JP2000248652A - 建築用透湿防水シート、それを用いる壁体構造及び壁体内結露防止方法 - Google Patents

建築用透湿防水シート、それを用いる壁体構造及び壁体内結露防止方法

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JP2000248652A
JP2000248652A JP5183999A JP5183999A JP2000248652A JP 2000248652 A JP2000248652 A JP 2000248652A JP 5183999 A JP5183999 A JP 5183999A JP 5183999 A JP5183999 A JP 5183999A JP 2000248652 A JP2000248652 A JP 2000248652A
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heat insulating
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Toshiyuki Origasa
利幸 折笠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に夏期における壁体内結露の発生を防止する
ことのできる建築用透湿防水シート、該透湿防水シート
を建築物の内壁基板と断熱材層との間に積層してなる建
築物の壁体構造及び該建築物の壁体内結露の防止方法を
提供する。 【解決手段】建築物内壁の内壁基板と内壁断熱材層との
間に積層して使用するシートであって、該シートの第1
の面から第2の面へは湿気が易透過性であり、且つ前記
第2の面から第1の面へは湿気が難透過性であり、該シ
ートの易透過性側を内壁基板側に、又難透過性側を断熱
材層側にして使用することを特徴とする建築用透湿防水
シート、該透湿防水シートを施工する建築物の壁体構造
であって、前記透湿防水シートの易透過性側を内壁基板
側に、又難透過性側を断熱材層側に設置されていること
を特徴とする建築物の壁体構造及び該透湿防水シートを
使用する建築物の壁体構造の壁体内結露防止方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物用の透湿防
水シート、特に夏期の冷房時、及び冬期の暖房時のいず
れの場合においても壁体内結露を防止し得る、建築物内
壁用として好適に用いられる建築用透湿防水シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】高気密・高断熱化が進んでいる近年の住
宅等の建築物においては、高気密・高断熱化が完全であ
る限り、室内温度と内壁表面温度の差は殆ど生じないた
め、壁体表面に結露が生じることは少ない。
【0003】しかしながら、実際の住宅等の建築物にお
いては、気密度が完全である場合は皆無であり、一定の
隙間が必ず存在している。従って、室内で発生した湿気
が壁体内に流入し、断熱材の厚さ方向で露点温度以下に
なった部分で結露(いわゆる「壁体内結露」)が発生す
る場合がある。
【0004】特に寒冷地における住宅等においては、室
内の暖房による温かい湿気が屋外に排出されるため、こ
の壁体内結露が発生しやすい。そしてその対策として、
従来から以下のような工法が採られている。
【0005】即ち、図3に示すように、住宅等の建築物
の内壁基板6と外壁基板7との間に、内壁基板6の裏面
側からポリエチレン等からなる防湿シート12と、その
屋外側に、主としてグラスウール、ロックウール等の繊
維系断熱材からなる断熱材層5と、さらにその外壁基板
側に空隙からなる通気層8を順次施工する。そして、前
記断熱材層5と通気層8との界面に透湿防水シート13
を施工するものである(壁体構造14)。
【0006】かかる透湿防水シート13としては、湿気
は通すが水は通さない性質を有し、通常ポリエチレンや
ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂からなる不織布
や無機フィラーを用いて多孔質化したポリオレフィン樹
脂フィルムをベースにしているものが用いられている。
【0007】このようにして、室内側の透湿抵抗を高
く、屋外側の透湿抵抗を低くすることで室内(屋内)で
発生し、内壁基板の繋ぎ目等から断熱材層内に侵入した
湿気を速やかに通気層を通して断熱材層から屋外に向か
って排出し、壁体内に湿気を溜めずに壁体内結露の発生
を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、関東以西の
