JP2000272522A - バック運転補助システム - Google Patents

バック運転補助システム

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JP2000272522A
JP2000272522A JP11080997A JP8099799A JP2000272522A JP 2000272522 A JP2000272522 A JP 2000272522A JP 11080997 A JP11080997 A JP 11080997A JP 8099799 A JP8099799 A JP 8099799A JP 2000272522 A JP2000272522 A JP 2000272522A
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reverse
seat
driver
steering wheel
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JP11080997A
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Hisashi Fujii
久士 藤井
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のバック運転をし易くすることのでき
るバック運転補助システムを提供すること。 【解決手段】 バック運転をするのに適したペダル16
の位置やハンドル17の位置等を示すデータをメモリ3
に記憶させておき、セレクターレバー1が後退用レンジ
に入っている場合に、メモリ3に記憶されたデータに基
づいて、ペダル16やハンドル17の位置等を調整する
調整機構7〜13を制御するようになっているマイコン
2を装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバック運転補助シス
テムに関し、より詳細には、自動車のバック運転をし易
くするためのバック運転補助システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
のバック運転を不得手とする運転者は、熟練運転者の中
にもおり、初心者に近い運転者の多くはバック運転を不
得手としている。
【0003】また、バック運転を行なう場合には、リア
ウインドウ越しに自車両の後方を目視したり、運転席側
のサイドウインドウを開けて、右後方(右ハンドルの場
合)を目視したりすることが多い。この場合、運転者は
身体を大きく捻らなければならず、運転者とハンドルや
ペダルとの距離が広がり、ハンドル操作や、ペダルの踏
み込みが難しくなるといった問題がある。特に、マニュ
アル車の場合、クラッチの踏み込みが大変難しくなる。
【0004】すなわち、このようなハンドル操作の困難
さやペダル踏み込みの困難さが、運転者がバック運転を
不得手とする大きな原因の一つとなっている。本発明は
上記課題に鑑みなされたものであって、自動車のバック
運転をし易くすることのできるバック運転補助システム
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るバック運転補助システム
(1)は、例えば、マニュアル車用のシフトレバー、オ
ートマチック車用のセレクターレバーの位置検出等によ
り、ギアがバック位置に入っているか否かを検出する第
1の検出手段と、ハンドルの位置を調整する第1の調整
機構と、バック運転をするのに適したハンドル位置が記
憶された第1の記憶手段と、前記第1の検出手段により
ギアがバック位置に入っていることを示す検出信号を受
信した場合には、前記第1の記憶手段に記憶されたハン
ドル位置に従って、前記第1の調整機構を制御する第1
の制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0006】上記バック運転補助システム(1)によれ
ば、予めバック運転をするのに適したハンドル位置を前
記第1の記憶手段に記憶させておき、シフトレバー等が
バック位置に入っている場合には、前記第1の記憶手段
に記憶されたハンドル位置となるようにハンドルの位置
を調整することによって、従来問題となっていた、バッ
ク運転時におけるハンドルの操作性の低下を防止するこ
とができる。
【0007】例えば、シフトレバー等がバック位置に入
っている場合には、テレスコピック機構を制御してハン
ドル位置を運転者側へ移動させたり、チルト機構を制御
してハンドルの角度を高くしたりすることによって、バ
