JP2000265608A - 鋼製大引、鋼製大引の支持構造および支持方法 - Google Patents

鋼製大引、鋼製大引の支持構造および支持方法

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JP2000265608A JP11072373A JP7237399A JP2000265608A JP 2000265608 A JP2000265608 A JP 2000265608A JP 11072373 A JP11072373 A JP 11072373A JP 7237399 A JP7237399 A JP 7237399A JP 2000265608 A JP2000265608 A JP 2000265608A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼製大引用床束によって容易かつ確実に支持
することができる鋼製大引、鋼製大引の支持構造および
支持方法を提供すること。 【解決手段】 鋼製大引1を中空の鋼製大引本体2と、
この鋼製大引本体2の両側壁3,4の双方にそれぞれ形
成されて、該鋼製大引本体2を下方から支持する鋼製大
引用床束10が係合する上下の係合部5,6と、鋼製大
引本体2の下面に形成された開口部8とを備えたものと
する。また、鋼製大引用床束10を、床束本体12と、
この床束本体12の上端部に設けられて前記鋼製大引1
を受ける受部13とから構成し、この受部13を、鋼製
大引1の下面2bが当接されて、該下面を下方から支持
する底壁部20と、この底壁部20の両縁部にそれぞれ
形成されて、前記鋼製大引1の両側面にそれぞれ当接す
る側壁部21,22と、該両側壁部21,22にそれぞれ
形成されて前記鋼製大引本体2の両側壁3,4にそれぞ
れ形成された上下の係合部5,6に係合可能な上下の被
係合部23,24とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の床の根太
を支持するための鋼製大引、鋼製大引の支持構造および
支持方法に関するものである。
【0002】
【背景の技術】一般に、住宅においては、1階床の根太
を支持するのには、木製の大引が使用されている。とこ
ろが、近年、木材の安定供給が困難になりつつあり、こ
のため、大引を鋼製化することが一部で行われている。
鋼製大引を使用した技術としては、例えば、特許第27
50273号公報および特許第2828240号公報に
記載のものが知られている。これら公報に記載の鋼製大
引は断面が正方形状のパイプ材からなり、鋼製束を介し
て束ベース上に支持される。この鋼製束は、断面L字状
の大引受具と、ベースプレートとをターンバックルで連
結して構成されたものであり、前記大引受具に鋼製大引
を装着するには、大引受具の底壁部と側壁部とにそれぞ
れ鋼製大引の底面と側面をそれぞれ当接したうえで、前
記大引受具の底壁部および側壁部にそれぞれ形成された
穴から、ボルトや釘等を鋼製大引に挿通または打込むこ
とによって行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鋼製大引を
支持する場合、該鋼製大引の長さ方向における複数の個
所をそれぞれ鋼製束によって支持するようにしている。
この場合、それぞれの鋼製束の大引受具に、それぞれ鋼
製大引の所定の部位を装着する必要があるが、上述した
ように、大引受具に鋼製大引を装着する場合、大引受具
の底壁部および側壁部にそれぞれ形成された穴から、ボ
ルトや釘等を鋼製大引に挿通または打込む必要があり手
間がかかるので、複数の大引受具に鋼製大引を装着する
には非常に手間かかかるという課題があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、鋼製大引用床束によって容易かつ確実に支持するこ
とができる鋼製大引、鋼製大引の支持構造および支持方
法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の鋼製大引1は、床の根太を支持
するためのものであって、例えば図1および図2に示す
ように、中空の鋼製大引本体2と、この鋼製大引本体2
の両側壁3,4の双方にそれぞれ形成されて、該鋼製大
引本体2を下方から支持する鋼製大引用床束10が係合
する上下の係合部5,6とを備え、前記鋼製大引本体2
の両側壁3,4の双方にそれぞれ形成された上係合部5,
5どうしを、鋼製大引本体2の下面からの高さが等しく
なるように設定し、前記鋼製大引本体2の両側壁3,4
の双方にそれぞれ形成された下係合部6,6どうしを、
鋼製大引本体の下面からの高さが等しくなるように設定
したものである。
【0006】前記鋼製大引本体2は中空であれば、その
断面形状はどのような形状でもよいが、例えば正方形
状、長方形状、台形状、その他の多角形状のものが望ま
しく、さらに、鋼製大引本体2の上下面2a,2bは互
いに平行な平面であるのが望ましい。鋼製大引本体2の
両側壁3,4の双方にそれぞれ形成された上下の係合部
5,6は、鋼製大引用床束10と凹凸係合するような形
状のものが望ましく、例えば、鋼製大引本体2の両側壁
3,4の双方にそれぞれ、該鋼製大引本体2の長手方向
に沿う上下の凹溝5,6または凸条を形成したものが好
適である。なお、鋼製大引本体2の両側壁3,4の双方
にそれぞれ上下の凹溝5,6を形成した場合には、鋼製
大引用床束10に該上下の凹溝5,6に係合可能な凸部
(被係合部23,24)を形成し、鋼製大引本体2の両側
壁の双方に上下の凸条を形成した場合には、鋼製大引用
床束10に該凸条に係合可能な凹部を形成する。
【0007】また、前記鋼製大引は、鋼製大引本体の上
面の幅を、下面の幅より大きく設定してもよい。鋼製大
引本体の上面の幅を下面の幅より大きく設定するには、
例えば鋼製大引本体の断面形状を逆台形状とすればよい
が、これに限ることなく、鋼製大引本体の断面形状を、
上辺が下辺より長い異形の多角形状とすればよく、さら
に、多角形状でなくても、上辺が下辺より長ければ、ど
のような形状でもよい。
【0008】上記のように、鋼製大引本体の上面の幅
を、下面の幅より大きく設定すれば、床(床パネル)の根
太(桟材)が広い面で支持され、よって安定良く床が支持
される。また、床をパネル工法で使用される床パネルで
構成した場合、床パネルが並ぶ箇所では、1本の鋼製大
引で隣合う2枚の床パネルを受けることになるが、鋼製
大引本体の上面の幅を下面の幅より大きく設定すること
で、各床パネルの鋼製大引に対する掛かり代を大きく得
ることができる。さらに、鋼製大引本体の下面は、鋼製
大引用床束に荷重を伝達できればよいため、上面ほど幅
を広くする必要がなく、幅を狭めることで材料の節減を
図ることができる。
【0009】請求項1の鋼製大引1においては、それを
