JP2000265071A - 難燃性樹脂組成物及びその成形品 - Google Patents

難燃性樹脂組成物及びその成形品

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JP2000265071A
JP2000265071A JP11066093A JP6609399A JP2000265071A JP 2000265071 A JP2000265071 A JP 2000265071A JP 11066093 A JP11066093 A JP 11066093A JP 6609399 A JP6609399 A JP 6609399A JP 2000265071 A JP2000265071 A JP 2000265071A
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flame
retardant
resin composition
flame retardant
fatty acid
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Shunichi Endo
峻一 遠藤
Genichiro Ochiai
玄一郎 落合
Yoshinobu Mizutani
良信 水谷
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Daicel Corp
OG Corp
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SUZUHIRO KAGAKU KK
Daicel Chemical Industries Ltd
OG Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、難燃剤を含有する熱可塑性樹脂に
関して、難燃性を低下することなく、難燃剤のブリード
がない難燃性樹脂組成物及びその成形品を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 熱可塑性樹脂(A)100重量部と難燃
剤(B)0.5〜100重量部からなる難燃性樹脂組成
物において、ポリエステル樹脂(C)と、ポリグリセリ
ン又はグリセリンと高級脂肪酸のエステル化合物(D)
との混合物を、難燃剤(B)100重量部に対し1〜2
00重量部を配合してなる難燃性樹脂組成物を解決手段
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃剤を含有する
熱可塑性樹脂組成物及びその成形品に関し、更に詳しく
は、難燃性を低下することなく、難燃剤のブリードがな
い難燃性樹脂組成物及びその成形品に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は、軽くて強度が大きく、
耐水性、耐薬品性、電気絶縁性が優れ、その上、成形加
工が容易であるために、建築材料、電気機器用材料、車
輌部品、自動車内装材料、電線被覆材、精密機械部品、
その他種々の工業用品、家庭用品等の広い範囲に使用さ
れているが、熱可塑性樹脂は、燃えるという欠点を有し
ているため、熱可塑性樹脂を難燃化するための方法が、
多数提案されている。この点に鑑みて、従来より、種々
の難燃化処理が行われているが、その中でも、最も広く
行われているのは、難燃剤を熱可塑性樹脂に添加する方
法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、難燃剤
を添加した難燃性樹脂組成物は、高温に長時間保存され
た場合に、難燃剤がブリード(尚、液状の難燃剤が滲み
出ることをブリード、固体状の難燃剤が滲み出ることを
ブルームと区別して呼ばれる場合もあるが、本発明書に
於いては、難燃剤の種類に拘わらず、難燃剤が滲み出る
現象を単に「ブリード」という)し、製品外観を悪くす
る問題がある。また、難燃剤のブリードにより、樹脂表
面に難燃剤が浮き出してしまうため、その製品を取り扱
う時に、人体に難燃剤が付着し、衛生面でも問題となり
つつある。かかる問題点に鑑み、各種の方法が提案され
ている。例えば、ポリオレフィン樹脂に特定化合物を含
有させる方法(特開平6−299007号公報)や、ハ
ロゲン含有難燃剤及び難燃助剤を添加した結晶性プロピ
レン重合体に、無機充填材を配合する方法(特開平7−
53796号公報)等が知られているが、何れも難燃剤