ック運転時におけるハンドルの操作性を向上させること
ができる。
【0008】また、本発明に係るバック運転補助システ
ム(2)は、例えば、マニュアル車用のシフトレバー、
オートマチック車用のセレクターレバーの位置検出等に
より、ギアがバック位置に入っているか否かを検出する
第1の検出手段と、ブレーキやアクセル等のペダルの位
置を調整する第2の調整機構と、バック運転をするのに
適したペダル位置が記憶された第2の記憶手段と、前記
第1の検出手段によりギアがバック位置に入っているこ
とを示す検出信号を受信した場合には、前記第2の記憶
手段に記憶されたペダル位置に従って、前記第2の調整
機構を制御する第2の制御手段とを備えていることを特
徴としている。
【0009】上記バック運転補助システム(2)によれ
ば、予めバック運転をするのに適したペダル位置を前記
第2の記憶手段に記憶させておき、シフトレバー等がバ
ック位置に入っている場合には、前記第2の記憶手段に
記憶されたペダル位置となるようにペダルの位置を調整
することによって、従来問題となっていた、バック運転
時におけるペダルの操作性の低下を防止することができ
る。
【0010】例えば、シフトレバー等がバック位置に入
っている場合には、ペダルの高さを高くしたり、運転者
が身体を捻る方向へペダル位置を移動させたりすること
によって、バック運転時におけるペダルの操作性を向上
させることができる。
【0011】また、本発明に係るバック運転補助システ
ム(3)は、例えば、マニュアル車用のシフトレバー、
オートマチック車用のセレクターレバーの位置検出等に
より、ギアがバック位置に入っているか否かを検出する
第1の検出手段と、運転席側のサイドウインドウの開閉
を調整する第3の調整機構と、前記第1の検出手段によ
りギアがバック位置に入っていることを示す検出信号を
受信した場合には、運転席側のサイドウインドウを開放
させるように前記第3の調整機構を制御する第3の制御
手段とを備えていることを特徴としている。
【0012】上記バック運転補助システム(3)によれ
ば、シフトレバー等がバック位置に入っている場合に
は、運転席側のサイドウインドウが自動的に開放される
ので、運転者は車外に頭を出して、右後方(右ハンドル
の場合)を容易に目視することができるようになる。ま
た、車外の音を聞こえ易くすることができるので、バッ
ク運転時の安全性を高めることができる。
【0013】また、サイドウインドウは自動的に開放さ
れるので、運転者がサイドウインドウを開放する手間を
省くことができる。これにより、運転者は時間的ロスな
くスムーズにバック運転を開始することができる。
【0014】また、本発明に係るバック運転補助システ
ム(4)は、上記バック運転補助システム(3)におい
て、ワイパーが稼働しているか否かを検出する第2の検
出手段を備え、該第2の検出手段によりワイパーが稼働
していると検出された場合には、運転席側のサイドウイ
ンドウを開放させないように、前記第3の調整機構を制
御する第4の制御手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0015】上記バック運転補助システム(4)によれ
ば、ワイパーが稼働している時、すなわち雨が降ってい
ると看做される場合には、運転席側のサイドウインドウ
が自動的には開放されないようになっているので、雨が
車室内に入るのを防止することができる。
【0016】また、本発明に係るバック運転補助システ
ム(5)は、例えば、マニュアル車用のシフトレバー、
オートマチック車用のセレクターレバーの位置検出等に
より、ギアがバック位置に入っているか否かを検出する
第1の検出手段と、シートベルトを緩めるための第4の
調整機構と、前記第1の検出手段によりギアがバック位
置に入っていることを示す検出信号を受信した場合に
は、シートベルトを緩めさせるように前記第4の調整機
構を制御する第5の制御手段とを備えていることを特徴
としている。
【0017】上記バック運転補助システム(5)によれ
ば、シフトレバー等がバック位置に入っている場合に
は、シートベルトを緩めることによって、運転者は容易
に身体を大きく捻ることができるので、バック運転時に
おける、運転操作性の低下を防止することができる。
【0018】また、本発明に係るバック運転補助システ
ム(6)は、例えば、マニュアル車用のシフトレバー、
オートマチック車用のセレクターレバーの位置検出等に
より、ギアがバック位置に入っているか否かを検出する
第1の検出手段と、後部席のヘッドレストを左右外方向
へ傾けるか、もしくは収納するための第5の調整機構
