JP2000254252A - ゴルフボール - Google Patents
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- A63B37/02—Special cores
- A63B37/04—Rigid cores
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- A63B37/0003—Golf balls
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- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
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- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/0038—Intermediate layers, e.g. inner cover, outer core, mantle
- A63B37/004—Physical properties
- A63B37/0043—Hardness
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【解決手段】ボール表面からボール中心までの任意の距
離（Ｌ）ｍｍにおけるボールの硬度をＪＩＳ−Ｃ硬度で
（Ｃ）とした場合、（Ｃ）が ０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ＜１０ｍｍのとき、９３−１．３
×（Ｌ）≧（Ｃ）≧８３−１．３×（Ｌ）であり、かつ １０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ≦ボール中心のとき、６７≦
（Ｃ）≦８０である。最外層カバー、内層カバー、コア
の表面の順に硬度（Ｃ）が低くなり、かつ（Ｌ）ｍｍ＝
８ｍｍからボール中心までの硬度（Ｃ）が測定誤差±３
の同一硬度である。ディンプルが互いに直径の異なる３
種以上のディンプルを有し、ディンプルの平均直径が
３．３〜４．０ｍｍ、平均深さが０．１１〜０．１７ｍ
ｍであり、かつ平均直径と平均深さの比率が２５〜３３
である。ディンプルの総数が３８０〜４５０個である。 【効果】ボールの変形量が比較的大きく、インパクト時
の反発性が高く、飛距離の向上を図ることができると共
に、良好な打感を有する。
離（Ｌ）ｍｍにおけるボールの硬度をＪＩＳ−Ｃ硬度で
（Ｃ）とした場合、（Ｃ）が ０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ＜１０ｍｍのとき、９３−１．３
×（Ｌ）≧（Ｃ）≧８３−１．３×（Ｌ）であり、かつ １０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ≦ボール中心のとき、６７≦
（Ｃ）≦８０である。最外層カバー、内層カバー、コア
の表面の順に硬度（Ｃ）が低くなり、かつ（Ｌ）ｍｍ＝
８ｍｍからボール中心までの硬度（Ｃ）が測定誤差±３
の同一硬度である。ディンプルが互いに直径の異なる３
種以上のディンプルを有し、ディンプルの平均直径が
３．３〜４．０ｍｍ、平均深さが０．１１〜０．１７ｍ
ｍであり、かつ平均直径と平均深さの比率が２５〜３３
である。ディンプルの総数が３８０〜４５０個である。 【効果】ボールの変形量が比較的大きく、インパクト時
の反発性が高く、飛距離の向上を図ることができると共
に、良好な打感を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コアと、内層カバ
ーと、外層カバーとの３層構造以上の多層構造のゴルフ
ボールに関し、特に十分な反発特性が得られ、飛距離性
能及び打感に優れたゴルフボールに関する。
ーと、外層カバーとの３層構造以上の多層構造のゴルフ
ボールに関し、特に十分な反発特性が得られ、飛距離性
能及び打感に優れたゴルフボールに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
ゴルフボールは、その性能を改良するために、スリーピ
ースやフォーピースといった様々なマルチピースタイプ
の提案が多くなされている。
ゴルフボールは、その性能を改良するために、スリーピ
ースやフォーピースといった様々なマルチピースタイプ
の提案が多くなされている。
【０００３】このようなマルチピースタイプのソリッド
ゴルフボールは、ツーピースソリッドゴルフボールの持
つ飛距離特性を維持しながら、ツーピースゴルフボール
