JP2000259524A - データ受信回路 - Google Patents

データ受信回路

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JP2000259524A
JP2000259524A JP11060972A JP6097299A JP2000259524A JP 2000259524 A JP2000259524 A JP 2000259524A JP 11060972 A JP11060972 A JP 11060972A JP 6097299 A JP6097299 A JP 6097299A JP 2000259524 A JP2000259524 A JP 2000259524A
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reception
descriptor
buffer memory
data
reception buffer
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Shinya Kono
慎哉 河野
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信したデータの受信バッファメモリから他
のメモリへの転送を不要とすることが可能なデータ受信
回路を提供する。 【解決手段】 受信バッファメモリ16を複数のブロッ
クに分割し、各ブロックに対応して、ブロックの使用状
態を示すフラグ及び次に使用する受信ディスクリプタを
示すポインタを有する受信ディスクリプタを設ける。受
信制御回路15は、伝送フレーム受信時、受信ディスク
リプタのフラグ及びポインタを参照して、未使用のブロ
ックに受信データを格納するように制御する。これによ
り、受信バッファメモリ16から他のメモリへの転送を
不要とし、またブロック順に処理できない場合でも、複
数の伝送フレームを受信できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワークに接続するステーション等におけるデータ受
信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ受信回路の構成例を図9に
示す。同図において、91は伝送路、92はステーショ
ンボード、93はCPUボードである。ステーションボ
ード92は、受信回路94、受信バッファメモリ95、
伝送CPU96、及びコモンメモリ97を有し、また、
CPUボード93はホストCPU98を有する。
【0003】伝送路91から伝送フレームのデータを受
信すると、自局宛の伝送フレームの場合、受信回路94
はシリアル−パラレル変換を行い、受信バッファメモリ
95ヘデータを転送する。
【0004】受信バッファメモリ95の構成方法はいろ
いろあるが、CPUの処理を考慮して複数の伝送フレー
ムのデータを格納することができるように、図10のよ
うに論理的にリング状に受信バッファを構成する。即
ち、図10に示すように、受信バッファメモリバッファ
n、バッファ(n+1)、バッファ(n+2)、…から
なる受信バッファメモリ95は、論理リング99を構成
している。そして、伝送フレームを受信すると、受信し
た順番に受信バッファメモリ95に転送される。受信バ
ッファメモリ95の最後のアドレスまで転送されると、
最初のアドレスにもどり転送が続けられる。そのためC
PUは、受信バッファメモリ95ヘの転送が最初のアド
レスにもどるまでに受信処理を終えて、受信バッファメ
モリ95を使用できるようにしておかなくてはならな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】受信バッファメモリ9
5を論理リング状のバッファ構造とした場合、複数の伝
送フレームを受信することは可能であるが、受信後CP
Uはなるべく早く受信バッファメモリ95から受信した
データを読み出して処理をおこない、常に受信バッファ
メモリ95を連続的に空き状態にしておかなければなら
ない。
【0006】しかしCPUの処理の都合で必ずしも受信
した順番に処理されるわけではないため、通常受信バッ
ファメモリ95の受信データを、一度他のメモリに転送
してから受信処理することが一般的におこなわれてい
る。伝送負荷が大きい場合、この転送時間がCPUの処
理能力を低下させる原因となっていた。
【0007】また制御関連で使用する場合、各種の制御
データを周期的に更新する方法がとられる。このような
