JP2000250243A - 下引き層用組成物及びそれを用いた電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

下引き層用組成物及びそれを用いた電子写真感光体の製造方法

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JP2000250243A
JP2000250243A JP5300299A JP5300299A JP2000250243A JP 2000250243 A JP2000250243 A JP 2000250243A JP 5300299 A JP5300299 A JP 5300299A JP 5300299 A JP5300299 A JP 5300299A JP 2000250243 A JP2000250243 A JP 2000250243A
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resin
coating
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JP5300299A
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English (en)
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Osamu Higashida
修 東田
Susumu Kaneko
進 金子
Seiji Miyaoka
清二 宮岡
Tetsuya Fujii
徹也 藤井
Susumu Sakio
進 崎尾
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保管中に白濁することがなく、取扱い性、貯
蔵安定性に優れた、電子写真感光体の下引き層用組成物
を提供し、更に、その下引き層用組成物を用い作業性及
び歩留に優れた電子写真感光体を製造する方法を提供す
る。 【解決手段】 ポリアミド樹脂及び有機溶剤を含有する
下引き層用組成物であって、有機溶剤がアルコール及び
環式飽和炭化水素からなり、溶解性パラメータδが1
2.6〜13.9(cal/cm31/2である混合溶剤
である下引き層用組成物、及び、導電性基体上にこの下
引き層用組成物を塗布、乾燥して下引き層を形成し、次
いでこの下引き層上に電荷発生物質及び電荷輸送物質を
含有する感光層を形成する電子写真感光体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体用
の下引き層用組成物及びこの下引き層用組成物を用いた
電子写真感光体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体としては、有機系又は無
機系の材料を用いたものが数多く提案されている。中で
も、電荷発生層と電荷輸送層を分離した機能分離型感光
体は、従来、有機光導電性化合物を使用した感光体の大
きな欠点であった低感度を大幅に向上させることができ
るため、近年急速な進歩を遂げ、複写機やレーザービー
ムプリンターの感光体として実用化されている。これら
の電子写真感光体をカールソン法による電子写真装置に
適用した場合には、まず、感光体表面を均一に帯電させ
た後、必要に応じて露光することにより静電潜像を形成
する。次に、同符号或は異符号に帯電した一般にトナー
と称する現像剤により現像し、トナー画像を他の基体、
例えば紙等に転写、定着し、コピーを得ることができ
る。トナー画像を紙等に転写した後の感光体は、転写さ
れずに表面に残ったトナーをファーブラシやウレタン製
等のブレード等を用いた清掃を行うことで表面から除去
した後、次の帯電−露光−現像のサイクルに入り、繰り
返して使用される。
【0003】このような機能分離型感光体は、電荷発生
層及び電荷輸送層を必須とし、必要に応じて下引き層、
中間層、表面保護層等が形成された多層構造であり、各
層毎に各層の材料を溶剤に溶解又は分散した組成物を作
製し、これら組成物を導電性基体上に1層ずつ塗布、乾
燥及び/又は硬化の工程を繰り返して積層して製造され
る。また、このような積層型感光体の製造方法によって
は、電荷発生層を光導電性物質を真空蒸着などで積層す
るなど、組成物を塗布する以外の工程を含むものもある
が、全ての層を塗布法以外の工程で積層することが極め
て困難であり、いずれかの層を塗布法で形成するのが一
般的である。
【0004】上記の電子写真感光体の製造工程におい
