JP2000260539A - 同軸ケーブル用コネクタ及びそのケーブル接続方法 - Google Patents
同軸ケーブル用コネクタ及びそのケーブル接続方法Info
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
高周波信号の波形の乱れ防止をはかりつつ、より一層の
細径化を可能にする。 【解決手段】 金属で円筒状に一体形成されて一端に相
手方コンタクトとの結合接触部12、他端に同軸ケーブ
ルの中心導体接続用の芯線接続部11を備えた中心コン
タクト10を設ける。芯線接続部11に、端末処理した
同軸ケーブル100の中心導体101を接続し、中心コ
ンタクト10及び同軸ケーブル100の内部被覆102
先端部分にまたがって円筒状に覆う絶縁被覆材20を設
ける。絶縁被覆材20に隣接する内部被覆102表面に
フェルール30を巻き付けてその表面にシールド線10
3を被ぶせ、絶縁被覆材20、フェルール30及びシー
ルド線103、並びに同軸ケーブルの外装被覆104の
先端部分を覆う、金属円筒状の外部導体40を設け、フ
ェルール部分で圧着する。
Description
クタ及びそのケーブル接続方法に関し、特に細径化した
同軸ケーブル用コネクタ及びそのケーブル接続方法に属
する。
なものは、同軸ケーブルのシールド線を逆方向に折り返
して外装被覆に取付けられたフェルールに接触、接続さ
せ、この上に円筒状の外部導体を覆せてフェルールと重
なる部分を外部から圧着処理し、外部導体とフェルール
及びシールド線とを圧着接続、固定する構造となってい
た。
被覆上にフェルール、シールド線、及び外部導体が重な
るため、細径化が困難である。ここで、同軸ケーブルの
内部被覆にフェルールを取付けて、その上をシールド線
が順方向で(折り返さないで)覆うようにし、その上を
外部導体で覆って、圧着接続、固定するようにした構造
のものが提案されている(例えば、特開平7−2881
61号公報参照)。
の一例の断面側面図を図3に示す。まず、この同軸ケー
ブル用コネクタが接続、装着される同軸ケーブル100
は、基本的には、中心導体101と、この中心導体10
1上を覆う内部被覆102と、この内部被覆102の外
側を覆うシールド線103と、このシールド線103の
外側を覆う外装被覆104とを備えて構成される。
同軸ケーブル100の中心導体101が圧着接続される
芯線接続部11x、相手方コンタクトと結合して接触接
続する結合接触部12x、及びこれらを互いに接続する
接続導体13から成る中心コンタクト10xと、分割状
態のときに内部に、この中心コンタクト10x、並びに
中心コンタクト10xに接続された同軸ケーブル100
の中心導体101及び内部被覆102の先端部分を保持
して接着テープ55により互いに結合した絶縁蓋体50
a,50b(50aの先端には筒状係止部51を備えて
いる)と、内部被覆102の絶縁蓋体50a,50bに
隣接した部分に巻付けられて固定され、外部表面にシー
ルド線103を順方向に覆い被ぶすように接触させる金
属製のフェルール30xと、絶縁蓋体50a,50b
(筒状係止部51の部分以外)、シールド線103を覆
ったフェルール30x、及び外装被覆104の先端部分
を覆い、かつフェルール30x,シールド線103部分
が外部から圧着処理されて(圧着部41x)、フェルー
ル30x,シールド線103と圧着接続、固定される円
筒状の外部導体40xとを有する構成、構造となってい
る。
ケーブル100への接続、装着方法について、図4
(a)〜(e)に示された工程順の斜視図を併せて参照
し、説明する。まず、図4(a)に示すように、同軸ケ
ーブル100を外部導体40xに通し入れて、同軸ケー
ブル100の先端部分を、露出する中心導体101の長
さ、内部被覆102の長さ、及びシールド線103の長
さそれぞれが予め定められた長さとなるように加工し、
シールド線103の露出部分を外装被覆104上に逆方
向に折り返しておく。
線103の露出部分を、その内部被覆102側を一部分
残して、中心コンタクト10xの芯線接続部11xに圧
着接続する。次に、図4(c),(d)に示すように、
中心コンタクト10x、並びに中心導体101の一部及
