JP2000258969A - 機器運搬用の取手 - Google Patents

機器運搬用の取手

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JP2000258969A
JP2000258969A JP11059068A JP5906899A JP2000258969A JP 2000258969 A JP2000258969 A JP 2000258969A JP 11059068 A JP11059068 A JP 11059068A JP 5906899 A JP5906899 A JP 5906899A JP 2000258969 A JP2000258969 A JP 2000258969A
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Masateru Kimura
匡輝 木村
Takefumi Adachi
猛文 足立
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置、その他の比較的重量の大きい
機器を運搬する際に使用する出入れ可能な取手におい
て、運搬中に取手が機器内に引っ込んで把持しにくくな
ったり、取手の使用を終了した時に取手が突出したまま
であることによるけがや物品破損等の発生、更には安全
規格を満たす為に取手の強度を増強する必要が発生す
る、という不具合を解消する。 【解決手段】 機器に装備された運搬用の取手におい
て、上記取手20は、機器本体内の退避位置から機器側
方外部へ出没可能に支持されると共に、機器本体から側
方へ突出した取手を突出状態に維持する力を解除した時
には取手に外力を加えなくても機器本体内に退避するよ
うに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ装置等の画像形成装置、その他の比較的重
量の大きい機器を運搬する際に使用する出入れ可能な取
手の改良に関する。
【0002】
【従来技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の
画像形成装置のように比較的重量が大きく、一人での運
搬が困難な中型、大型の機器にあっては、運搬時に持ち
やすくするために、側面の適所に手掛かりとなる出張り
を設けたり、手を入れて把持し易くする為の凹所を設け
たり、運搬時のみ使用するように機器本体に対して着脱
可能な別体の取手部材を設けたり、或は機器本体から出
し入れ可能な取手を設ける等の方法を講じている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、 機器
本体側面に出張りを設けたタイプは、 出張り部分が常時
側方に突出している為、その突出分だけ機器の設置スペ
ースをより多く必要とすることとなり、無駄であった。
また、出張り部分を機器の外装カバーに設ける場合に
は、外装カバーが強度の低い樹脂製であるため、運搬時
に出張り部分に加わる荷重を支えるだけの強度を確保す
る為に、出張り部を厚肉、大型化する等、補強する必要
があり、出張り部がより大型化する不便がある。また、
樹脂製出張り部を補強する為に内部に金属構造体を内蔵
させることもあるが、構成が複雑化して製造工数が増
え、コストアップするという問題を生じる。また、手を
入れる為の凹所を機器本体の側面に設けたタイプは、凹
所のへこみの分だけ機器内部が狭くなり、内部レイアウ
トの自由度が減殺されるという不具合がある。また、機
器本体に対して後付け可能なタイプの取手にあっては、
運搬時には取手を装着し、運搬終了後には取手を取り外
す必要があるが、この手間が煩雑であった。特に、不慣
れなユーザが取手の着脱を行う場合、取手の取付け状態
に不備が起きることがあるが、この場合、運搬中に取手
が外れて機器を落としたり、けがをする虞れがある。更
に、不使用時に取手を保管、管理する必要がある為、保
管場所の確保、紛失時の再購入等、種々の不利不便が発
生する。
【0004】また、機器本体から出没可能な取手として
は、 機器本体内部の退避位置から水平方向に直線的に進
退させるタイプや、或いは取手を水平方向に回転させる
ことにより進退させるタイプがある。これらの各タイプ
の取手にあっては、機外へ突出した取手を人手により把
持して運搬する際に、退避方向への力が僅かでも作用す
ると、取手が退避方向に引込んで持ちにくくなり、危険
である。また、これらのタイプの取手は、その使用後に
人手により機器内部へ押し込んで格納する必要があるた
め操作が煩雑であり、また使用後に取手を収納し忘れた
場合、突出したままの取手に人や物品が引っ掛かってけ
がや物品破損の原因となったり、設置スペースを広くと
る原因となる。また、安全規格上、取手が突出した状態
では、『その取手を踏み台にしたとしても機器が転倒し
ない』という条件が求められており、この規格を満たす
為に取手部に80kgの荷重をかけたとしても転倒する
ことがないように、転倒防止部材を設ける必要があり、
或は機器重量を支える以上の強度を持った取手の検討が
必要であった。このような条件を満たす為の配慮はいた
ずらに構成の複雑化、コスト増等をもたらすため問題で
はあったが、取手が突出したままで放置される可能性の
ある従来の取手の構造においては、やむを得ず必要な配
慮であった。本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、その課題は、画像形成装置、その他の比較的重量の
大きい機器を運搬する際に使用する出入れ可能な取手に
おいて、運搬中に取手が機器内に引っ込んで把持しにく
くなったり、取手の使用を終了した時に取手が突出した
ままであることによるけがや物品破損等の発生、更には
安全規格を満たす為に取手の強度を増強する必要が発生
する、という不具合を解消することにある。
【0005】即ち、請求項1の発明は、従来から知られ
ている格納可能な運搬用取手の機能を活かしつつ、 使用
時( 運搬時) 以外は自然に機器内部に格納されるよう構
成することにより、従来のような格納のための操作の煩
わしさ、 格納していない突出状態での引っかかりや転倒
といった安全規格上の問題を解決することを目的として
いる。請求項2及び3の発明では、一定の出没経路を経
て機外へ引き出した取手を復帰用の弾性体を用いて元の
退避位置に戻すようにして、取手が突出したまま放置さ
れる場合に発生する不具合を解消する。請求項4の発明
は、運搬中に不用意に取手が機器内に格納され、 機器
の落下、 けが等を起こすことを防止する。請求項5の発
明は、弾性体を用いず、構成部品の自重により取手不使
用時の退避動作を実現するようにしたので、構成を簡略
化することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
請求項1の発明は、機器に装備された運搬用の取手にお
いて、上記取手は、機器本体内の退避位置から機器側方
外部へ出没可能に支持されると共に、機器本体から側方
へ突出した取手を突出状態に維持する力を解除した時に
は取手に外力を加えなくても機器本体内に退避するよう
に構成したことを特徴とする。請求項2の発明は、上記
取手は、機器本体寄りの退避位置から側方へ直線的に進
退することにより機器本体の外部へ出没自在に支持され
ており、取手を使用する際には機器本体外部へ引き出す
ことができ、取手を突出状態に維持する力を解除した時
には取手に装備された弾性体の復帰力により退避位置に
復帰されることを特徴とする。請求項3の発明は、上記
取手は、機器本体によりその適所を水平方向へ回動自在
に枢支されており、退避位置から外側へ向けて回動する
ことにより機器本体外部に突出するとともに、取手を突
出状態に維持する力を解除した時には取手に装備された
弾性体の復帰力により退避位置に復帰されることを特徴
とする。請求項4の発明は、上記取手が機器本体外部に
突出した状態において、取手に対して上向きの力が加わ
っている場合に、上記弾性体の復帰力により取手が退避
位置に戻されぬように作用するロック機構を備えたこと
を特徴とする。請求項5の発明は、上記取手は、機器本
体によりその適所を上下方向へ回動自在に枢支されてお
り、下降した退避位置から上方へ向けて回動することに
より機器本体外部に突出するとともに、突出状態にある
取手を突出状態に維持する力を解除した時に、自重によ
り退避位置に復帰するように構成したことを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、 本発明を図面に示した実施
の形態に基づいて説明する。図1は本発明の取手及びそ
の支持構造の一形態例を利用した画像形成装置の構成を
示す縦断面略図である。この画俊形成装置は、画像読取
り部1と、 給紙部2と、 縦搬送部3と、 書込み部4と、
画像形成部5と、定着部6と、排紙部7と、電装部品格
納部8等を備えている。 この画像形成装置による電子写
真式画像形成工程については周知であり、本発明と直接
関係がないため、説明を省略する。筐体( 構造体) 10
は、底部に位置するベース11と、 前側板12と、 後側
板13と、前後側板間に走る図示しないステー類と、画
像読取り部1を構成するスキャナーを支えるための図示
しない支柱と、左側板14と、右側板15とからなる。
上記した各構成要素は、筐体10に設置することにより
その姿勢、 位置を保つことが出来る。キャスタユニット
16は、ベースに設けた穴にそのピン16aを装着する
ことにより、機器本体に固定される。符号20は本発明
の第1の形態例の取手であり、各取手20は長尺棒状
(例えば、板金を断面コ字状に加工したもの)であり、
図1に示すように機器本体内の適所、例えば上下の給紙
トレイ2a、2b間の間隙に配置されている。そして、
点線で示した退避位置(格納位置)から矢印で示す側方
へ向けて直線的な経路にて進退(出没)可能となるよう
に図示しないガイドにより支持されている。即ち、各取
手20が左右の側板14、15に設けた穴から突出する
ことにより運搬時にこれを把持して使用可能となり、突
出状態を維持する力を解除した場合には弾性体21の引
張り力によって退避位置に復帰する。なお、各取手の配
置場所は、図示の位置に限定されるわけではない。
【0008】図2はこの取手及びその支持構造の詳細を
示す斜視図であり、この各取手は夫々必要時に左右水平
方向に引き出すことができ、ベース11上に立設された
前側板12、或は後側板13(この例では前側板12)
の一部を切り曲げた横曲げ部12Aに設けた穴(切欠
き)12aから水平方向へ出没可能となっている。符号
22は取手20の基端寄りの適所から突設した抜け止め
用のストッパであり、このストッパ22が穴12aの内
側端縁に引っ掛かることにより取手の脱落が防止され
る。また穴12aを支点として取手20の奥部が下降し
ないように、 取手20の奥部下面を押える取手押え23
が側板適所に設けられている。この取手20を側板外部
に引出し突出させた状態でこれを人手により把持して持
ち上げることにより、 機器を持ち上げることができる。
弾性体21は、運搬時に取手20を機外に引き出すこと
を許容する一方で、 取手から手を離すと元の退避位置に
取手を戻すことができる。弾性体21としては、コイル
スプリング等、種々のものを使用することができる。こ
のように構成することにより、 画像形成部等の各構成ユ
ニットの姿勢、 位置等のレイアウトに影響を与えること
無く、筐体から取手を自由に引き出して持ち上げ運搬す
ることができ、 且つ使用後は弾性体により取手は機械内
部へと収納されるので、取手が突出したままである場合
に発生するけが、物品の破損、占有面積の増大という不
具合をなくすることができる。なお、組み付け時には前
側板12の横曲げ部12Aと平行となるように右側板1
5(或は左側板14)がベース11上に固定されるの
で、取手20は右側板15等に設けた穴から出没するこ
ととなる。
【0009】次に、図3は本発明の変形例であり、この
例では図1の取手機構において、 機器本体を運搬中に弾
性体21の復帰力により、 或いは、 機器の傾きに起因し
て、取手が機器内部へ戻ってしまうことを防止する。即
ち、図3の例では、ストッパ22が側板12に係合して
取手20の突出が規制された時に、穴12aの内周と接
する取手の上端縁20bに戻り止め用の切欠き25を形
成することにより、作業者の意に反した取手20の戻り
を防止するようにしている。即ち、取手20は、 取手を
把持して機器を持ち上げたときに、 取手押さえ23を支
点、 にぎり部20aを力点、 側板の穴12aを作用点と
して機能するが、この際、穴12aの内周が接する取手
上端縁20bに逆止形状部25aを有した切欠き25を
設けることにより、穴12aと切欠き25とから成るロ
ック機構が形成され、取手を把持してにぎり部20aを
上向きに付勢する限りはロック機構の作動によって取手
が機器内に戻ることがなくなる。にぎり部20aから手
を離す等により上向きの付勢力を解除した場合には、に
ぎり部20aは降下し、戻り止め用の切欠き25が穴1
2aの内周から外れ、 弾性体21の復帰力により機器本
体内の退避位置に取手は収納される。なお、戻り止め用
の切欠き25の逆止形状部25aから奥へ延びる傾斜面
25bの形状を取手を引き抜く方向には障害とならぬよ
うに緩やかな斜面にしておくとさらに都合が良い。ま
た、横曲げ部12Aと平行な右側板15等を設ける場合
には、右側板に設けた穴から取手20が出没することと
なるが、この場合には横曲げ部とその穴12aを省略し
て、右側板の穴により代用させてもよい。
【0010】次に、図4は本発明の取手及びその支持機
構の他の形態例であり、この形態例の取手は水平方向に
回動可能に支持されている。即ち、この取手30は、取
手を水平方向に回転自在に支持する枢支機構31により
前側板12(或は後側板13)により支持されており、
枢支機構31は前側板12の適所を切り曲げることによ
り形成した水平な上下2つのブラケット32、32と、
各ブラケット間に差し渡されて回転自在に支持されると
ともに取手30の基端部を固定する軸33と、取手30
及び軸33を点線で示す退避位置に回動させる方向へ付
勢する弾性体34等を有する。軸33の上下端部は図示
のように小径軸33aとなっており、この小径軸33a
を各ブラケット32に設けた軸穴32a内に回動自在に
軸支することにより軸33は回動自在となる。この取手
30は、不使用時には弾性体34の力により点線で示す
退避位置にある一方で、使用時には弾性体34に抗して
取手30を外方向に回動させて機器本体外部に突出させ
る。突出した取手30に対する突出維持力を解除した場
合には弾性体34の復帰力により軸33及び取手30が
回動し、退避位置に復帰する。なお、前側板12と交差
するようにベース11上に他の側板、例えば右側板15
を設けることにより枢支機構31等を機器本体内に隠蔽
する場合には、取手30が退避位置から突出位置に移動
する軌跡に干渉しないように取手30の通過を許容する
スリットを側板15に形成する。この場合には、機器内
の退避位置にある取手30を機器外に引き出すために、
退避位置にある取手30の一部を作業者の指により把持
して引き出すことができるように側板15に開口等を形
成する。或は、取手30が退避する位置を、機器内部
(側板15内部)とせずに、側板15の外面に設けた凹
所内に取手30が退避するように構成してもよい。この
ようにすれば、退避凹所内に退避した取手30を簡単に
把持して突出させることができ、側板15等にスリッ
ト、開口等を設ける手間が省ける。
【0011】次に、図5は図4の形態例の変形例であ
り、取手30の廻り止め機構を備えた例を示している。
即ち、軸33を上下のブラケット32により回動自在に
支持する機構については図4の例と同様であるが、この
例では上側の小径軸33aの基端部に180度間隔で外
径方向に突出する廻り止め突起40を一体化すると共
に、この廻り止め突起40を嵌合可能な廻り止めスリッ
ト41を上側のブラケットの軸穴32aの外周に形成し
ている。軸33及び取手30の自重によりこれらが下降
して下側のブラケット32上に着座している時には、上
側の小径軸33aが軸穴32a内に嵌合して軸33は回
転可能な状態となっている。従って、例えば取手30が
点線で示した退避位置にある時には取手30は回動して
実線で示した突出位置に移動することができる。これに
対して、突出位置において取手30を把持して上向きの
力を加えると、廻り止め突起40がスリット41内に嵌
合するため、軸33は回転不能となる。このため、軸3
3と一体の取手30を把持して機器本体を持ち上げる際
にはこの廻り止め機構40、41によって取手が退避位
置へ向けて回転することが禁止され、安心して把持する
ことができる。取手を離すと、自重により取手は落下す
るので、廻り止め突起40がスリット41から脱落し、
弾性体34が作動して取手30を退避位置に戻す。な
お、廻り止め突起40の形状、位置、個数と、それに対
応したスリット41の形状、位置、個数等は種々選定可
能であり、図示したものに限定される訳ではない。
【0012】図6は図4の変形例であり、下側のブラケ
ット32の軸穴32aの外径方向に同心円弧状のカム突
起45を形成すると共に、このカム突起45の傾斜した
上面45aと摺動的に係合するリブ46を軸33の下部
適所に突設している。取手45が点線で示した退避位置
にあるときには、リブ46はカム45の上面45aと接
しないか、或は上面45aの低部に接しているが、取手
30及び軸33を実線位置に回動すると、その過程でリ
ブ46が上面45aに乗り上げて上昇するので、軸33
も上昇し、この状態で取手を把持して機器の運搬が可能
となる。運搬を終了して手を離すと、軸及び取手の自重
によりリブ46が傾斜した上面45aを滑って反時計廻
り方向に回動するので、取手45は点線で示した退避位
置に自動的に復帰する。従って、弾性体等を用いること
なく、同様の復帰動作を実現できる。なお、図6の機構
と図5のロック機構を組み合わせることにより、取手を
突出させて持ち上げた時にはロック機構が作動して廻り
止めの機能を発揮し、手を離して退避方向へ回動開始し
た時にはロック機構が解除されるように構成することが
できる。
【0013】図7は本発明の他の実施の形態の要部構成
図であり、引き起こし式の取手機構に関するものであ
る。この形態例の取手50は、前側板12(或は後側板
13)の適所を切り曲げることにより形成したブラケッ
ト51の支点52により上下方向へ回動可能に枢支され
ている。下降した退避位置から上方へ向けて取手50を
回動することにより、取手は機器本体外部に突出すると
ともに、突出状態にある取手を突出状態に維持する力を
解除した時に、自重により退避位置に復帰するように構
成されている。即ち、この取手は通常自重により下方に
格納されているが、必要時( 運搬時)にこれを引き起こ
すと側板の支点52を中心として回動し、作用点53で
止まり取手となる。 また、手を離せば自重で落下し元の
状態となる。 従って、弾性体を用いること無く、退避位
置に復帰させることができる。この形態例の取手につい
ても、図示しない右側板(或は、左側板)に設けたスリ
ットから内外へ出没するように構成してもよいし、右側
板の外側面に設けた凹所内に取手50が入った状態を退
避位置としても良い。以上のように本発明の各形態例に
よれば、弾性体の力や自重等により突出状態にあった取
手を退避位置に復帰させるようにしたので、運搬を行っ
ていない場合に取手が突出したままとなることによる各
種不具合、例えば占有面積の増大、取手にぶつかること
によるけがや物品の破損、損傷等を有効に防止すること
ができる。また、使用しない場合には取手が退避位置に
確実に引っ込む為、上記した転倒防止のための安全規格
を満たす為に取手の強度を向上する必要がなくなり、取
手として必要最低限の強度、形状を備えたものを採用す
れば足ることとなる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像形成
装置、その他の比較的重量の大きい機器を運搬する際に
使用する出入れ可能な取手において、運搬中に取手が機
器内に引っ込んで把持しにくくなったり、取手の使用を
終了した時に取手が突出したままであることによるけが
や物品破損等の発生、更には安全規格を満たす為に取手
の強度を増強する必要が発生する、という不具合を解消
することができる。即ち、請求項1の発明は、従来から
知られている出没可能な運搬用取手の機能を活かしつ
つ、 使用時( 運搬時) 以外は自然に機器内部に格納され
るよう構成することにより、従来のような格納のための
操作の煩わしさ、 格納し忘れ、格納していない突出状態
での引っかかりや転倒といった安全規格上の問題を解決
することができる。請求項2及び3の発明では、一定の
出没経路を経て機外へ引き出した取手を復帰用の弾性体
を用いて元の退避位置に戻すようにして、取手が突出し
たまま放置される場合に発生する不具合を解消すること
ができる。請求項4の発明は、運搬中に不用意に取手が
機器内に格納され、機器の落下、けが等を起こすことを
防止することができる。請求項5の発明は、弾性体を用
いず、構成部品の自重により取手不使用時の退避動作を
実現するようにしたので、構成を簡略化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取手及びその支持構造の一形態例を利
用した画像形成装置の構成を示す縦断面略図。
【図2】本形態例の取手及びその支持構造の詳細を示す
斜視図。
【図3】本発明の取手の変形例を示す図。
【図4】本発明の他の形態例の取手及びその支持機構を
示す要部斜視図。
【図5】図4の変形例を示す斜視図。
【図6】図4の他の変形例を示す斜視図。
【図7】本発明の他の実施の形態の要部構成図。
【符号の説明】
1 画像読取り部、2 給紙部、3 縦搬送部、4 書
込み部、5 画像形成部、6 定着部、7 排紙部、8
電装部品格納部、10 筐体( 構造体) 、11ベー
ス、12 前側板、13 後側板、14 左側板、15
右側板、16キャスタユニット、20 取手、21
弾性体、22 ストッパ、25 切欠き、30 取手、
31 枢支機構、32 ブラケット、33 軸、33a
小径軸、34 弾性体、40 廻り止め突起、41
廻り止めスリット、45 カム突起、46 リブ、50
取手。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器に装備された運搬用の取手におい
    て、 上記取手は、機器本体内の退避位置から機器側方外部へ
    出没可能に支持されると共に、機器本体から側方へ突出
    した取手を突出状態に維持する力を解除した時には取手
    に外力を加えなくても機器本体内に退避するように構成
    したことを特徴とする機器運搬用の取手。
  2. 【請求項2】 上記取手は、機器本体寄りの退避位置か
    ら側方へ直線的に進退することにより機器本体の外部へ
    出没自在に支持されており、取手を使用する際には機器
    本体外部へ引き出すことができ、取手を突出状態に維持
    する力を解除した時には取手に装備された弾性体の復帰
    力により退避位置に復帰されることを特徴とする請求項
    1記載の取手。
  3. 【請求項3】 上記取手は、機器本体によりその適所を
    水平方向へ回動自在に枢支されており、退避位置から外
    側へ向けて回動することにより機器本体外部に突出する
    とともに、取手を突出状態に維持する力を解除した時に
    は取手に装備された弾性体の復帰力により退避位置に復
    帰されることを特徴とする請求項1記載の取手。
  4. 【請求項4】 上記取手が機器本体外部に突出した状態
    において、取手に対して上向きの力が加わっている場合
    に、上記弾性体の復帰力により取手が退避位置に戻され
    ぬように作用するロック機構を備えたことを特徴とする
    請求項2又は3記載の取手。
  5. 【請求項5】 上記取手は、機器本体によりその適所を
    上下方向へ回動自在に枢支されており、下降した退避位
    置から上方へ向けて回動することにより機器本体外部に
    突出するとともに、突出状態にある取手を突出状態に維
    持する力を解除した時に、自重により退避位置に復帰す
    るように構成したことを特徴とする請求項1記載の取
    手。
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