JP2000252015A - 電気コネクタのロック検知構造 - Google Patents

電気コネクタのロック検知構造

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JP2000252015A
JP2000252015A JP11056684A JP5668499A JP2000252015A JP 2000252015 A JP2000252015 A JP 2000252015A JP 11056684 A JP11056684 A JP 11056684A JP 5668499 A JP5668499 A JP 5668499A JP 2000252015 A JP2000252015 A JP 2000252015A
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connector housing
fitted
lock lever
lock
fitting
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JP11056684A
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Eiji Yamatani
栄次 山谷
Keitoku Yoshida
敬徳 吉田
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Marelli Corp
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Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄雌両コネクタハウジングの不完全嵌合状態
を検知することができる構成とすると共に、複数のコネ
クタハウジングを配列固定するコネクタ集合体にあって
は、そのコネクタブロックを構成している各コネクタの
嵌合順序を規制することができる。 【解決手段】 一方のコネクタハウジング13の外側面
に接近して、該一方のコネクタハウジング13への相手
コネクタハウジング22の嵌入方向に対し直交する支軸
17を位置せしめ、該支軸17に起伏可能なロックレバ
ー18を軸支せしめると共に、相手コネクタハウジング
22には、該相手コネクタハウジング22を、一方のコ
ネクタハウジング11に完全嵌合したとき、上記ロック
レバー18に突設されているロック突起20が係合され
る開口部23を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄雌両コネクタハ
ウジングの不完全嵌合状態を検知することができる構成
とすると共に、複数のコネクタハウジングを配列固定す
るコネクタ集合体にあっては、そのコネクタブロックを
構成している各コネクタの嵌合順序を規制することがで
きる電気コネクタのロック検知構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両に設備されるリレーボック
ス、ヒューズボックス等において、一つのボックス内に
複数個のコネクタを収容し、それら複数個のコネクタ
を、所定の嵌合順序で接続しなければならないこと、及
び各コネクタの完全嵌合状態が確認できるものであるこ
と等が要求される場合に、それら要求に答えるために開
発されている従来の電気接続ボックス構成として、例え
ば実公平5−45063号公報で示される公知例があ
る。
【0003】この公知例は、図14で示しているよう
に、コネクタ取付ベース1上に、複数のコネクタハウジ
ング2A,2Bを隣設して配置固定し、それらのコネク
タハウジング2A及び2Bのそれぞれには、相手コネク
タハウジング3A及び3Bが上方向から嵌合されるよう
になっている。
【0004】また一方のコネクタハウジング2Aには、
支軸4により、起伏可能に軸支されているロッキングカ
バー5が設けられており、このロッキングカバー5は、
上記支軸4に巻回支持されているコイルばね6の弾性復
元力によって、他方のコネクタハウジング2B上に位置
されるように構成されている。
【0005】そして、上記コネクタハウジング2Aと2
Bの双方に相手コネクタハウジング3A及び3Bを嵌合
せしめるとき、例えば最初にコネクタハウジング2Bに
相手コネクタハウジング3Bを嵌合しようとしても、そ
のコネクタハウジング2B上にはロッキングカバー5が
横たわっているために、その相手コネクタハウジング3
Bを、他方の相手コネクタハウジング3Aより先に嵌合
することができない。
【0006】そこで、コネクタハウジング2Aに相手コ
ネクタハウジング3Aを嵌合した後、そのロッキングア
ーム5に設けられている係止孔8を、コネクタハウジン
グ2Aの側面に形成されている係止爪7に係止させて、
