JP2000274067A - 住宅の化粧材 - Google Patents

住宅の化粧材

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JP2000274067A
JP2000274067A JP11076620A JP7662099A JP2000274067A JP 2000274067 A JP2000274067 A JP 2000274067A JP 11076620 A JP11076620 A JP 11076620A JP 7662099 A JP7662099 A JP 7662099A JP 2000274067 A JP2000274067 A JP 2000274067A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅の内装用の化粧材を状況に応じて変形し
て使用できるようにするとともに変形するための操作を
容易なものとする。 【解決手段】 内装用の化粧材2のうちの、例えば、廻
り縁11は先に壁1に取り付けられる受材と、この受材
に接着される化粧面部材21と、分割部31とからな
る。化粧面部材21には、分割部31を嵌合させるため
の溝24が有り、溝24は幅の狭い奥側の挟幅部24a
と、幅の広い開口側の拡幅部24bとを有する。また、
分割部31には、長片32と短片33とが設けられ、長
片32もしくは短片33のどちらを溝24に嵌合させる
かで、化粧材2の形状を変更することができる。また、
溝24に嵌合する長片32及び短片33も後端側に比べ
て先端側が段階的に薄くなるようにされている。従っ
て、溝24に長片32及び短片33を容易に嵌合するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の壁の縁部や
壁の開口部の周囲の縁部等の内壁面に取り付けられる住
宅の化粧材に関する。
【0002】
【背景の技術】一般に、住宅の内装においては、例え
ば、壁の内壁面の天井との境界部分(内壁面の上側の縁
部)に設けられる廻り縁や、壁の内壁面の床との境界部
分(内壁面の下側の縁部)に設けられる巾木や、内壁面
の開口部の縁部などに設けられる化粧枠などの化粧材が
取り付けられている。
【0003】上記化粧材は、一般的には、木材が用いら
れるが、樹脂が用いられる場合もある。また、木材に代
えて、PCT JP94/00351(国際公開番号;
WO94/20280号)に記載された「セルロース系
微粉粒、木質様成形品および木質様製品」における木質
様成形品を化粧材として用いることも一部行なわれてい
る。ここで、上記木質様成形品について簡単に説明す
る。原料としてのセルロース材(基本的には木材)を粉
砕して得た粉砕粉を磨砕処理して嵩比重を高めた粉粒と
し、この粉粒の外周面に、該粉粒より小径でかつ硬い表
面粒(基本的には酸化チタンの粒)を固定させて固定粒
とし、この固定粒に樹脂及び顔料を混合し、かつ溶融さ
せ、その後または溶融と同時に押出成形または射出成形
により所望形状に成形されたものである。
【0004】そして、木質様成形品は、天然の木の木目
に極めて近い模様を有し、しかも手触り感等の風合いも
天然の木に近いものとなる。また、この木質様成形品
は、木材の端材や廃材を再生して用いることができ、端
材や廃材の有効利用を図ることができるとともに、木材
に比較して成形性が優れているとともに均質な材質を有
するものとなっている。従って、化粧材に木質様成形品
を用いることにより、木材と同様の質感を得られるとと
もに環境に配慮しながら品質の向上と品質の安定化を図
ることができる。
【0005】上述のような木質様成形品もしくは他の樹
脂からなる化粧材を、例えば、芯材の角部で隣接して取
り付ける場合に角部に几帳面状の形状を構成する方法と
して、特開平10−331387号公報に記載の化粧枠
が提案されている。上記公報においては、例えば、芯材
の角部を挟む面にそれぞれ化粧枠下地材(受材)を取り
付けるとともに、該受材に化粧面部材を取り付けること
で、芯材の角部を挟む面にそれぞれ化粧面を形成する。
また、角部を挟んで配置された化粧面部材同士の間に角
が露出するように化粧枠角部材を配置することで、それ
ぞれ化粧面部材の端部と該端部同士の間から露出する化
粧枠角部材の角部から几帳面状(角部に複数の段差や突
条等を有した状態)の形状を芯材の角部に形成するよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内壁面の、
例えば、入出口や窓となる開口部の内側面に化粧枠(窓
枠、ドア枠等)を形成する場合には、化粧枠の室内側に
向かう側縁部が基本的に内壁面より突出した状態となる
ようになっている。また、内壁面に巾木等の化粧材があ
る場合には、化粧枠の室内側に向かう側縁部が巾木等の
化粧材より室内側に突出した状態となるようになってい
る。また、巾木が無い状態でも、内壁面には、例えば、
石膏ボードや、内装材等が貼られており、内壁面から石
膏ボードや内装材を取り除いた状態でにおいては、化粧
枠の室内側に向かう側縁部がかなり室内側に向かって突
出した状態となっている。
【0007】このような化粧枠を背景の技術で説明した
ように芯材等の角部を挟んで二つ隣接して配置しようと
すると、角部で隣接する二つの化粧枠のそれぞれの室内
側に突出する部分が互いに重複する位置に配置されてし
まうことになる。従って、単独で使用される化粧枠をそ
のまま状態で角部を挟んで隣接して配置することができ
なかった。従って、角部で化粧枠が隣接して配置される
ような場合には、単独で使用される化粧枠を加工する
か、もしくは、例えば、上記公報のように角部で几帳面
を構成するような角部用の化粧枠を用いる必要があっ
た。
【0008】一方、化粧材としての廻り縁は、天井面と
内壁面との見切り材となるとともに、例えば、内壁面に
貼設される内装材の見切り材となっており、廻り縁によ
り内壁面に貼られた内装材の上端部が覆われて隠される
ようになっている。しかし、内装材には、いわゆる壁紙
等の薄いシート状のものと、厚みを有するボード状のも
のとがあり、薄いシート状の内装材が用いられた場合の
廻り縁を、厚いボード状の内装材が用いられた場合に使
用することができなかった。以上のようなことから、化
粧材の使用状況に応じて、同種の化粧材においても異な
