JP4193272B2 - ラミネート装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿やカード等の被貼付媒体の表面上に、合成樹脂フィルム等の貼付媒体を覆うことにより、積層体を形成可能なラミネート装置に係り、特に、積層体の形成過程を簡略化することにより、使用者にかかる手間や負担を良好に低減可能なラミネート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、原稿やカード等の用紙の表面上に、粘着材が塗布された合成樹脂フィルム等のシートを貼り付けることにより、積層体を形成可能なラミネート装置が実用化されている。
【0003】
図14は、従来のラミネート装置の一例を異なる2つの視点から示した概略外観斜視図、及び、図15は、このラミネート装置の内部構成を示した概略側断面図である。
【0004】
図14に示されるように、このラミネート装置101は、本体筐体103に、原稿やカード等の用紙105(図15参照)を載置可能な給紙トレイ107と、非粘着シート109と粘着シート111を同一筐体内に収納可能なシートカセット113と、所定方向に回動させることにより積層体123(図15参照)を形成可能なハンドル115と、用紙105の用紙搬送方向(以下、Y軸方向と称する)に直交する用紙幅方向(以下、X軸方向と称する)に走査することにより積層体123を切断可能なX軸カッタ117等を備えることにより構成されている。
【0005】
このように構成されたラミネート装置101は、図15に示されるように、用紙105を本体筐体103内部に供給する用紙供給エリアAと、用紙105の表面上を覆う非粘着シート109及び粘着シート111を供給するシート供給エリアBと、ハンドル115の回動力を享受する駆動ローラ119、及び、駆動ローラ119の回動力を享受する従動ローラ121を介して、用紙105の表面上に非粘着シート109及び粘着シート111を貼り付け、積層体123を形成する積層体形成エリアCと、X軸カッタ117を介して積層体123をX軸方向に切断する積層体切断エリアDとからなる4つのエリアA〜Dを有しており、用紙105が、これらの各エリアA〜Dを経由することにより所望の積層体123が形成される構成となっている。
【0006】
尚、シート供給エリアBに設けられたシートカセット113は、長尺帯状に形成されたポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂フィルムからなる非粘着シート109をロール状に巻回した非粘着シートロール125と、片面に粘着材が塗布された合成樹脂フィルムからなる粘着シート111をその粘着材を内側に保ちながらロール状に巻回した粘着シートロール127とを、回動可能に軸支しており、これにより、非粘着シート109と粘着シート111の間に、常に、粘着材が介在する様に構成されている。
【0007】
また、給紙トレイ107の先端部には、供給する用紙105を駆動ローラ119と従動ローラ121の挟持位置まで案内するための用紙搬送経路を形成するガイド部材129が設けられており、給紙トレイ107は、このガイド部材129が非粘着シートロール125と粘着シートロール127の間に位置するように、本体筐体103端部に突出配設されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来のラミネート装置101を用いて所望の積層体123を形成する際には、用紙105を給紙トレイ107及びガイド部材129を介して、駆動ローラ119と従動ローラ121の挟持位置まで差し込み、ハンドル115を用紙105のY軸長に応じた分だけ回動させて、駆動ローラ119と従動ローラ121による挟持力を介して、用紙105の表面上に非粘着シート109及び粘着シート111を貼り付けた後、X軸カッタ117を走査して積層体123を切断することにより、所望の積層体123を形成しているため、使用者は、積層体123に関する全ての形成過程を確認しながら手動で形成する必要があり、使用者に非常に大きな手間や負担を与えていた。
【0009】
特に、非粘着シート109及び粘着シート111のX軸長に対して、用紙105のX軸長が極端に小さい場合では、積層体123を形成した後に、用紙105の端部からはみ出した非粘着シート109及び粘着シート111を、はさみやカッタ等によって別途切断する必要があり、これらの使用者にかかる手間や負担は、非常に深刻な問題となっていた。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、積層体の形成開始から形成終了に係る形成過程を簡略化するとともに、用紙のサイズに応じた積層体を形成可能とすることにより、使用者にかかる手間や負担を良好に低減可能なラミネート装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のラミネート装置は、貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートすることにより積層体を形成可能なラミネート装置において、被貼付媒体をラミネート装置本体内へと供給可能な被貼付媒体搬送部と、被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートするとともに、形成された積層体を所定搬送方向に搬送可能な積層体搬送部と、被貼付媒体搬送部の近傍に設けられ、被貼付媒体の搬送方向又はその搬送方向に直交する幅方向に関する有無検出を実行可能な検出部と、その検出部の検出結果に基づいて積層体を切断する切断部とを備え、検出部は、被貼付媒体搬送部よりも搬送方向上流側に設けられ、被貼付媒体搬送部によって被貼付媒体を第一搬送量分搬送した後被貼付媒体の有無検出を実行し、被貼付媒体が無いと検出された場合には、被貼付媒体搬送部を駆動停止することを特徴とするものである。
【0020】
このラミネート装置によれば、被貼付媒体を第一搬送量分搬送した際に、被貼付媒体搬送部よりも搬送方向上流側に設けられた検出部によって被貼付媒体の有無検出を行うことにより、積層体が形成可能であるか否かが判断される。これにより、被貼付媒体を第一搬送量分搬送した際に、被貼付媒体搬送部よりも搬送方向上流側に設けられた検出部によって被貼付媒体が検出されなかった場合に、被貼付媒体の搬送方向長が短いために積層体を形成することが不可能であると判断して、被貼付媒体搬送部による被貼付媒体の供給を停止することにより、ラミネート装置本体内で被貼付媒体が詰まってしまうことや、不良品を形成してしまうことを未然に防止することが可能となる。
【0021】
また、請求項2に記載のラミネート装置は、請求項1に記載のラミネート装置において、被貼付媒体を第一搬送量分よりも大きい第二搬送量分搬送した際に、検出部を介して被貼付媒体が検出された場合は、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部を駆動停止することを特徴とするものである。
【0022】
このラミネート装置によれば、被貼付媒体を第二搬送量分搬送した際に、検出部を介して被貼付媒体が検出された場合は、積層体搬送部の駆動が停止される。これにより、検出部が何らかの障害のために被貼付媒体の検出を正常に行うことが不可能となっても、被貼付媒体を第二搬送量分搬送した際に積層体搬送部の駆動を停止するので、検出部による被貼付媒体の検出ミスに起因して積層体を絶えず形成してしまい、貼付媒体を無駄に消耗してしまうことを未然に防止することが可能となる。
【0023】
更に、請求項3に記載のラミネート装置は、被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートすることにより積層体を形成可能なラミネート装置において、被貼付媒体をラミネート装置本体内へと供給可能な被貼付媒体搬送部と、被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートするとともに、形成された積層体を所定搬送方向に搬送可能な積層体搬送部と、被貼付媒体搬送部の近傍に設けられ、被貼付媒体の搬送方向又はその搬送方向に直交する幅方向に関する有無検出を実行可能な検出部と、その検出部の検出結果に基づいて積層体を切断する切断部と、被貼付媒体搬送部、又は/及び、積層体搬送部の駆動開始と、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部の駆動停止とを選択的に指示可能な手動搬送指示部と、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、切断部を介して積層体の切断を指示可能な手動切断指示部と、被貼付媒体搬送部、積層体搬送部、及び、切断部の駆動開始/停止を制御することにより、積層体の形成開始から形成終了まで実行して、被貼付媒体の搬送方向長及び幅方向長に基づいた積層体を自動形成可能な自動作成モードと、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部、又は/及び、積層体搬送部の駆動開始/停止を実行するとともに、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、手動切断指示部を介して切断部による積層体の切断を実行することにより、手動搬送指示部及び手動切断指示部を介して得られる指示に基づいた積層体を手動形成可能な手動作成モードからなる少なくとも2つの積層体形成モードと、自動作成モードにおける積層体の形成開始から形成終了の間に、積層体の自動作成を停止/再開指示可能な自動作成指示部とを備え、手動切断指示部は、自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態と、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態とでは、手動切断指示部に対する積層体の切断指示方法を異ならせることを特徴とするものである。
【0024】
