JP2000268318A - 磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置

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JP2000268318A
JP2000268318A JP11067029A JP6702999A JP2000268318A JP 2000268318 A JP2000268318 A JP 2000268318A JP 11067029 A JP11067029 A JP 11067029A JP 6702999 A JP6702999 A JP 6702999A JP 2000268318 A JP2000268318 A JP 2000268318A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッド素子の個数が多い場合であって
も、磁気ヘッド素子と外部回路との電気的接続を適切且
つ簡便に行うことを可能とする。 【解決手段】 磁気テープの幅方向に沿ってヘッド支持
体11上に配列された多数の磁気ヘッド素子12のそれ
ぞれに対応して設けられる複数の接続端子部13,1
4,15,16を、各磁気ヘッド素子12毎に、磁気テ
ープの信号記録面と直交する方向に沿ってヘッド支持体
11上に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行する磁気テー
プの幅方向に沿って複数の磁気ヘッド素子が設けられた
磁気ヘッド及びこの磁気ヘッドを備える磁気ヘッド装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープを記録媒体として用い
た記録再生システムが普及している。この磁気テープを
記録媒体として用いた記録再生システムとしては、磁気
ヘッド素子を回転ドラムに搭載し、回転操作される回転
ドラムの周面に沿って磁気テープを走行させて、磁気テ
ープ上を高速で摺動する磁気ヘッド素子によりこの磁気
テープに対してデータの書き込み及び読み出しを行うヘ
リカルスキャン方式の記録再生システムと、磁気ヘッド
素子を固定されたヘッド支持部材に搭載し、この固定さ
れたヘッド支持部材上を摺動するように磁気テープを走
行させて、固定された磁気ヘッド素子により磁気テープ
に対してデータの書き込み及び読み出しを行うリニア方
式の記録再生システムとが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヘリカルスキャン方式
の記録再生システムは、上述したように磁気ヘッド素子
が磁気テープ上を高速で摺動するので、磁気ヘッド素子
と磁気テープとの相対速度が速く、高速でデータの記録
再生を行うことができるという利点を有する。その一方
で、ヘリカルスキャン方式の記録再生システムには、磁
気ヘッド素子が磁気テープ上を高速で摺動することによ
り、磁気ヘッド素子の摩耗量が多く、磁気ヘッド素子の
寿命が短いという問題点がある。
【0004】これに対して、リニア方式の記録再生シス
テムは、上述したように磁気ヘッド素子が固定されてい
るので、ヘリカルスキャン方式の記録再生システムと比
較して、磁気ヘッド素子の摩耗量が少なく、磁気ヘッド
素子の寿命が長いという利点がある。
【0005】しかしながら、リニア方式の記録再生シス
テムは、磁気ヘッド素子が固定されているために、磁気
ヘッド素子と磁気テープとの相対速度が磁気テープの走
行速度によって決まってしまう。そして、磁気テープの
走行速度に限界があることから、リニア方式の記録再生
システムでは、磁気ヘッド素子と磁気テープとの相対速
度を向上させることが困難である。
【0006】ところで、磁気ヘッド素子と磁気テープと
の相対速度に依存せずにデータの記録再生速度の高速化
を図るためには、多数個の磁気ヘッド素子を磁気テープ
の幅方向に沿って配列し、これら多数個の磁気ヘッド素
子により磁気テープに対して同時にデータを記録再生す
る方法が考えられる。
【0007】しかしながら、この場合、磁気テープの幅
は所定の幅に規格化されているために、磁気ヘッド素子
の個数を多くすればするほど各磁気ヘッド素子間の間隔
が小さくなることになる。そして、リニア方式の記録再
生システムにおいて、ヘリカルスキャンの記録再生方式
と同程度、或いはそれ以上の高速記録再生を可能とする
程度に磁気ヘッド素子の個数を増やすと、各磁気ヘッド
素子間の間隔が非常に微細なものとなり、各磁気ヘッド
素子と外部回路とを接続するための接続端子部が、非常
に密に形成されることになる。
【0008】以上のように接続端子部が非常に密に形成
された状態では、従来一般に行われていたようなワイヤ
ボンディング等の方法で接続端子部と外部回路とを電気
的に接続させようとすると、作業が非常に煩雑である
上、ボンディング用のはんだが隣り合う接続端子部にま
で流れ込み、隣り合う接続端子部間に電気的短絡が生じ
てしまう場合がある。
【0009】そこで、本発明は、磁気ヘッド素子の個数
が多い場合であっても、磁気ヘッド素子と外部回路との
電気的接続を適切且つ簡便に行うことが可能な磁気ヘッ
ド及びこれを用いた磁気ヘッド装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気ヘッド
は、走行する磁気テープの信号記録面に対向配置される
ヘッド支持体と、上記磁気テープの信号記録面に一部を
対向させて、上記磁気テープの幅方向に沿ってヘッド支
持体上に配設されたm個(mは2以上の整数)の磁気ヘ
ッド素子と、これらm個の各磁気ヘッド素子毎に、ヘッ
ド支持体上にn個(nは2以上の整数)ずつ設けられ、
外部回路と磁気ヘッド素子とを電気的に接続するための
接続端子部とを備えている。そして、この磁気ヘッド
は、上記m個の各磁気ヘッド素子毎に設けられたn個の
接続端子部が、上記磁気テープの信号記録面と直交する
方向に沿って配列されていることを特徴としている。
【0011】ヘッド支持体は、走行する磁気テープの信
号記録面に対向配置される。このヘッド支持体上には、
m個の磁気ヘッド素子がその一部をそれぞれ磁気テープ
の信号記録面に対向させ、磁気テープの幅方向に沿って
配列して設けられており、これらm個の磁気ヘッド素子
により、磁気テープに対してmトラック分を一度に記録
再生することができるようになされている。
【0012】また、ヘッド支持体上には、m個の各磁気
ヘッド素子毎に、n個ずつの接続端子部が設けられてい
る。これら接続端子部は、外部回路と磁気ヘッド素子と
を電気的に接続するためのものである。すなわち、これ
ら接続端子部は、配線パターン等により磁気ヘッド素子
と電気的に接続されており、外部回路と電気的に接続さ
れた導電性の部材の一端が接続されることにより、外部
回路と磁気ヘッド素子とを電気的に接続する。
【0013】そして、本発明に係る磁気ヘッドにおいて
は、m個の各磁気ヘッド素子毎に設けられたn個の接続
端子部が、ヘッド支持体が対向配置される磁気テープの
信号記録面と直交する方向に沿って配列されている。
【0014】この磁気ヘッドは、m個の各磁気ヘッド素
子毎に設けられたn個の接続端子部が磁気テープの信号
記録面と直交する方向に沿って配列されることにより、
ヘッド支持体上の領域が効率的に使用され、各接続端子
部間の間隔を大きくすることができる。すなわち、ヘッ
ド支持体上には、m個の各磁気ヘッド素子が磁気テープ
の幅方向に沿って配列して設けられているので、これら
m個の各磁気ヘッド素子毎に設けられたn個の接続端子
部を磁気テープの幅方向に沿って配列すると、ヘッド支
持体上には、m×n個の接続端子部が磁気テープの幅方
向に沿って並ぶことになる。このような磁気ヘッドにお
いては、磁気ヘッド素子の数が多くなると(mが大きく
なると)、隣り合って配設された接続端子部間の間隔が
極めて狭くなり、外部回路との接続が困難になる。
【0015】本発明に係る磁気ヘッドにおいては、m個
の各磁気ヘッド素子毎に設けられたn個の接続端子部が
磁気テープの信号記録面と直交する方向に沿って配列さ
れ、ヘッド支持体上の領域が効率的に使用されるので、
各接続端子部間の間隔を大きくすることができ、磁気ヘ
ッド素子の個数が多い場合であっても、磁気ヘッド素子
と外部回路との電気的接続を適切且つ簡便に行うことが
可能である。
【0016】また、本発明に係る磁気ヘッド装置は、走
行する磁気テープの信号記録面に対向配置されるヘッド
支持体と、上記磁気テープの信号記録面に一部を対向さ
せて、上記磁気テープの幅方向に沿ってヘッド支持体上
に設けられたm個(mは2以上の整数)の磁気ヘッド素
子と、これらm個の磁気ヘッド素子の各磁気ヘッド素子
