JP2000266385A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP2000266385A
JP2000266385A JP11102306A JP10230699A JP2000266385A JP 2000266385 A JP2000266385 A JP 2000266385A JP 11102306 A JP11102306 A JP 11102306A JP 10230699 A JP10230699 A JP 10230699A JP 2000266385 A JP2000266385 A JP 2000266385A
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air supply
swirling
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chamber
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芳正 菊池
Kunihiko Miyake
邦彦 三宅
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements
    • F24F13/06Outlets for directing or distributing air into rooms or spaces, e.g. ceiling air diffuser
    • F24F2013/0616Outlets that have intake openings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルネード型の換気装置において、下方から
上方に上昇する吸気旋回気流を有効に生成させて排気性
能を向上させる。 【解決手段】 給気ダクト6からの流入空気が旋回方向
に導入される給気チャンバー3と、この給気チャンバー
3の内側に同心状に設けられ、排気ダクト7を介して空
気を排出する排気チャンバー4と、この排気チャンバー
4と上記給気チャンバー3との間に形成され、上記給気
ダクト6から導入された空気を旋回状態で流す環流型の
通風路16と、上記給気チャンバー3の下端側開口面に
設けられ、旋回流生成ステータ12,12・・・を介し
て旋回方向に空気を吹出す空気吹出口11と、上記排気
チャンバー4の下端側開口面に設けられ、上記給気チャ
ンバー4内に所定局所領域の空気を旋回渦流状態で吸引
する空気吸込口13とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、螺旋状の旋回渦
流を給気方向および排気方向に相互に逆に生成させるこ
とにより、特定の局所領域内の空気を効果的に外部に排
気できるようにした換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特定の局所領域の排気を行う一つ
の方法として、螺旋状に吹き出される送風空気と逆方向
に吸引される吸気負圧との関係で、排気方向に螺旋状の
吸気渦流を発生させる所謂トルネード型の換気装置が従
来から用いられている。
【0003】その一例として、例えば特開平4−140
号公報や特開平9−42734号公報等に示されるもの
がある。
【0004】先ず特開平4−140号公報のものでは、
排気対象空間の上部に排気フードを設け、該排気フード
の中央部に排気ファンに連結された排気口を形成すると
ともに、該排気フードの下面に上記排気口の中心と同一
円周の接線方向へ空気を噴出して該噴出空気と上記排気
口からの吸引負圧とにより螺旋状に上昇する渦巻気流を
生ぜしめ、該渦巻気流によって排気対象空間内の空気の
排気を行うようにした排気装置において、上記排気フー
ドの下部外周部に給気チャンバを固定する一方、該給気
チャンバの下面に、上記排気口の中心と同一円周の接線
方向へ空気を噴出させるための第1の噴出口と下方側床
面に向かって空気を噴出させるための第2の噴出口とを
一定の間隔で交互に配設し、上記第2の噴出口からの空
気を床面に向けて適切に噴出させることにより、上記第
1の噴出口からの上記排気口の中心と同一円周の接線方
向への噴出空気と上記排気口からの吸引負圧とにより生
じる螺旋状の上昇渦巻気流を乱さないようにしながら、
該螺旋状の渦巻気流により効率良く上記排気対象空間内
の排気を行うように構成されている。
【0005】次に特開平9−42734号公報のもので
は、上記のような螺旋状の渦巻気流による排気装置をガ
スコンロ等の加熱調理器具の煙等排気手段に適用して効
果的な排気を行うように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
は、何れの場合にも次のような問題がある。
【0007】すなわち、上記従来例の構成では、それぞ
れ対象領域を囲むように送風される給気に対して単に空
気吹出口部分で旋回流を生じさせるだけのものであるた
めに、必ずしも流速や方向が安定し、かつ有効な旋回渦
流を生成することが困難である。そのため、その内側に
形成される排気方向への吸気渦流の生成も不十分で、排
気性能が低い問題がある。
【0008】本願発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、上記空気吹出口に供給される空
気流に対して予じめ整流作用又は旋回流生成作用を付与
し得る構造を採用することによって、より安定し、かつ
効果的に螺旋状に旋回する吹出渦流を生成させ得るよう
にして、その中心軸方向内側に吸引負圧により螺旋状に
上昇する竜巻状の吸気旋回渦流を十分に有効な状態で生
成させるようにした排気性能の高い換気装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0010】(1) 請求項1記載の発明 この発明の換気装置は、給気ダクト6からの流入空気が
旋回方向に導入される給気チャンバー3と、この給気チ
ャンバー3の内側に同心状に設けられ、排気ダクト7を
介して空気を排出する排気チャンバー4と、この排気チ
ャンバー4と上記給気チャンバー3との間に形成され、
上記給気ダクト6から導入された空気を旋回状態で流す
環流型の通風路16と、上記給気チャンバー3の下端側
開口面に設けられ、旋回流生成ステータ12,12・・
・を介して旋回方向に空気を吹出す空気吹出口11と、
上記排気チャンバー4の下端側開口面に設けられ、上記
給気チャンバー4内に所定局所領域の空気を旋回渦流状
態で吸引する空気吸込口13とを備えて構成されてい
る。
【0011】したがって、該構成では、先ず給気ダクト
6から給気チャンバー3内の旋回方向に向けて給気が導
入され、同給気チャンバー3内の流路長の長い環流型の
通風路16を通して排気チャンバー4の周囲を螺旋状に
還流する有効な旋回渦流が形成される。
【0012】そして、該有効な旋回渦流が、さらに空気
吹出口11の旋回流生成ステータ12,12・・・を介
して、より十分な旋回方向のベクトルを付与された後に
同空気吹出口11から、一定速度、一定方向の安定した
旋回渦流となってスムーズに旋回方向に吹き出される。
【0013】そのため、該空気吹出口11から吹き出さ
れた空気流は、流速、旋回方向が安定した、より十分に
有効な螺旋状の旋回渦流となり、その内側空気吸込口1
3方向には、十分な排気性能を有する上昇旋回渦流が生
成されるようになる。
【0014】(2) 請求項2の発明 この発明の換気装置は、給気ダクト6からの流入空気が
旋回方向に導入される第1の給気チャンバー3と、この
第1の給気チャンバー3の内側に第1の環流型の通風路
16aを介して同心状に設けられた第2の給気チャンバ
ー30と、この第2の給気チャンバー30との間に第2
の環流型の通風路16bを形成する状態で上記第1,第
2の給気チャンバー3,30の内側に同心状に設けら
れ、排気ダクト7を介して空気を排出する排気チャンバ
ー4と、上記第2の給気チャンバー30の側壁に設けら
れ、上記第1の給気チャンバー3内に導入された空気を
上記第1の環流型の通風路16aから第2の環流型の通
風路16b内に旋回状態で吹き出す旋回流生成ノズル3
1,31・・・と、上記第2の給気チャンバー30の下
端側開口面に設けられ、旋回流生成ステータ12,12
・・・を介して旋回方向に空気を吹出す空気吹出口11
と、上記排気チャンバー4の下端側開口面に設けられ、
上記排気チャンバー4内に所定局所領域の空気を旋回渦
流状態で吸引する空気吸込口13とを備えて構成されて
いる。
【0015】したがって、該構成では、先ず給気ダクト
6から第1の給気チャンバー3内の旋回方向に向けて給
気が導入され、同第1の給気チャンバー3内の流路長の
長い第1の環流型の通風路16aを通して第2の給気チ
ャンバー30の周囲を螺旋状に還流する有効な旋回渦流
が形成される。
