JP2000267510A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法

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JP2000267510A
JP2000267510A JP11074675A JP7467599A JP2000267510A JP 2000267510 A JP2000267510 A JP 2000267510A JP 11074675 A JP11074675 A JP 11074675A JP 7467599 A JP7467599 A JP 7467599A JP 2000267510 A JP2000267510 A JP 2000267510A
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Fumihiro Ueno
史大 植野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を形成する記録媒体の給紙口に適した印
字シーケンスに自動切り換えすること。 【解決手段】 記録媒体が給紙される給紙口に応じて印
字シーケンス切換手段87がプリンタエンジン20の印
字シーケンスを切り換える構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される画像デ
ータに応じた画像を像担持体上に形成し、該形成した画
像を搬送される記録媒体に転写する画像形成手段を有す
る画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において多
色画像を形成する場合は、転写回数に応じて転写帯電器
に対する転写バイアス及び現像ユニットに対する現像バ
イアスを印加する高圧ユニットが設けられており、高圧
ユニットを複数の記録サイクルに応じてプリンタ制御手
段が順次ON/OFFすることにより、多色画像を形成
する。
【0003】図9は、従来の画像形成装置の制御構成を
説明するブロック図である。なお、ここでは画像形成装
置の一例として、多色画像形成装置であるカラーレーザ
プリンタ(レーザビームプリンタ)を用いて説明する。
【0004】図9において、1000はカラーレーザプ
リンタである。11はプリンタコントローラで、図示し
ないホストコンピュータ等の外部装置から画像情報,印
刷指示等を受信し、該受信した画像情報,印刷指示等に
応じた画像信号,コマンド等をプリンタ制御回路1に送
出する。プリンタ制御回路1は、プリンタコントローラ
11からの画像信号,コマンド等及びプリンタエンジン
20からの各種センサ情報信号56等に応じてプリンタ
エンジン20を統括制御する。プリンタエンジン20の
詳細な構成は後述する図10に示す。
【0005】以下、プリンタ制御回路1の概略構成につ
いて説明する。2はエンジンコントローラで、プリンタ
コントローラ11からの多色の画像信号に基づいてビデ
オ信号(VDo)3を生成して駆動回路4に出力する。
駆動回路4は、後述する図10に示すスキャナユニット
107の半導体レーザを駆動するための回路で、レーザ
駆動信号5をプリンタエンジン20のスキャナユニット
107に出力する。また、エンジンコントローラ2は、
プリンタコントローラ11からの多色の画像信号により
生成した第1,第2のビデオ信号を出力し、後述する図
10に示す感光体ドラム100上に静電潜像を形成させ
るとともに、バイアス制御手段7に起動信号6を出力す
る。
【0006】54は印字手段で、エンジンコントローラ
2からの印字シーケンス信号52やプリンタエンジン2
0の図示しない各種センサからの信号である各種センサ
情報信号56に応じて、プリンタエンジン20の図示し
ないモータ,クラッチ,ソレノイド等の駆動を制御する
ためのアクチュエータ駆動信号55を出力する。
【0007】バイアス制御手段7は、エンジンコントロ
ーラ2から送出される起動信号6に応じたデータより、
プリンタエンジン20における転写/現像等に使用され
る高圧ユニットへの転写/現像等バイアス信号8を出力
し、図10に示す感光体ドラム100上の静電潜像の現
像及び中間転写体(転写ベルト)103,メディアへ画
像の転写を行い、多色画像をメディア上に形成する。
【0008】83は印字シーケンス制御手段で、プリン
タエンジン20の図示しないドアのオープン/クローズ
情報の検出に伴う処理や、正常な印字動作を行うための
印字シーケンス手順をエンジンコントローラ2に伝え
る。
【0009】また、エンジンコントローラ2は、印字シ
ーケンス制御手段83の印字シーケンスによりプリンタ
エンジン20を駆動回路4,バイアス制御手段7,印字
手段54等を介して制御する。また、81は報知手段
で、画像形成時のプリンタエンジン20の動作情報等の
各種情報をビデオインタフェース18を介してステータ
ス信号としてプリンタコントローラ11に報知してい
る。すなわち報知手段81からの情報はビデオインタフ
ェース18及びプリンタコントローラ11を経由してカ
ラーレーザプリンタ1000の使用者に動作状況,警告
等が報知される。
【0010】図10は、図9に示したプリンタエンジン
20の構成の一例を説明する断面図である。
【0011】図10において、用紙カセット101から
搬送ローラにより搬送路102を搬送又は手差し給紙ト
レイ109から給紙されたメディア(普通紙,オーバヘ
ッドプロジェクタ用の透明シート(OHT用紙),光沢
紙(グロス用紙),光沢フィルム(グロスフィルム)等
の記録媒体)は中間転写体103上に形成されたトナー
画像が転写され、搬送ベルト111により定着器104
に搬送される。
【0012】中間転写体103上の画像は、まず画像信
号により変調されたレーザ光がスキャナユニット107
から感光体ドラム100上に照射されて潜像が形成され
る。そして、現像器ユニット110の各色(イエロー
(y),マゼンタ(m),シアン(c),ブラック
(k))の現像ユニットDy,Dm,Dc,Dkを順次
切り替えることにより、感光体ドラム100上の潜像は
トナー像として現像される。各色毎の画像は順次中間転
写体103に転写され、中間転写体103上で4色のト
ナーの重なった画像が形成され、搬送されるメディアに
転写される。
【0013】定着ローラ104Rは内部から図示しない
ハロゲンヒータ又は、他の加熱装置により加熱されてい
る。メディアは、定着ローラ104Rを通過することに
よりトナーが熱溶解されて画像が定着され、用紙排紙口
108により外部に排紙される。
【0014】なお、中間転写体103上の残存トナー
は、中間転写体クリーナ112により清掃除去され、感
光体ドラム100上の残存トナーは、廃トナー収納ユニ
ット113により清掃除去される。
【0015】120は操作部で、表示部及び各種キーを
備え、各種メッセージの表示及び画像形成条件等の各種
指定、例えば印字モード指定コマンド(メディア指定)
等を行うことができる。
【0016】なお、図示していないが、メディアの両面
に画像を形成すべくプリンタエンジン20にメディアを
再給紙する両面ユニットが着脱可能に備えられている。
【0017】以下、図9に示したプリンタ制御回路1と
プリンタコントローラ11間の動作について図11及び
図12(a),(b)を用いて説明する。
【0018】図11は、図9に示したプリンタ制御回路
1とプリンタコントローラ11とがビデオインタフェー
ス18を介して送受する信号を説明する図である。な
お、図9と同一のものには同一の符号を付してある。
【0019】図12は、図11に示した各信号を説明す
るタイミングチャートであり、コマンド及びステータス
等の送受タイミングを示している。
【0020】以下、図11,図12を参照しながら、動
作について説明する。図9に示したプリンタ制御回路1
は、電源投入後、プリンタコントローラ11との通信が
可能になった時点にて/PPRDY信号21をtrue
(LOW)にする。そして、プリンタコントローラ11
からの/CPRDY信号23がtrueであることを確
認した後、正しいLBP−IDコードをプリンタコント
ローラ11より受け取ったと認識したならば、エンジン
コントローラ2がプリンタエンジン20を印字可能状態
にするための処理を始める。
【0021】それから、プリンタエンジン20が印字可
能な状態になったならば、プリンタ制御回路1は/RD
Y信号22をtrueにする。一方、プリンタコントロ
ーラ11は、通信可能となった時点にて図12(b)に
示す様に/CPRDY信号23をtrueにし、/CB
SY信号24をtrueにした後、CCLK信号26に
よるパルスに同期させ、CMD信号25をプリンタ制御
回路1に送出し、それからCMD信号25によるコマン
ドを送出した後、CBSY信号24をfalseにす
る。
【0022】次に、プリンタ制御回路1は、上記手順に
てプリンタコントローラ11からのコマンドを受け取る
と、SBSY信号24をtrueにした後、CCLK信
号26によるパルスに同期させ、STS信号28をプリ
ンタコントローラ11に送出する。STS信号28によ
るステータスをプリンタコントローラ11に送出した
後、SBSY信号27をfalseにする。
【0023】以上の手順により、プリンタ制御回路1と
プリンタコントローラ11とは、コマンドとステータス
の送受信を行う。
【0024】次に印字動作の手順について説明する。プ
リンタコントローラ11は、プリンタ制御回路1から送