このラミネート装置によれば、自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態と、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態とでは、手動切断指示部に対する積層体の切断指示方法が異なる。これにより、不用意に積層体を切断するべきでない状態であるにも拘わらず、積層体の切断指示方法が容易であるために、使用者が要望していない位置において積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0025】
また、請求項4に記載のラミネート装置は、請求項3に記載のラミネート装置において、手動切断指示部に対する指示継続時間を計測可能なタイマを更に備え、手動切断指示部は、自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態と、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態とでは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間を異ならせることを特徴とするものである。
【0026】
このラミネート装置によれば、自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態と、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態とでは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が異なる。これにより、簡単な構成で積層体の切断指示方法を異ならせることが可能となるばかりでなく、不用意に積層体を切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0027】
更に、請求項5に記載のラミネート装置は、請求項4に記載のラミネート装置において、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間は、自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは長く、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは短くすることを特徴とするものである。
【0028】
このラミネート装置によれば、自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が長く、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が短くなるように構成される。これにより、自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が長いので、自動作成モードを一時停止させた際に、使用者の不注意によって積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となるとともに、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が短いので、手動作成モードによって積層体を作成している際に、積層体の切断がなかなか実行されないという問題を良好に回避することが可能となる。
【0029】
また、請求項6に記載のラミネート装置は、被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートすることにより積層体を形成可能なラミネート装置において、被貼付媒体をラミネート装置本体内へと供給可能な被貼付媒体搬送部と、被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートするとともに、形成された積層体を所定搬送方向に搬送可能な積層体搬送部と、被貼付媒体搬送部の近傍に設けられ、被貼付媒体の搬送方向又はその搬送方向に直交する幅方向に関する有無検出を実行可能な検出部と、その検出部の検出結果に基づいて積層体を切 断する切断部と、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、切断部を介して積層体の切断を指示可能な手動切断指示部と、被貼付媒体搬送部、積層体搬送部、及び、切断部を駆動させて積層体を形成する際に、被貼付媒体の搬送方向長及び幅方向長に基づいた積層体を形成できないと判断した場合は、積層体形成エラーとし、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部を駆動停止させるエラー判定部とを備え、手動切断指示部は、積層体形成エラーであるか否かによって、手動切断指示部に対する積層体の切断指示方法を異ならせることを特徴とするものである。
【0030】
このラミネート装置によれば、積層体形成エラーであるか否かによって、手動切断指示部に対する積層体の切断指示方法が異なる。これにより、不用意に積層体を切断するべきでない状態であるにも拘わらず、積層体の切断指示方法が容易であるために、使用者が要望していない位置において積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0031】
更に、請求項7に記載のラミネート装置は、請求項6に記載のラミネート装置において、手動切断指示部に対する指示継続時間を計測可能なタイマを更に備え、手動切断指示部は、積層体形成エラーであるか否かによって、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間を異ならせることを特徴とするものである。
【0032】
このラミネート装置によれば、積層体形成エラーであるか否かによって、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が異なる。これにより、簡単な構成で積層体の切断指示方法を異ならせることが可能となるばかりでなく、不用意に積層体を切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0033】
また、請求項8に記載のラミネート装置は、請求項7に記載のラミネート装置において、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間は、積層体形成エラーであるときは長く、積層体形成エラーでないときは短くすることを特徴とするものである。
【0034】
このラミネート装置によれば、積層体形成エラーであるときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が長く、積層体形成エラーでないときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が短くなるように構成される。これにより、積層体形成エラーによって積層体の形成が停止されているときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が長いので、積層体形成エラーの際に、適切な判断を促すことが可能となるとともに、積層体形成エラーでない状態で積層体の形成が停止されているときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が短いので、通常時の積層体形成停止であるにも拘わらず、積層体の切断がなかなか実行されないという問題を良好に回避することが可能となる。
【0035】
更に、請求項9に記載のラミネート装置は、被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートすることにより積層体を形成可能なラミネート装置において、被貼付媒体をラミネート装置本体内へと供給可能な被貼付媒体搬送部と、被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートするとともに、形成された積層体を所定搬送方向に搬送可能な積層体搬送部と、被貼付媒体搬送部の近傍に設けられ、被貼付媒体の搬送方向又はその搬送方向に直交する幅方向に関する有無検出を実行可能な検出部と、その検出部の検出結果に基づいて積層体を切断する切断部と、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、切断部を介して積層体の切断を指示可能な手動切断指示部とを備え、手動切断指示部は、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、検出部を介して得られる被貼付媒体の有無検出結果に基づいて、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合と、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合とでは、手動切断指示部に対する積層体の切断指示方法を異ならせることを特徴とするものである。
【0036】
このラミネート装置によれば、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、検出部を介して得られる被貼付媒体の有無検出結果に基づいて、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合と、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合とでは、手動切断指示部に対する積層体の切断指示方法が異なる。これにより、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在しており、不用意に積層体の切断を実行するべきでない状態であるにも拘わらず、積層体の切断指示方法が容易であるために、使用者が要望していない位置において積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0037】
また、請求項10に記載のラミネート装置は、請求項9に記載のラミネート装置において、手動切断指示部に対する指示継続時間を計測可能なタイマを更に備え、手動切断指示部は、被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、検出部を介して得られる被貼付媒体の有無検出結果に基づいて、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合と、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合とによって、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間を異ならせることを特徴とするものである。
