JP2000073528A - 鋼製束 - Google Patents

鋼製束

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JP2000073528A
JP2000073528A JP10243974A JP24397498A JP2000073528A JP 2000073528 A JP2000073528 A JP 2000073528A JP 10243974 A JP10243974 A JP 10243974A JP 24397498 A JP24397498 A JP 24397498A JP 2000073528 A JP2000073528 A JP 2000073528A
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JP
Japan
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steel
bottom plate
sleeper
pulley
slab
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Pending
Application number
JP10243974A
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English (en)
Inventor
Masami Sugihara
正美 杉原
Mikitaka Nakabayashi
幹貴 中林
Susumu Okuchi
進 奥地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋼製大引を簡単にかつ精度よく支持固定するこ
とのできる、施工性に優れた鋼製束を提供する。 【解決手段】鋼製束2は、昇降可能な脚部3と、脚部3
上に固定された大引受け部4とから構成され、大引受け
部4は、上面に緩衝材45が敷設された平面視略矩形の
底板41と、この底板41の一対の対辺からそれぞれ上
方に立ち上げられてその上縁部が対向間隔を拡幅するよ
うに傾斜した2枚の起立板42と、これら起立板42の
一部をそれぞれ切り込んで下方に垂下するように設けら
れ、対向する起立板42の内側方向にそれぞれ押し出さ
れて湾曲形成された大引係合爪47とを備え、この大引
係合爪47が底板41上に載架される鋼製大引1の前記
凹部15に両側からそれぞれ係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋼製束に関し、特
に、鋼製大引を建物の土間上に支持するために使用され
る外周基礎用の大引受け金具に関する。住宅その他の建
物における鋼製大引を用いた床組構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅その他の建物の床組構造
は、コンクリート基礎上に土台を固定し、この土台に直
接もしくは大引受け部材を介して複数本の大引を間隔を
おいて載架し、これら大引上に、大引と直交する根太を
載架してその上に床板を敷設することにより構成されて
いる。そして、近年、この大引には木製でなく鋼製の大
引が用いられ、これにより床組構造の強度や耐久性を高
めることが図られるようになってきている。
【0003】この鋼製大引は、通常、断面が略長方形ま
たは略正方形などの角形鋼管からなり、鋼板用ビスや専
用の連結金具などを用いて接合・固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋼製大
引は、木製大引に比べると部材重量が大きく、部材を現
場で加工するのも困難なため、各部材との接合部を正確
に位置決めして固定するのに手間がかかり、従来よりそ
の施工性の改善が望まれていた。
【0005】また、鋼製大引は、予定される床荷重の大
きさに応じて種々の断面形状のものが採用されるが、床
荷重の大きい箇所においては当然、その断面寸法や鋼板
の板厚が大きくなり、部材コストも上昇することとな
る。
【0006】そこで、本発明者らは、強度および経済性
に優れる鋼製大引として、図3および図4に示すような
鋼製大引1を開発した。この鋼製大引1は、断面略長方
形の角管状に折曲され、その底面11の中央にて縁端同
士がかしめ継合された防錆処理鋼板10からなるもの
で、両側面12の上部および下部にはそれぞれ材長方向
に連続する凹部15が上下2列に平行して形成されると
ともに、前記上下2列の凹部15の間には縦方向に長い
補強用リブ16が一定間隔で形成され、また、上面13
の中央には材長方向に連続する凹溝17が形成されてい
る。
【0007】そのため、この鋼製大引1は、耐久性に優
れ、またその加工成形も容易であるとともに、両側面1
2に設けられた上下2箇所の凹部15および補強用リブ
