JP2000247489A - 刷版供給装置 - Google Patents

刷版供給装置

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JP2000247489A
JP2000247489A JP11050280A JP5028099A JP2000247489A JP 2000247489 A JP2000247489 A JP 2000247489A JP 11050280 A JP11050280 A JP 11050280A JP 5028099 A JP5028099 A JP 5028099A JP 2000247489 A JP2000247489 A JP 2000247489A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カセットに積層された刷版を取り出す際に、刷
版同士の摩擦を防止する。 【解決手段】刷版パッドユニットはカセット内の刷版端
部を吸着後、回動しながら水平方向に移動する。該ユニ
ットの刷版吸着点は、その回動半径を半径とする円が刷
版表面を回転したときに形成する曲線(サイクロイド)
に一致する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】カラー印刷物は、露光工程や印刷
工程等いくつかの工程を経て作成される。この露光工程
に先だちカラーの原稿画像に基づいて、典型的には、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブ
ラック)の4色の画像データが作成される。近年、この
ような画像データに基づいてPS版(Presensitized Pl
ate)等の刷版に対し直接に画像記録を行う刷版記録装
置、いわゆるCTP機(ComputerTo Plate)の開発が進
められている。本発明は、このような刷版記録装置等の
刷版を取扱う装置に対し刷版を自動的にローディングす
る刷版供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、刷版はカセットの中に積層されて
保管されている。刷版供給装置は、カセットの中から1
枚ずつ順に刷版を取り出し、刷版記録装置に供給する。
刷版は支持層と画像記録層とからなっている。ところ
が、画像記録層は傷つきやすいので刷版を取り出す際に
は細心の注意が必要である。画像記録層が損傷すると最
終画像の品質が低下するからである。刷版の擦れによる
画像記録層の損傷を防止した刷版装填装置としては米国
特許5,785,309号に開示された装置がある(図
27参照)。この装置ではカセット12内に積層された
プレート10がアーム116の先端に設けられた吸盤1
19によって把持される。アーム116は、把持したプ
レート10を、上下および水平方向に移動することによ
り次工程に引き渡す。プレート10が吸盤119によっ
て持ち上げられると、把持されたプレート10とその直
下のプレート10との間に柔軟シートで形成された部材
20が進入しこれらのプレート10がこすれ合うのを防
止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この装置では、プレー
ト10を把持・搬送するためのアーム116だけでな
く、プレート10同士の摩擦を防止するための部材20
がさらに必要である。このため装置構成が複雑になると
いう問題がある。また、部材20の先端に輪32を設け
ることによって、プレート10を搬出する際の部材20
とプレート10との摩擦が小さくなるようにしてはいる
が、搬出中のプレート10の下面が部材20に対して摺
動することには違いがないのでこの摺動によってプレー
ト10が損傷する危険がある。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係る刷版供給装置は、積層された複数の刷
版から刷版を一枚ずつ取り出し排出口まで搬送する刷版
供給装置において、前記刷版の長さ方向と略平行に伸び
る案内部材と、前記案内部材に沿って移動するベース部
材と、前記ベース部材上に設けられた回動軸を中心とし
て回動し、かつ前記刷版の端部近傍を把持する刷版把持
部材と、前記案内部材に沿って前記ベース部材を移動さ
せるベース部材送り手段と、前記刷版把持部材を回動さ
せる回動手段と、を備え、前記ベース部材送り手段と前
記回動手段とは、前記刷版把持部材が前記排出口まで刷
版を搬送するまでの前記刷版把持部材の刷版把持点が、
前記刷版把持部材長さを半径とする仮想円が残りの刷版
に接して回転したと仮定したときに前記仮想円上の一点
が形成する曲線と一致するように、前記ベース部材を移
動させかつ前記刷版把持部材を回動させるものであるこ
とを特徴とする。
【0005】本発明に係る刷版供給装置においては、刷
版把持手段の刷版把持点の移動軌跡は、刷版把持部材長
さを半径とする仮想円が残りの刷版表面に接しながら回
転したときに、該仮想円上の一点が形成する曲線(サイ
クロイド)と一致している。このような機構であるの
で、搬送中の刷版の先端が排出口にて開放されるまで、
刷版後端は残りの刷版表面と擦れ合うことがない。した
がって、搬送中の刷版を何らかの器具によって残りの刷
版から離隔させる必要がない。そのため簡単な機構で刷
版供給装置を構成することができる。
【0006】(2)第2の発明 第2の発明に係る刷版供給装置は、第1の発明に係る刷
版供給装置の構成において、刷版把持部材は刷版を把持
後、排出口にて刷版を開放するまでに180度回動する
ものであり、前記刷版は、前記仮想円の半径をRとした
ときπR以下の長さを有することを特徴とするものであ
る。
【0007】第2の発明に係る刷版供給装置では、πR
以下の各種の長さの刷版の搬送を簡単な機構で実現する
ことができる。
【0008】(3)第3の発明 第3の発明に係る刷版供給装置は、第1の発明または第
2の発明に係る刷版供給装置の構成において、刷版は支
持層と画像記録層とからなっており、画像記録層を下に
して水平に積層されており、さらに刷版把持部材により
刷版の支持層が把持されていることを特徴とするもので
ある。
【0009】第3の発明に係る刷版供給装置では、刷版
把持部材は刷版の支持層を把持するものであるので画像
記録層が刷版把持部材によって損傷することがない。
【0010】(3)第4の発明 第4の発明に係る刷版供給装置は、第1の発明または第
2の発明または第3の発明に係る刷版供給装置の構成に
おいて、案内部材はラックを含み、回動手段は、前記ラ
ックに歯合しつつ前記ベース部材上で回転するピニオン
と、前記ピニオンの回転軸に連結し該ピニオンの回転数
を減らした回転数で前記アーム部材を回動させる減速部
材とを含むことを特徴とするものである。
【0011】第4の発明に係る刷版供給装置では、ベー
ス部材送り手段によって刷版把持部材が案内部材に沿っ
て送られるのと連動させて刷版把持部材を回動させるこ
とができるので、ベース部材送り手段と回動手段とのタ
イミング合わせが不要であり、簡単な機構によって刷版
供給装置を構成することができる。
【0012】(5)第5の発明に係る刷版供給装置で
は、第4の発明に係る刷版供給装置の構成において、減
速部材は、前記ピニオンの半径rを前記仮想円の半径R
で除した比で減速した速度でその入力軸の回転数を減速
させて前記刷版把持部材を回動させるものであることを
特徴とするものである。
【0013】第5の発明に係る刷版供給装置でも、第4
の発明に係る刷版供給装置と同様に、ベース部材送り手
段と回動手段とのタイミング合わせが不要であり、簡単
な機構によって刷版供給押す値を構成することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】「1」装置概要 図1は本発明にかかる刷版記録システム1の使用態様を
