JP2000264495A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP2000264495A
JP2000264495A JP11070770A JP7077099A JP2000264495A JP 2000264495 A JP2000264495 A JP 2000264495A JP 11070770 A JP11070770 A JP 11070770A JP 7077099 A JP7077099 A JP 7077099A JP 2000264495 A JP2000264495 A JP 2000264495A
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邦亮 新石
Masaki Deguchi
正樹 出口
Masayuki Tsunoda
昌之 角田
Kazuyoshi Osawa
一嘉 大沢
Yutaka Aso
裕 阿蘇
Hideki Kitagawa
英樹 北川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャム処理時における用紙Pや用紙位置検出
センサ72の検出レバー721の破損を防止する。 【解決手段】 搬送路32を形成する一方のガイド面3
21側に、搬送路32内に突出する検出レバー721を
備えた用紙位置検出センサ72を設け、他方のガイド面
322は開閉可能な外装カバー45に取り付ける。ま
た、この外装カバー45の開閉動作に連動しない用紙当
接部材722を、ガイド面322側から検出レバー72
1の幅方向両側を挟み込むように配置する。このような
構成により、外装カバー45を開けても、用紙Pは用紙
当接部材722に支持されて検出レバー721を押し倒
す位置に留められるため、この用紙Pが装置外に引き出
されるときに検出レバー721に引っかかることがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、スキャナー装置およびファクシミリ装置等において
原稿や転写紙等の用紙の搬送を行う用紙搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の用紙搬送装置の一部分を
示したものである。この用紙搬送装置では、用紙Pは、
複数のローラ対93〜96等によって搬送力を与えら
れ、対向配置された一対のガイド面901,902から
形成される搬送路90を所定の順序で搬送するようにな
っている。
【0003】このような用紙搬送装置においては、用紙
Pに対する画像形成や画像読取りを行うタイミング等を
知るために、装置内における用紙Pの位置を検出するこ
とが求められる。このような用紙Pの位置を検出するセ
ンサとしては、搬送路90の内側に突出する検出レバー
921を有し、この検出レバー921が搬送路90を搬
送される用紙Pに押し倒されることによって、用紙Pの
搬送を検出するレバー検知式のセンサ92が一般的であ
る。
【0004】一方、このような装置搬送装置では、搬送
路90内で用紙Pがジャム(紙詰まり)を生じることが
あるため、これを容易に処理することができることが求
められる。このため、図5に示す用紙搬送装置では、搬
送路90を形成する一方のガイド面902を開閉可能な
装置本体の外装カバー91に取り付けて、作業者は、こ
のカバー91を開けることで搬送路90を露出させ、こ
の搬送路90でジャム(紙詰まり)を生じた用紙Pを装
置外に引き出すことができるようになっている(図5
(b)参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、用紙位置を検
出するセンサ92の検出レバー921が、ジャム処理の
ために露出する搬送路90に取り付けられていると、外
装カバー91を開けて搬送路90を露出させ、作業者が
ジャムを生じた用紙Pを引き出しはじめると、検出レバ
ー921をガイド面901側に押し倒していた用紙Pは
ガイド面901から離れてしまい、これに伴って検出レ
バー921はガイド面902側に大きく突出してしまう
(図5(b)の状態)。このような状態から用紙Pをさ
らに装置外に引き出そうとすれば、この用紙Pはガイド
面902に沿った方向に引き出されることとなるため、
この用紙Pが上記検出レバー921に引っかかってしま
い、検出レバー921にはその可動域を超えて引き起こ
そうとする力がかかって検出レバー921が破損してし
