JPH08178265A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

Info

Publication number
JPH08178265A
JPH08178265A JP33870294A JP33870294A JPH08178265A JP H08178265 A JPH08178265 A JP H08178265A JP 33870294 A JP33870294 A JP 33870294A JP 33870294 A JP33870294 A JP 33870294A JP H08178265 A JPH08178265 A JP H08178265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
fan motor
gas
proportional valve
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33870294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2870436B2 (ja
Inventor
Yasuhide Ikeuchi
康秀 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP6338702A priority Critical patent/JP2870436B2/ja
Publication of JPH08178265A publication Critical patent/JPH08178265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2870436B2 publication Critical patent/JP2870436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 燃焼量演算部23は出湯温度Thや設定温度
Ts等に応じて燃焼量GAを設定し、ファン回転数制御
演算部24は燃焼量の設定値GAに応じて目標ファン回
転数NAを求め、ファン回転数Nが目標ファン回転数NA
となるように送風機11をフィードバック制御する。フ
ァンモータ駆動電源25は比例弁電流演算部27へファ
ンモータ電流の値Irealを出力し、最適な空燃比が得ら
れるように比例弁電流iGを設定し、ガス比例弁10に
その値の比例弁電流iGを供給してガス燃焼器具8を燃
焼させる。 【効果】 排気経路に逆風の風圧等が加わって送風機の
特性が変化しても、燃焼装置が不完全燃焼することがな
く、安定燃焼状態を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼用空気を供給する
ための送風機を備えた強制給排気方式の燃焼装置に関す
る。
【0002】
【背景技術とその問題点】 (第1の従来技術…ファン回転数一定制御方式)強制給
排気方式のガス給湯器等の燃焼装置の概略構成を図1に
示す。1は熱交換器であって、熱交換器1からの出湯温
度Thはサーミスタ等の出湯温度検知器7により検知さ
れている。熱交換器1の下方にはガスバーナ等の燃焼器
具8が配設されており、燃焼器具8の燃焼量はガス比例
弁10の通電電流値(以下、比例弁電流という)により
制御されている。また、熱交換器1及び燃焼器具8は缶
体2内に納められており、缶体2の底部には燃焼器具8
に燃焼用空気を供給するための遠心ファン(渦巻き送風
機)のような送風機11が設けられ、缶体2の上面には
排気口13が開口されている。しかして、熱交換器1を
通過する水は、熱交換器1において燃焼器具8の燃焼熱
と熱交換され、加熱される。また、燃焼器具8は送風機
11から供給された燃焼用空気を消費して燃焼し、燃焼
したガスは缶体2上面の排気口13から排出される。
【0003】一般的な燃焼装置においては、コントロー
ルパネル等に設けられた設定器15から出湯温度の設定
値Tsが入力されると、制御装置14は、出湯温度検知
器7で検知された出湯温度Thとその設定温度Tsとの
偏差(Th−Ts)に基づいて燃焼器具8の燃焼量Gを
演算及び設定し、その設定された燃焼量Gで燃焼器具8
が燃焼するようにガス比例弁10をフィードバック制御
する。これにより、熱交換器1からは設定温度Tsと等
しい温度の湯が出湯される。
【0004】また、燃焼器具8の燃焼量Gが設定される
と、同時に制御装置14は、当該燃焼器具8の燃焼量G
の設定値に応じて適正な空燃比が得られるように目標送
風量を求める。図2は燃焼量Gと送風量Qとの関係を示
す図であって、直線Sは燃焼器具8の燃焼量Gと送風機
11の目標送風量Qとの関係を示している。つまり、こ
の直線Sは適正な空燃比で燃料ガスを燃焼させるための
燃焼量Gと送風量Qとの関係を示すものであって、境界
線イとロとの間の安定燃焼範囲のほぼ中央に位置してい
る。上側の境界線イは、これよりも上方の領域で燃焼す
ると燃焼器具8がリフト現象を起こすことを示し、下側
の境界線ロは、これよりも下方の領域で燃焼すると燃焼
器具8が不完全燃焼を起こすことを示す。例えば燃焼器
具8に設定された燃焼量がGAであるとすると、図2の
直線Sに基づき目標送風量QAを決定することができ、
目標送風量QAで燃焼用空気を燃焼器具8に供給すれ
ば、燃料ガスを適正な空燃比で燃焼させることができ
る。
【0005】図3(a)(b)は送風機11として一般
に用いられている遠心ファンの特性を示す図であって、
図3(a)の直線S1は逆風圧等の外乱がない場合(給
排気抵抗:RA)におけるファン回転数Nと送風量Qと
の特性曲線を示し、図3(b)の曲線S2は逆風圧等の
外乱がない場合(給排気抵抗:RA)におけるファン回
転数Nとファンモータ電流Iとの特性曲線を示す。従っ
て、上記のようにして目標送風量QAが決定されると、
図3(a)の特性曲線S1に基づいて送風機11の目標
ファン回転数NAを定めることができ、制御装置14は
ファン回転数Nを目標ファン回転数NAに一致させるよ
うにファンモータ12を制御する。この結果、燃焼装置
の燃焼状態及び送風機11の運転状態は図2及び図3
(a)(b)のA点に維持され、送風機11にはファン
モータ電流IAが流れ(図3(b))、送風機11によ
り目標送風量QAと等しい送風量Qで燃焼用空気が供給
される。このとき燃焼状態Aは、図2に示すように安定
燃焼範囲にあり、適正な空燃比で安定燃焼する。
【0006】つぎに、排気経路に逆風の風圧が加わって
給排気抵抗(圧力損失)が大きくなり、給排気抵抗がR
AからRB(>RA)に変化した状況を考える。図3
(a)の直線P1は逆風の風圧が加わった場合(給排気
抵抗:RB)におけるファン回転数Nと送風量Qとの関
係を示し、図3(b)の曲線P2は逆風の風圧が加わっ
た場合(給排気抵抗:RB)におけるファン回転数Nと
ファンモータ電流Iとの関係を示す。
【0007】制御装置14は、外乱のない場合の特性曲
線S1,S2に基づいて目標送風量QAから目標ファン
回転数NAを求め、ファン回転数Nを目標ファン回転数
Aと一致させるように送風機11を制御している。し
かし、排気口13から逆風圧が加わって圧力損失が発生
した場合には、送風量Qとファン回転数Nとの関係は、
実際には図3(a)の直線P1のような特性に変化して
いるので、特性曲線S1に基づいて決定した目標ファン
