JP2000259785A - 非接触型icカードリーダ装置 - Google Patents

非接触型icカードリーダ装置

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JP2000259785A
JP2000259785A JP11059295A JP5929599A JP2000259785A JP 2000259785 A JP2000259785 A JP 2000259785A JP 11059295 A JP11059295 A JP 11059295A JP 5929599 A JP5929599 A JP 5929599A JP 2000259785 A JP2000259785 A JP 2000259785A
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antenna
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JP11059295A
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Masahiro Kawasaki
雅広 河崎
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Tamura Electric Works Ltd
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Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードリーダ装置の小型化を図ると共
に、ICカードリーダとICカード間をアンテナを介し
て的確に無線接続させる。 【解決手段】 金属筐体18と、制御基板17と、金属
筐体18と制御基板17間に設けられたアンテナ基板1
6Aと、アンテナ基板上にループ状に形成されたアンテ
ナコイル16Bのパターンとからなり、金属筐体とアン
テナ基板間に設けられたカード挿入口20に、アンテナ
コイル16Bから発生する発振磁界を受けて誘導電流を
発生するアンテナコイルを有するICカード2が挿入さ
れるとカード2に対しデータのリードライトを行うIC
カードリーダ1において、金属筐体とカード挿入口間に
磁性体19Aを設けると共に、アンテナ基板と制御基板
間に磁性体19Bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触型ICカー
ドリーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機などでは、価値情報を
記憶したICカードの利用による物品の販売が行われる
ようになってきた。このようなICカードと、自動販売
機内に設けられICカードの価値情報の読み出し及び書
き込みを行うICカードリーダ間は、互いにアンテナを
介して電磁結合される非接触形態のものが多くなってい
る。
【0003】図5は非接触型ICカードリーダのアンテ
ナ基板の上面図であり、アンテナ基板16Aには中心部
O2から一定距離DXの周辺位置に所定間隔DYを有す
るアンテナコイル16Bが形成されている。このような
ICカードリーダのアンテナ基板16A上に、図6に示
すようにICカード2を載置すると、ICカード2の図
示しないアンテナコイルにはICカードリーダのアンテ
ナ基板16Aに形成されているアンテナコイル16Bの
通電に基づき各部分16B1,16B2の周囲から発生
する磁界Hを受け、この磁界Hにより電流が誘導され
る。
【0004】こうした電磁誘導により、ICカードリー
ダからICカード2に電源が供給される。電源供給され
たICカード2は、その後ICカードリーダ側からデー
タの送信要求があれば、内部に記憶されている価値情報
などのデータをICカードリーダに送信する一方、IC
カードリーダ側からアンテナコイル16Bを介して送信
される価値情報の残額を受信すると、その残額データを
記憶することにより価値情報を書き換える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ICカード
リーダ装置では、図7(a)に示すように、アンテナ基
板16Aの下部に制御基板17が配設される。このよう
な場合、アンテナ基板16Aのアンテナコイル16Bの
通電に基づき各部分16B1,16B2の周囲から発生
する発振磁界は制御基板17上に形成されている導体パ
ターンに吸収されるため、アンテナ基板16Aと制御基
板17間を十分離して配置しなければ、ICカード2の
価値情報の読み出しや書き換えができなくなり、装置が
大型化するという問題を生じている。
【0006】また、図7(b)に示すように、アンテナ
基板16Aの上面側と筐体18間をICカード2が挿入
されるカード挿入口20とし、筐体18を金属筐体とし
た場合、アンテナ基板16Aのアンテナコイル16Bの
通電に基づき各部分16B1,16B2の周囲から発生
する発振磁界が同様に金属筐体18により吸収されるこ
とから、ICカードリーダ側からICカードに対し的確
なデータのリードライトを行うためにはアンテナ基板1
6Aと筐体18間を十分離して配置しなければならず、
装置の小型化が困難になっている。したがって本発明は
ICカードリーダ装置の小型化を図るとともに、ICカ
ードに対し的確にデータのリードライトを行うことを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明のICカードリーダ装置は、制御基板
と、制御基板の上部に設けられたアンテナ基板と、アン
テナ基板上に中心部からの距離が第1の距離を有する第
1の位置に第1の間隔でループ状に形成され通電に基づ
き発振磁界を発生する第1のアンテナコイルのパターン
とからなり、アンテナ基板の上部に設けられたカード挿
入口に、中心部からの距離が第1の距離を有する位置に
所定間隔でループ状に形成され発振磁界を受けて誘導電
流を発生する第2のアンテナコイルのパターンを備えた
ICカードが挿入されたときにこのICカードに対しデ
ータのリードライトを行う装置であって、アンテナ基板
と制御基板間に磁性体を設けるようにしたことにより特
徴づけられる。また、ICカードリーダ装置の金属筐体
とカード挿入口間に磁性体を設けたものである。さら
に、アンテナ基板と制御基板間に第1の磁性体を設け、
かつ金属筐体とカード挿入口間に第2の磁性体を設けた
ものである。ここで、第1のアンテナコイルのパターン
を、強発振磁界が1点のみに発生する配置パターンとし
て形成する。また、第1のアンテナコイルのパターン
を、中心部側は配置間隔を密に、かつ中心部から離れた
位置の周辺部側は配置間隔を粗く形成する。また、第1
のアンテナコイルのパターンを、中心部からの距離が第
1の距離より短い第2の距離を有する第2の位置と第1
の位置間では第1の間隔より長い第2の間隔で形成し、
かつ中心部からの距離が第2の距離より短い第3の距離
を有する第3の位置と第2の位置間では第1の間隔で形
成する。また、第1のアンテナコイルのパターンを、第
1の位置から第2の位置の方向に順次配置間隔が短くな
るように形成する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明を適用したICカードリー
ダの構成を示すブロック図である。図1において、この
ICカードリーダ1はICカード2と電磁結合される非
接触型ICカードリーダであり、CPU11と、ゲート
アレイ12と、送信部13と、受信部14と、整合回路
15と、アンテナ部16とから構成される。
【0009】ここで、送信部13は、常時は整合回路1
5を介しアンテナ部16を発振させるとともに、ゲート
アレイ12を介してCPU11からデータを入力する
と、そのデータを整合回路15及びアンテナ部16を介
してICカード2へ送信するものである。また、受信部
14は、アンテナ部16及び整合回路15を介してIC
カード2からのデータを受信するとこの受信データをゲ
ートアレイ12を介してCPU11に送出するものであ
る。整合回路15はアンテナ部16にICカード2が電
磁結合されたときにアンテナ部16のインピーダンスが
一定となるように整合をとる回路である。アンテナ部1
6はアンテナコイルとコンデンサとが並列接続された回
路から構成され、アンテナコイルのインダクタンスLと
コンデンサ容量CとによりLC発振を行って発振磁界を
発生しICカード2側に誘導電圧を発生させる。
【0010】一方、このICカードリーダ1と電磁結合
される非接触型の前記ICカード2は、CPU21と、
価値情報などが記憶されるメモリ22と、前記ICカー
ドリーダ1の送信部及び受信部と同様構成の無線回路2
3と、アンテナ部24とからなる。ここで、利用者が買
い物などを行いその代金支払いのためにICカード2を
ICカードリーダ1のアンテナ部16上に載置すると、
ICカードリーダ1のアンテナ部16とICカード2の
アンテナ部24とが電磁結合されることにより、ICカ
ードリーダ1からICカード2の各部に電源が供給され
る。
【0011】こうしたICカード2のCPU21は、電
源供給され起動されると無線回路23及びアンテナ部2
4を介してICカードリーダ1側へ応答信号を送出す
る。この応答信号はICカードリーダ1のアンテナ部1
6,整合回路15を介し受信部14で受信され、さらに