び内部被覆102の先端部分を絶縁蓋体50a,50b
のそれぞれの収容場所に収容、保持して接着テープ55
でこれら絶縁蓋体50a,50bを互いに結合させ、板
状のフェルール30xを折り曲げて内部被覆102の露
出部分の絶縁蓋体50a,50bと隣接する部位に巻き
付けるように取付けて固定し、シールド線103を順方
向に戻してフェルール30xの表面に一様に覆い被ぶす
ように接触させる。
に、外部導体40xを同軸ケーブル100の先端方向に
移動させて、外部導体40xが絶縁蓋体50a,50
b、シールド線103及びフェルール30x、並びに外
装被覆104の先端部分を覆う位置で止めて(より具体
的には、絶縁蓋体50aの筒状係止部51に突き当って
止まる位置)、シールド線103及びフェルール30x
と対応する位置で、外側から圧着処理し(圧着部41
x)、シールド線103、フェルール30x、及び外部
導体40xを圧着接続し、かつ固定する。
被覆102の表面に巻き付けるように取付けて固定し、
その上にシールド線103を被ぶせるようにすれば、フ
ェルール30x及びシールド線103の部分の直径を小
さくすることができ、コネクタ全体の直径を小さくする
ことができる。すなわち、細径化が可能となる。
10xが、同軸ケーブル100の中心導体101を圧着
接続する芯線接続部11xと、相手方コンタクトと結合
し接触接続する結合接触部12xと、これらを互いに接
続する接続導体13の3つの部分から成り、この中心コ
ンタクト10xを保持する絶縁蓋体50a,50bは、
これらを安定して保持すると同時に、芯線接続部11x
に圧着接続した中心導体101の露出部分、及び内部被
覆102の先端部分を確実に保持するために、これら各
部が安定して収納されるような形状となっている。
ーブル用コネクタは、同軸ケーブル100の内部被覆1
02表面にフェルール30xを巻き付けるように取付
け、その上にシールド線103を被ぶせる構造となって
いるので、フェルール30x及びシールド線103部分
の直径が小さくなり、コネクタ全体の直径も小さくなっ
て細径化が可能となるが、中心コンタクト10xが、芯
線接続部11x、結合接触部12x、及び接続導体13
の3つの部分で構成されてその形状が複雑であり、従っ
て、この中心コンタクト10xを収納、保持する絶縁蓋
体50a,50bの内部形状も複雑になる上、この複雑
な形状の中心コンタクト10xを収納する際には絶縁蓋
体50a,50bを分割し、収納後にはこれらを合体さ
せて接着テープ55で固定する必要があり、中心コンタ
クト10x及び絶縁蓋体50a,50bの製造コストが
高くなってコネクタ全体がコスト高になり、かつ、ケー
ブルへの装着が煩雑であるという問題点と、絶縁蓋体5
0a,50bは内部に保持した中心コンタクト10x等
を安定して保持するためにある程度の肉厚が必要であ
り、その外径によってコネクタ全体の外径も決まるの
で、この絶縁蓋体50a,50bによって細径化が制限
されるという問題点と、中心コンタクト10x及び絶縁
蓋体50a,50bの形状が複雑で、絶縁物、空気層及
び導体がでこぼこに入り組んでいるので、これらの誘電
率等の違いから、伝達する高周波信号に波形の乱れが生
じるという問題点がある。
鑑みて、コストの低減、ケーブルへの装着の容易さ、及
び高周波信号の波形の乱れ防止をはかりつつ、より一層
の細径化が可能な同軸ケーブル用コネクタ及びそのケー
ブル接続方法を提供することにある。
コネクタは、中心導体、この中心導体の外側を覆う内部
被覆、この内部被覆の外側を覆うシールド線、及びこの
シールド線の外側を覆う外装被覆を備えて成る同軸ケー
ブルの先端に接続装着される同軸ケーブル用コネクタで
あって、上記の目的を達成するために次の各構成を有す
ることを特徴とする。 (イ)金属材料により円筒状に一体形成され、一方の端
側に相手方コンタクトとの結合接触部を備え、他方の端
側に前記同軸ケーブルの中心導体の接続部を備えた中心
コンタクト (ロ)前記中心コンタクトの円筒表面と、前記中心コン
タクトに接続された同軸ケーブルの内部被覆の先端部分
円筒表面とにまたがって円筒状に覆う絶縁被覆材 (ハ)前記同軸ケーブルの内部被覆の、前記絶縁被覆材
で覆われた部分と隣接した部分に、この部分の表面を円
