JP2000247395A - 日本酒小分売り装置 - Google Patents

日本酒小分売り装置

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JP2000247395A
JP2000247395A JP11052533A JP5253399A JP2000247395A JP 2000247395 A JP2000247395 A JP 2000247395A JP 11052533 A JP11052533 A JP 11052533A JP 5253399 A JP5253399 A JP 5253399A JP 2000247395 A JP2000247395 A JP 2000247395A
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JP
Japan
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sake
tank
storage tank
pressure
liquor
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Application number
JP11052533A
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English (en)
Inventor
Morihide Masuda
田 盛 英 増
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MASUDA SHOJI KK
Original Assignee
MASUDA SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】酒収容タンク8内から日本酒を小分瓶20に注
入することにともない、タンク内に大気が侵入して酒を
劣化させることを防止する。 【解決手段】タンク8と窒素ガス封入ボンベ24とを連
結し、そのガス圧力により酒をタンク8から瓶20に移
動させると同時にタンク内空間を窒素ガスで満たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は多量の日本酒を収容
したタンクからその酒を小瓶などに小分して小売りする
ことを可能ならしめる日本酒小分売り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、日本酒の小売り量単位は一升瓶売
りである。しかしながら、高価な高級日本酒の場合は一
升瓶よりも少量売りが望まれる場合が多い。この要望に
計り売り方式で応えるため、従来は、比較的大きな主タ
ンクに日本酒、特に生酒を詰め、この主タンク内と注ぎ
口装置とを管路でつなぎ、重力差で主タンク内の酒を注
ぎ口装置から、一升瓶、720ミリリットル瓶、或いは
300ミリリットル瓶等の所望の容量の小分容器に酒を
移しこれを小売りする装置が開発された。この装置では
主タンクがジャケットで覆われ、このジャケットに冷凍
サイクル設備を介して冷却水を循環させることにより主
タンクを冷却し雑菌の繁殖を阻止するようになってい
る。他の従来例として、ジャケットを冷蔵庫に置き替え
たものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の装置で
は、主タンクから酒を小分容器に落差で移動させるた
め、主タンクの位置を高くする必要があるためその安定
性を保つ構造上の工夫を要し、また、主タンク冷却設備
が大型であり、更に、酒の小分容器への移し替えに伴な
い主タンクの大気量が増加し、酸化による品質劣化が懸
念される。
【0004】本発明の目的は、タンクに貯蔵された酒の
大気侵入による品質劣化を軽減でき、且つ、装置が比較
的簡単で小型になる日本酒小分売り装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による日本酒小分
売り装置は、冷凍サイクルを搭載した冷蔵庫と、酒中に
金属成分が溶出せず且つ鉄よりも熱伝導率が高い金属材
料からなるとともに前記冷蔵庫の庫内に配置されるもの
であって日本酒を収容する密閉可能な酒収容タンクと、
瓶など小分容器を載置する容器受け棚を備えた支持体
と、窒素ガスまたはアルゴンガスを大気圧よりも高圧に
封入したボンベと、このボンベのガスを前記酒収容タン
クに内に送りこの酒収容タンク内の圧力を上昇させるガ
ス供給管路と、前記酒収容タンク内に送り込むガス圧を
調整する圧力調整装置と、前記支持体側に設けられ開閉
操作される注ぎ口装置と、この注ぎ口装置と前記酒収容
タンクとの間を連通するように設けられ、前記注ぎ口装
置が開放操作されたときに酒収容タンク内の酒にこれを
タンク内圧力により前記注ぎ口装置から前記容器受け棚
上の小分容器に向け押し出す作用を及ぼす酒吐出管とか
らなる。
【0006】この装置によれば、酒収容タンク内にボン
ベから高圧ガスが供給されている状態で、容器受け棚の
上に所望容量の瓶など小分容器を載置し注ぎ口装置を開
放操作すると、タンク内の酒がガス圧によって小分容器
に吐出される。酒収容タンク中、小分容器の移動された
分量の空間に窒素ガス(またはアルゴンガス)が充満さ
れる、いわゆる、酒の窒素ガスへの置換がおこなわれ
る。これにより、タンクには大気の侵入が起こらないの