毎に、上記磁気テープの信号記録面と直交する方向に沿
ってヘッド支持体上にn個(nは2以上の整数)ずつ設
けられ、外部回路と磁気ヘッド素子とを電気的に接続す
るための接続端子部とを備える磁気ヘッドと、この磁気
ヘッドのm個の磁気ヘッド素子に対応してm個の配線パ
ターンがそれぞれ形成されたn枚の配線基板と、一端側
に設けられた第1の接点部を磁気ヘッドの接続端子部に
当接させ、他端側に設けられた第2の接点部を配線基板
の配線パターンに当接させて、磁気ヘッドの接続端子部
と配線基板の配線パターンとを電気的に接続させるm×
n個の導電性バネ部材と、これらm×n個の導電性バネ
部材を隣り合う導電性バネ部材間の絶縁を図りながら支
持するバネ支持部材とを備えることを特徴としている。
【0017】磁気ヘッドは、走行する磁気テープの信号
記録面に対向配置されるヘッド支持体を備えており、こ
のヘッド支持体上に、m個の磁気ヘッド素子がその一部
をそれぞれ磁気テープの信号記録面に対向させ、磁気テ
ープの幅方向に沿って配列して設けられている。これに
より、磁気ヘッドは、m個の磁気ヘッド素子により、磁
気テープに対してmトラック分を一度に記録再生するこ
とができるようになされている。
【0018】また、磁気ヘッドは、ヘッド支持体上に、
m個の各磁気ヘッド素子毎にn個ずつの接続端子部が設
けられている。磁気ヘッドは、これらn個の接続端子部
が、ヘッド支持体が対向配置される磁気テープの信号記
録面と直交する方向に沿って配列されていることによ
り、ヘッド支持体上の領域が効率的に使用され、各接続
端子部間の間隔を大きくすることができるようになされ
ている。
【0019】磁気ヘッドの備えるm×n個の接続端子部
には、それぞれ導電性バネ部材の一端側に設けられた第
1の接点部が当接されている。この第1の接点部が磁気
ヘッドの備える接続端子部に当接する各導電性バネ部材
の他端側に設けられた第2の接点部は、それぞれ配線基
板の配線パターンに当接されている。これにより、磁気
ヘッドの備える接続端子部と、配線基板の配線パターン
とが、導電性バネ部材を介して電気的に接続されてい
る。
【0020】そして、これらm×n個の導電性バネ部材
は、バネ支持部材により支持されている。バネ支持部材
は、これらm×n個の導電性バネ部材を隣り合う導電性
バネ部材間の絶縁を図りながら支持している。
【0021】配線基板には、磁気ヘッドのm個の磁気ヘ
ッド素子に対応してm個の配線パターンが形成されてい
る。そして、m個の各磁気ヘッド素子毎に1つの接続端
子部が、1枚の配線基板に形成されたm個の配線パター
ンに、それぞれ導電性バネ部材を介して電気的に接続さ
れている。本発明に係る磁気ヘッド装置は、n枚の配線
基板を備え、m個の各磁気ヘッド素子毎にn個ずつ設け
られたm×n個の接続端子部が、これらn枚の配線基板
に形成された配線パターンに、それぞれ導電性バネ部材
を介して電気的に接続されるようになされている。
【0022】n枚の配線基板は、それぞれ、例えば、磁
気ヘッドの備える磁気ヘッド素子により磁気テープに書
き込むべき記録信号を生成し、又は磁気ヘッド素子によ
り磁気テープから読み出されたデータに基づいて再生信
号を生成する信号処理回路等の外部回路に接続される。
したがって、本発明に係る磁気ヘッド装置は、磁気ヘッ
ドの備える磁気ヘッド素子が、接続端子部、導電性バネ
部材、配線基板の配線パターンを介して外部接続回路に
電気的に接続されることになる。
【0023】この磁気ヘッド装置は、以上のように、磁
気ヘッドの各接続端子部間の間隔が大きくされているこ
とにより、或いは、磁気ヘッドの各接続端子部に導電性
バネ部材の第1の接点部が当接され配線基板の配線パタ
ーンに導電性バネ部材の第2の接点部が当接されること
により各接端子部と配線パターンとが電気的に接続され
ていることにより、或いは、各導電性バネ部材がバネ支
持部材に支持されこのバネ支持部材により隣り合う導電
性バネ部材間の絶縁が図られていることにより、或い
は、n×m個の導電性バネ部材が当接されるn×m個の
配線パターンがm個ずつn枚の配線基板に分散されて形
成されていることにより、或いは、以上の相乗効果によ
り、磁気ヘッドの備える磁気ヘッド素子と外部回路との
電気的接続を適切且つ簡便に行うことができる。
【0024】なお、本発明に係る磁気ヘッド装置におい
ては、バネ支持部材が、少なくともm個の導電性バネ部
材を一体に支持するn個の部分が積層されてなるか、或
いは、少なくともn個の導電性バネ部材を一体に支持す
るm個の部分が積層されてなることが望ましい。
【0025】バネ支持部材を以上のような構成とするこ
とにより、導電性バネ部材をバネ支持部材に取り付ける
作業が簡便に行えることになる。
【0026】また、本発明に係る磁気ヘッド装置におい
ては、導電性バネ部材が、第1の接点部を磁気ヘッドの
接続端子部側に付勢して、この第1の接点部を弾性変位
させた状態で接続端子部に当接させ、第2の接点部を配
線基板の配線パターン側に付勢して、この第2の接点部
を弾性変位させた状態で配線パターンに当接させること
が望ましい。
【0027】導電性バネ部材は、以上のような構成とさ
れることにより、第1の接点部と磁気ヘッドの接続端子
部との接続状態及び第2の接点部と配線基板の配線パタ
ーンとの接続状態を良好に保つことができる。
【0028】また、本発明に係る磁気ヘッド装置におい
ては、磁気ヘッドの互いに隣り合って配設される一方の
磁気ヘッド素子に対応した接続端子部に接続される導電
性バネ部材の長さが、他方の磁気ヘッド素子に対応した
接続端子部に接続される導電性バネ部材の長さと異なる
ことが望ましい。
【0029】本発明に係る磁気ヘッド装置は、以上のよ
うに、導電性バネ部材の長さを、隣り合って配設される
磁気ヘッド素子に対応した接続端子部に接続される導電
性バネ部材毎に異ならせることにより、磁気ヘッドのヘ
ッド支持体上の領域を更に効率的に使用して、各接続端
子部間の間隔を更に大きくすることができる。
【0030】また、本発明に係る磁気ヘッド装置におい
ては、バネ支持部材に、支持する導電性バネ部材の数に
対応して複数の溝部が設けられており、導電性バネ部材
は、このバネ支持部材に設けられた溝部に収納されるこ
とにより、第1及び第2の接点部以外の動きが規制され
ることが望ましい。
【0031】以上のように、導電性バネ部材がバネ支持
部材に設けられた溝部に収納され、第1及び第2の接点
部以外の動きが規制されることにより、隣接する導電性
バネ部材同士が接触し、これらの間に電気的短絡が生じ
るといった不都合を未然に防止することができる。
【0032】また、本発明に係る磁気ヘッド装置におい
ては、配線基板に設けられた隣り合う配線パターンのう
ち一方は、一端部から他端部に亘って配線基板の一方の
主面上に形成され、他方は、その中途部が配線基板に穿
設された貫通孔を介して配線基板の他方の主面上に引き
回されていることが望ましい。
【0033】配線パターンが以上のように配線基板上に
形成されることにより、各配線パターン間の間隔を広く
とって、隣り合う配線パターン間の電気的短絡を未然に
防止することができる。
【0034】また、本発明に係る磁気ヘッド装置におい
ては、配線基板の導電性バネ部材の第2の接点部が当接
する配線パターンの一端側が位置する箇所に溝部が設け
られていることが望ましい。
【0035】以上のように、配線基板の配線パターンの
一端側が位置する箇所に溝部が設けられることにより、
導電性バネ部材の第2の接点部と配線パターンの一端側
との接続性をより良好なものとすることができる。
【0036】また、本発明に係る磁気ヘッド装置は、複
数の磁気ヘッドを備えることが望ましい。磁気ヘッド装
置は、複数の磁気ヘッドを備えることにより、磁気テー
プに対して更に多くのデータを一度に記録再生すること
が可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本発明は、記録再生速度の
向上を実現することから、特に記録再生速度の向上が望
まれるリニア方式の記録再生システム用いる磁気ヘッド
装置に適用することで大きな優位性を発揮するので、こ
こでは、リニア方式の記録再生システム用として構成さ
れた磁気ヘッド装置を例に挙げて説明するが、本発明は
この例に限定されるものではなく、例えば、ヘリカルス
キャン方式の記録再生システムに用いる磁気ヘッド装置
として構成されていてもよい。
【0038】また、ここでは、再生用磁気ヘッドとして
構成される磁気抵抗効果型の磁気ヘッド素子と、記録用
磁気ヘッドとして構成される磁気誘導型の磁気ヘッド素
子とが積層されてなる複合型の磁気ヘッド素子を備えた
磁気ヘッド装置を例に挙げて説明するが、本発明はこの