のブリード抑制効果としては、満足のできるものではな
いのが現状である。
【0004】そこで、本発明は、難燃剤を含有する熱可
塑性樹脂に関して、難燃性を低下することなく、難燃剤
のブリードがない難燃性樹脂組成物及びその成形品を提
供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、難燃剤を
含有する熱可塑性樹脂組成物に特定量のポリエステル樹
脂を混合することにより、上記課題を効果的に解決でき
ることを見い出し、本発明をなした。即ち、本発明の主
たる手段は、熱可塑性樹脂(A)100重量部と難燃剤
(B)0.5〜100重量部からなる難燃性樹脂組成物
において、ポリエステル樹脂(C)と、ポリグリセリン
又はグリセリンと高級脂肪酸のエステル化合物(D)と
の混合物を、難燃剤(B)100重量部に対し1〜20
0重量部を配合してなる難燃性樹脂組成物に係る。さら
に、上記組成物に、無機化合物、有機化合物又は他の樹
脂添加剤の何れか1種以上からなるその他の添加剤
(E)を配合してなる難燃性樹脂組成物に係る。上記ポ
リエステル樹脂(C)と、ポリグリセリン又はグリセリ
ンと高級脂肪酸とのエステル化合物(D)との混合物に
おいて、その混合比率が重量で(C):(D)=85〜
99.5:0.5〜15である難燃性樹脂組成物に係
る。特に、上記難燃剤(B)が、臭素系難燃剤、塩素系
難燃剤、リン系難燃剤、リン酸エステル系難燃剤、ポリ
リン酸系難燃剤、窒素化合物系難燃剤又は無機系難燃剤
の何れか1種以上からなる難燃性樹脂組成物に係る。ま
た、上記ポリエステル樹脂(C)が、芳香族又は脂肪族
ポリエステル樹脂である難燃性樹脂組成物に係る。さら
に、脂肪族ポリエステル樹脂が、ラクトン重合体である
難燃性樹脂組成物に係る。また、ポリグリセリン又はグ
リセリンと高級脂肪酸とのエステル化合物(D)が、モ
ノグリセライド、ジグリセライド、トリグリセライド、
ジグリセリン脂肪酸エステル、トリグリセリン脂肪酸エ
ステル、テトラグリセリン脂肪酸エステル、ペンタグリ
セリン脂肪酸エステル、ヘキサグリセリン脂肪酸エステ
ル、デカグリセリン脂肪酸エステルの何れか1種以上か
らなる難燃性樹脂組成物に係る。本発明の他の手段は、
上記の何れかに記載の難燃性樹脂組成物を成形してなる
難燃性樹脂成形品に係る。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)構成成分 (A)熱可塑性樹脂 本発明で対象となる熱可塑性樹脂(A)としては、加熱
により溶融し、冷却すると再び固化し、溶融と固化が可
逆的に繰り返される性質を有する樹脂であれば特に制限
はない。具体的には、熱可塑性樹脂としては、低密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
ポリブタジエン、ポリメチルペンテン−1、ポリブテン
−1、ポリペンテン−1及びこれらの共重合体等を含む
ポリオレフィン系樹脂や、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、塩化ビニル共重合体、例えば塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩
化ビニル−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体に塩化ビニルをグラフトした共重合体等を含む塩
化ビニル系樹脂や、ポリスチレン、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体等のスチレン系樹脂や、
アクリル系樹脂や、ポリカーボネート、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェ
ニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド等のエ
ンジニアリングプラスチック等の樹脂等を挙げることが
できる。更に上記の各種ポリマーを1種以上ブレンドし
たものも含まれる。
【0007】(B)難燃剤 本発明の難燃剤とは、樹脂に難燃性を付与する目的で添
加される物質であれば特に限定されるものではない。具
体的には、例えば、デカブロモジフェニルオキサイド、
オクタブロモジフェニルオキサイド、テトラブロモジフ
ェニルオキサイド、ヘキサブロモシクロドデカン、ビス
(2,4,6−トリブロモフェノキシ)エタン、エチレ
ンビステトラブロモフタルイミド、ヘキサブロモベンゼ
