JP2001202483A - 情報入出力装置 - Google Patents

情報入出力装置

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JP2001202483A
JP2001202483A JP2000342325A JP2000342325A JP2001202483A JP 2001202483 A JP2001202483 A JP 2001202483A JP 2000342325 A JP2000342325 A JP 2000342325A JP 2000342325 A JP2000342325 A JP 2000342325A JP 2001202483 A JP2001202483 A JP 2001202483A
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文之 猪瀬
Tetsushi Kawamura
哲士 川村
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伸 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、密着型の非接触情報媒体と確実
に、好ましくは、媒体の形状に対して所定の自由度をも
って、通信することが可能な情報入出力装置を提供する
ことを例示的目的とする。 【解決手段】 本発明の例示的一態様としての情報入出
力装置は、異なる形状の2種類の非接触情報媒体を収納
可能な収納部と、当該非接触情報媒体と無線通信が可能
なアンテナ部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、情報入
出力装置に関し、特に、データを記録可能なICモジュ
ールを内蔵した非接触情報媒体と非接触で通信可能な情
報入出力装置に関する。「ICモジュールを内蔵した非
接触情報媒体」とは、ICチップを含むICモジュール
を情報記録媒体として備え、情報入出力装置を含む外部
装置と非接触に交信する媒体であって、非接触であれば
電波の波長を問わず、また通信の距離も問わない。
【0002】ICチップ又はICモジュールを内蔵した
非接触情報媒体の典型的なものは、例えば、電磁波やマ
イクロ波を利用して外部装置と交信する非接触ICカー
ドである。なお、本明細書においては、「ICカード」
は、スマートカード、インテリジェントカード、チップ
インカード、マイクロサーキット(マイコン)カード、
メモリーカード、スーパーカード、多機能カード、コン
ビネーションカードなどを総括している。また、ICチ
ップを内蔵した非接触情報媒体はその形状がカードに限
定されるものではない。従って、それはいわゆるICタ
グも含む。ここで、「ICタグ」は、ICカードと同様
の機能を有するが、切手サイズやそれ以下の超小型やコ
イン等の形状を有する全ての情報記録媒体を含むもので
ある。
【0003】本発明の情報入出力装置は、通信距離が、
例えば、0乃至数ミリと比較的短い特に電磁誘導を利用
した密着型の非接触情報媒体に使用されるリーダライタ
として好適である。但し、情報入出力装置の交信相手は
必ずしもICを備えた非接触情報媒体に限定されず、少
なくともリーダライタと交信可能なアンテナを備えてい
ればよい。例えば、リーダライタの交信相手は、コイル
とコンデンサからなり、非接触ICカードの通信距離を
延長するブースターであってもよい。
【0004】
【従来の技術】リーダライタは、ICカードやICタグ
などの非接触情報媒体との通信方法に従って接触型と非
接触型に分類することができる。このうち、非接触型
は、ICカードとの接点がないので接触不良がなく、I
Cカードがリーダライタから数cm乃至数十cm離れた
移動使用を可能にし、汚れ、雨、静電気に強いなどの特
徴があり、非接触情報媒体と共に今後ますますその需要
は高まるものと予想されている。
【0005】非接触ICカードは、リーダライタから受
信した電磁波から電磁誘導によって動作電力を得ると共
にリーダライタとの間でデータを交換する。非接触IC
カードは、アンテナ(例えば、アンテナコイル)とIC
チップとを別個独立の部材として有する。アンテナはリ
ーダライタと電波を送受信する。ICチップは不揮発性
メモリなどを含み、アンテナと電気的に接続されてい
る。この種の非接触ICカードの実装は、微小なICチ
ップの端子とアンテナとを電気的に接続する技術的困難
性を伴うと共に、接続点は可撓性のあるカードに加わる
応力により断線を引き起こしやすい。また、ICチップ
及びアンテナを保持するために基板が必要となるためI
Cカードのコストアップをもたらす。更に、電気的接続
とアンテナ、ICチップの動作確認の検査はカードにI
Cチップとアンテナを実装して両者を接続してからでな
ければ行えないために製造効率が悪い。
【0006】そこで、近年、構成要素の小型化、多機能
化の要請からアンテナコイルをICチップに内蔵(オン
チップ化)するコイルオンICチップが提案されてい
る。コイルオンICチップはウェハレベルでアンテナコ
イルとICチップが電気的に接続されているために上述
の実装上の問題が少ないという長所を有する。また、コ
イルオンICチップは非接触情報媒体の小型化と様々な
形状に加工されることを有することができる。特に、今
後は、リーダライタを従来のクレジットカード的機能に
限定されないパーソナルコンピュータの機能拡張装置と
して機能することが期待されるため、非接触情報媒体の
形状はカードに限定されず、小型化、操作性、保守性、
美観、ユーザーの嗜好などを追及して多種多様の形状に
