JP2000263644A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

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JP2000263644A
JP2000263644A JP11071586A JP7158699A JP2000263644A JP 2000263644 A JP2000263644 A JP 2000263644A JP 11071586 A JP11071586 A JP 11071586A JP 7158699 A JP7158699 A JP 7158699A JP 2000263644 A JP2000263644 A JP 2000263644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層体の形成開始から形成終了に係る形成過
程を簡略化するとともに、用紙のサイズに応じた積層体
を形成可能とすることにより、使用者にかかる手間や負
担を良好に低減可能なラミネート装置を提供すること。 【解決手段】 駆動モータ75の駆動力を享受する給紙
ローラ49を介して、用紙5を本体筐体3内部に供給す
る用紙供給エリアIと、第一シート27及び第二シート
29を供給するシート供給エリアIIと、駆動モータ75
からの駆動力を享受する貼付ローラ53を介して、積層
体57を形成する積層体形成エリアIII と、Y軸カッタ
対40及びX軸カッタ45を介して、積層体57を切断
する積層体切断エリアIVと、駆動モータ75の駆動力を
享受する排紙ローラ59を介して、積層体57を本体筐
体3外部に排出する積層体排出エリアVとからなる5つ
のエリアI〜Vを備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿やカード等の
被貼付媒体の表面上に、合成樹脂フィルム等の貼付媒体
を覆うことにより、積層体を形成可能なラミネート装置
に係り、特に、積層体の形成過程を簡略化することによ
り、使用者にかかる手間や負担を良好に低減可能なラミ
ネート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿やカード等の用紙の表面
上に、粘着材が塗布された合成樹脂フィルム等のシート
を貼り付けることにより、積層体を形成可能なラミネー
ト装置が実用化されている。
【0003】図14は、従来のラミネート装置の一例を
異なる2つの視点から示した概略外観斜視図、及び、図
15は、このラミネート装置の内部構成を示した概略側
断面図である。
【0004】図14に示されるように、このラミネート
装置101は、本体筐体103に、原稿やカード等の用
紙105(図15参照)を載置可能な給紙トレイ107
と、非粘着シート109と粘着シート111を同一筐体
内に収納可能なシートカセット113と、所定方向に回
動させることにより積層体123(図15参照)を形成
可能なハンドル115と、用紙105の用紙搬送方向
(以下、Y軸方向と称する)に直交する用紙幅方向(以
下、X軸方向と称する)に走査することにより積層体1
23を切断可能なX軸カッタ117等を備えることによ
り構成されている。
【0005】このように構成されたラミネート装置10
1は、図15に示されるように、用紙105を本体筐体
103内部に供給する用紙供給エリアAと、用紙105
の表面上を覆う非粘着シート109及び粘着シート11
1を供給するシート供給エリアBと、ハンドル115の
回動力を享受する駆動ローラ119、及び、駆動ローラ
119の回動力を享受する従動ローラ121を介して、
用紙105の表面上に非粘着シート109及び粘着シー
ト111を貼り付け、積層体123を形成する積層体形
成エリアCと、X軸カッタ117を介して積層体123
をX軸方向に切断する積層体切断エリアDとからなる4
つのエリアA〜Dを有しており、用紙105が、これら
の各エリアA〜Dを経由することにより所望の積層体1
23が形成される構成となっている。
【0006】尚、シート供給エリアBに設けられたシー
トカセット113は、長尺帯状に形成されたポリエチレ
ンテレフタレート等の合成樹脂フィルムからなる非粘着
シート109をロール状に巻回した非粘着シートロール
125と、片面に粘着材が塗布された合成樹脂フィルム
からなる粘着シート111をその粘着材を内側に保ちな
がらロール状に巻回した粘着シートロール127とを、
回動可能に軸支しており、これにより、非粘着シート1
09と粘着シート111の間に、常に、粘着材が介在す
る様に構成されている。
【0007】また、給紙トレイ107の先端部には、供
給する用紙105を駆動ローラ119と従動ローラ12
1の挟持位置まで案内するための用紙搬送経路を形成す
るガイド部材129が設けられており、給紙トレイ10
7は、このガイド部材129が非粘着シートロール12
5と粘着シートロール127の間に位置するように、本
体筐体103端部に突出配設されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のラミネート装置101を用いて所望の積
層体123を形成する際には、用紙105を給紙トレイ
107及びガイド部材129を介して、駆動ローラ11
9と従動ローラ121の挟持位置まで差し込み、ハンド
ル115を用紙105のY軸長に応じた分だけ回動させ
て、駆動ローラ119と従動ローラ121による挟持力
を介して、用紙105の表面上に非粘着シート109及
び粘着シート111を貼り付けた後、X軸カッタ117
を走査して積層体123を切断することにより、所望の
積層体123を形成しているため、使用者は、積層体1
23に関する全ての形成過程を確認しながら手動で形成
する必要があり、使用者に非常に大きな手間や負担を与
えていた。
【0009】特に、非粘着シート109及び粘着シート
111のX軸長に対して、用紙105のX軸長が極端に
小さい場合では、積層体123を形成した後に、用紙1
05の端部からはみ出した非粘着シート109及び粘着
シート111を、はさみやカッタ等によって別途切断す
る必要があり、これらの使用者にかかる手間や負担は、
非常に深刻な問題となっていた。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、積層体の形成開始から形成終了に係る形成過
程を簡略化するとともに、用紙のサイズに応じた積層体
を形成可能とすることにより、使用者にかかる手間や負
担を良好に低減可能なラミネート装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のラミネート装置は、被貼付媒体の
表面上に貼付媒体をラミネートすることにより積層体を
形成可能なラミネート装置において、被貼付媒体をラミ
ネート装置本体内へと供給可能な被貼付媒体搬送部と、
被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートするととも
に、形成された積層体を所定搬送方向に搬送可能な積層
体搬送部と、被貼付媒体搬送部の近傍に設けられ、被貼
付媒体の搬送方向に関する有無検出を実行可能な搬送方
向検出部と、積層体搬送部よりも搬送方向下流側に設け
られ、搬送方向に直交する幅方向へと移動することによ
り積層体の切断位置を設定するとともに、積層体を搬送
方向に沿って切断可能な搬送方向切断部と、積層体搬送
部よりも搬送方向下流側に設けられ、搬送方向検出部を
介して得られた検出結果に基づいて積層体の切断位置を
設定するとともに、積層体を幅方向に沿って切断可能な
幅方向切断部と、被貼付媒体搬送部、積層体搬送部、及
び、幅方向切断部を駆動する少なくとも一つの駆動モー
タとを備えることを特徴とするものである。
【0012】このラミネート装置によれば、駆動モータ
を介して被貼付媒体搬送部、積層体搬送部、及び、幅方
向切断部を駆動することにより、被貼付媒体、又は/及
び、積層体を搬送するとともに、搬送方向検出部の検出
結果に基づいた積層体の切断が実行される。これによ
り、積層体に関する全ての形成過程を目視によって確認
しながらハンドル等を手動で回して形成する必要がなく
なるので、使用者にかかる手間や負担を良好に低減させ
ることが可能となる。
【0013】また、請求項2に記載のラミネート装置
は、請求項1に記載のラミネート装置において、被貼付
媒体搬送部の近傍に設けられ、被貼付媒体の幅方向に関
する有無検出を実行可能な幅方向検出部を更に備え、搬
送方向切断部は、幅方向検出部を介して得られた検出結
果に基づいて、駆動モータの駆動により積層体の切断位
置を設定することを特徴とするものである。
【0014】このラミネート装置によれば、駆動モータ
を介して被貼付媒体搬送部、積層体搬送部、搬送方向切
断部、及び、幅方向切断部を駆動することにより、被貼
付媒体、又は/及び、積層体を搬送するとともに、搬送
方向検出部の検出結果に基づいた積層体の切断が実行さ
れる。これにより、積層体に関する全ての形成過程を目
視によって確認しながらハンドル等を手動で回して形成
する必要がなくなる上、搬送方向検出部及び幅方向検出
部を介して、被貼付媒体のサイズに対応した積層体を形
成することが可能となるため、被貼付媒体からはみ出た
貼付媒体を別途はさみやカッタなどで切除する必要がな
く、使用者にかかる手間や負担をより良好に低減させる
ことが可能となる。
【0015】更に、請求項3に記載のラミネート装置
は、請求項2に記載のラミネート装置において、幅方向
検出部は、被貼付媒体の幅方向に走査することにより、
被貼付媒体の幅方向に関する有無検出を実行可能である
とともに、連結部を介して搬送方向切断部と一体に形成
されていることを特徴とするものである。
【0016】このラミネート装置によれば、連結部を介
して幅方向検出部と搬送方向切断部とが一体に形成され
るとともに、幅方向検出部は、被貼付媒体の幅方向に走
査することにより、被貼付媒体の幅方向に関する有無検
出を行うことが可能となる。これにより、幅方向検出部
及び搬送方向切断部を被貼付媒体の幅方向に走査して、
幅方向検出部を介して被貼付媒体が検出された位置を基
準に搬送方向切断部による積層体切断位置を設定するこ
とが可能となり、被貼付媒体の幅方向に関する有無検出
と、搬送方向切断部による積層体切断位置を効率的に行
うことが可能となる。
【0017】また、請求項4に記載のラミネート装置
は、請求項2又は請求項3に記載のラミネート装置にお
いて、貼付媒体の幅方向長を認識可能な貼付媒体幅方向
長認識部を更に備え、幅方向検出部を介して得られた検
出結果に基づいて認識された被貼付媒体の幅方向長と、
貼付媒体幅方向長認識部を介して認識された貼付媒体の
幅方向長とを比較することにより、積層体の形成可否を
判断することを特徴とするものである。
【0018】このラミネート装置によれば、被貼付媒体
の幅方向長と貼付媒体の幅方向長との大小関係を、幅方
向検出部及び貼付媒体幅方向長検出部を介して比較する
ことにより、積層体が形成可能であるか否かを判断する
ことが可能となる。これにより、幅方向検出部、及び、
貼付媒体幅方向長検出部による検出結果に基づいて、被
貼付媒体の幅方向長よりも貼付媒体の幅方向長が短いた
めに積層体を形成することが不可能であると判断した場
合には、被貼付媒体搬送部による被貼付媒体の供給を停
止させることにより、ラミネート装置本体内で被貼付媒
体が詰まってしまうことや、不良品を形成してしまうこ
とを未然に防止することが可能となる。
【0019】更に、請求項5に記載のラミネート装置
は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のラミネー
