JP2000258016A - ドライコンテナ用除湿装置 - Google Patents

ドライコンテナ用除湿装置

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JP2000258016A
JP2000258016A JP11056867A JP5686799A JP2000258016A JP 2000258016 A JP2000258016 A JP 2000258016A JP 11056867 A JP11056867 A JP 11056867A JP 5686799 A JP5686799 A JP 5686799A JP 2000258016 A JP2000258016 A JP 2000258016A
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Japan
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dehumidifier
dry container
dry
container
door
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JP11056867A
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Hidemi Yonemoto
秀美 米本
Shigeo Chikamori
茂雄 近森
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Nippon Yusen KK
Original Assignee
Nippon Yusen KK
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Publication date
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D88/00Large containers
    • B65D88/74Large containers having means for heating, cooling, aerating or other conditioning of contents
    • B65D88/747Large containers having means for heating, cooling, aerating or other conditioning of contents dehumidifying, dewatering or draining

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿度管理を要する貨物輸送の際に、ドライコ
ンテナ内を簡単に除湿することができ、しかも通常のド
ライコンテナとして使用する際に、邪魔にならないよう
にする。 【解決手段】 ドライコンテナ1のドア6内面に、受台
9を介し除湿機8を着脱可能に取付ける。電源コード1
7およびドレンパイプ18を、ドア6に設けた孔16を
通して外部に引出す。ドライコンテナ1の両側壁4上端
部に、一対の主配管21を設置し、各主配管21に、複
数の分岐ホース22の上端部を接続する。側壁4の内面
には、所定間隔で複数の上下方向に延びる凹溝部が形成
されているので、分岐ホース22は、この凹溝部内に配
置して邪魔にならないようにする。各主配管21と除湿
機8とを、フレキシブルホース20により接続する。除
湿機8からの乾燥空気を、各分岐ホース22の下端から
吐出させると、この乾燥空気は、凹溝部をダクトとして
ドライコンテナ1内を循環する。除湿機8は、着脱可能
となっているので、通常のドライコンテナとして使用す
る際に、邪魔になることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライコンテナ用
除湿装置に係り、特に除湿を要しない通常のドライコン
テナとして使用する際に支障を来たすおそれがないドラ
イコンテナ用除湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、精密機器や吸湿性を有する商品
等、湿度管理を必要とする貨物を輸送する場合には、空
気冷却に伴ない除湿機能を付加的に有することになる冷
凍コンテナを用いるのが通例であるが、輸送コストの問
題等から、最近ではドライコンテナを用いて輸送するこ
とが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドライコン
テナの場合には、コンテナ内を除湿する手段を有してい
ないため、湿度管理を必要とする貨物を輸送する際に
は、ドライコンテナに除湿手段を新たに設置する必要が
あるが、すべてのドライコンテナに除湿手段を設置する