温暖地の夏期の高温多湿な気候風土の地域においては、
壁体内での湿気の移動が冬期寒冷地とは逆になる。即
ち、図3において、透湿防水シートは双方向に湿気を透
過するため、夏期においては、冷房使用等により外気の
方が建物の中よりも高温多湿となり、屋外から高温多湿
な空気が通気層8から屋内に向かって流入する。そし
て、それが次第に冷やされ、露点温度以下となり壁体内
で結露してしまうことになる。従って、北海道や東北地
方のような寒冷地においては、冬期の壁体内結露のみを
考慮すればよいが、関東以西の夏期が高温多湿な気候風
土の地域においては、夏期の壁体内結露も考慮しなけれ
ばならないことになる。
【0009】このような壁体内結露が生じる場合には、
断熱材の性能を低下させるばかりでなく、黴や菌の発
生、或いは壁体乃至はその周辺の部材の腐蝕や錆の原因
となり、住宅の耐久性にも悪影響を与える。特に夏期に
おいては、結露を生じなくとも壁体内は高湿状態になり
やすく、結果として結露同様の被害を被るおそれがあ
る。
【0010】そこで本発明は、住宅等の建築物の内壁基
板と断熱材層との間に積層して、夏期及び冬期、中でも
特に夏期における壁体内結露の発生を防止することので
きる建築物用内壁透湿防水シート、該透湿防水シートを
建築物の内壁基板と断熱材層との間に積層してなる建築
物の壁体構造、及び該建築物の壁体内結露の防止方法を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、建築物内壁の内壁基板と内壁断熱材層との間
に積層して使用するシートであって、該シートの第1の
面(透湿防水層側)から第2の面(吸放湿性層側)へは
湿気が易透過性であり、且つ前記第2の面から第1の面
へは湿気が難透過性であり、該シートの易透過性側を内
壁基板側に、又難透過性側を断熱材層側にして使用する
ことを特徴とする建築用透湿防水シートを提供する。
【0012】前記本発明の建築用透湿防水シートは、透
湿性樹脂層と吸放湿性層との積層構造を有し、透湿性樹
脂層から吸放湿性層への湿気の移動は容易であるが、吸
放湿性層から透湿性樹脂層への湿気の移動が制御された
ものであるのが好ましい。
【0013】また本発明は、少なくとも屋外側から外壁
基板、通気層、断熱材層、透湿防水シート層及び内壁基
板を有する建築物の壁体構造であって、前記透湿防水シ
ートは、前記透湿防水シートの内壁基板側から断熱材層
側へは湿気が易透過性であり、且つ前記断熱材層側から
内壁基板側へは湿気が難透過性であり、該シートの易透
過性側を内壁基板側に、又難透過性側を断熱材層側に設
置されていることを特徴とする建築物の壁体構造を提供
する。
【0014】さらに本発明は、少なくとも屋外側から外
壁基板、通気層、断熱材層及び内壁基板を有する建築物
の壁体構造の壁体内結露防止方法であって、前記内壁基
板側から断熱材層側へは湿気が易透過性であり、且つ前
記断熱材層側から内壁基板側へは湿気が難透過性である
透湿防水シートを、該シートの易透過性側を内壁基板側
に、又難透過性側を断熱材層側となるように、前記内壁
基板と断熱材層との間に設置することを特徴とする建築
物の壁体構造の壁体内結露防止方法を提供する。
【0015】本発明は、内壁基板側(屋内側)から断熱
材層側(屋外側)へは、通常の透湿防水シートレベルの
湿気透湿性(易透過性)を有するが、逆に屋外側から室
内側へは湿気を透過しづらくする湿気透過性(難透過
性)を有する透湿防水シートを、住宅等の建築物の内壁
基板と断熱材層との間に積層することにより、特に夏期
における壁体内結露の発生を効果的に防止するものであ
る。
【0016】即ち、本発明は、(1)通気層側(断熱材
層側、即ち屋外側)の方が内壁基板側(即ち、屋内側)
よりも湿度が低い場合には、室内で発生した湿気は通常
通り透湿し、湿度が相対的に低い断熱材層側(即ち、通
気層側)に拡散されるが、逆に、(2)夏期のような高
温多湿の環境下においては、内壁基板側(即ち、屋内
側)の方が通気層側(断熱材層側、即ち屋外側)よりも
湿度が低くなる場合には、通気層側から侵入しようとす
る湿気を、湿気が表層の吸放湿機能層に接する結果、室
内側(低湿度側)への拡散速度が抑制されるようにする
ことにより、従来技術の上記問題点を解決するものであ
る。
【0017】なお、本発明では、屋内側から屋外側への
従来通常の透湿防水シートレベルの透湿性を有する湿気
透過性、好ましくは、JIS−Z−0208による透湿
度が1500g/m2 ・24hrs以上のものを易透過
性という。また、屋外側から屋内側への湿気の透湿度
が、屋内側から屋外側への湿気の透湿度に比して格段に
低く、湿気が透過しづらい湿気透過性、好ましくは、J