複数の鋼製大引用床束10…で支持する場合に、これら
鋼製大引用床束10…を所定間隔で配置しておき、その
上方から鋼製大引1を鋼製大引用床束10…上に設置す
るとともに、該鋼製大引1の両側壁3,4にそれぞれ形
成された上下の係合部5,6に、鋼製大引用床束10を
係合させることで、ボルトや釘等を使用することなく、
該鋼製大引1が鋼製大引用床束10によって容易かつ確
実に支持される。
【0010】また、鋼製大引本体2の両側壁の双方にそ
れぞれ上下の係合部5,6を形成したので、鋼製大引本
体2の下面2bを斜めに傾けて、一方の側壁3に形成さ
れている下係合部6を鋼製大引用床束10に係合し、次
いで、鋼製大引本体2を鉛直面内において回転させるこ
とで、他方の側壁4に形成されている上係合部5を前記
鋼製大引用床束10に係合することで、鋼製大引本体2
の両側壁3,4にそれぞれ形成されている上下の係合部
5,6に容易かつ確実に鋼製大引用床束10が係合され
る。
【0011】つまり、鋼製大引本体の両側壁の双方に、
それぞれ一つずつ係合部を鋼製大引本体の下面から高さ
が等しくなるようにして形成した場合、これら係合部に
鋼製大引用床束を係合するには、該鋼製大引用床束にそ
の上方から鋼製大引を平行に配して、前記両方の係合部
に同時に鋼製大引用床束を係合しなければならず、この
場合、鋼製大引を鋼製大引用床束に対して強い力でしか
も平行に押し付ける必要があるので、前記両方の係合部
に同時に鋼製大引用床束を係合するのが困難となるが、
請求項1の鋼製大引1では上述したように、下係合部6
を鋼製大引用床束に係合した後、鋼製大引本体2を鉛直
面内において回転させることで、該鋼製大引本体2の上
係合部5を前記鋼製大引用床束に係合するので、鋼製大
引本体2を鋼製大引用床束に対して強い力でしかも平行
に押し付ける必要がなく、よって、鋼製大引本体2の両
側壁3,4にそれぞれ形成されている上下の係合部5,6
に容易かつ確実に鋼製大引用床束10が係合されるので
ある。
【0012】さらに、鋼製大引本体2の両側壁にそれぞ
れ上下の係合部5,6を、上係合部5,5どうしおよび下
係合部6,6が、鋼製大引本体2の下面からの高さが等
しくなるように形成したので、つまり、鋼製大引本体2
の両側壁3,4に、左右対称に上下の係合部5,6を形成
したので、鋼製大引本体2の一方の側壁に形成された上
係合部5と、他方の側壁に形成された下係合部6に前記
鋼製大引用床束10を係合させる場合において、鋼製大
引の向きによらず、前記上下の係合部5,6に複数の鋼
製大引用床束10を係合させることができる。つまり、
鋼製大引本体の一方の側壁に上係合部のみが形成され、
他方の側壁に下係合部のみが形成されていた場合、該鋼
製大引の向きによって、上係合部と下係合部とが左右逆
に位置することになるので、上下の係合部に複数の鋼製
大引用床束を係合できなくなることがあるが、前記請求
項1の鋼製大引ではそのようなことがない。
【0013】請求項2の鋼製大引1は、請求項1記載に
おいて、前記鋼製大引本体2の下面に、開口部8を該鋼
製大引本体2の長手方向に沿って、一方の端部から他方
の端部まで連続して形成したものである。
【0014】請求項2の鋼製大引1においては、前記鋼
製大引本体2の下面に、開口部8を該鋼製大引本体2の
長手方向に沿って、一方の端部から他方の端部まで連続
して形成したので、鋼製大引本体2の両側壁3,4は、
前記開口部8の幅内において内側に弾性的に撓み可能と
なる。したがって、前記鋼製大引1を、鋼製大引用床束
10に係合する際において、鋼製大引本体2の両側壁
3,4を弾性的に撓ませながら係合していき、該両側壁
部に形成された上下の係合部5,6が鋼製大引用床束1
0の係合部位に達したときに、前記両側壁3,4が弾性
復帰することで、鋼製大引用床束10に鋼製大引1の上
下の係合部5,6が確実に係合される。
【0015】また、前記鋼製大引本体2下面に、開口部
8を該鋼製大引本体2の長手方向に沿って、一方の端部
から他方の端部まで連続して形成したので、開口部8が
ないものに比して、鋼製大引1の材料費を削減でき、さ
らに、従来の鋼製大引と異なり、かしめ加工が不要とな
るので、その分鋼製大引1を容易に製造できる。
【0016】請求項3の鋼製大引の支持構造は、例えば
図2〜図5に示すように、請求項1または2記載の鋼製
大引1を、鋼製大引用床束10によって支持する鋼製大
引の支持構造であって、前記鋼製大引用床束10を、ほ
ぼ垂直に立設される床束本体12と、この床束本体12
の上端部に設けられて前記鋼製大引1を受ける受部13
とから構成し、前記受部13を、前記鋼製大引1の下面
2bが当接されて、該下面2bを下方から支持する底壁
部20と、この底壁部20の両縁部にそれぞれ形成され
て、前記鋼製大引1の両側面にそれぞれ当接する側壁部
21,22と、該両側壁部21,22にそれぞれ形成され
て前記鋼製大引本体2の両側壁の双方にそれぞれ形成さ
れた上下の係合部5,6にそれぞれ係合可能な上下の被
係合部23,24とを備えた構成とし、前記受部13の
底壁部20に前記鋼製大引1の下面2bが当接され、前
記受部13のそれぞれの側壁部21,22に前記鋼製大
引1のそれぞれの側面が当接され、前記受部13の上下
の被係合部23,24が前記鋼製大引1の上下の係合部
5,6にそれぞれ係合されているものである。
【0017】前記鋼製大引用床束10の床束本体12
は、その長さを上下に調整できるものが望ましく、例え
ば、スリーブ状の軸部16にボルト17,17を螺合す
ることによって構成した、いわゆるターンバックル状も
のが使用される。前記受部13の底壁部20の幅は、支
持すべき鋼製大引1の底面の幅とほぼ等しく設定され
る。受部13の側壁部21,22は鋼製大引1の側面に
沿うような形状に形成される。受部13の被係合部2
3,24は、例えば、鋼製大引1に形成された上下の係
合部5,6が凹溝である場合には、該凹溝の例えば内側
の側面に係合可能な形状に形成される。
【0018】請求項3の鋼製大引の支持構造において
は、鋼製大引用床束10の受部13の底壁部20に前記
鋼製大引1の下面2bが当接され、前記受部13のそれ
ぞれの側壁部21,22に前記鋼製大引1のそれぞれの
側面が当接され、前記受部13の被係合部23,24が
前記鋼製大引1の上下の係合部5,6に係合されている
ので、鋼製大引1は、上下、左右に移動することなく、
鋼製大引用床束10によって確実に支持される。また、
鋼製大引1の両側壁3,4の双方にそれぞれ形成された
上下の係合部5,6に、鋼製大引用床束10の受部13
の上下の被係合部23,24が係合されているので、ボ
ルトや釘等を使用することなく、該鋼製大引1が鋼製大
引用床束10によって容易に支持される。
【0019】請求項4の鋼製大引の支持構造は、例えば
図2、図6および図7に示すように、請求項3におい