16により剛性が強化され、従来の鋼製大引に比べて相
対的に小さい断面寸法や板厚でも従来と同等またはそれ
以上の強度的性能を発揮することができる。したがって
鋼製大引を形成するための鋼材量が少なくて済み、部材
コストを低減させることもできる。
【0008】本発明は、床組の施工に際してこの鋼製大
引1とともに使用され、この鋼製大引1を簡単にかつ精
度よく支持固定することのできる、施工性に優れた鋼製
束を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の鋼製束は、断面略長方形の角管状に形成され、その両
側面の下部付近にそれぞれ材長方向に連続する凹部が形
成された鋼製大引を束石または土間コンクリート上に支
持するための鋼製束であって、束石または土間コンクリ
ート上に接地して立設される昇降可能な脚部と、この脚
部上に固定された大引受け部とから構成され、大引受け
部は、上面に緩衝材が敷設された平面視略矩形の底板
と、この底板の一対の対辺からそれぞれ上方に立ち上げ
られてその上縁部が対向間隔を拡幅するように傾斜した
2枚の起立板と、これら起立板の一部をそれぞれ切り込
んで下方に垂下するように設けられ、対向する起立板の
内側方向にそれぞれ押し出されて湾曲形成された大引係
合爪とを備え、これら大引係合爪が底板上に載架される
鋼製大引の前記凹部に両側からそれぞれ係合可能となさ
れたことを特徴としている。
【0010】すなわち、この鋼製束は、底板と2枚の起
立板とからなる溝形状の大引受け部を有し、その内側3
面に抱持するようにして鋼製大引を支承するものであ
る。起立板の一部には内側方向に押し出されて湾曲形成
された大引係合爪が設けられ、この大引係合爪が鋼製大
引の両側面の下部に形成された凹部に係合するようにな
されている。そのため、鋼製大引は上方から押し込むだ
けで簡単に大引受け部に嵌合され、一旦嵌合されれば容
易には抜け出さないように確実に抱持されることとな
る。
【0011】大引受け部は、束石または土間コンクリー
ト上に接地して立設される昇降可能な脚部上に固定され
ているため、その設置高さを調節することにより鋼製大
引を水平に支持することができる。また、鋼製大引の両
側面の凹部が鋼製大引の材長方向に連続して設けられて
いるため、鋼製大引と鋼製束との接合位置も任意とする
ことができる。
【0012】このように、前記鋼製大引とともに本発明
の鋼製束を使用することによって、鋼製大引を簡単に支
持・固定定することができるため、熟練工でなくとも精
度よく短時間で床組作業を行うことができる。
【0013】さらに、大引受け部の底板の上面には緩衝
材が敷設されているため、鋼製大引との接触による異音
の発生も防止される。また、緩衝材の厚みや弾力を加減
することにより、鋼製大引の凹部と大引係合爪との係合
状態を最適に調整することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ説明する。
【0015】図1は本発明の鋼製束2の一側面を示し、
図2は鋼製束2の上部の他方の側面を、鋼製大引1を支
持した状態にて示している。この鋼製束2は、土間コン
クリートや束石の上に立設されて鋼製大引1を支持する
もので、束石または土間コンクリート上に接地して立設
される脚部3と、この脚部3上に固定された大引受け部
4とから構成されている。
【0016】脚部3は、上部および下部にそれぞれ逆ネ
ジの形成されたターンバックル31により上下方向に伸
縮しうる軸部32と、この軸部32の下端に溶着された
接地板33とからなり、接地板33にはこれを土間コン
クリート等に固定するためのボルト孔34が複数個設け
られている。また、軸部32のターンバックル31の上
下には、それぞれ回り止めナット35が螺合されてい
る。これにより、ターンバックル31を左右に回動させ
て軸部32の上端の高さを無段階に調節することができ
るとともに、回り止めナット35を締結してその高さを
確実に固定することができるようになされている。
【0017】一方、大引受け部4は、平面視略矩形の底
板41とこの底板41の一対の対辺からそれぞれ上方に
立ち上げられた2枚の起立板42とによって、略溝形の
形状に形成されている。
【0018】底板41の中央部には皿状の凹部43が形
成され、さらにその中央には丸穴44が形成されて、こ
の丸穴44に軸部32の上端が下方から挿入されてい
る。そして、この軸部32の上端が底板41の上面を越
えて突出しないように凹部43内でかしめられた上、そ
の周囲を溶着することにより、底板41と軸部32とが
一体的に固定されている。さらに、底板41の上面には
ゴムパッキンなどの緩衝材45が貼設され、鋼製大引1
を緩衝しつつ支持しうるようになされている。
【0019】起立板42は、鋼製大引1の外形幅に相当
する間隔を設けて2枚平行に立ち上げられるとともに、