例に限定されるものではなく、あらゆるタイプの磁気ヘ
ッド素子を備えた磁気ヘッド装置に適用可能である。
【0039】(第1の実施の形態)まず、本発明を適用
した第1の実施の形態の磁気ヘッド装置について、図1
乃至図19を参照して説明する。
【0040】この第1の実施の形態の磁気ヘッド装置1
は、図1乃至図3に示すように、互いに同一形状に形成
された左右一対のハーフブロック2,3が、図示しない
ネジ部材により接合一体化されてなる。
【0041】左右一対のハーフブロック2,3は、それ
ぞれ、磁気テープ100に対してデータの記録再生を行
う磁気ヘッド部10を備えている。この磁気ヘッド部1
0は、図4に示すように、摩耗特性に優れると共に磁気
テープ100に対する摺動特性が良好な材料、例えば、
CaO−TiO2−NiO系非磁性材料等が略直方体に
成形されてなるヘッド支持体11を備えている。このヘ
ッド支持体11は、その長手方向が磁気テープ100の
走行方向Aと直交し、1つの面(テープ摺動面11a)
が磁気テープ100の信号記録面101と対向するよう
にフレーム4に支持されている。
【0042】ヘッド支持体11のテープ摺動面11aと
直交する一方の面11b上には、テープ摺動面11a
側、すなわち磁気テープ100側に位置して、この磁気
テープ100の信号記録面101に一部を接触させてこ
の磁気テープに対してデータを書き込み、又は、この磁
気テープ100からデータを読み出す多数の磁気ヘッド
素子12が設けられている。これら多数の磁気ヘッド素
子12は、ヘッド支持体11の長手方向、すなわち、磁
気テープ100の走行方向Aと直交する方向である磁気
テープ100の幅方向に沿って、例えば100μm程度
の微小ピッチP1で一列に並んで配設されている。
【0043】このヘッド支持体11上に形成された多数
の磁気ヘッド素子12は、図5に示すように、それぞ
れ、磁気テープ100からデータを読み出すための磁気
抵抗効果型の磁気ヘッド素子と磁気テープ100に対し
てデータを書き込むための磁気誘導型の磁気ヘッド素子
とが積層されてなる複合型の磁気ヘッド素子として構成
されている。
【0044】また、ヘッド支持体11のテープ摺動面1
1aと直交する一方の面11b上には、各磁気ヘッド素
子12毎にそれぞれ4つずつの接続端子部(第1の接続
端子部13,第2の接続端子部14,第3の接続端子部
15,第4の接続端子部16)が外部に露呈して設けら
れている。これら第1乃至第4の接続端子部13,1
4,15,16は、磁気ヘッド素子12を図示しない外
部回路に接続させるための端子部であり、第1及び第2
の接続端子部13,14が磁気抵抗効果型の磁気ヘッド
素子用の端子部として用いられ、第3及び第4の接続端
子部15,16が磁気誘導型の磁気ヘッド素子用の端子
部として用いられる。そして、これら4つの接続端子部
13,14,15,16は、各磁気ヘッド素子12毎
に、磁気テープ100の信号記録面101と直交する方
向に沿って、ヘッド支持体11上に所定のピッチP2で
一列に並んで配設されている。
【0045】磁気ヘッド部10は、以上のように、磁気
テープ100の幅方向に沿って配設された多数の磁気ヘ
ッド素子12毎に設けられた4つの接続端子部13,1
4,15,16を、磁気テープ100の信号記録面10
1と直交する方向に沿って一列に並ぶように配設するこ
とにより、ヘッド支持体11のテープ摺動面11aと直
交する一方の面11b上の領域を効率よく利用して、隣
り合う接続端子部間の間隔をできるだけ大きくするよう
になされている。
【0046】多数の磁気ヘッド素子12毎にヘッド支持
体11上にそれぞれ設けられた第1乃至第4の接続端子
部13,14,15,16には、図6に示すように、導
電性に優れると共に所定の強度を有する金属線材よりな
る4種類の導電性バネ部材21,22,23,24の一
端側がそれぞれ当接されている。これら導電性バネ部材
21,22,23,24は、図7に示すように、円形又
は角形の断面を有する金属線材が、全体略L字状を呈す
るように折り曲げられてなる。そして、この導電性バネ
部材21,22,23,24の両端部は、弾性変位が可
能となるように折り返されており、この折り返された両
端部が、第1の接点部21a,22a,23a,24a
及び第2の接点部21b,22b,23b,24bとさ
れている。
【0047】4種類の導電性バネ部材21,22,2
3,24は、第1の接点部21a,22a,23a,2
4a及び第2の接点部21b,22b,23b,24b
の形状は同じで、これら第1の接点部21a,22a,
23a,24aと第2の接点部21b,22b,23
b,24bとの間の第1の直線部分21c,22c,2
3c,24cの長さと、第2の直線部分21d,22
d,23d,24dの長さとがそれぞれ異なるように形
成されている。すなわち、これら4種類の導電性バネ部
材21,22,23,24は、第1の導電性バネ部材2
1の第1の直線部分21cの長さをL1とし、第2の導
電性バネ部材22の第1の直線部分22cの長さをL2
とし、第3の導電性バネ部材23の第1の直線部分23
cの長さをL3とし、第4の導電性バネ部材24の第1
の直線部分24cの長さをL4としたときに、L1>L
2>L3>L4の関係が成り立つように形成されてい
る。また、これら4種類の導電性バネ部材21,22,
23,24は、第1の導電性バネ部材21の第2の直線
部分21dの長さをL5とし、第2の導電性バネ部材2
2の第2の直線部分22dの長さをL6とし、第3の導
電性バネ部材23の第2の直線部分23dの長さをL7
とし、第4の導電性バネ部材24の第2の直線部分24
dの長さをL8としたときに、L5>L6>L7>L8
の関係が成り立つように形成されている。
【0048】第1の実施の形態の磁気ヘッド装置1は、
これら4種類の導電性バネ部材21,22,23,24
を、それぞれヘッド支持体11上に設けられた磁気ヘッ
ド素子12と同じ数だけ備えている。そして、これら4
種類の導電性バネ部材21,22,23,24のうち、
第1の導電性バネ部材21の第1の接点部21aが、各
磁気ヘッド素子12に対応した4つの接続端子部のうち
の第1の接続端子部13に当接し、第2の導電性バネ部
材22の第1の接点部22aが、各磁気ヘッド素子12
に対応した4つの接続端子部のうちの第2の接続端子部
14に当接し、第3の導電性バネ部材23の第1の接点
部23aが、各磁気ヘッド素子12に対応した4つの接
続端子部のうちの第3の接続端子部15に当接し、第4
の導電性バネ部材24の第1の接点部24aが、各磁気
ヘッド素子12に対応した4つの接続端子部のうちの第
4の接続端子部16に当接している。
【0049】このとき、各導電性バネ部材21,22,
23,24は、図8に示すように、その一端部側が第1
乃至第4の接続端子部13,14,15,16側に付勢
されることにより、第1の接点部21a,22a,23
a,24aを弾性変位させた状態で、第1乃至第4の接
続端子部13,14,15,16に当接する。これによ
り、各導電性バネ部材21,22,23,24の第1の
接点部21a,22a,23a,24aと第1乃至第4
の接続端子部13,14,15,16とは、所定の圧力
が付与された状態で接触すると共に、接触面積が大きく
なり、良好な接続状態が確保される。なお、図8におい
ては、第1の接続端子部13のみを図示している。
【0050】第1乃至第4の導電性バネ部材21,2
2,23,24は、それぞれ、バネホルダ30により支
持されている。バネホルダ30は、図9に示すように、
多数の磁気ヘッド素子12に対応した多数の第1の導電
性バネ部材21を一体に支持する第1の支持部材31
と、多数の第2の導電性バネ部材22を一体に支持する
第2の支持部材32と、多数の第3の導電性バネ部材2
3を一体に支持する第3の支持部材33と、多数の第4
の導電性バネ部材23を一体に支持する第4の支持部材
34とが積層されてなる。
【0051】第1乃至第4の支持部材31,32,3
3,34は、それぞれ、合成樹脂やガラス、セラミック
ス等の絶縁性に優れた材料が断面略L字状を呈する板状
に成形されてなる。
【0052】具体的には、第1の支持部材31は、図1
0に示すように、第1の導電性バネ部材21の第1の直
線部分21cの長さL1と略等しい長さに形成されて、
この第1の直線部分21cと第1の接点部21aとを支
持する第1の支持片31aと、第1の導電性バネ部材2
1の第2の直線部分21dの長さL5と略等しい長さに
形成されて、この第2の直線部分21dと第2の接点部
21bとを支持する第2の支持片31bとを有する。そ
して、第1の支持部材31の外周側の主面部には、支持
する第1の導電性バネ部材21の数に応じた多数の溝部