ン、ポリジブロモフェニレンオキサイド、テトラブロム
ビスフェノール−S、1,1−スルホニル[3,5−ジ
ブロモ−4−(2,3−ジブロモプロポキシ)]ベンゼ
ン、トリス(2,3−ジブロモプロピル−1)イソシア
ヌレート、トリブロモフェノール、トリブロモフェニル
アリルエーテル、トリブロモネオペンチルアルコール、
ブロム化ポリスチレン、ブロム化ポリエチレン、テトラ
ブロムビスフェノール−A、テトラブロムビスフェノー
ル−A−エポキシオリゴマー、テトラブロムビスフェノ
ール−A−カーボネートオリゴマー、テトラブロムビス
フェノール−A−ビス(2−ヒドロキシジエチルエーテ
ル)、テトラブロムビスフェノール−A−ビス(2,3
−ジブロモプロピルエーテル)、テトラブロムビスフェ
ノール−A−ビス(アリルエーテル)、テトラブロモシ
クロオクタン、エチレンビスペンタブロモジフェニル、
トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、ポリ
(ペンタブロモベンジルポリアクリレート)、オクタブ
ロモトリメチルフェニルインダン等の臭素系難燃剤や、
塩素化パラフィン、パークロロシクロペンタデカン等の
塩素系難燃剤や、トリスフェニルフォスフェート、トリ
クレジルフォスフェート、トリエチルフォスフェート、
クレジルジフェニルフォスフェート、キシレニルジフェ
ニルフォスフェート、レゾルシノールビス(ジフェニル
フォスフェート)、トリキシレニルフォスフェート、ト
リメチルフォスフェート、2−エチルヘキシルジフェニ
ルフォスフェート、ジメチルフォスフェート、トリアリ
ルフォスフェート、クレジルジ−2,6−キシレニルフ
ォスフェート、ビスフェノール−A−ビス(ジフェニル
フォスフェート)、ビスフェノール−A−ビス(ジクレ
ジルフォスフェート)、トリス(クロロエチル)フォス
フェート、トリスジクロロプロピルフォスフェート、ト
リス−β−クロロプロピルフォスフェート、ジエチル−
N、N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノメチルフ
ォスフェート、トリス(2,6−ジメチルフェニル)フ
ォスフェート等のリン酸エステル系難燃剤や、赤リン
(通常赤リンを安定化させるためフェノール樹脂等で表
面をコートされている)等のリン系難燃剤や、ポリリン
酸アンモニウムアミド、ピロリン酸メラミン、ポリリン
酸メラミン等のポリリン酸系難燃剤や、メラミンシアヌ
レート等の窒素化合物系難燃剤や、水酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、三酸化アンチモン、五酸化ア
ンチモン、ヒドロキシ錫酸亜鉛、錫酸亜鉛、メタ錫酸、
酸化錫、酸化亜鉛、酸化第一鉄、酸化第二鉄、酸化第一
錫、酸化第二錫等の無機系難燃剤等を挙げることができ
る。
【0008】好ましくは、テトラブロムビスフェノール
−A、テトラブロムビスフェノール−A−ビス(2,3
−ジブロモプロピルエーテル)、トリス(トリブロモネ
オペンチル)ホスフェート、1,1−スルホニル[3,
5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロポキシ)]
ベンゼン、デカブロモジフェニルオキサイド、パークロ
ロシクロペンタデカン、エチレンビスペンタブロモジフ
ェニル、オクタブロモトリメチルフェニルインダン、ヘ
キサブロモシクロドデカン、赤リン、トリスフェニルホ
スフェート、クレジルジフェニルフォスフェート、キシ
レニルジフェニルフォスフェート、レゾルシノールビス
(ジフェニルフォスフェート)、トリキシレニルフォス
フェート、クレジルジ−2,6−キシレニルフォスフェ
ート、ビスフェノール−A−ビス(ジフェニルフォスフ
ェート)、ビスフェノール−A−ビス(ジクレジルフォ
スフェート)、メラミンシアヌレート、ポリリン酸アン
モニウムアミドである。また、これらの難燃剤は、何れ
か1種以上を使用することができる。
【0009】(C)ポリエステル樹脂 本発明では改質剤の一成分として、ポリエステル樹脂
(C)が使用される。本発明のポリエステル樹脂(C)
としては、炭素数4〜11のラクトンの開環重合で得ら
れるラクトン重合体や、シュウ酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカン二酸等の脂肪族ジカルボン酸
又はテレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸等の
芳香族ジカルボン酸とエチレングリコール、1,3−プ
ロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル
−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,9−ノナンジオール等の脂肪族ジオール、シク
ロヘキサン−1,4−ジメタノール等の脂環式ジオール
及びテトラメチレングリコール等のエーテル系ジオール
等との縮合反応により得られるポリエステル樹脂や、ポ
リエステル樹脂とラクトン類を共重合したラクトン変性
ポリエステル樹脂や、ヒドロキシカルボン酸の重合樹脂
や、3−ヒドロキシブチレートと3−ヒドロキシバリレ
ート等のヒドロキシカルボン酸類の共重合樹脂又はこれ
らの混合物が用いられる。
【0010】これらの脂肪族ジカルボン酸および芳香族
ジカルボン酸は、2種以上を混合して使用してもよい。
また、ジオール類においても2種以上を混合して使用す
ることができる。なかでも好ましいポリエステル樹脂
は、ラクトン重合体であり、具体的には、ポリ−ε−カ
プロラクトンが好適である。また、ε−カプロラクトン
の単量体以外に、バレロラクトンやグリコリド、ラクチ
ド等のコモノマー等を使用した共重合体も使用可能であ
る。
【0011】本発明に用いられるポリエステル樹脂
(C)の分子量は、数平均分子量で1,000〜50
0,000、好ましくは5,000〜200,000、
さらに好ましくは30,000〜100,000であ
る。数平均分子量が、1,000未満ではブリード防止
効果が得られず、また、500,000より大きいと熱
可塑性樹脂への溶融混練ができない。ここに示す数平均
分子量とは、液体クロマトグラフを用いて測定した数平
均分子量である。
【0012】ラクトン重合体の製造は、ラクトンモノマ
ーに重合開始剤を加え、好ましくは、触媒を使用して、
120〜230℃、好ましくは140〜220℃で数時
間攪拌し、連続もしくはバッチ反応により得られる。使
用される重合開始剤は、水または水酸基末端を有する化
合物であり、水酸基末端を有する化合物としては、例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、2,3−ブチレングリコール、ペ
ンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパン、ジトリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリ
トール等のアルキレングリコールを例示することができ
る。また、重合触媒としては、種々の有機または無機の
金属化合物等が使用でき、具体的には、テトラブチルチ
タネート、テトライソプロピルチタネート、テトラエチ
ルチタネート、ジブチルスズオキシド、ジブチルスズラ
ウレート、オクチル酸スズ、塩化第一スズ等を挙げるこ
とができる。これらの触媒の使用量は、出発原料に対し
て0.1〜1,000ppm、好ましくは0.5〜500p
pmである。
【0013】脂肪族及び芳香族ポリエステル樹脂は、公
知の方法で製造することができる。例えば、ジカルボン
酸の低級アルコールエステルと過剰量のグリコールを触
媒の存在下で、エステル交換反応させ、得られる反応生
成物を重縮合する方法、あるいは、ジカルボン酸と過剰
量のグリコールを、触媒の存在下でエステル化反応さ
せ、得られる反応生成物を重縮合する方法で得られる。
反応温度は、180〜290℃、好ましくは200〜2
80℃である。重縮合触媒としては、チタン化合物、ア
ンチモン化合物、スズ化合物、カルシュウム化合物、マ
ンガン化合物等を挙げることができる。これらの触媒の
使用量は、出発原料に対して0.1〜1,000ppm、
好ましくは0.5〜500ppmである。
【0014】(D)エステル化合物 本発明では改質剤のもう一つの成分としてポリグリセリ
ン又はグリセリンと高級脂肪酸から合成されるエステル
化合物(D)が使用される。本発明に用いられるエステ
ル化合物(D)の1つの原料はポリグリセリン及び又は
グリセリンであり、ポリグリセリンとはグリセリンの重
合物をいう。ポリグリセリンとしてはジグリセリン、ト
リグリセリン、テトラグリセリン、ペンタグリセリン、
ヘキサグリセリン、デカグリセリン等を挙げることがで
きる。
【0015】本発明のエステル化合物(D)のもう一方
の原料として用いられる高級脂肪酸は長鎖の脂肪酸をい
う。具体的に例示すると、ステアリン酸、パルミチン
酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、カプリン酸、カプリル
酸、エルカ酸等の飽和脂肪酸や、オレイン酸、ベヘニン
酸、リノール酸等の不飽和脂肪酸や、サビニン酸、イプ
ロール酸、ヤラピノール酸、ユニペリン酸、アンブレッ
トール酸、アリューリット酸、カムロレン酸、フェロン
酸、セレブロン酸、2−ヒドロキシオクタデカン酸、2
−ヒドロキシヘキサデカン酸、2−ヒドロキシテトラデ
カン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、18−ヒドロ
キシオクタデカン酸、9,10−ジヒドロキシオクタデ
カン酸等のヒドロキシ脂肪酸等が挙げられ、これらの単
独もしくは2種以上の混合物として利用される。
【0016】本発明のエステル化合物(D)は上記原料
を用いて合成されるが、合成方法やエステル化度(脂肪
酸の付加量)については特に限定されるものではない。
本発明のエステル化合物(D)を具体的に例示すると、
モノグリセライド、ジグリセライド、トリグリセライ
ド、ジグリセリン脂肪酸エステル、トリグリセリン脂肪
酸エステル、テトラグリセリン脂肪酸エステル、ペンタ
グリセリン脂肪酸エステル、ヘキサグリセリン脂肪酸エ
ステル、デカグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられ、
これらの単独又は2種以上の混合物としてエステル化合
物(D)は構成される。
【0017】(2)各成分の配合量 本発明の難燃性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂(A)10
0重量部に対して、0.5〜100重量部の難燃剤
(B)を含有するものである。難燃剤(B)が0.5重
量部未満では、得られる組成物の難燃性能が不十分であ
り、100重量部より多くなると、組成物の強度が低下
し、成形加工性や造粒加工性が低下する不利益を生じ
る。本発明において、ポリエステル樹脂(C)と、ポリ
グリセリン又はグリセリンと高級脂肪酸のエステル化合
物(D)とが混合された混合物の添加量は、難燃剤
(B)100重量部に対して、1〜200重量部であ
る。ポリエステル樹脂(C)とエステル化合物(D)と
からなる混合物の添加量が、難燃剤に対し1重量部未満
ではブリードの防止効果が得られず、200重量部より
多いと、組成物の物性および造粒加工性を低下させるた
め好ましくない。また、ポリエステル樹脂(C)とエス
テル化合物(D)とからなる混合物において、その混合
比率が重量比で(C):(D)=85〜99.5:0.
5〜15であることが好ましい。エステル化合物(D)
の添加量が0.5重量部未満では長期製品ブリード性の
改良効果がなく、15重量部より多いと、製品ブリード
性を阻害するだけでなく、樹脂組成物自体の難燃性も低
下するからである。
【0018】本発明の組成物には、その他の添加剤
(E)として、無機化合物、有機化合物又は他の樹脂添
加剤等を混合することができる。他の樹脂添加剤として
は、安定剤、着色剤、耐候剤(紫外線吸収剤)、滑剤、
静電気防止剤、増量剤、その他の添加剤が挙げられ、こ
れらは熱可塑性樹脂に添加しておくこともできる。
【0019】(3)難燃性樹脂組成物の例 本発明のポリエステル樹脂(C)とエステル化合物
(D)とが混合された混合物を配合することは、リン酸
エステル、好ましくはトリスフェニルホスフェート、ク
レジルジフェニルフォスフェート、キシレニルジフェニ
ルフォスフェート、レゾルシノールビス(ジフェニルフ
ォスフェート)、トリキシレニルフォスフェート、クレ
ジルジ−2,6−キシレニルフォスフェート、ビスフェ
ノール−A−ビス(ジフェニルフォスフェート)、ビス
フェノール−A−ビス(ジクレジルフォスフェート)に
おいてブリード防止効果を発揮する。このため、リン酸
エステルのブリード防止剤として有用である。さらに、
通常、トリスフェニルフォスフェート等のリン酸エステ
ルが使用される以下に記載の難燃樹脂組成物において、
特にブリード防止効果を発揮する。 1.(a)ポリスチレン、(b)ポリフェニレンオキサ
イド、(c)トリスフェニルホスフェート等のリン酸エ
ステル系難燃剤、(d)メラミンシアヌレートからなる
樹脂組成物。 2.(a)ポリカーボネート、(b)ABS樹脂、
(c)トリスフェニルフォスフェート等のリン酸エステ
ル系難燃剤からなる樹脂組成物。 従って、上記した難燃樹脂組成物において、ポリエステ
