JP3234356B2 - 二階用簡易エレベータ - Google Patents

二階用簡易エレベータ

Info

Publication number
JP3234356B2
JP3234356B2 JP16521793A JP16521793A JP3234356B2 JP 3234356 B2 JP3234356 B2 JP 3234356B2 JP 16521793 A JP16521793 A JP 16521793A JP 16521793 A JP16521793 A JP 16521793A JP 3234356 B2 JP3234356 B2 JP 3234356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
opening
door
car
elevator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16521793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06345367A (ja
Inventor
一三 松井
英司 金子
憲司 疋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Tekki Corp
East Japan Railway Co
Original Assignee
Sanwa Tekki Corp
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Tekki Corp, East Japan Railway Co filed Critical Sanwa Tekki Corp
Priority to JP16521793A priority Critical patent/JP3234356B2/ja
Publication of JPH06345367A publication Critical patent/JPH06345367A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3234356B2 publication Critical patent/JP3234356B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、個人住宅のような二階
建て建物用の簡易エレベータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、簡易型のエレベータとして、例え
ば特開平4−12067号の公報に記載されたものが知
られている。このような従来のエレベータは、上部の駆
動装置にワイヤロープを掛け回し、その一端側にかご
を、また他端側に釣り合いおもりを夫々吊る形式のもの
である。釣り合いおもりは、かごの後方の空間に吊ら
れ、各階の乗降用開口を開閉する扉は、かごの駆動とは
別個に制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のエレベータ
においては、かごの後方に釣り合いおもりが昇降するた
めの空間が必要で、これが狭い住宅への適用の大きな障
害になっている。また、各階の乗降用開口を開閉する扉
装置と、これを制御する制御装置に比較的大きなコスト
がかかる難点がある。
【0004】従って、本発明は、かごの後方に釣り合い
おもりが昇降するための空間を必要とせず、狭い住宅へ
の適用に適し、また、各階の乗降用開口を開閉する扉装
置とその制御装置を必要とせず、設置コストを大幅に削
減することができるエレベータを提供することを課題と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、エレベータ昇降空間Sの上部にモ
ータMを取付けると共に、モータMに連結された巻き上
げ軸1を架設し、この巻き上げ軸1の両側に一対のドラ
ム2を固着し、このドラム2にワイヤロープ3を掛け回
わし、ワイヤロープ3の一端にかご4を係止し、ワイヤ
ロープ3の他端に釣り合いおもり兼用の開閉扉5を係止
し、この開閉扉5は、かご4が一階の所定の停止位置に
あるときに二階の乗降用開口E2を閉じ、またかご4が
二階の所定の停止位置にあるときに一階の乗降用開口E
1を閉じるように配置して、二階用簡易エレベータを構
成した。
【0006】また、開閉扉5の安全性を高めるため、こ
れを扉本体10と、昇降扉11とで構成し、昇降扉11
を扉本体10に対して所定範囲で昇降自在に支持するよ
うにした。
【0007】
【作用】本発明の二階用簡易エレベータにおいては、モ
ータMでワイヤロープ3を巻き上げることにより、かご
4と開閉扉5とを昇降させる。かご4が一階の所定の停
止位置にあるとき、開閉扉5は二階の乗降用開口E2を
閉じる位置にあり、またかご4が二階の所定の停止位置
にあるときに、開閉扉5は一階の乗降用開口E1を閉じ
る位置にある。開閉扉5は、釣り合いおもりを兼ねてお
り、釣り合いおもりが昇降するための特別の空間は設け
られていない。
【0008】開閉扉5を、扉本体10と、昇降扉11と
で構成し、昇降扉11を扉本体10に対して所定範囲で
昇降自在に支持した場合には、開閉扉5が乗降用開口E
1,E2を閉じるべく開口内を下降してくるときに、身
体の一部等の障害物が乗降用開口E1,E2内にあって
も、昇降扉11がこの障害物に当接して扉本体10に対
して上昇することで、障害物の挾み込みを回避する。
【0009】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図1はエレベータの斜視図、図2はエレベータの側
面図、図3はエレベータの正面図、図4は図2における
IV−IV断面図、図5はエレベータの安全装置の側面図、
図6はエレベータの制御回路図である。
【0010】図1ないし図4において、Sは建物に設け
られたエレベータの昇降空間、F1は一階の床面、F2
は二階の床面、E1は一階の乗降用開口、E2は二階の
乗降用開口である。
【0011】昇降空間Sの上部には、モータMが固定さ
れると共に、モータに連結された巻き上げ軸1が架設さ
れている。巻き上げ軸1の両側には、一対のドラム2が
固着されている。ドラム2には、ワイヤロープ3が掛け
回わされている。ワイヤロープ3の一端には、かご4が
係止され、他端には釣り合いおもり兼用の開閉扉5が係
止されている。
【0012】かご4は、前方開口に観音開きの扉6を備
えると共に、前方上下にローラ9を備えている。扉6
は、ばねにて常時開口を閉じる位置にあるよう付勢され
ており、乗降時に人が押して開放することができるよう
になっている。
【0013】昇降空間Sの前方の左右両側には、一対の
扉ガイドレール7が縦方向に伸びるように取付けられて
おり、その後方に位置して、ローラガイドレール8が縦
方向に伸びるように取付けられている。扉ガイドレール
7は相対向する溝7a内に、昇降動自在に開閉扉5を受
け入れている。ローラガイドレール8は、溝8a内に、
かご4のローラ9を受け入れている。
【0014】開閉扉5は、かご4が、一階の乗降用開口
E1に対応する所定の停止位置にあるときに、二階の乗
降用開口E2を閉じ(図1ないし図4の状態)、またか
ご4が、二階の乗降用開口E2に対応する所定の停止位
置にあるときに一階の乗降用開口E1を閉じるような相
対位置に配置されている。開閉扉5は、扉本体10と、
この本体10に所定範囲で昇降自在に支持された昇降扉
11とを具備している。扉本体10は下方に開放した中
空の扁平な箱体で、内部に昇降扉11を昇降自在に受け
入れており、昇降扉11が下降した状態で、乗降用開口
