JP2000261652A - 印刷データ処理装置及び印刷データ処理方法並びに画像形成装置 - Google Patents

印刷データ処理装置及び印刷データ処理方法並びに画像形成装置

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JP2000261652A
JP2000261652A JP11062055A JP6205599A JP2000261652A JP 2000261652 A JP2000261652 A JP 2000261652A JP 11062055 A JP11062055 A JP 11062055A JP 6205599 A JP6205599 A JP 6205599A JP 2000261652 A JP2000261652 A JP 2000261652A
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JP11062055A
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Keizo Ueno
圭造 上野
Eiichi Ebihara
栄一 海老原
Kazuhiro Tamada
和裕 玉田
Akihisa Soda
彰久 曽田
Masayuki Horii
雅之 堀井
Koki Ishihara
弘毅 石原
Takatsugu Aoki
孝貢 青木
Koji Maeda
浩司 前田
Jun Yoshimura
潤 吉村
Hiroyuki Kaneda
裕之 金田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷処理のスループットを低下させずに、必
要メモリ容量を削減できる印刷データ処理装置を提供せ
んとするものである。 【解決手段】 コード化した印刷データを格納する印刷
データ格納手段1と、文字コードに対応する文字展開デ
ータを格納する文字展開データ格納手段3と、イメージ
コードに対応するイメージ展開データを格納するイメー
ジ展開データ格納手段4と、印刷データ格納手段1から
文字コードを読み出し、文字展開データ格納手段3を参
照して、そのコードに対応する文字展開データに展開す
る文字展開手段5と、印刷データ格納手段1からイメー
ジコードを読み出し、イメージ展開データ格納手段4を
参照して、そのコードに対応するイメージ展開データに
展開するイメージ展開手段6と、両展開手段で各展開さ
れた文字展開データ及びイメージ展開データを論理演算
して合成する合成手段7とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷データの格納
及び処理に改良を加えた印刷データ処理装置とその印刷
データ処理方法並びにこれらの構成を含む画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタでは、ホストから受信し
たコードデータを、一旦ワークエリアに展開させてお
き、それを圧縮処理してビットマップメモリに格納し、
読み出し時に伸張してプリンタエンジンに出力する構成
が採用されている。
【0003】図8は、圧縮によるメモリ容量削減方式を
採用したプリンタの印刷データ処理構成の機能ブロック
図を示している。同図において、メインバス201を介
してホスト(図示なし)からのコマンドやデータを制御
部202が受信・解析し、文字に関してはフォント展開
部203、イメージに関してはイメージ展開部204に
処理を依頼する。フォント展開部203は、受け取った
文字コードから、フォント格納部205を参照して、文
字展開データ(フォントデータ)に展開し、一旦ワーク
メモリ206に格納する。イメージ展開部204は、受
け取ったイメージコードから、イメージ格納部207を
参照して、イメージ展開データ(ビットマップデータ)
に展開し、一旦ワークメモリ206に格納する。このよ
うな展開処理がある程度進行すると、圧縮・伸張部20
8がワークメモリ206からこれらのデータを読み出し
て圧縮処理を行い、ビットマップメモリ209に格納す
る。そして印刷時に圧縮・伸張部208がビットマップ
メモリ209から圧縮データを読み出し、伸張して、プ
リンタエンジンへ転送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
処理では、展開した印刷データ(文字展開データやイメ
ージ展開データ)を、容量の限られたビットマップメモ
リ209に一旦格納しておくために、圧縮処理が行わ
れ、また印刷時に元の展開状態に戻してプリンタエンジ
ン側に出力するために、伸張処理が行われる。コードデ
ータの展開及び出力といった純粋な印刷処理の他に、こ
れらの圧縮・伸張処理の時間が必要になる(特に伸張処
理は時間がかかる)ため、印刷速度を低下させ、或いは
該速度を向上させることが困難になるという問題を生じ