受信部14からゲートアレイ12を介してCPU11に
伝達される。ICカードリーダ1のCPU11は、IC
カード2からの応答信号を入力することにより、ICカ
ード2の無線接続を検出して、この場合、ICカード2
に対し価値情報の送信要求を行う。この送信要求情報は
ゲートアレイ12を介し送信部13に送られ、さらに送
信部13から整合回路15及びアンテナ部16を介して
ICカード2側に送信される。ICカード2のCPU2
1はアンテナ部24及び無線回路23を介して前記送信
要求情報を入力すると、メモリ22の価値情報を読み取
りICカードリーダ1側へ送信する。
【0012】ICカードリーダ1のCPU11はICカ
ード2の価値情報を入力すると、この価値情報から前記
買い物の代金を減じ、その残額情報をゲートアレイ12
を介し送信部13に送る。そして、その残額情報は送信
部13から整合回路15及びアンテナ部16を介してI
Cカード2側に送信される。ICカード2のCPU21
はアンテナ部24及び無線回路23を介して前記残額情
報を入力すると、メモリ22に記憶する。なお、ICカ
ード2のメモリ22は、電気的書き込み消去が可能なメ
モリが用いられ、ICカードリーダ1から電源が供給さ
れなくなってもメモリ22の価値情報は保持されてい
る。
【0013】図2は、ICカードリーダのアンテナ部1
6の構成を示す図である。ICカードリーダ1のアンテ
ナ部16は、ICカード2のアンテナ部24と同様、図
2(a)に示すようにアンテナコイル16Bとコンデン
サ16Cとが並列接続される構成となっている。ここ
で、ICカード2のアンテナ部24は、ICカードリー
ダ1の常時発振(LC発振)しているアンテナ部16と
電磁結合すると、並列接続されているアンテナコイルと
コンデンサとがLC発振し、この発振電圧をICカード
2の各部に電源として供給するとともに、ICカードリ
ーダ1からの送信データを受信するとこのデータをCP
U21側に送信し、かつCPU21側からのデータを入
力するとICカードリーダ1側へ送信する。
【0014】図2(b)はICカードリーダ1のアンテ
ナコイル16Bの配置パターンを示す上面図である。ア
ンテナコイル16Bは、図2(b)に示すように、アン
テナ基板16A上に点O1を中心として方形状にパター
ン印刷される。なお、点O1を中心として円状にパター
ン印刷してもよい。そして、アンテナコイル16Bを、
周辺部から中心部O1の方向に、順次、d4,d3,d
2,d1(d4>d3>d2>d1)となるようにアン
テナ基板16A上にパターン印刷する。即ち、アンテナ
コイル16Bを、周辺部から中心部O1の方向に向かっ
て順次パターン間隔が短くなるようにアンテナ基板16
A上にパターン印刷する。
【0015】ここで、図2(b)において、ICカード
2とICカードリーダ1の通信距離を20mmとした場
合に、ICカードリーダ1のアンテナコイル16Bの外
形の大きさは本実施の形態では50〜60mmであり、
ICカード2の図示しないアンテナコイルのパターンの
外形の大きさとほぼ同等である。また、アンテナコイル
16Bのパターン配置間隔d3,d4は5〜10mm、
パターン配置間隔d2は1mm、パターン配置間隔d1
は0.3〜0.5mmである。また、図2(b)におい
て、x1を第1の位置、x2を第2の位置、x3を第3
の位置とした場合、本実施の形態では、中心部O1から
第3の位置x3までの距離は10mmである。ここで、
第1の位置x1から第2の位置x2までの間は、アンテ
ナコイル16Bを間隔d4でパターン配置し、第2の位
置x2と第3の位置x3間は、図4(a)に示す従来の
パターン配置間隔d1(0.3〜0.5mm)で配置す
るようにしても良い。
【0016】このようにICカードリーダ1のアンテナ
コイル16Bを、周辺部(即ち、第1の位置)から中心
部O1の方向に順次粗から密にパターン配置し、アンテ
ナコイル16Bに通電すると、周辺部に配置された各ア
ンテナコイルのパターン間では後述するように発生した
磁界が互いに相殺されるため弱磁界となる一方、中心部
O1側に密に配置されたアンテナコイルのパターンでは
磁界が相殺されずに一定方向の磁界を発生し、この結
果、強磁界となる。したがって、ICカード2をICカ
ードリーダ1のアンテナパターンの配設面に沿って移動
させたときには、ICカード2とICカードリーダ1と
はICカードリーダ1のアンテナコイル16Bの中心点
O1で1回電磁結合して通信が行われる。この結果、I
Cカード2とICカードリーダ1とが3回電磁結合して
その都度通信が行われ3回分の価値情報が引き落とされ
るといった従来の不具合が回避され、ICカードリーダ
1の信頼性を向上させることができる。
