JP2000261291A - リサンプラ方法およびリサンプラ回路 - Google Patents

リサンプラ方法およびリサンプラ回路

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JP2000261291A
JP2000261291A JP11065228A JP6522899A JP2000261291A JP 2000261291 A JP2000261291 A JP 2000261291A JP 11065228 A JP11065228 A JP 11065228A JP 6522899 A JP6522899 A JP 6522899A JP 2000261291 A JP2000261291 A JP 2000261291A
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Hirohisa Machida
浩久 町田
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
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    • H03H17/02Frequency selective networks
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    • H03H17/0225Measures concerning the multipliers
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
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    • H03H17/0282Sinc or gaussian filters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のリサンプラ回路は演算回数が多く長い
実行時間を必要で、ハードウェア規模が大であった。 【解決手段】 SINC関数の波形1での基準時刻0か
ら時間間隔[0,T],[0,−T]以外のT,−T方
向での対称性を基に、時間T後から所定時刻までの計数
値を複数のROMに格納して乗算回数を減少し、乗算器
数を削減し高速に動作する。また、波形1の対称性を基
に、各時間間隔内の1/2時間までの計数値をROMに
格納しROMのサイズを削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル復調
器などに搭載され、タイミングリカバリ機能を実現する
ディジタルフィルタ、特に、インタポレーションフィル
タ等のリサンプラ方法およびリサンプラ回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の驚異的な発展に伴い、通信
/音声/画像/計測/制御等の様々な分野において、抵
抗/コンデンサ/コイル/OPアンプ等のアナログ電子
回路素子を用いた従来のアナログ信号処理は、次第に、
ディジタル的な信号処理へと移行してきており、これは
ディジタル信号処理と呼ばれている。
【0003】ディジタル信号処理を前提とするシステム
間では、ディジタルデータすなわち離散的なデータが伝
達され処理される必要がある。しかし、ディジタルデー
タを伝達(通信)する場合には、その媒体に何を利用し
ようとも、(距離あるいは時間の)離れた場所へとディ
ジタルデータが転送されるため、データを送信した側と
データを受信した側とで同じ時間(間隔)を共有するこ
とができない。
【0004】図7はディジタル伝送システムにおける送
信データと受信波形の関係を示す説明図であるが、特
に、このディジタル伝送システムが用いられる分野に限
定するものではない。図において、離散的なディジタル
データが、送信側から受信側へ、所定の時間間隔で送出
される。送信側と受信側との間の伝送路(ケーブル、電
話線、無線等、特に限定されるものではない)を介し
て、受信側へ送信されるディジタルデータは、伝送途中
での伝送路特性による減衰により、元のディジタルデー
タの姿が変化され、アナログ波形のデータとして受信側
で受信される。この受信されるデータは、伝送途中の妨
害により雑音を含んでいることが普通である。
【0005】受信側のディジタル信号処理装置は、受信
したアナログ波形のデータから、送信側で送信されたオ
リジナルのディジタルデータへ復帰させる機能を必要と
する。この復帰処理をデータリカバリと呼んでいる。一
方、アナログ信号処理のシステムでは、受信したアナロ
グ波形のデータをそのまま処理すればよいので、アナロ
グ波形からデータが抜け落ちることは無い。
【0006】しかしながら、ディジタル信号処理のシス
テムでは、受信したアナログ波形からディジタルデータ
を標本(サンプリング)する必要があるため、標本され
なかったデータは失われることになる。従って、受信側
で受信したデータを正しくリカバリするためには、送信
側が所定の手順に従ってディジタルデータを受信側へ送
出する必要がある。
【0007】つまり、送信側から受信側へ向けて、ディ
ジタルデータを送信するということは、矩形パルスを送
信することに等しい。矩形パルスは、広い周波数スペク
トル特性をもつため広帯域の伝送路が必要になるが、周
波数資源には制限や制約があるので、正しく伝送できる
周波数帯域に伝送路を制限する必要がある。
【0008】図8は低域通過フィルタを介したディジタ
ルデータの変化を示す説明図である。例えば、ディジタ
ルデータの広域周波数成分を低域通過フィルタにより除
去すると、図8の右側部分に示すように、矩形パルスの
波形はなだらかな波形になり、結果としてパルス幅が広
がる。幅Tの矩形パルス列を用いてディジタルデータを
伝送する場合、帯域制限によりパルス幅が広がり、その
結果、隣接パルスの波形が互いに重なり合い、伝送波形
間で干渉(符号間干渉)が生じる。時間T毎に、送信側
からパルス情報であるディジタルデータが送信されてい
る場合、伝送波形が歪んだとしても時間T毎のサンプリ
ング点で隣接した伝送波形の重なりが無ければ、受信側
で正しいパルス情報を取り出すことが可能となる。
【0009】符号間干渉を発生させないで帯域制限を実
行可能とする条件としての公知なものは、例えば、ナイ
キストの第1基準がある。このナイキストの第1基準に
よれば、時間T毎のサンプリング点で符号間干渉を生じ
させない為の必要最小限の周波数帯域は、T/2であ
る。
【0010】図9は符号間干渉を生じさせないためのフ
ィルタ特性を示す説明図であり、図において、周波数が
f=0から周波数(ナイキスト周波数という)f=1/
2Tまでの帯域だけを通過させる理想低域通過フィル
タ、あるいは、ナイキスト周波数1/2Tを境に奇対称
の伝達特性を持つ低域通過フィルタを用いて、時間T毎
にパルス信号を入力すると、その応答、即ち、インパル
ス応答(図2を参照)は、時間t=±nTで振幅が零と
なり、インパルス応答が重なり合っても、t=±nTで
サンプリングすれば符号間干渉は生じないことになる。
【0011】このナイキストの第1基準を満足する実用
的なフィルタとしてロールオフフィルタがある。このロ
ールオフフィルタの特性は、図9に示すフィルタ特性で
あり、そのインパルス応答は図2に示すSINC関数で
得られる波形1で示される。このように、符号間干渉の
無い状態で送信側からディジタルデータを伝送していて
も、送信側のデータ送出間隔Tと受信側のデータのサン
プリング間隔Tとが全く同一であるとは限らない。ディ
ジタル信号処理システムにおいては、一般に、クリスタ
ル発振器を用いてこのデータのサンプリング間隔Tが生
成される。クリスタル発振器として、送信側および受信
側の双方で同一のものを使用していたとしても、その動
作は完全に同一とはならない。
【0012】例えば、送信側と受信側とのクリスタル発
振器の間で、1ppmの誤差が生じた場合、10MHz
程度で動作中のシステムであれば、1秒間で10個もデ
ータがずれてくることになる。また、全く同一の周波数
であったと仮定しても、送信側のデータ送出間隔Tと受
信側でサンプルするポイントがずれていれば、永久に正
しいデータをサンプルすることができない。そして、デ
ィジタル伝送システムでは、サンプルするポイントを送
信側から受信側へ伝達することができないという課題が
ある。
【0013】従って、受信側では、受信したデータから
送信側の周波数(データ送出間隔)やサンプルするポイ
ントを復帰させる必要がある。受信側で実施されるこの
ような処理をタイミングリカバリと呼び、それを実現す
るブロックをタイミングリカバリ回路等と呼ぶ。
【0014】このタイミングリカバリ回路として、従来
では、ディジタル処理とアナログ処理とを組み合わせて
実現する方法が一般的であったが、最近では、すべての
動作をディジタル処理で実現するタイミングリカバリ回
路も多く出現している。このようなタイミングリカバリ
回路は、ディジタルタイミングリカバリ回路あるいはリ
サンプラ回路等と呼ばれている。
【0015】次に、動作について説明する。図10は従
来のリサンプラ回路の内挿データの算出方法を示す説明
図である。従来のリサンプラ回路は、サンプリングされ
た信号を内挿することにより任意のタイミング値を算出
すればよいので、係数が可変でタップ数が有限のFIR
低域通過フィルタで実現することができる。リサンプル
の原理は次式(1)で示される。
【数1】
【0016】上記の式(1)は、図10で示す波形値の
加算を行う計算式であり、ある時刻Tの場合、y(T)
の値は以下の式(2)となる。 y(T)=・・・+x(T)・SINC(0) +x(2T)・SINC(−1) +x(3T)・SINC(−2) +・・・ ...(2)
【0017】図11はリサンプラ回路の内挿データの算
出方法を示す説明図であり、図において、(a)は、上
記した式(1)における値nを制限した場合のFIRフ
ィルタの構成を持つリサンプラ回路を示している。ここ
で、x(nT)は入力、SINC(0),SINC(−
1),SINC(−2),...が入力値x(nT)に
それぞれ対応する係数であり、nが0,1,2,
3,...の場合の各入力値x(nT)に対応する各係
数値を乗算して得られた結果の総和がy(T)であり出
力となる。
【0018】次に、時刻Tから所定時間t’経過した時
刻T+t’の場合、y(T+t’)の値は、以下の式
(3)となる。 y(T+t’)=・・・+x(T)・SINC(t’) +x(2T)・SINC(−1+t’/T) +x(3T)・SINC(−2+t’/T) +・・・ ...(3)
【0019】上記した式(3)をFIRフィルタで実現
すると図11の(b)に示す構成のリサンプラ回路とな
る。図11の(b)において、入力x(nT)はy
(T)を求める場合と同一であるが、係数は・・・SI
NC(t’/T),SINC(−1+t’/T),SI
NC(−2+t’/T),・・・となり、図11の
(a)に示したy(T)の場合より、t’だけずれた時
刻に関する係数を使用している。
【0020】従って、サンプルポイントがT毎の場合で
も、サンプル間のSINC関数の係数をあらかじめ用意
しておくと、サンプル間で、実際にサンプルしていない
任意の値を算出することができる。このSINC関数
は、基準(大きさ1)のパルスに対するインパルス応答
に他ならない。リサンプラ回路は、上記した技術を用い
ることで、サンプルしているポイントを変化させずに、
サンプルしていないディジタルデータを算出することで
タイミングリカバリを実現するものである。
【0021】上記で説明したリサンプラ回路において、
例えば、図2に示すSINC関数の係数の場合、nが1
0の場合を仮定して、任意の時刻T+t’におけるリサ
ンプラ回路のデータ処理量を考える。図2において、波
形1はSINC関数を示し、即ち、サンプルされるデー
タに乗算される係数値である。横軸は時間を示し、右側
(T方向)になるほど時間が古いことを示す。
【0022】図2に示す波形1において、係数値が最大
値となる時間を0とすると(以下、基準時刻0とす
る)、基準時刻0での値は最大値1(センタータップ)
となる。また、このSINC関数で示される係数値は、
時間0を中心に左右対称な値を有している。時間0から
正負(左右)方向に係わらず、時間Tだけ離れている時
間の係数値は常に“0”となり、この場合は符号間干渉
が存在しない。時間Tで示される期間内に、実際に受信
データをサンプルする時間t’が存在する。サンプル周
期Tを整数値とすると、t’は小数点以下の値となる。
【0023】周期Tでサンプルされているデータを、最
近の時刻でサンプルされたものから順番に、Z-0
-1,Z-2,Z-3,Z-4,Z-5,Z-6,Z-7,Z-8,Z
-9とする。サンプルデータ算出式の係数を求めるための
遅延量はt’であるので、内挿されるデータを作成する
ために利用される係数値は、図2に示すように、最近の
時刻(−T方向程新しい時刻)のものからe,d,c,
b,a,a’,b’,c’,d’,e’となる。したが
って、内挿されるディジタルデータは、以下の(4)式
で求められる。 (Z0 *e)+(Z-1*d)+(Z-2*c)+(Z-3*b)+(Z-4*a) +(Z-5*a’)+(Z-6*b’)+(Z-7*c’)+(Z-8*d’) +(Z-9*e’) ...(4)
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来のリサンプラ回路
は以上のように構成されているので、式(4)では、内
挿するディジタルデータを算出するために、10回の乗
算と9回の加算を実行する必要がある。つまり、これら
