JP2004271112A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃焼用空気量を調節するダンパーの異常動作を簡単に、かつ低コストで検出可能にする石油燃焼装置を提供することにある
【解決手段】ノズル16と、ノズルより噴出した液体燃料を気化する気化器13と、送風管10を介して燃焼用空気を供給する送風機9と、送風機からの燃焼用空気と気化器からの気化ガスを混合する混合ガス通路14と、混合ガス通路の下流側に設置し、燃焼用空気と気化ガスの混合ガスを炎口15で燃焼させるバーナー5と、バーナーの燃焼量が最大と最小の間を変化する時に連動して送風管内の送風抵抗を可変するダンパー11と、ダンパーの動作を制御する制御手段7aとを備え、制御手段はダンパーの動作に対応して送風機の制御出力値を検出し、制御出力値が予め定めた値と異なる時、ダンパー動作が異常であると判断を行うように構成した石油燃焼装置である。
【選択図】 図1
【解決手段】ノズル16と、ノズルより噴出した液体燃料を気化する気化器13と、送風管10を介して燃焼用空気を供給する送風機9と、送風機からの燃焼用空気と気化器からの気化ガスを混合する混合ガス通路14と、混合ガス通路の下流側に設置し、燃焼用空気と気化ガスの混合ガスを炎口15で燃焼させるバーナー5と、バーナーの燃焼量が最大と最小の間を変化する時に連動して送風管内の送風抵抗を可変するダンパー11と、ダンパーの動作を制御する制御手段7aとを備え、制御手段はダンパーの動作に対応して送風機の制御出力値を検出し、制御出力値が予め定めた値と異なる時、ダンパー動作が異常であると判断を行うように構成した石油燃焼装置である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼用空気を調節する空気量可変ダンパーを有する石油等を燃料とする液体燃料燃焼装置に関し、特に空気量可変ダンパーの動作異常の検出に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の液体燃料燃焼装置(以下、石油燃焼装置という)は図6に示すような構成であった。図6において、給水口1より導かれた水は、流量センサー2、給水サーミスター3を介して熱交換器4に導かれる。そして、水は熱交換器4に水が流れることで燃焼したバーナー5により加熱されている熱交換器4において熱交換し、お湯に沸き上がる。沸き上がったお湯は、出湯温度検出器6を介してカラン等から使用場所に供給される。
【0003】
お湯の沸き上がり温度は、操作部(図示せず)の指示による出湯温度設定器(図示せず)より、好みの温度に設定することができ、そして出湯温度設定器により設定された温度と、流量センサー2の流量値と、給水サーミスター3の温度の各情報をマイクロコンピュータおよびその周辺回路からなる制御手段7により演算し、バーナー5の燃焼量値を決定し、燃焼制御を行う構成のものであった。
【0004】
一方、バーナー5には、炎検出器となるフレームロッド8と、バーナー5に送風管10を介して燃焼用空気を供給する送風機9とバーナー5の燃焼量値に応じて送風管10の送風抵抗(開閉する)を可変して供給する空気量を調節するダンパー11とダンパー11の駆動用モータ12により構成される空気量可変ダンパーを設けている。ダンパー11による空気量は燃焼量によって可変良好な燃焼性能を確保するように設定されている。図中、17は排気筒である。
【0005】
しかしながら、上記従来の構成にあって燃焼量が最大側の時はダンパー11が全開の位置で燃焼を行い、燃焼量が最小側の時はダンパー11が全閉の位置で燃焼を行っている。この場合に、ダンパー駆動用モータ12の故障や、ダンパー11の伝達機構の不具合によりダンパー11の可動が不備になり、例えば、ダンパー全閉指示が出ているにもかかわらず全開状態で動かなくなった場合は、燃焼用空気量が多くなり、吹き消えとなってフレームロッド8により不着火を検出してバーナー5の燃焼を停止する。
【0006】
しかし、反対にダンパー11の全開指示が出ているにもかかわらず全閉状態のまま動かなくなると、燃焼用空気が不足して、煤を発生させながら燃え続けることになる。この場合、熱交換器4に煤が堆積し排気抵抗が増大して、さらなる燃焼用空気の不足となり、煤の発生がひどくなって排気筒17近傍の白壁を汚したり、熱交換器4の熱効率が大幅に低下するのであった。
【0007】
そのため従来は、制御手段7においてフレームロッド8により正常な燃焼状態の値と、煤発生燃焼時のフレームロッド8の電流値を比較することで、ダンパー11の動作異常を検出する構成にしていたが、バーナー5の燃焼量の可変巾全域における正常燃焼時と煤発生燃焼時のフレームロッド8の電流値を比較することは技術的に困難であり、また、バーナー5やフレームロッド8の表面に非導電体のシリコン等が付着した場合は、正常燃焼にもかかわらずフレームロッド8の電流値が正常値より低下するため、ダンパー11の動作が正常にもかかわらず誤判定を行う場合があつた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、燃焼用空気量を調節するダンパーの異常動作を簡単に、かつ低コストで検出可能にする石油燃焼装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の石油燃焼装置は、ノズルと、前記ノズルより噴出した液体燃料を気化する気化器と、送風管を介して燃焼用空気を供給する送風機と、前記送風機からの燃焼用空気と前記気化器からの気化ガスを混合する混合ガス通路と、前記混合ガス通路の下流側に設置し、燃焼用空気と気化ガスの混合ガスを炎口で燃焼させるバーナーと、前記バーナーの燃焼量が最大と最小の間を変化する時に連動して前記送風管内の送風抵抗を可変するダンパーと、前記ダンパーの動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記ダンパーの動作に対応して前記送風機の制御出力値を検出し、前記制御出力値が予め定めた値と異なる時、ダンパー動作の異常判断を行うように構成したものである。
【0010】
上記手段によれば、ダンパーの動作に対応した送風機の正常時の制御出力値である例えば回転数と異常時の制御出力値である回転数を比較することでダンパーの動作の良否を判定するので、ダンパー位置を検出するために別部品等が不要となって、構成の簡素化および低コスト化を図ることができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
上記した本発明の目的は、各請求項に記載した構成を実施の形態とすることにより達成できるので、以下には各請求項に記載の構成にその構成による作用効果を併記し併せて請求項記載の構成のうち説明を必要とする特定用語については詳細な説明を加えて本発明の実施の形態とする。
【0012】
請求項1記載に係る発明は、ノズルと、前記ノズルより噴出した液体燃料を気化する気化器と、送風管を介して燃焼用空気を供給する送風機と、前記送風機からの燃焼用空気と前記気化器からの気化ガスを混合する混合ガス通路と、前記混合ガス通路の下流側に設置し、燃焼用空気と気化ガスの混合ガスを炎口で燃焼させるバーナーと、前記バーナーの燃焼量が最大と最小の間を変化する時に連動して前記送風管内の送風抵抗を可変するダンパーと、前記ダンパーの動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記ダンパーの動作に対応して前記送風機の制御出力値を検出し、前記制御出力値が予め定めた値と異なるときにダンパー動作の異常判断を行うように構成したものである。