加工する場合が多いと考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のリーダ
ライタは、通信距離が数ミリと短い密着型の非接触情報
媒体(例えば、上述のコイルオンICチップを組み込ん
だ非接触情報媒体)とは十分なデータ通信を行えないと
いう問題を有していた。リーダライタは、数cm乃至数
十cmと比較的長い通信距離を有する非接触情報媒体と
は離間して交信するが、密着型の非接触情報媒体とは密
着するだけでなく両者のアンテナが数ミリオーダーで正
確に位置決めされることが必要である。このため、位置
決めの困難性からコイルオンICチップの実用化は進ん
でいないのが現状であった。
【0008】また、従来のリーダライタは、密着型の非
接触情報媒体の形状に対して自由度が少ないという問題
も有していた。通信距離が比較的長い従来の非接触情報
媒体はリーダライタと離間して交信するために非接触情
報媒体の形状はあまり問題とはならないが、密着型の非
接触情報媒体は一般に小型化が可能であるために様々な
形状を有することができる。しかし、その形状(例え
ば、コイン型)によってはリーダライタに対する位置決
めと密着が更に困難になる。もちろん、従来のリーダラ
イタは、異なる形状を有する複数種類の密着型の非接触
情報媒体には対応することができなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、この
ような従来の課題を解決する新規かつ有用な情報入出力
装置を提供することを例示的な概括的目的とする。
【0010】より特定的には、本発明は、密着型の非接
触情報媒体と確実に、好ましくは、媒体の形状に対して
所定の自由度をもって、通信することが可能な情報入出
力装置を提供することを例示的目的とする。
【0011】かかる目的を達成するために、本発明の例
示的一態様としての情報入出力装置は、本体に、非接触
情報媒体と情報交換をするためのアンテナ部を有し、各
々内部の所定位置に通信用アンテナを内蔵した複数種の
異なる形状の非接触情報媒体との情報交換をすることが
でき、当該アンテナ部が当該各種類の非接触情報媒体に
おける通信用アンテナの内蔵位置に対向するように、非
接触情報媒体の種類に応じて選択的に当該非接触情報媒
体の位置を規制する手段を設けたことを特徴とする。か
かる情報入出力装置は、位置規制手段により、異なる形
状の複数種の非接触情報媒体と通信することができる。
特に、情報入出力装置は、密着型として構成された非接
触情報媒体とも確実に交信することができる。
【0012】本発明の別の例示的一態様としての情報入
出力装置は、曲面形状を有する非接触情報媒体の前記曲
面と係合して当該非接触情報媒体を位置決めする接続部
と、前記非接触情報媒体と無線通信が可能なアンテナ部
とを有する。かかる情報入出力装置は、コイン形状など
の曲面形状を有する非接触情報媒体と無線通信すること
ができると共に、接続部が非接触情報媒体を位置決めす
る機能を有して密着型として構成された非接触情報媒体
とも確実に交信することができる。
【0013】本発明の別の例示的一態様としての非接触
情報媒体は、第1のアンテナ部と、前記第1のアンテナ
部に接続された第1のICチップと、第2のアンテナ部
と、前記第1のアンテナ部に接続された第2のICチッ
プとを有する。かかる非接触情報媒体は、第1及び第2
のICチップにより(例えば、異なる種類のデータを格
納及び/又は処理することにより)多機能化を達成する
ことができる。
【0014】本発明の他の目的及び更なる特徴は、以
下、添付図面を参照して説明される実施例により明らか
にされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の情報入出力装置の例示的一態様としてのリーダライ
タ100を説明する。なお、添付図面の各図において、
同一の参照番号を付した部材は同一部材を表すものと
し、重複説明は省略する。リーダライタ100は電子機
器の一例であるノート型パーソナルコンピュータ(以
下、「ノート型パソコン」という。)300に接続さ
れ、非接触ICカード202及びコイン型の非接触IC
タグ204(なお、以下、「非接触情報媒体200」は
両者を総括するものとする。)の両方と交信することが
できる。従って、本実施例では、リーダライタ100は
例示的にノート型パソコン300の機能拡張装置として
機能する。ここで、図1は、リーダライタ100、非接
触情報媒体200及びノート型パソコン300からなる
通信システム1を示す概観斜視図である。
【0016】リーダライタ100は、図1及び図2に示
すように、筐体10と、収納部40及び50と、ランプ
62及び64と、スイッチ72と、ゴムパッド80と、
コード98とを有する。筐体10は、例えば、プラスチ
ックから形成され、図3乃至図5に示すように、表カバ
ー20と裏カバー30とから構成され、底部には例示的
に4つのゴムパッド80を各コーナーに有する。ここ
で、図2はリーダライタ100の正面図である。図3は
リーダライタ100の側面図である。図4はリーダライ
タ100の断面図である。図5はリーダライタ100の
裏カバー30の裏面図である。
【0017】代替的に、筐体10は、ノート型パソコン
300のキーボードと一体的に構成されたり、拡張ユニ
ットとして構成されたりしてもよい。また、本実施例と
は異なるその他の電子機器(PDA、ハンドヘルドパソ
コン、ウェアラブルコンピュータ、テレビ、携帯電話、
ゲーム機など)の本体又は付属部品(例えば、テレビの
リモコン)と一体的に構成されてもよい。
