JP3646843B2 - 農水産物処理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は農水産物処理システムに関し、詳しくは、庫内に、前面部から背面部へわたる通気が可能なコンテナを夫々収納する複数の収納部を有する棚が設けられ、
前記庫内において前記棚の前面域へ調整空気を給気導風路から拡散させる状態に吹き出し供給し、かつ、前記収納部の夫々から棚背面側に配備の吸引チャンバを介して吸引ファンにより空気吸引することで、前記収納部の夫々に調整空気を通過させてそれら収納部に収納されているコンテナ内の処理物を処理するように構成された農水産物処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる農水産物処理システムは、収納部の夫々に調整空気を通過させることによって、収納部に収納されているコンテナに対して、前面側から背面側へ調整空気を通気させて、コンテナ内に収容されている処理物を処理するように構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンテナを収納部に収納する際に向きや前後方向の収納位置がばらつくことによるコンテナの収納状態のバラツキや、コンテナの前後方向の長さの違い等により、コンテナを収納部に収納した状態において、コンテナの背面と吸引チャンバにより収納部から空気吸引するための吸引口の口縁との間に、隙間が開く場合がある。
従って、従来のシステムでは、コンテナを収納部に収納した状態において、コンテナの背面と吸引口の口縁との間に隙間が開いている場合、棚前面域から吸入された調整空気の一部が、コンテナ内を通過せずにコンテナの周囲を迂回する状態でコンテナの背面と吸引口の口縁との間の隙間から吸引チャンバに吸引されることになる。
調整空気がコンテナの周囲を迂回する状態で通流すると、コンテナ内を通過する調整空気の流量が少なくなって、コンテナ内の処理物の処理効率が低下するので、処理時間が長くなるという問題があった。又、コンテナ内の場所による調整空気の通流状態のバラツキが大きくなるので、コンテナ内の処理物の処理品質のバラツキが大きくなるという問題が生じていた。
【0004】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、調整空気が収納部に収納されているコンテナの周囲を迂回する状態で通流することを防止して、処理効率を向上させて処理時間を短縮するとともに、処理品質のバラツキを抑制することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の特徴構成によれば、コンテナを収納部に収納した状態において、膨張収縮部に流体を供給して膨張収縮部を膨張させると、コンテナの背面と吸引口の口縁との間の隙間が塞がれるので、棚前面域から吸入された調整空気がコンテナの周囲を迂回する状態でコンテナの背面と吸引口の口縁との間の隙間から吸引チャンバに吸引されることを防止することができる。
しかも、収納部へのコンテナの収納状態のバラツキや、コンテナの前後方向の長さの違い等によって、コンテナの背面と吸引口の口縁との間の隙間の状態が異なっても、膨張収縮部の膨張によって、コンテナの背面と吸引口の口縁との間の隙間を塞ぐことができる。
従って、収納部へのコンテナの収納状態のバラツキや、コンテナの前後方向の長さの違い等に係わらず、調整空気が収納部に収納されているコンテナの周囲を迂回する状態で通流することを防止することができるので、コンテナ内の処理物の処理効率を向上させて処理時間を短縮することができるようになった。
又、コンテナ内の場所による調整空気の通流状態のバラツキが小さくなるので、コンテナ内の処理物の処理品質のバラツキを抑制することができて、システムの処理物に対する均一処理性を向上させることができるようになった。
【0006】
また、請求項1に記載の特徴構成によれば、膨張収縮部の前面に、コンテナの背面に接当することにより、その背面における接当部分の形状に合うように変形自在な柔軟性部材が設けられているので、コンテナの背面が凹凸状になっていたり、収納部におけるコンテナの収納姿勢が異なったりしても、膨張収縮部が膨張して柔軟性部材がコンテナの背面に接当すると、柔軟性部材はそれが接当するコンテナの背面の形状に合うように変形するので、コンテナの背面と吸引口の口縁との間の隙間を塞ぐことができる。