【0017】図3は図2(b)に示す形状のアンテナコ
イル16Bの磁界の発生状況をさらに具体的に示した図
である。ここで、図2(b)のICカードリーダ1のア
ンテナコイル16Bの中で、周辺部に配置される図3
(a)に示すアンテナコイルのパターン161,16
2,163では、配置間隔が粗になっているため、各ア
ンテナコイルのパターン161,162,163が通電
されると、図3(b)に示すように各アンテナコイルの
パターン毎にその両側に上方向及び下方向の磁界が発生
する。このため、各アンテナコイルのパターン161,
162,163から発生する磁界は、隣接するアンテナ
コイルのパターンから発生する磁界により相殺され、そ
の結果、各アンテナコイルのパターン161,162,
163の発生する磁界強度は図3(c)の区間D1に示
すように弱くなる。
【0018】これに対してアンテナコイル16Bの中心
部O1側に密に配置された複数のアンテナコイルのパタ
ーン群164においては、その通電により中心部O1に
図3(b)中、一定方向(上方向)の磁界のみを発生す
る。このため、図3(c)の区間D2に示すように強磁
界となる。したがって、図3(a)に示すようなアンテ
ナパターンを有するICカードリーダ1のアンテナ基板
16Aに沿ってICカード2を移動させた場合、ICカ
ード2は、ICカードリーダ1のアンテナコイル16B
の中心部O1に発生する発振磁界によってのみICカー
ドリーダ1と電磁結合される。これによりICカード2
に電源が供給され、ICカードリーダ1は電源供給され
たICカード2と通信を行ってICカード2から価値情
報を引き落とすことができる。なお、本実施の形態では
ICカード2とICカードリーダ1の通信距離を20m
mとした場合に、ICカードリーダ1のアンテナコイル
16Bのパターン配設間隔を上述したような配設間隔に
したが、前記通信距離が変更されればアンテナコイル1
6Bのパターン配設間隔も変更される。
【0019】図4はICカードリーダ1の要部断面を模
式的に示す図である。ICカードリーダ1には、上述し
たアンテナコイル16Bのパターンが印刷されたアンテ
ナ基板16Aが配設される。そして、このアンテナ基板
16Aの上部側には金属筐体18が設けられ、この金属
筐体18と前記アンテナ基板16との間にICカード2
が挿入されるためのカード挿入口20が形成される。ま
た、前記アンテナ基板16Aの下部側には上述したCP
U11やゲートアレイ12などが搭載された制御基板1
7が設けられている。
【0020】ここで、本実施の形態では、アンテナ基板
16Aと制御基板17間に磁性体19Bを設けるように
構成する。このように、アンテナ基板16Aと制御基板
17間に磁性体19Bを設けることにより、アンテナ基
板16Aのアンテナコイル16Bのパターンへの通電に
より各部分16B1,16B2の周囲から発生した発振
磁界は、磁性体19Bを通過して再びアンテナ基板16
A側に到達し、制御基板17上に形成されている導体パ
ターンにより吸収されない。従って、制御基板17とア
ンテナ基板16A間の配置間隔を短くして装置の小型化
を図ることができ、しかもICカードリーダ1はICカ
ード2と的確に無線接続されICカード2に対しデータ
のリードライトを行うことができる。
【0021】また、本実施の形態では、金属筐体18の
下部に磁性体19Aを設け、この磁性体19Aとアンテ
ナ基板16Aとの間に前記カード挿入口20が形成され
るように構成する。このように、金属筐体18の下部に
磁性体19Aを設けることにより、アンテナ基板16A
のアンテナコイル16Bのパターンへの通電により各部
分16B1,16B2の周囲から発生した発振磁界は、
磁性体19Aを通過して再びアンテナ基板16A側に到
達し、金属筐体18により吸収されない。従って、金属
筐体18とアンテナ基板16A間の配置間隔を短くして
装置の小型化を図ることができ、しかもICカードリー
ダ1はICカード2と的確に無線接続されICカード2
に対しデータのリードライトを行うことができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、制
御基板と、制御基板の上部に設けられたアンテナ基板
と、アンテナ基板上に中心部からの距離が第1の距離を
有する第1の位置に第1の間隔でループ状に形成され通
電に基づき発振磁界を発生する第1のアンテナコイルの
パターンとからなり、アンテナ基板の上部に設けられた
カード挿入口に、中心部からの距離が第1の距離を有す
る位置に所定間隔でループ状に形成され発振磁界を受け
て誘導電流を発生する第2のアンテナコイルのパターン
を備えたICカードが挿入されたときにこのICカード
に対しデータのリードライトを行う装置において、アン
