JP3683667B2 - プリンタコントローラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーザプリンタ等の光プリンタやデジタル複写機等のプリンタ部におけるプリンタコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザプリンタ等のプリンタコントローラとして、フレームメモリ(記憶手段)を削減するために、パーソナルコンピュータ等のホスト装置から送信された印刷命令を解釈してバンド単位で展開したビットマップデータを符号器(符号化手段)により注目画素に対する近隣画素(参照画素)の参照によって得られる予測値から符号化してフレームメモリに記憶した後、その符号化データ(符号)を復号器(復号化手段)によって元のビットマップデータに復号化し、それをエンジンに出力して印刷(プリント)させるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のプリンタコントローラでは、バンド単位で展開したビットマップデータが多値画像データの場合、その多値画像データを1画素当たりの階調を示すビット単位別に1つの符号器で順次符号化してフレームメモリに記憶した後、その符号化データを上記ビット単位別に1つの復号器で順次復号化するため、印刷処理に多くの時間がかかってしまう。
【0004】
また、バンド単位で展開したビットマップデータが多値画像データでなくても、そのビットマップデータをバンド単位別に1つの符号器で順次符号化してフレームメモリに記憶した後、その符号化データをバンド単位別に1つの復号器で順次復号化する必要があるため、やはり印刷処理に多くの時間がかかってしまう。
【0005】
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、プリンタコントローラにおいて、ビットマップデータの符号化及び復号化処理を高速化し、印刷処理に要する時間を短縮することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ホスト装置から送信された印刷命令を解釈し、バンド単位でビットマップデータを展開する展開手段と、該手段によって展開されたバンド単位のビットマップデータを注目画素に対する近隣画素の参照によって得られる予測値から符号化する符号化手段と、該手段によって符号化されたデータを記憶する記憶手段と、該手段に記憶されたデータを元のビットマップデータに復号化する復号化手段とを有するプリンタコントローラにおいて、上記の目的を達成するため、次の各手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項の発明は、符号化手段及び復号化手段を2つずつ設け、展開手段によって展開されたビットマップデータが多値画像データの場合、その多値画像データをその1画素当たりの階調を示す複数ビットのうちの前記近隣画素との相関性が高い最上位ビットとその他の複数ビットに分けて各符号化手段によって並列に符号化処理させて記憶手段に記憶させる符号化指示手段と、該手段によって記憶手段に記憶された多値画像データを上記最上位ビットとその他の複数ビットに分けて各復号化手段によって並列に復号化処理させる復号化指示手段とを設けたものである。
【0010】
請求項2,3の発明は、符号化手段及び復号化手段を複数設け、展開手段によって展開されたビットマップデータが多値画像データの場合、その多値画像データを1画素当たりの階調を示すビット単位別に各符号化手段によって並列に符号化処理させて記憶手段に記憶させる第1の符号化指示手段と、該手段によって記憶手段に記憶された多値画像データを上記ビット単位別に各復号化手段によって並列に復号化処理させる第1の復号化指示手段と、展開手段によって展開されたビットマップデータをバンド単位別に各符号化手段によって並列に符号化処理させて記憶手段に記憶させる第2の符号化指示手段と、該手段によって記憶手段に記憶されたビットマップデータをバンド単位別に各復号化手段によって並列に復号化処理させる第2の復号化指示手段と、展開手段によって展開されたビットマップデータの種類を判別するデータ種判別手段と、該手段によって判別されたビットマップデータが、前記近隣画素との相関性が高く圧縮率の高い画像(文字画像又はグラフィック画像)の場合には第1の符号化指示手段及び第1の復号化指示手段の指示による符号化及び復号化処理に、前記近隣画素との相関性が低く圧縮率の低い画像(自然画像)の場合には第2の符号化指示手段及び第2の復号化指示手段の指示による符号化及び復号化処理にそれぞれ切り替える処理切替手段とを設けたものである。
