JP2000260872A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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Abstract
ることのできる半導体装置およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 半導体装置50は、半導体基板56の上
部に絶縁膜54を介して第1金属配線52が設けてあ
る。半導体基板56の上部全面に設けた層間絶縁膜55
には、第1金属配線52の上部にコンタクトホール58
とボンディングパッド60が形成してある。コンタクト
ホール58は垂直孔部からなり、その内部にタングステ
ン67を埋め込み可能としている。一方ボンディングパ
ッド60の壁面60Aは斜面が形成されている。このよ
うな構成を持つ半導体装置50では、CVD工程により
壁面60Aに堆積したタングステン67をエッチバック
で除去する際、壁面60Aにサイドウォールが形成され
ることがない。このためサイドウォールがはがれ、塵埃
となるのを防止することができる。
Description
ンジスタなどの複数の素子を形成した半導体装置および
その製造方法に係り、特に複数の金属配線層が設けてあ
る多層配線構造を有する半導体装置およびその製造方法
に関する。
おり、これに伴って素子や配線の微細化が図られるとと
もに、素子を上下方向に多層に形成することが行われ、
金属配線も上下方向に多層に配線されるようになってい
る。そして、下層の配線と上層の配線とを接続する場
合、下層の素子と上層の素子とを分離している層間絶縁
膜に形成したコンタクトホールを介して行われる。図4
は、このような多層配線構造を有する半導体装置の製造
方法に係る工程を示す部分断面図である。
導体基板10の上部には、図示しないMOSトランジス
タや抵抗、容量などの素子が形成してある。そして、半
導体基板10の上部全面に、素子を覆ってシリコン酸化
膜(SiO2膜)からなる絶縁層12が熱CVDなどに
よって形成される。その後、絶縁層12の上部にアルミ
またはアルミ合金からなる金属膜をスパッタなどによっ
て堆積し、この金属膜をエッチングして所定形状の1層
目の金属配線14を形成する。この1層目の金属配線1
4は、絶縁層12に形成した図示しない貫通孔を介して
前記した素子に接続してある。
基板10の上部全体を覆って層間絶縁膜16を形成す
る。この層間絶縁膜16の形成は、プラズマCVD法に
よって第1のSiO2膜18を半導体基板10の上部全
体を覆って堆積したのち、層間絶縁膜16の上面の平坦
化を図るためのSOG(Spin On Glass)
膜20をスピンコート法によって塗布して形成し、さら
にSiO2膜18とSOG膜20とを覆って第2のSi
O2膜22をプラズマCVD法によって堆積することに
より行われる。
してドライエッチングを行い、図4(3)に示したよう
に、1層目の金属配線14の上部の層間絶縁膜16を貫
通したコンタクトホール24と、開口部となる接続用パ
ッド32とを形成する。なおコンタクトホール24は、
上下層に形成される金属配線同士の導通を図るために設
けられるものであり、一方接続用パッド32はLSIチ
ップをパッケージに組み立てるためのアルミの薄膜から
なるワイヤボンディング用の引出し部であり、金線(ワ
イヤボンディング)をボンディングさせるために設けら
れたものである。
うに、第2のSiO2膜22の上部にCVDにより導電
性金属となるタングステン28を形成し、このCVDに
よりコンタクトホール24をタングステン28で埋める
ようにする。
ン28で埋めた後、図5(1)に示すように第2のSi
O2膜22の上部にエッチバックを施し、当該第2のS
iO2膜22の上部および接続用パッド32から堆積し
たタングステン28を除去し、当該タングステン28
は、コンタクトホール24だけに残留させ、タングステ
ンプラグを形成させる。
ホール24に残留させた後は、半導体基板10の上部全
体にアルミまたはアルミ合金などの金属膜をスパッタな
どによって堆積し、これを所定の形状にエッチングして
図5(2)に示したように2層目の金属配線30と接続