35が、ヘッド支持体11上に設けられた多数の磁気ヘ
ッド素子12間のピッチP1とほぼ等しいピッチで設け
られている。第1の支持部材31は、その外周側の主面
部に設けられた多数の溝部35内に第1の導電性バネ部
材21を個別に収納することにより、この第1の導電性
バネ部材21の第1及び第2の接点部21a,21b以
外の動きを規制して、隣り合う導電性バネ部材21間の
絶縁を図りながら多数の導電性バネ部材21を一体に支
持するようになされている。
【0053】また、第1の支持部材31の第1の支持片
31aの端部には、多数の溝部35毎に、これら溝部3
5内に収納された第1の導電性バネ部材21の第1の接
点部21aが係合される係合凹部36がそれぞれ設けら
れている。第1の導電性バネ部材21は、第1の接点部
21aがヘッド支持体11上に設けられた第1の接続端
子部13に当接したときに、第1の接点部21aがこの
係合凹部36内で弾性変位して、第1の接続端子部13
との良好な接続状態が保たれるようになされている。
【0054】さらに、第1の支持部材31の第2の支持
片31bの端部には、多数の溝部35毎に、これら溝部
35内に収納された第1の導電性バネ部材21の第2の
接点部21bが係合される係合凹部37がそれぞれ設け
られており、第2の接点部21bがこの係合凹部37内
において弾性変位することができるようになされてい
る。
【0055】また、第2の支持部材32は、第2の導電
性バネ部材22の第1の直線部分22cの長さL2と略
等しい長さに形成されて、この第1の直線部分22cと
第1の接点部22aとを支持する第1の支持片32a
と、第2の導電性バネ部材22の第2の直線部分22d
の長さL6と略等しい長さに形成されて、この第2の直
線部分22dと第2の接点部22bとを支持する第2の
支持片32bとを有する。そして、第2の支持部材32
の外周側の主面部には、支持する第2の導電性バネ部材
22の数に応じた多数の溝部35が、ヘッド支持体11
上に設けられた多数の磁気ヘッド素子12間のピッチP
1とほぼ等しいピッチで設けられている。第2の支持部
材32は、その外周側の主面部に設けられた多数の溝部
35内に第2の導電性バネ部材22を個別に収納するこ
とにより、この第2の導電性バネ部材22の第1及び第
2の接点部22a,22b以外の動きを規制して、隣り
合う導電性バネ部材22間の絶縁を図りながら多数の導
電性バネ部材22を一体に支持するようになされてい
る。
【0056】また、第2の支持部材32の第1の支持片
32aの端部には、多数の溝部35毎に、これら溝部3
5内に収納された第2の導電性バネ部材22の第1の接
点部22aが係合される係合凹部36がそれぞれ設けら
れている。第2の導電性バネ部材22は、第1の接点部
22aがヘッド支持体11上に設けられた第2の接続端
子部14に当接したときに、第2の接点部22aがこの
係合凹部36内で弾性変位して、第2の接続端子部14
との良好な接続状態が保たれるようになされている。
【0057】さらに、第2の支持部材32の第2の支持
片32bの端部には、多数の溝部35毎に、これら溝部
35内に収納された第2の導電性バネ部材22の第2の
接点部22bが係合される係合凹部37がそれぞれ設け
られており、第2の接点部22bがこの係合凹部37内
において弾性変位することができるようになされてい
る。
【0058】また、第3の支持部材33は、第3の導電
性バネ部材23の第1の直線部分23cの長さL3と略
等しい長さに形成されて、この第1の直線部分23cと
第1の接点部23aとを支持する第1の支持片33a
と、第3の導電性バネ部材23の第2の直線部分23d
の長さL7と略等しい長さに形成されて、この第2の直
線部分23dと第2の接点部23bとを支持する第2の
支持片33bとを有する。そして、第3の支持部材33
の外周側の主面部には、支持する第3の導電性バネ部材
23の数に応じた多数の溝部35が、ヘッド支持体11
上に設けられた多数の磁気ヘッド素子12間のピッチP
1とほぼ等しいピッチで設けられている。第3の支持部
材33は、その外周側の主面部に設けられた多数の溝部
35内に第3の導電性バネ部材23を個別に収納するこ
とにより、この第3の導電性バネ部材23の第1及び第
2の接点部23a,23b以外の動きを規制して、隣り
合う導電性バネ部材23間の絶縁を図りながら多数の導
電性バネ部材23を一体に支持するようになされてい
る。
【0059】また、第3の支持部材33の第1の支持片
33aの端部には、多数の溝部35毎に、これら溝部3
5内に収納された第3の導電性バネ部材23の第1の接
点部23aが係合される係合凹部36がそれぞれ設けら
れている。第3の導電性バネ部材23は、第1の接点部
23aがヘッド支持体11上に設けられた第3の接続端
子部15に当接したときに、第3の接点部23aがこの
係合凹部36内で弾性変位して、第3の接続端子部15
との良好な接続状態が保たれるようになされている。
【0060】さらに、第3の支持部材33の第2の支持
片33bの端部には、多数の溝部35毎に、これら溝部
35内に収納された第3の導電性バネ部材23の第2の
接点部23bが係合される係合凹部37がそれぞれ設け
られており、第2の接点部23bがこの係合凹部37内
において弾性変位することができるようになされてい
る。
【0061】また、第4の支持部材34は、第4の導電
性バネ部材24の第1の直線部分24cの長さL4と略
等しい長さに形成されて、この第1の直線部分24cと
第1の接点部24aとを支持する第1の支持片34a
と、第4の導電性バネ部材24の第2の直線部分24d
の長さL8と略等しい長さに形成されて、この第2の直
線部分24dと第2の接点部24bとを支持する第2の
支持片34bとを有する。そして、第4の支持部材34
の外周側の主面部には、支持する第4の導電性バネ部材
24の数に応じた多数の溝部35が、ヘッド支持体11
上に設けられた多数の磁気ヘッド素子12間のピッチP
1とほぼ等しいピッチで設けられている。第4の支持部
材34は、その外周側の主面部に設けられた多数の溝部
35内に第4の導電性バネ部材24を個別に収納するこ
とにより、この第4の導電性バネ部材24の第1及び第
2の接点部24a,24b以外の動きを規制して、隣り
合う導電性バネ部材24間の絶縁を図りながら多数の導
電性バネ部材24を一体に支持するようになされてい
る。
【0062】また、第4の支持部材34の第1の支持片
34aの端部には、多数の溝部35毎に、これら溝部3
5内に収納された第4の導電性バネ部材24の第1の接
点部24aが係合される係合凹部36がそれぞれ設けら
れている。第4の導電性バネ部材24は、第1の接点部
24aがヘッド支持体11上に設けられた第4の接続端
子部16に当接したときに、第4の接点部24aがこの
係合凹部36内で弾性変位して、第4の接続端子部16
との良好な接続状態が保たれるようになされている。
【0063】さらに、第4の支持部材34の第2の支持
片34bの端部には、多数の溝部35毎に、これら溝部
35内に収納された第4の導電性バネ部材24の第2の
接点部24bが係合される係合凹部37がそれぞれ設け
られており、第2の接点部24bがこの係合凹部37内
において弾性変位することができるようになされてい
る。
【0064】第1乃至第4の支持部材31,32,3
3,34は、それぞれの厚みが、磁気テープ100の信
号記録面101と直交する方向に沿ってヘッド支持体1
1上に一列に並んで配設された第1乃至第4の接続端子
部13,14,15,16間のピッチP2と略等しくな
るように形成されている。
【0065】そして、第1の支持部材31が多数の第1
の導電性バネ部材21を一体に支持し、第2の支持部材
32が多数の第2の導電性バネ部材22を一体に支持
し、第3の支持部材33が多数の第3の導電性バネ部材
23を一体に支持し、第4の支持部材34が多数の第4
の導電性バネ部材24を一体に支持した状態で、これら
第1乃至第4の支持部材31,32,33,34が、図
11に示すように、厚み方向に積層され、これら第1乃
至第4の支持部材31,32,33,34が積層されて
なるバネホルダ30により、全ての導電性バネ部材2
1,22,23,24が、隣り合う導電性バネ部材間の
絶縁を確実に図りながら一体に支持される。
【0066】このとき、バネホルダ30に支持された第
1乃至第4の導電性バネ部材21,22,23,24の
第1の接点部21a,22a,23a,24aの分布
は、ヘッド支持体11上に配設された第1乃至第4の接
続端子部13,14,15,16の分布と一致するの
で、バネホルダ30に支持された全ての導電性バネ部材
21,22,23,24の第1の接点部21a,22
a,23a,24aをヘッド支持体11上に配設された