ト装置において、搬送方向検出部又は幅方向検出部の少
なくとも一方は、被貼付媒体搬送部よりも搬送方向上流
側に設けられ、被貼付媒体搬送部を介して被貼付媒体を
第一搬送量分搬送した際に、被貼付媒体搬送部よりも上
流側に設けられた搬送方向検出部又は幅方向検出部を介
して得られる被貼付媒体の有無検出結果を参照すること
により、積層体の形成可否を判断することを特徴とする
ものである。
【0020】このラミネート装置によれば、被貼付媒体
を第一搬送量分搬送した際に、被貼付媒体搬送部よりも
搬送方向上流側に設けられた搬送方向検出部又は幅方向
検出部によって被貼付媒体の有無検出を行うことによ
り、積層体が形成可能であるか否かが判断される。これ
により、被貼付媒体を第一搬送量分搬送した際に、被貼
付媒体搬送部よりも搬送方向上流側に設けられた搬送方
向検出部又は幅方向検出部によって被貼付媒体が検出さ
れなかった場合に、被貼付媒体の搬送方向長が短いため
に積層体を形成することが不可能であると判断して、被
貼付媒体搬送部による被貼付媒体の供給を停止すること
により、ラミネート装置本体内で被貼付媒体が詰まって
しまうことや、不良品を形成してしまうことを未然に防
止することが可能となる。
【0021】また、請求項6に記載のラミネート装置
は、請求項5に記載のラミネート装置において、被貼付
媒体を第一搬送量分よりも大きい第二搬送量分搬送した
際に、搬送方向検出部又は幅方向検出部を介して被貼付
媒体が検出された場合は、被貼付媒体搬送部及び積層体
搬送部を駆動停止することを特徴とするものである。
【0022】このラミネート装置によれば、被貼付媒体
を第二搬送量分搬送した際に、搬送方向検出部又は幅方
向検出部を介して被貼付媒体が検出された場合は、積層
体搬送部の駆動が停止される。これにより、搬送方向検
出部又は幅方向検出部が何らかの障害のために被貼付媒
体の検出を正常に行うことが不可能となっても、被貼付
媒体を第二搬送量分搬送した際に積層体搬送部の駆動を
停止するので、搬送方向検出部又は幅方向検出部による
被貼付媒体の検出ミスに起因して積層体を絶えず形成し
てしまい、貼付媒体を無駄に消耗してしまうことを未然
に防止することが可能となる。
【0023】更に、請求項7に記載のラミネート装置
は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のラミネー
ト装置において、被貼付媒体搬送部、又は/及び、積層
体搬送部の駆動開始と、被貼付媒体搬送部及び積層体搬
送部の駆動停止とを選択的に指示可能な手動搬送指示部
と、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止して
いる際に、幅方向切断部を介して積層体の切断を指示可
能な手動切断指示部と、駆動モータを介して、少なくと
も被貼付媒体搬送部、積層体搬送部、及び、幅方向切断
部の駆動開始/停止を制御することにより、積層体の形
成開始から形成終了まで実行して、被貼付媒体の搬送方
向長及び幅方向長に基づいた積層体を自動形成可能な自
動作成モードと、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬
送部、又は/及び、積層体搬送部の駆動開始/停止を実
行するとともに、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が
駆動停止している際に、手動切断指示部を介して幅方向
切断部による積層体の切断を実行することにより、手動
搬送指示部及び手動切断指示部を介して得られる指示に
基づいた積層体を手動形成可能な手動作成モードからな
る少なくとも2つの積層体形成モードと、自動作成モー
ドにおける積層体の形成開始から形成終了の間に、積層
体の自動作成を停止/再開指示可能な自動作成指示部と
を更に備え、手動切断指示部は、自動作成モードにおい
て、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層
体搬送部が停止された状態と、手動作成モードにおい
て、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層
体搬送部が停止された状態とでは、手動切断指示部に対
する積層体の切断指示方法を異ならせることを特徴とす
るものである。
【0024】このラミネート装置によれば、自動作成モ
ードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送
部及び積層体搬送部が停止された状態と、手動作成モー
ドにおいて、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部
及び積層体搬送部が停止された状態とでは、手動切断指
示部に対する積層体の切断指示方法が異なる。これによ
り、不用意に積層体を切断するべきでない状態であるに
も拘わらず、積層体の切断指示方法が容易であるため
に、使用者が要望していない位置において積層体を切断
してしまうという問題を良好に回避することが可能とな
る。
【0025】また、請求項8に記載のラミネート装置
は、請求項7に記載のラミネート装置において、手動切
断指示部に対する指示継続時間を計測可能なタイマを更
に備え、手動切断指示部は、自動作成モードにおいて、
自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬
送部が停止された状態と、手動作成モードにおいて、手
動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送
部が停止された状態とでは、幅方向切断部による積層体
の切断を実行する指示継続時間を異ならせることを特徴
とするものである。
【0026】このラミネート装置によれば、自動作成モ
ードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送
部及び積層体搬送部が停止された状態と、手動作成モー
ドにおいて、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部
及び積層体搬送部が停止された状態とでは、幅方向切断
部による積層体の切断を実行する指示継続時間が異な
る。これにより、簡単な構成で積層体の切断指示方法を
異ならせることが可能となるばかりでなく、不用意に積
層体を切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層
体を切断してしまうという問題を良好に回避することが
可能となる。
【0027】更に、請求項9に記載のラミネート装置
は、請求項8に記載のラミネート装置において、幅方向
切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間は、
自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介して被貼
付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態である
ときは長く、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部
を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止され
た状態であるときは短くすることを特徴とするものであ
る。
【0028】このラミネート装置によれば、自動作成モ
ードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送
部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは、幅
方向切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間
が長く、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部を介
して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状
態であるときは、幅方向切断部による積層体の切断を実
行する指示継続時間が短くなるように構成される。これ
により、自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介
して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状
態であるときは、幅方向切断部による積層体の切断を実
行する指示継続時間が長いので、自動作成モードを一時
停止させた際に、使用者の不注意によって積層体を切断
してしまうという問題を良好に回避することが可能とな
るとともに、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部
を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止され
た状態であるときは、幅方向切断部による積層体の切断
を実行する指示継続時間が短いので、手動作成モードに
よって積層体を作成している際に、積層体の切断がなか
なか実行されないという問題を良好に回避することが可
能となる。
【0029】また、請求項10に記載のラミネート装置
は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のラミネー
ト装置において、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が
駆動停止している際に、幅方向切断部を介して積層体の
切断を指示可能な手動切断指示部と、駆動モータを介し
て、少なくとも被貼付媒体搬送部、積層体搬送部、及
び、幅方向切断部を駆動させて積層体を形成する際に、
被貼付媒体の搬送方向長及び幅方向長に基づいた積層体
を形成できないと判断した場合は、積層体形成エラーと
し、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部を駆動停止させ
るエラー判定部とを更に備え、手動切断指示部は、積層
体形成エラーであるか否かによって、手動切断指示部に
対する積層体の切断指示方法を異ならせることを特徴と
するものである。
【0030】このラミネート装置によれば、積層体形成
エラーであるか否かによって、手動切断指示部に対する
積層体の切断指示方法が異なる。これにより、不用意に
積層体を切断するべきでない状態であるにも拘わらず、
積層体の切断指示方法が容易であるために、使用者が要
望していない位置において積層体を切断してしまうとい
う問題を良好に回避することが可能となる。
【0031】更に、請求項11に記載のラミネート装置
は、請求項10に記載のラミネート装置において、手動
切断指示部に対する指示継続時間を計測可能なタイマを
更に備え、手動切断指示部は、積層体形成エラーである
か否かによって、幅方向切断部による積層体の切断を実
行する指示継続時間を異ならせることを特徴とするもの
である。
【0032】このラミネート装置によれば、積層体形成
エラーであるか否かによって、幅方向切断部による積層
体の切断を実行する指示継続時間が異なる。これによ
り、簡単な構成で積層体の切断指示方法を異ならせるこ
とが可能となるばかりでなく、不用意に積層体を切断す
べきでない状態であるにも拘わらず、積層体を切断して
しまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0033】また、請求項12に記載のラミネート装置
は、請求項11に記載のラミネート装置において、幅方
向切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間
は、積層体形成エラーであるときは長く、積層体形成エ
ラーでないときは短くすることを特徴とするものであ
る。
【0034】このラミネート装置によれば、積層体形成
エラーであるときは、幅方向切断部による積層体の切断
を実行する指示継続時間が長く、積層体形成エラーでな
いときは、幅方向切断部による積層体の切断を実行する
指示継続時間が短くなるように構成される。これによ
り、積層体形成エラーによって積層体の形成が停止され
ているときは、幅方向切断部による積層体の切断を実行
する指示継続時間が長いので、積層体形成エラーの際
に、適切な判断を促すことが可能となるとともに、積層
体形成エラーでない状態で積層体の形成が停止されてい
るときは、幅方向切断部による積層体の切断を実行する
指示継続時間が短いので、通常時の積層体形成停止であ
るにも拘わらず、積層体の切断がなかなか実行されない
という問題を良好に回避することが可能となる。
【0035】更に、請求項13に記載のラミネート装置
は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のラミネー
ト装置において、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が
駆動停止している際に、幅方向切断部を介して積層体の
切断を指示可能な手動切断指示部を更に備え、手動切断
指示部は、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停
止している際に、搬送方向検出部又は幅方向検出部を介
して得られる被貼付媒体の有無検出結果に基づいて、幅
方向切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在し
ていると判断した場合と、幅方向切断部による積層体の
切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合と
では、手動切断指示部に対する積層体の切断指示方法を
異ならせることを特徴とするものである。
【0036】このラミネート装置によれば、被貼付媒体
搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、搬送
方向検出部又は幅方向検出部を介して得られる被貼付媒
体の有無検出結果に基づいて、幅方向切断部による積層
体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合
と、幅方向切断部による積層体の切断位置上に積層体が
存在していないと判断した場合とでは、手動切断指示部
に対する積層体の切断指示方法が異なる。これにより、
幅方向切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在
しており、不用意に積層体の切断を実行するべきでない
状態であるにも拘わらず、積層体の切断指示方法が容易
であるために、使用者が要望していない位置において積
層体を切断してしまうという問題を良好に回避すること
が可能となる。
【0037】また、請求項14に記載のラミネート装置
は、請求項13に記載のラミネート装置において、手動
切断指示部に対する指示継続時間を計測可能なタイマを
更に備え、手動切断指示部は、被貼付媒体搬送部及び積
層体搬送部が駆動停止している際に、搬送方向検出部又
は幅方向検出部を介して得られる被貼付媒体の有無検出
結果に基づいて、幅方向切断部による積層体の切断位置
上に積層体が存在していると判断した場合と、幅方向切
断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していな
いと判断した場合とによって、幅方向切断部による積層
体の切断を実行する指示継続時間を異ならせることを特
徴とするものである。
【0038】このラミネート装置によれば、幅方向切断
部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると
判断した場合と、幅方向切断部による積層体の切断位置
上に積層体が存在していないと判断した場合とによっ
て、幅方向切断部による積層体の切断を実行する指示継
続時間が異なる。これにより、簡単な構成で積層体の切
断指示方法を異ならせることが可能となるばかりでな
く、不用意に積層体を切断すべきでない状態であるにも
拘わらず、積層体を切断してしまうという問題を良好に
回避することが可能となる。
【0039】更に、請求項15に記載のラミネート装置
は、請求項14に記載のラミネート装置において、幅方
向切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間
は、幅方向切断部による積層体の切断位置上に積層体が
存在していると判断した場合は長く、幅方向切断部によ
る積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断
した場合は短くすることを特徴とするものである。
【0040】このラミネート装置によれば、幅方向切断
部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると
判断した場合は、幅方向切断部による積層体の切断を実
行する指示継続時間が長く、幅方向切断部による積層体
の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合
は、幅方向切断部による積層体の切断を実行する指示継
続時間が短くなるように構成される。これにより、幅方
向切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在して
いると判断した場合は、幅方向切断部による積層体の切
断を実行する指示継続時間が長いので、幅方向切断部に
よる積層体の切断位置上に積層体が存在しているにも拘
わらず、積層体の切断を不用意に切断してしまうことを
防止することが可能となるとともに、幅方向切断部によ
る積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断
した場合は、幅方向切断部による積層体の切断を実行す
る指示継続時間が短いので、幅方向切断部による積層体
の切断位置上に積層体が存在していないにも拘わらず、
積層体の切断がなかなか実行されないという問題を良好
に回避することが可能となる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0042】図1〜図5は、本発明の一実施形態に係る
ラミネート装置の外部構成及び内部構成を示したもので
ある。以下、図1〜図5を順に示しながら、ラミネート
装置の外部構成及び内部構成について詳細に説明する。
【0043】図1は、上述したラミネート装置の外観を
示した外観斜視図である。図1に示されるように、この
ラミネート装置1は、本体筐体3に、原稿やカード等の
用紙5(図5参照)を、所定の角度に保ちながら積層載
置可能な給紙トレイ7と、給紙トレイ7に載置された用
紙5(図5参照)の用紙幅方向(以下、X軸方向と称す
る)への移動を規制する用紙ガイド9と、ラミネート装
置1の各種動作を指示するパネル操作部11と、ラミネ
ート装置1の後方を回動の中心として、その前方を開放
可能な蓋カバー13と、後述する積層体57(図5参
照)の角を切除して円形の丸みを形成可能な角取り部1
5等を備えている。
【0044】このパネル操作部11は、図2のパネル操
作部拡大図に示すように、ラミネート装置1の電源ON
/OFFを指示する電源スイッチ17と、後述するX軸
カッタ45(図4参照)を走査することにより積層体5
7(図5参照)の切断を実行する手動切断ボタン19
と、用紙5、第一シート27、第二シート29、あるい
は、積層体57(図5参照)の搬送を指示する手動搬送
ボタン21と、積層体57(図5参照)の形成開始から
形成終了までを実行することにより、用紙5のサイズに
基づいた積層体57を自動作成する自動作成モードの開
始/停止を指示するスタート/ストップボタン23と、
後述する第一Y軸カッタ41及び第二Y軸カッタ42
(以下、Y軸カッタ対40と称する(図4参照))に基
づく切断モードを各種選択可能な切断モード選択スイッ
チ25等から構成されており、これらの各種ボタン、又
は/及び、スイッチ類を操作することにより、使用者の
所望する積層体57(図5参照)を形成することが可能
である。
【0045】図3は、上述した図1に示す蓋カバー13
を開放した状態のラミネート装置1の外観を示した外観
斜視図である。図3に示されるように、蓋カバー13の
内側下方には、用紙5(図5参照)の表面上を覆う一対
の第一シート27及び第二シート29(図5参照)を同
一筐体内に収納したシートカセット31が、本体筐体3
に設けられたシートカセット収納部32に収納されてい
る。
【0046】このシートカセット31は、シートカセッ
ト31のX軸方向両端に設けられた一対のロック部材3
3を介してシートカセット収納部32内に固定収納する
ことが可能であるとともに、ロック部材33の近傍に設
けられたロック解除レバー35を操作することにより、
ロック部材33によるシートカセット31の固定を解除
して、シートカセット31を上方へと容易に取り出すこ
とが可能となっている。尚、このシートカセット31
は、第一シート27及び第二シート29(図5参照)の
有するX軸長の異なるものが複数種類あり、用紙5(図
5参照)のX軸長に適したシートカセット31を、使用
者が自由に選択することが可能となっている。また、蓋
カバー13の略中央部近傍には、透明な合成樹脂で形成
されたシートカセット確認窓37が設けられており、こ
れにより、シートカセット31に貼り付けられた第一シ
ート27及び第二シート29のX軸長等が表示されたス
テッカー等(図示せず)を、蓋カバー13を閉じた状態
(図1参照)においても容易に確認することが可能とな
っている。
【0047】図4は、上述したシートカセット31を取
り外した状態のシートカセット収納部32周辺を示した
概略上方視図である。図4に示されるように、このシー
トカセット収納部32周辺には、X軸方向に走査して用
紙5の有無を検出することにより用紙5のX軸長を認識
可能なX軸用紙センサ39と、切断モード選択スイッチ
25を介して選択された切断モードに基づいて走査する
ことによりX軸方向の位置決めを行うとともに、積層体
57の一端部を用紙搬送方向(以下、Y軸方向と称す
る)に沿って切断可能な第一Y軸カッタ41と、第一Y
軸カッタ41と対向する位置に設けられ、切断モード選
択スイッチ25を介して選択された切断モードに基づい
て走査することによりX軸方向の位置決めを行うととも
に、積層体57の他端部をY軸方向に沿って切断可能な
第二Y軸カッタ42と、円形のロータリー刃をX軸方向
に走査することにより、積層体57をX軸方向に沿って
切断可能なX軸カッタ45と、シートカセット31のX
軸長を識別可能なカセット識別センサ47と、Y軸方向
へと搬送される用紙5の有無を検出可能なY軸用紙セン
サ69等が設けられている。尚、X軸用紙センサ39及
び第一Y軸カッタ41は、アーム部材43を介して連結
されており、これにより、X軸用紙センサ39及び第一
Y軸カッタ41が、アーム部材43によるX軸方向の走
査に連動する構成となっている。
【0048】尚、上述したX軸カッタ45及びY軸カッ
タ対40の駆動機構については、特願平10−6775
5号、特願平10−67756号、特願平10−677
57号等の明細書及び図面に記載された構成と略同一の
構成を有しているため、ここではその詳細な説明を省略
することとする。
【0049】次に、図5に示すラミネート装置1の概略
側断面図を参照しながら、ラミネート装置1の内部構
成、及び、積層体57の形成過程について詳細に説明す
る。
【0050】このラミネート装置1は、図5に示される
ように、駆動モータ75(図6参照)の駆動力を享受す
る給紙ローラ49、及び、給紙ローラ49の駆動力を享
受する給紙従動ローラ51を介して、用紙5を本体筐体
3内部に供給する用紙供給エリアIと、用紙5の表面上
を覆う第一シート27及び第二シート29を供給するシ
ート供給エリアIIと、駆動モータ75(図6参照)から
の駆動力を享受する貼付ローラ53、及び、貼付ローラ
53の駆動力を享受する貼付従動ローラ55を介して、
用紙5の表面上に第一シート27及び第二シート29を
貼り付け、積層体57を形成する積層体形成エリアIII
と、 Y軸カッタ対40及びX軸カッタ45を介して、
積層体57を切断モード選択スイッチ25によって選択
された切断モードに基づいて切断する積層体切断エリア
IVと、駆動モータ75(図6参照)の駆動力を享受する
排紙ローラ59、及び、排紙ローラ59の駆動力を享受
する排紙従動ローラ61を介して、積層体57を排出口
63から本体筐体3外部に排出する積層体排出エリアV
とからなる5つのエリアI〜Vを有しており、用紙5
が、これらの各エリアI〜Vを経由することにより、所
望の積層体57が形成される構成となっている。
【0051】上述した用紙供給エリアIには、給紙ロー
ラ49及び給紙従動ローラ51(以下、給紙ローラ対5
0と称する)よりもY軸方向上流側に設けられ、上述し
たアーム部材43をX軸方向に走査して用紙5の有無を
検出することにより、用紙5のX軸長を認識可能なX軸
用紙センサ39と、給紙ローラ対50よりもY軸方向下
流側に設けられ、用紙5の有無を検出可能なY軸用紙セ
ンサ69とが設けられており、これらのX軸用紙センサ
39及びY軸用紙センサ69を介して、供給される用紙
5のX軸長及びY軸長を的確に認識することが可能であ
る。
【0052】また、シート供給エリアIIを構成するシー
トカセット31は、長尺帯状に形成されたポリエチレン
テレフタレート等の合成樹脂フィルムの片面に粘着材を
塗布してなる第一シート27及び第二シート29が、各
々その粘着材を内側に保たれながらロール状に巻回され
た第一シートロール65及び第二シートロール67を回
動可能に収納しており、これにより、常に、用紙5と対
向する第一シート27及び第二シート29の当接面上に
粘着材が介在する様に構成されている。尚、第一シート
27及び第二シート29の片面に粘着材を塗布する構成
としなくても、第一シート27又は第二シート29の一
方にのみ粘着材を塗布する構成としても良いし、第一シ
ート27及び第二シート29をポリエチレンテレフタレ
ート等の合成樹脂フィルムによって形成する構成としな
くても、第一シート27又は第二シート29の一方に磁
気を有するフィルムによって形成することにより、積層
体57を金属板上に貼付可能な構成としたり、第一シー
ト27又は第二シート29の一方に、両面とも粘着材を
塗付するとともに、その積層体57の外方となる面上に
剥離紙を備えることにより、積層体57を所望の面上に
貼付可能な構成としても良い。
【0053】更に、このシートカセット31に収納され
た第一シートロール65の側面には、図示しない白黒連
続模様からなるゼブラパターンが、第一シートロール6
5の軸心を中心として放射線状に形成されており、その
ゼブラパターンを第一シートロール65近傍に設けられ
たシート識別センサ85(図6参照)を介して検出する
ことにより、第一シートロール65の回動状態、又は、
シートカセット31の種類等を認識することが可能とな
っている(特願平10−210490号参照)。
【0054】尚、シートカセット31に収納された第一
シートロール65の側面に、白黒連続模様からなるゼブ
ラパターンを形成する構成としなくても、第二シートロ
ール67の側面にゼブラパターンを形成するとともに、
第二シートロール67の近傍にシート識別センサ85を
備えて、そのシート識別センサ85の検出結果に基づい
て第二シートロール67の回動状態、又は、シートカセ
ット31の種類等を認識する構成としても良いし、第一
シート27、又は/及び、第二シート29の両X軸端部
に、第一シート27、又は/及び、第二シート29の搬
送状況を検出可能なマーキングを施し、そのマーキング
の検出結果に基づいて、第一シートロール65、又は/
及び、第二シートロール67の回動状態を認識する構成
(特願平10−163930号参照)としても良い。
【0055】また、積層体切断エリアIVに設けられたY
軸カッタ対40は、図示しない駆動機構を介して、上下
方向(X軸及びY軸と直交する方向であり、以下、Z軸
方向と称する)に移動可能な構成となっており、これに
より、積層体57を必要に応じて切断/非切断すること
が可能となっている。
【0056】更に、このラミネート装置1は、給紙ロー
ラ対50と、貼付ローラ53及び貼付従動ローラ55
(以下、貼付ローラ対54と称する)との間のY軸長
(約90mm(約名刺長手サイズ))以上の用紙5を扱
うことが可能である。一方、アーム部材43をX軸方向
に走査することにより、X軸用紙センサ39を介して検
出可能な用紙5のX軸長は、55mm〜216mmであ
る。このため、このラミネート装置1が対応可能な用紙
5のサイズは、X軸長が55mm〜216mmであり、
かつ、Y軸長が90mm以上の用紙5となっている。
【0057】次に、図6に示すラミネート装置1のブロ
ック構成図を参照しながら、ラミネート装置1に設けら
れた各要素間の構成について説明する。
【0058】図6に示されるように、このラミネート装
置1は、電源スイッチ17、手動切断ボタン19、手動
搬送ボタン21、及び、スタート/ストップボタン23
等を備えるパネル操作部11と、スタート/ストップボ
タン23を介して指示される自動作成モードの開始/停
止に基づいて、用紙5のサイズに基づいた積層体57を
自動作成する際に実行される各種構成要素の動作を指示
する積層体形成処理プログラム等の各種プログラムが記
憶されたROM71と、給紙ローラ対50、貼付ローラ
対54、排紙ローラ59及び排紙従動ローラ61(以
下、排紙ローラ対60と称する)等に駆動力を与える駆
動モータ75と、各種時間の計測を実行可能なタイマ7
3と、各種エラー時や各種入力受付時等に鳴動すること
により、使用者にその旨を報知可能なスピーカ77と、
各種エラー時や各種入力受付時等に点灯/点滅すること
により、使用者にその旨を報知可能なLED79と、用
紙5の有無やX軸長を検出可能なX軸用紙センサ39
と、用紙5の有無やY軸長を検出可能なY軸用紙センサ
69と、シートカセット31のX軸長を識別可能なカセ
ット識別センサ47と、第一シートロール65の回動状
況やシートカセット31の種類等を認識可能なシート識
別センサ85等が、バス81を介してCPU83と接続
されることにより、統制・制御可能な構成となってい
る。
【0059】尚、CPU83は、上述した各構成要素を
統制・制御するほかに、用紙5を検出するまでに要した
X軸用紙センサ39のX軸方向に関する走査量から用紙
5のX軸長を測定したり、Y軸用紙センサ69がONさ
れている期間及びその期間中に行われた給紙ローラ49
の駆動量から用紙5のY軸長を測定したりする用紙サイ
ズ計測処理や、X軸用紙センサ39、Y軸用紙センサ6
9、カセット識別センサ47、シート識別センサ85等
を介して、用紙サイズに準じた積層体57を形成できな
い場合等に、エラー判定を行うエラー判定処理を実行す
る構成となっている。
【0060】また、給紙ローラ49、貼付ローラ53、
排紙ローラ59、アーム部材43、X軸カッタ45、及
び、Y軸カッタ対40等の駆動・走査を一つの駆動モー
タ75のみで行う構成としなくても良く、複数の駆動モ
ータ75を備える構成としても良い。
【0061】次に、上述したROM71に記憶された積
層体形成処理プログラムを介して実行される積層体形成
過程を、図7〜図10に示す積層体形成処理フローチャ
ート図を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に示す
積層体処理プログラムは、用紙5のサイズに準じた積層
体57を自動作成する際に用いられる処理プログラムで
あり、この積層体処理プログラムに基づく積層体57の
自動作成は、スタート/ストップボタン23を介して、
随時停止/再開を指示することが可能である。更に、積
層体57は、上述したスタート/ストップボタン23に
よる自動作成の他に、手動切断ボタン19及び手動搬送
ボタン21による指示に基づいて形成する手動作成が設
けられており、これにより、使用者の目的に応じた積層
体57を形成することが可能となっている。
【0062】まず、使用者がパネル操作部11に設けら
れたスタート/ストップボタン23を介して、積層体5
7の自動作成開始が指示されたかを確認する(S1)。
ここで、使用者からの積層体自動作成開始の指示がない
場合(S1:NO)は、使用者からの積層体形成実行の
指示があるまで(S1:YES)、待機状態となる。
尚、この待機状態(S1:NO)において、使用者は、
本体筐体3に設けられた蓋カバー13を開放することに
より、シートカセット収納部32内に収納されたシート
カセット31を交換したり、各種メンテナンスを行うこ
とが可能である。
【0063】一方、S1の判断において、スタート/ス
トップボタン23を介して使用者からの積層体自動作成
開始の指示が確認された場合(S1:YES)は、用紙
5の先端がY軸用紙センサ69によって検出可能な位置
まで、給紙ローラ49を駆動させる(S3)。尚、供給
される用紙5は、使用者によって、給紙トレイ7の右端
壁に当接させる構成となっており、このため、Y軸用紙
センサ69は、X軸長の短い用紙5にも対応できるよう
に、本体筐体3の中央よりも右寄りに配置されている
(図4参照)。
【0064】そして、用紙5の先端が、Y軸用紙センサ
69による検出可能位置まで搬送された後(S3)は、
このY軸用紙センサ69を介して用紙5の有無を確認す
る(S5)。ここで、Y軸用紙センサ69を介して用紙
5が検出されない場合(S5:NO)は、使用者によっ
て給紙トレイ7上に用紙5が供給されなかったものと判
断し、スピーカ77、又は/及び、LED79を介して
その旨を使用者に報知して(S7)、この積層体形成処
理を終了する。
【0065】一方、Y軸用紙センサ69を介して用紙5
が検出された場合(S5:YES)は、アーム部材43
をX軸方向に走査するとともに、アーム部材43の一端
部に設けられたX軸用紙センサ39によって、供給され
た用紙5のX軸長を測定する(S9)。尚、このX軸用
紙センサ39を介して検出可能な用紙5のX軸長は、5
5mm(約名刺短手サイズ)〜216mm(約A4短手
サイズ)であり、ラミネート装置1の積層体形成可能サ
イズに対応している。また、このアーム部材43の他端
部には、第一Y軸カッタ41が設けられており、S9の
処理におけるアーム部材43のX軸方向に関する停止位
置は、第一Y軸カッタ41の下降位置と一致している。
更に、この第一Y軸カッタ41の下降位置は、切断モー
ド選択スイッチ25を介して選択された切断モードに対
応しており、図11に示されるように、余白有りモード
(図11(A)参照)の場合は、用紙5から4.5mm
外方を切断する位置、余白なしモード(図11(B)参
照)の場合は、用紙5から内方1.5mmを切断する位
置となっている。また、同様に、この切断モード選択ス
イッチ25を介して選択された切断モードに従って、第
二Y軸カッタ42が、図示しない駆動機構を介して、第
二Y軸カッタ42の下降位置へと移動する構成となって
いる。
【0066】S9の処理を介して用紙5のX軸長を測定
した後は、その用紙5のX軸長が、所定範囲内(55m
m〜216mm)であるかを判断する(S11)。この
S11の判断において、用紙5のX軸長が所定範囲内で
ない場合(S11:NO)は、使用者によって給紙トレ
イ7上に供給された用紙5が、ラミネート装置1の積層
体形成可能サイズ外のものであると判断し、スピーカ7
7、又は/及び、LED79を介してその旨を使用者に
報知して(S13)、この積層体形成処理を終了する。
【0067】一方、S11の判断において、用紙5のX
軸長が所定範囲内のものであると判断した場合(S1
1:YES)は、次に、カセット識別センサ47を介し
て、シートカセット31に収納された第一シート27及
び第二シート29のX軸長を認識した後(S15)、こ
の第一シート27及び第二シート29のX軸長と、S9
の処理において測定された用紙5のX軸長の大小関係を
判断する(S17)。
【0068】このS17の判断において、第一シート2
7及び第二シート29のX軸長よりも、用紙5のX軸長
の方が長い場合は(S17:NO)、使用者によって給
紙トレイ7上に供給された用紙5のX軸長が、シートカ
セット31に収納された第一シート27及び第二シート
29のX軸長よりも長いために、積層体57を形成でき
ないと判断し、スピーカ77、又は/及び、LED79
を介してその旨を使用者に報知して(S13)、この積
層体形成処理を終了する。
【0069】一方、S17の判断において、第一シート
27及び第二シート29のX軸長よりも、用紙5のX軸
長の方が短い場合(S17:YES)は、用紙5のY軸
長がラミネート装置1の積層体形成可能Y軸長(約90
mm)以上であるか判断するために、用紙5の先端から
X軸用紙センサ39までの距離が積層体形成可能Y軸長
となるように、給紙ローラ49を駆動させ(S19)、
その給紙ローラ49を駆動させた位置において、X軸用
紙センサ39を介して用紙5が検出されるか否かを判断
する(S21)。このS21の判断において、X軸用紙
センサ39を介して用紙5が検出されなかった場合(S
21:NO)は、用紙5のY軸長が積層体形成可能Y軸
長以上でないために、ラミネート装置1の積層体形成可
能サイズではないと判断し、スピーカ77、又は/及
び、LED79を介してその旨を使用者に報知して(S
22)、この積層体形成処理を終了する。
【0070】一方、S21の判断において、X軸用紙セ
ンサ39を介して用紙5が検出された場合(S21:Y
ES)は、S9〜S21までの処理の間において、切断
モード選択スイッチ25を介して切断モードの変更が行
われたかを確認する(S23)。このS23の判断にお
いて、切断モードの変更が確認された場合(S23:Y
ES)は、その切断モードに従って、アーム部材43を
走査して、第一Y軸カッタ41の下降位置を変更する
(S25)。尚、同時に、第二Y軸カッタ43の下降位
置に関しても同様に変更される。
【0071】このS23の判断において、切断モードの
変更がない場合(S23:NO)、あるいは、切断モー
ドの変更に応じて、Y軸カッタ対40の下降位置が変更
された後(S25)は、用紙5の先端が貼付ローラ対5
4の挟持位置に到達するまで、給紙ローラ49を駆動さ
せる(S27)。その後、貼付ローラ53を駆動させ
て、Y軸カッタ対40を下降する位置まで積層体57を
搬送するとともに(S29)、その積層体57の搬送先
において、Y軸カッタ対40を下降させる(S31)。
【0072】そして、S31の処理の次に、貼付ローラ
53を駆動させて、X軸カッタ45の走査して積層体5
7の先端を切断する位置まで、積層体57を搬送しなが
ら(S33)、Y軸カッタ対40を介して、積層体57
の両X軸端部が切断された状態の積層体57を形成し、
その積層体57の搬送先において、X軸カッタ45を走
査して、積層体57の先端を切断する(S35)。尚、
このX軸カッタ45による積層体57の先端切断位置
は、切断モード選択スイッチ25を介して選択された切
断モードに対応しており、図11に示されるように、余
白有りモード(図11(A)参照)の場合は、用紙5か
ら4.5mm外方となる位置、余白なしモード(図11
(B)参照)の場合は、用紙5から内方1.5mmとな
る位置となっている。
【0073】このS35の処理の後は、貼付ローラ53
の駆動を再度開始しながら(S37)、Y軸用紙センサ
69を介して、用紙5の有無を確認する(S39)。こ
のS39の判断において、用紙5の存在が確認された場
合(S39:YES)は、まだ用紙5の後端が、本体筐
体3内に供給されていないと判断し、そのまま処理を継
続するとともに、Y軸用紙センサ69のON期間から、
用紙5のY軸長が350mm以上となったかを判断する
(S41)。このS41の判断において、用紙5のY軸
長が350mm以上でないと判断した場合(S41:N
O)は、次に、シート識別センサ85を介して第一シー
ト27及び第二シート29が正常に繰り出されているか
を判断し(S43)、正常に第一シート27及び第二シ
ート29が繰り出されている場合(S43:NO)は、
再度S39の判断に戻る。
【0074】ところで、S41の判断において、用紙5
のY軸長が350mmを超えたと判断した場合(S4
1:YES)は、Y軸用紙センサ69が何らかの原因で
ONになったままの状態となっている恐れがあるため、
一時貼付ローラ53の駆動を停止して、使用者に異常で
あるか否かを問うために、積層体57の自動形成を一時
停止させるとともに、スピーカ77、又は/及び、LE
D79を介してその旨を使用者に報知して(S45)、
この積層体形成処理を終了する。
【0075】また、S43の判断において、第一シート
27及び第二シート29が正常に繰り出されていないと
判断した場合(S43:YES)は、第一シート27及
び第二シート29が終了したり、第一シート27及び第
二シート29が何らかの原因で供給できない状態である
ため、スピーカ77、又は/及び、LED79を介して
その旨を使用者に報知して(S47)、この積層体形成
処理を終了する。
【0076】一方、S39の判断において、Y軸用紙セ
ンサ69を介して用紙5が検出されない場合(S39:
NO)は、用紙5の後端が本体筐体3内に供給されたと
判断し、積層体57の後端をY軸カッタ上昇位置に向け
て、貼付ローラ53の駆動を開始する(S49)。
【0077】その後、積層体57の後端が、Y軸カッタ
上昇位置まで搬送され、貼付ローラ53が停止したかを
確認し(S51)、貼付ローラ53が停止していない場
合(S51:NO)は、Y軸用紙センサ69を介して新
たな用紙5が検出されないかを確認する(S53)。
尚、このS53の判断において、Y軸用紙センサ69を
介して、新たな用紙5が検出された場合(S53:YE
S)は、S37の処理に戻る構成となっており、連続し
て用紙5が供給されても良好に対応することが可能とな
っている。
【0078】一方、S53の判断において、Y軸用紙セ
ンサ69を介して、新たな用紙5が検出されない場合
(S53:NO)は、次に、シート識別センサ85を介
して第一シート27及び第二シート29が正常に繰り出
されているかを判断し(S55)、正常に第一シート2
7及び第二シート29が繰り出されている場合(S5
5:NO)は、再度S51の判断に戻る。また、S55
の判断において、第一シート27及び第二シート29が
正常に繰り出されていないと判断した場合(S55:Y
ES)は、第一シート27及び第二シート29が終了し
たり、第一シート27及び第二シート29が何らかの原
因で供給できない状態であるため、スピーカ77、又は
/及び、LED79を介してその旨を使用者に報知して
(S57)、この積層体形成処理を終了する。
【0079】ところで、S51の判断において、積層体
57の後端が、Y軸カッタ上昇位置まで搬送され、貼付
ローラ53が停止したと判断された場合(S51:YE
S)は、Y軸カッタ対40を上昇させた後(S59)、
積層体57の後端をX軸カッタ走査位置に向けて、貼付
ローラ53の駆動を開始する(S61)。
【0080】その後、積層体57の後端が、X軸カッタ
走査位置まで搬送され、貼付ローラ53が停止したかを
確認し(S63)、貼付ローラ53が停止していない場
合(S63:NO)は、Y軸用紙センサ69を介して新
たな用紙5が検出されないかを確認する(S65)。
尚、このS65の判断において、Y軸用紙センサ69を
介して、新たな用紙5が検出された場合(S65:YE
S)は、Y軸カッタ対40を再度下降させるとともに
(S67)、S37の処理に戻る構成となっており、連
続して用紙5が供給されても良好に対応することが可能
となっている。
【0081】一方、S65の判断において、Y軸用紙セ
ンサ69を介して、新たな用紙5が検出されない場合
(S65:NO)は、次に、シート識別センサ85を介
して第一シート27及び第二シート29が正常に繰り出
されているかを判断し(S69)、正常に第一シート2
7及び第二シート29が繰り出されている場合(S6
9:NO)は、再度S63の判断に戻る。また、S69
の判断において、第一シート27及び第二シート29が
正常に繰り出されていないと判断した場合(S69:Y
ES)は、第一シート27及び第二シート29が終了し
たり、第一シート27及び第二シート29が何らかの原
因で供給できない状態であるため、スピーカ77、又は
/及び、LED79を介してその旨を使用者に報知して
(S71)、この積層体形成処理を終了する。
【0082】ところで、S63の判断において、積層体
57の後端が、X軸カッタ走査位置まで搬送され、貼付
ローラ53が停止したと判断された場合(S63:YE
S)は、X軸カッタ45を走査させた後(S73)、積
層体57の後端が排出口63から排出されるまで、排紙
ローラ59を駆動するとともに(S75)、アーム部材
43を初期位置に戻して(S77)、この積層体形成処
理を終了する。尚、このX軸カッタ45による積層体5
7の後端切断位置は、切断モード選択スイッチ25を介
して選択された切断モードに対応しており、図11に示
されるように、余白有りモード(図11(A)参照)の
場合は、用紙5から4.5mm外方となる位置、余白な
しモード(図11(B)参照)の場合は、用紙5から内
方1.5mmとなる位置となっている。
【0083】尚、上述した積層体形成処理の過程におい
て、各種エラーが発生した場合(S7、S13、S2
2、S45、S47、S57、S71)は、給紙ローラ
49、貼付ローラ53、及び、排出ローラ59の駆動を
停止させ積層体57の自動形成を一時停止する構成とな
っている。このように、スタート/ストップボタン23
や各種エラーによって積層体53の形成が一時停止され
た状態では、スタート/ストップボタン23を介して再
度積層体57の形成を開始したり、手動搬送ボタン21
を介して使用者の要望する搬送量分だけ積層体57を搬
送したり、あるいは、手動切断ボタン19を介して積層
体57をX軸方向に切断したりすることが可能となって
いる。
【0084】以上説明したように、本実施形態に係るラ
ミネート装置1によれば、積層体57に関する全ての形
成過程を目視によって確認しながらハンドル等を手動で
回して形成する必要がなくなる上、Y軸用紙センサ69
及びX軸用紙センサ39を介して、用紙5のサイズに対
応した積層体57を形成することが可能となるため、用
紙5からはみ出た第一シート27及び第二シート29を
別途はさみやカッタなどで切除する必要がなく、使用者
にかかる手間や負担を良好に低減させることが可能とな
る。
【0085】また、X軸用紙センサ39及び第一Y軸カ
ッタ41を用紙5のX軸方向に走査して(S9)、X軸
用紙センサ39を介して用紙5が検出された位置を基準
に第一Y軸カッタ41による積層体切断位置を設定する
ことが可能となり、用紙5のX軸方向に関する有無検出
と、第一Y軸カッタ41による積層体切断位置を効率的
に行うことが可能となる。
【0086】更に、X軸用紙センサ39、及び、カセッ
ト識別センサ47による検出結果に基づいて、用紙5の
X軸長よりも第一シート27及び第二シート29のX軸
長が短いために積層体57を形成することが不可能であ
ると判断した場合には(S17:NO)、給紙ローラ4
9による用紙5の供給を停止させることにより(S1
3)、ラミネート装置本体内で用紙5が詰まってしまう
ことや、不良品を形成してしまうことを未然に防止する
ことが可能となる。
【0087】また、用紙5を最小Y軸長分(約90m
m)搬送した際に(S19)、給紙ローラ49よりもY
軸方向上流側に設けられたX軸用紙センサ39によって
用紙5が検出されなかった場合に(S21:NO)、用
紙5のY軸長が短いために積層体57を形成することが
不可能であると判断して、給紙ローラ49による用紙5
の供給を停止することにより(S22)、ラミネート装
置本体内で用紙5が詰まってしまうことや、不良品を形
成してしまうことを未然に防止することが可能となる。
【0088】更に、Y軸用紙センサ69が何らかの障害
のために用紙5の検出を正常に行うことが不可能となっ
ても、用紙5を所定Y軸長分(約350mm)搬送した
際(S41:YES)に貼付ローラ53の駆動を停止す
るので(S45)、Y軸用紙センサ69による用紙5の
検出ミスに起因して積層体57を絶えず形成してしま
い、第一シート27及び第二シート29を無駄に消耗し
てしまうことを未然に防止することが可能となる。
【0089】次に、積層体57の自動作成時、または、
積層体57の手動作成時であって、給紙ローラ49、貼
付ローラ53、及び、排出ローラ59が停止している状
態において、手動切断ボタン19を押下することによ
り、積層体57をX軸方向に沿って切断する際に実行さ
れる手動切断ボタン処理について、図12に示す手動切
断ボタン処理フローチャート図を参照しながら詳細に説
明する。
【0090】まず、手動切断ボタン19を押下すること
により、この手動切断ボタン処理が開始されると、ラミ
ネート装置1の状態が、エラー発生中であるか否かを判
断して(S79)、エラー発生中であると判断した場合
(S79:YES)は、タイマ73を介して計測する時
間を2.0秒に設定する(S81)。また、S79の判
断において、エラー発生中でないと判断した場合(S7
9:NO)は、次に、ラミネート装置1の状態が、積層
体57の自動作成時において、スタート/ストップボタ
ン23を介して積層体57の自動作成を一時停止させて
いる状態であるか否かを判断し(S83)、積層体自動
作成を一時停止している状態あると判断した場合(S8
3:YES)は、タイマ73を介して計測する時間を
2.0秒に設定する(S83)。一方、エラー発生中で
もなく(S79:NO)、積層体57の自動形成を一時
停止している状態でもないと判断した場合(S83:N
O)は、タイマ73を介して計測する時間を0.5秒に
設定する(S85)。
【0091】S81あるいはS85の処理により、タイ
マ73を介して計測する時間が設定された後は、タイマ
73による時間計測を開始するとともに(S87)、手
動切断ボタン19が継続して押下されているかを判断す
る(S89)。ここで、手動切断ボタン19が継続して
押下されていない場合(S89:NO)は、手動切断ボ
タン19を介して積層体57の切断が指示されていない
ものと判断して、この手動切断ボタン処理を終了する。
【0092】また、S89の判断において、手動切断ボ
タン19が継続して押下されていると判断した場合(S
89:YES)は、手動切断ボタン19の押下時間が、
上述したS81あるいはS85の処理を介して設定され
た時間に達したか否かを判断し(S91)、手動切断ボ
タン19の押下時間が、S81あるいはS85の処理を
介して設定された時間に達していない場合(S91:N
O)は、再度S89の判断に戻る。
【0093】一方、S91の判断において、手動切断ボ
タン19の押下時間が、S81あるいはS85の処理を
介して設定された時間に達した場合(S91:YES)
は、手動切断ボタン19を介して積層体57の切断が指
示されたものと判断して、X軸カッタ45を走査するこ
とにより、積層体57を切断した後(S93)、この手
動切断ボタン処理を終了する。
【0094】以上説明したように、本実施形態に係るラ
ミネート装置1によれば、スタート/ストップボタン2
3を介して給紙ローラ49及び貼付ローラ53が停止さ
れた状態であるときは、X軸カッタ45による積層体5
7の切断を実行する際に、手動切断ボタン21に対する
指示継続時間が長いので、積層体57の自動作成を一時
停止させた際に、使用者の不注意によって積層体57を
切断してしまうという問題を良好に回避することが可能
となるとともに、手動搬送ボタン21を介して給紙ロー
ラ49及び貼付ローラ53が停止された状態であるとき
は、X軸カッタ45による積層体57の切断を実行する
際に、手動切断ボタン21に対する指示継続時間が短い
ので、手動作成によって積層体57を作成している際
に、積層体57の切断がなかなか実行されないという問
題を良好に回避することが可能となる。
【0095】また、積層体形成エラーによって積層体5
7の形成が停止されているときは、X軸カッタ45によ
る積層体57の切断を実行する際に、手動切断ボタン2
1に対する指示継続時間が長いので、積層体形成エラー
時に適切な判断を促すことが可能となるとともに、積層
体形成エラーでない状態で積層体57の形成が停止され
ているときは、X軸カッタ45による積層体57の切断
を実行する際に、手動切断ボタン21に対する指示継続
時間が短いので、通常時の積層体形成停止であるにも拘
わらず、積層体57の切断がなかなか実行されないとい
う問題を良好に回避することが可能となる。
【0096】更に、手動切断ボタン21に対する指示継
続時間が異なるという簡単な構成で積層体57の切断指
示方法を異ならせることが可能となるばかりでなく、不
用意に積層体57を切断すべきでない状態であるにも拘
わらず、積層体57を切断してしまうという問題を良好
に回避することが可能となる。
【0097】次に、上述した手動切断ボタン処理に関す
る他の実施形態について、図13に示す手動切断ボタン
処理フローチャート図を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下に示す他の実施形態に関する手動切断ボタン処
理は、基本的に上述した実施形態に記載された手動切断
ボタン処理と略同一であり、上述した実施形態に記載さ
れた手動切断ボタン処理と異なる点は、積層体57の切
断が実行される指示継続時間の設定過程が異なるという
点である。このため、以下に示す他の実施形態に関する
手動切断ボタン処理は、上述した実施形態に記載された
手動切断ボタン処理と異なる点を詳細に説明することと
する。
【0098】まず、手動切断ボタン19を押下すること
により、この手動切断ボタン処理が開始されると、Y軸
用紙センサ69による用紙5の検出結果に基づいて、用
紙5の位置を算出し、用紙5がX軸カッタ45の走査位
置に存在しないかを判断する(S95)。ここで、用紙
5がX軸カッタ45の走査位置に存在していると判断し
た場合(S95:YES)は、タイマ73を介して計測
する時間を2.0秒に設定する(S97)。また、S9
5の判断において、用紙5がX軸カッタ45の走査位置
に存在していないと判断した場合(S95:NO)は、
タイマ73を介して計測する時間を0.5秒に設定する
(S99)。
【0099】この後に続くS101〜S107に関する
処理は、上述した実施形態に記載された手動切断ボタン
処理におけるS87〜S93に関する処理と同一である
ため、以下その説明を省略することとする。
【0100】以上説明したように、他の実施形態に係る
ラミネート装置1によれば、X軸カッタ45による積層
体57の切断位置上に積層体57が存在していると判断
した場合は、X軸カッタ45による積層体57の切断を
実行する際に、手動切断ボタン21に対する指示継続時
間が長いので、X軸カッタ45による積層体57の切断
位置上に積層体57が存在しているにも拘わらず、積層
体57の切断を不用意に切断してしまうことを防止する
ことが可能となるとともに、X軸カッタ45による積層
体57の切断位置上に積層体57が存在していないと判
断した場合は、X軸カッタ45による積層体57の切断
を実行する際に、手動切断ボタン21に対する指示継続
時間が短いので、X軸カッタ45による積層体57の切
断位置上に積層体57が存在していないにも拘わらず、
積層体57の切断がなかなか実行されないという問題を
良好に回避することが可能となる。
【0101】また、手動切断ボタン21に対する指示継
続時間が異なるという簡単な構成で積層体57の切断指
示方法を異ならせることが可能となるばかりでなく、不
用意に積層体57を切断すべきでない状態であるにも拘
わらず、積層体57を切断してしまうという問題を良好
に回避することが可能となる。
【0102】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。例えば、本実
施形態に係るラミネート装置1は、積層体自動形成を一
時停止した旨やエラーが発生した旨を、スピーカ77、
又は/及び、LED79を介して使用者に報知する例を
挙げて説明したが、勿論これに限定されるものではな
く、パネル操作部11に液晶ディスプレイを備えること
により、積層体自動形成を一時停止した旨やエラーが発
生した旨を、文字や絵画像等で使用者に報知する構成と
しても同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0103】また、本実施形態に係るラミネート装置1
は、用紙5や積層体57を搬送する手段として、上下一
対に設けられたローラ対50、54、60を用いる例を
挙げて説明したが、勿論これに限定されるものではな
く、用紙5や積層体57を良好に搬送できるものであれ
ば、ローラとローラ当接部材とからなる構成としても同
様な効果が得られることは言うまでもない。
【0104】更に、本実施形態に係るラミネート装置1
は、所定Y軸長以上搬送したか否か(S41)をY軸用
紙センサ69を介して検出する例を挙げて説明したが、
勿論これに限定されるものではなく、所定Y軸長以上搬
送したか否か(S41)をX軸用紙センサ39を介して
検出する構成としても同様な効果が得られることは言う
までもない。
【0105】また、本実施形態に係るラミネート装置1
は、アーム部材43を介して、第一Y軸カッタ41とX
軸用紙センサ39とを連結することにより、X軸用紙セ
ンサ39による用紙5の検出結果に基づいて、第一Y軸
カッタ41の積層体切断位置を設定する例を挙げて説明
したが、勿論これに限定されるものではなく、用紙ガイ
ド9と第一Y軸カッタ41とを連結して、用紙ガイド9
のX軸方向位置に基づいて、第一Y軸カッタ41の積層
体切断位置を設定する構成としても同様な効果が得られ
ることは言うまでもない。
【0106】更に、本実施形態に係るラミネート装置1
は、給紙ローラ49のY軸方向上流側にX軸用紙センサ
39を設けるとともに、給紙ローラ49のY軸方向下流
側にY軸用紙センサ69を設ける構成を例に挙げて説明
したが、勿論これに限定されるものではなく、X軸用紙
センサ39又はY軸用紙センサ69の少なくとも一方を
給紙ローラ49のY軸方向上流部に設ける構成とすれば
良く、これにより、用紙5のY軸長が短いためにラミネ
