JP2000272378A - インストルメントパネル構造 - Google Patents
インストルメントパネル構造Info
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Abstract
ル構造を提供する。 【解決手段】 インストルメントパネル1の開口部21
の下縁に、車体前方Fへ延出した前方延出面25と上方
延出面26を一体形成し、前方延出面25に、スピード
メータ22を固定する下部固定面29を形成する。イン
ストルメントパネル1内側のパネル部材31を、天面1
4に接合された第1の接合部32と、第1の接合部32
に連設された連設部33と、上方延出面26に接合され
た第2の接合部34とにより一体形成する。第1の接合
部32に第1の凹部41を設け、第1の凹部41と天面
14によりデフダクト43を形成する。第2の接合部3
4に第2の凹部61を設け、第2の凹部61と上方延出
面26によりベントダクト63を形成する。
Description
の計器が設けられたインストルメントパネル構造に関す
る。
に、樹脂製のインストルメントパネル101が設けられ
ており、該インストルメントパネル101には、スピー
ドメータ102を収容する開口部103が設けられてい
る。
開口部103における車体前方F側には、金属製の補強
ブラケット111が設けられており、前記スピードメー
タ102は、この補強ブラケット111に固定されてい
る(この構造は特開平6−325823号公報に開示さ
れている)。
たインストルメントパネル構造にあっては、スピードメ
ータ102より車体前方F側のエンジンルームで発生し
たエンジン音が、前記スピードメータ102を固定する
補強ブラケット111とインストルメントパネル101
との隙間を介して、車室内へ伝達されてしまう。このた
め、これを防止するために、前記補強ブラケット111
の車体前方F側の面に、防音材としてのフェルトを貼着
しなければならず、コスト高を招いてしまう。
性を確保するために、該スピードメータ102を固定す
る補強ブラケット111を金属製にしなければならず、
コスト高要因となっていた。
なされたものであり、コスト高を招くことなく、遮音性
及び剛性を確保することができるインストルメントパネ
ル構造を提供することを目的とするものである。
に本発明のインストルメントパネル構造にあっては、イ
ンストルメントパネルに、計器を配設する開口部が設け
られたインストルメントパネル構造において、前記開口
部の下縁より車体前方側へ延出する前方延出面と、該前
方延出面の前端より上方へ延出する上方延出面とを前記
インストルメントパネルに一体形成し、前記前方延出面
に、前記上方延出面より車体後方に配置された前記計器
の固定点を設定する一方、前記インストルメントパネル
の内側に配設されるパネル部材を、上方へ向けて開口し
た第1の凹部が車幅方向に延在し、該第1の凹部の両側
部が前記インストルメントパネルの天面に接合される第
1の接合部と、該第1の接合部に連設し、前記計器の固
定点が設定された連設部と、該連設部に連設され、車体
後方へ向けて開口した第2の凹部が車幅方向に延在し、
かつ該第2の凹部の両側部が前記インストルメントパネ
ルの前記上方延出面に接合される第2の接合部とにより
一体形成し、前記第1の凹部と前記天面とにより、デフ
ロスタの吹き出し口から送出する空気を通流させるデフ
ダクトを形成するとともに、前記第2の凹部と前記上方
延出面とによって、車室内へ供給する空気を通流させる
ベントダクトを形成した。
部に配設された計器より車体前方には、前記インストル
メントパネルに一体形成された上方延出面が配置されて
おり、該上方延出面には、前記インストルメントパネル
の内側に配設されたパネル部材における第2の接合部が
接合されるとともに、このパネル部材は、第1の接合部
が前記インストルメントパネルの天面に接合されてい
る。これにより、前記計器より車体前方には、前記パネ
ル部材と前記インストルメントパネルの前記上方延出面
とによって縦壁が形成され、この縦壁を境として車体前
方のエンジンルーム側と車体後方の車室内側とが区画さ
れる。
は、車体後方へ向けて開口した第2の凹部が形成されて
おり、この第2の接合部が前記上方延出面に接合される
ことによって、空気が通流するベントダクトが形成され
ている。これにより、前記計器より車体前方には、前記
ベントダクトにより中空状の空気層が形成される。
第2の凹部と前記上方延出面とからなる閉断面形状が形
成され、この閉断面形状によって前記計器より車体前方
側が補強される。また、前記計器より車体前方には、前