IS−Z−0208による透湿度が1000g/m2
24hrs以下、より好ましくは500g/m2・24
hrs以下のものを難透過性という。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建築用透湿防水シ
ートについて詳細に説明する。本発明の建築物内壁用透
湿防水シート10は、図1に示すような透湿防水樹脂層
1と吸放湿性層4とが積層された構造を有する。
【0019】本発明の建築用透湿防水シートの透湿防水
性樹脂層1は、これ自体は防水性(不溶性、且つ液体の
水は不透過性)を有し、且つ双方向に(即ち、外壁基板
側から内壁基板側へも、逆に内壁基板側から外壁基板側
へも)透湿性を有する。かかる透湿防水性樹脂層として
は、例えば、樹脂層それ自体に十分な透湿防水性を有
するものを用い、これを製膜したもの、樹脂それ自体
は透湿防水性のものではあるが、これを多孔質化したり
不織布化したりして、気体状態の水(湿気)のみを透過
するようにしたもの、の2種類が挙げられる。いずれの
場合も、JIS−Z−0208による透湿度が、1,5
00g/m2 ・24hrs以上のものを用いることが好
ましい。
【0020】前記のタイプのものとしては、分子中に
親水性基を有する透湿性ウレタ樹脂を製膜したものが代
表的である。透湿性ウレタン樹脂は、ポリウレタン構造
中に水と親和性のある基(親水性基という。)を導入し
た一液硬化型ウレタン樹脂で、塗膜を形成した際に気孔
を有しない無孔型の層を形成し、層内部には親水性基を
通して湿気が浸透する性質を有する。尚、上記親水性基
としては、未反応の水酸基、カルボキシル基、アミノ
基、スルホン酸基等が挙げられる。
【0021】透湿性ウレタン樹脂は、透湿防水性樹脂層
1の寸法安定性の点から、塗膜の水による面積膨張が1
5%以内になるように膨潤性を調節するのが好ましい。
透湿防水性樹脂層の膨潤性は親水性基の導入量で調節可
能である。又、透湿性ウレタン樹脂は、塗膜を形成した
場合の透湿度が、膜厚12μmで5000g/m2 ・2
4hrs以上のものを用いるのが好ましい。尚、上記透
湿度の測定条件は、JIS−Z−0208に準拠し、温
度40℃、湿度90%RHで、測定時間は24時間であ
る。透湿防水性樹脂層の厚みは、50〜300μm程度
が好ましい。
【0022】又、前記のタイプのものとしては、
(a)ポリオレフィン系樹脂中に、炭酸カルシウム、シ
リカ、硫酸バリウム等の粒径0.1〜10μm程度の粒
子を添加したものや、(b)シート(又はフィルム)を
多孔化して通気性を付与する目的で、前記ポリオレフィ
ン系樹脂中に、炭酸カルシウム、シリカ、硫酸バリウム
等の無機フィラーを添加して、更にこれを1軸又は2軸
延伸して多孔質化したもの、或いは、(c)上記の如き
ポリオレフィン系樹脂、ポリ四フッ化エチレン等のフッ
素樹脂等の樹脂繊維を不織布化したもの等が用いられ
る。これらのものの厚さは、通常、30〜200μm程
度である。また、無機フィラーの添加量は、通常、10
〜70重量%程度が好ましい。
【0023】前記ポリオレフィン系樹脂としては、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体等のエチレン系不飽和
単量体とそれ以外の重合可能な単量体との2元或いは3
元共重合体、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、ポリメチルペンテン等のエチレン系不飽和
単量体のみからなる単独共重合体、例えば、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共
重合体等のエチレン系不飽和単量体同士の共重合体等を
挙げることができる。
【0024】なお、前記透湿防水シート層中には、所望
により抗菌・防カビ剤を添加することもできる。その
他、必要に応じて、帯電防止剤等の各種添加剤を添加す
ることができる。
【0025】抗菌剤、防カビ剤としては、例えば、下記
〜のものを使用することができる。 抗菌性を有するAg+ ,Cu2+,Zn2+,Hg2+,N
2+,Cd2+等の金属イオンを、ゼオライト、アパタイ
ト、ガラス、シリカゲル、リン酸カルシウム、リン酸ジ
ルコニウム等のリン酸塩、アミノ酸金属石鹸、酸化チタ
ン等の担持体に担持させたもの。
【0026】これらのうち、Ag+ を担持させたものは
人体に無害であり、効果の持続性に優れるため、安全性
や実績面から好ましい。また、担持体としては、ゼオラ
イトの多孔質を用い、これにAg+ をイオン交換可能に
担持させたものが、信頼性や実績面から特に好ましい。