出される/RDY信号22がtrueであることを確認
した後、/PRNT信号29をtrueにする。一方、
プリンタ制御回路1は、図12(a)に示す様に/PR
NT信号29がtrueである事を認識したならば、電
子写真プロセスの前回転動作を開始し、不図示の基準信
号検知後、所定時間後に/TOP信号30のパルスをプ
リンタコントローラ11に出力する。
【0025】プリンタコントローラ11はLSYNC信
号33のパルスに同期させて、イエローの画像信号であ
る/VDo信号32をプリンタ制御回路1に出力する。
同様な手順によりマゼンタ,シアン,ブラックの画像信
号を出力し、多色画像を形成する。
【0026】次に、図13に示すフローチャートを参照
して従来の画像形成装置における印字動作の一例を説明
する。
【0027】図13は、従来の画像形成装置における画
像形成手順の一例を説明するフローチャートであり、画
像形成を行う為のシーケンス手順を示している。なお、
(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0028】まず、図示しない電源がONされると、プ
リンタ制御回路1は、ハードウエア回路、通信の初期設
定を行った後、プリンタコントローラ11からの正しい
LBP−IDコマンド待ち状態となる(1)。ここで、
正しいLBP−IDコマンドを受け取ったと判断した場
合に、種々のイニシャル処理、例えばプリンタエンジン
20の現像器有無チェック,定着器104の定着ヒータ
温調開始,駆動系イニシャライズ等、印字動作が可能に
なるスタンバイまでの立ち上げ処理を実行する(2)。
但し、この時自己診断により、故障が検知された場合
は、故障となる。
【0029】次に、定着器104の温度が目標温度にな
る等プリンタエンジン20がスタンバイになるのを待ち
(3)、プリンタエンジン20がスタンバイ(画像形成
動作実行可能状態)になったならば、不図示の紙有無検
知手段からの用紙カセット101等の紙有無情報をチェ
ックし(4)、紙有りならば、ステップ(5)へ、紙無
しならば、ステップ(3)へ移行する。
【0030】一方、ステップ(5)では、プリンタコン
トローラ11からプリント指示があるか否かのチェック
(/PRNT信号trueか否かのチェック)を行い、
指示がないと判断した場合は、ステップ(3)に戻り、
指示が有ると判断した場合は、プリンタエンジン20で
上述したような電子写真プロセスの印字シーケンスを実
行させ(6)、最適画像を出力する。
【0031】そして、印字動作が終了したかどうかを判
断し(7)、印字終了していないと判断した場合は、ス
テップ(6)に戻り、印字終了したと判断した場合は、
ステップ(3)に戻り、スタンバイ動作へ戻る処理を行
い、ステップ(3)以降の動作を繰り返す。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】従来の多色画像形成装
置は上記のように構成され、フルカラーモードでは、図
9に示した中間転写体103を4回転させ、K(ブラッ
ク),M(マゼンタ),C(シアン),Y(イエロー)
の色順にて感光体ドラム100から画像を転写し、中間
転写体103に転写された画像をメディアに転写するこ
とにより印字を行っていた。
【0033】また、両面印字の場合も、1面目、2面目
共に中間転写体103を4回転させて印字を行い、さら
に2面目画像は定着速度を数%速くすることにより2面
目の転写不良を防ぐことも実施していた。
【0034】しかしながら、例えばフルカラーモードに
て両面連続印字した場合、2面目の転写不良を防ぐため
の定着速度アップにより、次の記録紙の1面目の画像の
色ずれが悪化してしまうという問題点があった。
【0035】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、記録媒体が給紙され
る給紙口に応じて前記画像形成手段での印字シーケンス
を切換えることにより、記録媒体の給紙口に適した印字
シーケンスに自動切換でき、両面印字であっても記録媒
体にずれがない高品質な画像を形成できる画像形成装置
および画像形成装置の制御方法を提供することである。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、入力される画像データに応じた画像を像担持体(図
10に示す中間転写体103)上に形成し、該形成した
画像を搬送される記録媒体に転写する画像形成手段(図
10に示すプリンタエンジン20)を有する画像形成装
置であって、給紙口を指定するコマンドに応じて前記画
像形成手段における印字シーケンスを切り換える切換手
段(図1に示す印字シーケンス切換手段87)を有する
ものである。
【0037】本発明に係る第2の発明は、前記切換手段
は、前記画像形成手段の印字シーケンスを前記記録媒体
に転写すべき画像の前記像担持体に対する形成とつぎに
搬送される記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に
対する形成とを連続させる第1印字シーケンス(図5の
(a)に示す印字シーケンスA)または前記記録媒体に
転写すべき画像の前記像担持体に対する形成とつぎに搬
送される記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対
する形成とを断続させる第2印字シーケンス(図5の
(b)に示す印字シーケンスB)に切り換えるものであ
る。
【0038】本発明に係る第3の発明は、前記切換手段
は、前記コマンドにより、前記記録媒体の両面に画像を
形成すべく前記画像形成手段に再給紙する両面給紙口
(不図示の両面ユニット)が指定された場合に、前記画
像形成手段の印字シーケンスを前記第2印字シーケンス
に切り換えるものである。
【0039】本発明に係る第4の発明は、入力される画
像データに応じた画像を像担持体(図10に示す中間転
写体103)上に形成し、該形成した画像を搬送される
記録媒体に転写する画像形成手段(図1に示すプリンタ
エンジン20)を有する画像形成装置であって、前記記
録媒体の種類を検知する第1検知手段(図1に示すメデ
ィア検知手段91)と、コマンドを受信する受信手段
(図1に示す受信手段88)と、前記第1検知手段の検
知結果または前記受信手段により受信したコマンドに基
づいて前記画像形成手段の印字シーケンスを切り換える
切換手段(図1に示す印字シーケンス切換手段87)と
を有するものである。
【0040】本発明に係る第5の発明は、前記切換手段
は、前記記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対
する形成とつぎに搬送される記録媒体に転写すべき画像
の前記像担持体に対する形成とを連続させる第1印字シ
ーケンス(図5の(a)に示す印字シーケンスA)また
は前記記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対す
る形成とつぎに搬送される記録媒体に転写すべき画像の
前記像担持体に対する形成とを断続させる第2印字シー
ケンス(図5の(b)に示す印字シーケンスB)に切り
換えるものである。
【0041】本発明に係る第6の発明は、前記切換手段
は、前記第1検知手段により前記記録媒体の種類が透明
シート(OHT)であると検知した場合に、前記受信手
段により受信したコマンドに関わらず、前記画像形成手
段の印字シーケンスを前記第1印字シーケンスに切り換
えるものである。
【0042】本発明に係る第7の発明は、前記切換手段
は、前記受信手段により画像ずれ改善指示(色ずれ改善
モード)を受信した場合に、コマンドにより指定された
給紙口に関わらず、前記画像形成手段の印字シーケンス
を前記第2印字シーケンスに切り換えるものである。
【0043】本発明に係る第8の発明は、前記記録媒体
の長さを検知する第2検知手段(図1に示すメディア検
知手段91)を有し、前記切換手段は、前記第1検知手
段の検知結果,前記第2検知手段の検知結果または前記
受信手段により受信したコマンドに応じて前記画像形成
手段の印字シーケンスを切り換えるものである。
【0044】本発明に係る第9の発明は、前記記録媒体
の両面に画像を形成すべく前記画像形成手段に再給紙す
る再給紙部が前記画像形成装置に装着されているかを検
知する第3検知手段(図1に示す両面ユニット装着検知
手段90)を有し、前記切換手段は、前記第1検知手段
の検知結果,前記第3検知手段の検知結果または前記受
信手段により受信した指示に応じて前記画像形成手段の
印字シーケンスを切り換えるものである。
【0045】本発明に係る第10の発明は、前記記録媒
体の両面に画像を形成すべく前記画像形成手段に再給紙
する再給紙部が前記画像形成装置に装着されているかを
検知する第3検知手段(図1に示す両面ユニット装着検
知手段90)を有し、前記切換手段は、前記第1検知手
段の検知結果,前記第2検知手段の検知結果,前記第3
検知手段の検知結果又は前記受信手段により受信したコ
マンドに応じて前記画像形成手段の印字シーケンスを切
り換えるものである。
【0046】本発明に係る第11の発明は、前記画像形
成手段は、前記記録媒体の2面目に印字する場合に、前
記記録媒体の画像を定着させるときの搬送速度を上げる
もの(図7,図8に示す印字シーケンス表)である。
【0047】本発明に係る第12の発明は、入力される
画像データに応じた画像を像担持体(図10に示す中間
転写体103)上に形成し、該形成した画像を搬送され