従って、コンテナの背面の形状や収納部へのコンテナの収納姿勢に係わらず、コンテナの背面と吸引口の口縁との間の隙間をより確実に塞ぐことができるので、コンテナ内の処理物の処理効率を向上させて処理時間を短縮することができるとともに、コンテナ内の処理物の処理品質のバラツキを抑制してシステムの処理物に対する均一処理性を向上させることができる。
【0007】
請求項2に記載の特徴構成によれば、膨張収縮部の複数個が吸引口の口縁の周方向に沿って設けられ、それら複数個の膨張収縮部の全て又は一部が吸引口の口縁の内外方向に移動操作自在に設けられ、膨張収縮部を移動操作して、膨張収縮部の位置を調節するアクチュエータが設けられているので、アクチュエータを作動させて、膨張収縮部の位置
を調節することにより、コンテナの背面に対して吸引チャンバが吸引作用する吸引作用口の大きさ、及び、その吸引作用口とコンテナの背面との相対位置関係を適宜調節することができる。
【0008】
例えば、コンテナに収容する処理物の収容量に差がある場合は、コンテナ内の処理物の高さに合わせて、複数の膨張収縮部のうちの上部の膨張収縮部を上下方向に位置調節する。
又、コンテナの背面の広さが異なる場合は、その広さに応じて吸引作用口の大きさを調節することができる。
従って、コンテナに収容する処理物の収容量の差や、コンテナの背面の大きさの差に係わらず、棚前面域からの吸入調整空気をより確実に、コンテナに収容されている処理物に対して通過させることができるので、コンテナ内の処理物の処理効率を向上させて処理時間を短縮することができるとともに、コンテナ内の処理物の処理品質のバラツキを抑制してシステムの処理物に対する均一処理性を向上させることができる。
【0009】
請求項3に記載の特徴構成によれば、棚の背面側から収納部に対し空気吸引させる吸引チャンバ及び吸引ファンを棚における複数の収納部の夫々に対し個別に配備して、これら個別の吸引チャンバ及び吸引ファンにより収納部毎に独立に空気吸引するから、これら収納部の通気抵抗(主に収納処理物による通気抵抗)に多少の差があったとしても、その抵抗差が原因で吸引ファンの吸引作用が通気抵抗の小さい収納部の方に偏って集中作用する状態になって各収納部における棚前面域からの調整空気通風量に大きな差が生じることを効果的に抑止できる。
【0010】
また、これら個別の吸引チャンバ及び吸引ファンによる吸引空気を還気導風路により合流状態で空調手段へ導いてその空調手段で調整し、この調整空気を給気導風路へ送出するから、吸引チャンバ及び吸引ファンによる吸引空気(すなわち使用済の調整空気)が庫内拡散により棚における収納部位置によって量的に差のある状態で各収納部に短絡的に吸入されて各収納部の吸入空気に質的な差が生じることを、上記還気導風路による導風をもって確実に防止できる。
従って、これらのことから、棚における収納部どうしで収納処理物の処理品質にバラツキが生じることを効果的に防止できて、システムの処理物に対する均一処理性を一層向上できる。
【0011】
しかも、システムの基本構成として、空調手段で調整した空気を給気導風路から棚の前面域へ拡散させる状態に吹き出し供給して、その調整空気を棚前面域から棚の各収納部に吸入させる形式を採るから、棚の各収納部に対し調整空気供給ダクトを個別に直接接続する形式に比べ、風路構成面でシステム構成を簡略にすることができて、システムコストを安価にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は乾燥処理システムを示し、1は処理庫、2は前面どうしを対向させて処理庫1の庫内に配備した2基の処理棚、3は同じく前面どうしを対向させて処理庫1の庫外に配備した2基の待機棚であり、これら処理棚2及び待機棚3は夫々、棚前面視で行列配置の複数の収納部2a,3aを備えていて、それら複数の収納部2a,3a夫々に、前面部から背面部へわたる通気が可能なコンテナ5を収納するように構成してある。
【0013】
