JP2000272189A - インパクトワイヤ式記録装置の印字制御方法およびインパクトワイヤ式記録装置 - Google Patents

インパクトワイヤ式記録装置の印字制御方法およびインパクトワイヤ式記録装置

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JP2000272189A
JP2000272189A JP8413999A JP8413999A JP2000272189A JP 2000272189 A JP2000272189 A JP 2000272189A JP 8413999 A JP8413999 A JP 8413999A JP 8413999 A JP8413999 A JP 8413999A JP 2000272189 A JP2000272189 A JP 2000272189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットを向上させつつリボンマスクの
開口部と印刷用紙コーナ部との引っ掛かりを無くし、且
つ印刷用紙の下端部余白を可能な限り小さくできるイン
パクトワイヤ式記録装置の印字制御方法を提供する。 【解決手段】 印刷用紙Mの用紙幅方向に往復移動する
キャリッジ11と、該キャリッジに取り付けられ複数の
インパクトワイヤ22が縦方向に配列された記録ヘッド
10と、該記録ヘッドの前面に設けられインパクトワイ
ヤが挿通する開口部23を有するリボンマスク24とを
備えたインパクトワイヤ式記録装置の印字制御方法であ
って、印刷用紙Mの下端付近に印字を行う際に、印刷用
紙Mの紙送り量aを通常よりも少なくするとともに、イ
ンパクトワイヤのうち、最下端のインパクトワイヤ22
aを基準として紙送り量aに対応した数のインパクトワ
イヤを駆動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本のインパク
トワイヤを有する記録ヘッドを印刷用紙の幅方向に往復
移動させながら、インパクトワイヤでインクリボンを叩
くことにより印字を行うインパクトワイヤ式記録装置の
印字制御方法、およびインパクトワイヤ式記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にインパクトワイヤ式記録装置は、
キャリッジと、該キャリッジに取り付けられた記録ヘッ
ドと、該記録ヘッドの前面に設けられたリボンマスクと
を有する。記録ヘッドには、用紙の紙送り方向に沿った
縦方向に複数のインパクトワイヤが配列され、またリボ
ンマスクにはインパクトワイヤが挿通可能な開口部が設
けられ、キャリッジを印刷用紙の幅方向に往復動させな
がら、インパクトワイヤでインクリボンを叩くことによ
り、印刷用紙に印字を行うことができる。
【0003】このようなインパクトワイヤ式記録装置に
おいて、印刷用紙の最下端付近に印字を行う際に、記録
ヘッドが印刷用紙の両側端部を越えて印刷用紙から外
れ、その後、記録ヘッドが逆向きに移動する場合、リボ
ンマスクの開口部が印刷用紙のコーナ部に引っ掛かり、
印刷用紙が破けたり、記録ヘッドが作動不良を起こした
りする問題点があった。なお、最近は、印刷用紙の最下
端ぎりぎりまで印字を行いたいとの要望が強い。
【0004】そこで、例えば特開平7−52490号公
報には、印刷用紙の最下端付近に印字を行う際に、一つ
の印字ラインに対して左右2つに分けて印字することが
提案されている。すなわち、上記公報においては、印刷
用紙の下端付近に印字を行う際に、先ず記録ヘッドを印
刷用紙の幅方向の中央部に位置させ、例えば中央部から
左側に向かって記録ヘッドを移動させながら印字を行
い、次に、中央部から右側へ向かって記録ヘッドを移動
させながら印字を行うようにしている。また、印刷用紙
から外れた記録ヘッドを中央部へ移動させる場合は、記
録ヘッドを印刷用紙の最下端よりも相対的に下側に位置
させて行うようにしている。このようにすれば、リボン
マスクの開口部が印刷用紙のコーナ部に引っ掛かること
を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、印刷用紙の最下端付近に印字を行う際に
は、記録ヘッドをわざわざ中央部へ戻さなければならな
いので、その分だけ印字時間が長くなり、スループット
が低下してしまうという問題がある。
【0006】本発明の課題は、スループットを向上させ
つつリボンマスクの開口部と印刷用紙コーナ部との引っ
掛かりを無くし、且つ印刷用紙の下端部余白を可能な限
り小さくできるインパクトワイヤ式記録装置の印字制御
方法、およびインパクトワイヤ式記録装置を提供するこ
とである。
【0007】なお、特許第2750692号に開示され
ている記録方法は、用紙下端の印字制御方法に関する発
明で、一見すると本発明と共通しているように見える
が、正しく見れば本質的に全く別異の技術である。そも
そも、その技術は、インパクトワイヤ式記録装置ではな
く、インクジェット式記録装置等の非ワイヤ式の記録装
置に係るものである。そして、インパクトワイヤ式記録
装置では対応する構成要素が無い押さえ板が、記録ヘッ
ドとは別体にプラテンより上流側に離れて設けられてお
り、しかも該押さえ板で用紙終端を押さえつつ最終ライ
ンの印字を行うものである。更には、インパクトワイヤ
式記録装置に必須のリボンマスクをその構成要素として
有しておらず、従ってマスク開口部も無いため、そもそ
も、印刷用紙のコーナ部がマスク開口部に引っ掛かると
いう問題自体が全く生じないものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本願請求項1に記載の発明は、印刷用紙の用紙幅方
向に往復移動するキャリッジと、該キャリッジに取り付
けられ複数のインパクトワイヤが縦方向に配列された記
録ヘッドと、該記録ヘッドの前面に設けられ前記インパ
クトワイヤが挿通する開口部を有するリボンマスクと、
を備えたインパクトワイヤ式記録装置の印字制御方法で
あって、前記印刷用紙の下端付近に印字を行うに際し、
前記インパクトワイヤを全部用いた全ピン印字を通常通
り実行するように紙送りすると前記キャリッジが移動し
たときにリボンマスクの開口部に印刷用紙の下端コーナ
ー部が引っかかる位置に当該用紙下端が位置することに
なるときは、印刷用紙の紙送り量を前記引っかかりが生
じないように全ピン印字の場合の紙送り量より少なくす
るとともに、前記インパクトワイヤのうち、最下端のイ
ンパクトワイヤを基準として前記少ない紙送り量に対応
した数のインパクトワイヤを駆動させて一部ピン印字を
実行することを特徴とするものである。
【0009】本発明によれば、印刷用紙の下端付近に印
字を行う場合に、印刷用紙は通常の全ピン印字の場合の
送り量よりも少なく紙送りされ、すなわち、印刷用紙の
紙送り量を前記リボンマスクの開口部と印刷用紙コーナ
部との引っかかりが生じないように全ピン印字の場合の
紙送り量より少なくし、さらに最下端のインパクトワイ
ヤを基準として前記少ない送り量に対応した数のインパ
クトワイヤが駆動されて一部ピン印字が実行される。従
って、リボンマスクの開口部と印刷用紙コーナ部との引
っ掛かりを無くし、且つ印刷用紙の下端部余白を可能な
限り小さくできる。また本発明では、キャリッジ(記録
ヘッド)は、印刷用紙の用紙幅方向に往復移動している
ので、スループットを向上させることができる。
【0010】本願請求項2に記載の発明は、印刷用紙の
用紙幅方向に往復移動するキャリッジと、該キャリッジ
に取り付けられ複数のインパクトワイヤが縦方向に配列
された記録ヘッドと、該記録ヘッドの前面に設けられ前
記インパクトワイヤが挿通する開口部を有するリボンマ
スクと、を備えたインパクトワイヤ式記録装置の印字制
御方法であって、前記印刷用紙の下端付近に印字を行う
際に、前記インパクトワイヤを全部用いた全ピン印字を
通常通り実行するように紙送りすると前記キャリッジが
移動したときにリボンマスクの開口部に印刷用紙の下端
コーナー部が引っかかる位置に当該用紙下端が位置する
ことになるときは、前記開口部の最下端が印刷用紙の最
下端とほぼ一致するように印刷用紙の紙送り量を調整す
るとともに、前記記録ヘッドのインパクトワイヤのう
ち、最下端のインパクトワイヤを基準として前記紙送り
量に対応した数のインパクトワイヤを駆動させて一部ピ
ン印字を実行することを特徴とするものである。
【0011】本発明によれば、印刷用紙の下端付近に印
字を行う場合に、前記マスク開口部の最下端が印刷用紙
の最下端とほぼ一致するように印刷用紙の紙送り量を調
整すると共に、さらに最下端のインパクトワイヤを基準
として前記送り量に対応した数のインパクトワイヤが駆
動されて一部ピン印字が実行される。これにより、請求
項1に記載の発明と同様に、リボンマスクの開口部と印
刷用紙コーナ部との引っ掛かりを無くし、且つ印刷用紙
の下端部余白を可能な限り小さくできる。また、スルー
プットを向上させることもできる。更に、マスク開口部
の最下端が印刷用紙の最下端とほぼ一致するように印刷
用紙の紙送り量を調整するので、その制御を行うに際
し、基準位置がはっきりしているため、制御がし易い。
