JP2000261933A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2000261933A
JP2000261933A JP11061706A JP6170699A JP2000261933A JP 2000261933 A JP2000261933 A JP 2000261933A JP 11061706 A JP11061706 A JP 11061706A JP 6170699 A JP6170699 A JP 6170699A JP 2000261933 A JP2000261933 A JP 2000261933A
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友紀貴 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性の向上及び使用寿命の延長を図ること
ができる電気接続箱を提供する。 【解決手段】 J/Bアッパケース12の収納凹部15
の長手方向両外側面には、上方に延出したJ/B側係合
連結部18がそれぞれ2つ設けられている。J/B本体
11は、IPバスバー14がJ/Bアッパケース12と
J/Bロアケース13とより挟持されるように一体に組
み付けられる。ECU40を構成するECUアッパケー
ス42の両側面には、ECU側係合連結部46がそれぞ
れ2つ設けられている。そして、ECU40は、ECU
側係合連結部46の係合凹部46aをJ/B側係合連結
部18の係合突部19と係合することによってJ/B本
体11を構成するJ/Bロアケース13に形成された外
部電装品収納部25に組み付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電装品を収容する
とともに、ECU等の外部電装品を接続できる構造を持
つ電気接続箱及び箱状体の組付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】種々の電装回路や電子部品を納めるとと
もに、ワイヤハーネス等の配線類の接続分岐点として、
電気接続箱が用いられている。
【0003】例えば、自動車の車室内に取付けられた電
気接続箱に、外部電装品を組付けする場合には、外部電
装品は、電気接続箱本体に設けられたガイド壁に案内さ
れて、所定位置まで押し込まれる。所定位置まで外部電
装品が案内されると、電気接続箱本体の係合部に、外部
電装品の係合部が係合する。
【0004】図5は、従来の電気接続箱に外部電装品を
組付ける場合の分解斜視図である。図6は組付け後の係
合構造を説明する要部断面拡大図である。従来の電気接
続箱(例えば、ジャンクションボックスJ/B)100
の本体50は、図5及び図6に示すように、J/Bアッ
パケース51とJ/Bロアケース52、及び、該J/B
アッパケース51とJ/Bロアケース52とにより挟持
収納される電装品としてのIPバスバー53とから構成
されている。
【0005】前記J/Bアッパケース51には、箱状の
収納凹部54が形成されている。その収納凹部54の内
側面には、複数の係合凹部55が設けられている。その
係合凹部55の先端には、図6に示すように、係合突部
55aが形成されている。また、その収納凹部54の底
面には、円筒状の位置決め案内部56が突出形成されて
いる。
【0006】前記IPバスバー53の基板57には、図
5に示すように、複数本のタブ端子58よりなるタブ端
子58群が複数列固着されている。各タブ端子58又は
各タブ端子58群同士間は図示しない電気回路より接続
されている。また、基板57の所定位置には、前記J/
Bアッパケース51の位置決め案内部56と対応する貫
通孔59が設けられている。
【0007】前記J/Bロアケース52の底板部60の
上面には、図5に示すように、外部電装品収納部61
と、前記タブ端子58群を貫挿する貫通孔62と複数の
コネクタハウジング63が設けられている。外部電装品
収納部61は、前記底板部60の上に突出形成されたガ
イド壁64,65,66より構成されている。ガイド壁
64,65とガイド壁66との間には、それぞれ2つの
外部電装品係合連結部としてのJ/B側係合連結部67
が底板部60の上面から突出形成されている。そのJ/
B側係合連結部67の先端には、係合突部67aが形成
されている。また、前記貫通孔62の近傍には、前記位
置決め案内部56より貫挿する案内孔68が設けられて
いる。さらに、底板部60の前後側面には、それぞれ2
つの係合突部69が形成され、底板部60の左右側面に