【0016】そして、該有効な旋回渦流が、さらに旋回
流生成ノズル31,31・・・を介して旋回方向のベク
トルを付与された後に同じく流路長の長い第2の環流型
の通風路16b内に旋回方向に向けて吹き出されて、よ
り強い旋回渦流となって同第2の環流型の通風路16b
内を流れる。そして、該強い旋回渦流が、さらに空気吹
出口11の旋回流生成ステータ12,12・・・を介し
て、より十分な旋回方向のベクトルを付与された後に同
空気吹出口11から、一定速度、一定方向の安定した旋
回渦流となって旋回方向に吹き出される。
【0017】そのため、該空気吹出口11から吹き出さ
れた空気流は、流速、旋回方向が安定した、より十分に
有効な螺旋状の旋回渦流となり、その内側空気吸込口1
3方向には、十分な排気性能を有する上昇旋回渦流が生
成されるようになる。
【0018】(3) 請求項3の発明 この発明の換気装置は、上記請求項1の発明の構成にお
いて、上記給気チャンバー3が上方から下方に径を拡大
した錐体形状のものよりなる一方、上記排気チャンバー
4が上下方向に等径の筒体形状のものよりなり、上記環
流型の通風路16は流入側から流出側にかけて次第に遠
心方向に拡大されている。
【0019】したがって、該構成では、給気ダクト6を
介して旋回方向に導入された給気が、上方側から下方に
径を拡大した錐体形状の給気チャンバー3内の環流型の
通風路16において、遠心方向に径を拡大しながら効率
良く旋回流を形成するようになる。
【0020】(4) 請求項4の発明 この発明の換気装置は、上記請求項2の発明の構成にお
いて、上記第1,第2の給気チャンバー3,30が各々
上方から下方に径を拡大した錐体形状のものよりなる一
方、上記排気チャンバー4が上下方向に等径の筒体形状
のものよりなり、上記第1,第2の環流型の通風路16
a,16bは各々流入側から流出側にかけて次第に遠心
方向に拡大されている。
【0021】したがって、該構成では、給気ダクト6を
介して旋回方向に導入された給気が、先ず上方側から下
方に径を拡大した錐体形状の第1の給気チャンバー3内
の第1の環流型の通風路16において、遠心方向に径を
拡大しながら効率良く旋回流を形成する。
【0022】そして、該第1の環流型の通風路16a内
を流れる旋回流が、さらに旋回流生成ノズル31,31
を介して上方から下方に径を拡大した錐体形状の第2の
給気チャンバー30内の第2の環流型の通風路16b内
に旋回方向に向けて吹き出され、同様に遠心方向に径を
拡大しながら還流することにより、より強い旋回流を形
成するようになる。
【0023】(5) 請求項5の発明 この発明の換気装置は、上記請求項1,2,3又は4の
発明の構成において、空気吹出口11が、上方側空気流
入部から下方側空気流出部にかけて次第に半径方向位置
を遠心方向に拡大されている。
【0024】したがって、該構成では、空気吹出口11
部分でも、その半径方向位置の遠心方向への拡大構造に
より遠心方向に向けて効果的に旋回する旋回流生成作用
が実現される。
【0025】(6) 請求項6の発明 この発明の換気装置は、上記請求項1,2,3,4又は
5の発明の構成において、上記旋回流生成ステータ1
2,12・・・が、上記空気吹出口11に供給される空
気の旋回方向に対応した旋回方向に傾斜させて設けられ
ている。
【0026】したがって、該構成では、旋回流生成ステ
ータ12,12・・・により、それまでの旋回流の旋回
方向のベクトルが、さらに増大され、より強い旋回流が
効果的に生成される。
【0027】(7) 請求項7の発明 この発明の換気装置は、上記請求項1,3,5又は6の
発明の構成において、上記環流型の通風路16には、整
流板5が設けられている。
【0028】したがって、該構成では、環流型の通風路
16内を還流する旋回流が安定し、よりスムーズな旋回
流となる。
【0029】(8) 請求項8の発明 この発明の換気装置は、上記請求項2,4,5又は6の
発明の構成において、上記第2の環流型の通風路16b
には、整流板5が設けられている。
【0030】したがって、該構成では、第2の環流型の
通風路16b内を還流する旋回流が安定し、よりスムー
ズな旋回流となる。
【0031】(9) 請求項9の発明 この発明の換気装置は、給気ダクト6,46からの空気
が導入される給気空間56,62,111と、この給気
空間56,62,111の内側に設けられ、空気を排出
する排気通路44,64,84と、上記給気空間56,
62,111内に導入された空気を整流する整流手段4
5,71,91と、上記給気空間56,62,111の
下端側開口面に設けられ、旋回流生成ステータ52,5
2・・・、68,68・・・、88,88・・・を介し
て旋回方向に空気を吹出す空気吹出口51,69,89
と、上記排気通路44,64,84の下端側開口面に設
けられ、上記排気通路44,64,84内に所定局所領
域の空気を旋回渦流状態で吸引する空気吸込口44a,
64a,84aとを備えて構成されている。
【0032】したがって、該構成では、先ず給気ダクト
6から給気空間56,62,111内に空気が導入さ
れ、同給気空間56,62,111内の整流手段45,
71,91を通して整流されて排気通路44,64,8
4の周囲を均一な流速で流される。
【0033】そして、該均一な流速の空気流が、最終的
に空気吹出口51,69,89の旋回流生成ステータ5
2,52・・・、68,68・・・、88,88・・・
を介して、十分な旋回方向のベクトルを付与された後に
同空気吹出口51,69,89から、一定速度、一定方
向の安定した旋回渦流となってスムーズに旋回方向に吹
き出される。
【0034】そのため、該空気吹出口51,69,89
から吹き出された空気流は、流速、旋回方向が安定し
た、より十分に有効な螺旋状の旋回渦流となり、その内
側空気吸込口44a,64a,84a方向には、十分な
排気性能を有する上昇旋回渦流が生成されるようにな
る。
【0035】(10) 請求項10の発明 この発明の換気装置は、給気ダクト6,46からの空気
が導入される給気空間56,62,111と、この給気
空間56,62,111の内側に設けられ、空気を排出
する排気通路44,64,84と、上記給気空間56,
62,111内に導入された空気を旋回させる旋回流促
進手段47と、上記給気空間56,62,111の下端
側開口面に設けられ、旋回流生成ステータ52,52・
・・、68,68・・・、88,88・・・を介して上
記旋回流促進手段47による旋回方向と同じ旋回方向に
空気を吹出す空気吹出口51,69,89と、上記排気
通路44,64,84の下端側開口面に設けられ、上記
排気通路44,64,84内に所定局所領域の空気を旋
回渦流状態で吸引する空気吸込口44a,64a,84
aとを備えて構成されている。
【0036】したがって、該構成では、先ず給気ダクト
6から給気空間56,62,111内に空気が導入さ
れ、同給気空間56,62,111内の旋回流促進手段
47を通して旋回流に形成されて排気通路44,64,
84の周囲を流される。
【0037】そして、該旋回流が、さらに最終的に空気
吹出口51,69,89の旋回流生成ステータ52,5
2・・・、68,68・・・、88,88・・・を介し
て、十分な旋回方向のベクトルを付与された後に同空気
吹出口51,69,89から、より強い同方向の旋回渦
流となって旋回方向に吹き出される。
【0038】そのため、該空気吹出口51,69,89
から吹き出された空気流は、十分に有効な螺旋状の旋回
渦流となり、その内側空気吸込口44a,64a,84
a方向には、十分な排気性能を有する上昇旋回渦流が生
成されるようになる。
【0039】(11) 請求項11の発明 この発明の換気装置は、給気ダクト6,46からの空気
が旋回方向に導入される給気空間56,62,111
と、この給気空間56,62,111の内側に設けら
れ、空気を排出する排気通路44,64,84と、上記
給気空間56,62,111の下端側開口面に設けら
れ、旋回流生成ステータ52,52・・・、68,68
・・・、88,88・・・を介して上記導入空気の旋回
方向と同じ旋回方向に空気を吹出す空気吹出口51,6
9,89と、上記排気通路44,64,84の下端側開
口面に設けられ、上記排気通路44,64,84内に所
定局所領域の空気を旋回渦流状態で吸引する空気吸込口
44a,64a,84aとを備えて構成されている。
【0040】したがって、該構成では、先ず給気ダクト
6から給気空間56,62,111内の旋回方向に空気
が導入され、同給気空間56,62,111内の排気通
路44,64,84の周囲を旋回状態で流される。
【0041】そして、該旋回流となった空気流が、さら
に空気吹出口51,69,89の旋回流生成ステータ5
2,52・・・、68,68・・・、88,88・・・
を介して、十分な旋回方向のベクトルを付与された後に
同空気吹出口51,69,89から、より強い同方向の
