JP2000257733A - 流体供給遮断設備 - Google Patents

流体供給遮断設備

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JP2000257733A
JP2000257733A JP11064628A JP6462899A JP2000257733A JP 2000257733 A JP2000257733 A JP 2000257733A JP 11064628 A JP11064628 A JP 11064628A JP 6462899 A JP6462899 A JP 6462899A JP 2000257733 A JP2000257733 A JP 2000257733A
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Akira Kinoshita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次側流体圧力が設定圧力以上になると、遮
断弁を遮断状態に作動させることができるようにしなが
ら、必要に応じて遮断弁を遮断状態に作動させることが
できるようにする。 【解決手段】 流体供給路Aに設けてある圧力調整器1
の上流側に、その流体供給路にて供給される流体の通流
を遮断する遮断弁2を設け、遮断弁を流体圧力で遮断状
態に作動させる作動手段3を設け、流体供給路の流体圧
力を作動手段に導入して、その流体圧力が設定圧力以上
になると遮断弁を遮断状態に作動させるように構成して
ある流体供給遮断設備であって、設定圧力を圧力調整器
の上流側の一次側流体圧力P1よりも低い圧力に設定
し、一次側流体圧力を作動手段に導入する第1状態と、
圧力調整器の下流側の二次側流体圧力P2を作動手段に
導入する第2状態とに択一的に切り換え自在な切換手段
12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体供給路に設け
てある圧力調整器の上流側に、その流体供給路にて供給
される流体の通流を遮断する遮断弁を設け、前記遮断弁
を流体圧力で遮断状態に作動させる作動手段を設け、前
記流体供給路の流体圧力を前記作動手段に導入して、そ
の流体圧力が設定圧力以上になると前記遮断弁を遮断状
態に作動させるように構成してある流体供給遮断設備に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の流体供給遮断設備は、例えば都市
ガスの供給設備において、図8に示すように、流体供給
路Aに設けてある圧力調整器1の上流側に、その流体供
給路Aにて供給される流体の通流を遮断する遮断弁2
と、その遮断弁2を流体圧力で遮断状態に作動させる作
動手段3とを設けるとともに、作動手段3を圧力調整器
1の下流側の二次側配管6内の二次側流体圧力P2を導
入するように流体供給路Aに接続し、圧力調整器1の上
流側の一次側配管5内の一次側流体圧力P1が異常に上
昇したり、圧力調整器1が故障して二次側流体圧力P2
を所定圧力に調整できなくなった結果、二次側流体圧力
P2が設定圧力以上になると、その二次側流体圧力P2
で遮断弁2を遮断状態に作動させるように構成してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の流体供給遮
断設備は、一次側流体圧力が異常に上昇したり、圧力調
整器が故障して二次側流体圧力を所定圧力に調整できな
くなって、二次側流体圧力が設定圧力以上にならない限
り、遮断弁が遮断状態に作動することがないので、一次
側流体圧力や二次側流体圧力の変化にかかわらず、必要
に応じてその遮断弁を遮断状態に作動させることができ
ない欠点がある。本発明は上記実情に鑑みてなされたも
のであって、二次側流体圧力が設定圧力以上になると、
遮断弁を遮断状態に作動させることができるようにしな
がら、必要に応じて遮断弁を遮断状態に作動させること
ができるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、流体供給路に設けてある圧力調整器の上流側
に、その流体供給路にて供給される流体の通流を遮断す
る遮断弁を設け、前記遮断弁を流体圧力で遮断状態に作
動させる作動手段を設け、前記流体供給路の流体圧力を
前記作動手段に導入して、その流体圧力が設定圧力以上
になると前記遮断弁を遮断状態に作動させるように構成
してある流体供給遮断設備であって、前記設定圧力を前
記圧力調整器の上流側の一次側流体圧力よりも低い圧力
に設定し、前記一次側流体圧力を前記作動手段に導入す
る第1状態と、前記圧力調整器の下流側の二次側流体圧
力を前記作動手段に導入する第2状態とに択一的に切り
換え自在な切換手段を設けてある点にある。
【0005】〔作用〕二次側流体圧力を作動手段に導入
する第2状態に切換手段を切り換えておくと、従来と同
様に、圧力調整器の上流側の一次側流体圧力が異常に上
昇して、圧力調整器が正常に機能しなくなり、その結
果、二次側流体圧力が設定圧力以上になると、遮断弁が
遮断状態に作動する。また、遮断弁を遮断状態に作動さ
せる設定圧力が一次側流体圧力よりも低いので、一次側
流体圧力を作動手段に導入する第1状態に切換手段を切
り換えると、遮断弁が遮断状態に作動する。
【0006】〔効果〕従って、切換手段を第2状態に切
り換えておくことにより、二次側流体圧力が設定圧力以
上になると、遮断弁を遮断状態に作動させることができ
るようにしながら、必要に応じて切換手段を第1状態に
切り換えて、遮断弁を遮断状態に作動させることができ
る。
【0007】請求項2記載の発明の特徴構成は、地震の
振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段が設
定加速度以上の振動を検出すると、前記切換手段が前記
第1状態に切り換わるように制御する制御手段とを設け
てある点にある。
【0008】〔作用〕振動検出手段が設定加速度以上の
振動を検出すると、制御手段は、切換手段が第1状態に
切り換わるように制御する。
【0009】〔効果〕従って、設定加速度以上の振動を
伴う地震が発生すると、遮断弁を迅速に遮断状態に作動
させて、遮断弁の下流側の流体供給路が破損したような
場合に、その破損個所からの流体の流出を抑制して、二
次災害の発生を防止することができる。
【0010】請求項3記載の発明の特徴構成は、前記作
動手段を、前記流体圧力でダイヤフラムを動かして前記
遮断弁を遮断状態に作動させるように構成し、前記第1
状態において、前記圧力調整器と前記遮断弁との間の一
次側流体圧力を前記作動手段に導入するように構成して
ある点にある。
【0011】〔作用〕切換手段を第1状態に切り換える
と、圧力調整器と遮断弁との間の一次側流体圧力が作動
手段に導入され、その一次側流体圧力でダイヤフラムを
動かして、遮断弁が遮断状態に作動し、その結果、圧力
調整器と遮断弁との間に流体が供給されなくなるので、
ダイヤフラムに作用していた一次側流体圧力が低下す
る。
【0012】〔効果〕従って、高い一次側流体圧力が、
次に遮断弁を開くまでの長期に亘ってダイヤフラムに作
用することがなく、ダイヤフラムの耐久性の低下を防止
することができる。
【0013】請求項4記載の発明の特徴構成は、前記作
動手段に導入した一次側流体圧力が前記設定圧力よりも
高い許容圧力を越えると、前記圧力調整器と前記遮断弁
との間の流体を前記圧力調整弁の下流側の流体供給路に
逃がす逃し弁を設けてある点にある。
【0014】〔作用〕作動手段に導入した一次側流体圧
力が設定圧力よりも高い許容圧力を越えると、圧力調整
器と遮断弁との間の流体が圧力調整器の下流側の流体供
給路に逃げて、作動手段に導入した一次側流体圧力が低
下する。
【0015】〔効果〕従って、過大な流体圧力がダイヤ
フラムに作用することによる、そのダイヤフラムの破損
を防止することができる。
