JP2000248512A - 少主桁橋梁の移動型枠用軌条の支持方法 - Google Patents

少主桁橋梁の移動型枠用軌条の支持方法

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JP2000248512A
JP2000248512A JP11054053A JP5405399A JP2000248512A JP 2000248512 A JP2000248512 A JP 2000248512A JP 11054053 A JP11054053 A JP 11054053A JP 5405399 A JP5405399 A JP 5405399A JP 2000248512 A JP2000248512 A JP 2000248512A
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Keizo Nishikawa
敬三 西川
Ryuji Kai
龍二 甲斐
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KAWAJU KOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】少主桁橋梁のPCコンクリート打設用の移動を
移動型枠によって行う際、軌条の設置を軽量にスムーズ
に行えるようにし、施工工数を減少し、高能率に施工基
幹を短縮し、安全、低コストで信頼性高く行うようにす
る。 【解決手段】主桁2の上フランジ3と軌条1を設置した
H型鋼6との間に介装設置する軌条桁受梁5との間に断
面円形の鋼管4´ を紙製の円形型枠14を介して打設
コンクリート27中に在るようにし、コンクリート27
の荷重の圧縮作用を受け、横荷重による回転モーメント
は鋼管内に介装したアンカーボルト15により、予め圧
縮荷重を与えて、これに対処出来るようにし、軌条は列
設状態にし、連続してコンクリートの打設が行えるよう
にし、施工後の軌条の撤去に際しては、コンクリートか
らアンカーボルトを抜き取り、鋼管を円形型枠を介しス
ムーズに引き抜き、円形型枠も容易に除去し、軌条の撤
去がスムーズに行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、コンクリート床版を
上設する少主桁タイプの橋梁の施工に用いるユニット移
動型枠を移動させる軌条を主桁の上に列設する軌条桁受
梁に設置する軌条の施工時の支持の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く近時の市民生活の著しい向上
は、各種産業の隆盛に支持されており、したがって、各
種産業は全国津々浦々に散在的に存在するようになり、
そのため、当該各種産業施設に対し、物資、資材、人物
等を輸送する交通機関は全国的にネットワーク裡に接続
されるようになってきており、したがって、物資、資
材、人材の輸送に要する道路網や鉄道網の交通網が全国
的に隈なく行き渡っている。
【0003】しかしながら、周知の如く、山間林野部が
多く、しかも、複雑に入組んだ長い海岸線に近接してい
る特殊な地勢条件の我が国にあっては、構築物に有効に
利用し得る平野部は限られており、道路鉄道網等の交通
手段も、全国的に紆余曲折する状態で敷設する状況にあ
り、したがって、勢い道路網等には数多くの橋を構築す
ることがスムーズな交通輸送にとって不可欠である。
【0004】而して、かかる橋梁の構築にあっては、近
時、施工の能率の向上、工期期間の短縮あるいは、コス
ト縮減等の観点から配設する主桁の数を少なく、中央部
に集中する所謂少主桁タイプのものが多く発注施工され
る勢いにあり、したがって、かかる少主桁橋梁の施工技
術が終始開発改善研究され、実施工に用いられるように
なってきている。
【0005】しかしながらかかる少主桁橋梁といえど
も、主桁上にPCコンクリート床版を構築することは避
けられず、高さも大きくなる主桁上に当該PCコンクリ
ート床版を打設するには従来のユニット型枠のみを介し
て、打設することは能率的にも悪く、又、施工精度の点
から見ても好ましくは無く、したがって、主桁の上フラ
ンジ上に軌条を介し、設けた軌条に沿って、移動型枠を
移動させて所定スパンづつコンクリートの移動型枠を行
っていく。
【0006】かかる移動型枠によるコンクリート床版打
設の施工態様が広く用いられるようになってきており、
該種移動型枠にはハンガータイプやサポートタイプ様式
