JP2000250664A - 電源装置、電源制御装置および電源システムのスケジュール運転監視制御方法 - Google Patents

電源装置、電源制御装置および電源システムのスケジュール運転監視制御方法

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JP2000250664A
JP2000250664A JP11051738A JP5173899A JP2000250664A JP 2000250664 A JP2000250664 A JP 2000250664A JP 11051738 A JP11051738 A JP 11051738A JP 5173899 A JP5173899 A JP 5173899A JP 2000250664 A JP2000250664 A JP 2000250664A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スケジュール運転時の不具合を解消すること
ができるとともに、スケジュール運転に関するトラブル
の対応を迅速に行うことができる電源装置、電源制御装
置および電源システムのスケジュール運転監視制御方法
を得ること。 【解決手段】 本発明は、計算機40より入力されるコ
マンド/パラメータに基づいて、計算機40(高信頼性
負荷)に対して自動的に給電停止/給電再開を実施する
というスケジュール運転制御を行うマイクロプロセッサ
13と、上記スケジュール運転が正常に行われているか
否かを監視するスケジュール運転監視回路11と、この
スケジュール運転監視回路11の監視結果に基づいて、
スケジュール運転に異常が発生した場合、スケジュール
運転を強制的に実行することで自動復旧を行うマイクロ
プロセッサ制御部14とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機、通信機器
等の負荷に対して安定化電圧(定電圧/定周波数)を供
給する電源装置、電源制御装置および電源システムのス
ケジュール運転監視制御方法に関するものであり、特
に、予め設定されるスケジュールに基づいて負荷に対す
る給電の停止および再開を自動的に行うスケジュール運
転の監視制御機能を有する電源装置、電源制御装置およ
び電源システムのスケジュール運転監視制御方法に関す
るものである。
【0002】従来より、計算機、通信機器等の極めて高
い信頼性が要求される負荷に対しては、定電圧/定周波
数の安定化電圧を供給する無停電電源装置(UPS:Un
interruptible Power Supply)が用いられている。この
無停電電源装置は、商用交流電源を波形整形してこれを
安定化電圧として上記負荷へ供給する機能と、停電(瞬
断)発生時に無瞬断でバッテリから安定化電圧を生成し
これを負荷へ供給する機能とを主に備えている。このよ
うに、無停電電源装置は、商用電源の電圧・周波数変動
や停電の影響を受けることなく、負荷に対して安定化電
圧を供給するものであり、近時のコンピュータ、ネット
ワークの急速な発達に伴い、その重要性が高まってい
る。また、最近では、上述した基本的な機能に加えて、
スケジュールに従って、負荷に対する給電を自動的に停
止および再開するというスケジュール運転機能が無停電
電源装置に付加されている。一方で、無停電電源装置の
保守業務においては、高信頼性負荷に対して安定化電圧
を常に供給するという使命から、トラブル発生後の原因
究明、対応といったトラブル対応をいかに迅速に行うか
が最重要課題となっている。
【0003】
【従来の技術】商用電源において発生する電圧変動、周
波数変動、停電(特に瞬断)は、計算機(サーバ、各種
コンピュータ端末等)、計算機の周辺機器(磁気ディス
ク装置、光磁気ディスク装置、プリンタ等)、通信機器
(交換機、多重化装置、モデム等)の高信頼性負荷に対
して、システムダウン、誤動作、データ破壊等といった
極めて深刻な影響を与える。そこで、従来においては、
商用電源と高信頼性負荷との間に無停電電源装置を介挿
して、この無停電電源装置から定電圧/定周波数の安定
化電圧を高信頼性負荷に対して供給している。
【0004】図7は、従来の無停電電源装置1の構成を
示すブロック図である。この図に示す無停電電源装置1
は、電源入力部2に入力される商用交流電圧(AC)を
波形整形した後、定電圧/定周波数の安定化電圧を電源
出力部3を介して、図示しない計算機(高信頼性負荷)
へ供給する装置である。また、この無停電電源装置1
は、予め設定されるスケジュールに従って、計算機に対
する給電を自動的に停止/再開するというスケジュール
運転機能を備えている。
【0005】無停電電源装置1において、バッテリ4
は、無停電時において図示しない充電器(AC/DCコ
ンバータ)により充電され、停電(瞬断)発生時におい
て図示しないDC/ACコンバータへ直流電圧を供給す
るバックアップ電源である。上記DC/ACコンバータ
においては、バッテリ4からの直流電圧が安定化電圧に
変換される。無瞬断切替器5は、無停電時において電源
入力部2側にオンとされており、停電発生時に無瞬断で
バッテリ4側にオンとされる。すなわち、無瞬断切替器
5は、停電発生時に商用交流電圧入力からバッテリ4に
よるバックアップ入力へ無瞬断で切り替えるものであ
る。
【0006】出力スイッチ6は、無停電電源装置1から
計算機に対する給電をオン/オフするスイッチであり、
後述するマイクロプロセッサ9によりオン/オフ制御さ
れる。ここで、電源入力部2および無瞬断切替器5を介
して入力された商用交流電圧は、図示しない波形整形回
路において定電圧/定周波数の安定化電圧に変換され、
この安定化電圧は、給電ライン7、出力スイッチ6、電
源出力部3および給電ライン(図示略)を介して、計算
機へ供給される。一方、停電発生時には、バッテリ4か
らの直流電圧が図示しないDC/ACコンバータにより
交流電圧に変換された後、定電圧/定周波数の安定化電
圧として、給電ライン7、出力スイッチ6および電源出
力部3を介して計算機へ供給される。
【0007】レシーバ/ドライバ8は、計算機に通信ラ
イン(図示略)を介して接続されており、この計算機よ
り入力されるコマンドおよびパラメータを受信する機能
と、通信ドライバとしての機能とを備えている。ここ
で、上記コマンドおよびパラメータは、前述したスケジ
ュール運転に関するものであり、具体的には、コマンド
としては、スケジュール運転を行わせるための命令文、
パラメータとしては、スケジュール運転における給電停
止時刻、給電再開時刻、スケジュール運転時間(給電再
開時刻−給電停止時刻)である。マイクロプロセッサ9
は、装置各部を制御するものであり、同図に示す例で
は、上記コマンドおよびパラメータに従って、スケジュ
ール運転における出力スイッチ6のオン/オフを制御す
る。
【0008】すなわち、マイクロプロセッサ9は、コマ
ンドによりスケジュール運転を実行し、パラメータによ
り指定された給電停止時刻になるとシャットダウン信号
を出力スイッチ6へ出力することで出力スイッチ6をオ
ンからオフにする。一方、マイクロプロセッサ9は、パ
ラメータにより指定された給電再開時刻になると、シャ
ットダウン信号の出力を停止することで、出力スイッチ
6をオフからオンにする。このようにスケジュール運転
においては、マイクロプロセッサ9の制御の下で、コマ
ンドおよびパラメータにより予め設定されたスケジュー
ルに従って、計算機に対する給電が制御される。
【0009】上記構成において、通常運用時には、無瞬
断切替器5が電源入力部2側にオンにされているととも
に、出力スイッチ6がオンにされており、電源入力部2
および無瞬断切替器5を介して入力された商用交流電圧
は、波形整形回路(図示略)により定電圧/定周波数の
安定化電圧に変換される。この安定化電圧は、給電ライ
ン7、出力スイッチ6、電源出力部3および給電ライン
(図示略)を介して計算機に供給される。そして、停電
(瞬断)が発生すると、無瞬断切替器5がバッテリ4側
に無瞬断でオンとされることで、バッテリ4(バックア
ップ電源)による定電圧/定周波数の安定化電圧が計算
機へ供給される。従って、停電発生時においても、計算
機には、停電前に引き続いて安定化電圧が連続的に供給
される。
【0010】また、スケジュール運転を実施する際に
は、事前に稼働中の計算機からコマンドおよびパラメー
タが通信ライン(図示略)を介して無停電電源装置1の
レシーバ/ドライバ8に受信された後、さらにマイクロ
プロセッサ9に受信される。これにより、マイクロプロ