ていた。
【0005】また一般の圧縮技術での圧縮率は、データ
に依存しており、必要メモリ容量をいくらにできるかを
決定できないという問題もあった。そればかりか、最悪
な場合には、非圧縮時のメモリ容量(或いはそれ以上)
が必要な場合もあり、圧縮・伸張処理を行う意味を失わ
せ、必要以上に印刷速度を低下させることにもなる。
【0006】本発明は、以上のような問題に鑑み創案さ
れたもので、印刷処理のスループットを低下させずに、
必要メモリ容量を削減できる印刷データ処理装置及び印
刷データ処理方法並びにこれらの構成を含むプリンタな
どの画像形成装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る印刷
データ処理装置の発明は、コード化した印刷データを格
納する印刷データ格納手段と、文字コードに対応する文
字展開データを格納する文字展開データ格納手段と、イ
メージコードに対応するイメージ展開データを格納する
イメージ展開データ格納手段と、前記印刷データ格納手
段から文字コードを読み出し、前記文字展開データ格納
手段を参照して、そのコードに対応する文字展開データ
に展開する文字展開手段と、前記印刷データ格納手段か
らイメージコードを読み出し、前記イメージ展開データ
格納手段を参照して、そのコードに対応するイメージ展
開データに展開するイメージ展開手段と、両展開手段で
各展開された文字展開データ及びイメージ展開データを
論理演算して合成する合成手段とを有することを基本的
特徴としている。
【0008】上記構成では、文字コードとイメージコー
ドを印刷データ格納手段に格納する。そして展開データ
格納手段及び展開手段として、夫々、文字コードとイメ
ージコード別の構成(文字展開データ格納手段とイメー
ジ展開データ格納手段、及び文字展開手段とイメージ展
開手段)を有しており、夫々の展開手段で、印刷データ
格納手段から文字コード及びイメージコードを読み出
し、夫々の展開データ格納手段を参照して、そのコード
に対応する文字展開データ及びイメージ展開データに各
展開する。これらの格納・読み出し・展開は、文字及び
イメージの夫々において、別々になされているので、合
成手段により、文字展開データ及びイメージ展開データ
を論理演算して合成し、印刷部側に最終的な印刷データ
として出力する。
【0009】このように、文字コードとイメージコード
は、一旦印刷データ格納手段に格納された後、別々に展
開され、印刷部に出力する直前に、合成手段により、両
展開データが合成されることになる。これらの文字及び
イメージの格納・読み出し・展開処理と両展開データの
合成処理を含む一連の処理には、圧縮・伸張処理が実施
されていない。
【0010】すなわち、上記構成では、印刷データを印
刷データ格納手段に格納する際、印刷データを展開させ
ずに、コードデータのまま格納するため、圧縮処理を必
要としない。さらにプリンタエンジンなどの印刷部側に
出力するに当たり、夫々の展開手段が、印刷データ格納
手段からコード化した印刷データを読み出し、各展開デ
ータ格納手段を参照して、そのコードに対応する展開デ
ータに展開し、最終的に合成手段で文字展開データとイ
メージ展開データとの合成を行ってから、印刷部側に出
力することになる。そのため、データの伸張処理を行っ
ておらず、展開してすぐに出力するので、高速な処理が
可能である。以上のように、途中でデータの圧縮・伸張
処理を行っておらず、印刷処理のスループットを低下さ
せることがない。また印刷データ格納手段に格納する
際、印刷データを展開させずに、コードデータのまま格
納するため、必要な記憶容量も少なくて済むことにな
る。
【0011】以上の構成で、文字コードやイメージコー
ドを、コード化した印刷データとして用いることができ
る。またコード化した印刷データには、カラー情報を含
むこともできる。
【0012】印刷データ格納手段に格納する印刷データ
がイメージデータである場合に、画素中のドット数に対
応するイメージコードに変換して、格納する。たとえ
ば、後述する図3に示すように、イメージデータを2値
化した後、1画素を16dot×16dotとした場合
に、同図(a)のように、1画素中に20dotが反転
した元イメージであれば、16進数で14のイメージコ
ードに変換する(1画素中のdot数を1byteでコ
ード化する)。該イメージコードに対応するイメージ展
開データは、同図(b)に示すような状態で、前記展開
データ格納手段に格納されている。従って、印刷データ
格納手段に格納されたイメージコードを読み取って、展
開データ格納手段を参照して、前記展開手段により展開
すると、同図(b)のような展開データが得られること
になる。この場合、同図(a)と同図(b)は、印刷デ
ータとして等価であると仮定している。
【0013】以上のイメージコードへの変換は、白黒の
2値化イメージデータだけではなく、グレースケールや
