JP2000264545A - 自動巻き上げ機の巻き上げ箇所にコップを供給するための装置 - Google Patents

自動巻き上げ機の巻き上げ箇所にコップを供給するための装置

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JP2000264545A
JP2000264545A JP2000063774A JP2000063774A JP2000264545A JP 2000264545 A JP2000264545 A JP 2000264545A JP 2000063774 A JP2000063774 A JP 2000063774A JP 2000063774 A JP2000063774 A JP 2000063774A JP 2000264545 A JP2000264545 A JP 2000264545A
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caddy
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JP2000063774A
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Uwe Fabelje
ファベルイェ ウーヴェ
Helmut Kohlen
コーレン ヘルムート
Frank Loewenfoss
レーヴェンフォス フランク
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Original Assignee
W Schlafhorst AG and Co
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/06Supplying cores, receptacles, or packages to, or transporting from, winding or depositing stations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Sowing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コップが個別にキャディの心棒に被せ嵌めら
れ、キャディと共に搬送され、コップが分配区間を循環
移動せしめられ、巻き上げ箇所に配置された貯蔵区間の
入口の手前を通って搬送され、この際に、分配区間内に
少なくとも1つの供給区間が開口していて、この供給区
間が分配区間上にコップ準備装置から送られてくるコッ
プを供給する、自動巻き上げ機の巻き上げ箇所にコップ
を供給するための装置を改良して、コップを有するキャ
ディを分配区間に供給する際の材料の流れを改善する。 【解決手段】 分配区間5で、コップ3の搬送方向に関
連して供給区間12の上流に、分配区間5上で搬送され
ているコップ3を停止させるための部材10,11が配
置されており、これらの部材10,11は、少なくとも
1つのコップ3が供給区間12から分配区間5内に妨げ
られることなく進入することを許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動巻き上げ機の
巻き上げ箇所にコップを供給するための装置であって、
コップが個別にキャディの心棒に被せ嵌められ、キャデ
ィと共に搬送されるようになっており、コップが分配区
間を循環移動せしめられて、巻き上げ箇所に配置された
貯蔵区間の入口の手前を通って搬送されるか又は、場合
によっては各貯蔵区間内に導入されるようになってお
り、この際に、分配区間内に少なくとも1つの供給区間
が開口していて、この供給区間が分配区間にコップ準備
装置から送られてくるコップを供給するようになってい
る形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】巻き上げ機の巻き上げ箇所には常にコッ
プが供給され、この巻き上げ箇所で巻き上げ機は、リン
グ精紡機で製造された糸を大容積の綾巻きボビンに巻き
返す。コップの繰り出し時間は、一般的に、コップに巻
き上げられた糸量及び巻き上げ機の作業能力に基づいて
1分から3分の間である。従って60箇所の巻き上げ箇
所を有する巻き上げ機においては、コップの自動供給に
比較的高い要求が課せられる。
【0003】特公昭49−12128号公報によれば、
互いに定置に配置された巻き上げ箇所を有していて、巻