る記録媒体に転写する画像形成手段(図1に示すプリン
タエンジン20)を有する画像形成装置であって、前記
画像形成手段の印字シーケンスを、前記記録媒体に転写
すべき画像の前記像担持体に対する形成とつぎに搬送さ
れる記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対する
形成とを連続させる第1印字シーケンス(図5の(a)
に示す印字シーケンスA)または前記記録媒体に転写す
べき画像の前記像担持体に対する形成とつぎに搬送され
る記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対する形
成とを断続させる第2印字シーケンス(図5の(b)に
示す印字シーケンスB)に切り換える切換手段(図1に
示す印字シーケンス切換手段87)を有するものであ
る。
【0048】本発明に係る第13の発明は、前記切換手
段により切り換えられた印字シーケンスにより前記画像
形成手段を制御する制御手段(図1に示す印字シーケン
ス制御手段83,エンジンコントローラ2)を有するも
のである。
【0049】本発明に係る第14の発明は、前記画像形
成手段は、入力される画像データに応じた複数色の画像
を像担持体上に重畳形成し、該重畳形成した画像を搬送
される記録媒体に転写するものである。
【0050】本発明に係る第15の発明は、前記第1印
字シーケンスは、1枚の記録媒体に対し、前記記録媒体
上に形成される色数と同一回数で前記像担持体を回転さ
せて記録媒体上に画像を形成させるシーケンスであり、
前記第2印字シーケンスは、1枚の記録媒体に対し、前
記記録媒体上に形成される色数より大きい回数で前記像
担持体を回転させて記録媒体上に画像形成させるシーケ
ンス(図5の(a)に示す(i)の印字シーケンスAお
よび図5の(b)に示す(i)の印字シーケンスB)で
ある。
【0051】本発明に係る第16の発明は、前記第1印
字シーケンスは、前記像担持体に形成された画像の記録
媒体に対する転写とつぎに搬送される記録媒体に転写す
べき画像の前記像担持体に対する形成とを並行させるシ
ーケンスであり、前記第2印字シーケンスは、前記像担
持体に形成された画像の記録媒体に対する転写終了後に
つぎに搬送される記録媒体に転写すべき画像の前記像担
持体に対する形成を実行させる図5の(a)に示す
(i)の印字シーケンスAおよび図5の(b)に示す
(i)の印字シーケンスB)である。
【0052】本発明に係る第17の発明は、前記第1印
字シーケンスは、1枚の記録媒体に対し、前記記録媒体
上に形成される色数を所定倍した数で前記像担持体を回
転させて記録媒体上に画像を形成させるシーケンスであ
り、前記第2印字シーケンスは、前記記録媒体上に形成
される色数を前記所定倍した数より大きい数で前記像担
持体を回転させて記録媒体上に画像形成させシーケンス
(図5の(a)に示す(ii)の印字シーケンスAおよ
び図5の(b)に示す(ii)の印字シーケンスB)で
ある。
【0053】本発明に係る第18の発明は、前記第1印
字シーケンスは、前記像担持体に形成される画像に対す
る転写終了後に継続してつぎに搬送される記録媒体に転
写すべき画像の前記像担持体に対する形成を実行させる
シーケンスであり、前記第2印字シーケンスは、前記像
担持体に形成される画像に対する転写終了後、前記像担
持体を空転させた後につぎに搬送される記録媒体に転写
すべき画像の前記像担持体に対する形成を実行させるシ
ーケンス(図5の(a)に示す(ii)の印字シーケン
スAおよび図5の(b)に示す(ii)の印字シーケン
スB)である。
【0054】本発明に係る第19の発明は、入力される
画像データに応じた画像を像担持体上に形成し、該形成
した画像を搬送される記録媒体に転写する画像形成手段
を有する画像形成装置の制御方法であって、給紙口を指
定するコマンドに応じて前記画像形成手段の印字シーケ
ンスを切り換える切換工程(図3に示すフローチャート
のステップ(6),(7))を有するものである。
【0055】本発明に係る第20の発明は、前記記録媒
体の種類を検知する第1検知工程(図3に示すフローチ
ャートのステップ(1))と、外部からの指示を受信す
る受信工程と、前記記録媒体のサイズを検知する第2検
知工程(図4に示すフローチャートのステップ(2),
(4),(5))と、前記記録媒体の両面に画像を形成
すべく前記画像形成手段に再給紙する両面給紙部が前記
画像形成装置に装着されているかを検知する第3検知工
程(図3に示すフローチャートのステップ(3))を有
し、前記切換工程は、前記第1検知工程の検知結果,前
記第2検知工程の検知結果,前記第3検知工程の検知結
果又は前記受信工程により受信したコマンドに応じて前
記画像形成手段の印字シーケンスを切り換える(図4に
示すフローチャートのステップ(6)〜(9),(1
1))ものである。
【0056】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本実施
形態で示す画像形成装置の制御構成を説明するブロック
図であり、図9と同一のものには、同じ符号を付してあ
る。又、プリンタ制御回路1とプリンタコントローラ1
1間の動作については図11,図12の(a),(b)
に示したものと同一であり、動作は従来例と同等であ
る。また、本実施形態でもカラーレーザプリンタ100
0を一例に用いて説明する。以下、図1において、88
は受信手段で、プリンタコントローラ11から送信され
る印字モード指定コマンド等を受信する。90は両面ユ
ニット装着検知手段で、画像形成装置に不図示の両面ユ
ニットが装着されているかどうかを検知する。91はメ
ディア検知手段で、メディアの種類(OHTシート等の
識別),サイズ(長さ,幅)等を検知する。
【0057】87は印字シーケンス切換手段で、印字シ
ーケンス制御手段83の印字シーケンスを切り換えるも
のであり、エンジンコントローラ2は印字シーケンス制
御手段83から伝えられた印字シーケンスによりプリン
タエンジン20を制御する。
【0058】プリンタ制御回路1は、電源が投入され、
正しいLBP−IDコマンド受信後、図示しない出力ポ
ートのOFF、各種センサ等の図示しない入力ポートの
異常チェック等のプリンタエンジン20のイニシャライ
ズ処理を実行し、その後、プリンタエンジン20が印字
動作が可能になるスタンバイまでの立ち上げ処理を実行
する。そして、立ち上げ処理全てが終了したときから、
/PRNT信号29がtrueになるのを待つととも
に、受信手段88にてプリンタコントローラ11から送
出される印字モード指定コマンドを待つ。なお、受信手
段88はプリンタコントローラ11から送出される特定
のコマンド及びコマンドデータを受信したかどうかをチ
ェックするものである。
【0059】/PRNT信号29のtrue信号を検知
したならば、この時点までに受信手段88にて受信した
印字モードの内容に基づき印字シーケンス切換手段87
にて印字シーケンスを切り換え、印字シーケンス切換手
段87により切り換えられた印字シーケンスに基づいて
印字シーケンス制御手段83にてプリンタエンジン20
の印字動作を制御する。以降、プリンタ制御回路1は、
従来例にて説明した動作タイミングにてプリンタエンジ
ン20の印字動作を制御する。
【0060】本実施形態では、特に印字シーケンス切換
手段87からの情報と印字シーケンス制御手段83にて
選択した印字シーケンスについて説明する。
【0061】印字シーケンス切換手段87は、受信手段
88からの情報やカラーレーザプリンタ1000に着脱
可能な不図示の両面ユニットが装着されているかどうか
を検出する両面ユニット装着検知手段90や、画像を形
成するメディアのサイズ(長さ,幅等),種類等を検知
する、例えばメディアがOHTシートか否かを検知する
メディア検知手段91からの情報(メディアのサイズ,
種類等を示す情報)に基づき、フルカラー印字の異なっ
た印字シーケンスの何れかを選択し切り換える手段であ
る。
【0062】以下、図2〜図4に示したフローチャート
等を参照して、図1に示した受信手段88,印字シーケ
ンス切換手段87,印字シーケンス制御手段83等にお
ける処理手順及び処理内容について説明する。
【0063】図2は、本実施形態で示す画像形成装置に
おける第1のデータ処理手順の一例を説明するフローチ
ャートであり、図1に示した受信手段88における受信
処理手順に対応する。なお、(1)〜(4)は各ステッ
プを示す。
【0064】まず、受信手段88は、プリンタコントロ
ーラ11から印字モード指定コマンドを受信したか否か
のチェックを行い(1)、受信していないと判断した場
合は、ステップ(1)に戻って受信するまで待ち、受信
したと判断した場合は、受信した印字モード指定コマン
ド等の内容が有効か否かのチェックを行う(2)。ステ
ップ(2)では、例えば受信した印字モード指定コマン
ドがカラーレーザプリンタ1000で実行可能なコマン
ド等を格納するROM93に登録されているかどうかの
チェックを行う。
【0065】ステップ(2)において、受信した印字モ
ード指定コマンドが有効(プリンタエンジン20におい
て実行可能なモード)である場合は、受信した印字モー
ド指定コマンドの内容を印字モードとしてRAM92に
格納し(3)、処理を終了する。一方、受信した印字モ
ード指定コマンドが無効(プリンタエンジン20におい
て実行不可能なモード)である場合は、スタンダードモ
ード(標準印刷モード)、例えばコード「00h」を印