のコントロール性を改善しようとするものであるが、更
に反発性を高め、しかもスピン性能をも良好にしたマル
チピースソリッドゴルフボールが望まれる。
ゴルフボールは、ツーピースソリッドゴルフボールの持
つ飛距離特性を維持しながら、ツーピースゴルフボール
のコントロール性を改善しようとするものであるが、更
に反発性を高め、しかもスピン性能をも良好にしたマル
チピースソリッドゴルフボールが望まれる。
【０００４】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、十分な反発特性を有し、飛距離性能、打感に優れた
３層構造以上の多層構造のゴルフボールを提供すること
を目的とする。
で、十分な反発特性を有し、飛距離性能、打感に優れた
３層構造以上の多層構造のゴルフボールを提供すること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明は、上記目的を達成するため、下記ゴルフボールを
提供する。
発明は、上記目的を達成するため、下記ゴルフボールを
提供する。
【０００６】請求項１：コアと、該コアを被覆する内層
カバーと、該内層カバーを被覆する最外層カバーとを具
備してなる３層構造以上の構造を有し、表面に多数のデ
ィンプルが形成されたゴルフボールにおいて、ボール表
面からボール中心までの任意の距離（Ｌ）ｍｍにおける
ボールの硬度をＪＩＳ−Ｃ硬度で（Ｃ）とした場合、
（Ｃ）が ０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ＜１０ｍｍのとき、９３−１．３
×（Ｌ）≧（Ｃ）≧８３−１．３×（Ｌ）であり、かつ １０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ≦ボール中心のとき、６７≦
（Ｃ）≦８０であると共に、最外層カバー、内層カバ
ー、コアの表面の順に硬度（Ｃ）が低くなり、かつ
（Ｌ）ｍｍ＝８ｍｍからボール中心までの硬度（Ｃ）が
測定誤差±３の同一硬度であり、ディンプルが互いに直
径の異なる３種以上のディンプルを有し、ディンプルの
平均直径が３．３〜４．０ｍｍ、平均深さが０．１１〜
０．１７ｍｍであり、かつ平均直径と平均深さの比率が
２５〜３３であると共に、これらディンプルの総数が３
８０〜４５０個であることを特徴とするゴルフボール。
カバーと、該内層カバーを被覆する最外層カバーとを具
備してなる３層構造以上の構造を有し、表面に多数のデ
ィンプルが形成されたゴルフボールにおいて、ボール表
面からボール中心までの任意の距離（Ｌ）ｍｍにおける
ボールの硬度をＪＩＳ−Ｃ硬度で（Ｃ）とした場合、
（Ｃ）が ０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ＜１０ｍｍのとき、９３−１．３
×（Ｌ）≧（Ｃ）≧８３−１．３×（Ｌ）であり、かつ １０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ≦ボール中心のとき、６７≦
（Ｃ）≦８０であると共に、最外層カバー、内層カバ
ー、コアの表面の順に硬度（Ｃ）が低くなり、かつ
（Ｌ）ｍｍ＝８ｍｍからボール中心までの硬度（Ｃ）が
測定誤差±３の同一硬度であり、ディンプルが互いに直
径の異なる３種以上のディンプルを有し、ディンプルの
平均直径が３．３〜４．０ｍｍ、平均深さが０．１１〜
０．１７ｍｍであり、かつ平均直径と平均深さの比率が
２５〜３３であると共に、これらディンプルの総数が３
８０〜４５０個であることを特徴とするゴルフボール。
【０００７】請求項２：最外層カバーが、ＪＩＳ−Ｃ硬
度８３〜９３の熱可塑性樹脂にて形成された請求項１記
載のゴルフボール。
度８３〜９３の熱可塑性樹脂にて形成された請求項１記
載のゴルフボール。
【０００８】請求項３：内層カバーが、ＪＩＳ−Ｃ硬度
７５〜８５の熱可塑性樹脂にて形成された請求項１又は
２記載のゴルフボール。
７５〜８５の熱可塑性樹脂にて形成された請求項１又は
２記載のゴルフボール。
【０００９】請求項４：コアの表面硬度がＪＩＳ−Ｃ硬
度７０〜８０であり、かつコア表面より２ｍｍ内部から
コア中心までの硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で測定誤差±３の
同一硬度であると共に、上記コア表面硬度がコア中心の
硬度よりＪＩＳ−Ｃ硬度で３以上硬い請求項１乃至３の
いずれか１項記載のゴルフボール。
度７０〜８０であり、かつコア表面より２ｍｍ内部から
コア中心までの硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で測定誤差±３の