カラーのイメージデータについても同様に処理できる。
たとえば、カラーイメージデータの場合、1画素を、シ
アンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKの基本色
に分け、夫々の基本色につき、上記のようにして、イメ
ージコードに変換すれば良い。
【0014】以上のようなイメージコードへの変換を行
うと、イメージデータをそのまま格納する場合に比べ、
より少ない容量で済むようになる。すなわち、上述のよ
うに、1画素を16dot×16dotとした場合に、
イメージデータをビットマップデータのまま格納する場
合は、16×16=256bit必要になる。ところ
が、イメージコードに変換して格納する場合は、256
通りのコードを用意すればよいので、28、すなわち、
8bit(1byte)で済む。そのため、論理的には
1/32のデータ容量で済むことになる。実際には、こ
のようなイメージコード以外に、付加情報が付くため、
その低減率はもう少し緩やかなものになる。
【0015】文字コードとイメージコードを印刷データ
格納手段に格納する際、印刷データ格納手段を夫々のコ
ード用に別々の構成として、格納することもできる。ま
た1の印刷データ格納手段に、その種別毎に、格納領域
を管理する構成を設け、各格納領域に、文字コードとイ
メージコードを別々に格納するようにすることもでき
る。後者のように、各格納領域を管理して、夫々のコー
ドデータに応じて(或いはこれらのコードデータの割合
に応じて)これらの領域を割り付ければ、印刷データ格
納手段は1つで済み、必要な記憶容量(メモリ容量)は
より少なくて済むことになる。
【0016】請求項5〜8の構成は、以上の印刷データ
処理装置の構成に対応する印刷データ処理方法を規定す
るものであって、請求項5は請求項1に、請求項6は請
求項2に、請求項7は請求項3に、請求項8は請求項4
に、各対応している。
【0017】そのうち請求項5の印刷データ処理方法の
構成は、コード化した印刷データを格納する印刷データ
格納ステップと、格納された文字コードを読み出し、そ
の文字コードに対応する文字展開データに展開する文字
展開ステップと、格納されたイメージコードを読み出
し、そのイメージコードに対応するイメージ展開データ
に展開するイメージ展開ステップと、各展開された文字
展開データ及びイメージ展開データを論理演算して合成
する合成ステップとを含むことを特徴としている。
【0018】もちろんこの構成の場合も、印刷データ格
納ステップにおいて、文字コードであるかイメージコー
ドであるかの種別により格納領域を別にして、これらの
コードを各格納するようにしても良い。
【0019】さらに請求項9〜11は、請求項1、3或
いは4の印刷データ処理装置の構成を、プリンタなどの
画像形成装置の構成に含む場合を規定するのもので、よ
り具体的には、これらの請求項1、3或いは4の構成の
他に、合成手段により合成された印刷データに基づき、
用紙に印字やイメージの印刷を行う転写部に対して像
(文字やイメージなど)を形成する印刷手段を有してい
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1及び図2は発明を実施する形態
の一例であって、そのうち図1は、パーソナルコンピュ
ータ(以下パソコンという)112の出力装置として、
セントロニクスケーブルやLANなどを構成するケーブ
ル113を介して、プリンタ111がつなげられている
状態を示す使用状態説明図である(プリンタ111から
見てパソコン112は、コマンドやデータを送ってくる
ホストとみなすことができる)。そして本発明の実施形
態に係る印刷データ処理装置の構成は、プリンタ111
側のコントローラ101の構成として適用される。
【0021】図中、該コントローラ101は、後述する
メインバス11を介してつながっている、インターフェ
ース制御部12と、CPU13と、制御LSI14と、
ビットマップメモリ15と、ROM16と、その他の周
辺回路17とで構成されている。そして、該インターフ
ェース制御部12には、前記ケーブル113を介してホ
ストとなるパソコン112とつながっており、該パソコ
ン112との間でコマンドやデータの入出力を行う。
【0022】またコントロ−ラ101は、印刷手段に相
当するプリンタエンジンとなる印刷部102に接続され
ていて、該印刷部102に対し、印刷処理の制御コマン
ドと印刷データを出力する。印刷部102は、コントロ
ーラ101から出力されてくる前記制御コマンドと印刷
データを入力して印刷部102全体の制御などを行う制
御LSI21と、用紙に印刷を行う感光ドラムなどで構
成される転写部22と、該転写部22の感光ドラムに印
刷データを露光するLEDヘッドなどで構成される露光
部23と、用紙をストックしておくカセット部24と、
印刷された用紙を溜めておくスタッカ部25と、その他
の周辺回路乃至周辺機器26とで構成されている。これ