て、前記鋼製大引1がその長手方向に沿って複数設けら
れ、互いに隣接する鋼製大引1,1どうしは、一方の鋼
製大引1の内部にその端面開口から接合部材35の一端
部が挿入され、他方の鋼製大引1の内部にその端面開口
から前記接合部材35の他端部が挿入されることで、接
合されているものである。
【0020】前記接合部材35は、前記鋼製大引1の内
面に当接可能な形状のものとし、望ましくは、鋼製大引
1の内面のうちの、少なくとも上面、左右両側面に当接
可能な形状に形成する。また、前記接合部材35は、例
えば、鋼板等の金属板を折り曲げることによって形成さ
れるが、これに限ることなく、木材、樹脂等によって形
成してもよい。
【0021】請求項4の鋼製大引の支持構造において
は、互いに隣接する鋼製大引1,1どうしが、接合部材
35を鋼製大引1,1の端面開口から挿入することで、
接合されているので、鋼製大引1,1どうしが左右にず
れることなく確実に接合される。また、前記鋼製大引1
が、鋼製大引本体2の下面に、開口部8を該鋼製大引本
体2の長手方向に沿って、一方の端部から他方の端部ま
で連続して形成したものである場合には、鋼製大引本体
2の両側壁3,4が外側に弾性的に撓み可能であるの
で、前記接合部材35を鋼製大引1の端面開口から挿入
するときに、該両側壁3,4が外側に撓むことで、接合
部材35を容易に挿入することができ、また、挿入後
は、前記両側壁3,4が弾性復帰して接合部材35に当
接するので、より確実に鋼製大引1,1どうしが接合さ
れる。
【0022】請求項5の鋼製大引の支持構造は、請求項
4において、前記鋼製大引本体2の両側壁3,4のそれ
ぞれの内面上部に、それぞれ支持部5a,5aが形成さ
れており、前記鋼製大引本体2の内部に挿入された接合
部材35の下面が前記支持部5a,5aによって支持さ
れているものである。
【0023】前記支持部5a,5aは、例えば、前記鋼
製大引本体2の両側壁3,4にそれぞれ形成された上係
合部5,5が凹溝5,5である場合には、前記両側壁3,
4の内面上部には、前記凹溝5,5が凸条となって膨出
しているので、該凸条を支持部とすることができ、別途
新たに支持部を形成する必要がない。
【0024】請求項5の鋼製大引の支持構造において
は、前記鋼製大引本体2の内部に挿入された接合部材3
5の下面が、鋼製大引本体2の両側壁3,4に形成され
た支持部5a,5aによって支持されているので、該接
合部材35を鋼製大引本体2の内部で確実に固定するこ
とができる。したがって、接合部材35は鋼製大引本体
2の断面全体に対応した形状とする必要がなく、支持部
5a,5aから上方の断面形状に対応した形状とすれば
よいので、接合部材35の小型化、軽量化を図ることが
できる。
【0025】請求項6の鋼製大引の支持構造は、例えば
図11に示すように、請求項3〜5のいずれかにおい
て、前記鋼製大引1は、その長手方向に沿って所定間隔
で配置された複数の鋼製大引用床束10によって支持さ
れ、前記鋼製大引1の長手方向において互いに隣合う鋼
製大引用床束10,10は、それらの受部の向きが、互
い違いになるように配置されているものである。
【0026】前記鋼製大引1の長手方向において互いに
隣合う鋼製大引用床束10,10を、それらの受部13,
13の向きが、互い違いになるように配置するとは、一
方の鋼製大引用床束10の受部13の上被係合部23を
鋼製大引1の一方の側壁4側に配置し、下被係合部24
を他方の側壁3側に配置した場合に、他方の鋼製大引用
床束10の受部13の上被係合部23を鋼製大引1の他
方の側壁3側に配置し、下被係合部24を一方の側壁4
側に配置することをいう。
【0027】請求項6の鋼製大引の支持構造において
は、前記鋼製大引1の長手方向において互いに隣合う鋼
製大引用床束10,10を、それらの受部13,13の向
きが、互い違いになるように配置したので、鋼製大引1
の一方の側壁4側においては、該鋼製大引1の長手方向
に沿って、受部13の上被係合部23と下被係合部24
とが交互に、前記側壁4に形成された上係合部5と下係
合部6に係合し、鋼製大引1の他方の側壁3側において
は、該鋼製大引1の長手方向に沿って、受部13の下被
係合部24と上被係合部23とが交互に、前記側壁3に
形成された下係合部6と上係合部5に係合するので、鋼
製大引1は複数の鋼製大引用床束10によってバランス
よく支持される。
【0028】請求項7の鋼製大引の支持方法は、請求項
1または2記載の鋼製大引1を、鋼製大引用床束10に
よって支持する支持方法であって、前記鋼製大引用床束
10を、ほぼ垂直に立設される床束本体12と、この床
束本体12の上端部に設けられて前記鋼製大引1を受け
る受部13とから構成し、前記受部13を、前記鋼製大
引1の下面2bが当接されて、該下面2bを下方から支
持する底壁部20と、この底壁部20の両縁部にそれぞ
れ形成されて、前記鋼製大引1の両側面にそれぞれ当接
する側壁部21,22と、該両側壁部21,22にそれぞ
れ形成されて前記鋼製大引本体2の両側壁の双方にそれ
ぞれ形成された上下の係合部5,6にそれぞれ係合可能
な上下の被係合部23,24とを備えた構成とし、前記
鋼製大引1を、前記鋼製大引用床束10の受部13に装
着するに際し、図8および図9に示すように、まず、前
記鋼製大引1を、その下面2bを前記受部13の底壁部
20に対して傾けるようにして前記受部13に挿入する
ことで、前記鋼製大引1の下係合部6を前記受部13の
下被係合部24に係合し、次いで、前記鋼製大引1を、
前記受部13の下被係合部24を支点として、鉛直面内
において押込むようにして回転させることで、前記鋼製
大引1の上係合部5を前記受部13の上被係合部23に
係合するとともに、前記鋼製大引1の両側面および下面
をそれぞれ前記受部13の両側壁部21,22および底
壁部20に当接することを特徴としている。
【0029】請求項7の鋼製大引の支持方法において
は、前記鋼製大引1を、その下面2bを前記受部13の
底壁部20に対して傾けるようにして前記受部13に挿
入することで、前記鋼製大引1の下係合部6を前記受部
13の下被係合部24に係合し、次いで、前記鋼製大引
1を、前記受部13の一方の下係合部24を支点とし
て、鉛直面内において押込むようにして回転させること
で、前記鋼製大引1の上係合部5を前記受部13の上被
係合部23に係合するとともに、前記鋼製大引1の両側
面および下面をそれぞれ前記受部13の両側壁部21,
22および底壁部20に当接するので、鋼製大引1を鋼
製大引用床束10の受部13に装着するに際して、鋼製
大引1を受部13に対して強い力でしかも平行に押し付
ける必要がなく、鋼製大引1の上下の係合部5,6に容
易かつ確実に受部13上下の被係合部23,24が係合
されるとともに、鋼製大引1の両側面および下面がそれ