【0013】
上記実施の形態によれば、ダンパーの全開時と全閉時では送風管内の送風抵抗が大きく変化する。すなわち、送風機の負荷が変化するため、同一条件で送風機を駆動させた場合、ダンパーの全閉時はダンパーの全開時に比較して負荷が小さくなり、送風機の制御出力値として、例えばモータの回転数を用いた場合は回転数が増大することになり、正常時の制御出力値(回転数)と異常時の制御出力値(回転数)を制御手段において比較することにより、ダンパーの動作した位置の良否判定をすることが可能になる。
【0014】
また、請求項2記載に係る発明は、請求項1記載の液体燃料燃焼装置にあって、制御手段はバーナーの燃焼停止後における排気ガスの排除動作であるポストパージ中にダンパーの駆動を行い、かつ送風機の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常判断を行なうように構成したものである。
【0015】
上記実施の形態によれば、制御手段はポストパージ中にダンパーを駆動し、そして送風機の制御出力値を検出し、この検出値の変化によりダンパー動作の異常判断、例えば変化があれば正常、変化が無ければ異常と判断するので、送風機の負荷に対する制御出力値を確実に検出できるようになり、負荷が絶えず変化して送風機の制御出力値が安定しないバーナーの燃焼中に検出させる場合に比べ、正確なダンパーの異常動作を検出可能となる。
【0016】
例えば、ダンパーが全閉側で動かなくなるような故障が発生した場合、制御手段はポストパージ中に強制的にダンパーを全閉から全開側に駆動させるように指示を出すとともに、このダンパー駆動に連動させて送風機の制御出力値(回転数)の変化を検出するようにし、送風機の制御出力値(回転数)が変化すれば、送風機負荷の増大に伴い制御出力値(回転数)が減少したことになり正常と判断し、反対に、送風機の制御出力値(回転数)が変化しなければ、送風機負荷が変化していないわけでダンパーが全閉から全開に駆動していないことになり異常と判断する。
【0017】
同様に、ダンパーが全開側で動かなくなるような故障が発生した場合は、上記と反対にダンパーを全開から全閉側に駆動させるように指示を出すとともに、このダンパー駆動に連動させて送風機の制御出力値(回転数)の変化を検出し、変化があれば正常、変化がなければ異常と判断する。
【0018】
また、請求項3記載に係る発明は、請求項1記載の液体燃料燃焼装置にあって、制御手段はバーナーの燃焼停止後におけるポストパージ中にあって、かつダンパーの全開動作の時だけ、送風機の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常判断を行なうように構成したものである。
【0019】
上記実施の形態によれば、制御手段はポストパージ中にあって、ダンパー動作を全閉から全開に変化させて送風機の制御出力値の変化を検出する。つまり、ダンパーが全開側で動かなくなる故障おいては、制御手段が通常動作時においてダンパーが全閉側に指示された時、燃焼空気量が多くなり、バーナーの炎の吹き消えとなりフレームロッドにより不着火検出でバーナーの燃焼停止をすることができるので、敢えてポストパージ中にダンパーを強制的に駆動させてチェックする必要がなく、またポストパージの動作の度に毎回チェックを行うと、ダンパー駆動用モータの耐久性を損なう恐れがある。
【0020】
従って、本実施の形態ではダンパーが全閉側から動かなくなる故障の場合のみ、ダンパー動作を全閉から全開に変化させ、この動作に対応して送風機の制御出力値の変化を検出するようにしたものであり、ダンパー駆動用モータの耐久性を損なうことなく、ダンパーの動作異常を効率的に検出できる。
【0021】
また、請求項4記載に係る発明は、請求項1記載の液体燃料燃焼装置にあって、制御手段はフレームロッドによる電流値が所定値まで低下した場合に、送風機の制御出力値の変化により、ダンパー動作の異常判断を行なうように構成したものである。
【0022】
上記実施の形態によれば、制御手段はフレームロッドによる検出した電流値が所定値を下回った場合で、送風機の制御出力値の変化を検出することで、ダンパー動作の異常に起因するものか、バーナーやフレームロッドの表面に非導電体のシリコン等が付着したものかの判定を行うことができる。例えば、フレームロッドの電流値が正常値より低下しても送風機の制御出力値変化(回転数変化あるいは電流値変化)があれば燃焼は正常と判断して継続的に使用することが可能となり、送風機の制御出力値の変化がなければダンパー動作の異常に起因するものであり異常と判断して燃焼を停止する、というように誤判定により機器が使用できなくなることが防止できる。
【0023】
【実施例】
以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における給湯暖房用等に利用される石油燃焼装置を示す構成図で、図2は同装置の制御手段の動作フローチャートである。図1において、カラン等を開けると給水口1より流入した水は、流量センサー2、給水サーミスター3を介して熱交換器4に導かれる。そして、水は熱交換器4に水が流れることで燃焼開始したバーナー5により加熱される熱交換器4において熱交換し、お湯に沸き上がる。沸き上がったお湯は、出湯温度検出器6を介してカラン等から使用場所に供給される。
【0025】
お湯の沸き上がり温度は、操作部(図示せず)の指示による出湯温度設定器(図示せず)より、好みの温度に設定することができ、そして出湯温度設定器により設定された温度と、流量センサー2の流量値と、給水サーミスター3の温度の各情報をマイクロコンピュータおよびその周辺回路からなる制御手段7aにより演算し、バーナー5の燃焼量値を決定し、燃焼制御を行う構成のものである。
【0026】
一方、バーナー5には、燃焼により炎口15に生じる炎に加熱され、電流を発生する炎検出器としてのフレームロッド8と、バーナー5に送風管10を介して燃焼用空気を供給する送風機9とバーナー5の燃焼量値に応じて送風管10の送風抵抗(開閉する)を可変して供給する空気量を調節するダンパー11とダンパー駆動用モータ12により構成される空気量可変ダンパーを設け、空気量は燃焼量によって可変良好な燃焼性能をバーナー5が確保するように設定されている。そして、ダンパー11は制御手段7aにより制御されたダンパー駆動用モータ12により燃焼量が最大時に全開とし、燃焼量が最小時に全閉としている。
【0027】
バーナー5の上流側には、石油燃料を噴霧するノズル16と、噴霧された燃料を気化する気化器13と、気化された気化ガスと送風管10より供給された燃焼用空気を混合する混合ガス通路14とを設けている。
【0028】
制御手段7aは、カランを開き熱交換器4に水が流れたことを流量センサー2が検出し、ノズル16へ石油を供給するとともに、送風機9を回転させて燃焼用空気を供給し、さらに制御手段7aで演算される燃焼量により、ダンパー11が全開領域か全閉領域かを判断してダンパー駆動用モータ12によるダンパー11の開閉を制御して燃焼用空気を調節し、バーナー5の炎口15から噴出した混合ガスに点火器(図示せず)を制御して点火し、ロッドフレーム8の炎検出した電流値が一定値に達すると点火器を停止させる通常の燃焼と、カランを閉じると水の流れが停止し、石油供給の停止によるバーナー5の燃焼停止を行ない、同時に一定時間の間、送風機9を運転させて排気ガスの排除動作であるポストパージを行ない、一定時間後に停止させる燃焼停止と、何らかの原因でロッドフレーム8の炎検出した電流値が所定値以下に達するとバーナー5の燃焼停止等の、これら一連の制御シーケンスを実行するプログラムを格納している。