テナ基板と制御基板間に磁性体を設けるようにしたの
で、アンテナ基板の第1のアンテナコイルのパターンへ
の通電によりその周囲から発生した発振磁界は、磁性体
を透過して再びアンテナ基板側に到達し、制御基板の導
体パターンにより吸収されることがない。従って、アン
テナ基板と制御基板間の配置間隔を短くして装置を小型
化でき、しかもICカードリーダはICカードと的確に
無線接続されデータのリードライトを行うことができ
る。また、ICカードリーダ装置の金属筐体とカード挿
入口間に磁性体を設けるようにしたので、アンテナ基板
から発生した発振磁界は、磁性体を透過して再びアンテ
ナ基板側に到達し、金属筐体により吸収されない。従っ
て、金属筐体とアンテナ基板間の配置間隔を短くして装
置を小型化でき、しかもICカードリーダはICカード
と的確にデータのリードライトを行うことができる。ま
た、アンテナ基板と制御基板間に第1の磁性体を設け、
かつ金属筐体とカード挿入口間に第2の磁性体を設ける
ようにしたので、アンテナ基板から発生した発振磁界
は、第1及び第2の磁性体を透過して再びアンテナ基板
側に到達し、制御基板の導体パターン及び金属筐体によ
り吸収されない。従って、アンテナ基板と制御基板間の
配置間隔及び金属筐体とアンテナ基板間の配置間隔を短
くして装置を小型化でき、しかもICカードリーダはI
Cカードと的確にデータのリードライトを行うことがで
きる。また、第1のアンテナコイルのパターンを、強発
振磁界が1点のみに発生する配置パターンとして形成す
るようにしたので、アンテナ基板と制御基板間の配置間
隔や金属筐体とアンテナ基板間の配置間隔を短くして装
置を小型化でき、かつICカードが、アンテナ基板のア
ンテナ配設面に沿ってゆっくり挿入されたようなときで
も第1のアンテナコイルは的確にそのICカードの第2
のコイルと1回電磁結合してICカードに対しデータの
リードライトを行い、ICカードに記憶されている例え
ば価値情報の読み出しや書き換えを1回行うことができ
る。また、第1のアンテナコイルのパターンを、中心部
側は配置間隔を密に、かつ中心部から離れた位置の周辺
部側は配置間隔を粗く形成したので、同様にアンテナ基
板と制御基板間の配置間隔や金属筐体とアンテナ基板間
の配置間隔を短くして装置を小型化でき、かつICカー
ドと的確に1回電磁結合してICカードに対しデータの
リードライトを行い、ICカードに記憶されている例え
ば価値情報の読み出しや書き換えを1回行うことができ
る。また、第1のアンテナコイルのパターンを、中心部
からの距離が第1の距離より短い第2の距離を有する第
2の位置と第1の位置間では第1の間隔より長い第2の
間隔で形成し、かつ中心部からの距離が第2の距離より
短い第3の距離を有する第3の位置と第2の位置間では
第1の間隔で形成するようにしたので、同様にアンテナ
基板と制御基板間の配置間隔や金属筐体とアンテナ基板
間の配置間隔を短くして装置を小型化でき、かつICカ
ードと的確に1回電磁結合してICカードに対しデータ
のリードライトを行い、ICカードに記憶されている例
えば価値情報の読み出しや書き換えを1回行うことがで
きる。また、第1のアンテナコイルのパターンを、第1
の位置から第2の位置の方向に順次配置間隔が短くなる
ように形成するようにしたので、同様にアンテナ基板と
制御基板間の配置間隔や金属筐体とアンテナ基板間の配
置間隔を短くして装置を小型化でき、かつICカードと
的確に1回電磁結合してICカードに対しデータのリー
ドライトを行い、ICカードに記憶されている例えば価
値情報の読み出しや書き換えを1回行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したICカードリーダの構成を
示すブロック図である。
【図2】 上記ICカードリーダのアンテナ部の構成を
示す図(図2(a))、及び上記アンテナ部のアンテナ
コイルの配置パターンを示す図(図2(b))である。
【図3】 ICカードリーダのアンテナ部から発生する
磁界の状況を示す図である。
【図4】 ICカードリーダの要部断面を模式的に示す
図である。
【図5】 ICカードリーダのアンテナ基板の上面を示
す図である。
【図6】 上記アンテナ基板から発生する発振磁界とこ
の発振磁界を受けるICカードの状況を示す図である。
【図7】 従来のICカードリーダの要部断面を模式的
に示す図である。
【符号の説明】
1…非接触型ICカードリーダ、2…非接触型ICカー
ド、11,21…CPU、13…送信部、14…受信
部、15…整合回路、16,24…アンテナ部、16A
…アンテナ基板、16B…アンテナコイル、161〜1
64…アンテナコイルのパターン、17…制御基板、1