の乗算処理や加算処理等の演算の実行に多くの時間が必
要である。演算の実行時間を短縮するために、これらの
乗算処理や加算処理を並列に実行する場合、10個の乗
算器と10個の係数ROMと9個の加算器を必要とす
る。従って、この場合は、ハードウェアの規模が非常に
大きくなるという課題がある。
【0025】図12は従来のリサンプラ回路を示す説明
図であり、式(4)を実現するリサンプラ回路、すなわ
ちFIRフィルタの例である。図において、FF−x
(x=0〜9)はレジスタであり、サンプルした任意の
ビット数のデータを保持しておく回路である。レジスタ
FF−xにはクロック信号CLKが入力され、CLKの
立ち上がりエッジあるいは立ち下がりエッジに合わせ
て、入力データを入力し、保持し、データを次のレジス
タへ順次出力する。クロック信号CLKの変化がディジ
タルデータのサンプリング間隔、すなわち時間Tを示し
ている。
【0026】レジスタFF−xは、互いに直列に接続さ
れ、サンプルしたデータをクロック信号CLKの信号レ
ベル変化に合わせて、順番にレジスタFF−0からレジ
スタFF−9へ転送していく。レジスタFF−0の出力
するディジタルデータがZ0で、FF−1の出力するデ
ィジタルデータがZ-1で、同様にレジスタFF−9の出
力するディジタルデータがZ-9となる。すなわち、最近
の時刻のデータがZ0であり、最も古い時刻のデータが
-9となる。
【0027】図12において、ADDx(x=0〜9)
は加算器であり、2個のディジタル入力データを加算
し、加算結果を出力する機能を有する。MPYx(x=
0〜9)は乗算器であり、2個のディジタル入力データ
を乗算し、乗算結果を出力する機能を有する。
【0028】ROMx(x=0〜9)はSINC関数の
係数データを格納している回路である。ROMとは、R
ead On1y Memory(読み出し専用メモ
リ)のことであり、外部から入力される値(アドレスと
呼ぶ)に対応する記憶領域に格納されているデータを外
部へ出力する回路である。それぞれのROMx(x=0
〜9)は、サンプル時間のずれt’をアドレスとして入
力し、入力したアドレスに対応する係数値、すなわち、
図2に示したSINC関数から得られる関数値、即ち、
係数値を出力する機能を有している。
【0029】データをサンプルする任意の時間Tと次の
サンプル時間T+1の間を、例えば、128に分割した
場合、分割された128個の時刻の各々に対応するアド
レスが示すROMの格納領域に、離散されているディジ
タルデータが係数値として格納されている。図12にお
いて、INがサンプルする入力ディジタルデータであ
り、OUTがタイミングリカバリされた出力ディジタル
データである。
【0030】以上説明してきたように、従来のリサンプ
ラ回路では、乗算処理等の演算回数が多く、従って処理
時間が長く、またハードウェア規模が大きいという課題
があった。
【0031】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、乗算処理等の演算回数を削減し、
乗算器やROM等の個数を削減し、またROMの規模を
削減可能な、小規模のハードウェアで実現可能なリサン
プラ方法およびリサンプラ回路を得ることを目的とす
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明に係るリサンプ
ラ方法は、サンプリングして得られた時系列の入力デー
タを格納した複数のレジスタ内の前半部の最初のレジス
タと後半部の最後のレジスタとを互いに対応した配置で
の、前半部の最後のレジスタと後半部の最初のレジスタ
を除いた場合の、各対のレジスタ内に格納されたデータ
を、複数の第1の加算手段で加算する。そして、複数の
レジスタ内の後半部の最初のレジスタから出力されるデ
ータと、SINC関数のセンタータップに対応する基準
時刻からサンプリング間隔Tが経過した第1の時刻まで
の、SINC関数で得られる計数値を格納した第1の記
憶手段から得られた計数値とを、第1の乗算手段が乗算
する。そして、複数のレジスタ内の前半部の最後のレジ
スタから出力されるデータと、基準時刻からサンプリン
グ間隔−Tが経過した第2の時刻までの、SINC関数
で得られる計数値を格納した第2の記憶手段から得られ
た計数値とを、第2の乗算手段が乗算する。さらに、複
数の第1の加算手段の各々から出力されたデータと、複
数の第1の加算手段の各々に対応し、第2の時刻から数
えてサンプリング間隔−T毎の、SINC関数で得られ
る計数値を格納した複数の第3の記憶手段の各々から得
られる計数値とを、複数の第3の乗算手段が乗算する。
そして、第1の乗算手段から出力されるデータと、第2
の乗算手段から出力されるデータとを、第2の加算手段
が加算する。さらに、複数の第3の乗算手段のそれぞれ
に対応し、互いに直列に接続して設けられ、第2の加算
手段から出力される加算結果と、複数の第3の乗算手段
の各々から出力されたデータとを、複数の第3の加算手
段が、順次、加算し出力するアルゴリズムにより、演算
回数を削減し、高速に演算結果を出力することを特徴と
するものである。
【0033】この発明に係るリサンプラ回路は、複数の
レジスタ、複数の第1の加算手段、第1の記憶手段、第
2の記憶手段、複数の第3の記憶手段、第1の乗算手
段、第2の乗算手段、複数の第3の乗算手段、第2の加
算手段、および複数の第3の加算手段から構成される。
複数のレジスタは、クロック信号のタイミングに合わせ
て、サンプリングした時系列の入力データを格納し、順
次、次段のレジスタへ前記入力データを出力するもの
で、互いに直列に接続されている。複数の第1の加算手
段は、直列に接続された複数のレジスタを分割し、前半
部の最初のレジスタと後半部の最後のレジスタとが互い
に対応するように配置した場合における、前半部の最後
のレジスタと後半部の最初のレジスタとを除いた場合
の、各対となるレジスタ内に格納されたデータを加算す
るところの、対のレジスタに対応して設けられている。
第1の記憶手段は、SINC関数のセンタータップに対
応する基準時刻からサンプリング間隔Tが経過した第1
の時刻までの、SINC関数で得られる計数値を格納し
ている。第2の記憶手段は、基準時刻からサンプリング
間隔−Tが経過した第2の時刻までの、SINC関数で
得られる計数値を格納している。複数の第3の記憶手段
は、第2の時刻から数えてサンプリング間隔−T毎の、
SINC関数で得られる計数値を格納している。第1の
乗算手段は、複数のレジスタにおける後半部の最初のレ
ジスタから出力されるデータと、第1の記憶手段から得
られた計数値とを乗算する。第2の乗算手段は、複数の
レジスタにおける前半部の最後のレジスタから出力され
るデータと、第2の記憶手段から得られた計数値とを乗
算する。複数の第3の乗算手段は、複数の第1の加算手
段の各々から出力されたデータと、複数の第1の加算手