【0029】
また、制御手段7aはダンパー11が故障等で不作動時に送風機9から供給される燃焼用空気の量が、バーナー5の燃焼量に対応し切れずに発生する異常燃焼になるダンパー11の動作異常を検出するため、ダンパー11の作動状態に連動して送風機9の制御出力値、例えば送風機9を構成するファンとモータにおける制御出力値であるモータの回転数や電流値を検出し、この検出した制御出力値を、予め格納しておいた正常時におけるダンパー11の作動状態に連動した送風機9の制御出力値と比較し、制御出力値が予め定めた値と異なるとき異常であると判断を行う、図2に示す動作フロー、ステップ(以下、Sと表示する)21〜S29、S29a〜S29cの制御シーケンスを実行するプログラムを格納しているものである。
【0030】
すなわち、制御手段7aは図2に示す動作フローチャートで明らかなように、カランを開くと流量センサー2が流量を検出し、バーナー5を燃焼させ、その時、出湯温度設定器により設定された温度と、流量センサー2の流量値と、給水サーミスター3の温度の各情報に基づき制御手段7aが演算したバーナー5の燃焼量により、ダンパー11が全開領域か全閉領域かを判断する。図中、17は排気筒で、18は石油燃焼装置の本体である。点線矢印は燃焼用空気および混合気ガスを示す。
【0031】
上記実施例において、制御手段7aにおける図2の動作フローにしたがいダンパー11の異常動作の検出を説明する。S21でカランを開くとS22で一定量の水を流量センサー2が検出し、S23でバーナー5を燃焼させる。その時、出湯温度設定器により設定された温度と、流量センサー2の流量値と、給水サーミスター3の温度の各情報に基づき制御手段7aが演算したバーナー5の燃焼量により、S24でダンパー11が全開領域か全閉領域かを判断する。そして、S25で送風機9の制御出力値がダンパー11の開度状況に対応した値であるか否かを判断する。例えば、ダンパー11の開度が全開であれば、送風機9の負荷は最大であり、この送風機負荷に対応した制御出力値(例えば、回転数)が出力(YES)されていればS26で正常と判断し、S25においてダンパー11が全開領域で送風機9の制御出力値(例えば、回転数)が上記全開時の値より大きければ(NO)、送風機9の負荷が軽くなっているものであり、ダンパー11は全閉側に固定されていると推察でき、この場合はS27でダンパー11の動作が異常と判断してS28でバーナー5の燃焼を停止する。
【0032】
一方、S24において、ダンパー11が全開でなく全閉領域で送風機9の制御出力値(例えば、回転数)がS29で上記全閉時と同等(YES)であれば、S29aで正常と判断し、ダンパー11が全閉領域で送風機9の制御出力値(例えば、回転数)が上記全開時の値と同等の時(NO)は、S29bでダンパー11の動作が異常と判断してS29cで燃焼を停止するようになっている。
【0033】
以上のように本実施例では、ダンパー11が全開時と全閉時では送風管10の送風抵抗、すなわち送風機9の負荷抵抗が大きく変化するために、ダンパー11が全閉時は全開時に比較して送風機9の制御出力値(例えば回転数の場合)が大きくなることを利用したもので、正常時の送風機9の制御出力値(回転数)と異常時の制御出力値(回転数)を比較することにより、ダンパー11の動作位置がどうであるかを判定することができ、ダンパー11の位置を検出させるために別部品等を設ける必要がなくなり、構成の簡素化および低コスト化を図ることができるとともに、ダンパーの動作確認を確実に行うことができる。
【0034】
(実施例2)
図3は、本発明の実施例2における石油燃焼装置の制御手段の動作フローチャートである。本実施例は、ポストパージ中に、制御手段によるダンパー動作が正常または異常かの判断する制御シーケンスが実施例1の発明と異なるもので、図1を利用して同一構成並びに作用効果を奏するところには同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0035】
実施例2における制御手段7aは、バーナー15の燃焼停止後におけるポストパージ中にダンパー11の駆動を行い、これに連動する送風機9の制御出力値の変化状況により異常の有無を判断するように構成したもので、図3に示す動作フローのS31〜S39、S39aの一連の制御シーケンスを実行するプログラムを格納している。
【0036】
上記実施例において、ダンパー11の動作チェックを図3の動作フローを用いて説明する。S31でカランを開くとS32で流量センサー2が流量を検出し、S33でバーナー5を燃焼させる。そして、燃焼による給湯暖房等の目的を達成し、その後、S34で燃焼停止に入りS35のポストパージ中にS36で強制的にダンパー11の駆動を行い、その駆動状況に連動した送風機9の制御出力値の変化をS37で検出し、制御出力値に変化があればダンパー11は駆動しているので正常動作とS38で判断し、S37において制御出力値に変化がなければダンパー11が動いていないもので動作異常とS39で判断し、S39aで停止させる。
【0037】
以上のように本実施例では、石油燃焼装置のポストパージ中にダンパー11の動作チェックを行なうので、送風機の安定した制御出力値を検出することができ、正確なダンパー動作のチェックを行うことができる。一般に、給湯負荷が絶えず変化し、それに連動してダンパー11が駆動している燃焼状態においては、送風機9の制御出力値も常に変化しており、正常時と異常時の制御出力値の比較が困難である。然るに、本実施例では一定の条件であるポストパージ中に、ダンパー11を駆動し、その時に安定している送風機の制御出力値の変化を検出確認するで、上記した効果を期待できるのである。
【0038】
(実施例3)
図4は、本発明の実施例3における石油燃焼装置の制御手段の動作フローチャートである。本実施例は、制御手段によるダンパー動作が正常または異常かの判断する制御シーケンス(ポストパージ中にダンパー動作のチェックを行なう)が実施例1および2の発明と異なるもので、図1を利用して同一の構成並びに作用効果を奏するところには同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0039】
実施例3における制御手段7aは、ダンパー11の動作異常を検出するために、ポストパージ中にあって、ダンパー11の全開動作の時だけ、送風機の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常判断を行なうように構成したもので、図4に示す動作フローのS41〜S49、S49a〜49cの一連の制御シーケンスを実行するプログラムを格納している。
【0040】
上記実施例において、図4の動作フローチャートを用いてポストパージ中におけるダンパー動作のチェックについて説明する。本チェックはダンパー11が全閉側で故障し動かなくなった場合について、その異常を検出するものである。
【0041】
S41でカランを開くとS42で流量センサー2が流量を検出し、S43でバーナー5を燃焼させる。そして、燃焼による給湯暖房等の目的を達成し、その後、S44で燃焼停止とS45でポストパージに入る。そして、S46でダンパー11を全閉側から全開側に駆動するように指示を出す。このとき、S47で駆動されたダンパー11に連動する送風機9の制御出力値(回転数)をS48で検出する。
【0042】