る規格のものが必要となり、化粧材の種類が多くなって
しまうという課題があった。
【0009】そして、化粧材の種類を減らす方法として
は、例えば、化粧材の一部を、例えば、分割可能な構
成、例えば、化粧枠の室内側に突出する部分を切除可能
な構成とすれば、単独で使用する際には、そのまま使用
し、角部を挟んで隣接して用いる場合には、室内側に突
出する部分を切除して使用すれば、一つの規格の化粧枠
で、単独での使用と角部を挟んで二つ隣接させる場合で
の使用との両方の使用が可能となる。しかし、この場合
に、強度を確保して切除可能な構成とすることから、化
粧材の一部を切除する場合の作業性等に問題があった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、同じ規格の化粧材を変形可能として異なる状況で
使用できるようにするとともに、作業性の向上を図るこ
とができる化粧材を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
住宅の化粧材は、例えば、図3及び図4に示すように、
住宅の壁の縁部や壁の開口部の周囲の縁部等の内壁面に
取り付けられる住宅の化粧材2であって、少なくとも一
方の側縁部(分割部31)と該側縁部31を除く本体部
(化粧面部材21)とが分割され、上記側縁部31と上
記本体部21とのいずれか一方に長さ方向に沿った溝2
4が形成されるともに、他方に該溝24に嵌合する突条
(長片32もしくは短片33)が形成され、上記溝24
に上記突条32を嵌合させることで、本体部21と側縁
部31とが接合され、上記溝24が奥に向かうにつれて
幅が狭くなるように形成されるとともに上記突条32が
上記溝24に対応して先端に向かうにつれて薄くなるよ
うに形成されていることを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、化粧材2が本体部21
と一方の側縁部31とに二分割された状態となっている
ので、状況に応じて本体部21だけ使用したり、本体部
21と側縁部31とを接合して使用したりすることが可
能となる。また、一種の本体部21に対して複数種類の
側縁部31が対応するようにしたり、逆に、一種の側縁
部31に対して複数種類の本体部21が対応したりする
ことにより、多種類の化粧材2が用いられる場合に、共
通部分だけは同じ形状としてコストの低減を図ることが
できる。また、本体部21と側縁部31の接合の仕方を
変えることにより、形状を変化させて異なる状況に対応
できるようにすることができる。そして、側縁部31と
上記本体部21とのいずれか一方に長さ方向に沿った溝
24が形成されるともに、他方に該溝24に嵌合する突
条32が形成され、上記溝24に上記突条32を嵌合さ
せることで、本体部21と側縁部31とが接合され、か
つ、上記溝24が奥に向かうにつれて幅が狭くなるよう
に形成されるとともに上記突条32が上記溝24に対応
して先端に向かうにつれて薄くなるように形成されてい
るので、溝24の開口部が突条32の先端部に対して広
いものとなり、容易に溝24の開口部に突条32を挿入
できるとともに、溝24の内面に案内された状態で溝2
4に突条32を嵌合させることができる。従って、従来
のように、強度を確保した状態で分割可能にされた化粧
材を分割する場合よりも、作業性を向上することができ
る。
【0013】本発明の請求項2記載の住宅の化粧材2
は、請求項1記載の化粧材2において、上記溝24の幅
が段階的に変化することにより該溝24の奥の幅より開
口部側の幅が広くされ、かつ、上記突条32が上記溝2
4に対応して、その厚みが段階的に変化することによ
り、先端部が後部より薄くされていることを特徴とす
る。
【0014】上記構成によれば、請求項1記載の構成に
よる作用効果と同様の作用効果を得られるとともに、溝
24の幅及び突条32の厚みが段階的に変化するので、
溝24の内面と突条32の外面とを溝24に対する突条
32の引抜方向とほぼ平行にすることが可能であり、溝
24の内面や突条32の外面が例えばくさび状となるこ
とにより、溝24に対して突条32が抜けやすい状態と
なるのを防止することができる。
【0015】本発明の請求項3記載の住宅の化粧材2
は、請求項2記載の化粧材2において、上記溝24が少
なくとも奥側の幅の狭い一段目の挟幅部24aと、該挟
幅部24aより開口部側の幅の広い拡幅部24bとの少
なくとも二段階の幅を有するように形成され、上記突条
32が上記溝24に対応して先側の厚みの薄い一段目の
薄部32aと、該薄部32aより後方の厚みの厚い厚部
32bとの少なくとも二段階の厚みを有するように形成
され、上記突条32の一段目の薄部32aの上記突条3
2を上記溝24に挿入する際の挿入方向に沿った長さ
が、上記溝24の一段目の挟幅部24aの後端から開口
までの上記挿入方向に沿った長さより長いことを特徴と
する。
【0016】上記構成によれば、溝24に突条32を嵌
合させる際に、請求項1記載の構成のように、溝24の
開口が突条32の先端部より広くなり、溝24に突条3
2を挿入しやすい状態となるとともに、溝24に突条3
2を嵌合する際に、溝24の奥側の挟幅部24aの後端
に突条32の先端(突条32の薄部32aの先端)が至
った段階で、突条32の薄部32aより後方の厚部32
bの先端が未だ溝24の開口に至っていない状態とな
る。そして、溝24の挟幅部24aに突条32の薄部3
2aの先端部を挿入した段階で、溝24の開口から突条
32の厚部32bの先端部が溝24内に入る状態とな
る。この際には、既に、突条32の薄部32aの先端部
が溝24の挟幅部24aに挿入されて案内された状態と
なっているので、溝24の開口部の位置と突条32の厚
部32bの先端部の位置がほぼ対応した状態となってい
る。従って、この場合には、溝24の開口部と突条32
の厚部32bの先端部の位置がずれて、溝24の開口部
に突条32の厚部32bが引っかかり、溝24に突条3
2がスムーズに嵌合できない状態となるのを防止するこ
とができる。すなわち、溝24に突条32をスムーズに
嵌合させることができる。
【0017】本発明の請求項4記載の住宅の化粧材2
は、請求項2または3記載の化粧材2において、上記溝
24の一段目の挟幅部24aの上記突条32を上記溝2
4に挿入する際の挿入方向に沿った長さが、上記突条3
2の一段目の薄部32aの上記挿入方向に沿った長さよ