場合、次に更新されるまでは現在の制御データを残して
おく必要がある。このような場合、制御データを受信し
た後に受信バッファメモリ95から他のメモリに制御デ
ータを転送して残しておく。次の周期で制御データを受
信すると、前回の制御データの上に上書きする。扱うデ
ータ量が多くなると、CPUのデータ転送も増大し本来
の処理に影響をおよぼす欠点があった。
【0008】本発明は、従来のこのような点に鑑み為さ
れたもので、受信したデータの受信バッファメモリから
他のメモリへの転送を不要とすることが可能なデータ受
信回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、伝送路からの
伝送フレームを受信して、自局宛の伝送フレームの受信
データを受信バッファメモリに転送するデータ受信回路
において、受信バッファメモリを複数のブロックに分割
し、各受信バッファメモリブロックに対応する受信ディ
スクリプタを設け、各受信ディスクリプタは対応する受
信バッファメモリブロックが使用されているかいないか
を示すフラグと、次に使用する受信ディスクリプタを示
すポインタとを有するものとし、初期化時に受信ディス
クリプタのフラグを参照して、未使用の受信バッファメ
モリブロックを検索してその番号を記憶し、自局宛の伝
送フレームを受信すると、記憶していた未使用の受信バ
ッファメモリブロックに受信データを書き込み、伝送フ
レームの受信を終了すると、受信ディスクリプタのフラ
グを使用済み状態にして、さらに受信ディスクリプタの
フラグを参照して、次の未使用の受信バッファメモリブ
ロックを検索し、その番号を、受信ディスクリプタの、
次に使用する受信ディスクリプタのポインタとするよう
に制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0010】このような構成により、受信バッファメモ
リと他のメモリとの間の転送が不要になり、CPUのス
ループットが向上する。またホストCPUの処理の都合
で、受信バッファメモリブロックの順番に処理ができず
に、受信バッファメモリブロックの空きが連続せずに所
々に使用中の状態があっても関係なく、複数の伝送フレ
ームを受信することが可能となる。
【0011】ここで、制御手段を、第1の受信ディスク
リプタ番号と第2の受信ディスクリプタ番号とを記憶す
る手段を具備し、未使用の受信バッファメモリブロック
を検索して記憶する際に、第1の受信ディスクリプタ番
号には次に使用する受信ディスクリプタ番号を記憶し、
第2の受信ディスクリプタ番号には、第1の受信ディス
クリプタの次に使用する受信ディスクリプタ番号を記憶
するように制御するものとすることができる。
【0012】このような構成により、受信すべき伝送フ
レームが連続してきた場合、空きの受信バッファメモリ
ブロックが少ないなどの理由で制御手段が空きの受信デ
ィスクリプタの検索に時間がかかっても、問題なく受信
することが可能となる。
【0013】また、制御手段を、受信終了時に受信した
伝送フレームに異常を検出した場合、受信ディスクリプ
タを更新しないように制御するものとすることもでき
る。このような構成により、異常データを書き込んだ無
駄な受信バッファメモリブロックを、次回の受信に使用
できるようになり、CPUの受信処理の負荷低減と受信
バッファメモリの効率の良い使用が可能となる。
【0014】更に、受信ディスクリプタに、受信バッフ
ァメモリの受信バッファメモリブロック分割フラグを付
加し、制御手段を、伝送フレームのデータ長が受信バッ
ファメモリブロックの容量を越えた場合でも、複数の受
信バッファメモリブロックを使用して受信データを格納
するように制御できるものとすることもできる。
【0015】このような構成により、1つの受信バッフ
ァメモリブロックの容量以上のデータ数を持つ伝送フレ
ームを受信できるようになり、受信バッファメモリを効
率よく使用することができる。
【0016】また、制御手段は、伝送制御用のフレーム
を受信バッファメモリヘ転送しないように制御するもの
とすることもできる。このような構成により、伝送制御
用の伝送フレームに対して、CPUが行なう受信処理の
負荷を減少させ、受信後のレスポンスをはやくすること
ができるため、伝送システム全体のスループットを向上
させることができる。また受信バッファメモリをデータ
フレームにのみ使用できるようになり、より使用効率を
向上させることができる。
【0017】更にまた、周期的にデータ更新を行なう制
御データとこの制御データを格納する格納ポインタとを