そして、S48においてこの制御出力値(回転数)が変化しているか否かを制御手段7aで判断し、制御出力値(回転数)が変化していれば(YES)、S49でダンパー11の駆動状況、つまり負荷変動に合わせて送風機9の回転数が変化していることであり、ダンパー11は指示にしたがって正常に動作していると判断し、S48において制御出力値(回転数)が変化していなければ(NO)、負荷変動がない、つまりダンパー11は全閉側から動いていないことになり、ダンパー11は異常であるとS49aで判断し、S49bで停止させる。なお、S46においてダンパー11を全閉側から全開側に駆動する指示がない(NO)場合は、S49cで判定なしとなる。
【0043】
以上のように本実施例は、ダンパー動作チェックとして、ポストパージ中にダンパーを全閉側から全開側に駆動した時のみ、これに連動する送風機の制御出力値の変化を検出してダンパーの動作異常、つまりダンパーが全閉側で故障した場合のみを検出するようにしたもので、ダンパーの動作異常の検出はもちろん、ダンパー駆動用モータの耐久性を確保することもできる。なお、ダンパーの全開側で故障し動かなくなった場合は、通常動作の中でチェックするようにしたものである。
【0044】
すなわち、ダンパー11が全開側で故障した場合は、通常動作においてバーナー5の燃焼量が少なくなった時、これに対応できないダンパーの全開による燃焼空気量が多くなって、バーナー5が吹き消え状態となりフレームロッド8により不着火検出で燃焼を停止する制御手段7aにより実行できるため、敢えてポストパージ中に強制的にダンパーの駆動を行い、制御出力値を検出するまでもないのである。
【0045】
また、ポストパージシーケンスの度にダンパー駆動を行って確認することで、ダンパー駆動用モータ12の耐久性を損なう恐れがあり、本実施例のように、ダンパーが全閉側で故障した場合のみチェックすることでダンパー駆動用モータ12の耐久性を確保し、効率的なダンパー11の動作チェックを行うことができる。
【0046】
(実施例4)
図5は、本発明の実施例4における石油燃焼装置の制御手段の動作フローチャートである。本実施例は、制御手段によるダンパー動作が正常または異常かの判断する制御シーケンス(フレームロッドの電流値変化を利用した)が実施例1〜3の発明と異なるもので、図1を利用して同一の構成並びに作用効果を奏するところには同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0047】
実施例4における制御手段7aは、ダンパー11の動作異常を検出するために、フレームロッド8の検出電流値が所定値以下になった場合で、ポストパージに入った時に送風機9の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常を検出するように構成したもので、図5に示す動作フローのS51〜S59、S59a〜59eの一連の制御シーケンスを実行するプログラムを格納している。
【0048】
上記実施例において、図5の動作フローチャートを用いてダンパー動作のチェックについて説明する。S51でカランを開くとS52で流量センサー2が流量を検出し、S53でバーナー5を燃焼させる。そして、S54でフレームロッド8の検出電流値をチェックし、検出電流値が所定値を下回ると(YES)、制御手段7に記憶し、その後、S55でカランを閉じる等の操作で燃焼が停止すると、S56でポストパージに入る。
【0049】
そして、S57でダンパー11を全閉側から全開側に駆動するように指示を出す。このとき、S58で駆動されたダンパー11に連動させて送風機9の制御出力値(回転数)をS59で検出する。S59において、この制御出力値(回転数)が変化しているか否かを制御手段7aで判断し、制御出力値(回転数)が変化していれば(YES)、S59aでダンパー11の駆動状況、つまり負荷変動に合わせて送風機9の回転数が変化していることであり、ダンパー11は指示にしたがって正常に動作していると判断し、S59において制御出力値(回転数)が変化していなければ(NO)、負荷変動がない、つまりダンパー11は全閉側から動いていないことになり、ダンパー11は異常であるとS59bで判断し、S59cで停止させる。S57においてダンパー11を全閉側から全開側に駆動する指示がない(NO)場合は、S59dでダンパー11の動作を正常と判断し、またS54においてフレームロッド8の検出電流値が所定値を下回らなければ、ダンパー11の動作を正常と判断する。
【0050】
以上のように本実施例は、燃焼中にあって、フレームロッド8の検出電流値が所定値を下回った場合で、ポストパージシーケンスに入った時においてダンパー動作のチェックを行なうようにしたもので、燃焼の度毎とにダンパー動作のチェックを行わないから、効率的にダンパー動作のチェックを行うことができるとともに、ダンパー駆動用モータの耐久性を、さらに確保することができる。
【0051】
また、フレームロッド8による検出電流値が所定値より低下した場合のみ、ポストパージに入ってから送風機9の制御出力値の変化をみることで、ダンパー11の故障によるものか、バーナー5やフレームロッド8の表面に非導電体のシリコン等の付着に起因するものかを容易に判定を行うことができ、誤判定による手間を省き、的確なメンテナンスを行うことができる。つまり、フレームロッド8の検出電流値が所定値より低下しても、送風機9の制御出力値の変化があれば燃焼は正常と判断して継続的に使用することが可能となる。
【0052】
また、フレームロッド8の検出電流値の低下がなければ機器としては正常なため、ダンパー11の動作チェックを毎回行う必要もなく、ソフト処理で対応することでプログラムの簡易化が図れる。
【0053】
上記各実施例の発明では、送風機の制御出力値として、回転数あるいは電流値を用いたが、それ以外でも本発明の目的を達成する範囲であって、ダンパーの動作に対応して変化するものであれば、いかなるものであってもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ダンパー開閉による送風抵抗の変化を利用し、前記送風抵抗の変化に対応した送風機の制御出力値の変化を制御手段で監視することで、簡単に、かつ低コストなダンパー動作確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜4における石油燃焼装置の構成図
【図2】同装置の動作フローチャート
【図3】本発明の実施例2における石油燃焼装置の動作フローチャート
【図4】本発明の実施例3における石油燃焼装置の動作フローチャート
【図5】本発明の実施例4における石油燃焼装置の動作フローチャート
【図6】従来例の石油燃焼装置の構成図
【符号の説明】
5 バーナー
7a 制御手段
8 フレームロッド
9 送風機
11 ダンパー
13 気化器
14 混合ガス通路
15 炎口
16 ノズル
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼用空気を調節する空気量可変ダンパーを有する石油等を燃料とする液体燃料燃焼装置に関し、特に空気量可変ダンパーの動作異常の検出に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の液体燃料燃焼装置(以下、石油燃焼装置という)は図6に示すような構成であった。図6において、給水口1より導かれた水は、流量センサー2、給水サーミスター3を介して熱交換器4に導かれる。そして、水は熱交換器4に水が流れることで燃焼したバーナー5により加熱されている熱交換器4において熱交換し、お湯に沸き上がる。沸き上がったお湯は、出湯温度検出器6を介してカラン等から使用場所に供給される。
【0003】