筒状に覆って取付け固定され、その外部表面に前記同軸
ケーブルのシールド線先端部分が覆い被ぶさるように接
触する金属材料製のフェルール (ニ)金属材料により円筒状に一体形成されて前記絶縁
被覆材と、前記シールド線に覆われたフェルール部分
と、前記同軸ケーブルの外装被覆の先端部分とにまたが
って覆い、かつ前記フェルール及びシールド線と対応す
る部分が外側から圧着処理されてこれらフェルール及び
シールド線に圧着接続、固定される外部導体
付けて形成されたものであるか、熱収縮硬化性の絶縁チ
ューブを加熱処理して形成されたものであるか、熱可塑
性の絶縁チューブを加熱・冷却処理して形成されたもの
である構成を有している。
ケーブル接続方法は、前記同軸ケーブル用コネクタを前
記同軸ケーブルの先端に接続装着させる同軸ケーブル用
コネクタのケーブル接続方法であって、次の各手順を含
むことを特徴とする。 (イ)前記同軸ケーブル用コネクタの外部導体に前記同
軸ケーブルを通し入れて前記同軸ケーブルの先端部分
を、露出する中心導体の長さ、内部被覆の長さ、及びシ
ールド線の長さそれぞれが予め定められた長さとなるよ
うに加工して前記シールド線の露出部分を前記同軸ケー
ブルの外装被覆側に折り返しておく同軸ケーブル端末加
工手順 (ロ)前記中心導体の露出部分と前記同軸ケーブル用コ
ネクタの中心コンタクトとを接続する中心コンタクト接
続手順 (ハ)前記内部被覆の露出部分のうちの予め定められた
部位に、前記同軸ケーブル用コネクタのフェルールを取
付け固定するフェルール取付け手順 (ニ)前記中心コンタクトの円筒表面と、前記内部被覆
の先端部分表面とにまたがり円筒状に覆うように、前記
同軸ケーブル用コネクタの絶縁被覆材を形成する絶縁被
覆材形成手順 (ホ)前記シールド線の露出部分を、前記折り返し状態
からフェルール側の方に折り戻して前記フェルール表面
を一様に覆うように分散させ、前記通し入れてあった外
部導体を、前記同軸ケーブルの先端方向に移動させ、こ
の外部導体が、前記絶縁被覆材、シールド線に覆われた
フェルール部分、及び外装被覆の先端部分を覆う位置で
止め、前記外部導体の前記フェルールと重なる部位を外
側から圧着処理して前記シールド線を前記フェルール・
外部導体間に挟み込んで前記フェルール、シールド線及
び外部導体相互間を圧着接続、固定する外部導体移動・
固定手順
の一実施の形態は、金属材料により円筒状に一体形成さ
れ、一方の端側に相手方コンタクトとの結合接触部を備
え、他方の端側に同軸ケーブルの中心導体の接続部を備
えた中心コンタクトと、この中心コンタクトの円筒表
面、及びこの中心コンタクトに接続された同軸ケーブル
の内部被覆先端部分の円筒表面にまたがって円筒状に覆
う絶縁被覆材と、同軸ケーブルの内部被覆の、上記絶縁
被覆材で覆われた部分と隣接した部分に、この部分の表
面を円筒状に覆って取付け固定され、外部表面に同軸ケ
ーブルのシールド線が覆い被ぶさるように接触する金属
材料製のフェルールと、金属材料により円筒状に一体形
成されて上記絶縁被覆材、シールド線を被ったフェルー
ル部分、及び同軸ケーブルの外装被覆の先端部分にまた
がって覆い、かつ上記フェルール及びシールド線と対応
する部分が外側から圧着処理されてこれらフェルール及
びシールド線に圧着接続、固定される外部導体とを有す
る構成、構造となっている。
けるとか、熱収縮硬化性の絶縁チューブや熱可塑性の絶
縁チューブを加熱処理するなどして形成する。このよう
な構成、構造とすることにより、中心コンタクトは単純
な形状、構造で作りやすく、絶縁被覆材も絶縁テープを
巻き付けるとか、絶縁チューブを加熱処理する等で容易
に形成できるので、これらを含めて、コネクタ全体のコ
ストを安くすることができ、同軸ケーブルへの装着も、
後述するように極めて容易になり、しかも、中心コンタ
クト及び絶縁被覆材それぞれはほぼ一様の直径を有する
円筒状であるので、絶縁物、導体、空気層等がでこぼこ
に入り組むことがなく、伝達する高周波信号の波形の乱
れを防止することができる。
する円筒状であり、これを覆う絶縁被覆材は、フェルー
ル及びシールド線部分の直径と同程度の一様の直径に極
めて容易にできるので、これらによる細径化に対する制