は、同じくそれぞれ1つの係合突部69が形成されてい
る。
【0008】そして、前記位置決め案内部56を貫通孔
59及び案内孔68を貫挿案内し、各タブ端子58群を
貫通孔62及びコネクタハウジング63を貫挿しなが
ら、各J/Bロアケース52の各係合突部69をJ/B
アッパケース51の各係合凹部55に係合する。する
と、電気接続箱本体50は、各係合突部69が各係合突
部55aに係合してIPバスバー53がJ/Bアッパケ
ース51とJ/Bロアケース52より挟持されるように
一体に組み付けられる。
【0009】また、外部電装品としてのECU70は、
図5及び図6に示すように、ECUロアケース71とE
CUアッパケース72、及び、該ECUロアケース71
とECUアッパケース72とにより挟持収納される電装
品としての各種電子部品を実装したプリント基板73と
から構成されている。ECUロアケース71とECUア
ッパケース72は、前記J/Bロアケース52に形成さ
れた外部電装品収納部61より収納可能な形状及びサイ
ズにて形成されている。
【0010】前記ECUロアケース71の底面には、前
記貫通孔62と対応して貫通孔74が設けられている。
該ECUロアケース71の前後両外側面には、係合凹部
75が形成されている。
【0011】また、ECUアッパケース72の前後両外
側面には、前記J/Bロアケース52に設けられたJ/
B側係合連結部67と対応して係合凹部76aを有する
ECU側係合連結部76がそれぞれ2つ設けられてい
る。ECUアッパケース72の前後側面(図6において
左右側面)の内面には、図6に示すように、前記ECU
ロアケース71の係合凹部75と対応して係合突部77
が形成されている。
【0012】前記プリント基板73には、前記貫通孔6
2及び貫通孔74と対応して貫通孔78が設けられてい
る。その貫通孔78の長手方向における両側近傍には、
螺孔79が設けられている。そして、プリント基板73
の上面には、貫通孔78に対応したコネクタハウジング
80がボルト81にて固着されている。
【0013】そして、貫通孔78を貫通孔74の上に来
るようにプリント基板73をECUロアケース71内に
配置収納してから、ECUロアケース71をECUアッ
パケース72にてカバーする。そして、図6に示すよう
に、ECUアッパケース72に設けられた係合突部77
をECUロアケース71に設けられた係合凹部75に係
合することによってECU70はプリント基板73がE
CUロアケース71とECUアッパケース72とにより
挟持収容されるように一体に組み付けられる。このと
き、図示しない手段(例えばネジなど)にて、ECUア
ッパケース72とECUロアケース71とを、ガタツキ
不能に一体に係合するとともに、プリント基板73を、
ECUアッパケース72とECUロアケース71間の空
間内にガタツキ不能に挟持収容するようにしている。
【0014】そして、一体となったECU70を、前記
貫通孔62を貫挿したタブ端子58群を前記貫通孔7
4,78及びコネクタハウジング80から貫挿するよう
に前記ガイド壁64〜66を沿って電気接続箱本体50
の外部電装品収納部61内に収納させる。このとき、図
6に示すように、ECU70は、ECU側係合連結部7
6の係合凹部76aをJ/B側係合連結部67の係合突
部67aと係合することによって電気接続箱本体50に
組み付けられる。
【0015】また、図6に示すように、材質の膨張又は
収縮による部品の変形及び組付け作業の便宜性などを考
慮して、係合突部69と係合突部55aとの係合、及
び、係合突部67aと係合凹部76aとの係合では設計
上にそれぞれロッククリアランスt5,t6を設けてい
る。ロッククリアランスt5,t6の存在により、自動
車に載せている電気接続箱100の振動に伴って係合突
部69と係合突部67aは、それぞれ係合突部55aと
係合凹部76aに対してガタツキが発生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
組付構造においては、J/Bロアケース52又はIPバ
スバー53とJ/Bアッパケース51間、及び、ECU
70とJ/Bロアケース52間にはロッククリアランス
t5,t6と同じ距離の上下相対運動(つまりガタツ
キ)がそれぞれ独立して発生する。つまり、ECU70
とJ/Bアッパケース51間に発生する相対変位は最大
t5+t6となる。
【0017】従って、電気接続箱100が振動すると
き、ECU70とJ/Bアッパケース51とはt5+t
6の相対変位にて激しくがたつくと、ECU70と電気
接続箱本体50を含む電気接続箱100内の電気部品