き上げ機の長手方向でガイド軌道に沿ってガイドされ
た、キャディ(被せ嵌め心棒を備えた搬送プレートに特
許出願人のマークが記されている)のためのコンベヤベ
ルトを備えた自動巻き上げ機は公知である。キャディ上
にはコップが被せ嵌められており、これらのコップは、
供給作業時、繰り出し作業中、及び戻し孔内時の空の巻
管としても前記キャディ上に被せ嵌められている。巻き
上げ箇所の手前にはキャディのための貯蔵区間がそれぞ
れ配置されている。巻き上げ機に沿ってガイドされたコ
ンベヤベルトは、キャディをすべての巻き上げ箇所にガ
イドするために使用される。コンベヤベルトから巻き上
げ箇所の貯蔵区間へキャディを供給することは、制御可
能な積み込み装置によって行われる。キャディは、必要
な場合にだけコンベヤベルトに供給される。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願公開第3308
172号明細書によれば同様に、前記巻き上げ機の主要
な特徴を有する巻き上げ機が公知である。勿論、制御可
能な別個の積み込み装置は設けられておらず、定置の複
数のガイドプレートが設けられていて、これらのガイド
プレートは、ボビン支持コンベヤベルト上に載せられて
送られてくるすべての個別支持体を巻き上げ箇所のマガ
ジンに向かって変向されるようになっている。これらの
ガイドプレートは、巻き上げ箇所手前の貯蔵区間の形状
と協働して、ボビン支持コンベヤベルトの搬送方向での
み供給することを許容する。この理由から、巻き上げ箇
所の需要が個別に確定している時にだけコンベヤベルト
にキャディが供給されるのではないことと関連して、コ
ンベヤベルトの端部に達しておらず、しかも貯蔵区間か
ら巻き上げ箇所の手前で受容されていないキャディをせ
き止めて、コップのすべての供給をブロックしてから巻
き上げ箇所に送ることができるように配慮されている。
このために、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3308
172号明細書によれば、ボビン支持コンベヤベルトに
対して平行に付加的な戻し案内軌道が設けられており、
この戻し案内軌道は、戻し案内された余剰のキャディを
ボビン支持コンベヤベルトの入口においてこのコンベヤ
ベルトに再び供給するようになっている。
【0005】ドイツ連邦共和国特許第3844845号
明細書によれば、キャディを巻き上げ機の巻き上げ箇所
に供給するための供給装置が公知である。この供給装置
の分配区間は逆転(若しくは反転)駆動可能なコンベヤ
ベルトを有している。この装置によっても、付加的な切
換可能な手段なしで、コップを有するキャディを巻き上
げ箇所に分配することが可能である。分配区間のコンベ
ヤベルトの逆転可能な運転によって、戻し案内軌道を節
約し、しかも妨げとなるせき止めを形成することなしに
キャディの分配が保証される。
【0006】またドイツ連邦共和国特許公開第4210
815号明細書により公知の、キャディに被せ嵌められ
たコップのための供給装置によれば、この供給装置にお
いては、多数の供給箇所が、準備装置が配置されている
供給区間に続いて、分配区間に開口している。供給箇所
は、巻き上げ機のすべての巻き上げ箇所へのできるだけ
一様な供給が得られるように、分配区間の全長に亘って
分割されている。
【0007】供給箇所をこのように分割したことによっ
て、分配区間上でコップを有する、密接して連続する多
数のキャディが供給箇所を通過することを妨げること
が、しばしばできない。この通過中に準備装置が、準備
されたコップを相次いで供給箇所に向かって供給する。
供給箇所で待機する、コップを有するキャディは、供給
箇所の領域の分配区間が塞がれていることに基づいて、
分配区間に達することはないので、コップ準備装置まで
停滞若しくはせき止めが形成され、それによってこのコ
ップ準備装置はもはや作業可能ではなくなる。分配区間
上で供給箇所を通過する、コップを有するキャディの列
に小さい隙間が形成されただけでも、1つ又は最大で2
つのキャディだけが進入すれば、この停滞の解消は保証
されない。この問題は、コップ準備装置に続いて配置さ
れた供給箇所が1つしか設けられていない場合には、さ
らに大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、コップを有するキャディを分配区間に供給する際の
材料の流れを改善することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、分配区間で、コップの搬送方向に関連して