限はなく、より一層の細径化が容易となる。
ケーブルへの接続、装着方法(ケーブル接続方法)は次
のとおりである。まず、外部導体に同軸ケーブルを通し
入れて、この同軸ケーブルの端末を加工処理し、シール
ド線を同軸ケーブルの外装被覆側に折り返しておく。次
に、中心コンタクトを同軸ケーブルの中心導体に、半田
付け、圧着処理等により接続し、同軸ケーブルの内部被
覆にフェルールを取付け固定する。次に、中心コンタク
トの円筒表面及び同軸ケーブルの内部被覆先端表面にま
たがって覆うように、絶縁テープを巻き付ける、或い
は、絶縁チューブを加熱処理するなどして絶縁被覆材を
形成し、シールド線をフェルール側に折り戻してフェル
ール表面を一様に覆うように分散させ、外部導体を同軸
ケーブルの先端方向に移動させる。
ド線及びフェルール、並びに同軸ケーブルの外装被覆先
端部分を覆う位置で止めて、外部導体のシールド線及び
フェルールと対応する部位を、外側から圧着処理し、シ
ールド線、フェルール、及び外部導体を互いに圧着接
続、固定する。
説明する。図1は本発明の同軸ケーブル用コネクタの一
実施例を示す断面側面図及び正面図である。この実施例
の同軸ケーブル用コネクタは、金属材料により円筒状に
一体形成され、一方の端側に相手側コンタクト(ピン)
と結合し接触接続する結合接触部12を備え他方の端側
に同軸ケーブル100の中心導体101を接続する芯線
接続部11を備えた中心コンタクト10と、この中心コ
ンタクト10の円筒表面、及び中心コンタクト10に接
続された同軸ケーブル100の内部被覆102の先端部
分円筒表面にまたがって円筒状に覆う絶縁被覆材20
と、内部被覆102の、絶縁被覆材20で覆われた部分
に隣接した部分に、この部分の表面を円筒状に覆って取
付け固定され、外部表面に同軸ケーブル100のシール
ド線103先端部分が覆い被ぶさるように接触する金属
製のフェルール30と、金属材料により円筒状に一体形
成されて絶縁被覆材20、シールド線103で覆われた
フェルール30部分、及び同軸ケーブル100の外装被
覆104の先端部分にまたがって覆い、かつフェルール
30及びシールド線103と対応する部分が外側から圧
着処理(41)されてこれらフェルール30、シールド
線103に圧着接続、固定する外部導体40とを有する
構成、構造となっている。
軸ケーブル100への接続、装着方法(ケーブル接続方
法)は、図2(a)〜(f)に示すように、次の手順と
なっている。まず、図2(a)に示すように、外部導体
40に同軸ケーブル100を通し入れて、同軸ケーブル
100の先端部分を、露出する中心導体101の長さ、
内部被覆102の長さ、及びシールド線103の長さが
予め定められた長さとなるように加工して、シールド線
103の露出部分を外装被覆104側に折り返しておく
(同軸ケーブル端末加工手順)。
中心コンタクト10を中心導体101の露出部分に半田
付け等により接続し、内部被覆102の、先端部分から
少し入った部分に、板状のフェルール30を折り曲げ巻
きつけて取付け固定する(中心コンタクト接続・フェル
ール取付け手順)。
中心コンタクト10及び内部被覆102部分に熱収縮硬
化性の絶縁チューブ20−Tを被ぶせて加熱処理し、中
心コンタクト10の円筒表面及び内部被覆102の先端
部分(フェルール30にかからないように)表面にまた
がって円筒状に覆う絶縁被覆材20を形成する(絶縁被
覆材形成手順)。
線103をフェルール側に折り戻してフェルール30の
表面を一様に覆うように分散させ、外部導体40を同軸
ケーブル100の先端方向に移動させ、図2(f)及び
図1に示すように、外部導体40が、絶縁被覆材20、
シールド線103及びフェルール30、並びに外装被覆
104の先端部分を覆う位置で止めて、外部導体40の
シールド線103及びフェルール30と重なる(対応す
る)部位を外側から圧着処理し、シールド線103をフ
ェルール30・外部導体40間に挟み込んでこれら相互
間を圧着接続、固定する(外部導体移動・固定手順)。
が、熱収縮硬化性の絶縁チューブ20−Tを加熱処理し
て形成される例を示したが、熱可塑性の絶縁チューブを
加熱・冷却処理して形成するようにしてもよいし、ま
た、接着絶縁テープを巻き付けて形成するようにしても