用パッド32を形成する。この2層目の金属配線30と
接続用パッド32は、コンタクトホール24および接続
用パッド32を介して1層目の金属配線14に接続され
る。
属配線30と接続用パッド32を形成した後は、その上
部から第3のSiO2膜34を形成するとともにマスク
工程により接続用パッド32の上方の第3のSiO2膜
34を除去し、接続用パッド32を露出させる。
くして形成される従来の半導体装置においては、エッチ
バックを施しコンタクトホール24の内側だけにタング
ステンプラグを残留させようとするが、タングステン2
8が他の場所にも残留してしまう問題があった。図6
は、第2のSiO2膜22の上部および接続用パッド3
2に堆積したタングステン28を除去した後の状態を示
す断面図を示す。すなわち同図に示すように、第2のS
iO2膜22の上部にCVDによりタングステン28を
形成し、このCVDによりコンタクトホール24をタン
グステン28で埋めた後、ウェハ全面にエッチバックを
施し、当該第2のSiO2膜22の上部および接続用パ
ッド32から堆積したタングステン28を除去しようと
するが、接続用パッド32を形成する壁面32Aのタン
グステン28がサイドウォール36として残留する場合
があった。ところで半導体基板10はタングステン28
のエッチバック工程後、タングステンプラグのストレス
を除去するため、および1層目の金属配線とタングステ
ンとの界面の安定化のためにアニール工程に投入させる
が、当該アニール工程への投入により、サイドウォール
36が脱落し、当該サイドウォール36が塵埃となるお
それがあった。
グステン28のエッチバック工程にて接続用パッド32
を形成する壁面32Aに堆積したタングステンを完全に
除去することのできる半導体装置およびその製造方法を
提供することを目的とする。
は、半導体基板上に絶縁層を介して設けた第1金属配線
と、この第1金属配線を覆って前記半導体基板の上部全
体に設けられた層間絶縁膜と、前記第1金属配線の上部
の前記層間絶縁膜を貫通して設けられ、前記半導体基板
の面にほぼ垂直な壁面を有するコンタクトホールと、こ
のコンタクトホールに埋め込まれ前記第1金属配線との
導通をなす導電性金属と、前記第1金属配線の上部の前
記層間絶縁膜を貫通して設けられ、前記半導体基板の面
に対して傾斜した壁面を有する前記コンタクトホールよ
り大径な開口部と、前記導電性金属の上部と、前記開口
部より露出する前記第1金属配線の上部に設けられ前記
第1金属配線に導通する第2金属配線と、を有すること
を特徴としている。
口部の壁面にテーパを形成したことから、エッチバック
時にサイドウォールが形成されることがない。
壁面を有するコンタクトホールの形成条件は、 CF4:CHF3=1:A(0.3≦A<0.7) で設定される。
ッチングにより)形成する条件は、 CF4:CHF3=1:X(0.3<X≦0.7、但しA
<X) で示される。
ウォールが形成されることがなく、エッチバック後に半
導体基板をアニール工程に投入してもサイドウォールが
壁面から剥離し、当該サイドウォールが塵埃となるのを
防止することができる。なお半導体基板の水平方向に対
しての壁面の傾斜角度(いわゆるテーパ角度)は80度
以下であればよりエッチバックが容易となり、さらにア
スペクト比が1以上のコンタクトホールであれば当該コ
ンタクトホールに容易に進入することのできるタングス
テンを導電性金属として用いることが望ましい。また第
2金属配線と導電性金属の下部にバリアメタルを形成す
れば、第2金属配線を構成する金属膜の付着をより改善
することができるとともに、金属膜に切断部が生じた場
合であっても、バリアメタルによって電気的導通を確保
することができ、信頼性を向上することができる。
アルミ(Al)またはアルミ合金などの導電性金属また
はその化合物によって形成したものをいう。
の製造方法は、半導体基板の上部に絶縁層を介して第1
金属配線を形成する第1配線形成工程と、前記第1金属
配線を覆って前記半導体基板の上部全体にシリコン酸化
膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、前記シリコン酸化