字モードとしてRAM92に格納し(4)、処理を終了
する。
【0066】図3は、本実施形態で示す画像形成装置に
おける第2のデータ処理手順の一例を説明するフローチ
ャートであり、図1に示した印字シーケンス切換手段8
7により実行される印字シーケンス切換処理手順に対応
するものである。なお、(1)〜(6)は各ステップを
示す。
【0067】まず、図1に示した印字シーケンス切換手
段87は、メディア検知手段91からの情報を最優先
し、メディア検知手段91で検知,認識したメディアが
OHTシートであるかどうかを判断し(1)、認識した
メディアがOHTシートであると判断した場合は、印字
シーケンス制御手段83における印字シーケンスとして
後述する図5に示すような印字シーケンスAを選択し
(4)、処理を終了する。
【0068】一方、ステップ(1)において、メディア
がOHTシート以外であると認識した場合は、図1に示
した受信手段88のチェック結果に基づきRAM92に
記憶した印字モードをチェックし(2)、印字モードが
ノーマルモード以外であると判断した場合は、印字シー
ケンス制御手段83における印字シーケンスとして印字
シーケンスAを選択し(4)、処理を終了する。
【0069】一方、ステップ(2)において、印字モー
ドがノーマルモードであると判断した場合は、ステップ
(3)に進み、両面ユニット装着検知手段90からの情
報によりカラーレーザプリンタ1000に対する不図示
の両面ユニットの装着を認識し、且つ不図示の両面ユニ
ットの給紙口からの給紙である、つまり両面印字の2面
目の印字であると判断した場合は、画像の品質を向上す
るために定着スピード(図10に示す定着器104にお
けるメディア搬送速度)を数%早くする(5)と共に、
印字シーケンス制御手段83における印字シーケンスと
して後述する図5に示すような印字シーケンスBを選択
し(6)、処理を終了する。
【0070】一方、ステップ(3)において、上述した
場合以外ならば、印字シーケンス制御手段83における
印字シーケンスとして印字シーケンスAを選択し
(4)、処理を終了する。
【0071】図4は、本実施形態で示す画像形成装置に
おける第3のデータ処理手順の一例を説明するフローチ
ャートであり、図1に示した印字シーケンス制御手段8
3における制御手順に対応するものである。なお、
(1)〜(11)は各ステップを示す。
【0072】まず、図1に示した印字シーケンス制御手
段83は、プリンタコントローラ11から送出され受信
手段88によりRAM92に記憶される印字モードがフ
ルカラーモードであるかどうかを判断し(1)、フルカ
ラーモードであると判断した場合は、ステップ(3)に
進み、フルカラーモードでないと判断した場合は、ステ
ップ(2)に進む。
【0073】ステップ(3)では、図1に示した印字シ
ーケンス切換手段87により選択された印字シーケンス
に応じて処理を分岐させる。ここで、選択された印字シ
ーケンスが印字シーケンスAであった場合は、メディア
のサイズがリーガルサイズであるかどうかを判断し
(4)、リーガルサイズでないと判断した場合は、中間
転写体103を4回転させてフルカラー画像の印字を実
行させる後述する図5に示す印字シーケンスAに基づい
てプリンタエンジン20を制御し(6)、処理を終了す
る。
【0074】一方、ステップ(4)において、メディア
のサイズがリーガルサイズであると判断した場合は、中
間転写体103を8回転させてフルカラー画像の印字を
実行させる後述する図5に示す印字シーケンスAに基づ
いてプリンタエンジン20を制御し(8)、処理を終了
する。
【0075】一方、ステップ(3)において、印字シー
ケンス切換手段87により選択された印字シーケンスが
印字シーケンスBであった場合は、メディアのサイズが
リーガルサイズであるかどうかを判断し(5)、リーガ
ルサイズでないと判断した場合は、中間転写体103を
5回転させてフルカラー画像の印字を実行させる後述す
る図5に示す印字シーケンスBに基づいてプリンタエン
ジン20を制御し(7)、処理を終了する。
【0076】一方、ステップ(5)において、メディア
のサイズがリーガルサイズであると判断した場合は、中
間転写体103を9回転させてフルカラー画像の印字を
実行させる後述する図5に示す印字シーケンスBに基づ
いてプリンタエンジン20を制御し(9)、処理を終了
する。
【0077】一方、ステップ(1)において、フルカラ
ーモードでないと判断した場合は、メディアのサイズが
リーガルサイズであるかどうかを判断し(2)、リーガ
ルサイズでないと判断した場合は、印字シーケンス切換
手段87で選択された印字シーケンスが印字シーケンス
Bであるかどうかを判断し(10)、選択された印字シ
ーケンスが印字シーケンスBでないと判断した場合は、
処理を終了する。
【0078】一方、ステップ(2)において、メディア
のサイズがリーガルサイズであると判断した場合、また
はステップ(10)において、選択された印字シーケン
スが印字シーケンスBであると判断した場合は、中間転
写体103を2回転させてモノカラー画像の印字を実行
させる印字シーケンスに基づいてプリンタエンジン20
を制御し(11)、処理を終了する。
【0079】このように、図4に示したフローチャート
では、図1に示した印字シーケンス切換手段87からの
情報に応じて(ステップ(3),(10))、フルカラ
ーモードの場合(ステップ(1))とメディアがリーガ
ルの場合(ステップ(4),(5),(2))のチェッ
クを行い、フルカラー画像の印字の場合の印字時におけ
る中間転写体103の回転数の異なるシーケンス制御を
実行する(ステップ(6)〜(9))。また、モノカラ
ーの場合は、中間転写体103の回転数が2回転にてシ
ーケンス制御を実行する(ステップ(11))場合があ
る。この場合、後述する図5に示す画像K、M、C分の
中間転写体103の回転が無い場合の印字シーケンス制
御となる。
【0080】図5は、印字シーケンスA,印字シーケン
スBの一例を説明する図であり、ここでは図1に示した
プリンタエンジン20の動作を用いて説明を進める。
【0081】図5の(a),(b)において、K1,M
1,C1,Y1は同一のメディアに転写されるそれぞれ
黒,マゼンタ,シアン,イエローの画像である。K2,
M2,…は次に搬送されてくるメディアに転写される
黒,マゼンタ,…の画像である。また、Lは図10に示
した中間転写体103が1回転する間隔を示している。
T1,T2は中間転写体103上に重畳形成された各色
の画像を搬送されてくるメディアに再転写する期間を示
している。
【0082】図5の(a)において、(i)は印字モー
ドがフルカラーモードでメディアのサイズがリーガルサ
イズ以外の場合の印字シーケンスAを示しており、(i
i)は印字モードがフルカラーモードでメディアのサイ
ズがリーガルサイズである場合の印字シーケンスAを示
している。
【0083】図5の(a)の(i)に示される印字シー
ケンスAによるプリンタエンジン20の動作は以下のよ
うになる。中間転写体103の1回〜4回転目で感光体
ドラム100から中間転写体103上に画像K1,M
1,C1,Y1が順次重畳転写される。そして、4回転
目の画像Y1を感光体ドラム100から中間転写体10
3上に転写している最中に、先端が中間転写体103上
に転写された画像の先端に合うように搬送されるメディ
アに中間転写体103上に重畳転写された4色の画像が
転写されはじめる。この時、中間転写体103上の4色
の画像がメディアに転写されている途中で、中間転写体
103は5回転目に入り、メディアに画像を転写する工
程と並行して、次に搬送されるメディアの画像K2が感
光体ドラム100から中間転写体103上に転写され
る。このようにフルカラーモードでメディアがリーガル
サイズ以外の場合の印字シーケンスAは、中間転写体1
03が4回転する毎に1枚のメディアに画像が形成され
る。
【0084】図5の(a)の(ii)に示される印字シ
ーケンスAによるプリンタエンジン20の動作は以下の
ようになる。中間転写体103の1回転目で感光体ドラ
ム100から中間転写体103上に画像K1が転写さ
れ、2回転目は感光体ドラム100から画像は転写され
ない。以降同様に、3,5,7回転目に感光体ドラム1
00から中間転写体103に画像M1,C1,Y1が重
畳転写される。そして、7回転目の画像Y1を感光体ド
ラム100から中間転写体103上に転写している最中
に、先端が中間転写体103上に転写された画像の先端
に合うように搬送されるメディアに中間転写体103上
に重畳転写された4色の画像が転写されはじめる。それ
から8回転目には感光体ドラム100から中間転写体1
03への画像の転写は行われず、9回転目に次に搬送さ
れるメディアの画像K2が感光体ドラム100から中間
転写体103上に転写される。このように、フルカラー
モードでメディアがリーガルサイズの場合の印字シーケ
ンスAは、中間転写体103が8回転する毎に1枚のメ
ディアに画像が形成される。
【0085】図5の(b)において、(i)はフルカラ
ーモードでリーガルサイズ以外の場合の印字シーケンス
Bを示しており、(ii)はフルカラーモードで、リー
ガルサイズの場合の印字シーケンスBを示している。
【0086】図5の(b)の(i)に示される印字シー
ケンスBによるプリンタエンジン20の動作は以下のよ
うになる。中間転写体103の1回〜4回転目で感光体
ドラム100から中間転写体103上に画像K1,M