示す斜視図である。刷版供給装置2には刷版記録装置3
が接続されている。刷版供給装置2は、その内部に配置
されたカセット30(後述)から刷版4を自動的に取り
出して刷版記録装置3に対し供給するものである。画像
記録の対象である刷版4は支持層と、熱および/または
所定の波長の光に反応する画像記録層とからなるもので
あり、カセット30の内部に保管されている。また、刷
版4同士の摩擦によって画像形成層が損傷するのを防ぐ
ために刷版4の間には合紙5が挟まれている。
【0015】刷版4は、刷版供給装置2によって、カセ
ット30内部から取り出され、後述する搬送機構150
を経て、画像記録装置3の搬送ユニット310上に載置
される。搬送ユニット310は上下に重なる2本の搬送
路、すなわち第1搬送路312と第2搬送路314を有
する。刷版4は、第1搬送路312から記録ドラム(図
示省略)に送られ、画像記録層を上にして該記録ドラム
の周面に巻回されて吸着保持される。記録ドラム上の刷
版4は、所与の画像データに基づき点滅駆動する記録ヘ
ッド(図示省略)によって露光される。露光が終了する
と、刷版4は記録ドラムから第2搬送路314に戻さ
れ、ここから作業者の手作業で自動現像機まで運ばれ現
像される。あるいは、第2搬送路314から直接に自動
現像機まで搬送してもよい。
【0016】装置正面には操作パネル318が装備され
ており、作業者は、これを通して刷版供給装置2や刷版
記録装置3の、操作を行ったり作業状況を確認したりす
ることができる。なお、刷版記録装置3の詳細な構成は
本出願人による特願平10−222019号「円筒外面
走査装置」に開示されている。
【0017】「2」刷版供給装置2の機構説明 (フレーム等)前述のカセット30は刷版供給装置2の
下部のカセット台50上に載置されている。該カセット
台50の上にはカセット30が載置される。カセット台
50の下面には4個の車輪51,51,51,51が取
り付けられているので、装置正面に引き出すことができ
る。カセット台50を引き出してからその上のカセット
30に対し刷版4および合紙5を補充する。あるいはカ
セット30ごと交換することで刷版4および合紙5を補
充してもよい。なお以下の説明においては図1の状態を
基準にして、向かって右側の側面(刷版記録装置3に対
向する面)を刷版供給装置2の対向面、向かって左側の
側面(合紙排出孔53が形成されている面)を合紙排出
面、装置正面の反対面を背面と呼ぶ。また、合紙排出面
から対向面をX方向、装置正面から背面をY方向、下か
ら上方向をZ方向と呼ぶ。
【0018】カセット30の中で刷版4の間に挟まれて
いる合紙5は、後述の合紙除去機構190によってカセ
ット30から取り出され、刷版供給装置2の合紙排出面
に設けられた合紙排出孔53から装置外部に排出され、
図示しない合紙回収箱に落とし込まれて回収される。 (刷版供給装置の概要説明)図2を用いて刷版供給装置
2の概要を説明する。刷版供給装置2は、略直方体形状
のフレーム10の各部に、カセット30から刷版4を取
り出すローダ機構70と、カセット30から合紙5を取
り出し除去する合紙除去機構190と、ローダ機構70
から取り出された刷版4を刷版記録装置3に向けて搬送
する搬送機構150と、ローダ機構70および合紙除去
機構190の吸着用パッドに連通連結される真空ポンプ
17と、これらの機構の制御を行う電装BOX16とを
固定的に取り付けた構成である。なお、先述のようにカ
セット台50およびカセット30は刷版供給装置2に対
して着脱自在である。
【0019】(フレーム10)フレーム10は、平行に
直立する2個のロの字形の垂直支持フレーム(正面側の
第1垂直支持フレーム11と背面側の第2垂直支持フレ
ーム12)の間に、棒形状をした2本の水平支持フレー
ム(対向面側の第1水平支持フレーム13と合紙排出面
側の第2水平支持フレーム14)を配し、さらにこれら
2の水平支持フレーム13,14間に底板15を掛け渡
した構成である。該底板15には、電装BOX16と真
空ポンプ17とが固定的に、カセット台50が着脱可能
にそれぞれ載置される。カセット台50は第1垂直支持
フレーム11の中を通って、刷版供給装置2の内部と外
部とを往復する。
【0020】(ローダ機構70)ローダ機構70を図2
と図16とを用いて説明する。ローダ機構70は、先端
に刷版用吸着パッド82を取り付けた刷版パッドユニッ
ト81と、該刷版パッドユニット81を水平移動させる
手段と回動させる手段とを有している。ローダ機構70
は、XZ面に対して平行になるように第1垂直支持フレ
ーム11に対して固定された第1側板71と、XZ面に
対して平行になるように第2垂直支持フレーム12に対
して固定された第2側板72とを有している。
【0021】第1側板71と第2側板72との間には刷
版パッドユニット81が配置されている。刷版パッドユ
ニット81は、主に、ブラケット108と、第1、第2
垂直シャフト111,112と、パッド保持板115
と、9個の刷版用吸着パッド82と、12個のサポート
ローラ120と、6個のブレード100と、水平シャフ
ト85と、第1、第2ブッシュ83,84,突出部材1
04,105(図2、図16には図示せず)、第1、第
2ギヤBOX96,97、第1、第2ピニオン98,9
9とからなる。
【0022】刷版パッドユニット81のブラケット10
8は、XZ断面がコの字状の2本のアーム部(第1アー
ム部130、第2アーム部131)とY方向に長尺な本
体部132とからなる部材である。ブラケット108
は、第1ピニオン98が第1ラック73上を、第2ピニ
オン99が第2ラック74上を回転移動することによ
り、X方向及び−X方向に移動し、かつ、第1、第2ピ
ニオン98,99の軸を中心に回動する。
【0023】ローダ機構70はさらに、第1側板71に
対して互いに平行に固定されている第1ラック73およ
び第1ガイドシャフト79、第2側板72に対して互い
に平行に固定されている第2ラック74および第2ガイ
ドシャフト80を有する。第1、第2側板71、72に
は第1案内斜面123,第2案内斜面124がさらに配
置される。
【0024】第1ガイドシャフト79には第1ブッシュ
83が貫装され、第2ガイドシャフト80には第2ブッ
シュ84が貫装されている。第1、第2ブッシュ83,
84はそれぞれベルト86,134によりX方向及び−
X方向の駆動力が与えられる。第1、第2ブッシュ8
3,84は駆動方法が同一なので、第2側板72側のブ
ッシュ(第2ブッシュ84)を例に説明する。
【0025】第2ガイドシャフト80の上方には第2ベ
ルト134が平行に走っており、該ベルト134は第2
ベルト固定具88により第2ブッシュ84と連結される
(図4参照)。第2ベルト134は対向面側のプーリー
91と合紙排出面側のプーリー92との間に掛け渡され
ている。プーリー91はY方向に伸びる水平シャフト8
5の一端に取り付けられている。水平シャフト85の一
端にはさらにプーリー90が固定されている。プーリー
90に垂直ベルト136が掛け渡され刷版パッドユニッ
ト駆動モータ95の回転軸に連結している。このように
して、刷版駆動モータ95の回転が、垂直ベルト136
と水平シャフト85と第2ベルト134とを介して第2
ブッシュ84に伝えられる。なお、水平シャフト85の
他端には第1ベルト86が掛け渡されたプーリー93が
固定され、該第1ベルト86は第1ベルト固定具87を
介して第1ブッシュ83に連結されている。したがっ
て、刷版駆動モータ95によって水平シャフト85が回
転すると、第1ブッシュ83と第2ブッシュ84が同時
・同方向に移動する。
【0026】第1ブッシュ83と第2ブッシュ84が各