と、前記第1の検出手段によりギアがバック位置に入っ
ていることを示す検出信号を受信した場合には、後部席
のヘッドレストを傾けさせるように前記第5の調整機構
を制御する第6の制御手段とを備えていることを特徴と
している。
【0019】上記バック運転補助システム(6)によれ
ば、シフトレバー等がバック位置に入っている場合に
は、後部席のヘッドレストを左右外方向へ傾けるか、も
しくは収納することによって、自車両の後方の視認性を
向上させることができるので、バック運転がし易くな
る。
【0020】また、本発明に係るバック運転補助システ
ム(7)は、例えば、マニュアル車用のシフトレバー、
オートマチック車用のセレクターレバーの位置検出等に
より、ギアがバック位置に入っているか否かを検出する
第1の検出手段と、該第1の検出手段によりギアがバッ
ク位置に入っていることを示す検出信号を受信した場合
には、スロットルバルブ開度の開放感度を低下させるよ
うに制御する第7の制御手段とを備えていることを特徴
としている。
【0021】上記バック運転補助システム(7)によれ
ば、シフトレバー等がバック位置に入っている場合に
は、スロットルバルブ開度の開放感度を低下させること
で、バック運転時の速度が急激に増大するのを防止する
ことができるので、バック運転時の安全性を高めること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバック運転補
助システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】図1は実施の形態(1)に係るバック運転
補助システムの要部を概略的に示したブロック図であ
る。図中1はオートマチック車のセレクターレバーを示
している。セレクターレバー1はマイコン2に接続さ
れ、セレクターレバー1が駐車用(Parking )レンジや
後退用(Reverse )レンジ等、どこのレンジに入ってい
るのかを示す信号がマイコン2に入力されるようになっ
ている。
【0024】また、マイコン2には、現状の運転席側の
サイドウインドウ14の開放位置、運転席のシート15
の位置、アクセル等のペダル16の位置、及びハンドル
17の位置を示すデータが入力されるようになってお
り、これらデータはメモリ3に記憶されるようになって
いる。
【0025】さらにメモリ3には、バック運転をするの
に適した運転席のシート15の位置、ペダル16の位
置、及びハンドル17の位置等を示したデータが記憶さ
れている。
【0026】調整機構7〜13それぞれは、運転席側の
サイドウインドウ14の開閉や、運転席のシート15の
位置調整や、ペダル16の位置調整や、ハンドル17の
位置調整を行なうものであり、運転席のシートベルト1
8を緩めたり、後部席のヘッドレスト19を傾けたり、
スロットルバルブ20開度の調整を行なうものであり、
調整機構7〜13それぞれはマイコン2に接続されてい
る。
【0027】運転席側のサイドウインドウ14の調整機
構7は、モータによりウインドウガラスの上げ下げを行
なうようになっており、マイコン2からの指示に従っ
て、前記モータが制御され、サイドウインドウ14が所
定の位置まで開放するようになっている。
【0028】また、運転席のシート15の調整機構8
は、左右に最大10度回転可能な機構になっており、ま
たアクセル等のペダル16の調整機構9は、ペダル16
の高さの調整が可能な機構になっている。なお、ペダル
16の高さの調整としては、従来よりある、ペダル16
それ自体の高さを調整する構成としても良いが、それ以
外に、ペダル16が取り付けられている運転席の床を二
重構造にし、上床の高さを移動可能な構造にし、上床を
調整することによって、ペダル16の高さを調整する構
成となしても良い。
【0029】また、ハンドル17の調整機構10は、従
来よりある、ハンドルの角度を調整するチルト機構や運
転者とハンドルまでの距離を調整するテレスコピック機
構等を含んで構成されている。また、運転席のシートベ
ルト18は、シートベルト18を固定するピン等を外す
ことによって、緩めることができ、後部席のヘッドレス
ト19についても、固定するピン等を外すことによっ
て、ヘッドレスト19を収納することができる。
【0030】また、ワイパーSW4はマイコン2に接続
されており、ワイパーSW4がONされると、ワイパー
5が起動するようになっている。また、マイコン2はア
クセルペダル6の踏み込み量xを取得するようになって
おり、取得した踏み込み量xに基づいて、スロットルバ
ルブ20の開度y(=kx)を調整する調整機構13に