第1乃至第4の接続端子部13,14,15,16側に
同時に付勢することにより、全ての導電性バネ部材2
1,22,23,24を一括して第1乃至第4の接続端
子部13,14,15,16に接続させることができ
る。
【0067】バネホルダ30は、以上のように、全ての
導電性バネ部材21,22,23,24を一括して第1
乃至第4の接続端子部13,14,15,16に接続さ
せた状態で、図示しないネジ部材により、バネホルダ取
付板5に取り付けられている。
【0068】また、第1の実施の形態の磁気ヘッド装置
1を構成する左右一対のハーフブロック2,3は、それ
ぞれ、図1及び図3に示すように、一端側がバネホルダ
30に支持された第1乃至第4の導電性バネ部材21,
22,23,24の第2の接点部21b,22b,23
b,24bに接続され、他端側が図示しない外部回路に
接続される配線基板部40を備えている。この配線基板
部40は、第1乃至第4の4枚の配線基板41,42,
43,44が積層されてなる。そして、第1の配線基板
41の一端部に第1の導電性バネ部材21の第2の接点
部21bが接続され、第2の配線基板42の一端部に第
2の導電性バネ部材22の第2の接点部22bが接続さ
れ、第3の配線基板43の一端部に第3の導電性バネ部
材23の第2の接点部23bが接続され、第4の配線基
板44の一端部に第4の導電性バネ部材24の第2の接
点部24bが接続される構成とされている。
【0069】この配線基板部40を構成する各配線基板
41,42,43,44は、図12に示すように、絶縁
性に優れる基板材45上に、それぞれ、ヘッド支持体1
1上に設けられた磁気ヘッド素子12と同じ数の配線パ
ターン46が形成されてなる。なお、第1乃至第4の配
線基板41,42,43,44は互いに同形状とされて
いるので、ここでは第1の配線基板41のみを例示して
説明する。
【0070】この配線基板41の基板材45は、一端部
側の幅が狭く、その中途部から他端部にかけて次第に幅
広となる形状に形成されている。そして、幅狭に形成さ
れた一端部上から幅広に形成された他端部上に亘って、
磁気ヘッド素子12と同じ数の配線パターン46が設け
られている。
【0071】基板材45上に設けられた多数の配線パタ
ーン46は、幅狭に形成された基板材45の一端部上に
位置する第1の端子領域47と、幅広に形成された基板
材45の他端部上に位置する第2の端子領域48とを有
する。そして、これら多数の配線パターン46は、第1
の端子領域47間のピッチが、ヘッド支持体11上に設
けられた多数の磁気ヘッド素子12間のピッチP1、す
なわち、バネホルダ30を構成する第1の支持部材31
に支持された多数の第1の導電性バネ部材21間のピッ
チとほぼ等しくされている。
【0072】また、これら多数の配線パターン46は、
第2の端子領域48間のピッチが、第1の端子領域47
間のピッチよりも大となるように形成されている。この
第2の端子領域48は、例えば、ワイヤボンディング等
により図示しない外部回路に電気的に接続される。この
磁気ヘッド装置1においては、以上のように、隣り合う
配線パターン46の第2の端子領域48間のピッチが大
きく取られているので、外部回路との接続作業を適切且
つ簡便に行うことができる。
【0073】また、これら多数の配線パターン46は、
図13に示すように、各配線パターン46に対応して基
板材45に穿設された貫通孔49を介して、基板材45
の一方の主面45a上から他方の主面45b上へと引き
回されている。すなわち、各配線パターン46は、第1
の端子領域47が基板材45の一方の主面45a上に位
置し、第2の端子領域48が基板材45の他方の主面4
5b上に位置するように形成されている。
【0074】基板材45の一方の主面45a上には、図
14に示すように、配線パターン46の第1の端子領域
47が形成される箇所に位置して、溝部50が形成され
ている。すなわち、配線パターン46の第1の端子領域
47は、基板材45の一方の主面45a上に形成された
溝部50の内部に形成されている。
【0075】以上のように構成される第1乃至第4の配
線基板41,42,43,44は、第4の配線基板44
が備える基板材45の一方の主面45a上に第3の配線
基板43が備える基板材45の他方の主面45bが接合
され、第3の配線基板43が備える基板材45の一方の
主面45a上に第2の配線基板42が備える基板材45
の他方の主面45bが接合され、第2の配線基板42が
備える基板材45の一方の主面45a上に第1の配線基
板41が備える基板材45の他方の主面45bが接合さ
れた状態で一体化され、配線基板部40を構成する。こ
のとき、第1乃至第4の配線基板41,42,43,4
4は、それぞれ、配線パターン46が延在する方向に、
バネホルダ30に支持された第1乃至第4の導電性バネ
部材21,22,23,24の第2の接点部21b,2
2b,23b,24b間の間隔とほぼ等しい距離だけず
らして接合される。これにより、第1乃至第4の配線基
板41,42,43,44の各配線パターン46の第1
の端子領域47及び第2の端子領域48が外部に露呈し
た状態となる。
【0076】第1乃至第4の配線基板41,42,4
3,44が備える配線パターン46の第1の端子領域4
7には、バネホルダ30に保持された第1乃至第4の導
電性バネ部材21,22,23,24の第2の接点部2
1b,22b,23b,24bが当接する。具体的に
は、第1の導電性バネ部材21の第2の接点部21b
が、第1の配線基板41の備える配線パターン46の第
1の端子領域47に当接し、第2の導電性バネ部材22
の第2の接点部22bが、第2の配線基板42の備える
配線パターン46の第1の端子領域47に当接し、第3
の導電性バネ部材23の第2の接点部23bが、第3の
配線基板43の備える配線パターン46の第1の端子領
域47に当接し、第4の導電性バネ部材24の第2の接
点部24bが、第4の配線基板44の備える配線パター
ン46の第1の端子領域47に当接する。
【0077】このとき、各導電性バネ部材21,22,
23,24は、図15に示すように、第2の接点部21
b,22b,23b,24bが設けられた他端部側が第
1乃至第4の配線基板41,42,43,44が備える
配線パターン46の第1の端子領域47側に付勢される
ことにより、第2の接点部21b,22b,23b,2
4bを弾性変位させた状態で、第1乃至第4の配線基板
41,42,43,44が備える配線パターン46の第
1の端子領域47に当接する。これにより、各導電性バ
ネ部材21,22,23,24の第2の接点部21b,
22b,23b,24bと、第1乃至第4の配線基板4
1,42,43,44が備える配線パターン46の第1
の端子領域47とは、所定の圧力が付与された状態で接
触すると共に、接触面積が大きくなり、良好な接続状態
が確保される。
【0078】配線基板部30は、図1及び図3に示すよ
うに、第1乃至第4の配線基板41,42,43,44
が備える配線パターン46の第1の端子領域47に、バ
ネホルダ30に保持された第1乃至第4の導電性バネ部
材21,22,23,24の第2の接点部21b,22
b,23b,24bが当接した状態で、図示しないネジ
部材により、フレーム4とバネホルダ取付板5との間に
固定される。
【0079】第1の実施の形態の磁気ヘッド装置1を構
成する左右一対のハーフブロック2,3は、以上説明し
たように、磁気ヘッド部10をフレーム4に支持させる
と共に、第1乃至第4の導電性バネ部材21,22,2
3,24を支持するバネホルダ30をバネホルダ取付板
5に取り付け、フレーム4とバネホルダ取付板5との間
に配線基板部30を固定することにより完成する。この
とき、磁気ヘッド部10のヘッド支持体11上に設けら
れた第1乃至第4の接続端子部13,14,15,16
には、第1乃至第4の導電性バネ部材21,22,2
3,24の第1の接点部21a,22a,23a,24
aが各々当接され、配線基板部40の備える第1乃至第
4の配線基板41,42,43,44の各配線パターン
46の第1の端子領域47には、第1乃至第4の導電性
バネ部材21,22,23,24の第1の接点部21
b,22b,23b,24bが各々当接される。そし
て、配線基板部40の備える第1乃至第4の配線基板4
1,42,43,44の各配線パターン46の第2の端
子領域48は、図示しない外部回路に接続される。これ
により、磁気ヘッド部10の備える磁気ヘッド素子12
は、第1乃至第4の接続端子部13,14,15,1
6、第1乃至第4の導電性バネ部材21,22,23,
24、第1乃至第4の配線基板41,42,43,44
の各配線パターン46を介して、図示しない外部回路に