て、各層の形成を塗布法で行う場合には、各層用組成物
を導電性基体上に、浸漬塗工法、スプレー法、ロール塗
工法、アプリケーター塗工法、ワイヤーバー塗工法など
により塗布する。これらの塗工法には様々な改良が加え
られている。各層用組成物は塗布装置及び/又は塗布槽
(以下、総称して塗布槽と呼ぶ)及び必要に応じて塗布
槽に組成物を供給するために設けた容器に充填して使用
するが、下引き層用組成物など、各層用組成物は使用さ
れるまでの期間、輸送などを含め、数ケ月間冷所に保管
される(以下、総称して保管と呼ぶ)場合がある。
【0005】ポリアミド樹脂を含む下引き層用組成物を
長期間保管すると、ポリアミド樹脂が析出し、白濁する
という問題がある。白濁変化した下引き層用組成物を使
用して製造した電子写真感光体は、電子写真感光体の重
要な特性である画像品質、帯電性及び感度が、白濁して
いないものと比較して劣る。従って、このように下引き
層用組成物が白濁した場合にはそのまま使用することが
できず、希釈するか再溶解しなければならず、電子写真
感光体の生産性が低下し、生産コストが高くなってしま
う。従って、電子写真感光体の分野では、長期間保管し
ても白濁しない下引き層用組成物が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保管中に白
濁することがなく、取扱い性、貯蔵安定性に優れた下引
き層用組成物を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、長期間使用又は保管して
も白濁することのない下引き層用組成物を用い、作業性
及び歩留に優れた電子写真感光体を製造する方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリアミド樹
脂及び有機溶剤を含有する下引き層用組成物であって、
有機溶剤がアルコール及び環式飽和炭化水素からなり、
溶解性パラメータδが12.6〜13.9(cal/c
31/2である混合溶剤である下引き層用組成物を提供
するものである。
【0009】また、本発明は、上記下引き層用組成物の
一態様として、混合溶剤中の環式飽和炭化水素がシクロ
ヘキサンであり、混合溶剤中のシクロヘキサンのモル分
率が0.02〜0.40である下引き層用組成物を提供
するものである。
【0010】また、本発明は、他の一態様として、ポリ
アミド樹脂がアミド基濃度が0.003当量/g以下で
あるアルコール可溶性ポリアミド樹脂である下引き層用
組成物を提供するものである。
【0011】また、本発明は、導電性基体上に本発明の
下引き層用組成物を塗布、乾燥して下引き層を形成し、
次いでこの下引き層上に電荷発生物質及び電荷輸送物質
を含有する感光層を形成することを特徴とする電子写真
感光体の製造方法を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の下引き層用組成物は、特
に、電子写真感光体の導電性基体と感光層との間に接着
層又はバリア層として設けられる電子写真感光体用の下
引き層の形成に好適に用いられる。電子写真感光体の下
引き層は、感光層の帯電時において、導電性基体から感
光層への電荷の注入を阻止すると共に、感光層を導電性
基体に対して、一体的に接着保持させ、場合によって
は、導電性基体の光の反射防止のために設けられるもの
である。
【0013】本発明に用いられるポリアミド樹脂として
は、例えば、アミノカルボン酸の重縮合物、ジカルボン
酸、ジカルボン酸無水物又はジカルボン酸のハロゲン化
物とジアミンとの重縮合物、ジカルボン酸、ジカルボン
酸無水物又はジカルボン酸のハロゲン化物とジアミンと
アミノカルボン酸との重縮合物などが挙げられる。アミ
ノカルボン酸としては、例えば、11−アミノウンデカ
ン酸、6−アミノカプロン酸、12−アミノドデカン酸
等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を併用
することができる。ジカルボン酸、ジカルボン酸無水物
及びジカルボン酸のハロゲン化物としては、例えば、ア
ジピン酸、アゼライン酸、ドデカン2酸等が挙げられ、
これらは1種単独で又は2種以上を併用することができ
る。ジアミンとしては、例えば、ヘキサメチレンジアミ
ン、ピペラジン等が挙げられ、これらは1種単独で又は
2種以上を併用することができる。
【0014】ポリアミド樹脂は、相対粘度(m−クレゾ
ールに0.5重量%に溶解した後、オストワルド粘度計
を使用し20℃にして測定した流下時間と、溶媒のみの
流下時間との比から求められる。)が1.3〜2.0の