等のものが用いられるようになっているが、後者のサポ
ートタイプの態様にあっては主桁の当て金物のウエブ側
面に対する摺動等による塗膜の剥離や損傷等を避けるべ
く、ローラを仕保工フレ−ムに設けねばならず、又、該
仕保工フレ−ムと主桁の下フランジとの間にサポートア
ーム等を配設されるために、移動型枠の構造が複雑にな
り、施工時の保守点検整備などの付帯作業も煩瑣であ
り、施工終了後の撤去に際しても余分な工数がかかると
いう不都合さがあることにより、ハンガータイプの移動
型枠がよく用いられるようになってきているが、該ハン
ガータイプの移動型枠にあってもしかるべき長さ、サイ
ズの移動型枠の動作に用いる軌条の打設するコンクリー
トとの取り合いの点で改良すべきさまざまなネックがあ
った。
【0007】即ち、図8乃至図10に示すように在来態
様のコンクリートの図示しない移動型枠をガイドして移
動させる軌条1、主桁2の上フランジ3上に立設したス
タンド4に軌条桁受梁6を介し、取り付け金物7を介
し、軌条1を敷設し、当該移動型枠によるコンクリート
の打設に際しては、軌条1の存在が不都合であるために
図8の(ヘ)、(ト)に示す如く、当該移動型枠の打設
コンクリート打設部位において、所定スパンの軌条1´
を取り外し、コンクリート打設を行って、次回のコン
クリート打設には次ぎのユニット移動型枠軌条1´ を
取り外す、一種の盛り替え的な工事を行わざるをえない
不都合さがあった。
【0008】尚、8は軌条桁受梁6の上下のフランジ間
に介装される当て金物である。
【0009】又、該コンクリート移動型枠部位におい
て、所定スパンのユニット軌条1´が無いために、該移
動型枠を支持する支柱の存在を補うべく、該移動型枠の
外フレ−ムに設けた、例えば、4個等の車輪で支持され
ねばならず、したがって、当該移動型枠の構造は勿論、
軌条設備が大掛かりとなる欠点があり、当該コンクリー
ト移動型枠部位の施工が終了して、次段の実施打設に際
しては、別途にユニット軌条1´ を設置する必要があ
るという施工の煩瑣性があるという難点があり、又、交
互に前後に接続するユニット軌条相互の高さレベル、継
ぎ目位置の目違いなどを正す必要があるために、施工に
は熟練を要し、作業能率が低下し、結果的に工期が長く
なり、コスト高につながるというデメリットもあっ
た。、
【0010】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述少主桁橋梁
のPCコンクリート床版の打設に用いる移動型枠の軌条
の盛り替え的な接続支持の問題点を解決すべき技術的課
題とし、軌条をストレートに列設して取り外す事なく、
直上に主桁上の軌条桁受梁上に敷設し、コンクリート打
設時にはユニット軌条を除去することなく、当該コンク
リート打設部位における移動型枠の上下方向の支持は鋼
製等の円形管により支持し、地震や暴風雨等のによる横
方向力に対しては該鋼管内に設けたアンカーボルトによ
り、常時圧縮力が作用するようにしてこれに対処するこ
とが出来るようにし、コンクリート床版打設部位前後の
軌条をそのまま利用して、移動型枠の移動がスムーズに
行われるようにし、すべての床版の施工終了後に軌条を
撤去するに際しては、鋼管に対し、打設コンクリートと
の間に逸走したシースタイプの紙製等の円形型枠を介装
することにより、鋼管の引き抜きを容易にし、軌条の撤
去がスムーズに行われるようにして、建設産業における
橋梁施工技術技術利用分野に益する優れた少主桁鋼管の
移動型枠用軌条の支持方法を提供せんとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い先述特許
請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述
課題を解決するために、コンクリート床版を有する少主
桁橋梁施工時に用いる移動型枠の移動用軌条を主桁に列
設した軌条桁受梁に設置する軌条の支持方法において、
該軌条桁受梁上に軌条を一連に設置し、該軌条桁受梁と
主桁の上フランジとの間に複数の鋼管を垂直状に介装す
ると共にアンカーボルトを介設するようにすることを基
幹とし、上記アンカーボルトを鋼管内に配設するように
し、上記鋼管の介装に際し、該鋼管の外側に円形型枠を
外設するようにもし、上記円形型枠が紙製にされて外設
するようにし、上記コンクリート床版の打設時にコンク
リート打設部の軌条の撤去をしないようにもし、更に、