お湯の沸き上がり温度は、操作部(図示せず)の指示による出湯温度設定器(図示せず)より、好みの温度に設定することができ、そして出湯温度設定器により設定された温度と、流量センサー2の流量値と、給水サーミスター3の温度の各情報をマイクロコンピュータおよびその周辺回路からなる制御手段7により演算し、バーナー5の燃焼量値を決定し、燃焼制御を行う構成のものであった。
【0004】
一方、バーナー5には、炎検出器となるフレームロッド8と、バーナー5に送風管10を介して燃焼用空気を供給する送風機9とバーナー5の燃焼量値に応じて送風管10の送風抵抗(開閉する)を可変して供給する空気量を調節するダンパー11とダンパー11の駆動用モータ12により構成される空気量可変ダンパーを設けている。ダンパー11による空気量は燃焼量によって可変良好な燃焼性能を確保するように設定されている。図中、17は排気筒である。
【0005】
しかしながら、上記従来の構成にあって燃焼量が最大側の時はダンパー11が全開の位置で燃焼を行い、燃焼量が最小側の時はダンパー11が全閉の位置で燃焼を行っている。この場合に、ダンパー駆動用モータ12の故障や、ダンパー11の伝達機構の不具合によりダンパー11の可動が不備になり、例えば、ダンパー全閉指示が出ているにもかかわらず全開状態で動かなくなった場合は、燃焼用空気量が多くなり、吹き消えとなってフレームロッド8により不着火を検出してバーナー5の燃焼を停止する。
【0006】
しかし、反対にダンパー11の全開指示が出ているにもかかわらず全閉状態のまま動かなくなると、燃焼用空気が不足して、煤を発生させながら燃え続けることになる。この場合、熱交換器4に煤が堆積し排気抵抗が増大して、さらなる燃焼用空気の不足となり、煤の発生がひどくなって排気筒17近傍の白壁を汚したり、熱交換器4の熱効率が大幅に低下するのであった。
【0007】
そのため従来は、制御手段7においてフレームロッド8により正常な燃焼状態の値と、煤発生燃焼時のフレームロッド8の電流値を比較することで、ダンパー11の動作異常を検出する構成にしていたが、バーナー5の燃焼量の可変巾全域における正常燃焼時と煤発生燃焼時のフレームロッド8の電流値を比較することは技術的に困難であり、また、バーナー5やフレームロッド8の表面に非導電体のシリコン等が付着した場合は、正常燃焼にもかかわらずフレームロッド8の電流値が正常値より低下するため、ダンパー11の動作が正常にもかかわらず誤判定を行う場合があつた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、燃焼用空気量を調節するダンパーの異常動作を簡単に、かつ低コストで検出可能にする石油燃焼装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の石油燃焼装置は、ノズルと、前記ノズルより噴出した液体燃料を気化する気化器と、送風管を介して燃焼用空気を供給する送風機と、前記送風機からの燃焼用空気と前記気化器からの気化ガスを混合する混合ガス通路と、前記混合ガス通路の下流側に設置し、燃焼用空気と気化ガスの混合ガスを炎口で燃焼させるバーナーと、前記バーナーの燃焼量が最大と最小の間を変化する時に連動して前記送風管内の送風抵抗を可変するダンパーと、前記ダンパーの動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記ダンパーの動作に対応して前記送風機の制御出力値を検出し、前記制御出力値が予め定めた値と異なる時、ダンパー動作の異常判断を行うように構成したものである。
【0010】
上記手段によれば、ダンパーの動作に対応した送風機の正常時の制御出力値である例えば回転数と異常時の制御出力値である回転数を比較することでダンパーの動作の良否を判定するので、ダンパー位置を検出するために別部品等が不要となって、構成の簡素化および低コスト化を図ることができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
上記した本発明の目的は、各請求項に記載した構成を実施の形態とすることにより達成できるので、以下には各請求項に記載の構成にその構成による作用効果を併記し併せて請求項記載の構成のうち説明を必要とする特定用語については詳細な説明を加えて本発明の実施の形態とする。
【0012】
請求項1記載に係る発明は、ノズルと、前記ノズルより噴出した液体燃料を気化する気化器と、送風管を介して燃焼用空気を供給する送風機と、前記送風機からの燃焼用空気と前記気化器からの気化ガスを混合する混合ガス通路と、前記混合ガス通路の下流側に設置し、燃焼用空気と気化ガスの混合ガスを炎口で燃焼させるバーナーと、前記バーナーの燃焼量が最大と最小の間を変化する時に連動して前記送風管内の送風抵抗を可変するダンパーと、前記ダンパーの動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記ダンパーの動作に対応して前記送風機の制御出力値を検出し、前記制御出力値が予め定めた値と異なるときにダンパー動作の異常判断を行うように構成したものである。
【0013】
上記実施の形態によれば、ダンパーの全開時と全閉時では送風管内の送風抵抗が大きく変化する。すなわち、送風機の負荷が変化するため、同一条件で送風機を駆動させた場合、ダンパーの全閉時はダンパーの全開時に比較して負荷が小さくなり、送風機の制御出力値として、例えばモータの回転数を用いた場合は回転数が増大することになり、正常時の制御出力値(回転数)と異常時の制御出力値(回転数)を制御手段において比較することにより、ダンパーの動作した位置の良否判定をすることが可能になる。
【0014】
また、請求項2記載に係る発明は、請求項1記載の液体燃料燃焼装置にあって、制御手段はバーナーの燃焼停止後における排気ガスの排除動作であるポストパージ中にダンパーの駆動を行い、かつ送風機の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常判断を行なうように構成したものである。
【0015】
上記実施の形態によれば、制御手段はポストパージ中にダンパーを駆動し、そして送風機の制御出力値を検出し、この検出値の変化によりダンパー動作の異常判断、例えば変化があれば正常、変化が無ければ異常と判断するので、送風機の負荷に対する制御出力値を確実に検出できるようになり、負荷が絶えず変化して送風機の制御出力値が安定しないバーナーの燃焼中に検出させる場合に比べ、正確なダンパーの異常動作を検出可能となる。
【0016】
例えば、ダンパーが全閉側で動かなくなるような故障が発生した場合、制御手段はポストパージ中に強制的にダンパーを全閉から全開側に駆動させるように指示を出すとともに、このダンパー駆動に連動させて送風機の制御出力値(回転数)の変化を検出するようにし、送風機の制御出力値(回転数)が変化すれば、送風機負荷の増大に伴い制御出力値(回転数)が減少したことになり正常と判断し、反対に、送風機の制御出力値(回転数)が変化しなければ、送風機負荷が変化していないわけでダンパーが全閉から全開に駆動していないことになり異常と判断する。
【0017】
同様に、ダンパーが全開側で動かなくなるような故障が発生した場合は、上記と反対にダンパーを全開から全閉側に駆動させるように指示を出すとともに、このダンパー駆動に連動させて送風機の制御出力値(回転数)の変化を検出し、変化があれば正常、変化がなければ異常と判断する。
【0018】
また、請求項3記載に係る発明は、請求項1記載の液体燃料燃焼装置にあって、制御手段はバーナーの燃焼停止後におけるポストパージ中にあって、かつダンパーの全開動作の時だけ、送風機の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常判断を行なうように構成したものである。