1,C1,Y1が順次重畳転写される。そして、4回転
目の画像Y1を感光体ドラム100から中間転写体10
3上に転写している最中に、先端が中間転写体103上
に転写された画像の先端に合うように搬送されるメディ
アに中間転写体103上に重畳転写された4色の画像が
転写されはじめる。この時、中間転写体103上の4色
の画像がメディアに転写されている途中で、中間転写体
103は5回転目に入るが、5回転目では感光体ドラム
100から中間転写体103に次に搬送されるメディア
の画像K2が転写されず、中間転写体103上の4色の
画像がメディアに対する転写が終了した6回転目に次に
搬送されるメディアの画像K2が感光体ドラム100か
ら中間転写体103上に転写される。このように、フル
カラーモードでメディアがリーガルサイズ以外の場合の
印字シーケンスBは、中間転写体103が5回転する毎
に1枚のメディアに画像が形成される。
【0087】図5の(b)の(ii)に示される印字シ
ーケンスBによるプリンタエンジン20の動作は以下の
ようになる。中間転写体103の1回転目で感光体ドラ
ム100から中間転写体103上に画像K1が転写さ
れ、2回転目は感光体ドラム100から画像は転写され
ない。以降同様に、3,5,7回転目に感光体ドラム1
00から中間転写体103に画像M1,C1,Y1が重
畳転写される。そして、7回転目の画像Y1を感光体ド
ラム100から中間転写体103上に転写している最中
に、先端が中間転写体103上に転写された画像の先端
に合うように搬送されるメディアに中間転写体103上
に重畳転写された4色の画像が転写されはじめる。それ
から8,9回転目には感光体ドラム100から中間転写
体103への画像の転写は行われず、10回転目に次に
搬送されるメディアの画像K2が感光体ドラム100か
ら中間転写体103上に転写される。このように、フル
カラーモードでメディアがリーガルサイズの場合の印字
シーケンスBは、中間転写体103が9回転する毎に1
枚のメディアに画像が形成される。
【0088】このように、図1に示した印字シーケンス
制御手段83では、図5の(a),(b)に示したよう
に、フルカラー画像を形成するにあたり、複数の印字シ
ーケンス、例えば印字シーケンスA,印字シーケンスB
の2つの印字シーケンスを実行可能である。
【0089】また、上述したように、連続印字の場合に
おいて、印字シーケンスAでは、中間転写体103を4
回転(リーガルサイズの場合8回転)させることにより
メディア上に画像を形成し、印字シーケンスBでは、中
間転写体103を5回転(リーガルサイズの場合9回
転)させることによりメディア上に画像を形成するが、
例えば中間転写体103が1周3.75秒にて回転する
ならば、印字シーケンスAでは印字スピードが4PPM
(リーガルサイズの場合2PPM)、印字シーケンスB
では印字スピードが3.2PPM(リーガルサイズの場
合1.7PPM)となる。
【0090】したがって、本実施形態で示した画像形成
装置では、中間転写体103を4回転させ、中間転写体
103上に転写後さらに1回転して中間転写体103上
の像をメディア上に再転写させ、定着器104により定
着し、像を形成させる印字シーケンスを実行できる。
【0091】すなわち、図1に示した印字シーケンス制
御手段83は、感光体ドラム100から中間転写体10
3への画像の転写と、中間転写体103からメディアへ
の画像の転写とを同時に行わないように印字させる印字
シーケンスBによりプリンタエンジン20を制御し、例
えば、フルカラーモードで両面に印字する場合の2面目
に印字するときは、従来と異なる印字シーケンス制御に
て印字することにより、フルカラーモードにおいて両面
印字でも色ずれやバンディングがすくない良好な画質を
得ることができる。
【0092】〔第2実施形態〕上述した第1実施形態で
示した画像形成装置は、フルカラーモードでメディアの
両面に印字する場合の2面目を印字するとき、画質を良
くするために定着速度を数%速くし、その弊害として生
じてしまう次のメディアに転写される画像の色ずれを改
善するために、従来と異なる印字シーケンス制御(印字
シーケンスBによる制御)にてプリンタエンジン20を
制御して印字することにより、フルカラーモード両面連
続印字でも色ずれやバンディングがすくない良好な品質
の画像が印字可能となったが、画質に対して厳しいユー
ザにとっては、片面印字の場合における規格範囲内での
色ずれも、満足されない場合がある。
【0093】このようなユーザの要求にこたえるべく、
本実施形態では、指定可能な印字モードとして色ずれ改
善モードを追加し、プリンタコントローラ11から受信
した印字モードが色ずれ改善モードかどうかを判定し、
該判定結果に応じて印字シーケンスを切り換える画像形
成装置の一例について説明する。
【0094】以下、第2実施形態について説明する。な
お、本実施形態においても、制御構成及びプリンタエン
ジンの構成は、上述した第1実施形態と同様であり、受
信手段88及び印字シーケンス制御手段83における動
作も第1実施形態と同様であり、さらには本実施形態に
おける印字シーケンスA,Bについても図5に示したも
のと同様である。
【0095】本実施形態では、プリンタコントローラ1
1から設定する印字モード内に色ずれ改善モードを用意
し、片面印字,両面印字にかかわらず、外部装置,操作
部120等からユーザ設定にて印字シーケンスBが選択
可能としたものである。
【0096】以下、図6のフローチャートを参照して、
上述したように印字シーケンスをユーザ設定にて選択可
能に構成した場合の印字シーケンス切換手段87におけ
る印字シーケンス切換処理手順について説明する。
【0097】図6は、本実施形態で示す画像形成装置に
おける第4のデータ処理手順の一例を説明するフローチ
ャートであり、図1に示した印字シーケンス切換手段8
7により実行される印字シーケンス切換処理に対応す
る。なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0098】まず、図1に示した印字シーケンス切換手
段87は、メディア検知手段91からの情報を最優先
し、メディア検知手段91で検知,認識したメディアが
OHTシートであるかどうかを判断し(1)、認識した
メディアがOHTシートであると判断した場合は、印字
シーケンス制御手段83における印字シーケンスとして
図5に示したような印字シーケンスAを選択し(7)、
処理を終了する。
【0099】一方、ステップ(1)において、メディア
がOHTシート以外であると認識した場合は、図1に示
した受信手段88のチェック結果に基づきRAM92に
記憶した印字モードをチェックし(2)、印字モードが
ノーマルモード以外であると判断した場合は、受信した
印字モードが色ずれ改善モードであるかどうかを判断し
(4)、色ずれ改善モードであると判断した場合は、ス
テップ(6)に進み、印字シーケンス制御手段83にお
ける印字シーケンスとして図5に示したような印字シー
ケンスBを選択し(6)、処理を終了し、一方、色ずれ
改善モードでないと判断した場合は、ステップ(7)で
印字シーケンスAを選択し、処理を終了する。
【0100】一方、ステップ(2)において、印字モー
ドがノーマルモードであると判断した場合は、ステップ
(3)に進み、両面ユニット装着検知手段90からの情
報によりカラーレーザプリンタ1000に対する不図示
の両面ユニットの装着を認識し、且つ不図示の両面ユニ
ットの給紙口からの給紙である、つまり両面印字の2面
目の印字であると判断した場合は、画像の品質を向上す
るために定着スピード(図10に示す定着器104にお
ける搬送速度)を数%早くする(5)と共に、印字シー
ケンス制御手段83における印字シーケンスとして図5
に示したような印字シーケンスBを選択して(6)、処
理を終了する。
【0101】一方、ステップ(3)において、上述した
場合以外ならば、ステップ(4)に進む。
【0102】このように、図6のフローチャートに示す
処理では、プリンタコントローラ11からのコマンドが
色ずれ改善モードの場合は印字シーケンスBを選択する
ようになっている(ステップ(4))。
【0103】したがって、連続印字速度は少し遅くなる
けれども、さらに厳しく色ずれやバンディングがすくな
い良好な画質を得たいユーザの要求を満たすことができ
る。
【0104】なお、第2実施形態では、印字モードがノ
ーマルモード,色ずれ改善モード,その他のモードに応
じて印字シーケンス及び定着速度を選択しているが、プ
リンタコントローラ11から指定される印字モードに応
じてさらに細かく印字シーケンス等を切り換えするよう
にしても良い。
【0105】以下、図7,図8を参照して、プリンタコ
ントローラ11から指定される印字モードに応じて印字
シーケンス切換手段87で選択される印字シーケンスに
ついて説明する。
【0106】図7,図8は、図1に示した印字シーケン
ス切換手段87及び印字シーケンス制御手段83におい
て選択される印字シーケンスを説明する表である。
【0107】図7,図8において、プリンタコントロー
ラ11から指定された印字モード,色モード,メディア
のサイズ及びメディアの給紙口に応じて実行される印字
シーケンスにおける中間転写体の回転数,定着速度,不
図示の給紙モータ速度微調,定着モータ微調が示されて
いる。
【0108】図7,図8に示すように、ここでは、印字
モードやメディアに応じて印字シーケンスチャートは1