【0027】前記ゼオライト等のイオン交換体に担持せ
しめる金属イオンの含有量は、例えば、Ag+ を担持せ
しめる場合、0.1〜15重量%、Cu2+やZn2+の場
合は、0.1〜8重量%が好ましい。これらは、特公昭
63−54,013号公報、特開平4−300,975
号公報、特許第2,529,574号公報等に開示され
ているものである。
【0028】上記において、抗菌性イオンとして、
金属イオンにさらにアンモニウムイオンを加えたもの。
これは、特公平4−28,646号公報、特許第2,5
29,574号公報等に開示されているものである。
【0029】抗菌性を有する有機化合物、例えば、p
−アミノベンゼンスルホンアミド、スルファチアゾー
ル、スルファピリジン、スルファダイアジン等のスルフ
ァ剤、ジメチルジチオカーバメート、エチレンビスジチ
オカルバメート等のジチオカルバミン酸塩、2−(2−
フリル)−3−(5−ニトロ−2−フリル)アクリルア
ミド等。
【0030】抗菌性及び防カビ性を有するトリメトキ
シシリルプロピルオクタデシルアンモニウムクロライ
ド、10,10’−オキシビスフェノキシアルシン、2
−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾール、ビス(2
−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、2−N−オクチ
ル−4−チアゾリン−3−オン、2,3,5,6−テト
ラクロロ−4−メチルチオフタルイミド、N−(フルオ
ロジクロロメチルチオ)フロルイミド、グリセオフルビ
ン、トリコマイシン、アンホテリシンB等。
【0031】抗生物質、例えば、、フェノキシメチル
ペニシリン、ジクロキサシリン等のペニシリン類、セフ
ァロチン、セファゾリン等のセファロスポリン類、硫酸
ストレプトマイシン、バロモマイシン(硫酸塩)等のス
トレプトマイシン類、エリスロマイシン、ジョサマイシ
ン等のエリスロマイシン類、テトラサイクリン、硝酸ロ
リテトラサイクリン等のテトラサイクリン類、クロラム
フェニコール、チアンフェニコール・アミノ酢酸エステ
ル塩酸塩等のクロラムフェニコール類等。
【0032】酸化亜鉛、酸化マグネシウム等の金属酸
化物の固溶体。
【0033】前記バインダー樹脂中配合される前記抗菌
・防カビ剤の配合量は、通常、0.1〜10重量%程度
が好ましい。抗菌・防カビ剤の添加量が、0.1重量%
未満では添加効果(抗菌・防カビの効果)に乏しく、1
0重量%をこえる場合には、効果が飽和するとともに、
製膜適性が低下したり、透湿防水性が低下するおそれが
ある。
【0034】帯電防止剤は、透湿防水シートに帯電防
止、静電気除去能を付与するために添加されるものであ
り、例えば、カーボンブラック、ニッケル粉、銅粉、銀
粉、天然黒鉛、キャッシュ黒鉛、人工黒鉛、炭素繊維等
を用いることができる。
【0035】本発明の透湿防水シートの吸放湿性層4
は、空気中の湿気を吸収及び放出する機能、即ち調湿機
能を有する。該吸放湿性層4は、樹脂バインダー2中に
吸放湿性材料3を添加してなるのが好ましい。吸放湿性
材料3を含有する樹脂2としては、吸放湿性材料を保持
可能であって、層状に形成可能な樹脂であれば制限はな
いが、特に、成形・加工性、吸放湿性材料との親和性が
よい等の観点からポリオレフィン系樹脂やアクリル樹脂
の使用が好ましい。
【0036】かかるポリオレフィン系樹脂としては、例
えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体等のエチレン系不飽
和単量体とそれ以外の重合可能な単量体との2元或いは
3元共重合体、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン、ポリメチルペンテン等のエチレン系不
飽和単量体のみからなる単独共重合体、例えば、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテ
ン共重合体等のエチレン系不飽和単量体同士の共重合体
等を挙げることができる。
【0037】また、アクリル樹脂としては、例えば、ポ
リ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸
エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アク
リル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、
(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル
酸メチル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸メチ
ル共重合体等の(メタ)アクリル酸エステルを含む単独
又は共重合体からなるものが挙げられる。なお、ここ
で、(メタ)アクリレートとは、アクリレート及びメタ
クリレートの意味で用いるものとする。これらのうち、
硝子転移温度が15〜60℃のものが好ましい。
【0038】本発明においては、これらの樹脂のうち、
樹脂それ自体に或る程度の吸放湿性があり、しかも吸放
湿性材料との馴染みがよく、且つ吸放湿性材料の分散性
が良好で添加量が増やせること等の理由から、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、或いはこれの鹸化物を使用する
のが特に好ましい。
【0039】また、これらアクリル樹脂とポリオレフィ
ン系樹脂の1種乃至2種以上からなる混合物、例えば、
エチレン−酢酸ビニル共重合体とアクリル樹脂との混合
物、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル、ナイ
ロン、ABS、ポリスチレン等の樹脂も用いることもで
きる。
【0040】前記吸放湿性材料としては、活性白土、酸
性白土、セピオライト、珪藻土、トバモライト、ゼオラ
イト、シリカゲル等の無機系材料、澱粉とアクリロニト
リルとのグラフト共重合体の鹸化物、ポリビニルアルコ
ール架橋体(高分子吸水性材料)等の有機系材料の何れ
もが用いられる。
【0041】これらの吸放湿性材料のうち、吸湿、放湿
のサイクルの繰り返し再現性、吸湿による膨潤がないこ
と、防黴性を有すること及び製造コスト等の理由から、
無機系のものが好ましく用いられる。中でも樹脂との相
溶性が良く、樹脂中に添加した樹脂組成物の製膜、塗工
適性の良好な活性白土がより好ましい。
【0042】活性白土(モンモリロナイト)は、酸処理
を施して活性を強めた白土である。通常、天然の酸性白
土又はこれに類似の粘土を常温で乾かし、粉末とし、こ
れを常圧又は加圧のもとで90℃以上の温度で、硫酸等
の酸の適当量で加熱し、加熱後に濾別・洗浄し、120
〜200℃で乾燥させたものが用いられる。活性白土
は、その強い吸着特性、また多孔の細孔径の分布から、
高い吸放湿性能を有していることが知られている。
【0043】活性白土は強力な吸放湿剤であり、しかも
水に溶解したり水で膨潤したりせず、また空気中で長時
間暴露されても変質したり黴を生じたりせず、吸湿と放
湿を繰り返すことができる。
【0044】前記吸放湿性材料は、微粒子(吸放湿性微
粒子)状で樹脂中に分離、沈降を起こすことなく均一に
分散させて用いられるのが好ましい。微粒子状で含有せ
しめることにより、後述するように、成膜した際に該微
粒子の一部が樹脂層内部から樹脂表面に押し出され、樹
脂表面に露出する粒子の面密度が増加する。また、粒子
と周辺の樹脂との間の剪断応力によって、樹脂層が多孔
質化され、樹脂層内部の粒子も外気と流通するため、吸
放湿性の機能がより有効に利用されることになる。
【0045】本発明で用いる吸放湿性材料の平均粒径
は、0.1〜100μm程度が好ましい。また、平均細
孔径は、湿度を40〜60%に保つ意味で10〜60
Å、好ましくは20〜30Å程度のものが吸放湿効果の
点で良好である。
【0046】なお、吸放湿性材料として活性白土等の酸
性物質を用いる場合には、樹脂中には吸放湿性材料に加
えてアルカリ性添加剤を含有せしめるのがより好まし
い。活性白土等の酸性吸放湿性材料は、酸性度が分散し
た樹脂に対して、耐光性試験及び耐熱性試験の結果、黄
変等を生じる原因となる。本発明においては、かかる問
題を回避するために、樹脂中に酸性吸放湿性材料ととも
にアルカリ性の添加材を配合してpHの調整を行うこと
により、耐光黄変の抑制を行うことが好ましい。
【0047】前記アルカリ性添加剤としては、アンモニ
ア(アンモニア水)、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭
酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸
水素塩等を挙げることができる。アルカリ性添加剤の添
加量は、例えばアンモニア水(28重量%)の場合でい
うと活性白土の10重量%以上、好ましくは20重量%
程度である。
【0048】前記樹脂中には、吸放湿性材料及び所望に
よりアルカリ性添加剤を含有せしめるが、さらに必要に
応じ、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の難
燃剤、10,10’−オキシビスフェノキシアルシン等