【0019】
上記実施の形態によれば、制御手段はポストパージ中にあって、ダンパー動作を全閉から全開に変化させて送風機の制御出力値の変化を検出する。つまり、ダンパーが全開側で動かなくなる故障おいては、制御手段が通常動作時においてダンパーが全閉側に指示された時、燃焼空気量が多くなり、バーナーの炎の吹き消えとなりフレームロッドにより不着火検出でバーナーの燃焼停止をすることができるので、敢えてポストパージ中にダンパーを強制的に駆動させてチェックする必要がなく、またポストパージの動作の度に毎回チェックを行うと、ダンパー駆動用モータの耐久性を損なう恐れがある。
【0020】
従って、本実施の形態ではダンパーが全閉側から動かなくなる故障の場合のみ、ダンパー動作を全閉から全開に変化させ、この動作に対応して送風機の制御出力値の変化を検出するようにしたものであり、ダンパー駆動用モータの耐久性を損なうことなく、ダンパーの動作異常を効率的に検出できる。
【0021】
また、請求項4記載に係る発明は、請求項1記載の液体燃料燃焼装置にあって、制御手段はフレームロッドによる電流値が所定値まで低下した場合に、送風機の制御出力値の変化により、ダンパー動作の異常判断を行なうように構成したものである。
【0022】
上記実施の形態によれば、制御手段はフレームロッドによる検出した電流値が所定値を下回った場合で、送風機の制御出力値の変化を検出することで、ダンパー動作の異常に起因するものか、バーナーやフレームロッドの表面に非導電体のシリコン等が付着したものかの判定を行うことができる。例えば、フレームロッドの電流値が正常値より低下しても送風機の制御出力値変化(回転数変化あるいは電流値変化)があれば燃焼は正常と判断して継続的に使用することが可能となり、送風機の制御出力値の変化がなければダンパー動作の異常に起因するものであり異常と判断して燃焼を停止する、というように誤判定により機器が使用できなくなることが防止できる。
【0023】
【実施例】
以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における給湯暖房用等に利用される石油燃焼装置を示す構成図で、図2は同装置の制御手段の動作フローチャートである。図1において、カラン等を開けると給水口1より流入した水は、流量センサー2、給水サーミスター3を介して熱交換器4に導かれる。そして、水は熱交換器4に水が流れることで燃焼開始したバーナー5により加熱される熱交換器4において熱交換し、お湯に沸き上がる。沸き上がったお湯は、出湯温度検出器6を介してカラン等から使用場所に供給される。
【0025】
お湯の沸き上がり温度は、操作部(図示せず)の指示による出湯温度設定器(図示せず)より、好みの温度に設定することができ、そして出湯温度設定器により設定された温度と、流量センサー2の流量値と、給水サーミスター3の温度の各情報をマイクロコンピュータおよびその周辺回路からなる制御手段7aにより演算し、バーナー5の燃焼量値を決定し、燃焼制御を行う構成のものである。
【0026】
一方、バーナー5には、燃焼により炎口15に生じる炎に加熱され、電流を発生する炎検出器としてのフレームロッド8と、バーナー5に送風管10を介して燃焼用空気を供給する送風機9とバーナー5の燃焼量値に応じて送風管10の送風抵抗(開閉する)を可変して供給する空気量を調節するダンパー11とダンパー駆動用モータ12により構成される空気量可変ダンパーを設け、空気量は燃焼量によって可変良好な燃焼性能をバーナー5が確保するように設定されている。そして、ダンパー11は制御手段7aにより制御されたダンパー駆動用モータ12により燃焼量が最大時に全開とし、燃焼量が最小時に全閉としている。
【0027】
バーナー5の上流側には、石油燃料を噴霧するノズル16と、噴霧された燃料を気化する気化器13と、気化された気化ガスと送風管10より供給された燃焼用空気を混合する混合ガス通路14とを設けている。
【0028】
制御手段7aは、カランを開き熱交換器4に水が流れたことを流量センサー2が検出し、ノズル16へ石油を供給するとともに、送風機9を回転させて燃焼用空気を供給し、さらに制御手段7aで演算される燃焼量により、ダンパー11が全開領域か全閉領域かを判断してダンパー駆動用モータ12によるダンパー11の開閉を制御して燃焼用空気を調節し、バーナー5の炎口15から噴出した混合ガスに点火器(図示せず)を制御して点火し、ロッドフレーム8の炎検出した電流値が一定値に達すると点火器を停止させる通常の燃焼と、カランを閉じると水の流れが停止し、石油供給の停止によるバーナー5の燃焼停止を行ない、同時に一定時間の間、送風機9を運転させて排気ガスの排除動作であるポストパージを行ない、一定時間後に停止させる燃焼停止と、何らかの原因でロッドフレーム8の炎検出した電流値が所定値以下に達するとバーナー5の燃焼停止等の、これら一連の制御シーケンスを実行するプログラムを格納している。
【0029】
また、制御手段7aはダンパー11が故障等で不作動時に送風機9から供給される燃焼用空気の量が、バーナー5の燃焼量に対応し切れずに発生する異常燃焼になるダンパー11の動作異常を検出するため、ダンパー11の作動状態に連動して送風機9の制御出力値、例えば送風機9を構成するファンとモータにおける制御出力値であるモータの回転数や電流値を検出し、この検出した制御出力値を、予め格納しておいた正常時におけるダンパー11の作動状態に連動した送風機9の制御出力値と比較し、制御出力値が予め定めた値と異なるとき異常であると判断を行う、図2に示す動作フロー、ステップ(以下、Sと表示する)21〜S29、S29a〜S29cの制御シーケンスを実行するプログラムを格納しているものである。
【0030】
すなわち、制御手段7aは図2に示す動作フローチャートで明らかなように、カランを開くと流量センサー2が流量を検出し、バーナー5を燃焼させ、その時、出湯温度設定器により設定された温度と、流量センサー2の流量値と、給水サーミスター3の温度の各情報に基づき制御手段7aが演算したバーナー5の燃焼量により、ダンパー11が全開領域か全閉領域かを判断する。図中、17は排気筒で、18は石油燃焼装置の本体である。点線矢印は燃焼用空気および混合気ガスを示す。
【0031】
上記実施例において、制御手段7aにおける図2の動作フローにしたがいダンパー11の異常動作の検出を説明する。S21でカランを開くとS22で一定量の水を流量センサー2が検出し、S23でバーナー5を燃焼させる。その時、出湯温度設定器により設定された温度と、流量センサー2の流量値と、給水サーミスター3の温度の各情報に基づき制御手段7aが演算したバーナー5の燃焼量により、S24でダンパー11が全開領域か全閉領域かを判断する。そして、S25で送風機9の制御出力値がダンパー11の開度状況に対応した値であるか否かを判断する。例えば、ダンパー11の開度が全開であれば、送風機9の負荷は最大であり、この送風機負荷に対応した制御出力値(例えば、回転数)が出力(YES)されていればS26で正常と判断し、S25においてダンパー11が全開領域で送風機9の制御出力値(例えば、回転数)が上記全開時の値より大きければ(NO)、送風機9の負荷が軽くなっているものであり、ダンパー11は全閉側に固定されていると推察でき、この場合はS27でダンパー11の動作が異常と判断してS28でバーナー5の燃焼を停止する。
【0032】