述したように、前記パネル部材と前記上方延出面とによ
って縦壁が形成されるため、前記インストルメントパネ
ルの天面は、この縦壁によって支持されることにより補
強される。
構造においては、前記インストルメントパネルにおける
前記上方延出面に、車幅方向に延在するヒンジ部を形成
し、前記上方延出面を、前記前方延出面より上方へ延出
した基端部と、該基端部より先端側の先端部とに区画
し、該先端部を、インストルメントパネル成型時の型抜
き方向に傾倒した傾倒状態、及び前記基端部に沿って起
立された起立状態を形成可能に構成した。
金型により成形する際には、前記上方延出面のヒンジ部
より上方の先端部を、前記インストルメントパネルの開
口部に挿入される金型の型抜き方向へ傾倒させた傾倒状
態で成形される。成形後において、前記ヒンジ部を境と
する前記上方延出面の先端部は、上方延出面の基端部に
沿って起立され、インストルメントパネルの前方延出面
より上方へ延出した上方延出面が形成される。
ル構造では、前記パネル部材の前記第2の接合部を、助
手席に対向した前記インストルメントパネルの部位に接
合し、この部位に位置する前記第2の凹部を、該第2の
凹部の底部側の幅狭部と開口側の幅広部又は底部側の幅
広部と開口側の幅狭部とにより構成し、前記幅狭部と前
記幅広部との間に、前記第2の凹部の側壁に交差した交
差部を形成するとともに、該交差部に、前記側壁より薄
肉の薄肉部を形成した。
向する部位に幅狭部と幅広部とが形成され、前記幅狭部
と幅広部との間には、前記第2の凹部の側壁に交差した
交差部が形成されるとともに、該交差部には、前記側壁
より薄肉の薄肉部が形成されている。このため、助手席
に対向した前記インストルメントパネルの部位に外力が
入力された場合、この外力は、前記幅広部または幅狭部
における側壁を介して交差部へ入力され、該交差部にて
剪断方向に作用する。また、前記外力により剪断応力が
生じる前記交差部には、前記側壁より薄肉の薄肉部が形
成されており、前記剪断応力が、この薄肉部に集中する
ことによって該薄肉部は破断される。
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる樹脂
製のインストルメントパネル1を示す図であり、該イン
ストルメントパネル1は、車室前部に車幅方向に延設さ
れている。
には、空調装置からの空気を車室内へ供給するセンター
ベント12が中央部に設けられており、左右側部には、
サイドベント13,13が設けられている。また、前記
インストルメントパネル1の天面14における左右側部
には、サイドデフロスタ15,15が設けられており、
図外のサイドウインドウへ温風を吹き付けて、サイドウ
インドウの曇りを防止できるように構成されている。
には、開口部21が設けられており、該開口部21内
は、図2に示すように、計器としてのスピードメータ2
2が配設されている。前記開口部21の上縁は、フロン
トウインドウ23の下部に配置された前記天面14の端
部が車体前方Fへ湾曲されてなる湾曲部24により形成
されており、前記開口部21の下縁には、車体前方Fへ
延出した前方延出面25と、該前方延出面25の前端よ
り上方へ延出した上方延出面26とが、前記インストル
メントパネル1に一体形成されている。前記前方延出面
25の中途部は、上方へ屈曲した後、車体前方Fへ延出
されており、段差部27が形成されている。この段差部
27は、前記スピードメータ22の下部固定片28が固
定される固定点としての下部固定面29を形成してい
る。
側には、樹脂製のパネル部材31が配設されている。こ
のパネル部材31は、前記インストルメントパネル1の
内側より前記天面14に接合された第1の接合部32
と、該第1の接合部32に連設して車体前方Fへ向けて
斜め下方に延出した連設部33と、該連設部33に連設
され、前記上方延出面26に接合された第2の接合部3
4とにより一体形成されている。
けて開口した第1の凹部41が、車幅方向に延設されて
おり、該第1の凹部41に沿った両側部には、前記天面
14に樹脂溶着される溶着面42,42が形成されてい
る。これにより、前記第1の凹部41と前記天面14と
によって、サイドデフロスタ15,15の吹き出し口に
連通するとともに、該サイドデフロスタ15から送出さ
れる空気が通流する閉断面形状のデフダクト43が形成
されている。
22の上部固定片51が固定される固定点としての上部
固定面52が形成されており、この上部固定面52と前
記下部固定面29とで前記スピードメータ22を固定し
た際に、該スピードメータ22が、前記上方延出面26
より車体後方Rへ離間した状態で固定されるように構成
されている。