の防黴剤、銀イオン担持ゼオライト等の抗菌剤、有機ア
ミノ化合物等のホルムアルデヒド捕捉剤、炭酸カルシウ
ム、珪酸カルシウム、硫酸バリウム等の体質顔料、ビス
−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニ
ル)セバケート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉
剤、ピペリジン系ラジカル捕捉剤等のラジカル捕捉剤等
の光安定剤、アルキルフェノール類、アミン類、キノン
類等の酸化防止剤、ベンゾフェノン系、サリチレート
系、ベンゾトリアゾール系、アクリロニトリル系等の各
種紫外線吸収剤、シリコン系或いは非シリコン系消泡剤
やポリカルボン酸等の分散剤、チタン白、カーボンブラ
ック、フタロシアニンブルー等の着色顔料、熱安定剤、
可塑剤のほか、後述するような発泡剤を添加することが
できる。
【0049】特に、発泡剤を添加する場合には、樹脂層
内に空洞を多数有するものが得られ、通気性が良好であ
って、従って吸放湿性も良好となる。
【0050】前記吸放湿性材料の樹脂中への添加量は、
樹脂分(バインダー)100重量部に対し、20〜15
0重量部程度が好ましい。20重量部以下では、吸放湿
性能が十分に発揮されない。一方、150重量部以上添
加した場合には、水分散エマルジョン中に吸放湿性材料
を添加した組成物が増粘し、塗工適性が低下する。又、
塗膜として得られる吸放湿性樹脂層の強度が低下して脆
くなる。
【0051】また、塗工量は、塗工厚が5〜100μm
程度になるようにするのが好ましい。吸放湿性材料の配
合比や塗工量(塗工厚)を多くしすぎる場合には、冬期
における室内側から通気層側への湿気の移動を妨げ、通
気工法本来の機能を低下させるおそれがある。
【0052】前記透湿防水シート基材へ吸放湿性機能を
付与する方法としては、結果として防湿シート基材の片
面のみに吸放湿性能を付与できる手段であれば、特に制
限はない。例えば、(1)透湿防水性樹脂層を先ず製膜
し、しかる後に、該防湿シート基材の片面のみに吸放湿
性層を形成する方法、(2)透湿防湿シート基材を製造
するときに同時に吸放湿性層を透湿防水性樹脂層と積層
して形成する方法等がある。
【0053】前記(1)の透湿防水性樹脂層の片面に吸
放湿性層を形成する方法としては、例えば、透湿防水
性樹脂層の片面に後述する吸放湿性材料を含有する樹脂
系のコーティング材料を、透湿防水性樹脂層の片面に、
ロールコータ、コンマコータ、カーテンフロータ等の塗
工機を用いて前記液状組成物(水分散エマルジョン)等
を50〜300μmの厚さで塗工し、次いで、例え
ば、120〜200℃で30秒から1時間加熱乾燥し、
その後、例えば水分散エマルジョンの場合、200〜
250℃程度で、30秒から1時間加熱乾燥することに
よって固化せしめる。更に発泡剤を添加した場合には、
これを発泡させて、透湿防水シート基材と吸放湿性樹脂
層の積層体を得ることができる。
【0054】また、上記樹脂を製膜乃至塗工するには、
有機溶剤溶液、加熱熔融物等の形で用いることも出来る
が、pHの調整の上では水分散エマルジョンの形で用い
るのが好ましい。即ち、ポリオレフィン系樹脂及びアク
リル樹脂の1種乃至2種以上からなる混合樹脂の水分散
エマルジョン中に、所望によりアルカリ性添加剤を配合
してエマルジョンのpHをアルカリ性領域にするのが好
ましい。
【0055】活性白土等の酸性吸放湿性材料の酸性度
は、活性能を上げるためになされた硫酸処理の残留分、
及び酸処理により塩基性成分が溶出したことに起因して
いる。このため完全に中和することは困難であるため、
見かけ上エマルジョンをアルカリ性領域にしておくこと
が好ましい。また、作業者の安全を考慮して、pH値と
しては8〜11程度に設定することが好ましい。
【0056】また、前記(2)の方法としては、例え
ば、熔融押出し成形法等により透湿防水性樹脂層を成膜
する際に、吸放湿性材料を練り込んだ樹脂層を一緒にT
ダイから共押出し、成形するものがある。
【0057】内壁への結露防止機能付与は、既存の内壁
への施工が容易なことより、本発明の透湿防水シートを
建築物の外壁基板と通気層の間に、透湿防水シートの吸
放湿性層を通気層側に施工することにより行われる。
【0058】本発明の透湿防水シートは、透湿防水性樹
脂層を内壁基板側に、吸放湿性層を断熱材層側にして積
層され、透湿防水性樹脂層側を内壁基板上にして、接着
剤層を介して、或いはタッカー張り等の内壁基板の種類
に応じた任意の施工方法により施工することができる。
【0059】即ち、本発明の壁体構造は、少なくとも外