ら転写部22と、露光部23と、カセット部24と、ス
タッカ部25と、その他の周辺回路乃至周辺機器26
は、前記制御LSI21により制御され、また露光部2
3には必要な印刷用の展開データも伝送される。
【0023】図2は、以上のコントローラ101内に設
けられた本発明の実施形態に係る印刷データ処理装置の
構成が示されている。本構成は、前記ビットマップメモ
リ15で構成される印刷データ格納手段1と、前記RO
M16で構成される文字展開データ格納手段3及びイメ
ージ展開データ格納手段4と、前記CPU13及び制御
LSI14並びにワークエリアとして利用される前記ビ
ットマップメモリ15で構成される文字展開手段5及び
イメージ展開手段6と、同じくCPU13で構成される
合成手段7とを有している。
【0024】前記印刷データ格納手段1は、ホストとな
るパソコン112側から前記インターフェース制御部1
2を介してメインバス11に伝送されてくるコード化さ
れた印刷データを格納する。本構成では、ビットマップ
メモリ15の制御を行い、且つ文字コード及びイメージ
コードの印刷データの種別毎にビットマップメモリ15
上の格納領域を分けて管理するメモリ制御管理部2の構
成が、印刷データ格納手段1の構成の一部として設けら
れている。該メモリ制御管理部2は、CPU13及び制
御LSI14で構成されている。そしてこのメモリ制御
管理部2は、前記メインバス11につなげられており、
該メモリ制御管理部2の構成により、各格納領域に、文
字コードとイメージコードが別々に格納される。さらに
このメモリ制御管理部2は、前述のように、ビットマッ
プメモリ15の一部の領域を、文字展開手段5及びイメ
ージ展開手段6のワークエリアとして利用するための格
納領域の管理も合わせて行っている。
【0025】前記文字展開データ格納手段3は、文字コ
ードに対応する文字展開データ(フォントデータ)を格
納している。たとえばASCIIコードで(41)はフ
ォントデータの「A」、(42)はフォントデータの
「B」であり、該コードに対応した「A」「B」などのフ
ォントデータが格納されている。
【0026】前記イメージ展開データ格納手段4は、イ
メージコードに対応するイメージ展開データを格納して
いる。
【0027】ここでイメージコードとイメージ展開デー
タとの関係につき、図3にあげる例を用いて説明する。
イメージデータを2値化した後、1画素を16dot×
16dotとした場合に、図3(a)のように、1画素
中に20dotが反転した元イメージであれば、16進
数で14のイメージコードに変換する(1画素中のdo
t数を1byteでコード化する)。該イメージコード
に対応するイメージ展開データは、同図(b)に示すよ
うな状態で、前記イメージ展開データ格納手段4に格納
されている。従って、印刷データ格納手段1に格納され
たイメージコードを読み取って、イメージ展開データ格
納手段4を参照して、前記イメージ展開手段6により展
開すると、同図(b)のようなイメージ展開データが得
られることになる。この場合、同図(a)と同図(b)
は、印刷データとして等価であると仮定している。
【0028】以上のイメージコードへの変換は、本構成
の場合、白黒、グレースケール、カラーのイメージデー
タの夫々について行われている。カラーイメージデータ
の場合、1画素を、シアンC、マゼンタM、イエロー
Y、ブラックKの基本色に分け、夫々の基本色につき、
上記のようにして、イメージコードに変換している。
【0029】前記文字展開手段5は、メモリバス1aを
介して前記印刷データ格納手段1から文字コードを読み
出し、フォントバス3aを使用して前記文字展開データ
格納手段3を参照し、そのコードに対応する文字展開デ
ータに展開する。たとえば、ASCIIコードで(4
1)であればフォントデータ「A」に展開され、また
(42)であればフォントデータ「B」に展開されるこ
とになる。
【0030】前記イメージ展開手段6は、メモリバス1
aを介して印刷データ格納手段1からイメージコードを
読み出し、イメージバス4aを使用して前記イメージ展
開データ格納手段4を参照し、そのコードに対応するイ
メージ展開データに展開する。たとえば、図3の例で、
16進数で14のイメージコードであれば、同図(b)
のようなイメージ展開データに展開される。
【0031】前記合成手段7は、両展開手段5及び6で
各展開された文字展開データ及びイメージ展開データを
フォントバス3b及びイメージバス4bを介して入力
し、これらを論理演算して合成し、ビデオバス7aを介
してプリンタ111の印刷部102側に出力する。該合
成手段7は、文字とイメージを同時に含む印刷を行う際
に必要な構成である。
【0032】上記論理演算処理を行うに当たって、合成
手段7は、各コードデータに付加される付加情報を参照
しながら、合成を行う。その付加情報には、文字展開デ
ータやイメージ展開データを書き込んだ複数のレイヤを