回転数NAとなるようにファンモータ12を制御する
と、所望の目標送風量QAが得られず、問題を発生して
いた。
【0008】いま、排気経路に突然に逆風圧が加わっ
て、送風機11が特性曲線S1,S2上の運転状態Aか
ら直線P1,曲線P2上の運転状態へ変化したとする
と、送風量がQBへと少し低下して燃焼状態がA点から
直線P1,曲線P2上のB点へと移動し、ファン回転数
Nが目標ファン回転数NAよりも増加する。すると、フ
ァン回転数Nの増加が検出されるため、ファン回転数N
を目標ファン回転数NAと等しくするように制御装置1
4が働き、送風機11の運転状態はファン回転数がNA
と等しいC点へ移動し、送風量Qは過渡的な送風量QB
からさらに低下してQCとなる。
【0009】このように従来のファン回転数一定制御方
式の燃焼装置では、ファン回転数Nを目標ファン回転数
Aと一致させるように制御する結果、排気経路に風圧
が加わった場合には、制御目的とは逆に送風量Qが適正
な目標送風量QAから大きく外れてQCとなる。この結
果、燃焼状態は図2上のC点のように不完全燃焼の領域
に入り、燃焼装置が空気不足により不完全燃焼や異常燃
焼を起こすという問題があった。
【0010】(第2の従来例…ファンモータ電圧値一定
制御方式)また、図4(a)(b)はファンモータ電圧
値一定制御方式による従来の燃焼装置の制御方法を説明
するための図であって、図4(a)の直線S3は逆風圧
等の外乱がない場合(給排気抵抗:RA)におけるファ
ンモータ電圧Vと送風量Qとの特性曲線を示し、図4
(a)の直線P3は逆風圧が加わった場合(給排気抵
抗:RB)におけるファンモータ電圧Vと送風量Qとの
関係を示す。図4(b)の曲線S4は逆風圧等の外乱が
ない場合(給排気抵抗:RA)におけるファンモータ電
圧Vとファンモータ電流Iとの特性曲線を示し、図4
(b)の曲線P4は逆風圧が加わった場合(給排気抵
抗:RB)におけるファンモータ電圧Vとファンモータ
電流Iとの関係を示す。また、図2及び図4(a)
(b)におけるA点は逆風圧等の外乱がない場合の燃焼
状態及び送風機11の運転状態を表わし、B点は給排気
抵抗がRBに変化した時のファンモータ電圧値一定制御
方式での燃焼状態及び運転状態を表わしている。
【0011】このファンモータ電圧値一定制御方式の燃
焼装置では、設定された目標送風量QAに対して図4
(a)の特性曲線S3よりファンモータ電圧の目標値V
Aを決定し、ファンモータ電圧Vが目標値VAと等しくな
るように送風機11を制御している。
【0012】しかし、この方式の場合も、ファンモータ
電圧Vが目標値VAと等しくなるように制御されるの
で、排気経路に逆風圧が加わって特性が直線P3へと変
化した場合には、直線P3上のB点で燃焼されることに
なり、送風量Qは目標送風量QAからQBへと低下する。
従って、従来のファンモータ電圧値一定制御方式の燃焼
装置でも、排気経路に風圧が加わった場合には、送風量
Qの低下により燃焼状態が安定燃焼範囲から外れて不完
全燃焼の領域(図2上のB点)となり、空気不足のため
に燃焼装置が不完全燃焼や異常燃焼を起こし易いという
問題があった。
【0013】なお、上記各従来例の説明では、排気経路
に逆風圧が加わった場合について説明したが、これとは
逆に排気経路側が負圧となった場合も同様な現象が発生
し、燃焼装置が空気過多になってリフト現象を起こすと
いう問題がある。
【0014】(第3の従来技術…ファンモータ電流値一
定制御方式)上記のような問題を解決するため、特開平
5−256439号公報に開示された燃焼装置では、フ
ァン回転数Nやファンモータ電圧Vを制御するのでな
く、ファンモータ電流Iを一定に制御している。
【0015】図5の曲線S5は逆風圧等の外乱がない場
合(給排気抵抗:RA)におけるファンモータ電流Iと
送風量Qとの特性曲線を示し、曲線P5は逆風圧が加わ
った場合(給排気抵抗:RB)におけるファンモータ電
流Iと送風量Qとの関係を示す。また、図2及び図5に
おけるA点は逆風圧等の外乱がない場合の燃焼状態及び
送風機11の運転状態を表わし、D点は給排気抵抗がR
Bに変化した時のファンモータ電流値一定制御方式での
燃焼状態及び運転状態を表わしている。このファンモー
タ電流値一定制御方式の燃焼装置では、設定された燃焼
量GAに対する目標送風量QAが決定されると、図5の特
性曲線S5に基づいてファンモータ電流の目標値IA
設定され、ファンモータ電流Iが目標値IAと等しくな
るように送風機11が制御される。
【0016】このようなファンモータ電流値一定制御方
式によれば、排気経路に逆風圧が加わって燃焼状態が特
性曲線S5上のA点から曲線P5上のB点へと変化し、
送風量がQBに低下しても、制御装置14がファンモー
タ電流Iをその目標値IAと一致させるようにファンモ
ータ12を制御する結果、燃焼状態は曲線P5上のD点
へ移動し、送風量は再びQBからQDへと増加させられ
る。すなわち、ファンモータ電流値一定制御方式によれ
ば、図2に表わされているように、排気経路に逆風圧が
加わった場合でも、ファン回転数一定制御方式による送
風量QCやファン電圧値一定制御方式による送風量QB
比較して、適正な目標送風量QAに最も近い送風量QD
制御される。したがって、ファンモータ電流値一定制御
方式によれば、排気経路に逆風圧が加わったりして送風
機11の特性が変化しても最終的には空燃比を良好な範
囲に制御でき、図2上のD点で示すように安定燃焼範囲
で燃焼させることができる。
【0017】このようなファンモータ電流値一定制御方
式にあっては、上記のようにファンモータ電流Iが一定
となるように制御してはいるが、逆風圧が加わった瞬間
には送風機11の特性変化に伴ってファンモータ電流I
にはかなりの値の変化が生じ、しかも急激に変化する
(例えば、図2や図18の点E3)。逆に、排気口13
に負圧が掛かった場合はもちろん、逆風圧が解除された
時や負圧が解消した時にも、ファンモータ電流Iにはか
なりの急激な変化が表われる。同様に、燃焼量の設定値
の変動等によってもファンモータ電流Iにはかなりの急
激な変化が生じる。これらの場合、現在用いられている
ファンモータの応答性では一旦大きく変化したファンモ
ータ電流の値を元の値に回復させるには相当の時間が掛
かり、その間燃焼装置の空燃比は適正範囲から外れたま
まになる。このようにファンモータ電流値制御方式で
は、過渡応答時の空燃比制御性が悪いという問題があっ
た。さらに、気象変化等によって逆風圧等の外乱がしき
りに変動するような場合には、ファンモータ電流は不安
定に変動して非常に安定しにくかった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであって、その第1の目的
とするところは、ファン回転数一定制御方式やファンモ
ータ電圧値一定制御方式の燃焼装置において、排気経路
における逆風圧や負圧等による送風機の特性変化があっ
ても空燃比を速やかに補正して安定燃焼範囲で燃焼状態
を維持させることにある。また、本発明の第2の目的と
するところは、ファンモータ電流値一定制御方式の燃焼
装置において、過渡応答時の空燃比制御性を良好にする
ことにある。
【0019】
【発明の開示】本発明による請求項1の燃焼装置は、ガ
ス燃焼器具と、ガス燃焼器具の燃焼量を制御するガス比
例弁と、ガス燃焼器具の燃焼用空気を供給するための送
風機とを備え、ガス燃焼器具の設定された燃焼量に応じ
て送風機の目標ファン回転数を決定し、ファン回転数が
目標ファン回転数に一致するように送風機を制御するよ
うにした燃焼装置において、さらに、前記送風機のファ
ンモータ電流値を出力する手段と、前記ファンモータ電
流値出力手段によって出力されたファンモータ電流値に
応じてガス比例弁の通電電流値を制御するガス比例弁制
御手段とを備えたことを特徴としている。
【0020】この請求項1の燃焼装置にあっては、ガス
燃焼器具の燃焼量が設定されると、適正な空燃比となる
ように目標ファン回転数が決定され、ファン回転数を目
標ファン回転数と一致させるように送風機をファン回転
数一定制御する。一方、ガス比例弁の通電電流値は、従
来のように燃焼量から直接に求めて設定するのでなく、
送風機の実際のファンモータ電流を知り、そのファンモ
ータ電流から求まる送風量に対して適正な空燃比となる
ようにガス比例弁の通電電流値を制御する。逆風圧等の
外乱による送風機の特性変化がない場合には、このよう
な燃焼方式によって決定されるガス比例弁の通電電流値
は、設定された燃焼量から直接求めた値と一致するの
で、従来のファン回転数一定制御方式の燃焼装置と同様
に、最適な空燃比で燃焼させることができる。
【0021】また、逆風圧等の外乱が加わったりして送
風機の特性が変化した場合には、ファン回転数を一定制
御していても送風量が変化する。しかし、本発明の方式
では、送風量の変化に伴って変化するファンモータ電流
を検知し、ファンモータ電流の変化に応じてガス比例弁
電流の通電電流値を制御しているので、送風量の変化に
応じてガス燃焼器具の燃焼量が調整される。この結果、
外乱発生時でも実際の燃焼量から決まる適正な送風量と
実際の送風量との差が小さくなり、ガス燃焼器具を安定
燃焼させることができる。
【0022】しかも、ガス比例弁は逆風圧等の影響を受
けず、制御応答性が速いので、送風機の特性変化によっ
て送風量が変化した場合には、それに応じて速やかに燃
焼量が変化し、適正な空燃比となるように迅速に調整す
ることができる。
【0023】従って、本発明の請求項1に記載の燃焼装
置にあっては、逆風圧等の外乱が存在しない場合にも外
乱が発生した場合にも、燃焼装置を安定した状態で燃焼
させることができ、燃料ガスが不完全燃焼したり、異常
燃焼したりすることを防止することができる。
【0024】また、最適な空燃比で安定に燃焼させるた
めには、比例弁電流の通電電流値をファンモータ電流の
値と比例するように制御すればよいので、本発明によれ
ば特殊な演算回路が必要なく、制御装置の構成を簡単に
することができる。
【0025】本発明による請求項2の燃焼装置は、ガス
燃焼器具と、ガス燃焼器具の燃焼量を制御するガス比例
弁と、ガス燃焼器具の燃焼用空気を供給するための送風
機とを備え、ガス燃焼器具の設定された燃焼量に応じて
送風機のファンモータ電圧の目標値を決定し、ファンモ
ータ電圧がその目標値に一致するように送風機を制御す
るようにした燃焼装置において、さらに、前記送風機の
ファンモータ電流値を出力する手段と、前記ファンモー
タ電流値出力手段によって出力されたファンモータ電流
値に応じてガス比例弁の通電電流値を制御するガス比例
弁制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0026】この請求項2の燃焼装置にあっては、ガス
燃焼器具の燃焼量が設定されると、適正な空燃比となる
ようにファンモータ電圧の目標値が決定され、ファンモ
ータ電圧をその目標値と一致させるように送風機をファ
ンモータ電圧値一定制御する。一方、ガス比例弁の通電
電流値は、従来のように燃焼量から直接に求めて設定す
るのでなく、送風機の実際のファンモータ電流を知り、
そのファンモータ電流から求まる送風量に対して適正な
空燃比となるようにガス比例弁の通電電流値を制御す
る。逆風圧等の外乱による送風機の特性変化がない場合
には、このような燃焼方式によって決定されるガス比例
弁の通電電流値は、設定された燃焼量から直接求めた値
と一致するので、従来のファンモータ電圧値一定制御方
式の燃焼装置と同様に、最適な空燃比で燃焼させること
ができる。
【0027】また、逆風圧などの外乱が加わったりして
送風機の特性が変化した場合には、ファンモータ電圧を
一定制御していても送風量が変化する。しかし、本発明
の方式では、送風量の変化に伴って変化するファンモー
タ電流を検知し、ファンモータ電流の変化に応じてガス
比例弁電流の通電電流値を制御しているので、送風量の
変化に応じてガス燃焼器具の燃焼量が調整される。この
結果、外乱発生時でも実際の燃焼量から決まる適正な送
風量と実際の送風量との差が小さくなり、ガス燃焼器具
を安定燃焼させることができる。
【0028】しかも、ガス比例弁は逆風圧等の影響を受
けず、制御応答性が速いので、送風機の特性変化によっ
て送風量が変化した場合には、それに応じて速やかに燃
焼量が変化し、適正な空燃比となるように迅速に調整す
ることができる。
【0029】従って、本発明の請求項2に記載の燃焼装
置にあっては、逆風圧等の外乱が存在しない場合にも外
乱が発生した場合にも、燃焼装置を安定した状態で燃焼
させることができ、燃料ガスが不完全燃焼したり、異常
燃焼したりすることを防止することができる。
【0030】また、最適な空燃比で安定に燃焼させるた
めには、比例弁電流の通電電流値をファンモータ電流の
値と比例するように制御すればよいので、本発明によれ
ば特殊な演算回路が必要なく、制御装置の構成を簡単に
することができる。
【0031】本発明による請求項3の燃焼装置は、ガス
燃焼器具と、ガス燃焼器具の燃焼量を制御するガス比例
弁と、ガス燃焼器具の燃焼用空気を供給するための送風
機とを備え、ガス燃焼器具の設定された燃焼量に応じて
送風機のファンモータ電流の目標値を決定し、ファンモ
ータ電流がその目標値に一致するように送風機を制御す
るようにした燃焼装置において、さらに、前記送風機の
ファンモータ電流値を出力する手段と、前記ファンモー
タ電流値出力手段によって出力されたファンモータ電流
値に応じてガス比例弁の通電電流値を制御するガス比例
弁制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0032】この請求項3の燃焼装置にあっても、ガス
燃焼器具の燃焼量が設定されると、適正な空燃比となる
ようにファンモータ電流の目標値が決定され、ファンモ
ータ電流をその目標値と一致させるように送風機をファ
ンモータ電流値一定制御する。一方、ガス比例弁の通電
電流値は、従来のように燃焼量から直接に求めて設定す
るのでなく、送風機の実際のファンモータ電流を知り、
そのファンモータ電流から決まる送風量に対して適正な
空燃比となるようにガス比例弁の通電電流値を制御す
る。逆風圧等の外乱の有無にかかわらず、このような燃
焼方式によって決定される燃焼状態は、従来のファンモ
ータ回転数一定制御方式の燃焼装置と同様、最適な空燃
比を維持する。
【0033】また、ファンモータ電流が過渡的に目標値
から変動した場合には、それによってガス比例弁電流の
通電電流値が変化させられるので、送風量の変化に応じ
てガス燃焼器具の燃焼量が調整される。この結果、過渡
的にファンモータ電流が変動した場合にも実際の燃焼量
から決まる適正な送風量と実際の送風量との差が大きく