【0012】実際には、一部ピン印字の駆動制御と用紙
送りの制御は、請求項3や請求項4に記載の発明のよう
にして行われる。すなわち、本願請求項3に記載の発明
は、請求項1又は2に記載されたインパクトワイヤ式記
録装置の印字制御方法において、前記紙送り量の制御と
一部ピン印字の実行を、印刷用紙の最終印字ラインを印
字する際に行うことを特徴とするものである。また、本
願請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載され
たインパクトワイヤ式記録装置の印字制御方法におい
て、前記紙送り量の制御と一部ピン印字の実行を、印刷
用紙の最終印字ライン寄りであってそれより1つ以上手
前の印字ラインを印字する際に行い、最終印字ラインに
対しては全ピン印字を行うことを特徴とするものであ
る。
【0013】また、本願請求項5に記載の発明は、キャ
リッジと、該キャリッジに取り付けられ複数のインパク
トワイヤが縦方向に配列された記録ヘッドと、該記録ヘ
ッドの前面に設けられ前記インパクトワイヤが挿通する
開口部を有するリボンマスクとを備え、前記印刷用紙の
用紙幅方向に前記キャリッジを往復移動させながら、該
印刷用紙に対して前記記録ヘッドで印字を行うインパク
トワイヤ式記録装置において、前記印刷用紙の下端付近
に印字を行うに際し、前記インパクトワイヤを全部用い
た全ピン印字を通常通り実行するように紙送りすると前
記キャリッジが移動したときにリボンマスクの開口部に
印刷用紙の下端コーナー部が引っかかる位置に当該用紙
下端が位置することになるときは、印刷用紙の紙送り量
を前記引っかかりが生じないように全ピン印字の場合の
紙送り量より少なくするとともに、前記インパクトワイ
ヤのうち、最下端のインパクトワイヤを基準として前記
少ない紙送り量に対応した数のインパクトワイヤを駆動
させて一部ピン印字を実行する制御手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0014】また、本願請求項6に記載の発明は、キャ
リッジと、該キャリッジに取り付けられ複数のインパク
トワイヤが縦方向に配列された記録ヘッドと、該記録ヘ
ッドの前面に設けられ前記インパクトワイヤが挿通する
開口部を有するリボンマスクとを備え、前記印刷用紙の
用紙幅方向に前記キャリッジを往復移動させながら、該
印刷用紙に対して前記記録ヘッドで印字を行うインパク
トワイヤ式記録装置において、前記印刷用紙の下端付近
に印字を行う際に、前記インパクトワイヤを全部用いた
全ピン印字を通常通り実行するように紙送りすると前記
キャリッジが移動したときにリボンマスクの開口部に印
刷用紙の下端コーナー部が引っかかる位置に当該用紙下
端が位置することになるときは、前記開口部の最下端が
印刷用紙の最下端とほぼ一致するように印刷用紙の紙送
り量を調整するとともに、前記記録ヘッドのインパクト
ワイヤのうち、最下端のインパクトワイヤを基準として
前記紙送り量に対応した数のインパクトワイヤを駆動さ
せて一部ピン印字を実行する制御手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0015】請求項5または請求項6に記載の発明によ
れば、請求項1乃至4に記載の印字制御を容易に実行す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は本発明に係るインパクトワイ
ヤ式記録装置の外観斜視図であり、図2(A)(B)は
印刷機構部及び紙送り機構の要部平面図と要部側面図で
あり、図3(A)(B)は記録ヘッド近傍の構造を示す
正面図と断面図であり、図4は本発明に係るインパクト
ワイヤ式記録装置の印字制御部のブロック図、図5は印
字制御方法のフロー図、図6は本発明の実施の形態1に
よる印字手順を説明した図である。
【0017】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1を示すものであって、印刷機構1を収容する函体
2は、操作し易い位置、例えば全面に制御パネル3が設
けられていて、ここに紙送りスイッチ4や電源投入指令
スイッチ5が配置されている。また記録ヘッドを露出さ
せ易い領域、この実施の形態では函体2の上面に開口を
形成してカバー6が設けられている。
【0018】図2(A)(B)に示したように、記録ヘ
ッド10を搭載して印刷用紙Mの幅方向に往復移動する
キャリッジ11は、ガイド軸12,13に移動可能に設
けられ、タイミングベルト14を介してキャリッジモー