【0014】
請求項の発明によるプリンタコントローラでは、展開手段によって展開されたビットマップデータが多値画像データの場合、その多値画像データを符号化指示手段がその1画素当たりの階調を示す複数ビットのうちの最上位ビット(近隣画素との相関性が強い)とその他の複数ビットに分けて各符号化手段によって並列に符号化処理させて記憶手段に記憶させた後、その多値画像データを復号化指示手段が上記最上位ビットとその他の複数ビットに分けて各復号化手段によって並列に復号化処理させるので、上記最上位ビットに対して高い圧縮率が得られる。また、ビットマップデータの符号化及び復号化処理が高速化し、印刷処理に要する時間が短縮する。
【0015】
請求項2,3の発明によるプリンタコントローラでは、展開手段によって展開されたビットマップデータの種類をデータ種判別手段が判別し、その判別結果に応じて処理切替手段が第1の符号化指示手段及び第1の復号化指示手段の指示による符号化及び復号化処理(展開手段によって展開されたビットマップデータが多値画像データの場合、その多値画像データを第1の符号化指示手段が1画素当たりの階調を示すビット単位別に各符号化手段によって並列に符号化処理させて記憶手段に記憶させた後、その多値画像データを第1の復号化指示手段が上記ビット単位別に各復号化手段によって並列に復号化処理させる)に、あるいは第2の符号化指示手段及び第2の復号化指示手段の指示による符号化及び復号化処理(展開手段によって展開されたビットマップデータを第2の符号化指示手段がバンド単位別に各符号化手段によって並列に符号化処理させて記憶手段に記憶させた後、そのビットマップデータを第2の復号化指示手段がバンド単位別に各復号化手段によって並列に復号化処理させる)に切り替える。
【0016】
すなわち、上記ビットマップデータの種類として、近隣画素との相関性が高く圧縮率の高い文字画像,グラフィック画像と、近隣画素との相関性が低く圧縮率の低い自然画像を判別し、文字画像,グラフィック画像の場合には第1の符号化指示手段及び第1の復号化指示手段の指示による符号化及び復号化処理に、自然画像の場合には第2の符号化指示手段及び第2の復号化指示手段の指示による符号化及び復号化処理にそれぞれ切り替えることにより、システム全体のパフォーマンスが向上する。つまり、上記ビットマップデータの圧縮処理機能,符号化処理機能,及び復号化処理機能を最大限に発揮させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図2は、この発明を実施したレーザプリンタにおけるプリンタコントローラの構成例を示すブロック図である。
【0018】
このプリンタコントローラ1は、CPU2,プログラムROM3,フォントROM4,RAM5,符号/復号器6,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」と略称する)7,パネルI/F8,ディスクI/F9,ホストI/F10の各I/Fと、それらを相互に接続するバス11とによって構成されている。
【0019】
CPU2は、プログラムROM3のプログラムと操作パネル13からのモード指示、及びホスト装置15からのコマンド(印刷命令等)によってプリンタコントローラ1全体を制御する中央処理装置であり、請求項1,2の展開手段としての機能を果たす。
プログラムROM3は、このプリンタコントローラ1の制御プログラムを格納しているリードオンリ・メモリである。
フォントROM4は、フォントを記憶するリードオンリ・メモリである。
【0020】
RAM5は、CPU2用のワークメモリ,入力データを格納するインプットバッファ,バンド単位でビットマップデータを展開するための中間言語(Display List)を格納するバッファ,符号化されたデータを格納するバッファ(請求項1,2の記憶手段に相当する),エンジンI/F7を介してエンジン12に出力するビットマップデータを格納するためのバッファ,ダウンロードフォントを格納するフォントファイル等に使用するランダムアクセス・メモリである。
【0021】
符号/復号器6は、バンド単位のビットマップデータを注目画素に対する近隣画素の参照によって得られる予測値から符号化する処理を行なう符号器(請求項1,2の符号化手段に相当する)と、符号化されたデータを元のビットマップデータに復号化(可逆圧縮)する処理を行なう復号器(請求項1,2の復号化手段に相当する)を複数備えている。
【0022】
エンジンI/F7は、用紙上に印刷を行なうエンジン12とコマンド及びステータスやビットマップデータの通信を行なうためのインタフェースである。