【0018】表カバー20と裏カバー30とはねじその
他の接続部材により接続されている。表カバー20は、
図2に示すように、収納部40及び50と、ランプ62
及び64と、スイッチ72とを有する。
【0019】収納部40は、非接触ICカード202と
部分的に係合すると共に部分的にそれを収納する。これ
により、収納部40は、後述するリーダライタ100の
アンテナ部120が非接触ICカード202のICチッ
プ210と交信することができる所定位置に、非接触I
Cカード202を位置決めする。同様に、収納部50
は、非接触ICタグ204と部分的に係合すると共に部
分的にそれを収納する。これにより、収納部50は、後
述するリーダライタ100のアンテナ部120が非接触
ICタグ204のICチップ210と交信することがで
きる所定位置に、非接触ICタグ204を位置決めす
る。
【0020】後述するように、非接触ICカード202
の厚さ(本実施例では0.76mm)は非接触ICタグ
204の厚さ(本実施例では1.5mm)よりも薄く、
非接触ICカード202の前面の面積(大きさ)(本実
施例では縦54mm×横85.6mm)は非接触ICタ
グ204の前面の面積(大きさ)(本実施例では15m
m×15mm×π)よりも大きい。
【0021】図16は、収納部40にカード202を収
納した状態と、収納部50にタグ204を収納した状態
を示す概略断面図である。リーダライタ100の通信部
110は、アンテナ142を利用して、非接触情報媒体
200のコイルオンICチップ250と交信することが
できる。図1及び図16においては、通常は、収納部4
0及び50にはカード202とタグ204を同時に挿入
しないが、図17は、収納部40aと50aとが離間し
ているリーダライタ100aの概略断面を示している。
図17においては、通信部110は、2種類の非接触情
報媒体202及び204と同時に交信することができ
る。例えば、非接触ICカード202に電子マネーを格
納しておき、非接触ICタグ204にインターネットサ
イトにアクセスするためのホームページのアドレスを格
納して電子商取引を効率よく行う場合に利用することが
できる。
【0022】図2に点線で示すように、収納部40の輪
郭42はカード形状に対応してほぼ長方形状であり、収
納部50の輪郭52はコイン形状に対応してほぼU字形
状を有する。図2及び図3に示すように、収納部40の
前面に収納部50が形成され、収納部40の厚さは収納
部50の厚さよりも小さい。図2における1点鎖線は非
接触ICタグ204が挿入された様子を示している。も
っとも、図18に示すように、収納部40をU字形枠4
6から構成してカード202の収納を許容し、収納部5
0をV字形枠56から構成してタグ204の収納を許容
してもよい。ここで、図18は、図2に示す収納部40
及び50の変形例の概略透視平面図である。
【0023】収納部40及び50は部分的に共通な凹凸
面44を有する。凹凸面44は、非接触ICカード20
2やタグ204のリーダライタ202への円滑な着脱を
容易にする。
【0024】ランプ62及び64(以下、「ランプ6
0」で総括する。)はリーダライタ100の状態を示す
ために設けられる。選択的に、リーダライタ100は図
示しない液晶パネルなどを有して非接触ICカード20
2及びタグ204のデータを表示してもよい。ランプ6
2は、リーダライタ100が非接触ICカード202及
びタグ204と通信動作中であるかどうかを表示すると
共に、動作エラーが発生したかどうかを表示する。ラン
プ62は通信動作中と動作エラー中を区別して表示する
ことができる。例えば、ランプ62は、通信動作中に点
灯して動作エラー発生時には点滅したり、通信動作中と
動作エラー発生時で異なる点灯色を利用したりするなど
である。選択的に、ランプ62は通信動作中と動作エラ
ーのそれぞれを表示可能な2つのランプに分割されても
よい。ランプ64は、リーダライタ100に電源が供給
されている場合に点灯し、電源がオフされると消灯す
る。ランプ64はランプ62と異なる色、点灯方法を使
用してもよい。ランプ60の代わりに液晶パネルやスピ
ーカーなどを利用することもできる。
【0025】スイッチ72は、図5に示すように、ばね
74、押え板76及び解除装置78と協同して、ポップ
アップ機構70(図示せず)を形成する。スイッチ72
は、収納部40及び50に挿入された非接触ICカード
202及びタグ204に係合し、押え板76を介して表
カバー20に固定されたばね74による弾性力に抗して
下降し、図4に示す破線部分に移動して解除装置78の
突起79を押圧する。この結果、リーダライタ100
は、非接触ICカード202又はタグ204の挿入を検
知することができる。データ交信後は、解除装置78の
突起79が飛び出してスイッチ72を原位置に戻す。同
時に、スイッチ72はばね74により上昇し、非接触I
Cカード202又はタグ204を取り外しが便宜なよう
に突出させる。
【0026】代替的に、図19及び図20に示すよう
に、非接触ICタグ204(非接触ICカード202も
同様であるので図示は省略している。)を支持する押え
板48に切り欠き47を形成して、切り欠き47に指を
挿入して手動で非接触ICタグ204を収納部40b
に、及び、収納部40bから着脱してもよい。ここで、
図19は、収納部40の変形例としての収納部40bの
概略透視平面図である。図20は、収納部40bの断面
図である。
【0027】コード98は、本実施例では、USBコー
ドであるがRS232Cその他のコードであってもよ
い。もちろん使用される電子機器又はその付属装置に従