ものを用いることが好ましく、1.4〜1.8のものを
用いることがより好ましい。
【0015】ポリアミド樹脂としては、アミド基濃度が
0.003当量/g以下のアルコール可溶性ポリアミド
樹脂が好ましく、アミド基濃度が1×10-5以上のアル
コール可溶性ポリアミド樹脂が好ましく、アミド基濃度
が2.0×10-3〜5.0×10-4当量/gのアルコー
ル可溶性ポリアミド樹脂がより好ましい。ポリアミド樹
脂のアミド基濃度が0.003当量/gを超えると、平
滑な塗膜を得ることが困難になる傾向があり、1×10
-5当量/g未満であると、塗膜の吸湿性が大きく、良好
な画質が得られなくなる傾向がある。アミド基濃度が特
定の範囲のポリアミド樹脂は、ポリアミド樹脂を合成す
る原料のジカルボン酸、ジカルボン酸無水物、ジカルボ
ン酸のハロゲン化物、ジアミン、アミノカルボン酸等に
ついて、その種類と使用量を適宜決定した配合で公知の
方法により重縮合反応を行うことにより得ることができ
る。
【0016】また、市販のポリアミド樹脂でアミド基濃
度が上記の範囲のものを選択して用いることもできる。
なお、市販のポリアミド樹脂でアミド基濃度が不明のも
のでも、加水分解後、ガスクロマトグラフィーの分析な
どにより、組成を知ることができるので、アミド基濃度
が特定の範囲のものを選択して使用することができる。
このようなアミド基濃度が0.003当量/g以下の市
販のポリアミド樹脂としては、例えば、トレジンMF3
0、トレジンF30、トレジンEF30T(以上、帝国
化学産業(株)製ポリアミド樹脂の商品名)、M−12
76(日本リルサン(株)製ポリアミド樹脂の商品名)
等がある。ポリアミド樹脂は、1種単独で用いてもよい
し、2種以上を混合して用いてもよい。
【0017】本発明の下引き層用組成物においては、更
に熱硬化性樹脂及び硬化剤を上記ポリアミド樹脂と併用
することが好ましい。熱硬化性樹脂及び硬化剤の併用に
より、下引き層の耐溶剤性及び膜の強度が向上し、下引
き層の上に感光層を設ける際に感光層形成用溶液中の溶
媒などによる変質を受けにくくなる。
【0018】熱硬化性樹脂としては、例えば、メラミン
樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、アクリル樹脂、尿素樹脂
等を使用することができ、上記の混合溶剤に溶解し、浸
漬塗工法、スプレー塗工法、ロール塗工法、アプリケー
ター塗工法、ワイヤーバー塗工法などの塗工法を用いて
塗工し、乾燥することにより被膜を形成することができ
るものであれば特に制限はない。例えば、ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフ法により測定した標準ポリスチ
レン換算の重量平均分子量が500〜10000のもの
を用いることが好ましく、2000〜4000のものを
用いることがより好ましい。本発明の下引き層用組成物
に熱硬化性樹脂を配合する場合、その配合量は、ポリア
ミド樹脂100重量部に対して200重量部未満とする
ことが好ましく、60〜160重量部とすることがより
好ましい。
【0019】本発明の下引き層用組成物において、混合
溶剤の一方の成分として用いられるアルコールとして
は、アルコール系溶剤として通常用いられるものであれ
ば特に制限はなく、例えば、エチルアルコール、メチル
アルコール、イソブチルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、1−プロパノール、2
−ブタノール、シクロヘキサノール等が挙げられる。こ
れらは単独で又は2種類以上を組み合わせて用いられ
る。
【0020】混合溶剤の他方の成分として用いられる環
式飽和炭化水素としては、環式飽和炭化水素系溶剤とし
て通常用いられるものであれば特に制限はなく、例え
ば、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、メチルイ
ソプロピルシクロヘキサン、オクタデシルシクロヘキサ
ン等が挙げられる。これらは単独で又は2種類以上を組
み合わせて使用される。
【0021】混合溶剤中の環式飽和炭化水素のモル分率
は、0.02〜0.40であることが好ましく、0.0
3〜0.30であることが好ましい。環式飽和炭化水素
のモル分率が0.02未満では、下引き層用組成物が白
濁しやすくなる傾向があり、また、0.40を超える
と、下引き層用組成物の粘度が低下し、下引き層用組成
物を導電性基体上に塗布した場合に均一な塗膜を得るこ
とが困難となる。
【0022】また、本発明に用いられる混合溶剤は、溶