ル樹脂(C)と、エステル化合物(D)とからなる混合
物をブリード防止剤として添加することが望ましい。ま
た、上記した難燃樹脂組成物に、本発明のポリエステル
樹脂(C)とエステル化合物(D)とからなる混合物を
添加した樹脂組成物は、難燃剤のブリードがなく、難燃
性を付与された樹脂組成物として有用である。
【0020】(4)難燃性樹脂組成物の製造方法 本発明の組成物は、通常公知の方法で製造される。例え
ば、熱可塑性樹脂(A)、難燃剤(B)、ポリエステル
樹脂(C)、ポリグリセリン又はグリセリンと高級脂肪
酸とのエステル化合物(D)及びその他の添加剤(E)
を、エクストルーダー、ニーダー、ロールあるいはバン
バリーミキサー中で溶融混練する方法、あるいは、粒子
状物同志を均一に機械的に混合したあと、直接射出成形
機で混合と同時に成形する方法等が挙げられる。また、
この際の添加順序も任意でよいが、難燃剤(B)、ポリ
エステル樹脂(C)、及びエステル化合物(D)を予備
混合してから、これを樹脂に混合する方法も望ましい方
法の一つであり、各成分の混合方法は適宜変更すること
ができる。
【0021】(5)難燃性樹脂組成物の成形方法 上記のようにして得られた難燃性樹脂組成物は、引き続
き、押出成形、射出成形、圧縮成形等により成形品とさ
れるが、これらの成形品は、機械的性質のほか、難燃
性、耐熱性、電気絶縁性にも優れており、難燃剤のブリ
ードがなく表面外観も良好である。
【0022】(6)難燃性樹脂組成物の用途 本発明の難燃性樹脂組成物は、難燃剤(B)を含む従来
の熱可塑性樹脂の各種成形品に使用することができる。
例えば、家電関係製品、具体的には、冷蔵庫カバー、洗
濯機コンデンサーカバー、TVバックカバー、TVスピ
ーカーボックス、TV偏向ヨーク、コンセント及びソケ
ット、クリスマスライトソケット、CRTモニターボデ
ィー、エアコン吹き出し口羽根、風向板及び本体カバ
ー、加湿器カバー、電子レンジドア、ウォッシュレット
便座及び温水タンク、扇風機モーターカバー及びコント
ロールパネル、コネクター、PPCトナー容器、換気扇
カバー、土木建築関連材料、具体的にはトラフ、地下埋
設用電線カバー、パイプカバー、フラットヤーン用モノ
フィラメント及びラミネートフィルム、競技場椅子及び
背カバー、観葉植物用植木鉢、OAフロアー、自動車関
連材料、具体的には、電線コルゲートチューブ、フロア
マット、ドアトリム、トランクルームシート及びライニ
ング、バッテリーケース、ラジエター冷却ファン、エン
ジンルーム落下物防止板、インストルメントパネル、内
装用トリム、グローブボックス、コンソールボックス、
ファンシュラウド、エアークリーナーハウジング、シー
トフレーム、コネクター、灰皿、その他、PPバンド、
各種コネクター、パレット等に有用である。
【0023】
【実施例】以下に実施例及び比較例によって本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれによって限定されるも
のではない。尚、実施例及び比較例で実施した各種の試
験は次の方法によった。製品ブリード性 射出成形法により作製した50×50×2mmの試験片
を80℃のオーブンに1カ月放置した後、目視により外
観の観察を行い、以下の判定基準によって部リード性を
判断した。 ◎…極めて良好、○…良好、△…やや不良、×…不良。難燃性 射出成形法により作製した127×12.7×1.6m
mの試験片を用いて、アメリカUL規格サブジェクト9
4(UL94)の垂直燃焼試験法に準拠して燃焼試験を
行い、難燃性を評価した。
【0024】改質剤の数平均分子量 下記の条件で、改質剤(ポリエステル樹脂)の数平均分
子量を測定した。 装置:HPLC MODEL LC−6A(島津製作所
(株)製)。 ガードカラム:SHODEXKF−800P(10mm
×4.6mmφ)1本。 カラム:SHODEX KF−804(0.3m×8m
mφ)1本、KF−802.5(0.3m×8mmφ)
1本、KF−801(0.3m×8mmφ)1本。 検出器:SHODEX RI SE−51(昭和電工
(株)製) 溶剤:テトラヒドロフラン、クロロホルム又はヘキサフ
ルオロイソプロパノール。 溶剤流速:1ml/min。 カラム温度:40℃。 試料量:溶剤で10倍希釈したもの20μl
【0025】[実施例1〜8]実施例1〜8として、表
1に示すように、熱可塑性樹脂(A)として、ポリプロ
ピレン(A1)(商品名:BC3、三菱化学(株)製)
100重量部に、難燃剤(B)として、テトラブロモビ