パネルI/F8は、使用者に現在のプリンタの状態を知らせたりモード指示を行なったりする操作パネル13とコマンドやステータスの通信を行なうインタフェースである。
【0023】
ディスクI/F9は、後述するディスク装置14と通信を行なうためのインタフェースである。
ホストI/F10は、パーソナルコンピュータ等のホスト装置15と通信を行なうためのインタフェースである。
【0024】
ディスク装置14は、フォントやプログラム,画像データなどの様々のデータを記憶しておく外部記憶装置であり、フロッピディスク装置(FDD)やハードディスク装置(HDD)などである。
ICカード16は、フォントやプログラムを外部から供給する場合に使用する着脱可能なメモリカードである。
【0025】
図3は、図2の符号/復号器6中の符号器の構成例を示すブロック図である。この符号器20は、コンテキストモデル部(CM)21,確率推定機構部(PEM)22,符号生成部(BG)23とからなる。
コンテキストモデル部21は、バンド単位のビットマップデータが入力されると、予測値を出すために注目画素に対する周辺の画素を参照してコンテキストを生成し、確率推定機構部22に渡す。
【0026】
ここで、コンテキストモデル部の一般的なテンプレートの一例を図4に示す。この例では、注目画素(*)31の周辺9ドットを参照画素32とし、主走査方向にスライドさせていく。
確率推定機構部22は、コンテキストモデル部21から渡されたコンテキストから予測値に対して符号が一致する確率を記憶する。この確率値は常に更新されていく。ここで、学習効果が発生することになる。
【0027】
符号生成部23は、予測値と一致したかどうかと、そのコンテキストのステート(確率値)から判断し、圧縮符号に変換する(ビットマップデータを符号化する)。
ここで、予測値と一致した符号が多いほど圧縮符号が短くなり、圧縮率が向上することになる。また、テンプレートの参照画素を増やせば、予測値に一致する確率が高くなるため、より圧縮率が上がるが、確率値を記憶するためのメモリが増えてしまうという欠点もある。
【0028】
図5は、この実施形態のプリンタコントローラ1における画像データの流れを示す説明図である。
印刷しようとする1ページ分の画像データ41があるとすると、プリンタコントローラ1は、複数のバンドに分割して処理を行なう。
ここで、1ページ分の画像データをビットマップデータとして持つと、A4,600dpiの2値画像で約4MBのメモリが必要で、これがカラーになると、CMYK各4ビット持つだけで64MBという莫大なメモリが必要となる。そこで、バンド単位で処理することにより、メモリ削減が可能になる。
【0029】
このバンド単位で処理を行なうために、プリンタコントローラ1は、ホスト装置15から送信された印刷命令を解釈してバンド毎にビットマップデータを展開できるような中間言語(Display List)42に変換する。この中間言語42は、文字,グラフィック,イメージ等の情報や、幅,高さ,色情報などが格納されたフォーマットで、バンド単位で独立して展開できるように工夫されている。この中間言語42は、プリンタコントローラ1で生成しなくてはならないものではなく、ホスト装置15のプリンタドライバで生成して、プリンタコントローラ1に送信することも可能である。
【0030】
その後、中間言語42をエンジン12に送信する順番にビットマップデータ43に展開する。その際、その展開したバンドのビットマップデータを記憶するためのバッファ(メモリ)を削減するために、図3に示した符号器20によって符号化(圧縮)し、エンジン12への出力の際に復号化する。
この方式の場合、データの符号化と復号化を並行して行なえることや、符号化によりメモリが従来より多く確保できるため、次のバンドのビットマップデータへの展開を先に行なえるという利点があり、少ないメモリで高速な印刷が可能になる。
【0031】
次に、このプリンタコントローラ1におけるこの発明の参考となる第1の処理動作について、図1を参照して具体的に説明する。この場合、CPU2は符号化指示手段,復号化指示手段としての機能を果たすことになる。また、ここでは符号/復号器6に符号器及び復号器が4個ずつ備えられているものとする。
【0032】
CPU2は、バンド単位で展開したビットマップデータがCMYKの多値画像データの場合、図1に示すように、その多値画像データを1画素当たりの階調を示すビット単位別に符号/復号器6の各符号器20a,20b,20c,20dによって並列に符号化処理させてRAM5に記憶させる。なお、この例では、1画素当たり、各色毎に4ビットで階調を表わしている。
【0033】