なるのを防止することができ、ガス燃焼器具を安定燃焼
させることができる。
【0034】しかも、ガス比例弁は逆風圧の影響を受け
ず、制御応答性が速いので、送風量の設定値の変動や送
風機の特性変化等によってファンモータ電流が変化した
場合には、それに応じて速やかにガス比例弁の通電電流
値を調整して燃焼量を変化させることができ、適正な空
燃比となるように迅速に調整することができる。
【0035】従って、本発明の請求項3に記載の燃焼装
置にあっては、送風機のファンモータ電流が過渡的に変
動した場合にも、燃焼装置を安定した状態で燃焼させる
ことができ、燃料ガスが不完全燃焼したり、異常燃焼し
たりすることを防止することができる。
【0036】また、最適な空燃比で安定に燃焼させるた
めには、比例弁電流の値をファンモータ電流の値と比例
するように制御すればよいので、本発明によれば特殊な
演算回路が必要なく、制御装置の構成を簡単にすること
ができる。
【0037】また、上記請求項1〜3の燃焼装置の実施
態様においては、出湯温度と設定温度との温度差に基づ
いてガス燃焼器具の燃焼量を演算し設定するようにして
いる。
【0038】上記各燃焼装置においては、外乱等が発生
した場合には、ファンモータ電流の値が変化し、それに
応じてガス比例弁の通電電流値が変化するので、実際の
燃焼量が設定された燃焼量と異なり、その結果出湯温度
が設定温度と異なるようになる。しかし、ガス燃焼器具
の燃焼量を出湯温度と設定温度との温度差に基づいてフ
ィードバック制御すれば、出湯温度と設定温度とが等し
くなるように制御される結果、燃焼装置は安定燃焼状態
を保ちながら出湯温度と設定温度との差が小さくなるよ
うに燃焼装置が制御される。
【0039】
【実施例】
(ファン回転数一定制御方式の実施例)以下、本発明の
一実施例を添付図により詳述する。図6は本発明による
強制給排気方式の燃焼装置(ガス給湯器)GBを示す概
略構成図である。水を燃焼ガスと熱交換させて加熱する
ための熱交換器1が缶体2内に配設されており、熱交換
器1の入水側には市水等の給水源につながる入水管3が
接続され、出湯側には出湯用端末器につながる出湯管4
が接続されている。入水管3には入水温度Tcを検出す
るためのサーミスタ等の温度センサからなる入水温度検
知器5と、入水流量Wを検出するための入水量検知器6
が設けられている。また、出湯管4には出湯温度Thを
検出するためのサーミスタ等の温度センサからなる出湯
温度検知器7が設けられている。缶体2内の熱交換器1
下方には燃料ガスを燃焼させるためのガスバーナ等の燃
焼器具8が配設されており、燃焼器具8に燃料ガスを供
給するためのガス供給管9には燃焼器具8における燃焼
量を制御するためのガス比例弁10が設けられている。
また、缶体2の底部には燃焼器具8に燃焼用空気を供給
するための遠心ファンのような送風機11が設けられ、
缶体2の上面には燃焼後の排ガスを排出するための排気
口13が開口されている。
【0040】14は制御装置であって、制御装置14に
は入水量検知器6、入水温度検知器5、出湯温度検知器
7から各々の検出値が入力されている。また、コントロ
ールパネル等に設けられている設定器15からは出湯温
度の設定値Tsを入力できる。制御装置14は、これら
の検出値W、Tc、Thや設定値Tsに基づいて設定温
度Tsの湯を出湯するように燃焼量を設定し、設定した
燃焼量に対して適正な送風量になるように送風機11の
ファンモータ12を制御すると共に、ファンモータ電流
に基づいて燃焼器具8における空燃比が適正な値になる
ようにガス比例弁10の通電電流値を制御する。すなわ
ち、カラン等の出湯用端末器を開いて入水管3から熱交
換器1に水を流すと、燃焼器具8で燃料ガスが燃焼させ
られ、熱交換器1で燃料ガスの燃焼熱と水とが熱交換す
る。このとき、制御装置14により、出湯温度Thが設
定温度Tsと等しくなるように燃焼量Gが制御される。
また、制御装置14により送風機11の送風量Qが制御
され、設定された燃焼量Gに応じた適正な送風量となる
ように送風機11から燃焼器具8に燃焼用空気が供給さ
れる。燃焼器具8は送風機11から供給された燃焼用空
気を消費して燃焼し、燃焼したガスは缶体2上面の排気
口13から排出される。
【0041】図7はファン回転数一定制御方式の制御装
置14(この方式の制御装置14を、以下では符号21
で示す)の具体的な構成を示すブロック図である。制御
装置21は、制御演算部22と、ファンモータ駆動電源
25と、比例弁電流制御部26とからなる。さらに、制
御演算部22は、燃焼量演算部23及びファン回転数制
御演算部24からなる。比例弁電流制御部26は、比例
弁電流演算部27及び比例弁電流出力部28からなる。
なお、29は最大比例弁電流調節器、30は最小比例弁
電流調節器である。
【0042】燃焼量演算部23には、入水量検知器6か
ら入水流量W、入水温度検知器5から入水温度Tc、出
湯温度検知器7から出湯温度Thの値が常に入力されて
おり、また、設定器15から設定温度Tsの値が入力さ
れている。しかして、燃焼量演算部23は、入力された
入水流量W、入水温度Tc及び設定温度Tsに基づいて
燃焼器具8における燃焼量Gのフィードフォワード演算
値を求める。さらに、出湯温度Thとその設定温度Ts
との偏差(Th−Ts)に基づいて燃焼量Gのフィード
バック演算値を求める。そして、燃焼量演算部23はフ
ィードフォワード演算値とフィードバック演算値とに基
づいて設定温度Tsの湯を出湯するための適正な燃焼量
Aを設定し、ファン回転数制御演算部24へ燃焼量の
設定値GAを送信する。
【0043】ファン回転数制御演算部24は、燃焼量演
算部23から送信された燃焼量の設定値GAに基づき適
正な目標ファン回転数NAを求める。例えば図2の特性
曲線Sと図3(a)の特性曲線S1とからは、適正な空
燃比を得るための燃焼量Gとファン回転数Nとの関係を
示す図8のような特性曲線S6が得られる(実験的に決
めることもできる。)から、ファン回転数制御演算部2
4は特性曲線S6により、設定された燃焼量GAから直
接に目標ファン回転数NAを求めることができる。一
方、ファンモータ12からファン回転数制御演算部24
には、回転数検出回路(図示せず)等で検出された実際
のファン回転数Nrealがファンモータ駆動電源25を介
してフィードバック入力されている。ファン回転数制御
演算部24は求めた目標ファン回転数NAと実際のファ
ン回転数Nrealとの偏差(Nreal−NA)に基づいてフ
ァンモータ駆動電源25にファン回転数制御信号を出力
する。ファンモータ駆動電源25はファン回転数制御信
号に基づく駆動電圧をファンモータ12に印加し、ファ
ンモータ12を回転させる。この結果、ファンモータ1
2は、ファン回転数Nrealがファン回転数制御演算部2
4で求められた目標ファン回転数NAと一致するように
常にフィードバック制御される(ファン回転数一定制御
方式)。
【0044】また、ファンモータ駆動電源25から比例
弁電流演算部27へは、ファンモータ12に流れている
実際のファンモータ電流Irealを示すファンモータ電流
信号が送信されている。比例弁電流演算部27は、受信
したファンモータ電流Irealの値に基づき基準となる給
排気抵抗RAのもとにおける比例弁電流iG(通電電流
値)を求める。つまり、ある燃焼量Gで燃焼器具8を燃
焼させる時の比例弁電流がiGであるとし(図11の第