重ね合わせる際に下のレイヤが透過する透明情報、透過
しない不透明情報、文字及びイメージを重ね合わせた時
上になる文字などを白抜きにするAND書き情報やOR
書き情報などが含まれる。
【0033】また前記印刷部102側には、前記露光部
23のLEDヘッド用に数ライン分の容量を持つ出力バ
ッファ(図示なし)が接続されている。このバッファ容
量は、ビデオ出力速度により決定でき、速度が遅い場合
は該バッファは省略されていても良い。
【0034】次に以上の構成の印刷データ処理手順につ
き、図4及び図5を使用して説明する。図4は、上記構
成による印刷データ処理の前にパソコン112側で行わ
れる処理フローを示すフローチャートである。該パソコ
ン112では、アプリケーションプログラムからの文字
或いはイメージを、パソコン112に備えられたドライ
バが、夫々プリンタ111側のコントローラ101イン
ターフェースに準拠した形式にコード化して、該コント
ローラ101側に転送する。ここでは図形はイメージと
して扱うものとする。
【0035】まずアプリケーションプログラムからのデ
ータが文字かどうかをドライバで判断する(ステップS
101)。文字であれば(ステップS101;Ye
s)、コントローラ101インターフェースに準拠した
文字コードに変換する(ステップS102)。文字コー
ドをドライバからコントローラ101へ転送する(ステ
ップS103)。そしてアプリケーションプログラムか
らのデータが終了かどうかを、ドライバにおいて判断す
る(ステップS104)。終了でなければ(ステップS
104;No)、処理を次の文字に移し(ステップS1
05)、該文字に対する処理を行うため、前記ステップ
S102に復帰する。反対にアプリケーションプログラ
ムからのデータが終了の場合(ステップS104;Ye
s)は、パソコン112側の全ての処理を終了する。
【0036】前記ステップS101において、文字でな
いと判断されれば(ステップS101;No)、イメー
ジとして、その1画素のサイズ(たとえば16dot×
16dot)を抽出する(ステップS106)。処理を
第1画素へ移し(ステップS107)、画素中の有効ド
ット数(色付きドット数)を計数する(ステップS10
8)。そして図3に示したように、コントローラ101
インターフェースに準拠したイメージコードに変換する
(ステップS109)。イメージコードをドライバから
コントローラ101へ転送する(ステップS110)。
そしてアプリケーションプログラムからのデータが終了
かどうかを、ドライバにおいて判断する(ステップS1
11)。終了でなければ(ステップS111;No)、
処理を次の画素に移し(ステップS112)、その画素
に対する処理を行うため、前記ステップS108に復帰
する。反対にアプリケーションプログラムからのデータ
が終了の場合(ステップS111;Yes)は、パソコ
ン112側の全ての処理を終了する。
【0037】図5は、プリンタ111側コントローラ1
01における本発明構成による処理手順を示すフローチ
ャートである。該コントローラ101では、パソコン1
12のドライバからの文字コード及びイメージコード
を、夫々コード形式のままビットマップメモリ15の文
字格納領域及びイメージ格納領域に格納し、文字は文字
展開データ格納手段5から、またイメージはイメージ展
開データ格納手段6から、各コードに対応するラスタデ
ータを読み出し、各コードの付加情報に基づいて、AN
D、OR、XORなどの論理演算処理を実行し、これら
のデータを合成し、その合成データを印刷部102へ転
送する。ここで、簡略のために、ドライバからのデータ
は、1頁中の全文字コードを転送後イメージコードを転
送するものとした。
【0038】まずパソコン112側からインターフェー
ス制御部12を介してプリンタ111内のメインバス1
1に流されたコマンド又は印刷データを、CPU13が
受信し、コマンドの解析を行う(ステップS201)。
そして受信したコードデータが文字か否かを、該CPU
13で解析する(ステップS202)。コードデータが
文字ならば(ステップS202;Yes)、メモリ制御
管理部2は、文字データをコード形式のままビットマッ
プメモリ15の文字格納領域(ビットマップメモリ15
の先頭から所定領域を文字格納領域にする)に格納し
(ステップS203)、前記ステップS202に復帰す
る。前記コードデータが文字以外ならば(ステップS2
02;No)、メモリ制御管理部2は、ビットマップメ
モリ15の前記文字格納領域の次のアドレスをイメージ
格納領域の先頭にする(ステップS204)。そして格
納すべきコードデータが格納し終わったか否かを、CP
U13で判断する(ステップS205)。格納し終わっ
ていなければ(ステップS205;No)、イメージデ
ータをコード形式のままビットマップメモリ15のイメ
ージ格納領域に格納し(ステップS206)、前記ステ
ップS205に復帰する。