供給区間の上流に、分配区間上で搬送されているコップ
を停止させるための部材が配置されており、これらの部
材は、少なくとも1つのコップが供給区間から分配区間
内に妨げられることなく進入することを許容するように
なっている。
【0010】本発明の有利な変化実施例は従属請求項に
記載されている。
【0011】
【発明の効果】分配区間上で搬送されているコップを停
止させるための、本発明による部材によって、コップが
供給区間上で停滞若しくはせき止め逆戻り(Rueckstau)
を形成しないように配慮される。この場合、分配区間上
で搬送されるコップを停止させることによって、分配区
間に沿った供給隙間も生じなくなる。何故ならば、停止
させることによって生じた隙間内に、分配区間の供給区
間から供給されたコップが進入するからである。
【0012】このような形式で、供給区間の入口の上流
で、分配区間内に配置された準備装置は、準備されたコ
ップを、妨げられることなく突き出すことができる。こ
の場合、常に所定の数のキャディが巻き上げ機内で循環
経路で移動することを前提としており、この際にキャデ
ィの数は、この循環経路内に配置されたすべての装置の
通常の機能において妨害となるせき止めが形成されない
ように、調整されている。この調整はつまり、巻き上げ
箇所に、常に十分な量の、紡績されたばかりのコップが
供給されるように配慮されていることも意味している。
即ち、新たなコップの到来を待つような巻き上げ箇所が
存在しないようになっている。このためには、紡績箇所
の手前に配置された、キャディを有するコップのための
貯蔵位置も貢献している。
【0013】分配区間上で搬送されるコップが不必要に
停止せしめられるのを避けるために、御装置を介して、
供給区間上に少なくとも1つのコップが待機している時
にだけ、分配区間上のコップの停止が行われるように調
整される。
【0014】しかしながら制御装置は、コップ準備装置
に通じる情報接続部を有しており、この情報接続部によ
って、コップ準備装置にコップの効果的な準備が知らせ
られる。次いでこのコップは供給区間の端部まで、つま
り供給区間が分配区間に進入する進入部まで達する。そ
の間に、停止させるための手段によって通された最後の
コップが進入部を通過し、それによって、コップ準備装
置によて準備されたコップを有するキャディが分配区間
上に直接達することができる。
【0015】しかしながら、個別のコップだけが供給区
間から分配区間上に解放されることがないということも
利点である。むしろ、それぞれ2つ又はそれ以上のコッ
プを相次いで供給区間から、キャディの停止に基づいて
分配区間上に形成される隙間内に押しやることが有利で
ある。
【0016】これに関連して特に、供給区間に、コップ
若しくはキャディ(コップが被せ嵌められている)を停
止させるための、同様に制御装置によって操作すること
ができる手段を設ければ有利である。これによって、キ
ャディを停止させるための手段によって通過せしめられ
た最後のキャディが進入部をまだ通過していない時に、
供給区間から送られてきたキャディが既に分配区間上に
達しようとすることは効果的に避けられる。しかしなが
らこの場合、極端な場合には2つのキャディが締め付け
合うことがある。これを避けるために、制御装置は、1
つ又は多数のキャディを供給区間から解放する前に、供
給区間の進入部に必要な隙間が実際に存在する時間が、
分配区間上でキャディが停止せしめられてから経過する
ように、プログラミングされていなければならない。
【0017】供給区間上で停止させるための手段は有利
には、供給区間に沿って延びる、キャディのためのコン
ベヤベルトの制御可能なベルト駆動装置によっても形成
することができる。これによって、付加的なストッパは
省くことができる。しかも、供給区間上のコンベヤベル
トの搬送速度を変化させることによって、分配区間への
キャディの供給と、コップ準備装置の突き出しとを合わ
せることができる。
【0018】供給区間に設けられたセンサによって、進
入部においてコップが準備されたことが、制御装置の分
配区間に知らされ、しかも供給区間のコンベヤベルトの
ためのベルト駆動装置が停止せしめられることが保証さ
れる。これによって、キャディが、進入部から間隔を保
って供給区間上で保持され、次いで遅れて分配区間に進
入することができる。これによって、供給区間上で例え
ば次に運ばれてきたキャディが、停止させるための手段
から分配区間上であらかじめ再び解放されたキャディと