(図示せず)の脱落、短絡及び接続不良などの不都合が
発生する。これは、電気接続箱100の信頼性の向上を
図る上の問題点となった。
【0018】また、IPバスバー53とECU70、つ
まり、タブ端子58群とコネクタハウジング80の接続
部80aとの相対変位は最大t5+t6となるため、電
気接続箱100が振動するとき、タブ端子58群とコネ
クタハウジング80の接続部80a間に最大t5+t6
の相対変位にて激しくがたつくと、タブ端子58群とコ
ネクタハウジング80の接続部80a間には振動摩耗が
多く生じる。ついには、タブ端子58群の各タブ端子5
8とコネクタハウジング80の接続部80aとの間には
隙間が生じ、接続不良が発生してしまう。これは、電気
接続箱100の信頼性の向上及び使用寿命の延長を図る
上の問題点となった。
【0019】本発明は、上記のような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、信頼性の向上及び使用寿命の延長を図る
ことができる電気接続箱を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、電装品をアッパケース
とロアケースより挟持収容するよう組み付けられた電気
接続箱本体と、前記ロアケースに形成された外部電装品
収納部に組み付けた外部電装品とを備えた電気接続箱に
おいて、前記アッパケースに、前記外部電装品に設けた
係合部と係合する外部電装品係合部を設けたことを要旨
とする。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電気接続箱において、前記外部電装品は、電気接続箱
本体側に設けた電装品の第1の接続部材と圧接して電気
的に接続する第2の接続部材を備えていることを要旨と
する。
【0022】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
ロアケースに形成された外部電装品収納部に組み付けた
外部電装品をアッパケースに係合すると、外部電装品と
アッパケース間の最大相対変位は、外部電装品とアッパ
ケースとの係合に設けたロッククリアランスとなる。ロ
アケースと電装品は、外部電装品とアッパケース間に挟
持されているため、ロアケースとアッパケースとの係合
に設けたロッククリアランスが外部電装品とアッパケー
スとの係合に設けたロッククリアランスより大きくて
も、ロアケース又は電装品の外部電装品又はアッパケー
スに対する最大変位は外部電装品とアッパケースとの係
合に設けたロッククリアランスを超えない。
【0023】従って、電気接続箱が振動するとき、アッ
パケース、電装品、外部電装品及びロアケースの相互間
の最大相対変位は、外部電装品とアッパケースとの係合
に設けたロッククリアランスを超えないようになる。そ
の結果、アッパケース、電装品、外部電装品及びロアケ
ースの相互間の最大相対変位が大きい従来技術に比べる
と、電気接続箱内の電気部品の激しい振動による脱落、
短絡及び接続不良などの不都合が低減される。その結
果、電気接続箱の信頼性の向上を図ることができる。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、電装品と外部電装品間の
最大変位は外部電装品とアッパケースとの係合に設けた
ロッククリアランスを超えない。従って、圧接して電気
的に接続する電装品の第1の接続部材と外部電装品の第
2の接続部材間のガタツキひいては振動摩耗が低減され
ることから、電装品と外部電装品間の接続不良を防止す
ることができる。その結果、電気接続箱の信頼性の向上
及び使用寿命の延長を図ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一の実
施形態を図1及び図2に従って説明する。本実施形態の
電気接続箱としてのジャンクションボックス(以下はJ
/Bという)10の電気接続箱本体としてのJ/B本体
11は、図1及び図2に示すように、アッパケースとし
てのJ/Bアッパケース12とロアケースとしてのJ/
Bロアケース13、及び、該J/Bアッパケース12と
J/Bロアケース13とにより挟持収納される電装品と
しての配線材(IPバスバー)14とから構成されてい
る。
【0026】前記J/Bアッパケース12には、箱状の
収納凹部15が形成されている。その収納凹部15の各
内側面には、複数の係合凹部16が設けられている(本
実施形態では、6つの係合凹部16が設けられてい
る)。各係合凹部16の先端には、図2に示すように、
係合突部17が形成されている。また、その収納凹部1