制御信号を出力するようになっている。なお、通常時の
係数kはαとする。
【0031】上記実施の形態(1)に係るバック運転補
助システムにおけるマイコン2の動作を図2に示したフ
ローチャートに基づいて説明する。なお、ここでのフラ
グfは、ペダル16の位置やハンドル17の位置等がバ
ック運転時に適した状態に調整されているか否かを示す
ものである。
【0032】まず、セレクターレバー1が後退用レンジ
に入っているか否かを判断する(S1)。後退用レンジ
に入っていると判断すれば、次に、フラグfが1である
か否か、すなわちバック運転時に適した状態にハンドル
17の位置等が調整されているか否かを判断する(S
2)。
【0033】フラグfが1であると判断すれば、ハンド
ル17の位置等を調整する必要がないので、前記動作は
終了する。一方、フラグfが1でないと判断すれば、す
なわちセレクターレバー1が後退用レンジに入っている
にも関わらず、バック運転時に適した状態への調整がな
されていない場合には、現在の運転席側のサイドウイン
ドウ14の開放状態、運転席のシート15の位置、ペダ
ル16の位置、及びハンドル17の位置を示すデータを
取得して、これらデータをメモリ3に記憶させる(S
3)。
【0034】次に、メモリ3からバック運転をするのに
適した運転席のシート15の位置、ペダル16の位置、
ハンドル17の位置等を示したデータを読み出し(S
4)、これらデータに基づいた制御信号を調整機構7〜
12へ出力し(S5)、運転席側のサイドウインドウ1
4を開放させ、運転席のシート15を左方向に10度
程、回転移動させ、ペダル16を数cm高くさせ、ハン
ドル17を運転者側に数cm移動させ、運転席のシート
ベルト18を緩めさせ、後部席のヘッドレスト19を収
納させるように、調整機構7〜12を制御する。また、
スロットルバルブ20の開放感度が通常時の20%とな
るように、係数kを0.2αにし、次にフラグfを1に
する(S6)。
【0035】一方、S1の判断で、セレクターレバー1
が後退用レンジに入っていないと判断すれば、次に、フ
ラグfが1であるか否か、すなわちバック運転時に適し
た状態にハンドル17の位置等が調整されているか否か
を判断する(S7)。
【0036】フラグfが1でないと判断すれば、前記動
作を終了し、一方、フラグfが1であると判断すれば、
すなわちセレクターレバー1が後退用レンジに入ってい
ないにも関わらず、バック運転時に適した状態への調整
がなされている場合には、調整前の状態に戻す必要があ
るので、メモリ3から調整前の運転席側のサイドウイン
ドウ14の開放状態、運転席のシート15の位置、ペダ
ル16の位置、及びハンドル17の位置を示すデータ、
すなわちS3で記憶させたデータを読み出し(S8)、
これらデータに基づいた制御信号を調整機構7〜10へ
出力し(S9)、運転席側のサイドウインドウ14、運
転席のシート15、ペダル16、ハンドル17の位置を
調整前の状態へ戻させるように、調整機構7〜10を制
御する。また、係数kをαに戻し、次にフラグfを0に
する(S10)。
【0037】上記実施の形態(1)に係るバック運転補
助システムによれば、予めバック運転をするのに適した
ペダル16やハンドル17等の位置をメモリ3に記憶さ
せておき、セレクターレバー1が後退用レンジに入って
いる場合には、メモリ3に記憶されたデータに基づいた
状態となるようにペダル16やハンドル17等の位置を
調整することによって、従来問題となっていた、バック
運転時における運転操作性の低下を防止することができ
る。
【0038】また、後部席のヘッドレスト19を収納す
ることによって、自車両の後方の視認性を向上させるこ
とができるので、バック運転がし易くなる。また、スロ
ットルバルブ20開度の開放感度を低下させることで、
バック運転時の速度が急激に増大するのを防止すること
ができるので、バック運転時の安全性を高めることがで
きる。
【0039】さらに、運転席のサイドウインドウ14を
開放することによって、運転者は車外に頭を出して、右
後方(右ハンドルの場合)を容易に目視することができ
るようになる。また、車外の音が聞こえ易くなり、バッ
ク運転時の安全性を高めることができる。また、サイド
ウインドウ14は自動的に開放されるようになっている
ので、運転者がサイドウインドウを開放する手間を省く
ことができ、これにより、運転者は時間的ロスなくスム
ーズにバック運転を開始することができる。
【0040】また、ここではバック運転時には運転席側
のサイドウインドウ14が必ず開放されるようになって