向けて開口した第2の凹部61が、車幅方向に延設され
ており、該第2の凹部61に沿った両側部には、前記上
方延出面26に樹脂溶着される溶着面62,62が形成
されている。これにより、前記第2の凹部61と前記上
方延出面26とによって、前記センターベント12及び
サイドベント13,13の吹き出し口に連通するととも
に、両ベント12,13から送出される空気が通流する
閉断面形状のベントダクト63が形成されている。
記上方延出面26には、図3の(a)及び(b)に示す
ように、車幅方向に延在するPPヒンジ71が形成され
ており、当該上方延出面26は、このPPヒンジ71に
よって、前記前方延出面25より上方へ延出した基端部
72と、該基端部72より先端側の先端部73とに区画
されている。これにより、前記上方延出面26は、前記
先端部73を、インストルメントパネル成型時の型抜き
方向74に傾倒した傾倒状態(図3の(a)中に実線で
図示)と、前記基端部72に沿って起立された起立状態
(図3の(a)中に破線で図示)とを形成できるように
構成されている。
4は、図4に示すように、助手席に対向した前記インス
トルメントパネル1の部位において、該インストルメン
トパネル1の前面11上部に接合されており、この部位
に位置する前記第2の凹部61には、該第2の凹部61
の底部81側に幅寸法の狭い幅狭部82が、また開口側
に前記幅狭部82より幅寸法の広い幅広部83が形成さ
れている。これにより、前記第2の凹部61の側壁84
には、該側壁84に直交した交差部85が、前記幅狭部
82と前記幅広部83との間に形成されており、この交
差部85は、図5の(a)に示すように、前記側壁84
より薄肉に形成され、薄肉部を構成している。なお、本
実施の形態にあっては、前記交差部85を前記側壁84
より薄肉に形成して薄肉部を構成した場合を例に挙げて
説明したが、図5の(b)に示すように、前記交差部8
5の両面にV字溝86,86を形成し、両V字溝86,
86によって薄肉部87を形成しても良い。又、幅狭部
82と幅広部83の位置を逆にして、底部81側に幅広
部83を、開口側に幅狭部82を形成しても良い。
は、図4に示したように、取付片91が突設されてお
り、該取付片91は、図外のステアリングコラムを固定
するメンバー92に固定されている。これにより、前記
パネル部材31は、前記メンバー92を介して車体に固
定されている。
て、インストルメントパネル1の開口部21に配設され
たスピードメータ22の車体前方Fには、図2に示した
ように、前記インストルメントパネル1に一体形成され
た上方延出面26が配置されており、該上方延出面26
には、前記インストルメントパネル1の内側に配設され
たパネル部材31における第2の接合部34が接合され
るとともに、このパネル部材31は、第1の接合部32
が前記インストルメントパネル1の天面14に接合され
ている。これにより、前記スピードメータ22より車体
前方Fには、前記パネル部材31と前記上方延出面26
とによって縦壁が形成されるので、この縦壁によって、
該縦壁を境とする車体前方Fのエンジンルーム側と、車
体後方Rの車室内側とを区画することができる。このた
め、スピードメータ22より車体前方Fに、スピードメ
ータ22を固定するための補強ブラケットが設けられ、
該補強ブラケットとインストルメントパネル1とに隙間
が形成されてしまう従来と比較して、エンジンルームに
て発生したエンジン音の車室内への音漏れを防止するこ
とができる。
34には、車体後方Rへ向けて開口した第2の凹部61
が形成されており、この第2の接合部61が前記上方延
出面26に接合されることによって、空気が通流するベ
ントダクト63が形成されている。これにより、前記ス
ピードメータ22より車体前方Fには、前記ベントダク
ト63により中空状の空気層が形成されるので、遮音性
を、さらに高めることができる。したがって、スピード
メータ22の車体前方F側に、防音材としてのフェルト
を貼着しなければならなかった従来と比較して、部品点
数を削減することができるとともに組み付け工数を減ら
すことができるので、低コスト化を図ることができる。
前方Fには、前記第2の凹部61と前記上方延出面26
とからなる閉断面形状が形成されるので、この閉断面形
状によって前記スピードメータ22より車体前方F側を
補強することができる。これにより、スピードメータ2
2周りの剛性を高めることができるので、スピードメー
タ22を強固に固定するために金属製の補強ブラケット
をインストルメントパネル1に設けた従来と比較して、
別部材の使用を廃止することができ、部品点数の削減及
び組み付け工数の削減に伴い、低コスト化を図ることが