上記コンクリート床版打設後の軌条の撤去を行うに際
し、打設コンクリートから鋼管を引き抜いて、次いで円
形型枠を除去し、その後、アンカーボルトを撤去する工
程をたどるようにもした技術的手段を講じたものであ
る。
【0012】
【作用】上述構成において、少主桁橋梁上にPCコンク
リート床版を打設するに際し、床版上に設けた軌条桁受
梁を介し、取付け金物により連続的に一連に軌条を敷設
し、軌条桁受梁と主桁上少主桁との間に所定数橋桁に直
交する方向などに一対等の複数断面円形の鋼管を介装
し、又、該鋼管の内部にアンカーボルトを介装し、該鋼
管の外側には紙製等のシース状の円形型枠を介装し、軌
条の撤去に際しては円形型枠を介し、鋼管がスムーズに
引き抜きすることが出来、該円形型枠も又、容易に撤去
することが出来、移動型枠の床版のコンクリート打設に
際しては所定打設部位のユニットスパンの軌条の撤去が
無く、連続して敷設した軌条上を移動型枠がスムーズに
往復移動することが出来、高能率で施工が出来、安全性
も高く、保守点検整備等の工事も殆ど無く、予定通りの
高精度のコンクリート床版打設が行え、コンクリート打
設後の軌条の撤去が支障なく行えるようにしたものであ
る。
【0013】
【発明が実施しようとする形態】次にこの出願の発明の
実施しようとする形態を1実施例の態様として図1乃至
図7に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0014】尚、図8は同一符号を用いて説明するもの
とする。
【0015】図1、5、6に示す態様において、9は軌
条設備であり、主桁2のフランジ3上において該フラン
ジ3に沿って、列設されている軌条桁受梁5はユニット
長さずつスプライス当て金物17を介し、高力ボルト1
8により、連結されて所定の曲折形状、或いは、直線上
に列設されたフランジ10上にはH型鋼6が所定の軌条
1を上設されて、締め付けボルト13を介し、固設され
ている。
【0016】したがって、当該実施例においては、軌条
1を設置したH型鋼6は在来態様の如く、中途部分が除
去されることが無いように全長に渡って、連結列設され
ている。
【0017】そして、軌条桁受梁5の下フランジ10´
からはH型鋼6に倣う方向に一対の断面円形の鋼管4
´ が主桁2の上フランジ3との間に介装され、図6,
7に示すようにその外側にはシース状の紙製の円形型枠
14が介装されて、コンクリート床版コンクリート打設
面27との間に介装されて、該鋼管4´ に直接打設コ
ンクリートが打設されないようにされている。
【0018】尚、該円形型枠はダンボール等で作成され
ている紙製品である。
【0019】そして、該円形型枠14、即ち、その内側
の鋼管4´ の中央部には、軌条桁受梁5を介し,締付
けボルト16、,16´ を介し、アンカーボルト15
が貫通されて、少主桁受梁5、即ち、軌条1の押圧荷重
を垂直荷重を圧縮力として受け、又、地震や暴風など
の、不測の横方向応力により、反負力に抗し、軌条桁受
梁5、即ち、軌条1に回転モ−メントが与えられないよ
うに、常に上方から下方に向けて、荷重による圧縮力が
印加されるようにされている。
【0020】したがって、該軌条1のコンクリート床版
の打設完了後に軌条1を全面的に撤去するに際し、H型
鋼6及び軌条桁受梁5を撤去するに際し、鋼管4´ を
その外側の円形型枠14を介し、打設コンクリート27
からスムーズに引き抜くことが出来るようにされてい
る。
【0021】したがって、軌条設備9の撤去後はアンカ
ーボルト15の締付けボルト16が残るのみであり、締
付けボルト16の除去は手作業により容易に行われ得
る。
【0022】尚、図2,3,4に於いて、19は所定ス
パンを移動してコンクリート床版27を打設する移動型
枠であり、小梁22,22´ 及び、ブレース23を介
し、サイズに形成され、主フレ−ム11の縦小梁24に
は軌条1上に該移動型枠19の荷重及び打設コンクリー
トの荷重を支持するローラ25が12基等所定数配設さ
れている。
【0023】そして、ハンガータイプの移動型枠19を
形成する主ビームとしての大梁20が軌条1を横断する
姿勢態様で、該軌条1の所定高さ上に横断して設けら
れ、該大梁20の両端からサブ梁20´ が垂下張設さ
れて、主桁2,2に対し、外フレ−ム21を吊設状に形
成され、更に、その内側下端部には吊り足場22が吊設
されて、該両吊り足場22間には作業床を適宜に配設し
て、所定に作業等をするように図2の下側に示す様にビ