電気的に接続されることになる。
【0080】第1の実施の形態の磁気ヘッド装置1は、
以上のように構成された左右一対のハーフブロック2,
3が、互いのヘッド取付板5を突き合わせるように図示
しないネジ部材により接合され、互いの磁気ヘッド部1
0間の隙間にスペーサ部材6が配設されて完成する。
【0081】以上のように構成される磁気ヘッド装置1
は、磁気ヘッド部10が多数の磁気ヘッド素子12を備
え、これら多数の磁気ヘッド素子12が磁気テープ10
0の走行方向と直交する幅方向に沿って配列されている
ので、磁気テープ100に対して一度に多くのトラック
の記録再生を行うことが可能である。
【0082】また、この磁気ヘッド装置1においては、
磁気ヘッド素子12の数に応じてヘッド支持体11上に
多数設けられた第1乃至第4の接続端子部13,14,
15,16間の間隔が大きくとられているので、これら
多数の第1乃至第4の接続端子部13,14,15,1
6間の絶縁を確実に図りながら、これら多数の第1乃至
第4の接続端子部13,14,15,16に第1乃至第
4の導電性バネ部材21,22,23,24の第1の接
点部21a,22a,23a,24aを適切且つ簡便に
当接させることができる。
【0083】また、この磁気ヘッド装置1においては、
磁気ヘッド部10の第1乃至第4の接続端子部13,1
4,15,16と、第1乃至第4の配線基板41,4
2,43,44の配線パターン46との電気的接続b
z、第1乃至第4の導電性バネ部材21,22,23,
24を介して行われているので、これらを確実且つ簡便
に接続することができる。
【0084】また、この磁気ヘッド装置1においては、
第1乃至第4の導電性バネ部材21,22,23,24
がバネホルダ30により支持されることにより、各導電
性バネ部材21,22,23,24間の絶縁を適切に図
り、隣り合う導電性バネ部材が接触することに起因する
電気的短絡を未然に防止することができる。
【0085】また、この磁気ヘッド装置1は、以上の相
乗効果により、磁気ヘッド部10の備える磁気ヘッド素
子12と図示しない外部回路との電気的接続を適切且つ
簡便に行うことができる。
【0086】なお、以上は、左右一対のハーフブロック
2,3の磁気ヘッド部10をそれぞれフレーム4に支持
させて、左右一対のハーフブロック2,3が接合一体化
された状態で、それぞれの磁気ヘッド部10が所定間隔
を存して離れて配置される磁気ヘッド装置1を例に説明
したが、この磁気ヘッド装置1は、以上の例に限定され
るものではなく、例えば、図16及び図17に示すよう
に、左右一対のハーフブロック2,3の磁気ヘッド部1
0をそれぞれバネホルダ取付板5に支持させて、左右一
対のハーフブロック2,3が接合一体化されたときに、
それぞれの磁気ヘッド部10が近接した状態とされるよ
うに構成されていてもよい。
【0087】また、磁気ヘッド装置1は、図18及び図
19に示すように、左右一対のハーフブロック2,3の
うちいずれか一方のハーフブロック2の磁気ヘッド部1
0に記録用の磁気ヘッド素子を設け、他方のハーフブロ
ック3の磁気ヘッド部10に再生用の磁気ヘッド素子を
設ける構成としてもよい。この場合、1つの磁気ヘッド
装置1だけでは、上述した例に比べて、一度に記録再生
できるトラック数が半減するので、磁気ヘッド装置1を
2つ並べて、これらを接合一体化して用いるようにする
ことが望ましい。なお、この場合、各磁気ヘッド素子毎
に設けられる接続端子部は2つずつであるので、バネホ
ルダ30は2つの支持部材の積層体として構成され、配
線基板部40は2つの配線基板の積層体として構成され
ることになる。
【0088】(第2の実施の形態)次に、本発明を適用
した第2の実施の形態の磁気ヘッド装置について、図2
0乃至図22を参照して説明する。なお、以下の説明に
おいて、第1の実施の形態の磁気ヘッド装置1と同様の
構成については、同一の符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0089】この第2の実施の形態の磁気ヘッド装置6
0は、図20に示すように、基本構成を第1の実施の形
態の磁気ヘッド装置1と同様とし、左右一対のハーフブ
ロック2,3で一つのバネホルダ70を共有する構成と
されている。そして、この磁気ヘッド装置60は、バネ
ホルダ70が、1つの磁気ヘッド素子12に対応して設
けられた第1乃至第4の導電性バネ部材21,22,2
3,24を一体に支持するように構成された多数の支持
部材71が積層されてなることを特徴点としている。す
なわち、この磁気ヘッド装置60が備えるバネホルダ7
0は、図21に示すように、各磁気ヘッド素子12に対
応して設けられた第1乃至第4の導電性バネ部材21,
22,23,24を一体に支持する支持部材71を、磁
気ヘッド素子12の数と同じ数だけ備え、これらが積層
され一体化されてなる。
【0090】バネホルダ70を構成する各支持部材71
は、図22に示すように、合成樹脂やガラス、セラミッ
クス等の絶縁性に優れた材料が全体略T字状を呈する板
状に成形されてなる。
【0091】具体的には、この支持部材71は、左右一
対のハーフブロック2,3のうち一方のハーフブロック
2の磁気ヘッド素子12に対応して設けられた第1乃至
第4の導電性バネ部材21,22,23,24を支持す
る第1の支持部72と、他方のハーフブロック3の磁気
ヘッド素子12に対応して設けられた第1乃至第4の導
電性バネ部材21,22,23,24を支持する第2の
支持部73とを有する。
【0092】そして、この支持部材71には、第1の支
持部72と第2の支持部73との双方に、それぞれ、第
1の導電性バネ部材21が収納される第1の溝部74
と、第2の導電性バネ部材22が収納される第2の溝部
75と、第3の導電性バネ部材23が収納される第3の
溝部76と、第4の導電性バネ部材24が収納される第
4の溝部77とが、各導電性バネ部材21,22,2
3,24に対応した形状で設けられている。
【0093】この支持部材71は、第1及び第2の支持
部72,73にそれぞれ設けられた第1乃至第4の溝部
74,75,76,77内に第1乃至第4の導電性バネ
部材21,22,23,24を個別に収納することによ
り、隣り合う導電性バネ部材間の絶縁を図りながらこれ
ら導電性バネ部材を一体に支持するようになされてい
る。
【0094】バネホルダ70を構成する各支持部材71
は、それぞれの厚みが、磁気テープ100の幅方向に沿
ってヘッド支持体11上に設けられた多数の磁気ヘッド
素子12間のピッチP1と略等しくなるように形成され
ている。そして、これら多数の支持部材71は、第1及
び第2の支持部72,73にそれぞれ設けられた第1乃
至第4の溝部74,75,76,77内に第1乃至第4
の導電性バネ部材21,22,23,24を個別に収納
した状態で、先に図21に示したように、その厚み方向
に順次積層される。これにより、磁気ヘッド装置60の
備える全ての導電性バネ部材21,22,23,24
が、隣り合う導電性バネ部材間の絶縁を確実に図りなが
ら、多数の支持部材71が積層されてなるバネホルダ7
0により一体に支持される。
【0095】このとき、バネホルダ70に支持された第
1乃至第4の導電性バネ部材21,22,23,24の
第1の接点部21a,22a,23a,24aの分布
は、ヘッド支持体11上に配設された第1乃至第4の接
続端子部13,14,15,16の分布と一致するの
で、バネホルダ70に支持された全ての導電性バネ部材
21,22,23,24の第1の接点部21a,22
a,23a,24aをヘッド支持体11上に配設された
第1乃至第4の接続端子部13,14,15,16側に
同時に付勢することにより、全ての導電性バネ部材2
1,22,23,24を一括して第1乃至第4の接続端
子部13,14,15,16に接続させることができ
る。
【0096】また、バネホルダ70に支持された第1乃
至第4の導電性バネ部材21,22,23,24の第2
の接点部21b,22b,23b,24bの分布は、第
1乃至第4の配線基板41,42,43,44が積層さ
れてなる配線基板部40の各配線パターン46の第1の
端子領域47の分布と一致するので、バネホルダ70に
支持された全ての導電性バネ部材21,22,23,2
4の第2の接点部21b,22b,23b,24bを配
線基板部40の各配線パターン46の第1の端子領域4
7側に同時に付勢することにより、全ての導電性バネ部
材21,22,23,24を一括して配線基板部40の
各配線パターン46の第1の端子領域47に接続させる
ことができる。
【0097】(第3の実施の形態)ところで、上述した
第1の実施の形態の磁気ヘッド装置1又は第2の実施の