膜の上部にレジスト膜を形成するとともに、前記第1金
属配線の上方の前記レジスト膜を除去する第1マスク形
成工程と、前記レジスト膜を保護マスクとした第1ドラ
イエッチングによって前記シリコン酸化膜をほぼ垂直に
貫通しコンタクトホールを形成する第1エッチング形成
工程と、前記シリコン酸化膜の上部に前記コンタクトホ
ールを覆うようレジスト膜を形成するとともに、前記第
1金属配線の上方の前記レジスト膜を除去する第2マス
ク形成工程と、前記レジスト膜を保護マスクとした第2
ドライエッチングにて前記シリコン酸化膜にその壁面に
斜面を有した開口部を形成する第2エッチング形成工程
と、前記コンタクトホールと前記開口部とを形成した後
のシリコン酸化膜の上部に導電性金属を堆積させた後、
エッチバックにより前記導電性金属を前記コンタクトホ
ールだけに残す導電性金属形成工程と、前記コンタクト
ホールの上部と、前記開口部より露出する前記第1金属
配線の上部とに設けられ前記第1金属配線に導通する第
2金属配線を形成する第2配線形成工程と、を有するこ
とを特徴としている。
ドライエッチングとに用いるエッチングガスをCF4、
CHF3、Arの混合ガスとし、前記第1ドライエッチ
ングの際には前記エッチングガスにおける前記CHF3
の量と前記CF4の量とを調整し、垂直形状のドライエ
ッチングするとともに、前記第2ドライエッチングの際
には前記CHF3の量を前記第1ドライエッチングより
も増やしエッチングを行い、開口部の壁面の横方向に削
る量(サイドエッチングの量)を調整するようにしてい
る。
よびその製造方法に係る具体的実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。なお、前記従来技術において説明
した部分に対応する部分については、その説明を省略す
る。
成を示す断面説明図を示す。同図に示すように、半導体
装置50は、第1金属配線(1層目の金属配線)52が
絶縁層54を介して半導体基板56の上部に形成してあ
る。絶縁層54は、例えばSiO2膜からなり、半導体
基板56の上部に形成した図示しないトランジスタや抵
抗、容量などの素子を覆っている。そして、第1金属配
線52(52A、52B)は、例えばAlまたはAl−
CuやAl−Si−Cuなどのアルミまたはアルミ合金
から形成してあって、絶縁層54に形成した接続孔(図
示せず)を介して素子に接続してある。
には、第1金属配線52の上部の部分に垂直に拡開した
一辺が約1μm程度のコンタクトホール58と、一辺が
約100μm程度の開口部となるボンディングパッド6
0が形成されている。そしてコンタクトホール58の内
側およびボンディングパッド60の内側には、バリアメ
タル層62が設けられている。当該バリアメタル層62
は、図1(2)に示したように、高融点金属であるチタ
ン(Ti)からなるTi層64と、その上に形成したT
iN(窒化チタン)層66とからなっている。ところで
コンタクトホール58におけるバリアメタル層62の内
側には導電性金属となるタングステン67が埋め込ま
れ、第1金属配線52Aとの導通をバリアメタル層62
を介して行うようにしている。なお図1(2)は同図
(1)におけるE部の拡大図である。
の上部には、配線本体68(68A、68B)が形成さ
れている。この配線本体68は、アルミまたはAl−C
u、Al−Si−Cuなどのアルミ合金によって形成さ
れており、さらに配線本体68の上部には例えばTiN
からなる反射防止膜69が形成されている。そして配線
本体68、反射防止膜69からなる第2金属配線72
は、バリアメタル層62およびタングステン67を介し
て、あるいはバリアメタル層62だけを介して第1金属
配線52に接触していてこれと電気的に接続してあると
ともに、層間絶縁膜55の上部に延在している。
50は、第2金属配線72を構成する配線本体68の下
部にバリアメタル層62が設けられていることから金属
膜の付着性を改善できるとともに、仮に配線本体68に
切断部が生じたとしても、バリアメタル層62によって
電気的導通を確保することができる。
メタル層62を構成する高融点金属としてTi、TiN
を用いた場合について説明したが、バリアメタル層62