ガイドシャフト79,80に沿って移動することによ
り、刷版パッドユニット81全体がX方向に移動し、か
つY軸回りに回動する。第2側板72には原点センサ1
29、中間センサ128が固定される。また、刷版パッ
ドユニット81の一部である第2ギヤボックス97の底
面には装置背面側に突出する羽根133が取り付けられ
ている(図2には示されない。図3参照)。刷版パッド
ユニット81のX方向の位置は、この羽根133を原点
センサ129および中間センサ128で検出することに
より検知される。
【0027】刷版パッドユニット81は本体部132と
その両端の第1、第2アーム部130、131とを有し
ている。そして、該ユニット81は、各アーム部13
0、131に連結された第1、第2ピニオン98、99
によって、第1、第2ラック73、74上に保持されて
いる。第1アーム部130近傍および第2アーム部13
1近傍の構成は共通であるので第1アーム部130近傍
のみを取り上げて説明する。図3および図4を用いる。
図3は刷版パッドユニット81の第2側板72側近傍の
構造を示し、図4は第2側板72側からの刷版パッドユ
ニット81の側面を示す。
【0028】第2アーム部131の内側側面には第2突
出部材105が取り付けられている。第2突出部材10
5には第2ギヤボックス97の出力軸102が貫通して
いる。第2ギヤボックス97の入力軸101には第2ピ
ニオン99が取り付けられている。第2ギヤボックス9
7はリンク106によって第2ブッシュ84に取付られ
ている。第2ギヤボックス97は外力により入力軸が回
転するとその回転数を所定数で分割した回転数で出力軸
102を回転させる部材である。この実施態様では、第
2ギヤボックス97は入力軸101が7回転する度に出
力軸102が1/2回転する比率(減速比)に設定され
ている。なお以上の説明は第1ギヤボックス96にも当
てはまる。
【0029】第2アーム部131の上面には孔109が
形成されている。孔109に第2垂直シャフト112が
固定的にはめ込まれる。第2垂直シャフト112にはス
プリング114およびパッド保持板115が第2垂直シ
ャフト112に沿って移動可能にはめ込まれる。図4に
示すようにパッド保持板115はY方向に延設されたL
字部材である。パッド保持板115の内側面には9個の
刷版用吸着パッド82が固定される。各刷版吸着用パッ
ドは82、82、....は、ホース126および刷版
用電磁弁19(図2参照)、真空ポンプ17(同)に連
通連結されている。パッド保持板115の側端には、第
2ガイド板117が取り付けられる。第2ガイド板11
7にはガイド孔119が形成されており、該ガイド孔1
19には孔内周面に沿って摺動可能なようにサポートロ
ーラ120の回転軸121が貫通している。
【0030】図2に示すようにサポートローラ120は
合計12個ある。両端のサポートローラ120、120
は第1、第2ガイド板116,117の外側に配置さ
れ、それ以外のサポートローラ120は両ガイド板11
6,117の内側に位置している。
【0031】パット保持板115には、6個のブレード
100も配置されている。これらのブレード100は刷
版パッドユニット81の原点位置(後述)近傍におい
て、刷版パッドユニット81が吸着保持している刷版4
を下から支持するための部材である。
【0032】図3に示すように、第2側板72には中間
センサ128および原点センサ129がねじ止めされて
いる。各センサ128,129は、第2ギヤボックス9
7底面に固定されたL字型の羽根133が各センサの間
隙を通過すると位置検出信号を出力する。
【0033】(合紙除去機構190)図2、図16を用
いて合紙除去機構190を説明する。合紙除去機構19
0は、主に、直立する2本のガイドシャフト210、2
11と、該ガイドシャフト210、211に沿って上下
に移動する合紙パッドユニット191と、合紙パッドユ
ニット191が持ち上げた合紙5を刷版供給装置2の外
部に排出する合紙排出ユニット192とからなる。第1
ガイドシャフト210は軸受213,214によって第
1側板71に対して、第2ガイドシャフト211は軸受
215、216によって第2側板72に対してそれぞれ
固定されている。
【0034】合紙パッドユニット191は、主に、Y方
向に長尺なブラケット212と、その底面に固定された
9個の合紙用吸着パッド231と、ブラケット212の
略中央底面に固定された金属センサ232と、ブラケッ
ト212をガイドシャフト210、211に連結する第
1、第2スライダー219、220とからなる。
【0035】合紙パッドユニット191は合紙パッドユ
ニット駆動モータ227と、第1、第2垂直ベルト22
5、226と、回転軸229と、第1、第2、第3、第
4プーリー221、222、223、224とによって
上下に移動する。
【0036】第1垂直ベルト225は第1プーリー22
1と第2プーリー222との間に掛け渡されている。第
2垂直ベルト226も同様に、第3プーリー223と第
4プーリー224との間に掛け渡されている。第3プー
リー223と合紙パッドユニット駆動モータ227との
間には水平ベルト228があり、該水平ベルト228と
第3プーリー223とを介して、合紙パッドユニット駆
動モータ227の駆動力が第2垂直ベルト226に伝達
される。第3プーリー223にはさらに、第1側板71
と第2側板72との間に回転自在に取り付けられた回転
軸229が固定されている。回転軸229の他端には第
1プーリー221が固定されている。先述のように第1
プーリー221と第2プーリー222との間には第1垂
直ベルト225が掛け渡されているので、該第1垂直ベ
ルト225は、回転軸229によって伝達される合紙パ
ッドユニット駆動モータ227の駆動力によって回転す
る。
【0037】図2には図示されていない原点センサ21
7によって合紙パッドユニット191の原点位置が検出
される。合紙パッドユニット191の最上位置が原点位
置である。合紙パッドユニット191の上下位置の制御
は、原点センサ191により検出される原点位置を基準
にした合紙パッドユニット駆動モータ228に対するパ
ルス制御により行われる。
【0038】合紙排出ユニット192の構成を図2と図
5を参照して説明する。合紙排出ユニット192は合紙
排出ローラ206とニップローラ199とで合紙5をニ
ップし、該合紙5を上ガイド板234と下ガイド板23
5との間に送り出すものである。上ガイド板234と下
ガイド板235の延長上には合紙排出孔53(図1参
照)が形成されている。
【0039】合紙排出ローラ206は第1、第2側板7
1、72に対して回転自在に保持される。合紙排出ロー
ラ206の第1側板側71側の端部にはプーリー209
があり、このプーリー209はベルト205によって合
紙排出モータ204に連結されている。
【0040】一方、ニップローラ199は第1リンク1
97、第2リンク198(図示せず)とにより回動軸2
00に連結されている。該回動軸200は第1側板71
および第2側板72に回転自在に保持されている。回転
軸200が回転すると第1、第2リンク197,198
およびニップローラ199は該回転軸200を中心に回
動する。なお、回転軸200を回転させるのは回転軸2
00と同軸に固定された大ギヤ196と、これに歯合す
る小ギヤ195と、小ギヤ195を回転させる第1側板
71に固定されたニップモータ194とである。
【0041】なお、以下の説明では、合紙排出ローラ2
06に接触するときのニップローラ199位置をニップ
位置とし、合紙排出ローラ206から離隔した位置を休
止位置とする。また、図5に示すように、ニップローラ
199の下には合紙検出センサ207が配置されてい
る。この合紙検出センサ207は合紙パッドユニット1