2象限(II)の曲線S7のような関係がある)、また同
じ値の燃焼量Gで燃焼器具8を最適な空燃比のもとで燃
焼させるのに必要な送風量Qで送風機11を運転するた
めのファンモータ電流がIrealであるとすると(特性曲
線S6とS2で決まる)、比例弁電流演算部27は受信
したIrealから対応する比例弁電流iGの値を決める。
こうして比例弁電流演算部27において受信値Irealよ
り求められた比例弁電流iGの値は比例弁電流出力部2
8へ出力され、比例弁電流出力部28よりガス比例弁1
0へ求めた値の比例弁電流iGが供給される。
【0045】つぎに、逆風圧等の外乱がなく、給排気抵
抗がRAに保たれている場合における、燃焼装置GBの
制御状態を図9,図10(a)(b)により具体的に説
明する。図9は図2の特性曲線Sを一部拡大して示す説
明図であり、図10(a)(b)は図3(a)(b)と
同じ送風機11の特性を示す図である。いま、燃焼量演
算部23で設定された燃焼量がGAであるとすると、目
標送風量はQAとなり、送風機11は目標ファン回転数
Aに制御される。このときファンモータ駆動電源25
から送信されるファンモータ電流はIreal=IAである
から、比例弁電流制御部26からガス比例弁10には燃
焼量がGAとなるように比例弁電流iGが供給される。従
って、燃焼装置GBの現実の燃焼状態は特性曲線S上の
A点に保たれ、安定した燃焼状態に維持される。
【0046】つぎに、逆風圧等の外乱が発生して給排気
抵抗がRBに変化する場合を考える。入水温度Tcや入
水流量W、出湯温度Th及び設定温度Tsに基づいて燃
焼量演算部23で設定された燃焼量がGAであるとする
と、目標送風量はQAとなるが、図10(a)の特性が
曲線P1に変化しているので、送風機11が目標ファン
回転数NAに制御される結果、送風機11の運転状態は
C点へ変化し、実際の送風量は目標送風量QAから大き
く外れてQCとなる。しかし、図10(b)の特性が曲
線P2に変化しているため、ファンモータ電流もIC
変化している。そして、ファンモータ駆動電源25から
比例弁電流演算部27へはファンモータ電流Ireal=I
Cが出力される。このファンモータ電流Ireal=ICに対
応して決まる比例弁電流iGの値は、図10(a)
(b)及び図9に一点鎖線で示すようにファンモータ電
流ICから出発して特性曲線S2,S1,Sを逆にたど
って得られる燃焼量G1となる。こうして燃焼器具8の
実際の燃焼量はGAでなくG1となるように制御され、実
際の燃焼量G1に対し最適な燃焼状態F1となる理想的な
送風量はQ1となる。しかし、送風量は、ファン回転数
制御演算部24によりQCとなるように制御されている
から、実際の燃焼状態は特性曲線S上のF1点から少し
外れて図9のE1点となる。
【0047】このような外乱発生時の燃焼状態を従来の
ファン回転数一定制御方式と比較すると、本発明の燃焼
装置の長所が明らかになる。従来の方式では、燃焼装置
の実際の燃焼量はGAとなり、特性曲線Sから決まる目
標送風量はQAである。ところが、外乱により給排気抵
抗がRBに変化すると、実際の燃焼状態はA点からC点
へ変化し、送風量がQCに変化するので、目標送風量QA
との差が(QA−QC)に大きくなる。この結果、燃焼装
置は不完全燃焼領域においてC点で不完全燃焼する。こ
れに対し、本発明の燃焼装置GBでは、外乱により燃焼
状態がA点からC点へ変化し、送風量がQAからQCに変
化したときに、ファンモータ電流がIAからICへ変化し
たことに対応して比例弁電流を変化させ、燃焼量をGA
からG1へと修正するので、燃焼状態はC点からE1点へ
変化する。したがって、送風量はQCのままであるが、
このときの実際の燃焼量G1に対して理想的な送風量Q1
との差は(Q1−QC)と小さい。簡単にいうと、燃焼状
態が送風量をQCに保ったままでC点から特性曲線S側
へ移動する(図9)。この結果、図9(又は、図2)に
示すように、燃焼装置GBは安定燃焼範囲においてE1
点で安定燃焼することになる。
【0048】本発明の燃焼装置GBでは、このようにし
て燃焼状態E1で燃焼すると、出湯温度Thが設定温度
Tsよりも低くなる。しかし、制御装置21(燃焼量演
算部23)がフィードバック制御により出湯温度Thを
高くするように燃焼量Gの設定、即ち、目標ファン回転
数を増大させるので、燃焼状態は安定燃焼状態を保った
ままでE1点からD点へと変化し、最終的には出湯温度
Thを設定温度Tsに一致させ、従来の比例弁電流値一
定制御方式と同じ良好な状態で燃焼させられることにな
る。
【0049】また、以下に説明するように、本発明の方
式によれば、比例弁電流iGはファンモータ電流Iの値
に比例するように制御すればよいので、制御装置21の
構成を簡単にすることができる。すなわち、給排気抵抗
が一定の状態では、送風機11の送風量Qはファンモー
タ12の回転数(ファン回転数N)に比例し、送風機1
1の吐出圧力pはファン回転数Nの2乗に比例し、さら
にファンモータ12の機械的な軸動力pmはファン回転
数Nの3乗に比例することが知られている。したがっ
て、ファン回転数がN1のときの吐出圧力および軸動力
をそれぞれp1、pm1とし、ファン回転数がN2のときの
吐出圧力および軸動力をそれぞれp2、pm2とすると、
これらの間には Q2/Q1=N2/N1 … p2/p1=(N2/N12m2/pm1=(N2/N13 … の関係がある。ここで、軸動力pmは、 pm=T・ω (但し、Tはモータの回転トルク、ωはモータの角速
度)であり、回転トルクTはファンモータ電流Iに比例
し、角速度ωは回転数Nに比例するから、ファン回転数
がN1のときの回転トルク、角速度およびファンモータ
電流をそれぞれT1、ω1、I1とし、ファン回転数がN2
のときの回転トルク、角速度及びファンモータ電流をそ
れぞれT2、ω2、I2とすると、 pm2/pm1=(T2・ω2)/(T1・ω1) =(I2・N2)/(I1・N1) … となる。従って、式及び式より、 I2/I1=(N2/N12 が得られ、さらに式を用いると、 I2/I1=(Q2/Q12 … の関係が得られる。つまり、給排気抵抗が一定であれ
ば、ファンモータ電流は送風量Qの2乗に比例し、比例
定数をαとすれば、 I=αQ2 … と表わすことができ、図11の第4象限(IV)の特性曲
線S5のようになる。
【0050】一方、ガス量は、ガス圧の平方根に比例す
ることが周知であり、例えば円形の孔(ガス噴出孔)を
持つノズルからガスを噴出する場合には、ガス量Jは、 J=0.011D2K(H/d)1/2 … で表わされる。ここに、Dはガス噴出孔の直径、Kは流
量係数、Hはガス圧、dはガスの比重である。給湯器等
の燃焼装置に用いられるガス比例弁は、一般に、いわゆ
るガバナ式の圧力比例制御弁であり、例えば特公昭62
−43204号公報にも記載されているように、その電
磁コイルの電流に比例してガス圧Hを変化させるもので
あるから、式によれば、ガス量Jは比例弁電流iG
平方根に比例して変化する。さらに、燃焼器具の燃焼量
Gはガス量Jに比例するから、燃焼量Gは比例弁電流i
Gの平方根に比例して変化することになる。従って、比
例弁電流iGは燃焼量Gの2乗に比例し、比例定数をβ
で表わすと、 iG=βG2 … と表わすことができ、図11の第2象限(II)の曲線S
7のようになる。
【0051】一方、最適な空燃比で安定燃焼させるため