【0038】
このラミネート装置によれば、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合と、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合とによって、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が異なる。これにより、簡単な構成で積層体の切断指示方法を異ならせることが可能となるばかりでなく、不用意に積層体を切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0039】
更に、請求項11に記載のラミネート装置は、請求項10に記載のラミネート装置において、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間は、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合は長く、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合は短くすることを特徴とするものである。
【0040】
このラミネート装置によれば、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合は、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が長く、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合は、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が短くなるように構成される。これにより、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合は、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が長いので、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在しているにも拘わらず、積層体の切断を不用意に切断してしまうことを防止することが可能となるとともに、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合は、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が短いので、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないにも拘わらず、積層体の切断がなかなか実行されないという問題を良好に回避することが可能となる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0042】
図1〜図5は、本発明の一実施形態に係るラミネート装置の外部構成及び内部構成を示したものである。以下、図1〜図5を順に示しながら、ラミネート装置の外部構成及び内部構成について詳細に説明する。
【0043】
図1は、上述したラミネート装置の外観を示した外観斜視図である。図1に示されるように、このラミネート装置1は、本体筐体3に、原稿やカード等の用紙5(図5参照)を、所定の角度に保ちながら積層載置可能な給紙トレイ7と、給紙トレイ7に載置された用紙5(図5参照)の用紙幅方向(以下、X軸方向と称する)への移動を規制する用紙ガイド9と、ラミネート装置1の各種動作を指示するパネル操作部11と、ラミネート装置1の後方を回動の中心として、その前方を開放可能な蓋カバー13と、後述する積層体57(図5参照)の角を切除して円形の丸みを形成可能な角取り部15等を備えている。
【0044】
このパネル操作部11は、図2のパネル操作部拡大図に示すように、ラミネート装置1の電源ON/OFFを指示する電源スイッチ17と、後述するX軸カッタ45(図4参照)を走査することにより積層体57(図5参照)の切断を実行する手動切断ボタン19と、用紙5、第一シート27、第二シート29、あるいは、積層体57(図5参照)の搬送を指示する手動搬送ボタン21と、積層体57(図5参照)の形成開始から形成終了までを実行することにより、用紙5のサイズに基づいた積層体57を自動作成する自動作成モードの開始/停止を指示するスタート/ストップボタン23と、後述する第一Y軸カッタ41及び第二Y軸カッタ42(以下、Y軸カッタ対40と称する(図4参照))に基づく切断モードを各種選択可能な切断モード選択スイッチ25等から構成されており、これらの各種ボタン、又は/及び、スイッチ類を操作することにより、使用者の所望する積層体57(図5参照)を形成することが可能である。
【0045】
図3は、上述した図1に示す蓋カバー13を開放した状態のラミネート装置1の外観を示した外観斜視図である。図3に示されるように、蓋カバー13の内側下方には、用紙5(図5参照)の表面上を覆う一対の第一シート27及び第二シート29(図5参照)を同一筐体内に収納したシートカセット31が、本体筐体3に設けられたシートカセット収納部32に収納されている。
【0046】
このシートカセット31は、シートカセット31のX軸方向両端に設けられた一対のロック部材33を介してシートカセット収納部32内に固定収納することが可能であるとともに、ロック部材33の近傍に設けられたロック解除レバー35を操作することにより、ロック部材33によるシートカセット31の固定を解除して、シートカセット31を上方へと容易に取り出すことが可能となっている。尚、このシートカセット31は、第一シート27及び第二シート29(図5参照)の有するX軸長の異なるものが複数種類あり、用紙5(図5参照)のX軸長に適したシートカセット31を、使用者が自由に選択することが可能となっている。また、蓋カバー13の略中央部近傍には、透明な合成樹脂で形成されたシートカセット確認窓37が設けられており、これにより、シートカセット31に貼り付けられた第一シート27及び第二シート29のX軸長等が表示されたステッカー等(図示せず)を、蓋カバー13を閉じた状態(図1参照)においても容易に確認することが可能となっている。
【0047】
図4は、上述したシートカセット31を取り外した状態のシートカセット収納部32周辺を示した概略上方視図である。図4に示されるように、このシートカセット収納部32周辺には、X軸方向に走査して用紙5の有無を検出することにより用紙5のX軸長を認識可能なX軸用紙センサ39と、切断モード選択スイッチ25を介して選択された切断モードに基づいて走査することによりX軸方向の位置決めを行うとともに、積層体57の一端部を用紙搬送方向(以下、Y軸方向と称する)に沿って切断可能な第一Y軸カッタ41と、第一Y軸カッタ41と対向する位置に設けられ、切断モード選択スイッチ25を介して選択された切断モードに基づいて走査することによりX軸方向の位置決めを行うとともに、積層体57の他端部をY軸方向に沿って切断可能な第二Y軸カッタ42と、円形のロータリー刃をX軸方向に走査することにより、積層体57をX軸方向に沿って切断可能なX軸カッタ45と、シートカセット31のX軸長を識別可能なカセット識別センサ47と、Y軸方向へと搬送される用紙5の有無を検出可能なY軸用紙センサ69等が設けられている。尚、X軸用紙センサ39及び第一Y軸カッタ41は、アーム部材43を介して連結されており、これにより、X軸用紙センサ39及び第一Y軸カッタ41が、アーム部材43によるX軸方向の走査に連動する構成となっている。
【0048】
尚、上述したX軸カッタ45及びY軸カッタ対40の駆動機構については、特願平10−67755号、特願平10−67756号、特願平10−67757号等の明細書及び図面に記載された構成と略同一の構成を有しているため、ここではその詳細な説明を省略することとする。
【0049】
次に、図5に示すラミネート装置1の概略側断面図を参照しながら、ラミネート装置1の内部構成、及び、積層体57の形成過程について詳細に説明する。
【0050】
このラミネート装置1は、図5に示されるように、駆動モータ75(図6参照)の駆動力を享受する給紙ローラ49、及び、給紙ローラ49の駆動力を享受する給紙従動ローラ51を介して、用紙5を本体筐体3内部に供給する用紙供給エリアIと、用紙5の表面上を覆う第一シート27及び第二シート29を供給するシート供給エリアIIと、駆動モータ75(図6参照)からの駆動力を享受する貼付ローラ53、及び、貼付ローラ53の駆動力を享受する貼付従動ローラ55を介して、用紙5の表面上に第一シート27及び第二シート29を貼り付け、積層体57を形成する積層体形成エリアIIIと、 Y軸カッタ対40及びX軸カッタ45を介して、積層体57を切断モード選択スイッチ25によって選択された切断モードに基づいて切断する積層体切断エリアIVと、駆動モータ75(図6参照)の駆動力を享受する排紙ローラ59、及び、排紙ローラ59の駆動力を享受する排紙従動ローラ61を介して、積層体57を排出口63から本体筐体3外部に排出する積層体排出エリアVとからなる5つのエリアI〜Vを有しており、用紙5が、これらの各エリアI〜Vを経由することにより、所望の積層体57が形成される構成となっている。
【0051】
上述した用紙供給エリアIには、給紙ローラ49及び給紙従動ローラ51(以下、給紙ローラ対50と称する)よりもY軸方向上流側に設けられ、上述したアーム部材43をX軸方向に走査して用紙5の有無を検出することにより、用紙5のX軸長を認識可能なX軸用紙センサ39と、給紙ローラ対50よりもY軸方向下流側に設けられ、用紙5の有無を検出可能なY軸用紙センサ69とが設けられており、これらのX軸用紙センサ39及びY軸用紙センサ69を介して、供給される用紙5のX軸長及びY軸長を的確に認識することが可能である。
【0052】