段の各々に対応する複数の第3の記憶手段の各々から得
られる計数値とを乗算する。第2の加算手段は、第1の
乗算手段から出力されるデータと第2の乗算手段から出
力されるデータとを加算する。複数の第3の加算手段
は、複数の第3の乗算手段のそれぞれに対応し、互いに
直列に接続して設けられており、第2の加算手段から出
力される加算結果と、複数の第3の乗算手段の各々から
出力されたデータを、順次、加算し、出力する。これに
より、乗算手段や記憶手段の個数を削減し、少ない演算
回数で、高速に動作することを特徴とするものである。
【0034】この発明のリサンプラ回路は、複数のレジ
スタ、第1の記憶手段、第2の記憶手段、複数の第4の
記憶手段、複数の第4の乗算手段と複数の第3の乗算手
段、第2の加算手段、第1の乗算手段、第2の乗算手
段、複数の第4の乗算手段、および複数の加算手段から
構成される。この発明のリサンプラ回路では、複数のレ
ジスタ、第1の記憶手段、第2の記憶手段は、上記した
リサンプラ回路のものと同じである。複数の第4の記憶
手段は、第1の時刻から数えてサンプリング間隔T毎
の、それぞれの時間間隔における半分の時間幅に対応し
たSINC関数から得られる計数値と、第2の時刻から
数えてサンプリング間隔−T毎の、それぞれの時間間隔
における半分の時間幅に対応したSINC関数から得ら
れる計数値とを格納したものである。第1の乗算手段
は、直列に接続された複数のレジスタの前半部の最後の
レジスタから出力されるデータと、第1の記憶手段から
得られた計数値とを乗算する。第2の乗算手段は、直列
に接続された複数のレジスタの後半部の最初のレジスタ
から出力されるデータと、第2の記憶手段から得られた
計数値とを乗算する。複数の第4の乗算手段は、複数の
第4の記憶手段の各々から得られる計数値と、複数の第
4の記憶手段の各々に対応した複数のレジスタの各々か
ら出力されたデータとを乗算する。そして、互いに直列
に接続された複数の加算手段は、複数の第4の乗算手
段、第1の乗算手段、第2の乗算手段のそれぞれから出
力されるデータを、順次、加算し出力する。従って、こ
の発明のリサンプラ回路の複数の第4の記憶手段内に格
納する計数値は少なくて良いので、小さなメモリサイズ
の記憶手段を使用して、全体のリサンプラ回路の規模を
削減することを特徴とするものである。
【0035】この発明のリサンプラ回路は、複数の第3
の記憶手段の代わりに、第2の時刻から数えてサンプリ
ング間隔−T毎の、それぞれの時間間隔における半分の
時間幅に対応したSINC関数から得られる計数値を格
納した複数の第4の記憶手段を置き換えたことを特徴と
するものである。
【0036】この発明のリサンプラ回路は、複数の第4
の記憶手段が、計数値を格納した記憶領域を指定する入
力アドレスを反転させる反転手段、および、反転手段か
らの出力と、入力アドレスとのいずれかを選択する選択
手段とを備え、選択手段からの出力アドレスのビット数
に対応したワード線に接続の記憶領域内から計数値を出
力することを特徴とするものである。
【0037】この発明のリサンプラ回路は、複数の第4
の記憶手段の一部が、入力アドレスの上位n−1ビット
(nは、入力アドレスの全ビット数)に対応したアドレ
ス線を介して入力アドレスを取り込み、入力アドレスに
基づいて記憶領域内に格納された計数値を出力すること
を特徴とするものである。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるリ
サンプラ回路、即ち、FIRフィルタを示すブロック図
であり、図において、FF−x(x=0,...,9)
はレジスタ(複数のレジスタ)であり、例えば、シフト
レジスタである。ADDx(x=0,...,9)は加
算器(ADD1〜ADD4は複数の第1の加算手段、A
DD5は第2の加算手段、ADD6〜ADD9は複数の
第3の加算手段)である。MPYx(x=4,...,
9)は乗算器(MPY4は第1の乗算手段、MPY5は
第2の乗算手段、MPY6〜MPY9は複数の第3の乗
算手段)である。ROM4はRead Only Me
mory(第1の記憶手段)、ROM5はRead O
nly Memory(第2の記憶手段)、そしてRO
M6〜ROM9はRead Only Memory
(複数の第3の記憶手段)である。これらのROM4〜
ROM9には、後述するように、図3に示すSINC関
数で示される計数値が格納されている。INはサンプル
する入力ディジタルデータであり、OUTはタイミング
リカバリされた出力ディジタルデータである。
【0039】図2はSINC関数の波形1を示す説明
図、そして図3は図1に示す実施の形態1のリサンプラ
回路の各ROM内に格納する計数値を示す説明図であ
る。これらの図において、時刻“0”は、SINC関数
のセンタータップに対応する基準時刻であり、TはSI
NC関数のセンタータップに対応する時刻0、即ち、基
準時刻0からサンプリング間隔Tが経過した時刻(第1
の時刻)を示している。また、−Tは基準時刻0からサ
ンプリング間隔−Tが経過した時刻(第2の時刻)を示
している。ここで、T方向は時間が古く、−T方向は時
間が新しいことを意味している。
【0040】図1に示すROM4は、図3に示すSIN
C関数で示される波形1における時間間隔[0,T]内
の計数値を格納したROMであり、時間間隔[0,T]
は、例えば、128に分割され、それぞれの分割された
時刻に対応するSINC関数の計数値がこのROM4内
に記憶されている。
【0041】ROM5は、図3に示すSINC関数で示
される波形1における時間間隔[0,−T]内の計数値
を格納したROMであり、ROM4と同様に、時間間隔
[0,−T]は128に分割され、それぞれの分割され
た時刻に対応するSINC関数の計数値がROM5内に
記憶されている。
【0042】ROM6〜ROM9の各々は、図3に示す
SINC関数で示される波形1の時間間隔[−T,−2
T],[−2T,−3T],[−3T,−4T],[−
4T,−5T]の各々の時間間隔内の計数値を格納した
ROMであり、ROM4やROM5と同様に、各時間間
隔は128に分割され、それぞれの分割された時刻に対
応するSINC関数の波形1の計数値が記憶されてい
る。実施の形態1の説明では、時間間隔[−T,−5
T]の計数値を格納するROM6〜ROM9の4個のR
OMを用いたが、この発明は、これに限定されるもので
はなく、用途に応じて、時間T毎の時間間隔を増減して
も良く、その場合、ROMの個数も増減する。
【0043】次に動作について説明する。まず図2を用
いて、この発明の実施の形態1によるリサンプラ回路で
実現されるアルゴリズムを説明する。図2に示すSIN
C関数で示される波形1は、時間0(基準時刻)を境に
して、時間間隔[0,T]、[0,−T]以外の時刻で
は、ほぼ左右対称の計数値を有する。例えば、時間T,