0種類用意されており、プリンタコントローラ11から
設定された印字モード及び両面2面目印字等により、定
着速度、給紙速度、中間転写体回転数が選択され、図1
に示した印字シーケンス制御手段83は印字シーケンス
制御を実行して、プリンタエンジン20を制御する。
【0109】このように、上記実施形態では、プリンタ
エンジン20を制御する印字シーケンス制御手段83は
複数の印字シーケンスを実行可能であり、印字シーケン
ス切換手段87により、例えばフルカラーモードにおけ
るメディアの両面に印字する場合の2面目に印字すると
きは従来と異なる印字シーケンス制御を選択する。例え
ば、中間転写体103を4回転させ、中間転写体103
上に転写後さらに1回転して中間転写体103上の像を
メディア上に再転写させて定着し、メディア上に像を形
成させる。
【0110】すなわち、感光体ドラム100から中間転
写体103への転写と、中間転写体103からメディア
への転写を同時に行わないようにする印字シーケンス制
御にて印字することにより、フルカラーモード両面印字
でも色ずれやバンディングがすくない良好な画質を得る
ことができる。
【0111】また、上記各実施形態を組合せて実施する
ように構成してもよい。
【0112】さらに、上記実施形態では、カラーレーザ
プリンタを一例に挙げて説明しているが、種々の画像形
成装置、例えば電子写真装置,デジタル複写機,モノク
ロ複写機,カラーレーザ複写機,レーザビームプリン
タ,カラーレーザプリンタ,ファクシミリ装置,コピー
機能および/またはプリント機能および/またはファク
シミリ機能等を備える複合複写機等、および種々の画像
形成装置を制御する制御装置,情報処理装置,データ処
理装置,コンピュータ等に対し本実施形態で示した技術
を適用するように構成してもよい。
【0113】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0114】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0115】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0116】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0117】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0118】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステム、例えば情報処理システム,印刷システム,
画像処理システム,画像形成システム,制御システム,
印刷制御システム,画像処理制御システム,画像形成制
御システム等に適用しても、1つの機器からなる装置,
例えば情報処理装置,印刷装置,画像処理装置,画像形
成装置,制御装置,印刷制御装置,画像処理制御装置,
画像形成制御装置等に適用してもよい。また、本発明
は、システムあるいは装置にプログラムを供給すること
によって達成される場合にも適応できることは言うまで
もない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエ
アによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該
システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシ
ステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが
可能となる。
【0119】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、入力される画像データに応じた画像を
像担持体上に形成し、該形成した画像を搬送される記録
媒体に転写する画像形成手段を有する画像形成装置であ
って、給紙口を指定するコマンドに応じて前記画像形成
手段における印字シーケンスを切換える切換手段を有す
るので、記録媒体の給紙口に応じた適切な印字シーケン
スに自動的に切り換えることができる。
【0121】第2の発明によれば、前記切換手段は、前
記画像形成手段の印字シーケンスを前記記録媒体に転写
すべき画像の前記像担持体に対する形成とつぎに搬送さ
れる記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対する
形成とを連続させる第1印字シーケンスまたは前記記録
媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対する形成とつ
ぎに搬送される記録媒体に転写すべき画像の前記像担持
体に対する形成とを断続させる第2印字シーケンスに切
り換えるので、画像形成時間を短縮できるシーケンス
と、画像の品質を向上できるシーケンスのいずれかに切
り換えることができる。
【0122】第3の発明によれば、前記切換手段は、前
記コマンドにより、前記記録媒体の両面に画像を形成す
べく前記画像形成手段に再給紙する両面給紙口が指定さ
れた場合に、前記画像形成手段の印字シーケンスを前記
第2印字シーケンスに切り換えるので、両面印字する場
合の2面目印字時の印字シーケンスをつぎに搬送される
記録媒体に形成される画像に影響を与えない第2印字シ
ーケンスに自動的に切り換えることができ、つぎに搬送
される記録媒体の画像ずれを起こすことなく両面印字す
ることができる。
【0123】第4の発明によれば、入力される画像デー
タに応じた画像を像担持体上に形成し、該形成した画像
を搬送される記録媒体に転写する画像形成手段を有する
画像形成装置であって、前記記録媒体の種類を検知する
第1検知手段と、コマンドを受信する受信手段と、前記
第1検知手段の検知結果または前記受信手段により受信
したコマンドに基づいて前記画像形成手段の印字シーケ
ンスを切り換える切換手段とを有するので、記録媒体の
種類及び受信した指示に応じた適切な印字シーケンスに
切り換えることができる。
【0124】第5の発明によれば、前記切換手段は、前
記記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対する形
成とつぎに搬送される記録媒体に転写すべき画像の前記
像担持体に対する形成とを連続させる第1印字シーケン
スまたは前記記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体
に対する形成とつぎに搬送される記録媒体に転写すべき
画像の前記像担持体に対する形成とを断続させる第2印
字シーケンスに切り換えるので、画像形成時間を短縮で
きるシーケンスと、画像の品質を向上できるシーケンス
のいずれかに切り換えることができる。
【0125】第6の発明によれば、前記切換手段は、前
記第1検知手段により前記記録媒体の種類が透明シート
であると検知した場合に、前記受信手段により受信した
コマンドに関わらず、前記画像形成手段の印字シーケン
スを前記第1印字シーケンスに切り換えるので、透明シ
ートに適した印字シーケンスに自動切り換えできる。
【0126】第7の発明によれば、前記切換手段は、前
記受信手段により画像ずれ改善指示を受信した場合に、
コマンドにより指定された給紙口に関わらず、前記画像
形成手段の印字シーケンスを前記第2印字シーケンスに
切り換えるので、指示に応じて画像の品質を向上できる
印字シーケンスに切り換えることができる。
【0127】第8の発明によれば、前記記録媒体の長さ
を検知する第2検知手段を有し、前記切換手段は、前記
第1検知手段の検知結果,前記第2検知手段の検知結果
または前記受信手段により受信したコマンドに応じて前
記画像形成手段の印字シーケンスを切り換えるので、記
録媒体の種類,長さ又は受信した指示に応じた手季節な
印字シーケンスに切り換えることができる。
【0128】第9の発明によれば、前記記録媒体の両面
に画像を形成すべく前記画像形成手段に再給紙する再給
紙部が前記画像形成装置に装着されているかを検知する
第3検知手段を有し、前記切換手段は、前記第1検知手
段の検知結果,前記第3検知手段の検知結果または前記
受信手段により受信した指示に応じて前記画像形成手段
の印字シーケンスを切り換えるので、記録媒体の種類又
は受信した指示又は装置構成に応じた適切な印字シーケ
ンスに自動切り換えできる。
【0129】第10の発明によれば、前記記録媒体の両
面に画像を形成すべく前記画像形成手段に再給紙する再
給紙部が前記画像形成装置に装着されているかを検知す
る第3検知手段を有し、前記切換手段は、前記第1検知
手段の検知結果,前記第2検知手段の検知結果,前記第
3検知手段の検知結果又は前記受信手段により受信した
コマンドに応じて前記画像形成手段の印字シーケンスを
切り換えるので、記録媒体の種類,長さ又は受信した指
示又は装置構成に応じた適切な印字シーケンスに自動切
り換えできる。
【0130】第11の発明によれば、前記画像形成手段
は、前記記録媒体の2面目に印字する場合に、前記記録
媒体の画像を定着させるときの搬送速度を上げるので、
第2面目の画像を定着させる際の搬送速度の変化による
つぎに搬送される記録媒体に転写される画像に対する影
響をなくすことができ、次の記録媒体にずれのない画像
を形成することができる。
【0131】第12の発明によれば、入力される画像デ
ータに応じた画像を像担持体上に形成し、該形成した画
像を搬送される記録媒体に転写する画像形成手段を有す