場合に、設備費が嵩むとともに、ほとんどの場合は湿度
管理を要しない貨物であるため、すべてのドライコンテ
ナに除湿手段を設置する方法は実用的でない。
【0004】また、実用性を無視してすべてのドライコ
ンテナに除湿手段を設置したとしても、通常のドライコ
ンテナとして使用する際に除湿手段が邪魔になり、通常
の貨物の輸送に支障を来たすおそれがある。
【0005】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、予めドライコンテナに僅かの加工を施しておくだけ
で、湿度管理を必要とする貨物を輸送するドライコンテ
ナに対してのみ適用することができるとともに、必要と
する他のドライコンテナにも容易に付け替えることがで
き、また通常のドライコンテナとして使用する際に支障
を来たすおそれがないドライコンテナ用除湿装置を提供
することを目的とする。
【0006】本発明の他の目的は、主配管および分岐ホ
ースを設置したままでも、通常のドライコンテナとして
使用する際に全く支障となることがなく、また主配管お
よび分岐ホースを常設とすることで、湿度管理を必要と
する貨物を輸送する際の付け替え作業が容易なドライコ
ンテナ用除湿装置を提供するにある。
【0007】本発明の他の目的は、主配管の設置および
撤去が容易なドライコンテナ用除湿装置を提供するにあ
る。
【0008】本発明の他の目的は、除湿機の着脱が容易
で、しかも通常のドライコンテナとして使用する際に、
受台が邪魔になることがないドライコンテナ用除湿装置
を提供するにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、除湿効率をよ
り向上させ、除湿機の小型,軽量化を図ることができる
ドライコンテナ用除湿装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、後端に観音開き状のドアを有する容器状のド
ライコンテナ内を除湿するドライコンテナ用除湿装置に
おいて、前記ドアの内面に受台を介し着脱可能に取付け
られ、ドライコンテナ内を除湿する除湿機と;ドライコ
ンテナの両側壁に沿って長手方向にそれぞれ配設され、
除湿機からの乾燥空気を吐出する一対の主配管と;前記
除湿機と各主配管とをそれぞれ接続するフレキシブルホ
ースと;前記ドアに穿設され、除湿機からのドレンパイ
プおよび電源コードが外部に引出される開閉可能な孔
と;を設け、前記各主配管から吐出された乾燥空気を、
ドライコンテナの両側壁に所定間隔で形成されている上
下方向の凹溝部をダクトとしてドライコンテナ内で循環
させるようにしたことを特徴とする。そして、予めドラ
イコンテナに受台の設置や孔加工等を施しておくだけ
で、湿度管理を必要とする貨物の輸送の際に、除湿機を
容易に設置することが可能となる。また、除湿機は着脱
可能となっているので、湿度管理が必要な他のドライコ
ンテナにも容易に付け替えることが可能となるととも
に、通常のドライコンテナとして使用する際に、除湿機
が邪魔になるおそれがない。
【0011】本発明はまた、各主配管を、ドライコンテ
ナ両側壁の上端近傍位置に配置し、各主配管から吐出さ
れた乾燥空気を、凹溝部内に配置された複数本の分岐ホ
ースを介し複数の凹溝部の下端近傍位置まで案内するよ
うにした特徴とする。そしてこれにより、主配管および
分岐ホースが邪魔にならないので常設とすることが可能
となり、湿度管理を必要とする貨物を輸送する際の付け
替え作業が容易となる。
【0012】本発明はまた、各主配管を、ドライコンテ
ナ両側壁の下端近傍位置に配置し、かつ複数の凹溝部に
対応する位置に、乾燥空気の吐出孔を設けるようにした
ことを特徴とする。そしてこれにより、主配管の設置お
よび撤去が容易となる。
【0013】本発明はまた、受台を、上端部を支点とし
てドア内面から水平位置まで起こされる下受台部と、下
端部を支点としてドア内面から水平位置まで倒される上
受台部と、上下の受台部間に除湿機を配した状態で上下
の受台部間を連結する連結部材とで構成するようにした
ことを特徴とする。そしてこれにより、除湿機の着脱が
容易で安定な保持力が得られ、しかも通常のドライコン
テナとして使用する際に、受台が邪魔になるおそれがな
い。
【0014】本発明はさらに、ドライコンテナに、ファ
ンを有する外気取入口および換気口を設け、これら両口
を開閉可能するとともに、除湿機と選択的に使用するよ
うにしたことを特徴とする。そしてこれにより、外気を
取入れた方が簡単に除湿できる場合には、外気取入口お
よび換気口を用いて除湿を行なうことが可能となり、除
湿効率をより向上させ、除湿機の小型,軽量化を図るこ
とが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るドラ
イコンテナ用除湿装置を示すもので、図中、符号1はド
ライコンテナであり、このドライコンテナ1は、天壁
2,底壁3,両側の側壁4およびフロント壁5により後
端側に開口する容器状に形成され、後端開口部には、観
音開き状のドア6が設けられている。そして、本実施の
形態に係る除湿装置7は、このドライコンテナ1内に着
脱可能に設置されるようになっている。
【0016】すなわち、前記除湿装置7は、図1および
図2に示すように、ドライコンテナ1内の除湿を行なう
除湿機8を備えており、この除湿機8は、一方のドア6
の内面に受台9を介し着脱可能に取付けられ、除湿を必
要としない際には撤去できるようになっている。
【0017】前記除湿機8は、図2および図3に示すよ
うに、ケース本体10側面の吸気口11からドライコン
テナ1内の空気を吸引する循環ファン12と、吸引した
空気を冷却して除湿する冷却機構13と、除湿後の空気
を加温して相対湿度を下げる加温機構14と、除湿機8
を制御する制御機構15とを備えており、前記冷却機構
13で生じたドレンは、前記ドア6に穿設した孔16を
介し電源コード17とともに外部に引出されるドレンパ
イプ18を通して、外部に排出されるようになってい
る。前記孔16は、図2に示すように、除湿機8を撤去
した際には、キャップ19を用いて閉止できるようにな
っている。
【0018】一方、前記加温機構14を通過した乾燥空
気は、図1および図3に示すように、フレキシブルホー
ス20を介し例えばポリ塩化ビニル製の一対の主配管2
1にそれぞれ供給されるようになっており、この乾燥空
気は、各主配管21から分岐する軟質の複数の分岐ホー
ス22を介しドライコンテナ1内に吐出されるようにな
っている。
【0019】前記各主配管21は、図1に示すように、
ドライコンテナ1の両側壁4上端近傍位置に、長手方向
に沿って配設されており、これら各主配管21には、図
4に示すように、前記側壁4に所定間隔で形成されてい
る上下方向の複数の凹溝部4aに対応する分岐部21a
が一体に設けられ、これら各分岐部21aには、分岐ホ
ース22の上端部がそれぞれ接続されている。そして、
各分岐ホース22の下端部は、各凹溝部4aの下端近傍
位置に開口している。
【0020】すなわち、ドライコンテナ1の両側壁4
は、一般にコルゲートと称される波形板で形成されて強
度の向上が図られており、したがって各側壁4の内面に
は、図4に示すように、所定間隔で複数の上下方向の凹
溝部4aが形成されている。そして、前記各分岐ホース
22は、これら各凹溝部4a内に配置され、ドライコン
テナ1内に貨物を積込んでも支障がないよう考慮されて
いるとともに、各分岐ホース22の下端から吐出された
乾燥空気は、各凹溝部4aをダクトとしてドライコンテ
ナ1内を循環するようになっている。なお、これについ
ては後に詳述する。
【0021】一方、前記受台9は、図2に示すように、
上端部のヒンジ23を支点としてドア6内面に沿った垂
直位置から水平位置まで起こされる浅底容器状の下受台
部24と、下端部のヒンジ25を支点としてドア6内面
に沿った垂直位置から水平位置まで倒されるキャップ状
の上受台部26と、ビス27を用いて上下の両受台部2
4,26間を連結する連結部材28とを備えており、前
記両受台部24,26で除湿機8の上下端を支持するこ
とにより、除湿機8がドア6内面位置に固定されるよう
になっている。そして、この除湿機8とドア6との間に
は、防振用のパッド29が介装されるようになってい
る。
【0022】また、前記各受台部26は、図2に示すよ
うに、除湿機8を撤去した際にはドア6内面に沿った垂
直位置まで揺動され、係止金具30を用いてドア6に位
置固定されるようになっており、これにより通常のドラ
イコンテナ1として使用する際に、受台9が邪魔になら
ないよう考慮されている。
【0023】前記ドア6にはまた、図1ない図3に示す
ように、電動の開閉羽根31aを有する外気取入ファン
31が設置されているとともに、ドア6に対向するフロ
ント壁5には、電動の開閉羽根32aを有する換気部材
32が設置されており、外気取入ファン31および換気
部材32は、前記制御機構15からの信号により制御さ
れるようになっている。
【0024】この制御機構15にはまた、図3に示すよ
うに、ドライコンテナ1外部の露点温度を検出するため
の外部センサ33およびドライコンテナ1内部の露点温
度を検出するための内部センサ34がそれぞれ接続され
ており、制御機構15は、これら両センサ33,34か
らの信号を比較し、外部の露点温度が内部の露点温度よ
りも高い場合には、除湿機18のみを用いてドライコン
テナ1内の除湿を行なうとともに、外部の露点温度が内
部の露点温度よりも低い場合には、除湿機8の運転を停
止させ外気取入ファン31および換気部材32を用いて
外気を積極的に取入れるようになっている。そしてこれ
により、小型,軽量の除湿機8を用いても、ドライコン
テナ1内を充分に除湿することができるようになってい
る。なお、これについては後に詳述する。
【0025】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。ドライコンテナ1内の除湿に際しては、まず各セン
サ33,34からの信号が制御機構15に入力され、制
御機構15は、両センサ33,34からの信号を比較し
て、外部の露点温度と内部の露点温度のいずれが低いの
かを判断する。そして、内部の露点温度の方が低い場合
には、除湿機8のみを作動され、一方外部の露点温度の
方が低い場合には、外気取入ファン31および換気部材
32のみを作動させる。
【0026】内部の露点温度の方が低くて除湿機8が作
動すると、循環ファン12の駆動により、ドライコンテ
ナ1内の空気が吸気口11からケース本体10内に吸引
され、吸引された空気は、冷却機構13での冷却により
除湿される。そして、除湿により生じたドレンは、ドレ
ンパイプ18を介して外部に排出される。
【0027】冷却機構13で除湿された空気は、その後
加温機構14に送られて加温され、相対湿度の低減が図
られる。そして、この加温された空気は、乾燥空気とし
てフレキシブルホース20を介し各主配管21に供給さ
れる。
【0028】各主配管21に供給された乾燥空気は、分
岐部21aから複数の各分岐ホース22に分岐されて分
岐ホース22内を流下し、分岐ホース22の下端からド
ライコンテナ1内に吐出される。
【0029】ところで、各分岐ホース22は、側壁4に
形成されている凹溝部4a内に配置され、かつ乾燥空気
は加温空気であるので、分岐ホース22の下端から吐出
された乾燥空気は、そのまま凹溝部4aをダクトとして
その内部を上昇し、凹溝部4aの上端からドライコンテ
ナ1の中心側に流れる。
【0030】しかして、ドライコンテナ1内に大きな空
気の流れが形成され、除湿機8からの乾燥空気により、
ドライコンテナ1内を効率よく除湿することができる。
特に、ドライコンテナ1内の結露は、天壁2の下面や両
側の側壁4の内面に発生するのが通例であるので、乾燥
空気をこれらの面に沿って流す効果は極めて大きい。ま
た、ドライコンテナ1内はほぼ密閉空間で、外部からの
水分の流入は殆どないので、ドライコンテナ1内を一旦
除湿してしまえば、貨物からの水分の放出がない限り、
ドライコンテナ1内の空気中の水分が増加することはな
い。このため、除湿機8が小型であっても、充分な効果
が得られる。
【0031】また、各主配管21は、ドライコンテナ1
の両側壁4上端近傍位置に配設され、また各分岐ホース
22は両側壁4に形成されている凹溝部4a内に配置さ
れているので、ドライコンテナ1内に貨物を積込む際
に、邪魔になることが全くない。
【0032】また、各主配管21と除湿機8とはフレキ
シブルホース20を介して接続されているので、ドア6
の開閉に支障を来たすおそれが全くない。
【0033】外部の露天温度の方が低くて、外気取入フ
ァン31および換気部材32を用いる場合には、まず制
御機構15からの信号により外気取入ファン31および
換気部材32を作動させる。すると、開閉羽根31aが
開となるとともに、外気取入ファン31が回転駆動さ
れ、また換気部材32の開閉羽根32aが開となる。こ
れにより、外気が外気取入ファン31によってドライコ
ンテナ1内に取入れられるとともに、ドライコンテナ1
内の空気が換気部材32を介して外部に排出され、ドラ
イコンテナ1内が湿度の低い外気で置換される。
【0034】しかして、除湿機8を用いることなく、ド
ライコンテナ1内の除湿を行なうことができ、短時間で
有効な除湿が可能となる。そして、ドライコンテナ1内
の湿度が下がれが、仮え設定湿度に達していなくても、
設定湿度との差が小さくなるので、除湿機8で容易に除
湿でき、除湿機8を小型,軽量化することができる。
【0035】一方、通常のドライコンテナ1として使用
する場合には、図2に示すビス27を緩めて連結部材2
8を取外し、除湿機8を撤去する。除湿機8撤去後の上
下の各受台部24,26は、図2に鎖線で示すように、
ドア6の内面に沿わせて係止金具30で固定する。ま
た、電源コード17およびドレンパイプ18を引抜いた
後の孔16は、キャップ19を装着して閉止する。
【0036】ここで、各主配管21および分岐ホース2
2も、通常は撤去することになるが、これらは前述のよ
うに貨物を積込む際に邪魔になることがないので、撤去
せずにそのままにしておいてもよい。これは、外気取入
ファン31および換気部材32についても同様である。
そしてこれにより、次回除湿機8を設置して湿度管理を
行なう際の付け替え作業が容易となる。なお、外気取入
ファン31および換気部材32を撤去する場合には、ド
ア6およびフロント壁5に開口部が形成されることにな
るので、前記キャップ19と同様のキャップを用いて開
口部を閉止する必要がある。
【0037】しかして、ドライコンテナ1を通常のコン
テナとして使用する場合、除湿装置7のうちの少なくと
も特に邪魔になるものは撤去するか、あるいは邪魔にな
らないように折りたためるようにしているので、除湿装
置7を設けたことに伴なう不具合が全くない。
【0038】また、少なくとも除湿機8は撤去されるの
で、湿度管理を必要とする他のドライコンテナに容易に
付け替えて使用することができ、予め用意しておく除湿
機8の台数を少なくすることができる。
【0039】図5および図6は、本発明の第2の実施の
形態を示すもので、前記第1の実施の形態における一対
の主配管21に代え、一対の主配管41を用いるように
したものである。
【0040】すなわち、前記一対の主配管41は、図5
に示すように、ドライコンテナ1の両側壁4下端近傍位
置に、長手方向に沿ってそれぞれ配設されており、これ
ら各主配管41には、図5および図6に示すように、各
凹溝部4aに対応する位置に、乾燥空気の吐出部41a
が一体に設けられている。そして、各吐出部41aから
吐出された乾燥空気は、凹溝部4aをダクトとしてドラ
イコンテナ1内を循環するようになっている。なお、そ
の他の点については、前記第1の実施の形態と同一構成
となっており、作用も同一である。
【0041】しかして、各主配管41がドライコンテナ
1の下部に設置されることになるので、その設置および
撤去が容易である。但し、各主配管41をドライコンテ
ナ1の下部に設置すると、貨物を積付ける際に邪魔にな
るおそれがあるので、この場合には、図5に鎖線で示す
ように、ドライコンテナ1の底壁3上にパレットのよう
な台42を配置することが好ましい。
【0042】なお、前記両実施の形態においては、除湿
機8とは別に、外気取入ファン31を設ける場合につい
て説明したが、例えばケース本体10の吸気口に、外気
とドライコンテナ1内の空気とを選択的に取入れる切換
機構を設けるようにすれば、除湿機8の循環ファン12
のみを用いて、ドライコンテナ1内の空気の循環と外気
の取入れとの両方を行なうことができ、外気取入れファ
ン31を省略することができる。
【0043】
【実施例】本発明者等は、図1に示すドライコンテナ1
を用い、ドライコンテナ1中央部の温度変化,除湿機8
の運転を停止した状態での湿度変化,および除湿機8運
転時における湿度変化を、20時間に亘ってそれぞれ測
定した。そして、図7に示す結果を得た。なお、図7に
おいて、符号Aは、温度変化を示すグラフ、符号Bは、
除湿機8の運転を停止した状態での湿度変化を示すグラ
フ、符号Cは、除湿機8運転時における湿度変化を示す
グラフである。
【0044】図7からも明らかなように、グラフBで
は、相対湿度がピーク値で80%を超えているが、グラ
フCでは、相対湿度のピーク値が70%程度に抑えられ
ていることが判る。そして、相対湿度が80%を超える
ような状態で外気温が低下すると、ドライコンテナ1の
内面に結露が生じるおそれがあるが、相対湿度を70%
前後に抑えることにより、乾燥空気をドライコンテナ1
の内面に沿って流すことと相俟って、外気温が大幅に低
下しても、ドライコンテナ1の内面に結露が生じないこ
とが確認された。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、後端に観
音開き状のドアを有する容器状のドライコンテナ内を除
湿するドライコンテナ用除湿装置において、前記ドアの
内面に受台を介し着脱可能に取付けられ、ドライコンテ
ナ内を除湿する除湿機と;ドライコンテナの両側壁に沿
って長手方向にそれぞれ配設され、除湿機からの乾燥空
気を吐出する一対の主配管と;前記除湿機と各主配管と
をそれぞれ接続するフレキシブルホースと;前記ドアに
穿設され、除湿機からのドレンパイプおよび電源コード
が外部に引出される開閉可能な孔と;を設け、前記各主
配管から吐出された乾燥空気を、ドライコンテナの両側
壁に所定間隔で形成されている上下方向の凹溝部をダク
トとしてドライコンテナ内で循環させるようにしている
ので、予めドライコンテナに受台の設置や孔加工等を施
しておくだけで、湿度管理を必要とする貨物の輸送の際
に、除湿機を容易に設置することができる。また、除湿
機は着脱可能となっているので、湿度管理が必要な他の
ドライコンテナにも容易に付け替えることができるとと
もに、通常のドライコンテナとして使用する際に、除湿
機が邪魔になるおそれがない。
【0046】本発明はまた、各主配管を、ドライコンテ
ナ両側壁の上端近傍位置に配置し、各主配管から吐出さ
れた乾燥空気を、凹溝部内に配置された複数本の分岐ホ
ースを介し複数の凹溝部の下端近傍位置まで案内するよ
うにしているので、主配管および分岐ホースが邪魔にな
らず常設とすることができ、湿度管理を必要とする貨物
を輸送する際の付け替え作業が容易となる。
【0047】本発明はまた、各主配管を、ドライコンテ
ナ両側壁の下端近傍位置に配置し、かつ複数の凹溝部に
対応する位置に、乾燥空気の吐出孔を設けるようにして
いるので、主配管の設置および撤去が容易となる。
【0048】本発明はまた、受台を、上端部を支点とし
てドア内面から水平位置まで起こされる下受台部と、下
端部を支点としてドア内面から水平位置まで倒される上
受台部と、上下の受台部間に除湿機を配した状態で上下
の受台部間を連結する連結部材とで構成するようにして
いるので、除湿機の着脱が容易で安定な保持力が得ら
れ、しかも通常のドライコンテナとして使用する際に、
受台が邪魔になるおそれがない。
【0049】本発明はさらに、ドライコンテナに、ファ
ンを有する外気取入口および換気口を設け、これら両口
を開閉可能するとともに、除湿機と選択的に使用するよ
うにしているので、外気を取入れた方が簡単に除湿でき
る場合には、外気取入口および換気口を用いて除湿を行
なうことができ、除湿効率をより向上させ、除湿機の小
型,軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るドライコンテ
ナ用除湿装置を示す全体構成図である。
【図2】除湿機が設置されているドア部分の構成を示す
詳細図である。
【図3】図1の除湿装置の接続構成を示す説明図であ
る。
【図4】主配管および分岐ホースとドライコンテナ側壁
の凹溝部との関係を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図6】主配管の吐出部とドライコンテナ側壁の凹溝部
との関係を示す説明図である。
【図7】本発明者等が行なった実験の測定結果を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 ドライコンテナ 2 天壁 3 底壁 4 側壁 4a 凹溝部 5 フロント壁 6 ドア 7 除湿装置 8 除湿機 9 受台 10 ケース本体 11 吸気口 12 循環ファン 13 冷却機構 14 加温機構 15 制御機構 16 孔 17 電源コード 18 ドレンパイプ 19 キャップ 20 フレキシブルホース 21,41 主配管 21a 分岐部 22 分岐ホース 23,25 ヒンジ 24 下受台部 26 上受台部 28 連結部材 30 係止金具 31 外気取入ファン 31a,32a 開閉羽根 32 換気部材 33 外部センサ 34 内部センサ 41a 吐出部 42 台

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後端に観音開き状のドアを有する容器状
    のドライコンテナ内を除湿するドライコンテナ用除湿装
    置において、前記ドアの内面に受台を介し着脱可能に取
    付けられ、ドライコンテナ内を除湿する除湿機と;ドラ
    イコンテナの両側壁に沿って長手方向にそれぞれ配設さ
    れ、除湿機からの乾燥空気を吐出する一対の主配管と;
    前記除湿機と各主配管とをそれぞれ接続するフレキシブ
    ルホースと;前記ドアに穿設され、除湿機からのドレン
    パイプおよび電源コードが外部に引出される開閉可能な
    孔と;を備え、前記主配管から吐出された乾燥空気は、
    ドライコンテナの両側壁に所定間隔で形成されている上
    下方向の複数の凹溝部をダクトとしてドライコンテナ内
    を循環することを特徴とするドライコンテナ用除湿装
    置。
  2. 【請求項2】 各主配管は、ドライコンテナ両側壁の上
    端近傍位置に配置され、各主配管から吐出された乾燥空
    気は、凹溝部内に配置された複数本の分岐ホースを介し
    複数の凹溝部の下端近傍位置まで案内されることを特徴
    とする請求項1記載のドライコンテナ用除湿装置。
  3. 【請求項3】 各主配管は、ドライコンテナ両側壁の下
    端近傍位置に配置され、かつ複数の凹溝部に対応する位
    置に、乾燥空気の吐出孔が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のドライコンテナ用除湿装置。
  4. 【請求項4】 受台は、上端部を支点としてドア内面か
    ら水平位置まで起こされる下受台部と、下端部を支点と
    してドア内面から水平位置まで倒される上受台部と、上
    下の受台部間に除湿機を配した状態で上下の受台部間を
    連結する連結部材とを備えていることを特徴とする請求
    項1,2または3記載のドライコンテナ用除湿装置。
  5. 【請求項5】 ドライコンテナは、ファンを有する外気
    取入口および換気口を備え、これら両口は開閉可能とな
    っているとともに、除湿機と選択的に使用されることを
    特徴とする請求項1,2,3または4記載のドライコン
    テナ用除湿装置。
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