JP2000256127A - 油中水型乳化組成物 - Google Patents

油中水型乳化組成物

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JP2000256127A
JP2000256127A JP11067747A JP6774799A JP2000256127A JP 2000256127 A JP2000256127 A JP 2000256127A JP 11067747 A JP11067747 A JP 11067747A JP 6774799 A JP6774799 A JP 6774799A JP 2000256127 A JP2000256127 A JP 2000256127A
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純子 中山
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敬 稲川
Takeshi Henmi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳化安定性に優れ、塗布時には清涼感を与え
ることができてべたつきがなく、塗布後は化粧崩れしに
くく、美容効果の持続に優れた油中水型乳化組成物を提
供する。 【解決手段】 特定のポリエーテル変性シリコーン0.
05〜10重量%、ポリシロキサンを油成分の50重量
%以上含有する油成分12〜60重量%、撥水処理粉体
0.1〜60重量%、重量比が、エチルアルコール:水
=50:50〜2:98であるエチルアルコール水溶液
15〜80重量%を含有する油中水型乳化組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油中水型乳化組成
物に関し、更に詳細には、塗布時に清涼感を与え、塗布
後は肌効果の持続や化粧持ち、滑らかな感触に優れ、乳
化安定性にも優れた外用の油中水型乳化組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】粉体を含有する乳化化粧料には、ファン
デーション、マスカラ、アイライナー等のメーキャップ
化粧料や、パック、マッサージ、乳液、クリーム、クレ
ンジング料等の基礎化粧料、日焼け止め料等があるが、
乳化形態から分類すると、水中油型乳化化粧料と、油中
水型乳化化粧料に分類できる。これらの乳化化粧料は水
を含有するため、油性化粧料に比べて、肌に塗布した場
合さっぱり感を付与し、さらに油性感は少ない。又、外
観は液状やクリーム状のものが多く、肌上でののびが良
く、ムラのない均一な仕上がりが得られやすい等の特性
を有する。特に油中水型乳化化粧料は、水中油型乳化化
粧料に比べて油相が連続相であるため、皮膚表面上に水
分透過性の低い油膜を残し、長時間にわたって肌を乾燥
から保護すると共に、水と接触しても再乳化を起こすこ
とが少なく、化粧崩れが起こりにくい。又、水溶性ビタ
ミン類等の比較的不安定な水溶性薬剤や美容成分をより
安定に保つ効果があり、皮膚上に塗布した際もその撥水
性により塗布膜が長時間保持されるため、美容効果をよ
り持続させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
油中水型乳化化粧料は、安定化のために水分量を制限し
たり、又、粘性の高い油成分を使用したりすることが多
く、べたつき感や油性感が強く感じられた。そして、べ
たつきが少なく、さっぱりした使用感を得るために、後
述の一般式(2)、(3)又は(4)で示されるポリシロキサ
ンを配合することが知られている。しかし、これらのポ
リシロキサンは、通常の界面活性剤や他の油分との相溶
性が悪いという欠点があった。又、エチルアルコールを
配合して清涼感を付与することも考えられるが、系の安
定性を著しく低下させるという欠点があった。従って、
ポリシロキサン含有の系にさらにエチルアルコールを配
合することは、非常に困難であった。つまり、油中水型
乳化化粧料は水中油型化粧料に比較して優れているにも
かかわらず、清涼感のなさ、べたつき感などの使用性か
ら、多くは利用されていないのが現状である。
【0004】本発明は、前記課題を解決するものとして
なされたものであり、その目的は、安定性が高く、しか
も優れた清涼感を有し、美容効果の持続に優れ、塗布後
もさっぱりとしていながら化粧持ちの良い油中水型乳化
組成物を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結
果、特定のポリエーテル変性シリコーンを乳化剤として
用い、ポリシロキサン及び撥水処理粉体を含む油相中に
一定濃度のエチルアルコールを含む水相を特定量加える
ことで、乳化が長時間安定となり、清涼感を付与し、べ
たつきがなく、塗布後は化粧崩れしにくく、美容効果の
持続性にも優れた油中水型乳化組成物を得ることができ
ることを見出した。
【0006】すなわち、本発明は、(イ)請求項1とし
て、次の成分(A)〜(D); (A)下記一般式(1)で表されるポリエーテル変性シリコ
ーン 0.05〜10重量%
【0007】
【化6】
【0008】[式中、Rは、炭素数1〜5のアルキル
基を示す。Rは、−Q−O−(C O)
(CO)−R(但し、Qは、炭素数1〜5
の二価の炭化水素基を示し、Rは、水素原子、炭素数
1〜5のアルキル基又はアセチル基を示す。hは、1〜
50の整数、iは、0〜50の整数、jは、0〜150
の整数)を示す。] (B)下記一般式(2)、(3)、又は(4)で表されるポリシ
ロキサンの1種又は2種以上を油成分中の50重量%以
上含有する油成分 12〜60重量%
【0009】
【化7】
【0010】
【化8】
【0011】
【化9】
【0012】(式中、xは4〜100、zは1以上の整
数で、y+zは1〜100、Pは3〜6の整数を示
す。) (C)撥水処理粉体 0.1〜60重量% (D).重量比が、エチルアルコール:水=50:50〜
2:98であるエチルアルコール水溶液 15〜80重
量%、 を含有することを特徴とする油中水型乳化組成物であ
り、(ロ)請求項2として、(C)成分が、高級脂肪酸、
デキストリン脂肪酸エステル、フッ素化合物、シリコー
ン化合物からなる群より選ばれた処理剤による撥水処理
粉体である請求項1記載の油中水型乳化組成物であり、
(ハ)請求項3として、(A)成分が下記一般式(5)で表
される請求項1又は2記載の油中水型乳化組成物であ
り、
【0013】
【化10】
【0014】[式中、Rは、−Q−O−(C
O)−R(但し、Qは、炭素数1〜5の二価の炭
化水素基を示し、Rは、水素原子、炭素数1〜5のア
ルキル基又はアセチル基を示す。qは、5〜50の整
数、kは、30〜150の整数)を示す。] (二)請求項4として、更に(E)成分として、下記一
般式(6)及び/又は(7)で表されるアルキルポリエ
ーテル変性シリコーンを含有する請求項1〜3のいずれ
かの項に記載の油中水型乳化組成物である。 R SiO(4−a−b−c)/2 (6) R 11 SiO(4−a−b−c)/2 (7) [式中、Rは同一又は異なってもよく、炭素数1〜1
0のアルキル基、水素原子、アリール基、アラルキル
基、フッ素置換アルキル基を示し、Rは−C 2m
−O−(CO)−(CO)−Rで示
される基(式中、mは1〜5の整数、d、eは0以上の
整数、且つ、d+e≧1〜200であり、R は水素原
子若しくは炭素数1〜5の一価炭化水素基又はR10
(CO)−で示される有機基、R10は炭素数1〜5の
一価炭化水素基)であり、Rは炭素数10〜30の一
価炭化水素基であり、 R11は−C2n−O−
(C O)−(CO)−R12(式中、
nは1〜5の整数、f、gは0以上の整数、且つ、f+
g≧0〜200であり、R12は炭素数10〜30の一
価炭化水素基)であり、a、b、cはそれぞれ1.0≦
a≦2.5、0.001≦b≦1.5、0.001≦c
≦1.5である。〕
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる(A)成分の
ポリエーテル変性シリコーンは、前記一般式(1)で表
されるものであり、分子中にポリオキシアルキレン基を
5〜40重量%含有し、かつ、分子量が2000以上の
ものであって、その1種又は2種以上を任意に選択して
用いることができる。この(A)成分の配合量は、本発
明の油中水型乳化組成物中、0.05〜10重量%(以
下、重量%を単に「%」と示す)、好ましくは0.1〜
5%である。(A)成分を10%を超えて配合しても効
果が既に飽和に達しており意味がなく、0.05%未満
では本発明の効果が弱く、特に長期安定性に乏しい。こ
の(A)成分のポリエーテル変性シリコーンは、前記一
般式(5)で表されるものであるとより好ましい。
【0016】本発明に用いられる(B)成分は、50%
以上の前記一般式(2)、(3)又は(4)で表される
ポリシロキサンと50%未満のそれ以外の油成分からな
るものであるが、ポリシロキサンのうち好ましいものは
一般式(2)、(4)のものであり、このうち特に
(4)で表される環状のものが、揮発性を有し、油性感
がなくさっぱりした感触を与えるので好ましい。又、
(4)のポリシロキサンは、長期安定性にも優れる。こ
れらの市販品としては、例えば、SH244、SH34
4、SH245、DC345(以上東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製)、KF994、KF995、KF
996、KF9956(以上信越化学工業社製)、TS
F404、TSF405、TSF406(以上東芝シリ
コーン社製)等が挙げられる。(B)成分中、ポリシロ
キサン以外の油成分としては、例えば、流動パラフィ
ン、スクワラン等の炭化水素、ミンク油、ホホバ油等の
天然動植物油脂、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチ
ン酸オクチルドデシル等の合成エステル油等が挙げられ
る。(B)成分中のポリシロキサン量が50%未満の場
合は、乳化粒子が粗大なものになり易く、長期安定性を
保つことが難しい。(B)成分の配合量は、本発明の油
中水型乳化組成物中、12〜60%であり、好ましくは
14〜40%である。(B)成分の配合量が12%未満
では乳化が良好でなく、60%を超えると、さっぱり
感、清涼感が減じて好ましくない。
【0017】本発明に用いられる(C)成分は、化粧料
等に一般に用いられる公知の粉体を撥水処理したもので
あり、粉体としては、例えば、タルク、セリサイト、マ
イカ、カオリン、シリカ、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜
鉛、群青、紺青、酸化クロム等の無機粉体や、雲母チタ
ン等のこれらの複合無機粉体、ナイロンパウダー、ポリ
エチレンパウダー等の有機粉体、有機タール系色素及び
そのレーキ顔料等が挙げられ、撥水処理剤としては、例
えば、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、
金属石けん、アミノ酸、アルキルフォスフェート、フッ
素化合物、シリコーン化合物等が挙げられる。本発明に
用いられる(C)成分としては、これらの中でも、高級
脂肪酸、デキストリン脂肪酸エステル、フッ素化合物、
シリコーン化合物を用いて表面撥水処理した粉体がより
好ましい。なお、撥水処理しない粉体を使用した場合、
油系中に分散することは困難であり、水系中に分散する
と、使用中よれが生じやすく、塗布後は水や汗によって
化粧崩れがおきやすい。この(C)成分の配合量は、本
発明の油中水型乳化組成物に0.1〜60%、好ましく
は0.3〜30%である。(C)成分の配合量が0.1
%未満では、使用後の肌にさっぱり感を与えたり、滑ら
かな感触にしたり、メイキャップ効果を付与したりする
ことができず、60%を超える場合は、粉っぽさが著し
くなり、本発明の目的である清涼感が乏しくなる。
【0018】本発明に用いられる(D)成分のエチルア
ルコール水溶液は、エチルアルコール:水の重量比が5
0:50〜2:98の範囲であり、特に、35:65〜
5:95の範囲にあることが好ましい。エチルアルコー
ル:水の重量比が2:98未満では、エチルアルコール
による清涼感が感じられなくなり、50:50を超える
と、乳化が不安定となり、また皮膚への刺激が強くな
る。本発明の(D)成分の配合量は、本発明の油中水型
乳化組成物に15〜80%、好ましくは30〜70%で
ある。(D)成分の配合量が15%未満では、実際に使
用したときの清涼感が乏しく、80%を超えると長期安
定性が悪くなる。なお、本発明の(D)成分には、必要
に応じて、保湿剤や、各種のアミノ酸、消炎剤、殺菌
剤、ビタミン類等の薬効成分等を配合することができ
る。
【0019】本発明に用いられる(E)成分は、前記一
般式(6)及び/又は(7)で表されるアルキルポリエ
ーテル変性シリコーンであり、本発明の油中水型乳化組
成物に炭化水素、高級脂肪酸エステル等の炭素骨格を有
する油分を油成分中1%以上配合する場合にこの(E)
成分を配合すると、更に良好な乳化安定性を保つことが
できる。この(E)成分のアルキルポリエーテル変性シ
リコーンは、市販品では、例えば、ABIL EM90
(ゴールドシュミット社製)等が挙げられる。本発明の
(E)成分の配合量は、本発明の油中水型乳化組成物に
好ましくは0.05〜10%、より好ましくは0.1〜
5%である。(E)成分の配合量が0.05%未満で
は、あまり効果がなく、10%を超えて配合しても効果
が既に飽和に達しており意味がない。
【0020】本発明の油中水型乳化組成物は、例えば以
下のようにして調製できる。(B)成分に(A)成分を
添加して攪拌し、次いで(C)成分を添加、攪拌しなが
ら(D)成分を少量づつ添加して本発明の油中水型乳化
組成物を得る。本発明の油中水型乳化組成物には、さら
に(E)成分を(A)成分と共に添加することができ
る。上記の方法において、調製温度は5〜90℃の任意
の温度を用いることができる。
【0021】本発明の油中水型乳化組成物は、粘度が低
く室温下で液状のものから、クリーム状、更には固型状
のものまで、各種の性状のものが含まれる。又、本発明
の油中水型乳化組成物は、特に粘度が比較的低い場合、
長時間静置した時に上部に油成分の層が多少分離する場
合もあるが、軽い振盪により均一化することができる。
本発明の油中水型乳化組成物は、粉体を含み、清涼感の
ある化粧料であれば特に限定されず、ファンデーショ
ン、アイライナー、マスカラ、サンスクリーン料等が挙
げられ、又、各種美容剤を配合して美容効果の持続が期
待されるものとしては乳液、クリーム、パック、マッサ
ージ料等が挙げられる。
【0022】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明をさらに説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0023】実施例1〜5及び比較例1〜5 液状ファ
ンデーション 表1に示す組成の液状ファンデーションを調製し、調製
直後の乳化状態と、5℃及び45℃で2週間保存した時
の乳化安定性を、目視により、下記の4段階で評価し
た。その結果を表1に併せて示す。 (評価基準) ◎ : 非常に良好 ○ : 良好 △ : やや不良 × : 不良
【0024】(調製方法)粉体と油相を混合して攪拌
し、次いで水相を添加して乳化した。その後、ガラス容
器に充填して室温下で放置した。
【0025】
【表1】
【0026】*1:一般式(5)において、QはC
、Rは水素原子、qは7〜20の整数、kは40
〜80の整数、のものを使用した。 *2:下記の組成のものを組成物粉体とし、この組成物
粉体に対して、メチルハイドロジェンポリシロキサン
(信越化学工業社製KF99)2%を添加して加熱処理
したものを使用した。 酸化チタン 8部 タルク 4部 ベンガラ 1.2部 黄酸化鉄 2.6部 黒酸化鉄 0.2部 *3:ABIL EM90(ゴールドシュミット社製)
【0027】表1の結果から明らかなように、本発明の
液状ファンデーションは、比較例のものと比べて良好な
乳化状態と安定性を示し、炭素骨格を有する油剤である
イソオクタン酸セチルを配合した液状ファンデーション
においても、本発明の(E)成分を配合した効果が確認
された。
【0028】実施例6〜9及び比較例6〜11 乳液状
ファンデーション 表2に示す組成の乳液状ファンデーションを実施例1〜
5に準じて調製し、10名の専門パネルにより、その使
用感(清涼感、べたつきのなさ、粉っぽさ)について下
記の基準で官能評価を行った。その結果を表2に併せて
示す。 (評価基準) ◎ : 8名以上が良好と評価したもの ○ : 6〜7名が良好と評価したもの △ : 4〜5名が良好と評価したもの × : 3名以下が良好と評価したもの
【0029】
【表2】
【0030】*4:下記式(8)のものを使用した。
【化11】
【0031】(式中、rは50〜70、sは2〜4の整
数、R13は、−C−O−(C O)
であり、tは8〜10の整数である。)
【0032】表2の結果から明らかなように、本発明の
乳液状ファンデーションは、比較例のものに比べて、清
涼感、べたつきのなさ、粉っぽさのすべてにおいて優れ
たものであった。
【0033】実施例10〜13及び比較例12、13
液状ファンデーション 表3に示す組成の液状ファンデーションを実施例1〜5
に準じて調製し、10名の専門パネルにより、その外
観、使用感、化粧持ち(耐水性、耐汗性)について、実
施例6〜9の基準に準じて官能評価を行った。耐水性
は、腕に試料を塗布し、1分間流水にさらした後の化粧
くずれの状態を観察した。耐汗性は、35℃、湿度80
%の恒温恒湿室中に30分間在室した後の化粧くずれの
状態を観察した。その結果を表3に併せて示す。
【0034】
【表3】
【0035】*5: 実施例1〜5の組成物粉体とおな
じもの。 *6: 実施例1〜5の組成物粉体に対し、2%のミリ
スチン酸アルミニウムを添加、混合し、表面処理を行っ
たもの。 *7: 実施例1〜5の組成物粉体に対し、2%のデキ
ストリンパルミチン酸エステルを添加、混合し、表面処
理を行ったもの。 *8: 実施例1〜5の組成物粉体に対し、2%のパー
フルオロアルキルリン酸エステルを添加、混合し、表面
処理を行ったもの。
【0036】表3の結果から明らかなように、本発明の
液状ファンデーションは、比較例のものに比べて、外
観、使用感、化粧持ち(耐水性、耐汗性)のすべてにお
いて優れたものであった。
【0037】 実施例14 クリームアイシャドウ (処方) (%) (1)ポリエーテル変性シリコーン*1 1.0 (2)ジメチルポリシロキサン 7.0 (3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (4)メチルフェニルポリシロキサン 6.0 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.01 (6)セタノール 0.5 (7)ミツロウ 1.0 (8)香料 適量 (9)パルミチン酸処理酸化チタン*9 2.0 (10)パルミチン酸処理酸化鉄*10 0.2 (11)パルミチン酸処理雲母チタン*11 10.0 (12)30%(W/W)エチルアルコール 残量 (13)ジプロピレングリコール 3.0 (14)塩化ナトリウム 0.2 (15)キサンタンガム 0.1 *9:酸化チタンに2%のパルミチン酸アルミニウムを添加、混合し、表面処理 を行ったもの。 *10:酸化鉄に2%のパルミチン酸アルミニウムを添加、混合し、表面処理を 行ったもの。 *11:雲母チタンに2%のパルミチン酸アルミニウムを添加、混合し、表面処 理を行ったもの。 (製法) A.成分(1)〜(11)を50℃にて混合分散する。 B.成分(12)〜(15)を50℃にて混合する。 C.AにBを攪拌しながら徐々に加えて乳化し、冷却後
脱泡してクリームアイシャドウを得た。
【0038】 実施例15 サンスクリーンローション (処方) (%) (1)ポリエーテル変性シリコーン*1 1.0 (2)ジメチルポリシロキサン 5.0 (3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (4)イソノナン酸イソトリデシル 5.0 (5)オクチルメトキシシンナメート 5.0 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.01 (7)香料 適量 (8)シリコーン処理微粒子酸化チタン*12 10.0 (9)シリコーン処理微粒子酸化亜鉛*13 10.0 (10)40%(W/W)エチルアルコール 残量 (11)ジプロピレングリコール 3.0 (12)塩化ナトリウム 0.2 *12:微粒子酸化チタンに、メチルハイドロジェンポリシロキサン(信越化学 工業社製KF99)2%を添加して加熱処理したもの。 *13:微粒子酸化亜鉛に、メチルハイドロジェンポリシロキサン(信越化学工 業社製KF99)2%を添加して加熱処理したもの。 (製法) A.成分(1)〜(9)を室温にて混合分散する。 B.成分(10)〜(12)を室温にて混合する。 C.AにBを攪拌しながら徐々に加えて乳化し、脱泡し
てサンスクリーンローションを得た。
【0039】 実施例16 クレンジングミルク (処方) (%) (1)ポリエーテル変性シリコーン*1 1.5 (2)アルキルポリエーテル変性シリコーン*3 1.0 (3)イソノナン酸イソトリデシル 10.0 (4)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (5)ジメチルポリシロキサン 5.0 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.01 (7)香料 適量 (8)シリコーン処理シリカ*14 1.0 (9)30%(W/W)エチルアルコール 残量 (10)ポリエチレングリコール 3.0 (11)リン酸1水素ナトリウム 0.3 *14:シリカに、メチルハイドロジェンポリシロキサン(信越化学工業社製K F99)2%を添加して加熱処理したもの。 (製法) A.成分(1)〜(8)を室温にて混合分散する。 B.成分(9)〜(11)を室温にて混合する。 C.AにBを攪拌しながら徐々に加えて乳化し、脱泡し
てクレンジングミルクを得た。
【0040】 実施例17 美容液 (処方) (%) (1)ポリエーテル変性シリコーン*1 1.5 (2)アルキルポリエーテル変性シリコーン*3 1.0 (3)セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.5 (4)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 (5)トリオクタン酸グリセリル 3.0 (6)パーフルオロポリエーテル 0.5 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.01 (8)香料 適量 (9)フッ素処理酸化チタン*15 1.0 (10)フッ素処理シリカ*16 1.0 (11)10%(W/W)エチルアルコール 残量 (12)グリセリン 3.0 (13)プロピレングリコール 3.0 (14)アスコルビルリン酸マグネシウム 3.0 (15)クエン酸ナトリウム 0.5 *15:酸化チタンに、2%のパーフルオロアルキルリン酸エステルを添加、混 合し、表面処理を行ったもの。 *16:シリカに、2%のパーフルオロアルキルリン酸エステルを添加、混合し 、表面処理を行ったもの。 (製法) A.成分(1)〜(10)を室温にて混合分散する。 B.成分(11)〜(15)を室温にて混合する。 C.AにBを攪拌しながら徐々に加えて乳化し、脱泡し
て美容液を得た。
【0041】 実施例18 保湿パック (処方) (%) (1)ポリエーテル変性シリコーン*1 3.0 (2)アルキルポリエーテル変性シリコーン*3 3.0 (3)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 (4)トリオクタン酸グリセリル 3.0 (5)流動パラフィン 5.0 (6)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.01 (8)香料 適量 (9)シリコーン処理酸化チタン*17 5.0 (10)シリコーン処理酸化鉄*18 0.2 (11)ナイロン粉末 1.0 (12)5%(W/W)エチルアルコール 残量 (13)グリセリン 3.0 (14)1,3−ブチレングリコール 15.0 (15)乳酸ナトリウム 1.0 (16)赤色106号 適量 *17:酸化チタンに、メチルハイドロジェンポリシロキサン(信越化学工業社 製KF99)2%を添加して加熱処理したもの。 18:酸化鉄に、メチルハイドロジェンポリシロキサン(信越化学工業社製KF 99)2%を添加して加熱処理したもの。 (製法) A.成分(1)〜(11)を室温にて混合分散する。 B.成分(12)〜(16)を各々室温にて混合する。 C.AにBを攪拌しながら徐々に加えて乳化し、脱泡し
て保湿パックを得た。
【0042】実施例14のクリームアイシャドウ、実施
例15のサンスクリーンローション、実施例16のクレ
ンジングミルク、実施例17の美容液および実施例18
の保湿パックは、いずれも乳化安定性に優れ、塗布時に
は清涼感を与えることができ、べたつきがなく、耐水
性、耐汗性の良いものであった。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の油中水型乳
化組成物は、乳化安定性に優れ、塗布時には清涼感を与
えることができてべたつきがなく、塗布後は化粧崩れし
にくく、美容効果の持続に優れたものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/032 A61K 7/032 7/42 7/42 7/48 7/48 Fターム(参考) 4C083 AA082 AB051 AB172 AB212 AB232 AB242 AB282 AB332 AC012 AC022 AC072 AC101 AC102 AC122 AC302 AC342 AC352 AC422 AC442 AC482 AC812 AC842 AD042 AD072 AD151 AD152 AD161 AD162 AD172 AD352 AD642 BB11 BB25 CC03 CC04 CC05 CC07 CC12 CC14 CC19 DD23 DD27 DD32 EE12 EE17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)〜(D); (A)下記一般式(1)で表されるポリエーテル変性シリコ
    ーン 0.05〜10重量% 【化1】 [式中、Rは、炭素数1〜5のアルキル基を示す。R
    は、−Q−O−(C O)−(CO)
    −R(但し、Qは、炭素数1〜5の二価の炭化水
    素基を示し、Rは、水素原子、炭素数1〜5のアルキ
    ル基又はアセチル基を示す。hは、1〜50の整数、i
    は、0〜50の整数、jは、0〜150の整数)を示
    す。] (B)下記一般式(2)、(3)又は(4)で表されるポリシロ
    キサンの1種又は2種以上を油成分中の50重量%以上
    含有する油成分 12〜60重量% 【化2】 【化3】 【化4】 (式中、xは4〜100、zは1以上の整数で、y+z
    は1〜100、Pは3〜6の整数を示す。) (C)撥水処理粉体 0.1〜60重量% (D)重量比が、エチルアルコール:水=50:50〜
    2:98であるエチルアルコール水溶液 15〜80重
    量% を含有することを特徴とする油中水型乳化組成物。
  2. 【請求項2】 (C)成分が、高級脂肪酸、デキストリン
    脂肪酸エステル、フッ素化合物、シリコーン化合物から
    なる群より選ばれた処理剤による撥水処理粉体である請
    求項1記載の油中水型乳化組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分が下記一般式(5)で表される請
    求項1又は2記載の油中水型乳化組成物。 【化5】 [式中、Rは、−Q−O−(CO)−R
    (但し、Qは、炭素数1〜5の二価の炭化水素基を示
    し、Rは、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は
    アセチル基を示す。qは、5〜50の整数、kは、30
    〜150の整数)を示す。]
  4. 【請求項4】 更に(E)成分として、下記一般式
    (6)及び/又は(7)で表されるアルキルポリエーテ
    ル変性シリコーンを含有する請求項1〜3のいずれかの
    項に記載の油中水型乳化組成物。 R SiO(4−a−b−c)/2 (6) R 11 SiO(4−a−b−c)/2 (7) [式中、Rは同一又は異なってもよく、炭素数1〜1
    0のアルキル基、水素原子、アリール基、アラルキル
    基、フッ素置換アルキル基を示し、Rは−C 2m
    −O−(CO)−(CO)−Rで示
    される基(式中、mは1〜5の整数、d、eは0以上の
    整数、且つ、d+e≧1〜200であり、R は水素原
    子若しくは炭素数1〜5の一価炭化水素基又はR10
    (CO)−で示される有機基、R10は炭素数1〜5の
    一価炭化水素基)であり、Rは炭素数10〜30の一
    価炭化水素基であり、 R11は−C2n−O−
    (C O)−(CO)−R12(式中、
    nは1〜5の整数、f、gは0以上の整数、且つ、f+
    g≧0〜200であり、R12は炭素数10〜30の一
    価炭化水素基)であり、a、b、cはそれぞれ1.0≦
    a≦2.5、0.001≦b≦1.5、0.001≦c
    ≦1.5である。〕
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