できる。
前方Fには、前述したように、前記パネル部材31と前
記上方延出面26とによって縦壁が形成されるため、前
記インストルメントパネル1の天面14を、この縦壁に
よって支持することができ、補強することができる。よ
って、インストルメントパネル1の天面14のべこつき
を防止することができる。
1は、図4に示したように、助手席に対向する部位にお
いて、前記インストルメントパネル1の前面11上部に
接合されており、この部位に位置する前記第2の凹部6
1に形成された幅狭部82と幅広部83との間には、前
記第2の凹部61の側壁84に直交した交差部85が形
成されるとともに、この交差部85には、図5の(a)
に示すように、前記側壁84より薄肉に形成されてい
る。このため、助手席用エアバックを非装備の車両、あ
るいは、助手席用エアバックが作動しない軽衝突時に、
助手席の乗員が前記インストルメントパネル1にぶつか
り、図4に示したように、前記インストルメントパネル
1に外力Gが入力された場合、この外力Gを、前記幅広
部83における側壁84を介して、前記交差部85へ伝
達し、該交差部85にて剪断方向に作用させることがで
きる。
部61は、その底部81がメンバー92を介して車体に
固定されているとともに、前記外力Gにより剪断応力が
生じる前記交差部85は、前記側壁84より薄肉に形成
されており、前記剪断応力を、この薄肉部分に集中させ
ることができる。これにより、前記交差部85を確実に
破断させることができるので、前記外力Gのエネルギー
を吸収するとともに、前記インストルメントパネル1の
車体前方Fへの変形を許容することができる。
型により成形する際には、図3に示したように、前記上
方延出面26のPPヒンジ71より上方の先端部73
を、前記インストルメントパネル1の開口部21に挿入
される金型の型抜き方向74へ傾倒させた状態で(図3
の(a)中に実線で図示)、インストルメントパネル1
を成形することができる。これにより、中子を用いるこ
となく、前記開口部21の幅寸法より長い前記上方延出
面26を、前記インストルメントパネル1に一体形成す
ることができるので、中子を用いて成形する場合と比較
して、金型費を押さえることができる。
71を境とする前記上方延出面26の前記先端部73
を、上方延出面26の基端部72に沿って起立させ(図
3の(a)中に破線で図示)、インストルメントパネル
1の前方延出面25より上方へ延出させるとともに、前
記開口部21より長い寸法を有した上方延出面26を形
成することができる。これにより、車体後方Rに開口し
た第2の凹部61を、閉鎖することができるので、前記
上方延出面26に別部材を付け加えて、前記第2の凹部
61を閉鎖しなければならない場合と比較して、コスト
ダウンを図ることができる。
メントパネル構造にあっては、インストルメントパネル
の開口部に配設された計器より車体前方には、インスト
ルメントパネルの内側に配設されたパネル部材と、前記
インストルメントパネルに一体形成された上方延出面と
により縦壁が形成され、この縦壁によって、該縦壁より
車体前方のエンジンルーム側と、車体後方の車室内側と
を区画することができる。このため、計器より車体前方
に、該計器を固定するための補強ブラケットが設けら
れ、エンジンルームにて発生したエンジン音が、補強ブ
ラケットとインストルメントパネルとの隙間を介して、
車室内へ漏れてしまう従来と比較して、遮音性を高める
ことができる。
は、車体後方へ向けて開口した第2の凹部が形成されて
おり、この第2の接合部が前記上方延出面に接合される
ことによって、空気が通流するベントダクトが形成され
ている。これにより、前記計器より車体前方には、ベン
トダクトにより中空状の空気層が形成されるので、遮音
性を、さらに高めることができる。したがって、計器の
車体前方側に、防音材としてのフェルトを貼着しなけれ
ばならなかった従来と比較して、部品点数を削減するこ
とができるとともに組み付け工数を減らすことができる
ので、低コスト化を図ることができる。
第2の凹部と前記上方延出面とからなる閉断面形状が形
成されており、この閉断面形状によって前記計器より車
体前方側を補強することができる。これにより、計器周
りの剛性を高めることができるので、計器を強固に固定
するために金属製の補強ブラケットを用いなければなら
なかった従来と比較して、別部材の使用を廃止すること
ができ、部品点数の削減及び組み付け工数の削減に伴
い、低コスト化を図ることができる。
したように、前記パネル部材と前記上方延出面とによっ
て縦壁が形成されるため、前記インストルメントパネル
の天面を、この縦壁によって支持することにより補強す