8…金属筐体、19A,19B…磁性体、20…カード
挿入口、22…メモリ、23…無線回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御基板と、前記制御基板の上部に配置
    されたアンテナ基板と、アンテナ基板上に中心部からの
    距離が第1の距離を有する第1の位置に第1の間隔でル
    ープ状に形成され通電に基づき発振磁界を発生する第1
    のアンテナコイルのパターンとからなり、中心部からの
    距離が前記第1の距離を有する位置に所定間隔でループ
    状に形成され前記発振磁界を受けて誘導電流を発生する
    第2のアンテナコイルのパターンを備えた非接触型IC
    カードと無線接続されると、前記非接触型ICカードに
    対しデータのリードライトを行う非接触型ICカードリ
    ーダ装置において、 前記アンテナ基板と制御基板間に磁性体を備えたことを
    特徴とする非接触型ICカードリーダ装置。
  2. 【請求項2】 金属筐体と、前記金属筐体の内部に配置
    されたアンテナ基板と、アンテナ基板上に中心部からの
    距離が第1の距離を有する第1の位置に第1の間隔でル
    ープ状に形成され通電に基づき発振磁界を発生する第1
    のアンテナコイルのパターンとからなり、中心部からの
    距離が前記第1の距離を有する位置に所定間隔でループ
    状に形成され前記発振磁界を受けて誘導電流を発生する
    第2のアンテナコイルのパターンを備えた非接触型IC
    カードと無線接続されると、前記非接触型ICカードに
    対しデータのリードライトを行う非接触型ICカードリ
    ーダ装置において、 前記金属筐体と前記非接触型ICカードが挿入されるカ
    ード挿入口間に磁性体を備えたことを特徴とする非接触
    型ICカードリーダ装置。
  3. 【請求項3】 金属筐体と、制御基板と、前記金属筐体
    と制御基板間に設けられたアンテナ基板と、アンテナ基
    板上に中心部からの距離が第1の距離を有する第1の位
    置に第1の間隔でループ状に形成され通電に基づき発振
    磁界を発生する第1のアンテナコイルのパターンとから
    なり、中心部からの距離が前記第1の距離を有する位置
    に所定間隔でループ状に形成され前記発振磁界を受けて
    誘導電流を発生する第2のアンテナコイルのパターンを
    備えた非接触型ICカードと無線接続されると、前記非
    接触型ICカードに対しデータのリードライトを行う非
    接触型ICカードリーダ装置において、 前記アンテナ基板と制御基板間に配設された第1の磁性
    体と、 前記金属筐体と前記非接触型ICカードが挿入されるカ
    ード挿入口間に配設された第2の磁性体とを備えたこと
    を特徴とする非接触型ICカードリーダ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかの請求
    項において、 前記第1のアンテナコイルのパターンを、強発振磁界が
    1点のみに発生する配置パターンとしたことを特徴とす
    る非接触型ICカードリーダ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3の何れかの請求
    項において、 前記第1のアンテナコイルのパターンは、前記中心部側
    は配置間隔が密に、かつ前記中心部から離れた位置の周
    辺部側は配置間隔が粗く印刷されることを特徴とする非
    接触型ICカードリーダ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項3の何れかの請求
    項において、 前記第1のアンテナコイルのパターンを、前記中心部か
    らの距離が第1の距離より短い第2の距離を有する第2
    の位置と前記第1の位置間では前記第1の間隔より長い
    第2の間隔で形成し、かつ前記中心部からの距離が第2
    の距離より短い第3の距離を有する第3の位置と前記第
    2の位置間では前記第1の間隔で形成することを特徴と
    する非接触型ICカードリーダ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記第1のアンテナコイルのパターンは、前記第1の位
    置から前記第2の位置の方向に順次配置間隔が短くなる
    ように形成されることを特徴とする非接触型ICカード
    リーダ装置。
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