いるが、ワイパーSW4がONしている時、すなわち雨
が降っていると看做される場合には、運転席側のサイド
ウインドウ14が自動的には開放されないようにするこ
とによって、雨が車室内に入るのを防止することができ
る。
【0041】なお、雨が降っているか否かの判断は、ワ
イパーSW4のON/OFFを示す信号からでなく、雨
滴センサ等を設け、そのセンサからの信号を取り込むこ
とによっても可能である。
【0042】上記実施の形態(1)に係るバック運転補
助システムでは、セレクターレバー1が後退用レンジに
入っている場合に、バック運転をするのに適した状態と
なるように、運転席側のサイドウインドウ14、運転席
のシート15、ペダル16、ハンドル17、運転席のシ
ートベルト18、後部席のヘッドレスト19、及びスロ
ットルバルブ20に対する各種調整が行なわれるように
なっているが、ペダル16の位置だけを調整したり、ハ
ンドル17の位置だけを調整するようにしたとしても、
バック運転をし易くすることのできるバック運転補助シ
ステムを実現することができる。
【0043】すなわち、本発明におけるバック運転補助
システムは、運転席のサイドウインドウ14の開閉や、
運転席のシート15の移動や、ペダル16の高さ調整
等、各種調整を任意に組み合わせることによっても実現
することができる。
【0044】図3は実施の形態(2)に係るバック運転
補助システムの要部を概略的に示したブロック図であ
る。ここでは、図1に示したバック運転補助システムと
同様の構成部分については同符号を付し、その説明を省
略する。
【0045】図中1aはオートマチック車のセレクター
レバーを示しており、セレクターレバー1aにはボタン
B1〜B3が設けられている。セレクターレバー1aは
マイコン2aに接続され、セレクターレバー1aが後退
用レンジに入っているか否かを示す信号や、ボタンB1
〜B3それぞれがONされたか否かを示す信号がマイコ
ン2aに入力されるようになっている。
【0046】また、マイコン2aには、現状の運転席側
のサイドウインドウ14の開放位置、運転席のシート1
5の位置、アクセル等のペダル16の位置、及びハンド
ル17の位置を示すデータが入力されるようになってお
り、これらデータはメモリ3aに記憶されるようになっ
ている。
【0047】さらにメモリ3aには、バック運転をする
のに適した運転席のシート15の位置、ペダル16の位
置、ハンドル17の位置等、運転者の好みに応じた、ボ
タンB1〜B3それぞれに対応する3パターンのデータ
を記憶させることができるようになっている。なお、メ
モリ3aには、バック運転をするのに適した標準的なデ
ータが予め1パターン記憶されている。また、運転者の
好みに応じたシート15の位置等をメモリ3aに記憶さ
せる場合に使用する設定SW21がマイコン2aに接続
されている。
【0048】上記実施の形態(2)に係るバック運転補
助システムにおけるマイコン2aの動作を図4に示した
フローチャートに基づいて説明する。なお、ここでのフ
ラグfは、ハンドル17の位置やペダル16の位置等が
バック運転時に適した状態に調整されているか否かを示
すものである。
【0049】まず、セレクターレバー1aが後退用レン
ジに入っているか否かを判断する(S11)。後退用レ
ンジに入っていると判断すれば、次に、フラグfが1で
あるか否か、すなわちバック運転時に適した状態にハン
ドル17の位置等が調整されているか否かを判断する
(S12)。
【0050】フラグfが1であると判断すれば、ハンド
ル17の位置等を調整する必要がないので、前記動作は
終了する。一方、フラグfが1でないと判断すれば、す
なわちセレクターレバー1aが後退用レンジに入ってい
るにも関わらず、バック運転時に適した状態への調整が
なされていない場合には、現在の運転席側のサイドウイ
ンドウ14の開放状態、運転席のシート15の位置、ペ
ダル16の位置、及びハンドル17の位置を示すデータ
を取得して、これらデータをメモリ3aに記憶させる
(S13)。
【0051】次に、ボタンB1〜B3のいずれかがON
されたか否かを判断する(S14)。ONありと判断す
れば、メモリ3aからONされたボタンに対応する、運
転席のシート15の位置等を示したデータを読み出し
(S15)、一方、ONなしと判断すれば、メモリ3a
からバック運転をするのに適した標準的なデータを読み
出し(S16)、これらデータに基づいた制御信号を調
整機構7〜12へ出力し(S17)、運転席のシート1
5や、ペダル16や、ハンドル17の位置等が所望の位
置となるように調整機構7〜12を制御する。また、ス
ロットルバルブ20の開放感度が通常時の20%となる
ように、係数kを0.2αにし、次にフラグfを1にす
る(S18)。
【0052】一方、S11の判断で、セレクターレバー
1aが後退用レンジに入っていないと判断すれば、次
に、フラグfが1であるか否か、すなわちバック運転時
に適した状態にハンドル17の位置等が調整されている
か否かを判断する(S19)。
【0053】フラグfが1でないと判断すれば、前記動
作を終了し、一方、フラグfが1であると判断すれば、
すなわちセレクターレバー1aが後退用レンジに入って
いないにも関わらず、バック運転時に適した状態への調
整がなされている場合には、調整前の状態に戻す必要が
あるので、メモリ3aから調整前の運転席側のサイドウ
インドウ14の開放状態、運転席のシート15の位置、
ペダル16の位置、及びハンドル17の位置を示すデー
タ、すなわちS13で記憶させたデータを読み出し(S
20)、これらデータに基づいた制御信号を調整機構7
〜10へ出力し(S21)、運転席側のサイドウインド
ウ14、運転席のシート15、ペダル16、ハンドル1
7の位置を調整前の状態へ戻させるように、調整機構7
〜10を制御する。また、係数kをαに戻し、次にフラ
グfを0にする(S22)。
【0054】次に、運転者の好みに応じた、運転席のシ
ート15の位置、ペダル16の位置、ハンドル17の位
置等をボタンB1〜B3それぞれに対応させて設定登録
する場合におけるマイコン2aの動作ついて、図5に示
したフローチャートに基づいて説明する。
【0055】まず、セレクターレバー1aが後退用レン
ジに入っているか否かを判断する(S31)。後退用レ
ンジに入っていると判断すれば、次に、設定SW21が
5秒以内にONされたか否かを判断する(S32)。
【0056】設定SW21が5秒以内にONされたと判
断すれば、現在の運転席側のサイドウインドウ14の開
放状態、運転席のシート15の位置、ペダル16の位
置、及びハンドル17の位置を示すデータを取得し(S
33)、ボタンB1〜B3のいずれかがONされたか否
かを判断する(S34)。
【0057】ボタンB1〜B3のいずれもONされてい
ないと判断すれば、S33へ戻り、一方、ボタンB1〜
B3のいずれかがONされていると判断すれば、S33
で取得したデータをONされたボタンに対応させてメモ
リ3aへ記憶させる(S35)。
【0058】上記実施の形態(2)に係るバック運転補
助システムによれば、予めバック運転をするのに適した
ペダル16やハンドル17等の位置をメモリ3aに記憶
させておき、セレクターレバー1aが後退用レンジに入
っている場合には、メモリ3aに記憶されたデータに基
づいた状態となるようにペダル16やハンドル17等の
位置を調整することによって、従来問題となっていた、
バック運転時における運転操作性の低下を防止すること
ができる。
【0059】さらに、運転者の好みに応じたパターンを
複数設定することができるので、状況に応じて使い分け
ることができ、より一層バック運転をし易くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係るバック運転補
助システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係るバック運転補助システ
ムにおけるマイコンの動作を示したフローチャートであ
る。
【図3】実施の形態(2)に係るバック運転補助システ
ムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図4】実施の形態(2)に係るバック運転補助システ
ムにおけるマイコンの動作を示したフローチャートであ
る。
【図5】運転者の好みに応じた、運転席のシートの位置
等のデータを設定登録する場合におけるマイコンの動作
を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1、1a セレクターレバー 2、2a マイコン 3、3a メモリ 4 ワイパーSW 7〜13 調整機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D030 DB19 3D127 AA09 BB01 CB01 DF01 DF33 DF35 DF36 FF01 FF05 FF06 FF11 FF21 FF22 3G301 LA01 NB06 NB18 NC01 PF03Z PF08Z 3K039 AA08 MB06 MC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギアがバック位置に入っているか否かを