4A,4Bは処理物W(例えば玉葱など)を収容したコンテナ5の搬入部及び搬出部、6はその搬入搬出部4A,4Bと処理庫1内の処理棚2との間を移動して処理棚2の各収納部2aに対する処理物収容コンテナ5の出し入れを自動的に行う移送機であり、処理棚2と待機棚3とは、処理庫1の出入口1aを通る移送機6の一連の移動経路を前面対向する棚2,3どうしの間に直線的に形成するように棚巾方向に並べて配置し、これにより、移送機6によるコンテナ移送を能率化する。
【0014】
処理物収容コンテナ5の出し入れ作業については、具体的には、処理棚2においてコンテナ収容処理物Wの処理を行っている間に、移送機6を待機棚3と搬入搬出部4A,4Bとの間で往復させて、処理棚2での先の処理の後に待機棚3の各収納部3aに預けてある処理済コンテナ5を順次、移送機6により搬出部4Bへ取り出すとともに、その順次取り出しにおける搬出部4Bから待機棚3への移送機戻り移動の都度、搬入部4Aに搬入された未処理のコンテナ5を移送機6により待機棚3へ運んで待機棚3の空き収納部3aに預ける入出荷作業を自動的に実施する。
【0015】
そして、処理棚2でのコンテナ収容処理物Wの処理が完了すると、移送機6を処理棚2と待機棚3との間で往復させて、処理棚2の各収納部2aにおける処理済コンテナ5を順次、移送機6により待機棚3へ運んで待機棚3の空き収納部3aに預けるとともに、その順次運搬における待機棚3から処理棚2への移送機戻り移動の都度、先に待機棚3に預けてある未処理のコンテナ5を移送機6により処理棚2へ運んで処理棚2の空き収納部2aに収納する入出庫作業を自動的に実施し、これら入出荷作業と入出庫作業を交互に繰り返し実施する。
【0016】
処理棚2でのコンテナ収容処理物Wの処理については、棚巾方向に並べて形成した複数の吹出口7aから処理棚2どうしの間の移送機経路へ向けて調整空気SAを吹き出すことで、各処理棚2の前面域(本例では処理棚2どうしの間の移送機移動空間)へ調整空気SAを拡散させる状態に供給する給気導風路としての給気ダクト7を各処理棚2の下に配設し、また、各処理棚2の収納部2aから棚背面側に配備の吸引チャンバ8を介して吸引ファン9により空気吸引する構成として、これら吸引チャンバ8及び吸引ファン9を各処理棚2における収納部2aの夫々に対して個別に配備し、これにより、個別吸引ファン9の吸引作用により各処理棚2の収納部2aに棚前面域から調整空気SAを吸入させて各収納部2aに調整空気SAを強制通過させることで、これら収納部2aに収納されているコンテナ5内の処理物W(すなわち収納コンテナ5の収容処理物)を処理する。
【0017】
処理庫1の庫内において各処理棚2の背面側には、対応処理棚2の各収納部2aから個別の吸引チャンバ8及び吸引ファン9により吸引した空気RAを受け入れて合流させる還気導風路としての還気室10と、さらにその外側に配置して還気室10から連通口11,12を介し空気流入させる機械室13とを間仕切14,15により仕切形成し、各機械室13には空調手段として機械室13の室内気を除湿処理する除湿機16,17を配備してある。
【0018】
また、処理庫1の庫外には、外気を加熱してその加熱外気OAを温風ダクト18により各機械室13へ各別に供給する空気加熱手段としての2基の燃焼式温風機19を配備してあり、この空調構成において、各機械室13の室内気を処理用調整空気SAとして各機械室13の一端部から給気ファン20により各給気ダクト7へ各別に送出することで、処理棚2の各収納部2aに収納されているコンテナ5内の処理物Wを前記の如き処理形態をもって乾燥処理する。
【0019】
すなわち、基本的には、処理棚2の各収納部2aから個別の吸引チャンバ8及び吸引ファン9により吸引した空気RA(すなわち使用済の調整空気)を還気導風路としての還気室10を介し合流状態で機械室13へ導いて、空調手段としての除湿機16,17により調整し、この調整空気SAを給気導風路としての給気ダクト7へ送出する構成にしてある。
【0020】
そして、この処理システムでは、個別の吸引チャンバ8及び吸引ファン9による吸引空気RAを還気導風路としての還気室10を介し合流状態で機械室13へ導くのに対し、この機械室13を、空調手段としての除湿機16,17へ還気室10からの導入空気RAを導く導風路13Aと、それら除湿機16,17に対し還気室10からの導入空気RAの一部をバイパスさせるバイパス路13Bとに兼用し、かつ、空気加熱手段としての燃焼式温風機19から供給される加熱外気OAの混合室に兼用する形態で、除湿機16,17により除湿処理した空気とバイパス風路13Bによるバイパス空気と燃焼式温風機19による加熱外気OAとの混合気を、処理用調整空気SAとして給気導風路としての給気ダクト7へ送出する構成にしてある。
【0021】
除湿機については、室外機不要の一体型除湿機16、及び、庫外に配置した室外機17aとの冷媒配管接続が必要なセパレート型除湿機17の2種を機械室13に配備してあり、一体型除湿機16では、機体周辺から機内に取り入れた空気を冷媒蒸発コイルにより冷却除湿し、これに続き、その冷却除湿空気を冷媒凝縮コイルにより再熱して機外へ送出する。一方、セパレート型除湿機17では、機体周辺から機内(室内機)に取り入れた空気を冷媒蒸発コイルにより冷却除湿し、これに続き、その冷却除湿空気を冷媒凝縮コイルにより再熱して機外へ送出することにおいて、室外機17aの冷媒凝縮コイルによる庫外へ放熱量を調整することで再熱量の調整が可能になっている。
【0022】
還気室10から機械室13への空気流入について、それら還気室10と機械室13との間の間仕切14には、床近傍箇所に形成の下部連通口11と天井近傍箇所に形成の上部連通口12とを設けてあり、そして、下部連通口11には、その下部連通口11における通過空気RAを浄化する空気浄化手段としてオートロール式の除塵フィルタ21を配備し、また、上部連通口12には、吸引ファン9及び給気ファン20とともに空気循環用ファンとして機能させる連通口ファン22を配備してある。
【0023】
つまり、この連通口構成により、空気浄化手段としてのオートロール式除塵フィルタ21の必要処理風量を軽減しながらも、還気室10での塵埃降下を利用して機械室13への流入空気RAに対する除塵処理を効率良く行い、かつ、上下の連通口11,12をもって機械室13への流入風量(すなわち機械室13と棚2との間での循環風量)を大きく確保する。
【0024】
また、各還気室10の受け入れ空気RAの一部は、庫内換気を兼ねて、排塵用導風路としての排気ダクト23を通じ排気ファン24により処理庫1の庫外へ排出するようにし、この排気と前記除塵フィルタ21による除塵とをもって、収納処理物Wからの発塵に対し処理庫1の庫内塵埃濃度を許容レベルに保つ。
【0025】
処理物Wを集積状態で収容するコンテナ5は、調整空気SAを内部通過させるように前面と背面と両横面の4面(場合によっては底面を含む5面)を網状体で形成した通気構造にしてあり、一方、各処理棚2においては、図5及び図8に示す如く、棚前面域から収納部2aに吸入した調整空気SAが隣の収納部2aへ移流することを防止する為に、上下左右に隣合う収納部2aどうしを遮風壁25,26により仕切ってある。
【0026】
又、図4ないし図9に示すように、流体としての空気の供給によって膨張し、空気の排出によって収縮する膨張収縮部27を、空気が供給されて膨張することによって、収納部2aに収納されたコンテナ5の背面と、吸引チャンバ8により収納部2aから空気吸引するための吸引口8aの口縁との隙間を塞ぐように設けてある。
膨張収縮部27は、吸引口8aの口縁を囲むように上下左右夫々に1個ずつ合計4個設けてある。
【0027】
膨張収縮部27は、板状体27aの周縁にシート材27bを接続して、袋状に形成してあり、板状体27aを用いて処理棚2の背板に取り付けてある。
更に、膨張収縮部27の前面には、接当する相手側の形状に合うように変形自在な柔軟性部材としてのスポンジ状ゴム38を付設してある。
【0028】
4個の膨張収縮部27夫々にホース39を連通接続するとともに、処理棚2の縦一列の収納部2a夫々に設けた膨張収縮部27のホース39を本管40に合流接続し、その本管40を給排切り換え装置41を介してシール用ファン42に接続してある。即ち、処理棚2の縦一列毎に、給排切り換え装置41及びシール用ファン42を設けてある。
【0029】
給排切り換え装置41は、シール用ファン42の吸入口を大気に対して開くとともにシール用ファン42からの吐出空気を本管40に供給する給気状態と、シール用ファン42の給気口を本管40に対して接続するとともにシール用ファン42からの吐出空気を大気中に放出する排気状態とに切り換え自在に構成してある。
具体的には、給排切り換え装置41は、シール用ファン42の吐出口と本管40との連通を断続する電磁式の開閉弁V1と、前記吐出口を大気に対して開放する状態と閉じる状態とに切り換える開閉弁V2と、シール用ファン42の吸入口と本管40との連通を断続する開閉弁V3と、前記吸入口を大気に対して開放する状態と閉じる状態とに切り換える開閉弁V4とを備えて構成してある。
そして、給排切り換え装置41は、開閉弁V1及び開閉弁V4を開弁し、開閉弁V2及び開閉弁V3を閉弁することにより前記給気状態に切り換えられ、開閉弁V1及び開閉弁V4を閉弁し、開閉弁V2及び開閉弁V3を開弁することにより前記排気状態に切り換えられることになる。
【0030】
さらにまた、各収納棚2の前面には、各収納部2aの前面開口部を閉じる開閉自在なカーテン状体28を設け、そして、このカーテン状体28には、コンテナ5を各収納部2aに収納してカーテン状体28を閉じた状態において各コンテナ5の前面に対向位置させる多孔構造の通気口29を形成してある。
【0031】
カーテン状体28は、それの閉じ状態において、図6に示すように、収納部2aに対する調整空気SAの通過を停止させる通風停止状態では、収納部2aに収納されたコンテナ5の前面と間隔が開くように、且つ、図7に示すように、収納部2aに調整空気SAを通過させる通風作動状態では、棚側に引き寄せられてコンテナ5の前面に密着するように設けてある。尚、カーテン状体28を、通風停止状態でコンテナ5の前面と間隔が開き、通風作動状態で棚側に引き寄せられてコンテナ5の前面に密着するように設けるに当たって、通風停止状態におけるカーテン状体28とコンテナ5の前面との間隔は、調整空気SAの流速や流量に基づいて設定するが、例えば、50mm程度に設定するのが好ましい。
【0032】
図11にも示すように、通気口29は上下方向に沿うスリット状とし、そのスリット状の通気口29の5個を、各コンテナ5の前面に対向位置させて横方向に並べて形成してある。更に、5個のスリット状の通気口29のうち、コンテナ5の前面のうちの中央部に対向するものは、その幅をコンテナ5の前面のうちの周縁部に対向するものの幅よりも大にして、周縁部に対向するものよりも空気が流れ易くなるようにしてある。
【0033】
カーテン状体28については、図10に示す如く、その閉じ状態において棚前面部の全面にわたらせる主体シート材28a(通気口29を形成したシート材)に上下適当間隔で横向き芯材30を取り付け、そして、開閉操作用の索具31を各芯材30に付設の案内環32に通して最下端の芯材30に連結した構造にし、この索具31を処理棚上部の動力巻取機33により上方へ巻き取ることで、図10(ロ)に示す如く、カーテン状体28を芯材間が折目部となる折り畳み状態に開いて、その折り畳み状態で処理棚2の上端部に格納し、この開き状態において処理棚2の各収納部2aに対する処理物収容コンテン5の出し入れ作業を行うようにしてある。
【0034】
処理棚2の各収納部2aに対する処理物収容コンテナ5の出し入れ作業を行うときは、吸引ファン8、給気ファン20、連通口ファン22及び排気ファン24等を停止させて通風停止状態にして、カーテン状体28を開き作動する。このときは、図6に示すように、カーテン状体28とコンテナ5との間には間隔が開いているので、カーテン状体28が処理棚2やコンテナ5に引っ掛かることがないので、カーテン状体28をスムーズに開くことができる。
そして、カーテン状体28が開き状態で、上述のようにして、移送機6により、各収納部2aにおける処理済コンテナ5を順次取り出すとともに、未処理のコンテナ5を順次空き収納部2aに収納する入出庫作業を繰り返し実施する。そして、処理対象の未処理のコンテナ5を収納し終わると、カーテン状体28を閉じ作動するが、このときも、通風停止状態でありカーテン状体28とコンテナ5との間には間隔が開いているので、カーテン状体28が処理棚2やコンテナ5に引っ掛かることがないので、カーテン状体28をスムーズに閉じることができる。
【0035】
カーテン状体28が閉じ状態になると、給排切り換え装置41を前記給気状態に切り換えるとともにシール用ファン42を作動させる。すると、図7に示すように、各収納部2aの4個の膨張収縮部27が膨張するので、各収納部2aに収納されたコンテナ5の背面と吸引口8aの口縁との隙間が、4個の膨張収縮部27の膨張によって塞がれる。
尚、移送機6によってコンテナ5を収納部2aに収納した際に、コンテナ5の収納姿勢や前後方向の収納位置に多少バラツキがあっても、前記通風停止状態では、収納部2aに収納されたコンテナ5の前面とカーテン状体28との間に間隔が開く状態で、前記通風作動状態では、カーテン状体28が棚側に引き寄せられてコンテナ5の前面に密着させることが可能であり、又、膨張収縮部27の膨張状態やスポンジ状ゴム38の柔軟性によって、コンテナ5の背面と吸引口8aの口縁との隙間を塞ぐことができる。
【0036】
そして、吸引ファン8、給気ファン20、連通口ファン22及び排気ファン24等を作動させて通風作動状態にして、上述のようにして、調整空気SAによる収容処理物Wの処理を行う。
調整空気SAの通流によって、図7に示すように、カーテン状体28は棚側に引き寄せられて、コンテナ5の前面に密着する。
カーテン状体28がコンテナ5の前面に密着した状態で、棚前面域に供給された調整空気SAは、通気口29からコンテナ5の前面に集中するように各収納部2aに吸引される。
従って、カーテン状体28はコンテナ5の前面に密着しているので、調整空気SAがカーテン状体28とコンテナ5の前面との隙間を通って、コンテナ5の周囲を迂回する状態で通流することが防止される。
又、各収納部2aに収納されたコンテナ5の背面と吸引口8aの口縁との隙間が、4個の膨張収縮部27の膨張によって塞がれているので、調整空気SAがコンテナ5の周囲を迂回する状態でコンテナ5の背面と吸引口8aの口縁との間の隙間から吸引チャンバ8に吸引されることが防止される。
更に又、コンテナ5の前面のうちの中央部に対向するスリット状の通気口29の幅がコンテナ5の前面のうちの周縁部に対向する通気口29の幅よりも大になっているので、コンテナ5における前後方向の通気抵抗は中央部が周縁部よりも高いが、コンテナ5内を通流する調整空気SAの場所によるバラツキが抑制される。
【0037】
そして、調整空気SAの通気による所定の処理が終了すると、吸引ファン8、給気ファン20、連通口ファン22及び排気ファン24等を停止させて通風停止状態にするとともに、給排切り換え装置41を前記排気状態に切り換える。すると、図6に示すように、カーテン状体28は、自重によって、コンテナ5の前面から離れてコンテナ5の前面との間に間隔が開く状態で垂れ下がり、各収納部2aの膨張収縮部27は収縮する。
そして、カーテン状体28を開き作動するが、この際は、上述のようにカーテン状体28とコンテナ5との間には間隔が開いているので、カーテン状体28をスムーズに開くことができる。
【0038】
つまり、調整空気SAの強制通風により高い処理効率を確保しながらも、これら、膨張収縮部27、通気口形成カーテン状体28の機能により、各収納部2aに対する吸引チャンバ8及び吸引ファン9の個別配備と相まって、また、還気室10による導風で使用済調整空気RAの庫内拡散を阻止することと相まって、処理棚1における収納処理物Wを均一に処理できるようにしてある。
【0039】
また、各吸引チャンバ8及び吸引ファン9による吸引空気RAは、各吸引ファン9の吐出側に接続のエルボダクト34により下向きで還気室10の室内へ吐出させ、これにより、吐出風による間仕切14のバタツキを防止するとともに、吐出風に含まれる塵埃の舞い上がりを抑制する。
【0040】
〔別の実施形態〕
次に別の実施形態を列記する。
(イ) 上記の実施形態においては、複数個の膨張収縮部27を吸引口8aの口縁を囲むように設ける場合について例示したが、環状や四角枠状に形成した1個の膨張収縮部27を吸引口8aの口縁を囲むように設けてもよい。
【0041】
(ロ) 上記の実施形態においては、複数個の膨張収縮部27を吸引口8aの口縁を囲むように固定的に設ける場合について例示したが、複数個の膨張収縮部27のうちの全て又は一部を、吸引口8aの口縁の内外方向に移動操作自在に設けるとともに、膨張収縮部27を移動操作して、膨張収縮部27の位置を調節するアクチュエータを設けてもよい。
例えば、図12に示すように、上部の膨張収縮部27を上下方向に自動操作自在に設け、その上部の膨張収縮部27を移動操作する前記アクチュエータとして例えばシリンダ43を設ける。
【0042】
(ハ) 上記の実施形態においては、処理棚2の縦一列毎に、給排切り換え装置41及びシール用ファン42を設けて、処理棚2の縦一列の全ての収納部2aに対して共用の1個の給排切り換え装置41及びシール用ファン42を設ける場合について例示したが、複数の収納部2aに対する給排切り換え装置41及びシール用ファン42の配置形態は変更可能である。
例えば、1個の処理棚2に対して、共用の1個の給排切り換え装置41及びシール用ファン42を設けてもよい。
又は、給排切り換え装置41及びシール用ファン42を収納部2aの夫々に対して個別に設けてもよい。
【0043】
(ニ) 上記の実施形態においては、1個のシール用ファン42を、膨張収縮部27を膨張させるための給気用と、膨張収縮部27を収縮させるための排気用とに兼用する場合について例示したが、これに代えて、膨張収縮部27を膨張させるための給気用ファンと、膨張収縮部27を収縮させるための排気用ファンとを個別に設けてもよい。
【0044】
(ホ) 図13に示すように、収納部2aにコンテナ5の収納部奥への移動範囲を決めるストッパ35を設けてもよい。図13に示す構造では、ストッパ35は、コンテナ5をその前面が処理棚2の前面と略面一になる状態で収納部2aに収納できるように、各収納部2aの遮風壁25の上面に設けてある。尚、ストッパ35はレール36に、前後方向に移動操作自在に支持させるとともに、ネジ式固定手段37によって所定の位置で固定できるようにしてある。
この場合は、コンテナ5をストッパ35により位置決めされる状態で収納部2aに収納することにより、前記通風停止状態におけるカーテン状体28とコンテナ5の前面との間の間隔を、前記通風作動状態になるとカーテン状体28が棚側に引き寄せられてコンテナ5の前面へ密着することを可能にするために適切な値に確実に設定することができる。
【0045】
(ヘ) 上記の実施形態においては、吸引チャンバ8及び吸引ファン9を各収納部2aに対して個別に配備する場合について例示したが、各収納部2aに対する吸引チャンバ8及び吸引ファン9の配備形態は種々変更可能である。
例えば、処理棚2の縦一列の全ての収納部2aに対して、あるいは、処理棚2の横一列の全ての収納部2aに対して、共用の吸引チャンバ8及び吸引ファン9を設けたり、1個の処理棚2の全ての収納部2aに対して、共用の吸引チャンバ8及び吸引ファン9を設けてもよい。
【0046】
(ト) 上記の実施形態において、カーテン状体28を省略してもよい。
この場合は、収納部に収納されているコンテナを迂回する状態で通流する調整空気が通風量が多少増加して、コンテナ内の処理物の処理効率が多少低下するものの、システムのコストダウンが図れるとともに、カーテン状体28の開閉操作が無くなるので、操作性を向上させることができる。
【0047】
(チ) 個別の吸引チャンバ8及び吸引ファン9により処理棚2の各収納部2aにおける収納コンテナ5(処理物Wを収容したコンテナ)の内部にコンテナ前面側から調整空気SAを強制通過させるのに、これらコンテナ5における収容処理物群の上面部をシート材や板材などからなる落とし蓋的な遮風手段で覆い、これにより、コンテナ内部へのコンテナ前面部からの調整空気吸入を一層的確にして処理の一層の効率化・均一化を図ってもよい。
【0048】
(リ) 収納部2aの前面開口部に設ける開閉自在なカーテン状体28は、閉じ状態において棚前面部の全面にわたらせる一枚構造に代え、収納部2aの上下列毎に分割した構造や収納部2a毎に分割した構造にしてもよく、また、前述の実施形態の如く上方への引き上げにより開く構造に代え、横方向へ移動させて開く構造にしてもよい。
【0049】
(ヌ) さらにまた、カーテン状体28を閉じた状態において収納コンテナ5の前面部に対向位置させるようにカテーン状体28に形成しておく通気口29は、網構造などの多孔構造に限らず、一つの単純開口や数個の単純開口にしてもよく、また、コンテナ前面部の全面に対して対向させるに代え、コンテナ前面部の一部(例えば中央部)に対して対向させる開口形状にしてもよい。
【0050】
(ル) 膨張収縮部27を膨張並びに収縮させるために、膨張収縮部27に供給したり膨張収縮部27から排出させたりする流体は、上記の実施形態において例示した空気に限定されるものではないが、ランニングコスト及び取り扱い易さにおいて空気が好適である。
【0051】
(ヲ) 処理物Wは玉葱や馬鈴薯、あるいは果実、あるいはまた海草類や魚介類など、どのような農水産物であってもよく、また、処理物Wの処理内容も乾燥に限定されるものではなく、冷却や加熱あるいは加湿、あるいはまた、それらの組み合わせであってもよい。そして、還気導風路により合流状態で導かれる吸引空気RAを調整する空調手段は、除湿機に限らず、空気冷却機や空気加熱機あるいは加湿機、あるいはまた、それらの組み合わせ等、処理物Wの処理内容に応じて選定すればよい。
【0052】
(ワ) その他、各請求項に記載の発明の実施にあたっては、各請求項に記載の範囲内において、構造面及び方式面で種々の構成変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図
【図2】正面図
【図3】側面図
【図4】膨張収縮部の構成を示す側面図
【図5】膨張収縮部の構成を示す収納部の斜視図
【図6】通風停止状態を示す収納部の縦断側面図
【図7】通風作動状態を示す収納部の縦断側面図
【図8】収納部の正面図
【図9】収納部の要部の横断平面図
【図10】カーテン状体の開閉構造を示す棚側面図
【図11】カーテン状体の通気口を示すカーテン状体要部の正面図
【図12】別実施形態を示す収納部の正面図
【図13】別実施形態を示す収納部の斜視図
【符号の説明】
2 棚
2a 収納部
5 コンテナ
7 給気導風路
8 吸引チャンバ
8a 吸引口
9 吸引ファン
10 還気導風路
16,17 空調手段
27 膨張収縮部
38 柔軟性部材
43 アクチュエータ
SA 調整空気
RA 吸引空気
W 処理物
Claims (3)
- 庫内に、前面部から背面部へわたる通気が可能なコンテナを夫々収納する複数の収納部を有する棚が設けられ、
前記庫内において前記棚の前面域へ調整空気を給気導風路から拡散させる状態に吹き出し供給し、かつ、前記収納部の夫々から棚背面側に配備の吸引チャンバを介して吸引ファンにより空気吸引することで、前記収納部の夫々に調整空気を通過させてそれら収納部に収納されているコンテナ内の処理物を処理するように構成された農水産物処理システムであって、
流体の供給に伴って膨張し、流体の排出に伴って収縮するように構成された膨張収縮部が、流体が供給されて膨張することによって、前記収納部に収納されたコンテナの背面と、前記吸引チャンバにより前記収納部から空気吸引するための吸引口の口縁との隙間を塞ぐように設けられ、
前記膨張収縮部の前面に、前記コンテナの背面に接当することにより、その背面における接当部分の形状に合うように変形自在な柔軟性部材が設けられている農水産物処理システム。 - 前記膨張収縮部の複数個が、前記吸引口の口縁の周方向に沿って設けられ、
それら複数個の膨張収縮部の全て又は一部が、前記吸引口の口縁の内外方向に移動操作自在に設けられ、
前記膨張収縮部を移動操作して、前記膨張収縮部の位置を調節するアクチュエータが設
けられている請求項1記載の農水産物処理システム。 - 前記吸引チャンバ及び前記吸引ファンが前記収納部の夫々に対して個別に配備され、
それら個別の吸引チャンバ及び吸引ファンによる吸引空気を還気導風路により合流状態で空調手段に導いてその空調手段で調整し、その調整空気を前記給気導風路へ送出するように構成されている請求項1又は2記載の農水産物処理システム。
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JPH11215916A JPH11215916A (ja) | 1999-08-10 |
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JP6152216B1 (ja) * | 2016-12-27 | 2017-06-21 | 株式会社園田総合ホールディングス | 食品保管方法及び食品保管倉庫 |
-
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- 1998-01-30 JP JP01866898A patent/JP3646843B2/ja not_active Expired - Lifetime
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