すなわち、まず1バンド目のシアン(C)の1画素目のビット(bit)3を第1の符号器20aに、ビット2を第2の符号器20bに、ビット1を第3の符号器20cに、ビット0を第4の符号器20dにそれぞれ入力して並列に符号化処理させた後、RAM5に記憶させる。
次いで、1バンド目のシアンの2画素目,さらにその次にシアンの3画素目といった具合に上述と同様に処理していく。
【0034】
そして、シアンのビットマップデータを1バンド分処理し終わったら、次に1バンド目のマゼンダ(M)の1画素目,2画素目、その次はイエロー(Y),ブラック(K)と上述と同様に処理し、1バンド目のビットマップデータを全て処理し終わったら、2バンド目のシアンの1画素目といった順序で上述と同様に処理していく。
その後、エンジン12への出力時に、RAM5上のビットマップデータを上記ビット単位別に符号/復号器6の各復号器によって並列に復号化処理させる。
【0035】
このように、各色プレーンのビットプレーン毎に図3に示したコンテキストモデル部21を持つことができるため、近隣画素(近隣の参照画素)との相関性が高く、圧縮効果も高い。また、CPU2が、バンド単位に展開したビットマップデータ(多値画像データ)を1画素当たりの階調を示すビット単位別に各符号器によって並列に符号化処理させてRAM5に記憶させた後、その多値画像データを上記ビット単位別に各復号器によって並列に復号化処理させるので、ビットマップデータ(多値画像データ)の符号化及び復号化処理が高速化し、印刷処理に要する時間が短縮する。
【0036】
次に、このプリンタコントローラ1におけるこの発明の参考となる第2の処理動作について、図6を参照して具体的に説明する。この場合、CPU2は符号化指示手段,復号化指示手段としての機能を果たすことになる。また、ここでは符号/復号器6に符号器及び復号器がN個ずつ備えられているものとする。
【0037】
CPU2は、バンド単位で展開したビットマップデータがCMYKの多値画像データの場合、図6に示すように、その多値画像データをバンド(Band)別に符号/復号器6の各符号器20a,20b,……,20nによって並列に符号化処理させてRAM5に記憶させる。なお、この例でも、1画素当たり、各色毎に4ビットで階調を表わしている。
【0038】
すなわち、まず1,2,……,Nバンド目のシアンの1画素目のビット3をそれぞれ第1の符号器20a,第2の符号器20b,……,第Nの符号器20nにそれぞれ入力して並列に符号化処理させた後、RAM5に記憶させる。
続いて、1,2,……,Nバンド目のシアンの1画素目のビット2,1,0を上述と同様に順次処理していく。
【0039】
そして、1,2,……,Nバンド目のシアンの1画素目を処理し終わったら、その2画素目以降を上述と同様に順次処理し、最終画素が処理し終わったら、1,2,……,Nバンド目のマゼンダ,イエロー,ブラックも上述と同様に処理していく。
その後、エンジン12への出力時に、RAM5上のビットマップデータをバンド単位別に符号/復号器6の各復号器によって並列に復号化処理させる。
【0040】
このように、CPU2が、バンド単位で展開したビットマップデータをバンド単位別に各符号器によって並列に符号化処理させてRAM5に記憶させた後、そのビットマップデータをバンド単位別に各復号器によって並列に復号化処理させるので、ビットマップデータの符号化及び復号化処理が高速化し、印刷処理に要する時間が短縮する。また、プリントアンダーランの発生する確率が低くなる。なお、プリントアンダーランは、バンド単位のビットマップデータの展開(生成)がエンジンの出力に対して間に合わなくなった時に発生するエラーであり、そのエラー発生時にはバンド後半部分が出力されない。
【0041】
次に、このプリンタコントローラ1における請求項に係る処理動作について、図7を参照して具体的に説明する。この場合、CPU2は請求項の符号化指示手段,復号化指示手段としての機能を果たすことになる。また、ここでは符号/復号器6に符号器及び復号器が2個ずつ備えられているものとする。
【0042】
CPU2は、バンド単位で展開したビットマップデータがCMYKの多値画像データの場合、図7に示すように、その多値画像データを1画素当たりの階調を示す4ビットのうちの最上位ビット(ビット3)とその他のビット(ビット2〜0)に分けて符号/復号器6の各符号器20a,20bによって並列に符号化処理させてRAM5に記憶させる。なお、この例でも、1画素当たり、各色毎に4ビットで階調を表わしている。
【0043】
すなわち、まず1バンド目のシアンの1画素目のビット(bit)3を第1の符号器20aに、ビット2〜0を第2の符号器20bにそれぞれ入力して並列に符号化処理させた後、RAM5に記憶させる。なお、第3,第4の符号器があれば、2バイト目のシアンの1画素目のビット3を第3の符号器に、ビット2〜0を第4の符号器にといった具合にバンド単位別の並行処理も同時に行なわせることも可能である。