対応させるテーブルを作成し、制御データの該当する格
納ポインタを書き換えることにより制御データを更新す
ることができるように構成することもできる。
【0018】このような構成により、制御データのよう
に周期的にデータ更新を行うような場合においても、対
応テーブル上の制御データを格納するポインタを書き換
えるだけで容易に更新でき、制御データ自体のメモリ間
転送を省略することができ、CPUの伝送処理負荷を低
減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。なお、以下の図におい
て、同符号は同一部分または対応部分を示す。
【0020】(第1の実施形態)図1に、本発明の第1
の実施形態に係るデータ受信回路の構成を示す。同図に
おいて、11は伝送路、12はステーションボード、1
3はCPUボードである。ステーションボード12は、
受信回路14、受信制御回路15、受信バッファメモリ
16、伝送CPU17を有し、また、CPUボード13
はホストCPU18を有する。
【0021】受信回路14は、伝送路11からの伝送フ
レームを受信して、自局宛の伝送フレームかどうかを判
断して、コード変換、シリアル−パラレル変換、フレー
ムチェック診断を行なう。
【0022】受信制御回路15は、受信回路14からの
パラレルデータを、受信バッファメモリ16に書き込む
ための制御回路である。受信バッファメモリ16は、伝
送フレームから受信したデータを格納しておくメモリで
ある。この受信バッファメモリ16は、受信制御回路1
5と伝送CPU17およびホストCPU18からアクセ
スできる。
【0023】伝送CPU17は、主に伝送制御を行う。
ホストCPU18は、伝送CPU17からの通知によっ
て受信データを読み出して、受信処理あるいは他のI/
O等へのデータ処理を行なう。
【0024】図2のように、受信バッファメモリ16を
複数のブロックに分割して、各受信バッファメモリブロ
ックに受信ディスクリプタ21を1対1に対応して用意
し、ブロックの順番に配置する。従って、受信バッファ
メモリ16を128ブロックに分割したならば、128
の受信ディスクリプタ21を用意する。この受信ディス
クリプタ21は、受信バッファメモリ16の一部を使用
して構成することができるが、受信制御回路15に別メ
モリを設けて構成しても良い。
【0025】図3のように、受信ディスクリプタ21
は、BUSY(ビジィ)フラグp、受信データ数格納部
q、ネクストポインタrで構成する。BUSYフラグp
は、この受信ディスクリプタ21が示す受信バッファメ
モリブロックが使用されているかいないかを表す。初期
化時には伝送CPU17がこのフラグpを‘0’リセッ
トする。伝送フレームを受信してこの受信ディスクリプ
タ21が示す受信バッファメモリブロックに受信制御回
路15がデータを書き込むと‘1’をセットする。伝送
CPU17がこの受信バッファメモリブロックのデータ
を読み出し処理を終了すると、‘0’リセットする。
【0026】受信データ数格納部qには、受信した伝送
フレームのデータ数を格納する。伝送フレームの受信を
終了すると、受信制御回路15が受信回路14から受信
バッファメモリ16に転送したデータ数を書き込む。
【0027】ネクストポインタrは、次に使用する受信
ディスクリプタ21を示す。受信がイネーブルされる
と、受信制御回路15は受信ディスクリプタ21を検索
して、空いている受信ディスクリプタ21(BUSYフ
ラグpが‘0’)を探し、その番号を記憶する。また伝
送CPU17もこの受信ディスクリプタ番号を記憶す
る。初期化時には、通常1番目の受信ディスクリプタ2
1−1が選ばれる。
【0028】伝送フレームを受信すると、受信制御回路
15は受信データを、記憶された受信ディスクリプタ番
号が示す受信バッファメモリブロックに書き込む。受信
を終了すると、受信制御回路15は、以下のことを行
う。 空いている受信ディスクリプタ21を探し、その番号
を、次の受信ディスクリプタ21として使用するため記
憶する。 受信ディスクリプタ21のBUSYフラグpを‘1’
セットし、受信データ数、ネクストポインタ(上記で
検索した受信ディスクリプタ21の番号)を書き込む。 伝送CPU7に対して割り込みを発生し、伝送フレー
ムを受信したことを通知する。
【0029】伝送CPU7は割込を受けると、あらかじ
め記憶していた受信ディスクリプタ番号の受信ディスク
リプタ21を読み出し、受信が終了したことを確認した
後、受信データ数を読み出す。この受信ディスクリプタ