ぞれ受部13の両側壁部21,22および底壁部20に
容易かつ確実に当接される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係る鋼製大
引1の一例を示す横断面図、図2は図1に示す鋼製大引
1を鋼製大引用床束10によって支持した状態を示す斜
視図である。図1および図2に示すように、鋼製大引1
は、鋼製大引本体2と、この鋼製大引本体2の両側壁
3,4の双方にそれぞれ形成されて、該鋼製大引本体を
下方から支持する鋼製大引用床束10が係合する上下の
係合部5,6とを備えて構成されている。
【0031】前記鋼製大引本体2は中空の長尺な筒体で
あり、その横断面は略長方形状に形成され、その上面2
aと下面2bとは平行に形成されている。前記上下の係
合部5,6は、前記両側壁3,4の双方にそれぞれ形成さ
れた、鋼製大引本体2の長手方向に沿う凹溝であり、上
係合部5,5どうしは、鋼製大引本体2の下面2bから
の高さが等しく設定され、下係合部6,6どうしは、鋼
製大引本体2の下面2bからの高さが等しく設定されて
いる。つまり、鋼製大引本体2の両側壁3,4には、左
右対称に上下の係合部5,6が形成されている。また、
下係合部6は上係合部5より鋼製大引本体2の下面2b
からの高さが低く設定されており、例えば、下係合部6
は上係合部5よりの下面2bからの高さが15mm程度
低く設定されている。
【0032】前記鋼製大引本体2の両側壁3,4のそれ
ぞれの内面上部には、後述する接合部材35を支持する
支持部5a,5aが形成されている。該支持部5a,5a
は、前記両側壁3,4に上係合部5,5を形成する際に、
該両側壁3,4の内面上部に、凹溝状の上係合部5,5が
凸条となって膨出することによって形成されたものであ
る。したがって、支持部5a,5aは上係合部5,5と同
時に形成することができ、別途新たに形成する必要はな
い。
【0033】また、前記鋼製大引本体2の下面には開口
部8が形成されている。この開口部8は、鋼製大引本体
2の長手方向に沿って、その一方の端部から他方の端部
まで連続して形成されたものであり、該開口部8の両側
にはそれぞれ鋼製大引本体2の下面2bに対して垂直に
起立する起立壁8a,8aが鋼製大引本体2の長手方向
に沿って連続して形成されている。なお、上記構成の鋼
製大引1は、鋼板をロール成形等によって曲げ加工する
ことで形成され、該鋼板の幅方向の両縁部を直角に曲げ
て、前記起立壁8a,8aを形成し、鋼板を曲げ加工す
る際に、該起立壁8a,8aを所定間隔離間させること
で、前記開口部8が形成されている。
【0034】次に上記構成の鋼製大引1を支持する鋼製
大引用床束10について説明する。すなわち、図3およ
び図4に示すように、鋼製大引用床束10は、基礎K上
に固定されるベースプレート11と、このベースプレー
ト11上に垂直に立設された床束本体12と、この床束
本体12の上端部に設けられて前記鋼製大引1を受ける
受部13とから構成されている。
【0035】前記ベースプレート11は、長方形板状を
なすもので、その両端部には基礎Kから突出するアンカ
ーボルトT,Tを挿通するための孔11a,11aが形成
されている。そして、ベースプレート11は、これを基
礎K上に載置するとともに、基礎Kから突出するアンカ
ーボルトT,Tを前記孔11a,11aに挿通したうえ
で、各孔11aから突出するアンカーボルトTの上端部
に、座金14を挿通してナット15を螺合して締め付け
ることで、基礎K上に固定されるようになっている。
【0036】前記床束本体12はスリーブ状をなす軸部
16と、この軸部16の両端部に螺合された上下一対の
ボルト17,17と、該ボルト17,17に前記軸部16
の上下端部でそれぞれ螺合されたナット18,18とか
ら構成されている。そして、このような構成の床束本体
12は、前記ボルト17,17を回転不能にしたうえ
で、前記軸部16を正逆方向に回転させることで、該ボ
ルト17,17が軸部16の上下端部から伸縮し、これ
によって長さ調整ができるようになっており、この調整
後、前記ナット18,18を締め付けることで、軸部1
6を回転不能に固定して床束本体16の長さを決定でき
るようになっている。
【0037】前記受部13は、図5に示すように、前記
鋼製大引1の下面2bが当接されて、該下面2bを下方
から支持する底壁部20と、この底面部20の両縁部に
それぞれ形成されて、前記鋼製大引1の両側面にそれぞ
れ当接する側壁部21,22と、該両側壁部21,22に
それぞれ形成されて、前記鋼製大引本体2の両側壁3,
4の双方にそれぞれ形成された上下の係合部5,6に係
合可能な上下の被係合部23,24と、前記底壁部20
に形成されて、前記鋼製大引1の下面2bの開口部8に
挿入可能な挿入部25,25とを備えて構成されてい
る。
【0038】前記底壁部20の下面中央部には、該底壁
部20の幅方向に延在する支持部20aが形成されてお
り、この支持部20aの両端部は前記側壁部21,22
側に折曲されて、該側壁部21,22を補強している。
また、前記支持部20の中央部には、前記床束本体16
の上端部、すなわち軸部16の上端部に螺合されたボル
ト17がプレート17a(図4参照)を介して取付けられ
るようになっている。前記側壁部21,22は、前記底
壁部20の両縁部からそれぞれ垂直に起立するものであ
り、側壁部21の高さは側壁部22より高く設定され、
側壁部21と側壁部22との高さの差は、前記鋼製大引
1に形成された上係合部5と下係合部6との高さの差と
等しく設定さてている。そして、側壁部21の上端部に
前記上被係合部23が形成され、側壁部22の上端部に
前記下被係合部24が形成されている。
【0039】前記上下の被係合部23,24は、側壁部
21,22の上端部から内側に直角にに突出するように
して形成されたもので、下被係合部22は上被係合部2
3より底壁部20からの高さが低く設定されている。そ
して、前記上被係合部23は前記鋼製大引1の上係合部
5の下側の側面に係合し、下被係合部24は下係合部6
の下側の側面に係合するようになっている。
【0040】前記挿入部25,25は、前記受部13を
構成する底壁部20前後の縁部に、該底壁部20より下
方に曲げて形成されたもので、側面視において略L字状
に形成され、その先端部は前記鋼製大引1の開口部8に
挿入し易くするために、先端ほど幅が狭くなるように形
成されている。また、前記挿入部25は、前記底壁部2
0に鋼製大引1の下面2bを当接させた後に、該底壁部
20より上方に曲げることで、前記鋼製大引1の下面に
形成された開口部8に挿入されるようになっている。ま
た、挿入部25,25の幅は前記開口部8の幅とほぼ等
しいか若干広めに形成されている。
【0041】次に、上記構成の鋼製大引1を、鋼製大引
用床束10によって支持する支持構造および支持方法に