次いで、1バンド目のシアンの2画素目,さらにその次にシアンの3画素目といった具合に上述と同様に処理していく。
【0044】
そして、シアンのビットマップデータを1バンド分処理し終わったら、次に1バンド目のマゼンダの1画素目,2画素目、その次はイエロー,ブラックと上述と同様に処理し、1バンド目のビットマップデータを全て処理し終わったら、2バンド目のシアンの1画素目といった順序で上述と同様に処理していく。
その後、エンジン12への出力時に、RAM5上のビットマップデータをビット3とビット2〜0に分けて符号/復号器6の各復号器によって並列に復号化処理させる。
【0045】
このように、CPU2が、バンド単位に展開したビットマップデータが多値画像データの場合、その多値画像データをその1画素当たりの階調を示すビットのうちの最上位ビット(近隣画素との相関性が強い)とその他のビットに分けて各符号器によって並列に符号化処理させてRAM5に記憶させた後、その多値画像データを最上位ビットとその他のビットに分けて各復号器によって並列に復号化処理させるので、最上位ビットに対して高い圧縮率が得られると共に、ビットマップデータの符号化及び復号化処理が高速化し、印刷処理に要する時間が短縮する。
【0046】
次に、このプリンタコントローラ1における請求項に係る処理動作について、具体的に説明する。この場合、CPU2は請求項の第1,第2の符号化指示手段,第1,第2の復号化指示手段,データ種判別手段,処理切替手段としての機能を果たすことになる。さらに、ここでは符号/復号器6に符号器及び復号器がN個ずつ備えられているものとする。さらにまた、バンド単位で展開したビットマップデータを大きく分けて、文字画像,グラフィック画像(線画像も含む),イメージ画像(写真のような自然画像)に分類する。
【0047】
CPU2は、バンド単位で展開したビットマップデータの種類を判別し、それが文字画像,グラフィック画像であれば図1によって説明した符号化及び復号化処理に、自然画像であれば図6によって説明した符号化及び復号化処理にそれぞれ切り替える。
【0048】
ここで、文字画像,グラフィック画像の場合は、近隣に同じ色成分があることが多く、近隣画素との相関性が高いため、ビットプレーンでの相関性も高い。したがって、バンド単位で展開したビットマップデータが文字画像,グラフィック画像であれば、図1によって説明した符号化及び復号化処理を行なうことによって、最大の圧縮率が得られることになる。しかも、ビットマップデータの符号化及び復号化処理が高速化し、印刷処理に要する時間が短縮する。
【0049】
一方、イメージ画像の場合は、近隣画素との相関性が低く、図1によって説明した符号化及び復号化処理と図6によって説明した符号化及び復号化処理で圧縮率にあまり差がない。そこで、イメージ画像の場合は、図6によって説明した符号化及び復号化処理を行なうことにより、ビットマップデータの圧縮率より符号化及び復号化処理速度が高くなる方を選択する。
【0050】
このように、CPU2が、バンド単位で展開したビットマップデータの種類を判別し、その判別結果に応じて符号化及び復号化処理を切り替えるので、システム全体のパフォーマンスが向上する。すなわち、上記ビットマップデータの圧縮率処理機能,符号化処理機能,及び復号化処理機能を最大限に発揮させることができる。
【0051】
以上、この発明をレーザプリンタにおけるプリンタコントローラに適用した実施形態について説明したが、この発明はこれに限らず、LEDプリンタ,液晶シャッタプリンタ等の他の光プリンタにおけるプリンタコントローラには勿論、デジタル複写機等のプリンタ部におけるプリンタコントローラにも適用し得るものである。
【0052】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明のプリンタコントローラによれば、ビットマップデータの符号化及び復号化処理を高速化し、印刷処理に要する時間の短縮化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2に示したプリンタコントローラ1におけるこの発明の参考となる第1の処理動作を説明するための図である。
【図2】この発明を実施したレーザプリンタにおけるプリンタコントローラの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の符号/復号器6中の符号器の構成例を示すブロック図である。