ぶつかることがある。しかも、次のキャディがいつセン
サの位置を通過するをセンサによって監視することがで
きる。従って例えば通過作業中に、通過させるために既
に準備された第2のキャディが所定の時間後にセンサを
まだ通過していない時に、供給ベルトが停止せしめられ
る。これによっても、供給ベルトによって遅れて供給さ
れたキャディが、分配区間上で既に再び解放されたキャ
ディと衝突することは避けられる。
【0019】本発明によれば、ジッパー若しくはファス
ナー(Reissverschluss)の形式に従って、分配区間上で
運ばれてきた2つのキャディ間に常に隙間が形成され、
次いでこの隙間内に準備されたコップを有するキャディ
が供給区間から進入する可能性も得られる。これは制御
を簡略化はするが、準備されたコップがコップ準備装置
から不規則に突き出される場合又は非常に密接して突き
出される場合にも、分配区間上に形成された隙間が満た
されないという欠点を有している。
【0020】本発明は、不動の搬送装置つまり1つの循
環路を有する分配区分のための使用でき、また分配区間
上を走行するコンベヤベルトが逆転可能に駆動される分
配区間のためにも使用できる。この場合、進入部の両側
にキャディを停止させるための相応の手段が設けられて
おり、この手段は、選択的に搬送装置に基づいて、供給
区間の進入部に進入するキャディが停止されるように操
作される。
【0021】停止させるための手段に向かって進入する
キャディの監視に関連して分配区間上に付加的なセンサ
は必要ない。従って、停止させるための手段が操作され
た時に、この時点でコップを有するキャディが送り込ま
れていなくても、問題は生じない。重要なことは、停止
させるための手段によって、キャディを供給区間から分
配区間に供給する時点までに必要な隙間が確実に形成さ
れるということである。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示した実施例を用いて具体的に説明する。
【0023】図面は、分配区間が環状ではなく、キャデ
ィの逆転可能(リバーシブル)な搬送によって駆動され
る巻き上げ機の一部を示す図である。
【0024】巻き上げ機1のうちの、コップ3を備えた
キャディ2のための搬送システムの区分だけが図示され
ている。この区分は、キャディ2がコップ準備装置20
から供給区間12を介して分配区間5に、さらに横方向
コンベヤ9まで供給される、キャディ2の経路を示して
いる。
【0025】キャディ2の中央の被せ嵌め心棒にコップ
3の巻管4が被せ嵌められる。リング精紡機で直接的に
又は巻き上げ機のコップ端部で行われる、キャディに対
するコップの被せ嵌め作業については公知であるので、
詳しく図示していない。キャディ2は、コンベヤベルト
18上に載ってコップ準備装置20まで搬送され、この
コップ準備装置20で糸端部が探し出され、次いで糸端
部は所定の位置に設置されて、この所定の位置から巻き
上げ機1の巻き上げ箇所において問題なく再び取り出す
ことができる。
【0026】コップ準備装置20はセンサを備えてい
て、このセンサによって、糸端部の把持が検出され、略
示された信号ラインを介して制御ユニット21に知らさ
れる。次いでこの制御ユニット21は電磁石ポイント1
6を作動させる。この電磁石ポイント16は同様に略示
された制御ラインを介して制御装置21に接続されてい
る。これによって、準備されたコップ3を支持するキャ
ディ2は供給区間12に迂回され、この供給区間12
で、コンベヤベルト13によって分配区間5の方向に連
行される。電磁石ポイント16によるキャディ2の変向
は、キャディ2がそのベースプレートで環状の強磁性の
リング磁石を有していることによって(例えばドイツ連
邦共和国特許公開第4011797号明細書により公知
である)可能である。
【0027】コンベヤベルト13の変向ローラ13′を
駆動するためのモータ14は、同様に制御接続部を介し
て制御装置21に接続されている。コンベヤベルト13
はその他方の端部で変向ローラ13″によって変向され
ている。
【0028】搬送区間17のコンベヤベルト18は、モ
ータ19によって変向ローラ18′を介して常に駆動さ
れている。コップ準備装置20内でキャディ2そ停止及
び回転させるために、このコップ準備装置20は相応の
停止及び駆動手段(図示せず)を有している。
【0029】コップ準備装置20内で糸端部が把持され
ていない場合には、この糸端部は、制御装置21の相応
のセンサによって信号化される。すると制御装置21