る画像形成装置であって、前記画像形成手段の印字シー
ケンスを、前記記録媒体に転写すべき画像の前記像担持
体に対する形成とつぎに搬送される記録媒体に転写すべ
き画像の前記像担持体に対する形成とを連続させる第1
印字シーケンスまたは前記記録媒体に転写すべき画像の
前記像担持体に対する形成とつぎに搬送される記録媒体
に転写すべき画像の前記像担持体に対する形成とを断続
させる第2印字シーケンスに切り換える切換手段を有す
るので、画像形成速度を優先する印字シーケンスと画像
品質を優先する印字シーケンスとを自在に切り換えるこ
とができる。
【0132】第13の発明によれば、前記切換手段によ
り切り換えられた印字シーケンスにより前記画像形成手
段を制御する制御手段を有するので、受信あるいは検知
された印字条件に適した印字シーケンスにより画像形成
できる。
【0133】第14の発明によれば、前記画像形成手段
は、入力される画像データに応じた複数色の画像を像担
持体上に重畳形成し、該重畳形成した画像を搬送される
記録媒体に転写するので、フルカラー画像を印字する印
字シーケンスを自在に切り換えることができる。
【0134】第15の発明によれば、前記第1印字シー
ケンスは、1枚の記録媒体に対し、前記記録媒体上に形
成される色数と同一回数で前記像担持体を回転させて記
録媒体上に画像を形成させるシーケンスであり、前記第
2印字シーケンスは、1枚の記録媒体に対し、前記記録
媒体上に形成される色数より大きい回数で前記像担持体
を回転させて記録媒体上に画像形成させるシーケンスで
あるので、画像形成時間を短縮できるシーケンスと、画
像の品質を向上できるシーケンスのいずれかに切り換え
ることができる。
【0135】第16の発明によれば、前記第1印字シー
ケンスは、前記像担持体に形成された画像の記録媒体に
対する転写とつぎに搬送される記録媒体に転写すべき画
像の前記像担持体に対する形成とが並行させるシーケン
スであり、前記第2印字シーケンスは、前記像担持体に
形成された画像の記録媒体に対する転写終了後につぎに
搬送される記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に
対する形成を実行させるシーケンスであるので、つぎに
搬送される記録媒体に転写される画像に影響を与える可
能性のある印字シーケンス又は影響を与えない印字シー
ケンスに切り換えることができる。
【0136】第17の発明によれば、前記第1印字シー
ケンスは、1枚の記録媒体に対し、前記記録媒体上に形
成される色数を所定倍した数で前記像担持体を回転させ
て記録媒体上に画像を形成させるシーケンスであるもの
であり、前記第2印字シーケンスは、前記記録媒体上に
形成される色数を前記所定倍した数より大きい数で前記
像担持体を回転させて記録媒体上に画像形成させるシー
ケンスであるので、画像形成時間を短縮できるシーケン
スと、画像の品質を向上できるシーケンスのいずれかに
切り換えることができる。
【0137】第18の発明によれば、前記第1印字シー
ケンスは、前記像担持体に形成される画像に対する転写
終了後に継続してつぎに搬送される記録媒体に転写すべ
き画像の前記像担持体に対する形成を実行させるシーケ
ンスであり、前記第2印字シーケンスは、前記像担持体
に形成される画像に対する転写終了後、前記像担持体を
空転させた後につぎに搬送される記録媒体に転写すべき
画像の前記像担持体に対する形成を実行させるシーケン
スであるので、つぎに搬送される記録媒体に転写される
画像に影響を与える可能性のある印字シーケンスまたは
影響を与えない印字シーケンスに切り換えることができ
る。
【0138】第19の発明によれば、入力される画像デ
ータに応じた画像を像担持体上に形成し、該形成した画
像を搬送される記録媒体に転写する画像形成手段を有す
る画像形成装置の制御方法であって、給紙口を指定する
コマンドに応じて前記画像形成手段の印字シーケンスを
切り換える切換工程を有するので、記録媒体の給紙口に
応じた適切な印字シーケンスに自動的に切り換えること
ができる。
【0139】第20の発明によれば、前記記録媒体の種
類を検知する第1検知工程と、外部からの指示を受信す
る受信工程と、前記記録媒体のサイズを検知する第2検
知工程と、前記記録媒体の両面に画像を形成すべく前記
画像形成手段に再給紙する両面給紙部が前記画像形成装
置に装着されているかを検知する第3検知工程を有し、
前記切換工程は、前記第1検知工程の検知結果,前記第
2検知工程の検知結果,前記第3検知工程の検知結果又
は前記受信工程により受信したコマンドに応じて前記画
像形成手段の印字シーケンスを切り換えるので、記録媒
体の種類,長さ又は受信した指示又は装置構成に適した
印字シーケンスに自動切り換えできる。
【0140】従って、記録媒体の給紙口に適した印字シ
ーケンスに自動切り換えでき、両面印字であっても記録
媒体にずれがない高品質な画像を形成できる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態で示す画像形成装置の制御構成を説
明するブロック図である。
【図2】本実施形態で示す画像形成装置における第1の
データ処理手順の一例を説明するフローチャートであ
る。
【図3】本実施形態の画像形成装置における第2のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図4】本実施形態で示す画像形成装置における第3の
データ処理手順の一例を説明するフローチャートであ
る。
【図5】印字シーケンスA,印字シーケンスBの一例を
説明する図である。
【図6】本実施形態で示す画像形成装置における第4の
データ処理手順の一例を説明するフローチャートであ
る。
【図7】図1に示した印字シーケンス切換手段及び印字
シーケンス制御手段において選択される印字シーケンス
を説明する表である。
【図8】図1に示した印字シーケンス切換手段及び印字
シーケンス制御手段において選択される印字シーケンス
を説明する表である。
【図9】従来の画像形成装置の制御構成を説明するブロ
ック図である。
【図10】図9に示したプリンタエンジンの構成の一例
を説明する断面図である。
【図11】図9に示したプリンタ制御回路とプリンタコ
ントローラとがビデオインタフェースを介して送受する
信号を説明する図である。
【図12】図11に示した各信号を説明するタイミング
チャートである。
【図13】従来の画像形成装置における画像形成手順の
一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ制御回路 2 エンジンコントローラ 11 プリンタコントローラ 18 ビデオインターフェイス 20 プリンタエンジン 83 印字シーケンス制御手段 87 印字シーケンス切換手段 88 受信手段 90 メディア検知手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA32 DA50 DC02 DC03 DC05 DC10 EA18 EB04 EB06 ED02 EE01 EE03 EE06 EF09 FA13 FB02 ZA07 2H028 BA06 BB01 BB04 2H030 AD04 AD05 AD08 AD17 BB02 BB24 BB42 BB58

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像データに応じた画像を像
    担持体上に形成し、該形成した画像を搬送される記録媒
    体に転写する画像形成手段を有する画像形成装置であっ
    て、 給紙口を指定するコマンドに応じて前記画像形成手段に
    おける印字シーケンスを切換える切換手段を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記切換手段は、前記画像形成手段の印
    字シーケンスを前記記録媒体に転写すべき画像の前記像
    担持体に対する形成とつぎに搬送される記録媒体に転写
    すべき画像の前記像担持体に対する形成とを連続させる
    第1印字シーケンスまたは前記記録媒体に転写すべき画
    像の前記像担持体に対する形成とつぎに搬送される記録
    媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対する形成とを
    断続させる第2印字シーケンスに切り換えることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記切換手段は、前記コマンドにより、
    前記記録媒体の両面に画像を形成すべく前記画像形成手
    段に再給紙する両面給紙口が指定された場合に、前記画
    像形成手段の印字シーケンスを前記第2印字シーケンス
    に切り換えることを特徴とする請求項2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 入力される画像データに応じた画像を像
    担持体上に形成し、該形成した画像を搬送される記録媒
    体に転写する画像形成手段を有する画像形成装置であっ
    て、 前記記録媒体の種類を検知する第1検知手段と、 コマンドを受信する受信手段と、 前記第1検知手段の検知結果または前記受信手段により
    受信したコマンドに基づいて前記画像形成手段の印字シ