相手コネクタハウジング3Aをロッキングアーム5で二
重ロックする。この状態で相手コネクタハウジング3B
をコネクタハウジング2Bに嵌合させることが可能とな
り、双方相手コネクタハウジング3Aと3Bの嵌合順序
が規制されると記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
従来例において、例えば図15aで示すようにロッキン
グアーム5が起立状態になっているときは、最初にコネ
クタハウジング2Bへ相手コネクタハウジング3Bを嵌
合させることができ、これによってコネクタハウジング
の嵌合順序が狂わされることになる。
【0008】また上記ロッキングアーム5を起立維持せ
しめるための係止手段は、該ロッキングアーム5に形成
されている係止孔8とコネクタハウジング2Aの側面に
形成されている係止爪7との係止作用に頼っているもの
であるから、例えば、その係止孔8と係止爪7の寸法の
バラツキ等によって、係止孔8と係止爪7との係止が確
保できない場合が生じ、このとき図15bで示すように
相手コネクタハウジング3Aのロッキングアーム5によ
る二重ロックが不能となる。
【0009】さらに上記ロッキングアーム5による二重
ロックの不能時には、相手コネクタハウジング3Aの完
全嵌合を検知するための手作業が必要となる。
【0010】本発明は、上記従来例の事実に鑑みてなさ
れたもので、雄雌双方のコネクタハウジングが完全嵌合
されると、双方コネクタハウジングの嵌合をロックせし
め、又は上記双方のコネクタハウジングの不完全嵌合状
態では、それら双方のコネクタハウジング上に防水カバ
ー等の被着を不能として、双方コネクタハウジングの嵌
合状態を防水カバー等の被着の状態で検出することを第
1の目的とする。
【0011】また本発明では、複数個のコネクタハウジ
ングを配置固定しているコネクタ集合体において、上記
各コネクタハウジングを所定の順序で嵌合しないと、全
てのコネクタハウジングの嵌合ができないようにして、
誤嵌合順序の防止を第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1では、一方のコネクタハウジング13
と、相手コネクタハウジング22とを嵌合する電気コネ
クタにおいて、一方のコネクタハウジング13の外側面
に接近して、該一方のコネクタハウジング13への相手
コネクタハウジング22の嵌入方向に対し直交する支軸
17を位置せしめ、該支軸17に起伏可能なロックレバ
ー18を軸支せしめると共に、該ロックレバー18に
は、該ロックレバー18を起立せしめたとき、上記相手
コネクタハウジング22の嵌入径路48内に位置される
ロック突起20を設け、さらに上記ロックレバー18を
常に倒伏するように付勢するコイルばね19を具備せし
め、また上記相手コネクタハウジング22には、該相手
コネクタハウジング22を、一方のコネクタハウジング
11に完全嵌合したとき、上記ロックレバー18に突設
されているロック突起20が係合される開口部23を設
けてなる電気コネクタのロック検知構造であることを特
徴としている。
【0013】また上記第1の目的及び第2の目的を達成
するために請求項2では、一方のコネクタハウジング3
3と、相手コネクタハウジング43とを嵌合する電気コ
ネクタにおいて、一方のコネクタハウジング33の外側
面に接近して、該一方のコネクタハウジング33への相
手コネクタハウジング43の嵌入方向と平行に支軸36
を位置せしめ、該支軸36にロックレバー37を軸支せ
しめると共に、該ロックレバー37には、上記相手コネ
クタハウジング43の嵌入径路48内に突出位置される
略円錐形のカム突起42を突設し、さらに上記ロックレ
バー37を上記カム突起42を上記嵌入径路48内に位
置するよう付勢するコイルばね38を具備せしめ、また
上記相手コネクタハウジング43には該相手コネクタハ
ウジング43を、一方のコネクタハウジング33に完全
嵌合されたとき、上記のカム突起42が係合される開口
部44を設けてなる電気コネクタのロック検知構造であ
ることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施の
形態に基いて詳細に説明する。
【0015】先ず本発明の第1の実施形態を、図1乃至
図7に基いて説明すると、11はコネクタハウジング支
持体であって、このコネクタハウジング支持体11は支
持台12と、該支持台12上に一体形成されるコネクタ
ハウジング13(以下これを雌コネクタハウジングと称
す)及びロック機構14が設けられている。
【0016】支持台12及び雌コネクタハウジング13
は樹脂により一体に成形されており、その雌コネクタハ
ウジング13には図1及び図2において垂直方向から接
続端子が嵌入される複数の端子収容室15が形成されて
いる。特にこの雌コネクタハウジング13は構造的に特