まったり、あるいは、この検出レバー921に引っかか
った用紙Pが破れてしまったりするおそれがあった。
【0006】ところが、このような用紙Pや検出レバー
921の破損を防止するため、このようなジャム処理の
ために露出する搬送路90において用紙位置を検出する
センサとして光学式センサ等を用いることとすれば、こ
のような光学式センサ等は高価であるため装置の高コス
ト化を招いてしまう。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、装置内の用紙位置を検出するセンサとして安価
なレバー検出式のセンサを用いながら、用紙やセンサを
破損することなく、容易にジャム処理を行うことができ
る用紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる用紙搬送
装置は、互いに対向する一対のガイド面の間に形成され
た搬送路に沿って用紙を搬送する用紙搬送装置におい
て、一方のガイド面を他方のガイド面に対して搬送路形
成位置から搬送路を露出させる位置まで離間動作させる
搬送路開放機構と、前記他方のガイド面から搬送路内に
突出され、該突出姿勢から用紙搬送方向に傾倒可能に設
けられた検出レバーを有し、該検出レバーの傾倒を受け
て用紙の搬送を検出するセンサと、前記検出レバーの近
傍に設けられ、前記搬送路形成位置における前記一方の
ガイド面と搬送路高さ方向について略同一高さに位置す
る用紙当接部材とを備えたことを特徴とするものである
(請求項1)。
【0009】このような用紙搬送装置によれば、搬送路
解放機構によって搬送路を露出させることができるた
め、こうして露出した搬送路からジャム(紙詰まり)を
生じた用紙を装置外に引き出すことにより、容易にジャ
ム処理を行うことができる。さらに、こうして搬送路を
露出させたときに、検出レバーを押し倒した状態にある
用紙が用紙当接部材によってそのままの位置に留められ
るため、検出レバーは押し倒された状態が維持される。
したがって、この用紙を装置外に引き出すときに検出レ
バーに引っかかることが防止され、用紙やセンサを破損
することがない。
【0010】このように検出レバーを押し倒した用紙に
当接する用紙当接部材は、前記検出レバーの近傍におい
て、この検出レバーを搬送路の幅方向の両側から挟み込
むように配置された一対の部材から構成することが望ま
しい(請求項2)。
【0011】このように前記用紙当接部材が検出レバー
を両側から挟み込む一対部材から構成すれば、装置外に
引き出される用紙が検出レバーの側面から接触すること
も防止することができるため、用紙が検出レバーに引っ
かかって用紙やセンサが破損することををさらに確実に
防止することができる。
【0012】また、このような用紙当接部材は、前記搬
送路開放機構によって離間動作する一方のガイド面の一
部分をなすように構成することが望ましい(請求項
3)。
【0013】このように用紙当接部材がガイド面の一部
分を兼ねる構成とすれば、装置の製造コストの低減を図
ることができる。特に、このような用紙搬送装置におい
ては、用紙と接触して動作する検出レバーの近傍の搬送
路は高い加工精度が要求される部分であるが、このよう
な検出レバー近傍のガイド面を前記用紙当接部材によっ
て構成すれば、装置全体としての製造コストの低減に大
きく貢献することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる用紙搬
送装置の一実施形態が組み込まれた原稿搬送装置を示す
図である。以下、この実施形態を詳述するのに先立って
原稿搬送装置の概要について説明する。
【0015】この原稿搬送装置は、トップページを上向
きにしてページ順に原稿トレイ10に載置される原稿束
から、1枚ずつ原稿を取り込んでその画像情報を読み取
り、トップページを下向きにしてページ順に排出トレイ
80に排出するものであり、片面にのみ画像情報が形成
された片面原稿のみならず、表裏両面に画像情報が形成
された両面原稿についても表裏両面の画像情報を読み取
るとともに、原稿束のページ順を変えてしまうことなく
排出できるものである。なお、この実施形態は、複写機
の上部に搭載する場合を例にしているが、同様の構成に
よって、スキャナー装置やファクシミリ装置等に適用す
ることもできる。
【0016】原稿トレイ10は、画像情報を有する原稿
Pを積層して載置可能に構成された原稿載置部である。