    ーケンスを切り換える切換手段と、を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記切換手段は、前記記録媒体に転写す
    べき画像の前記像担持体に対する形成とつぎに搬送され
    る記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対する形
    成とを連続させる第1印字シーケンスまたは前記記録媒
    体に転写すべき画像の前記像担持体に対する形成とつぎ
    に搬送される記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体
    に対する形成とを断続させる第2印字シーケンスに切り
    換えることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記切換手段は、前記第1検知手段によ
    り前記記録媒体の種類が透明シートであると検知した場
    合に、前記受信手段により受信したコマンドに関わら
    ず、前記画像形成手段の印字シーケンスを前記第1印字
    シーケンスに切り換えることを特徴とする請求項5記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記切換手段は、前記受信手段により画
    像ずれ改善指示を受信した場合に、コマンドにより指定
    された給紙口に関わらず、前記画像形成手段の印字シー
    ケンスを前記第2印字シーケンスに切り換えることを特
    徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体の長さを検知する第2検知
    手段を有し、 前記切換手段は、前記第1検知手段の検知結果,前記第
    2検知手段の検知結果または前記受信手段により受信し
    たコマンドに応じて前記画像形成手段の印字シーケンス
    を切り換えることを特徴とする請求項4記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体の両面に画像を形成すべく
    前記画像形成手段に再給紙する再給紙部が前記画像形成
    装置に装着されているかを検知する第3検知手段を有
    し、 前記切換手段は、前記第1検知手段の検知結果,前記第
    3検知手段の検知結果または前記受信手段により受信し
    た指示に応じて前記画像形成手段の印字シーケンスを切
    り換えることを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体の両面に画像を形成すべ
    く前記画像形成手段に再給紙する再給紙部が前記画像形
    成装置に装着されているかを検知する第3検知手段を有
    し、 前記切換手段は、前記第1検知手段の検知結果,前記第
    2検知手段の検知結果,前記第3検知手段の検知結果又
    は前記受信手段により受信したコマンドに応じて前記画
    像形成手段の印字シーケンスを切換えることを特徴とす
    る請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記画像形成手段は、前記記録媒体の
    2面目に印字する場合に、前記記録媒体の画像を定着さ
    せるときの搬送速度を上げることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 入力される画像データに応じた画像を
    像担持体上に形成し、該形成した画像を搬送される記録
    媒体に転写する画像形成手段を有する画像形成装置であ
    って、 前記画像形成手段の印字シーケンスを、前記記録媒体に
    転写すべき画像の前記像担持体に対する形成とつぎに搬
    送される記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対
    する形成とを連続させる第1印字シーケンスまたは前記
    記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に対する形成
    とつぎに搬送される記録媒体に転写すべき画像の前記像
    担持体に対する形成とを断続させる第2印字シーケンス
    に切り換える切換手段を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】 前記切換手段により切り換えられた印
    字シーケンスにより前記画像形成手段を制御する制御手
    段を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記画像形成手段は、入力される画像
    データに応じた複数色の画像を像担持体上に重畳形成
    し、該重畳形成した画像を搬送される記録媒体に転写す
    ることを特徴とする請求項1,4または12記載の画像
    形成装置。
  15. 【請求項15】 前記第1印字シーケンスは、1枚の記
    録媒体に対し、前記記録媒体上に形成される色数と同一
    回数で前記像担持体を回転させて記録媒体上に画像を形
    成させるシーケンスであり、前記第2印字シーケンス
    は、1枚の記録媒体に対し、前記記録媒体上に形成され
    る色数より大きい回数で前記像担持体を回転させて記録
    媒体上に画像形成させるシーケンスであることを特徴と
    する請求項2,5または12記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記第1印字シーケンスは、前記像担
    持体に形成された画像の記録媒体に対する転写とつぎに
    搬送される記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体に
    対する形成とを並行させるシーケンスであり、前記第2
    印字シーケンスは、前記像担持体に形成された画像の記
    録媒体に対する転写終了後につぎに搬送される記録媒体
    に転写すべき画像の前記像担持体に対する形成を実行さ
    せるシーケンスであることを特徴とする請求項2,5ま
    たは12記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記第1印字シーケンスは、1枚の記
    録媒体に対し、前記記録媒体上に形成される色数を所定
    倍した数で前記像担持体を回転させて記録媒体上に画像
    を形成させるシーケンスであり、前記第2印字シーケン
    スは、前記記録媒体上に形成される色数を前記所定倍し
    た数より大きい数で前記像担持体を回転させて記録媒体
    上に画像形成させるシーケンスであることを特徴とする
    請求項2,5または12記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記第1印字シーケンスは、前記像担
    持体に形成される画像に対する転写終了後に継続してつ
    ぎに搬送される記録媒体に転写すべき画像の前記像担持
    体に対する形成を実行させるシーケンスであり、前記第
    2印字シーケンスは、前記像担持体に形成される画像に
    対する転写終了後、前記像担持体を空転させた後につぎ
    に搬送される記録媒体に転写すべき画像の前記像担持体
    に対する形成を実行させるシーケンスであることを特徴
    とする請求項2,5または12記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 入力される画像データに応じた画像を
    像担持体上に形成し、該形成した画像を搬送される記録
    媒体に転写する画像形成手段を有する画像形成装置の制
    御方法であって、 給紙口を指定するコマンドに応じて前記画像形成手段の
    印字シーケンスを切り換える切換工程を有することを特
    徴とする画像形成装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記記録媒体の種類を検知する第1検
    知工程と、 外部からの指示を受信する受信工程と、 前記記録媒体のサイズを検知する第2検知工程と、 前記記録媒体の両面に画像を形成すべく前記画像形成手
    段に再給紙する両面給紙部が前記画像形成装置に装着さ
    れているかを検知する第3検知工程を有し、 前記切換工程は、前記第1検知工程の検知結果,前記第
    2検知工程の検知結果,前記第3検知工程の検知結果又
    は前記受信工程により受信したコマンドに応じて前記画
    像形成手段の印字シーケンスを切り換えることを特徴と
    する請求項19記載の画像形成装置の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8042589B2 (en) * 2007-10-10 2011-10-25 Teac Corporation Cleaning unit and printer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8042589B2 (en) * 2007-10-10 2011-10-25 Teac Corporation Cleaning unit and printer

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