長を有するものではないので、それ以上の説明を省略す
る。
【0017】ロック機構14は、支持台12上に形成さ
れている一対の軸受け16により、上記端子収容室15
の軸方向と直交する水平方向に支持される支軸17と、
この支軸17によって起伏回動自在に軸支されているロ
ックレバー18と、該ロックレバー18を、図2で示す
如く倒伏させるように付勢するコイルばね19とを有し
ている。上記ロックレバー18の軸支端部の、上記雌コ
ネクタハウジング13との対向面には該ロックレバー1
8を起立させたとき、相手コネクタハウジング22の嵌
入径路48内に入り込むロック突起20が突設されてお
り、さらにそのロック突起20の両側面部には一対の係
止爪21が設けられている。
【0018】図5において、22は例えば不図示のリレ
ー等を備えており、かつ上記雌コネクタハウジング13
に、その上方から嵌合される相手コネクタハウジング
(以下これを雄コネクタハウジングと称す)であって、
この雄コネクタハウジング22の側面には、上記のロッ
ク突起20が嵌入される開口部23と、この開口部23
の口縁に、上記の係止爪21が係止される係止縁24が
形成されている。
【0019】25は上記コネクタハウジング支持体11
を係止ランス26を介して固定する防水用のロアカバー
であり、このロアカバー25上には、互いに嵌合された
上記雌コネクタハウジング13、雄コネクタハウジング
22の上方から、アッパカバー27を被着することがで
きるようになっており、該アッパカバー27には、ロア
カバー25の口縁28に密嵌合される開口縁29が形成
されている。
【0020】以上が上記第1の実施形態の構成である
が、次にその作用について述べると、先ずは、上記支持
台12、雌コネクタハウジング13及びロック機構14
を一体に構成しているコネクタハウジング支持体11
を、ロアカバー25内に係止ランス26を介して係止固
定する。このときロック機構14に設けられているロッ
クレバー18は、コイルばね19の弾性復元力により、
図4で示すようにそのロックレバー18の背面18A
が、ロアカバー25の口縁28に当接されて略水平に倒
伏位置されている。従って、この状態ではそのロックレ
バー18によりアッパカバー27の開口縁29が当接さ
れて、そのアッパカバー27をロアカバー25に被着す
ることができないようになっている。
【0021】そこで上記ロアカバー25内に固定されて
いるコネクタハウジング支持体11の雌コネクタハウジ
ング13の上方から雄コネクタハウジング22を嵌入す
る。この雄コネクタハウジング22が雌コネクタハウジ
ング13へ完全嵌合されると、図6で示すようにロック
レバー18をコイルばね19の弾性に抗して起立させ、
そのロックレバー18に形成されているロック突起20
を雄コネクタハウジング22に形成されている開口部2
3内に位置させることができると共に、そのロック突起
20の両側部に位置されている双方の係止爪21を、雄
コネクタハウジング22の係止縁24に係止させること
により、ロックレバー18が起立状態で維持され、さら
にロック突起20による雄コネクタハウジングのロック
がなされ、雄コネクタハウジング22の雌コネクタハウ
ジング13からの抜けが防止できる。
【0022】この状態では、ロックレバー18が起立状
態にあるので、このロックレバー18の起立状態で雄コ
ネクタハウジング22が雌コネクタハウジング13に完
全嵌合されていることが確認でき、またロアカバー25
に向けてアッパカバー27を被着することも可能とな
る。
【0023】上記雄コネクタハウジング22の雌コネク
タハウジング13への嵌合が不完全嵌合であると、図5
で示すようにコイルばね19の弾性に抗して起立させよ
うとするロックレバー18のロック突起20の先端は、
雄コネクタハウジング22の開口部23内に嵌入される
ことなく、雄コネクタハウジング22の側面に当接され
て、そのロックレバー18を起立係止させることができ
ない。従って該ロックレバー18は、その手動によるそ
の起立操作力を解けばコイルばね18の弾性復元力で倒
伏(図4で示す位置)状態に戻るため、上記のようにア
ッパカバー27のロアカバー25への被着不能となり、
これにより雄雌両コネクタハウジング22,13が不完
全嵌合であることが検知できる。
【0024】また図7で示すように、雌コネクタハウジ
ング13に嵌合された雄コネクタハウジング22が不完
全嵌合であったとしても、コイルばね19の弾性に抗し
て起立させようとするロックレバー18のロック突起2
0先端部が、雄コネクタハウジング22に形成されてい
る開口部23内に係合する状態であれば、爾後ロックレ
バー18を、さらに起立させる動作で雄コネクタハウジ
ング22は押し下げられ、これによって不完全嵌合であ
った雄コネクタハウジング22がロックレバー18の起