セッサ9は、コマンドおよびパラメータを解析すること
でスケジュール運転における給電停止時刻および給電再
開時刻をセットする。ここで、スケジュール運転は、計
算機の不使用時間帯(たとえば、深夜時間帯)において
自動的に給電を停止することで、省力化、節電を図る場
合等に実施される。
【0011】そして、マイクロプロセッサ9に内蔵され
ているタイマ(図示略)の計時結果が給電停止時刻にな
ると、マイクロプロセッサ9は、出力スイッチ6に対し
てシャットダウン信号を出力する。これにより、出力ス
イッチ6がオンからオフとなり、電源出力部3からの安
定化電圧の出力が停止することで、計算機に対する給電
が停止される。そして、スケジュールにより設定された
スケジュール運転時間が経過すると、タイマの計時結果
が給電再開時刻になるため、マイクロプロセッサ9は、
シャットダウン信号の出力を停止する。これにより、出
力スイッチ6がオフからオンとなり、電源出力部3から
の安定化電圧の出力が再開することで、計算機に対する
給電が再開される。このように、従来の無停電電源装置
1においては、計算機により設定されるスケジュールに
従って、自動的に給電停止/再開が行われるのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、従来の無停電電源装置1においては、コマンドお
よびパラメータにより設定されたスケジュールに従っ
て、マイクロプロセッサ9がスケジュール運転を制御し
ている旨を述べた。しかしながら、マイクロプロセッサ
9におけるコマンド処理が正常に実行されなかったり、
給電停止時刻/再開時刻に関するパラメータが何らかの
原因により消失したりした場合には、スケジュール運転
を正常に実施することができないというトラブルが発生
する。従って、この場合には、計算機(高信頼性負荷)
の運用に多大なる影響を及ぼすという問題がある。
【0013】また、このようなトラブルが発生した後に
おいては、トラブル発生原因を究明し、適切な対処を行
う必要がある。このトラブル対応においては、コマンド
/パラメータの受信の有無、スケジュール停止時刻とい
った情報が原因究明の有力な手がかりとなる。しかしな
がら、従来の無停電電源装置1においては、マイクロプ
ロセッサ9でコマンドおよびパラメータを一元的に処理
しているため、マイクロプロセッサ9の不具合によりコ
マンドおよびパラメータが消失することがあり、これが
原因でトラブル(スケジュール運転の不実施)が発生し
ても、原因究明の手がかりとなる上記コマンドおよびパ
ラメータを知ることができない。
【0014】さらに、上述した従来の無停電電源装置1
においては、スケジュール運転中であって給電再開時刻
以前に何らかの不具合によりシャットダウン信号の出力
が停止するといった異常が発生した場合にも、この異常
発生時刻やそのときのコマンドが履歴として残らない。
このように、従来の無停電電源装置1においては、スケ
ジュール運転に関する異常発生後のトラブル対応に重要
な情報(異常発生時刻、コマンド、パラメータ等)を得
ることができない場合、この情報を手がかりに効果的な
原因究明を進めることができないことから、必然的にト
ラブル対応に長時間を要してしまうという問題があっ
た。
【0015】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
スケジュール運転時の不具合を解消することができると
ともに、スケジュール運転に関するトラブルの対応を迅
速に行うことができる電源装置、電源制御装置および電
源システムのスケジュール運転監視制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、負荷に対して電源を供給
する電源供給手段と、予め設定されたスケジュールに基
づいて、前記負荷に対して自動的に給電の制御を行うス
ケジュール運転制御手段(後述する実施の形態1のマイ
クロプロセッサ13に相当)と、スケジュール運転中の
運転状態を監視するスケジュール運転監視手段(後述す
る実施の形態1のスケジュール運転監視回路11および
マイクロプロセッサ制御部14に相当)と、前記スケジ
ュール運転監視手段の監視結果に基づいて、前記スケジ
ュール運転中に異常が発生した場合、前記スケジュール
運転制御手段に代わり前記スケジュール運転を実行する
自動復旧手段(後述する実施の形態1の自動復旧指示部
32に相当)とを備えることを特徴とする。
【0017】この請求項1にかかる発明によれば、スケ
ジュール運転監視手段によりスケジュール運転中に異常
が発生したという監視結果が得られたとき、スケジュー
ル運転制御手段に代わって自動復旧手段によりスケジュ
ール運転が実行されるので、上記異常が発生した場合で
あっても、負荷に対して影響を与えることなく、スケジ
ュール運転時の不具合が解消される。
【0018】また、請求項2にかかる発明は、負荷に対
して電源を供給する電源装置を制御する電源制御装置に
おいて、予め設定されたスケジュールに基づいて、前記
負荷に対して自動的に給電の制御を行うスケジュール運
転制御手段(後述する実施の形態1のマイクロプロセッ
サ13に相当)と、スケジュール運転中の運転状態を監
視するスケジュール運転監視手段(後述する実施の形態
1のスケジュール運転監視回路11およびマイクロプロ
セッサ制御部14に相当)と、前記スケジュール運転監
視手段の監視結果に基づいて、前記スケジュール運転中
に異常が発生した場合、前記スケジュール運転制御手段
に代わり前記スケジュール運転を実行する自動復旧手段
(後述する実施の形態1の自動復旧指示部32に相当)
とを備えることを特徴とする。
【0019】この請求項2にかかる発明によれば、スケ
ジュール運転監視手段によりスケジュール運転中に異常
が発生したという監視結果が得られたとき、スケジュー
ル運転制御手段に代わって自動復旧手段によりスケジュ
ール運転が実行されるので、上記異常が発生した場合で
あっても、負荷に対して影響を与えることなく、スケジ
ュール運転時の不具合が解消される。
【0020】また、請求項3にかかる発明は、請求項1
に記載の電源装置において、前記スケジュール運転監視
手段の監視結果に基づいて、前記スケジュール運転中に
異常が発生した場合、その異常ログを記録する記録手段
(後述する実施の形態1の時刻記録部12および異常記
録/通知部33)を備えることを特徴とする。
【0021】この請求項3にかかる発明によれば、異常
が発生した場合であっても自動復旧手段の動作により負
荷に対して影響がでないとともに、異常発生時の異常ロ
グが記録手段に記録されるように構成したので、上記異
常発生後のトラブル対応において、記録手段から異常ロ
グを取り出し、これに基づいて原因の究明を行うことが
可能となることから、迅速なトラブル対応を行うことが
できる。
【0022】また、請求項4にかかる発明は、請求項2
に記載の電源制御装置において、前記スケジュール運転
監視手段の監視結果に基づいて、前記スケジュール運転
中に異常が発生した場合、その異常ログを記録する記録
手段(後述する実施の形態1の時刻記録部12および異
常記録/通知部33に相当)を備えることを特徴とす
る。
【0023】この請求項4にかかる発明によれば、自動
復旧手段により異常が発生した場合であっても自動復旧
手段の動作により負荷に対して影響がでないとともに、
異常発生時の異常ログが記録手段に記録されるように構
成したので、上記異常発生後のトラブル対応において、
記録手段から異常ログを取り出し、これに基づいて原因
の究明を行うことが可能となることから、迅速なトラブ
ル対応を行うことができる。
【0024】また、請求項5にかかる発明は、負荷に対
して電源を供給する電源供給手段と、予め設定されたス
ケジュールに基づいて、前記負荷に対して自動的に給電
の制御を行うスケジュール運転制御手段(後述する実施
の形態1のマイクロプロセッサ13に相当)と、スケジ
ュール運転中の運転状態を監視するスケジュール運転監
視手段(後述する実施の形態1のスケジュール運転監視
回路11およびマイクロプロセッサ制御部14)と、前
記スケジュール運転監視手段の監視結果に基づいて、前
記スケジュール運転中に異常が発生した場合、その異常
ログを記録する記録手段(後述する実施の形態1の時刻
記録部12および異常記録/通知部33に相当)とを備
えることを特徴とする。
【0025】この請求項5にかかる発明によれば、スケ
ジュール運転監視手段によりスケジュール運転中に異常
が発生したという監視結果が得られたとき、その異常ロ
グを記録手段に記録するように構成したので、上記異常