同一硬度であると共に、上記コア表面硬度がコア中心の
硬度よりＪＩＳ−Ｃ硬度で３以上硬い請求項１乃至３の
いずれか１項記載のゴルフボール。
【００１０】本発明のゴルフボールは、特にゴルフボー
ルの表面付近から内側に向かっての硬度に着目し、最外
層カバー、内層カバー、コア表面の順に硬度を小さく
し、表面からコア表面付近までを順次軟らかく形成する
と共に、コア中心部の硬度を一定にすることによって、
インパクト時のボール変形プロセスをより効果的に作用
させ、十分な反発特性を得ることができるように形成し
たものである。更には、最外層カバーの硬さを比較的硬
く形成することによって、ゴルフボールの構造全体の変
形量を比較的大きくするように構成したものである。こ
の場合、ドライバーでのスピン量は、若干減少するおそ
れがあるが、これはディンプルを適正化して、構造から
得られる初期条件特性を有効に生かすことにより、ディ
ンプルとのマッチングを図ったものである。
ルの表面付近から内側に向かっての硬度に着目し、最外
層カバー、内層カバー、コア表面の順に硬度を小さく
し、表面からコア表面付近までを順次軟らかく形成する
と共に、コア中心部の硬度を一定にすることによって、
インパクト時のボール変形プロセスをより効果的に作用
させ、十分な反発特性を得ることができるように形成し
たものである。更には、最外層カバーの硬さを比較的硬
く形成することによって、ゴルフボールの構造全体の変
形量を比較的大きくするように構成したものである。こ
の場合、ドライバーでのスピン量は、若干減少するおそ
れがあるが、これはディンプルを適正化して、構造から
得られる初期条件特性を有効に生かすことにより、ディ
ンプルとのマッチングを図ったものである。
【００１１】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のゴルフボールは、上述したように、コア
と、該コアを被覆する内層カバーと、該内層カバーを被
覆してなる最外層カバーとを具備した多層構造のゴルフ
ボールであり、ボール表面から中心までの任意の距離を
（Ｌ）ｍｍとした場合、０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ＜１０ｍ
ｍと１０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ≦ボール中心とに区分し、
この２つの範囲におけるボールの部分硬度を適正化した
ものである。
と、本発明のゴルフボールは、上述したように、コア
と、該コアを被覆する内層カバーと、該内層カバーを被
覆してなる最外層カバーとを具備した多層構造のゴルフ
ボールであり、ボール表面から中心までの任意の距離を
（Ｌ）ｍｍとした場合、０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ＜１０ｍ
ｍと１０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ≦ボール中心とに区分し、
この２つの範囲におけるボールの部分硬度を適正化した
ものである。
【００１２】即ち、ボールの部分硬度をＪＩＳ−Ｃで
（Ｃ）とした場合、の任意の位置において、９３−
１．３×（Ｌ）≧（Ｃ）≧８３−１．３×（Ｌ）、特に
９１−１．３×（Ｌ）≧（Ｃ）≧８１−１．３×（Ｌ）
であること、の任意の位置の場合、６７≦（Ｃ）≦８
０、特に６８≦（Ｃ）≦７８であるという及びの要
件を両方満たすことが必要である。
（Ｃ）とした場合、の任意の位置において、９３−
１．３×（Ｌ）≧（Ｃ）≧８３−１．３×（Ｌ）、特に
９１−１．３×（Ｌ）≧（Ｃ）≧８１−１．３×（Ｌ）
であること、の任意の位置の場合、６７≦（Ｃ）≦８
０、特に６８≦（Ｃ）≦７８であるという及びの要
件を両方満たすことが必要である。
【００１３】この場合、本発明においては、上記硬度要
件下において、ボール表面から８ｍｍ内側の部分よりコ
ア中心にかけての硬度は実質的に同一硬度であることを
要する。ここで、実質的に同一硬度とは、ボール表面を
実際に測定した場合、ＪＩＳ−Ｃ硬度で±３は測定誤差
として許容範囲とすることを意味する。
件下において、ボール表面から８ｍｍ内側の部分よりコ
ア中心にかけての硬度は実質的に同一硬度であることを
要する。ここで、実質的に同一硬度とは、ボール表面を
実際に測定した場合、ＪＩＳ−Ｃ硬度で±３は測定誤差
として許容範囲とすることを意味する。
【００１４】ここで、コアとしては、公知のソリッドコ
アを挙げることができ、公知のゴム組成物にて形成する