91によって持ち上げられた合紙5を検出するためのセ
ンサである。
【0042】(搬送機構150)再び図2に戻って次は
搬送機構150を説明する。搬送機構150は、一対の
側板151、152間に2個の斜面155、156を固
定し、こられの斜面の間に搬送ローラ157、158と
一対の排出ローラ153、154とを回転自在に保持し
た構成である。なお、一対の排出ローラ153、154
は、従動側のローラには符号153が付され、駆動側の
ローラには符号154が付されている。
【0043】駆動側排出ローラ154は装置正面側の端
部に取り付けられたプーリー168と、ベルト169
と、プーリー167とにより排出ローラ駆動モータ16
6に連結され、該モータ166により回転駆動される。
駆動側排出ローラ154の装置背面側の端部にはプーリ
ー161が取り付けられている。該プーリー161は、
第1、第2排出ローラ157、158の各端部に取り付
けられたプーリー159、160に対して、ベルト16
5で連絡しているので、排出ローラ駆動モータ166の
動力は、駆動側排出ローラ154だけでなく第1搬送ロ
ーラ157、第2搬送ローラ158も回転させる。な
お、ベルト165は、側板152の所定位置に配された
3個の案内車162、163、164により必要方向に
案内される。なお、図17には図示するように、排出ロ
ーラ153、154の刷版排出側には、刷版4の先端が
排出ローラ153、154を通過したことを光学的に検
出する排出センサ172が設けられている。この排出セ
ンサ172により、排出ローラ153、154が刷版4
を保持したことが検知される。
【0044】刷版供給装置2においては、刷版4と合紙
5とはカセット30から別個に取り出されるのである
が、誤って、合紙5が付着いた状態で排出ローラ15
3、154まで刷版4が搬送されることがある。このよ
うな誤送された合紙5を検知するために、排出ローラ1
53、154の刷版排出側位置には2個の合紙センサ1
74、174が設けられている。これらの合紙センサ1
74、174は刷版4と合紙5との反射率の差異を検出
することで刷版4に合紙5が付着していることを検知す
る。
【0045】(原理説明)図6は、本発明の原理を説明
するための概念図である。線LLの上を半径rの円Cが
転がる様子を5段階(第1段階ないし第5段階)に分け
て図示している。第1段階において線Lと接する円C上
の点をP1とする。線LL上に固定された任意の点をQ
とする。点P1と点Qとを結ぶ線の長さをLとする。
【0046】円Cが回転するのに従って、前記点P1は
移動していく。第2段階での点P1をP2,第2段階で
の点P1をP2,第3段階での点P1をP3,第4段階
での点P1をP4,第5段階での点P1をP5とする。
各段階での円Cと線LLとの交点をそれぞれI2、I
3、I4とする。点P1から点Qまでの曲線の長さは円
Cが一回転する間一定である。これは、円Cが線LL上
を滑らずに回転するためである。ここで点P1から点Q
までの曲線の長さというのは、たとえば第2段階であれ
ば、点P2と交点I2とを結ぶ円弧の長さと、交点I2
と点Qとを結ぶ直線部分の長さとの和を意味している。
回転する円上の点と底線上の任意の固定点とを結ぶ曲線
の長さは、円が一回転する間変化しない。
【0047】図7は、刷版4の先端が把持され搬送され
ていく状態を5段階(t1,t2,t3,t4、t5)
に分けて図示した概念図である。刷版パッドユニット8
1はその刷版把持点がサイクロイドを描くように刷版4
を搬送していくので、刷版パッドユニット81の長さを
Rとすると刷版4の長さLはπRである。(LとRとの
関係については後述する)。
【0048】刷版4を吸着したときの刷版吸着ユニット
81を81(t1)、45度回動したときを81(t
2)、90度回動したときを81(t3)、135度回
動したときを81(t4)、180度回動したときを8
1(t5)で表している。
【0049】刷版吸着ユニット81は、その刷版吸着点
がサイクロイドを形成するように刷版4を搬送するもの
であるので、半径R(=刷版吸着ユニット81の長さ)
の仮想円が刷版4の上を滑らずに回転しているときにそ
の仮想円上の一点で刷版が吸着されていると言い換える
ことができる。
【0050】先に図6で説明したように、回転する円上
の点と底線上の点とを結ぶ曲線の長さは、円が一回転す
る間変化しない。したがって、各段階での刷版吸着ユニ
ット81の刷版吸着点(P1、P2、P3、P4、P
5)と刷版4の後端Q1とを結ぶ長さは、それぞれ刷版
4の長さL1に等しい。そのため、刷版パッドユニット
81によって搬送されている刷版4は停止したままであ
り、その下の刷版4と擦れ合うことはない。
【0051】図8は、長さL1よりも短い長さ(L2)
の刷版4の先端が把持され搬送されていく状態を示す概
念図である。前記の通り、回転する円上の点と底線上の
任意の固定点とを結ぶ曲線の長さは円が一回転する間変
化しないので、各段階での刷版吸着ユニット81の刷版
吸着点(P1、P2、P3、P4)と刷版4の後端Q2
とを結ぶ曲線の長さは等しくL2である。したがって、
この場合も刷版パッドユニット81によって搬送されて
いる刷版4は停止したままであり、その下の刷版4と擦
れ合うことはない。
【0052】(処理流れ−処理概要)図9は、刷版供給
装置2における刷版搬送および合紙除去の処理概要を示
すフローチャートである。最初に、カセット30を取り
出して複数枚の刷版4とその間に挟み込まれた合紙5と
を装填する。次に、刷版記録装置3の操作パネル318
から、カセット30に装填する刷版4の枚数を指定する
(ステップS.1)。
【0053】刷版記録装置3から刷版供給を要求する信
号を受領すると、刷版供給装置2は刷版4の取り出しを
開始する(ステップS.3)。
【0054】まずイニシャライズを行い、刷版パッドユ
ニット81および合紙排出ユニット191を原点位置に
戻す(ステップS.10)。これらユニット81,19
1の内の一方が原点位置にない場合には、原点位置にな
い方のユニットを原点位置まで移動させる。両方のユニ
ットが原点位置にない場合には、最初に刷版パッドユニ
ット81を原点位置まで移動させ、次に合紙パッドユニ
ット191を原点位置まで移動させる。なお、刷版パッ
ドユニット81の原点位置は第2側板72に固定された
原点センサ129によって検出される。合紙パッドユニ
ット192の原点位置は原点センサ217によって検出
される。図16に刷版パッドユニット81、合紙パッド
ユニット191がともに原点位置にある状態を示す。
【0055】刷版パッドユニット81の原点位置は先述
のように羽根133を原点センサ129で検出すること
により検知される。このとき、刷版パッドユニット81
はほぼ直立した状態である。また、刷版パッドユニット
81の先端に配置された刷版用吸着パッド82は、一対
の排出ローラ153、154のかみ合い位置と略同一の
高さである。
【0056】一方、合紙パッドユニット191の原点は
原点センサ217で検出される。合紙パッドユニット1
91が原点位置にあるとき、合紙用吸着パッド231
は、ニップローラ199と合紙排出ローラ206とのか
み合い位置よりも少し高い位置にある。なお、イニシャ
ライズ完了時には、ニップローラ199は休止位置にあ
る。
【0057】次に、カセット30の一番上のシートが刷
版4であるか合紙5であるか、あるいはカセット30が
空であるかの判別が合紙パッドユニット191を用いて
行われる(判別工程ステップS.20〜S.50)。カ
セット30の一番上のシートが刷版4であると判別され
るとローダ機構70と搬送機構150とによる刷版搬送
(ステップS.60〜S.89)、およびこれに並行し
ての合紙除去機構190による合紙除去(ステップS.