ついて説明する。すなわち、図2に示すように、地盤上
には複数の基礎K…が平行に一定間隔で設置されてお
り、各基礎K上には複数の鋼製大引用床束10…が所定
のピッチWで設置されている。このピッチWは、建物の
モジュール寸法の整数倍に設定されており、例えばモジ
ュール寸法を910mmとすると、その2倍の1820
mmに設定されている。なお、モジュール寸法とは、建
物のあらゆる部分を一定の大きさの倍数関係に整えよう
とするときの基準になる寸法のことをいい、上述した9
10mmの他に、1000mm、900mm、800m
m等とされている。
【0042】前記基礎K上に鋼製大引用床束10を設置
固定するには、図3および図4に示すように、該鋼製大
引用床束10のベースプレート11を基礎K上に載置す
るとともに、基礎Kから突出するアンカーボルトT,T
をベースプレートに形成された孔11a,11aに挿通
したうえで、各孔11aから突出するアンカーボルトT
の上端部に、座金14を挿通してナット15を螺合して
締め付けることで行われている。なお、基礎K…上に鋼
製大引用床束10…を設置固定する場合、全ての鋼製大
引用床束10…の受部13の高さを揃えておく。
【0043】上記のようにして、基礎K上に鋼製大引用
床束10を設置固定したならば、前記鋼製大引1を鋼製
大引用床束10…の受部13…に、以下のようにして装
着する。なお、鋼製大引1は基礎Kと直交するようにし
て配置するが、これに限ることなく、基礎K上にこれと
平行に配置してもよい。この場合、前記鋼製大引用床束
10の受部13の向きを90度回しておく。
【0044】また、鋼製大引1をその長手方向に沿って
複数設ける場合、互いに隣接する鋼製大引1,1どうを
以下のようにして接合する。すなわち、まず鋼製大引
1,1どうしを接合する接合部材35を用意しておく。
この接合部材35は、図6および図7に示すように、鋼
板等の金属板を折り曲げることによって形成されたもの
であり、鋼製大引1の上壁部の下面に当接する上板部3
5aと、この上板部35aの両縁部に下方に垂下するよ
うにして形成されて、鋼製大引1の両側壁3,4にそれ
ぞれ当接する側板部35b,35bと、側板部35b,3
5bの下縁部に、内側に直角に折曲するように形成され
て、鋼製大引1の支持部5a,5aに当接される下板部
35c,35cとによって構成されている。
【0045】そして、前記接合部材35によって鋼製大
引1,1どうしを接合するには、一方の鋼製大引1の内
部にその端面開口から接合部材35の一端部を挿入し、
他方の鋼製大引1の内部にその端面開口から前記接合部
材35の他端部を挿入することで接合する。また、接合
部材35を鋼製大引1の内部に挿入する場合、前記支持
部5a,5aより上側に挿入することで、該支持部5a,
5aによって、接合部材35の下板部35c,35cが
支持され、また、上板部35aが鋼製大引1の上壁部の
下面に当接され、側板部35b,35bが鋼製大引1の
両側壁3,4にそれぞれ当接される。
【0046】このように、接合部材35によって鋼製大
引1,1どうしを接合することによって、鋼製大引1,1
どうしが左右にずれることなく確実に接合される。ま
た、鋼製大引本体2の下面には開口部8が形成されてお
り、これによって、両側壁3,4が外側に弾性的に撓み
可能であるので、前記接合部材35を鋼製大引1の端面
開口から挿入するときに、該両側壁3,4が外側に撓む
ことで、接合部材35を容易に挿入することができ、ま
た、挿入後は、前記両側壁3,4が弾性復帰して接合部
材35に当接するので、より確実に鋼製大引1,1どう
しを接合することができる。
【0047】さらに、鋼製大引本体2の内部に挿入され
た接合部材35の下板部35c,35cが、鋼製大引本
体2の両側壁3,4に形成された支持部5a,5aによっ
て支持されているので、該接合部材35を鋼製大引本体
2の内部で確実に固定することができる。したがって、
接合部材35を鋼製大引本体2の断面全体に対応した形
状とする必要がなく、支持部5a,5aから上方の断面
形状に対応した形状とすればよいので、接合部材35の
小型化、軽量化を図ることができる。
【0048】次に、前記鋼製大引1を鋼製大引用床束1
0に装着するには、まず、図8に破線で示すように、鋼
製大引1を、その下面2bを前記受部13の底壁部20
に対して傾けるようにして、前記受部13に挿入するこ
とで、該鋼製大引1の側壁3に形成されている下係合部
6を受部13の一方の下被係合部24に係合する。
【0049】次に、図8に実線で示すように、前記鋼製
大引1を、前記受部13の下被係合部24を支点とし
て、鉛直面内において押込むようにして回転させること
で、鋼製大引1の側壁4に形成されている上係合部5を
受部13の上被係合部23に係合するとともに、鋼製大
引1の両側面および下面をそれぞれ前記受部13の両側
壁部21,22および底壁部20に当接する。このよう
に鋼製大引1を回転させると、該鋼製大引1の下面2b
に開口部8が形成されているので、該鋼製大引1の両側
壁3,4が内側に弾性的に撓むことで、前記上下の係合
部5,6に鋼製大引用床束10の上下の被係合部23,2
4が容易に係合していき、係合した際に前記両側壁3,
4が弾性復帰することで、前記上下の係合部5,6に上
下の被係合部23,24が確実に係合する。
【0050】上記のようにして、鋼製大引1の上下の係
合部5,6を鋼製大引用床束10の上下の被係合部23,
24に係合したならば、図9および図10に示すよう
に、鋼製大引用床束10の受部13の底壁部20に形成
された挿入部25,25を下方から金槌等によって上方
に叩き上げることで、該挿入部25,25を前記鋼製大
引1の開口部8に挿入する。前記受部の挿入部25,2
5を、鋼製大引1の開口部8に挿入すると、該開口部8
の挿入部25,25が挿入された部分は、該挿入部25,
25によって塞がれることになる。したがって、前記受
部13に鋼製大引1を装着した後は、鋼製大引1の両側
壁3,4が互いに内側に曲がることを防止されるので、
該側壁3,4に形成された係合部5,6が前記受部13の
被係合部23,24から外れることを防止することがで
き、より確実に鋼製大引1が受部13に装着される。
【0051】そして、各鋼製大引1を鋼製大引用床束1
0…の受部13…に装着固定したならば、前記床束本体
12…の軸部16…を正逆方向に回転させて、床束本体
12…の長さを調整することで受部13…を若干昇降さ
せ、これによって、各鋼製大引1の水平出しの調整を行
い、この調整終了後、ボルト17,17に螺合している
ナット18,18を締め付けることで、軸部16を回転
不能に固定して床束本体16の長さを決定して、各鋼製
大引1の水平出しを終了する。
【0052】上記のようにして、鋼製大引用床束10…
の受部13に鋼製大引1を装着することにより、該受部