立動作で完全嵌合されることになる。
【0025】このように本実施形態の電気コネクタによ
れば、雌コネクタハウジング13に、雄コネクタハウジ
ング22が嵌合されていないとき、又は嵌合されていて
も不嵌合状態であるときは、それらコネクタハウジング
上にアッパカバー27を被着することができず、雌コネ
クタハウジング13と雄コネクタハウジング22との完
全嵌合時にのみアッパカバー27を被着することができ
るので、アッパカバー27の被着の状態により雄雌両コ
ネクタハウジングの嵌合(ロック)の状況を容易かつ迅
速に検知することができる。
【0026】図8乃至図13は本発明の第2の実施形態
を示すもので、31はコネクタハウジング支持体であっ
て、このコネクタハウジング支持体31は支持台32
と、該支持台32上に一体形成されているコネクタハウ
ジング33(以下これを雌コネクタハウジングと称す)
及びロック機構34が設けられている。
【0027】支持台32及び雌コネクタハウジング33
は樹脂により一体に成形されており、その雌コネクタハ
ウジング33には、図11、図12において紙面方向へ
接続端子が嵌入される複数個の端子収容室35が形成さ
れている。特にこの雌コネクタハウジング33は構造的
に特長を有するものでないので、それ以上の説明を省略
する。
【0028】ロック機構34は、支持台32上に、該支
持台32と一体に形成されているレバー受け台35の上
面に垂直方向へ突設されている支軸36と、この支軸3
6により水平方向へ回動可能に軸支されているロックレ
バー37と、上記支軸36に巻回保持されていて、上記
ロックレバー37を図11において常に反時計方向へ付
勢するためのコイルばね38と、上記ロックレバー37
を支軸36から抜け出るのを阻止するために、そのロッ
クレバー37上に被せられると共に、上記レバー受け台
35の両側面に形成されている爪39と係止される係止
片40を有する押え枠41とを有している。なお上記ロ
ックレバー37の側面には、円錐テーパ状のカム面を有
するカム突起42が一体に形成されている。
【0029】図12において、43は例えば不図示のリ
レー等を備えており、かつ上記雌コネクタハウジング3
3に、その上方から嵌合される相手コネクタハウジング
(以下これを雄コネクタハウジングと称す)であって、
この雄コネクタハウジング43の側面には、上記のカム
突起42が嵌入される開口部44が形成されており、そ
の雄コネクタハウジング43の下側に、雌コネクタハウ
ジング33の嵌入口縁45が形成されている。
【0030】46は上記コネクタハウジング支持体31
の複数個を横一列で隣設固定する防水用のロアカバーで
あり、このロアカバー46上には、互いに嵌合された上
記雌コネクタハウジング33、雄コネクタハウジング4
3の上方からアッパカバー(図示せず)を防水的に被着
することができるようになっている。
【0031】以上が第2の実施形態の構成であるが、次
にその作用について述べると、先ずは上記支持台32、
雌コネクタハウジング33及びロック機構34を一体に
構成しているコネクタハウジング支持体31の複数個を
ロアカバー46内に隣設配置固定する。図12、図13
では1個のロアカバー46内に3個のコネクタハウジン
グ支持体31A,31B,31Cを、係止ランスを用い
て配置固定する。
【0032】このとき各コネクタハウジング支持体31
A,31B,31Cに設けられているロック機構34の
各ロックレバー37は、コイルばね38の弾性復元力に
より、図11及び図13で示すように、支軸36を軸と
して反時計方向へ付勢されて、各ロックレバー37の側
面に形成されているカム突起42は、雌コネクタハウジ
ング33の上方から嵌入される雄コネクタハウジング4
3の嵌入径路48内に突入するように付勢されている。
【0033】そこで上記ロアカバー46内に固定されて
いる各コネクタハウジング支持体31A,31B,31
Cの各雌コネクタハウジング33に、雄コネクタハウジ
ング43を嵌合させる嵌合作業を行なうが、先ずは図1
2、図13で示すように、コネクタハウジング支持体3
1Aに設けられている雌コネクタハウジング33に対し
てその上方から雄コネクタハウジング43を嵌入する。
この嵌入過程で雄コネクタハウジング43の嵌入口縁4
5がカム突起42の円錐テーパ状のカム面に当接される
が、この当接力に抗してさらに雄コネクタハウジング4
3を押し下げると、ロックレバー37は図12、図13
において時計方向に回動し、カム突起42が雄コネクタ
ハウジング43の嵌入径路48より外方へ押動される。
【0034】これによって雄コネクタハウジング43
は、さらに押し下げることができ、該雄コネクタハウジ
ング43と雌コネクタハウジング33の完全嵌合が可能
となる。かくして該雄コネクタハウジング43と雌コネ
クタハウジング33とが完全嵌合された時点で、ロック