の条件(特性曲線S)は、図2(または図11の第3象
限(III))に示すように比例関係にあるので、この比
例定数(特性曲線Sの傾き)をγとすると、 Q=γG … と表わされる。上記式、式、式からは、 iG=βG2 =β(Q/γ)2 =〔β/(α・γ2)〕I … が得られる。したがって、図11の第1象限(I)の特
性曲線S8に示すように、式に従って比例弁電流iG
をファンモータ電流Iに比例するように制御すれば、燃
焼量Gと送風量Qを特性曲線Sに従って制御することが
でき、最適な空燃比で安定燃焼させられることが分か
る。しかも、比例弁電流iGとファンモータ電流Iが比
例するので、例えば風量センサー等により風量を検出し
てその風量から比例弁電流iGを決める場合のように入
力を平方根に変換して出力する特別な演算回路が不要に
なり、制御装置21の構成を簡単にすることができる。
【0052】(ファンモータ電圧値一定制御方式の実施
例)図12〜図15は本発明の別な実施例によるファン
モータ電圧値一定制御方式の燃焼装置を示す。図12は
この方式に用いられる制御装置14(この方式の制御装
置14を、以下では符号31で示す)の構成を示すブロ
ック図である。この制御装置31においては、燃焼量演
算部23で燃焼量GAが設定されると、ファンモータ電
圧制御演算部32は図13に示すような特性曲線S9
(例えば、図2の特性曲線Sと図4(a)の特性曲線S
3とから求めることができる。)に基づき、最適な空燃
比となるファンモータ電圧VAを決定し、ファンモータ
電圧制御演算部32は当該ファンモータ電圧の目標値V
Aと一致するようにファンモータ12を制御する(ファ
ンモータ電圧値一定制御方式)。一方、比例弁電流演算
部27はファンモータ駆動電源25から出力されたファ
ンモータ電流Irealの値に応じて比例弁電流iGを決定
し、比例弁電流出力部28はガス比例弁10にその値の
比例弁電流iGを供給する。
【0053】この制御装置31においては、ファン回転
数Nをファンモータ電圧Vと読み換えれば図7の制御装
置21の説明がそのまま当てはまるので、制御装置31
の燃焼状態については図14及び図15(a)(b)に
より簡単に説明する。まず、逆風圧等の外乱がない場合
には、燃焼量演算部23で燃焼量GAが設定され、ファ
ンモータ電圧制御演算部32でファンモータ電圧の目標
値VAが求められ、ファンモータ12は当該目標値VA
制御される。このときのファンモータ電流はIreal=I
Aであるから、比例弁電流制御部26は、燃焼量がGA
なるようにガス比例弁10に比例弁電流iGを供給す
る。従って、燃焼装置GBは図14のA点で安定燃焼す
る。
【0054】また、逆風圧等の外乱が発生した場合に
は、燃焼量演算部23で燃焼量GAが設定されると、フ
ァンモータ12はファンモータ電圧の目標値VAで制御
されるが、特性が曲線P3に変化しているので、燃焼状
態はB点へ変化し、実際の送風量は目標送風量QAから
外れてQBとなる。一方、B点ではファンモータ電流Ir
eal=IBとなるので、燃焼器具8は実際には燃焼量G2
で燃焼し、送風量はQBに維持されているので、実際の
燃焼状態は図14のE2点となる。従来方式では、実際
の送風量QB(B点)と目標送風量QA(A点)との差が
(QA−QB)と大きいのに対し、本発明の方式では、実
際の送風量QB(E2点)と実際の燃焼量G2に対する理
想的な送風量Q2(F2点)との差が(Q2−QB)と小さ
くなる。このE2点は、送風量をQBに保ったままでB点
から燃焼量G2の燃焼状態まで減少させた点であって、
図14(又は、図2)に示すように従来方式の燃焼点で
あるB点では不完全燃焼するのに対し、本発明の方式で
はE2点において安定燃焼することになる。
【0055】また、この実際の燃焼状態E2も、出湯温
度Thが設定温度Tsとなるようにフィードバック制御
される結果、燃焼状態は安定燃焼状態を保ったままでE
2点からD点へと変化し、最終的には出湯温度Thは設
定温度Tsに一致する。
【0056】また、この制御装置31でも、比例弁電流
Gはファンモータ電流Iと比例するように制御される
ので、特殊な演算回路が必要なく、制御装置31の構成
を簡単にすることができる。
【0057】なお、上記各実施例においては、逆風圧が
加わって給排気抵抗が大きくなる場合について説明した
が、排気経路に負圧が加わって給排気抵抗が小さくなる
場合も同様な動作をすることは、容易に確かめることが
できる。また、これ以外の原因によって送風機の特性が
変化する場合にも同様に安定な燃焼状態を維持すること
ができる。
【0058】(ファンモータ電流値一定制御方式の実施
例)図16〜図18(a)(b)は本発明のさらに別な
実施例によるファンモータ電流値一定制御方式の燃焼装
置を示す。図16はこの方式に用いられる制御装置14
(この方式の制御装置14を、以下では符号33で示
す)の構成を示すブロック図である。この制御装置33
においては、燃焼量演算部23で設定温度Tsの湯を出
湯するための燃焼量GAが設定されると、ファンモータ
電流制御演算部34は図17に示すような特性曲線S1
0(例えば、図2の特性曲線Sと図5の特性曲線S5と
から求めることができる。)に基づき、最適な空燃比と
なるファンモータ電流IAを決定し、ファンモータ電流
制御演算部34は当該ファンモータ電流の目標値IA
一致するようにファンモータ電流Iを制御する(ファン
モータ電流値一定制御方式)。一方、比例弁電流演算部
27はファンモータ駆動電源25から出力されたファン
モータ電流Irealの値に応じて比例弁電流iGを決定
し、比例弁電流出力部28はガス比例弁10にその値の
比例弁電流iGを供給する。制御装置33の他の構成要
素の働きは、制御装置21の場合と同様である。
【0059】つぎに、この制御装置33の働きを図18
(a)(b)により説明する。図18(a)の特性曲線
Sは最適な空燃比を得るための燃焼量Gと送風量Qとの
関係を示し、図18(b)はファンモータ電流Iと送風
量Qとの関係を示す図であって、その特性曲線S5及び
曲線P5は図5と同じく給排気抵抗がRA及びRBの場合
である。
【0060】まず、逆風圧等の外乱がなく給排気抵抗が
Aの場合について考える。燃焼量演算部23で設定さ
れた燃焼量がGAであるとすると、目標送風量はQAとな
り、送風機11のファンモータ電流は目標値IAに制御
される。このときファンモータ駆動電源25から送信さ
れるファンモータ電流はIreal=IAであるから、比例
弁電流制御部26からガス比例弁10には燃焼量がGA
となるように比例弁電流iGが供給される。従って、燃
焼装置GBの燃焼状態は特性曲線S上のA点に保たれ、
安定した燃焼状態に維持される。
【0061】また、逆風圧等の外乱はない(給排気抵
抗:RA)が、設定燃焼量GAが変化した際などに送風機
11のファンモータ電流が過渡的にIA´に変動した場
合を考える。燃焼量演算部23で設定された燃焼量がG
Aであるとすると、目標送風量はQAとなるが、送風機1
1の運転状態が特性曲線S5に沿ってA´点へ移動する
結果、実際の送風量がQA´となる。一方、ファンモー
タ駆動電源25から送信されるファンモータ電流はIre
al=IA´であるから、比例弁電流制御部26からガス
比例弁10には燃焼量がG3となるように比例弁電流iG
が供給される。従って、燃焼装置GBの燃焼状態は特性
曲線S上のA´点となり、安定燃焼状態に維持される。