は、電磁石ポイント16を作動しないので、準備されて
いないコップを備えたキャディ2は、搬送区間17及び
22を相応の形状に構成することによってコンベヤベル
ト23上でガイドされる。コンベヤベルト23の変向ロ
ーラ23″が図示されており、一方、コンベヤベルト2
3を駆動する変向ローラ及びその駆動装置は図示されて
いない。
【0030】次いでコンベヤベルト23上でキャディ2
は再び、同じコップ準備装置に供給されるか又は送り出
される。以上説明したように、良好に準備されたコップ
3は、電磁石ポイント16によってコンベヤベルト13
に変向される。この際に、キャディ2はセンサ15の手
前を通過し、このセンサ15は略示された信号ラインを
介して同様に制御装置21に接続されている。このよう
な形式のセンサは、特に磁石ポイントを使用した場合
に、電磁石ポイント16にキャディ2が固着した状態を
信号化するために必要である。つまり、このような本発
明を実現するためのセンサのために付加的な費用は必要
ない。センサ15を通過した後で、制御装置21によっ
てモータ14が停止せしめられるので、コンベヤベルト
13上に載っているキャディ2は、前方の端部つまり、
供給区間12の、分配区間5側に向いた端部で停止せし
められる。キャディ2はここで少なくとも、2つのスト
ッパ10又は11のうちの一方が操作されて分配区間5
上に隙間が生じるまで、停止される。
【0031】この場合、分配区間に沿って移動する駆動
ベルト6の搬送方向が矢印で示されている。このキャデ
ィ2の搬送方向に関連して、ストッパ10は供給区間1
2の上流に配置されている。図示の状態では、このスト
ッパ10を操作することによって隙間が形成され、この
隙間内に相次いで2つのキャディ2が湾曲した矢印で示
されているように、供給区間12から供給される。スト
ッパ10の上流に、相応のキャディ2がせき止められ
る。
【0032】ストッパ11は、駆動ベルト6の逆方向の
搬送方向のために設けられているので、搬送方向逆転の
場合には鏡面対称的に相応のせき止めが形成される。
【0033】分配区間5から、各巻き上げ箇所に通じ
る、横方向コンベヤベルト9を備えた横方向搬送区間が
分岐している。符号7で、この横方向区間内の貯蔵位置
が略示されている。この貯蔵位置7に、図示していない
巻き戻し位置が接続されており、この巻き戻し位置に、
例えば同様に前記ドイツ連邦共和国特許公開第4011
797号明細書に記載されているように、キャディ2を
横方向コンベヤ9上で保持するための手段が設けられて
いる。
【0034】それぞれ横方向区間に存在する、分配区間
5に向けられた最後のキャディは、その他のキャディ2
が貯蔵区間5から横方向搬送区間に侵入するのを阻止す
る。符号8で空の貯蔵位置が示されており、この空の貯
蔵位置内に、次に送り込まれてきたキャディ2(図面で
は丁度ストッパ11を通過している)が進入せしめられ
る。このために、横方向コンベヤベルト9は、分配区間
5のほぼ中央まで延びている。
【0035】図面に示した状態とは異なりストッパ10
が分配区間5の外側にあって、キャディ2が分配区間上
で妨げられることなしに、供給区間12の進入部を通過
することができるようにしたい場合には、ストッパ19
は、例えば図面で供給区間12の進入部に存在するキャ
ディが、図示の状態から変わって、停止しているコンベ
ヤベルト13上で待機せしめられ、コップ準備装置20
が制御装置21に別のコップ3が良好に準備されたこと
を知らせた時に、操作される。ストッパ10の操作後
に、分配区間5上に必要な隙間が供給区間12の進入部
において形成される時間内に、コップ準備装置20を後
にするコップコンベヤベルト18上で、供給区間12内
への分岐部まで移動せしめられる。モータ14によって
コンベヤベルト13を始動させると、供給区間12上で
最初に待機したキャディ2は隙間内に搬送せしめられ、
また次のキャディ2は供給区間12上に搬送せしめら
れ、それによって再び図示の状態が得られる。しかしな
がらストッパ10は、第2のキャディがセンサ15を所
定の時間後にまだ通過していない場合にも、再び開放せ
しめられる。そうでないとこのキャディは、ストッパ1
0によって開放された次のキャディ2が供給区間12の
進入部に既に到達しても、さらに分配区間5内に侵入す
ることになる。これによってキャディは相互に締め付け
合うことになってしまう。コンベヤベルト13の停止後
に、コンベヤベルト13は再び、センサ15にまだ達し
ていないか又は遅れて達したキャディ2が、分配区間5