また、シート供給エリアIIを構成するシートカセット31は、長尺帯状に形成されたポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂フィルムの片面に粘着材を塗布してなる第一シート27及び第二シート29が、各々その粘着材を内側に保たれながらロール状に巻回された第一シートロール65及び第二シートロール67を回動可能に収納しており、これにより、常に、用紙5と対向する第一シート27及び第二シート29の当接面上に粘着材が介在する様に構成されている。尚、第一シート27及び第二シート29の片面に粘着材を塗布する構成としなくても、第一シート27又は第二シート29の一方にのみ粘着材を塗布する構成としても良いし、第一シート27及び第二シート29をポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂フィルムによって形成する構成としなくても、第一シート27又は第二シート29の一方に磁気を有するフィルムによって形成することにより、積層体57を金属板上に貼付可能な構成としたり、第一シート27又は第二シート29の一方に、両面とも粘着材を塗付するとともに、その積層体57の外方となる面上に剥離紙を備えることにより、積層体57を所望の面上に貼付可能な構成としても良い。
【0053】
更に、このシートカセット31に収納された第一シートロール65の側面には、図示しない白黒連続模様からなるゼブラパターンが、第一シートロール65の軸心を中心として放射線状に形成されており、そのゼブラパターンを第一シートロール65近傍に設けられたシート識別センサ85(図6参照)を介して検出することにより、第一シートロール65の回動状態、又は、シートカセット31の種類等を認識することが可能となっている(特願平10−210490号参照)。
【0054】
尚、シートカセット31に収納された第一シートロール65の側面に、白黒連続模様からなるゼブラパターンを形成する構成としなくても、第二シートロール67の側面にゼブラパターンを形成するとともに、第二シートロール67の近傍にシート識別センサ85を備えて、そのシート識別センサ85の検出結果に基づいて第二シートロール67の回動状態、又は、シートカセット31の種類等を認識する構成としても良いし、第一シート27、又は/及び、第二シート29の両X軸端部に、第一シート27、又は/及び、第二シート29の搬送状況を検出可能なマーキングを施し、そのマーキングの検出結果に基づいて、第一シートロール65、又は/及び、第二シートロール67の回動状態を認識する構成(特願平10−163930号参照)としても良い。
【0055】
また、積層体切断エリアIVに設けられたY軸カッタ対40は、図示しない駆動機構を介して、上下方向(X軸及びY軸と直交する方向であり、以下、Z軸方向と称する)に移動可能な構成となっており、これにより、積層体57を必要に応じて切断/非切断することが可能となっている。
【0056】
更に、このラミネート装置1は、給紙ローラ対50と、貼付ローラ53及び貼付従動ローラ55(以下、貼付ローラ対54と称する)との間のY軸長(約90mm(約名刺長手サイズ))以上の用紙5を扱うことが可能である。一方、アーム部材43をX軸方向に走査することにより、X軸用紙センサ39を介して検出可能な用紙5のX軸長は、55mm〜216mmである。このため、このラミネート装置1が対応可能な用紙5のサイズは、X軸長が55mm〜216mmであり、かつ、Y軸長が90mm以上の用紙5となっている。
【0057】
次に、図6に示すラミネート装置1のブロック構成図を参照しながら、ラミネート装置1に設けられた各要素間の構成について説明する。
【0058】
図6に示されるように、このラミネート装置1は、電源スイッチ17、手動切断ボタン19、手動搬送ボタン21、及び、スタート/ストップボタン23等を備えるパネル操作部11と、スタート/ストップボタン23を介して指示される自動作成モードの開始/停止に基づいて、用紙5のサイズに基づいた積層体57を自動作成する際に実行される各種構成要素の動作を指示する積層体形成処理プログラム等の各種プログラムが記憶されたROM71と、給紙ローラ対50、貼付ローラ対54、排紙ローラ59及び排紙従動ローラ61(以下、排紙ローラ対60と称する)等に駆動力を与える駆動モータ75と、各種時間の計測を実行可能なタイマ73と、各種エラー時や各種入力受付時等に鳴動することにより、使用者にその旨を報知可能なスピーカ77と、各種エラー時や各種入力受付時等に点灯/点滅することにより、使用者にその旨を報知可能なLED79と、用紙5の有無やX軸長を検出可能なX軸用紙センサ39と、用紙5の有無やY軸長を検出可能なY軸用紙センサ69と、シートカセット31のX軸長を識別可能なカセット識別センサ47と、第一シートロール65の回動状況やシートカセット31の種類等を認識可能なシート識別センサ85等が、バス81を介してCPU83と接続されることにより、統制・制御可能な構成となっている。
【0059】
尚、CPU83は、上述した各構成要素を統制・制御するほかに、用紙5を検出するまでに要したX軸用紙センサ39のX軸方向に関する走査量から用紙5のX軸長を測定したり、Y軸用紙センサ69がONされている期間及びその期間中に行われた給紙ローラ49の駆動量から用紙5のY軸長を測定したりする用紙サイズ計測処理や、X軸用紙センサ39、Y軸用紙センサ69、カセット識別センサ47、シート識別センサ85等を介して、用紙サイズに準じた積層体57を形成できない場合等に、エラー判定を行うエラー判定処理を実行する構成となっている。
【0060】
また、給紙ローラ49、貼付ローラ53、排紙ローラ59、アーム部材43、X軸カッタ45、及び、Y軸カッタ対40等の駆動・走査を一つの駆動モータ75のみで行う構成としなくても良く、複数の駆動モータ75を備える構成としても良い。
【0061】
次に、上述したROM71に記憶された積層体形成処理プログラムを介して実行される積層体形成過程を、図7〜図10に示す積層体形成処理フローチャート図を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に示す積層体処理プログラムは、用紙5のサイズに準じた積層体57を自動作成する際に用いられる処理プログラムであり、この積層体処理プログラムに基づく積層体57の自動作成は、スタート/ストップボタン23を介して、随時停止/再開を指示することが可能である。更に、積層体57は、上述したスタート/ストップボタン23による自動作成の他に、手動切断ボタン19及び手動搬送ボタン21による指示に基づいて形成する手動作成が設けられており、これにより、使用者の目的に応じた積層体57を形成することが可能となっている。
【0062】
まず、使用者がパネル操作部11に設けられたスタート/ストップボタン23を介して、積層体57の自動作成開始が指示されたかを確認する(S1)。ここで、使用者からの積層体自動作成開始の指示がない場合(S1:NO)は、使用者からの積層体形成実行の指示があるまで(S1:YES)、待機状態となる。尚、この待機状態(S1:NO)において、使用者は、本体筐体3に設けられた蓋カバー13を開放することにより、シートカセット収納部32内に収納されたシートカセット31を交換したり、各種メンテナンスを行うことが可能である。
【0063】
一方、S1の判断において、スタート/ストップボタン23を介して使用者からの積層体自動作成開始の指示が確認された場合(S1:YES)は、用紙5の先端がY軸用紙センサ69によって検出可能な位置まで、給紙ローラ49を駆動させる(S3)。尚、供給される用紙5は、使用者によって、給紙トレイ7の右端壁に当接させる構成となっており、このため、Y軸用紙センサ69は、X軸長の短い用紙5にも対応できるように、本体筐体3の中央よりも右寄りに配置されている(図4参照)。
【0064】
そして、用紙5の先端が、Y軸用紙センサ69による検出可能位置まで搬送された後(S3)は、このY軸用紙センサ69を介して用紙5の有無を確認する(S5)。ここで、Y軸用紙センサ69を介して用紙5が検出されない場合(S5:NO)は、使用者によって給紙トレイ7上に用紙5が供給されなかったものと判断し、スピーカ77、又は/及び、LED79を介してその旨を使用者に報知して(S7)、この積層体形成処理を終了する。
【0065】
一方、Y軸用紙センサ69を介して用紙5が検出された場合(S5:YES)は、アーム部材43をX軸方向に走査するとともに、アーム部材43の一端部に設けられたX軸用紙センサ39によって、供給された用紙5のX軸長を測定する(S9)。尚、このX軸用紙センサ39を介して検出可能な用紙5のX軸長は、55mm(約名刺短手サイズ)〜216mm(約A4短手サイズ)であり、ラミネート装置1の積層体形成可能サイズに対応している。また、このアーム部材43の他端部には、第一Y軸カッタ41が設けられており、S9の処理におけるアーム部材43のX軸方向に関する停止位置は、第一Y軸カッタ41の下降位置と一致している。更に、この第一Y軸カッタ41の下降位置は、切断モード選択スイッチ25を介して選択された切断モードに対応しており、図11に示されるように、余白有りモード(図11(A)参照)の場合は、用紙5から4.5mm外方を切断する位置、余白なしモード(図11(B)参照)の場合は、用紙5から内方1.5mmを切断する位置となっている。また、同様に、この切断モード選択スイッチ25を介して選択された切断モードに従って、第二Y軸カッタ42が、図示しない駆動機構を介して、第二Y軸カッタ42の下降位置へと移動する構成となっている。
【0066】
S9の処理を介して用紙5のX軸長を測定した後は、その用紙5のX軸長が、所定範囲内(55mm〜216mm)であるかを判断する(S11)。このS11の判断において、用紙5のX軸長が所定範囲内でない場合(S11:NO)は、使用者によって給紙トレイ7上に供給された用紙5が、ラミネート装置1の積層体形成可能サイズ外のものであると判断し、スピーカ77、又は/及び、LED79を介してその旨を使用者に報知して(S13)、この積層体形成処理を終了する。
【0067】
一方、S11の判断において、用紙5のX軸長が所定範囲内のものであると判断した場合(S11:YES)は、次に、カセット識別センサ47を介して、シートカセット31に収納された第一シート27及び第二シート29のX軸長を認識した後(S15)、この第一シート27及び第二シート29のX軸長と、S9の処理において測定された用紙5のX軸長の大小関係を判断する(S17)。