ってコード98(及びコネクタ)は変化することはいう
までもない。
【0028】リーダライタ100は、図4、図6及び図
7に示すように、通信部110を有する。ここで、図6
は通信部110の構成を示す概略ブロック図であり、図
7は通信部110のより具体的な構成を示すブロック図
である。
【0029】通信部110は、図6に示すように、制御
インターフェース部120とアンテナ部140とを有し
ており、両者はケーブル130により接続されている。
ここで、通信部110は、キャリア周波数fcを有する
電波Wを非接触情報媒体200へ送信及びから受信し、
無線通信を利用して非接触情報媒体200と交信する。
電波Wは任意の周波数帯のキャリア周波数fc(例え
ば、13.56MHz)を使用することができる。通信
部110は、制御インターフェース部120を介してノ
ート型パソコン300に接続されているが、上述したよ
うに、ノート型パソコン300以外の電子機器(デスク
トップ型パソコンやPDAなど)に接続されてもよい。
【0030】制御インターフェース部120は、送信回
路(変調回路)122と、受信回路(復調回路)124
と、コントローラ126とを内蔵している。送信回路1
22は、ノート型パソコン300からのデータを、キャ
リア周波数fcを利用して変調することにより、伝送信
号に変換してアンテナ部140に送信する。変調方式
は、当業界で利用可能な変調方式を利用することができ
る。
【0031】受信回路124はアンテナ部140を通じ
て非接触情報媒体200から受信した信号を基底帯域信
号に変換してデータを得て、ノート型パソコン300に
送信する。送信回路122と受信回路124は、実際の
回路では、図7に示すように、複数の駆動回路150及
び152に接続されており、これらの駆動回路によって
駆動される。なお、当業者は、送信回路122、受信回
路124及び駆動回路150及び152の動作や構成を
容易に理解して実現することができるので、ここでは詳
細な説明は省略する。
【0032】以下、図8及び図9を参照して、IDカー
ドとして例示的に具体化された非接触ICカード202
を説明する。ここで、図8は、非接触ICカード202
の概略平面図である。図9は、非接触ICカード202
の拡大断面図である。
【0033】非接触ICカード202は、個人識別情報
212等(但し、「個人」は人間に限定されず、広く動
植物、建築物、製品などを含む。)と不可視情報(例え
ば、不可視バーコード220)とを有し、様々な多目的
用途が見込まれている。これらの分野には、金融(キャ
ッシュカード、クレジットカード、電子マネー管理媒
体、ファームバンキング、ホームバンキングなど)流通
(ショッピングカード、プリペイドカード、ポイントカ
ード、商品券など)、各種の会員券(ホテル、航空会
社、ゴルフ場、レストランなど)、医療(診察券、健康
保険証、献血カード、健康手帳、健康情報を格納した医
療カードなど)、交通(ストアードフェア(SF)カー
ド、回数券、免許証、定期券、航空券、高速道路カー
ド、駐車場カード、パスポートなど)、保険(保険証券
など)、証券(証券など)、教育(学生証、成績証な
ど)、各種会員証、企業(社員証や保管室などへの入退
出許可カードなどのIDカードなど)、行政(印鑑証
明、納税カード、住民票など)などが含まれる。
【0034】図8を参照するに、非接触ICカード20
2は、下地模様211と、顔写真212と、カード発行
者情報214と、カード発行者ロゴマーク216と、I
D番号218と、不可視バーコード220と、コイルオ
ンICチップ250を例示的に有する。非接触ICカー
ド202はクレジットカードと同一寸法を有するいわゆ
るISO(国際標準化機構:Internationa
l Organization for Standa
rdization)サイズ(縦54mm、横85.6
mm、厚さ0.76mm)を有するが、その形状、寸法
はこれに限定されるものではなく用途に合わせた任意の
形状(例えば、ペンダント形状、コイン形状、キー形
状、タグ形状など)を有することができる。また、図8
に示す構成要素211乃至218は白黒又はカラーを問
わない。
【0035】下地模様211は、写真、絵画、アニメー
ションなどの所望の模様か無模様として構成される。顔
写真212とID番号218(会員番号、クレジットカ
ード番号など)、は必ずしもIDカード210の必須の
構成要素ではない。カード発行者情報214は、例え
ば、ホテル名、航空会社命、クレジットカード会社名、
学校名などであり、カード発行者ロゴマーク216は航
空会社などのロゴマークなどを表示している。また、カ
ード発行者情報214は、必要があれば、カードのレベ
ル(ゴールド会員、プラチナ会員など)を含むと共に、
提携会社(例えば、提携クレジット会社、提携航空会
社、提携ホテル系列など)を含んでいてもよい。その
他、必要に応じて、非接触ICカード202はカードの
有効期間などの情報やその他のマーク(ホログラム、サ
インパネル、刻印、ホットスタンプ、画像プリントな
ど)を含むことができる。本発明の情報媒体はエンボス
を排除する趣旨ではないが、本実施例のID番号218
はエンボスではなく印刷によって形成されている。
【0036】不可視バーコード220は、本実施例では
蛍光体によって印刷され、通常、連続番号か1枚1枚異
なる独自の番号が付される。なお、必要があれば、不可
視バーコード220はバーコード以外のマーク、文字、
記号などの不可視情報と置換されてもよい。蛍光体は光
や電子などによりエネルギーを与えられると励起状態に