よい。また、中心コンタクト10は、板状のものをプレ
ス加工でまるめて円筒状に形成してもよい。
とすることにより、中心コンタクト10はほぼ一様な直
径を有する円筒状の単純な形状、構造で製作しやすく、
絶縁被覆材20も絶縁テープの巻き付けとか、絶縁チュ
ーブの加熱処理等で容易に形成できるので、これらのコ
スト、及びコネクタ全体のコストを安くすることがで
き、また、同軸ケーブル100への接続、装着も極めて
容易である。しかも、外部導体40はもちろん、中心コ
ンタクト10及び絶縁被覆材20はそれぞれほぼ一様な
直径を有する円筒状であるので、従来例のように絶縁
体、導体、空気層等がでこぼこに入り組むようなことは
なく、誘電率等も一定値を保つことができて、伝達する
高周波信号の波形が乱れないようにすることができる。
覆う絶縁被覆材20の厚さは、絶縁テープの厚さ及び積
層数、絶縁チューブの厚さ及び処理前直径等の選択によ
り、任意に設定することができ、絶縁被覆材20の直径
をフェルール30及びシールド線103部分の直径に合
わせることは極めて容易であるので、これら中心コンタ
クト10及び絶縁被覆材20による細径化に対する制限
はなく、より一層の細径化が容易にできるようになる。
により円筒状に一体形成されて一方の端側に相手方コン
タクトとの結合接触部、他方の端側に同軸ケーブルの中
心導体との接続部を備えた中心コンタクトに、端末処理
した同軸ケーブルの中心導体を接続し、中心コンタクト
の円筒表面と同軸ケーブルの内部被覆の先端部分表面と
にまたがって円筒状に覆う絶縁被覆材を、絶縁テープ又
は絶縁チューブで形成し、同軸ケーブルの内部被覆の、
絶縁被覆と隣接する部分にフェルールを取付けてその表
面を覆うようにシールド線を一様に分散、接触させ、絶
縁被覆材、フェルール及びシールド線、並びに同軸ケー
ブルの外装被覆の先端部分を覆うように、金属材料で円
筒状に一体形成された外部導体を設けた構成、構造、ケ
ーブル接続方法とすることにより、中心コンタクト及び
絶縁被覆材それぞれが一様な直径を有する円筒状の単純
な形状、構造であり、製作、形成しやすく、これらを含
めてコネクタ全体のコストを安くすることができ、ま
た、同軸ケーブルへの接続、装着も容易であり、しか
も、これら中心コンタクト及び絶縁被覆材、並びに外部
導体が一様な直径を有する円筒状であるので、伝達する
高周波信号の波形が乱れるのを防止することができ、そ
の上、絶縁被覆材の厚さが任意に設定、形成できてその
直径をフェルール及びシールド線部分の直径に容易に合
わせることができるので、中心コンタクト及び絶縁被覆
材による細径化に対する制限はなく、より一層の細径化
が容易になるという効果がある。
示す断面側面図及び正面図である。
ケーブルへの接続、装着方法を説明するための装着手順
を示す図である。
面側面図である。
ケーブルへの接続、装着方法を説明するための装着手順
を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 中心導体、この中心導体の外側を覆う内
部被覆、この内部被覆の外側を覆うシールド線、及びこ
のシールド線の外側を覆う外装被覆を備えて成る同軸ケ
ーブルの先端に接続装着される同軸ケーブル用コネクタ
であって、次の各構成を有することを特徴とする同軸ケ
ーブル用コネクタ。 (イ)金属材料により円筒状に一体形成され、一方の端
側に相手方コンタクトとの結合接触部を備え、他方の端
側に前記同軸ケーブルの中心導体の接続部を備えた中心
コンタクト (ロ)前記中心コンタクトの円筒表面と、前記中心コン
タクトに接続された同軸ケーブルの内部被覆の先端部分
円筒表面とにまたがって円筒状に覆う絶縁被覆材 (ハ)前記同軸ケーブルの内部被覆の、前記絶縁被覆材
で覆われた部分と隣接した部分に、この部分の表面を円
筒状に覆って取付け固定され、その外部表面に前記同軸
ケーブルのシールド線先端部分が覆い被ぶさるように接
触する金属材料製のフェルール (ニ)金属材料により円筒状に一体形成されて前記絶縁
被覆材と、前記シールド線に覆われたフェルール部分
と、前記同軸ケーブルの外装被覆の先端部分とにまたが
って覆い、かつ前記フェルール及びシールド線と対応す