90〜S.134)が行われる。この後、カセット30
内に装填された最後の刷版4の取り出しが完了したか否
かの判断が行われ(ステップS.130)、カセット3
0内にまだ刷版4が残っていると判断された場合にはス
テップS.3に戻り次の刷版供給信号を待つ。
【0058】一方、判別工程(ステップS.20〜S.
50)で、カセット30の一番上のシートが合紙5であ
ると判別されると合紙除去機構による合紙除去が行われ
(S.106〜S.124)、その後判別工程に戻り次
のシートの判別が行われる。合紙パッドユニット191
がシートを何ら検出しない場合にはこのカセット30に
はシートが収納されていないと判断してエンプティ処理
(ステップS.38)を行う。
【0059】(判別工程)判別工程(ステップS.20
〜S.50)を、フローチャートの図10、図11と、
装置断面を示す図16とを用いて説明する。図16は刷
版パッドユニット81と合紙パッドユニット191がと
もに原点位置にある状態を示している。判別工程は合紙
パッドユニット191を用いて行う。
【0060】最初に、第1垂直ベルト225と第2垂直
ベルト226とを回転させて合紙パッドユニット191
の高速下降を開始する(ステップS.22)。次にステ
ップ24において、真空ポンプ17がONであるか否か
を判断する。OFFである場合には、刷版用電磁弁19
と合紙用電磁弁20を閉鎖する(ステップS.28)。
刷版用電磁弁19が閉鎖されると、真空ポンプ17から
刷版吸着用パッド82に至る吸気管が閉鎖される。同様
に、合紙用電磁弁20が閉鎖されると、真空ポンプ17
から合紙吸着用パッド231に至る吸気管が閉鎖され
る。電磁弁19,20の閉鎖後に真空ポンプ17をON
にする(ステップS.30)。
【0061】次に、刷版用電磁弁19のみを開放する
(ステップS.26)。刷版用電磁弁19が開放される
と、真空ポンプ17から刷版用吸着パッド82に至る吸
気管が大気開放され、パッド82の吸引動作が停止す
る。合紙パッドユニット191がカセット30に近づく
と、低速下降に移る(ステップS.32)。合紙パッド
ユニット191の低速下降とともに、合紙用吸着パッド
231が所定圧以上になったかどうかの確認がステップ
S.34で行われ、吸着圧が未だ所定圧以下であるとき
には、次のステップS.36において合紙パッドユニッ
ト191が所定位置まで下降したかを確認する。このス
テップS.36において、合紙パッドユニット191が
所定位置まで下降していないことが確認された場合には
再びステップS.34に戻り吸着圧と所定圧との比較が
行われる。なお、ここでいう所定圧は、合紙用吸着パッ
ド231が刷版4または合紙5によって塞がれたときの
圧力に相当する。また、ステップS.36における合紙
パッドユニット191の所定位置は合紙用吸着パッド2
31の先端がカセット30の底面に接触する直前の位置
である。
【0062】なお、カセット30の底面には、合紙用吸
着パッド231に対向する位置に通気孔が設けられてい
るので(図示せず)、ステップS.36において、仮に
合紙用吸着パッド231の先端がカセット30の底面に
接触したとしてもカセット30の底面によって合紙用吸
着パッド231が塞がれることがない。そのため、ステ
ップS.34における誤検出が回避できる。ステップ
S.36でYESと判断されると、エンプティ処理(ス
テップS.38)に移行する。すなわち、合紙パッドユ
ニット191を原点位置に戻すとともに、カセット30
内が空になった旨を操作パネル318(図1参照)に表
示してオペレータの注意を喚起する。
【0063】ステップS.34において吸着圧が所定圧
よりも高くなったと判断されると、合紙用吸着パッド2
31に刷版4または合紙5が吸着されたとして、合紙パ
ッドユニット191は下降を停止する(ステップS.4
0)。その後、制御部(図示せず)は、合紙パッドユニ
ット駆動モータ227にパルス信号がパルス数1だけ印
加されるような制御を行い合紙パッドユニット191を
上昇させる。このパルス数1は、カセット30に刷版4
が最大限に装填されたときの一番上の刷版4(または合
紙5)表面から合紙用吸着パッド231の先端までの距
離がたとえば10mm以上になるようなパルス数であ
る。
【0064】そして、合紙パッドユニット191のブラ
ケット212に取り付けられた金属センサ232(図
2、図16参照)によって、合紙用吸着パッド231に
吸着したシートが刷版4であるか合紙5であるかの判断
が行われる(ステップS.44)。金属センサ232が
ONであるときは刷版4が吸着されたと判断し、OFF
であるときは合紙5が吸着されたと判断する。なお、合
紙5が吸着されている時に、金属センサ232とカセッ
ト30内の刷版4との距離が小さいと、金属センサ23
2は合紙5を通過してその下のカセット30内の刷版4
を誤って検出する恐れがあるので、前記したパルス数1
はこのような誤検出が発生しない数に設定される。
【0065】ステップS.44で金属センサ232がO
Nになると、合紙パッドユニット191は再びパルス数
1だけ下降する(ステップS.46)。合紙用電磁弁2
0が開放され(ステップS.48)、刷版4をカセット
30内に戻す。その後、合紙パッドユニット191を原
点位置まで上昇させる(ステップS.50)。これが完
了した後にローダ機構70による刷版搬送工程が開始さ
れる。
【0066】一方、ステップS.44で金属センサ23
2がOFFと判断すると、合紙除去機構190による合
紙除去が開始される。この処理は後述するローダ機構7
0と搬送機構150とによって行われる刷版搬送工程
(ステップS.60〜S.89)と並行して行われる合
紙除去工程(ステップS.90〜S.134)の一部
(ステップS.106〜S.124)と重複するのでそ
の説明において詳述する。
【0067】(刷版搬送工程と、これと並行して行われ
る合紙除去工程)判別工程(ステップS.20〜S.5
0)において刷版4が検出されると、ローダ機構70に
よる刷版搬送工程が開始される。刷版供給装置2の要部
断面を示す図17〜図21とフローチャートの図12、
図13とを用いて説明する。
【0068】最初に刷版パッドユニット81の高速下降
を開始する(ステップS.62)。具体的には、刷版パ
ッドユニット駆動モータ95を回転させ、第1ベルト8
6をプーリー93,94間で、第2ベルト134をプー
リー91、92間で回転させることで行う。第1、第2
ベルト86、134の回転は第1,第2ブッシュ83,
84を−X方向に移動させる。第1,第2ブッシュ8
3,84の移動に伴って、第1,第2ピニオン98、9
9が第1,第2ラック73、74の上で回転する。先述
の通り第1ピニオン98は第1ギヤボックス96と第1
突出部材104とを介して、第2ピニオン99は第2ギ
ヤボックス97と第2突出部材105とを介して、とも
に刷版パッドユニット81に連結されている。そのた
め、各ピニオン98,99の回転は第1,第2ギヤボッ
クス96,97によって減速された上で刷版パッドユニ
ット81を回動させる。
【0069】このようにして刷版パッドユニット81は
各ピニオン98,99の回動軸を中心に回動しながら水
平方向に移動する。
【0070】この刷版パッドユニット81の高速下降中
に合紙用電磁弁を20を開放し刷版用電磁弁19を閉鎖
する(ステップS.64)。すでに判別工程のステップ
S.30において真空ポンプ17はONとなっているの
で真空ポンプ17から刷版吸着用パッド82に至る吸引
管は閉鎖され、刷版用吸着パッド82が作動する。
【0071】刷版パッドユニット81がカセット30に
近づくと、ステップS.66において低速下降に移行す
る。
【0072】次に、ステップS.68において、刷版用