2T,3T,4Tの各時間から所定時間tずれた時刻に
関する計数値、即ち、b’,c’,d’,e’を、時間
0を中心に線対称の位置(即ち、図2で言えば、時間0
を中心にして左半分の領域)に移動すると、図3で示さ
れる点線のデータb’,c’,d’,e’になる。
【0044】さらに、時間間隔[−4T,−5T]にお
ける波形1の計数値に注目すると、時間間隔[−4T,
−5T]内の中間の時刻−4.5Tを中心にして、左右
対称といえる程に計数値がほぼ等しいことが分かる(例
えば、計数値eとe’)。同様に、時間間隔[−3T,
−4T]では、時間−3.5Tを中心にして計数値がほ
ぼ等しい(例えば、計数値dとd’)。また、時間間隔
[−2T,−3T]では、時間−2.5Tを中心にして
計数値がほぼ等しい(例えば、計数値cとc’)。さら
に、時間間隔[−T,−2T]も、時間−1.5Tを中
心にして、左右対称といえる程に計数値がほぼ等しい
(例えば、計数値bとb’)。即ち、b≒b’,c≒
c’,d≒d’,e≒e’という関係が存在することが
わかる。
【0045】もちろん、e≒e’という関係と、d≒
d’という関係とを比較すれば、b≒b’の関係の方が
誤差は大きいと言えるが、上記した関係を考慮すれば、
先に説明した式(4)は、以下の式(5)に書き換える
ことが可能である。 ((Z0 +Z-9)*e)+((Z-1+Z-8)*d) +((Z-2+Z-7)*c)+((Z-3+Z-6)*b) +((Z-4*a)+((Z-5*a’) ...(5)
【0046】従って、式(4)で示されるように、図1
2に示した従来のリサンプラ回路で必要とされる10回
の乗算処理と9回の加算処理は、この発明の実施の形態
1のリサンプラ回路では、図1および式(5)で示され
るように、6回の乗算処理と9回の加算処理のみで実現
できる。つまり、実施の形態1のリサンプラ回路では、
乗算器および計数値を格納したROMの個数を低減でき
るので、ハードウェアの規模を少なくしたリサンプラ回
路を実現することができる。さらに、乗算器の個数が少
ない分、演算処理速度も向上可能である。
【0047】通常、乗算器は加算器と比較すると、ビッ
ト数に比例して長い実行時間が必要であり、またハード
ウェア規模が大きいので、従来例と比較して、乗算回数
が10回から6回と約半分に削減したことは、演算時間
の削減、ハードウェア規模の削減の効果が大きい。
【0048】図1に示す実施の形態1のリサンプラ回路
において、図2または図3に示す時間間隔[0,T]を
128等分して、分割した各時刻に対応するSINC関
数で示される係数値をROM4内に格納する。同様に、
時間間隔[0,−T]を128等分して、分割した各時
刻に対応するSINC関数で示される係数値をROM5
内に格納する。さらに、ROM6〜ROM9の各々で
は、図2または図3に示すSINC関数で示される波形
1の時間間隔[−T,−2T],[−2T,−3T],
[−3T,−4T],[−4T,−5T]の各々に示さ
れる時間間隔を128等分し、分割した各時刻に対応す
るSINC関数で示される係数値を格納している。
【0049】上記した実施の形態1では、時間間隔のそ
れぞれを128分割して計数値をROM内に格納した例
を示したが、分割数はこれに限定されるものではなく、
適用用途に応じて、例えば、256等分しても、またそ
れ以外の分割数でも良い。さらに、計数値を格納する記
憶手段としてROMを用いたが、ROMに限定されるこ
とはなく、例えばRAMでも良い。さらに、乗算器や加
算器は、乗算処理や加算処理機能を有するものであれば
良く、特に限定されるものではない。これらの事項は、
以下で説明する実施の形態2から実施の形態4でも同様
である。
【0050】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、インパルス応答を示すSINC関数で得られる波形
1において、センタータップに対応する基準時刻0から
時刻Tまでの時間間隔[0,T]および[0,−T]以
外における、波形1の対称性を考慮してROM内に計数
値を格納するように構成したので、乗算器やROM等の
個数を低減でき、かつ演算回数を低減可能なので、ハー
ドウェア規模を削減した、かつ高速に演算処理可能なリ
サンプラ回路を得ることができる。
【0051】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2によるリサンプラ回路、即ち、FIRフィルタを示
すブロック図であり、図において、FF−x(x=
0,...,9)はレジスタ(複数のレジスタ)、AD
Dx(x=11,...,19)は加算器(複数の加算
手段)、MPYxは乗算器(MPY4は第1の乗算手
段、MPY5は第2の乗算手段、MPY10〜MPY1
3およびMPY16〜MPY19は複数の第4の乗算手
段)、nROMx(x=0〜3,6〜9)は、図2に示
すインパルス応答を示すSINC関数で得られる計数値
を格納するROM(複数の第4の記憶手段)である。
【0052】また、INは、サンプルする入力ディジタ
ルデータであり、OUTはタイミングリカバリされた出
力ディジタルデータである。尚、ROM4およびROM
5は、実施の形態1で用いたものと同じものである。つ
まり、ROM4(第1の記憶手段)は、図2に示すSI
NC関数で示される波形1における時間間隔[0,T]
内の波形1で得られる計数値を格納しており、一方、R
OM5(第2の記憶手段)は、時間間隔[0,−T]内
の波形1で得られる計数値を格納している。
【0053】次に動作について説明する。実施の形態1
で説明したように、図2に示すSINC関数の波形1
は、時間間隔[−5T,−4T]での係数値、[−4
T,−3T]での係数値、[−3T,−2T]での係数
値、[−2T,−T]での係数値、[T,2T]での係
数値、[2T,3T]での係数値、[3T,4T]での
係数値、[4T,5T]での係数値は、それぞれの時間
間隔の中間時刻で左右対称に近い値となっている。例え
ば、時間間隔[3T,4T]において、時刻3.2T
(=3T+0.2T)のときの波形1の係数値と、時間
3.8T(=4T−0.2T)のときの波形1の係数値
は互いに近似した値である。同様に、時間−4.35T
(=−4T−0.35T)のときの波形1の係数値と、
時間−4.65T(=−5T+0.35T)のときの波
形1の係数値は互いに近似している。
【0054】即ち、時刻T+t’での波形1の係数値
は、時刻(T+1)−t’での波形1の係数値、時刻T
−t’での波形1の係数値は、時刻(T−1)+t’で
の波形1の係数値と近似していることになる。
【0055】従って、上記の性質に基づいて、各ROM
に格納する係数値は、各時間間隔の中心時刻から見て前
半部の計数値と後半部の計数値は、同じデータで近似で
きることがわかる。即ち、各nROMx(x=0〜3,
6〜9)では、中心アドレスから前半部分のみの計数値