なり、基底状態に戻る際に光としてエネルギーを放出す
る。本発明の蛍光体は、励起及び発光において紫外線、
赤外線及び可視光のいずれも使用することができるが、
本実施例では例示的に励起及び発光が共に人間の目には
見えない赤外線型を使用している。
【0037】赤外線のように波長が長いと印刷物やフィ
ルムなどを透過しやすい。従って、不可視バーコード2
20上に印刷を施しても発光強度はほとんど低下しな
い。但し、不可視バーコード220上にカーボンなどの
赤外線吸収印刷物を配置すると赤外線を吸収するために
赤外線を吸収しない印刷物が配置されることが好まし
い。
【0038】次に、図10及び図11を参照して、不可
視バーコード220の読み取りの原理を説明する。ここ
で、図10は、不可視バーコード220の読み取り原理
を説明するための概略斜視図である。図11は、読み取
られた不可視バーコード220の信号の一例を示すチャ
ートである。不可視バーコード220は、図10に示す
ように、LEDなどの光源502とフォトダイオードな
どの検出器504により検出することができる。光源5
02から不可視バーコード220に励起光を照射すると
蛍光体の部分からは発光するが蛍光体のない部分からは
反射光しか戻ってこない。反射光は検出器504の前面
に設けられた光学フィルタ505でカットして蛍光だけ
を読み取る。不可視バーコード220を矢印の方向に走
行させるとバーコードに応じた信号が得られる。検出器
504により検出されたアナログ出力信号は検出器50
4に接続された図示しないA/Dコンバータによってデ
ィジタル出力信号に変換され、この結果、バーコード情
報が読み取られる。
【0039】不可視バーコード220により、非接触I
Cカード202の管理が容易となる。かかる管理は、例
えば、印刷又は打ち抜き、発行、顧客への送付されてい
るカード202の管理、カード202中の不良と使用停
止、再発行の管理、カード202が磁気カードやICカ
ードである場合の磁気エンコード又はICエンコード時
の印刷内容の照合管理などを含む。また、不可視バーコ
ード220はバーコードの存在が外部から判別できない
ために、下地模様211の美観を損なわない。また、バ
ーコードの存在が目視できないためにバーコード情報が
容易に外部に漏洩せずカード202のセキュリティ性を
向上させる。
【0040】次に、図9を参照して、カード202の例
示的な構造について説明する。非接触ICカード202
は、基材230と、印刷層232及び234、及び、保
護層236及び238を有する。基材230は、例え
ば、塩化ビニルシート、プラスチック、ポリエステルシ
ートから構成される。基材230上は、図示しないディ
スプレイやキーボードなどを更に有して更なる多機能化
を達成してもよい。基材230は、コイルオンICチッ
プ250を備えている。その場合、ICチップ250は
不可視バーコード220に関する情報を格納することが
できる。
【0041】印刷層232は、図8に示す構成要素21
1乃至220を有している。選択的に、下地模様211
とその他の構成要素212乃至220が別個の印刷層と
して形成されてもよい。従って、印刷層232は、ID
情報と不可視バーコード220とが同一の印刷層に形成
されている。従来は、ID情報と不可視バーコード22
0とが別個の印刷層に形成されていたために、上層を剥
離することによって、例えば、顔写真212を含む印刷
層をすり替える恐れがあった。しかし、本発明の印刷層
232はかかる問題を解決してカード202のセキュリ
ティを向上している。
【0042】印刷層234は選択的に設けられるが、例
えば、磁気ストライプなどとして基材230の裏面に印
刷される。磁気ストライプには不可視バーコード220
に関する情報を格納することができる。ここに、「不可
視バーコード220に関する情報」は、バーコード情報
(例えば、IDコードなど)と、バーコードに対応する
情報(例えば、住所、氏名、年齢、生年月日、身体的特
徴など)とを含む概念である。
【0043】印刷層232及び234は、トナー、イン
クその他の現像剤によって形成される。トナーは磁性、
非磁性を問わず、一成分、(キャリアを含む)二成分を
問わない。インクは、溶媒、着色剤、酸化物、バイン
ダ、湿潤剤、これと共に、若しくは、これに代えて別の
成分を含むことができる。ID情報印刷用のインクと不
可視バーコード220印刷用のインクは、着色剤の有無
やその他の組成の点で異なる。保護層236及び238
は、例えば、塩化ビニルオーバーフィルムやポリエステ
ルオーバーフィルムなどが使用される。
【0044】図12を参照して、コイルオンICチップ
250について説明する。なお、図8において、コイル
オンICチップ250は、上下面から等位置にあり、右
側面から15mmの位置にある。コイルオンICチップ
250は、図12に示すように、支持体となる基材25
1と、基材251上に取り付けられた半導体チップであ
るICモジュール260と、ICモジュール260の表
面にメッキにより形成されたオンチップコイル252と
を有する。ICモジュール260とオンチップコイル2
52とは端子254により電気的に接続されている。こ
こで、図12はコイルオンICチップ250の概略透視
平面図である。
【0045】概念的には、コイルオンICチップ250
は、図13に示すように、アンテナコイル252とIC
モジュール260とを有する。ここで、図13はコイル
オンICチップ250の構成を示す概略ブロック図であ
る。コイル252は、リーダライタ100と無線交信す
ることができる。
【0046】共振用コンデンサ256は静電容量Cを有