り長いことを特徴とする。
【0018】上記構成によれば、上記溝24の一段目の
挟幅部24aの上記突条32を上記溝24に挿入する際
の挿入方向に沿った長さが、上記突条32の一段目の薄
部32aの上記挿入方向に沿った長さより長いので、突
条32を溝24に嵌合させた場合に、溝24の挟幅部2
4aの最も奥に突条32の先端が至る前に挟幅部24a
の入口部分に突条32の厚部32bの先端部が当たって
しまい、突条32の先端部が溝24の最も奥まで挿入で
きない状態となる。従って、溝24に突条32を嵌合さ
せた状態で、溝24の奥に空間できることになる。この
際に、溝24に突条32を嵌合させるとともに、溝24
と突条32との嵌合部分で、化粧材2の本体部21と側
縁部31とを接着剤で接着するものとすれば、溝24に
突条32を挿入して嵌合させる際に余分な接着剤が溝2
4の奥側に押しやられ、溝24に突条32を嵌合した際
に残る溝24の最も奥の空間に余分な接着剤が収容され
ることになる。従って、接着剤が多少余分に塗布されて
いても、余分な接着剤が溝24と突条32との嵌合部か
ら漏出するのを防止することができる。なお、溝24に
突条32を嵌合させた状態で化粧材2の本体部21と側
縁部31とを接着剤により接着させることで、本体部2
1と側縁部31とを接着剤の接合力が発現するまで仮止
めする必要がなく、作業性を向上することができる。
【0019】本発明の請求項5記載の住宅の化粧材2
は、請求項1から4のいずれか一つに記載の化粧材2に
おいて、上記突条32の外面及び上記溝24の内面の少
なくとも一方には、それぞれ断面ほぼ鋸歯状の抜け止め
部25が形成されていることを特徴とする。
【0020】上記構成によれば、溝24に対する突条3
2の引抜抵抗力を抜け止め部25により高めることがで
きる。また、接着剤を使用する場合には、接着剤の接合
力が発現するまで、溝24に突条32を強固に嵌合させ
ることにより、接着剤による接着を確実なものとするこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例の住宅の化粧材を図面を参照して説明する。ここで、
この実施例における化粧材の種類について説明する。図
1及び図2は、住宅の室内において壁1の内壁面(壁の
開口部の内側面、天井の段差の垂直面、床の段差の垂直
面を含む)に取り付けられた各種化粧材2を示すもので
ある。化粧材2としては、壁1の内壁面の天井との境界
部分に設けられる廻り縁11、壁1の内壁面の床との境
界部分に設けられる巾木12や、壁1に形成された窓と
なる開口部のサッシ枠より屋内側に設けられた窓枠13
や、壁1の開口部に設けられた見切り枠14や、壁の内
部ドアとなる開口部に設けられたドア枠15などがあ
る。また、窓枠13、ドア枠15等においては、さらに
化粧材2として、窓枠13やドア枠15の外側に、窓枠
13やドア枠15につながった状態でケーシング16が
設けられる場合もある。
【0022】そして、図3及び図4に示されるのは、上
記各種化粧材2の一例としての廻り縁11である。この
一例において、廻り縁11は、壁1等に取り付けられる
受材17と、該受材17に取り付けられる化粧面部材2
1と、該化粧面部材21に設けられ、受材17と嵌合す
る一対の挟持片22a、22bと、化粧面部材21に接
合される分割部31(図4に図示)とを備えている。そ
して、上記受材17は、例えば、断面矩形状の木材から
なるものであるが、木材に限られるものではなく、樹脂
であっても良い。なお、受材17を樹脂とする場合に
は、断面矩形状とする必要はなく、例えば、断面コ字状
や、内部に中空を有する四角筒状などとしても良い。ま
た、受材17を樹脂製の断面コ字状とする場合には、開
口する側が内壁面側ではなく、内壁面の反対側を向いた
状態となることが好ましい。
【0023】上記化粧面部材21は、化粧材2としての
廻り縁11において、主に露出する化粧面を有するもの
であり、化粧面部材21の表側が化粧面となっている。
そして、化粧面部材21は、図1に示されるように左右
に延在する長尺なものである。また、化粧面部材21の
下部には、分割部31と嵌合する嵌合部23が設けられ
ている。すなわち、化粧面部材21は、化粧材2(廻り
縁11)の本体となるものであり、分割部31は、化粧
材2の上下の側縁部のうちの下側の側縁部となるもので
ある。
【0024】上記嵌合部23は、ほぼ逆U字状に形成さ
れ、化粧面部材21の下端面に溝24が設けられた状態
となっている。そして、溝24には、分割部31の後述
する長片32もしくは短片33のいずれか一方が挿入さ
れた状態に嵌合するようになっている。そして、溝24
は、奥側の幅が狭く、開口側の幅が広くなっている。ま
た、溝24の幅は、奥側に向かうにつれて段階的に狭く
なるようにされている。そして、溝24は、図4に示す
ように、基本的に奥側の幅の狭い挟幅部24aと、開口
側の幅の広い拡幅部24bとを有するものとなってい
る。また、溝24においては、二つの内側面のうちの内
壁面に近い側の内側面に段差24cが形成されること
で、挟幅部24aと、拡幅部24bの幅が段階的に変え
られている。また、溝24には、分割部31の長片32
もしくは短片33が挿入されて嵌合されることになる
が、その際の長片32もしくは短片33の挿入方向に沿
った溝24の拡幅部24bの長さ(溝24の開口から挟
幅部24aまでの長さ)が、分割部31の長片32及び
短片33の後述する薄部32a、33aの長さ(長片3
2もしくは短片33の先端部から厚部32b、33bの
先端までの長さ)より短くなっている。さらに、溝24
の挟幅部24aの上記挿入方向に沿った長さが、上記長
片32及び短片33の薄部32a、33aの長さより長
くなっている。
【0025】また、溝24の互いに対向し、かつ、分割
部31の長片32もしくは短片33に当接する内側面
(ここでは挟幅部24aの内側面)には、それぞれ、断
面がほぼ鋸歯状の抜け止め部25、25が形成されてい
るとともに、互いに対向する抜け止め部25、25同士
の間隔が分割部31の長片32及び短片33(薄部32
a、33a)の厚みより僅かに狭くなっており、溝24
に分割部31の長片32及び短片33を押込んだ際に嵌
合部23が弾性変形して、長片32もしくは短片33が
溝に挿入可能となるとともに、嵌合部23の弾性力によ
り嵌合部23に分割部31が押えられて嵌合するように