13の底壁部20に鋼製大引1の下面2bが当接され、
該受部13のそれぞれの側壁部21,21に鋼製大引1
のそれぞれの側面が当接され、該受部13の上下の被係
合部23,24が鋼製大引1の上下の係合部5,6に係合
されているので、鋼製大引1を、上下、左右に移動させ
ることなく、鋼製大引用床束10…によって確実に支持
することができる。また、前記受部13の挿入部25,
25が、鋼製大引1の開口部8に挿入されているので、
該開口部8は挿入部によって塞がれて、鋼製大引1の両
側壁3,4が互いに内側に曲がることを防止されている
ので、該側壁3,4に形成された上下の係合部5,6が前
記受部13の上下の被係合部23,24から外れること
を防止することができ、より確実に鋼製大引1を受部1
3に装着することができる。さらに、鋼製大引1の両側
壁3,4にそれぞれ形成された上下の係合部5,6に、鋼
製大引用床束10の受部13の上下の被係合部23,2
4が係合されるので、ボルトや釘等を使用することな
く、該鋼製大引1を鋼製大引用床束10によって容易に
支持することができる。
【0053】さらに、鋼製大引本体2の両側壁3,4
に、左右対称に上下の係合部5,6を形成したので、鋼
製大引本体2の一方の側壁に形成された上係合部5と、
他方の側壁に形成された下係合部6に前記鋼製大引用床
束10を係合させる場合において、鋼製大引1の向きに
よらず、前記上下の係合部5,6に複数の鋼製大引用床
束10…を係合させることができ、よって、鋼製大引1
を複数の鋼製大引用床束10…に容易に係合させること
がでる。
【0054】また、前記鋼製大引1を鋼製大引用床束1
0の受部13に装着するに際し、鋼製大引1の下面2b
を受部13の底壁部20に対して傾けるようにして受部
13に挿入することで、鋼製大引1の下係合部6を前記
受部13の下被係合部24に係合し、次いで、該鋼製大
引1を前記下被係合部24を支点として、鉛直面内にお
いて押込むようにして回転させることで、鋼製大引1の
上係合部5を受部13の他方の上被係合部23に係合す
るようにしたので、鋼製大引1を受部13に対して強い
力でしかも平行に押し付けることなく、鋼製大引1の上
下の係合部5,6に容易かつ確実に受部13の上下の被
係合部23,24を係合することができるとともに、鋼
製大引1の両側面および下面をそれぞれ受部13の両側
壁部21,22および底壁部20に容易かつ確実に当接
させることができる。
【0055】そして、鋼製大引1を鋼製大引用床束10
…によって支持したならば、図2に示すように、互いに
隣合う鋼製大引1,1間に床パネル30を配置し、該床
パネル30の両端部をそれぞれ前記鋼製大引1,1の上
面2aの半分に載せて固定する。前記床パネル30は、
框材30a…を矩形状に組み立てるとともに、この矩形
枠の内部に補強用の桟材を縦横に組み付けて枠体を構成
し、この枠体の上面に合板などの面材30bを貼設した
ものであり、前記鋼製大引1の上面2aには床パネル3
0の框材30aを載せるようにする。したがって、前記
床パネル30においては、鋼製大引1の上面2aに載せ
る框材30aが、通常の軸組み工法における床の根太に
対応する。また、前記床パネル30はその縦の長さを1
820mmに、横の長さを910mmに設定している。
【0056】一方、前記基礎K上に設置されている複数
の鋼製大引用床束10…のピッチWは、モジュール寸法
である910mmの2倍の1820mmに設定されてい
るので、該鋼製大引用床束10…に支持されている複数
の鋼製大引1…のピッチも1820mmとなる。したが
って、互いに隣合う鋼製大引1,1の上面2a,2aの半
分にそれぞれ前記床パネル30の双方の端部を設置する
ことで、全ての隣合う鋼製大引1,1上に床パネル30
…を隙間無くピッタリと納めることができる。さらに、
鋼製大引1の長さをモジュール寸法の910mmの整数
倍に設定すれば、鋼製大引1の長さ方向においても、床
パネル30…を隙間無くピッタリと納めることができ
る。
【0057】また、上記の例では、床パネル30はその
両端部のみで、鋼製大引1,1に支持されているので、
床パネル30に乾燥収縮により反りが生じても、鋼製大
引1と床パネル30との間に隙間が生じることがない。
したがって、床パネルの両端部に加えて中間部を大引に
よって支持した場合のように、大引と床パネルとの間に
乾燥収縮により反りが生じた場合に生じる床鳴りを防止
することができる。さらに、床パネル30を支持する大
引として鋼製大引1を使用したので、該鋼製大引1に
は、乾燥収縮による反り、ひねり等の変形がなく、寸法
安定性に優れ、施工性が向上する。
【0058】図11は、本発明に係る鋼製大引の支持構
造の他の例を示すものである。この図に示す鋼製大引の
支持構造が、図2に示す鋼製大引の支持構造と異なる点
は、鋼製大引用床束10の向きであるので、この点につ
いて説明し、他の共通部分については、同一符号を付し
てその説明を省略する。図11に示すように、鋼製大引
1の長手方向において互いに隣合う鋼製大引用床束1
0,10は、それらの受部13,13の向きが、互い違い
になるように配置されている。すなわち、鋼製大引1の
長手方向において互いに隣合う鋼製大引用床束10,1
0のうち、一方の鋼製大引用床束10の受部13の上被
係合部23は、鋼製大引1の一方の側壁4側に配置され
て、この側壁4に形成された上係合部5に係合されてお
り、下被係合部24は、他方の側壁3側に配置されて、
この側壁3に形成された下係合部6に係合されている。
一方、他方の鋼製大引用床束10の受部13の上被係合
部23は、鋼製大引1の他方の側壁3側に配置されて、
この側壁3に形成された上係合部5に係合されており、
下被係合部24は、一方の側壁4側に配置されて、この
側壁4に形成された下係合部6に係合されている。
【0059】上記のように、鋼製大引1の長手方向にお
いて互いに隣合う鋼製大引用床束10,10を、それら
の受部13の向きが、互い違いになるように配置すれ
ば、鋼製大引1の一方の側壁4側においては、該鋼製大
引1の長手方向に沿って、受部13の上被係合部23と
下被係合部24とが交互に、前記側壁4に形成された上
係合部5と下係合部6に係合し、鋼製大引1の他方の側
壁3側においては、該鋼製大引1の長手方向に沿って、
受部13の下被係合部24と上被係合部23とが交互
に、前記側壁3に形成された下係合部6と上係合部5に
係合するので、鋼製大引1を複数の鋼製大引用床束10
によってバランスよく支持することができる。
【0060】なお、上記の例では、前記鋼製大引1の上
面は平滑面としたが、図12に示すように、鋼製大引1
の上面に、断面半円状の複数の溝1c…を所定間隔で形
成するとともに、上面中央部に、断面三角形状の溝1d
を形成してもよい。前記溝1c…を形成すことによっ
て、鋼製大引1の上面に設置される根太の滑りを防止す