ことができるが、基材として、ポリブタジエンを使用し
たものが好ましい。このポリブタジエンとしては、シス
構造を少なくとも４０％以上有する１，４−シスポリブ
タジエンが好適である。また、この基材ゴム中には、所
望によりポリブタジエンに天然ゴム、ポリイソプレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴムなどを適宜配合することが
できる。ゴム成分を多くすることにより、ゴルフボール
の反発性を向上させることができる。なお、ポリブタジ
エン１００重量部に対してこれら他のゴム成分は１０重
量部以下にすることが好ましい。
アを挙げることができ、公知のゴム組成物にて形成する
ことができるが、基材として、ポリブタジエンを使用し
たものが好ましい。このポリブタジエンとしては、シス
構造を少なくとも４０％以上有する１，４−シスポリブ
タジエンが好適である。また、この基材ゴム中には、所
望によりポリブタジエンに天然ゴム、ポリイソプレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴムなどを適宜配合することが
できる。ゴム成分を多くすることにより、ゴルフボール
の反発性を向上させることができる。なお、ポリブタジ
エン１００重量部に対してこれら他のゴム成分は１０重
量部以下にすることが好ましい。
【００１５】また、上記ゴム組成物には、架橋剤として
メタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪酸の
亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチルプロパンメタクリ
レート等のエステル化合物を配合し得るが、特に反発性
の高さからアクリル酸亜鉛を好適に使用し得る。これら
架橋剤の配合量は、上記基材ゴム１００重量部に対して
１０〜４０重量部とすることが好ましい。
メタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪酸の
亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチルプロパンメタクリ
レート等のエステル化合物を配合し得るが、特に反発性
の高さからアクリル酸亜鉛を好適に使用し得る。これら
架橋剤の配合量は、上記基材ゴム１００重量部に対して
１０〜４０重量部とすることが好ましい。
【００１６】上記ゴム組成物には、通常加硫剤が配合さ
れるが、この加硫剤中には、１分間で半減期を迎える温
度を１５５℃以下とするパーオキサイドが含まれている
ことが推奨され、その配合量は加硫剤全体の３０重量％
以上、特に４０〜７０重量％であることが好ましい。こ
のようなパーオキサイドとしては、市販品を挙げること
ができ、例えば、パーヘキサ３Ｍ（日本油脂社製）等が
挙げられる。その配合量は、基材ゴム１００重量部に対
して０．６〜２重量部とすることができる。
れるが、この加硫剤中には、１分間で半減期を迎える温
度を１５５℃以下とするパーオキサイドが含まれている
ことが推奨され、その配合量は加硫剤全体の３０重量％
以上、特に４０〜７０重量％であることが好ましい。こ
のようなパーオキサイドとしては、市販品を挙げること
ができ、例えば、パーヘキサ３Ｍ（日本油脂社製）等が
挙げられる。その配合量は、基材ゴム１００重量部に対
して０．６〜２重量部とすることができる。
【００１７】更に、上記ゴム組成物には、必要に応じて
老化防止剤や比重調整の充填剤として酸化亜鉛や硫酸バ
リウム等を配合することができる。なお、上記比重調整
剤の配合量は、基材ゴム１００重量部に対して１〜３０
重量部とすることができる。
老化防止剤や比重調整の充填剤として酸化亜鉛や硫酸バ
リウム等を配合することができる。なお、上記比重調整
剤の配合量は、基材ゴム１００重量部に対して１〜３０
重量部とすることができる。
【００１８】上記コアの製造において、上記ゴム組成物
は、公知の方法で加硫・硬化させて製造することがで
き、得られるコアは、一層であっても２層以上の多層構
造を有していてもよく、その外径は２４〜４１ｍｍ、特
に２５〜４０ｍｍとすることができる。
は、公知の方法で加硫・硬化させて製造することがで
き、得られるコアは、一層であっても２層以上の多層構
造を有していてもよく、その外径は２４〜４１ｍｍ、特
に２５〜４０ｍｍとすることができる。
【００１９】本発明のコアにおいては、その外側表面硬
度がＪＩＳ−Ｃ硬度７０〜８０、特に７１〜７９である
ことが推奨され、またコア表面より２ｍｍ以上の内部か
らコア中心までの内部硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で測定誤差