に直接隣接する位置に進むまで、つまりセンサ15を再
び通過するまで、運転せしめられる。
【0036】図示の状態とは異なり、ストッパ10の領
域において又は逆の搬送方向ではストッパ11の領域に
おいてキャディ2が搬送されることなしに、コップ準備
装置20が再び分配区間5に供給された第2のコップを
開放させることもできる。その場合もそれぞれのストッ
パは操作され、後から送られてくるキャディ2が、供給
区分から分配区間5へキャディが侵入するのを阻止しな
いように確保する。それに応じて、分配区間5において
ストッパ10及び11を操作するためにもセンサは必要
ではない。
【0037】供給区間12上のコンベヤベルト13を駆
動するためのモータ14においては、例えばステップモ
ータが用いられる。このステップモータによって供給区
間12の搬送速度も制御することができる。これによっ
て、進入部の手前における準備位置のためのキャディ2
は分配区間5内にゆっくりと供給され、これに対して分
配区間5への搬送は迅速に行うことができる。
【0038】選択的に、分配区間5に侵入する供給区間
12の進入部に、同様にストッパを設けてもよい。スト
ッパ10,11は、例えば同様にドイツ連邦共和国特許
公開第4011797号明細書に記載されているよう
に、磁石式ストッパとして構成されている。
【0039】図示の実施例では逆転可能な搬送装置を備
えた分配区間5について説明されているが、前述のよう
に本発明は、このような巻き上げ箇所に対するコップ分
配の変化実施例だけに限定されるものではない。供給区
間への進入は、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第
3308172号明細書に記載されているように、外部
から循環経路内に行うこともできる。この場合も、供給
区間が分配区間に進入する進入部の上流にコップ準備装
置が配置されており、このコップ準備装置は、本発明に
おいて用いた場合には、図示の実施例におけるのと同様
に、せき止められることなしに作業することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による、分配区間が環状では
なく、キャディの逆転可能な搬送によって駆動される巻
き上げ機の一部を示す図である。
【符号の説明】
1 巻き上げ機、 2 キャディ、 3 コップ、 4
巻管、 5 分配区間、 6 駆動ベルト、 7 貯
蔵位置、 8 空の貯蔵部、 9 横方向コンベヤベル
ト、 10,11 ストッパ、 12 供給区間、 1
3 コンベヤベルト、 13′ 変向ローラ、 14
モータ、 15 センサ、 16 電磁石ポイント、
17 搬送区間、 18 コンベヤベルト、 18′
変向ローラ、 19 モータ、 20 コップ準備装
置、 21 制御装置、 22 搬送区間、 23 コ
ンベヤベルト、 23″ 変向ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート コーレン ドイツ連邦共和国 エルケレンツ イン ゲルダーハーン 20 (72)発明者 フランク レーヴェンフォス ドイツ連邦共和国 ニーダークリュフテン シュタインケンラート 16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動巻き上げ機の巻き上げ箇所にコップ
    を供給するための装置であって、コップが個別にキャデ
    ィの心棒に被せ嵌められ、キャディと共に搬送されるよ
    うになっており、コップが分配区間上を循環移動せしめ
    られて、巻き上げ箇所に配置された貯蔵区間の入口の手
    前を通って搬送されるか又は、場合によっては各貯蔵区
    間内に導入されるようになっており、この際に、分配区
    間内に少なくとも1つの供給区間が開口していて、この
    供給区間が分配区間にコップ準備装置から送られてくる
    コップを供給するようになっている形式のものにおい
    て、 分配区間(5)で、コップ(3)の搬送方向に関連して
    供給区間(12)の上流に、分配区間(5)上で搬送さ
    れているコップ(3)を停止させるための部材(10,
    11)が配置されており、これらの部材(10,11)
    は、少なくとも1つのコップ(3)が供給区間(12)
    から分配区間(5)内に妨げられることなく進入するこ
    とを許容することを特徴とする、自動巻き上げ機の巻き
    上げ箇所にコップを供給するための装置。