なっている。また、嵌合部23と分割部31とは接着剤
により接着されている。
【0026】上側の上記挟持片22aは、化粧面部材2
1の上端部から後方に延出して形成され、下側の挟持片
22bは、化粧面部材21の下部で、かつ、上記嵌合部
23の上部から後方に延出している。そして、上側の挟
持片22aと下側の挟持片22bとは、互いに対向して
おり、上側の挟持片22aと下側の挟持片22bとの互
いに対向し、かつ、受材17に当接する面には、断面ほ
ぼ鋸歯状の抜け止め部26、26が形成されている。な
お、受材17を上述のように樹脂製とした場合には、受
材17の挟持片22a、22bと当接する面にも断面ほ
ぼ鋸歯状の抜け止め部を形成して、さらに引抜抵抗力を
高めるものとしても良い。また、一対の挟持片22a、
22bの互いに対向する面の化粧面部材21の裏面との
接合部分には、挟持片22a、22bと受材17とを接
着剤で接合する際に、余分な接着剤を溜める空間となる
凹部27、28が形成されている。
【0027】該凹部27、28は、挟持片22a、22
bと化粧面部材21の裏面との境界に沿って溝状とされ
ている。そして、上側の挟持片22aの抜け止め部26
と下側の挟持片22bとの間の間隔は、受材17の上下
長さより僅かに短いものとされ、上下の挟持片22a、
22bの間に、受材17を押込んだ際に上下の挟持片2
2a、22bが弾性変形して受材17を挟持片22a、
22b同士の間に挟み込むことが可能となるとともに、
挟持片22a、22bの弾性力により受材17を挟んで
嵌合できるようになっている。
【0028】上記分割部31は、図4に示すように、長
片32と短片33とが直角に接合されてL字状に形成さ
れ、後述する内装材と廻り縁11との見切り材として機
能する部分である。そして、長片32と短片33とは、
その先端部が溝24の挟幅部24aに対応する厚みを有
する薄部32a、33とされ、該薄部32a、33aよ
り後ろ側が溝24の拡幅部24bに対応する厚みを有す
る厚部32b、33bとされている。従って、長片32
及び短片33は、先端に向かうにつれて薄くなる形状と
されている。また、長片32及び短片33は、段差32
c、33cの部分で段階的に厚みが変えられており、先
端に向かうにつれて段階的に細くなるようになってい
る。そして、長片32及び短片33の薄部32a、33
aの上記挿入方向に沿った長さが溝24の拡幅部24b
より長くされ、かつ、挟幅部24aより短くされてい
る。
【0029】そして、分割部31は、化粧面部材21の
嵌合部23にその長片32と短片33とのうちの一方を
嵌合するようになっている。そして、長片32を嵌合部
23に嵌合させた場合には、短片33が化粧面部材21
の嵌合部23から内壁面に向かって延出した状態とな
り、短片33を嵌合部23に嵌合させた場合には、長片
32が化粧面部材21の嵌合部23から内壁面に向かっ
て延出した状態となるようになっている。そして、短片
33を内壁面に向かって延出させた場合には、短片33
と内壁面との間の間隔が広くなり、長片32を内壁面に
向かって延出させた場合には、長片32と内壁面との間
の間隔が狭くなるようになっている。なお、長片32及
び短片33は、化粧面部材21の嵌合部23の溝24に
嵌合する突条とみなすことができる。
【0030】これは、内壁面に貼られる内装材(図示
略)としてクロス(壁紙)等の薄いシート状の部材と、
少し厚い板状(ボード状)の部材とのいずれか一方が用
いられることを想定したものである。なお、内装材は、
下の挟持片22bの位置の下から内壁面に貼られるよう
になっており、内装材の上端部が廻り縁11の分割部3
1の裏側に隠れるようになっている。そして、厚いボー
ド状の内装材を用いる場合には、分割部31の短片33
が内壁面に向かうようにして、内装材が貼られる前の内
壁面と短片33の先端との間に厚いボード状の内装材が
挟まれるようにし、薄いシート状の内装材を用いる場合
には、分割部31の長片32が内壁面に向かうようにし
て、内装材が貼られた内壁面と長片32との間にほとん
ど間隔があかないようにしている。すなわち、この一例
の廻り縁11は、一種類で厚みの異なる複数種類の内装
材に対応できるようになっている。なお、図5に示され
る廻り縁11a(受材17及び分割部31を図示省略)
は、上記廻り縁11と同様の形状を有するものである
が、その上下高さが廻り縁11より長くなっている。そ
して、上記廻り縁11aにおいては、その上下長さが長
くなっていても、同じ分割部31を用いることができる
ようになっており、廻り縁11、11aの種類を増やし
た場合に部品点数が多くなるのを抑制できるようになっ
ている。
【0031】そして、廻り縁11を備えた内装構造にお
いては、内壁面に上記受材17が釘やビス等の接合部材
により接合されて取り付けられている(接着剤を用いる
ものとしても良い)。また、内壁面の受材17より下側
には、内装材が貼設されている。そして、上記受材17
には、二つの挟持片22a、22bに受材17を挟み込
むようにして挟持片22a、22bが受材17に嵌合す
ることにより化粧面部材21が受材17に接合されてい
る。なお、嵌合部23を含む化粧面部材21と、挟持片
22a、22bとは、上述の木質様成形品であり、例え
ば、押出成形により一体に成形されており、樹脂として
弾性を備えたものとなっている。また、分割部31も木
質様成形品である。そして、受材17と挟持片22a、
22bとは、上述のように嵌合するとともに接着剤によ
り接着されている。また、化粧面部材21は、上述のよ
うに内装材に厚みに対応して分割部31が取り付けられ
ている。また、分割部31は、その長片32もしくは短
片33が溝24に嵌合するとともに、接着剤により長片
32もしくは短片33と溝24の内側面とが接着させら
れている。
【0032】次に、廻り縁11の施工方法及び作用効果
を説明する。まず、内壁面に受材17を固定する。一
方、化粧面部材21に分割部31を嵌合させる。この際
には、予め、化粧面部材21の溝24の内側面に接着剤
を塗布しておく。そして、上述のように溝24は、開口
部側が広くされ、分割部31の長片32及び短片33の
先端部が薄くされているので、溝24に長片32及び短
片33を容易に挿入することができる。また、溝24
は、一方の内側面側だけに段差24cが形成されること
で、幅の広い開口部側の拡幅部24bと幅の狭い奥側の
