JP2000273934A - 水回り製品 - Google Patents

水回り製品

Info

Publication number
JP2000273934A
JP2000273934A JP11079384A JP7938499A JP2000273934A JP 2000273934 A JP2000273934 A JP 2000273934A JP 11079384 A JP11079384 A JP 11079384A JP 7938499 A JP7938499 A JP 7938499A JP 2000273934 A JP2000273934 A JP 2000273934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
plumbing
repellent
product according
plumbing product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11079384A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Machida
町田  光義
Hirotaka Ishibashi
弘孝 石橋
Tomoyasu Ichiki
智康 一木
Masaaki Ito
正昭 伊藤
Masami Ando
正美 安藤
Koichi Hayashi
浩一 林
Makoto Hayakawa
信 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP11079384A priority Critical patent/JP2000273934A/ja
Publication of JP2000273934A publication Critical patent/JP2000273934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流水により洗浄可能な水回り製品において、
長期にわたり汚れの発生を確実に防止することができる
水回り製品を提供すること。 【解決手段】 洗浄面に、シリコーン被覆が施された撥
水性領域が隙間を開けて複数個設けられている水回り製
品であって、前記シリコーン被覆はシロキサン架橋とシ
ロキサン以外の架橋により重合されたシリコーンを含む
物質により形成されていることを特徴とする水回り製
品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洋式便器、和式便
器等の大便器や小便器などの便器、洗面器、台所シンク
等の水回り製品に関し、特に流水により洗浄される水回
り製品に関する。
【0002】
【従来の技術】施釉製品の表面を防汚加工することは、
施釉製品を清浄に保ち、衛生性や美観を高く保つために
役立つ。そのための方法として、従来より、例えば特開
平4ー240171号に示すような、施釉製品表面にフ
ッ素を含む化学吸着単分子膜を、シロキサン系単分子膜
を介して形成する方法が提案されている。そして、かか
る構造にすることにより、施釉製品表面が撥水性にな
り、便器汚物や茶渋等の水性汚れが生じにくくなること
も開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような撥水処理を水回り製品の洗浄面の全面に行うと、
例えば水回り製品が便器の場合、リム部の通水路の小孔
から出た洗浄水が便鉢面に拡散しないでそのまま筋状と
なって流れ落ち、洗浄水が供給されない不洗浄領域が残
るという問題点があった。
【0004】そのため、洗浄水が筋状となって流下する
領域では、撥水剤の効果により汚れが容易に落ちて、き
れいな表面になるが、洗浄水が供給されない領域では、
汚れがそのまま残っていた。即ち、汚れが落ちてきれい
になった部分と、汚れが洗い落とされずに残ったままの
部分とがまだら状に形成されるため、汚れが却って目立
ってしまうという問題があった。
【0005】また、水回り製品はアルカリ環境で使用さ
れるものが実に多い。例えば、便器は人の放尿に基づく
尿素と、便器に付着している一般細菌が保有する酵素ウ
レアーゼとの反応により常にアンモニア塩基環境に曝さ
れている。一方で、シロキサン結合はアルカリに侵され
る性質を有するので、特開平4ー240171号に示す
防汚加工では使用条件下での耐久性に問題があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、流水により洗浄可能な水回り製品において、長
期にわたり汚れの発生を確実に防止することができる水
回り製品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決すべく、洗浄面に、シリコーン被覆が施された撥水
性領域が隙間を開けて複数個設けられている水回り製品
であって、前記シリコーン被覆はシロキサン架橋とシロ
キサン以外の架橋により重合されたシリコーンを含む物
質により形成されていることを特徴とする水回り製品を
提供する。かかる構成においては、洗浄面の全面が撥水
領域となっているわけではないので、非撥水領域に沿っ
て洗浄水の流れが拡散されるため、洗浄水によって洗浄
されない部分の割合を少なくすることができる。さら
に、基材上に形成するシリコーン樹脂膜が、シロキサン
架橋のみでなく、シロキサン以外の架橋を有することに
より、アルカリ環境で使用される場合にも使用条件下で
充分な耐久性を有するので、上記洗浄機能が持続する。
【0008】本発明の好ましい態様においては、請求項
1に記載の水回り製品において、前記複数の撥水性領域
が上下左右方向に規則的に配列され、1つの左右方向に
配列された複数の撥水性領域と、この撥水性領域の直下
の左右方向に配列された複数の撥水性領域とは、上側の
撥水性領域の下方に下側の非撥水性領域が位置するよう
に配列されているようにする。そうすることにより、洗
浄面を流下する洗浄水の拡散状態がより良好なものとな
って、洗浄面をより確実に洗浄することができる。
【0009】本発明の好ましい態様においては、請求項
1又は2に記載の水回り製品において、前記撥水性領域
の大きさが0.2cm2〜10cm2であるようにする。
前記撥水性領域の大きさを0.2cm2以上にすること
により、水滴に覆われることに基づく撥水機能の低下を
防止することができる。また、前記撥水性領域の大きさ
を10cm2以下にすることにより、洗浄水が充分に拡
散するようになる。
【0010】本発明の好ましい態様においては、請求項
1〜3のいずれかに記載の水回り製品において、前記複
数の撥水性領域の総面積が、洗浄面の総面積に対して1
〜60%にする。前記撥水性領域の総面積を60%以下
にすることにより、洗浄水が充分に拡散するようにな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図1のサイホンゼット式洋風大便器11の場合の
例に基づき説明する。図1において、大便器11は、便
器本体12の前方に設けられた便鉢部13と、便器本体
12の後方に設けられた給水室14と、前記便鉢部13
からの水を排出する排水路15とを備えて構成されてい
る。
【0012】前記便鉢部13の上縁のリム部16には洗
浄水が通る通水路17が形成され、この通水路17には
便鉢部13側に開口した小孔18が複数個等間隔で形成
されている。前記便鉢部13は、その下方にトラップ水
19が滞留するトラップ部21を有している。このトラ
ップ部21と、前記リム部16の通水路17との間の便
鉢面22が洗浄面23となっている。また、便鉢部13
の外周には、前記通水路17と連通するゼット水路24
が設けられ、このゼット水路24は、便鉢部13の下側
部分でゼット孔25を介してトラップ部21と連通して
いる。
【0013】前記洗浄面23には、水平の左右方向に撥
水性処理が施された四角形の撥水性領域26が隙間を開
けて複数個規則的に設けられ、これら複数の撥水性領域
26間の隙間が非撥水性領域27とされている。また、
1つの左右方向の撥水性領域26の上下方向において
も、同様の撥水性領域26と非撥水性領域27が形成さ
れている。これらの撥水性領域26は、シロキサン架橋
とシロキサン以外の架橋により重合されたシリコーンを
含む物質により形成されている。非撥水性領域27は、
釉薬面がそのまま露出した親水性を有する領域となって
いる。
【0014】そして、1つの左右方向に配列された複数
の撥水性領域26と、この撥水性領域26の直下又は直
上の左右方向に配列された複数の撥水性領域26とは、
タイル張りの際の馬目地状に、即ち上側の撥水性領域2
6の下方に下側の非撥水性領域27が位置するように配
列されている。各撥水性領域26の具体的な大きさは、
0.2cm2〜10cm2である。また、これらの撥水性
領域26の総面積は、洗浄面23の総面積に対して1〜
60%を占めている。このような撥水性領域26のパタ
ーンは、撥水性領域26となるべき部分の洗浄面23
に、シロキサン架橋とシロキサン以外の架橋により重合
されたシリコーンの前駆体を含むコーティング剤を、
(1)マスキング処理しながら選択的に塗布する、
(2)転写により選択的に塗布する、等の方法により塗
布後、硬化させることにより形成されたものである。
【0015】前記非撥水性領域27には、抗菌処理が施
されている。この抗菌処理は、大便器11製造の際、釉
薬の中に銀、銀化合物等の抗菌性物質を混入しておくこ
とにより、施釉工程と同時にこの抗菌処理が行われたも
のである。また、トラップ水19内の便鉢面22にも、
抗菌処理が施されている。この抗菌処理は、非撥水性領
域に対する抗菌処理と同様に行われたものである。
【0016】この大便器11において、ロータンク28
から洗浄水29が給水室14に供給され、この洗浄水2
9の一部は、ゼット水路24に供給される。ゼット水路
24内の洗浄水29は、ゼット孔25を介してトラップ
部21に噴出される。ゼット孔25から噴出された洗浄
水29により、トラップ部21のトラップ水19の水位
が上昇し、排水路15が満水状態となり、サイホン作用
を強制的に発生させ、便鉢部13内の屎尿等をトラップ
水19と共に速やかに大便器11外に排出する。一方、
給水室14に供給された他の一部の洗浄水29は、リム
部16の通水路17にも供給され、小孔18から便鉢面
22に噴射される。
【0017】そして、図1、2に示すように、リム部1
6の通水路17の小孔18から洗浄面23に供給された
洗浄水29は、撥水性領域26間の非撥水性領域27を
通って拡散しながら洗浄面23を流下し、その一部は下
方の撥水性領域26上をも流下する。この後、洗浄水2
9は、同様の拡散をしながら流下を続け、便鉢面22の
全面を洗浄してトラップ水19内に流れ落ちる。
【0018】本実施形態の大便器11によれば、撥水性
領域26はシロキサン架橋とシロキサン以外の架橋によ
り重合されたシリコーンを含む物質により形成されてい
るので、アルカリ環境で使用される場合にも使用条件下
で充分な耐久性を有するので、上記洗浄機能が持続す
る。
【0019】シロキサン架橋とシロキサン以外の架橋に
より重合されたシリコーンを含む物質とは、図3に示す
ように、Si系モノマー単位がシロキサン結合31及び
/又はシロキサン以外の結合32(図では、メタクリル
基の縮合架橋を例示)を介して他のSi系モノマー単位
に結合している。シロキサン以外の結合としては、上記
メタクリル基の縮合架橋の他、ビニル基、エポキシ基、
アミド基等が好適に利用できる。
【0020】撥水性領域26における撥水性の度合い
は、接触角測定器による水との接触角が90度以上がよ
く、好ましくは110度以上であり、より好ましくは1
40度以上である。シロキサン架橋とシロキサン以外の
架橋により重合されたシリコーンを含む物質に、フルオ
ロ基を含有する物質が添加されている、或いは少なくと
も部分的にフルオロ基が付加されているようにすると、
優れた撥水性が生じやすく好ましい。
【0021】撥水性領域26の形成は、前述したよう
に、撥水性領域26となるべき部分の洗浄面23に、シ
ロキサン架橋とシロキサン以外の架橋により重合された
シリコーンの前駆体を含むコーティング剤を、(1)マ
スキング処理しながら選択的に塗布する、(2)転写に
より選択的に塗布する、等の方法により塗布後、硬化さ
せることによりなされる。ここで、シロキサン架橋とシ
ロキサン以外の架橋により重合されたシリコーンの前駆
体とは、シリコーン中のケイ素原子に1つ以上の有機基
が結合されているシリコーン、すなわち、平均組成式R
pSiXqO(4−p−q)/2(式中、Rは、炭素数
1〜18の一価の有機基、Xは炭素数1〜4のアルコキ
シ基であり、p及びqは、0<p<2、0<q<4、0
<p+q<4を満足する数である)で表されるシリコー
ンを硬化させて得た被膜を形成しうる前駆体であり、S
i−O−Si結合以外に、少なくとも一部にR同士の架
橋を形成しうるものである。
【0022】上記前駆体は、例えば、縮合架橋可能な有
機基を有する2官能シラン誘導体モノマー(分子当り2
個の加水分解性基を有し、各ケイ素原子に2つの酸素原
子が結合した2官能シロキサン結合を形成するモノマ
ー)及び/又は3官能シラン誘導体モノマー(分子当り
3個の加水分解性基を有し、各ケイ素原子に3つの酸素
原子が結合した3官能シロキサン結合を形成するモノマ
ー)を必須成分とし、必要に応じて任意の有機基を有す
る2官能シラン誘導体モノマー及び/又は3官能シラン
誘導体モノマーや、4官能シラン誘導体モノマー(分子
当り4個の加水分解性基を有し、各ケイ素原子に4つの
酸素原子が結合した4官能シロキサン結合を形成するモ
ノマー)を配合させた組成物を、(部分的に)加水分
解、縮重合させることにより得られる。
【0023】ここで、縮合架橋可能な有機基を有する2
官能シラン誘導体モノマー単位としては、例えば、γー
グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γーグ
リシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γー(メ
タ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ
ー(メタ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルジ
エトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルジイソプロポキシシラン、γーアミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γーアミノプロピルメチル
ジエトキシシラン等が好適に利用できる。
【0024】縮合架橋可能な有機基を有する3官能シラ
ン誘導体モノマー単位としては、例えば、ビニルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ
イソプロポキシシラン、ビニルトリtーブトキシシラ
ン、γーグリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
ーグリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γーグリ
シドキシプロピルトリイソプロポキシシラン、γーグリ
シドキシプロピルトリtーブトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリイソプロポキシシラン、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリtーブトキシシ
ラン、γー(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、γー(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキ
シシラン、γー(メタ)アクリロキシプロピルトリイソ
プロポキシシラン、γー(メタ)アクリロキシプロピル
トリtーブトキシシラン、γーアミノプロピルトリメト
キシシラン、γーアミノプロピルトリエトキシシラン、
γーアミノプロピルトリイソプロポキシシラン、γーア
ミノプロピルトリtーブトキシシラン、γーメルカプト
プロピルトリメトキシシラン、γーメルカプトプロピル
トリエトキシシラン、γーメルカプトプロピルトリイソ
プロポキシシラン、γーメルカプトプロピルトリtーブ
トキシシラン等が好適に利用できる。
【0025】その他に、任意の2官能シラン誘導体モノ
マー単位として、例えば、ジメチルジメトキシシラン、
ジメチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラ
ン、ジフェニルジエトキシシラン、フェニルメチルジメ
トキシシラン、フェニルメチルジエトキシシラン、ヘプ
タデカフルオロオクチルメチルジメトキシシラン、ヘプ
タデカフルオロオクチルメチルジエトキシシラン等を好
適に利用できる。
【0026】その他に、任意の有機基を有する3官能シ
ラン誘導体モノマー単位として、例えば、メチルトリメ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリ
イソプロポキシシラン、メチルトリtーブトキシシラ
ン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシ
ラン、エチルトリイソプロポキシシラン、エチルトリt
ーブトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、
n−プロピルトリエトキシシラン、n−プロピルトリイ
ソプロポキシシラン、n−プロピルトリtーブトキシシ
ラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、n−ヘキシル
トリエトキシシラン、n−ヘキシルトリイソプロポキシ
シラン、n−ヘキシルトリtーブトキシシラン、n−デ
シルトリメトキシシラン、n−デシルトリエトキシシラ
ン、n−デシルトリイソプロポキシシラン、n−デシル
トリtーブトキシシラン、n−オクタデシルトリメトキ
シシラン、n−オクタデシルトリエトキシシラン、n−
オクタデシルトリイソプロポキシシラン、n−オクタデ
シルトリtーブトキシシラン、フェニルトリメトキシシ
ラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリイソ
プロポキシシラン、フェニルトリtーブトキシシラン、
トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、トリフルオ
ロプロピルトリエトキシシラン、トリフルオロプロピル
トリイソプロポキシシラン、トリフルオロプロピルトリ
tーブトキシシラン、ヘプタデカフルオロオクチルトリ
メトキシシラン、ヘプタデカフルオロオクチルトリエト
キシシラン、ヘプタデカフルオロオクチルトリイソプロ
ポキシシラン、ヘプタデカフルオロオクチルトリtーブ
トキシシラン等を好適に利用できる。
【0027】4官能シラン誘導体としては、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポ
キシシラン、テトラtーブトキシシラン、ジメトキシジ
エトキシシラン等が好適に利用できる。
【0028】また、前駆体には、常温硬化性を高めるた
めに、硬化剤が添加されていてもよい。硬化剤として
は、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、ナトリウムメチラート、酢酸ナトリウム、
ギ酸ナトリウム、酢酸カリウム、ギ酸カリウム、プロピ
オン酸カリウム、テトラメチルアンモニウムクロライ
ド、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド等の塩基性
化合物類;n−ヘキシルアミン、トリブチルアミン、ジ
アザビシクロウンデセン、エチレンジアミン、ヘキサン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンベンタミン、エタノールアミン
類、γーアミノプロピルトリメトキシシラン、γーアミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン、γー(2ーアミノ
メチル)ーアミノプロピルトリメトキシシラン、γー
(2ーアミノメチル)ーアミノプロピルメチルジメトキ
シシラン等のアミン化合物;テトライソプロピルチタネ
ート、テトラブチルチタネート等のチタン化合物;アル
ミニウムトリイソブトキシド、アルミニウムトリイソプ
ロポキシド、アルミニウムアセチルアセトナート、過塩
素酸アルミニウム、塩化アルミニウム等のアルミニウム
化合物;錫アセチルアセトナート、ジブチル錫オクチレ
ート等の錫化合物;コバルトオクチレート、コバルトア
セチルアセトナート、鉄アセチルアセトナート等の含金
属化合物類;リン酸、硝酸、フタル酸、pートルエンス
ルホン酸、トリクロル酢酸等の酸性化合物類などが好適
に利用できる。
【0029】更に、上記前駆体には、硬化被膜の硬度、
耐擦傷性を向上させるために、或いは、高屈折率化させ
て光沢性を向上させるために、金属酸化物微粒子が添加
されていてもよい。金属酸化物としては、シリカ、アル
ミナ、酸化セリウム、酸化錫、酸化ジルコニウム、酸化
ハフニウム、酸化アンチモン、酸化鉄、酸化チタン、希
土類酸化物等が利用できる。
【0030】フルオロ基を含有する物質としては、フッ
素樹脂やフッ素化合物が好適に利用できる。ここでフッ
素樹脂としては、例えば、ポリフッ化ビニル、ポリフッ
化ビニリデン、ポリ塩化三フッ化エチレン、ポリ四フッ
化エチレン、ポリ四フッ化エチレンー六フッ化プロピレ
ンコポリマー、エチレンーポリ四フッ化エチレンコポリ
マー、エチレンーポリ塩化三フッ化エチレンコポリマ
ー、四フッ化エチレンーパーフルオロアルキルビニルエ
ーテルコポリマー、パーフルオロシクロポリマー、ビニ
ルエーテルーフルオロオレフィンコポリマー、ビニルエ
ステルーフルオロオレフィンコポリマー等が好適に利用
できる。また、フッ素化合物としては、例えば、フッ化
リチウム、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム、フ
ッ化ストロンチウム、フッ化バリウム、フッ化スカンジ
ウム、フッ化イットリウム、フッ化ジルコニウム、フッ
化ハフニウム、フッ化マンガン、フッ化鉄、フッ化コバ
ルト、フッ化ニッケル、フッ化銅、フッ化アルミニウ
ム、フッ化ガリウム、フッ化インジウム、フッ化ビスマ
ス、フッ化ランタン、フッ化セリウム、フッ化プラセオ
ジウム、フッ化ネオジウム、フッ化サマリウム、フッ化
ユーロピウム、フッ化テルビウム、フッ化ジスプロシウ
ム、フッ化ホルミウム、フッ化エルビウム、フッ化ツリ
ウム、フッ化イッテルビウム、フッ化ルテチウム等が好
適に利用できる。
【0031】また、撥水性領域26にも抗菌処理が施さ
れていてもよい。この場合は、上記前駆体に、銀、銅、
亜鉛等の抗菌性金属及びその化合物微粒子またはシリカ
ゲルやゼオライトなどの担体へ担持物、第四級アンモニ
ウム塩、ニトリル誘導体、イミダゾール誘導体、ベンゾ
チアゾール誘導体、イソチアゾール誘導体、チアジアゾ
ール誘導体、トリアジン誘導体、スルホン誘導体、フェ
ノール誘導体、フェノールエーテル誘導体、ピロール誘
導体等の抗菌剤を混合した混合物を、撥水性領域26と
なるべき部分の洗浄面23に、(1)マスキング処理し
ながら選択的に塗布する、(2)転写により選択的に塗
布する、等の方法により塗布後、硬化させることにより
行う。
【0032】本実施形態の大便器11によれば、撥水性
領域26と、非撥水性領域27とがタイル張りの際の馬
目地状に配列されているため、洗浄面23を流下する洗
浄水29の拡散状態がより良好なものとなって、洗浄面
23をより確実に洗浄することができる。また、撥水性
領域26は、撥水効果により、汚物等の汚れ自体が付着
しにくくなっており、仮に汚れが付着した場合であって
も、流下する洗浄水29によって容易に洗い落とされる
ため、便鉢面22の清掃性が向上する。
【0033】また、撥水性領域26の大きさを0.2c
2〜10cm2にし、かつ総面積を洗浄面の総面積に対
して1〜60%にしたため、撥水性領域26の良好な撥
水効果と、洗浄水29の拡散効果を両立させることがで
きる。更に、非撥水性領域27に抗菌処理を施したた
め、これらの非撥水性領域29における細菌の繁殖やカ
ビの発生等を抑制することができ、大便器11を清潔に
保つことができる。
【0034】なお、本実施形態においては、撥水性領域
26と非撥水性領域27のパターンを上記パターンとは
逆のパターンにして、前記撥水性領域26のところを非
撥水性領域とし、前記非撥水性領域27のところを撥水
性領域としてもよい。
【0035】本実施形態においては、サイホンゼット式
洋風大便器を例にとって説明したが、本発明の水回り製
品はこれに限定されるものではなく、他の方式の洋式便
器、和式便器等の大便器や小便器などの便器、洗面器、
台所シンク等に利用可能である。
【0036】また、前記撥水性領域の形状は任意でよ
く、例えば四角、菱形、三角、丸、菱形、台形、星形、
クロス形等を挙げることができる。
【0037】本発明の水回り製品が便器の場合には、前
記撥水性領域は、通水路を有するリム部と、トラップ水
が滞留するトラップ部との間に設けられていることを特
徴とする。前記撥水性領域は、洗浄水が実際に流下する
部分である、リム部からトラップ部の間に設けておく必
要があるからである。
【0038】
【実施例】まず、洗浄面が部分的に撥水領域となってい
る場合に、洗浄水によって洗浄されない部分の割合を少
なくしうる効果を示すために以下の比較例1及び実施例
1、2の実験を行った。
【0039】(比較例1) 小便器 サンプルとして、東陶機器製ストール小便器:U307
C、陶器色:パステルアイボリー(#SC1)を準備し
た。本小便器の洗浄方式は淀掛け方式である。また、本
小便器と同一の素地、釉薬から焼成して作製した70×
150mmの板状試験片を用意した。この板状試験片を
用いて水との接触角測定を、小便器サンプルを用いて淀
掛け部に設けられた吐水口から排水口までの便器面にお
ける水流の状態及び水の濡れ方を観察した。板状試験片
表面と水との接触角は、接触角測定器(協和界面科学
製、CA−X150)を用い、マイクロシリンジからサ
ンプル表面に蒸留水の液滴を滴下した後30秒後に測定
した。その結果、サンプル作製直後の水との接触角は3
0゜であったが、約1ヶ月間放置した後の水との接触角
は50゜〜55゜まで上昇していた。小便器サンプルの吐
水口から排水口までの便器面における水流の状態及び水
の濡れ方については、小便器設置直後と通常の使用下で
約1ヶ月経過後に、フラッシュバルブ開閉時における洗
浄水の状態を目視により観察した。その結果、設置直後
は便器面が親水性であるため吐水口からの流水が水平方
向に広がり、吐水口下3cm付近よりも下側の便器面は
ほぼ完全に水膜が形成されて洗浄されていた。約1ヶ月
経過後は、吐水口付近及び便器面が若干疎水化してお
り、流水の幅が狭くなってしまい、便器面全体を濡らす
ことができなくなっていた。そのため、水の通らない部
分にはわずかに汚れが堆積していた。
【0040】(実施例1) 小便器+グラスカ 比較例1と同一の小便器及び板状試験片を用意した。小
便器は、淀掛け部に設けられた吐水口の直下3.0cm
の所から、左下向きに45゜の角度をつけて幅1.5c
m×長さ5.0cmの帯状の範囲に、JSR製グラスカ
B603をスプレーコーティングした。さらにこの下側
3.0cmの所にも、右下向きに45゜の角度をつけて
幅1.5cm×長さ5.0cmの帯状の範囲にグラスカ
B603をスプレーコーティングした。これを室温で3
0分間乾燥させた後、200℃で30分間かけて加熱硬
化させ、シリコーン含有被膜を形成させた。また、板状
試験片は、釉薬面全体にグラスカB603をスプレーコ
ーティングし、小便器と同様の処理をしてシリコーン含
有被膜を形成させた。得られた板状試験片について、比
較例1と同様に水との接触角を測定したところ、サンプ
ル作製直後から100゜という撥水性を示し、約1ヶ月
放置後も100゜で変わらなかった。また、得られた小
便器について、比較例1と同様に水流の状態及び便器面
の水の濡れ方を観察した。その結果、設置直後は比較例
1と同じく便器面が親水性であるため吐水口からの流水
が水平方向に広がり、便器面はほぼ完全に水膜が形成さ
れて洗浄されていた。約1ヶ月経過後は、吐水口付近及
び便器面が若干疎水化しているものの、流水は吐水口直
下に設けられた一段目の撥水性被膜により左側に流水が
広がり、さらに、二段目の撥水性被膜により右側に流水
が広がることによって、これよりも下側の便器面のほぼ
全体に水膜を形成して洗浄していた。そのため、便器面
には目立った汚れの堆積は見られなかった。
【0041】(実施例2) 小便器+グラスカ/PTF
E 比較例1と同一の小便器及び板状試験片を用意した。小
便器は、淀掛け部に設けられた吐水口の直下3.0cm
の所から、左下向きに45゜の角度をつけて幅1.5c
m×長さ5.0cmの帯状の範囲に、ダイキン工業製P
TFE(四フッ化エチレン)粉末ルブロンL−2とJS
R製グラスカB603を固形分の重量比が7:3になる
ように混合した溶液をスプレーコーティングした。さら
にこの下側3.0cmの所にも、右下向きに45゜の角
度をつけて幅1.5cm×長さ5.0cmの帯状の範囲
にルブロンL−2とグラスカB603の混合溶液をスプ
レーコーティングした。これを室温で30分間乾燥させ
た後、200℃で30分間かけて加熱硬化させ、フッ素
樹脂とシリコーンを含有する被膜を形成させた。また、
板状試験片は、釉薬面全体に上記混合溶液をスプレーコ
ーティングし、小便器と同様の処理をしてフッ素樹脂と
シリコーンを含有する被膜を形成させた。得られた板状
試験片について、比較例1と同様に水との接触角を測定
したところ、サンプル作製直後から150゜という超撥
水性を示し、約1ヶ月放置後も150゜と変わらなかっ
た。また、得られた小便器について、比較例1と同様に
水流の状態及び便器面の水の濡れ方を観察した。その結
果、設置直後は比較例1と同じく便器面が親水性である
ため吐水口からの流水が水平方向に広がり、便器面はほ
ぼ完全に水膜が形成されて洗浄されていた。約1ヶ月経
過後は、吐水口付近及び便器面が若干疎水化しているも
のの、吐水口直下に設けられた一段目の撥水性被膜によ
り左側に流水が広がり、さらに、二段目の撥水性被膜に
より右側に流水が広がることによって、これよりも下側
の便器面のほぼ全体に水膜を形成して洗浄していた。そ
のため、便器面には目立った汚れの堆積は見られなかっ
た。
【0042】以上の観察結果により、洗浄面が部分的に
撥水領域となっている場合に、洗浄水によって洗浄され
ない部分の割合を少なくしうることが判明した。
【0043】次に、シロキサン架橋とシロキサン以外の
架橋により重合されたシリコーンを含む物質により形成
されている被膜の耐アルカリ性を示すために、比較例2
及び実施例3の実験を行った。
【0044】(比較例2) シロキサン架橋以外の架橋
のないコートをした場合の汚れ方と耐アルカリ試験 メチルトリエトキシシラン100重量部に、水5重量部
及び硝酸1重量部を添加し、室温で2時間攪拌して反応
させて得られた溶液を、比較例1で準備した小便器U3
07C用サナ(U307CST、#SC1)表面にスプ
レーコーティングした。室温で30分間乾燥させた後、
200℃で30分間かけて加熱硬化させ、サナ表面上に
シリコーンコーティング膜を形成させた。得られたサン
プルについて、尿石付着試験、耐アルカリ溶液浸漬試
験、水及びタール溶液の接触角測定を行った。尿石付着
試験は、上記サナを尿中に室温で一週間浸漬して放置し
た後、引き揚げて流水で軽く洗浄し、サナ側面への尿石
の付着量を目視で評価した。耐アルカリ溶液浸漬試験
は、5%NaOH水溶液中に上記サナを室温で一週間浸
漬して放置した後、サナ側面の表面状態を光沢度測定に
より評価した。なお、光沢度は鏡面光沢度測定法(JI
S−Z8741)に従い、60度鏡面光沢度Gs(60
°)を測定した。サ その結果、尿石付着量は少なく、
流水で洗い落とすことが可能であった。また、耐アルカ
リ試験後のサンプルは、コーティング膜が剥がれ落ち、
基材のグレーズ表面が露出していた。光沢残存率は、9
2%であった。さらに、水の接触角は90゜、タール溶
液の接触角は20゜であった。ンプル表面と水及びター
ル溶液との接触角は、接触角測定器(協和界面科学製、
CA−X150)を用い、マイクロシリンジからサンプ
ル表面に水ないしタール溶液の液滴を滴下した後30秒
後に測定した。
【0045】(実施例3) アクリルシリコーンコート
の場合の汚れ方と耐アルカリ試験 比較例2と同一形状の小便器用サナ(U307CST、
#SC1)表面に、JSR製グラスカB603をスプレ
ーコーティングした。室温で30分間乾燥させた後、2
00℃で30分間かけて加熱硬化させ、サナ表面上にシ
リコーンとアクリルから成る無機・有機ハイブリッド膜
を形成させた。得られたサンプルについて、比較例2と
同様に評価したところ、尿石付着量は比較例2よりもさ
らに少なく、流水でほぼ完全に洗い流すことができた。
また、耐アルカリ試験後も膜の剥離や脱落は無く、光沢
残存率は98%であった。さらに、水の接触角は95
゜、タール溶液の接触角は30゜であった。
【0046】上記結果により、シリコーン膜をコーティ
ングすることによって、尿石の付着を抑えることができ
たが、シロキサン架橋のみから成る膜では、アルカリ環
境下で使用することができない。ここで、シロキサン/
アクリルの無機・有機ハイブリッド膜とすることによ
り、アルカリ環境下で使用される場合にも充分な耐久性
を有し、尿石の付着を抑えることができることが判明し
た。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、流水により洗浄可能な
水回り製品において、長期にわたり汚れの発生を確実に
防止することができる水回り製品を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサイホンゼット式洋風大便器の一実
施態様を示す断面図。
【図2】 図1の大便器の要部側面図。
【図3】 本発明のシリコーン被覆の構造に関する一実
施例を示す図。
【符号の説明】
11…水回り製品である大便器、13…便鉢部、16…
リム部、18…小孔、19…トラップ水、22…便鉢
面、23…洗浄面、23A…洗浄面、26…撥水性領
域、27…非撥水性領域、29…洗浄水、31…溜水面
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/18 104 C09K 3/18 104 (72)発明者 伊藤 正昭 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 安藤 正美 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 林 浩一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 早川 信 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA01 AA04 4D075 CA45 DA23 DB14 DC38 EA05 EB17 EB22 EB42 EB45 4H020 BA12 BA32 BA34 BA36 4J038 CL001 DB171 DL021 DL031 NA07 PB05 PC03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄面に、シリコーン被覆が施された撥
    水性領域が隙間を開けて複数個設けられている水回り製
    品であって、前記シリコーン被覆はシロキサン架橋とシ
    ロキサン以外の架橋により重合されたシリコーンを含む
    物質により形成されていることを特徴とする水回り製
    品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の水回り製品において、
    前記複数の撥水性領域が上下左右方向に規則的に配列さ
    れ、1つの左右方向に配列された複数の撥水性領域と、
    この撥水性領域の直下の左右方向に配列された複数の撥
    水性領域とは、上側の撥水性領域の下方に下側の非撥水
    性領域が位置するように配列されていることを特徴とす
    る水回り製品。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の水回り製品にお
    いて、前記撥水性領域の大きさが0.2cm2〜10c
    2であることを特徴とする水回り製品。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の水回り
    製品において、前記複数の撥水性領域の総面積が、洗浄
    面の総面積に対して1〜60%としたことを特徴とする
    水回り製品。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の水回り
    製品において、前記非撥水性領域には、抗菌処理が施さ
    れていることを特徴とする水回り製品。
  6. 【請求項6】 前記シロキサン以外の架橋は、アクリル
    基の縮重合に基づく架橋であることを特徴とする請求項
    1〜5に記載の水回り製品。
  7. 【請求項7】 前記シリコーン被覆には、さらにフルオ
    ロ基を含有する物質が添加されていることを特徴とする
    請求項1〜6に記載の水回り製品。
  8. 【請求項8】 前記シリコーン被覆を形成するシリコー
    ンには、さらに少なくとも部分的にフルオロ基が付加さ
    れていることを特徴とする請求項1〜7に記載の水回り
    製品。
  9. 【請求項9】 前記水回り製品は、便器であることを特
    徴とする請求項1〜8に記載の水回り製品。
  10. 【請求項10】 前記撥水性領域は、通水路を有するリ
    ム部と、トラップ水が滞留するトラップ部との間に設け
    られていることを特徴とする請求項9に記載の水回り製
    品。
  11. 【請求項11】 前記水回り製品は、大便器であること
    を特徴とする請求項9、10に記載の水回り製品。
  12. 【請求項12】 前記水回り製品は、小便器であること
    を特徴とする請求項9、10に記載の水回り製品。
  13. 【請求項13】 前記水回り製品は、洗面器であること
    を特徴とする請求項1〜8に記載の水回り製品。
  14. 【請求項14】 前記水回り製品は、台所シンクである
    ことを特徴とする請求項1〜8に記載の水回り製品。
JP11079384A 1999-03-24 1999-03-24 水回り製品 Pending JP2000273934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11079384A JP2000273934A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 水回り製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11079384A JP2000273934A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 水回り製品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000273934A true JP2000273934A (ja) 2000-10-03

Family

ID=13688386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11079384A Pending JP2000273934A (ja) 1999-03-24 1999-03-24 水回り製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000273934A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122789A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Sk Kaken Co Ltd 模様形成方法
JP2020500964A (ja) * 2016-11-18 2020-01-16 ザ・ペン・ステート・リサーチ・ファンデーション 撥液性、粘弾性物質撥性、および生物付着防止性のコーティング

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122789A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Sk Kaken Co Ltd 模様形成方法
JP4491326B2 (ja) * 2004-10-27 2010-06-30 エスケー化研株式会社 模様形成方法
JP2020500964A (ja) * 2016-11-18 2020-01-16 ザ・ペン・ステート・リサーチ・ファンデーション 撥液性、粘弾性物質撥性、および生物付着防止性のコーティング
US11485863B2 (en) 2016-11-18 2022-11-01 The Penn State Research Foundation Liquids and viscoelastic material repellent and anti-biofouling coatings
JP7199350B2 (ja) 2016-11-18 2023-01-05 ザ・ペン・ステート・リサーチ・ファンデーション 撥液性、粘弾性物質撥性、および生物付着防止性のコーティング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3940983B2 (ja) 防汚性部材および防汚性コーティング組成物
WO1998055573A1 (fr) Procede de traitement prealable de surface avant formation d'une pellicule hydrophile photocatalytique, detergent et composition de sous-couche mis en application dans ce procede
JP3360653B2 (ja) 防汚性水洗式便器及び防汚性水洗式便器用貼着フィルム
JP2000273934A (ja) 水回り製品
JP2009138366A (ja) 排水口部材
JP2001288788A (ja) 放水機器の残水垂れ防止方法、残水垂れ防止性放水機器、並びに残水垂れ防止性放水機器用コーティング組成物
JPH0978665A (ja) 便 器
JP3468158B2 (ja) 水洗式便器用貼着フィルム
JP3385229B2 (ja) 防汚性便器、便器用貼着フィルムおよび便器用コーティング組成物
JP2000302581A (ja) 防汚性施釉製品
JP2000192529A (ja) 水洗式便器表面への水垢付着防止方法、水垢付着防止性水洗式便器、並びに水垢付着防止性水洗式便器用コ―ティング組成物
JP3360642B2 (ja) 水洗式便器
JP2002129633A (ja) 水洗式便器
JP2001212013A (ja) 洗面設備における洗面器表面への水垢付着防止方法、水垢付着防止性洗面設備、並びに水垢付着防止性洗面設備用コーティング組成物
JP3360659B2 (ja) 防汚性水洗式小便器及び防汚性水洗式小便器用貼着フィルム
JP2001190436A (ja) 洗面設備における洗面器表面への水垢付着防止方法、水垢付着防止性洗面設備、並びに水垢付着防止性洗面設備用コーティング組成物
JP2001275866A (ja) 洗面設備の防汚方法、防汚性洗面設備、並びに防汚性洗面設備用コーティング組成物
JP2001248221A (ja) 水洗式便器
JP2001248193A (ja) 水回り設備の防汚方法、防汚性水回り設備、並びに防汚性水回り設備用コーティング組成物
JP3360660B2 (ja) 防汚性水洗式大便器及び防汚性水洗式大便器用貼着フィルム
JP2001248211A (ja) 水洗式大便器
JP2001248224A (ja) 水洗式便器
JP2001248216A (ja) 水洗式大便器
JP2001248212A (ja) 水洗式大便器
JP2002146886A (ja) 水洗式便器用コーティング組成物及び水洗式便器