ついで、制御装置33のフィードバック制御により、燃
焼状態はA´点からA点へ向かう。
【0062】つぎに、逆風圧等の外乱が発生して給排気
抵抗がRBに変化した場合を考える。入水温度Tcや入
水流量W、出湯温度Th及び設定温度Tsに基づいて燃
焼量演算部23で設定された燃焼量がGAであるとする
と、送風機11の目標送風量はQAとなり、ファンモー
タ電流がIAとなるように制御されるが、送風機11の
特性が曲線P5に変化しているので、送風機11の運転
状態は曲線P5上のD点へ変化し、実際の送風量はQD
となる。一方、比例弁電流演算部27へ出力されるファ
ンモータ電流はIreal=IAであるから、ガス比例弁1
0は燃焼量がGAとなるように比例弁電流iGを供給され
る。従って、燃焼装置GBは、従来の電流値一定制御方
式の燃焼装置と同様、図18(a)のD点で燃焼するこ
とになり、外乱が相当大きくなければ、安定燃焼範囲で
燃焼する。しかし、送風機11の特性が逆風圧等によっ
て変化した際、過渡的に送風機11のファンモータ電流
がIA´に変化すると、従来の電流値一定制御方式の燃
焼装置では送風量はQ3に低下するが、燃焼量はGAに保
たれるため、実際の送風量Q3と目標送風量QAとの差
(QA−Q3)が大きくなり、燃焼状態は図18(a)の
3点になって不完全燃焼する恐れがあった。これに対
し、本発明の燃焼装置GBでは、送風機11のファンモ
ータ電流Iが特性変化時等に過渡的にIA´に変化する
と、送風量はQ3となるが、比例弁電流演算部27へ出
力されるファンモータ電流はIA´となる。従って、ガ
ス比例弁10は比例弁電流制御部27により燃焼量がG
3となるように制御され、実際の送風量Q3と目標送風量
A´との差は(QA´−Q3)に小さくなり、燃焼状態
は図18(a)のE4点となって安定燃焼状態に保たれ
る。
【0063】こうして燃焼状態E4で燃焼している間は
出湯温度Thが設定温度Tsよりも低くなるが、やがて
ファンモータ電流がIAに戻れば、燃焼状態は安定燃焼
状態を保ったままでE4点からD点へと変化し、最終的
には所望の出湯温度が得られる。
【0064】また、この実施例の場合にも、最適な空燃
比で燃焼させるためには、比例弁電流iGはファンモー
タ電流Iの値に比例するように制御すればよいので、制
御装置33の構成を簡単にすることができる(図11参
照)。
【0065】
【発明の効果】本発明による請求項1又は2に記載の燃
焼装置にあっては、送風機の特性が変化した場合にも送
風機の特性変化に応じてガス燃焼器具の燃焼量が速やか
に調整されるので、送風装置を最適な空燃比で安定に燃
焼させることができる。
【0066】同様に、本発明による請求項3に記載の燃
焼装置にあっては、送風機のファンモータ電流が過渡的
に変動した場合にも、それに応じてガス燃焼器具の燃焼
量が調整されるので、送風装置を最適な空燃比で安定に
燃焼させることができる。
【0067】従って、ガス供給過剰による振動燃焼やス
スの発生を少なくすることができる。また、熱交換器の
フィン詰りなどの不具合発生後の故障モードにおいて
も、送風機のファン回転数に対してファンモータ電流が
減少し、それによってガス比例弁の通電電流値が減少す
るので、供給ガス量が減少する故障モードにはなるが、
異常燃焼によるCOガスの発生やフィン詰りを増長させ
るような故障モードにはならない。
【0068】また、これらの燃焼装置においては、送風
機のファンモータ電流の出力値に応じてガス比例弁の通
電電流値を制御するようにしているので、ファンモータ
電流に比例するようにガス比例弁の通電電流値を制御す
ればよく、特別な演算回路を設けることなく、ガス比例
弁の通電電流値をファンモータ電流に比例する回路によ
って制御することができ、制御装置の構成を簡単にする
ことができる。
【0069】また、ガス燃焼器具の燃焼量を出湯温度と
設定温度との温度差に基づいてフィードバック制御すれ
ば、出湯温度と設定温度とが等しくなるように制御され
る結果、出湯温度と設定温度との差が小さくなるように
燃焼装置を制御することができ、外乱や燃焼状態の変動
等があった場合にも安定な燃焼状態を保ちながら出湯温
度を設定温度に近づけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例による強制給排気方式の燃焼装置を示す
概略構成図である。
【図2】燃焼器具の燃焼量と送風機の送風量との関係に
おいて、燃焼装置の燃焼状態を示す図である。
【図3】従来のファン回転数一定制御方式の動作を説明
する図であって、(a)は送風機におけるファン回転数
と送風量との関係をし、(b)はファン回転数とファン
モータ電流との関係を示す。
【図4】従来のファンモータ電圧値一定制御方式の動作
を説明する図であって、(a)は送風機におけるファン
モータ電圧と送風量との関係をし、(b)はファンモー
タ電圧とファンモータ電流との関係を示す。
【図5】従来のファンモータ電流値一定制御方式の動作
を、送風機のファンモータ電流と送風量との関係で説明
する図である。
【図6】本発明の一実施例による燃焼装置を示す概略構
成図である。
【図7】同上のファン回転数一定制御方式の制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】ファン回転数制御演算部で用いられる、燃焼器
具の燃焼量とファン回転数との関係の一例を示す図であ
る。
【図9】同上の制御装置の動作原理を説明するための図
である。
【図10】(a)(b)は同上の制御装置の動作原理を
説明するための図である。
【図11】ファンモータ電流、比例弁電流、燃焼量及び
送風量の関係を示す図である。
【図12】本発明の別な実施例によるファンモータ電圧
値一定制御方式の制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図13】ファンモータ電圧制御演算部で用いられる、
燃焼器具の燃焼量とファンモータ電圧との関係の一例を
示す図である。
【図14】同上の制御装置の動作原理を説明するための
図である。
【図15】(a)(b)は同上の制御装置の動作原理を
説明するための図である。
【図16】本発明のさらに別な実施例によるファンモー
タ電流値一定制御方式の制御装置の構成を示すブロック
図である。
【図17】ファンモータ電流制御演算部で用いられる、
燃焼器具の燃焼量とファンモータ電流との関係の一例を
示す図である。
【図18】(a)(b)は同上の制御装置の動作原理を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 7 出湯温度検知器 8 燃焼器具 10 ガス比例弁 11 送風機 12 ファンモータ 14(21,31,33) 制御装置 15 設定器 23 燃焼量演算部 24 ファン回転数制御演算部 25 ファンモータ駆動電源 27 比例弁電流演算部 32 ファンモータ電圧制御演算部 34 ファンモータ電流制御演算部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス燃焼器具と、 ガス燃焼器具の燃焼量を制御するガス比例弁と、 ガス燃焼器具の燃焼用空気を供給するための送風機とを
    備え、 ガス燃焼器具の設定された燃焼量に応じて送風機の目標
    ファン回転数を決定し、ファン回転数が目標ファン回転
    数に一致するように送風機を制御するようにした燃焼装