    検出する第1の検出手段と、 ハンドルの位置を調整する第1の調整機構と、 バック運転をするのに適したハンドル位置が記憶された
    第1の記憶手段と、 前記第1の検出手段によりギアがバック位置に入ってい
    ることを示す検出信号を受信した場合には、前記第1の
    記憶手段に記憶されたハンドル位置に従って、前記第1
    の調整機構を制御する第1の制御手段とを備えているこ
    とを特徴とするバック運転補助システム。
  2. 【請求項2】 ギアがバック位置に入っているか否かを
    検出する第1の検出手段と、 ブレーキやアクセル等のペダルの位置を調整する第2の
    調整機構と、 バック運転をするのに適したペダル位置が記憶された第
    2の記憶手段と、 前記第1の検出手段によりギアがバック位置に入ってい
    ることを示す検出信号を受信した場合には、前記第2の
    記憶手段に記憶されたペダル位置に従って、前記第2の
    調整機構を制御する第2の制御手段とを備えていること
    を特徴とするバック運転補助システム。
  3. 【請求項3】 ギアがバック位置に入っているか否かを
    検出する第1の検出手段と、 運転席側のサイドウインドウの開閉を調整する第3の調
    整機構と、 前記第1の検出手段によりギアがバック位置に入ってい
    ることを示す検出信号を受信した場合には、運転席側の
    サイドウインドウを開放させるように前記第3の調整機
    構を制御する第3の制御手段とを備えていることを特徴
    とするバック運転補助システム。
  4. 【請求項4】 ワイパーが稼働しているか否かを検出す
    る第2の検出手段を備え、該第2の検出手段によりワイ
    パーが稼働していると検出された場合には、運転席側の
    サイドウインドウを開放させないように、前記第3の調
    整機構を制御する第4の制御手段を備えていることを特
    徴とする請求項3記載のバック運転補助システム。
  5. 【請求項5】 ギアがバック位置に入っているか否かを
    検出する第1の検出手段と、 シートベルトを緩めるための第4の調整機構と、 前記第1の検出手段によりギアがバック位置に入ってい
    ることを示す検出信号を受信した場合には、シートベル
    トを緩めさせるように前記第4の調整機構を制御する第
    5の制御手段とを備えていることを特徴とするバック運
    転補助システム。
  6. 【請求項6】 ギアがバック位置に入っているか否かを
    検出する第1の検出手段と、 後部席のヘッドレストを左右外方向へ傾けるか、もしく
    は収納するための第5の調整機構と、 前記第1の検出手段によりギアがバック位置に入ってい
    ることを示す検出信号を受信した場合には、後部席のヘ
    ッドレストを傾けさせるように前記第5の調整機構を制
    御する第6の制御手段とを備えていることを特徴とする
    バック運転補助システム。
  7. 【請求項7】 ギアがバック位置に入っているか否かを
    検出する第1の検出手段と、 該第1の検出手段によりギアがバック位置に入っている
    ことを示す検出信号を受信した場合には、スロットルバ
    ルブ開度の開放感度を低下させるように制御する第7の
    制御手段とを備えていることを特徴とするバック運転補
    助システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2829445A1 (fr) * 2001-09-11 2003-03-14 Jean Desmicht Systeme d'automatisation et de perennisation de fonctions d'equipements d'un vehicule lors de son deplacement en marche arriere et cas de manoeuvre

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WO2003022627A1 (fr) * 2001-09-11 2003-03-20 Jean Desmicht Systeme d'automatisation des fonctions d'un vehicule lors de son deplacement en marche arriere

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