吸着パッド82の吸着圧が所定圧以下になるか監視す
る。このときの吸着圧は何らかのシートによって刷版用
吸着パッド82が塞がれたときの吸着圧に対応する。ス
テップS.68において吸着圧が所定圧以下になったと
判断されると、刷版パッドユニット81を一時停止させ
る(ステップS.70)。この一時停止は、刷版4を刷
版用吸着パッド82に確実に吸着させるための処置であ
る。このときの状態を図17に示す。刷版用吸着パッド
82は刷版4の先端から所定距離だけ内側の位置で刷版
4に密着する。この距離はたとえば50mm程度に設定
される。なお、パッド保持板115はシャフト112に
沿って上下方向移動可能であるので、刷版パッドユニッ
ト81の長さは可変である。そのためカセット30内の
刷版4の多寡に関わらず、刷版用吸着パッド82は刷版
4の表面に対して水平に密着することができる。
【0073】次にステップS.72に進み、制御部(図
示せず)は、刷版パッドユニット駆動モータ95にパル
ス信号を送り刷版パッドユニット81を低速でパルス数
2だけ移動させる。移動後の状態を図18に示す。刷版
パッドユニット81は第1,第2ピニオン98,99の
回転軸を中心に原点位置から約45度回転した状態で停
止するとともにX方向に移動している。また、刷版4は
刷版用吸着パッド82に吸着され、先端付近が湾曲して
いる。なお、刷版用吸着パッド82の吸着位置は刷版4
の先端そのものではなく、先端から所定距離だけ内側の
位置であるので、刷版4先端付近を大きく湾曲させるこ
とができる。
【0074】この状態で数秒間(たとえば、10秒間)
停止する(ステップS.74)。これは持ち上げた刷版
4の裏面に合紙5が付着している場合に備えるためであ
る。静電気などにより合紙5が刷版4の裏面に付着する
ようなことがまれにある。裏面に合紙5を付着させたま
まで刷版4を刷版記録装置3(図1参照)に送ると刷版
4に対して正常な画像記録が行えない。ステップS.7
4で刷版パッドユニット1が数秒間停止する間に、合紙
5は刷版4の湾曲部から徐々に剥がれカセット30内に
落下する。先述の通り、刷版4先端付近を大きく湾曲さ
せているので、刷版4裏面に合紙5が付着していたとし
ても合紙5は確実に落下する。なお、単に数秒間停止さ
せるのではなく、刷版パッドユニット81を小刻みに上
昇・下降させることにより、合紙5の落下を促進しても
よい。
【0075】つぎに、刷版パッドユニット81の高速上
昇を開始する(ステップS.76)。この作業に並行し
て制御部は中間センサ128がONになるか監視してい
る(ステップS.89)。中間センサ128がONにな
った状態を図19に示す。中間センサ128は、刷版パ
ッドユニット81の底面に固定された羽根133(図3
参照)によって間隙が遮断されONになる。
【0076】このとき、刷版パッドユニット81は刷版
4を吸着したときから約90度回動しており、かつ、第
1,第2ラック73、74の長手方向の略中間位置にま
で達している。ステップS.89にて中間センサ128
がONになると、合紙除去機構190による合紙除去処
理(ステップS.90〜S.134)が開始される。こ
うして、刷版パッドユニット81による刷版4の搬送
と、合紙除去機構190による合紙5の除去処理とが並
行して行われる。この刷版供給装置2では、刷版搬送が
完了する前に合紙5の除去を開始できるので作業効率が
よい。刷版パッドユニット81が一対の排出ローラ15
3、154に近づくとステップS.78に移り刷版パッ
ドユニット81の上昇は低速になる。しかしその前に合
紙除去処理が開始されているので先に合紙除去処理(ス
テップS.90〜S.134)について述べる。
【0077】(合紙除去工程)図14と図15、図2
0,図21を用いて説明する。最初に合紙パッドユニッ
ト191の高速下降を開始する(ステップS.92)。
その高速下降の中途で合紙用電磁弁20を閉鎖する(ス
テップS.94)。合紙パッドユニット191がカセッ
ト30に近づくと低速に移行する(ステップS.9
6)。吸着圧が所定圧以下になったかをステップS.9
8にて判断する。その後、ステップS.100で下降を
終了する。このとき、現在合紙パッドユニット81によ
って搬送されつつある刷版4のすぐ下の合紙5が、合紙
用吸着パッド231に吸着される。このときの状態を図
20に示す。
【0078】つぎに合紙パッドユニット191をパルス
数1だけ上昇させる(ステップS.102)。金属セン
サ232がONになったか確認する(ステップS.10
4)。このとき金属センサ232がONになったという
ことは、取り出された合紙5の裏面に刷版4が付着して
いたことを示している。すなわち、合紙5には通気性が
ある場合があるので、合紙用吸着パッド231が合紙5
を通して刷版4を吸着することがある。また、合紙5に
通気性がなくても、合紙5の裏面に強い静電気によって
刷版4が付着することがある。
【0079】ステップS.104にて金属センサ232
がOFFであった、すなわち合紙用吸着パッド231に
は合紙5のみが吸着した、と判断されれば、ステップ
S.106に進み、合紙パッドユニット191の高速上
昇を開始する。合紙用吸着パッド231がニップローラ
199と合紙排出ローラ206とのかみ合わせ位置と略
同一高さになると合紙パッドユニット191の上昇を停
止する(ステップS.108)。
【0080】次にニップモータ194(図5参照)を駆
動して、ニップローラ199を回動させる。すると、合
紙5の先端はニップローラ199と合紙排出ローラ20
6とによって挟み込まれる(ステップS.110)。そ
の後、合紙用電磁弁20を開放して合紙用吸着パッド2
31の吸引を停止する。
【0081】合紙パッドユニット191を再び上昇させ
原点位置に復帰させる(ステップS.114、S.11
6)。このときの状態を図21に示す。次に合紙排出モ
ータ204(図5参照)を作動させ合紙排出ローラ20
6の回転を開始する(ステップS.118)。すると合
紙5は上ガイド板234と下ガイド板235との間に送
られ、合紙排出孔53に向かって進行する。
【0082】所定時間後に合紙検出センサ207(図5
参照)がOFFになったか確認する(ステップS.12
0)。ここでONのままということは合紙5が正常に送
られていないということなので、合紙詰まりとみなして
エラー処理を行う(ステップS.122)。具体的には
合紙排出モータ204をOFFにすると共に、操作パネ
ル318(図1参照)に合紙詰まりである旨を表示して
操作者の注意を喚起し手作業による合紙除去を促す。所
定時間経過後に合紙検出センサ120がOFFならば合
紙5は正常に排出されたと判断して合紙排出モータ20
4の回転を停止させる(ステップS.124)。
【0083】一方、ステップS.104において、金属
センサ232がONになった場合には、取り出された合
紙5をカセット30に戻す(ステップS.126)。
【0084】カセット30の中には刷版4と合紙5とが
交互に収納され、かつカセット30の一番上の刷版4は
このとき刷版パッドユニット81により運ばれている最
中であるので、ステップS.104において検出された
のは、合紙5の裏面に付着した、カセット30の上から
2番目の刷版4である。その後、合紙用電磁弁20を開
放し合紙用吸着パッド231の作動を停止する(ステッ
プS.128)。
【0085】ステップS.126、S.128で合紙5
をカセット30に戻す操作が完了すると、合紙パッドユ
ニット191を再び上昇させて原点位置に復帰させる
(ステップS.130、132、134)。
【0086】(刷版排出)刷版パッドユニット191に
よる刷版搬出作業に説明を戻す。図13と図21を用い
て説明する。刷版パッドユニット191はステップS.
76において高速で上昇している。刷版用吸着ユニット
82が一対の排出ローラ153、154近傍に近づくと
低速上昇になる。図22に示すように、サポートローラ
120が案内斜面123,124に乗り上げることによ
って、刷版用吸着パッド82に吸着保持された刷版4の
先端は水平にされ一対の排出ローラ153、154の間
に挿入される。
【0087】一対の排出ローラ153、154の出口に
は排出センサ172と合紙センサ174、174とが配
置されている。排出センサ172は刷版4が一対の排出
ローラ153、154の間に確実にくわえ込まれたこと
を確認するためのセンサであり、光学的に刷版4の存在
を検知する。一方、合紙センサ174は、排出ローラ1
53、154の間にくわえ込まれた刷版4の表面または
裏面に合紙5が付着していないことを確認するためのセ
ンサである。排出ローラ153、154を通過した刷版
4の両面に1つずつ対向配置されたセンサであり、刷版
4と合紙5との光反射率の差、あるいは色の差を検出し
て刷版4の表面または裏面に付着した合紙5を検知する
ことができる。
【0088】ステップS.80にて排出センサ172が
ONになると刷版パッドユニット81は上昇を停止し
(ステップS.81)、続いて刷版用電磁弁19を開放
して刷版用吸着パッド82の吸引を停止する(ステップ
S.82)。
【0089】次のステップS.84にて合紙検出センサ
174が合紙5を検出しなかったならば、排出ローラ駆
動モータ166の所定時間の駆動を開始する(ステップ
S.86)。これにより一対の排出ローラ153、15
4、第1搬送ローラ157、第2搬送ローラ158が一
体的に所定時間回転する。刷版4は一対の排出ローラ1
53、154を通過し、斜面155、156上に沿って
搬送され、刷版記録装置3の第1搬送経路312に供給
される(図1参照)。
【0090】刷版4の後端は、一対の排出ローラ15
3、154による搬送が開始されるまでは刷版表面に留
まる。一対の排出ローラ153、154による水平方向
の搬送が開始されると刷版4の後端は残りの刷版表面か
ら離れる。しかし、刷版4には弾力があり、かつブレー
ド100によって支持されているので、刷版4の後端は
略垂直方向に移動する。
【0091】図24、図25、図26は、刷版用吸着パ
ッド82の吸着解除後、排出ローラ153、154によ
って刷版4が水平方向に送られているときの状態を時系
列で示したものである。これらの図に示されるように搬
出ローラ153、154による刷版4の搬送中も刷版4
の後端が残りの刷版を傷つけることがない。
【0092】一方、ステップS.84において合紙検出
センサ174がONになったときは刷版4の表面または
裏面に合紙5が付着していていたということであるの
で、ステップS.88にてエラー処理を行う。すなわ
ち、操作パネル318にその旨を表示し操作者の注意を
喚起し、刷版4の除去を促す。
【0093】その後、ステップS.1にて入力された刷
版装填枚数を参照し、カセット30に装填されたすべて
の刷版4が取り出されたかどうかを判断する(ステップ
S.130)。
【0094】以上で一組の刷版4と合紙5の取り出しが
完了する。図17〜図21から明らかなように、刷版4
は、刷版パッドユニットによってカセット30から取り
出された後、一対の排出ローラ153、154の間に挟
み込まれるまで、残りの刷版4と接する部分は停止した
ままである。そのため、取り出し中の刷版4の後端がカ
セット30内の別の刷版4の表面と擦れこれを傷つける
という問題は生じない。
【0095】なお、図21中2点鎖線によって示される
のは刷版パッドユニット81先端の移動軌跡である。刷
版パッドユニット81長さを半径とする仮想円を想定す
る。前記移動軌跡は、前記仮想円がカセット30内の刷
版4のX方向長さに沿って回転したときに前記仮想円上
の刷版把持点が形成するサイクロイドと一致している。
【0096】(減速比の決定方法)次に、ギヤボックス
96、97の減速比の決定方法について図23を用いて
説明する。図23は刷版パッドユニットと刷版との関係
を示す模式図である。図23では移動前の刷版パッドユ
ニットを移動後のものとを併記している。右側が移動前
であり左側が移動後である。刷版パッドユニットの回動
軸Pから先端までの長さをR、刷版の長さをLとする。
半径rのピニオンがラック上で回転することによって刷
版パッドユニットはX方向に移動する。刷版パッドユニ
ットのX方向の移動長は刷版長さと等しい距離Lであ
る。ピニオンの回転はギヤボックスで減速された後、刷
版パッドユニットの回動軸に伝達される。
【0097】ギヤボックスの減速比dは、ギヤボックス
の入力軸の回転数(=ピニオンの回転数)をギヤボック
スの出力軸の回転数(=刷版パッドユニットの回転数)
とを除した数と定義される。刷版パッドユニットが停止
するまでのX方向のピニオンの回転回数をnとすると、
次式が成り立つ。 L=2πr*n (式1) すなわち、ピニオンの円周長2πrと回転数nとの積は
刷版の長さLと等しい。
【0098】一方、この長さLは刷版パッドユニットの
長さRによっても定義できる。実際には、刷版パッドユ
ニット81は回動中に水平方向に移動するのであるが、
水平方向に停止したままで回動すると仮定すると、刷版
パッドユニット81は半径Rの仮想円を描く。刷版パッ
ドユニットの先端はサイクロイド曲線を描くものである
ので、前記仮想円はカセット内の刷版の表面を滑らずに
回転すると言える。刷版パッドユニット81による仮想
円は停止するまでに1/2回転するので次式が成り立
つ。 L=2πR*1/2 (式2) すなわち、刷版の長さLは刷版パッドユニットの仮想円
の円周長2πRに1/2を掛けた長さと等しい。
【0099】式1と式2とからピニオンの半径rと刷版
パッドユニット長さRとの関係を以下のように定義でき
る。 n=1/2*R/r (式3) ギヤボックスの減速比dはピニオンの回転数に刷版パッ
ドユニットの回転数(この場合1/2)の逆数を掛けた
数の逆数である。 d=1/2n (式4)
【0100】上記式3と式4とから、 d=r/R (式5) と定義できる。すなわち、ギヤボックスの減速比dは、
ピニオンの半径rを刷版パッドユニット長さRで除した
数に等しい。
【0101】なお、本装置では、ピニオンの回転中心と
刷版パッドユニットの回動中心とは一致しているが不一
致であっても本発明は実施可能である。
【0102】本装置では、ラックとピニオン、ギヤボッ
クスを使用しているので、単一の駆動源によって刷版パ
ッドユニットを回動させかつ水平方向に移動させること
ができる。しかも回動動作と水平方向動作とのタイミン
グ合わせは不要である。
【0103】なお、本刷版供給装置2はX方向長さが上
記L以下の刷版4も取扱可能である。X方向長さがL以
下の刷版4も、刷版パッドユニット81が刷版4を吸着
する位置を基準にしてカセット30に装填される。この
場合も、先に図8を用いて説明したように、持ち上げら
れている刷版4の残部はカセット30内の残りの刷版4
の表面に対して停止したままなので、残りの刷版4と擦
れ合ってこれを傷つける恐れがない。このように、本刷
版供給装置では、様々な長さの刷版4を使用する際で
も、刷版供給ユニと81の機構などを調整する必要がな
いので、多種サイズの刷版を続けて使用するような場合
に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の刷版記録システムの概略を