スフェノール−A−ビス(2,3−ジブロモプロピルエ
―テル)(B1)を14重量部と三酸化アンチモン(B
2)7重量部、ポリエステル樹脂(C)として、各種の
ポリエステル樹脂(C1〜C5)6重量部、各種のエス
テル化合物(D1〜D3)1重量部、及び着色剤とし
て、カーボンブラック1重量部をヘンシェルミキサーに
入れ、1分間攪拌混合した。尚、熱可塑性樹脂(A)1
00重量部に対して難燃剤(B)は21.0重量部であ
り、難燃剤(B)100重量部に対して、ポリエステル
樹脂(C)とエステル化合物(D)とからなる混合物は
33.3重量部に相当する。また、ポリエステル樹脂
(C)とエステル化合物(D)との混合比率は、実施例
1〜5が(C):(D)=62.9:7.1、実施例6
〜7が(C):(D)=68.6:1.4、実施例8が
(C):(D)=85.8:14.2である。得られた
混合物を、スクリュー径30mmの二軸押出機を用い
て、加工温度230℃で溶融混練しペレタイズした。
【0026】各実施例および各比較例で得られたペレッ
トを用いて、射出成形法により樹脂温度230℃、金型
温度50℃で所定の形状の試験片を成形し、長期製品ブ
リード性及び難燃性を評価した。その結果を表1に示
す。
【0027】
【表1】
【0028】尚、表1〜4中に於いては、ポリエステル
樹脂を改質剤C、ポリグリセリン又はグリセリンと高級
脂肪酸とのエステル化合物を改質剤Dと表示する。ま
た、表1及び表2に於いては、難燃剤(B1)=テトラフ゛ト
モヒ゛スフェノール-A-ヒ゛ス(2,3-シ゛フ゛ロモフ゜ロヒ゜ルエーテル)を、難燃剤
(B2)=三酸化アンチモンを、改質剤(C1)=PLA
CCELH4(ダイセル化学工業(株)製、ポリ−ε−
カプロラクトンで数平均分子量40,000)を、改質
剤(C2)=PLACCELH7(ダイセル化学工業
(株)製、ポリ−ε−カプロラクトンで数平均分子量7
0,000)を、改質剤(C3)=ビオノーレ1003
W(昭和高分子(株)製、コハク酸/1,4−フ゛タンシ゛オー
ル系ホ゜リエステルで数平均分子量43,000)を、改質剤
(D1)=ヘキサク゛リセリンヘ゜ンタステアレート(商品名:SYグリス
ターPS−500、阪本薬品工業(株)製)を、改質剤
(D2)=ジグリセリンステアレート(商品名:リケマ
ールS−71−D、理研ビタミン(株)製)を、改質剤
(D3)=12-ヒト゛ロキシステアリン酸トリク゛リセリト゛(商品名:K−
3ワックス、川研ファインケミカル(株)製)を示す。
【0029】[比較例1〜6]ポリエステル樹脂(C)
又はエステル化合物(D)を、表2に示すように添加し
たこと以外は実施例1と同様に行った。尚、熱可塑性樹
脂(A)100重量部に対して難燃剤(B)は21.0
重量部であり、難燃剤(B)100重量部に対してポリ
エステル樹脂(C)とエステル化合物(D)からなる混
合物は33.3重量部に相当する。また、ポリエステル
樹脂(C)とエステル化合物(D)との混合比率は、比
較例1〜3が(C):(D)=100:0、実施例4〜
6が(C):(D)=71.4:28.6である。
【0030】
【表2】
【0031】[実施例9〜16]表3に示すように、各
種難燃剤(B)を用い、且つ表3に示す所定量とした以
外は実施例1と同様に行った。尚、熱可塑性樹脂(A)
100重量部に対して難燃剤(B)は20.0重量部で
あり、難燃剤(B)100重量部に対してポリエステル
樹脂(C)とエステル化合物(D)からなる混合物は3
3.3重量部に相当する。また、ポリエステル樹脂
(C)とエステル化合物(D)との混合比率は(C):
(D)=94:6である。
【0032】
【表3】
【0033】尚、表3及び表4において、難燃剤(B
3)=トリス(トリフ゛ロモネオヘ゜ンチル)ホスフェートを、難燃剤(B4)=
トリス(2,3-シ゛フ゛ロモフ゜ロヒ゜ル-1)イソシアヌレートを、難燃剤(B5)
=テ゛カフ゛ロモシ゛フェニルオキサイト゛を示す。
【0034】[比較例7〜14]ポリエステル樹脂
(C)又はエステル化合物(D)を、表4に示すように
添加したこと以外は実施例1と同様に行った。尚、熱可
塑性樹脂(A)100重量部に対して難燃剤(B)は2
0.0重量部であり、難燃剤(B)100重量部に対し
てポリエステル樹脂(C)とエステル化合物(D)から
なる混合物は33.3重量部に相当する。また、ポリエ
ステル樹脂(C)とポリグリセリン又はエステル化合物
(D)との混合比率は、比較例1〜3が(C):(D)
=100:0、実施例4〜6が(C):(D)=71.