ーム23が設けられている。
【0024】尚、外フレ−ム21に対しては、ブレース
23が設けられて、外フレ−ム21のメタルフォーム2
6と内フレ−ム27のメタルフォーム26´ により、
PCコンクリート床版27の打設を行うようにされて
る。
【0025】上述構成の移動型枠用軌条の支持装置に於
いて、出願の発明にあっては、軌条1が軌条桁受梁5と
共に普段に適宜長さのスパンだけ除去出来ないように列
設されているために、移動型枠19はローラ25,25
・・・を介し、連続走行出来、又、所定のコンクリート
打設部位において、PCコンクリート打設27をする段
階においても軌条1´ を除去せずに済み、コンクリー
トの打設27を行うことが出来、該コンクリートの打設
を行いながら、連続進行移動することが出来、所定エリ
ア面積のコンクリート床版の打設27を行うことが出来
る。
【0026】そして、その間の垂直荷重の圧縮力は鋼管
4´ により、充分に支持することが出来、地震や暴風
雨等の不測の横風による横方向応力はアンカーボルト1
5を介して、軌条1の回転モーメント等は生ぜず、がた
つき無く移動型枠19の走行移動、即ち、コンクリート
の打設27を行うことが出来る。
【0027】当該、移動型枠19の連続走行に際して
は、軌条1の継ぎ目の目違いや狂いが無いために、或い
は設計通りの精密さで継ぎ目が成されているために、移
動型枠19の走向はスムーズに保証がされる。
【0028】そして、コンクリート床版27の打設の前
後において、移動型枠19を進退移動させるに際しても
軌条1が不断に列設されているために、当該進退動はス
ムーズに、困難無く行われる事が充分に保証され得るも
のである。
【0029】そして、軌条1の剛性や強度の保証は軌条
桁受梁5の継目に於けるスプライスプレート17の高力
ボルト18による連結により、確実に行われる。
【0030】そして、すべての所定エリアコンクリート
の床版打設が完了して、軌条1を全面的に撤去するに際
し、コンクリート打設27部位から締付けボルト16を
緩めてアンカーボルト15を抜き取り、更に、鋼管4´
を紙製の円形型枠14を介し、スムーズにコンクリー
ト27から抜き取り、又、紙製の円形型枠14は困難性
なく除去出来、順次軌条桁受梁5,H型鋼6を軌条1ご
と適宜に除去し、最後に締め付けボルト16を除去する
ればよい。
【0031】このように、実施例によれば、ハンガータ
イプの移動型枠によるコンクリート床版の打設が連続す
る軌条を介し、スムーズに行われ、工期の短縮化が行わ
れ、施工精度も向上し、製品に対する信頼性も向上す
る。
【0032】そして、施工途中において、軌条1´ を
所定長さのスパンだけ除去し、盛り替え的に設置しなく
ても済めために各軌条1´ ,1´ 間における継目精度
に対する精密な作業は必要無く、それだけ熟練度が少な
く、作業工数も少なくて済む。
【0033】又、移動型枠及び、コンクリートの大重量
の圧縮荷重は鋼管により主桁に伝達され、地震や暴風雨
等の横荷重、つまり、負反力に対してはアンカーボルト
による圧縮荷重付与により防止することが出来、安定し
てコンクリート打設作業が行える。
【0034】尚、この出願の発明の実施態様は上述実施
例に限るものでないことは勿論であり、例えば、移動型
枠はサポートタイプの移動型枠に対しても応用すること
が出来る等種々の態様が採用可能である。
【0035】又、設計変更的には円形型枠はボール紙製
等ではなく、合成樹脂製のものを用いる等適宜に採用可
能である。
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にハンガータイプなどの移動型枠によるPCコンクリー
トの打設等を少主桁の橋梁の上部に対して施工するに際
して、在来態様の如く、軌条を所定長さのスパン分だ
け、除去し、盛替え的に設置する必要が無く、所定長さ
分だけ列設するために、軌条の所定のコンクリート打設
後も型枠の前後動も出来、必要に応じて進退動が可能で
あり、作業性が極めて良好に保持出来るという優れた効
果が奏される。
【0036】又、軌条を除去する必要がある場合には、
該軌条を部分的に除去して、盛替え的に作業する必要が
無いために、移動型枠の重量及び床版の重い荷重をロー
ラで支持が出来るために軌条及び移動型枠の重量を軽量
化することが出来るという優れた効果が奏される。
【0037】そして、コンクリート打設が終了した後に
全ての軌条設備を撤去するに際し、軽量化された軌条設