ることができる。これにより、インストルメントパネル
の天面のべこつきを防止することができる。
構造においては、インストルメントパネルの上方延出面
におけるヒンジ部より先端側の先端部を、前記インスト
ルメントパネルの開口部に挿入される金型の型抜き方向
へ傾倒させた状態で、前記インストルメントパネルを成
形することによって、中子を用いることなく、前記開口
部の幅寸法より長い上方延出面を前記インストルメント
パネルに一体形成することができる。このため、中子を
用いて成形する場合と比較して、金型費を押さえること
ができる。
上方延出面の基端部に沿って起立させ、インストルメン
トパネルの前方延出面より上方へ延出させるとともに、
前記開口部より長い寸法を有した上方延出面を形成する
ことができる。これにより、前記上方延出面に別部材を
付け加えて、車体後方へ開口した第2の凹部を閉鎖しな
ければならなない場合と比較して、コストダウンを図る
ことができる。
ル構造では、前記第2の凹部に、幅狭部と幅広部とが形
成され、前記幅狭部と幅広部との間には、前記第2の凹
部の側壁に交差した交差部が形成されるとともに、該交
差部には、前記側壁より薄肉の薄肉部が形成されてい
る。このため、助手席に対向した前記インストルメント
パネルの部位に入力された外力を、前記側壁を介して、
交差部の薄肉部に集中させることができるとともに、該
薄肉部にて剪断応力を生じさせることができる。これに
より、前記交差部を、前記薄肉部にて確実に破断させる
ことができ、前記外力のエネルギーを吸収することがで
きる。
ンジにて折曲された状態を示す要部の断面図であり、
(b)は、PPヒンジを示す拡大図である。
は、図4のC部に相当する他の形態を示す拡大図であ
る。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 インストルメントパネルに、計器を配設
する開口部が設けられたインストルメントパネル構造に
おいて、 前記開口部の下縁より車体前方側へ延出する前方延出面
と、該前方延出面の前端より上方へ延出する上方延出面
とを前記インストルメントパネルに一体形成し、前記前
方延出面に、前記上方延出面より車体後方に配置された
前記計器の固定点を設定する一方、 前記インストルメントパネルの内側に配設されるパネル
部材を、 上方へ向けて開口した第1の凹部が車幅方向に延在し、
該第1の凹部の両側部が前記インストルメントパネルの
天面に接合される第1の接合部と、 該第1の接合部に連設し、前記計器の固定点が設定され
た連設部と、 該連設部に連設され、車体後方へ向けて開口した第2の
凹部が車幅方向に延在し、かつ該第2の凹部の両側部が
前記インストルメントパネルの前記上方延出面に接合さ
れる第2の接合部と、 により一体形成し、 前記第1の凹部と前記天面とにより、デフロスタの吹き
出し口から送出する空気を通流させるデフダクトを形成
するとともに、前記第2の凹部と前記上方延出面とによ
って、車室内へ供給する空気を通流させるベントダクト
を形成したことを特徴とするインストルメントパネル構
造。 - 【請求項2】 前記インストルメントパネルにおける前
記上方延出面に、車幅方向に延在するヒンジ部を形成
し、前記上方延出面を、前記前方延出面より上方へ延出
した基端部と、該基端部より先端側の先端部とに区画
し、該先端部を、インストルメントパネル成型時の型抜
き方向に傾倒した傾倒状態、及び前記基端部に沿って起
立された起立状態を形成可能に構成したことを特徴とす
る請求項1記載のインストルメントパネル構造。 - 【請求項3】 前記パネル部材の前記第2の接合部を、
助手席に対向した前記インストルメントパネルの部位に
接合し、この部位に位置する前記第2の凹部を、該第2
の凹部の底部側の幅狭部と開口側の幅広部又は底部側の
幅広部と開口側の幅狭部とにより構成し、前記幅狭部と
前記幅広部との間に、前記第2の凹部の側壁に交差した
交差部を形成するとともに、該交差部に、前記側壁より
薄肉の薄肉部を形成したことを特徴とする請求項1また
は2記載のインストルメントパネル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08321399A JP3736187B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | インストルメントパネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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