【0039】反対に格納すべきコードデータがビットマ
ップメモリ15に格納し終わったならば(ステップS2
05;Yes)、前記制御LSI21により、印刷部1
02が起動する(ステップS207)。そして前記CP
U13は、印刷部102に転送すべきデータの転送が終
了したか否かを判定する(ステップS208)。このデ
ータ転送が終了していなければ(ステップS208;N
o)、文字展開手段5が、上記ビットマップメモリ15
の文字格納領域から文字コードを読み出し、そのコード
に対応する文字展開データ(フォントデータ)を、文字
展開データ格納手段3から読み出し(ステップS20
9)、合成手段7に転送する。次にイメージ展開手段6
が、上記ビットマップメモリ15のイメージ格納領域か
らイメージコードを読み出し、そのコードに対応するイ
メージ展開データを、イメージ展開データ格納手段4か
ら読み出し(ステップS210)、合成手段7に転送す
る。該合成手段7は、読み出された両ラスタデータを、
演算子又は命令に従ってAND、OR、XORなどの論
理演算処理を実行し、これらのデータを合成する(ステ
ップS211)。その合成データを、印刷部102のイ
ンターフェースに準じて、該印刷部102へ出力し(ス
テップS212)、前記ステップS208に復帰する。
他方ステップS208において、印刷部102に転送す
べきデータの転送が終了していれば(ステップS20
8;Yes)、処理を終了する。
【0040】以上の構成によれば、印刷データを印刷デ
ータ格納手段1に格納する際、印刷データを展開させず
に、コードデータ(文字コード及びイメージコード)の
まま格納するため、圧縮処理を必要としない。さらにプ
リンタ111の印刷部102側に出力するに当たり、前
記文字展開手段5及びイメージ展開手段6が、印刷デー
タ格納手段1から文字コード及びイメージコードを読み
出し、前記文字展開データ格納手段3及びイメージ展開
データ格納手段4を参照して、各コードに対応する文字
展開データ及びイメージ展開データに展開してから、合
成手段7による合成処理を経て、印刷部102側に出力
することになる。そのため、データの伸張処理を行って
おらず、展開・合成処理を行ってすぐに出力することに
なる。以上のように、途中でデータの圧縮・伸張処理を
行っておらず、印刷処理のスループットを低下させるこ
とがなく、高速な印刷処理を行うことが可能となる。ま
た印刷データ格納手段1に格納する際、印刷データを展
開させずに、コードデータのまま格納するため、必要な
記憶容量も少なくて済み、且つ必要な記憶容量がデータ
に応じて変動するようなこともない。
【0041】また文字コードとイメージコードを印刷デ
ータ格納手段1に格納する際、メモリ制御管理部2によ
って、文字コード及びイメージコードの種別毎に、格納
領域を分けて管理しているため、夫々のコードデータの
割合に応じて、これらの領域を割り付けており、印刷デ
ータ格納手段1は1つのビットマップメモリ15で足り
るので、必要なメモリ容量はより少なくて済むことにな
る(両データの合計の最大値が必要なメモリ容量とな
る)。
【0042】図6の構成は、本願構成の他の実施形態構
成を示している。同図の構成では、前実施形態構成と異
なり、メモリバス1a、フォントバス3a及び3b、イ
メージバス4a及び4b、ビデオバス7aを採用してお
らず、メインバス11を共有することで、これらの間の
データ及びコマンドの転送を行っている。
【0043】図7の構成は、本願構成の別の実施形態構
成を示している。同図の構成では、最初の実施形態構成
と異なり、印刷データ格納手段1が、2つのビットマッ
プメモリ15を使用して構成され、文字コード格納用と
イメージコード格納用に完全に分離され、それらが、夫
々フォントバス3cとイメージバス4cに接続され、し
かも文字展開データ格納手段3及び文字展開手段5がフ
ォントバス3cに、またイメージ展開データ格納手段4
及びイメージ展開手段6がイメージバス4cに、夫々接
続されている。合成手段7は、両バス3c及び4cにつ
なげられており、両バスから転送されてくる文字展開デ
ータ及びイメージ展開データを、受信して、合成処理を
行っている。この構成では、印刷データ格納手段1が、
2つのビットマップメモリ15により、文字コード格納
用とイメージコード格納用に完全に分離されているた
め、コードデータ種別毎にビットマップメモリ15上の
格納領域を管理するメモリ制御管理部2の構成は必要な
い(ただしビットマップメモリを制御する構成は必要で
ある)。
【0044】尚、本発明の印刷データ処理装置及び印刷
データ処理方法並びに画像形成装置は、上述の実施例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜11記載の構成によれば、印刷データを格納する
際、印刷データを展開させずに、コードデータのまま格
納し、圧縮処理を必要としないこと、さらに印刷部側