旋回渦流となって旋回方向に吹き出される。
【0042】そのため、該空気吹出口51,69,89
から吹き出された空気流は、十分に有効な螺旋状の旋回
渦流となり、その内側空気吸込口44a,64a,84
a方向には、十分な排気性能を有する上昇旋回渦流が生
成されるようになる。
【0043】(12) 請求項12の発明 この発明の換気装置は、上記請求項9の発明の構成にお
いて、上記給気空間56,62,111内には旋回流促
進手段47が設けられ、導入された空気を空気吹出口5
1,69,89から吹き出される空気の旋回方向と同じ
方向の旋回流に生成するようになっている。
【0044】したがって該構成では、整流手段45,7
1,91によって導入された空気が整流されて均一な流
速の空気流になるとともに旋回流促進手段47によっ
て、さらに空気吹出口51,69,89から吹き出され
る空気の旋回方向と同じ方向の旋回流に生成される。
【0045】その結果、上記請求項9の発明の流速安定
化作用に加えて、さらに吹き出される空気流の旋回力が
高くなり、より有効に排気性能が向上する。
【0046】(13) 請求項13の発明 この発明の換気装置は、上記請求項11の発明の構成に
おいて、上記給気空間56,62,111内には、当該
給気空間56,62,111内に導入された空気を空気
吹出口51,69,89から吹き出される空気の旋回方
向と同じ方向に旋回させる旋回流促進手段47が設けら
れている。
【0047】したがって、該構成では、上記請求項11
の発明の給気導入段階での旋回流生成作用に加えて、さ
らに給気空間56,62,111内でも有効に空気吹出
口51,69,89から吹き出される空気の旋回方向と
同じ方向の旋回流が形成されるようになるので、最終的
に吹き出される空気流の旋回力が一層高くなり、より以
上に有効に排気性能が向上する。
【0048】(14) 請求項14の発明 この発明の換気装置は、上記請求項11の発明の構成に
おいて、上記給気空間56,62,111内には、当該
給気空間56,62,111内に導入された空気を整流
する整流手段45,71,91が設けられている。
【0049】したがって該構成では、給気導入段階で生
成された有効な旋回流が、該整流手段45,71,91
により整流されて均一な流速の旋回流に形成された後
に、空気吹出口51から、一定速度、一定方向の安定し
た旋回渦流となってスムーズに旋回方向に吹き出され
る。
【0050】そのため、該空気吹出口51,69,89
から吹き出された空気流は、流速、旋回方向が安定し
た、より十分に有効な螺旋状の旋回渦流となり、その内
側空気吸込口方向には、十分な排気性能を有する上昇旋
回渦流が生成されるようになる。
【0051】(15) 請求項15の発明 この発明の換気装置は、上記請求項14の発明の構成に
おいて、上記給気空間56,62,111内には旋回流
促進手段47が設けられ、導入された空気を空気吹出口
51,69,89から吹き出される空気の旋回方向と同
じ方向の旋回流に生成するようになっている。
【0052】したがって、該構成では、上記請求項14
の発明の給気導入段階における旋回流生成作用並びに、
その後の旋回流整流作用とともに、さらに給気空間5
6,62,111内でも旋回流促進手段47によって有
効に空気吹出口51,69,89から吹き出される空気
の旋回方向と同じ方向の旋回流が形成されるようになる
ので、最終的に吹き出される空気流の旋回力が一層高く
なり、より以上に有効に排気性能が向上する。
【0053】(16) 請求項16の発明 この発明の換気装置は、上記請求項9,10,11,1
2,13,14又は15の発明の構成において、上記給
気空間56,62,111は、還流型の通風路となって
いる。
【0054】該構成では、給気ダクト6,46から導入
された空気が還流型の通風路よりなる給気空間56,6
2,111を介して還流状態で整流手段45,71,9
1により整流され、または同状態で旋回流促進手段47
によって旋回流が促進されて空気吹出口51,69,8
9に供給される。
【0055】したがって、上記請求項9,10,11,
12,13,14又は15の発明の作用に加えて、さら
に給気空間56,62,111内での旋回作用がスムー
ズになって最終的に吹き出される空気流の旋回力がそれ
ぞれ一層高くなり、さらに有効に排気性能が向上する。
【0056】(17) 請求項17の発明 この発明の換気装置は、上記請求項9,10,11,1
2,13,14,15又は16の発明の構成において、
上記給気ダクト46の給気口46a部分は、空気の吹出
方向に向けて次第に口径が拡大する構造に形成されてい
る。
【0057】したがって、該構成では、給気空間56,
62,111内に導入される空気流が、同給気空間5
6,62,111内に均一な流速状態で広く拡散されな
がら導入され、上記請求項9,10,11,12,1
3,14,15又は16の発明において有効に偏流が防
止されるようになる。
【0058】そのため、空気吹出口から吹き出された空
気流は、流速、旋回方向が安定した、より十分に有効な
螺旋状の旋回渦流となり、その内側空気吸込口方向に
は、十分な排気性能を有する上昇旋回渦流が生成される
ようになる。
【0059】(18) 請求項18の発明 この発明の換気装置は、上記請求項9,10,11,1
2,13,14,15,16又は17の発明の構成にお
いて、上記給気ダクト46の給気口46a部分は、給気
空間56の内部で空気吹出口51から吹き出される空気
流の旋回方向に対応する旋回方向に曲成されている。
【0060】一般に給気ダクト46は、排気ダクト等と
並設して戸外に延設されることが望ましい。その方が配
管工事や給排気ファンの設置も容易で外部からの見映え
も良くなる。
【0061】そこで、給気ダクト46を、例えば排気ダ
クトと同軸方向に並設して設け、その給気口46a部分
を上記のように空気吹出口51から吹き出される空気流
の旋回方向に対応する旋回方向に曲成させるようにする
と、そのような要望に容易に対応することができ、かつ
給気導入段階で前述のように有効な旋回流を形成できる
ようになる。
【0062】(19) 請求項19の発明 この発明の換気装置は、上記請求項9,10,11,1
2,13,14,15,16,17又は18の発明の構
成において、上記給気空間56の天井部が、ドーム形状
となっている。
【0063】該構成では、給気ダクト46を介して空気
が導入される給気空間56の天井部分がドーム形状とな
っているので、給気ダクト46から導入された空気流が
コーナ部で2次渦を形成するようなことなく給気空間5
6内をスムーズに流れ、また低圧損で効率良く旋回する
ようになる。
【0064】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の換気装置による
と、排気性能の高い換気装置を提供することができる。
【0065】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図3は、
本願発明の実施の形態1に係る換気装置の構成を示して
いる。
【0066】この換気装置1は、例えば図1に示すよう
に一般家庭の台所又は業務用の厨房等におけるガステー
ブル等加熱調理器具2の上方に設けられ、当該加熱調理
器具2の周囲を戸外から吸入した外気(新気)による上
方側から下方側への旋回状態のエアカーテン流で包み込
む一方、当該エアカーテン流内中心部に作用する排気方
向への吸引負圧により当該エアカーテン流内で上方に向
けて生じる旋回渦流により上記加熱調理器具2部分から
発生する煙等を効率良く吸引して戸外に排出するように
したことを特徴とするものである。
【0067】図中、符号3は、上記加熱調理器具2の上
方部に設けられた例えば角錐台形状の給気チャンバーで
あり、この給気チャンバー3の内側には、その天板部3
aに対応した径の角筒状の排気チャンバー4が当該天板
部3aから下端側開口面位置まで延びて一体に設けられ
ている。また、この排気チャンバー4の下部側外周囲に
は、旋回流整流用の整流板5が上記給気チャンバー3内
の開口面部全体に亘って設けられている。
【0068】さらに、上記給気チャンバー3の一側壁面
3b側コーナ部には、外気を旋回方向に向けて導入すべ
く例えば図2および図3に示すように給気ダクト6の給
気口6aが、また上記排気チャンバー4の上部中央(天
板部3a中央)には排気ダクト7の排気口7aがそれぞ
れ内側に連通するように接続され、それらの外気吸入
端、内気排出端が各々戸外に延びて設けられている。そ
して、これら給気ダクト6、排気ダクト7各々の途中に
は、例えば多翼送風機(シロッコファン)よりなる給気
ファン8、排気ファン9がそれぞれ設けられ、それらの
駆動により対応する吸気作用、排気作用が各々実現され
るようになっている。
【0069】他方、上記給気チャンバー3の下端側排気
チャンバー4との間の開口面部には、図1に示すよう
に、所定の上下幅を有する隔壁(化粧パネル)10が設
けられ、該隔壁10の外周寄り部分には、上記給気チャ
ンバー3の側壁面3b,3b・・の傾斜角と略同様の傾
斜角を有して下方に延びる空気吹出通路を有する環状の
空気吹出口11が設けられている。そして、それによ
り、上記給気チャンバー3の内側の排気チャンバー4の
外周囲には、上記給気ダクト6を介して吸入した外気を
矢印のように旋回させながら空気吹出口11に導く遠心
方向に通路径が拡大した環流型の通風路16が形成さ
れ、上記空気吹出口11に供給する空気流に予じめ旋回
流を形成するようになっている。一方、上記空気吹出口
11の空気吹出通路内には、その円周面に対して一定の
傾斜角を有し、当該空気吹出口11から吹き出される空
気流に対して有効に旋回方向のベクトルを付与する旋回
流生成ステータ12,12・・・が円周方向に所定の間
隔で配設されており、上記予じめ旋回流となった状態で
供給される空気流に対して、さらに効果的な旋回力を与
えるようになっている。また、上記排気チャンバー4の
下端側開口面である空気吸込口13には、下方側から上
方側に空気吸込グリル14、フィルタ15が順々に設け
られている。さらに、上記給気チャンバー3の下端側外
周にはフード18が設けられ、上記空気吹出口11から
の吹出気流の拡散を規制するようになっている。また、
同様の理由で、上記空気吹出口11の外周側にも吹き出
し方向に突出した気流付着防止ガイド10aが設けられ
ている。
【0070】以上のように、この実施の形態に係る換気
装置では、上方から下方に次第に内径を拡大した角錐台
形状の給気チャンバー3の内側に上下方向の径が等しい
角筒状の排気チャンバー4を設け、該排気チャンバー4
の下端側開口面に空気吸込口13を、また上記給気チャ
ンバー3の下端側開口面の上記空気吸込口13の外周囲
に上方から下方に向けて次第に半径位置を拡大するよう
に所定角傾斜した空気吹出通路を有する環状の空気吹出
口11を各々設けるとともに、上記排気チャンバー4の
外周囲に給気ダクト6の給気口6aから上記空気吹出口
11に到る上方から下方に通路径が拡大した環流型の通
風路16を形成し、該環流型の通風路16によって上記
給気ダクト6を介して戸外から旋回方向に向けて導入し
た空気を可及的に強い旋回流に形成した後、上記空気吹
出口11から室内の下方側床面方向に所定の吹出角度で
吹き出すようになっている。
【0071】そして、上記環流型の通風路16の途中に
当該環流型の通風路16を流れる旋回流の流れを整流す
る整流板5を設けるとともに、該環流型の通風路16に
連続する上記給気チャンバー3内下部外周部の空気吹出
口11の空気吹出通路内には当該空気吹出口11から吹
き出される空気流に有効な旋回方向のベクトルを与える
旋回流生成ステータ12,12・・・が、供給される旋
回流の旋回方向と同一で、その旋回角よりも大きい所定
の旋回角を有して周方向に所定の間隔を保って設けられ
ている。
【0072】したがって、上記給気ファン8が駆動され
ると、上記給気ダクト6から旋回方向に向けて給気チャ
ンバー3内に導入された戸外の新気が上記環流型の通風
路16を介して効率良く旋回しながら整流板5により整
流された後、均一な流速の安定した旋回流となって上記
空気吹出口11に供給される。そして、該空気吹出口1
1の空気吹出通路を通過する時に、上記旋回流生成ステ
ータ12,12・・・によって、さらに大きく旋回方向
のベクトルが付与され、より強い螺旋状の旋回気流F1
となって下方側加熱調理器具2の周囲に向けて斜め方向
に吹き出される。
【0073】この結果、該螺旋状の旋回吹出気流F1
より、上記加熱調理器具2から出る煙等排ガスを周囲に
拡散しないように包囲するエアカーテンが形成されると
ともに、その中心軸方向内側には、それと逆方向に上記
排気ファン9の吸引力により下方から上方に上昇する竜
巻状の大きな吸引力の旋回吸気流F2が形成される。
【0074】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテンによって包まれた加熱調
理器具2部分の煙や排ガス等汚染した空気の確実な排
気、清浄化が可能となる。
【0075】以上の結果、本実施の形態に係る換気装置
によると、排気性能の高い換気装置を提供することがで
きる。
【0076】(実施の形態2)図4〜図6は、本願発明
の実施の形態2に係る換気装置の構成を示している。
【0077】この換気装置1も、例えば図4に示すよう
に一般家庭の台所又は業務用の厨房等におけるガステー
ブル等加熱調理器具2の上方に設けられ、当該加熱調理
器具2の周囲を戸外から吸入した外気(新気)による旋
回状態のエアカーテン流で包み込む一方、当該エアカー
テン流内中心部に作用する排気方向への吸引負圧により
当該エアカーテン流内で上方に向けて生じる竜巻状の旋
回渦流により上記加熱調理器具2部分から発生する煙等
を効率良く吸引して戸外に排出するようにしたものであ
るが、その場合において特に前述のような環流型の通風
路を旋回流生成ノズルを介した2段構成として、同領域
における旋回流生成効果を一層向上させたことを特徴と
するものである。
【0078】図中、符号3は、上記加熱調理器具2の上
方部に設けられた例えば角錐台形状の第1の給気チャン
バーであり、この第1の給気チャンバー3の内側には、
さらに同形状の第2の給気チャンバー30が所定の間隔
を置いて設けられている。また上記第1の給気チャンバ
ー3の内側には、その天板部3aに対応した径の角筒状
の排気チャンバー4が当該天板部3aから上記第2の給
気チャンバー30の天板部30aを貫通して下端側開口
面位置まで延びて一体に設けられている。そして、上記
第1の給気チャンバー3と第2の給気チャンバー30と
の間に上方から下方に半径方向位置を遠心方向に拡大し
た第1の環流型の通風路16aが、また第2の給気チャ
ンバー30と上記排気チャンバー4との間に同様の形状
の第2の環流型の通風路16bが、それぞれ形成され、
さらに上記第2の給気チャンバー30の側壁面30bに
は、上記第1の環流型の通風路16aを流れる旋回流を
第2の環流型の通風路16b内旋回方向に向けて増速さ
せて吹き出す旋回流生成ノズル31,31・・が設けら
れている。また、上記排気チャンバー4の下部側外周囲
には、上記第2の環流型の通風路16bを流れる旋回流
の流れを整流する旋回流整流用の整流板5が上記給気チ
ャンバー3内の開口面部全体に亘って設けられている。
【0079】さらに、上記第1の給気チャンバー3の一
側壁面3b側コーナ部には、例えば図5および図6に示
すように旋回方向に向けて外気を導入する給気ダクト6
の給気口6aが、また上記排気チャンバー4の上部中央
(天板部3a中央)には排気ダクト7の排気口7aがそ
れぞれ連通状態で接続され、それらの外気吸入端、内気
排出端が各々戸外に延びて設けられている。そして、こ
れら給気ダクト6、排気ダクト7各々の途中には、例え
ば多翼送風機(シロッコファン)よりなる給気ファン
8、排気ファン9がそれぞれ設けられ、それらの駆動に
より対応する吸気作用、排気作用が各々実現されるよう
になっている。
【0080】他方、上記第1,第2の給気チャンバー
3,30の下端側排気チャンバー4との間の各開口面部
には、図1に示すように、所定の上下幅を有する隔壁
(化粧パネル)10が設けられ、該隔壁10の上記第2
の給気チャンバー30内側の外周寄り部分には、上記第
2の給気チャンバー30の側壁面30b,30b・・の
傾斜角と略同様の傾斜角を有して下方に延びる空気吹出
通路を有する環状の空気吹出口11が設けられている。
そして、該空気吹出口11には、その円周面に対して一
定の傾斜角を有し、当該空気吹出口11から吹き出され
る空気流に対して有効に旋回方向のベクトルを付与する
旋回流生成ステータ12,12・・・が円周方向に所定
の間隔で配設されており、上記予じめ旋回流となった状
態で供給される空気流に対して、さらに効果的な旋回力
を与えるようになっている。また、上記排気チャンバー
4の下端側開口面である空気吸込口13には、下方側か
ら上方側に空気吸込グリル14、フィルタ15が順々に
設けられている。さらに、上記第1の給気チャンバー3
の下端側外周にはフード18が設けられ、上記空気吹出
口11からの吹出気流の拡散を規制するようになってい
る。また、同様の理由で、上記空気吹出口11の外周側
にも吹き出し方向に突出した気流付着防止ガイド10a
が設けられている。
【0081】以上のように、この実施の形態に係る換気
装置では、それぞれ上方から下方に次第に内径を拡大し
た角錐台形状の第1,第2の給気チャンバー3,30を
2重構造に並設し、それらの内側に上下方向の径が等し
い角筒状の排気チャンバー4を設け、該排気チャンバー
4の下端側開口面に空気吸込口13を、また上記第2の
給気チャンバー30の下端側開口面の上記空気吸込口1
3の外周囲に上方から下方に向けて半径位置を拡大する
ように所定角傾斜した空気吹出通路を有する環状の空気
吹出口11を各々設けるとともに、上記排気チャンバー
4の外周囲に給気ダクト6の給気口6aから上記空気吹
出口11に到る第1,第2の環流型の通風路16a,1
6bを形成し、それらの間に旋回流生成ノズル31,3
1・・を設けることにより、当該第1,第2の環流型の
通風路16a,16bとそれらの間の旋回流生成ノズル
31,31・・とによって上記給気ダクト6を介して戸
外から吸入した空気を3段階的に可及的に強い旋回成分
を有する旋回流に形成した後、上記空気吹出口11から
室内の下方側加熱調理器具2の周囲に所定の吹出角度で
吹き出すようになっている。
【0082】そして、上記第2の環流型の通風路16b
の途中に当該第2の環流型の通風路16bを流れる旋回
流の流れを整流する整流板5を設けてその流速を一定化
するとともに、該第2の環流型の通風路16bに連続す
る上記第2の給気チャンバー30内下部外周部の空気吹
出口11の空気吹出通路内には当該空気吹出口11から
吹き出される空気流に対して効果的に旋回方向のベクト
ルを与える旋回流生成ステータ12,12・・・が、供
給される旋回流の旋回方向と同一で、その旋回角よりも
大きい所定の旋回角を有して周方向に所定の間隔を保っ
て設けられている。
【0083】したがって、上記給気ファン8が駆動され
ると、上記給気ダクト6から旋回方向に向けて給気チャ
ンバー3内に導入された戸外の新気が先ず上記第1の環
流型の通風路16aを介して旋回流となり、さらに旋回
流生成ノズル31,31・・を介して増速されて旋回力
が高められた後、さらに第2の環流型の通風路16bを
流れて、より強い旋回流となる。その後、同旋回流が整
流板5により整流されて流速および方向が一定のスムー
ズな旋回流となって効率良く旋回しながら上記空気吹出
口11の空気吹出通路を通り、上記旋回流生成ステータ
12,12・・・によって、さらに大きな旋回方向のベ
クトルが付与され、より強い螺旋状の旋回気流F1とな
って下方側加熱調理器具2の周囲に向けて斜め方向に吹
き出される。
【0084】この結果、該螺旋状の旋回吹出気流F1
より、上記加熱調理器具2から出る煙等排ガスを周囲に
拡散しないように包囲するエアカーテンが形成されると
ともに、その中心軸方向内側には、それと逆方向に上記
排気ファン9の吸引力により下方から上方に上昇する竜
巻状の大きな吸引力の旋回吸気流F2が形成される。
【0085】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテンによって包まれた加熱調
理器具2部分の煙や排ガス等汚染した空気の確実な排
気、清浄化が可能となる。
【0086】以上の結果、本実施の形態に係る換気装置
によると、上記実施の形態1のもの以上に排気性能の高
い換気装置を提供することができるようになる。
【0087】(実施の形態3)図7〜図12は、本願発
明の実施の形態3に係る換気装置の構成を示している。
【0088】この換気装置1も、上述の実施の形態のも
のと同様に例えば一般家庭の台所又は業務用の厨房等に
おけるガステーブル等加熱調理器具の上方に設けられ、
当該加熱調理器具の周囲を戸外から吸入した外気(新
気)による上方側から下方側への旋回状態のエアカーテ
ン流で包み込む一方、当該エアカーテン流内中心部に作
用する排気方向への吸引負圧により当該エアカーテン流
内で上方に向けて生じる旋回渦流により上記加熱調理器
具等から発生する煙等を効率良く吸引して戸外に排出換
気するようにしたことを特徴とするものである。
【0089】図中、符号43は、上記加熱調理器具の上
方部に設けられる給気空間形成用の例えば上部が球形と
なったドーム筒形状の換気ケーシング(給気チャンバー
に相当)であり、この換気ケーシング43の内側には、
その天板部43aの中央部を貫通して円筒状の排気ダク
ト(排気通路)44が当該天板部43aから下端側開口
面位置まで延びて一体に設けられている。また、この排
気ダクト44の下部側外周囲には、例えばパンチングプ
レートよりなる多数の整流孔を有する旋回流整流用の整
流板(整流手段)45が上記換気ケーシング43内の開
口面部全体に亘って設けられている。また、その下方に
はリブ47a,47a・・・を介して遠心方向に所定の
傾斜角を有して延びる図12のような多数枚の旋回流促
進プレート47b,47b・・・よりなる旋回流促進手
段47が設けられている。
【0090】さらに、上記換気ケーシング43の一側面
43b側上部のコーナ部(肩部)には、外気を旋回方向
に向けて導入すべく給気ダクト46先端側の給気口46
aが挿入されている。この給気口46aは、図10に示
すように空気吹出方向に向けて次第に口径が拡大したデ
ィフューザ構造をなし、かつ挿入後に内部給気空間の接
線方向に向けて曲成されている。また上記排気ダクト4
4の下端は上記換気ケーシング43の下端側開口面の中
央に漏斗状に拡大されて開口されている。そして、それ
ら各ダクト46,44の外気吸入端、内気排出端は各々
戸外に延びて設けられ、各々その延設部途中には、前述
の各実施の形態のものと同様に例えば多翼送風機(シロ
ッコファン)よりなる給気ファン、排気ファンがそれぞ
れ設けられている。そして、それら各送風機の駆動によ
り対応する給気作用、排気作用が各々実現されるように
なっている。
【0091】他方、上記換気ケーシング43の下端側排
気ダクト44との間の開口面部には、例えば図7および
図9に示すように、所定の隔壁(化粧パネル)50が設
けられ、該隔壁50の外周寄り部分には、所定の傾斜角
を有して末広がり状態で下方に延びる空気吹出通路を有
する環状の空気吹出口51が設けられている。そして、
それにより、上記換気ケーシング43の内側の排気ダク
ト44外周囲の給気空間には、上記給気ダクト46の接
線方向の給気口46aを介して空気吹出口51から吹き
出される空気の旋回方向と同じ旋回方向に向けて吸入し
た外気を矢印のように旋回させながら上記空気吹出口5
1に導く環流型の通風路56が形成され、該還流型の通
風路56部分において、上記整流板45と上記旋回流促
進手段47の旋回流促進プレート47bにより、上記空
気吹出口51に供給する空気流に予じめ同じ方向の有効
な旋回流を偏流なく形成するようになっている。
【0092】一方、上記空気吹出口51の空気吹出通路
内には、その円周面に対して一定の傾斜角を有し、当該
空気吹出口51から吹き出される空気流に対して、さら
に有効に旋回方向のベクトルを付与する前述の各実施の
形態のものと同様の図11に示すような旋回流生成ステ
ータ52,52・・・が円周方向に所定の間隔で配設さ
れており、上記のようにして予じめ均一な流速の旋回流
となった状態で供給される空気流に対して、さらに同方
向に効果的な旋回力を与えるようになっている。また、
上記排気ダクト44の下端側開口部である空気吸込口4
4aには、下方側から上方側に空気吸込グリル54、フ
ィルタ55が順に設けられている。さらに、上記換気ケ
ーシング43の下端側外周にはフード58が下方に延設
して設けられ、上記空気吹出口51からの吹出気流の半
径方向外方への不要な拡散を規制するようになってい
る。
【0093】以上のように、この実施の形態に係る換気
装置では、上方から下方に伸びるドーム筒形状の換気ケ
ーシング43の給気空間の内側に排気通路を形成する円
筒状の排気ダクト44を貫通状態で設ける一方、該排気
ダクト44の下端側開口部に空気吸込口44aを、また
上記換気ケーシング43の下端側開口面の上記空気吸込
口44aの外周囲に上方から下方に向けて次第に半径位
置を拡大するように所定角傾斜した空気吹出通路を有す
る環状の空気吹出口51を各々設けるとともに、さらに
上記排気ダクト44の外周囲に給気ダクト46の接線方
向に曲成して挿入されたディフューザ構造の給気口46
aから上記空気吹出口51に到る環流型の通風路56を
形成し、該環流型の通風路56によって、上記給気ダク
ト46の接線方向に曲成され、かつディフューザ構造と
なった給気口46aを介して戸外から旋回方向に向けて
広く拡散させながら均一な流速で導入した空気を可及的
に強い旋回流に形成した後、上記空気吹出口51から室
内の下方側床面方向に所定の吹出角度で吹き出すように
なっている。
【0094】そして、上記環流型の通風路56の途中に
当該環流型の通風路56を流れる旋回流の流れを整流す
る整流板45とさらなる旋回流の生成を促進する旋回流
促進手段47とを設けるとともに、該環流型の通風路5
6に連続する上記換気ケーシング43内下部外周部の空
気吹出口51の空気吹出通路内には当該空気吹出口51
から吹き出される空気流に対して、さらに有効な旋回方
向のベクトルを与える旋回流生成ステータ52,52・
・・が、上記旋回流促進手段47を介して供給される旋
回流の旋回方向と同一の所定の旋回角を有して周方向に
所定の間隔を保って設けられている。
【0095】したがって、上記給気ダクト46の途中に
設けられた給気ファンが駆動されると、上記給気ダクト
46から旋回方向に向けて換気ケーシング43内に導入
された戸外の新気が上記環流型の通風路56を介して効
率良く旋回しながら整流板45により整流された後、均
一な流速の安定した旋回流となって、さらに旋回流促進
手段47の旋回流促進プレート47b,47b・・・で
旋回力が高められた後に上述の上記空気吹出口51に供
給される。そして、該空気吹出口51の空気吹出通路を
通過する時に、当該空気吹出通路に設けられている上記
旋回流生成ステータ52,52・・・によって、さらに
大きく旋回方向のベクトルが付与され、より強い螺旋状
の旋回気流F1となって下方側加熱調理器具等の周囲に
向けて斜め方向に吹き出される。
【0096】この結果、該螺旋状の旋回吹出気流F1
より、上記加熱調理器具から出る煙等排ガスを周囲に拡
散しないように包囲するエアカーテンが形成されるとと
もに、その中心軸方向内側には、それと逆方向に上記排
気ファンの吸引力により下方から上方に上昇する竜巻状
の大きな吸引力の旋回吸気流F2が形成される。
【0097】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテンによって包まれた加熱調
理器具部分の煙や排ガス等汚染した空気の確実な排気、
清浄化が可能となる。
【0098】また、以上の構成では、それらの場合にお
いて、上記のように換気ケーシング43がドーム筒形状
をなしており、外気が導入される環状流路56上部の給
気空間天井部分がドーム面形状となっているので、給気
ダクト46の給気口46aから吹き込まれた空気流が上
端側天井部でも、一般の角部があるケーシング時のよう
な2次渦を形成することなくスムーズに流れ、低圧損で
効率良く旋回するようになる。
【0099】以上の結果、本実施の形態に係る換気装置
によると、より排気性能の高い換気装置を提供すること
ができる。
【0100】なお、以上の場合において、上記給気ダク
ト46の上記換気ケーシング43内の環状流路56より
なる給気空間に対する上下方向の吹込角θは、例えば図
13に示すような範囲で任意に設定することができ、該
上下方向の吹込角θは具体的には換気ケーシング43の
ドーム角やドーム部の上下方向長さ等を考慮して適切に
設定される。
【0101】(変形例1)ところで、上記給気ダクト4
6は、本来排気ダクト44と並設して戸外に延設される
ことが望ましい。その方が配管工事や給排気ファンの設
置も容易で外部からの見映えも良い。
【0102】そこで、上述の給気ダクト46は、例えば
図14に示すように、好ましくは上記換気ケーシング4
3の天板部43a中央部の排気ダクト44と同軸方向に
並設して設け、そのディフューザ構造の給気口46a部
分を上記所定の吹込角θに対応して旋回方向に曲成させ
て挿入する構成も必要に応じて採用される。
【0103】(変形例2)もちろん、本実施の形態の給
気ダクト46の設置形態は、以上のような構成に限られ
るものではなく、例えば給気口部46a部分を曲成する
ことなく、ストレートに形成し、例えば図15又は図1
6に示すように、その環状流路56に対する挿入方向、
挿入角を任意に設定して効果的に旋回流を形成するよう
にしても良い。
【0104】(変形例3)さらに、本実施の形態の以上
の各構成では、何れも給気口46a部分をディフューザ
構造に形成したが、これはコスト面を考慮して例えば図
17のような通常の開口構造のものを採用しても良いこ
とは言うまでもない。
【0105】(実施の形態4)図18は、本願発明の実
施の形態4に係る換気装置の構成を示している。
【0106】この換気装置1も、上述のものと同様に例
えば一般家庭の台所又は業務用の厨房等におけるガステ
ーブル等加熱調理器具の上方に設けられ、当該加熱調理
器具の周囲を戸外から吸入した外気(新気)による上方
側から下方側への旋回状態のエアカーテン流で包み込む
一方、当該エアカーテン流内中心部に作用する排気方向
への吸引負圧により当該エアカーテン流内で上方に向け
て生じる旋回渦流により上記加熱調理器具等から発生す
る煙等を効率良く吸引して戸外に排出換気するようにし
たことを特徴とするものである。
【0107】図中、符号61は、上記加熱調理器具の上
方部に設けられる例えば筒形の換気ケーシングであり、
この換気ケーシング61の内側には、その天板部61a
側上方部に排気空間63が、また、その下方側に給気空
間62が、仕切板65を介して各々形成され、上記給気
空間62の中央部を貫通して円筒状の第1の排気ダクト
(排気通路)64が上記仕切板65の中央部分から下端
側開口面中央部位置まで延びて一体に設けられている。
また、この第1の排気ダクト64の下部側外周囲には、
例えばパンチングプレートよりなる旋回流整流用の整流
板(整流手段)71が上記換気ケーシング61内の開口
面部全体に亘って設けられている。
【0108】さらに、上記換気ケーシング61の給気空
間62側一側面には、外気を旋回方向に向けて導入すべ
く給気ダクト6先端側の給気口6aが接線方向に向けて
挿入されている。また上記換気ケーシング61の排気空
間63側の一側面には旋回状態の内気を戸外に排出する
第2の排気ダクト7の排気口7aが挿入されている。ま
た上記第1の排気ダクト64の下端は上記換気ケーシン
グ61の下端側開口面の中央に開口されている。そし
て、上記給気ダクト6、第2の排気ダクト7の外気吸入
端、内気排出端は各々壁60を貫通して戸外に延びて設
けられている。そして、これら給気ダクト6、排気ダク
ト7各々の戸外側の延設部途中には、前述のものと同様
に例えば多翼送風機(シロッコファン)よりなる給気フ
ァン8、排気ファン9がそれぞれ設けられ、それらの駆
動により対応する給気作用、排気作用が各々実現される
ようになっている。
【0109】他方、上記換気ケーシング61の下端側上
記排気ダクト64との間の開口面部には、図に示すよう
に、所定の上下幅を有する隔壁(化粧パネル)66が設
けられ、該隔壁66の外周寄り部分には、所定の傾斜角
を有して末広がり状態で下方に延びる空気吹出通路を有
する環状の空気吹出口69が設けられている。そして、
それにより、上記換気ケーシング61の内側の排気ダク
ト64の外周囲の給気空間62は、上記給気ダクト6を
介して接線方向に吸入した外気を矢印のように旋回させ
ながら上記空気吹出口69に導く環流型の通風路に形成
され、上記空気吹出口69に供給する空気流に予じめ有
効な旋回流を形成するようになっている。
【0110】一方、上記空気吹出口69の空気吹出通路
内には、その円周面に対して一定の傾斜角を有し、当該
空気吹出口69から吹き出される空気流に対して有効に
旋回方向のベクトルを付与する前述のものと同様な旋回
流生成ステータ68,68・・・が円周方向に所定の間
隔で配設されており、上記予じめ旋回流となった状態で
供給される空気流に対して、さらに効果的な旋回力を与
えるようになっている。また、上記排気ダクト64の下
端側開口部である空気吸込口64aには、空気中の油ミ
スト成分を捕集するグリスフィルタ67が設けられてい
る。さらに、上記換気ケーシング61の下端側外周には
フード70が所定寸法下方に延設して設けられ、上記空
気吹出口69からの吹出気流の半径方向外方への拡散を
規制するようになっている。
【0111】以上のように、この実施の形態に係る換気
装置では、上方から下方に延びる筒形の換気ケーシング
61の内側に給排気空間62,63を設けるとともに下
方側給気空間62を貫通して、上方側排気空間63に到
る円筒状の第1の排気ダクト64を設け、該第1の排気
ダクト64の下端側開口部に空気吸込口64aを、また
上記換気ケーシング61の下端側開口面の上記空気吸込
口44aの外周囲に上方から下方に向けて次第に半径位
置を拡大するように所定角傾斜した空気吹出通路を有す
る環状の空気吹出口69を各々設けるとともに、上記第
1の排気ダクト64外周囲の給気空間62を上記給気ダ
クト6の給気口6aから上記空気吹出口69に到る環流
型の通風路に形成し、該環流型の通風路である給気空間
62によって上記給気ダクト6を介して戸外から旋回方
向に向けて導入した空気を可及的に強い旋回流に形成し
た後、上記空気吹出口69から室内の下方側床面方向に
所定の吹出角度で吹き出すようになっている。
【0112】そして、上記環流型の通風路である給気空
間62の途中に当該給気空間62内を流れる旋回流の流
れを整流する整流板71を設けるとともに、該給気空間
62に連続する上記換気ケーシング61内下部外周部の
空気吹出口69の空気吹出通路内には当該空気吹出口6
9から吹き出される空気流に有効な旋回方向のベクトル
を与える旋回流生成ステータ68,68・・・が、上記
のようにして供給される旋回流の旋回方向と同一の所定
の旋回角を有して周方向に所定の間隔を保って設けられ
ている。