はTi単層もしくはモリブデン(Mo)やタングステン
(W)などの他の高融点金属、あるいはこれらのシリサ
イドを用いて形成してもよい。また、配線本体68は、
銅や銅合金などの他の導電性金属やその化合物によって
形成してもよい。また第2金属配線72の上部には層間
絶縁膜71が形成され、第2金属配線の保護をなすよう
にしている。
0の主要な製造工程を示したものである。図2(1)に
示した半導体基板56の上面または上部には、トランジ
スタなどの素子が従来と同様の方法によって形成してあ
る。そして、素子を形成した半導体基板56の上部に8
000〜10000オングストロームの厚さの絶縁膜5
4を形成する。この絶縁膜54は、例えばCVD法によ
って堆積したBPSG(Boron−Phospho−
Silicate Glass)によって形成してあ
る。
板56を圧力2〜5mTorr、温度150〜300℃
のアルゴン雰囲気中に配置し、Al−Cu、Al−Si
−Cu、Al−Siなどをターゲットとし、DC9〜1
2kWの入力電力でスパッタを行い、これらのターゲッ
トと同じ組成を有する第1金属配線52を形成するため
の金属膜70を4000〜6000オングストローム堆
積する。次に、金属膜70の上部にフォトレジスト膜7
6を塗布し、フォトリソグラフィーによってパターニン
グし、第1金属配線52を形成する部分以外のフォトレ
ジスト膜76を除去する。
して金属膜70をエッチングし、図2(2)に示したよ
うに、第1金属配線52を形成する。そして、フォトレ
ジスト膜76を除去したのち、第1金属配線52を覆っ
て半導体基板56の上部全体に層間絶縁膜55を構成す
る第1SiO2膜55Aを1000〜2000オングス
トローム形成する。この第1SiO2膜55Aは、例え
ば減圧したアルゴン雰囲気中にテトラエトキシシラン
(TEOS)と酸素ガスとを導入したプラズマCVD法
によって形成される。次に、層間絶縁膜55の表面の平
坦化を図るため、無機SOGをスピンコートして第1S
iO2膜55Aの低い部分に配置し、これを固化させて
1500〜2000オングストロームのSOG膜55B
を形成する。さらに、第1SiO2膜55AとSOG膜
55Bとを覆って厚さ4000〜5000オングストロ
ームの第2SiO2膜55Cを半導体基板56の上部全
体に設け、層間絶縁膜55を形成する。この第2のSi
O2膜55Cは、第1SiO2膜55Aと同様に、TEO
Sと酸素ガスとを用いたプラズマCVD法によって形成
される。
フォトレジスト膜76を塗布し、コンタクトホール58
を形成するために、これをパターニングして第1金属配
線52Aの上方のフォトレジスト膜76を除去する。そ
してフォトレジスト膜76をマスクとして層間絶縁膜5
5をドライエッチング、すなわちCF4とCHF3とAr
との混合ガスを用いた反応性イオンドライエッチングを
第1金属配線52Aに達するまで行い、図2(4)に示
したような垂直孔部となるコンタクトホール58を完成
させる。なお層間絶縁膜55をドライエッチングする混
合ガスにおいては、CF4とCHF3との混合比率を調整
し、ドライエッチングにより形成される層間絶縁膜55
の側壁、すなわちコンタクトホール58の側壁にポリマ
ーからなる保護膜(C2Fy)の量を調整し垂直形状のコ
ンタクトホール58を形成する。
た後は、再び第2SiO2膜55Cの上部全体にフォト
レジスト膜76を塗布し、今度はボンディングパッド6
0の形成を行う。第2SiO2膜55Cの上部全体にフ
ォトレジスト膜76を塗布した後は、ボンディングパッ
ド60を形成するために、これをパターンニングして第
1金属配線52Bの上方のフォトレジスト膜76を除去
する。この状態を図2(3)に示す。そしてコンタクト
ホール58と同様に、フォトレジスト膜76をマスクと
して層間絶縁膜55をドライエッチング、すなわちCF
4とCHF3とArとの混合ガスを用いた反応性イオンド
ライエッチングを第1金属配線52Bに達するまで行
い、図2(4)に示したように壁面にテーパのついた壁
面が形成されるボンディングパッド60を完成させる。
なお層間絶縁膜55をドライエッチングする混合ガスに
おいては、CF4とCHF3との混合比率を前記コンタク