に出力するに当たり、コード化した印刷データを読み出
し、そのコードに対応する展開データに展開してから、
印刷部側に出力しており、データの伸張処理を行ってお
らず、展開してすぐに出力していること、などから、印
刷処理のスループットを低下させることがなく、高速な
印刷処理を行うことができるようになるという優れた効
果を奏し得る。
【0046】そして印刷データを格納する際、印刷デー
タを展開させずに、コードデータのまま格納するため、
必要な記憶容量も少なくて済み、且つ必要な記憶容量が
データに応じて変動するようなこともない。
【0047】さらに請求項2及び請求項6のように、印
刷データを格納する際に、データコードの種別毎に、格
納領域を管理し、各格納領域に、文字コードとイメージ
コードを別々に格納するようにすると、夫々のコードデ
ータに応じて(或いはこれらのコードデータの割合に応
じて)これらの格納領域を割り付けることによって、必
要な記憶容量はより少なくて済むことになる。
【0048】加えて請求項3及び請求項7並びに請求項
10のように、イメージデータを、画素中のドット数に
対応するイメージコードに変換して格納することで、イ
メージデータをそのまま格納する場合に比べ、より少な
い記憶容量で済むようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パソコン112の出力装置としてつなげられた
プリンタ111への本発明の一実施形態の適用例を示す
使用状態説明図である。
【図2】コントローラ101内に設けられた本発明の実
施形態に係る印刷データ処理装置の機能ブロック図であ
る。
【図3】イメージコードとイメージ展開データとの関係
を説明する説明図である。
【図4】本実施形態構成による印刷データ処理の前にパ
ソコン112側で行われる処理フローを示すフローチャ
ートである。
【図5】プリンタ111側コントローラ101における
本発明構成による処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】本願構成の他の実施形態構成を示す印刷データ
処理装置の機能ブロック図である。
【図7】本願構成の別の実施形態構成を示す印刷データ
処理装置の機能ブロック図である。
【図8】圧縮によるメモリ容量削減方式を採用した従来
の印刷データ処理構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 印刷データ格納手段 1a メモリバス 2 メモリ制御管理部 3 文字展開データ格納手段 3a、3b、3c フォントバス 4 イメージ展開データ格納手段 4a、4b、4c イメージバス 5 文字展開手段 6 イメージ展開手段 7 合成手段 7a ビデオバス 11 メインバス 12 インターフェース制御部 13 CPU 14 制御LSI 15 ビットマップメモリ 16 ROM 17 周辺回路 21 制御LSI 22 転写部 23 露光部 24 カセット部 25 スタッカ部 26 周辺機器 101 コントローラ 102 印刷部 111 プリンタ 112 パソコン 113 ケーブル 201 メインバス 202 制御部 203 フォント展開部 204 イメージ展開部 205 フォント格納部 206 ワークメモリ 207 イメージ格納部 208 圧縮・伸張部 209 ビットマップメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉田 和裕 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 曽田 彰久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 堀井 雅之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 石原 弘毅 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 青木 孝貢 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 前田 浩司 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 吉村 潤 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 金田 裕之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA15 AB05 BC02 BC05 BD07 BD13 BD40 5B057 CA01 CA18 CB01 CB16 CE08 CH11 5C076 AA11 BA03 9A001 BB04 CC02 CC08 EE04 HH23 HH28 JJ35 KK42