4:28.6である。
【0035】
【表4】
【0036】表1〜4から明らかなように、本発明の樹
脂組成物を用いた実施例1〜16で得られた成形品は長
期間において製品ブリードがなく、また難燃性に優れる
ことがわかる。比較例1〜3及び7〜16では難燃性に
優れるものの長期間における製品ブリード性に劣ること
がわかる。また、比較例4〜6では長期間における製品
ブリード性が劣る、かつ難燃性も低下してしまう。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、難燃性を低下させるこ
となく、難燃剤のブリードがない難燃性樹脂組成物及び
難燃性樹脂成形品を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/103 C08K 5/103 5/136 5/136 5/52 5/52 C08L 67/02 C08L 67/02 67/04 67/04 (72)発明者 遠藤 峻一 茨城県筑波郡伊奈町狸穴1063−91 (72)発明者 落合 玄一郎 茨城県取手市戸頭9−6−19 (72)発明者 水谷 良信 三重県四日市市大字羽津戊746−32 Fターム(参考) 4F071 AA02 AA43 AA44 AA45 AA46 AA77 AA79 AA81 AB18 AC03 AC06 AC10 AC11 AC15 AC19 AE07 AF45 AF47 AH03 AH07 AH12 4J002 AA01W AC03W BB03W BB06W BB12W BB17W BB24X BC03W BC11X BD04W BD05W BD10W BG00W BN07W BN15W CF03Y CF04Y CF05Y CF06W CF06Y CF07Y CF19Y CG00W CN01W DA056 DE076 DE096 DE116 DE126 DE146 EB096 EB136 EB146 ED046 EH047 EH057 EJ056 EU186 EW046 FD13X FD136 GC00 GL00 GN00 GQ00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)100重量部と難燃
    剤(B)0.5〜100重量部を含む難燃性樹脂組成物
    において、ポリエステル樹脂(C)と、ポリグリセリン
    又はグリセリンと高級脂肪酸のエステル化合物(D)と
    からなる混合物を、難燃剤(B)100重量部に対し1
    〜200重量部配合してなる難燃性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、無機化合物、有機化合物又は他
    の樹脂添加剤の何れか1種以上からなる添加剤(E)を
    配合してなる請求項1記載の難燃性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ポリエステル樹脂(C)と、ポリグリセ
    リン又はグリセリンと高級脂肪酸のエステル化合物
    (D)とからなる混合物において、その混合比率が重量
    比で(C):(D)=85〜99.5:0.5〜15で
    ある請求項1又は2記載の難燃性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 難燃剤(B)が、臭素系難燃剤、塩素系
    難燃剤、リン系難燃剤、リン酸エステル系難燃剤、ポリ
    リン酸系難燃剤、窒素化合物系難燃剤又は無機系難燃剤
    の何れか1種以上からなる請求項1〜3の何れかに記載
    の難燃性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ポリエステル樹脂(C)が、芳香族又は
    脂肪族ポリエステル樹脂である請求項1〜4の何れかに
    記載の難燃性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 脂肪族ポリエステル樹脂が、ラクトン重
    合体である請求項1〜5の何れかに記載の難燃性樹脂組
    成物。
  7. 【請求項7】 エステル化合物(D)が、モノグリセラ
    イド、ジグリセライド、トリグリセライド、ジグリセリ
    ン脂肪酸エステル、トリグリセリン脂肪酸エステル、テ
    トラグリセリン脂肪酸エステル、ペンタグリセリン脂肪
    酸エステル、ヘキサグリセリン脂肪酸エステル、デカグ
    リセリン脂肪酸エステルの何れか1種以上からなる請求
    項1〜6の何れかに記載の難燃性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載の難燃性樹
    脂組成物を成形してなることを特徴とする難燃性樹脂成
    形品。
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