  2. 【請求項2】 コップを停止させるための部材(10,
    11)が制御装置(21)によって操作可能であって、
    該制御装置(21)は、この制御装置(21)に、少な
    くとも1つのコップ(3)がキャディ(2)と共に供給
    区間(12)に到達したことを知らせる信号が送られる
    と、前記部材(10,11)を操作するようになってい
    る、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 制御装置(21)が、コップ準備装置
    (20)に接続された情報接続部を有しており、良好に
    準備されたコップ(3)がコップ準備装置(20)から
    送り出された時に、前記情報接続部によって、コップを
    停止させるための部材(10,11)を操作するための
    信号が発信されるようになっている、請求項2記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置(21)は、分配区間
    (5)にまだ供給されていない少なくとも1つの第2の
    コップ(3)が良好に準備された時に、コップを停止さ
    せるための部材(10,11)を操作するための信号を
    発信するように調整されている、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 供給区間(12)に、コップ(3)を停
    止させるための手段(14)が設けられており、この手
    段(14)は同様に制御装置(21)によって操作可能
    である、請求項1から4までのいずれか1項記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置(21)によって、供給区
    間(12)上のコップ(3)を停止させるための手段
    (14)が操作され、それによって、コップ(3)がキ
    ャディ(2)と共に前記部材(10,11)の位置から
    供給区間(12)まで通過するために充分な時間に亙っ
    て停止位置に止まった後で、分配区間(5)上のコップ
    を停止させるための部材(10,11)が、少なくとも
    1つのコップ(3)をキャディ(2)と共に解放し、ひ
    いては、コップ(3)が供給区間(12)から分配区間
    (5)内に妨げられることなしに進入することを許容す
    るようになっている、請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 供給区分(12)上のコップを停止させ
    るための手段(14)が、供給区間(12)に沿って走
    行する、キャディ(2)のためのコンベヤベルト(1
    3)の制御可能なベルト駆動装置(14)によって形成
    されている、請求項5又は6記載の装置。
  8. 【請求項8】 供給区間(12)に、キャディ(2)が
    供給区間(12)内に進入するのを監視して制御装置
    (21)に知らせるセンサ(15)が配置されている、
    請求項5から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記制御装置(21)は、分配区間
    (5)上及び供給区間(12)上でコップ(3)を有す
    るキャディ(2)を停止させるための部材(10,1
    1)をそれぞれ制御して、供給区間(12)にコップ
    (3)が供給されている間、コップ(3)が分配区間
    (5)から及び供給区間(12)から交互に供給区間
    (12)の進入部を摩擦なしで通過するようになってい
    る、請求項5から9までのいずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 逆転駆動される分配区間(5)におい
    て、供給区間(12)の開口部の両側に、コップを停止
    させるためのストッパとして構成された部材(10,1
    1)が配置されており、これらのストッパ(10,1
    1)のうちの、それぞれ分配区間(5)上のキャディ
    (2)の瞬間的な搬送方向に関連して上流に配置された
    ストッパ(10,11)が、前記制御装置(21)によ
    って選択的に操作されるようになっている、請求項1か
    ら9までのいずれか1項記載の装置。
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