5の長手方向の両外側面には、上方へ延出した外部電装
品係合部としてのJ/B側係合連結部18が複数(本実
施形態では、長手方向の両側面にそれぞれ2つ)設けら
れている。各J/B側係合連結部18の先端には、係合
突部19が形成されている。さらに、その収納凹部15
の底面には、円筒状の位置決め案内部20が突出形成さ
れている。
【0027】前記IPバスバー14の基板21には、図
1に示すように、複数本のタブ端子22よりなる第1の
接続部材としてのタブ端子22群が複数列(本実施形態
では、3列)固着されている。各タブ端子22又は各タ
ブ端子22群同士間は図示しない電気回路より接続され
ている。また、基板21の所定位置には、前記J/Bア
ッパケース12の位置決め案内部20と対応する位置に
貫通孔23が設けられている。
【0028】前記J/Bロアケース13の底板部24の
上面には、図1に示すように、外部電装品収納部25
と、前記タブ端子22群を貫挿する貫通孔26と複数
(本実施形態では、5個)のコネクタハウジング27が
設けられている。外部電装品収納部25は、前記底板部
24の上に突出形成されたガイド壁28,29,30よ
り構成されている。前記貫通孔26の近傍には、前記位
置決め案内部20を貫挿する案内孔31が設けられてい
る。また、底板部24の前後側面には、それぞれ2つの
係合突部32が形成され、底板部24の左右両側面に
は、それぞれ1つの同じく係合突部32が形成されてい
る。
【0029】そして、前記位置決め案内部20を貫通孔
23及び案内孔31に貫挿案内するとともに、各タブ端
子22群を貫通孔26及びコネクタハウジング27に貫
挿しながら、各J/Bロアケース13の各係合突部32
をJ/Bアッパケース12の各係合凹部16に係合させ
る。すると、J/B本体11は、各係合突部32が各係
合突部17により引っかかってIPバスバー14がJ/
Bアッパケース12とJ/Bロアケース13より挟持さ
れるように一体に組み付けられる。
【0030】外部電装品としてのECU40は、図1及
び図2に示すように、ECUロアケース41とECUア
ッパケース42、及び、該ECUロアケース41とEC
Uアッパケース42とにより挟持収納されるプリント基
板43とから構成されている。ECUロアケース41と
ECUアッパケース42は、前記J/Bロアケース13
に形成された外部電装品収納部25より収納可能な形状
及びサイズにて形成されている。
【0031】前記ECUロアケース41の底面には、前
記貫通孔26と対応して貫通孔44が設けられている。
該ECUロアケース41の前後両外側面には、係合凹部
45が形成されている。
【0032】また、ECUアッパケース42の前後両外
側面には、前記J/Bアッパケース12に設けられたJ
/B側係合連結部18と対応して係合凹部46aを有す
る係合部としてのECU側係合連結部46がそれぞれ2
つ設けられている。ECUアッパケース42の前後両内
側面(図2において左右両内側面)には、図2に示すよ
うに、前記ECUロアケース41の係合凹部45と対応
して係合突部47が形成されている。
【0033】前記プリント基板43には、前記貫通孔2
6及び貫通孔44と対応して貫通孔43aが設けられて
いる。その貫通孔43aの長手方向における両側近傍に
は、螺孔43bが設けられている。そして、プリント基
板43の上面には、貫通孔43aに対応して第2の接続
部材としてのコネクタハウジング48がボルト49にて
固着されている。
【0034】そして、貫通孔43aを貫通孔44の上に
来るようにプリント基板43をECUロアケース41内
に配置収納してから、ECUロアケース41をECUア
ッパケース42にてカバーする。そして、図2に示すよ
うに、ECUアッパケース42に設けられた係合突部4
7をECUロアケース41に設けられた係合凹部45に
係合させることによって、ECU40はプリント基板4
3がECUロアケース41とECUアッパケース42と
により挟持収容されるように一体に組み付けられる。こ
のとき、図示しない手段(例えばネジなど)にて、EC
Uアッパケース42とECUロアケース41とを、ガタ
ツキ不能に一体に係合するとともに、プリント基板43
を、ECUアッパケース42とECUロアケース41間
の空間内にガタツキ不能に挟持収容するようにしてい
る。
【0035】そして、一体となったECU40を、前記
貫通孔26を貫通したタブ端子22群を前記貫通孔4
4,43a及びコネクタハウジング48から貫挿するよ
うに前記ガイド壁28〜30を沿ってJ/B本体11の
外部電装品収納部25内に収納させる。このとき、図2