±３以内の実質的に同一硬度であると共に、上記外側表
面硬度が上記内部硬度（コアの中心硬度）よりＪＩＳ−
Ｃ硬度で３以上、特に４以上硬いことが好ましい。この
場合、硬度差が３未満であると、コアと隣接する層との
エネルギー伝搬が非効率的になり、反発性が得にくい場
合がある。
度がＪＩＳ−Ｃ硬度７０〜８０、特に７１〜７９である
ことが推奨され、またコア表面より２ｍｍ以上の内部か
らコア中心までの内部硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で測定誤差
±３以内の実質的に同一硬度であると共に、上記外側表
面硬度が上記内部硬度（コアの中心硬度）よりＪＩＳ−
Ｃ硬度で３以上、特に４以上硬いことが好ましい。この
場合、硬度差が３未満であると、コアと隣接する層との
エネルギー伝搬が非効率的になり、反発性が得にくい場
合がある。
【００２０】本発明のゴルフボールは、上記ソリッドコ
アに内層カバーと最外層カバーとの少なくとも２層のカ
バーを被覆形成してなるもので、いずれのカバー材とも
熱可塑性樹脂等の公知のカバー材を使用して形成するこ
とができる。
アに内層カバーと最外層カバーとの少なくとも２層のカ
バーを被覆形成してなるもので、いずれのカバー材とも
熱可塑性樹脂等の公知のカバー材を使用して形成するこ
とができる。
【００２１】本発明において、使用される内層カバー材
としては、ＪＩＳ−Ｃ硬度７５〜８５、特に７７〜８３
の熱可塑性樹脂、最外層カバー材としては、ＪＩＳ−Ｃ
硬度８３〜９３、特に８４〜９２の熱可塑性樹脂を使用
することが好ましく、この場合、最外層カバー、内層カ
バー、コア表面の順に硬度を低く形成するものである。
なお、最外層カバーと内層カバーとの間に更に中間カバ
ーを形成する場合は、その硬度を最外層カバーと同一又
はこれより低く、かつ内層カバーと同一又はこれより高
く形成する。
としては、ＪＩＳ−Ｃ硬度７５〜８５、特に７７〜８３
の熱可塑性樹脂、最外層カバー材としては、ＪＩＳ−Ｃ
硬度８３〜９３、特に８４〜９２の熱可塑性樹脂を使用
することが好ましく、この場合、最外層カバー、内層カ
バー、コア表面の順に硬度を低く形成するものである。
なお、最外層カバーと内層カバーとの間に更に中間カバ
ーを形成する場合は、その硬度を最外層カバーと同一又
はこれより低く、かつ内層カバーと同一又はこれより高
く形成する。
【００２２】更に、最外層カバーとコア表面との硬度差
は、ＪＩＳ−Ｃ硬度で２〜４０、特に４〜３５とするこ
とが好ましく、最外層カバーと内層カバーとの硬度差は
ＪＩＳ−Ｃ硬度で１〜２０、特に２〜１５とすることが
好ましく、内層カバーとコア表面との硬度差はＪＩＳ−
Ｃ硬度で１〜１５、特に２〜１３とすることが好まし
い。
は、ＪＩＳ−Ｃ硬度で２〜４０、特に４〜３５とするこ
とが好ましく、最外層カバーと内層カバーとの硬度差は
ＪＩＳ−Ｃ硬度で１〜２０、特に２〜１５とすることが
好ましく、内層カバーとコア表面との硬度差はＪＩＳ−
Ｃ硬度で１〜１５、特に２〜１３とすることが好まし
い。
【００２３】なお、上記各カバーはアイオノマー樹脂等
の公知の熱可塑性材料にて形成することができる。
の公知の熱可塑性材料にて形成することができる。
【００２４】また、カバー全体の厚さは２〜１５ｍｍ、
特に３〜１２ｍｍとすることが好ましく、そのうち最外
層カバーの厚さは０．５〜５ｍｍ、特に１〜４ｍｍ、内
層カバーの厚さは０．５〜１０ｍｍ、特に１〜８ｍｍと
することができる。
特に３〜１２ｍｍとすることが好ましく、そのうち最外
層カバーの厚さは０．５〜５ｍｍ、特に１〜４ｍｍ、内
層カバーの厚さは０．５〜１０ｍｍ、特に１〜８ｍｍと
することができる。
【００２５】本発明のゴルフボールは、通常のゴルフボ
ールと同様にして、最外層カバー表面に多数のディンプ
ルを形成するものであり、ディンプル形状、ディンプル
配列は種々選定されるが、特に、最外層カバーの表面に
互いに直径の異なる３種類以上、特に３又は４種類のデ
ィンプルを形成すると共に、ディンプルの平均直径を
３．３〜４．０ｍｍ、特に３．３５〜３．９ｍｍ、平均
深さは０．１１〜０．１７ｍｍ、特に０．１２〜０．１
６ｍｍとし、これら平均直径と平均深さの比率を２５〜
３３、特に２５．５〜３１とすること、更にディンプル
の総数を３８０〜４５０個、特に３９０〜４４０個にす
ることがスピン量の減少を抑制する上で推奨される。
ールと同様にして、最外層カバー表面に多数のディンプ
ルを形成するものであり、ディンプル形状、ディンプル
配列は種々選定されるが、特に、最外層カバーの表面に
互いに直径の異なる３種類以上、特に３又は４種類のデ
ィンプルを形成すると共に、ディンプルの平均直径を
３．３〜４．０ｍｍ、特に３．３５〜３．９ｍｍ、平均
深さは０．１１〜０．１７ｍｍ、特に０．１２〜０．１
６ｍｍとし、これら平均直径と平均深さの比率を２５〜
３３、特に２５．５〜３１とすること、更にディンプル
の総数を３８０〜４５０個、特に３９０〜４４０個にす
ることがスピン量の減少を抑制する上で推奨される。
【００２６】ここで、平均直径は直径の異なる数種のデ
ィンプルの平均値、平均深さは深さの異なる数種のディ
ンプルの平均値である。
ィンプルの平均値、平均深さは深さの異なる数種のディ
ンプルの平均値である。
【００２７】なお、本発明のゴルフボールは、その直
径、重さはゴルフ規則に従い、直径４２．６０〜４２．
７５ｍｍ、重量は４５．１〜４５．９３ｇに形成するこ
とができる。
径、重さはゴルフ規則に従い、直径４２．６０〜４２．
７５ｍｍ、重量は４５．１〜４５．９３ｇに形成するこ
とができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、ボールの変形
量が比較的大きく、インパクト時の反発性が高く、飛距
離の向上を図ることができると共に、良好な打感を有す
るものである。
量が比較的大きく、インパクト時の反発性が高く、飛距
離の向上を図ることができると共に、良好な打感を有す
るものである。
【００２９】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
【００３０】〔実施例、比較例〕表１，２で示される材
料をそれぞれ使用して、同一条件にて製造したコア、内
層カバー、最外層カバーを有し、表３に示す態様のディ
ンプルを配列してなるゴルフボールを得た。得られたボ
ールの部分硬度を表４，表５に示す。次いで、得られた
ゴルフボールについて、それぞれ下記の通り諸特性を評
価した。結果を表６，７に示す。飛距離 スイングロボットを用い、ロフト角９．５度のブリヂス
トンスポーツ社製ゴルフクラブ「２３０Ｔｉ」（以下、
＃Ｗ１という）でヘッドスピード４５ｍ／ｓ（ＨＳ４
５）で打撃し、スピン量、キャリー及びトータル飛距離
をそれぞれ測定した。Ｃ．Ｏ．Ｒ（反発係数） 十分に重量のある鋼鉄製の壁面に、各ボールをボール速
度３８ｍ／ｓで衝突させ、衝突の前／衝突の後の速度比
を算出した。接触面積率 スイングロボットを用い、＃Ｗ１にてヘツドスピード４
５ｍ／ｓ（ＨＳ４５）にて実打した時のクラブフェース
とボールの接触面積を感圧紙を用いて測定し、面積を計
測した。打球感 プロゴルファー３名により＃Ｗ１で打撃した時の打感を
打球感として評価した。 ◎：３名が適度なソフト感としっかり感があると判定 ○：２名が適度なソフト感としっかり感があると判定 ×：３名が軟らかすぎると判定
料をそれぞれ使用して、同一条件にて製造したコア、内
層カバー、最外層カバーを有し、表３に示す態様のディ
ンプルを配列してなるゴルフボールを得た。得られたボ
ールの部分硬度を表４，表５に示す。次いで、得られた
ゴルフボールについて、それぞれ下記の通り諸特性を評
価した。結果を表６，７に示す。飛距離 スイングロボットを用い、ロフト角９．５度のブリヂス
トンスポーツ社製ゴルフクラブ「２３０Ｔｉ」（以下、
＃Ｗ１という）でヘッドスピード４５ｍ／ｓ（ＨＳ４
５）で打撃し、スピン量、キャリー及びトータル飛距離
をそれぞれ測定した。Ｃ．Ｏ．Ｒ（反発係数） 十分に重量のある鋼鉄製の壁面に、各ボールをボール速
度３８ｍ／ｓで衝突させ、衝突の前／衝突の後の速度比
を算出した。接触面積率 スイングロボットを用い、＃Ｗ１にてヘツドスピード４
５ｍ／ｓ（ＨＳ４５）にて実打した時のクラブフェース
とボールの接触面積を感圧紙を用いて測定し、面積を計
測した。打球感 プロゴルファー３名により＃Ｗ１で打撃した時の打感を
打球感として評価した。 ◎：３名が適度なソフト感としっかり感があると判定 ○：２名が適度なソフト感としっかり感があると判定 ×：３名が軟らかすぎると判定
【００３１】
【表１】 ＊加硫条件Ｉ ：１２５℃，４０分の後１７０℃，１０
分の加硫 加硫条件ＩＩ：１７０℃，１５分の加硫
分の加硫 加硫条件ＩＩ：１７０℃，１５分の加硫
【００３２】
【表２】 ＊加硫条件Ｉ ：１２５℃，４０分の後１７０℃，１０
分の加硫 加硫条件ＩＩ：１７０℃，１５分の加硫
分の加硫 加硫条件ＩＩ：１７０℃，１５分の加硫
【表３】
【００３３】
【表４】
【００３４】
【表５】
【００３５】
【表６】
【００３６】
【表７】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲村 篤史 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 (72)発明者 進藤 潤 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 コアと、該コアを被覆する内層カバー
と、該内層カバーを被覆する最外層カバーとを具備して
なる３層構造以上の構造を有し、表面に多数のディンプ
ルが形成されたゴルフボールにおいて、ボール表面から
ボール中心までの任意の距離（Ｌ）ｍｍにおけるボール
の硬度をＪＩＳ−Ｃ硬度で（Ｃ）とした場合、（Ｃ）が ０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ＜１０ｍｍのとき、９３−１．３
×（Ｌ）≧（Ｃ）≧８３−１．３×（Ｌ）であり、かつ １０ｍｍ≦（Ｌ）ｍｍ≦ボール中心のとき、６７≦
（Ｃ）≦８０であると共に、最外層カバー、内層カバ
ー、コアの表面の順に硬度（Ｃ）が低くなり、かつ
（Ｌ）ｍｍ＝８ｍｍからボール中心までの硬度（Ｃ）が
測定誤差±３の同一硬度であり、ディンプルが互いに直
径の異なる３種以上のディンプルを有し、ディンプルの
平均直径が３．３〜４．０ｍｍ、平均深さが０．１１〜
０．１７ｍｍであり、かつ平均直径と平均深さの比率が
２５〜３３であると共に、これらディンプルの総数が３
８０〜４５０個であることを特徴とするゴルフボール。 - 【請求項２】 最外層カバーが、ＪＩＳ−Ｃ硬度８３〜
９３の熱可塑性樹脂にて形成された請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項３】 内層カバーが、ＪＩＳ−Ｃ硬度７５〜８
５の熱可塑性樹脂にて形成された請求項１又は２記載の
ゴルフボール。 - 【請求項４】 コアの表面硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度７０〜
８０であり、かつコア表面より２ｍｍ内部からコア中心
までの硬度がＪＩＳ−Ｃ硬度で測定誤差±３の同一硬度
であると共に、上記コア表面硬度がコア中心の硬度より
ＪＩＳ−Ｃ硬度で３以上硬い請求項１乃至３のいずれか
１項記載のゴルフボール。
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| US5833554A (en) * | 1991-11-27 | 1998-11-10 | Lisco, Inc. | Golf ball |
| JP3257890B2 (ja) * | 1993-12-29 | 2002-02-18 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフボール |
| JPH09658A (ja) * | 1995-04-21 | 1997-01-07 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ２層カバー構造を有するゴルフボール |
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| JPH0975477A (ja) * | 1995-09-14 | 1997-03-25 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ソリッドゴルフボール |
| JPH09164224A (ja) * | 1995-10-11 | 1997-06-24 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ソリッドゴルフボール |
| US6068561A (en) * | 1997-07-21 | 2000-05-30 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Multi-layer golf ball and method of manufacturing |
-
1999
- 1999-03-05 JP JP05831899A patent/JP3468153B2/ja not_active Expired - Fee Related
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2000
- 2000-01-20 US US09/487,778 patent/US6379268B1/en not_active Expired - Lifetime
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