【0016】請求項5記載の発明の特徴構成は、前記切
換手段を、前記圧力調整器と前記遮断弁との間の一次側
流体を前記作動手段に供給して、その一次側流体圧力を
前記作動手段に導入する第1状態と、前記圧力調整器の
下流側の二次流体を前記作動手段に供給して、その二次
側流体圧力を前記作動手段に導入する第2状態とに択一
的に切り換え自在な三方弁で構成し、前記三方弁の弁箱
を形成してある弁箱形成部材に、前記逃し弁の弁箱と、
前記三方弁の流体流出用弁孔と前記逃し弁の流体流入口
とを連通する連通路と、前記連通路の過剰流体を前記逃
し弁から前記流体供給路に逃がす逃し流路とを一体形成
してある点にある。
【0017】〔作用〕三方弁を第1状態に切り換えるこ
とにより、圧力調整器と遮断弁との間の一次側流体を作
動手段に供給して、その一次側流体圧力で遮断弁が遮断
状態に作動するとともに、一次側流体圧力が許容圧力を
越えると、連通路の過剰流体が逃し弁から圧力調整器の
下流側の流体供給路に逃げて、作動手段に導入した一次
側流体圧力が低下し、三方弁を第2状態に切り換えるこ
とにより、圧力調整器の下流側の二次流体を作動手段に
供給して、その二次側流体圧力が設定圧力を越えると、
遮断弁が遮断状態に作動する。そして、三方弁の弁箱を
形成してある弁箱形成部材に、逃し弁の弁箱と、三方弁
の流体流出用弁孔と逃し弁の流体流入口とを連通する連
通路と、連通路の過剰流体を逃し弁から流体供給路に逃
がす逃し流路とを一体形成してあるので、三方弁と逃し
弁とを流体の漏れがないように接続し易いとともに、そ
のための配管工事を省略することができる。また、三方
弁と逃し弁とをコンパクトに接続することができる。 〔効果〕従って、三方弁と逃し弁との接続作業の簡略化
を図ることができるとともに、設備の小型化を図ること
ができる。
【0018】請求項6記載の発明の特徴構成は、前記三
方弁を切換作動させる電磁操作ユニットと、前記三方弁
の流体流出用弁孔内の流体圧力を検出する圧力計とを、
前記電磁操作ユニットに設けた切換状態表示部と前記圧
力計に設けた圧力表示部とを同じ方向に向けて、前記弁
箱形成部材に固定してある点にある。
【0019】〔作用〕三方弁を切換作動させる電磁操作
ユニットと、三方弁の流体流出用弁孔の流体圧力、つま
り、作動手段に導入する流体圧力を検出する圧力計とを
弁箱形成部材に固定してあるので、電磁操作ユニットと
圧力計とを三方弁に対してコンパクトに組み付けること
ができる。また、電磁操作ユニットに設けた切換状態表
示部と圧力計に設けた圧力表示部とを同じ方向に向けて
固定してあるので、それらの表示内容を同じ方向から確
認できる。
【0020】〔効果〕従って、設備の小型化を図ること
ができるとともに、その作動状態を確認し易い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。図1は、都市ガス(流体の一例)を供給するガス供給
路Aに設けたガス供給遮断設備を示し、ガス供給路Aに
設けてある圧力調整器1の上流側(供給元側)に、そのガ
ス供給路Aにて供給されるガスの通流を遮断する遮断弁
(スラムシャットバルブ)2と、その遮断弁2をガス圧力
で遮断状態に作動させる作動手段としての遮断弁作動用
ガバナ3と、遮断弁作動用ガバナ3に作動用のガスを供
給する三方弁ユニット4とを設け、三方弁ユニット4を
介して遮断弁作動用ガバナ3にガス供給路Aのガスを供
給することにより、その遮断弁作動用ガバナ3にガス供
給路Aのガス圧力を導入して、そのガス圧力が設定圧力
以上になると遮断弁2を遮断状態に作動させるように構
成してある。
【0022】前記圧力調整器1は、供給元側の一次側配
管5から5〜6kg/cm2の圧力(以下、一次側ガス
圧力という)P1で供給されるガスを、1.5kg/c
m2程度の圧力(以下、二次側ガス圧力という)P2にな
るように調整しながら供給先側の二次側配管6に通流さ
せる主ガバナで構成してあり、一次側配管5と二次側配
管6と接続するパイロット調整管7に、パイロットガバ