形態の磁気ヘッド装置60において、ヘッド支持体11
上に設けられた磁気ヘッド素子12の数が多くなり、各
磁気ヘッド素子12間のピッチP1が極めて微小なピッ
チになると、これに伴って、第1乃至第4の配線基板4
1,42,43,44が備える配線パターン46のピッ
チも極めて微小なものとなる。そして、配線パターン4
6のピッチが極めて微小なものとなると、配線パターン
46の形成に極めて高い精度が要求され、配線パターン
46の形成が困難になると共に、配線基板部30を磁気
ヘッド装置1に組み込む作業にも高い精度が要求され、
作業が煩雑になる。
【0098】以上のような問題を解決し、ヘッド支持体
11上に非常に多くの磁気ヘッド素子12を設けた場合
であっても、配線パターン46の形成を容易にし、ま
た、配線基板部40を磁気ヘッド装置1に組み込む作業
を簡便なものとするために、第3の実施の形態の磁気ヘ
ッド装置の配線基板部40は、図23乃至図24に示す
ような構成とされた第1乃至第4の配線基板41,4
2,43,44を備える。なお、第1乃至第4の配線基
板41,42,43,44は互いに同形状とされるの
で、ここでは第1の配線基板41のみを図示して説明す
る。
【0099】この配線基板41は、上述した第1の実施
の形態の磁気ヘッド装置1及び第2の実施の形態の磁気
ヘッド装置60が備える配線基板と同様に、絶縁性に優
れる基板材45上に、それぞれ、ヘッド支持体11上に
設けられた磁気ヘッド素子12と同じ数の配線パターン
46が形成されてなる。
【0100】具体的には、配線基板41の基板材45
は、一端部側の幅が狭く、その中途部から他端部にかけ
て次第に幅広となる形状に形成されており、幅狭に形成
された一端部上から幅広に形成された他端部上に亘っ
て、磁気ヘッド素子12と同じ数の配線パターン46が
設けられている。そして、これら多数の配線パターン4
6には、幅狭に形成された基板材45の一端部上に位置
して、その一方の主面部45a上に、導電性バネ部材2
1の第2の接点部21bが当接される第1の端子領域4
7が形成され、幅広に形成された基板材45の他端部上
に位置して、その他方の主面部45b上に、図示しない
外部回路と接続される第2の端子領域48が形成されて
いる。
【0101】この第3の実施の形態の磁気ヘッド装置が
備える配線基板41においては、隣り合って形成される
配線パターン46のうちの一方が、基板材45の一端部
側に穿設された貫通孔51を介して、基板材45の一方
の主面45a上から他方の主面45b上へと引き回され
ている。また、この配線基板41においては、隣り合っ
て形成される配線パターン46のうち他方が、配線基板
45の中途部又は他端部側に穿設された貫通孔52を介
して、基板材45の一方の主面45a上から他方の主面
45b上へと引き回されている。すなわち、この配線基
板41の配線パターン46は、隣り合う配線パターン4
6のうちの一方が、基板材45の一端部側から他端部側
にかけて、基板材45の他方の主面45b上に形成さ
れ、隣り合う配線パターン46のうちの他方が、基板材
45の一端部側からその中途部又は他端部側にかけて、
基板材45の一方の主面45a上に形成されている。
【0102】したがって、この配線基板41において
は、隣り合う配線パターン46間の間隔が、上述した第
1の実施の形態の磁気ヘッド装置1又は第2の実施の形
態の磁気ヘッド装置60が備える配線基板41の配線パ
ターン46間の間隔よりも大きくなっている。具体的に
は、この配線基板41の隣り合う配線パターン46間の
間隔は、基板材45の貫通孔51が穿設された箇所から
貫通孔52が穿設された箇所にかけては、第1の実施の
形態の磁気ヘッド装置1又は第2の実施の形態の磁気ヘ
ッド装置60が備える配線基板41の配線パターン46
間の間隔、すなわちヘッド支持体11上に形成された磁
気ヘッド素子12間の間隔P1のほぼ2倍となってい
る。
【0103】このように、配線パターン46間の間隔を
大きくとることにより、ヘッド支持体11上に非常に多
くの磁気ヘッド素子12が設けられ、基板材45上に形
成される配線パターン46の数が多くなっても、隣り合
う配線パターン46間の干渉を抑え、これら配線パター
ン46間における電気的短絡を未然に防止することがで
きる。
【0104】また、配線パターン46間の間隔が大きく
された配線基板41を備える第3の実施の形態の磁気ヘ
ッド装置は、ヘッド支持体11上に非常に多くの磁気ヘ
ッド素子12が設けられた場合であっても、上述した第
1の実施の形態の磁気ヘッド装置1又は第2の実施の形
態の磁気ヘッド装置60と比較して、配線パターン46
の形成が比較的容易であるとともに、配線基板部40の
組み込む作業が簡便に行える。
【0105】なお、この第3の実施の形態の磁気ヘッド
装置が備える配線基板41においては、隣り合って形成
される配線パターン46のうち基板材45の一方の主面
45a上に延在する配線パターン46の第1の端子領域
47が、基板材45の一端部側に穿設された貫通孔51
よりも基板材45の他端部側に形成されていることが望
ましい。このように、基板材45の一方の主面45a上
に延在する配線パターン46の第1の端子領域47が、
基板材45の一端部側に穿設された貫通孔51よりも基
板材45の他端部側に形成されることにより、隣り合う
配線パターン46の第1の端子領域47間の干渉を有効
に防止して、これら第1の端子領域47間における電気
的短絡を未然に防止することができる。
【0106】なお、配線基板41を以上のような構成と
した場合、磁気ヘッド部10の第1乃至第4の接続端子
部13,14,15,16と、配線パターン46の第1
の端子領域47との間の距離が、隣り合う配線パターン
46毎に異なることになるが、この場合、バネホルダ3
0に支持された第1乃至第4の導電性バネ部材21,2
2,23,24の長さ、具体的には、第1乃至第4の導
電性バネ部材21,22,23,24の第2の直線部分
21d,22d,23d,24dの長さL5,L6,L
7,L8を、第1乃至第4の接続端子部13,14,1
5,16と配線パターン46の第1の端子領域47との
間の距離に応じて、隣り合う配線パターン46に接続さ
れる導電性バネ部材毎に異ならせるようにすれば、これ
ら第1乃至第4の導電性バネ部材21,22,23,2
4を介して、第1乃至第4の接続端子部13,14,1
5,16と配線パターン46の第1の端子領域47とを
確実に接続させることができる。
【0107】
【発明の効果】本発明に係る磁気ヘッドは、m個の各磁
気ヘッド素子毎に設けられたn個の接続端子部が磁気テ
ープの信号記録面と直交する方向に沿って配列され、ヘ
ッド支持体上の領域が効率的に使用されるので、各接続
端子部間の間隔を大きくすることができ、磁気ヘッド素
子の個数が多い場合であっても、磁気ヘッド素子と外部
回路との電気的接続を適切且つ簡便に行うことが可能で
ある。
【0108】また、本発明に係る磁気ヘッド装置は、磁
気ヘッドの各接続端子部間の間隔が大きくされているこ
と、磁気ヘッドの各接続端子部に導電性バネ部材の第1
の接点部が当接され配線基板の配線パターンに導電性バ
ネ部材の第2の接点部が当接されることにより各接端子
部と配線パターンとが電気的に接続されていること、各
導電性バネ部材がバネ支持部材に支持されこのバネ支持
部材により隣り合う導電性バネ部材間の絶縁が図られて
いること、多数の導電性バネ部材が当接される多数の配
線パターンが複数枚の配線基板に分散されて形成されて
いること等の相乗効果により、磁気ヘッドの備える磁気
ヘッド素子と外部回路との電気的接続を適切且つ簡便に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ヘッド装置の一例を示す斜視
図である。
【図2】上記磁気ヘッド装置の平面図である。
【図3】上記磁気ヘッド装置の縦断面図であり、図2に
おけるX1−X2線断面図である。
【図4】上記磁気ヘッド装置が備える磁気ヘッド部の斜
視図である。
【図5】図4におけるA部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図6】接続端子部に導電性バネ部材が接続されている
状態を示す上記磁気ヘッド部の側面図である。
【図7】第1乃至第4の導電性バネ部材を示す側面図で
ある。
【図8】上記導電性バネ部材の第1の接点部が、磁気ヘ
ッド部の接続端子部に当接する様子を示す模式図であ
る。
【図9】上記導電性バネ部材を支持するバネホルダを示
す縦断面図である。
【図10】上記バネホルダを構成する第1の支持部材の
一部を拡大して示す斜視図である。
【図11】第1乃至第4の導電性バネ部材を支持した状
態を示すバネホルダの縦断面図である。