E1、E2を閉鎖するようになっている。昇降扉5は、
閉鎖状態において、乗降用開口E1、E2に障害物があ
れば、これに押し上げられて扉本体10内に収納され、
障害物に損傷を及ぼさないようになっている。18は安
全柵であり、一階の乗降用開口E1の下部に昇降自在に
設けられている。即ち、安全柵18は、両側がガイドレ
ール7の溝7aに昇降自在嵌め込まれ、ており、その下
方に設けられたばね19により、常時は開口E1の下部
に突出するように、上方に付勢されている。また、安全
柵18は、かご4の底板に当接できる位置まで後方へ延
出する押し下げ板18aを備えている。従って、かご4
が一階へ下降して来ると、その底板に押し下げられて開
口E1を完全に開放し、かご4が二階へ上昇するに従っ
て上昇し、かご4が一階にないときに、開口E1の下部
を横断して開口E1内への進入を妨げるようになってい
る。
【0015】12は安全装置であり、万一かご4を吊っ
ているワイヤロープ3が切断した場合に動作して、かご
4の落下を阻止するものである。即ち、安全装置12
は、図5に示すように、かご4にピン13で枢着された
略三角形状の回転部材14を備え、この回転部材14の
下端側に制動磁石材15が取付けられ、上端側にワイヤ
ロープ3がピン17で係止されている。回転部材14
は、図において反時計方向への所定角度以上の回動をス
トッパ16により阻止されている。そして、常時はかご
4の自重により、回転部材14に反時計方向へのモーメ
ントが作用し、制動磁石材15を待機位置に配置してい
るが、ワイヤロープ3が切断すると、仮想線で示すよう
に、制動磁石材15がレール8に吸着され、摩擦制動を
行う。
【0016】この実施例のエレベータの動作を、図6に
示す制御回路図と共に説明する。図6において、かご4
が一階に到着すると、かご4の側面に取付けられた永久
磁石21の磁界を磁気センサ22が検知して継電器23
を動作させ、接点24を開く。これにより、下り方向に
回転していたモータMの回路が開き、モータMは停止す
る。同時に自己保持接点25が図において右側に投入さ
れる。この状態において、かご4内に設置された押釦ス
イッチ26を押すと、ソレノイド27が励磁され、磁気
センサ28、継電器29を動作させ、接点25を左側に
投入させて保持する。これにより、モータMの上り方向
回転の回路が閉じ、かご4は二階に上っていく。
【0017】二階から一階への下り動作は、永久磁石2
1、磁気センサ32、継電器33、接点34、自己保持
接点35、押釦スイッチ26、、磁気センサ38、継電
器39の動作により同様に行われる。30は一階に設置
される呼び出しスイッチ、40は二階に設置される呼び
出しスイッチで、これを押すことにより、ソレノイド2
7を励磁し、かご4を上昇または下降させて各階へ呼び
出す。なお、この呼び出し回路は、かご4が一階または
二階に停止中にのみ構成される。31,41は運転表示
灯である。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、エレ
ベータ昇降空間Sの上部にモータMを取付けると共に、
モータMに連結された巻き上げ軸1を架設し、この巻き
上げ軸1の両側に一対のドラム2を固着し、このドラム
2にワイヤロープ3を掛け回わし、ワイヤロープ3の一
端にかご4を係止し、ワイヤロープ3の他端に釣り合い
おもり兼用の開閉扉5を係止し、この開閉扉5は、かご
4が一階の所定の停止位置にあるときに二階の乗降用開
口E2を閉じ、またかご4が二階の所定の停止位置にあ
るときに一階の乗降用開口E1を閉じるように配置し
て、二階用簡易エレベータを構成したため、かごの後方
に釣り合いおもりが昇降するための空間を必要とせず、
狭い住宅への適用に適し、また、各階の乗降用開口を開
閉する扉装置とその制御装置を必要とせず、設置コスト
を大幅に削減することができるという効果を有する。ま
た、開閉扉5を扉本体10と、昇降扉11とで構成し、
昇降扉11を扉本体10に対して所定範囲で昇降自在に
支持するようにした場合には、開閉扉5の下降動作時
に、身体の一部等の障害物が乗降用開口E1,E2内に
あっても、昇降扉11がこの障害物に当接して扉本体1
0に対して上昇することで、障害物の挾み込みを回避す
るから安全性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータの斜視図である。
【図2】エレベータの側面図である。
【図3】エレベータの正面図である。
【図4】図1におけるIV−IV断面図である。
【図5】エレベータの安全装置の側面図である。
【図6】エレベータの制御回路図である。
【符号の説明】
S 昇降空間 M モータ 1 巻き上げ軸 2 ドラム 3 ワイヤロープ 4 かご 5 開閉扉 10 扉本体 11 昇降扉 S 昇降空間 M モータ E1 乗降用開口 E2 乗降用開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 一三 神奈川県横浜市栄区小菅ケ谷町2381番地 87 (72)発明者 金子 英司 東京都三鷹市北野2丁目1番1号 (72)発明者 疋田 憲司 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三 和テッキ株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−49179(JP,U) 実開 昭51−7869(JP,U) 実開 昭53−165559(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 13/10 B66B 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二階建ての建物に設けられたエレベータ
    昇降用空間の上部に取付けられたモータと、 このモータに連結され、エレベータ昇降空間の上部に架
    設された巻き上げ軸と、 この巻き上げ軸の両側に固着
    された一対のドラムと、 このドラムに掛け回されたワイヤロープと、 このワイヤロープの一端に係止されたかごと、 このかごが一階の所定の停止位置にあるときに二階の乗
    降用開口を閉じ、またかごが二階の所定の停止位置にあ
    るときに一階の乗降用開口を閉じるように、ワイヤロー
    プの他端に係止された釣り合いおもり兼用の開閉扉とを
    具備したことを特徴とする二階用簡易エレベータ。
  2. 【請求項2】 前記開閉扉は、扉本体と、この本体に所
    定範囲で昇降自在に支持された昇降扉とを具備している
    ことを特徴とする請求項1に記載の二階用簡易エレベー
    タ。
JP16521793A 1993-06-10 1993-06-10 二階用簡易エレベータ Expired - Fee Related JP3234356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16521793A JP3234356B2 (ja) 1993-06-10 1993-06-10 二階用簡易エレベータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16521793A JP3234356B2 (ja) 1993-06-10 1993-06-10 二階用簡易エレベータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06345367A JPH06345367A (ja) 1994-12-20
JP3234356B2 true JP3234356B2 (ja) 2001-12-04