    置において、 さらに、前記送風機のファンモータ電流値を出力する手
    段と、 前記ファンモータ電流値出力手段によって出力されたフ
    ァンモータ電流値に応じてガス比例弁の通電電流値を制
    御するガス比例弁制御手段とを備えた燃焼装置。
  2. 【請求項2】 ガス燃焼器具と、 ガス燃焼器具の燃焼量を制御するガス比例弁と、 ガス燃焼器具の燃焼用空気を供給するための送風機とを
    備え、 ガス燃焼器具の設定された燃焼量に応じて送風機のファ
    ンモータ電圧の目標値を決定し、ファンモータ電圧がそ
    の目標値に一致するように送風機を制御するようにした
    燃焼装置において、 さらに、前記送風機のファンモータ電流値を出力する手
    段と、 前記ファンモータ電流値出力手段によって出力されたフ
    ァンモータ電流値に応じてガス比例弁の通電電流値を制
    御するガス比例弁制御手段とを備えた燃焼装置。
  3. 【請求項3】 ガス燃焼器具と、 ガス燃焼器具の燃焼量を制御するガス比例弁と、 ガス燃焼器具の燃焼用空気を供給するための送風機とを
    備え、 ガス燃焼器具の設定された燃焼量に応じて送風機のファ
    ンモータ電流の目標値を決定し、ファンモータ電流がそ
    の目標値に一致するように送風機を制御するようにした
    燃焼装置において、 さらに、前記送風機のファンモータ電流値を出力する手
    段と、 前記ファンモータ電流値出力手段によって出力されたフ
    ァンモータ電流値に応じてガス比例弁の通電電流値を制
    御するガス比例弁制御手段とを備えた燃焼装置。
  4. 【請求項4】 出湯温度と設定温度との温度差に基づい
    てガス燃焼器具の燃焼量を演算し設定するようにした、
    請求項1,2又は3に記載の燃焼装置。
JP6338702A 1994-12-27 1994-12-27 燃焼装置 Expired - Fee Related JP2870436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6338702A JP2870436B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6338702A JP2870436B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 燃焼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08178265A true JPH08178265A (ja) 1996-07-12
JP2870436B2 JP2870436B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=18320667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6338702A Expired - Fee Related JP2870436B2 (ja) 1994-12-27 1994-12-27 燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2870436B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104534504A (zh) * 2014-12-25 2015-04-22 河北钢铁股份有限公司承德分公司 一种回转窑燃烧控制装置及方法
CN109869893A (zh) * 2019-01-29 2019-06-11 广东万和热能科技有限公司 一种燃气热水器的风机控制方法及系统

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4873237B2 (ja) * 2006-08-30 2012-02-08 株式会社ノーリツ ガス給湯装置
JP6770447B2 (ja) * 2017-01-17 2020-10-14 リンナイ株式会社 熱源装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442575A (ja) * 1990-06-08 1992-02-13 Nec Corp 半導体装置
JPH0637971A (ja) * 1992-07-13 1994-02-10 Mita Ind Co Ltd 自動原稿搬送機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442575A (ja) * 1990-06-08 1992-02-13 Nec Corp 半導体装置
JPH0637971A (ja) * 1992-07-13 1994-02-10 Mita Ind Co Ltd 自動原稿搬送機構

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104534504A (zh) * 2014-12-25 2015-04-22 河北钢铁股份有限公司承德分公司 一种回转窑燃烧控制装置及方法
CN104534504B (zh) * 2014-12-25 2017-01-18 河北钢铁股份有限公司承德分公司 一种回转窑燃烧控制装置及方法
CN109869893A (zh) * 2019-01-29 2019-06-11 广东万和热能科技有限公司 一种燃气热水器的风机控制方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2870436B2 (ja) 1999-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62252826A (ja) 燃焼装置
KR0173829B1 (ko) 온풍난방기
JPH08178265A (ja) 燃焼装置
JPS6064122A (ja) 燃焼制御装置
KR100283131B1 (ko) 복합급탕장치
JP2003042444A (ja) 給湯器
JP2002022156A (ja) 全一次式燃焼バーナの燃焼制御装置
JP3346110B2 (ja) 燃焼制御装置
JPS58106322A (ja) 燃焼制御装置
JPH0674891B2 (ja) 強制送風式燃焼装置
JP3139196B2 (ja) 燃焼器の燃焼制御方法
JP2710541B2 (ja) 燃焼制御装置
KR950002641B1 (ko) 온풍 난방기
JPH0718589B2 (ja) 給湯器の水量制御装置
JP2746115B2 (ja) 給湯器のファンモータ制御装置
JP2669662B2 (ja) 給湯機の制御装置
JPH0345008Y2 (ja)
JPH0271048A (ja) 給湯器の制御装置
JP3157639B2 (ja) 給湯器
JP2555242B2 (ja) ガス給湯器の燃焼制御装置
JP2531230B2 (ja) 比例制御バ―ナの空燃比制御装置
JPH0244117A (ja) 燃焼装置
JPH11159749A (ja) ガス燃焼装置
JPS63251720A (ja) 燃焼制御装置
JPH0745930B2 (ja) ガス燃焼機器の空燃比制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees