JPH0571685U - インタークーラのタンク構造 - Google Patents

インタークーラのタンク構造

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JPH0571685U
JPH0571685U JP1906692U JP1906692U JPH0571685U JP H0571685 U JPH0571685 U JP H0571685U JP 1906692 U JP1906692 U JP 1906692U JP 1906692 U JP1906692 U JP 1906692U JP H0571685 U JPH0571685 U JP H0571685U
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JP
Japan
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tank
intercooler
tank structure
air layer
air
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Application number
JP1906692U
Other languages
English (en)
Inventor
清蔵 神谷
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャージエアがタンク内に流入して乱流を起
こすことにより、タンク外表面から発生する騒音を効果
的に防止すると共に、比較的軽量で量産性の優れたタン
ク構造を提供する。 【構成】 タンク本体が空気層を介してほぼ相似形の内
側本体と外側本体との二重構造からなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は特に大型のインタークーラにおいて、高温のチャージエアがタンクに 流入するとき、エアの乱流に基づきタンクの外周面から発生する騒音を防止した タンク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械やトラック等に用いられる比較的大型のインタークーラは、高温側空 気流に乱流が起こり、タンク壁面からしばしば騒音が発生し、それが問題となる ことがある。従来、このような場合タンク本体を鋳物製の肉厚の厚いものを用い たり、樹脂製タンクにする等により騒音を防止していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
鋳物製タンクとする場合には量産性に欠け、コストアップに繋がる欠点があり 、樹脂製タンクとする場合には金属タンクに比べて耐久製に劣る欠点があった。 なお、タンク表面に適宜な板材を部分的に張りつけ、それにより効果的に遮音 を行うことも考えられるが、板材の取付が面倒であると共に、体裁が悪い欠点が ある。 そこで、本考案は量産性に優れてなおかつ遮音効果の高いインタークーラのタ ンク構造を提供することを目的とし、その目的達成のために次の構成をとる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のインタークーラのタンク構造はプレス機械により成形されてなる一端 開口の金属製タンク本体1と、その開口端が周縁に気密に接合されると共に、多 数のチューブ2の端部が気密に貫通固定されたチューブプレート3と、を具備す る。そして、タンク本体1が空気層4を介してほぼ相似形の内側本体5と外側本 体6との二重構造からなることを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案のインタークーラのタンク構造によれば、タンク本体1内に流入した高 温空気の流通に伴って発生する空気振動は、内側本体5の外周に伝えられるが、 空気層4を介した外側本体6の存在により、それが外側本体6の外表面からは殆 ど外部へ放出されることがない。しかも、本構造は空気層4を介しているため、 比較的薄い内側本体5及び外側本体6によっても、充分な遮音作用がある。
【0006】
【実施例】
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。 図1は本インタークーラの要部横断面図であり、図2は同インタークーラの一 例を示す斜視略図である。このインタークーラは図2に示す如く多数の並列され たチューブ2と、各チューブ2間に介装されてろう付け又はハンダ付け固定され たフィン8とによりコア7を構成する。そして、夫々のチューブ2の両端部を一 対のチューブプレート3のチューブ挿通孔に挿入し、その挿通部を液密にろう付 け等の手段により固定する。そして、チューブプレート3の周縁に溝を設け或い はフランジ部を設け、その周縁部とタンク本体1の開口端とを気密に接合したも のである。
【0007】 上下に配置された一対のタンクには夫々パイプ9,10が突設され、一方のパイ プ9から高温のチャージエアが入口側タンク内に流入し、夫々のチューブ2を流 通して出口側タンクのパイプ10よりそれを流出させ、エンジンに供給するもので ある。そして、チャージエアがチューブ2を流通する間に、その外周に流通する 冷却空気又は冷却水と熱交換され、チャージエアを冷却するものである。 タンク本体1は金属板をプレス成形してなり、ほぼ相似形をなす内側本体5と 外側本体6とが用意される。そして、両者を重合わせると共に、中間に空気層4 を形成し、且つその縁部を同時にチューブプレート3の周縁に形成された溝部に 嵌入する。そして、両タンク本体の裾部とチューブプレート3の周縁との間をろ う付け又はハンダ付けにより気密に固定したものである。
【0008】
【考案の効果】
本考案のインタークーラのタンク構造は、空気層4を介してほぼ相似形の内側 本体5と外側本体6との二重構造でタンク本体1が構成されているから、インタ ークーラ内を流通するチャージエアの流体音がタンク本体1から外に洩れるのを 防止する効果がある。即ち、インタークーラにおいて、高温空気の乱流によって 、タンク壁面を介して発生する騒音を空気層4及び外側本体6が遮断し、騒音の ない静かなインタークーラを提供し得る。 さらに、本タンク構造は効果的な遮音構造を有するにも拘わらず、空気層を有 するため、タンク製作のための材料を最小限にすると共に、体裁がよく且つ軽量 に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のインタークーラの要部横断面図
【図2】同インタークーラの斜視略図
【符号の説明】
1 タンク本体 2 チューブ 3 チューブプレート 4 空気層 5 内側本体 6 外側本体 7 コア 8 フィン 9 パイプ 10 パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械により成形されてなる一端開
    口の金属製タンク本体(1)と、その開口端が周縁に気
    密に接合されると共に多数のチューブ(2)の端部が気
    密に貫通固定されたチューブプレート(3)と、を具備
    するインタークーラのタンク構造において、前記タンク
    本体(1)が空気層(4)を介してほぼ相似形の内側本
    体(5)と、外側本体(6)との二重構造からなること
    を特徴とするインタークーラのタンク構造。
JP1906692U 1992-02-28 1992-02-28 インタークーラのタンク構造 Pending JPH0571685U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522914A (ja) * 2003-04-14 2006-10-05 ヴァレオ システム テルミク コンパクトな車両用ラジエータ
KR100820877B1 (ko) * 2002-02-28 2008-04-10 위니아만도 주식회사 열교환기
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