【0068】
このS17の判断において、第一シート27及び第二シート29のX軸長よりも、用紙5のX軸長の方が長い場合は(S17:NO)、使用者によって給紙トレイ7上に供給された用紙5のX軸長が、シートカセット31に収納された第一シート27及び第二シート29のX軸長よりも長いために、積層体57を形成できないと判断し、スピーカ77、又は/及び、LED79を介してその旨を使用者に報知して(S13)、この積層体形成処理を終了する。
【0069】
一方、S17の判断において、第一シート27及び第二シート29のX軸長よりも、用紙5のX軸長の方が短い場合(S17:YES)は、用紙5のY軸長がラミネート装置1の積層体形成可能Y軸長(約90mm)以上であるか判断するために、用紙5の先端からX軸用紙センサ39までの距離が積層体形成可能Y軸長となるように、給紙ローラ49を駆動させ(S19)、その給紙ローラ49を駆動させた位置において、X軸用紙センサ39を介して用紙5が検出されるか否かを判断する(S21)。このS21の判断において、X軸用紙センサ39を介して用紙5が検出されなかった場合(S21:NO)は、用紙5のY軸長が積層体形成可能Y軸長以上でないために、ラミネート装置1の積層体形成可能サイズではないと判断し、スピーカ77、又は/及び、LED79を介してその旨を使用者に報知して(S22)、この積層体形成処理を終了する。
【0070】
一方、S21の判断において、X軸用紙センサ39を介して用紙5が検出された場合(S21:YES)は、S9〜S21までの処理の間において、切断モード選択スイッチ25を介して切断モードの変更が行われたかを確認する(S23)。このS23の判断において、切断モードの変更が確認された場合(S23:YES)は、その切断モードに従って、アーム部材43を走査して、第一Y軸カッタ41の下降位置を変更する(S25)。尚、同時に、第二Y軸カッタ43の下降位置に関しても同様に変更される。
【0071】
このS23の判断において、切断モードの変更がない場合(S23:NO)、あるいは、切断モードの変更に応じて、Y軸カッタ対40の下降位置が変更された後(S25)は、用紙5の先端が貼付ローラ対54の挟持位置に到達するまで、給紙ローラ49を駆動させる(S27)。その後、貼付ローラ53を駆動させて、Y軸カッタ対40を下降する位置まで積層体57を搬送するとともに(S29)、その積層体57の搬送先において、Y軸カッタ対40を下降させる(S31)。
【0072】
そして、S31の処理の次に、貼付ローラ53を駆動させて、X軸カッタ45の走査して積層体57の先端を切断する位置まで、積層体57を搬送しながら(S33)、Y軸カッタ対40を介して、積層体57の両X軸端部が切断された状態の積層体57を形成し、その積層体57の搬送先において、X軸カッタ45を走査して、積層体57の先端を切断する(S35)。尚、このX軸カッタ45による積層体57の先端切断位置は、切断モード選択スイッチ25を介して選択された切断モードに対応しており、図11に示されるように、余白有りモード(図11(A)参照)の場合は、用紙5から4.5mm外方となる位置、余白なしモード(図11(B)参照)の場合は、用紙5から内方1.5mmとなる位置となっている。
【0073】
このS35の処理の後は、貼付ローラ53の駆動を再度開始しながら(S37)、Y軸用紙センサ69を介して、用紙5の有無を確認する(S39)。このS39の判断において、用紙5の存在が確認された場合(S39:YES)は、まだ用紙5の後端が、本体筐体3内に供給されていないと判断し、そのまま処理を継続するとともに、Y軸用紙センサ69のON期間から、用紙5のY軸長が350mm以上となったかを判断する(S41)。このS41の判断において、用紙5のY軸長が350mm以上でないと判断した場合(S41:NO)は、次に、シート識別センサ85を介して第一シート27及び第二シート29が正常に繰り出されているかを判断し(S43)、正常に第一シート27及び第二シート29が繰り出されている場合(S43:NO)は、再度S39の判断に戻る。
【0074】
ところで、S41の判断において、用紙5のY軸長が350mmを超えたと判断した場合(S41:YES)は、Y軸用紙センサ69が何らかの原因でONになったままの状態となっている恐れがあるため、一時貼付ローラ53の駆動を停止して、使用者に異常であるか否かを問うために、積層体57の自動形成を一時停止させるとともに、スピーカ77、又は/及び、LED79を介してその旨を使用者に報知して(S45)、この積層体形成処理を終了する。
【0075】
また、S43の判断において、第一シート27及び第二シート29が正常に繰り出されていないと判断した場合(S43:YES)は、第一シート27及び第二シート29が終了したり、第一シート27及び第二シート29が何らかの原因で供給できない状態であるため、スピーカ77、又は/及び、LED79を介してその旨を使用者に報知して(S47)、この積層体形成処理を終了する。
【0076】
一方、S39の判断において、Y軸用紙センサ69を介して用紙5が検出されない場合(S39:NO)は、用紙5の後端が本体筐体3内に供給されたと判断し、積層体57の後端をY軸カッタ上昇位置に向けて、貼付ローラ53の駆動を開始する(S49)。
【0077】
その後、積層体57の後端が、Y軸カッタ上昇位置まで搬送され、貼付ローラ53が停止したかを確認し(S51)、貼付ローラ53が停止していない場合(S51:NO)は、Y軸用紙センサ69を介して新たな用紙5が検出されないかを確認する(S53)。尚、このS53の判断において、Y軸用紙センサ69を介して、新たな用紙5が検出された場合(S53:YES)は、S37の処理に戻る構成となっており、連続して用紙5が供給されても良好に対応することが可能となっている。
【0078】
一方、S53の判断において、Y軸用紙センサ69を介して、新たな用紙5が検出されない場合(S53:NO)は、次に、シート識別センサ85を介して第一シート27及び第二シート29が正常に繰り出されているかを判断し(S55)、正常に第一シート27及び第二シート29が繰り出されている場合(S55:NO)は、再度S51の判断に戻る。また、S55の判断において、第一シート27及び第二シート29が正常に繰り出されていないと判断した場合(S55:YES)は、第一シート27及び第二シート29が終了したり、第一シート27及び第二シート29が何らかの原因で供給できない状態であるため、スピーカ77、又は/及び、LED79を介してその旨を使用者に報知して(S57)、この積層体形成処理を終了する。
【0079】
ところで、S51の判断において、積層体57の後端が、Y軸カッタ上昇位置まで搬送され、貼付ローラ53が停止したと判断された場合(S51:YES)は、Y軸カッタ対40を上昇させた後(S59)、積層体57の後端をX軸カッタ走査位置に向けて、貼付ローラ53の駆動を開始する(S61)。
【0080】
その後、積層体57の後端が、X軸カッタ走査位置まで搬送され、貼付ローラ53が停止したかを確認し(S63)、貼付ローラ53が停止していない場合(S63:NO)は、Y軸用紙センサ69を介して新たな用紙5が検出されないかを確認する(S65)。尚、このS65の判断において、Y軸用紙センサ69を介して、新たな用紙5が検出された場合(S65:YES)は、Y軸カッタ対40を再度下降させるとともに(S67)、S37の処理に戻る構成となっており、連続して用紙5が供給されても良好に対応することが可能となっている。
【0081】
一方、S65の判断において、Y軸用紙センサ69を介して、新たな用紙5が検出されない場合(S65:NO)は、次に、シート識別センサ85を介して第一シート27及び第二シート29が正常に繰り出されているかを判断し(S69)、正常に第一シート27及び第二シート29が繰り出されている場合(S69:NO)は、再度S63の判断に戻る。また、S69の判断において、第一シート27及び第二シート29が正常に繰り出されていないと判断した場合(S69:YES)は、第一シート27及び第二シート29が終了したり、第一シート27及び第二シート29が何らかの原因で供給できない状態であるため、スピーカ77、又は/及び、LED79を介してその旨を使用者に報知して(S71)、この積層体形成処理を終了する。
【0082】
ところで、S63の判断において、積層体57の後端が、X軸カッタ走査位置まで搬送され、貼付ローラ53が停止したと判断された場合(S63:YES)は、X軸カッタ45を走査させた後(S73)、積層体57の後端が排出口63から排出されるまで、排紙ローラ59を駆動するとともに(S75)、アーム部材43を初期位置に戻して(S77)、この積層体形成処理を終了する。尚、このX軸カッタ45による積層体57の後端切断位置は、切断モード選択スイッチ25を介して選択された切断モードに対応しており、図11に示されるように、余白有りモード(図11(A)参照)の場合は、用紙5から4.5mm外方となる位置、余白なしモード(図11(B)参照)の場合は、用紙5から内方1.5mmとなる位置となっている。
【0083】
尚、上述した積層体形成処理の過程において、各種エラーが発生した場合(S7、S13、S22、S45、S47、S57、S71)は、給紙ローラ49、貼付ローラ53、及び、排出ローラ59の駆動を停止させ積層体57の自動形成を一時停止する構成となっている。このように、スタート/ストップボタン23や各種エラーによって積層体53の形成が一時停止された状態では、スタート/ストップボタン23を介して再度積層体57の形成を開始したり、手動搬送ボタン21を介して使用者の要望する搬送量分だけ積層体57を搬送したり、あるいは、手動切断ボタン19を介して積層体57をX軸方向に切断したりすることが可能となっている。
【0084】
以上説明したように、本実施形態に係るラミネート装置1によれば、積層体57に関する全ての形成過程を目視によって確認しながらハンドル等を手動で回して形成する必要がなくなる上、Y軸用紙センサ69及びX軸用紙センサ39を介して、用紙5のサイズに対応した積層体57を形成することが可能となるため、用紙5からはみ出た第一シート27及び第二シート29を別途はさみやカッタなどで切除する必要がなく、使用者にかかる手間や負担を良好に低減させることが可能となる。
【0085】
また、X軸用紙センサ39及び第一Y軸カッタ41を用紙5のX軸方向に走査して(S9)、X軸用紙センサ39を介して用紙5が検出された位置を基準に第一Y軸カッタ41による積層体切断位置を設定することが可能となり、用紙5のX軸方向に関する有無検出と、第一Y軸カッタ41による積層体切断位置を効率的に行うことが可能となる。
【0086】
更に、X軸用紙センサ39、及び、カセット識別センサ47による検出結果に基づいて、用紙5のX軸長よりも第一シート27及び第二シート29のX軸長が短いために積層体57を形成することが不可能であると判断した場合には(S17:NO)、給紙ローラ49による用紙5の供給を停止させることにより(S13)、ラミネート装置本体内で用紙5が詰まってしまうことや、不良品を形成してしまうことを未然に防止することが可能となる。
【0087】
また、用紙5を最小Y軸長分(約90mm)搬送した際に(S19)、給紙ローラ49よりもY軸方向上流側に設けられたX軸用紙センサ39によって用紙5が検出されなかった場合に(S21:NO)、用紙5のY軸長が短いために積層体57を形成することが不可能であると判断して、給紙ローラ49による用紙5の供給を停止することにより(S22)、ラミネート装置本体内で用紙5が詰まってしまうことや、不良品を形成してしまうことを未然に防止することが可能となる。
【0088】
更に、Y軸用紙センサ69が何らかの障害のために用紙5の検出を正常に行うことが不可能となっても、用紙5を所定Y軸長分(約350mm)搬送した際(S41:YES)に貼付ローラ53の駆動を停止するので(S45)、Y軸用紙センサ69による用紙5の検出ミスに起因して積層体57を絶えず形成してしまい、第一シート27及び第二シート29を無駄に消耗してしまうことを未然に防止することが可能となる。
【0089】
次に、積層体57の自動作成時、または、積層体57の手動作成時であって、給紙ローラ49、貼付ローラ53、及び、排出ローラ59が停止している状態において、手動切断ボタン19を押下することにより、積層体57をX軸方向に沿って切断する際に実行される手動切断ボタン処理について、図12に示す手動切断ボタン処理フローチャート図を参照しながら詳細に説明する。
【0090】
まず、手動切断ボタン19を押下することにより、この手動切断ボタン処理が開始されると、ラミネート装置1の状態が、エラー発生中であるか否かを判断して(S79)、エラー発生中であると判断した場合(S79:YES)は、タイマ73を介して計測する時間を2.0秒に設定する(S81)。また、S79の判断において、エラー発生中でないと判断した場合(S79:NO)は、次に、ラミネート装置1の状態が、積層体57の自動作成時において、スタート/ストップボタン23を介して積層体57の自動作成を一時停止させている状態であるか否かを判断し(S83)、積層体自動作成を一時停止している状態あると判断した場合(S83:YES)は、タイマ73を介して計測する時間を2.0秒に設定する(S83)。一方、エラー発生中でもなく(S79:NO)、積層体57の自動形成を一時停止している状態でもないと判断した場合(S83:NO)は、タイマ73を介して計測する時間を0.5秒に設定する(S85)。
【0091】
S81あるいはS85の処理により、タイマ73を介して計測する時間が設定された後は、タイマ73による時間計測を開始するとともに(S87)、手動切断ボタン19が継続して押下されているかを判断する(S89)。ここで、手動切断ボタン19が継続して押下されていない場合(S89:NO)は、手動切断ボタン19を介して積層体57の切断が指示されていないものと判断して、この手動切断ボタン処理を終了する。
【0092】
また、S89の判断において、手動切断ボタン19が継続して押下されていると判断した場合(S89:YES)は、手動切断ボタン19の押下時間が、上述したS81あるいはS85の処理を介して設定された時間に達したか否かを判断し(S91)、手動切断ボタン19の押下時間が、S81あるいはS85の処理を介して設定された時間に達していない場合(S91:NO)は、再度S89の判断に戻る。
【0093】
一方、S91の判断において、手動切断ボタン19の押下時間が、S81あるいはS85の処理を介して設定された時間に達した場合(S91:YES)は、手動切断ボタン19を介して積層体57の切断が指示されたものと判断して、X軸カッタ45を走査することにより、積層体57を切断した後(S93)、この手動切断ボタン処理を終了する。
【0094】
以上説明したように、本実施形態に係るラミネート装置1によれば、スタート/ストップボタン23を介して給紙ローラ49及び貼付ローラ53が停止された状態であるときは、X軸カッタ45による積層体57の切断を実行する際に、手動切断ボタン21に対する指示継続時間が長いので、積層体57の自動作成を一時停止させた際に、使用者の不注意によって積層体57を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となるとともに、手動搬送ボタン21を介して給紙ローラ49及び貼付ローラ53が停止された状態であるときは、X軸カッタ45による積層体57の切断を実行する際に、手動切断ボタン21に対する指示継続時間が短いので、手動作成によって積層体57を作成している際に、積層体57の切断がなかなか実行されないという問題を良好に回避することが可能となる。
【0095】
また、積層体形成エラーによって積層体57の形成が停止されているときは、X軸カッタ45による積層体57の切断を実行する際に、手動切断ボタン21に対する指示継続時間が長いので、積層体形成エラー時に適切な判断を促すことが可能となるとともに、積層体形成エラーでない状態で積層体57の形成が停止されているときは、X軸カッタ45による積層体57の切断を実行する際に、手動切断ボタン21に対する指示継続時間が短いので、通常時の積層体形成停止であるにも拘わらず、積層体57の切断がなかなか実行されないという問題を良好に回避することが可能となる。
【0096】
更に、手動切断ボタン21に対する指示継続時間が異なるという簡単な構成で積層体57の切断指示方法を異ならせることが可能となるばかりでなく、不用意に積層体57を切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体57を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0097】
次に、上述した手動切断ボタン処理に関する他の実施形態について、図13に示す手動切断ボタン処理フローチャート図を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に示す他の実施形態に関する手動切断ボタン処理は、基本的に上述した実施形態に記載された手動切断ボタン処理と略同一であり、上述した実施形態に記載された手動切断ボタン処理と異なる点は、積層体57の切断が実行される指示継続時間の設定過程が異なるという点である。このため、以下に示す他の実施形態に関する手動切断ボタン処理は、上述した実施形態に記載された手動切断ボタン処理と異なる点を詳細に説明することとする。
【0098】
まず、手動切断ボタン19を押下することにより、この手動切断ボタン処理が開始されると、Y軸用紙センサ69による用紙5の検出結果に基づいて、用紙5の位置を算出し、用紙5がX軸カッタ45の走査位置に存在しないかを判断する(S95)。ここで、用紙5がX軸カッタ45の走査位置に存在していると判断した場合(S95:YES)は、タイマ73を介して計測する時間を2.0秒に設定する(S97)。また、S95の判断において、用紙5がX軸カッタ45の走査位置に存在していないと判断した場合(S95:NO)は、タイマ73を介して計測する時間を0.5秒に設定する(S99)。
【0099】
この後に続くS101〜S107に関する処理は、上述した実施形態に記載された手動切断ボタン処理におけるS87〜S93に関する処理と同一であるため、以下その説明を省略することとする。
【0100】
以上説明したように、他の実施形態に係るラミネート装置1によれば、X軸カッタ45による積層体57の切断位置上に積層体57が存在していると判断した場合は、X軸カッタ45による積層体57の切断を実行する際に、手動切断ボタン21に対する指示継続時間が長いので、X軸カッタ45による積層体57の切断位置上に積層体57が存在しているにも拘わらず、積層体57の切断を不用意に切断してしまうことを防止することが可能となるとともに、X軸カッタ45による積層体57の切断位置上に積層体57が存在していないと判断した場合は、X軸カッタ45による積層体57の切断を実行する際に、手動切断ボタン21に対する指示継続時間が短いので、X軸カッタ45による積層体57の切断位置上に積層体57が存在していないにも拘わらず、積層体57の切断がなかなか実行されないという問題を良好に回避することが可能となる。
【0101】
また、手動切断ボタン21に対する指示継続時間が異なるという簡単な構成で積層体57の切断指示方法を異ならせることが可能となるばかりでなく、不用意に積層体57を切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体57を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0102】
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、本実施形態に係るラミネート装置1は、積層体自動形成を一時停止した旨やエラーが発生した旨を、スピーカ77、又は/及び、LED79を介して使用者に報知する例を挙げて説明したが、勿論これに限定されるものではなく、パネル操作部11に液晶ディスプレイを備えることにより、積層体自動形成を一時停止した旨やエラーが発生した旨を、文字や絵画像等で使用者に報知する構成としても同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0103】
また、本実施形態に係るラミネート装置1は、用紙5や積層体57を搬送する手段として、上下一対に設けられたローラ対50、54、60を用いる例を挙げて説明したが、勿論これに限定されるものではなく、用紙5や積層体57を良好に搬送できるものであれば、ローラとローラ当接部材とからなる構成としても同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0104】
更に、本実施形態に係るラミネート装置1は、所定Y軸長以上搬送したか否か(S41)をY軸用紙センサ69を介して検出する例を挙げて説明したが、勿論これに限定されるものではなく、所定Y軸長以上搬送したか否か(S41)をX軸用紙センサ39を介して検出する構成としても同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0105】
また、本実施形態に係るラミネート装置1は、アーム部材43を介して、第一Y軸カッタ41とX軸用紙センサ39とを連結することにより、X軸用紙センサ39による用紙5の検出結果に基づいて、第一Y軸カッタ41の積層体切断位置を設定する例を挙げて説明したが、勿論これに限定されるものではなく、用紙ガイド9と第一Y軸カッタ41とを連結して、用紙ガイド9のX軸方向位置に基づいて、第一Y軸カッタ41の積層体切断位置を設定する構成としても同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0106】
更に、本実施形態に係るラミネート装置1は、給紙ローラ49のY軸方向上流側にX軸用紙センサ39を設けるとともに、給紙ローラ49のY軸方向下流側にY軸用紙センサ69を設ける構成を例に挙げて説明したが、勿論これに限定されるものではなく、X軸用紙センサ39又はY軸用紙センサ69の少なくとも一方を給紙ローラ49のY軸方向上流部に設ける構成とすれば良く、これにより、用紙5のY軸長が短いためにラミネート装置1が扱うことができない用紙5を、給紙ローラ49の駆動により、ラミネート装置1の本体筐体内に供給されてしまうことを未然に防止することが可能であり、本実施形態に係るラミネート装置1と同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0107】
【発明の効果】
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
以上説明したように、請求項1に記載のラミネート装置によれば、貼付媒体を第一搬送量分搬送した際に、被貼付媒体搬送部よりも搬送方向上流側に設けられた検出部によって被貼付媒体が検出されなかった場合に、被貼付媒体の搬送方向長が短いために積層体を形成することが不可能であると判断して、被貼付媒体搬送部による被貼付媒体の供給を停止することにより、ラミネート装置本体内で被貼付媒体が詰まってしまうことや、不良品を形成してしまうことを未然に防止することが可能となる。
【0112】
また、請求項2に記載のラミネート装置によれば、請求項1に記載のラミネート装置の効果に加え更に、検出部が何らかの障害のために被貼付媒体の検出を正常に行うことが不可能となっても、被貼付媒体を第二搬送量分搬送した際に積層体搬送部の駆動を停止するので、検出部による被貼付媒体の検出ミスに起因して積層体を絶えず形成してしまい、貼付媒体を無駄に消耗してしまうことを未然に防止することが可能となる。
【0113】
更に、請求項3に記載のラミネート装置によれば、用意に積層体を切断するべきでない状態であるにも拘わらず、積層体の切断指示方法が容易であるために、使用者が要望していない位置において積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0114】
また、請求項4に記載のラミネート装置によれば、請求項3に記載のラミネート装置の効果に加え更に、簡単な構成で積層体の切断指示方法を異ならせることが可能となるばかりでなく、不用意に積層体を切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0115】
更に、請求項5に記載のラミネート装置によれば、請求項4に記載のラミネート装置の効果に加え更に、自動作成モードにおいて、自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が長いので、自動作成モードを一時停止させた際に、使用者の不注意によって積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となるとともに、手動作成モードにおいて、手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が短いので、手動作成モードによって積層体を作成している際に、積層体の切断がなかなか実行されないという問題を良好に回避することが可能となる。
【0116】
また、請求項6に記載のラミネート装置によれば、用意に積層体を切断するべきでない状態であるにも拘わらず、積層体の切断指示方法が容易であるために、使用者が要望していない位置において積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0117】
更に、請求項7に記載のラミネート装置によれば、請求項6に記載のラミネート装置の効果に加え更に、簡単な構成で積層体の切断指示方法を異ならせることが可能となるばかりでなく、不用意に積層体を切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0118】
また、請求項8に記載のラミネート装置によれば、請求項7に記載のラミネート装置の効果に加え更に、積層体形成エラーによって積層体の形成が停止されているときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が長いので、積層体形成エラーの際に、適切な判断を促すことが可能となるとともに、積層体形成エラーでない状態で積層体の形成が停止されているときは、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が短いので、通常時の積層体形成停止であるにも拘わらず、積層体の切断がなかなか実行されないという問題を良好に回避することが可能となる。
【0119】
更に、請求項9に記載のラミネート装置によれば、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在しており、不用意に積層体の切断を実行するべきでない状態であるにも拘わらず、積層体の切断指示方法が容易であるために、使用者が要望していない位置において積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0120】
また、請求項10に記載のラミネート装置によれば、請求項9に記載のラミネート装置の効果に加え更に、簡単な構成で積層体の切断指示方法を異ならせることが可能となるばかりでなく、不用意に積層体を切断すべきでない状態であるにも拘わらず、積層体を切断してしまうという問題を良好に回避することが可能となる。
【0121】
更に、請求項11に記載のラミネート装置によれば、請求項10に記載のラミネート装置の効果に加え更に、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合は、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が長いので、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在しているにも拘わらず、積層体の切断を不用意に切断してしまうことを防止することが可能となるとともに、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合は、切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間が短いので、切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないにも拘わらず、積層体の切断がなかなか実行されないという問題を良好に回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るラミネート装置の外観を示した外観斜視図である。
【図2】 パネル操作部の拡大図である。
【図3】 蓋カバーを開放した状態のラミネート装置の外観を示した外観斜視図である。
【図4】 シートカセットを取り外した状態のシートカセット収納部周辺を示した概略上方視図である。
【図5】 ラミネート装置の概略側断面図である。
【図6】 ラミネート装置のブロック構成図である。
【図7】 ラミネート装置の積層体形成過程を示した積層体形成処理フローチャート図である。
【図8】 ラミネート装置の積層体形成過程を示した積層体形成処理フローチャート図である。
【図9】 ラミネート装置の積層体形成過程を示した積層体形成処理フローチャート図である。
【図10】 ラミネート装置の積層体形成過程を示した積層体形成処理フローチャート図である。
【図11】 積層体の切断位置を示した積層体切断位置図である。
【図12】 手動切断ボタン処理の処理過程を示した手動切断ボタン処理フローチャート図である。
【図13】 他の実施形態に係る手動切断ボタン処理の処理過程を示した手動切断ボタン処理フローチャート図である。
【図14】 従来のラミネート装置の外観を示した概略外観斜視図である。
【図15】 ラミネート装置の内部構成を示した概略側断面図である。
【符号の説明】
1 ラミネート装置
3 本体筐体
5 用紙
7 給紙トレイ
11 パネル操作部
13 蓋カバー
19 手動切断ボタン
21 手動搬送ボタン
23 スタート/ストップボタン
25 切断モード選択スイッチ
27 第一シート
29 第二シート
31 シートカセット
32 シートカセット収納部
39 X軸用紙センサ
40 Y軸カッタ対
41 第一Y軸カッタ
42 第二Y軸カッタ
43 アーム部材
45 X軸カッタ
47 カセット識別センサ
49 給紙ローラ
53 貼付ローラ
57 積層体
59 排紙ローラ
65 第一シートロール
67 第二シートロール
69 Y軸用紙センサ
71 ROM
73 タイマ
75 駆動モータ
77 スピーカ
79 LED
83 CPU

Claims (11)