この原稿トレイ10の底部には、原稿トレイ10上の原
稿Pの有無を検出する原稿セットセンサ11が設けられ
ている。
【0017】分離給紙部20は、原稿トレイ10上に載
置された原稿束から1枚ずつ原稿Pを取り込んで第1搬
送路31に給紙するものである。この分離給紙部20で
は、原稿トレイ10の上方に配置された前送りローラ2
3が、原稿トレイ10上の原稿Pを給紙ローラ21およ
び分離コロ22に向かって給紙する。そして、給紙ロー
ラ21が原稿トレイ10上の原稿Pを送り出すように回
転駆動する一方、この給紙ローラ21に摺接するように
配置された分離コロ22が、給紙ローラ側21からの圧
力に応じた回転抵抗を生じながら従動回転することによ
って、原稿トレイ10上に載置された原稿束をさばき、
その最上位置にある1枚の原稿Pを分離して第1搬送路
31に給紙するようになっている。24は、第1搬送路
31に給紙された原稿Pの先端部および後端部を検出す
るフィードセンサである。
【0018】第1搬送路31は分離給紙部20から原稿
反転部60に至る搬送路である。この第1搬送路31上
には、レジストローラ対51,52が設けられており、
原稿Pの先端揃えを行うようになっている。このレジス
トローラ51の下流側は、第1搬送路31から第5搬送
路35が分岐する第1分岐位置41となっており、この
第1分岐位置41に設けられた反転分岐レバー411に
よって、この第1分岐位置41に搬送されてくる原稿P
の搬送経路を第1搬送路31の下流側または第5搬送路
35のいずれかに切り替えることができるようになって
いる。なお、この第5搬送路35は片面原稿を搬送する
際に用いられる搬送路である。
【0019】原稿反転部60は、第1搬送路31から搬
入される原稿Pの搬送方向をスイッチバックさせて第2
搬送路32に排出することによって、搬送路上における
原稿Pの表裏面(装置外側に向かう面と内側に向かう
面)とを反転させるものである。この原稿反転部60
は、正逆両方向に回転駆動可能な反転ローラ61とこれ
に摺接する反転コロ62を備えており、反転ローラ61
と反転コロ62間の原稿Pを反転ローラ61の正逆両方
向の回転に応じて搬送して、原稿Pの搬送方向をスイッ
チバックさせることができるようになっている。
【0020】また、反転コロ62は、反転コロ接離手段
63によって反転ローラ61に接離可能となっており、
反転コロ62が反転ローラ61から離れた状態において
は、反転ローラ61と反転コロ62間の原稿Pが上下に
抵抗なく移動しうるフリー状態として、原稿反転部60
から先行原稿を排出しながら同時に次原稿を原稿反転部
60に搬入することが可能となっている。
【0021】これら反転ローラ61と反転コロ62間の
上側には、搬送方向がスイッチバックされる原稿Pが一
時的に搬入されるスイッチバック路65が、上記原稿ト
レイ10の上側に向かって延びるように設けられてい
る。このスイッチバック路65は上記分離給紙部20の
上方位置において、本装置本体の外方へ開口する開口部
66を有しており、長手の原稿Pのスイッチバックさせ
るときには、この開口部66から原稿Pの先端部分を一
時的に本装置本体の外方に排出するようになっている。
【0022】反転ローラ61、反転コロ62間の下側
は、上記第1搬送路31と第2搬送路32とが分岐する
第2分岐位置42となっている。この分岐位置42に
は、第1搬送路31の出口を狭めるように第2搬送路3
2下側の壁面を延ばした突出片421が設けられてお
り、この突出片421によって、この分岐位置42に第
1搬送路31から送られてきた原稿Pを原稿反転部60
へ搬送する一方、原稿反転部60から搬出されてきた原
稿Pは、第2搬送路32に搬送するようになっている。
【0023】第2搬送路32は原稿反転部60から原稿
読取り部70に至る搬送路である。この第2搬送路32
上には、上搬送ローラ対53,54と下搬送ローラ対5
5,56が設けられており、第2搬送路32上の原稿P
を、原稿読取り部70の読取り位置71に搬送されるよ
うになっている。なお、片面原稿を搬送するための上記
第5搬送路35は、上搬送ローラ対53,54の上流側
からこの第2搬送路32に合流している。
【0024】また、下搬送ローラ55の上流位置にはタ
イミングセンサ72が設けられており、原稿Pの先端部
および後端部を検出して、原稿読取り部70における原
稿読取りのタイミングに供するようになっている。本発
明は、このタイミングセンサ72が設けられた第2搬送
路32におけるジャム処理のための構成に特徴を有する
ものであるが、この特徴部分については後に詳述する。
【0025】原稿読取り部70は、複写機本体90上面
に設けられたコンタクトガラス73とその上方に配置さ
れた原稿ガイド74との隙間を読取り位置71として、
この読取り位置71を搬送される原稿Pの下側面の画像
情報を、いわゆる流し読み方式によって読み取るもので
ある。この原稿読取り部70は、図示しない複写機本体
90内に、原稿Pに光を照射する露光ランプ、原稿Pか
らの反射光を導光するレンズ系や反射ミラー、さらに導
光された反射光から画像情報を検出する画像読取機構部
等を備えている。
【0026】第3搬送路33は、原稿読取り部70から
排出トレイ80に至る搬送路である。この第3搬送路3
3には中間ローラ対57,58が設けられており、原稿
Pをさらに下流側に搬送するようになっている。この中
間ローラ対57,58の下流側は、第3搬送路33から
第4搬送路34が分岐する第3分岐位置43となってお
り、この第3分岐位置43に設けられた排出分岐レバー
431によって、原稿Pの搬送経路をこの第3分岐位置
43より下流側の第3搬送路33または第4搬送路34
のいずれかに切り替えることができるようになってい
る。なお、この第4搬送路34は、両面原稿の読取りを
行っている場合に、最初の面の読取りを終えた原稿に対
してさらに残りの面の読取りを行うべく、原稿Pを第1
搬送路31のレジストローラ対51,52上流側に戻す
ための搬送路である。両面原稿はこの第4搬送路34を
搬送されて再び原稿反転部60において搬送方向がスイ
ッチバックされることでその表裏面が反転されたのち、
残りの面の画像情報が読みとられ第3搬送路33に戻っ
てくる。
【0027】排出トレイ80は、画像情報の読取りを終
えた原稿Pが排出される原稿排出部である。この排出ト
レイ80は、上記原稿トレイ10の下側に配置されてお
り、第3搬送経路33の出口設けられた排出ローラ対8
1,82から、片面の読取りを終えた片面原稿および両
面の読取りを終えた両面原稿が原稿トレイ10上のペー
ジ順どおりに排出されるようになっている。
【0028】次に、図1〜図4を参照しながら本発明に
かかる用紙搬送装置の特徴部分について詳述する。な
お、図2はこの装置の外装カバー45を開けた状態を示
す断面図であり、図3は図2のIII方向からタイミン
グセンサ72の検出レバー721周辺を見た斜視図であ
り、図4はこの用紙搬送装置におけるジャム処理の説明
図である。
【0029】この用紙搬送装置の第2搬送路32は、互
いに対向する一対のガイド面321,322から構成さ
れており、外側のガイド面322は、装置の外装カバー
45に取り付けられている。この外装カバー45は、図
1および図2に示すように、回動軸451を中心に回転
動作することにより、外側のガイド面322を内側のガ
イド面321から離間動作させ、搬送路32を装置外方
に露出させることができるようになっている。すなわ
ち、この外側のガイド面322が取り付けられた外装カ
バー45の回動自在な取付形態が、搬送路32を露出さ
せる搬送路開放機構を構成しており、この用紙搬送装置
はこの搬送路開放機構を備えていることで、搬送路32
内で生じたジャム(紙詰まり)を容易に処理することが
できるようになっている。
【0030】一方、上記タイミングセンサ72は、この
外装カバー45の回動動作によって離間動作しない内側
のガイド面321側に取り付けられている。このタイミ
ングセンサ72は、このガイド面321の穴部321a
から搬送路32内に突出するように設けられた検出レバ
ー721を有しており、この検出レバー721が搬送路
32を搬送される原稿Pによって、図1の実線位置から
破線位置に押し倒されることによって、当該搬送路32
を原稿Pが搬送されていることを検出することができる
ようになっている。なお、この検出レバー721は、図
4に示すように、下搬送ローラ対の搬送ローラ55と幅
方向に重なって配置されているが、この搬送ローラ55
は幅方向に所定間隔ごとに配置された複数のローラから
構成されており、検出レバー721は、所定の隣接する
ローラの間に配置されることで、この搬送ローラ55と
干渉しないようになっている。
【0031】また、このタイミングセンサ72と搬送路
32を挟んで対向する位置に、検出レバー721を両側
から挟み込むように一対の用紙当接部材722,722