解性パラメータδが12.6〜13.9(cal/cm
31/2であり、好ましくは12.8〜13.4(cal
/cm31/2である。混合溶剤の溶解性パラメータδが
12.6(cal/cm31 /2未満であると、溶解性が
低下する傾向があり、13.9(cal/cm31/2
超えても、溶解性が低下する傾向がある。ここで、混合
溶剤の溶解性パラメータδは、R.F.Fedorsの
方法により求められるものである。具体的な計算式を式
(1)に示す。 δ=(ΔE/V)1/2=(ΣΔei/ΣΔvi)1/2 ・・・(1) (式中、δは溶解性パラメータを、ΔE及びVはそれぞ
れ凝集エネルギー密度及びモル体積を示し、Δei、Δ
viはそれぞれ原子又は原子団の蒸発エネルギー及びモ
ル体積を示す。) その詳細は、Polym. Eng. Sci., 1
4巻、No.2、147頁(1974)に記載されてい
る。
【0023】混合溶剤の配合量は、ポリアミド樹脂及び
必要に応じて用いられる熱硬化性樹脂及び硬化剤の固形
分の総量が、下引き層用組成物中の濃度で1〜30重量
%となる量とすることが好ましい。
【0024】本発明の下引き層用組成物には、更に、必
要に応じて、電気抵抗である体積抵抗等を低く押さえる
ことを目的として、イオン性低分子化合物を配合しても
よい。イオン性低分子化合物としては、例えば、テトラ
シアノエチレン、無水トリメリット酸、無水ピロメリッ
ト酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ジチオベンジ
ルニッケル錯体、ジチオマレオニトリルニッケル錯体な
どのアクセプタ性の分子、ヒドラゾン誘導体、エナミン
誘導体、ブタジエン誘導体などのドナー性の分子、アミ
ノ酸モノマー、アミノ酸ダイマー、アミノ酸トリマー、
アミノ酸オリゴマー(ただし、分子量1000以下のオ
リゴマー)などのアミド結合を有する分子などを用いる
ことができる。これらのイオン性低分子化合物は、1種
単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いても
よい。また、これらのイオン性低分子化合物のなかで
も、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸アミノ酸モノマー、アミノ酸
ダイマー、アミノ酸トリマー及びアミノ酸オリゴマーが
電子写真特性向上の観点から好ましい。イオン性低分子
化合物の配合量は、ポリアミド樹脂及び必要に応じて用
いられるメラミン樹脂等の熱硬化性樹脂及び硬化剤の総
量100重量部に対して30重量部以下とすることが好
ましく、2.5〜10重量部とすることがより好まし
い。
【0025】また、本発明の下引き層用組成物には、更
に、必要に応じて、酸化チタン、酸化アルミニウム、ジ
ルコニア、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛、アルミナ、
チタンブラック、シリカ、チタン酸鉛、チタン酸バリウ
ム等の微粒子等を、各々単独で又は2種以上混合して配
合してもよい。
【0026】本発明の電子写真感光体の製造方法では、
導電性基体上に本発明の下引き層用組成物を塗布、乾燥
して下引き層を形成し、次いでこの下引き層上に電荷発
生物質及び電荷輸送物質を含有する感光層を形成する。
【0027】本発明の方法に用いられる導電性基体とし
ては、通常、アルミニウム、鉄、銅、ニッケル等の金
属、導電処理した紙又はプラスチックのフィルム、シー
ト又はシームレスベルト、アルミニウム等の金属箔を積
層したプラスチックフィルム、シート又はシームレスベ
ルト、金属板のフィルム状シート又はシームレスベル
ト、金属ドラムなどの導電体を使用することができる。
【0028】下引き層の形成は、前記ポリアミド樹脂を
前記混合溶剤に溶解し、更に必要に応じて前記熱硬化性
樹脂、硬化剤、微粒子等を溶解又は分散して塗工液(下
引き層用組成物)とし、この塗工液を導電性基体上に塗
布し、乾燥することによって行われる。塗布法として
は、浸漬塗工法、スプレー塗工法、ロール塗工法、アプ
リケーター塗工法、ワイヤーバー塗工法などを採用する
ことができる。乾燥は、通常、100〜150℃、好ま
しくは60〜130℃で、15〜120分間、好ましく
は30〜60分間加熱することにより行われる。
【0029】下引き層の厚さは、通常、0.01μm〜
10.0μmであり、好ましくは0.1〜3.0μmで
ある。この厚さが0.01μm未満であると、下引き層
を均一に形成することが困難になることがあり、10.
0μmを超えると電子写真特性が低下する傾向がある。
【0030】感光層が、少なくとも電荷発生物質を含有
する電荷発生層と、少なくとも電荷輸送物質及び結合剤
を含有する電荷輸送層とを有するものである場合には、
通常、下引き層上に電荷発生層を形成し、更にこの電荷
発生層上に電荷輸送層を形成する。
【0031】電荷発生層に用いられる電荷発生物質とし
ては、特に制限はないが、例えば、アゾキシベンゼン系
顔料、ジスアゾ系顔料、トリスアゾ系顔料、ベンゾイミ
ダゾール系顔料、多環式キノリン系顔料、インジゴイド
系顔料、キナクリドン系顔料、フタロシアニン系顔料
(無金属フタロシアニン、金属フタロシアニン、例えば
α型チタニルフタロシアニン、塩化インジウムフタロシ
ニン等)、ナフタロシアニン系顔料、ピロロピロール系
顔料、ペリレン系顔料、メチン系顔料等、光照射により
電荷を発生する公知の有機顔料が挙げられる。これらは
単独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
【0032】電荷発生層を電荷発生物質のみを用いて形
成する場合には、真空蒸着法等が用いられる。電荷発生
層を電荷発生物質と他の成分とを用いて形成する場合に
は、電荷発生物質と他の成分(結合剤、可塑剤、硬化触
媒、流動性付与剤、ピンホール制御剤等)を、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、テ
トラヒドロフラン、アニソール、酢酸エチル、セロソル
ブ、メタノール、イソプロピルアルコール、イソブチル
アルコール、n−ブチルアルコール、1−メトキシ−2
−プロパノール等の溶剤又はこれらの混合溶剤に均一に
溶解又は分散させた電荷発生層形成用の塗工液を調製
し、この塗工液を下引き層の上に浸漬塗工法、スプレー
塗工法、ロール塗工法、アプリケーター塗工法、ワイヤ
ーバー塗工法などの塗工法を用いて塗工し、乾燥及び/
又は硬化して形成することができる。
【0033】電荷発生層に使用される結合剤としては、
例えば、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ
メタクリレート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリブ
タジエン樹脂、ポリイソプレン樹脂、メラミン樹脂、ベ
ンゾグアナミン樹脂、ポリクロロプレン樹脂、ポリアク
リロニトリル樹脂、エチルセルロース樹脂、ニトロセル
ロース樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセタール
樹脂、ホルマール樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル/
塩化ビニル共重合体、ポリエステルカーボネート樹脂な
どが挙げられる。また、熱及び又は光硬化性樹脂も使用
することができる。いずれにしても、電気絶縁性で、被
膜を形成しうる樹脂であれば特に制限はない。
【0034】上記のように、電荷発生層を電荷発生物質
と他の成分とを用いて形成する場合には、電荷発生層中
の結合剤は、電荷発生物質100重量部に対して5〜2
00重量部とすることが好ましく、10〜100重量部
とすることがより好ましい。5重量部未満では、電荷発
生層の被膜が不均一となり易い傾向があり、画質が劣る
傾向がある。また、200重量部を超えると、感度が低
下する傾向があり、残留電位が高くなる傾向がある。
【0035】可塑剤としては、ハロゲン化パラフィン、
ジメチルナフタリン、ジブチルフタレート等が挙げられ
る。流動性付与剤としては、モダフロー(モンサントケ
ミカル社製)、アクロナール4F(バズフ社製)等が挙
げられる。ピンホール制御剤としては、ベンゾイン、ジ
メチルフタレート等が挙げられる。これらは、各々、電
荷発生物質100重量部に対して5重量部以下で使用す
ることが好ましい。
【0036】電荷発生層の厚さは、通常、0.01〜
2.0μm、好ましくは0.02〜1.0μmである。
この厚さが0.01μm未満では、電荷発生層を均一に
形成することが困難になる傾向があり、2.0μmを超
えると、電子写真特性が低下する傾向がある。
【0037】電荷輸送層は、電荷輸送物質、結合剤、及
び、必要に応じて用いられるその他の添加剤を含むもの
であり、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、テトラヒドロフラン、アニソール、酢酸エ
チル、セロソルブ、メタノール、イソプロピルアルコー
ル、イソブチルアルコール、n−ブチルアルコール、1
−メトキシ−2−プロパノール等の溶剤又はこれらの混
合溶剤に均一に溶解又は分散させた電荷発生層形成用の
塗工液を調製し、この塗工液を電荷発生層の上に浸漬塗
工法、スプレー塗工法、ロール塗工法、アプリケーター
塗工法、ワイヤーバー塗工法などの塗工法を用いて塗工
し、乾燥及び/又は硬化して形成することができる。
【0038】本発明において電荷輸送層に用いる電荷輸
送物質としては、電子写真感光体の電荷輸送物質として
通常用いられるものであれば、特に制限はない。例え
ば、フルオレン、フルオレノン、2,7−ジニトロ−9
−フルオレノン、4−インデノ(1,2,6)チオフェ
ン−4−オン、3,7−ジニトロ−ジベンゾチオフェン
−5−オキシド、1−ブロモピレン、2−フェニルピレ
ン、カルバゾール、3−フェニルカルバゾール、2−フ
ェニルインドール、2−フェニルナフタリン、オキサゾ
ール、オキサジアゾール、オキサトリアゾール、トリフ
ェニルアミン、イミダゾール、クリセン、テトラフェ
ン、アクリデン、各種ヒドラゾン類、スチリル化合物、
ポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ポリ−N−
ビニルカルバゾール、1−フェニル−3−(4−ジエチ
ルアミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、ポリビニルピレン、2−フェニル−4
−(4−ジエチルアミノフェニル)−5−フェニルオキ
サゾール、ポリビニルインドロキノキサリン、1,1−
ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−4,4′−ジフ
ェニル−1,3−ブタジエン、N,N′−ビス(3−メ
チルフェニル)−N,N′−ビス(2−ナフチル)−
1,1′−ビフェニル−4,4′−ジアミン、ポリビニ
ルベンゾチオフェン、ポリビニルアントラセン、ポリビ
ニルアクリジン、ポリビニルピラゾリン等、並びにこれ
らの誘導体などが挙げられる。
【0039】電荷輸送層の結合剤としては、上記の電荷
発生層の結合剤の例で述べたような樹脂を使用すること
ができる。結合剤は、電荷輸送物質100重量部に対し
て、電子写真特性が低下しないように450重量部以下
の量で使用することが好ましく、50〜300重量部の
量で使用することがより好ましい。分子量が例えば50
0以下の低分子電荷輸送物質に対しては、被膜特性の関
係上、50重量部以上用いることが望ましい。また、電
荷輸送層には、電荷発生層と同様な添加剤、例えば、可
塑剤、硬化剤、流動性付与剤、ピンホール制御剤などの
添加剤を必要に応じて含有させることができる。添加剤
は、各々、電荷輸送物質100重量部に対して5重量部
以下の量で使用することが好ましい。
【0040】電荷輸送層形成用の塗工液を電荷発生層上
に塗工した後、乾燥及び/又は硬化させて電荷輸送層を
形成するが、乾燥又及び/又は硬化は、通常、60〜1
50℃、好ましくは100〜130℃で、15〜20分
間、好ましくは30〜60分間加熱することによって行
われる。
【0041】電荷輸送層の厚さは、通常5〜50μm、
好ましくは8〜35μmである。この厚さが5μm未満
であると、初期に電位が低くなりやすく、50μmを超
えると、電子写真特性が低下する傾向がある。
【0042】電荷発生層と電荷輸送層との間には、更
に、種々の中間層を形成してもよい。
【0043】単層型電子写真感光体を製造する場合に
は、導電性基体上に本発明の下引き層用組成物を用いて
上記の方法で下引き層を形成した後、少なくとも電荷発
生物質及び電荷輸送物質を溶剤に分散又は溶解した塗工
液であって、必要に応じて更に上記のような結合剤、各
種添加剤を含有する塗工液を下引き層上に塗布、乾燥及
び/又は硬化し、単層の感光層を形成する。単層型電子
写真感光体における感光層の厚さは、5〜50μmとす
ることが好ましく、8〜20μmとすることがより好ま
しい。
【0044】電子写真感光体の耐摩耗性を向上させるた
めに、感光層の上に更に保護層を形成してもよい。保護
層は、通常、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹
脂等の樹脂をキシレン、トルエン、酢酸ブチル、メチル
イソブチルケトン等の溶剤に溶解した塗工液を、感光層
上に塗布、乾燥して形成される。保護層の膜厚は、通
常、0.01〜10μm、好ましくは0.1〜3μmで
ある。この厚さが0.01μm未満では、保護層の効果
がなく、10μmを超えると、感度が低下し、残留電位
が増大する傾向がある。
【0045】本発明の方法によって製造される電子写真
感光体は、レーザービーム等において、コロナ帯電やロ
ーラー帯電やブラシ帯電等の直接帯電による帯電工程
と、帯電した電子写真感光体に露光を行い、電子写真感
光体表面に静電潜像を形成する露光工程と、静電潜像が
形成された電子写真感光体をトナーで現像を行い、普通
紙やOHPフィルム等の上に転写、定着する現像工程を
繰り返し施されて使用される。
【0046】本発明の電子写真感光体の製造方法におい
て、各層の形成に浸漬塗工法を用いる場合には、例え
ば、図1に示すような装置を用いることができる。図1
において、1はアルミニウムドラム(導電性基体)、2
は塗工液、3は塗布槽、4は塗工液2を塗布槽3に供給
するための容器、5は塗工液2を塗布槽3に供給するた
めのポンプ、6は塗工液2中に混入したゴミを除去する
ための濾過装置、7は塗工液2を均一にするための撹拌
装置を示す。また、図1中の矢印は、塗工液2の流れを
示す。下引き層を形成する場合には、塗工液2として本
発明の下引き層用組成物を用いる。
【0047】本発明の電子写真感光体の製造方法におい
ては、各塗工液中の各成分、特に、下引き層用組成物中
の溶剤の含有量を測定し、常に一定の範囲に保つように
することが好ましい。塗工液中の各成分の含有量は、ガ
スクロマトグラフィー等の一般的な分析方法で測定する
ことができる。塗工液中の各成分の含有量の測定頻度
は、塗工液を充填する塗工装置の容量、使用状況、室内
温度等の環境、下引き層用組成物等の塗工液の温度に応
じて決定することができる。揮発性の高い溶剤、例えば
下引き層用組成物に好適に用いられるシクロヘキサンな
どは、塗工装置内に大気と接する部分がある場合には、
下引き層用組成物中から蒸発する速度が速くなる。従っ
て、下引き層用組成物については特に頻繁に溶剤の含有
量を測定し、混合溶剤中の環式飽和炭化水素のモル分率
が0.02〜0.40となるようにすることが好まし
い。
【0048】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0049】混合溶剤の作製 表1に示すように、メチルアルコール、イソブチルアル
コール及びシクロヘキサンの混合比を変え、モル分率の
異なる混合溶剤S01〜S20を作製した。
【0050】実施例1〜13及び比較例1〜7(下引き
層用組成物の作製) 前記の混合溶剤934.6gに、M1276(商品名、
日本リルサン(株)製ポリアミド樹脂、アミド基濃度:
6.85×10-4当量/g、相対粘度:1.55)2
1.4g、メラン2000(商品名、日立化成工業
(株)製メラミン樹脂、重量平均分子量:3266)4
2.8g(固形分50重量%)及びトリメリット酸(東
京化成工業(株)製)2.25gを加え、室温で十分に
撹拌溶解して、表2に示す下引き層用組成物B01〜B
20を得た。
【0051】白濁の評価 上記実施例1〜13及び比較例1〜7で得られた各下引
き層用組成物を、褐色ガラス瓶に入れて密閉し、室温
(5℃)の環境に保管した。3ケ月後に各下引き層用組
成物をガラス瓶から取り出し、各組成物の色を目視で評
価した。結果を表2に示す。なお、目視評価で白濁又は
析出物が見られた組成物は、B05を除き、それ以降の
評価を中止した。
【0052】実施例14 下引き層用組成物B08をアルミニウムドラム(外径3
0mm、長さ250mm、厚さ1mm)の上に浸漬塗工
法で塗工し、120℃で30分間乾燥して、膜厚0.7
μmの下引き層を形成した。次に、α型チタニルフタロ
シアニン/塩化インジウムフタロシアニン(重量比75
/25)(日本資材(株)製)10.2g、ポリビニル
アセタール樹脂KS−5Z(積水化学工業(株)製、商
品名)2.7g、ベンゾグアナミン樹脂ML365(日
立化成工業(株)製、商品名)6.8g及び1−メトキ
シ−2−プロパノール980.3gを、超音波分散機を
用いて80時間分散し、得られた電荷発生層用塗工液
を、上記の下引き層上に浸漬塗工法で塗工し、140℃
で30分間乾燥して、膜厚0.3μmの電荷発生層を形
成した。次に、N,N′−ビス(3−メチルフェニル)
−N,N′−ビス(2−ナフチル)−1,1′−ビフェ
ニル−4,4′−ジアミン(日本蒸溜工業(株)製)1
07.5g、ポリカーボネート樹脂タフゼットB−50
0(出光興産(株)製、商品名)107.5gを、テト
ラヒドロフラン628gとアニソール157gの混合溶
剤に完全に溶解した。この電荷輸送層用塗工液を浸漬塗
工法により、前記電荷発生層上に塗工し、100℃で3
0分間乾燥して、膜厚18μmの電荷輸送層を形成し、
電子写真感光体を作製した。
【0053】実施例15 下引き層用組成物B09を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0054】実施例16 下引き層用組成物B10を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0055】実施例17 下引き層用組成物B11を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0056】実施例18 下引き層用組成物B12を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製下した。
【0057】実施例19 下引き層用組成物B13を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。実施例20下
引き層用組成物B14を用いた以外は、実施例14と同
様にして、電子写真感光体を作製した。
【0058】実施例21 下引き層用組成物B15を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0059】実施例22 下引き層用組成物B16を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0060】実施例23 下引き層用組成物B17を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0061】実施例24 下引き層用組成物B18を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0062】実施例25 下引き層用組成物B19を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0063】実施例26 下引き層用組成物B20を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0064】比較例8 下引き層用組成物B05を用いた以外は、実施例14と
同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0065】電子写真感光体の評価 上記実施例14〜26及び比較例8で得られた電子写真
感光体の電子写真特性を測定し、結果を表3に示した。
電子写真特性は、光減衰測定装置(緑屋電気株式会社
製、シンシア30HC)を用いて、初期表面電位
(V0)を−700Vとし、初期の暗減衰(DDR5)、
0.3秒後の残留電位(VL)及び感度(E50)を評価
した。DDR5は、暗所5秒後の電位(V5)を測定し、
(V5/V0)×100(%)で示した。E50は、波長7
80nmの光を照射した場合にV0が−350Vになる
のに要するエネルギーで示した。VLは、20mJ/m2
のエネルギー(波長780nm)を照射した場合の表面
電位を示した。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【表3】
【0069】
【発明の効果】本発明の下引き層用組成物は、貯蔵安定
性に優れ、電子写真感光体の下引き層を形成するための
組成物として好適である。本発明の電子写真感光体の製
造方法は、下引き層用組成物を電子写真感光体を製造す
る塗工装置に充填して長期間使用及び/又は保管しても
析出しないため、白濁劣化による組成物の廃棄及び塗工
装置の洗浄等が不要であり、歩留、作業性等に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真感光体を浸漬塗工法により製造する際
に使用する塗布槽及び塗布槽に塗工液を供給するための
容器の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 アルミニウムドラム 2 塗工液 3 塗布槽 4 容器 5 ポンプ 6 濾過装置 7 撹拌装置
フロントページの続き (72)発明者 宮岡 清二 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎工場内 (72)発明者 藤井 徹也 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎工場内 (72)発明者 崎尾 進 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎工場内 Fターム(参考) 2H068 AA43 BA02 BA03 BB28 EA14 EA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミド樹脂及び有機溶剤を含有する
    下引き層用組成物であって、有機溶剤がアルコール及び
    環式飽和炭化水素からなり、溶解性パラメータδが1
    2.6〜13.9(cal/cm31/2である混合溶剤
    である下引き層用組成物。
  2. 【請求項2】 混合溶剤中の環式飽和炭化水素がシクロ
    ヘキサンであり、混合溶剤中のシクロヘキサンのモル分
    率が0.02〜0.40である請求項1記載の下引き層
    用組成物。
  3. 【請求項3】 ポリアミド樹脂がアミド基濃度が0.0
    03当量/g以下であるアルコール可溶性ポリアミド樹
    脂である請求項1記載の下引き層用組成物。
  4. 【請求項4】 導電性基体上に請求項1〜3いずれか記
    載の下引き層用組成物を塗布、乾燥して下引き層を形成
    し、次いでこの下引き層上に電荷発生物質及び電荷輸送
    物質を含有する感光層を形成することを特徴とする電子
    写真感光体の製造方法。
JP5300299A 1999-03-01 1999-03-01 下引き層用組成物及びそれを用いた電子写真感光体の製造方法 Pending JP2000250243A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100538218B1 (ko) * 2002-07-16 2005-12-21 삼성전자주식회사 전자 사진용 감광체

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