  1. 被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートすることにより積層体を形成可能なラミネート装置において、
    前記被貼付媒体をラミネート装置本体内へと供給可能な被貼付媒体搬送部と、
    前記被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートするとともに、形成された積層体を所定搬送方向に搬送可能な積層体搬送部と、
    前記被貼付媒体搬送部の近傍に設けられ、前記被貼付媒体の搬送方向又はその搬送方向に直交する幅方向に関する有無検出を実行可能な検出部と、
    その検出部の検出結果に基づいて前記積層体を切断する切断部と
    を備え、
    前記検出部は、前記被貼付媒体搬送部よりも搬送方向上流側に設けられ、前記被貼付媒体搬送部によって前記被貼付媒体を第一搬送量分搬送した後前記被貼付媒体の有無検出を実行し、前記被貼付媒体が無いと検出された場合には、前記被貼付媒体搬送部を駆動停止することを特徴とするラミネート装置。
  2. 前記被貼付媒体を第一搬送量分よりも大きい第二搬送量分搬送した際に、前記検出部を介して被貼付媒体が検出された場合は、前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部を駆動停止することを特徴とする請求項に記載のラミネート装置。
  3. 被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートすることにより積層体を形成可能なラミネート装置において、
    前記被貼付媒体をラミネート装置本体内へと供給可能な被貼付媒体搬送部と、
    前記被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートするとともに、形成された積層体を所定搬送方向に搬送可能な積層体搬送部と、
    前記被貼付媒体搬送部の近傍に設けられ、前記被貼付媒体の搬送方向又はその搬送方向に直交する幅方向に関する有無検出を実行可能な検出部と、
    その検出部の検出結果に基づいて、前記積層体を切断する切断部と、
    前記被貼付媒体搬送部、又は/及び、積層体搬送部の駆動開始と、前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部の駆動停止とを選択的に指示可能な手動搬送指示部と、
    前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、前記切断部を介して積層体の切断を指示可能な手動切断指示部と、
    前記被貼付媒体搬送部、積層体搬送部、及び、切断部の駆動開始/停止を制御することにより、前記積層体の形成開始から形成終了まで実行して、前記被貼付媒体の搬送方向長及び幅方向長に基づいた積層体を自動形成可能な自動作成モードと、前記手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部、又は/及び、積層体搬送部の駆動開始/停止を実行するとともに、前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、前記手動切断指示部を介して切断部による積層体の切断を実行することにより、前記手動搬送指示部及び手動切断指示部を介して得られる指示に基づいた積層体を手動形成可能な手動作成モードからなる少なくとも2つの積層体形成モードと、
    前記自動作成モードにおける積層体の形成開始から形成終了の間に、前記積層体の自動作成を停止/再開指示可能な自動作成指示部と
    を備え
    前記手動切断指示部は、前記自動作成モードにおいて、前記自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態と、前記手動作成モードにおいて、前記手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態とでは、前記手動切断指示部に対する積層体の切断指示方法を異ならせることを特徴とするラミネート装置
  4. 前記手動切断指示部に対する指示継続時間を計測可能なタイマを更に備え、前記手動切断指示部は、前記自動作成モードにおいて、前記自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態と、前記手動作成モードにおいて、前記手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態とでは、前記切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間を異ならせることを特徴とする請求項に記載のラミネート装置。
  5. 前記切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間は、前記自動作成モードにおいて、前記自動作成指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは長く、前記手動作成モードにおいて、前記手動搬送指示部を介して被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が停止された状態であるときは短くすることを特徴とする請求項に記載のラミネート装置。
  6. 被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートすることにより積層体を形成可能なラミネート装置において、
    前記被貼付媒体をラミネート装置本体内へと供給可能な被貼付媒体搬送部と、
    前記被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートするとともに、形成された積層体を所定搬送方向に搬送可能な積層体搬送部と、
    前記被貼付媒体搬送部の近傍に設けられ、前記被貼付媒体の搬送方向又はその搬送方向に直交する幅方向における前記被貼付媒体の有無検出を実行可能な検出部と、
    その検出部の検出結果に基づいて前記積層体を切断する切断部と
    前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、前記切断部を介して積層体の切断を指示可能な手動切断指示部と、
    前記被貼付媒体搬送部、積層体搬送部、及び、切断部を駆動させて積層体を形成する際に、前記被貼付媒体の搬送方向長及び幅方向長に基づいた積層体を形成できないと判断した場合は、積層体形成エラーとし、前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部を駆動停止させるエラー判定部と
    を備え
    前記手動切断指示部は、前記積層体形成エラーであるか否かによって、前記手動切断指示部に対する積層体の切断指示方法を異ならせることを特徴とするラミネート装置
  7. 前記手動切断指示部に対する指示継続時間を計測可能なタイマを更に備え、
    前記手動切断指示部は、前記積層体形成エラーであるか否かによって、前記切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間を異ならせることを特徴とする請求項に記載のラミネート装置。
  8. 前記切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間は、前記積層体形成エラーであるときは長く、前記積層体形成エラーでないときは短くすることを特徴とする請求項に記載のラミネート装置。
  9. 被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートすることにより積層体を形成可能なラミネート装置において、
    前記被貼付媒体をラミネート装置本体内へと供給可能な被貼付媒体搬送部と、
    前記被貼付媒体の表面上に貼付媒体をラミネートするとともに、形成された積層体を所定搬送方向に搬送可能な積層体搬送部と、
    前記被貼付媒体搬送部の近傍に設けられ、前記被貼付媒体の搬送方向又はその搬送方向に直交する幅方向における前記被貼付媒体の有無検出を実行可能な検出部と、
    その検出部の検出結果に基づいて前記積層体を切断する切断部と、
    前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、前記切断部を介して積層体の切断を指示可能な手動切断指示部
    を備え
    前記手動切断指示部は、前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、前記検出部を介して得られる被貼付媒体の有無検出結果に基づいて、前記切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合と、前記切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合とでは、前記手動切断指示部に対する積層体の切断指示方法を異ならせることを特徴とするラミネート装置
  10. 前記手動切断指示部に対する指示継続時間を計測可能なタイマを更に備え、
    前記手動切断指示部は、前記被貼付媒体搬送部及び積層体搬送部が駆動停止している際に、前記検出部を介して得られる被貼付媒体の有無検出結果に基づいて、前記切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合と、前記切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合とによって、前記切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間を異ならせることを特徴とする請求項に記載のラミネート装置。
  11. 前記切断部による積層体の切断を実行する指示継続時間は、前記切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していると判断した場合は長く、前記切断部による積層体の切断位置上に積層体が存在していないと判断した場合は短くすることを特徴とする請求項10に記載のラミネート装置。
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