タ15に接続されている。タイミングベルト14の他端
を支持するアイドルローラ16には、記録ヘッド10の
印刷位置等を検出するエンコーダ17が接続されてい
る。キャリッジ11には、印刷用紙Mの上下端をプラテ
ン18との反射率の相違に基づいて検出するフォトセン
サからなる紙端検出器19と、記録ヘッド10のプラテ
ン18に対抗する面にはペーパガイド20が設けられて
いる。
【0019】ペーパガイド20は、図3(A)(B)に
示したように記録ヘッド10のインパクトワイヤ22,
22の配列に対抗する領域に、印刷用紙Mの送り方向お
よび記録ヘッドの移動方向が角部23a〜23dとなる
菱形の開口部23を備えたリボンマスク24が、ペーパ
ーガイド20に形成された窓25から若干の寸法ΔLだ
け突出するように両側を板バネ26により付勢されて取
り付けられている。
【0020】図2(A)(B)に戻って、プラテン18
は、輪列27を介して紙送りモータ28に接続され、用
紙ガイド29を経由して送り込まれた印刷用紙Mを行送
り等の紙送りするように構成されている。なお、図中符
号30は、レバー30aを備えた用紙検出部を、また符
号31は輪列32を介して軸12を回転するプラテンギ
ャップ調整モータを示す。
【0021】図4に示した本発明のインパクトワイヤ式
記録装置の印字制御部のブロック図のように、紙端検出
器19からの検出信号は、検出回路40に入力され、こ
の検出回路40にて印刷用紙Mの最下端が検出される。
その検出結果は、制御部41を介して記憶回路42に記
憶される。
【0022】また、制御部41には駆動回路43が接続
されている。この駆動回路43には、キャリッジを往復
動するキャリッジモータ15、プラテン駆動用の紙送り
モータ28および印字機構駆動部44がそれぞれ接続さ
れ、キャリッジモータ15、紙送りモータ28、および
印字機構駆動部44を制御している。なお、印字機構駆
動部44は、記録ヘッド10やインクリボン送り機構等
を作動させるためのものである。
【0023】次に、図5および図6に基づいて上記のよ
うに構成されたインパクトワイヤ記録装置の動作を説明
する。紙端検出器19が印刷用紙Mの最下端M1を検出
し、その検出信号が制御部41に入力されたとき、制御
部41は最終印字ラインL1の1つ手前の印字ラインL
2を全ピン印字していることを知る(ステップ10
0)。そして、制御部41は、前記印字ラインL2の全
ピン印字が終了したとき、最終印字ラインの印字を行う
のに、全ピン印字を実行しても印刷用紙Mの最下端M1
コーナ部が前記マスク開口部23に引っかからないだけ
の余白が当該印刷用紙Mの下端部に残っているかを判断
する(ステップ101)。その余白が残っていれば通常
の全ピン印字を行う(ステップ102)。
【0024】ステップ101で印刷用紙Mに前記全ピン
印字を前記引っかかり無く実行できるだけの余白が残っ
ていないときは、すなわち、全ピン印字を通常通り実行
するように紙送りすると前記キャリッジ11が移動した
ときにリボンマスク24の開口部23に印刷用紙Mの下
端コーナー部が引っかかる位置に当該用紙最下端が位置
することになるときは、印刷用紙Mの紙送り量を前記引
っかかりが生じないように全ピン印字の場合より少ない
紙送り量aにするとともに、最終印字ラインL1に印字
を行うには、複数本のインパクトワイヤのうち、最下端
のインパクトワイヤ22aを基準として上方向に何本の
インパクトワイヤを駆動させる必要があるかを演算する
(ステップ103)。そして制御部41は、前記紙送り
量aだけ印刷用紙Mを紙送りする(ステップ104)。
次に、制御部41は、ステップ103で演算した本数の
インパクトワイヤを駆動して印刷用紙Mの下端部に一部
ピン印字を実行する(ステップ105)。
【0025】なお、前記紙送り量aは、前記マスク開口
部23の最下端23bが印刷用紙Mの最下端M1とほぼ
一致するように調整してもよい。マスク開口部23の最
下端23bが印刷用紙Mの最下端M1とほぼ一致するよ
うに印刷用紙の紙送り量を調整するのは、その一致のた
めの基準位置がはっきりしているため、制御がし易い。
【0026】上記実施の形態によれば、印刷用紙の下端
付近に印字を行う場合に、印刷用紙Mの紙送り量をリボ
ンマスク24の開口部23と印刷用紙コーナ部との引っ
かかりが生じないように全ピン印字の場合の紙送り量よ
り少なくし、さらに最下端のインパクトワイヤ22aを
基準として前記少ない送り量aに対応した数のインパク
トワイヤが駆動されて一部ピン印字が実行されることに
なる。その結果、リボンマスク24の開口部23と印刷