が配置されている(図3参照)。この用紙当接部材72
2,722は、搬送路32の外側のガイド面322から
下方に連なるガイド面をなすガイド部材723にネジ止
めされており(図1、図3参照)、この用紙当接部材7
22,722は、搬送路32幅方向の略中央位置におい
ては、上記外装カバー45に取り付けられたガイド面3
22に連なるガイド面の一部分をなすようになってい
る。
【0032】ところが、この用紙当接部材722,72
2が取り付けられたガイド部材723は装置本体に固定
的に取り付けられており、上記外装カバー45の開閉動
作に連動しない。このため、この用紙当接部材722,
722も上記外装カバー45の開閉動作によるガイド面
322の離間動作に連動せず、常に検出レバー721を
両側から挟み込む位置に留まるようになっている(図
2,図4(b)参照)。
【0033】すなわち、ジャム処理を行うために上記外
装カバー45を開ければ、この外装カバー45に取り付
けられたガイド面322はガイド面321から離間動作
して搬送路32が露出するが、このとき用紙当接部材7
22,722は、検出レバー721を両側から挟み込む
位置に留まることとなり、検出レバー721の前面側に
位置して検出レバー721を押し倒した状態にある原稿
Pは、この用紙当接部材722,722によって、その
まま検出レバー721を押し倒す位置に確実に留められ
るようになっている(図4(b)参照)。このため、検
出レバー721の前面の検出位置に原稿Pが位置した状
態で搬送路32が露出されても、検出レバー721が搬
送路32内に突出するように起き上がってしまうことが
ない。
【0034】したがって、作業者が、搬送路32が露出
させて、この搬送路32内でジャム(紙詰まり)を生じ
た原稿Pを取り除くジャム処理を行うに際し、搬送路3
2から引き出される原稿Pが検出レバー721に引っか
かってしまうことを防止でき、ひいては、原稿Pと検出
レバー721が引っかかることに起因する原稿Pや検出
レバー721の破損を防止することができる。
【0035】また、上記用紙当接部材722,722
は、検出レバー721を両側から挟み込むように配置さ
れていることから、搬送路32が露出したときに搬送路
32内の原稿Pが検出レバー721の側面から接触する
ことがないため、この点からも原稿Pが検出レバー72
1に引っかかってしまうことをさらに確実に防止するこ
とができる。
【0036】また、上記用紙当接部材722,722
は、高い加工精度が要求される検出レバー721近傍の
ガイド面の一部分をなすように配置されているため、装
置全体としての製造コストの低減を図ることができるも
のとなっている。
【0037】以上、本発明を実施形態に即して説明した
が、本発明にかかる用紙搬送装置は、上記実施形態に限
定されるものではなく、以下のように構成してもよい。
【0038】(1)上記実施形態においては、本発明に
かかる用紙搬送装置を画像情報が読み取られる原稿を搬
送する原稿搬送装置として、これを複写機の上部に搭載
した場合を例にしているが、同様の構成によって、スキ
ャナー装置やファクシミリ装置等に適用することもでき
る。また、本発明にかかる用紙搬送装置は、複写機、プ
リンターおよびファクシミリ装置等において、画像形成
が行われる転写紙等の用紙を搬送する装置として適用す
ることもできる。
【0039】(2)上記実施形態においては、用紙当接
部材722,722は検出レバー721を両側から挟み
込むように配置して、検出レバー721前面の原稿(用
紙)Pをそのままの位置に留めるように構成したが、原
稿(用紙)Pを検出レバー721を押し倒した状態のま
ま保持するように当該原稿(用紙)Pに当接する形態で
あれば、用紙当接部材は検出レバー721に対してどの
ように配置されていてもよく、例えば、検出レバー72
1の幅方向の片側にのみ設けたものでもよい。また、用
紙当接部材722の形状も、上記実施形態における形状
に限定されるものではなく、上記作用効果を奏すること
ができる形状であれば、いかなる形状としてもよい。
【0040】(3)上記実施形態においては、用紙当接
部材722は、ガイド面322の離間動作(外装カバー
45の開閉動作)に全く連動することのないガイド部材
723に取り付け、常に搬送路32に対して同じ位置に
留まるように取り付けたが、用紙当接部材722は、少
なくともガイド面322が離間動作したときに検出レバ
ー722を押し倒した状態にある原稿(用紙)Pに当接