を格納していれば、後半部の計数値は保持しておく必要
はない。換言すると、各ROMに格納するデータは各時
間間隔に対応する計数値の半分のデータのみ格納すれば
よい。これは、各ROMの記憶サイズを小さくすること
ができ、即ち、小さなサイズのROMを使用してリサン
プラ回路を構成することができる。
【0056】図2に示す波形1において、例えば、時間
間隔[T,2T]を128で分割する場合、各nROM
x(x=0〜3,6〜9)のアドレス値は0から127
まで入力されるが、格納する係数値は128の半分であ
る0から63までのアドレス分のみで十分である。そし
て64から127までのアドレスが入力された場合に
は、それぞれ、63から0までのアドレスが示す領域に
格納されている係数値を読み出して出力するよう構成す
る。
【0057】図4に示す実施の形態2のリサンプラ回路
における各nROMx(x=0〜3,6〜9)では、そ
れぞれの時間間隔[−T,−2T],[−2T,−3
T],[−3T,−4T],[−4T,−5T],
[T,2T],[2T,3T],[3T,4T],[4
T,5T]における係数値の、半分のデータのみ格納し
ておけば十分なので、ハードウェアの規模を小さくする
ことができる。
【0058】図5は、図4に示す実施の形態2のリサン
プラ回路の各ROMの構成を示すブロック図であり、図
において、50はメモリセルアレイ、51は入力したア
ドレスをデコードするアドレスデコーダ、52はセレク
タ(選択手段)、53はNOT回路(反転手段)であ
る。メモリセルアレイ50とアドレスデコーダ51との
間は、ワード線word[63:0]で接続されてい
る。
【0059】アドレスデコーダ51は、入力された2進
数のアドレスデータをデコードし、入力したアドレスデ
ータに対応するワード線を1本だけ論理的にハイ(H)
レベルにし、その他のワード線はロウ(L)レベルに設
定する回路である。
【0060】メモリセルアレイ50からの出力データR
OMOUTがROMの出力となり、出力データROMO
UTは、メモリセルアレイ50のビット幅と同じビット
幅を持っている。SEL52は選択回路、つまりセレク
タである。NOT回路53は、データ反転回路である。
アドレス[6:0]は、ROMの入力アドレスで、0か
ら127を指定可能な7ビット幅である。
【0061】図12に示した従来のリサンプラ回路内の
ROMでは、アドレスaddress[6:0]が、直
接に、アドレスデコーダ51内へ入力され、2進数で示
される0から127に対応したワード線word[12
7:0]の中の1本がHレベルとなり、そのワード線に
接続されているメモリセルアレイ50内のデータが出力
データROMOUTとして外部へ出力されていた。
【0062】これに対して、実施の形態2のリサンプラ
回路内のnROMx(x=0〜3,6〜9)では、アド
レスaddress[6]がセレクタ52に接続されて
おり、アドレスaddress[5:0]のデータを、
そのまま、アドレスデコーダ51に入力させるか、また
反転して入力させるかを選択できる構成となっている。
即ち、アドレスaddress[6]が、値“0”の場
合は、アドレスaddress[5:0]をそのままア
ドレスデコーダ51へ入力させ、アドレスaddres
ss[6]が値“1”の場合は、アドレスaddres
s[5:0]を反転、例えば、値“1”なら“0”へ、
また値“0”なら値“1”へ反転させてアドレスデコー
ダ51へ入力させる。
【0063】図12に示した従来のリサンプラ回路内の
ROMでは、外部入力アドレスが7ビットであれば、7
ビットがアドレスデコーダへ入力されるので合計128
本のワード線を必要とする。これに対して、この発明の
実施の形態2のリサンプラ回路内のnROMx(x=0
〜3,6〜9)では、外部から入力されるアドレスは7
ビットと従来例と同じであるが、アドレスデコーダ51
内へ入力されるアドレスデータは6ビットである。従っ
て、アドレスデコーダ51から出力されるデコード結果
をメモリセルアレイ50へ伝えるワード線は64本のみ
で十分であり、その分、ROMは簡単な構成となってい
る。また、外部から入力された入力アドレスは、アドレ
スデータの中間値でちょうど反転されてメモリセルアレ
イに入力されるので、メモリセルアレイ50内に記憶さ
れている計数値のデータサイズは、従来のROMの場合
と比較して、約半分となりメモリサイズを削減できる。
【0064】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、各nROMx(x=0〜3,6〜9)に格納する係
数値は、各時間間隔の中心時刻から見て前半部の計数値
と後半部の計数値が同じデータで近似でき、各nROM
x(x=0〜3,6〜9)の中心アドレスから前半部分
のみの計数値を格納するように構成したので、各nRO
Mxの記憶サイズを小さくすることができ、即ち、小さ
なメモリサイズのROMを使用してリサンプラ回路を構
成することができる。また、各nROMxでは、入力ア
ドレスを反転させるセレクタ52を設けたので、ワード
線の数が半分で構成でき、その分、nROMxは簡単な
ハードウェア構成とすることができる。
【0065】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3によるリサンプラ回路を示すブロック図である。図
6に示す実施の形態3のリサンプラ回路は、図1に示し
た実施の形態1のリサンプラ回路のROM6〜ROM9
を、図4に示した実施の形態2のリサンプラ回路におけ
るnROM6〜nROM9に置き換えたものである。そ
の他の構成要素は、実施の形態1のものと同じなので、
同一符号を用いて説明する。
【0066】次に動作について説明する。図1に示した
実施の形態1のリサンプラ回路内のROM6〜ROM9
を、図4および図5で示した実施の形態2のリサンプラ
回路におけるnROMx(x=6〜9)で構成すれば、
乗算器とROMの数や乗算回数を削減可能という実施の
形態1の特徴に加えて、ROM6〜ROM9のハードウ
ェアサイズも削減可能となり、簡単な構成で高速動作す
るリサンプラ回路を得ることができる。
【0067】実施の形態4.図2のインパルス応答を示
すSINC関数を見れば、中心から周辺(T方向および
−T方向)に時間が経過するに従って、係数値の絶対値
が小さくなっていることがわかる。換言すれば、時間間
隔Tの間を128で分割した場合、時間間隔[0,T]
では、時刻t’の値が128分割の中の1個だけ変位す
ることで、係数値は大きく変化するが、時間間隔[4
T、5T]では、時刻t’の値が128分割の中の1個
だけ変位しても、係数値の変化は少ないことが言える。
【0068】例えば、分割数を128とした場合、時間
間隔[4T,5T]では、時刻t’の値が128分割の
中の1個変位する場合と2個変位する場合とで、係数値