発生後のトラブル対応において、記録手段から異常ログ
を取り出し、これに基づいて原因の究明を行うことが可
能となることから、迅速なトラブル対応を行うことがで
きる。
【0026】また、請求項6にかかる発明は、負荷に対
して電源を供給する電源装置を制御する電源制御装置に
おいて、予め設定されたスケジュールに基づいて、前記
負荷に対して自動的に給電の制御を行うスケジュール運
転制御手段(後述する実施の形態1のマイクロプロセッ
サ13に相当)と、スケジュール運転中の運転状態を監
視するスケジュール運転監視手段(後述する実施の形態
1のスケジュール運転監視回路11およびマイクロプロ
セッサ制御部14に相当)と、前記スケジュール運転監
視手段の監視結果に基づいて、前記スケジュール運転中
に異常が発生した場合、その異常ログを記録する記録手
段(後述する実施の形態1の時刻記録部12および異常
記録/通知部33に相当)とを備えることを特徴とす
る。
【0027】この請求項6にかかる発明によれば、スケ
ジュール運転監視手段によりスケジュール運転中に異常
が発生したという監視結果が得られたとき、その異常ロ
グを記録手段に記録するように構成したので、上記異常
発生後のトラブル対応において、記録手段から異常ログ
を取り出し、これに基づいて原因の究明を行うことが可
能となることから、迅速なトラブル対応を行うことがで
きる。
【0028】また、請求項7にかかる発明は、請求項1
または5に記載の電源装置において、前記スケジュール
に関するデータを保持する保持手段(後述する実施の形
態1のコマンド受信部15に相当)を備えることを特徴
とする。
【0029】この請求項7にかかる発明によれば、保持
手段により保持されているスケジュールに関するデータ
を参照することで、異常発生後のトラブル対応において
その異常がスケジュール運転によるものか否かの切り分
けを容易に行うことができることから、さらに迅速にト
ラブル対応を行うことができる。
【0030】また、請求項8にかかる発明は、請求項2
または6に記載の電源制御装置において、前記スケジュ
ールに関するデータを保持する保持手段(後述する実施
の形態1のコマンド受信部15に相当)を備えることを
特徴とする。
【0031】この請求項8にかかる発明によれば、保持
手段により保持されているスケジュールに関するデータ
を参照することで、異常発生後のトラブル対応において
その異常がスケジュール運転によるものか否かの切り分
けを容易に行うことができることから、さらに迅速にト
ラブル対応を行うことができる。
【0032】また、請求項9にかかる発明は、負荷に対
して電源を供給する電源システムに適用されるスケジュ
ール運転監視制御方法において、予め設定されたスケジ
ュールに基づいて、前記負荷に対して自動的に給電の制
御を行うスケジュール運転制御工程(後述する実施の形
態1のステップS2〜ステップS7に相当)と、スケジ
ュール運転中の運転状態を監視するスケジュール運転監
視工程(後述する実施の形態1のステップS11および
ステップS14に相当)と、前記スケジュール運転監視
工程の監視結果に基づいて、前記スケジュール運転中に
異常が発生した場合、前記スケジュール運転制御工程に
代わり前記スケジュール運転を実行する自動復旧工程
(後述する実施の形態1のステップS18およびステッ
プS21に相当)とを含むことを特徴とする。
【0033】この請求項9にかかる発明によれば、スケ
ジュール運転監視工程によりスケジュール運転中に異常
が発生したという監視結果が得られたとき、スケジュー
ル運転制御工程に代わって自動復旧工程によりスケジュ
ール運転が実行されるので、上記異常が発生した場合で
あっても、負荷に対して影響を与えることなく、スケジ
ュール運転時の不具合が解消される。
【0034】また、請求項10にかかる発明は、負荷に
対して電源を供給する電源システムに適用されるスケジ
ュール運転監視制御方法において、予め設定されたスケ
ジュールに基づいて、前記負荷に対して自動的に給電の
制御を行うスケジュール運転制御工程(後述する実施の
形態1のステップS2〜ステップS7に相当)と、スケ
ジュール運転中の運転状態を監視するスケジュール運転
監視工程(後述する実施の形態1のステップS11およ
びステップS14に相当)と、前記スケジュール運転監
視工程の監視結果に基づいて、前記スケジュール運転中
に異常が発生した場合、その異常ログを記録する記録工
程(後述する実施の形態1のステップS17、ステップ
S19およびステップS20に相当)とを含むことを特
徴とする。
【0035】この請求項10にかかる発明によれば、ス
ケジュール運転監視工程によりスケジュール運転中に異
常が発生したという監視結果が得られたとき、その異常
ログを記録工程で記録するようにしたので、上記異常発
生後のトラブル対応において、上記異常ログに基づいて
原因の究明を行うことが可能となることから、迅速なト
ラブル対応を行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にか
かる電源装置、電源制御装置および電源システムのスケ
ジュール運転監視制御方法の実施の形態1および2につ
いて詳細に説明する。なお、実施の形態1および2にお
いては、上記電源装置、電源制御装置および電源システ
ムとして無停電電源装置を一例にして説明する。
【0037】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による無停電電源装置10の適用例を示すブロッ
ク図である。この図において、無停電電源装置10は、
前述した無停電電源装置1(図7参照)と同様の機能に
加えて、スケジュール運転を監視する機能を備えてい
る。また、無停電電源装置10には、高信頼性負荷とし
て計算機40、ディスプレイ41および記憶装置42が
給電ラインPL1 〜PL3 を介してそれぞれ接続されて
いる。
【0038】従って、これら計算機40、ディスプレイ
41および記憶装置42には、定電圧/定周波数の安定
化電圧が給電される。また、無停電電源装置10と計算
機40とは、通信ラインCLを介して接続されており、
計算機40は、サーバ等のコンピュータ端末であり、本
来の演算機能の他に、無停電電源装置10に対して、前
述したスケジュール運転に関するコマンドおよびパラメ
ータ(給電停止時刻、給電再開時刻、スケジュール運転
時間)や、スケジュール運転とは独立にリモート操作に
より給電の停止/再開を指示するためのリモートコマン
ドを出力する。ディスプレイ41は、計算機40に接続
されており、演算結果、各種画像等を表示する。記憶装
置42は、計算機40に接続されており、磁気ディスク
装置、光磁気ディスク装置等である。この記憶装置42
は、計算機40の制御により各種データを記憶する。
【0039】ここで、図2を参照して上記無停電電源装
置10の概略構成について説明する。この図において、
図7の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その
説明を省略する。図2においては、スケジュール運転監
視回路11、時刻記録部12およびマイクロプロセッサ
制御部14が新たに設けられているとともに、図7に示
すマイクロプロセッサ9に代えてマイクロプロセッサ1
3が設けられている。
【0040】まず、レシーバ/ドライバ8は、通信ライ
ンCL(図1参照)を介して計算機40から出力される
スケジュール運転(リモート操作)に関するコマンドお
よびパラメータを受信し、これらコマンドおよびパラメ
ータは、スケジュール運転監視回路11およびマイクロ
プロセッサ13にそれぞれ入力される。スケジュール運
転監視回路11は、コマンド、パラメータおよびシャッ
トダウン信号に基づいて、高信頼性負荷(計算機40、
ディスプレイ41および記憶装置42)に対して自動的
に給電停止/再開を行うスケジュール運転が正常に実施
されているか否かを監視するものである。具体的には、
スケジュール運転監視回路11は、給電停止時刻を経過
しても給電停止を行うためのシャットダウン信号がマイ
クロプロセッサ13から出力されない場合、これを異常
としてnotオフ通知信号をマイクロプロセッサ13へ
出力する。
【0041】また、スケジュール運転監視回路11は、
給電停止中において給電再開時刻を経過してもシャット
ダウン信号の出力が停止されない場合、これを異常とし
てnotオン通知信号をマイクロプロセッサ13へ出力
する。さらに、スケジュール運転監視回路11は、スケ
ジュール運転実施中、すなわち給電停止中において、パ
ラメータより得られる給電再開時刻と異なる時刻にスケ
ジュール運転が停止されたとき、これを異常として異常
発生時刻のデータを時刻記録部12へ出力する。このス
ケジュール運転監視回路11の詳細な構成については後
に図3を参照して詳述する。
【0042】ここで、スケジュール運転監視回路11
は、無停電電源装置10の外部装置より入力される単な
るスイッチ信号に基づく電源のオン/オフを監視するも
のとは異なり、スケジュール運転を実施するために送信
されたコマンドおよびパラメータをマイクロプロセッサ
13とは別に受信し、外部の計算機40等により指示さ
れたスケジュールをその内容通りにマイクロプロセッサ
13が実施しているかを常時監視するものである。さら
にスケジュール運転監視回路11は、マイクロプロセッ
サ13とは別にスケジュールに関するコマンドおよびパ
ラメータを受信して監視動作を実施するため、マイクロ
プロセッサ13の動作中における不具合の影響を受ける
ことなく、スケジュール運転の監視を行うことができる
のである。
【0043】時刻記録部12は、メモリ/プリンタから
構成されており、スケジュール運転監視回路11より入
力される異常発生時刻のデータを記録(記憶/プリント
アウト)する。マイクロプロセッサ13は、マイクロプ
ロセッサ9(図7参照)と同様にして、レシーバ/ドラ
イバ8により受信されるコマンドおよびパラメータに従
って、スケジュール運転(リモート操作)において出力
スイッチ6をオン/オフ制御するためのシャットダウン
信号の出力/停止を行う。このマイクロプロセッサ13
の動作の詳細については後述する。
【0044】マイクロプロセッサ制御部14は、マイク
ロプロセッサ13を制御するものであり、スケジュール
運転における給電停止が給電停止時刻を経過しても実施
されないという異常が発生した場合、すなわちnotオ
フ通知信号がマイクロプロセッサ13に入力された場合
に自動復旧すべく、マイクロプロセッサ13に対して強
制的にシャットダウン信号の出力を指示する。
【0045】同様にして、マイクロプロセッサ制御部1
4は、給電停止中において給電再開時刻を経過してもシ
ャットダウン信号の出力が停止されないという異常が発
生した場合、すなわちnotオン通知信号がマイクロプ
ロセッサ13に入力された場合に自動復旧すべく、マイ
クロプロセッサ13に対して強制的にシャットダウン信
号の出力の停止を指示する。さらにマイクロプロセッサ
制御部14は、上記異常が発生したことを示す異常ログ
をメモリや記録紙に記録する機能と、この異常ログを外
部装置へ通知する機能とを備えている。
【0046】つぎに、上述した無停電電源装置10の詳
細構成について図3を参照して説明する。この図におい
て図2の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。
図3においては、スケジュール運転監視回路11および
マイクロプロセッサ制御部14の詳細な構成が図示され
ている。まず、スケジュール運転監視回路11におい
て、コマンド受信部15は、レシーバ/ドライバ8から
出力されるコマンドおよびパラメータをマイクロプロセ
ッサ13とは独立に受信しこれを保持する。同時に上記
コマンドおよびパラメータは、マイクロプロセッサ13
にも受信される。各コマンド保持部16は、スケジュー
ル運転に関するコマンドやリモートコマンド等を固定値
として予め保持するものである。ここで、上記リモート
コマンドは、スケジュール運転とは独立に計算機40か
らのリモート操作により出力スイッチ6をオン/オフ制
御するためのコマンドである。
【0047】デコーダ17は、コマンド受信部15によ
り受信されたスケジュール運転に関するコマンドと、各
コマンド保持部16により保持されているコマンドとを
比較して、両コマンドが一致した場合、パラメータから
スケジュール運転時間(給電再開時刻−給電停止時刻)
をデコードし、これをカウンタ21に初期値としてセッ
トするとともに、ラッチ回路19に「1」をラッチす
る。なお、スケジュール運転に関するコマンドがコマン
ド受信部15に受信されていない間、ラッチ回路19に
は、「0」がラッチされる。また、デコーダ17は、コ
マンド受信部15により受信されたリモートコマンドと
各コマンド保持部16に保持されているリモートコマン
ドとを比較して、両者が一致した場合、ラッチ回路18
に「1」をラッチする。なお、リモートコマンドがコマ
ンド受信部15に受信されてない間、ラッチ回路18に
は、「0」がラッチされる。
【0048】ディレイ回路20は、ラッチ回路19から
の出力信号C2に対して一定時間の遅延をかける回路で
あり、この遅延時間は、マイクロプロセッサ13におけ
るコマンド処理に要する時間に対応している。この出力
信号C2は、ラッチ回路19にラッチされる「1」また
は「0」の信号である。カウンタ21は、デコーダ17
によりセットされた初期値(スケジュール運転時間)
を、アンド回路22より減算パルスが入力される毎にそ
のカウント値を1デクリメントする減算カウンタであ
る。アンド回路22は、3入力型の回路であり、ディレ
イ回路20により遅延がかけられた出力信号C2、シャ
ットダウン信号C4および図示しないクロック発生器に
より発生された所定周期のクロック信号が入力される。
【0049】ここで、アンド回路22の出力信号が
「1」となる条件は、出力信号C2、シャットダウン信
号C4およびクロック信号が共に「1」(ハイレベル)
である。言い換えれば、上記条件は、(1)コマンド受
信部15によりスケジュール運転に関するコマンド/パ
ラメータが受信され、ラッチ回路19に「1」がラッチ
されたこと、(2)マイクロプロセッサ13がスケジュ
ール運転における給電停止を開始すべくシャットダウン
信号C4(「1」信号)を出力したこと、(3)クロッ
ク信号がハイレベルになったこと、という(1)〜
(3)が同時に満たされることである。
【0050】すなわち、スケジュール運転における給電
停止が開始されると同時に、アンド回路22からは、ク
ロック信号の周期に同期した減算パルスがカウンタ21
に出力され、カウンタ21は、上記減算パルスが入力さ
れる毎にカウント値を1デクリメントする。従って、カ
ウンタ21のカウント値は、スケジュール運転における
給電停止が開始されてからの時刻、すなわちスケジュー
ル運転中の時刻を表す。このカウンタ21のカウント値
(時刻データ)は、時々刻々、時刻記録部12へ出力さ
れ、時刻記録部12は、そのカウント値(時刻データ)
をメモリに記憶したり、プリントアウトするといった記
録動作を行う。
【0051】エンコーダ23は、カウンタ21のカウン
ト値をエンコードし、このカウント値が「0」になった
とき、すなわち、スケジュール運転における給電停止期
間が完了する給電再開時刻になったとき、その出力信号
C3を「1」とする。一方、上記給電停止期間中、エン
コーダ23はその出力信号C3を「0」とする。インバ
ータ回路24は、出力信号C3を反転する。アンド回路
25は、2入力型の回路であり、インバータ回路24の
出力信号および出力信号C2を入力とする。オア回路2
6は、2入力型の回路であり、アンド回路25の出力信
号および出力信号C1を入力とする。アンド回路27
は、2入力型の回路であり、オア回路26の出力信号、
およびシャットダウン信号C4を入力とする。
【0052】このアンド回路27の出力信号C5は、出
力スイッチ6をオン/オフ制御する信号である。具体的
には、出力信号C5が「0」である場合、出力スイッチ
6がオンとされ、無停電電源装置10の出力C6がオン
(給電状態)とされる。一方、出力信号C5が「1」で
ある場合、出力スイッチ6がオフとされることで無停電
電源装置10の出力C6がオフ(給電停止状態)とされ
る。インバータ回路28は、シャットダウン信号C4を
反転する。アンド回路29は、2入力型の回路であり、
インバータ回路28の出力信号および出力信号C2を入
力とする。
【0053】このアンド回路29の出力信号は、スケジ
ュール運転において給電停止時刻にに正常に給電停止が
行われたか否かをマイクロプロセッサ13に通知する信
号である。すなわち、出力信号C2およびシャットダウ
ン信号C4が共に「1」である場合、言い換えれば、正
常に給電停止が行われた場合、アンド回路29の出力信
号が「0」となる。一方、出力信号C2が「1」であっ
てシャットダウン信号C4が「0」である場合(出力さ
れない場合)、すなわち給電停止時刻に給電停止が行わ
れないという異常が発生した場合、アンド回路29の出
力信号が「1」となり、この信号がnotオフ通知信号
としてマイクロプロセッサ13へ出力される。
【0054】アンド回路30は、3入力型の回路であ
り、シャットダウン信号C4、出力信号C2および出力
信号C3を入力とする。このアンド回路30の出力信号
は、スケジュール運転に基づいて給電再開時刻にシャッ
トダウン信号C4の出力が正常に停止したか否かをマイ
クロプロセッサ13に通知する信号である。すなわち、
出力信号C2および出力信号C3が共に「1」であっ
て、かつシャットダウン信号C4が「1」から「0」に
なった場合、言い換えれば、正常に給電再開が行われた
場合、アンド回路30の出力信号は「0」となる。
【0055】一方、出力信号C2および出力信号C3が
共に「1」であるにもかかわらず、シャットダウン信号
C4が「1」のままである場合、言い換えれば、給電再
開時刻になってもシャットダウン信号C4の出力が停止
されないという異常が発生した場合、アンド回路30の
出力信号が「1」となり、この信号がnotオン通知信
号としてマイクロプロセッサ13へ出力される。
【0056】コンパレータ31は、スケジュール運転中
に異常が発生した後のトラブル対応時において、時刻記
録部12に保持されているカウント値(異常発生時
刻)、およびコマンド受信部15に保持されているコマ
ンド/パラメータをマイクロプロセッサ13、レシーバ
/ドライバ8および通信ラインCL(図1参照)を介し
て計算機40(または外部装置)へ出力する。
【0057】マイクロプロセッサ制御部14において、
自動復旧指示部32は、スケジュール運転に関するコマ
ンドおよびパラメータがマイクロプロセッサ13に受信
された後に、notオフ通知信号がマイクロプロセッサ
13に入力されたとき、これを認識し、マイクロプロセ
ッサ13に対してシャットダウン信号C4(「1」)を
強制的に出力するように指示する。さらに、自動復旧指
示部32は、notオン通知信号がマイクロプロセッサ
13に入力されたとき、これを認識しマイクロプロセッ
サ13に対してシャットダウン信号C4の出力を強制的
に停止するように指示する。
【0058】異常記録/通知部33は、スケジュール運
転に関するコマンドおよびパラメータがマイクロプロセ
ッサ13に受信された後に、notオフ通知信号がマイ
クロプロセッサ13に入力されたとき、給電停止時刻に
シャットダウン信号C4が出力されないという異常が発
生した旨、この異常発生の対応として自動復旧指示部3
2により自動復旧(シャットダウン信号C4の強制出
力)が行われた旨、異常発生時刻、そのときのコマンド
/パラメータを異常ログとしてメモリに記録したり、プ
リントアウトする。
【0059】同様にして、異常記録/通知部33は、n
otオン通知信号がマイクロプロセッサ13に入力され
たとき、給電再開時刻にシャットダウン信号C4の出力
が停止しないという異常が発生した旨、およびこの異常
発生の対応として自動復旧指示部32により自動復旧
(シャットダウン信号C4の出力の強制停止)が行われ
た旨、異常発生時刻、そのときのコマンド/パラメータ
を異常ログとしてメモリに記録したり、プリントアウト
する。さらに、異常記録/通知部33は、トラブル対応
時に上述した異常ログのデータをマイクロプロセッサ1
3、レシーバ/ドライバ8および通信ラインCL(図1
参照)を介して計算機40(または外部装置)へ出力す
る機能も備えている。
【0060】つぎに、上述した実施の形態1による無停
電電源装置10の動作を図4および図5を参照しつつ説
明する。図4は、図3に示す出力信号C1〜C3、シャ
ットダウン信号C4、出力信号C5および出力C6の真
理値表を示す図であり、図5は、同無停電電源装置10
におけるスケジュール運転動作および監視動作を説明す
るフローチャートである。
【0061】(通常運転)はじめに、スケジュール運転
動作および監視動作の理解を容易にすべく、通常運転時
の動作について、図3および図4(〜)を参照しつ
つ説明する。この通常運転時においては、図3に示すマ
イクロプロセッサ13およびコマンド受信部15には、
スケジュール運転に関するコマンドおよびパラメータが
受信されてない。この場合には、図3に示す出力信号C
1〜C3、シャットダウン信号C4および出力信号C5
が、図4のに示すように全て「0」となるため、出力
スイッチ6がオンとされることで、出力C6がオンとさ
れている。従って、無停電電源装置10においては、電
源入力部2に入力された商用交流電圧が整形された定電
圧/定周波数の安定化電圧が、電源出力部3から電力供
給ラインPL1 〜PL 3 (図1参照)を介して計算機4
0、ディスプレイ41および記憶装置42へ給電されて
いる。
【0062】ここで、通常運転中において、図4のに
示すシャットダウン運転信号C4が、正常時「0」でな
ければならないにもかかわらず「1」になっている場合
には、「シャットダウン信号異常」とされる。同様にし
て、通常運転中において、図4のに示すように出力信
号C3が、正常時「0」でなければならないにもかかわ
らず「1」になっている場合には、「カウンタ異常」と
される。また、図4のに示すように出力信号C3およ
びシャットダウン信号C4が、正常時「0」でなければ
ならないにもかかわらず「1」になっている場合には、
「デコーダ信号異常」とされる。これらの「シャットダ
ウン信号異常」、「カウンタ異常」、デコーダ信号異
常」が発生した場合には、図示しないアラーム報知部に
より検出された後、マイナーアラームとして報知され
る。ここで、マイナーアラームとしたのは、図4の〜
の各異常が発生しても、出力C6がオンとされている
ことから、計算機40等に対する電力供給に影響が出な
いからである。
【0063】(スケジュール運転動作および監視動作)
つぎに、図4(〜)および図5を参照しつつスケジ
ュール運転動作および監視動作について説明する。図5
において、ステップS1は、計算機40側の工程であ
る。また、ステップS2〜ステップS8は、マイクロプ
ロセッサ13におけるスケジュール運転動作を示し、ス
テップS9〜ステップS21は、スケジュール運転監視
回路11、時刻記録部12およびマイクロプロセッサ制
御部14における監視動作を示す。
【0064】まず、スケジュール運転を行う際には、図
5に示すステップS1では、計算機40は、このスケジ
ュール運転に関するコマンドおよびパラメータ(給電停
止時刻、給電再開時刻、スケジュール運転時間)を発行
する。これらコマンドおよびパラメータは、通信ライン
CLを介して図3に示すレシーバ/ドライバ8に受信さ
れた後、さらにマイクロプロセッサ13およびコマンド
受信部15へ出力される。これにより、ステップS2で
は、マイクロプロセッサ13は、上記コマンドおよびパ
ラメータを受信した後、ステップS3へ進む。
【0065】ステップS3では、マイクロプロセッサ1
3は、上記受信したパラメータによりスケジュール運転
時間を設定し、タイマ(図示略)による計時を開始した
後、ステップS4へ進む。ステップS4では、マイクロ
プロセッサ13は、タイマの計時結果が給電停止時刻に
なったか否かを監視することで、スケジュール(給電停
止)を開始するか否かを判断し、この判断結果が「N
O」の場合、同判断を繰り返す。
【0066】一方、上述したステップS2〜ステップS
4に並行して、スケジュール運転監視回路11およびマ
イクロプロセッサ制御部14では、ステップS9〜ステ
ップS11の各工程が実行される。すなわち、ステップ
S9では、コマンド受信部15は、スケジュール運転に
関するコマンドおよびパラメータを受信する。これによ
り、デコーダ17は、上記コマンドと各コマンド保持部
16に保持されているコマンドとを比較し、この場合、
両コマンドが一致しているため、ラッチ回路19に
「1」をラッチするとともに、パラメータをデコードす
ることによりスケジュール運転時間を初期値としてカウ
ンタ21にセットする。
【0067】ここで、ステップS9においてコマンド受
信部15に受信されたスケジュール運転に関するコマン
ドおよびパラメータは、コマンド受信部15においてス
ケジュール運転中にも保持される。したがって、スケジ
ュール運転中に不具合が発生した後に障害解析等を実施
する際には、コマンド受信部15に保持されたコマンド
およびパラメータが、無停電電源装置10と計算機40
との間の通信の記録として計算機40(または外部装
置)に読み出される。
【0068】さらに、監視側において、ステップS10
では、マイクロプロセッサ制御部14の自動復旧指示部
32は、マイクロプロセッサ13により受信されたパラ
メータにより、マイクロプロセッサ13とは独立に、ス
ケジュール運転時間を設定し、タイマ(図示略)による
計時を開始した後、ステップS11へ進む。ステップS
11では、自動復旧指示部32は、タイマの計時結果が
給電停止時刻になったか否かを監視することで、スケジ
ュール(給電停止)を開始するか否かを判断し、この判
断結果が「NO」の場合、同判断を繰り返す。
【0069】そして、マイクロプロセッサ13および自
動復旧指示部32のそれぞれのタイマの計時結果が給電
停止時刻になると、マイクロプロセッサ13および自動
復旧指示部32は、ステップS4およびステップS11
のそれぞれの判断結果を「YES」とし、ステップS5
およびステップS12へそれぞれ進む。まず、ステップ
S5では、給電停止動作を行うべく、マイクロプロセッ
サ13は、「1」のシャットダウン信号C4を出力す
る。これにより、図4のに示す通り、出力信号C1=
「0」、出力信号C2=「1」、出力信号C3=
「0」、シャットダウン信号C4=「1」となるため、
出力信号C5が「1」となることで、出力スイッチ6が
オフ(出力C6=オフ)とされる。従って、この場合、
予め設定されたスケジュールに従って、給電停止時刻に
計算機40等に対する給電が停止されたのである。
【0070】また、マイクロプロセッサ13からシャッ
トダウン信号C4(=「1」)が出力されると、アンド
回路22からは、クロック信号の周期に同期して減算パ
ルスがカウンタ21へ順次入力される。これにより、カ
ウンタ21は、上記減算パルスが入力される毎にそのカ
ウント値(スケジュール運転時間)を1デクリメントす
るとともに、時刻記録部12は、上記カウント値を時々
刻々記録する。
【0071】上記ステップS4と並行して、ステップS
11において、タイマの計時結果が給電停止時刻になる
と、自動復旧指示部32は、判断結果を「YES」とし
てステップS12へ進む。ステップS12では、自動復
旧指示部32は、アンド回路29からマイクロプロセッ
サ13へnotオフ通知信号が入力されたか否かに基づ
いて、給電停止時刻に正常に給電停止が行われたか否か
を判断する。この場合、図4のに示す通り出力信号C
2=「1」、シャットダウン信号C4=「1」であるた
めアンド回路29からは、notオフ通知信号が出力さ
れない。この場合、自動復旧指示部32は、ステップS
12の判断結果を「YES」とし、ステップS13へ進
む。
【0072】ここで、ステップS5において、マイクロ
プロセッサ13に異常が発生することにより、シャット
ダウン信号C4(=「1」)が給電停止時刻を経過して
も出力されなかった場合の動作について説明する。この
場合には、図4のに示す通り、出力信号C2=
「1」、シャットダウン信号C4=「0」であるため、
アンド回路29の出力信号が「1」となる。従って、ア
ンド回路29からはnotオフ通知信号がマイクロプロ
セッサ13へ出力される。これにより、自動復旧指示部
32は、ステップS12の判断結果を「NO」として、
ステップS17へ進む。ステップS18では、自動復旧
指示部32は、異常(notオフ異常)が発生したこと
を認識し、マイクロプロセッサ13に対して強制的にシ
ャットダウン信号C4=「1」を出力するように自動復
旧の指示を行う。
【0073】これに並行して、ステップS17では、異
常記録/通知部33は、上記notオフ異常が発生した
旨、および自動復旧の対応がとられた旨をその発生時刻
およびパラメータ/コマンドとともにメモリ等に異常ロ
グとして記録する。さらに、異常記録/通知部33は、
上記異常ログとともに、先に発行されたコマンドおよび
パラメータを再発行するように、マイクロプロセッサ1
3、レシーバ/ドライバ8および通信ラインCL(図1
参照)を介して計算機40へ通知する。これにより、再
発行されたコマンドおよびパラメータがマイクロプロセ
ッサ13に前述した動作と同様にして受信され、以後の
動作においては、このコマンドおよびパラメータに基づ
いて、スケジュール運転が継続される。なお、ステップ
S17においては、異常ログの通知のみを行い、コマン
ドおよびパラメータの再発行を受けることなく、ステッ
プS13へ進むようにしてもよい。
【0074】そして、自動復旧指示部32から上記自動
復旧の通知を受けると、マイクロプロセッサ13は、強
制的にシャットダウン信号C4=「1」を出力する。こ
れにより、図4のに示す通り、出力信号C5が「0」
から「1」に強制的になることで、出力スイッチ6がオ
フとされ、自動復旧(強制給電停止)が行われる。ま
た、シャットダウン信号C4が強制的に「1」とされる
ことから、アンド回路29からのnotオフ通知信号の
出力が停止する。これにより、自動復旧指示部32は、
ステップS12の判断結果を「YES」とする。
【0075】ステップS13では、スケジュール運転監
視回路11は、スケジュール運転中に異常が発生したか
否かを判断する。すなわち、スケジュール運転監視回路
11は、給電再開時刻より以前にマイクロプロセッサ1
3の不具合によりシャットダウン信号C4の出力が停止
してしまうという異常が発生したか否かを判断する。具
体的には、スケジュール運転中において、マイクロプロ
セッサ13のシャットダウン信号C4(=「1」)の出
力が上記不具合により停止したとすると、アンド回路2
2からの減算パルスの出力が停止することで、カウンタ
21におけるデクリメントが停止する。
【0076】この場合、カウンタ21のカウント値は0
ではない。従って、出力信号C3=「0」、シャットダ
ウン信号C4=「0」であるため、出力信号C5が
「1」から「0」となり、給電再開時刻より以前に給電
を再開してしまうという異常が発生する。このような異
常が発生すると、ステップS13の判断結果が「YE
S」となり、ステップS19では、カウンタ21のカウ
ント値(異常発生時刻)が時刻記録部12に記録され
る。
【0077】また、ステップS13における異常が発生
していないものとすると、ステップS14では、マイク
ロプロセッサ制御部14の自動復旧指示部32は、タイ
マの計時結果が給電再開時刻になったか否かを監視する
ことで、スケジュールが終了したが否かを判断し、この
判断結果が「NO」の場合、同判断を繰り返す。このス
テップS13に並行して、ステップS6では、マイクロ
プロセッサ13は、自動復旧指示部32とは独立に、タ
イマの計時結果が給電再開時刻になったか否かを監視す
ることで、スケジュールが終了したか否かを判断し、こ
の判断結果が「NO」の場合、同判断を繰り返す。
【0078】そして、マイクロプロセッサ13および自
動復旧指示部32のそれぞれのタイマの計時結果が給電
再開時刻になると、マイクロプロセッサ13および自動
復旧指示部32は、ステップS6およびステップS14
のそれぞれの判断結果を「YES」とし、ステップS7
およびステップS15へそれぞれ進む。まず、ステップ
S7では、給電再開動作を行うべく、マイクロプロセッ
サ13は、シャットダウン信号C4の出力を停止する。
これにより、図4のに示す通り、出力信号C1=
「0」、出力信号C2=「1」、出力信号C3=
「1」、シャットダウン信号C4=「0」となるため、
出力信号C5が「0」となることで、出力スイッチ6が
オン(出力C6=オン)とされる。従って、この場合、
予め設定されたスケジュールに従って、給電再開時刻に
計算機40等に対する給電が再開され、通常運転状態
(ステップS8)とされる。以後、つぎのスケジュール
運転に関するコマンドおよびパラメータが発行される毎
に上述したスケジュール運転が行われる。
【0079】また、マイクロプロセッサ13からのシャ
ットダウン信号C4の出力が停止されると、アンド回路
22からの減算パルスの出力が停止され、カウンタ21
のカウント動作が停止する。このとき、スケジュール通
りに運用されているため、カウンタ21のカウント値が
「0」となっている。従って、エンコーダ23の出力信
号C3が「0」から「1」となる。
【0080】上記ステップS6と並行して、ステップS
14において、タイマの計時結果が給電再開時刻になる
と、自動復旧指示部32は、判断結果を「YES」とし
てステップS15へ進む。ステップS15では、自動復
旧指示部32は、アンド回路30からマイクロプロセッ
サ13へnotオン通知信号の入力されたか否かに基づ
いて、給電再開時刻に正常に給電が再開されたか否か、
言い換えれば、シャットダウン信号C4の出力が正常に
停止されたか否か判断する。この場合、図4のに示す
通り出力信号C2=「1」、出力信号C3=「1」およ
びシャットダウン信号C4=「0」であるためアンド回
路30からは、notオン通知信号が出力されない。こ
の場合、自動復旧指示部32は、ステップS15の判断
結果を「YES」とし、ステップS16へ進み、監視動
作を終了する。以後、つぎのスケジュール運転に関する
コマンドおよびパラメータが発行される毎に上述した監
視動作が行われる。
【0081】ここで、ステップS15において、マイク
ロプロセッサ13に異常が発生することにより、シャッ
トダウン信号C4の出力停止が給電再開時刻を経過して
も行われなかった場合の動作について説明する。この場
合には、図4のに示す通り、出力信号C2=「1」、
出力信号C3=「1」、シャットダウン信号C4=
「1」であるため、アンド回路30の出力信号が「1」
となる。従って、アンド回路30からはnotオン通知
信号がマイクロプロセッサ13へ出力される。これによ
り、自動復旧指示部32は、ステップS15の判断結果
を「NO」として、ステップS21へ進む。ステップS
21では、自動復旧指示部32は、異常(notオン異
常)が発生したことを認識し、マイクロプロセッサ13
に対してシャットダウン信号C4の出力を強制的に停止
するように自動復旧の指示を行う。
【0082】これに並行して、ステップS20では、異
常記録/通知部33は、上記notオン異常が発生した
旨、および自動復旧の対応がとられた旨をその発生時刻
およびコマンド/パラメータとともにメモリ等に異常ロ
グとして記録する。そして、自動復旧指示部32から上
記自動復旧の通知を受けると、マイクロプロセッサ13
は、強制的にシャットダウン信号C4の出力を停止す
る。これにより、図4のに示す通り、出力信号C4が
「1」から「0」に強制的になることで、自動復旧が行
われる。また、シャットダウン信号C4が強制的に
「0」とされることから、アンド回路30からのnot
オン通知信号の出力が停止する。これにより、ステップ
S16では、監視動作が終了する。
【0083】また、上述したスケジュール運転とは別に
リモート操作によるオン/オフ制御を行う場合には、計
算機40からはリモートコマンドが出力される。このリ
モートコマンドは、レシーバ/ドライバ8を経由してマ
イクロプロセッサ13およびコマンド受信部15にそれ
ぞれ受信される。このリモートコマンドがリモートオン
を指示するものである場合、マイクロプロセッサ13
は、図4のに示す通り、シャットダウン信号C4を
「0」とする。これと同時に、デコーダ17は、上記リ
モートコマンドが各コマンド保持部16に保持されてい
るリモートコマンドと一致しているため、ラッチ回路1
8に「1」をラッチする。これにより、アンド回路27
に入力される出力信号C1が「1」、出力信号C4が
「0」となるため、出力信号C5が「0」となる。従っ
て、この場合、出力スイッチ6がオンとされることで、
出力C6がオンとされる。
【0084】一方、上記リモートコマンドがリモートオ
フを指示するものである場合、マイクロプロセッサ13
は、図4の○10に示す通り、シャットダウン信号C4=
「1」を出力するとともに、デコーダ17は、上述した
動作と同様にしてラッチ回路18に「1」をラッチす
る。これにより、アンド回路27に入力される出力信号
C1が「1」、出力信号C4が「1」となるため、出力
信号C5が「1」となる。従って、この場合、出力スイ
ッチ6がオフとされることで、出力C6がオフとされ
る。
【0085】また、上述したステップS13で発生した
異常に対するトラブル対応時においては、異常ログ収集
用のコマンドが計算機40から通信ラインCLおよびレ
シーバ/ドライバ8を経由してマイクロプロセッサ13
に受信される。これにより、マイクロプロセッサ13
は、コンパレータ31を経由して、時刻記録部12から
異常発生時刻のデータ、コマンド受信部15から異常発
生時のコマンドおよびパラメータを収集した後、これら
を異常ログとして、計算機40へ出力する。さらに、ス
テップS12およびステップS15で発生した異常(n
otオフ異常、notオン異常)に対するトラブル対応
時においては、上記異常ログ収集用のコマンドを受信す
るとマイクロプロセッサ13は、異常記録/通知部33
に記録された異常ログを計算機40へ出力する。そし
て、保守員は、上述した各異常ログの情報に基づいて、
異常箇所を特定し、部品交換、プログラムの再インスト
ール等の適切な処置を施す。
【0086】以上説明したように、上述した実施の形態
1による無停電電源装置10によれば、給電停止時刻を
経過してもシャットダウン信号C4が出力されなかった
場合、および給電再開時刻を経過してもシャットダウン
信号C4の出力が停止されなかった場合、自動復旧指示
部32により自動復旧するように構成したので、上記異
常(notオフ異常、notオン異常)が発生した場合
であっても、計算機40等の高信頼性負荷に対してスケ
ジュール通りに給電停止/再開を行うことができるた
め、スケジュール運転時の不具合を解消することができ
る。
【0087】また、上述した実施の形態1による無停電
電源装置10によれば、notオフ異常、notオン異
常が発生した場合、これらの異常が発生した旨、自動復
旧が行われた旨、異常発生時刻およびそのときのコマン
ド/パラメータが異常ログとして異常記録/通知部33
に記録されるように構成したので、この異常ログに基づ
いて、その異常の発生原因となったコマンド/パラメー
タや、自動復旧対応を保守員が容易に知ることができ
る。従って、これらの情報(異常ログ)に基づいて、迅
速にトラブル対応をとることができる。
【0088】さらに、上述した実施の形態1による無停
電電源装置10によれば、スケジュール運転中における
異常発生時刻を時刻記録部12に記録するとともに、マ
イクロプロセッサ13とは別にコマンドおよびパラメー
タをコマンド受信部15に保持するように構成したの
で、この異常に対するトラブル対応時に、コマンドおよ
びパラメータ、および異常発生時刻といった異常ログを
容易に収集することができる。従って、スケジュール運
転中の異常発生に関する情報が一切なかった従来のトラ
ブル対応に比して、上記異常ログに基づいて効果的な原
因究明、適切な処置をとることができるため、迅速にト
ラブル対応をとることができる。
【0089】(実施の形態2)さて、前述した実施の形
態1においては、高信頼性負荷(計算機40等)に対し
て外付装置としての無停電電源装置10について説明し
たが、本発明はこれに限定されず、以下に説明する実施
の形態2のように高信頼性負荷に内蔵されるタイプの無
停電電源装置であってもよい。図6は、本発明の実施の
形態2による無停電電源装置50の適用例を示すブロッ
ク図である。この図において、無停電電源装置50は、
高信頼性負荷としての計算機60(たとえば、サーバ)
に内蔵されている。なお、無停電電源装置50は、内蔵
型に限られることなく、計算機60のスロットに挿入さ
れるカード型のものであってもよい。この無停電電源装
置50と無停電電源装置10(図1参照)とは、サイズ
が異なるだけであって、機能は同一である。
【0090】計算機60において、電源61は、内部電
源供給ラインPL11を介してマザーボード62に接続さ
れている。無停電電源装置50は、計算機60に内蔵さ
れており、内部電源供給ラインPL10を介してマザーボ
ード62に接続されている。この無停電電源装置50
は、無停電電源装置10と同様にして各部へ定電圧/定
周波数の安定化電圧を供給する。また、無停電電源装置
50は、マザーボード62に内部バスBを介して接続さ
れており、マザーボード62に搭載されているCPU
(中央処理装置)から、前述したコマンドおよびパラメ
ータを受信する。ディスプレイ63および記憶装置64
には、マザーボード62を介して無停電電源装置50か
らの安定化電圧が供給される。なお、上記無停電電源装
置50におけるスケジュール運転動作、監視動作は、前
述した実施の形態1による無停電電源装置10と同様に
して行われる。従って、実施の形態2によれば、実施の
形態1と同様の効果を得ることができる。
【0091】以上本発明の実施の形態1および2につい
て詳述してきたが、具体的な構成はこれら実施の形態1
および2に限られるものではなく本発明の要旨を逸脱し
ない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例
えば、実施の形態1および2においては、無停電電源装
置を一例にして説明したが、本発明は、無停電電源装置
の他、定電圧制御の如何にかかわらず、電源装置、電源
制御装置、電源システム等のあらゆる電源供給(制御)
手段に適用可能である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2にか
かる発明によれば、スケジュール運転監視手段によりス
ケジュール運転中に異常が発生したという監視結果が得
られたとき、スケジュール運転制御手段に代わって自動
復旧手段によりスケジュール運転が実行されるので、上
記異常が発生した場合であっても、負荷に対して影響を
与えることなく、スケジュール運転時の不具合が解消さ
れるという効果を奏する。
【0093】つぎの請求項3、4にかかる発明によれ
ば、異常が発生した場合であっても自動復旧手段の動作
により負荷に対して影響がでないとともに、異常発生時
の異常ログが記録手段に記録されるように構成したの
で、上記異常発生後のトラブル対応において、記録手段
から異常ログを取り出し、これに基づいて原因の究明を
行うことが可能となることから、迅速なトラブル対応を
行うことができるという効果を奏する。
【0094】つぎの請求項5、6にかかる発明によれ
ば、スケジュール運転監視手段によりスケジュール運転
中に異常が発生したという監視結果が得られたとき、そ
の異常ログを記録手段に記録するように構成したので、
上記異常発生後のトラブル対応において、記録手段から
異常ログを取り出し、これに基づいて原因の究明を行う
ことが可能となることから、迅速なトラブル対応を行う
ことができるという効果を奏する。
【0095】つぎの請求項7、8にかかる発明によれ
ば、保持手段により保持されているスケジュールに関す
るデータを参照することで、異常発生後のトラブル対応
においてその異常がスケジュール運転によるものか否か
の切り分けを容易に行うことができることから、さらに
迅速にトラブル対応を行うことができるという効果を奏
する。
【0096】つぎの請求項9にかかる発明によれば、ス
ケジュール運転監視工程によりスケジュール運転中に異
常が発生したという監視結果が得られたとき、スケジュ
ール運転制御工程に代わって自動復旧工程によりスケジ
ュール運転が実行されるので、上記異常が発生した場合
であっても、負荷に対して影響を与えることなく、スケ
ジュール運転時の不具合が解消されるという効果を奏す
る。
【0097】つぎの請求項10にかかる発明によれば、
スケジュール運転監視工程によりスケジュール運転中に
異常が発生したという監視結果が得られたとき、その異
常ログを記録工程で記録するようにしたので、上記異常
発生後のトラブル対応において、上記異常ログに基づい
て原因の究明を行うことが可能となることから、迅速な
トラブル対応を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による無停電電源装置1
0の適用例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した無停電電源装置10の概略構成を
示すブロック図である。
【図3】図1に示した無停電電源装置10の詳細構成を
示すブロック図である。
【図4】図3に示した無停電電源装置10の各出力の真
理値表を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1による無停電電源装置1
0の動作を示すフローチャートである。
【図6】同実施の形態2による無停電電源装置50の適
用例を示すブロック図である。
【図7】従来における無停電電源装置1の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 無停電電源装置 11 スケジュール運転監視回路 12 時刻記録部 14 マイクロプロセッサ制御部 15 コマンド受信部 32 自動復旧指示部 33 異常記録/通知部 40 計算機 50 無停電電源装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に対して電源を供給する電源供給手
    段と、 予め設定されたスケジュールに基づいて、前記負荷に対
    して自動的に給電の制御を行うスケジュール運転制御手
    段と、 スケジュール運転中の運転状態を監視するスケジュール
    運転監視手段と、 前記スケジュール運転監視手段の監視結果に基づいて、
    前記スケジュール運転中に異常が発生した場合、前記ス
    ケジュール運転制御手段に代わり前記スケジュール運転
    を実行する自動復旧手段とを備えることを特徴とする電
    源装置。
  2. 【請求項2】 負荷に対して電源を供給する電源装置を
    制御する電源制御装置において、 予め設定されたスケジュールに基づいて、前記負荷に対
    して自動的に給電の制御を行うスケジュール運転制御手
    段と、 スケジュール運転中の運転状態を監視するスケジュール
    運転監視手段と、 前記スケジュール運転監視手段の監視結果に基づいて、
    前記スケジュール運転中に異常が発生した場合、前記ス
    ケジュール運転制御手段に代わり前記スケジュール運転
    を実行する自動復旧手段とを備えることを特徴とする電
    源制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スケジュール運転監視手段の監視結
    果に基づいて、前記スケジュール運転中に異常が発生し
    た場合、その異常ログを記録する記録手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記スケジュール運転監視手段の監視結
    果に基づいて、前記スケジュール運転中に異常が発生し
    た場合、その異常ログを記録する記録手段を備えること
    を特徴とする請求項2に記載の電源制御装置。
  5. 【請求項5】 負荷に対して電源を供給する電源供給手
    段と、 予め設定されたスケジュールに基づいて、前記負荷に対
    して自動的に給電の制御を行うスケジュール運転制御手
    段と、 スケジュール運転中の運転状態を監視するスケジュール
    運転監視手段と、 前記スケジュール運転監視手段の監視結果に基づいて、
    前記スケジュール運転中に異常が発生した場合、その異
    常ログを記録する記録手段とを備えることを特徴とする
    電源装置。
  6. 【請求項6】 負荷に対して電源を供給する電源装置を
    制御する電源制御装置において、 予め設定されたスケジュールに基づいて、前記負荷に対
    して自動的に給電の制御を行うスケジュール運転制御手
    段と、 スケジュール運転中の運転状態を監視するスケジュール
    運転監視手段と、 前記スケジュール運転監視手段の監視結果に基づいて、
    前記スケジュール運転中に異常が発生した場合、その異
    常ログを記録する記録手段とを備えることを特徴とする
    電源制御装置。
  7. 【請求項7】 前記スケジュールに関するデータを保持
    する保持手段を備えることを特徴とする請求項1または
    5に記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記スケジュールに関するデータを保持
    する保持手段を備えることを特徴とする請求項2または
    6に記載の電源制御装置。
  9. 【請求項9】 負荷に対して電源を供給する電源システ
    ムに適用されるスケジュール運転監視制御方法におい
    て、 予め設定されたスケジュールに基づいて、前記負荷に対
    して自動的に給電の制御を行うスケジュール運転制御工
    程と、 スケジュール運転中の運転状態を監視するスケジュール
    運転監視工程と、 前記スケジュール運転監視工程の監視結果に基づいて、
    前記スケジュール運転中に異常が発生した場合、前記ス
    ケジュール運転制御工程に代わり前記スケジュール運転
    を実行する自動復旧工程とを含むことを特徴とするスケ
    ジュール運転監視制御方法。
  10. 【請求項10】 負荷に対して電源を供給する電源シス
    テムに適用されるスケジュール運転監視制御方法におい
    て、 予め設定されたスケジュールに基づいて、前記負荷に対
    して自動的に給電の制御を行うスケジュール運転制御工
    程と、 スケジュール運転中の運転状態を監視するスケジュール
    運転監視工程と、 前記スケジュール運転監視工程の監視結果に基づいて、
    前記スケジュール運転中に異常が発生した場合、その異
    常ログを記録する記録工程とを含むことを特徴とするス
    ケジュール運転監視制御方法。
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