ることができ、また、鋼製大引1の上面に設置される床
パネル30の端部を、前記溝1d上に配置することで、
床パネル30の位置決めを容易に行うことができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の鋼製大引によれば、中空の鋼製大引本体と、この鋼製
大引本体の両側壁の双方にそれぞれ形成されて、該鋼製
大引本体を下方から支持する鋼製大引用床束が係合する
上下の係合部とを備えているので、該上下の係合部に、
鋼製大引用床束を係合させることで、ボルトや釘等を使
用することなく、該鋼製大引を鋼製大引用床束によって
容易かつ確実に支持することができる。
【0062】また、鋼製大引本体の両側壁の双方にそれ
ぞれ上下の係合部を形成したので、鋼製大引本体の下面
を斜めに傾けて、一方の側壁に形成されている下係合部
を鋼製大引用床束に係合し、次いで、鋼製大引本体を鉛
直面内において回転させることで、他方の側壁に形成さ
れている上係合部を前記鋼製大引用床束に係合すること
で、鋼製大引本体の両側壁にそれぞれ形成されている上
下の係合部に容易かつ確実に鋼製大引用床束を係合する
ことができる。
【0063】さらに、前記上係合部5,5どうしおよび
下係合部を、それぞれ鋼製大引本体の下面からの高さが
等しくなるように形成したので、鋼製大引本体の一方の
側壁に形成された上係合部と、他方の側壁に形成された
下係合部に前記鋼製大引用床束を係合させる場合におい
て、鋼製大引の向きによらず、前記上下の係合部に複数
の鋼製大引用床束を係合させることができる。
【0064】請求項2の鋼製大引によれば、請求項1と
同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記鋼
製大引本体の下面に、開口部を該鋼製大引本体の長手方
向に沿って、一方の端部から他方の端部まで連続して形
成したので、鋼製大引本体の両側壁は、前記開口部の幅
内において内側に弾性的に撓み可能となり、したがっ
て、前記鋼製大引を、鋼製大引用床束に係合する際にお
いて、鋼製大引本体の両側壁を弾性的に撓ませながら係
合していき、該両側壁部に形成された上下の係合部が鋼
製大引用床束の係合部位に達したときに、前記両側壁が
弾性復帰することで、鋼製大引用床束に鋼製大引の上下
の係合部5,6を確実に係合することができる。また、
前記鋼製大引本体下面に、開口部を該鋼製大引本体の長
手方向に沿って、一方の端部から他方の端部まで連続し
て形成したので、開口部がないものに比して、鋼製大引
の材料費を削減でき、さらに、従来の鋼製大引と異な
り、かしめ加工が不要となるので、その分鋼製大引を容
易に製造することができる。
【0065】請求項3の鋼製大引の支持構造によれば、
請求項1または2記載の鋼製大引を、鋼製大引用床束に
よって支持する構造であって、前記鋼製大引用床束を、
ほぼ垂直に立設される床束本体と、この床束本体の上端
部に設けられて前記鋼製大引を受ける受部とから構成
し、該鋼製大引用床束の受部の底壁部に前記鋼製大引の
下面が当接され、前記受部のそれぞれの側壁部に前記鋼
製大引のそれぞれの側面が当接され、前記受部の上下の
被係合部が前記鋼製大引の上下の係合部に係合されてい
るので、鋼製大引を、上下、左右に移動することなく、
鋼製大引用床束によって確実に支持することができる。
また、鋼製大引の両側壁の双方にそれぞれ形成された上
下の係合部に、鋼製大引用床束の受部の上下の被係合部
が係合されているので、ボルトや釘等を使用することな
く、該鋼製大引を鋼製大引用床束によって容易に支持す
ることができる。
【0066】請求項4の鋼製大引の支持構造によれば、
請求項3と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、互いに隣接する鋼製大引どうしが、接合部材を鋼製
大引の端面開口から挿入することで接合されているの
で、鋼製大引どうしを左右にずれることなく確実に接合
することができる。また、前記鋼製大引が、鋼製大引本
体の下面に、前記開口部を形成したものである場合に
は、鋼製大引本体の両側壁が外側に弾性的に撓み可能で
あるので、前記接合部材を鋼製大引の端面開口から挿入
するときに、該両側壁が外側に撓むことで、接合部材を
容易に挿入することができ、また、挿入後は、前記両側
壁が弾性復帰して接合部材に当接するので、より確実に
鋼製大引どうしを接合することができる。
【0067】請求項5の鋼製大引の支持構造によれば、
請求項4と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記鋼製大引本体の内部に挿入された接合部材の下
面が、鋼製大引本体の両側壁に形成された支持部によっ
て支持されているので、該接合部材を鋼製大引本体の内
部で確実に固定することができる。したがって、接合部
材を鋼製大引本体の断面全体に対応した形状とする必要
がなく、支持部から上方の断面形状に対応した形状とす
ればよいので、接合部材の小型化、軽量化を図ることが
できる。
【0068】請求項6の鋼製大引の支持構造によれば、
請求項3〜5のいずれかと同様の効果を得ることができ
るのは勿論のこと、前記鋼製大引の長手方向において互
いに隣合う鋼製大引用床束を、それらの受部の向きが、
互い違いになるように配置したので、鋼製大引の一方の
側壁側においては、該鋼製大引の長手方向に沿って、受
部の上被係合部と下被係合部24とが交互に、前記側壁
に形成された上係合部と下係合部に係合し、鋼製大引の
他方の側壁側においては、該鋼製大引の長手方向に沿っ
て、受部の下被係合部と上被係合部とが交互に、前記側
壁に形成された下係合部と上係合部に係合するので、鋼
製大引を複数の鋼製大引用床束によってバランスよく支
持することができる。
【0069】請求項7の鋼製大引の支持方法によれば、
請求項1または2記載の鋼製大引を、鋼製大引用床束に
よって支持する支持方法であって、前記鋼製大引用床束
を、ほぼ垂直に立設される床束本体と、この床束本体の
上端部に設けられて前記鋼製大引を受ける受部とから構
成し、前記鋼製大引を、その下面を前記受部の底壁部に
対して傾けるようにして前記受部に挿入することで、前
記鋼製大引の下係合部を前記受部の下被係合部に容易に
係合することができ、次いで、前記鋼製大引を、前記受
部の下被係合部を支点として、鉛直面内において押込む
ようにして回転させることで、前記鋼製大引の上係合部
を前記受部の上被係合部に容易に係合することができる
ので、鋼製大引を受部に対して強い力でしかも平行に押
し付ける必要がなく、鋼製大引の上下の係合部に容易か
つ確実に受部の上下の被係合部を係合することができ
る。また、鋼製大引の両側面および下面を、それぞれ受
部の両側壁部および底壁部に容易かつ確実に当接するこ
とができ、よって、鋼製大引を受部に容易かつ確実に装