Family

ID=15808080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16521793A Expired - Fee Related JP3234356B2 (ja) 1993-06-10 1993-06-10 二階用簡易エレベータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3234356B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE272562T1 (de) * 1996-12-03 2004-08-15 Inventio Ag Modular aufgebauter aufzug
US7874404B1 (en) * 1998-09-29 2011-01-25 Otis Elevator Company Elevator system having drive motor located between elevator car and hoistway sidewall
JP2000327242A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Mitsubishi Electric Corp エレベータ
JP5545468B2 (ja) * 2009-09-05 2014-07-09 株式会社アップルズ 手動式緊急避難具
CN104891292B (zh) * 2015-05-27 2017-06-27 浙江埃克森电梯有限公司 一种吊篮式电梯安全装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06345367A (ja) 1994-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3363711B2 (ja) エレベータのかご扉のインターロック装置
JP3234356B2 (ja) 二階用簡易エレベータ
JP4190626B2 (ja) エレベータの安全装置
WO2002024565A1 (fr) Élévateur et méthode d'inspection de celui-ci
JP3953105B2 (ja) 水平方向に移送されたエレベータかごを用いるエレベータシャトル
JPH0238292A (ja) 車両用エレベータの安全装置
KR940002173Y1 (ko) 승강기의 브레이크 장치
JPH10167631A (ja) エレベータのかご
JP2819347B2 (ja) 簡易形エレベータ
JP4020605B2 (ja) エレベーター装置
JPH09278306A (ja) エレベーターのかご初期位置認識装置
JP6741033B2 (ja) エレベータ
US5695024A (en) Car operated safety gate for horizontally transferrable elevator cab
JP2003081558A (ja) 連絡橋用エレベーター装置
SU1717518A1 (ru) Лифт
JP6696520B2 (ja) エレベータ
JP2505282B2 (ja) 斜行エレベ―タの昇降路内の換気装置
JPH0331834Y2 (ja)
JPH04266365A (ja) エレベータの運転装置
JPH028944Y2 (ja)
JPH063012Y2 (ja) エレベータ
JPS6160025B2 (ja)
KR970004191Y1 (ko) 엘리베이터의 승객 추락 방지장치
JPS6062388A (ja) 電動シヤツタ−の非常開閉方法及び非常開閉装置
JPH06136984A (ja) エレベーター付き立体駐車場の車両乗降用補助床構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees