JP2000266258A - 合成樹脂製継ぎ手 - Google Patents

合成樹脂製継ぎ手

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JP2000266258A
JP2000266258A JP11073871A JP7387199A JP2000266258A JP 2000266258 A JP2000266258 A JP 2000266258A JP 11073871 A JP11073871 A JP 11073871A JP 7387199 A JP7387199 A JP 7387199A JP 2000266258 A JP2000266258 A JP 2000266258A
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JP
Japan
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pipe
stage
connection
unwinding
synthetic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP11073871A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Miki
裕史 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き出し管の配管方向を任意に設定でき、か
つ同一の接続口で口径の異なる巻き出し管を必要に応じ
て選んで接続でき、更に塩化ビニル樹脂製管が容易に接
続可能な多口継ぎ手を提供する。 【解決手段】 上段に一個のテーパー付き管接続口があ
り下段に放射状に突出された複数個のテーパー付き管接
続口があり、かつ下段の管接続口のテーパーを二段テー
パーとしたことを特徴とする合成樹脂製多口継ぎ手。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの管から複数
の巻き出し管を分岐させる時に用いられる合成樹脂製継
ぎ手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばスプリンクラー配管や給湯配管
等、一つの管から複数の巻き出し管を分岐させる必要が
ある配管においては、接続口を複数個備えた合成樹脂製
多口継ぎ手やヘッダーが用いられる。
【0003】この場合、例えば複数の巻き出し管の先に
取り付けるスプリンクラーヘッドの個数が異なる等、巻
き出し管毎の水等の流量を適切に分配する必要がある場
合には、各巻き出し管毎の配管呼び径を変更するか、巻
き出し管を太くしてバルブ等を設け流量を調節する等し
なければならない。
【0004】複数の巻き出し管接続口の呼び径が全て同
一呼び径である合成樹脂製多口継ぎ手では、巻き出し管
に必要な最大流量が得られる巻き出し管接続口を持つ合
成樹脂製継ぎ手に巻き出し管を接続した後、より小流量
とする巻き出し管では縮径継ぎ手を用いて更に呼び径の
小さな管を接続しなければならなかった。
【0005】更に、主管接続口がねじ接続である従来の
合成樹脂製多口継ぎ手では、主管と多口継ぎ手とはきっ
ちりとねじ込んで固定しなければならない。一方、巻き
出し管の配管方向によっては、巻き出し管の配管方法に
合わせて合成樹脂製継ぎ手の主管接続部で合成樹脂製継
ぎ手と主管とを巻き出し管が必要な希望する方法に向く
よう接続する必要があるが、主管の接続がねじ接続であ
る場合には、巻き出し管の方向に合わせて主管接続部の
ねじを緩めたり増し締めしたりしなければならず、任意
の方向に巻き出し管を配管することは困難であった。
【0006】主管の接続がねじ式でない場合は、巻き出
し管は任意の方向に自由に向けて配管することが出来
る。例えば、特開平10−030778号公報には、主
管接続部をエレクトロフージョン接続(以降、EF接続
という。)もしくはねじ接続とし、巻き出し管接続をE
F接続とする例が記載されている。主管の接続をEF接
続とする場合には、巻き出し管の配管は任意な方向に設
定できるが、ねじ接続とした場合には巻き出し管の配管
方向は自由に設定できない。また、接続する管の材質は
熱融着するものでなければならず、例えば架橋ポリエチ
レン樹脂などがある。材質が塩化ビニル樹脂である場合
は、EF接続は出来るものの架橋ポリエチレン樹脂より
も高温を必要とし、従って作業性や安全性に問題があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明による合成樹脂
製継ぎ手は、巻き出し管の配管方向を任意に設定でき、
かつ接続口に呼び径の異なる巻き出し管から必要に応じ
て一つを選んで接続でき、更に塩化ビニル樹脂製管が容
易に接続可能な合成樹脂製継ぎ手を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂製継ぎ
手は、上段に接着剤で管を接続する一個の接続口を持
ち、下段に接着剤で管を接続する放射状に突出して設け
られた複数個の接続口を持ち、かつ下段の接続口の少な
くとも一つが二種類の呼び径管に対応した二つのテーパ
ーを持つ二段テーパーとしたことを特徴とする合成樹脂
製の継ぎ手である。
【0009】主管を接続する上段の接続口は、Taper si
zed solvent welding method(以降、TS工法とい
う。)による接続(以降、TS接続という。)であり、
管と接続口とを接着剤を併用して接続する。
【0010】本発明の合成樹脂製継ぎ手の材質は接着剤
により塩化ビニル製管を接続出来る材質でなければなら
ず、例えば塩化ビニル樹脂、アクリロニトリルースチレ
ンーブタジエン共重合樹脂等がある。
【0011】また巻き出し管を接続する下段接続口のテ
ーパーが、異なる二種類の呼び径の管に対応した二つの
テーパーである二段テーパーとされており、呼び径の異
なる二種類の管から選ばれた一つの管をTS接続する事
が可能である。(作用)
【0012】このように、本発明の合成樹脂製継ぎ手
は、主管及び巻き出し管の接続がTS接続による接続口
であるため、主管は合成樹脂製継ぎ手の上段接続口の中
で任意の方向に接続が可能であり、下段の接続口に接続
された巻き出し管は自由に希望する方向に向けて配管が
可能である。
【0013】かつ下段の接続口が二段テーパーとなって
いるので、巻き出し管に必要な流体の流量によって、適
切な呼び径の巻き出し管を選んで接続することができ、
わざわざ別の巻き出し管呼び径を持つ合成樹脂製継ぎ手
を用意する必要がない。更に従来の単一の呼び径しか接
続出来ない接続口を持つ合成樹脂製継ぎ手の場合に見ら
れた、巻き出し管接続後に縮径継ぎ手を用いて必要な呼
び径に縮小するあるいはバルブなどを介して流量を調節
するといった手間や余計なコストがかからない。
【0014】更に合成樹脂製継ぎ手の材質が塩化ビニル
樹脂製管と接着剤で接着可能な合成樹脂であり上側及び
下側の接続口は共に接着剤を併用するTS接続であるか
ら、従来の塩化ビニル樹脂製管の接続に用いられるTS
工法がそのまま適用でき、従って従来の接続に要する手
間と変わりがなく接続の強度等も変わらない。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。なお、説明に用いる図は、本発明に
よる合成樹脂製継ぎ手のうち、上段に一個の呼び径50
mmのTS接続接続口を、下段に呼び径25mm及び2
0mmの二種類の呼び径の管の内の一を選択して接続で
きる四個のTS接続接続口が互いに90度の角度で設け
られた塩化ビニル樹脂製継ぎ手の一例の説明図であり、
記載された管呼び径寸法や接続口の数、受け口の取り付
け角度などは説明のために代表として記載されたもので
あり、本発明の一部であることを断っておく。
【0016】また、本実施例では使用した主管及び巻き
出し管は全て硬質塩化ビニル管であり、管の接続は全て
TS工法によるTS接続で、全て硬質塩化ビニル管用接
着剤を併用した。
【0017】図1は、本発明による上記実施例の合成樹
脂製継ぎ手1の一部を切り欠いて断面を示した実施例の
説明図である。合成樹脂製継ぎ手1の上段接続口2は主
管をTS工法で接続できるようテーパーが付けられ、T
S接続に必要な管の挿入長さに対応した接続口長さとな
っている。
【0018】合成樹脂製継ぎ手1の下段接続口31、3
2、33、34は、上段接続口側から見て放射状にそれ
ぞれが90度の角度を持って放射状に設けられている。
それぞれの接続口31、32、33,34には、巻き出
し管をTS工法で接続できるようテーパーが付けられ、
TS接続に必要な管の挿入長さに対応した接続口長さと
なっている。但し、接続口34は接続口32の対称位置
に位置するためこの説明図上では記載されていない。
【0019】接続口の一段目のテーパーは呼び径25m
mの管を接続するためのもので接続口の管差し込み側に
近い部分に設けられ、必要な差込長さをとった1段目テ
ーパーの奥から更に接続口の奥に向かって二段目のテー
パーが付けられ、二段目のテーパーは呼び径20mmの
管を接続するためのものでテーパーの長さは必要な差込
長さをとってある。
【0020】上段接続口1は、TS接続であるから例え
ば下段接続口31が配管されるべき方向にあわせて向く
ように自由に配置し、接続が出来る。
【0021】図2(a)に示すよう一段目テーパーには
呼び径25mmの巻き出し管41が、図2(b)に示す
ように二段目には一段目より小呼び径の20mmの巻き
出し管42がTS工法で接続できる。呼び径20mmの
管を接続する場合には、管が接続されている下段接続口
の呼び径25mm管接続用テーパー部分を切断して使用
しても良い。
【0022】図3は、本発明の実施例によるスプリンク
ラー配管の例を示す。呼び径50mmの塩化ビニル製主
管が合成樹脂製継ぎ手1の上段接続口にTS接続され、
下段の4つ接続口の内の2個に呼び径25mmの塩化ビ
ニル製巻き出し管が、他の二個に呼び径20mmの塩化
ビニル製巻き出し管がそれぞれTS接続されている。呼
び径25mmの巻き出し管には3個のスプリンクラーヘ
ッドが、呼び径20mmの巻き出し管の先には2個のス
プリンクラーヘッドが設けられ、水の流量はヘッドの数
に応じて概略同じになるようになっている。
【0023】
【発明の効果】このように、本発明による合成樹脂製継
ぎ手では、巻き出し管の配管方向を任意に設定でき、か
つ同一の接続口で呼び径の異なる巻き出し管を必要に応
じて選んで接続でき、更に塩化ビニル樹脂製管が容易に
接続可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成樹脂製継ぎ手1の一部を切り欠いて断面を
示した実施例の説明図。
【図2】(a)は下段接続口の一段目テーパーに巻き出
し管を接続した説明図、(b)は二段目テーパーに巻き
出し管を接続した説明図。
【図3】本発明の実施例の合成樹脂製継ぎ手を用いたス
プリンクラー配管の配管例を示す斜視説明図。
【符号の説明】
1 合成樹脂製継ぎ手 2 上段接続口 31、32,33,34 下段接続口 41 呼び径25mm巻き出し管 42 呼び径20mm巻き出し管 5 主管 6 チーズ 7 エルボ 8 スプリンクラーヘッド 9 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上段に接着剤で管を接続する一個の接続
    口を持ち、下段に接着剤で管を接続する放射状に突出し
    て設けられた複数個の接続口を持ち、かつ下段の接続口
    の少なくとも一つが二種類の呼び径管に対応した二つの
    テーパーを持つ二段テーパーとされていることを特徴と
    する合成樹脂製の継ぎ手
JP11073871A 1999-03-18 1999-03-18 合成樹脂製継ぎ手 Pending JP2000266258A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015129707A1 (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 株式会社 東芝 嫌気性水処理システム
JP2015190594A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 積水化学工業株式会社 分岐継手

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015129707A1 (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 株式会社 東芝 嫌気性水処理システム
JP2015157271A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 株式会社東芝 嫌気性水処理システム
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