レバー37はコイルばね38の弾性復元力で復元し、そ
のロックレバー37に突設されているカム突起42が雄
コネクタハウジング43の開口部44内に係入され、該
カム突起42と開口部44との係合により、雄コネクタ
ハウジング43の抜け止め、つまりロックがなされる。
【0035】もし上記雄コネクタハウジング43の雌コ
ネクタハウジング33への嵌合が不完全嵌合であると仮
定すると、図13のコネクタハウジング支持体31Bで
示すように、ロックレバー37に設けられているカム突
起42が、雄コネクタハウジング43の側壁に当接され
たままとなって、ロックレバー37はコイルばね38の
弾性に抗して時計方向へ回動したままの状態となり、そ
のロックレバー37が隣設されているコネクタハウジン
グ支持体31C上に突設位置されるために、そのコネク
タハウジング支持体31Cの雌コネクタハウジング33
上に雄コネクタハウジング43を嵌入させることが不可
能となる。
【0036】従ってこの隣設されている雌コネクタハウ
ジング33への雄コネクタハウジング43の嵌合不能を
確認することで前隣の雄コネクタハウジングが不完全嵌
合であることが検知できる。この不完全嵌合検知後に、
雄コネクタハウジング43を雌コネクタハウジング33
内へ再度押し込み、完全嵌合させることでカム突起42
は上記のように雄コネクタハウジング43の開口部44
内に係入されて、その雄コネクタハウジング43のロッ
クがなされる。またこれによってコネクタハウジング支
持体31Cの雌コネクタハウジング33への雄コネクタ
ハウジング43の嵌合が可能となる。
【0037】またこの実施形態では、ロアカバー46内
で横一列に配列されている複数個のコネクタハウジング
支持体31A,31B,31Cの全てにそれぞれの雄コ
ネクタハウジング43を嵌着させようとするとき、その
雄コネクタハウジング43をコネクタハウジング支持体
31A→コネクタハウジング支持体31B→コネクタハ
ウジング支持体31Cの順でそれらの雌コネクタハウジ
ング33に嵌着することが可能であるが、その順序とは
逆に最初にコネクタハウジング支持体31Cの雌コネク
タハウジング33に雄コネクタハウジング43を嵌着
し、次いでコネクタハウジング支持体31Bの雌コネク
タハウジング33に雄コネクタハウジング43を嵌合し
ようとすると、この雄コネクタハウジング43の嵌合動
作が不能となる。
【0038】つまりコネクタハウジング支持体31Bの
雌コネクタハウジング33に雄コネクタハウジング43
を嵌入開始すると、その雄コネクタハウジング43の嵌
入口縁45が、ロックレバー37に設けられているカム
突起42に押し当てられるため、このロックレバー37
は、前記しているように図13において時計方向へ回転
しようとする。
【0039】ところが、このロックレバー37の先端
は、既にコネクタハウジング支持体31Cの雌コネクタ
ハウジング33に嵌着されている相手コネクタハウジン
グ43の外壁に当接されて、そのロックレバー37の時
計方向回動が阻止されるために、コネクタハウジング支
持体31Bの雌コネクタハウジング33に嵌合しようと
する雄コネクタハウジング43は、上記カム突起42に
衝突して、それ以下に押し下げることができず、これに
よって該雄コネクタハウジングを雌コネクタハウジング
33へ嵌着することができない。
【0040】従ってこの実施形態によれば、複数個の雌
コネクタハウジングを配列している電気コネクタにおい
て、それら雌コネクタハウジングへの雄コネクタハウジ
ングの嵌入順序が規制され、その規制順序に従えば全て
の雄コネクタハウジングの嵌着が可能となり、またその
嵌入順序を規制通りに行なわないと、全ての雄コネクタ
ハウジングを嵌着することが不可能となり、コネクタハ
ウジングの嵌入順序が決められている電気コネクタを提
供することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
電気コネクタロック検知構造によれば、雄雌両コネクタ
ハウジングの完全嵌合を確実に検知することができる。
また請求項2に記載の電気コネクタロック検知構造によ
れば、雄雌両コネクタハウジングの完全嵌合の検知を行
なうことは勿論のこと、複数個の電気コネクタを隣設配
置したコネクタ集合構造であるとき、それら電気コネク
タにおける雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジン
グの嵌入順序を規制することができ、これによって各コ
ネクタの嵌合順序を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなるロック検知構造を有するコネク
タハウジング支持体の第1の実施形態を示した斜視図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】コネクタハウジング支持体へのアッパカバー被
着時の断面図。
【図5】コネクタハウジング支持体への相手コネクタハ
ウジングの嵌入過程を示した断面図。
【図6】コネクタハウジング支持体への相手コネクタハ
ウジングの嵌着及びロアカバーとアッパカバー被着を示
した断面図。
【図7】コネクタハウジング支持体への相手コネクタハ
ウジング嵌入過程を示した断面図。
【図8】本発明よりなるロック検知構造を有するコネク
タハウジング支持体の第2の実施形態を示した一部切裁
斜視図。
【図9】図8の分解斜視図。
【図10】図8の正面説明図。
【図11】図8の平面説明図。
【図12】第2実施形態の複数のコネクタハウジングを
隣設配置した電気コネクタの説明図。
【図13】図12の平面説明図。
【図14】従来例の電気コネクタの説明図。
【図15】従来例の電気コネクタの動作説明図。
【符号の説明】
11…コネクタハウジング支持体 12…支持台 13…コネクタハウジング 14…ロック機構 15…端子収容室 16…軸受 17…支軸 18…ロックレバー 19…コイルばね 20…ロック突起 21…係止爪 22…相手コネクタハウジング 23…開口部 24…係止縁 25…ロアカバー 26…係止ランス 27…アッパカバー 28…口縁 29…開口縁 31…コネクタハウジング支持体 32…支持台 33…コネクタハウジング 34…ロック機構 35…レバー受け台 36…支軸 37…ロックレバー 38…コイルばね 39…爪 40…係止片 41…押え枠 42…カム突起 43…相手コネクタハウジング 44…開口部 45…嵌入口縁 46…ロアカバー 47…係止ランス 48…嵌入径路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のコネクタハウジング(13)と、
    相手コネクタハウジング(22)とを嵌合する電気コネ
    クタにおいて、一方のコネクタハウジング(13)の外
    側面に接近して、該一方のコネクタハウジング(13)
    への相手コネクタハウジング(22)の嵌入方向に対し
    直交する支軸(17)を位置せしめ、該支軸(17)に
    起伏可能なロックレバー(18)を軸支せしめると共
    に、該ロックレバー(18)には、該ロックレバー(1
    8)を起立せしめたとき、上記相手コネクタハウジング
    (22)の嵌入径路(48)内に位置されるロック突起
    (20)を設け、さらに上記ロックレバー(18)を常
    に倒伏するように付勢するコイルばね(19)を具備せ
    しめ、また上記相手コネクタハウジング(22)には、
    該相手コネクタハウジング(22)を、一方のコネクタ
    ハウジング(13)に完全嵌合したとき、上記ロックレ
    バー(18)に突設されているロック突起(20)が係
    合される開口部(23)を設けてなることを特徴とする
    電気コネクタのロック検知構造。
  2. 【請求項2】 一方のコネクタハウジング(33)と、
    相手コネクタハウジング(43)とを嵌合する電気コネ
    クタにおいて、一方のコネクタハウジング(33)の外
    側面に接近して、該一方のコネクタハウジング(33)
    への相手コネクタハウジング(43)の嵌入方向と平行
    に支軸(36)を位置せしめ、該支軸(36)にロック
    レバー(37)を軸支せしめると共に、該ロックレバー
    (37)には、上記相手コネクタハウジング(43)の
    嵌入径路(48)内に突出位置される略円錐形のカム突
    起(42)を突設し、さらに上記ロックレバー(37)
    を上記カム突起(42)を上記嵌入径路(48)内に位
    置するよう付勢するコイルばね(38)を具備せしめ、
    また上記相手コネクタハウジング(43)には該相手コ
    ネクタハウジング(43)を、一方のコネクタハウジン
    グ(33)に完全嵌合されたとき、上記のカム突起(4
    2)が係合される開口部(44)を設けてなることを特
    徴とする電気コネクタのロック検知構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272111A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Sumitomo Wiring Syst Ltd レバー式コネクタ
KR101159725B1 (ko) 2010-06-29 2012-06-28 주식회사 유라코퍼레이션 커넥터 커버 잠금 장치
JP2015038807A (ja) * 2010-08-09 2015-02-26 株式会社東芝 電子機器、及び誤挿入防止部材

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