示す図である。
【図2】刷版供給装置の斜視図である。
【図3】刷版パッドユニットの一部の正面図である。
【図4】刷版パッドユニットの側面図である。
【図5】合紙排出ユニットの側面図である。
【図6】本発明の原理を示す概念図である。
【図7】刷版搬送の概念図である。
【図8】刷版搬送の概念図である。
【図9】刷版供給動作の概要を示すフローチャートであ
る。
【図10】判別工程を示すフローチャートである。
【図11】判別工程を示すフローチャートである。
【図12】刷版搬送工程を示すフローチャートである。
【図13】刷版搬送工程を示すフローチャートである。
【図14】合紙除去工程を示すフローチャートである。
【図15】合紙除去工程を示すフローチャートである。
【図16】刷版供給装置全体の断面図である。
【図17】刷版供給装置の要部断面図である。
【図18】刷版供給装置の要部断面図である。
【図19】刷版供給装置の要部断面図である。
【図20】刷版供給装置の要部断面図である。
【図21】刷版供給装置の要部断面図である。
【図22】一対の排出ローラ近傍に到達した刷版パッド
ユニットを示す概念的側面図である。
【図23】ギヤボックスの減速比の決定方法を説明する
ための模式図である。
【図24】搬送ローラ153、154による刷版搬送を
示す図面である。
【図25】搬送ローラ153、154による刷版搬送を
示す図面である。
【図26】搬送ローラ153、154による刷版搬送を
示す図面である。
【図27】本発明の従来技術を説明するための図面であ
る。
【符号の説明】
1 ...刷版記録システム 2 ...刷版供給装置 3 ...刷版記録装置 4 ...刷版 5 ...合紙 10 ...フレーム 17 ...真空ポンプ 19 ...刷版用電磁弁 20 ...合紙用電磁弁 53 ...合紙排出口 70 ...ローダ機構 71 ...第1側板 72 ...第2側板 73 ...第1ラック 74 ...第2ラック 79 ...第1ガイドシャフト 80 ...第2ガイドシャフト 81 ...刷版パッドユニット 82 ...刷版用吸着パッド 83 ...第1ブッシュ 84 ...第2ブッシュ 85 ...水平シャフト 86 ...第1ベルト 95 ...刷版パッドユニット駆動モータ 96 ...第1ギヤボックス 97 ...第2ギヤボックス 98 ...第1ピニオン 99 ...第2ピニオン 100...ブレード 101...入力軸 102...出力軸 104...第1突出部材 105...第2突出部材 106...リンク 107...リンク 108...ブラケット 111...第1垂直シャフト 112...第2垂直シャフト 115...パッド保持板 116...第1ガイド板 117...第2ガイド板 120...サポートローラ 121...回転軸 123...第1案内斜面 124...第2案内斜面 128...中間センサ 129...原点センサ 130...第1アーム部 131...第2アーム部 132...本体部 133...羽根 134...第2ベルト 136...垂直ベルト 150...搬送機構 151...側板 152...側板 153...排出ローラ(従動側) 154...排出ローラ(駆動側) 155...斜面 156...斜面 157...第1搬送ローラ 158...第2搬送ローラ 166...排出ローラ駆動モータ 172...排出センサ 174...合紙センサ 190...合紙除去機構 191...合紙パッドユニット 192...合紙排出ユニット 194...ニップモータ 199...ニップローラ 200...回動軸 204...合紙排出モータ 206...合紙排出ローラ 207...合紙検出センサ 210...第1ガイドシャフト 211...第2ガイドシャフト 212...ブラケット 217...原点センサ 219...第1スライダ 220...第2スライダ 225...第1垂直ベルト 226...第2垂直ベルト 227...合紙パッドユニット駆動モータ 228...水平ベルト 229...回転軸 231...合紙用吸着パッド 232...金属センサ 234...上ガイド板 235...下ガイド板 310...搬送ユニット 312...第1搬送経路 314...第2搬送経路 316...蓋部 318...操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F101 CA10 CE15 CE17 LA01 LB06 LB10 3F343 FA07 FA10 FA14 FB01 FC17 GA01 GB01 GC01 GD01 HA12 HB04 JB02 JB17 JB18 JB20 JB24 JB27 JB28 LA04 LA17 LB06 LC19 LD07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層された複数の刷版から刷版を一枚ずつ
    取り出し排出口まで搬送する刷版供給装置において、 前記刷版の長さ方向と略平行に伸びる案内部材と、 前記案内部材に沿って移動するベース部材と、 前記ベース部材上に設けられた回動軸を中心として回動
    し、かつ前記刷版の端部近傍を把持する刷版把持部材
    と、 前記案内部材に沿って前記ベース部材を移動させるベー
    ス部材送り手段と、 前記刷版把持部材を回動させる回動手段と、を備え、 前記ベース部材送り手段と前記回動手段とは、前記刷版
    把持部材が前記排出口まで刷版を搬送するまでの前記刷
    版把持部材の刷版把持点が、前記刷版把持部材長さを半
    径とする仮想円が残りの刷版に接して回転したと仮定し
    たときに前記仮想円上の一点が形成する曲線と一致する
    ように、前記ベース部材を移動させかつ前記刷版把持部
    材を回動させるものであることを特徴とする刷版供給装
    置。
  2. 【請求項2】前記刷版把持部材は刷版を把持後、排出口
    にて刷版を開放するまでに180度回動するものであ
    り、 前記刷版は、前記仮想円の半径をRとしたときπR以下
    の長さを有することを特徴とする請求項1記載の刷版供
    給装置。
  3. 【請求項3】前記刷版は支持層と画像記録層とからなる
    もので、前記刷版は画像記録層を下にして水平に積層さ
    れており、前記刷版把持部材は前記刷版の支持層を把持
    するものであることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の刷版供給装置。
  4. 【請求項4】前記案内部材はラックを含み、 前記回動手段は、前記ラックに歯合しつつ前記ベース部
    材上で回転するピニオンと、前記ピニオンの回転軸に連
    結し該ピニオンの回転数を減らした回転数で前記アーム
    部材を回動させる減速部材とを含むことを特徴とする請
    求項1または請求項2または請求項3記載の刷版供給装
    置。
  5. 【請求項5】前記減速部材は、前記ピニオンの半径rを
    前記仮想円の半径Rで除した比で減速した速度でその入
    力軸の回転数を減速させて前記刷版把持部材を回動させ
    るものであることを特徴とする請求項4記載の刷版供給
    装置。
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