着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼製大引の一例を示すもので、該鋼製
大引の横断面図である。
【図2】本発明の鋼製大引の支持構造の一例を示すもの
で、鋼製大引を鋼製大引用床束によって支持した状態を
示す斜視図である。
【図3】同、鋼製大引を鋼製大引用床束によって支持し
た状態を示す要部の斜視図である。
【図4】同、鋼製大引用床束を示す正面図である。
【図5】同、鋼製大引用床束の受部の斜視図である。
【図6】同、鋼製大引どうしを接合している状態を示す
斜視図である。
【図7】同、鋼製大引の内部に接合部材を挿入した状態
を示す横断面図である。
【図8】本発明の鋼製大引の支持方法を説明するための
もので、受部に鋼製用大引を装着した状態を示す正面図
である。
【図9】同、受部の挿入部を鋼製大引の開口部に挿入し
た状態を示す正面図である。
【図10】同、受部の挿入部を鋼製大引の開口部に挿入
した状態を示す側面図である。
【図11】本発明の鋼製大引の支持構造の他の例を示す
もので、鋼製大引を鋼製大引用床束によって支持した状
態を示す斜視図である。
【図12】本発明の鋼製大引の他の例を示すもので、該
鋼製大引の横断面図である。
【符号の説明】
1 鋼製用大引 2 鋼製大引本体 2a 上面 2b 下面 3,4 側壁 5 上係合部 5a 支持部 6 下係合部 8 開口部 10 鋼製大引用床束 12 床束本体 13 受部 20 底壁部 21,22 側壁部 23 上被係合部 24 下被係合部 25 挿入部 35 接合部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床の根太を支持するための鋼製大引であ
    って、 中空の鋼製大引本体と、 この鋼製大引本体の両側壁の双方にそれぞれ形成され
    て、該鋼製大引本体を下方から支持する鋼製大引用床束
    が係合する上下の係合部とを備え、 前記鋼製大引本体の両側壁の双方にそれぞれ形成された
    上係合部どうしは、鋼製大引本体の下面からの高さが等
    しく設定され、 前記鋼製大引本体の両側壁の双方にそれぞれ形成された
    下係合部どうしは、鋼製大引本体の下面からの高さが等
    しく設定されていることを特徴とする鋼製大引。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鋼製大引において、 前記鋼製大引本体の下面には、開口部が該鋼製大引本体
    の長手方向に沿って、一方の端部から他方の端部まで連
    続して形成されていることを特徴とする鋼製大引。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の鋼製大引を、鋼
    製大引用床束によって支持する鋼製大引の支持構造であ
    って、 前記鋼製大引用床束は、ほぼ垂直に立設される床束本体
    と、この床束本体の上端部に設けられて前記鋼製大引を
    受ける受部とから構成され、 前記受部は、前記鋼製大引の下面が当接されて、該下面
    を下方から支持する底壁部と、この底壁部の両縁部にそ
    れぞれ形成されて、前記鋼製大引の両側面にそれぞれ当
    接する側壁部と、該両側壁部にそれぞれ形成されて前記
    鋼製大引本体の両側壁にそれぞれ形成された上下の係合
    部にそれぞれ係合可能な上下の被係合部とを備え、 前記受部の底壁部には前記鋼製大引の下面が当接され、
    前記受部のそれぞれの側壁部には前記鋼製大引のそれぞ
    れの側面が当接され、前記受部の上下の被係合部は前記
    鋼製大引の上下の係合部にそれぞれ係合されていること
    を特徴とする鋼製大引の支持構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の鋼製大引の支持構造にお
    いて、 前記鋼製大引がその長手方向に沿って複数設けられ、互
    いに隣接する鋼製大引どうしは、一方の鋼製大引の内部
    にその端面開口から接合部材の一端部が挿入され、他方
    の鋼製大引の内部にその端面開口から前記接合部材の他
    端部が挿入されることで、接合されていることを特徴と
    する鋼製大引の支持構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の鋼製大引の支持構造にお
    いて、 前記鋼製大引本体の両側壁のそれぞれの内面上部には、
    それぞれ支持部が形成されており、前記鋼製大引本体の
    内部に挿入された接合部材の下面が前記支持部によって
    支持されていることを特徴とする鋼製大引の支持構造。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載の鋼製大
    引の支持構造において、 前記鋼製大引は、その長手方向に沿って所定間隔で配置
    された複数の鋼製大引用床束によって支持され、 前記鋼製大引の長手方向において互いに隣合う鋼製大引
    用床束は、それらの受部の向きが、互い違いになるよう
    に配置されていることを特徴とする鋼製大引の支持構
    造。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の鋼製大引を、鋼
    製大引用床束によって支持する鋼製大引の支持方法であ
    って、 前記鋼製大引用床束は、ほぼ垂直に立設される床束本体
    と、この床束本体の上端部に設けられて前記鋼製大引を
    受ける受部とから構成され、 前記受部は、前記鋼製大引の下面が当接されて、該下面
    を下方から支持する底壁部と、この底壁部の両縁部にそ
    れぞれ形成されて、前記鋼製大引の両側面にそれぞれ当
    接する側壁部と、該両側壁部にそれぞれ形成されて前記
    鋼製大引本体の両側壁にそれぞれ形成された上下の係合
    部にそれぞれ係合可能な上下の被係合部とを備え、 前記鋼製大引を、前記鋼製大引用床束の受部に装着する
    に際し、 まず、前記鋼製大引を、その下面を前記受部の底壁部に
    対して傾けるようにして前記受部に挿入することで、前
    記鋼製大引の下係合部を前記受部の下被係合部に係合
    し、 次いで、前記鋼製大引を、前記受部の下被係合部を支点
    として、鉛直面内において押込むようにして回転させる
    ことで、前記鋼製大引の上係合部を前記受部の上被係合
    部に係合するとともに、前記鋼製大引の両側面および下
    面をそれぞれ前記受部の両側壁部および底壁部に当接す
    ることを特徴とする鋼製大引の支持方法。
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