には大して変化はないと言える。従って、時間間隔[4
T,5T]では、分割数を128に設定する必要はな
く、少ない分割数、例えば、64分割しても問題はな
い。
【0069】時間間隔内の分割数を少なく設定すること
は、結局、計数値を格納するROMのアドレス数を少な
くすることと等価であり、それは、ROMのメモリサイ
ズ、即ち、ハードウェア量を削減可能であることを意味
する。
【0070】ある時間間隔を128分割する場合の分割
最小時間をt’とすると、64分割する場合の最小時間
はt”となり、t’とt”とは値が異なる。しかし、例
えば、アドレスが7ビットで構成されることで128分
割している場合、t’を指定するアドレスの7ビットの
上位6ビットを利用して、それをt”を指定するアドレ
スとするだけで、64分割が可能となるので、分割最小
時間(分割数)を変更することにより、ROMのハード
ウェア構成を変更し、規模が増加する等の問題もない。
【0071】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、インパルス応答を示すSINC関数の中心(基準時
刻0)から周辺(T方向および−T方向)に時間が経過
するに従って、係数値の絶対値が小さくなっていること
に基づいて、例えば、時間間隔[4T、5T]におい
て、時刻t’の値が128分割の中の1個だけ変位して
も、係数値の変化は少ないことに基づいて、t’を指定
するアドレスの7ビットの上位6ビットを用いて、t”
を指定するアドレスとするようにしたので、入力アドレ
スのビット数を削減することができる。この場合、時間
間隔内の分割最小時間(分割数)を変更することになる
が、ROMのハードウェア構成を変更し、規模が増加す
る等の問題も発生しない。
【0072】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、イン
パルス応答を示すSINC関数で得られる波形での時間
間隔[−T,0]および[0,T]以外の時間での、波
形(即ち、係数値)の対称性を考慮して、ROM内に計
数値を格納するように構成したので、乗算器やROM等
の個数を削減でき、かつ演算回数を低減可能なので、小
さなハードウェア規模の、かつ高速に演算処理可能なリ
サンプラ回路を得ることができる効果がある。
【0073】この発明によれば、インパルス応答を示す
SINC関数で得られる波形での時間間隔[−T,0]
および[0,T]以外の、各時間間隔内での波形の対称
性、即ち、各時間間隔の中心時刻から見て前半部の計数
値と後半部の計数値の対称性を考慮して、例えば、各R
OM内には、中心アドレスから前半部分のみの計数値を
格納するように構成したので、各ROMのメモリサイズ
を小さくすることができ、リサンプラ回路のハードウェ
ア規模を削減することができる効果がある。
【0074】この発明によれば、上記したインパルス応
答を示すSINC関数の各時間間隔内の波形の対称性を
利用して、各ROM内へ入力される入力アドレスを反転
させるセレクタを設け、ワード線の数を半分に削減した
ROMを用いて、記憶領域内に格納した計数値を読み出
すように構成したので、ROMのサイズを削減でき、結
果として、リサンプラ回路のハードウェア規模を削減す
ることができる効果がある。
【0075】この発明によれば、インパルス応答を示す
SINC関数の中心(基準時刻0)から周辺(T方向お
よび−T方向)に時間が経過するに従って、係数値の絶
対値が小さい値となることに基づいて、各ROM内に格
納されている計数値を指定するビット数を削減したアド
レスを用いて、計数値を読み出すように構成したので、
ROMのサイズを削減でき、結果として、リサンプラ回
路のハードウェア規模を削減することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるリサンプラ回
路を示すブロック図である。
【図2】 SINC関数の波形を示す説明図である。
【図3】 図1に示す実施の形態1のリサンプラ回路の
各ROM内に格納する計数値を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるリサンプラ回
路を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるリサンプラ回
路内のROMを示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるリサンプラ回
路を示すブロック図である。
【図7】 ディジタル伝送システムにおける送信データ
と受信波形の関係を示す説明図である。
【図8】 低域通過フィルタを介した場合の、ディジタ
ルデータの符号間干渉を示す説明図である。
【図9】 符号間干渉を発生させないためのフィルタ特
性を示す説明図である。
【図10】 リサンプラ回路の内挿データの算出方法を
示す説明図である。
【図11】 リサンプラ回路の内挿データの算出方法を
示す説明図である。
【図12】 従来のリサンプラ回路を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
FF−x(x=0〜9) レジスタ(複数のレジス
タ)、ADDx(x=1〜4) 加算器(複数の第1の
加算手段)、ADD5 加算器(第2の加算手段)、A
DDx(x=6〜9) 加算器(複数の第3の加算手
段)、ADDx(x=11〜19) 加算器(複数の加
算手段)、ROM4 ROM(第1の記憶手段)、RO
M5 ROM(第2の記憶手段)、ROMx(x=6〜
9) ROM(複数の第3の記憶手段)、nROMx
(x=0〜3,6〜9) ROM(複数の第4の記憶手
段)、MPY4 乗算器(第1の乗算手段)、MPY5
乗算器(第2の乗算手段)、MPYx(x=0〜3,
6〜9) 乗算器(複数の第3の乗算手段)、MPYx
(x=10〜13,16〜19) 乗算器(複数の第4
の乗算手段)、50 メモリセルアレイ(記憶領域)、
52 セレクタ(選択手段)、53 NOT回路(反転
手段)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプリングして得られた時系列の入力
    データを格納した複数のレジスタにおける、前半部の最
    初のレジスタと後半部の最後のレジスタとを互いに対応
    した配置での、前記前半部の最後のレジスタと前記後半
    部の最初のレジスタを除いた場合の、各対のレジスタ内
    に格納された前記データを、複数の第1の加算手段で加
    算し、 前記複数のレジスタ内の後半部の最初のレジスタから出
    力されるデータと、SINC関数のセンタータップに対
    応する基準時刻からサンプリング間隔Tが経過した第1
    の時刻までの、前記SINC関数で得られる計数値を格
    納した第1の記憶手段から得られた計数値とを、第1の