【0113】したがって、上記給気ダクト6の途中に設
けられた給気ファン8が駆動されると、上記給気ダクト
6から旋回方向に向けて換気ケーシング61内に導入さ
れた戸外の外気が上記環流型の通風路となっている給気
空間62を介して効率良く旋回しながら整流板71によ
り整流された後、均一な流速の安定した旋回流となった
後に上述の上記空気吹出口69に供給される。そして、
該空気吹出口69の空気吹出通路を通過する時に、該空
気吹出通路に設けられている上記旋回流生成ステータ6
8,68・・・によって、さらに大きく旋回方向のベク
トルが付与され、より強い螺旋状の旋回気流F1となっ
て下方側加熱調理器具等の周囲に向けて斜め方向に吹き
出される。
【0114】この結果、該螺旋状の旋回吹出気流F1
より、上記加熱調理器具から出る煙等排ガスを周囲に拡
散しないように包囲するエアカーテンが形成されるとと
もに、その中心軸方向内側には、それと逆方向に上記排
気ファン9の吸引力により下方から上方に上昇する竜巻
状の大きな吸引力の旋回吸気流F2が形成される。
【0115】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテンによって包まれた加熱調
理器具部分の煙や排ガス等汚染した空気の確実な排気、
清浄化が可能となる。
【0116】以上の結果、本実施の形態に係る換気装置
によると、より排気性能の高い換気装置を提供すること
ができる。
【0117】なお、この実施の形態においても、必要に
応じて上記実施の形態3のものと同様に、旋回流促進手
段47を設け、かつディフューザ構造の給気口6aを採
用することが可能である。
【0118】(実施の形態5)図19は、本願発明の実
施の形態5に係る換気装置の構成を示している。
【0119】この換気装置1も、上述のものと同様に例
えば一般家庭の台所又は業務用の厨房等におけるガステ
ーブル等加熱調理器具の上方に設けられ、当該加熱調理
器具の周囲を戸外から吸入した外気(新気)による上方
側から下方側への旋回状態のエアカーテン流で包み込む
一方、当該エアカーテン流内中心部に作用する排気方向
への吸引負圧により当該エアカーテン流内で上方に向け
て生じる旋回渦流により上記加熱調理器具等から発生す
る煙等を効率良く吸引して戸外に排出換気するようにし
たことを特徴とするものである。
【0120】図中、符号81は、上記加熱調理器具の上
方部に設けられる例えば断面略台形状の換気ケーシング
であり、この換気ケーシング81の内側には、図示のよ
うに第1,第2の多翼送風機100,106が各々その
空気吹出口方向を逆方向(180°相異)にして同軸駆
動状態で積層されている。そして、その第1の多翼送風
機100スクロール部101側には壁部60を貫通した
給気ダクト6を介して戸外の外気を吸入する図示のよう
な給気導入路110が設けられており、そのスクロール
部101上面側の空気吸気口103部分に外部からの給
気を導くようになっている。そして、同空気吸気口10
3から吸入された外気をスクロール部遠心方向先端の空
気吹出口102から上記換気ケーシング81内に形成さ
れている給気空間111の旋回方向に吹き出す。
【0121】一方、該給気空間111内の上記下方側第
2の多翼送風機106のスクロール部107の下面側空
気吸気口109からは、第1の排気ダクト(排気通路)
84が上記換気ケーシング81の下端側開口面位置まで
延びて一体に設けられている。また第1の多翼送風機1
00の空気吹出口108は内気導出路120を介して、
第2の排気ダクト7に連通せしめられている。また、こ
の第1の排気ダクト84の下部側外周囲には、例えばパ
ンチングプレートよりなる旋回流整流用の整流板91が
上記換気ケーシング81内環状の給気空間111の開口
面部全体に亘って設けられている。
【0122】そして、上記換気ケーシング81の下端側
第1の排気ダクト84の外周部には、図に示すように、
所定の上下幅を有する隔壁(化粧パネル)86が設けら
れ、該隔壁86の部分には、所定の傾斜角を有して末広
がり上記で下方に延びる空気吹出通路を有する環状の空
気吹出口89が設けられている。そして、それにより、
上記換気ケーシング81の内側の第1の排気ダクト84
の外周囲には、上記給気ダクト6を介して第1の多翼送
風機100により吸入した外気を矢印のように旋回方向
に吹き出し、十分に旋回させながら上記空気吹出口89
に導く環流型の通風路が形成され、上記空気吹出口89
に供給する空気流に予じめ均一な流速の旋回流を形成す
るようになっている。一方、上記空気吹出口89の空気
吹出通路内には、その円周面に対して一定の傾斜角を有
し、当該空気吹出口89から吹き出される空気流に対し
て有効に旋回方向のベクトルを付与する前述のような旋
回流生成ステータ88,88・・・が円周方向に所定の
間隔で配設されており、上記予じめ旋回流となった状態
で供給される空気流に対して、さらに効果的な旋回力を
与えるようになっている。また、上記第1の排気ダクト
84の下端側開口部である空気吸込口84aには、グリ
スフィルタ87が設けられている。さらに、上記換気ケ
ーシング81の下端側外周にはフード90が所定寸法下
方に延設して設けられ、上記空気吹出口89からの吹出
気流の半径方向外方への不要な拡散を規制するようにな
っている。
【0123】以上のように、この実施の形態に係る換気
装置では、上方から下方に拡がって延びる断面略台形状
の換気ケーシング81の内側に給・排気用の第1,第2
の2組の多翼送風機100,106を設け、それら多翼
送風機100,106を利用して上記各実施の形態のも
のと同様又はそれ以上の有効な旋回流促進作用を実現す
るようになっている。
【0124】該構成の場合、給排気作用に際し、螺旋方
向の旋回流を生成するのに適した多翼送風機を使用して
いるので、より有効に旋回流が生成されるようになる。
【0125】なお、この場合において、上記空気吹出口
102は、実施の形態3の給気口46aと同様のディフ
ューザ構造にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る換気装置の断面
図である。
【図2】同装置の上面図である。
【図3】同装置の下面図である。
【図4】本願発明の実施の形態2に係る換気装置の断面
図である。
【図5】同装置の上面図である。
【図6】同装置の下面図である。
【図7】本願発明の実施の形態3に係る換気装置の断面
図である。
【図8】同装置の水平断面図である。
【図9】同装置の下面図である。
【図10】同装置の要部の拡大断面図である。
【図11】同装置の旋回流促進プレートの断面図であ
る。
【図12】同装置の旋回流生成ステータの断面図であ
る。
【図13】同装置の給気ダクトの設置角度を説明する説
明図である。
【図14】同装置の変形例1の断面図である。
【図15】同装置の変形例2の第1例の断面図である。
【図16】同装置の変形例2の第2例の断面図である。
【図17】同装置の変形例3の断面図である。
【図18】本願発明の実施の形態4に係る換気装置の断
面図である。
【図19】本願発明の実施の形態5に係る換気装置の断
面図である。
【符号の説明】
1は換気装置、2は加熱調理器具、3は給気チャンバ
ー,第1の給気チャンバー、4は排気チャンバー、5は
整流板、6は給気ダクト、7は排気ダクト、8は給気フ
ァン、9は排気ファン、10は隔壁、11は空気吹出
口、12は旋回流生成ステータ、13は空気吸込口、1
6は環流型の通風路、16aは第1の環流型の通風路、
16bは第2の環流型の通風路、30は第2の給気チャ
ンバー、43は換気ケーシング、45は整流板、47は
旋回流促進手段、47bは旋回流促進プレート、52は
旋回流生成ステータである。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給気ダクト(6)からの流入空気が旋回
    方向に導入される給気チャンバー(3)と、この給気チ
    ャンバー(3)の内側に同心状に設けられ、排気ダクト
    (7)を介して空気を排出する排気チャンバー(4)
    と、この排気チャンバー(4)と上記給気チャンバー
    (3)との間に形成され、上記給気ダクト(6)から導
    入された空気を旋回状態で流す環流型の通風路(16)
    と、上記給気チャンバー(3)の下端側開口面に設けら
    れ、旋回流生成ステータ(12),(12)・・・を介
    して旋回方向に空気を吹出す空気吹出口(11)と、上
    記排気チャンバー(4)の下端側開口面に設けられ、上
    記排気チャンバー(4)内に所定局所領域の空気を旋回
    渦流状態で吸引する空気吸込口(13)とを備えてなる
    換気装置。
  2. 【請求項2】 給気ダクト(6)からの流入空気が旋回
    方向に導入される第1の給気チャンバー(3)と、この
    第1の給気チャンバー(3)の内側に第1の環流型の通