に示すように、ECU40は、ECU側係合連結部46
の係合凹部46aをJ/B側係合連結部18の係合突部
19と係合することによってJ/B本体11に組み付け
られる。
【0036】また、材質の膨張又は収縮による部品の変
形及び組付け作業の便宜性などを考慮して、係合突部3
2と係合突部17との係合、及び、係合突部19と係合
凹部46aとの係合では設計上にそれぞれロッククリア
ランスt1,t2を設けている。
【0037】次に、本実施形態のJ/B10の特徴を記
載する。 (1)本実施形態では、J/B側係合連結部18は、J
/B本体11を構成するJ/Bアッパケース12に設け
られている。しかも、J/Bロアケース13に形成され
た外部電装品収納部25に組み付けたECU40におけ
るECU側係合連結部46をJ/B側係合連結部18に
係合させている。すると、ECU40とJ/Bアッパケ
ース12間の最大相対変位は、図2に示すように、t2
となる。J/Bロアケース13とIPバスバー14は、
ECU40とJ/Bアッパケース12間に挟持されてい
るため、t1>t2であっても、J/Bロアケース13
又はIPバスバー14のECU40又はJ/Bアッパケ
ース12に対する最大変位はt2を超えない。
【0038】従って、従来技術に比べると、J/B10
は振動するとき、J/B10内の電気部品(図示せず)
の激しい振動による脱落、短絡及び接続不良などの不都
合が低減される。また、IPバスバー14に設けたタブ
端子22とECU40に設けたコネクタハウジング48
の接続部48aとの相対変位は、最大t2となるため、
従来技術に比べると、タブ端子22とコネクタハウジン
グ48の接続部48a間のガタツキひいては振動摩耗が
低減されることから、コネクタハウジング48の接続部
48aとタブ端子22間の接続不良を防止することがで
きる。その結果、J/B10の信頼性の向上及び使用寿
命の延長を図ることができる。
【0039】また、従来技術に比べると、タブ端子22
とECU40に設けたコネクタハウジング48の接続部
48aとの相対変位が最大となるときにおいても、タブ
端子22がコネクタハウジング48の接続部48aと接
続できることに基づいて決められるタブ端子22の長さ
を短くすることができる。その結果、J/B10の製造
コストの低減を図ることができる。
【0040】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ○上記実施形態のJ/B本体11とECU40との係合
連結構造を次のように変更してもよい。同様の部分につ
いて同じの符号を付して異なる部分について詳述する
と、図3及び図4に示すように、J/Bアッパケース1
2の長手方向両外側面には、上方に延出した外部電装品
係合部としてのJ/B側係合連結部18aがそれぞれ2
つ設けられている。J/B側係合連結部18aは、横断
面コ字状に形成され、J/B側係合連結部18aの先端
には、係合突部19aが形成されている。
【0041】また、ECUアッパケース42の前後両側
面には、前記J/Bアッパケース12に設けられたJ/
B側係合連結部18aと対応して係合部としてのECU
側係合連結部としての係合突部46bがそれぞれ2つ設
けられている。
【0042】そして、一体となったECU40を、貫通
孔26を貫挿したタブ端子22群を前記貫通孔44,4
3a及びコネクタハウジング48から貫挿するように前
記ガイド壁28〜30を沿ってJ/B本体11の外部電
装品収納部25内に収納させる。このとき、図4に示す
ように、ECU40は、ECU側係合連結部としての係
合突部46bをJ/B側係合連結部18aの係合突部1
9aと係合することによってJ/B本体11に組み付け
られる。同様に、図4に示すように、材質の膨張又は収
縮による部品の変形及び組付け作業の便宜性などを考慮
して、係合突部32と係合突部17との係合では設計上
にロッククリアランスt1を設けているとともに、係合
突部19aと係合突部46bとの係合ではロッククリア
ランスt3を設けている。
【0043】すると、図4に示すように、ECU40と
J/Bアッパケース12間の最大相対変位は、t3とな
る。J/Bロアケース13とIPバスバー14は、EC
U40とJ/Bアッパケース12間に挟持されているた
め、t1>t3であっても、J/Bロアケース13又は
IPバスバー14のECU40又はJ/Bアッパケース
12に対する最大変位はt3を超えない。
【0044】従って、従来技術に比べると、J/B10
は振動するとき、J/B10内の電気部品(図示せず)
の激しい振動による脱落、短絡及び接続不良などの不都
合が低減される。また、IPバスバー14に設けたタブ