一方、S24において、ダンパー11が全開でなく全閉領域で送風機9の制御出力値(例えば、回転数)がS29で上記全閉時と同等(YES)であれば、S29aで正常と判断し、ダンパー11が全閉領域で送風機9の制御出力値(例えば、回転数)が上記全開時の値と同等の時(NO)は、S29bでダンパー11の動作が異常と判断してS29cで燃焼を停止するようになっている。
【0033】
以上のように本実施例では、ダンパー11が全開時と全閉時では送風管10の送風抵抗、すなわち送風機9の負荷抵抗が大きく変化するために、ダンパー11が全閉時は全開時に比較して送風機9の制御出力値(例えば回転数の場合)が大きくなることを利用したもので、正常時の送風機9の制御出力値(回転数)と異常時の制御出力値(回転数)を比較することにより、ダンパー11の動作位置がどうであるかを判定することができ、ダンパー11の位置を検出させるために別部品等を設ける必要がなくなり、構成の簡素化および低コスト化を図ることができるとともに、ダンパーの動作確認を確実に行うことができる。
【0034】
(実施例2)
図3は、本発明の実施例2における石油燃焼装置の制御手段の動作フローチャートである。本実施例は、ポストパージ中に、制御手段によるダンパー動作が正常または異常かの判断する制御シーケンスが実施例1の発明と異なるもので、図1を利用して同一構成並びに作用効果を奏するところには同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0035】
実施例2における制御手段7aは、バーナー15の燃焼停止後におけるポストパージ中にダンパー11の駆動を行い、これに連動する送風機9の制御出力値の変化状況により異常の有無を判断するように構成したもので、図3に示す動作フローのS31〜S39、S39aの一連の制御シーケンスを実行するプログラムを格納している。
【0036】
上記実施例において、ダンパー11の動作チェックを図3の動作フローを用いて説明する。S31でカランを開くとS32で流量センサー2が流量を検出し、S33でバーナー5を燃焼させる。そして、燃焼による給湯暖房等の目的を達成し、その後、S34で燃焼停止に入りS35のポストパージ中にS36で強制的にダンパー11の駆動を行い、その駆動状況に連動した送風機9の制御出力値の変化をS37で検出し、制御出力値に変化があればダンパー11は駆動しているので正常動作とS38で判断し、S37において制御出力値に変化がなければダンパー11が動いていないもので動作異常とS39で判断し、S39aで停止させる。
【0037】
以上のように本実施例では、石油燃焼装置のポストパージ中にダンパー11の動作チェックを行なうので、送風機の安定した制御出力値を検出することができ、正確なダンパー動作のチェックを行うことができる。一般に、給湯負荷が絶えず変化し、それに連動してダンパー11が駆動している燃焼状態においては、送風機9の制御出力値も常に変化しており、正常時と異常時の制御出力値の比較が困難である。然るに、本実施例では一定の条件であるポストパージ中に、ダンパー11を駆動し、その時に安定している送風機の制御出力値の変化を検出確認するで、上記した効果を期待できるのである。
【0038】
(実施例3)
図4は、本発明の実施例3における石油燃焼装置の制御手段の動作フローチャートである。本実施例は、制御手段によるダンパー動作が正常または異常かの判断する制御シーケンス(ポストパージ中にダンパー動作のチェックを行なう)が実施例1および2の発明と異なるもので、図1を利用して同一の構成並びに作用効果を奏するところには同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0039】
実施例3における制御手段7aは、ダンパー11の動作異常を検出するために、ポストパージ中にあって、ダンパー11の全開動作の時だけ、送風機の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常判断を行なうように構成したもので、図4に示す動作フローのS41〜S49、S49a〜49cの一連の制御シーケンスを実行するプログラムを格納している。
【0040】
上記実施例において、図4の動作フローチャートを用いてポストパージ中におけるダンパー動作のチェックについて説明する。本チェックはダンパー11が全閉側で故障し動かなくなった場合について、その異常を検出するものである。
【0041】
S41でカランを開くとS42で流量センサー2が流量を検出し、S43でバーナー5を燃焼させる。そして、燃焼による給湯暖房等の目的を達成し、その後、S44で燃焼停止とS45でポストパージに入る。そして、S46でダンパー11を全閉側から全開側に駆動するように指示を出す。このとき、S47で駆動されたダンパー11に連動する送風機9の制御出力値(回転数)をS48で検出する。
【0042】
そして、S48においてこの制御出力値(回転数)が変化しているか否かを制御手段7aで判断し、制御出力値(回転数)が変化していれば(YES)、S49でダンパー11の駆動状況、つまり負荷変動に合わせて送風機9の回転数が変化していることであり、ダンパー11は指示にしたがって正常に動作していると判断し、S48において制御出力値(回転数)が変化していなければ(NO)、負荷変動がない、つまりダンパー11は全閉側から動いていないことになり、ダンパー11は異常であるとS49aで判断し、S49bで停止させる。なお、S46においてダンパー11を全閉側から全開側に駆動する指示がない(NO)場合は、S49cで判定なしとなる。
【0043】
以上のように本実施例は、ダンパー動作チェックとして、ポストパージ中にダンパーを全閉側から全開側に駆動した時のみ、これに連動する送風機の制御出力値の変化を検出してダンパーの動作異常、つまりダンパーが全閉側で故障した場合のみを検出するようにしたもので、ダンパーの動作異常の検出はもちろん、ダンパー駆動用モータの耐久性を確保することもできる。なお、ダンパーの全開側で故障し動かなくなった場合は、通常動作の中でチェックするようにしたものである。
【0044】
すなわち、ダンパー11が全開側で故障した場合は、通常動作においてバーナー5の燃焼量が少なくなった時、これに対応できないダンパーの全開による燃焼空気量が多くなって、バーナー5が吹き消え状態となりフレームロッド8により不着火検出で燃焼を停止する制御手段7aにより実行できるため、敢えてポストパージ中に強制的にダンパーの駆動を行い、制御出力値を検出するまでもないのである。
【0045】
また、ポストパージシーケンスの度にダンパー駆動を行って確認することで、ダンパー駆動用モータ12の耐久性を損なう恐れがあり、本実施例のように、ダンパーが全閉側で故障した場合のみチェックすることでダンパー駆動用モータ12の耐久性を確保し、効率的なダンパー11の動作チェックを行うことができる。
【0046】
(実施例4)
図5は、本発明の実施例4における石油燃焼装置の制御手段の動作フローチャートである。本実施例は、制御手段によるダンパー動作が正常または異常かの判断する制御シーケンス(フレームロッドの電流値変化を利用した)が実施例1〜3の発明と異なるもので、図1を利用して同一の構成並びに作用効果を奏するところには同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0047】
実施例4における制御手段7aは、ダンパー11の動作異常を検出するために、フレームロッド8の検出電流値が所定値以下になった場合で、ポストパージに入った時に送風機9の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常を検出するように構成したもので、図5に示す動作フローのS51〜S59、S59a〜59eの一連の制御シーケンスを実行するプログラムを格納している。