21に対応する受信バッファメモリブロックから受信デ
ータ数分のデータを読み出し、必要な受信処理あるいは
ホストCPU18への通知を行なう。その後受信バッフ
ァメモリブロックが不要になった段階で、受信ディスク
リプタ21内のBUSYフラグpを‘0’リセットす
る。
【0030】また、伝送CPU17への割込発生後、伝
送CPU17の受信処理が遅れ、その間に複数の伝送フ
レームを受信した場合でも、受信ディスクリプタ21は
チェインされているため、受信ディスクリプタ21内の
ネクストポインタrを追うことで、次の受信ディスクリ
プタ21が判り、この受信ディスクリプタ21内のBU
SYフラグpから受信完了しているかどうか判断でき
る。これを繰り返すことで、複数フレームの受信があっ
ても、伝送CPU17は受信処理を行うことが可能とな
る。
【0031】以後伝送フレームを受信する毎に、上記動
作を繰り返していく。また受信制御回路15が、空いて
いる受信ディスクリプタ21を探し、これが見つからな
い場合は、受信バッファメモリブロックが不足している
と判断し、このことを伝送CPU17に通知し、受信動
作を停止する。
【0032】以上説明したように、この実施形態におい
ては、受信制御回路15は、受信ディスクリプタ21の
フラグを参照して、空いている受信バッファメモリブロ
ックを見つけだし、そこに受信したデータを書き込む。
また受信ディスクリプタ21に次の受信ディスクリプタ
21を示すポインタを持つようなチェイン構造としてい
るので、複数のフレームの受信が可能となる。
【0033】また、受信バッファメモリ16のアドレス
ポインタのみをホストCPU18に通知すれば良く、受
信バッファメモリ16と他のメモリとの間の転送が不要
になり、各CPUのスループットが向上する。
【0034】またホストCPU18の処理の都合で、受
信バッファメモリブロックの順番に処理ができずに、受
信バッファメモリブロックの空きが連続せずに所々に使
用中の状態があっても関係なく、伝送フレームを受信す
ることが可能となる。
【0035】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。この実施形態においては、
受信制御回路15内に、1st(ファースト)ディスク
リプタと2nd(セカンド)ディスクリプタを記憶する
レジスタを設けて、1stディスクリプタには第1の実
施形態で述べたような、次に使用する受信ディスクリプ
タ番号を入れ、2ndディスクリプタにはその次に使用
する受信ディスクリプタ番号を入れる。
【0036】受信がイネーブルされると、受信制御回路
15は受信ディスクリプタ21を検索して、空いている
受信ディスクリプタ21を探し、1stディスクリプタ
として番号を記憶する。さらにもう一つ空いている受信
ディスクリプタ21を探し、2ndディスクリプタとし
て番号を記憶する。伝送CPU17は1stディスクリ
プタの番号を記憶しておく。初期化時には、通常1番目
と2番目の受信ディスクリプタ21−1,21−2がそ
れぞれ1st,2ndディスクリプタとして選ばれる。
【0037】伝送フレームを受信すると、受信制御回路
15は受信データを、1stディスクリプタとして記憶
された受信ディスクリプタ21が示す受信バッファメモ
リに書き込む。受信を終了すると、受信制御回路15
は、以下のことを行なう。 受信ディスクリプタにBUSYフラグを‘1’セット
し、受信データ数、ネクストポインタ(2ndディスク
リプタの番号)を書き込む。 2ndディスクリプタの番号を1stディスクリプタ
として記憶する。 伝送CPU17に対して割り込みを発生し、伝送フレ
ームを受信したことを通知する。 空いている受信ディスクリプタ21を探し、2ndデ
ィスクリプタとしてその番号を記憶する。
【0038】伝送CPU17は割込を受けると、あらか
じめ記憶していた1stディスクリプタの番号の受信デ
ィスクリプタ21を読み出し、受信が終了したことを確
認した後、受信データ数を読み出す。この受信ディスク
リプタ21に対応する受信バッファメモリブロックから
受信データ数分のデータを読み出し必要な受信処理を行
なう。その後受信バッファメモリブロックが不要になっ
た段階で、受信ディスクリプタ21内のBUSYフラグ
を‘0’リセットする。受信制御回路15が、受信終了
処理で受信ディスクリプタ21の検索中に次の伝送フレ
ームを受信しても、次に使用すべき受信ディスクリプタ
21はすでに分かっているため、この受信ディスクリプ
タ21を使用してデータを受信することが可能となる。
【0039】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、受信すべき伝送フレームが連続してきた場合、空き
の受信バッファメモリブロックが少ないなどの理由で受
信制御回路15が空きの受信ディスクリプタ21の検索
に時間がかかっても、問題なく受信することが可能とな
る。
【0040】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。この実施形態においては、
受信終了時に受信した伝送フレームに異常を検出した場
合、受信制御回路15は受信ディスクリプタ21のBU
SYフラグを更新しないようにする。
【0041】伝送フレームを受信すると、受信制御回路
15は受信データを、1stディスクリプタとして記憶
された受信ディスクリプタ21が示す受信バッファメモ
リブロックに書き込む。伝送フレームの受信を終了した
時点で、受信回路14から受信した伝送フレームのフレ
ームチェック診断で異常を検出したことが通知される
と、受信制御回路15は受信ディスクリプタ21ヘの書
き込みを行なわない。したがって、受信バッファメモリ
ブロックに格納されたデータは無効となる。次の伝送フ
レームを受信すると、同じ受信バッファメモリブロック
に上書きされる。
【0042】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、異常データを書き込んだ無駄な受信バッファメモリ
ブロックを、次回の受信に使用できるようになり、伝送
CPU17の受信処理の負荷低減と受信バッファメモリ
16の効率の良い使用が可能となる。
【0043】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。上述の実施形態の構成で
は、受信バッファメモリ16の1ブロックが固定長のた
め、この容量以上の伝送フレームを受信することができ
ない。また伝送フレームの最大長を考慮して受信バッフ
ァメモリブロックの容量を決めると、短い伝送フレーム
の場合には受信バッファメモリブロック内で未使用部分
が多くなり、受信バッファメモリ16の使用効率が低下
する。このため長い伝送フレームを受信した場合、複数
の受信バッファメモリブロックにまたがって受信データ
を書き込むことができるようする。
【0044】図4のように受信ディスクリプタ21に、
ブロック分割フラグsを付加して、伝送フレームのデー
タが受信バッファメモリブロックの容量を越え、次の受
信ディスクリプタも使用している時に‘1’にセットす
る。複数の受信バッファメモリブロックを使用してデー
タを格納していき、最後の受信バッファメモリブロック
に対応する受信ディスクリプタ21のブロック分割フラ
グは‘0’のままとして、最後であることを示す。
【0045】受信制御回路15内に、1stディスクリ
プタと2ndディスクリプタを記憶するレジスタを設け
て、第2の実施形態で述べたように、1stディスクリ
プタには次に使用する受信ディスクリプタ番号を入れ、
2ndディスクリプタには、その次に使用する受信ティ
スクリプタ番号を入れる。
【0046】受信がイネーブルされると、受信制御回路
15は受信ディスクリプタ21を検索して、空いている
受信ディスクリプタ21を探し、1stディスクリプタ
として番号を記憶する。さらにもう一つ空いている受信
ディスクリプタ21を探し、2ndディスクリプタとし
て番号を記憶する。伝送CPU17は1stディスクリ
プタの番号を記憶しておく。初期化時には、通常1番目
と2番目の受信ディスクリプタ21−1,21−2がそ
れぞれ1st,2ndディスクリプタとして選ばれる。
【0047】伝送フレームを受信すると、受信制御回路
15は受信データを、1stディスクリプタとして記憶
された受信ディスクリプタ21が示す受信バッファメモ
リブロックに書き込む。
【0048】受信データが受信バッファメモリブロック
の容量に達すると、受信制御回路15は、以下のことを
行なう。 受信ディスクリプタ21にBUSYフラグを‘1’セ
ットし、ブロック分割フラグを‘1’セットし、ネクス
トポインタ(2ndディスクリプタの番号)を書き込
む。 2ndディスクリプタの番号を1stディスクリプタ
として記憶する。 1stディスクリプタの番号に対応した受信バッファ
メモリブロックを使用して受信データの転送を継続す
る。 空いている受信ディスクリプタ21を探し、2ndデ
ィスクリプタとしてその番号を記憶する。
【0049】図5に受信ディスクリプタ21と受信バッ
ファメモリ16との関係を示す。受信バッファメモリブ
ロック16−1,16−2,16−3,16−4に対応
して、受信ディスクリプタ21−1,21−2,21−
3,21−4を作る。この図では、1つの受信フレーム
を、受信バッファメモリを3つ使用して受信しているこ
とを示している。
【0050】受信ディスクリプタ21−1,21−2,
21−3のBUSYフラグが使用済みとなり、受信ディ
スクリプタ21−1,21−2のブロック分割フラグが
分割を示し、受信ディスクリプタ21−3のブロック分
割フラグは分割を示していないため、最後の受信ディス
クリプタ21であることを示す。
【0051】また伝送フレームの受信を終了すると、受
信制御回路15は、以下のことを行なう。 受信ディスクリプタ21にBUSYフラグを‘1’セ
ットし、ブロック分割フラグを‘0’リセットし、受信
データ数、ネクストポインタ(2ndディスクリプタの
番号)を書き込む。 2ndディスクリプタの番号を1stディスクリプタ
として記憶する。 伝送CPU17に対して割り込みを発生し、伝送フレ
ームを受信したことを通知する。 空いている受信ディスクリプタ21を探し、2ndデ
ィスクリプタとしてその番号を記憶する。
【0052】伝送CPU17は割込を受けると、あらか
じめ記憶していた1stディスクリプタの番号の受信デ
ィスクリプタ21を読み出し、ブロック分割フラグから
複数の受信バッファメモリブロックにまたがってデータ
が格納されていることが判る。ネクストポインタから次
の受信ディスクリプタ21が判る。同様にして最後の受
信ディスクリプタ21を探して、受信が終了したことを
確認した後、受信データ数を読み出す。これらの受信デ
ィスクリプタ21に対応する受信バッファメモリブロッ
クから受信データ数分のデータを読み出し必要な処理を
行なう。その後受信バッファメモリブロックが不要にな
った段階で、使用した全ての受信ディスクリプタ21内
のBUSYフラグを‘0’リセットする。
【0053】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、1つの受信バッファメモリブロックの容量以上のデ
ータ数を持つ伝送フレームを受信できるようになり、受
信バッファメモリ16を効率よく使用することができ
る。
【0054】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。通常伝送路11には、短い
伝送制御用フレームと長いデータフレームが流れてい
る。伝送制御用フレームは、例えば送信権の委譲するた
めのトークンフレームであったりする。このような伝送
制御用フレームは、受信後即座に対応しなければなら
ず、またホストCPU18側にデータを送る必要もな
い。従って、伝送制御用フレームを受信した場合、受信
バッファメモリ16に転送せずに、直接伝送CPU17
に対して制御フレームの種類を通知することで、受信処
理の低減と高速化がはかれる。
【0055】図6に、伝送フレームの構成例を示す。同
図に示すように、伝送フレームにはフレームの種類を表
すフレームコントロールデータFCがある。伝送フレー
ム受信時に、このフレームコントロールデータFCを読
み出すことで、受信している伝送フレームが伝送制御用
フレームであるか、通常のデータフレームであるかを判
断することができる。
【0056】図7に、本発明の第5の実施形態に係るデ
ータ受信回路の構成を示す。受信制御回路15から伝送
CPU17に対して伝送制御フレームを受信したことを
示す割込信号71と、受信制御回路15内に伝送制御用
フレームの種類を示すステータスを追加する。伝送制御
用フレームの場合、伝送CPU17に割込を発生して伝
送制御用フレームの受信があったことを通知し、種類を
教えるとともに、受信バッファメモリ16ヘのデータ転
送を抑制する。
【0057】通常のデータフレームの場合は、今までと
同様に処理を行なう。以上説明したように、この実施形
態によれば、伝送制御用の伝送フレームに対して、伝送
CPU17が行なう受信処理の負荷を減少させ、受信後
のレスポンスをはやくすることができるため、伝送シス
テム全体のスループットを向上させることができる。ま
た受信バッファメモリ16をデータフレームにのみ使用
できるようになり、より使用効率を向上させることがで
きる。
【0058】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態について説明する。制御データのように周期的
にデータ更新を行なう場合、各制御データのデータ名と
その格納ポインタとを対応させるデータテーブルを例え
ば受信バッファメモリ16内に作成し、制御データの該
当する格納ポインタを書き換えることで制御データを更
新することができる。
【0059】基本的な受信処理は上述の実施形態の場合
と同様である。伝送CPU17は割込を受けると、あら
かじめ記憶していた1stディスクリプタの番号の受信
ディスクリプタ21を読み出し、受信が終了したことを
確認した後、受信データ数を読み出す。この受信ディス
クリプタ21に対応する受信バッファメモリブロックか
ら受信データ数分のデータを読み出す。受信したデータ
が制御データの場合、データテーブルに該当制御データ
があるか検索する。ある場合には制御データに対応する
格納ポインタの値を、今回受信した受信バッファメモリ
ブロック上のポインタに書き換える。なお、このときこ
の受信した制御データが格納された受信バッファメモリ
ブロックに対応する受信ディスクリプタ21のBUSY
フラグは‘1’のままとする。また書き換え前の制御デ
ータが書かれていた受信バッファメモリブロックは不要
になるので、この受信バッファメモリブロックに対応す
る受信ディスクリプタ21内のBUSYフラグを‘0’
リセットして空きとする。
【0060】ホストCPU18が制御データを読み出し
たい場合、まずデータテーブルから格納ポインタを知
り、受信バッファメモリ16上の前記ポインタのデータ
を読み出せばよい。
【0061】図8はデータテーブル81による受信バッ
ファメモリ16の管理例を示している。データテーブル
81は、データ名82と、そのデータを格納している受
信バッファメモリブロックのポインタ、即ち格納ポイン
タ83とから構成する。例えばAAAというデータは、
現在1番目の受信バッファメモリブロック16−1にあ
る。新しいAAAのデータを2番目の受信バッファメモ
リブロック16−2で受信した場合、伝送CPU17は
格納ポインタ83を2に書き換え、1番目の受信バッフ
ァディスクリプタ21−1のBUSYフラグを‘0’リ
セットする。こうすることによって、ホストCPUは、
AAAのデータを見たい場合、データテーブル81から
2番目の受信バッファメモリブロック16−2にあるこ
とを知り、この2番目の受信バッファメモリブロック1
6−2から最新のデータを読み出すことができる。また
1番目の受信バッファメモリブロック16−1は空き状
態になったため、他のデータ受信に使用することが可能
となる。
【0062】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、制御データのように周期的にデータ更新を行うよう
な場合においても、対応テーブル上の制御データを格納
するポインタを書き換えるだけで容易に更新でき、制御
データ自体のメモリ間転送を省略することができ、伝送
CPU17の伝送処理負荷を低減することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ受
信回路によれば、受信したデータの受信バッファメモリ
から他のメモリへの転送を不要とすることができ、CP
Uのスループットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態に係るデータ受信回路の構成
を示すブロック図。
【図2】 第1の実施形態における受信ディスクリプタ
と受信バッファメモリブロックとの関係を示す図。
【図3】 第1の実施形態における受信ディスクリプタ
の構成を示す図。
【図4】 第4の実施形態における受信ディスクリプタ
の構成を示す図。
【図5】 第4の実施形態における受信ディスクリプタ
と受信バッファメモリブロックとの関係を示す図。
【図6】 伝送フレームの構成例を示す図。
【図7】 第5の実施形態に係るデータ受信回路の構成
を示すブロック図。
【図8】 第6の実施形態におけるデータテーブルによ
る受信バッファメモリの管理を説明するための図。
【図9】 従来例の構成を示すブロック図。
【図10】 従来例における受信バッファメモリの構成
を説明するための図。
【符号の説明】
11…伝送路 12…ステーションボード 13…CPUボード 14…受信回路 15…受信制御回路 16…受信バッファメモリ 17…伝送CPU 18…ホストCPU 21…受信ディスクリプタ 71…割込信号 81…データテーブル 82…データ名 83…格納ポインタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路からの伝送フレームを受信して、自
    局宛の伝送フレームの受信データを受信バッファメモリ
    に転送するデータ受信回路において、受信バッファメモ
    リを複数のブロックに分割し、各受信バッファメモリブ
    ロックに対応する受信ディスクリプタを設け、各受信デ
    ィスクリプタは対応する受信バッファメモリブロックが
    使用されているかいないかを示すフラグと、次に使用す
    る受信ディスクリプタを示すポインタとを有するものと
    し、初期化時に受信ディスクリプタの前記フラグを参照
    して、未使用の受信バッファメモリブロックを検索して
    その番号を記憶し、自局宛の伝送フレームを受信する
    と、記憶していた前記未使用の受信バッファメモリブロ
    ックに受信データを書き込み、伝送フレームの受信を終
    了すると、受信ディスクリプタの前記フラグを使用済み
    状態にして、さらに受信ディスクリプタの前記フラグを
    参照して、次の未使用の受信バッファメモリブロックを
    検索し、その番号を前記受信ディスクリプタの次に使用
    する受信ディスクリプタのポインタとするように制御す
    る制御手段を設けたことを特徴とするデータ受信回路。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、第1の受信ディスクリプ
    タ番号と第2の受信ディスクリプタ番号とを記憶する手
    段を具備し、未使用の受信バッファメモリブロックを検
    索して記憶する際に、第1の受信ディスクリプタ番号に
    は次に使用する受信ディスクリプタ番号を記憶し、第2
    の受信ディスクリプタ番号には、第1の受信ディスクリ
    プタの次に使用する受信ディスクリプタ番号を記憶する
    ように制御するものであることを特徴とする請求項1に
    記載のデータ受信回路。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、受信終了時に受信した伝
    送フレームに異常を検出した場合、受信ディスクリプタ
    を更新しないように制御するものであることを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ受信回路。
  4. 【請求項4】前記受信ディスクリプタに、受信バッファ
    メモリの受信バッファメモリブロック分割フラグを付加
    し、前記制御手段は、伝送フレームのデータ長が受信バ
    ッファメモリブロックの容量を越えた場合でも、複数の
    受信バッファメモリブロックを使用して受信データを格
    納するように制御できるものであることを特徴とする請
    求項1に記載のデータ受信回路。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、伝送制御用のフレームを
    受信バッファメモリヘ転送しないように制御するもので
    あることを特徴とする請求項1に記載のデータ受信回
    路。
  6. 【請求項6】周期的にデータ更新を行なう制御データと
    この制御データを格納する格納ポインタとを対応させる
    テーブルを作成し、制御データの該当する格納ポインタ
    を書き換えることにより制御データを更新することがで
    きるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ受信回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8341351B2 (en) 2007-07-27 2012-12-25 Sony Corporation Data reception system with determination whether total amount of data stored in first storage area exceeds threshold

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8341351B2 (en) 2007-07-27 2012-12-25 Sony Corporation Data reception system with determination whether total amount of data stored in first storage area exceeds threshold

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