その上縁部が対向間隔を拡幅するようにそれぞれやや外
側に傾斜して、鋼製大引1を受け止めやすくなされてい
る。また、各起立板42には、側面視略凹字形の切り込
み46がそれぞれ2箇所ずつ設けられて下方に垂下する
小片が形成され、この小片がそれぞれ内側方向にやや湾
曲するように押し出されて大引係合爪47となされてい
る。また、この大引係合爪47の上部付近には、起立板
42の外側から必要に応じて鋼製大引1をビス止めする
ためのビス孔48が設けられている。
【0020】そして、鋼製大引1は、大引受け部4の底
板41上に緩衝材45を介して支承されるとともに、両
起立板42に軽く接して3方向から抱持される。さら
に、鋼製大引1の両側面12の下部に形成された凹部1
5には、起立板42の大引係合爪47が4箇所で係合す
る。大引係合爪47は下方に垂下してやや湾曲した小片
であり、それ自体に弾力性があるため、鋼製大引1を大
引受け部4に嵌合させるには上方から強めに押し込むだ
けでよい。また、一旦嵌合されれば、鋼製大引1の凹部
15に係合した大引係合爪47が鋼製大引1の抜け出し
を防ぎ、鋼製大引1が大引受け部4上で上下左右に遊ん
だりすることもない。このように、この鋼製束2を用い
ることによって鋼製大引1を簡単にかつ確実に支持する
ことができる。
【0021】以上のようにして架設固定された鋼製大引
1の上には、木製または鋼製の根太が、鋼製大引1と直
交して一定間隔で配設され、鋼製大引1に固定される。
さらに、根太の上に、断熱材や床下地材などを介して床
板が敷設される。また、これら根太や床板等に替えて、
あらかじめ枠組形成されたユニット状の床パネルを鋼製
大引1上に敷設することにより床組を構成することも可
能である。
【0022】このように、鋼製大引1と互いに適合する
ように規格化された鋼製束2を使用することによって、
各接合部を順次嵌め込むという簡単な作業で鋼製大引1
の架設作業を行うことができる。そのため、熟練技術者
によらずとも効率的にかつ精度よく作業を行うことがで
き、床組の施工強度が確実に確保される。また、床組施
工の工期も大幅に短縮され、工費も削減される。
【0023】
【発明の効果】本発明の鋼製束によれば、鋼製大引を大
引受け部に嵌め込むという簡単な作業で鋼製大引を支持
固定することができ、床組の施工精度を高め、施工時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼製束の実施の形態を示す側面図であ
る。
【図2】前記鋼製束における大引受け部の他方の側面形
状および大引受け部に大引を載置したときの係合状態を
示す側面図である。
【図3】鋼製大引の断面図である。
【図4】鋼製大引の側面図である。
【符号の説明】
1 鋼製大引 12 側面 15 凹部 2 鋼製束 3 脚部 4 大引受け部 41 底板 42 起立板 45 緩衝材 47 大引係合爪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略長方形の角管状に形成され、その
    両側面の下部にそれぞれ材長方向に連続する凹部が形成
    された鋼製大引を束石または土間コンクリート上に支持
    するための鋼製束であって、 束石または土間コンクリート上に接地して立設される昇
    降可能な脚部と、この脚部上に固定された大引受け部と
    から構成され、 大引受け部は、上面に緩衝材が敷設された平面視略矩形
    の底板と、この底板の一対の対辺からそれぞれ上方に立
    ち上げられてその上縁部が対向間隔を拡幅するように傾
    斜した2枚の起立板と、これら起立板の一部をそれぞれ
    切り込んで下方に垂下するように設けられ、対向する起
    立板の内側方向にそれぞれ押し出されて湾曲形成された
    大引係合爪とを備え、 これら大引係合爪が底板上に載架される鋼製大引の前記
    凹部に両側からそれぞれ係合可能となされたことを特徴
    とする鋼製束。
JP10243974A 1998-08-28 1998-08-28 鋼製束 Pending JP2000073528A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2115240B1 (en) 2007-02-16 2017-10-11 Lee, Alan Sian Ghee Improved batten/joist support

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2115240B1 (en) 2007-02-16 2017-10-11 Lee, Alan Sian Ghee Improved batten/joist support

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