挟幅部24aとがわけられており、他方の内側面側に
は、段差がほとんど形成されていない状態なので(抜け
止め部25の小さな段差は存在しているが、小さいので
後述の作用においては無視することができる)、溝24
に長片32もしくは短片33の先端部を挿入した後に、
長片32もしくは短片33を溝24の段差がほとんどな
い他方の内側面に沿って(案内された状態で)、溝24
の奥まで長片32もしくは短片33を挿入していけば、
長片32もしくは短片33の先端部を溝24の挟幅部2
4aに円滑に挿入することができるとともに、長片32
もしくは短片33の厚部32b、33bの先端部を溝2
4の開口に円滑に挿入させることができる。
【0033】また、長片32及び短片33の先端側の薄
部32a、33aの長さが、溝24の拡幅部24bの長
さより長くされているので、溝24に長片32及び短片
33を挿入していく際に、溝24の挟幅部24aに長片
32もしくは短片33の先端部が挿入された状態となる
前に、溝24の開口に長片32もしくは短片33の厚部
32b、33bの先端が挿入されることがない。従っ
て、長片32もしくは短片33の厚部32b、33bが
溝24に挿入される際には、既に、長片32もしくは短
片33の先端部が挟幅部24aに挿入されていることに
より、挟幅部24aに長片32もしくは短片33の薄部
32a、33aが案内された状態で、長片32もしくは
短片33の厚部32b、33bが溝24の開口から挿入
されることになり、さらに円滑に長片32もしくは短片
33の厚部32b、33bを溝24に挿入することがで
きる。
【0034】また、化粧面部材21の溝24の内面に接
着剤を塗布した状態で、溝24に長片32もしくは短片
33を挿入した場合には、余分な接着剤が長片32もし
くは短片33に押されて溝24の奥側に移動することに
なる。この際に、長片32及び短片33の先端側の薄部
32a、33aの上記挿入方向に沿った長さが溝24の
挟幅部24aの挿入方向に沿った長さより短いので、溝
24に長片32もしくは短片33を押込んで行った際
に、長片32もしくは短片33の先端が溝24の最も奥
に至る前に、長片32もしくは短片33の段差32c、
33cが溝24の段差24cに当たり、それ以上長片3
2もしくは短片33を奥に挿入できない状態となり、溝
24の奥には、長片32もしくは短片33が挿入されて
いない空間が生じることになる。そして、この空間に上
述のように溝24の奥側に押された接着剤が押込まれた
状態となるので、余分な接着剤は上記空間に収容された
状態となり、余分な接着剤が溝24からあふれ出すよう
なことがない。
【0035】また、溝24の内側面と、長片32及び短
片33の側面とは、それぞれ段階的に幅や厚みを変化さ
せることから、溝24に長片32もしくは短片33を挿
入する挿入方向とほぼ平行な面とすることができる。す
なわち、溝24の内側面と、長片32及び短片33の側
面とが幅や厚みを変更するために、上記挿入方向に対し
て斜めとなってくさび状の形状となる必要がなく、溝2
4の内側面と、長片32及び短片33の側面とをほぼ上
記挿入方向に沿ったものとすることができる。これによ
り、溝24に長片32もしくは短片33を挟んだ状態と
し、かつ、化粧面部材の弾性力により長片32もしくは
短片33を挟んで押えるようにした場合に、溝24、長
片32及び短片33がくさび状の形状になっていた場合
のように、長片32や短片33を外に押出すような力が
働くことがない。
【0036】また、溝24の内側面には、断面ほぼ鋸歯
状の抜け止め部が設けられており、溝24から長片32
もしくは短片33が抜けるのを抑制することができる。
これらのことから、溝24に長片32もしくは短片33
を嵌合させた状態で接着させる際に、接着剤の接合力が
十分に発現するまで溝24に長片32もしくは短片33
を強固に嵌合させておくことができる。次いで、受材1
7に化粧面部材21と一体の挟持片22a、22bを嵌
合させる。この際には、挟持片22a、22bの互いに
対向し、かつ、受材に当接する面に予め接着剤を塗布し
ておく。そして、挟持片22a、22bの間に受材17
が押込まれるように、化粧面部材21を受材17に向か
って押し付ける。この際には、挟持片22a、22bの
接着剤が塗布された面に受材17が押し付けられるとと
もに、受材が挟持片22a、22aの先端部から基端部
側に移動していくことになる。そして、この場合に、挟
持片22a、22bに余分に塗布された接着剤が受材1
7に押されて挟持片22a、22bの基端部側に寄せ集
められて行く。そして、挟持片22a、22bの基端
部、すなわち、化粧面部材21の裏面との境界部分に
は、上述の凹部27、28が形成されているので、該凹
部27、28内に寄せ集められた接着剤が受材17によ
り押し入れられることになる。これにより、余分な接着
剤が受材と化粧面部材21の挟持片22a、22bとの
嵌合部分の外側に露出するのを防止することができる。
【0037】なお、溝24の幅と、長片32及び短片3
3の厚みとを変化させる際に段階的に変化させるものと
したが、連続的に幅や厚みを変化させるものとしても良
い。しかし、この場合には、上述のように溝24に対し
て長片32や短片33が抜けやすい状態となる可能性が
ある。また、溝24の二つの内側面のうちの一方の内側
面だけに段差24cを設けるものとし、長片32及び短
片33においても、一方の側面だけに段差32c、33
cを設けるものとしたが、溝24の両方の内側面と、長
片32及び短片33の両方の側面に段差を設けるものと
しても良い。しかし、この場合には、溝24の段差の無
い内側面に、長片32もしくは短片33を案内させるこ
とができない。また、溝24の内側面だけではなく、長
片32や短片33の側面にも断面ほぼ鋸歯状の抜け止め
部を設けるものとしても良く、このようにすれば、さら
に、溝24に対する長片32や短片33の引抜抵抗力を
高めることができる。
【0038】次に、廻り縁11以外の化粧材2として窓
枠13を説明する。図6は、上記化粧材2のうちの窓枠
13と、該窓枠13を備えた内装構造を示すためのもの
であり、壁1の窓となる開口部の左側の水平断面図であ
る。なお、図6において、壁1は、壁パネル3からなる
ものであり、壁パネル3は、框材3aを矩形枠状に組む
とともに枠内部に縦横に棧材(図示略)を配置した枠組