トホール58形成時のドライエッチング時のCHF3量
よりも増加させることで側壁保護膜の形成量が増え、テ
ーパー形状にボンディングパッドを形成することができ
る。このため上記の比率の混合ガスを用いれば層間絶縁
膜55を貫通させるとともにその周囲にテーパ斜面を有
したボンディングパッド60を形成することができる。
なおテーパー斜面の傾斜角度は80度以下であることが
望ましい(図2(4)参照)。
ル58をボンディングパッド60とを形成した後は、図
3(1)に示すようにフォトレジスト膜76を除去する
とともに、ボンディングパット60および層間絶縁膜5
5の表面、さらにコンタクトホール58の内面にバリア
メタル層62をスパッタにより堆積させる。そしてバリ
アメタル層62を堆積させた後は、同範囲にタングステ
ン67をCVDにより堆積させる。なおCVD時の圧
力、温度、入力電圧、時間等の条件は、当該CVD工程
にてコンタクトホール58がタングステン67により埋
まる条件に設定しておく。なおタングステンCVDは2
段の工程からなり、最初の工程ではWF6とSiH4とA
rの雰囲気中で行われ、最後の工程ではWF6とH2の雰
囲気中で行われる。
Dにてタングステン67を堆積させた後は、図3(2)
に示すようにエッチバックを施し、タングステン67を
コンタクトホール58だけに残留させようとする。ここ
でボンディングパッド60における壁面62Aにはサイ
ドエッチングが施され、テーパーが形成されていること
から、エッチバックが確実に行われ、壁面62Aにタン
グステン67がサイドウォールとして残留することがな
い。このためエッチバック工程後に半導体基板56をア
ニール工程に投入しても、サイドウォールが脱落し、塵
埃となることを防止することができる。
ル58だけに残留させた後は、図3(3)に示すよう
に、まずAl−Cu、Al−Si−CuまたはAl−S
iをターゲットとしたスパッタを行い、TiN層66の
上に配線本体68を形成するための本体層(図示せず)
を8000〜10000オングストローム形成する。な
おこのスパッタ条件は、圧力2〜5mTorr、温度1
50〜300℃のAr雰囲気中においてAl−Cu、A
l−Si−CuまたはAl−Siをターゲットとし、ス
パッタ入力電力DC9〜12kWで行う。さらに、Ti
N層66を形成したと同じスパッタ条件により、TiN
をターゲットとしたスパッタまたはArとN2との混合
ガスの雰囲気中におけるTiターゲットを用いた反応性
スパッタを行い、本体層の上部全体にTiNを500〜
1000オングストローム堆積して反射防止膜69を形
成する。その後、反射防止膜69の上にフォトレジスト
膜を塗布して所定の形状にパターニングし、フォトレジ
スト膜をマスクとしたウエットエッチングまたはドライ
エッチングを行い、反射防止膜69、配線本体層を所定
の配線形状にエッチングして第2金属配線72を形成す
る。そして第2金属配線72を形成した後は、図3
(4)に示すようにその上部に層間絶縁膜71を形成
し、第2金属配線の保護をなす。また本実施の形態では
導電性金属をタングステンとしたがコンタクトホールの
アスペクト比が1より小さければ前記タングステンの代
わりに他の金属、例えばアルミ合金等を用いるようにし
てもよい。
導体基板上に絶縁層を介して設けた第1金属配線と、こ
の第1金属配線を覆って前記半導体基板の上部全体に設
けられた層間絶縁膜と、前記第1金属配線の上部の前記
層間絶縁膜を貫通して設けられ、前記半導体基板の面に
ほぼ垂直な壁面を有するコンタクトホールと、このコン
タクトホールに埋め込まれ前記第1金属配線との導通を
なす導電性金属と、前記第1金属配線の上部の前記層間
絶縁膜を貫通して設けられ、前記半導体基板の面に対し
て傾斜した壁面を有する前記コンタクトホールより大径
な開口部と、前記導電性金属の上部と、前記開口部より
露出する前記第1金属配線の上部に設けられ前記第1金
属配線に導通する第2金属配線と、を有したことから、
その製造工程において開口部の壁面に導電性金属のサイ
ドウォールが形成されず、塵埃の発生を防止することが
できる。
面説明図を示す。
る。
る。
係る工程を示す部分断面図である。
係る工程を示す部分断面図である。