壁基板と、前記外壁基板の屋内側に少なくとも屋外側か
ら外壁基板、通気層、断熱材層、透湿防水シートからな
る層及び内壁基板を有し、前記透湿防水シートは、前記
透湿防水シートの内壁基板側から断熱材層側へは湿気が
易透過性であり、且つ前記断熱材層側から内壁基板側へ
は湿気が難透過性であり、該シートの易透過性側を内壁
基板側に、又難透過性側を断熱材層側に設置されている
ことを特徴とする。
【0060】例えば図2に示すように、本発明の建築物
の壁体構造11は、内壁基板6と外壁基板7との間に、
内壁基板6の裏面側(外壁基板側)から透湿防水性樹脂
層1と、吸放湿性層4との積層体からなる透湿防水シー
ト10、その屋外側に、主としてグラスウール、ロック
ウール等の繊維系断熱材からなる断熱材層5、縦棧9を
それぞれ施工してなるものである。また、通気層8は、
断熱材層5、縦棧9及び外壁基板7に囲まれた空間に設
置されている。
【0061】前記建築物の壁体構造の外壁基板6又は内
壁基板7としては、通常の住宅等の建築物の外(内)壁
材であれば特に制限はない。例えば、木質板、珪酸カル
シウム板、石膏板、セラミックス板等を挙げることがで
きる。
【0062】以上説明したように、本発明の建築用透湿
防水シート及びそれを用いる壁体構造は、住宅等の建築
物、特に夏期において高温・多湿となる気候風土におけ
る住宅等の壁体内結露を有効に防止することができる。
又、勿論、冬期における暖房時においても、壁体内結露
防止効果は良好である。
【0063】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
する。実施例1 (透湿防水シートの作製) (1)先ず、下記に示す配合比のコンパウンドを、イン
フレーション成形機にて厚さ150μmのフィルムを得
た。
【0064】 (コンパウンドの配合) ポリエチレン樹脂 (低密度ポリエチレン,出光石油化学(株)製) :46重量% 炭酸カルシウム粒子(平均粒径2μm,白石化学(株)製):52重量% % 帯電防止剤 : 2重量%
【0065】(2)次いで、上記で得たフィルムの片面
に、アクリル樹脂100重量部に対して、活性白土(水
沢化学(株)製、商品名:ガレオンアースV2R)を1
00重量部配合したコート剤を、コンマコート法にて1
00μm(乾燥時)塗工して吸放湿性樹脂層を形成し、
複合フィルムを作製した。
【0066】(3)さらに、上記で得られた複合フィル
ムを、一軸延伸機で約2倍に延伸した。そして、複合フ
ィルムの層内に微小ボイドを粒子と樹脂の界面に形成せ
しめて、実施例の透湿防水シートを作製した。
【0067】作製した透湿防水性シートの厚みは約15
0μmであり、そのうち吸放湿性樹脂層の厚みは約70
μmであった。
【0068】比較例1 実施例1の(1)で得られたフィルムをそのまま一軸延
伸機で約2倍に延伸して、延伸して比較例の透湿防水シ
ートを得た。
【0069】
【発明の効果】結露防止試験 JISA 6111に基づく結露防止試験を以下の2条
件で実施した。即ち、図4(A)に示すような断面構造
を有する所定の大きさの壁モデル(試験体壁)に、実施
例の透湿防水シート及び比較例の透湿防水シートを施工
し、標準状態で養生した後、図4(B)に示す試験装置
の室内側(高温室)及び外気側(低温質)の2室の界壁
に試験体壁を取り付け、第1表の試験条件に設定して行
った。ただし、石膏ボードのグラスウール側にはポリエ
チレンフィルムをさらに施工した。
【0070】また、室内側の相対湿度は、はじめ30〜
40%程度の低湿にして、温度だけの設定を行い、試験
体壁の温度が定常状態になってから加湿し、60%に設
定した。
【0071】結露の観察は、湿度が60%に達してから
24時間後に、試験体から石膏ボード、グラスウールを
順次外し、透湿防水シート面を露出させて、目視により
結露の有無を見た。なお、結露の観察の際には、室内側
の湿度を夏期と同様に低湿にして行った。試験条件及び
試験結果を第1表にまとめた。そのうち、条件2の方
は、夏期の壁体内結露の条件に近い形で設定を変化させ
たものである。
【0072】
【表1】
【0073】以上のように、実施例の透湿防水シートは
条件2のような条件であっても結露を生ぜず、優れた結
露防止機能を有していることがわかった。
【0074】また、実施例の透湿防水シートの透湿度
(JIS−A−6111による)を測定したところ、表
面と裏面では以下のような差異があり、湿気の透過性に
方向選択性がある事がわかった。
【0075】 実施例の透湿防水シート (吸放湿機能面を外側) :0.89m2 ・s・Pa/μg 実施例の透湿防水シート (吸放湿機能面をカップ側) :0.16m2 ・s・Pa/μg 比較例の透湿防水シート :0.15m2 ・s・Pa/μg (吸放湿機能面を外側にした場合及び吸放湿機能面をカ
ップ側にした場合の両方とも)
【0076】以上説明したように、本発明の建築用透湿
防水シートは、冬期においては低温多湿、夏期において
は高温多湿となるような気候風土の住宅等の建築物の内
壁基板と断熱材層との間に施工されるものであり、該建
築物の壁体内に発生する壁体内結露をきわめて効果的に
防止することのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の建築用透湿防水シートの構造
断面図である。
【図2】図2は、本発明の建築物壁体構造の斜視図であ
る。
【図3】図3は、従来の壁体内結露防止のための透湿防
水シートが施工された壁体構造の斜視図である。
【図4】図4は、JISA 6111の結露防止試験の
試験体壁、及び該試験体壁取付方法を示す図である。
【符号の説明】
1…透湿防水シート層、2…樹脂バインダー、3…吸放
湿性材料、4…吸放湿性樹脂層、5…断熱材層、6…内
壁基板、7…外壁基板、8…通気層、9…縦棧、10…
本発明の建築用透湿防水シート、11…本発明の建築物
の壁体構造、12…防湿シート、13…従来の透湿防水
シート、14…従来の壁体構造 断熱材層、11…防水シート、12…内壁基板、13
A,13B…本発明の壁体構造、14…従来の壁体構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DA01 DB02 DB04 DB05 DD01 DH12 FA04 GA12 GA23 GA24 GA42 HA03 HA14 HA21 HA22 HA32 HA33 HC01 HD11 JA06 JA22 JA25 JA29 JB01 JD02 ND12 4F100 AA08 AC03 AK04 AK05 AK25 AR00A AR00B BA02 CC00 GB07 JD04A JD04B JD05 JD05A JD05B JL07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物内壁の内壁基板と内壁断熱材層との
    間に積層して使用するシートであって、 該シートの第1の面から第2の面へは湿気が易透過性で
    あり、且つ前記第2の面から第1の面へは湿気が難透過
    性であり、該シートの易透過性側を内壁基板側に、又難
    透過性側を断熱材層側にして使用することを特徴とす
    る、建築用透湿防水シート。
  2. 【請求項2】少なくとも屋外側から外壁基板、通気層、
    断熱材層、透湿防水シートからなる層及び内壁基板を有
    する建築物の壁体構造であって、 前記透湿防水シートは、前記透湿防水シートの内壁基板
    側から断熱材層側へは湿気が易透過性であり、且つ前記
    断熱材層側から内壁基板側へは湿気が難透過性であり、
    該シートの易透過性側を内壁基板側に、又難透過性側を
    断熱材層側に設置されていることを特徴とする、建築物
    の壁体構造。
  3. 【請求項3】少なくとも屋外側から外壁基板、通気層、
    断熱材層及び内壁基板を有する建築物の壁体構造の壁体
    内結露防止方法であって、 前記内壁基板側から断熱材層側へは湿気が易透過性であ
    り、且つ前記断熱材層側から内壁基板側へは湿気が難透
    過性である透湿防水シートを、該シートの易透過性側を
    内壁基板側に、又難透過性側を断熱材層側となるよう
    に、前記内壁基板と断熱材層との間に設置することを特
    徴とする、建築物の壁体構造の壁体内結露防止方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004019277A (ja) * 2002-06-18 2004-01-22 Misawa Homes Co Ltd 建物の壁体構造
JP2012211444A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Panahome Corp 夏型結露を防止するための外壁構造
JP2014167383A (ja) * 2014-04-02 2014-09-11 Mitsubishi Alum Co Ltd エアコン用フィン材及びその製造方法
CN104631653A (zh) * 2015-01-16 2015-05-20 太仓市其盛化纤厂 一种蒸丝房用耐高温高压墙壁结构

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