    風路(16a)を介して同心状に設けられた第2の給気
    チャンバー(30)と、この第2の給気チャンバー(3
    0)との間に第2の環流型の通風路(16b)を形成す
    る状態で上記第1,第2の給気チャンバー(3),(3
    0)の内側に同心状に設けられ、排気ダクト(7)を介
    して空気を排出する排気チャンバー(4)と、上記第2
    の給気チャンバー(30)の側壁に設けられ、上記第1
    の給気チャンバー(3)内に導入された空気を上記第1
    の環流型の通風路(16a)から第2の環流型の通風路
    (16b)内に旋回状態で吹き出す旋回流生成ノズル
    (31),(31)・・・と、上記第2の給気チャンバ
    ー(30)の下端側開口面に設けられ、旋回流生成ステ
    ータ(12),(12)・・・を介して旋回方向に空気
    を吹出す空気吹出口(11)と、上記排気チャンバー
    (4)の下端側開口面に設けられ、上記排気チャンバー
    (4)内に所定局所領域の空気を旋回渦流状態で吸引す
    る空気吸込口(13)とを備えてなる換気装置。
  3. 【請求項3】 給気チャンバー(3)が上方から下方に
    径を拡大した錐体形状のものよりなる一方、排気チャン
    バー(4)が上下方向に等径の筒体形状のものよりな
    り、環流型の通風路(16)は流入側から流出側にかけ
    て次第に遠心方向に拡大されていることを特徴とする請
    求項1記載の換気装置。
  4. 【請求項4】 第1,第2の給気チャンバー(3),
    (30)が各々上方から下方に径を拡大した錐体形状の
    ものよりなる一方、排気チャンバー(4)が上下方向に
    等径の筒体形状のものよりなり、第1,第2の環流型の
    通風路(16a),(16b)は各々流入側から流出側
    にかけて次第に遠心方向に拡大されていることを特徴と
    する請求項2記載の換気装置。
  5. 【請求項5】 空気吹出口(11)は、上方側空気流入
    部から下方側空気流出部にかけて次第に半径方向位置を
    遠心方向に拡大されていることを特徴とする請求項1,
    2,3又は4記載の換気装置。
  6. 【請求項6】 旋回流生成ステータ(12),(12)
    ・・・は、空気吹出口(11)に供給される空気の旋回
    方向に対応した旋回方向に傾斜させて設けられているこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の換気
    装置。
  7. 【請求項7】 環流型の通風路(16)には、整流板
    (5)が設けられていることを特徴とする請求項1,
    3,5又は6記載の換気装置。
  8. 【請求項8】 第2の環流型の通風路(16b)には、
    整流板(5)が設けられていることを特徴とする請求項
    2,4,5又は6記載の換気装置。
  9. 【請求項9】 給気ダクト(6),(46)からの空気
    が導入される給気空間(56),(62),(111)
    と、この給気空間(56),(62),(111)の内
    側に設けられ、空気を排出する排気通路(44),(6
    4),(84)と、上記給気空間(56),(62),
    (111)内に導入された空気を整流する整流手段(4
    5),(71),(91)と、上記給気空間(56),
    (62),(111)の下端側開口面に設けられ、旋回
    流生成ステータ(52),(52)・・・、(68),
    (68)・・・、(88),(88)・・・を介して旋
    回方向に空気を吹出す空気吹出口(51),(69),
    (89)と、上記排気通路(44),(64),(8
    4)の下端側開口面に設けられ、上記排気通路(4
    4),(64),(84)内に所定局所領域の空気を旋
    回渦流状態で吸引する空気吸込口(44a),(64
    a),(84a)とを備えてなる換気装置。
  10. 【請求項10】 給気ダクト(6),(46)からの空
    気が導入される給気空間(56),(62),(11
    1)と、この給気空間(56),(62),(111)
    の内側に設けられ、空気を排出する排気通路(44),
    (64),(84)と、上記給気空間(56),(6
    2),(111)内に導入された空気を旋回させる旋回
    流促進手段(47)と、上記給気空間(56),(6
    2),(111)の下端側開口面に設けられ、旋回流生
    成ステータ(52),(52)・・・、(68),(6
    8)・・・、(88),(88)・・・を介して上記旋
    回流促進手段(47)による旋回方向と同じ旋回方向に
    空気を吹出す空気吹出口(51),(69),(89)
    と、上記排気通路(44),(64),(84)の下端
    側開口面に設けられ、上記排気通路(44),(6
    4),(84)内に所定局所領域の空気を旋回渦流状態
    で吸引する空気吸込口(44a),(64a),(84
    a)とを備えてなる換気装置。
  11. 【請求項11】 給気ダクト(6),(46)からの空
    気が旋回方向に向けて導入される給気空間(56),
    (62),(111)と、この給気空間(56),(6
    2),(111)の内側に設けられ、空気を排出する排
    気通路(44),(64),(84)と、上記給気空間
    (56),(62),(111)の下端側開口面に設け
    られ、旋回流生成ステータ(52),(52)・・・、
    (68),(68)・・・、(88),(88)・・・
    を介して上記導入空気の旋回方向と同じ旋回方向に空気
    を吹出す空気吹出口(51),(69),(89)と、
    上記排気通路(44),(64),(84)の下端側開
    口面に設けられ、上記排気通路(44),(64),
    (84)内に所定局所領域の空気を旋回渦流状態で吸引
    する空気吸込口(44a),(64a),(84a)と
    を備えてなる換気装置。
  12. 【請求項12】 給気空間(56),(62),(11
    1)内には旋回流促進手段(47)が設けられ、導入さ
    れた空気を空気吹出口(51),(69),(89)か
    ら吹き出される空気の旋回方向と同じ方向の旋回流に生
    成するようになっていることを特徴とする請求項9記載
    の換気装置。
  13. 【請求項13】 給気空間(56),(62),(11
    1)内には、当該給気空間(56),(62),(11
    1)内に導入された空気を空気吹出口(51),(6
    9),(89)から吹き出される空気の旋回方向と同じ
    方向に旋回させる旋回流促進手段(47)が設けられて
    いることを特徴とする請求項11記載の換気装置。
  14. 【請求項14】 給気空間(56),(62),(11
    1)内には、当該給気空間(56),(62),(11
    1)内に導入された空気を整流する整流手段(45),
    (71),(91)が設けられていることを特徴とする
    請求項11記載の換気装置。
  15. 【請求項15】 給気空間(56),(62),(11
    1)内には旋回流促進手段(47)が設けられ、導入さ
    れた空気を空気吹出口(51),(69),(89)か
    ら吹き出される空気の旋回方向と同じ方向の旋回流に生
    成するようになっていることを特徴とする請求項14記
    載の換気装置。
  16. 【請求項16】 給気空間(56),(62),(11
    1)は、還流型の通風路となっていることを特徴とする
    請求項9,10,11,12,13,14又は15記載
    の換気装置。
  17. 【請求項17】 給気ダクト(46)の給気口(46
    a)部分は、空気の吹出方向に向けて次第に口径が拡大
    する構造に形成されていることを特徴とする請求項9,
    10,11,12,13,14,15又は16記載の換
    気装置。
  18. 【請求項18】 給気ダクト(46)の給気口(46
    a)部分は、給気空間(56)の内部で空気吹出口(5
    1)から吹き出される空気流の旋回方向に対応する旋回
    方向に曲成されていることを特徴とする請求項9,1
    0,11,12,13,14,15,16又は17記載
    の換気装置。
  19. 【請求項19】 給気空間(56)の天井部は、ドーム
    形状となっていることを特徴とする請求項9,10,1
    1,12,13,14,15,16,17又は18記載
    の換気装置。
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