【0048】
上記実施例において、図5の動作フローチャートを用いてダンパー動作のチェックについて説明する。S51でカランを開くとS52で流量センサー2が流量を検出し、S53でバーナー5を燃焼させる。そして、S54でフレームロッド8の検出電流値をチェックし、検出電流値が所定値を下回ると(YES)、制御手段7に記憶し、その後、S55でカランを閉じる等の操作で燃焼が停止すると、S56でポストパージに入る。
【0049】
そして、S57でダンパー11を全閉側から全開側に駆動するように指示を出す。このとき、S58で駆動されたダンパー11に連動させて送風機9の制御出力値(回転数)をS59で検出する。S59において、この制御出力値(回転数)が変化しているか否かを制御手段7aで判断し、制御出力値(回転数)が変化していれば(YES)、S59aでダンパー11の駆動状況、つまり負荷変動に合わせて送風機9の回転数が変化していることであり、ダンパー11は指示にしたがって正常に動作していると判断し、S59において制御出力値(回転数)が変化していなければ(NO)、負荷変動がない、つまりダンパー11は全閉側から動いていないことになり、ダンパー11は異常であるとS59bで判断し、S59cで停止させる。S57においてダンパー11を全閉側から全開側に駆動する指示がない(NO)場合は、S59dでダンパー11の動作を正常と判断し、またS54においてフレームロッド8の検出電流値が所定値を下回らなければ、ダンパー11の動作を正常と判断する。
【0050】
以上のように本実施例は、燃焼中にあって、フレームロッド8の検出電流値が所定値を下回った場合で、ポストパージシーケンスに入った時においてダンパー動作のチェックを行なうようにしたもので、燃焼の度毎とにダンパー動作のチェックを行わないから、効率的にダンパー動作のチェックを行うことができるとともに、ダンパー駆動用モータの耐久性を、さらに確保することができる。
【0051】
また、フレームロッド8による検出電流値が所定値より低下した場合のみ、ポストパージに入ってから送風機9の制御出力値の変化をみることで、ダンパー11の故障によるものか、バーナー5やフレームロッド8の表面に非導電体のシリコン等の付着に起因するものかを容易に判定を行うことができ、誤判定による手間を省き、的確なメンテナンスを行うことができる。つまり、フレームロッド8の検出電流値が所定値より低下しても、送風機9の制御出力値の変化があれば燃焼は正常と判断して継続的に使用することが可能となる。
【0052】
また、フレームロッド8の検出電流値の低下がなければ機器としては正常なため、ダンパー11の動作チェックを毎回行う必要もなく、ソフト処理で対応することでプログラムの簡易化が図れる。
【0053】
上記各実施例の発明では、送風機の制御出力値として、回転数あるいは電流値を用いたが、それ以外でも本発明の目的を達成する範囲であって、ダンパーの動作に対応して変化するものであれば、いかなるものであってもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ダンパー開閉による送風抵抗の変化を利用し、前記送風抵抗の変化に対応した送風機の制御出力値の変化を制御手段で監視することで、簡単に、かつ低コストなダンパー動作確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜4における石油燃焼装置の構成図
【図2】同装置の動作フローチャート
【図3】本発明の実施例2における石油燃焼装置の動作フローチャート
【図4】本発明の実施例3における石油燃焼装置の動作フローチャート
【図5】本発明の実施例4における石油燃焼装置の動作フローチャート
【図6】従来例の石油燃焼装置の構成図
【符号の説明】
5 バーナー
7a 制御手段
8 フレームロッド
9 送風機
11 ダンパー
13 気化器
14 混合ガス通路
15 炎口
16 ノズル
Claims (4)
- ノズルと、前記ノズルより噴出した液体燃料を気化する気化器と、送風管を介して燃焼用空気を供給する送風機と、前記送風機からの燃焼用空気と前記気化器からの気化ガスを混合する混合ガス通路と、前記混合ガス通路の下流側に設置し、燃焼用空気と気化ガスの混合ガスを炎口で燃焼させるバーナーと、前記バーナーの燃焼量が最大と最小の間を変化する時に連動して前記送風管内の送風抵抗を可変するダンパーと、前記ダンパーを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記ダンパーの動作に対応して前記送風機の制御出力値を検出し、前記制御出力値が予め定めた値と異なる時、ダンパー動作の異常判断を行うように構成した液体燃料燃焼装置。
- 制御手段は、バーナーの燃焼停止後におけるポストパージ中にダンパーの駆動を行い、かつ送風機の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常判断を行うように構成した請求項1項記載の液体燃料燃焼装置。
- 制御手段は、バーナーの燃焼停止後におけるポストパージ中にあって、かつダンパーの全開動作の時だけ、送風機の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常判断を行うように構成した請求項1記載の液体燃料燃焼装置。
- 制御手段は、フレームロッドの検出電流値が一定値以下になった場合に、ダンパーの駆動による送風機の制御出力値の変化によりダンパー動作の異常判断を行うように構成した請求項1項記載の液体燃料燃焼装置。
Priority Applications (1)
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JP2003064887A JP2004271112A (ja) | 2003-03-11 | 2003-03-11 | 液体燃料燃焼装置 |
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JP2003064887A JP2004271112A (ja) | 2003-03-11 | 2003-03-11 | 液体燃料燃焼装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009109116A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Daikin Ind Ltd | 調湿装置 |
JP2011043250A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Rinnai Corp | 多室換気機能付き浴室暖房機 |
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JP2019020036A (ja) * | 2017-07-14 | 2019-02-07 | アズビル株式会社 | 燃焼システム |
WO2020039723A1 (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | 株式会社ノーリツ | 燃焼装置 |
-
2003
- 2003-03-11 JP JP2003064887A patent/JP2004271112A/ja active Pending
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