る部分が外側から圧着処理されてこれらフェルール及び
シールド線に圧着接続、固定される外部導体 - 【請求項2】 前記絶縁被覆材が、絶縁テープを巻付け
て形成されたものである請求項1記載の同軸ケーブル用
コネクタ。 - 【請求項3】 前記絶縁被覆材が、熱収縮硬化性の絶縁
チューブを加熱処理して形成されたものである請求項1
記載の同軸ケーブル用コネクタ。 - 【請求項4】 前記絶縁被覆材が、熱可塑性の絶縁チュ
ーブを加熱・冷却処理して形成されたものである請求項
1記載の同軸ケーブル用コネクタ。 - 【請求項5】 請求項1記載の同軸ケーブル用コネクタ
を前記同軸ケーブルの先端に接続装着させる同軸ケーブ
ル用コネクタのケーブル接続方法であって、次の各手順
を含むことを特徴とする同軸ケーブル用コネクタのケー
ブル接続方法。 (イ)前記同軸ケーブル用コネクタの外部導体に前記同
軸ケーブルを通し入れて前記同軸ケーブルの先端部分
を、露出する中心導体の長さ、内部被覆の長さ、及びシ
ールド線の長さそれぞれが予め定められた長さとなるよ
うに加工して前記シールド線の露出部分を前記同軸ケー
ブルの外装被覆側に折り返しておく同軸ケーブル端末加
工手順 (ロ)前記中心導体の露出部分と前記同軸ケーブル用コ
ネクタの中心コンタクトとを接続する中心コンタクト接
続手順 (ハ)前記内部被覆の露出部分のうちの予め定められた
部位に、前記同軸ケーブル用コネクタのフェルールを取
付け固定するフェルール取付け手順 (ニ)前記中心コンタクトの円筒表面と、前記内部被覆
の先端部分表面とにまたがり円筒状に覆うように、前記
同軸ケーブル用コネクタの絶縁被覆材を形成する絶縁被
覆材形成手順 (ホ)前記シールド線の露出部分を、前記折り返し状態
からフェルール側の方に折り戻して前記フェルール表面
を一様に覆うように分散させ、前記通し入れてあった外
部導体を、前記同軸ケーブルの先端方向に移動させ、こ
の外部導体が、前記絶縁被覆材、シールド線に覆われた
フェルール部分、及び外装被覆の先端部分を覆う位置で
止め、前記外部導体の前記フェルールと重なる部位を外
側から圧着処理して前記シールド線を前記フェルール・
外部導体間に挟み込んで前記フェルール、シールド線及
び外部導体相互間を圧着接続、固定する外部導体移動・
固定手順
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP06111199A JP4142795B2 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 同軸ケーブル用コネクタ及びそのケーブル接続方法 |
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---|---|---|---|
JP06111199A JP4142795B2 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 同軸ケーブル用コネクタ及びそのケーブル接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000260539A true JP2000260539A (ja) | 2000-09-22 |
JP4142795B2 JP4142795B2 (ja) | 2008-09-03 |
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JP06111199A Expired - Fee Related JP4142795B2 (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 同軸ケーブル用コネクタ及びそのケーブル接続方法 |
Country Status (1)
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---|---|
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Cited By (3)
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