    乗算手段で乗算し、 前記複数のレジスタ内の前半部の最後のレジスタから出
    力されるデータと、前記基準時刻からサンプリング間隔
    −Tが経過した第2の時刻までの、前記SINC関数で
    得られる計数値を格納した第2の記憶手段から得られた
    計数値とを、第2の乗算手段で乗算し、 前記複数の第1の加算手段の各々から出力されたデータ
    と、前記複数の第1の加算手段の各々に対応し、前記第
    2の時刻から数えて前記サンプリング間隔−T毎の、前
    記SINC関数で得られる計数値を格納した複数の第3
    の記憶手段の各々から得られる計数値とを、複数の第3
    の乗算手段で乗算し、 前記第1の乗算手段から出力されるデータと、前記第2
    の乗算手段から出力されるデータとを、第2の加算手段
    で加算し、 前記複数の第3の乗算手段のそれぞれに対応し、互いに
    直列に接続して設けられ、前記第2の加算手段から出力
    される加算結果と、前記複数の第3の乗算手段の各々か
    ら出力されたデータとを、複数の第3の加算手段で、順
    次、加算して出力するアルゴリズムからなるリサンプラ
    方法。
  2. 【請求項2】 クロック信号のタイミングに合わせて、
    サンプリングした時系列の入力データを格納し、順次、
    次段のレジスタへ前記入力データを出力する互いに直列
    に接続された複数のレジスタと、 前記複数のレジスタを分割し、前半部の最初のレジスタ
    と後半部の最後のレジスタとが互いに対応するように配
    置した場合における、各対となるレジスタ内に格納され
    た前記データを加算するところの、前記前半部の最後の
    レジスタと前記後半部の最初のレジスタを除いた場合
    の、前記対のレジスタに対応して設けられた複数の第1
    の加算手段と、 SINC関数のセンタータップに対応する基準時刻から
    サンプリング間隔Tが経過した第1の時刻までの、前記
    SINC関数で得られる計数値を格納した第1の記憶手
    段と、 前記基準時刻からサンプリング間隔−Tが経過した第2
    の時刻までの、前記SINC関数で得られる計数値を格
    納した第2の記憶手段と、 前記第2の時刻から数えて前記サンプリング間隔−T毎
    の、前記SINC関数で得られる計数値を格納した複数
    の第3の記憶手段と、 前記複数のレジスタにおける後半部の最初のレジスタか
    ら出力されるデータと、前記第1の記憶手段から得られ
    た計数値とを乗算する第1の乗算手段と、 前記複数のレジスタにおける前半部の最後のレジスタか
    ら出力されるデータと、前記第2の記憶手段から得られ
    た計数値とを乗算する第2の乗算手段と、 前記複数の第1の加算手段の各々から出力されたデータ
    と、前記複数の第1の加算手段の各々に対応する前記複
    数の第3の記憶手段の各々から得られる計数値とを乗算
    する複数の第3の乗算手段と、 前記第1の乗算手段から出力されるデータと前記第2の
    乗算手段から出力されるデータとを加算する第2の加算
    手段と、 前記複数の第3の乗算手段のそれぞれに対応し、互いに
    直列に接続して設けられ、前記第2の加算手段から出力
    される加算結果と、前記複数の第3の乗算手段の各々か
    ら出力されたデータとを、順次、加算し、出力する複数
    の第3の加算手段と、 を備えたことを特徴とするリサンプラ回路。
  3. 【請求項3】 クロック信号のタイミングに合わせて、
    サンプリングした時系列の入力データを格納し、順次、
    次段のレジスタへ前記入力データを出力する互いに直列
    に接続された複数のレジスタと、 SINC関数のセンタータップに対応する基準時刻から
    サンプリング間隔Tが経過した第1の時刻までの、前記
    SINC関数で得られる計数値を格納した第1の記憶手
    段と、 前記基準時刻からサンプリング間隔−Tが経過した第2
    の時刻までの、前記SINC関数で得られる計数値を格
    納した第2の記憶手段と、 前記第1の時刻から数えて前記サンプリング間隔T毎
    の、それぞれの時間間隔での半分の時間幅に対応したS
    INC関数から得られる計数値と、前記第2の時刻から
    数えて前記サンプリング間隔−T毎の、それぞれの時間
    間隔での半分の時間幅に対応した前記SINC関数から
    得られる計数値とを格納した複数の第4の記憶手段と、 直列に接続された前記複数のレジスタを分割し、前半部
    の最後のレジスタから出力されるデータと、前記第1の
    記憶手段から得られた計数値とを乗算する第1の乗算手
    段と、 直列に接続された前記複数のレジスタを分割し、後半部
    の最初のレジスタから出力されるデータと、前記第2の
    記憶手段から得られた計数値とを乗算する第2の乗算手
    段と、 前記複数の第4の記憶手段の各々から得られる計数値
    と、前記複数の第4の記憶手段の各々に対応した前記複
    数のレジスタの各々から出力されたデータとを乗算する
    複数の第4の乗算手段と、 前記複数の第4の乗算手段、前記第1の乗算手段、前記
    第2の乗算手段のそれぞれから出力されるデータを、順
    次、加算し、互いに直列に接続して設けられた複数の加
    算手段と、 を備えることを特徴とするリサンプラ回路。
  4. 【請求項4】 複数の第3の記憶手段の代わりに、第2
    の時刻から数えてサンプリング間隔−T毎の、それぞれ
    の時間間隔での半分の時間幅に対応したSINC関数か
    ら得られる計数値を格納した複数の第4の記憶手段で置
    き換えたことを特徴とする請求項2記載のリサンプラ回
    路。
  5. 【請求項5】 複数の第4の記憶手段のそれぞれは、計
    数値を格納した記憶領域を指定する入力アドレスを反転
    させる反転手段、および、前記反転手段からの出力と、
    前記入力アドレスとのいずれかを選択する選択手段とを
    備え、前記選択手段からの出力アドレスのビット数に対
    応したワード線に接続の前記記憶領域内から計数値を出
    力することを特徴とする請求項3または請求項4記載の
    リサンプラ回路。
  6. 【請求項6】 複数の第4の記憶手段の一部は、入力ア
    ドレスの上位n−1ビット(nは、入力アドレスの全ビ
    ット数)に対応したアドレス線を介して前記入力アドレ
    スを取り込み、前記入力アドレスに基づいて記憶領域内
    に格納された計数値を出力することを特徴とする請求項
    3または請求項4記載のリサンプラ回路。
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