3bと、該枠組3bの左右両面に貼設された面材3c、
3cとからなるものである。なお、図6においては、壁
パネル3の外面側に貼設される外装材を省略して図示し
ている。また、壁1の開口部との境となる部分には方立
て4が配置されている。図6において、方立て4より右
側が窓となる開口部である。そして、図6に示されるよ
うに、壁1の開口部の内側面の外よりの部分には、サッ
シ枠5が取り付けられ、内よりの部分には窓枠13が取
り付けられている。なお、図6においては、壁1の内面
側の窓に隣接する部分にケーシング16が取り付けられ
ない構造となっている。
【0039】そして、窓枠13は、基本的に廻り縁11
と同様に、受材17と、化粧面部材41(本体部)と、
該化粧面部材41に設けられ、受材17と嵌合する一対
の挟持片42a、42bと、化粧面部材41に接合され
る分割部51(側縁部)とを備えているものである。な
お、これら受材17、化粧面部材41、挟持片42a、
42b、分割部51は、上記廻り縁11の同名の部材と
細部の構造やサイズ等が異なるものの基本的に同様の構
成を有し、かつ、同様の材質からなるものである。
【0040】上記受材17は、上記廻り縁11の受材1
7とサイズ以外は同様のものである。上記化粧面部材4
1は、その表側が化粧面となっており、上下に延在する
長尺なものである。また、化粧面部材41の壁の内側に
向かう端部には、上記分割部51と嵌合する嵌合部43
が設けられている。該嵌合部43においては、化粧面部
材41の他の部分より厚く形成されるとともに、裏面側
に嵌合溝44が形成され、該嵌合溝44に、分割部51
が嵌合している。
【0041】そして、嵌合溝44は、基本的に廻り縁1
1の化粧面部材21の溝24と同様の形状を有するもの
である。すなわち、嵌合溝44は、奥側の幅が狭く、開
口側の幅が広くなっている。また、嵌合溝44の幅は、
奥側に向かうにつれて段階的に狭くなるようにされてい
る。そして、嵌合溝44は、基本的に奥側の幅の狭い挟
幅部44aと、開口側の幅の広い拡幅部44bとを有す
るものとなっている。また、嵌合溝44においては、二
つの内側面のうちの内壁面に近い側の内側面に段差44
cが形成されることで、挟幅部44aと、拡幅部44b
の幅が段階的に変えられている。また、嵌合溝44に
は、分割部51の後述する突条53が挿入されて嵌合さ
れることになるが、その際の突条53の挿入方向に沿っ
た嵌合溝44の拡幅部44bの長さが、分割部51の突
条53の後述する薄部53aの長さより短くなってい
る。さらに、嵌合溝44の挟幅部44aの上記挿入方向
に沿った長さが、分割部51の突条53のの薄部53a
の長さより長くなっている。
【0042】また、嵌合溝44の互いに対向し、かつ、
分割部51の突条53に当接する内側面(ここでは挟幅
部44aと拡幅部44bとの内側面)には、それぞれ、
断面がほぼ鋸歯状の抜け止め部(図示略)が形成されて
いる。また、嵌合部43と分割部51とは接着剤により
接着されている。上記挟持片42a、42bは、化粧面
部材41の裏面の外より側の部分と、内より側の部分と
からそれぞれ後方に延出している。また、挟持片42
a、42bの互いに対向する面には、廻り縁11の挟持
片22a、22bの抜け止め部26、26及び凹部2
7、28と同様の構成を有する抜け止め部46、46及
び凹部47、48が廻り縁11の場合と同様の位置に設
けられている。
【0043】上記分割部51は、廻り縁11の分割部3
1が内装材の上端部を覆い隠すようになっていたのに対
して、内装材の下地となる石膏ボード52及び巾木12
の開口部側の端部に当接して、化粧面部材41の裏面や
受材17を隠すようになっている。そして、上記分割部
51は、上記化粧面部材41の嵌合部43の嵌合溝44
に嵌合する突条53と、突条53を嵌合部43に嵌合さ
せた状態で化粧面部材41の後方側に延出する本体部5
4と、本体部54の突条53の反対側に形成され、石膏
ボード52及び巾木12に当接する当接面55とを有す
るものである。
【0044】上記突条53は、(図6の分割部51に代
えて、図11の右側に図示された分割部51を参照して
説明する。なお、図6の分割部51の突条53と図11
の分割部51の突条53は同じ形状を有するものであ
る)その先端部が嵌合溝44の挟幅部44aに対応する
厚みを有する薄部53aとされ、該薄部53aより後ろ
側が嵌合溝44の拡幅部44bに対応する厚みを有する
厚部53bとされている。従って、突条53は、先端に
向かうにつれて薄くなる形状とされている。また、突条
53は、段差53cの部分で段階的に厚みが変えられて
おり、先端に向かうにつれて段階的に細くなるようにな
っている。そして、突条53の薄部53aの上記挿入方
向に沿った長さが嵌合溝44の拡幅部44bより長くさ
れ、かつ、挟幅部44aより短くされている。また、突
条53の薄部53a及び厚部53bの側面には、それぞ
れ断面ほぼ鋸歯状の抜け止め部(図示略)が設けられて
いる。
【0045】また、分割部51の本体部54の屋内側に
臨む面は、屋内側に突出した状態となって意匠性を高め
るようになっている。また、分割部51が、化粧面部材
41に対して分割可能となっているのは、後述するよう
に角部で窓枠13、見切り枠14、ドア枠15等の化粧
材2(化粧枠)が互いに隣接する場合に、これらの分割
部51となる部分同士が互いにぶつかってしまい分割部
51の部分が邪魔になって化粧材2が取り付けられない
状態となるの防止するために、隣接する化粧材2のうち
の一方の化粧材2の分割部51を外した状態として、こ
れら化粧材2を隣接して配置できるようにしたものであ
る。そして、上記窓枠13においても、分割部31と分
割部51との一部の機能の違い以外は、廻り縁11と同
様の作用効果を得ることができる。
【0046】図7に示される内装構造は、図8及び図9
に示すように、第一の壁1aに第二の壁1bが直角に接
合され、第一の壁1aの第二の壁1bが接合される部分
に隣接して窓となる開口部1cが設けられ、第二の壁1
bの第一の壁1aと接合する部分にドア(図示略)がは
め込まれる開口部1dが設けられた場合のように、壁1
同士が直角に接合された部分の角部で該角部を挟んで窓
枠13aとドア枠15とが隣接して配置された場合のも
のである。そして、図7は、第一の壁1aの第二の壁1
bと接合される部分の水平断面図である。なお、第一の
壁1aも図6で示した壁1と同様の壁パネル3からなり
開口部側の端部に方立て4が接合されている。
【0047】上記窓枠13aは、上記窓枠13と同様
に、受材17と、化粧面部材41と、該化粧面部材41
に設けられ、受材17と嵌合する一対の挟持片42a、
42bと、化粧面部材41に接合される分割部51とを
備えてなるものである。そして、窓枠13aにおいて
は、化粧面部材41の外より側の端部が外より側の挟持
片42aの位置までとされている以外は、窓枠13と同
様の構成となっている。そして、化粧面部材41の嵌合
部43には、窓枠13の場合と同様に同様の形状を有す
る嵌合溝44が設けられている。一方、窓枠13aの分
割部51も窓枠13の分割部51と全く同様の形状を有
するものである。そして、窓枠13aは、ともに用いら
れるサッシ枠5の形状に対応して、窓枠13と異なる断
面形状とされたものであり、対応するサッシ枠5の形状
が異なるだけで窓枠13と同様に用いることができるも
のである。なお、窓枠13aにおいては、上述のように
角部でドア枠15と隣接する場合に、予め分割部51が
取外された形状となっている。このようにすることで、
ドア枠15の分割部51と窓枠13aの分割部51がほ
ぼ同じ位置に配置されることにより、ドア枠15もしく
は窓枠13aが配置できなくなるのを防止することがで
きる。言い換えれば、ドア枠15及び窓枠13aにおい
て、特に角部専用のドア枠15や窓枠13aを予め用意
しなくとも、単独で用いられるドア枠15もしくは窓枠
13aに分割部51を取り付けない状態(外した状態)
とすれば、ドア枠15や窓枠13aが角部で互いに隣接
している場合にも用いることができる。
【0048】従って、設置する部分の状況に対応してド
ア枠15や窓枠13aに、形状の異なる規格のものを製
造したり、その場で形状を変えるように加工したりする
必要がなく、部品種類の低減、施工の省力化等を図り、
最終的にコストダウンを図ることができる。また、角部
において窓枠13,13aやドア枠15に分割部51が
用いられない場合には、化粧面部材41に分割部51を
取り付けずにそのまま用いることができ、かつ、単独で
窓枠13,13aやドア枠15を用いる場合等おいて
は、上述のように化粧面部材41に分割部51を取り付
けることになるが、この場合には、廻り縁11において
化粧面部材21に分割部31を付けた場合と同様に極め
て容易に化粧面部材21に分割部51を取り付けること
ができ、かつ、化粧面部材21に分割部51が強固に接
着されるまで、化粧面部材21に分割部51を強固に嵌
合させた状態とすることができる。
【0049】また、ドア枠15及び窓枠13aが角部で
隣接した場合に、それぞれの化粧面部材41、41の角
部の頂点側の端部が当接せずに互いに間隔をあけた状態
となるようになっている。そして、この間隔の部分に
は、ドア枠15もしくは窓枠13aの一方に取り付けら
れた分割部51が配置されて、上記間隔が分割部51に
より閉塞された状態とされる。また、この際に、分割部
51の角部が上記間隔から外部に露出した状態となり、
分割部51の角部と二つの化粧面部材41、41の端部
から几帳面状の形状が形成され、意匠性を高めるように
なっている。
【0050】上記ドア枠15は、基本的に窓枠13と同
様の構成を有するものであり、受材17a(受材17に
戸当たり49を取り付けるための溝を設けたもの)と、
化粧面部材41と、該化粧面部材41に設けられ、受材
17aと嵌合する一対の挟持片42a、42bと、化粧
面部材41に接合される分割部51とを備えるものであ
る。なお、ドア枠15においては、基本的に左右対称の
形状とされ、化粧面部材41の左右端部にそれぞれ嵌合
部43が設けられ、該嵌合部43にそれぞれ分割部51
が嵌合するようになっている。また、化粧面部材41の
中央部に戸当たり49が取り付けられるスリット50が
設けられている。また、ドア枠15の挟持片42a、4
2bの互いに対向する面には、窓枠13の場合と同様
に、抜け止め部46、46及び凹部47、48が設けら
れている。
【0051】そして、ドア枠15において、化粧面部材
41の嵌合部43に形成された嵌合溝44は、上述の窓
枠13における嵌合溝44と同じ形状を有するものであ
り、分割部51も窓枠13の分割部51と同じ形状を有
するものである。このようなドア枠15及び窓枠13a
においても、上記廻り縁11や窓枠13と同様に、容易
に化粧面部材41に分割部51を接合することができ、
かつ、化粧面部材41に分割部51が強固に接着される
まで、化粧面部材41に分割部51を強固に嵌合してお
くことができる。また、ドア枠15においては、図7に
示すように、壁1を構成する壁パネル3の開口部側の端
面ではなく、壁パネル3の側面に取り付けられる場合も
あり、この場合には、上述の分割部51の当接面ではな
く、本体部54の屋内側に臨む面が石膏ボード52等に
当接することになる。
【0052】図10及び図11は、上述のような角部に
窓枠13a、13a同士が互いに隣接して配置された場
合と、角部にドア枠15、15同士が互いに隣接して配
置された場合とを示すものであり、上述の角部にドア枠
15と窓枠13aとを隣接して配置した場合と異なるバ
リエーションを示すものである。この場合も互いに隣接
する窓枠13a、13a同士もしくはドア枠15、15
同士において、一方の窓枠13aもしくはドア枠15に
分割部51が取り付けられ、他方の窓枠13aもしくは
ドア枠15(角側)に分割部51が取り付けられていな
い状態となっている。これにより、窓枠13aやドア枠
15が上述のように角部で一部が互いに重なって配置さ
れるような場合でも、単独で用いられる窓枠13aやド
ア枠15を分割部51を取り付けない状態とするだけで
使用できる。また、分割部51により、上述の場合と同
様に窓枠13a同士もしくはドア枠15同士で形成され
る角部を几帳面状の形状とすることができる。また、図
10及び図11に示される内装構造において、図7の場
合と同様の形状を有する窓枠13a及びドア枠15が用
いられており、図7の場合の窓枠13a及びドア枠15
と同様の作用効果を奏することができる。なお、図10
においては、受材17が壁パネル3ではなく、柱状の木
材60に取り付けられる。なお、木材60は、壁の角部
の二つの窓に挟まれた部分を構成するものである。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の住宅の化粧材に
よれば、化粧材が本体部と一方の側縁部とに二分割され
た状態となっており、これらを接合する場合と接合しな
い場合や、接合の仕方を変えた場合などによって、状況
に応じて化粧材を変形することができる。そして、側縁
部と上記本体部とのいずれか一方に長さ方向に沿った溝
が形成されるともに、他方に該溝に嵌合する突条が形成
され、上記溝に上記突条を嵌合させることで、本体部と
側縁部とが接合され、かつ、上記溝が奥に向かうにつれ
て幅が狭くなるように形成されるとともに上記突条が上
記溝に対応して先端に向かうにつれて薄くなるように形
成されているので、溝の開口部が突条の先端部に対して
広いものとなり、容易に溝の開口部に突条を挿入できる
とともに、溝の内面に案内された状態で溝に突条を嵌合
させることができる。
【0054】本発明の請求項2記載の住宅の化粧材によ
れば、請求項1記載の構成による作用効果と同様の作用
効果を得られるとともに、溝の幅及び突条の太さが段階
的に変化するので、溝の内面と突条の外面とを溝に対す
る突条の引抜方向とほぼ平行にすることが可能であり、
溝の内面や突条の外面が例えばくさび状となることによ
り、溝に対して突条が抜けやすい状態となるのを防止す
ることができる。本発明の請求項3記載の住宅の化粧材
によれば、溝に突条をスムーズに嵌合させることができ
る。
【0055】本発明の請求項4記載の住宅の化粧材によ
れば、接着剤多少余分に塗布されていても、余分な接着
剤が溝と突条との嵌合部から漏出するのを防止すること
ができる。本発明の請求項5記載の住宅の化粧材によれ
ば、溝に対する突条の引抜抵抗力を抜け止め部により高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の化粧材が用いられ
る部分を示す住宅内部の要部斜視図である。
【図2】上記例の化粧材が用いられる部分を示す住宅内
部の要部斜視図である。
【図3】上記例の化粧材のうちの廻り縁の一部を示す側
面図である。
【図4】上記例の化粧材のうちの廻り縁の一部を示す側
面図である。
【図5】上記廻り縁と形状が異なる廻り縁の化粧面部材
を示す側面図である。
【図6】上記例の化粧材のうちの窓枠の一例を示す断面
図である。
【図7】上記例の化粧材のうちの窓枠とドア枠が壁同士
が直角に接合された角部において隣接して配置された状
態を示す断面図である。
【図8】上記例の窓枠とドア枠が隣接して配置される部
分を説明するための図面である。
【図9】上記例の窓枠とドア枠が隣接して配置される部
分を説明するための住宅内部の要部斜視図である。
【図10】上記例の化粧材のうちの窓枠同士が角部にお
いて隣接して配置された状態を示す断面図である。
【図11】上記例の化粧材のうちのドア枠同士が角部に
おいて隣接して配置された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 壁 2 化粧材 11 廻り縁(化粧材) 12 巾木(化粧材) 13 窓枠(化粧材) 14 見切り材(化粧材) 15 ドア枠(化粧材) 16 ケーシング(化粧材) 21 化粧面部材 23 嵌合部 24 溝 24a 挟幅部 24b 拡幅部 31 分割部 32 長片(突条) 33 短片(突条) 32a 薄部 32b 厚部 33a 薄部 33b 厚部 41 化粧面部材 44 嵌合溝(溝) 44a 挟幅部 44b 拡幅部 51 分割部 53 突条 53a 薄部 53b 厚部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の壁の縁部や壁の開口部の周囲の縁
    部等の内壁面に取り付けられる住宅の化粧材であって、 少なくとも一方の側縁部と該側縁部を除く本体部とが分
    割され、 上記側縁部と上記本体部とのいずれか一方に長さ方向に
    沿った溝が形成されるともに、他方に該溝に嵌合する突
    条が形成され、 上記溝に上記突条を嵌合させることで、本体部と側縁部
    とが接合され、 上記溝が奥に向かうにつれて幅が狭くなるように形成さ
    れるとともに上記突条が上記溝に対応して先端に向かう
    につれて薄くなるように形成されていることを特徴とす
    る住宅の化粧材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の住宅の化粧材において、
    上記溝の幅が段階的に変化することにより該溝の奥の幅
    より開口部側の幅が広くされ、かつ、上記突条が上記溝
    に対応して、その厚みが段階的に変化することにより、
    先端部が後部より薄くされていることを特徴とする住宅
    の化粧材。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の住宅の化粧材において、
    上記溝が少なくとも奥側の幅の狭い一段目の挟幅部と、
    該挟幅部より開口部側の幅の広い拡幅部との少なくとも
    二段階の幅を有するように形成され、上記突条が上記溝
    に対応して先側の厚みの薄い一段目の薄部と、該薄部よ
    り後方の厚みの厚い厚部との少なくとも二段階の厚みを
    有するように形成され、上記突条の一段目の薄部の上記
    突条を上記溝に挿入する際の挿入方向に沿った長さが、
    上記溝の一段目の挟幅部の後端から開口までの上記挿入
    方向に沿った長さより長いことを特徴とする住宅の化粧
    材。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の住宅の化粧材に
    おいて、上記溝の一段目の挟幅部の上記突条を上記溝に
    挿入する際の挿入方向に沿った長さが、上記突条の一段
    目の薄部の上記挿入方向に沿った長さより長いことを特
    徴とする住宅の化粧材。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一つに記載の
    住宅の化粧材において、上記突条の外面及び上記溝の内
    面の少なくとも一方には、それぞれ断面ほぼ鋸歯状の抜
    け止め部が形成されていることを特徴とする住宅の化粧
    材。
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