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コード化した印刷データを格納する印刷
    データ格納手段と、 文字コードに対応する文字展開データを格納する文字展
    開データ格納手段と、 イメージコードに対応するイメージ展開データを格納す
    るイメージ展開データ格納手段と、 前記印刷データ格納手段から文字コードを読み出し、前
    記文字展開データ格納手段を参照して、そのコードに対
    応する文字展開データに展開する文字展開手段と、 前記印刷データ格納手段からイメージコードを読み出
    し、前記イメージ展開データ格納手段を参照して、その
    コードに対応するイメージ展開データに展開するイメー
    ジ展開手段と、 両展開手段で各展開された文字展開データ及びイメージ
    展開データを論理演算して合成する合成手段とを有する
    ことを特徴とする印刷データ処理装置。
  2. 【請求項2】 格納される印刷データが、文字コードで
    あるかイメージコードであるかの種別により、前記印刷
    データ格納手段は、格納領域を別にして管理することを
    特徴とする請求項1記載の印刷データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷データがイメージデータである
    場合に、画素中のドット数に対応するイメージコードに
    変換して、前記印刷データ格納手段に格納することを特
    徴とする請求項1又は2記載の印刷データ処理装置。
  4. 【請求項4】 コード化した前記印刷データに、カラー
    情報を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    つに記載の印刷データ処理装置。
  5. 【請求項5】 コード化した印刷データを格納する印刷
    データ格納ステップと、 格納された文字コードを読み出し、その文字コードに対
    応する文字展開データに展開する文字展開ステップと、 格納されたイメージコードを読み出し、そのイメージコ
    ードに対応するイメージ展開データに展開するイメージ
    展開ステップと、 各展開された文字展開データ及びイメージ展開データを
    論理演算して合成する合成ステップとを含むことを特徴
    とする印刷データ処理方法。
  6. 【請求項6】 前記印刷データ格納ステップにおいて、
    文字コードであるかイメージコードであるかの種別によ
    り格納領域を別にして、これらのコードを各格納するこ
    とを特徴とする請求項5記載の印刷データ処理方法。
  7. 【請求項7】 前記印刷データがイメージデータである
    場合に、画素中のドット数に対応するイメージコードに
    変換しておき、前記印刷データ格納ステップにおいて、
    該イメージコードを格納することを特徴とする請求項5
    又は6記載の印刷データ処理方法。
  8. 【請求項8】 コード化した前記印刷データに、カラー
    情報を含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1
    つに記載の印刷データ処理方法。
  9. 【請求項9】 コード化した印刷データを格納する印刷
    データ格納手段と、 文字コードに対応する文字展開データを格納する文字展
    開データ格納手段と、 イメージコードに対応するイメージ展開データを格納す
    るイメージ展開データ格納手段と、 前記印刷データ格納手段から文字コードを読み出し、前
    記文字展開データ格納手段を参照して、そのコードに対
    応する文字展開データに展開する文字展開手段と、 前記印刷データ格納手段からイメージコードを読み出
    し、前記イメージ展開データ格納手段を参照して、その
    コードに対応するイメージ展開データに展開するイメー
    ジ展開手段と、 両展開手段で各展開された文字展開データ及びイメージ
    展開データを論理演算して合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された印刷データに基づき、転
    写部に像を形成する印刷手段とを有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記印刷データがイメージデータであ
    る場合に、画素中のドット数に対応するイメージコード
    に変換して、前記印刷データ格納手段に格納することを
    特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 コード化した前記印刷データに、カラ
    ー情報を含むことを特徴とする請求項9又は10記載の
    画像形成装置。
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