して、この原稿(用紙)Pをその位置に留めることがで
きればよいものであり、例えば、ガイド面322が離間
動作したときにのみ検出レバー722前面の原稿(用
紙)Pと当接する位置に移動してくるように構成しても
よい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる用紙搬送
装置によれば、搬送路解放機構によって搬送路を露出さ
せることができるため、こうして露出した搬送路からジ
ャム(紙詰まり)を生じた用紙を装置外に引き出すこと
により、容易にジャム処理を行うことができる。さら
に、こうして搬送路を露出させたときに、検出レバーを
押し倒した状態にある用紙が用紙当接部材によってその
ままの位置に留められるため、検出レバーは押し倒され
た状態が維持される。したがって、この用紙を装置外に
引き出すときに検出レバーに引っかかることが防止され
るため、用紙やセンサを破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる用紙搬送装置の一実施形態を示
す概略図である。
【図2】外装カバー45を開けた状態を示す図である。
【図3】III方向から見た検出レバー721近傍の斜
視図である。
【図4】本装置におけるジャム処理の説明図である。
【図5】従来の用紙搬送装置におけるジャム処理の説明
図である。
【符号の説明】
32 第2搬送路 321,322 ガイド面 45 外装カバー(搬送路開放機構) 72 タイミングセンサ 721 検出レバー 722 用紙当接部材 P 原稿(用紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角田 昌之 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 大沢 一嘉 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 阿蘇 裕 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 北川 英樹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 Fターム(参考) 3F048 AA02 AA04 AA05 AA08 AB01 AB02 BA05 BA14 BD03 CC01 DC09 3F049 AA04 DA12 DB02 EA27 LA02 LA05 LA07 LA11 LB01 LB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対のガイド面の間に形
    成された搬送路に沿って用紙を搬送する用紙搬送装置に
    おいて、 一方のガイド面を他方のガイド面に対して搬送路形成位
    置から搬送路を露出させる位置まで離間動作させる搬送
    路開放機構と、 前記他方のガイド面から搬送路内に突出され、該突出姿
    勢から用紙搬送方向に傾倒可能に設けられた検出レバー
    を有し、該検出レバーの傾倒を受けて用紙の搬送を検出
    するセンサと、 前記検出レバーの近傍に設けられ、前記搬送路形成位置
    における前記一方のガイド面と搬送路高さ方向について
    略同一高さに位置する用紙当接部材とを備えたことを特
    徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙当接部材が、前記検出レバーの
    近傍において、この検出レバーを搬送路の幅方向の両側
    から挟み込むように配置された一対の部材から構成され
    た請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙当接部材が、前記搬送路開放機
    構によって離間動作する一方のガイド面の一部分をなす
    ように構成された請求項1または2記載の用紙搬送装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8002264B2 (en) 2005-09-06 2011-08-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Automatic document feeder

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