) 燃焼装置
JP7335586B2 (ja) 給湯器
JP3436177B2 (ja) 複合燃焼機器の燃焼改善方法及び燃焼改善装置
JP4110665B2 (ja) 複合燃焼機器の燃焼改善方法
JP4179731B2 (ja) 燃焼装置の燃焼異常検出装置
JP2004271112A (ja) 液体燃料燃焼装置
JP3566757B2 (ja) 燃焼機器
JP3834429B2 (ja) 給湯装置
JP2002221318A (ja) 熱機器の燃焼制御方法
JP4179732B2 (ja) 燃焼装置の燃焼異常検出装置
JP3322995B2 (ja) 燃焼装置
JPH05196213A (ja) 給湯機の燃焼制御方法
JPH08178265A (ja) 燃焼装置
JP4169455B2 (ja) 燃焼装置の不完全燃焼検出装置
JP3554661B2 (ja) 燃焼機器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees