JP2000272862A - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JP2000272862A
JP2000272862A JP11084115A JP8411599A JP2000272862A JP 2000272862 A JP2000272862 A JP 2000272862A JP 11084115 A JP11084115 A JP 11084115A JP 8411599 A JP8411599 A JP 8411599A JP 2000272862 A JP2000272862 A JP 2000272862A
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健二 山添
Iwao Niidate
巖 新立
Hiroyuki Ito
博之 伊藤
Koji Tsuda
幸児 津田
Daisaku Iwami
大作 岩見
Soji Nakayama
聡司 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータ設置スペースの幅を最小にし、無
駄なスペースを無くす。建物側の乗り場における前壁の
構造を簡素化する。 【解決手段】 エレベータ籠1の幅内に、エレベータ籠
1への出入りを行うための籠側開口部2と、この籠側開
口部2を開閉するための複数枚の籠側引き戸3を前後に
重ねて収納するための籠側引き戸収納部4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ装置、
特に、エレベータ装置を設置するに当たって大きなスペ
ースをとることができないホームエレベータ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の居住性能を高めるという観
点から一般住宅においても、エレベータが設置されるよ
うになってきた。
【0003】従来の住宅に設けられるエレベータは図1
1に示すようにエレベータ籠1に出入りを行うための籠
側開口部2を開閉するための籠側引き戸3を収納するに
はエレベータ籠1の前面側方に収納部となる籠側戸袋6
0を突出して設けていた。このため、エレベータ設置ス
ペースの幅が広く必要で、図11でAで示す部分が無駄
なスペースとなり、また、建物側の乗り場における前壁
幅Bも広くなり、この部分の構造を簡素化できなかっ
た。
【0004】また、従来例にあっては、エレベータ装置
の制御盤10は図12に示すように乗り場側開口部6を
開閉する乗り場側引き戸7の戸当たり61内に内装し、
側面に設けた蓋62を外して点検等を行っていた。この
ため、点検に当たっては側方から行わなければならず、
面倒であった。
【0005】また、本発明者は本発明に至る過程で、籠
側引き戸を第1籠側引き戸と第2籠側引き戸と第3籠側
引き戸とで構成し、第1籠側引き戸に常時閉じ側に引っ
張る引っ張り手段を設け、3枚の籠側引き戸を籠側引き
戸収納部に3枚前後に重ねて収納した状態で籠側開口部
を閉じるに当たり、第1籠側引き戸を引っ張り手段に抗
して動力により閉方向に移動し、第1籠側引き戸が一定
長さ移動した後に第1籠側引き戸に押されて第2籠側引
き戸が移動すると共に第2籠側引き戸に連動して1/2
の速度で第3籠側引き戸が移動して3枚の籠側引き戸に
より籠側開口部を閉じ、籠側開口部を開くに当たって、
引っ張り手段により第1籠側引き戸を開方向に移動さ
せ、且つ第1籠側引き戸が開方向に一定長さ移動した後
に第1籠側引き戸に押されて第2籠側引き戸が移動する
と共に第2籠側引き戸に連動して1/2の速度で第3籠
側引き戸が移動して籠側引き戸収納部に3枚の籠側引き
戸が収納されるようにしたものを考えたが、このものの
場合、籠側開口部を開く際に第1籠側引き戸が引っ張り
手段で引っ張られて移動すると、第1籠側引き戸が第2
引き戸に当たるまでは第1籠側引き戸のみが引っ張り手
段で引かれるので、速度が速くなり、第2引き戸に強く
当たりすぎるという問題がある。
【0006】また、籠側開口部を閉じる際に第1籠側引
き戸が閉方向に移動している際、籠側第1引き戸を手で
止めた時、第2籠側引き戸、第3籠側引き戸が慣性力で
閉方向に移動して指を詰めたりするおそれがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、エレベータ設置スペースの幅
を最小にでき、また、無駄なスペースを無くし、建物側
の乗り場における前壁の構造を簡素化でき、また、エレ
ベータ装置の制御盤の点検装置の点検がしやすく、ま
た、籠側開口部を開く際に第1籠側引き戸が第2引き戸
に強く当たるのを防止でき、また、籠側開口部を閉じる
際に第1籠側引き戸が閉方向に移動している際に、籠側
第1引き戸を手で止めても、第2籠側引き戸、第3籠側
引き戸が慣性力で閉方向に移動して指を詰めたりするお
それがないエレベータ装置を提供することを課題とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るエレベータ装置は、エレベータ籠1の幅
内に、エレベータ籠1への出入りを行うための籠側開口
部2と、この籠側開口部2を開閉するための複数枚の籠
側引き戸3を前後に重ねて収納するための籠側引き戸収
納部4を設けて成ることを特徴とするものである。この
ような構成とすることで、エレベータ設置スペースの幅
を最小にできるものである。
【0009】また、乗り場5に乗り場側開口部6を設
け、この乗り場側開口部6の側部に乗り場側開口部6を
開閉するための複数枚の乗り場側引き戸7を収納するた
めの乗り場側引き戸収納部8を設け、乗り場側引き戸収
納部8の前面部に乗り場側引き戸7の略一枚分の大きさ
の目隠しパネル9を配設することが好ましい。このよう
な構成とすることで、乗り場側引き戸収納部8の前面を
乗り場側引き戸7の略一枚分の大きさの目隠しパネル9
で覆い隠して建物側の乗り場5における前壁を構成する
ことができるものである。
【0010】また、目隠しパネル9内に制御盤10を内
装すると共に目隠しパネル9の前面に目隠しパネル9内
を点検するためのカバー11を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、カバー11を開けて正面
側から制御盤10を点検することができるものである。
【0011】また、籠側引き戸3を第1籠側引き戸3a
と第2籠側引き戸3bと第3籠側引き戸3cとで構成
し、第1籠側引き戸3aに常時閉じ側に引っ張る引っ張
り手段12を設け、3枚の籠側引き戸3を籠側引き戸収
納部4に3枚前後に重ねて収納した状態で籠側開口部2
を開くに当たり、第1籠側引き戸3aを引っ張り手段1
2に抗して動力により開方向に移動し、第1籠側引き戸
3aが開方向に一定長さ移動した後に第1籠側引き戸3
aに押されて第2籠側引き戸3bが移動すると共に第2
籠側引き戸3bに連動して1/2の速度で第3籠側引き
戸3cが移動して籠側開口部2を開いて籠側引き戸3収
納部4に3枚の籠側引き戸3が収納され、籠側開口部2
を閉じるに当たって、引っ張り手段により第1籠側引き
戸3aを閉方向に移動させ、且つ第1籠側引き戸3aが
閉方向に一定長さ移動した後に第1籠側引き戸3aに押
されて第2籠側引き戸3bが移動すると共に第2籠側引
き戸3bに連動して1/2の速度で第3籠側引き戸3c
が移動して3枚の籠側引き戸3により籠側開口部2が閉
じるものであって、籠側開口部2を閉じる際に第1籠側
引き戸3aが第2籠側引き戸3bを押す前に第1籠側引
き戸3aの閉への引っ張り手段12による移動に制動を
かけるための制動手段13を設けることが好ましい。こ
のような構成とすることで、籠側開口部2を閉じる際
に、第1籠側引き戸3aが第2籠側引き戸3bに当たる
までは引っ張り手段12により第1籠側引き戸3aのみ
が引かれて速度が速くなるが、制動手段13により制動
がかけられて速度を遅くして第1籠側引き戸3aが勢い
よく第2籠側引き戸3bに衝突しないようにできること
になる。
【0012】また、籠側開口部2を閉じる際に第3籠側
引き戸3cが閉方向に移動するのに制動をかけるための
ブレーキ手段14を設けることも好ましい。このような
構成とすることで、籠側開口部2を閉じる際に第1籠側
引き戸3aを手で止めた場合、第2籠側引き戸3b、第
3籠側引き戸3cが慣性により閉方向に移動しようとす
るが、ブレーキ手段14によりブレーキがかけられて指
詰め等を防止できるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0014】図1には本発明のエレベータ装置の概略平
面図が示してある。建物内にエレベータ設置スペースS
が形成してあり、このエレベータ設置スペースSは建物
の各階において3側面部が建物の壁などにより囲まれ、
1側面部が各階における乗り場5側に開口している。上
記エレベータ設置スペースS内には昇降自在にエレベー
タ籠1が配設してある。エレベータ籠1は油圧ジャッキ
装置70等の昇降手段により昇降するものである。
【0015】このエレベータ籠1の幅内にエレベータ籠
1への出入りを行うための籠側開口部2と、この籠側開
口部2を開閉するための複数枚の籠側引き戸3を前後に
重ねて収納するための籠側引き戸収納部4とが設けてあ
る。このように、エレベータ籠1の幅内に籠側開口部2
と籠側引き戸収納部4とを並べて配設してあるので、従
来のようにエレベータ籠1から側方に籠側引き戸収納部
4が突出することがなく、したがって、図 のようにエ
レベータ設置スペースSの横幅をできるだけ狭くできる
ようになっている。また、籠側引き戸収納部4のエレベ
ータ籠1内に面する部分は籠側引き戸3の略1枚分の大
きさの籠側目隠しパネル15を配設して籠側引き戸収納
部4を覆い隠している。
【0016】また、乗り場5には乗り場側開口部6を設
けてあり、この乗り場側開口部6の側部に乗り場側開口
部6を開閉するための複数枚の乗り場側引き戸7を収納
するための乗り場側引き戸収納部8を設けてあり、乗り
場側引き戸収納部8の前面部に乗り場側引き戸7の略一
枚分の大きさの目隠しパネル9を配設してあって乗り場
側引き戸収納部8の前面部を覆い隠していて、この乗り
場側引き戸7の略一枚分の大きさの目隠しパネル9によ
り乗り場5における壁面を構成することができるもので
ある。
【0017】図4に示すように、目隠しパネル9内には
エレベータ装置を制御するための制御盤10が内装して
あり、目隠しパネル9の前面にカバー11が開閉自在に
取付けてあり、カバー11を開くことで、前方から(つ
まり乗り場5からエレベータ籠1に向かって)目隠しパ
ネル9内の制御盤10の保守、点検ができるようになっ
ている。カバー11の前面には乗り場5においてエレベ
ータ籠1を呼ぶための呼びスイッチ16が設けてある。
【0018】ここで、籠側開口部2は複数の籠側引き戸
3を籠側引き戸収納部4から引き出して閉じるものであ
り、また、籠側開口部2を開いた際には複数の籠側引き
戸3を籠側引き戸収納部4に前後に重ねて収納するもの
である。更に、乗り場側開口部6は複数の乗り場側引き
戸7を乗り場側引き戸収納部8から引き出して閉じるも
のであり、また、乗り場側開口部6を開いた際には複数
の乗り場側引き戸7を乗り場側引き戸収納部8に前後に
重ねて収納するものである。
【0019】次に、エレベータ籠1における籠側引き戸
3及び、各階の乗り場5における乗り場側引き戸7の開
閉機構につき説明する。
【0020】まず、エレベータ籠1における籠側引き戸
3の開閉機構につき図5,図6、図7に基づいて説明す
る。
【0021】エレベータ籠1の籠側開口部2の上部から
籠側引き戸収納部4上部にわたるように上枠23が設け
てあり、この上枠23に籠側上レール1717a、17
b、17cが3列設けてある。また、エレベータ籠1の
籠側開口部2の上部から籠側引き戸収納部4上部にわた
るように籠側下レール18が設けてあって籠側下レール
18には3列にレール溝18a、18b、18cが設け
てある。
【0022】籠側引き戸3は第1籠側引き戸3aと第2
籠側引き戸3bと第3籠側引き戸3cとの3枚で構成し
てある。第1籠側引き戸3a上部には第1ハンガー19
aが設けてあり、第1ハンガー19aにハンガーローラ
20aと浮き上がり防止ローラ21aとが取付けてあ
り、籠側上レール17a上面にハンガーローラ20aを
走行自在に載置して第1籠側引き戸3aを吊り下げると
共に籠側上レール17aの下面に浮き上がり防止ローラ
21aを走行自在に当てて第1籠側引き戸3aが上方に
浮き上がるのを防止している。第1ハンガー19aには
上方に向けて駆動用アーム22が突設してある。上枠2
3の上面部の長手方向の一端部に動力を構成するモータ
24の出力軸にクラッチ(図示せず)を介して駆動側プ
ーリ25が設けてあり、上枠23の上面部の長手方向の
他端部に従動側プーリ26が設けてあって、駆動側プー
リ25と従動側プーリ26とにベルト27が掛回してあ
る。そして、上記駆動用アーム22がベルト27に固着
してある。したがって、第1籠側引き戸3aはモータ2
4を動力として移動することができるようになってい
る。なお、第1籠側引き戸3aの下部には下走行部28
aが設けてあって、レール溝18a内に走行自在に嵌め
込んである。また、第1ハンガー19aの籠側開口部2
側の端部にはエレベータ籠1の内側に向けて連動ブラケ
ット30が突設してあり、また、第1ハンガー19aに
は上下に開口し且つ乗り場5側に向けて開口する連動部
材29が設けてある。
【0023】第2籠側引き戸3bには上部には第2ハン
ガー19bが設けてあり、第2ハンガー19bにハンガ
ーローラ20bと浮き上がり防止ローラ21bとが取付
けてあり、籠側上レール17b上面にハンガーローラ2
0bを走行自在に載置して第2籠側引き戸3bを吊り下
げると共に籠側上レール17bの下面に浮き上がり防止
ローラ21bを走行自在に当てて第2籠側引き戸3bが
上方に浮き上がるのを防止している。第2ハンガー19
bは第1ハンガー19aの長さの2倍の長さとなってお
り、第2ハンガー19bの籠側引き戸収納部4側半分に
第2籠側引き戸3bが連結してある。また、第2ハンガ
ー19bの籠側開口部2側半分の両端部には第1連動突
片31と第2連動突片32とが設けてある。ここで、上
記第1ハンガー19aの連動ブラケット30は第1連動
突片31よりも籠側引き戸収納部4側に位置している。
したがって、3枚の籠側引き戸3が籠側引き戸収納部4
内に重ねて収納している状態で、第1籠側引き戸3aを
閉方向に移動すると、ほぼ籠側引き戸一枚分の横幅だけ
移動した時点で連動ブラケット30が第1連動突片31
に当たって、第2籠側引き戸3bを閉方向に移動するよ
うになっている。また、籠側開口部2が3枚の籠側引き
戸3で閉じられている状態で、第1籠側引き戸3aを開
方向に移動すると、ほぼ籠側引き戸一枚分の横幅だけ移
動した時点で連動ブラケット30が第2連動突片32に
当たって、第2籠側引き戸3bを開方向に移動するよう
になっている。なお、第2籠側引き戸3bの下部には下
走行部28bが設けてあって、レール溝18b内に走行
自在に嵌め込んである。
【0024】第3籠側引き戸3cには上部には第3ハン
ガー19cが設けてあり、第3ハンガー19cにハンガ
ーローラ20cと浮き上がり防止ローラ21cとが取付
けてあり、籠側上レール17c上面にハンガーローラ2
0cを走行自在に載置して第3籠側引き戸3cを吊り下
げると共に籠側上レール17cの下面に浮き上がり防止
ローラ21cを走行自在に当てて第3籠側引き戸3cが
上方に浮き上がるのを防止している。第3ハンガー19
cは第1ハンガー19aの長さの2倍の長さとなってお
り、第3ハンガー19cの籠側引き戸収納部4側半分に
第3籠側引き戸3cが連結してある。また、第3ハンガ
ー19cの長手方向の両端部にはそれぞれプーリ33が
設けてあり、両プーリ33にワイヤ34が掛回してあ
り、このワイヤ34の一部の固定部34aが上枠23に
固定してある。またワイヤ34には第2ハンガー19b
から突設した連結片35が固着してある。したがって、
第2籠側引き戸3bが移動するとワイヤ34の連結片3
5との連結部分が第2籠側引き戸3bと一体になって移
動するが、ワイヤ34の固定部34aが上枠23に固着
してあるため、プーリ33が動滑車と同じ働きをして第
3籠側引き戸3cを第2籠側引き戸3bの1/2の速度
で第2籠側引き戸3bに連動して移動させることにな
る。なお、第3籠側引き戸3cの下部には下走行部28
cが設けてあって、レール溝18c内に走行自在に嵌め
込んである。
【0025】上枠23の籠側引き戸収納部4の端部には
ワイヤ12aを掛回したプーリ12bが設けてあり、ワ
イヤ12aの一端部が第1ハンガー19aに固着してあ
り、ワイヤ12aの他端部に重り12cが固着してあっ
て、重り12cにより第1籠側引き戸3aに常時閉じ側
に引っ張る力を付与している。したがって、本実施形態
においてはワイヤ12aの下端に設けた重り12cによ
り引っ張り手段12を構成してある。
【0026】また、第1ハンガー19aには制動用ロー
ラ13aが設けてあり、更に、上枠23の籠側引き戸収
納部4付近には制動ばね13bが設けてあり、上記制動
用ローラ13aと制動ばね13bとで制動手段13が構
成してある。そして、3枚の籠側引き戸3を籠側引き戸
収納部4に前後に重ねて収納して籠側開口部2が開とな
っている状態で、籠側開口部2を閉じるため第1籠側引
き戸3aを引っ張り手段12で移動した際、第1籠側引
き戸3aが第2籠側引き戸3bに当たる前の段階で上記
制動ばね13bに制動用ローラ13aが押し当たって転
動しながら移動することで、引っ張り手段12による第
1籠側引き戸3aの移動に制動がかけられて速度を緩め
て移動し、連動ブラケット30が第1連動突片31に当
たる際に激しく衝突せずにゆっくりと当たって、第1籠
側引き戸3aにより第2籠側引き戸3bを押して移動さ
せることになる。連動ブラケット30が第1連動突片3
1に当たった後は、引っ張り手段12により第1籠側引
き戸3a、第2籠側引き戸3b、第3籠側引き戸3cの
3枚の籠側引き戸3を引っ張ることになるので、ゆっく
りとした速度で閉じ動作が行われる。
【0027】また、上枠23にはブレーキ手段14を構
成するエアシリンダが取付けてある。このエアシリンダ
は籠側開口部2を閉じる際に第3籠側引き戸3cの当た
り部36に当たって第3籠側引き戸3cが閉方向に移動
するのに制動をかけるようになっている。すなわち、籠
側開口部2を閉じる際に第1籠側引き戸3aを手で止め
た場合、第2籠側引き戸3b、第3籠側引き戸3cが慣
性により閉方向に移動しようとするが、ブレーキ手段1
4によりブレーキがかけられて指詰め等を防止できるも
のである。
【0028】次に、各階の乗り場5における乗り場側引
き戸7の開閉機構を図5、図8、図9に基づいて説明す
る。
【0029】乗り場側開口部6の上部から乗り場側引き
戸収納部8上部にわたるように上枠46が設けてあり、
この上枠46に乗り場側上レール40a、40b、40
cが3列設けてある。また、エレベータ籠1の乗り場側
開口部6の上部から乗り場側引き戸収納部8上部にわた
るように乗り場側下レール41が設けてあって乗り場側
下レール41には3列にレール溝41a、41b、41
cが設けてある。
【0030】乗り場側引き戸7は第1乗り場側引き戸7
aと第2乗り場側引き戸7bと第3乗り場側引き戸7c
との3枚で構成してある。第1乗り場側引き戸7a上部
には乗り場側第1ハンガー42aが設けてあり、乗り場
側第1ハンガー42aにハンガーローラ43aと浮き上
がり防止ローラ44aとが取付けてあり、乗り場側上レ
ール40a上面にハンガーローラ43aを走行自在に載
置して第1乗り場側引き戸7aを吊り下げると共に乗り
場側上レール40aの下面に浮き上がり防止ローラ44
aを走行自在に当てて第1乗り場側引き戸7aが上方に
浮き上がるのを防止している。乗り場側第1ハンガー4
2aのエレベータ籠1側には連動ローラ45が突出して
設けてあり、エレベータ籠1が該当する階の乗り場5位
置に来た時に、エレベータ籠1の籠側引き戸3は閉状態
であるが、第1籠側引き戸3aに設けた連動部材29が
上開口又は下開口から連動ローラ45にはまり込んで第
1籠側引き戸3aに第1乗り場側引き戸7aが接続され
るようになっている。したがって、第1籠側引き戸3a
が移動すると第1乗り場側引き戸7aは連動して同じ動
きをするものである。第1乗り場側引き戸7aの下部に
は下走行部51aが設けてあって、レール溝41a内に
走行自在に嵌め込んである。
【0031】第2乗り場側引き戸7bには上部に乗り場
側第2ハンガー42bが設けてあり、乗り場側第2ハン
ガー42bにハンガーローラ43bと浮き上がり防止ロ
ーラ44bとが取付けてあり、乗り場側上レール40b
上面にハンガーローラ43bを走行自在に載置して第2
乗り場側引き戸7bを吊り下げると共に乗り場側上レー
ル40bの下面に浮き上がり防止ローラ44bを走行自
在に当てて第2乗り場側引き戸7bが上方に浮き上がる
のを防止している。乗り場側第2ハンガー42bは乗り
場側第1ハンガー42aの長さの2倍の長さとなってお
り、乗り場側第2ハンガー42bの乗り場側引き戸収納
部8側半分に第2乗り場側引き戸7bが連結してある。
また、乗り場側第2ハンガー42bの乗り場側開口部6
側半分の両端部には第1連動突片54と第2連動突片5
5とが設けてある。ここで、上記乗り場側第1ハンガー
42aの連動ブラケット53は第1連動突片54よりも
乗り場側引き戸収納部8側に位置している。したがっ
て、3枚の乗り場側引き戸7が乗り場側引き戸収納部8
内に重ねて収納している状態で、第1乗り場側引き戸7
aを閉方向に移動すると、ほぼ籠側引き戸一枚分の横幅
だけ移動した時点で連動ブラケット53が第1連動突片
54に当たって、第2乗り場側引き戸7bを閉方向に移
動するようになっている。また、乗り場側開口部6が3
枚の乗り場側引き戸7で閉じられている状態で、第1乗
り場側引き戸7aを開方向に移動すると、ほぼ籠側引き
戸一枚分の横幅だけ移動した時点で連動ブラケット53
が第2連動突片55に当たって、第2乗り場側引き戸7
bを開方向に移動するようになっている。なお、第2乗
り場側引き戸7bの下部には下走行部51bが設けてあ
って、レール溝41b内に走行自在に嵌め込んである。
【0032】第3乗り場側引き戸7cには上部には乗り
場側第3ハンガー42cが設けてあり、乗り場側第3ハ
ンガー42cにハンガーローラ43cと浮き上がり防止
ローラ44cとが取付けてあり、乗り場側上レール40
c上面にハンガーローラ43cを走行自在に載置して第
3乗り場側引き戸7cを吊り下げると共に乗り場側上レ
ール40cの下面に浮き上がり防止ローラ44cを走行
自在に当てて第3乗り場側引き戸7cが上方に浮き上が
るのを防止している。乗り場側第3ハンガー42cは乗
り場側第1ハンガー42aの長さの2倍の長さとなって
おり、乗り場側第3ハンガー42cの乗り場側引き戸収
納部8側半分に第3乗り場側引き戸7cが連結してあ
る。また、乗り場側第3ハンガー42cの長手方向の両
端部にはそれぞれプーリ56が設けてあり、両プーリ5
6にワイヤ57が掛回してあり、このワイヤ57の一部
の固定部57aが上枠46に固定してある。またワイヤ
57には乗り場側第2ハンガー42bから突設した連結
片58が固着してある。したがって、第2乗り場側引き
戸7bが移動するとワイヤ57の連結片58との連結部
分が第2乗り場側引き戸7bと一体になって移動する
が、ワイヤ57の固定部57aが上枠46に固着してあ
るため、プーリ56が動滑車と同じ働きをして第3乗り
場側引き戸7cを第2乗り場側引き戸7bの1/2の速
度で第2乗り場側引き戸7bに連動して移動させること
になる。なお、第3乗り場側引き戸7cの下部には下走
行部51cが設けてあって、レール溝41c内に走行自
在に嵌め込んである。
【0033】上枠46の乗り場側引き戸収納部8の端部
にはワイヤ12a’を掛回したプーリ12b’が設けて
あり、ワイヤ12a’の一端部が乗り場側第1ハンガー
42aに固着してあり、ワイヤ12a’の他端部に重り
12c’が固着してあって、重り12c’により第1乗
り場側引き戸7aに常時閉じ側に引っ張る力を付与して
いる。したがって、本実施形態においてはワイヤ12
a’の下端に設けた重り12c’により引っ張り手段1
2’を構成してある。
【0034】また、乗り場側第1ハンガー42aには制
動用ローラ13a’が設けてあり、更に、上枠46の乗
り場側引き戸収納部8付近には制動ばね13b’が設け
てあり、上記制動用ローラ13a’と制動ばね13b’
とで制動手段13’が構成してある。そして、3枚の乗
り場側引き戸7を乗り場側引き戸収納部8に前後に重ね
て収納して乗り場側開口部6が開となっている状態で、
乗り場側開口部6を閉じるため第1乗り場側引き戸7a
を引っ張り手段12で移動した際、第1乗り場側引き戸
7aが第2乗り場側引き戸7bに当たる前の段階で上記
制動ばね13b’に制動用ローラ13a’が押し当たっ
て転動しながら移動することで、引っ張り手段12によ
る第1乗り場側引き戸7aの移動に制動がかけられて速
度を緩めて移動し、連動ブラケット53が第1連動突片
54に当たる際に激しく衝突せずにゆっくりと当たっ
て、第1乗り場側引き戸7aにより第2乗り場側引き戸
7bを押して移動させることになる。連動ブラケット5
3が第1連動突片54に当たった後は、引っ張り手段1
2により第1乗り場側引き戸7a、第2乗り場側引き戸
7b、第3乗り場側引き戸7cの3枚の乗り場側引き戸
7を引っ張ることになるので、ゆっくりとした速度で閉
じ動作が行われる。
【0035】次に、本発明のエレベータ装置の動作につ
き説明する。
【0036】乗り場5において、目隠しパネル9に設け
た呼びスイッチ16又はエレベータ籠1内に設けた行き
先スイッチ(図示せず)を操作してエレベータ籠1を該
当階の乗り場5にエレベータ籠1移動させるのである
が、この場合、エレベータ籠1が昇降又は下降して該当
階まで移動して複数の第1籠側引き戸3により閉じられ
た籠側開口部2が、複数の乗り場側引き戸7により閉じ
られた乗り場側開口部6に対向した状態で停止し、この
状態では、エレベータ籠1側の第1籠側引き戸3aに設
けた連動部材29が連動ローラ45にはまり込んで第1
籠側引き戸3aに第1乗り場側引き戸7aが接続される
るとともに、リミットスイッチ等によりエレベータ籠1
が該当階に到達したことが検知され、動力であるモータ
24が駆動して図10(a)の状態から第1籠側引き戸
3aが引っ張り手段12に抗して、開方向に移動する。
第1籠側引き戸3aが開方向に籠側引き戸3のほぼ一枚
分の横幅移動するまでは第1籠側引き戸3aのみが移動
し、第2籠側引き戸3b、第3籠側引き戸3cは移動し
ない。第1籠側引き戸3aが開方向に籠側引き戸3のほ
ぼ一枚分の横幅度移動だけ移動した時点で図10(b)
のように連動ブラケット30が第2連動突片32に当た
って、第2籠側引き戸3bを開方向に移動する。第2籠
側引き戸3bが移動するとワイヤ34の連結片35との
連結部分が第2籠側引き戸3bと一体になって移動し、
前述のようにプーリ33が動滑車と同じ働きをして第3
籠側引き戸3cが第2籠側引き戸3bの1/2の速度で
第2籠側引き戸3bに連動して図10(c)のように開
方向に移動する。このようにして、3枚の籠側引き戸3
が籠側引き戸収納部4内に3枚前後方向に重ねられて収
納され、籠側開口部2が図10(d)のように全開す
る。この場合、制動用ローラ13aが制動ばね13bを
乗り越えて移動する。
【0037】一方、上記のようにエレベータ籠1が該当
する階に来ると、連動部材29が連動ローラ45にはま
り込むために、第1乗り場側引き戸7aは第1籠側引き
戸3aに連動して開方向に移動する。したがって、第1
乗り場側引き戸7aが引っ張り手段12’に抗して、開
方向に移動する。第1乗り場側引き戸7aが開方向に乗
り場側引き戸7のほぼ一枚分の横幅移動するまでは第1
乗り場側引き戸7aのみが移動し、第2乗り場側引き戸
7b、第3乗り場側引き戸7cは移動しない。第1乗り
場側引き戸7aが開方向に乗り場側引き戸7のほぼ一枚
分の横幅度移動だけ移動した時点で連動ブラケット53
が第2連動突片55に当たって、第2乗り場側引き戸7
bを開方向に移動する。第2乗り場側引き戸7bが移動
するとワイヤ57の連結片58との連結部分が第2乗り
場側引き戸7bと一体になって移動し、前述のようにプ
ーリ56が動滑車と同じ働きをして第3乗り場側引き戸
7cが第2乗り場側引き戸7bの1/2の速度で第2乗
り場側引き戸7bに連動して開方向に移動する。このよ
うにして、3枚の乗り場側引き戸7が乗り場側引き戸収
納部8内に3枚前後方向に重ねられて収納され、乗り場
側開口部6が全開する。この場合、制動用ローラ13
a’が制動ばね13b’を乗り越えて移動する。
【0038】このようにして籠側開口部2及び乗り場側
開口部6が同時に全開するものであり、この状態で乗り
場5からエレベータ籠1内に出入りするものである。
【0039】次に、籠側開口部2及び乗り場側開口部6
を閉じるには次のようにして行うものである。すなわち
エレベータ籠1内又は各階の乗り場5に設けた閉スイッ
チ(図示せず)を操作すると、動力であるモータ24の
出力軸と駆動側プーリ25とを接続しているクラッチが
外れ、このため、第1籠側引き戸3aが引っ張り手段1
2を構成する重り12cにより引っ張られて閉方向に移
動する。第1籠側引き戸3aが閉方向に籠側引き戸3の
ほぼ一枚分の横幅移動するまでは第1籠側引き戸3aの
みが移動し、第2籠側引き戸3b、第3籠側引き戸3c
は移動しないが、第1籠側引き戸3aが閉方向に籠側引
き戸3のほぼ一枚分の横幅度移動だけ移動した時点で連
動ブラケット30が第1連動突片31に当たって、第2
籠側引き戸3bを閉方向に移動する。第2籠側引き戸3
bが移動するとワイヤ34の連結片35との連結部分が
第2籠側引き戸3bと一体になって移動し、前述のよう
にプーリ33が動滑車と同じ働きをして第3籠側引き戸
3cが第2籠側引き戸3bの1/2の速度で第2籠側引
き戸3bに連動して閉方向に移動する。
【0040】上記一連の動作において、連動ブラケット
30が第1連動突片31に当たるまでの間は第1籠側引
き戸3aのみが移動するので、重り12cによる引っ張
り力が第1籠側引き戸3aのみにかかり、第1籠側引き
戸3aが速い速度で移動して連動ブラケット30が第1
連動突片31に勢いよく衝突して第2籠側引き戸3aを
前方に勢いよく飛び出すように押し出すおそれがあるの
で、これを防止するために、本発明においては、連動ブ
ラケット30が第1連動突片31に当たる前の第1籠側
引き戸3aのみが移動している時に、制動用ローラ13
aが制動ばね13bに押し当たるので第1籠側引き戸3
aの移動に制動をかけられ、速度が遅くなって第1籠側
引き戸3aが勢いよく第2籠側引き戸3bに衝突するの
を防止している。
【0041】また、上記のようにして引っ張り手段12
の引っ張り力により3枚の籠側引き戸3を閉方向に移動
して閉動作を行うのであるが、籠側開口部2を閉じる際
に第1籠側引き戸3aを手で止めた場合、第2籠側引き
戸3b、第3籠側引き戸3cが慣性により閉方向に移動
しようとして指詰め等を起こすおそれがある。しかしな
がら本発明においては、前述のように、ブレーキ手段1
4により第3籠側引き戸3cにブレーキがかけられて指
詰め等を防止できるものである。
【0042】一方、連動部材29が連動ローラ45には
まり込んでいるために、第1籠側引き戸3aが閉方向に
移動すると第1乗り場側引き戸7aが第1籠側引き戸3
aに連動して閉方向に移動する。したがって、第1乗り
場側引き戸7aが引っ張り手段12’を構成する重り1
2c’により引っ張られて閉方向に移動する。第1乗り
場側引き戸7aが閉方向に乗り場側引き戸7のほぼ一枚
分の横幅移動するまでは第1乗り場側引き戸7aのみが
移動し、第2乗り場側引き戸7b、第3乗り場側引き戸
7cは移動しないが、第1乗り場側引き戸7aが閉方向
に乗り場側引き戸7のほぼ一枚分の横幅度移動だけ移動
した時点で連動ブラケット53が第1連動突片54に当
たって、第2乗り場側引き戸7bを閉方向に移動する。
第2乗り場側引き戸7bが移動するとワイヤ57の連結
片58との連結部分が第2乗り場側引き戸7bと一体に
なって移動し、前述のようにプーリ56が動滑車と同じ
働きをして第3乗り場側引き戸7cが第2乗り場側引き
戸7bの1/2の速度で第2乗り場側引き戸7bに連動
して閉方向に移動する。
【0043】上記一連の動作において、連動ブラケット
53が第1連動突片54に当たるまでの間は第1乗り場
側引き戸7aのみが移動するので、重り12c’による
引っ張り力が第1乗り場側引き戸7aのみにかかり、第
1乗り場側引き戸7aが速い速度で移動して連動ブラケ
ット53が第1連動突片54に勢いよく衝突して第2乗
り場側引き戸7aを前方に勢いよく飛び出すように押し
出すおそれがあるので、これを防止するために、本発明
においては、連動ブラケット53が第1連動突片54に
当たる前の第1乗り場側引き戸7aのみが移動している
時に、制動用ローラ13a’が制動ばね13b’に押し
当たるので第1乗り場側引き戸7aの移動に制動をかけ
られ、速度が遅くなって第1乗り場側引き戸7aが勢い
よく第2乗り場側引き戸7bに衝突するのを防止してい
る。
【0044】なお、上枠46にブレーキ手段を構成する
エアシリンダが取付け、このエアシリンダは乗り場側開
口部6を閉じる際に第3乗り場側引き戸7cの当たり部
59に当たって第3乗り場側引き戸7cが閉方向に移動
するのに制動をかけるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、エレベータ籠の幅内にエレベータ籠への
出入りを行うための籠側開口部と、この籠側開口部を開
閉するための複数枚の籠側引き戸を前後に重ねて収納す
るための籠側引き戸収納部を設けてあるので、籠側引き
戸収納部がエレベータ籠の側方に飛び出さないものであ
り、このためエレベータ設置スペースの幅を最小にする
ことが可能であり、エレベータ設置スペースを大きくと
ることができない住宅に設置するホームエレベータにお
いて、エレベータ設置スペースの確保が容易で、住宅の
平面プラン等の自由度も増すものである。
【0046】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、乗り場側引き戸
収納部の前面を乗り場側引き戸の略一枚分の大きさの目
隠しパネルで覆い隠して建物側の乗り場における前壁を
構成することができ、乗り場において引き戸収納部の前
面を構成する壁の構成が簡略化できるものである。
【0047】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、目隠しパネル内
に制御盤を内装すると共に目隠しパネルの前面に目隠し
パネル内を点検するためのカバーを設けてあるので、カ
バーを開けて正面側から制御盤を点検することができ
て、乗り場から制御盤の保守、点検をする作業が容易に
行えるものである。
【0048】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、籠側開口部を閉
じる際に第1籠側引き戸が第2籠側引き戸を押す前に第
1籠側引き戸の閉への引っ張り手段による移動に制動を
かけるための制動手段を設けてあるので、籠側開口部を
閉じる際に、第1籠側引き戸が第2籠側引き戸に当たる
までは引っ張り手段により第1籠側引き戸のみが引かれ
て速度が速くなるが、本発明においては制動手段により
制動がかけられて速度を遅くして第1籠側引き戸が勢い
よく第2籠側引き戸に衝突せず、第2籠側引き戸が勢い
よく飛び出して人に勢いよく衝突したり、指詰めしたり
するのが防止できるものである。
【0049】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項4記載の発明の効果に加えて、籠
側開口部を閉じる際に第3籠側引き戸が閉方向に移動す
るのに制動をかけるためのブレーキ手段を設けてあるの
で、籠側開口部を閉じる際に第1籠側引き戸を手で止め
た場合、第2籠側引き戸、第3籠側引き戸が慣性により
閉方向に移動しようとするが、ブレーキ手段によりブレ
ーキがかけられて指詰め等を防止できて安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面図である。
【図2】同上の乗り場の斜視図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】同上の目隠しパネルのカバーを開いた状態を示
す断面図である。
【図5】同上の籠側開口部の開閉機構及び引き戸側開口
部の開閉機構を示す縦断面図である。
【図6】同上の籠側開口部の開閉機構を示す正面図であ
る。
【図7】同上の籠側開口部の開閉機構を示す平面図であ
る。
【図8】同上の乗り場側開口部の開閉機構を示す正面図
である。
【図9】同上の乗り場側開口部の開閉機構を示す平面図
である。
【図10】(a)(b)(c)(d)は同上の籠側引き
戸が全閉状態から全開状態となる動作を示す説明図であ
る。
【図11】従来例を示す平面図である。
【図12】従来例の制御盤の収納部分を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 エレベータ籠 2 籠側開口部 3 籠側引き戸 3a 第1籠側引き戸 3b 第2籠側引き戸 3c 第3籠側引き戸 4 籠側引き戸収納部 5 乗り場 6 乗り場側開口部 7 乗り場側引き戸 8 乗り場側引き戸収納部 9 目隠しパネル 10 制御盤 11 カバー 12 引っ張り手段 13 制動手段 14 ブレーキ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 博之 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 津田 幸児 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 岩見 大作 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 中山 聡司 大阪府門真市三ツ島1890 平田工業株式会 社門真工場内 Fターム(参考) 3F002 GA00 GB03 3F307 AA02 CB11 CB20 CD31 EA43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ籠の幅内に、エレベータ籠へ
    の出入りを行うための籠側開口部と、この籠側開口部を
    開閉するための複数枚の籠側引き戸を前後に重ねて収納
    するための籠側引き戸収納部を設けて成ることを特徴と
    するエレベータ装置。
  2. 【請求項2】 乗り場に乗り場側開口部を設け、この乗
    り場側開口部の側部に乗り場側開口部を開閉するための
    複数枚の乗り場側引き戸を収納するための乗り場側引き
    戸収納部を設け、乗り場側引き戸収納部の前面部に乗り
    場側引き戸の略一枚分の大きさの目隠しパネルを配設し
    て成ることを特徴とするエレベータ装置。
  3. 【請求項3】 目隠しパネル内に制御盤を内装すると共
    に目隠しパネルの前面に目隠しパネル内を点検するため
    のカバーを設けて成ることを特徴とする請求項2記載の
    エレベータ装置。
  4. 【請求項4】 籠側引き戸を第1籠側引き戸と第2籠側
    引き戸と第3籠側引き戸とで構成し、第1籠側引き戸に
    常時閉じ側に引っ張る引っ張り手段を設け、3枚の籠側
    引き戸を籠側引き戸収納部に3枚前後に重ねて収納した
    状態で籠側開口部を開くに当たり、第1籠側引き戸を引
    っ張り手段に抗して動力により開方向に移動し、第1籠
    側引き戸が開方向に一定長さ移動した後に第1籠側引き
    戸に押されて第2籠側引き戸が移動すると共に第2籠側
    引き戸に連動して1/2の速度で第3籠側引き戸が移動
    して籠側開口部を開いて籠側引き戸収納部に3枚の籠側
    引き戸が収納され、籠側開口部を閉じるに当たって、引
    っ張り手段により第1籠側引き戸を閉方向に移動させ、
    且つ第1籠側引き戸が閉方向に一定長さ移動した後に第
    1籠側引き戸に押されて第2籠側引き戸が移動すると共
    に第2籠側引き戸に連動して1/2の速度で第3籠側引
    き戸が移動して3枚の籠側引き戸により籠側開口部が閉
    じるものであって、籠側開口部を閉じる際に第1籠側引
    き戸が第2籠側引き戸を押す前に第1籠側引き戸の閉へ
    の引っ張り手段による移動に制動をかけるための制動手
    段を設けて成ることを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ータ装置。
  5. 【請求項5】 籠側引き戸を第1籠側引き戸と第2籠側
    引き戸と第3籠側引き戸とで構成し、第1籠側引き戸に
    常時閉じ側に引っ張る引っ張り手段を設け、3枚の籠側
    引き戸を籠側引き戸収納部に3枚前後に重ねて収納した
    状態で籠側開口部を開くに当たり、第1籠側引き戸を引
    っ張り手段に抗して動力により開方向に移動し、第1籠
    側引き戸が開方向に一定長さ移動した後に第1籠側引き
    戸に押されて第2籠側引き戸が移動すると共に第2籠側
    引き戸に連動して1/2の速度で第3籠側引き戸が移動
    して籠側開口部を開いて籠側引き戸収納部に3枚の籠側
    引き戸が収納され、籠側開口部を閉じるに当たって、引
    っ張り手段により第1籠側引き戸を閉方向に移動させ、
    且つ第1籠側引き戸が閉方向に一定長さ移動した後に第
    1籠側引き戸に押されて第2籠側引き戸が移動すると共
    に第2籠側引き戸に連動して1/2の速度で第3籠側引
    き戸が移動して3枚の籠側引き戸により籠側開口部が閉
    じるものであって、籠側開口部を閉じる際に第3籠側引
    き戸が閉方向に移動するのに制動をかけるためのブレー
    キ手段を設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求
    項4記載のエレベータ装置。
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JP2021147985A (ja) * 2020-03-24 2021-09-27 フルテック株式会社 自動ドア

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