【図12】配線基板部を構成する第1の配線基板の平面
図である。
【図13】上記第1の配線基板の断面図である。
【図14】上記第1の配線基板の一部を拡大して示す斜
視図である。
【図15】上記導電性バネ部材の第2の接点部が、配線
パターンの第1の端子領域に当接する様子を示す模式図
である。
【図16】本発明に係る磁気ヘッド装置の他の例を示す
平面図である。
【図17】上記磁気ヘッド装置の縦断面図であり、図1
6におけるX3−X4線断面図である。
【図18】本発明に係る磁気ヘッド装置の更に他の例を
示す平面図である。
【図19】上記磁気ヘッド装置の縦断面図であり、図1
8におけるX5−X6線断面図である。
【図20】本発明に係る磁気ヘッド装置の更に他の例を
示す縦断面図である。
【図21】上記磁気ヘッド装置が備えるバネホルダを示
す斜視図である。
【図22】上記バネホルダを構成する支持部材を示す斜
視図である。
【図23】本発明に係る更に他の磁気ヘッド装置が備え
る配線基板を示す平面図である。
【図24】上記配線基板の断面図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド装置、10 磁気ヘッド部、11 ヘッ
ド支持体、12 磁気ヘッド素子、13 第1の接続端
子部、14 第2の接続端子部、15 第3の接続端子
部、16 第4の接続端子部、21 第1の導電性バネ
部材、22 第2の導電性バネ部材、23 第3の導電
性バネ部材、24 第4の導電性バネ部材、21a,2
2a,23a,24a 第1の接点部、21b,22
b,23b,24b 第2の接点部、30 バネホル
ダ、31 第1の支持部材、32 第2の支持部材、3
3 第3の支持部材、34 第4の支持部材、40 配
線基板部、41 第1の配線基板、42 第2の配線基
板、43 第3の配線基板、44 第4の配線基板、4
5 基板材、46 配線パターン、47 第1の端子領
域、48 第2の端子領域、60 磁気ヘッド装置、7
0 バネホルダ、71支持部材、100 磁気テープ、
101 信号記録面

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する磁気テープの信号記録面に対向
    配置されるヘッド支持体と、 上記磁気テープの信号記録面に一部を対向させて、上記
    磁気テープの幅方向に沿って上記ヘッド支持体上に配設
    されたm個(mは2以上の整数)の磁気ヘッド素子と、 上記m個の各磁気ヘッド素子毎に、上記ヘッド支持体上
    にn個(nは2以上の整数)ずつ設けられ、外部回路と
    上記磁気ヘッド素子とを電気的に接続するための接続端
    子部とを備え、 上記m個の各磁気ヘッド素子毎に設けられたn個の接続
    端子部は、上記磁気テープの信号記録面と直交する方向
    に沿って配列されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記磁気ヘッド素子として、磁気誘導型
    の磁気ヘッド素子と磁気抵抗効果型の磁気ヘッド素子と
    が積層されてなる複合型磁気ヘッド素子を備えることを
    特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 走行する磁気テープの信号記録面に対向
    配置されるヘッド支持体と、上記磁気テープの信号記録
    面に一部を対向させて、上記磁気テープの幅方向に沿っ
    て上記ヘッド支持体上に配設されたm個(mは2以上の
    整数)の磁気ヘッド素子と、上記m個の各磁気ヘッド素
    子毎に、上記磁気テープの信号記録面と直交する方向に
    沿って上記ヘッド支持体上にn個(nは2以上の整数)
    ずつ配設され、外部回路と上記磁気ヘッド素子とを電気
    的に接続するための接続端子部とを備える磁気ヘッド
    と、 上記磁気ヘッドのm個の磁気ヘッド素子に対応してm個
    の配線パターンがそれぞれ形成されたn枚の配線基板
    と、 一端側に設けられた第1の接点部を上記磁気ヘッドの接
    続端子部に当接させ、他端側に設けられた第2の接点部
    を上記配線基板の配線パターンに当接させて、上記磁気
    ヘッドの接続端子部と上記配線基板の配線パターンとを
    電気的に接続させるm×n個の導電性バネ部材と、 上記m×n個の導電性バネ部材を隣り合う導電性バネ部
    材間の絶縁を図りながら支持するバネ支持部材とを備え
    ることを特徴とする磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 上記磁気ヘッドは、上記磁気ヘッド素子
    として、磁気誘導型の磁気ヘッド素子と磁気抵抗効果型
    の磁気ヘッド素子とが積層されてなる複合型磁気ヘッド
    素子を備えることを特徴とする請求項3記載の磁気ヘッ
    ド装置。
  5. 【請求項5】 上記バネ支持部材は、少なくともm個の
    導電性バネ部材を一体に支持するn個の部分が積層され
    てなることを特徴とする請求項3記載の磁気ヘッド装
    置。
  6. 【請求項6】 上記バネ支持部材のn個の部分のそれぞ
    れの厚みが、上記磁気テープの信号記録面と直交する方
    向に沿って配設された接続端子部間の距離と略等しいこ
    とを特徴とする請求項5記載の磁気ヘッド装置。
  7. 【請求項7】 上記バネ支持部材は、少なくともn個の
    導電性バネ部材を一体に支持するm個の部分が積層され
    てなることを特徴とする請求項3記載の磁気ヘッド装
    置。
  8. 【請求項8】 上記バネ支持部材のm個の部分のそれぞ
    れの厚みが、上記磁気テープの幅方向に沿って配設され
    た磁気ヘッド素子間の距離と略等しいことを特徴とする
    請求項7記載の磁気ヘッド装置。
  9. 【請求項9】 上記導電性バネ部材は、上記第1の接点
    部を上記磁気ヘッドの接続端子部側に付勢して、この第
    1の接点部を弾性変位させた状態で上記接続端子部に当
    接させ、上記第2の接点部を上記配線基板の配線パター
    ン側に付勢して、この第2の接点部を弾性変位させた状
    態で上記配線パターンに当接させることを特徴とする請
    求項3記載の磁気ヘッド装置。
  10. 【請求項10】 上記磁気ヘッドのn個の接続端子部の
    うち上記磁気テープの信号記録面に近接する側に配設さ
    れた接続端子部に接続される導電性バネ部材の長さが、
    上記n個の接続端子部のうち上記磁気テープの信号記録
    面から離間する側に配設された接続端子部に接続される
    導電性バネ部材の長さよりも大とされていることを特徴
    とする請求項3記載の磁気ヘッド装置。
  11. 【請求項11】 上記磁気ヘッドの互いに隣り合って配
    設される一方の磁気ヘッド素子に対応した接続端子部に
    接続される導電性バネ部材の長さが、他方の磁気ヘッド
    素子に対応した接続端子部に接続される導電性バネ部材
    の長さと異なることを特徴とする請求項3記載の磁気ヘ
    ッド装置。
  12. 【請求項12】 上記バネ支持部材には、支持する導電
    性バネ部材の数に対応して複数の溝部が設けられてお
    り、 上記導電性バネ部材は、上記バネ支持部材に設けられた
    溝部に収納されることにより、上記第1及び第2の接点
    部以外の動きが規制されることを特徴とする請求項3記
    載の磁気ヘッド装置。
  13. 【請求項13】 上記配線基板に設けられた隣り合う配
    線パターンのうち一方は、一端部から他端部に亘って上
    記配線基板の一方の主面上に形成され、他方は、その中
    途部が上記配線基板に穿設された貫通孔を介して上記配
    線基板の他方の主面上に引き回されていることを特徴と
    する請求項3記載の磁気ヘッド装置。
  14. 【請求項14】 上記配線基板に設けられた隣り合う配
    線パターン間の間隔は、上記導電性バネ部材の第2の接
    点部が当接する一端側よりも他端側の方が大とされてい
    ることを特徴とする請求項3記載の磁気ヘッド装置。
  15. 【請求項15】 上記配線基板には、上記導電性バネ部
    材の第2の接点部が当接する上記配線パターンの一端側
    が位置する箇所に溝部が設けられていることを特徴とす
    る請求項3記載の磁気ヘッド装置。
  16. 【請求項16】 上記磁気ヘッドを複数備えることを特
    徴とする請求項3記載の磁気ヘッド装置。
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