ート装置1が扱うことができない用紙5を、給紙ローラ
49の駆動により、ラミネート装置1の本体筐体内に供
給されてしまうことを未然に防止することが可能であ
り、本実施形態に係るラミネート装置1と同様な効果が
得られることは言うまでもない。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
ラミネート装置によれば、積層体に関する全ての形成過
程を目視によって確認しながらハンドル等を手動で回し
て形成する必要がなくなるので、使用者にかかる手間や
負担を良好に低減させることが可能となる。
【0108】また、請求項2に記載のラミネート装置に
よれば、請求項1に記載のラミネート装置の効果に加え
更に、搬送方向検出部及び幅方向検出部を介して、被貼
付媒体のサイズに対応した積層体を形成することが可能
となるため、被貼付媒体からはみ出た貼付媒体を別途は
さみやカッタなどで切除する必要がなく、使用者にかか
る手間や負担をより良好に低減させることが可能とな
る。
【0109】更に、請求項3に記載のラミネート装置に
よれば、請求項2に記載のラミネート装置の効果に加え
更に、幅方向検出部及び搬送方向切断部を被貼付媒体の
幅方向に走査して、幅方向検出部を介して被貼付媒体が
検出された位置を基準に搬送方向切断部による積層体切
断位置を設定することが可能となり、被貼付媒体の幅方
向に関する有無検出と、搬送方向切断部による積層体切
断位置を効率的に行うことが可能となる。
【0110】また、請求項4に記載のラミネート装置に
よれば、請求項2又は請求項3に記載のラミネート装置
の効果に加え更に、幅方向検出部、及び、貼付媒体幅方
向長検出部による検出結果に基づいて、被貼付媒体の幅
方向長よりも貼付媒体の幅方向長が短いために積層体を
形成することが不可能であると判断した場合には、被貼
付媒体搬送部による被貼付媒体の供給を停止させること
により、ラミネート装置本体内で被貼付媒体が詰まって
しまうことや、不良品を形成してしまうことを未然に防
止することが可能となる。
【0111】更に、請求項5に記載のラミネート装置に
よれば、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のラミ
ネート装置の効果に加え更に、被貼付媒体を第一搬送量
分搬送した際に、被貼付媒体搬送部よりも搬送方向上流
側に設けられた搬送方向検出部又は幅方向検出部によっ
て被貼付媒体が検出されなかった場合に、被貼付媒体の
搬送方向長が短いために積層体を形成することが不可能
であると判断して、被貼付媒体搬送部による被貼付媒体
の供給を停止することにより、ラミネート装置本体内で
被貼付媒体が詰まってしまうことや、不良品を形成して
しまうことを未然に防止することが可能となる。
【0112】また、請求項6に記載のラミネート装置に
よれば、請求項5に記載のラミネート装置の効果に加え
更に、搬送方向検出部又は幅方向検出部が何らかの障害
のために被貼付媒体の検出を正常に行うことが不可能と
なっても、被貼付媒体を第二搬送量分搬送した際に積層
体搬送部の駆動を停止するので、搬送方向検出部又は幅
方向検出部による被貼付媒体の検出ミスに起因して積層
体を絶えず形成してしまい、貼付媒体を無駄に消耗して
しまうことを未然に防止することが可能となる。
【0113】更に、請求項7に記載のラミネート装置に
よれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のラミ
ネート装置の効果に加え更に、不用意に積層体を切断す
るべきでない状態であるにも拘わらず、積層体の切断指
示方法が容易であるために、使用者が要望していない位
置において積層体を切断してしまうという問題を良好に
回避することが可能となる。
【0114】また、請求項8に記載のラミネート装置に
よれば、請求項7に記載のラミネート装置の効果に加え
更に、簡単な構成で積層体の切断指示方法を異ならせる
ことが可能となるばかりでなく、不用意に積層体を切断
すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体を切断し
てしまうという問題を良好に回避することが可能とな
る。
【0115】更に、請求項9に記載のラミネート装置に
よれば、請求項8に記載のラミネート装置の効果に加え
更に、自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介し
て被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態
であるときは、幅方向切断部による積層体の切断を実行
する指示継続時間が長いので、自動作成モードを一時停
止させた際に、使用者の不注意によって積層体を切断し
てしまうという問題を良好に回避することが可能となる
とともに、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部を
介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された
状態であるときは、幅方向切断部による積層体の切断を
実行する指示継続時間が短いので、手動作成モードによ
って積層体を作成している際に、積層体の切断がなかな
か実行されないという問題を良好に回避することが可能
となる。
【0116】また、請求項10に記載のラミネート装置
によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のラ
ミネート装置の効果に加え更に、不用意に積層体を切断
するべきでない状態であるにも拘わらず、積層体の切断
指示方法が容易であるために、使用者が要望していない
位置において積層体を切断してしまうという問題を良好
に回避することが可能となる。
【0117】更に、請求項11に記載のラミネート装置
によれば、請求項10に記載のラミネート装置の効果に
加え更に、簡単な構成で積層体の切断指示方法を異なら
せることが可能となるばかりでなく、不用意に積層体を
切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体を切
断してしまうという問題を良好に回避することが可能と
なる。
【0118】また、請求項12に記載のラミネート装置
によれば、請求項11に記載のラミネート装置の効果に
加え更に、積層体形成エラーによって積層体の形成が停
止されているときは、幅方向切断部による積層体の切断
を実行する指示継続時間が長いので、積層体形成エラー
の際に、適切な判断を促すことが可能となるとともに、
積層体形成エラーでない状態で積層体の形成が停止され
ているときは、幅方向切断部による積層体の切断を実行
する指示継続時間が短いので、通常時の積層体形成停止
であるにも拘わらず、積層体の切断がなかなか実行され
ないという問題を良好に回避することが可能となる。
【0119】更に、請求項13に記載のラミネート装置
によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のラ
ミネート装置の効果に加え更に、幅方向切断部による積
層体の切断位置上に積層体が存在しており、不用意に積
層体の切断を実行するべきでない状態であるにも拘わら
ず、積層体の切断指示方法が容易であるために、使用者
が要望していない位置において積層体を切断してしまう
という問題を良好に回避することが可能となる。
【0120】また、請求項14に記載のラミネート装置
によれば、請求項13に記載のラミネート装置の効果に
加え更に、簡単な構成で積層体の切断指示方法を異なら
せることが可能となるばかりでなく、不用意に積層体を
切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体を切
断してしまうという問題を良好に回避することが可能と
なる。
【0121】更に、請求項15に記載のラミネート装置
によれば、請求項14に記載のラミネート装置の効果に
加え更に、幅方向切断部による積層体の切断位置上に積
層体が存在していると判断した場合は、幅方向切断部に
よる積層体の切断を実行する指示継続時間が長いので、
幅方向切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在
しているにも拘わらず、積層体の切断を不用意に切断し
てしまうことを防止することが可能となるとともに、幅
方向切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在し
ていないと判断した場合は、幅方向切断部による積層体
の切断を実行する指示継続時間が短いので、幅方向切断
部による積層体の切断位置上に積層体が存在していない
にも拘わらず、積層体の切断がなかなか実行されないと
いう問題を良好に回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るラミネート装置の外
観を示した外観斜視図である。
【図2】パネル操作部の拡大図である。
【図3】蓋カバーを開放した状態のラミネート装置の外
観を示した外観斜視図である。
【図4】シートカセットを取り外した状態のシートカセ
ット収納部周辺を示した概略上方視図である。
【図5】ラミネート装置の概略側断面図である。
【図6】ラミネート装置のブロック構成図である。
【図7】ラミネート装置の積層体形成過程を示した積層
体形成処理フローチャート図である。
【図8】ラミネート装置の積層体形成過程を示した積層
体形成処理フローチャート図である。
【図9】ラミネート装置の積層体形成過程を示した積層
体形成処理フローチャート図である。
【図10】ラミネート装置の積層体形成過程を示した積
層体形成処理フローチャート図である。
【図11】積層体の切断位置を示した積層体切断位置図
である。
【図12】手動切断ボタン処理の処理過程を示した手動
切断ボタン処理フローチャート図である。
【図13】他の実施形態に係る手動切断ボタン処理の処
理過程を示した手動切断ボタン処理フローチャート図で
ある。
【図14】従来のラミネート装置の外観を示した概略外
観斜視図である。
【図15】ラミネート装置の内部構成を示した概略側断
面図である。
【符号の説明】
1 ラミネート装置 3 本体筐体 5 用紙 7 給紙トレイ 11 パネル操作部 13 蓋カバー 19 手動切断ボタン 21 手動搬送ボタン 23 スタート/ストップボタン 25 切断モード選択スイッチ 27 第一シート 29 第二シート 31 シートカセット 32 シートカセット収納部 39 X軸用紙センサ 40 Y軸カッタ対 41 第一Y軸カッタ 42 第二Y軸カッタ 43 アーム部材 45 X軸カッタ 47 カセット識別センサ 49 給紙ローラ 53 貼付ローラ 57 積層体 59 排紙ローラ 65 第一シートロール 67 第二シートロール 69 Y軸用紙センサ 71 ROM 73 タイマ 75 駆動モータ 77 スピーカ 79 LED 83 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01B AK41A AT00A BA02 BA10A BA10B CB05 EC182 EJ192 EJ303 EK03 EK06 EK08 EK11 EK13 4F211 AA24 AD05 AD06 AD08 AG01 AG03 AH81 AM22 AM32 AP06 AP10 AP11 AR07 AR11 SA07 SC06 SD01 SJ13 SJ15 SJ29 SP04 SP43 SP48 SW23

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネ
    ートすることにより積層体を形成可能なラミネート装置