【図4】符号器のコンテキストモデル部における一般的なテンプレートの一例を示す図である。
【図5】図2に示したプリンタコントローラ1における画像データの流れを示す説明図である。
【図6】 図2に示したプリンタコントローラ1におけるこの発明の参考となる第2の処理動作を説明するための図である。
【図7】 同じく請求項に係る処理動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1:プリンタコントローラ 2:CPU
3:プログラムROM 4:フォントROM
5:RAM 6:符号/復号器
7:エンジンI/F 8:パネルI/F
9:ディスクI/F 10:ホストI/F
11:バス 12:エンジン
13:操作パネル 14:ディスク装置
15:ホスト装置 16:ICカード
20,20a,20b,20c,20d,20n:符号器
21:コンテキストモデル部
22:確率推定機構部 23:符号生成部
31:注目画素 32:参照画素

Claims (3)

  1. ホスト装置から送信された印刷命令を解釈し、バンド単位でビットマップデータを展開する展開手段と、該手段によって展開されたバンド単位のビットマップデータを注目画素に対する近隣画素の参照によって得られる予測値から符号化する符号化手段と、該手段によって符号化されたデータを記憶する記憶手段と、該手段に記憶されたデータを元のビットマップデータに復号化する復号化手段とを有するプリンタコントローラにおいて、
    前記符号化手段及び前記復号化手段を2つずつ設け、前記展開手段によって展開されたビットマップデータが多値画像データの場合、その多値画像データをその1画素当たりの階調を示す複数ビットのうちの前記近隣画素との相関性が高い最上位ビットとその他の複数ビットに分けて前記各符号化手段によって並列に符号化処理させて前記記憶手段に記憶させる符号化指示手段と、該手段によって前記記憶手段に記憶された多値画像データを前記最上位ビットとその他の複数ビットに分けて前記各復号化手段によって並列に復号化処理させる復号化指示手段とを設けたことを特徴とするプリンタコントローラ。
  2. ホスト装置から送信された印刷命令を解釈し、バンド単位でビットマップデータを展開する展開手段と、該手段によって展開されたバンド単位のビットマップデータを注目画素に対する近隣画素の参照によって得られる予測値から符号化する符号化手段と、該手段によって符号化されたデータを記憶する記憶手段と、該手段に記憶されたデータを元のビットマップデータに復号化する復号化手段とを有するプリンタコントローラにおいて、
    前記符号化手段及び前記復号化手段を複数設け、前記展開手段によって展開されたビットマップデータが多値画像データの場合、その多値画像データを1画素当たりの階調を示すビット単位別に前記各符号化手段によって並列に符号化処理させて前記記憶手段に記憶させる第1の符号化指示手段と、該手段によって前記記憶手段に記憶された多値画像データを前記ビット単位別に前記各復号化手段によって並列に復号化処理させる第1の復号化指示手段と、前記展開手段によって展開されたビットマップデータをバンド単位別に前記各符号化手段によって並列に符号化処理させて前記記憶手段に記憶させる第2の符号化指示手段と、該手段によって前記記憶手段に記憶されたビットマップデータをバンド単位別に前記各復号化手段によって並列に復号化処理させる第2の復号化指示手段と、前記展開手段によって展開されたビットマップデータの種類を判別するデータ種判別手段と、該手段によって判別されたビットマップデータが、前記近隣画素との相関性が高く圧縮率の高い画像の場合には前記第1の符号化指示手段及び第1の復号化指示手段の指示による符号化及び復号化処理に、前記近隣画素との相関性が低く圧縮率の低い画像の場合には前記第2の符号化指示手段及び第2の復号化指示手段の指示による符号化及び復号化処理にそれぞれ切り替える処理切替手段とを設けたことを特徴とするプリンタコントローラ。
  3. 請求項2記載のプリンタコントローラにおいて、
    前記近隣画素との相関性が高く圧縮率の高い画像は文字画像又はグラフィック画像、前記近隣画素との相関性が低く圧縮率の低い画像は自然画像であることを特徴とするプリンタコントローラ。
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JP5083170B2 (ja) 2008-10-23 2012-11-28 富士ゼロックス株式会社 符号化装置、復号装置、画像形成装置、及びプログラム。

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