ド32に堆積したタングステン28を除去した後の状態
を示す断面図を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体基板上に絶縁層を介して設けた第
1金属配線と、 この第1金属配線を覆って前記半導体基板の上部全体に
設けられた層間絶縁膜と、 前記第1金属配線の上部の前記層間絶縁膜を貫通して設
けられ、前記半導体基板の面にほぼ垂直な壁面を有する
コンタクトホールと、 このコンタクトホールに埋め込まれ前記第1金属配線と
の導通をなす導電性金属と、 前記第1金属配線の上部の前記層間絶縁膜を貫通して設
けられ、前記半導体基板の面に対して傾斜した壁面を有
する前記コンタクトホールより大径な開口部と、 前記導電性金属の上部と、前記開口部より露出する前記
第1金属配線の上部に設けられ前記第1金属配線に導通
する第2金属配線と、 を有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記壁面の傾斜角度は80度以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 アスペクト比が1以上の前記コンタクト
ホールには前記導電性金属にタングステンを用いること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装
置。 - 【請求項4】 前記第2金属配線と前記導電性金属の下
部にバリアメタルを形成したことを特徴とする請求項1
乃至請求項3に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 半導体基板の上部に絶縁層を介して第1
金属配線を形成する第1配線形成工程と、 前記第1金属配線を覆って前記半導体基板の上部全体に
シリコン酸化膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、 前記シリコン酸化膜の上部にレジスト膜を形成するとと
もに、前記第1金属配線の上方の前記レジスト膜を除去
する第1マスク形成工程と、 前記レジスト膜を保護マスクとした第1ドライエッチン
グによって前記シリコン酸化膜をほぼ垂直に貫通しコン
タクトホールを形成する第1エッチング形成工程と、 前記シリコン酸化膜の上部に前記コンタクトホールを覆
うようレジスト膜を形成するとともに、前記第1金属配
線の上方の前記レジスト膜を除去する第2マスク形成工
程と、 前記レジスト膜を保護マスクとした第2ドライエッチン
グにて前記シリコン酸化膜にその壁面に斜面を有した開
口部を形成する第2エッチング形成工程と、 前記コンタクトホールと前記開口部とを形成した後のシ
リコン酸化膜の上部に導電性金属を堆積させた後、エッ
チバックにより前記導電性金属を前記コンタクトホール
だけに残す導電性金属形成工程と、 前記コンタクトホールの上部と、前記開口部より露出す
る前記第1金属配線の上部とに設けられ前記第1金属配
線に導通する第2金属配線を形成する第2配線形成工程
と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記第1ドライエッチングと前記第2ド
ライエッチングとに用いるエッチングガスをCF4、C
HF3、Arの混合ガスとし、前記第1ドライエッチン
グの際にはコンタクトホール形状が垂直になるようなC
F4とCHF3との比率でドライエッチングするととも
に、前記第2ドライエッチングの際には前記第1ドライ
エッチングの際の比率よりもCHF3の量を増やし、壁
面に斜面を有しドライエッチングを行うことを特徴とす
る請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
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---|---|---|---|
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JP292399 | 1999-01-08 | ||
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