    において、 前記被貼付媒体をラミネート装置本体内へと供給可能な
    被貼付媒体搬送部と、 前記被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートすると
    ともに、形成された積層体を所定搬送方向に搬送可能な
    積層体搬送部と、 前記被貼付媒体搬送部の近傍に設けられ、前記被貼付媒
    体の搬送方向に関する有無検出を実行可能な搬送方向検
    出部と、 前記積層体搬送部よりも搬送方向下流側に設けられ、前
    記搬送方向に直交する幅方向へと移動することにより積
    層体の切断位置を設定するとともに、前記積層体を搬送
    方向に沿って切断可能な搬送方向切断部と、 前記積層体搬送部よりも搬送方向下流側に設けられ、前
    記搬送方向検出部を介して得られた検出結果に基づいて
    積層体の切断位置を設定するとともに、前記積層体を幅
    方向に沿って切断可能な幅方向切断部と、 前記被貼付媒体搬送部、積層体搬送部、及び、幅方向切
    断部を駆動する少なくとも一つの駆動モータとを備える
    ことを特徴とするラミネート装置。
  2. 【請求項2】 前記被貼付媒体搬送部の近傍に設けら
    れ、前記被貼付媒体の幅方向に関する有無検出を実行可
    能な幅方向検出部を更に備え、 前記搬送方向切断部は、前記幅方向検出部を介して得ら
    れた検出結果に基づいて、前記駆動モータの駆動により
    積層体の切断位置を設定することを特徴とする請求項1
    に記載のラミネート装置。
  3. 【請求項3】 前記幅方向検出部は、前記被貼付媒体の
    幅方向に走査することにより、前記被貼付媒体の幅方向
    に関する有無検出を実行可能であるとともに、連結部を
    介して搬送方向切断部と一体に形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載のラミネート装置。
  4. 【請求項4】 前記貼付媒体の幅方向長を認識可能な貼
    付媒体幅方向長認識部を更に備え、 前記幅方向検出部を介して得られた検出結果に基づいて
    認識された被貼付媒体の幅方向長と、前記貼付媒体幅方
    向長認識部を介して認識された貼付媒体の幅方向長とを
    比較することにより、前記積層体の形成可否を判断する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のラミネ
    ート装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送方向検出部又は幅方向検出部の
    少なくとも一方は、前記被貼付媒体搬送部よりも搬送方
    向上流側に設けられ、前記被貼付媒体搬送部を介して被
    貼付媒体を第一搬送量分搬送した際に、前記被貼付媒体
    搬送部よりも上流側に設けられた搬送方向検出部又は幅
    方向検出部を介して得られる被貼付媒体の有無検出結果
    を参照することにより、前記積層体の形成可否を判断す
    ることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに
    記載のラミネート装置。
  6. 【請求項6】 前記被貼付媒体を第一搬送量分よりも大
    きい第二搬送量分搬送した際に、前記搬送方向検出部又
    は幅方向検出部を介して被貼付媒体が検出された場合
    は、前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部を駆動停止
    することを特徴とする請求項5に記載のラミネート装
    置。
  7. 【請求項7】 前記被貼付媒体搬送部、又は/及び、積
    層体搬送部の駆動開始と、前記被貼付媒体搬送部及び積
    層体搬送部の駆動停止とを選択的に指示可能な手動搬送
    指示部と、 前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止して
    いる際に、前記幅方向切断部を介して積層体の切断を指
    示可能な手動切断指示部と、 前記駆動モータを介して、少なくとも被貼付媒体搬送
    部、積層体搬送部、及び、幅方向切断部の駆動開始/停
    止を制御することにより、前記積層体の形成開始から形
    成終了まで実行して、前記被貼付媒体の搬送方向長及び
    幅方向長に基づいた積層体を自動形成可能な自動作成モ
    ードと、前記手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送
    部、又は/及び、積層体搬送部の駆動開始/停止を実行
    するとともに、前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部
    が駆動停止している際に、前記手動切断指示部を介して
    幅方向切断部による積層体の切断を実行することによ
    り、前記手動搬送指示部及び手動切断指示部を介して得
    られる指示に基づいた積層体を手動形成可能な手動作成
    モードからなる少なくとも2つの積層体形成モードと、 前記自動作成モードにおける積層体の形成開始から形成
    終了の間に、前記積層体の自動作成を停止/再開指示可
    能な自動作成指示部とを更に備え、 前記手動切断指示部は、前記自動作成モードにおいて、
    前記自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層
    体搬送部が停止された状態と、前記手動作成モードにお
    いて、前記手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及
    び積層体搬送部が停止された状態とでは、前記手動切断
    指示部に対する積層体の切断指示方法を異ならせること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    ラミネート装置。
  8. 【請求項8】 前記手動切断指示部に対する指示継続時
    間を計測可能なタイマを更に備え、 前記手動切断指示部は、前記自動作成モードにおいて、
    前記自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層
    体搬送部が停止された状態と、前記手動作成モードにお
    いて、前記手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及
    び積層体搬送部が停止された状態とでは、前記幅方向切
    断部による積層体の切断を実行する指示継続時間を異な
    らせることを特徴とする請求項7に記載のラミネート装
    置。
  9. 【請求項9】 前記幅方向切断部による積層体の切断を
    実行する指示継続時間は、前記自動作成モードにおい
    て、前記自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び
    積層体搬送部が停止された状態であるときは長く、前記
    手動作成モードにおいて、前記手動搬送指示部を介して
    被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態で
    あるときは短くすることを特徴とする請求項8に記載の
    ラミネート装置。
  10. 【請求項10】 前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送
    部が駆動停止している際に、前記幅方向切断部を介して
    積層体の切断を指示可能な手動切断指示部と、 前記駆動モータを介して、少なくとも被貼付媒体搬送
    部、積層体搬送部、及び、幅方向切断部を駆動させて積
    層体を形成する際に、前記被貼付媒体の搬送方向長及び
    幅方向長に基づいた積層体を形成できないと判断した場
    合は、積層体形成エラーとし、前記被貼付媒体搬送部及
    び積層体搬送部を駆動停止させるエラー判定部とを更に
    備え、 前記手動切断指示部は、前記積層体形成エラーであるか
    否かによって、前記手動切断指示部に対する積層体の切
    断指示方法を異ならせることを特徴とする請求項1乃至
    請求項6のいずれかに記載のラミネート装置。
  11. 【請求項11】 前記手動切断指示部に対する指示継続
    時間を計測可能なタイマを更に備え、 前記手動切断指示部は、前記積層体形成エラーであるか
    否かによって、前記幅方向切断部による積層体の切断を
    実行する指示継続時間を異ならせることを特徴とする請
    求項10に記載のラミネート装置。
  12. 【請求項12】 前記幅方向切断部による積層体の切断
    を実行する指示継続時間は、前記積層体形成エラーであ
    るときは長く、前記積層体形成エラーでないときは短く
    することを特徴とする請求項11に記載のラミネート装
    置。
  13. 【請求項13】 前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送
    部が駆動停止している際に、前記幅方向切断部を介して
    積層体の切断を指示可能な手動切断指示部を更に備え、 前記手動切断指示部は、前記被貼付媒体搬送部及び積層
    体搬送部が駆動停止している際に、前記搬送方向検出部
    又は幅方向検出部を介して得られる被貼付媒体の有無検
    出結果に基づいて、前記幅方向切断部による積層体の切
    断位置上に積層体が存在していると判断した場合と、前
    記幅方向切断部による積層体の切断位置上に積層体が存
    在していないと判断した場合とでは、前記手動切断指示
    部に対する積層体の切断指示方法を異ならせることを特
    徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のラミ
    ネート装置。
  14. 【請求項14】 前記手動切断指示部に対する指示継続
    時間を計測可能なタイマを更に備え、 前記手動切断指示部は、前記被貼付媒体搬送部及び積層
    体搬送部が駆動停止している際に、前記搬送方向検出部
    又は幅方向検出部を介して得られる被貼付媒体の有無検
    出結果に基づいて、前記幅方向切断部による積層体の切
    断位置上に積層体が存在していると判断した場合と、前
    記幅方向切断部による積層体の切断位置上に積層体が存
    在していないと判断した場合とによって、前記幅方向切
    断部による積層体の切断を実行する指示継続時間を異な
    らせることを特徴とする請求項13に記載のラミネート
    装置。
  15. 【請求項15】 前記幅方向切断部による積層体の切断
    を実行する指示継続時間は、前記幅方向切断部による積
    層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場
    合は長く、前記幅方向切断部による積層体の切断位置上
    に積層体が存在していないと判断した場合は短くするこ
    とを特徴とする請求項14に記載のラミネート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010006061A (ja) * 2008-05-27 2010-01-14 Fujipura Kk ラミネータ

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