し、コイルパターン252のインダクタンスLと協同し
て、送受信用電波のキャリア周波数fcに共振する共振
回路を形成するのに使用される。共振周波数frはfr
(1/2π)(LC)-1/2となるから、これをキャリア
周波数fcに一致させればコイル252及びコンデンサ
256に大きな共振電流を流すことができ、かかる共振
電流をICモジュール260に供給することができる。
コンデンサ256は、ICモジュール260に対して同
一平面に(即ち、単層的に)形成されてもよいし、多層
的に形成されてもよい。例えば、図24に示すように、
コイルオンICチップ250の通信距離を延長するため
のコイル253とコンデンサ256を端子254に接続
してもよい。ここで、図24は、コイル253を有する
図12に示すコイルオンICチップ250の概略平面図
である。
【0047】図14はICモジュール260各部のより
詳細なブロック図である。ICモジュール260は、電
源回路262と、リセット信号発生回路263と、送受
信回路264(即ち、264a乃至264d)と、ロジ
ック制御回路266と、タイミング回路(TIM)26
7と、メモリ268とを有している。ICモジュール2
60は、コイル252を介してリーダライタ100と交
信することができる。
【0048】電源回路(PS)262にはリセット信号
発生回路263が接続されており、リセット信号発生回
路263はロジック制御回路266のリセット端子(R
ST)に接続されている。ICモジュール260は、リ
ーダライタ100から受信した電波W(キャリア周波数
fc)から電磁誘導によって通信系の動作電圧Vcc
(例えば、5V)をロジック制御回路266に供給して
いる。動作電力Vccが生成されるとリセット信号発生
回路263はロジック制御回路266をリセットして新
規な動作の準備をする。
【0049】送受信回路264は、検波器(DET)2
64a、変調器(MOD)264b、復調器(DEM)
264c及び符号器(ENC)264dを含んでいる。
復調器264cと符号器264dは、それぞれロジック
制御回路266のデータ端子DI及びDOに接続されて
いる。必要があれば復調器264cの後段に独立の部材
としてD/A変換器等からなる復号器が配置されてもよ
い。かかる復号器は符号器264dと共に一のコーデッ
ク回路を形成してもよい。タイミング回路267は各種
タイミング信号を生成するのに使用され、ロジック制御
回路266のクロック端子(CLK)に接続されてい
る。
【0050】送受信回路264の受信部は、検波器26
4aと復調器264cとにより構成されている。受信し
た電波Wは検波器264aによって検波されて復調器2
64cが検波信号からデータを得るために基底帯域信号
を復元する。復元された基底帯域信号(必要があればそ
の後復号された信号)はデータ信号DIとしてロジック
制御回路266に送られる。
【0051】送受信回路264の送信部は、変調器26
4bと符号器264dとにより構成されている。変調器
264bや符号器264dには当業界で周知のいかなる
構成をも使用することができる。データを送信するため
に搬送波を送信データに応じて変化させてコイル252
に送信する。変調方式には、例えば、キャリア(搬送)
周波数の振幅を変えるASK、位相を変えるPSKなど
を使用することができるが、負荷変調を使用することも
できる。負荷変調とは、媒体電力(負荷)をサブキャリ
ア(副搬送波)に従って変調する方式をいう。符号器2
64dは、送信されるべきデータDOを所定の符号(例
えば、マンチェスター符号化やPSK符号化など)で符
号化(ビットエンコーディング)した後にコイル252
に送信する。
【0052】送受信回路264はロジック制御回路26
6によって制御されて、タイミング回路267によって
生成されるタイミング信号(クロック)に同期して動作
する。ロジック制御回路266はCPUにより実現する
ことができる。メモリ268はデータを保存するRO
M、RAM、EEPROM及び/又はFRAM等から構
成され、例えば、図23に示す構造を有することができ
る。ここで、図23は、メモリ268の構成例を示すブ
ロック図である。ロジック制御回路266はリーダライ
タ100とかかるデータに基づいて交信したり、所定の
処理を行ったりすることができる。例えば、メモリ26
8は、ID情報や所定額の電子マネーなどの価値や取引
記録その他を格納することができ、ロジック制御回路2
66は所定の取引(例えば、切符の購入や電子マネーの
入金など)によりかかる価値を増減等することができ
る。なお、これらの構成要素の構成や動作は当業者には
容易に理解できるため詳しい説明は省略する。
【0053】非接触ICタグ204は、直径30mm、
厚さ1.5mmを有しており、中心にコイルオンICチ
ップ250を有している。従って、図15に示すコイル
オンICチップ250の周囲からの距離は、図8に示す
コイルオンICチップ250の右側面からの距離と同様
に、15mmである。従って、図8及び図15に示す非
接触情報媒体200が収納部40及び50に挿入される
と、コイルオンICチップ250はほぼ重なる。リーダ
ライタ100の通信部110は、これらのコイルオンI
Cチップ250と交信することができる位置に設けられ
ている。ここで、図15は、非接触ICタグ204の平
面図である。
【0054】図15に示すコイルオンICチップ250
はアンテナ252を小型化にしているので、従来の非接
触カードのようにコイル形状によりカードやタグの大き
さが規制されることはなく、非接触ICタグ204の基