ナ8と絞り弁9とを設けるとともに、パイロットガバナ
8の圧力検出部8aをパイロットガバナ調整管10でパ
イロット調整管7の絞り弁9の下流側に接続し、主ガバ
ナ1の圧力検出部1aを主ガバナ調整管11でパイロッ
ト調整管7のパイロットガバナ8と絞り弁9との間に接
続してある。
【0023】前記主ガバナ1は、圧力低下を検出すると
閉弁側に移動するように弁体1bをバネ付勢してあるノ
ーマルクローズのダイヤフラム式直動弁で構成してあ
り、パイロットガバナ8は、圧力低下を検出すると開弁
側に移動するように弁体8bをバネ付勢してあるノーマ
ルオープンのダイヤフラム式直動弁で構成してある。
【0024】そして、二次側配管6内の二次側ガス圧力
P2の低下に伴って、パイロットガバナ8の弁体8bが
開弁側に移動すると、パイロット調整管7を通して一次
側配管5から主ガバナ1の圧力検出部1aに供給される
ガス量が増大してその検出圧力が上昇し、主ガバナ1の
弁体1bが開弁側に移動して、一次側配管5から二次側
配管6に流れるガス量が増大し、また、二次側配管6内
の二次側ガス圧力P2の上昇に伴って、パイロットガバ
ナ8の弁体8bが閉弁側に移動すると、主ガバナ1の圧
力検出部1aに供給されるガス量が減少してその検出圧
力が低下し、主ガバナ1の弁体1bが閉弁側に移動し
て、一次側配管6から二次側配管7に流れるガス量が減
少する状態で、二次側ガス圧力P2を略一定圧力に調整
するように構成してある。
【0025】前記三方弁ユニット4は、図2に示すよう
に、三方弁12の弁箱を形成してある直方体形状の金属
製弁箱形成部材13に、三方弁12を切換作動させる電
磁操作ユニット14と、三方弁12のガス流出用弁孔1
7内のガス圧力を検出する圧力計15とを固定して構成
してあり、電磁操作ユニット14に設けた切換状態表示
部14aと圧力計15に設けた圧力表示部15aとを同
じ方向に向けてある。
【0026】前記弁箱形成部材13には、図3〜図5に
示すように、一次側配管5からのガスを三方弁12に流
入させる一次側ガス流入用弁孔17と、二次側配管6か
らのガスを三方弁12に流入させる二次側ガス流入用弁
孔18と、三方弁12から遮断弁作動用ガバナ3へガス
を流出させるガス流出用弁孔16と、ガス流出用弁孔1
6内のガス圧力が許容圧力(本実施形態では4kg/c
m2)を越えると、そのガス流出用弁孔16内のガスを
二次側ガス流入路18に逃がす逃し弁(チャッキ弁)20
の弁箱と、ガス流出用弁孔16と逃し弁20のガス流入
口とを連通する連通路19と、連通路19の過剰ガスを
逃し弁20から二次側ガス流入用弁孔18に逃がす逃し
流路21と、圧力計15の接続用雌ネジ部21とを一体
に切削形成してある。
【0027】前記三方弁12は、図4,図6,図7に示
すように、一次側ガス流入用弁孔17が開口する一次側
開口部23と二次側ガス流入用弁孔18が開口する二次
側開口部24とを、弁箱形成部材13の厚み方向に沿っ
て同芯状に、かつ、表裏に切削形成して、弁箱形成部材
13に厚み方向に往復移動自在に挿通した三本のピン2
5を挟んで、一次側ガス流入用弁孔17を開閉自在な第
1弁体26と、二次側ガス流入用弁孔18を開閉自在な
第2弁体27とを設け、ガス流出用弁孔16を一次側開
口部23と二次側開口部24とに連通させる連通路28
を切削形成し、弁箱形成部材13にねじ込み固定したキ
ャップ29と第1弁体26との間に圧縮コイルスプリン
グ30を装着するとともに、電磁操作ユニット14を二
次側開口部24側にねじ込み固定して構成してあり、一
次側ガス流入用弁孔17を、一次側ガス流入管31で主
ガバナ1と遮断弁2との間の一次側配管5に接続し、二
次側ガス流入用弁孔18を、二次側ガス流入管32で主
ガバナ1の下流側の二次側配管6に接続してある。
【0028】そして、電磁操作ユニット14は、非通電
状態では可動軸部材33が引退していて、図6に示すよ
うに、圧縮コイルスプリング30の付勢力によって、第
1弁体26が一次側ガス流入用弁孔17を閉じるととも