用紙コーナ部との引っ掛かりを無くし、且つ印刷用紙の
下端部余白を可能な限り小さくした印字を行うことがで
きる。更に、キャリッジ11は、単純な用紙幅方向への
往復移動だけなので、スループットを向上させることが
できる。
【0027】〈実施の形態2〉図7は、実施の形態2に
よる用紙下端付近の印字手順を示したものである。本実
施の形態では、印字用紙Mの最終印字ラインの2つ手前
の印字ラインL3の印字が終了したとき、制御部41
は、最終印字ラインL1の1つ手前の印字ラインL2の
印字を行うのに、現在の用紙下端の全余白から最終ライ
ンの全ピン印字幅を除いた残りの余白が、まだ全ピン印
字を行えるだけ残っているか否かを判断する。その余白
が残っていなければ、印字ラインL2に印字を行うの
に、前記実施の形態1の一部ピン印字と同様の演算によ
って紙送り量bが決定され、その紙送り量bに対応した
本数のインパクトワイヤ(一部印字)が駆動される。す
なわち、前記紙送り量bだけ印刷用紙Mを紙送りすると
共に、下端ピン22a基準で一部印字が実行される。続
いて最終印字ラインL1に対しては通常通りの全ピン印
字が実行される。
【0028】本実施の形態のよっても、リボンマスク2
4の開口部23が用紙最下端より下側に位置することが
なくなり、開口部23が用紙下端の左右コーナに引っ掛
かるのを防止できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、スループットを向上さ
せつつリボンマスクの開口部と印刷用紙コーナ部との引
っ掛かりを無くし、且つ印刷用紙の下端部余白を可能な
限り小さくすることができる。すなわち、印刷用紙の下
端付近に印字を行う場合に、印刷用紙の紙送り量を前記
リボンマスクの開口部と印刷用紙コーナ部との引っかか
りが生じないように全ピン印字の場合の紙送り量より少
なくし、さらに最下端のインパクトワイヤを基準として
一部ピン印字が実行されるので、リボンマスクの開口部
に印刷用紙コーナ部が引っ掛かることがなく、且つ印刷
用紙の下端部余白を可能な限り小さくすることができ
る。また本発明では、キャリッジは単純に用紙幅方向に
往復移動しているだけなので、スループットを向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインパクトワイヤ式記録装置の外
観斜視図である。
【図2】(A)は本発明における印刷機構部及び紙送り
機構の要部平面図、(B)は同要部側面図である。
【図3】(A)は本発明における記録ヘッド近傍の構造
を示す正面図、(B)は同断面図である。
【図4】本発明に係るインパクトワイヤ式記録装置の印
字制御部のブロック図である。
【図5】同印字制御部の印字制御方法のフロー図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態1による印字手順を説明し
た図である。
【図7】本発明の実施の形態2による印字手順を説明し
た図である。
【符号の説明】
10 記録ヘッド 11 キャリッジ 15 キャリッジモータ 18 プラテン 19 紙端検出器 20 ペーパガイド 22 インパクトワイヤ 22a 最下端のインパクトワイヤ 23 開口部 24 リボンマスク 28 紙送りモータ 40 検出回路 41 制御部 42 記憶回路 43 駆動回路 44 印字機構駆動部 M 印刷用紙 M1 印刷用紙の最下端 a,b 紙送り量

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用紙の用紙幅方向に往復移動するキ
    ャリッジと、該キャリッジに取り付けられ複数のインパ
    クトワイヤが縦方向に配列された記録ヘッドと、該記録
    ヘッドの前面に設けられ前記インパクトワイヤが挿通す
    る開口部を有するリボンマスクと、を備えたインパクト
    ワイヤ式記録装置の印字制御方法であって、 前記印刷用紙の下端付近に印字を行うに際し、前記イン
    パクトワイヤを全部用いた全ピン印字を通常通り実行す
    るように紙送りすると前記キャリッジが移動したときに
    リボンマスクの開口部に印刷用紙の下端コーナー部が引
    っかかる位置に当該用紙下端が位置することになるとき
    は、印刷用紙の紙送り量を前記引っかかりが生じないよ
    うに全ピン印字の場合の紙送り量より少なくするととも
    に、前記インパクトワイヤのうち、最下端のインパクト
    ワイヤを基準として前記少ない紙送り量に対応した数の
    インパクトワイヤを駆動させて一部ピン印字を実行する
    ことを特徴とするインパクトワイヤ式記録装置の印字制
    御方法。
  2. 【請求項2】 印刷用紙の用紙幅方向に往復移動するキ
    ャリッジと、該キャリッジに取り付けられ複数のインパ
    クトワイヤが縦方向に配列された記録ヘッドと、該記録
    ヘッドの前面に設けられ前記インパクトワイヤが挿通す
    る開口部を有するリボンマスクと、を備えたインパクト
    ワイヤ式記録装置の印字制御方法であって、 前記印刷用紙の下端付近に印字を行う際に、前記インパ
    クトワイヤを全部用いた全ピン印字を通常通り実行する
    ように紙送りすると前記キャリッジが移動したときにリ
    ボンマスクの開口部に印刷用紙の下端コーナー部が引っ
    かかる位置に当該用紙下端が位置することになるとき
    は、前記開口部の最下端が印刷用紙の最下端とほぼ一致
    するように印刷用紙の紙送り量を調整するとともに、前
    記記録ヘッドのインパクトワイヤのうち、最下端のイン
    パクトワイヤを基準として前記紙送り量に対応した数の
    インパクトワイヤを駆動させて一部ピン印字を実行する
    ことを特徴とするインパクトワイヤ式記録装置の印字制
    御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記紙送り量
    の制御と一部ピン印字の実行を、印刷用紙の最終印字ラ
    インを印字する際に行うことを特徴とするインパクトワ
    イヤ式記録装置の印字制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記紙送り量
    の制御と一部ピン印字の実行を、印刷用紙の最終印字ラ
    イン寄りであってそれより1つ以上手前の印字ラインを
    印字する際に行い、最終印字ラインに対しては全ピン印
    字を行うことを特徴とするインパクトワイヤ式記録装置
    の印字制御方法。
  5. 【請求項5】 キャリッジと、該キャリッジに取り付け
    られ複数のインパクトワイヤが縦方向に配列された記録
    ヘッドと、該記録ヘッドの前面に設けられ前記インパク
    トワイヤが挿通する開口部を有するリボンマスクとを備
    え、前記印刷用紙の用紙幅方向に前記キャリッジを往復
    移動させながら、該印刷用紙に対して前記記録ヘッドで
    印字を行うインパクトワイヤ式記録装置において、 前記印刷用紙の下端付近に印字を行うに際し、前記イン
    パクトワイヤを全部用いた全ピン印字を通常通り実行す
    るように紙送りすると前記キャリッジが移動したときに
    リボンマスクの開口部に印刷用紙の下端コーナー部が引
    っかかる位置に当該用紙下端が位置することになるとき
    は、印刷用紙の紙送り量を前記引っかかりが生じないよ
    うに全ピン印字の場合の紙送り量より少なくするととも
    に、前記インパクトワイヤのうち、最下端のインパクト
    ワイヤを基準として前記少ない紙送り量に対応した数の
    インパクトワイヤを駆動させて一部ピン印字を実行する
    制御手段を設けたことを特徴とするインパクトワイヤ式
    記録装置。
  6. 【請求項6】 キャリッジと、該キャリッジに取り付け
    られ複数のインパクトワイヤが縦方向に配列された記録
    ヘッドと、該記録ヘッドの前面に設けられ前記インパク
    トワイヤが挿通する開口部を有するリボンマスクとを備
    え、前記印刷用紙の用紙幅方向に前記キャリッジを往復
    移動させながら、該印刷用紙に対して前記記録ヘッドで
    印字を行うインパクトワイヤ式記録装置において、 前記印刷用紙の下端付近に印字を行う際に、前記インパ
    クトワイヤを全部用いた全ピン印字を通常通り実行する
    ように紙送りすると前記キャリッジが移動したときにリ
    ボンマスクの開口部に印刷用紙の下端コーナー部が引っ
    かかる位置に当該用紙下端が位置することになるとき
    は、前記開口部の最下端が印刷用紙の最下端とほぼ一致
    するように印刷用紙の紙送り量を調整するとともに、前
    記記録ヘッドのインパクトワイヤのうち、最下端のイン
    パクトワイヤを基準として前記紙送り量に対応した数の
    インパクトワイヤを駆動させて一部ピン印字を実行する
    制御手段を設けたことを特徴とするインパクトワイヤ式
    記録装置。
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