材270の形状を小型化することができる。従って、基
材270は、楕円、菱形、ハート型等所望の形状を有す
ることができ、本実施例のように円(筒)形に限定され
ない。また、電子機器の拡張装置としてリーダライタ1
00が使用される場合には、非接触ICタグ204の形
状は一般には限定されない。ノート型パソコン300の
拡張ユニットとして、コイルオンICチップ250のメ
モリ262は、例えば、広告宣伝用に、企業のホームペ
ージアドレス、ソフトウェアプログラム、ゲームや所定
の処理の途中及び/又は最終結果を格納するこができ
る。
【0055】非接触情報媒体200は複数のコイルオン
ICチップ250を有してもよい。例えば、図21及び
図22に示すように、非接触ICカード202は、複数
のコイルオンICチップ250を有する非接触ICカー
ド202a及び202bに置換されることができる。こ
こで、図21は非接触ICカード202の変形例を示す
概略平面図である。図22は非接触ICカード202の
別の変形例を示す概略平面図である。非接触ICカード
202a及び202bに含まれるコイルオンICチップ
250はそれぞれ通信距離が短いためにクロストークな
どの心配はほとんどない。
【0056】非接触ICカード202aは、2つのコイ
ルオンICチップ250を有しており、それぞれのメモ
リ268に異なる情報を格納することができる。例え
ば、電子マネー情報を上側のコイルオンICチップ25
0に格納し、クレジット情報を下側のコイルオンICチ
ップ250に格納するなどである。この場合、A又はB
方向にカード202aを収納部50に収納することによ
って通信部110は所望のコイルオンICチップ250
と交信することができる。一方、非接触ICカード20
2bにおいて所望のコイルオンICチップ250と交信
するためには、例えば、通信部110を可動に構成すれ
ばよい。なお、同様の変形が非接触ICタグ204につ
いても当てはまることはいうまでもない。
【0057】以下、リーダライタ100の動作について
説明する。例えば、非接触情報媒体200がID情報
(パスワード)をそのメモリ268に格納している場合
には、リーダライタ100は、会社、研究所、大学など
のコンピュータデータベースへのアクセス管理装置とし
て使用することができる。
【0058】この場合、まず、ユーザーはリーダライタ
100に自己の非接触情報媒体200を挿入する。これ
に応答して、リーダライタ100は、キャリア周波数f
cで電波Wを送出して非接触情報媒体200にID番号
を返答することを促す。かかる電波Wは、好ましくはか
かるキャリア周波数fcに共振するコイル252(及び
選択的にコイル253)により受信される。その結果、
コイル252には誘導電流が生じ、かかる誘導電流はI
C260に供給される。誘導電流は交流であるために、
IC260は電源回路262直流に変換し、各部の動作
用定電圧を得る。
【0059】一方、制御部266は、コイル252と図
示しない復調回路を経て受信された信号(誘導電流)に
応答して、メモリ268からID情報(パスワードな
ど)を読み出してコイル252から送出するように各部
を動作させる。この結果、ID情報がメモリ268から
読み出され、送受信回路264及びコイル252を経て
外部に送出する。コイル252からのこのID情報は、
コイル252に電磁結合されたリーダライタ100のア
ンテナ部140に伝達される。アンテナ部140は受信
したID情報を制御インターフェース部120に送出し
て、制御インターフェース120はこれに接続されたコ
ンピュータ300又はホストコンピュータなどにその正
当性のチェックを依頼する。
【0060】選択的に、リーダライタ100は、ユーザ
ーにパスワードの入力や指紋、声紋、アイリス情報を供
給するように促してもよい。これにより、ユーザーが非
接触情報媒体200の正当の所有者であるかどうかを同
時にチェックすることができる。この場合は、リーダラ
イタ100は、図示しない指紋リーダなどを利用するこ
とになる。その後、ID情報が正しいことが確認されれ
ば、ユーザーはノート型パソコン300又はそれに接続
されたホストコンピュータのデータベースにアクセスす
ることができる。ID情報が間違っていればユーザーに
よるアクセスは拒否される。
【0061】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形及び変更が
可能である。例えば、本実施例の非接触情報媒体200
は、通信距離が短い密着型の非接触情報媒体を使用して
いるが、本発明は広く一般の非接触情報媒体に適用する
ことができる。また、各図において、情報入出力装置1
00の通信部110のアンテナ部142を非接触情報媒
体200に含まれるアンテナより大きく構成することに
よって、情報入出力装置100と非接触情報媒体200
との位置決め誤差を吸収することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明の例示的一態様としての情報入出
力装置によれば、密着型の非接触情報媒体と確実に交信
することができ、データ通信の信頼性を向上することが
できる。また、本発明の例示的一態様としての非接触情
報媒体は、異なる種類のデータを格納して多機能化を達
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的一態様としての情報入出力装
置、非接触情報媒体及び電子機器からなる通信システム
を示す概観斜視図である。
【図2】 図1に示す情報入出力装置の正面図である。
【図3】 図1に示す情報入出力装置の側面図である。