に、第2弁体27が二次側ガス流入用弁孔18を開いて
ガス流出用弁孔16に連通させ、ソレノイドが励磁され
る通電状態では、可動軸部材33が圧縮コイルスプリン
グ30の付勢力に抗して第1弁体26側に突出移動し
て、図7に示すように、第1弁体26が一次側ガス流入
用弁孔17を開いてガス流出用弁孔16に連通させると
ともに、第2弁体27が二次側ガス流入用弁孔18を閉
じるように作動する。
【0029】前記遮断弁作動用ガバナ3の圧力検出部3
aは、作動ガス導入管34で三方弁12のガス流出用弁
孔16に接続してあり、耐圧が4kg/cm2程度のダ
イヤフラム35と一体移動する操作軸36で遮断弁2の
弁体を操作して、圧力検出部3aに導入したガス圧力が
設定圧力(本実施形態では2kg/cm2)未満のとき
は、遮断弁2を開いた状態に保持し、設定圧力以上にな
るとダイヤフラム35がバネ37の付勢力に抗して動い
て、操作軸36がスライド移動し、遮断弁2の弁体が遮
断位置に移動して、遮断弁2を遮断状態に保持するよう
に構成してある。
【0030】従って、三方弁12が、主ガバナ1と遮断
弁2との間の一次側ガスを遮断弁作動用ガバナ3に供給
して、その一次側ガス圧力P1を遮断弁作動用ガバナ3
に導入する第1状態と、主ガバナ1の下流側の二次側ガ
スを遮断弁作動用ガバナ3に供給して、その二次側ガス
圧力P2を遮断弁作動用ガバナ3に導入する第2状態と
に択一的に切り換え自在な切換手段に構成され、また、
逃し弁20は、第1状態において、遮断弁作動用ガバナ
3に導入した一次側ガス圧力P1が設定圧力よりも高い
許容圧力を越えると、主ガバナ1と遮断弁2との間の一
次側ガスを、二次側ガス流入管32を通して、主ガバナ
1の下流側の二次側配管6に逃がすように構成してあ
る。
【0031】前記電磁操作ユニット14は、ガス供給路
Aの供給エリアを管理する管理センタBから無線或いは
有線で通電指令が入力されると通電状態に切り換えるよ
うに構成してあり、供給エリアの適宜箇所には、地震の
振動を検出する振動検出手段としての加速度計38を設
置してある。
【0032】前記加速度計38は、無線或いは有線の通
信手段39で検出情報を管理センタBに送信するように
接続してあり、管理センタBに設置した制御手段として
の制御装置40は、その検出情報に基づいて、設定加速
度以上の振動を検出したか否かを判別し、設定加速度以
上の振動を検出したと判別すると、所定規模の地震が発
生したと判断して、電磁操作ユニット14に通電指令を
入力し、三方弁12を第1状態に切り換える。
【0033】従って、二次側ガス圧力P2が遮断弁作動
用ガバナ3の圧力検出部3aに導入されている通常時に
は、その二次側ガス圧力P2が設定圧力以上に異常上昇
すると、遮断弁2が遮断状態に強制的に切り換え保持さ
れ、また、所定規模の地震が発生すると、一次側ガス圧
力P1が遮断弁作動用ガバナ3の圧力検出部3aに導入
されて、遮断弁2が遮断状態に強制的に切り換え保持さ
れる。
【0034】〔その他の実施形態〕 1.本発明による流体供給遮断設備は、都市ガス以外の
工業用ガスや水道水等の流体の供給を遮断するものであ
っても良い。 2.本発明による流体供給遮断設備は、設定圧力以上の
流体圧力が作用すると移動するピストンで遮断弁を遮断
状態に作動させる作動手段を設けてあっても良い。 3.本発明による流体供給遮断設備は、第1状態におい
て、遮断弁の上流側の一次側流体圧力を作動手段に導入
するように構成してあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】流体供給遮断設備の概略図
【図2】要部の正面図
【図3】要部の断面図
【図4】図3のIV−IV線矢視図
【図5】図3のV−V線矢視図
【図6】三方弁の作動状態を説明する要部断面図
【図7】三方弁の作動状態を説明する要部断面図
【図8】従来の流体供給遮断設備の概略図
【符号の説明】
1 圧力調整器 2 遮断弁 3 作動手段 12 切換手段(三方弁) 13 弁箱形成部材 14 電磁操作ユニット 14a 切換状態表示部 15 圧力計 15a 圧力表示部 16 流体流出用弁孔 19 連通路 20 逃し弁 21 逃し流路 35 ダイヤフラム 38 振動検出手段 40 制御手段 A 流体供給路 P1 一次側流体圧力 P2 二次側流体圧力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H060 AA02 CC21 CC22 CC31 CC40 DC10 DD04 DD05 HH03 HH07 HH14 3H061 AA02 BB02 CC12 CC21 CC30 DD03 EA23 EA43 EC13 EC17 EC18 GG02 GG05 GG15 3H065 AA01 BB11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体供給路に設けてある圧力調整器の上
    流側に、その流体供給路にて供給される流体の通流を遮
    断する遮断弁を設け、 前記遮断弁を流体圧力で遮断状態に作動させる作動手段
    を設け、 前記流体供給路の流体圧力を前記作動手段に導入して、
    その流体圧力が設定圧力以上になると前記遮断弁を遮断
    状態に作動させるように構成してある流体供給遮断設備
    であって、 前記設定圧力を前記圧力調整器の上流側の一次側流体圧
    力よりも低い圧力に設定し、 前記一次側流体圧力を前記作動手段に導入する第1状態
    と、前記圧力調整器の下流側の二次側流体圧力を前記作
    動手段に導入する第2状態とに択一的に切り換え自在な
    切換手段を設けてある流体供給遮断設備。
  2. 【請求項2】 地震の振動を検出する振動検出手段と、 前記振動検出手段が設定加速度以上の振動を検出する
    と、前記切換手段が前記第1状態に切り換わるように制
    御する制御手段とを設けてある請求項1記載の流体供給
    遮断設備。
  3. 【請求項3】 前記作動手段を、前記流体圧力でダイヤ
    フラムを動かして前記遮断弁を遮断状態に作動させるよ
    うに構成し、 前記第1状態において、前記圧力調整器と前記遮断弁と
    の間の一次側流体圧力を前記作動手段に導入するように
    構成してある請求項1又は2記載の流体供給遮断設備。
  4. 【請求項4】 前記作動手段に導入した一次側流体圧力
    が前記設定圧力よりも高い許容圧力を越えると、前記圧
    力調整器と前記遮断弁との間の流体を前記圧力調整器の
    下流側の流体供給路に逃がす逃し弁を設けてある請求項
    3記載の流体供給遮断設備。
  5. 【請求項5】 前記切換手段を、前記圧力調整器と前記
    遮断弁との間の一次側流体を前記作動手段に供給して、
    その一次側流体圧力を前記作動手段に導入する第1状態
    と、前記圧力調整器の下流側の二次流体を前記作動手段
    に供給して、その二次側流体圧力を前記作動手段に導入
    する第2状態とに択一的に切り換え自在な三方弁で構成
    し、 前記三方弁の弁箱を形成してある弁箱形成部材に、前記
    逃し弁の弁箱と、前記三方弁の流体流出用弁孔と前記逃
    し弁の流体流入口とを連通する連通路と、前記連通路の
    過剰流体を前記逃し弁から前記流体供給路に逃がす逃し
    流路とを一体形成してある請求項4記載の流体供給遮断
    設備。
  6. 【請求項6】 前記三方弁を切換作動させる電磁操作ユ
    ニットと、前記三方弁の流体流出用弁孔内の流体圧力を
    検出する圧力計とを、前記電磁操作ユニットに設けた切
    換状態表示部と前記圧力計に設けた圧力表示部とを同じ
    方向に向けて、前記弁箱形成部材に固定してある請求項
    5記載の流体供給遮断設備。
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