JP2594343Y2 - オイルクーラ - Google Patents

オイルクーラ

Info

Publication number
JP2594343Y2
JP2594343Y2 JP1992060773U JP6077392U JP2594343Y2 JP 2594343 Y2 JP2594343 Y2 JP 2594343Y2 JP 1992060773 U JP1992060773 U JP 1992060773U JP 6077392 U JP6077392 U JP 6077392U JP 2594343 Y2 JP2594343 Y2 JP 2594343Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
hole
plate
cooling water
oil passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992060773U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0630670U (ja
Inventor
誠 田島
別府  敬
Original Assignee
カルソニック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カルソニック株式会社 filed Critical カルソニック株式会社
Priority to JP1992060773U priority Critical patent/JP2594343Y2/ja
Publication of JPH0630670U publication Critical patent/JPH0630670U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2594343Y2 publication Critical patent/JP2594343Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多数のプレートを積層
して形成されるオイルクーラに関する。
【0002】
【従来の技術】多数のプレートを積層して形成されるオ
イルクーラとして、従来、例えば実開昭63−1212
71号公報に開示されるものが知られている。
【0003】図及び図は上記公報に開示されたオイ
ルクーラを示し、このオイルクーラ1は、複数の環状プ
レート3,5を交互に積層してプレート3,5間にオイ
ル通路7と冷却水通路9を設けたコア部11の下部に、
オイル入口孔13と中央開口15が設けられた下プレー
ト17を配設すると共に、コア部11の上面に、中央開
口19とオイル出口孔21,冷却水出入口孔23,25
が設けられた上プレート27を配設し、更に、当該上プ
レート27上に、オイル出口孔21と中央開口19を覆
い、中央開口中心に対し対称形をなす膨出部29を備え
たカバープレート31を設け、そして、上プレート27
の冷却水出口孔23と冷却水入口孔25に、夫々、水パ
イプ33,35を挿着したものである。
【0004】而して、斯かるオイルクーラ1によれば、
一方の水パイプ33からコア部11に導入された冷却水
Wは、冷却水通路9内を流通して他方の水パイプ35か
ら導出する。そして、下プレート27のオイル入口孔1
3からコア部11に導入されたオイルOは、オイル通路
7を流通し乍ら冷却水Wと熱交換されてオイル出口孔2
1から膨出部29内に流入し、そして、コア部11の中
央に挿着された中空のオイルクーラ固定用スタッドボル
ト37を介してエンジン側に戻ることとなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】而して、上記オイルク
ーラ1では、カバープレート31に設けた膨出部29を
オイルタンクとして機能させているが、例えば、大型車
両と小型車両とではオイルクーラの容量が異なるよう
に、車種に応じてオイルクーラの外径寸法や膨出部の大
きさも異なる。
【0006】従って、上述の如きオイルクーラでは、車
種に応じた外径寸法のオイルクーラを複数種製造するた
めに、大きさの異なる膨出部を設けた様々な寸法のカバ
ープレートを製造する成形用金型が複数必要となってい
た。
【0007】本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、車種に応じた外径寸法のオイルクーラを容易に、且
つ安価に製造することのできるオイルクーラを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本考案は、中央に貫通孔が形成された複数のプレー
トを交互に積層して、これらのプレート間に冷却水通路
とオイル通路が交互に形成されたコア部を有するオイル
クーラに於て、コア部の上端面に、中央に貫通孔が形成
され且つ上記冷却水通路及びオイル通路に夫々連通する
冷却水通路孔とオイル通路孔が形成された上プレートを
固着し、当該上プレートの冷却水通路孔に2本の水パイ
プを挿着すると共に、上プレート上に、両端が閉塞さ
れ、上記貫通孔に対応する貫通孔と上記オイル通路孔に
連通するオイル通路孔が形成されたパイプ材を取り付
け、当該パイプ材の貫通孔とコア部中央の貫通孔に、パ
イプ材の内部と連通するオイル通過孔を設けたシートを
介して、周壁にオイル通過孔を有する中空のオイルクー
ラ固定用スタッドボルトを挿着したものである。
【0009】
【作用】本考案に係るオイルクーラをエンジンのブラケ
ット等に固定するには、パイプ材の貫通孔とコア部中央
の貫通孔にスタッドボルトを挿通してこれを締め付けれ
ばよい。
【0010】そして、一方の水パイプから導入された冷
却水は、コア部内の冷却水通路を充満した後、他方の水
パイプから導出する。そして、オイルはコア部内のオイ
ル通路を充満した後、冷却水通路内の冷却水と熱交換さ
れてパイプ材内に流入し、そして、オイル通過孔からス
タッドボルトを介してエンジン側に還流することとな
る。
【0011】又、例えば大型車両と小型車両といったよ
うにサイズの異なるオイルクーラを製造する場合、オイ
ルタンクとして機能するパイプ材の長さを変更してこれ
を上プレート上に固定すれば、外径寸法や容量の異なる
オイルクーラが容易に製造されることとなる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本考案の一実施例に係るオイルクーラ
の平面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図1の
III − III線断面図を示し、図中、39はアルミニウム
製の第一プレート41と第二プレート43を交互に積層
して、これらのプレート41,43間に冷却水通路45
とオイル通路47を交互に形成したコア部で、当該コア
部39の上端面には、中央に貫通孔49を有するアルミ
ニウム製の上プレート51が固着されている。
【0013】又、上プレート51には、図4に示すよう
に第一プレート41に設けた2つの冷却水通路孔53と
連通する冷却水通路孔55と、第一プレート41に設け
た2つのオイル通路孔57の一方に連通するオイル通路
孔59が設けられており、第一プレート41の他方のオ
イル通路孔57は当該上プレート51で閉塞されてい
る。そして、上プレート51の冷却水通路孔55に、夫
々、冷却水を冷却水通路45へ導出入させる2本の水パ
イプ61,63が挿着されている。
【0014】そして、上プレート51上には、両端開口
がプラグ65で閉塞された偏平な断面楕円形状のパイプ
材67が取り付けられている。このパイプ材67は後述
するようにオイルタンクとして機能するもので、図3に
示すようにその周壁にはオイル通路孔59と連通するオ
イル通路孔69と、貫通孔49に対応して2つの貫通孔
71,73が設けられている。尚、本実施例に於ける上
記パイプ材67はプレス成形品であるが、その他、押出
し材やウェルドチューブでもよい。
【0015】一方、コア部33の下部には、図4に示す
ようにアルミニウム製の下プレート75と補強プレート
77が順次配置されており、各プレート75,77の中
央に貫通孔79,81が上記貫通孔49と同軸上に設け
られている。
【0016】そして、これらの貫通孔79,81の側方
には、第二プレート43に設けた2つのオイル通路孔5
7の一方に開口するオイル流入孔83が形成されてお
り、第二プレート43の他方のオイル通路孔57は下プ
レート75で閉塞され、又、第二プレート43に設けた
2つの冷却水通路孔53も当該下プレート75によって
閉塞されている。
【0017】更に、コア部39を形成する第一プレート
41と第二プレート43の中央には夫々貫通孔85が形
成されており、当該貫通孔85及び上記各貫通孔49,
73,79,81にアルミニウム製のカラー87が挿通
されて、その上端87aがパイプ材67内に開口してい
る。
【0018】又、図2中、89は軸方向にスタッドボル
ト挿着孔91が形成された断面T字状のシートで、当該
シート89はパイプ材67の上方から貫通孔71に挿入
されており、パイプ材67内に挿入されたその筒状部8
9aの挿入側端部89bに複数のオイル通過孔93が形
成され、そして、当該挿入側端部89bに上記カラー8
7の上端87aが嵌合している。そして、当該シート8
9を介してカラー87内に、図5の如く周壁に複数のオ
イル通過孔95が形成された中空のスタッドボルト97
を挿着して、本実施例のオイルクーラ99がエンジンの
ブラケット(図示せず)等に固定されている。尚、10
1は上記シート89の上面に形成されたO−リング10
3のリング溝である。
【0019】ところで、図4に示すように上記第一プレ
ート41と第二プレート43には、中心から90°の間
隔を置いて4個の貫通孔が形成されており、対向する2
個の貫通孔が上述した冷却水通路孔53とされ、対向す
る他の貫通孔が上述したオイル通路孔57とされてい
る。
【0020】そして、第一プレート41の外周縁及び貫
通孔縁には筒状部105,107が一体に形成され、
又、第二プレート43の外周縁と貫通孔縁には、第一プ
レート41側に突出する突出部109,111が夫々一
体に形成されている。そして、第二プレート43の突出
部109,111の外側が第一プレート41の筒状部1
05,107の内側にろう付けされて、第一プレート4
1の内側と第二プレート43の内側とで冷却水通路45
が形成され、又、第二プレート43外側と第一プレート
41の外側及び第一プレート41の筒状部105,10
7の内側とでオイル通路47が形成されている。そし
て、各オイル通路47内にはインナーフィン113が介
装されている。
【0021】又、図6及び図7に示すように、第一プレ
ート41の筒状部105には大径部115と小径部11
7が形成されており、上方の第一プレート41の大径部
115が、隣接する下方の第一プレート41の小径部1
17に嵌合状態でろう付けされて、第一プレート41の
間に第二プレート43が配置されている。
【0022】而して、上述の如き構造からなる本実施例
のオイルクーラ99は、予め、各部品に非腐食性フラッ
クスを塗布した後、第一プレート41の筒状部105,
107に第二プレート43の突出部109,111を嵌
合し、更に、第一プレート41の大径部115を他の第
一プレート41の小径部117に嵌合し、これらプレー
ト41,43の中心の貫通孔85にカラー87を挿入し
てコア部39を形成した後、上プレート51やパイプ材
67,水パイプ61,63,下プレート75,補強プレ
ート77、そして、シート89等を順次取り付けて、こ
れらを炉中で加熱し各部品をろう付けすることにより製
造される。
【0023】本実施例に係るオイルクーラ99はこのよ
うに構成されているから、当該オイルクーラ99をエン
ジンのブラケット等に固定するには、シート89を介し
てカラー87内にスタッドボルト97を挿通してこれを
締め付ければよい。
【0024】そして、図2に示すように水パイプ61か
ら導入された冷却水Wは、第一プレート41及び第二プ
レート43の冷却水通路孔53を通って各冷却水通路4
5を充満した後、他方の水パイプ63から導出する。
又、オイルOは、図3に示すようにコア部39の下部の
オイル流入孔83を通ってコア部39に流入し、各オイ
ル通路孔57を通ってオイル通路47を充満した後、冷
却水通路45内の冷却水Wと熱交換されてパイプ材67
内に流入し、そして、上記オイル通過孔93,95から
スタッドボルト97を介してエンジン側に還流すること
となる。
【0025】又、例えば大型車両と小型車両といったよ
うに外径寸法の異なるオイルクーラを製造する場合、オ
イルタンクとして機能するパイプ材67の長さを変更し
てこれを上プレート上に固定するだけで、寸法や容量の
異なるオイルクーラが容易に製造されることとなる。
【0026】このように、本実施例によれば、車種に応
じた外径寸法のオイルクーラを複数種製造する場合に、
オイルタンクとして機能するパイプ材67の長さを変更
してこれを上プレート上に固定するだけで対処できるた
め、容量の異なる複数種のオイルクーラが容易に製造で
き、然も、図8に示す従来例の如く複数種の成形用金型
が不要であると共に、パイプ材67は金型によるプレス
で安価に製造できるので、従来に比べコストの低減も可
能となる。
【0027】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、車
種に応じた外径寸法のオイルクーラを複数種製造する場
合に、オイルタンクとして機能するパイプ材の長さを変
更するだけで対処できるため、外径寸法や容量の異なる
オイルクーラを従来に比し容易且つ安価に製造できる利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るオイルクーラの平面図
である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII − III線断面図である。
【図4】コア部の分解斜視図である。
【図5】コア部の上部に取り付ける上プレートとパイプ
材等の分解斜視図である。
【図6】コア部の一部拡大断面図である。
【図7】コア部の一部拡大断面図である。
【図8】従来のオイルクーラの平面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【符号の説明】
39 コア部 41 第一プレート 43 第二プレート 45 冷却水通路 47 オイル通路 49,71,73,85 貫通孔 51 上プレート 53,55 冷却水通路孔 57,59,69 オイル通路孔 61,63 水パイプ 67 パイプ材 89 シート 93,95 オイル通過孔 97 スタッドボルト 99 オイルクーラ 113 インナーフィン O オイル W 冷却水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28D 9/00 - 9/02 F01M 5/00 F28F 3/00 - 3/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に貫通孔(85)が形成された複数
    のプレート(41,43)を交互に積層して、これらの
    プレート(41,43)間に冷却水通路(45)とオイ
    ル通路(47)が交互に形成されたコア部(39)を有
    するオイルクーラに於て、コア部(39)の上端面に、
    中央に貫通孔(49)が形成され且つ上記冷却水通路
    (45)及びオイル通路(47)に夫々連通する冷却水
    通路孔(55)とオイル通路孔(59)が形成された上
    プレート(51)を固着し、当該上プレート(51)の
    冷却水通路孔(55)に2本の水パイプ(61,63)
    を挿着すると共に、上プレート上(51)に、両端が閉
    塞され、上記貫通孔(85)に対応する貫通孔(71,
    73)と上記オイル通路孔(59)に連通するオイル通
    路孔(69)が形成されたパイプ材(67)を取り付
    け、当該パイプ材(67)の貫通孔(71,73)とコ
    ア部中央の貫通孔(85)に、パイプ材(67)の内部
    と連通するオイル通過孔(93)を設けたシート(8
    9)を介して、周壁にオイル通過孔(95)を有する中
    空のオイルクーラ固定用スタッドボルト(97)を挿着
    したことを特徴とするオイルクーラ。
JP1992060773U 1992-08-28 1992-08-28 オイルクーラ Expired - Lifetime JP2594343Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992060773U JP2594343Y2 (ja) 1992-08-28 1992-08-28 オイルクーラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992060773U JP2594343Y2 (ja) 1992-08-28 1992-08-28 オイルクーラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0630670U JPH0630670U (ja) 1994-04-22
JP2594343Y2 true JP2594343Y2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=13151947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992060773U Expired - Lifetime JP2594343Y2 (ja) 1992-08-28 1992-08-28 オイルクーラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2594343Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5420970B2 (ja) * 2009-05-22 2014-02-19 株式会社ティラド 熱交換器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63159675U (ja) * 1987-03-31 1988-10-19
JP2575515Y2 (ja) * 1990-11-14 1998-07-02 カルソニック株式会社 オイルクーラのスタッドボルト取付部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0630670U (ja) 1994-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2558019Y2 (ja) オイルクーラ
JPH10206074A (ja) 一体型熱交換器
US6082449A (en) Oil cooler structure
JPS61202084A (ja) 熱交換器
US4967834A (en) Heat exchangers
JPH1162587A (ja) オイルクーラ内蔵型ラジエータ
JP2823139B2 (ja) ハウジングレス式オイルクーラのコア部
ITMI20012266A1 (it) Scambiatore di calore di tipo modulare e metodo per la sua preparazione
JP2594343Y2 (ja) オイルクーラ
JPH0241504Y2 (ja)
JP4328425B2 (ja) 積層型熱交換器
JPH05322467A (ja) 熱交換器
JP2506076Y2 (ja) 熱交換器
JP3658801B2 (ja) 複式熱交換器
JPH03117887A (ja) 熱交換器
JPH0459425A (ja) 凝縮器
JP3322421B2 (ja) ハウジングレス式オイルクーラ
JP2634982B2 (ja) 熱交換器
JPH07280469A (ja) 水冷式オイルクーラ
JP2875362B2 (ja) ハウジングレス式オイルクーラのコア部の製造方法
JPH0523981Y2 (ja)
JP3056275U (ja) ラジエータ内蔵用オイルクーラ
JPH0810764Y2 (ja) 積層型熱交換器
JPH0346759U (ja)
JPH0719654Y2 (ja) 熱交換器