【図4】 図1に示す情報入出力装置の断面図である。
【図5】 図4に示す情報入出力装置の裏カバーの裏面
図である。
【図6】 図4に示す情報入出力装置の通信部の構成を
示す概略ブロック図である。
【図7】 図6に示す通信部のより具体的な構成を示す
ブロック図である。
【図8】 図1に示す非接触情報媒体の一例である非接
触ICカードの概略平面図である。
【図9】 図8に示す非接触ICカードの拡大断面図で
ある。
【図10】 図8に示す非接触ICカードの不可視バー
コードの読み取り原理を説明するための概略斜視図であ
る。
【図11】 読み取られた不可視バーコードの信号の一
例を示すチャートである。
【図12】 図1に示す非接触情報媒体に使用されるコ
イルオンICチップの概略透視平面図である。
【図13】 図12に示すコイルオンICチップの概念
的構成を示すブロック図である。
【図14】 図13に示すコイルオンICチップのIC
モジュール各部のより詳細なブロック図である。
【図15】 図1に示す非接触情報媒体の一例である非
接触ICタグの概略平面図である。
【図16】 図1に示す情報入出力装置の収納部に非接
触情報媒体を収納した状態を示す概略断面図である。
【図17】 図16に示す情報入出力装置の変形例の概
略断面図である。
【図18】 図2に示す情報入出力装置の収納部の変形
例を示す概略透視平面図である。
【図19】 図2に示す情報入出力装置の収納部の変形
例を示す概略透視平面図である。
【図20】 図19に示す収納部の概略断面図である。
【図21】 図1に示す非接触情報媒体の一例である非
接触ICカードの変形例を示す概略平面図である。
【図22】 図1に示す非接触情報媒体の一例である非
接触ICカードの別の変形例を示す概略平面図である。
【図23】 図14に示すICモジュールのメモリの構
成例を示すブロック図である。
【図24】 図12に示すコイルオンICチップ変形例
の概略平面図である。
【符号の説明】
40 収納部 44 凹凸面 47 切り欠き部 50 収納部 62 通信動作/動作エラーランプ 64 電源ランプ 70 ポップアップ機構 72 スイッチ 98 コード 100 情報入出力装置(リーダライタ) 142 アンテナ部 200 非接触情報媒体 202 非接触ICカード 204 非接触ICタグ 250 コイルオンICチップ 252 アンテナ部 260 ICモジュール 270 基材 300 電子機器(ノート型パソコン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 伸 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 金子 利行 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に、非接触情報媒体と情報交換をす
    るためのアンテナ部を有し、 各々内部の所定位置に通信用アンテナを内蔵した複数種
    の異なる形状の非接触情報媒体との情報交換をすること
    ができる情報入出力装置であって、 当該アンテナ部が当該各種類の非接触情報媒体における
    通信用アンテナの内蔵位置に対向するように、非接触情
    報媒体の種類に応じて選択的に当該非接触情報媒体の位
    置を規制する手段を設けたことを特徴とする情報入出力
    装置。
  2. 【請求項2】 前記位置規制手段は、前記非接触情報媒
    体と接触する凹凸面を有する請求項1記載の情報入出力
    装置。
  3. 【請求項3】曲面形状を有する非接触情報媒体の前記曲
    面と係合して当該非接触情報媒体を位置決めする位置決
    め部を有することを特徴とする請求項1記載の情報入出
    力装置。
  4. 【請求項4】前記非接触情報媒体は、カード形状および
    トークン形状であることを特徴とする請求項1記載の情
    報入出力装置。
  5. 【請求項5】前記非接触情報媒体はコイルオンICチッ
    プを有する請求項1記載の情報入出力装置
  6. 【請求項6】 前記位置規制手段は、前記非接触情報媒
    体との手動による取り外しを容易にする切り欠き部を有
    する請求項1記載の情報入出力装置。
  7. 【請求項7】 前記非接触情報媒体と前記位置規制手段
    との機械的取り外しを可能にするポップアップ機構を更
    に有する請求項1記載の情報入出力装置。
  8. 【請求項8】前記非接触情報媒体と通信動作中であるこ
    とを表示する第1の表示部を更に有する請求項1記載の
    情報入出力装置。
  9. 【請求項9】前記非接触情報媒体との通信動作がエラー
    であることを表示する第2の表示部を更に有する請求項
    1記載の情報入出力装置。
  10. 【請求項10】電源オン及びオフを表示する第3の表示
    部を更に有する請求項1記載の情報入出力装置。
  11. 【請求項11】前記位置規制手段は、2種類の非接触情
    報媒体を、前記アンテナ部を介して、対向して配置する
    請求項1記載の情報入出力装置。
  12. 【請求項12】 前記アンテナ部は、前記非接触情報媒
    体のアンテナよりも大きい請求項1記載の情報入出力装
    置。
  13. 【請求項13】前記非接触情報媒体は、厚みが異なるこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報入出力装置。
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