端子22とECU40に設けたコネクタハウジング48
の接続部48aとの相対変位は、最大t3となるため、
従来技術に比べると、タブ端子22とコネクタハウジン
グ48の接続部48a間のガタツキひいては振動摩耗が
低減されることから、コネクタハウジング48の接続部
48aとタブ端子22間の接続不良を防止することがで
きる。その結果、上記実施形態の特徴(1)に記載の効
果と同様な効果を得ることができる。
【0045】○上記実施形態及び別例のECU40を構
成するECUロアケース41を省略して実施してもよ
い。この場合、プリント基板43をECUアッパケース
42内にビス等にて固着すれば、上記実施形態と同様な
効果を得ることができるとともに、電気接続箱の部品点
数及びコストの低減を図ることができる。
【0046】○上記実施形態では、J/B本体11を構
成するIPバスバー14の基板21に固着されたタブ端
子22群を、ECU40のプリント基板43に固着した
コネクタハウジング48に貫挿接続するように実施した
が、これを、IPバスバー14の基板21にコネクタハ
ウジング48を固着させ、プリント基板43にタブ端子
22群を固着させるように実施してもよい。この場合、
上記実施形態の特徴(1)に記載の効果と同様な効果を
得ることができる。
【0047】○上記実施形態では、外部電装品をECU
にて実施したが、外部電装品をECU以外のものにて実
施してもよい。この場合、上記実施形態の特徴(1)に
記載の効果と同様な効果を得ることができる。
【0048】○上記実施形態では、本発明をジャンクシ
ョンボックスJ/Bに具体化して実施したが、本発明を
ジャンクションボックスJ/B以外の電気接続箱に具体
化して実施してもよい。この場合、上記実施形態の特徴
(1)に記載の効果と同様な効果を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、電気接続箱の信頼性の向上を図ることが
できる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、電気接続
箱の信頼性の向上及び使用寿命の延長を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電気接続箱の組み付け分解斜視
図。
【図2】本実施形態の組み付け後の電気接続箱の係合構
造を説明する要部断面拡大図。
【図3】別例の電気接続箱の組み付け分解斜視図。
【図4】別例の組み付け後の電気接続箱の係合構造を説
明する要部断面拡大図。
【図5】従来技術の電気接続箱の組み付け分解斜視図。
【図6】従来技術の組み付け後の電気接続箱の係合構造
を説明する要部断面拡大図。
【符号の説明】
10…電気接続箱としてのジャンクションボックスJ/
B、11…電気接続箱本体としてのJ/B本体、12…
アッパケースとしてのJ/Bアッパケース、13…ロア
ケースとしてのJ/Bロアケース、14…電装品として
のIPバスバー、18,18a…外部電装品係合部とし
てのJ/B側係合連結部、22…第1の接続部材として
のタブ端子、25…外部電装品収納部、40…外部電装
品としてのECU、41…外部電装品を構成するECU
ロアケース、42…外部電装品を構成するECUアッパ
ケース、46,46b…係合部としてのECU側係合連
結部、48…第2の接続部材としてのコネクタハウジン
グ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装品をアッパケースとロアケースより
    挟持収容するよう組み付けられた電気接続箱本体と、前
    記ロアケースに形成された外部電装品収納部に組み付け
    た外部電装品とを備えた電気接続箱において、 前記アッパケースに、前記外部電装品に設けた係合部と
    係合する外部電装品係合部を設けたことを特徴とする電
    気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気接続箱において、 前記外部電装品は、電気接続箱本体側に設けた電装品の
    第1の接続部材と圧接して電気的に接続する第2の接続
    部材を備えていることを特徴とする電気接続箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013074682A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱

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