備のために、撤去作業がスムーズに出来、当該撤去作業
を含めて、全工程の作業能率が向上し、それだけ工期の
短縮化が図れ、コストダウンが図れ、完成した少主桁鋼
管に対する信頼性が高まるという優れた効果が奏され
る。
【0038】又、移動型枠のコンクリート打設施工時に
おいて、鉛直荷重は軌条桁受梁と主桁の上フランジとの
間に介装した鋼管により、支持され、更に、地震や暴風
雨等の横荷重による負反力に対しては、該鋼管内に介装
したアンカーボルトに対する予め付与された圧縮力に対
処することが出来、安定したコンクリート移動型枠作業
が出来、軌条の中途部分の盛替え的な除去が必要でな
く、列設されているために移動型枠及び、床版、及び、
軌条設備の重量の軽量化が可能となり、初期設備の組付
施工や、撤去作業がし易く、作業能率が良く、それだけ
工期の短縮がなされ、安全性が高く、コストダウンが図
れるという優れた効果が奏される。
【0039】そして、PCコンクリート床版の打設時に
おいても軌条の除去が無いために、移動型枠の進退移動
を含めての走行がスムーズに行われ、それだけ作業性が
良く、施工精度の向上が図れるという優れた効果が奏さ
れる。
【0040】そして、全施工が終了して軌条を撤去する
に際しては、鋼管の引き抜きが円形型枠のコンクリート
間に介装してあるためにスムーズに行え、該円形型枠の
除去も極めて容易に行えるという優れた効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の軌条設備の構造図であり、
(イ)はその平面図、(ロ)はその側面図、(ハ)は同
底面図、(ニ)は軌条桁受梁の部分側面図、(ホ)は同
断面図である。
【図2】移動型枠の正面模式断面図である。
【図3】同平面模式概略図である。
【図4】同側面図である。
【図5】軌条桁受梁と鋼管の取合い側面図である。
【図6】同部分断面図である。
【図7】鋼管とハンガータイプの取合い部分切截斜視図
である。
【図8】在来技術に基づく軌条設備の説明図であり、
(ハ)は軌条の部分除去説明側面図である。(ト)は同
盛替え継足しの説明側面図である。
【図9】軌条桁受梁と主桁の取合い部分断面図である。
【図10】軌条桁受梁と主桁の取合い部分正面図であ
る。
【符号の説明】
17 コンクリート床版 19 軌条 1 軌条 2 主桁 5 軌条 10 受梁 3 主桁上 3´ 鋼管 15 アンカーボルト 14 円形型枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐 龍二 兵庫県加古郡播磨町新島8番地 川崎重工 業株式会社播磨工場内川重工事株式会社西 部支社 Fターム(参考) 2D059 AA14 DD17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート床版を有する少主桁橋梁施工
    時に用いる移動型枠の移動用軌条を主桁に列設した軌条
    桁受梁に設置する軌条の支持方法において、該軌条桁受
    梁上に軌条を一連に設置し、該軌条桁受梁と主桁の上フ
    ランジとの間に複数の鋼管を介装すると共に、アンカー
    ボルトを介設するようにすることを特徴とする少主桁橋
    梁の移動型枠用軌条の支持方法。
  2. 【請求項2】上記アンカーボルトを鋼管内に配設するよ
    うにすることを特徴とする請求項1記載の少主桁橋梁の
    移動型枠用軌条の支持方法。
  3. 【請求項3】上記鋼管の介装に際し、該鋼管の外側に円
    形型枠を外設するようにすることを特徴とする少主桁橋
    梁の移動型枠用軌条の支持方法。
  4. 【請求項4】上記円形型枠が紙製にされて外設するよう
    にすることを特徴とする請求項3記載の少主桁橋梁の移
    動型枠用軌条の支持方法。
  5. 【請求項5】上記コンクリート床版の打設時に打設部の
    軌条の撤去をしないようにすることを特徴とする請求項
    3記載の少主桁橋梁の移動型枠用軌条の支持方法。
  6. 【請求項6】上記コンクリート床版打設軌条の撤去を行
    うに際し、打設コンクリートから鋼管を引き抜いて、次
    いで円形型枠を除去し、その後、アンカーボルトを撤去
    する工程をたどるようにすることを特徴とする請求項1
    〜4項いずれか記載の少主桁橋梁の移動型枠用軌条の支
    持方法。
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