で、その酸素による酒の品質劣化が阻止、または大幅に
軽減される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照しながら説明する。図1或いは図2に示すよ
うに冷蔵庫1は通常の家庭用冷蔵庫と同様に断熱箱2及
び冷凍サイクル3からなり、この冷凍サイクル3はコン
プレッサ4、コンデンサ5及び蒸発器6からなる。蒸発
器6は冷蔵庫1の庫内7の上方奥に配置され、コンプレ
ッサ4の運転に伴ない庫内7を冷却するようになってい
る。この庫内7には密閉タンクである酒収容タンク8が
その支え棚9上に載置される。酒収容タンク8は金属が
酒中に溶出しない金属材料で且つ、容易に冷却できるよ
うに鉄よりも熱伝導率が高く、しかも軽量な金属例えば
チタンからなる。しかし、チタン合金であってもよく、
また、使用環境によってはステンレス製であってもよ
い。図5に示すように、この酒収容タンク8の上端には
筒状口金10が溶接されこれにキャップ11がねじ込み
により着脱可能に挿着されている。このキャップ11に
は第1の連結短管12及び第2の連結短管13が設けら
れ、第1の連結短管12のタンク内端にはタンク底面に
ほぼ届く長さのシリコンゴム製のチューブ14が連結さ
れ、また、その外端にシリコンゴム製チューブからなる
酒吐出管15の一端が連結され、その他端が各種部材の
支持体をも兼ねた冷蔵庫1の断熱箱2の側壁の一種であ
る断熱扉2aの外側に配置された注ぎ口装置16に連結
されている。この断熱扉2aの外側中、すなわち前面側
中、前記注ぎ口装置16の下方には、容器受け棚17が
その断熱扉2aに複数段、例えば三段に設けられた係合
穴部材18と棚17に設けられたフック部材19aとの
係合を介して所望の段に取り外し可能に支持される(図
6参照)。この容器受け棚17は図6に示すように上面
開口部に小分容器である瓶20を受ける多孔板18を配
置した容器状をなし、この多孔板19上に載置された瓶
20や、注ぎ口装置16からこぼれた酒を受けるように
なっている。注ぎ口装置16から案内チューブ21が垂
下され、その下端は、下段位置Aの容器受け棚17に載
置された一升瓶20の口元付近迄挿入され、また、中段
位置Bに付け替えられた時の容器受け棚17に載置され
た720ミリリットル瓶20の口元付近迄挿入され、更
に、最上段C位置に付け替えらた時の容器受け棚17に
載置された300ミリリットル瓶20の口元付近迄挿入
される長さとなるように、各段A、B、Cの位置との相
対関係によって決められている。
【0008】さて、前記キャップ11の第2の連結短管
13にはガス供給管路であるホース21の一端が連結さ
れ、その他端は開閉弁22及びガス圧力調整装置すわな
ち圧力調整弁23を介してガスボンベ24に連通され
る。このガスボンベ24には、窒素ガスが高圧状態で封
入されている。しかしながら、この窒素ガスに代えアル
ゴンガスであってもよい。第1の圧力計25はガスボン
ベ24内のガス圧力を計測して表示し、第2の圧力計は
ガスボンベ24からホース21に供給されるガス圧力、
すなわち酒収容タンク8内の圧力を計測し表示する。こ
のガスボンベ24の下端外周には、衝撃による変形を防
護する保護枠27が嵌められている。
【0009】次に、上記構成の装置の取扱いについて説
明する。酒収容タンク8内には日本酒、特に火入れ前の
生酒が収容され冷蔵庫1の庫内7で冷却されている。開
閉弁22を開放操作して酒収容タンク8内にボンベ24
から窒素ガスをホース21を通じて供給すると共に、圧
力調整弁23を操作して酒収容タンク8内の圧力を最低
でも大気圧以上の例えば、0.02〜0.03キログラ
ム/ 平方センチメートルに保っておく。酒を小分し小売
する場合は、希望の小分け量が720ミリリットルであ
れば、容器受け棚17を中段Bに設置替えした上で、こ
れに720ミリリットル瓶20を載せ、注ぎ口装置16
をそのレバー16aを操作して開放する。すると、酒収
容タンク8内の酒がタンク内圧と大気圧との圧力差によ
りチューブ14及び酒吐出管15内を通り、注ぎ口装置
16に連結された案内チューブ21から瓶20内に注が
れる。小分容器が一升瓶の場合は、容器受け棚17を下
段Aに移し替え、また、300ミリリットル瓶の場合
は、上段Cに移し替え、上記同様の操作を行う。
【0010】小売に伴なって酒収容タンク8内の液面が
低下することにともない生じた液面上の空間は常に窒素
ガスで満たされる。その結果、タンク8内の酒が大気の
酸素と接触することがないので、酒の酸化劣化を防止す
ることができる。もちろん、酒収容タンク8内の酒が生
酒ではあるが、冷蔵庫1内で冷却されているので、雑菌
の繁殖を抑制することができるので、小売用に長時間待
機が可能になる。特に、酒収容タンク8が熱伝導性の高
いチタン製であるから短時間冷却が可能になり、酒収容
タンク8への酒の補充に伴なう冷却待機時間が短くてす
む。また、酒収容タンク8の冷却手段が量産性に富む家
庭用冷蔵庫と同様の構成であること、また、酒収容タン
ク8からの酒の吐出を落差式ではなく圧力差式によって
行うのでタンク位置が低くて済み、総じて装置の構成が
簡単、小型、且つ安価なものになる。更に、小分容器で
ある瓶20の大きさが変化しても、その口元位置と注ぎ
口装置16との間隔がそれ程大きくは変化しないので、
注ぎ作業が簡単になる。
【0011】
【発明の効果】本発明の小分売り装置によれば、酒収容
タンク内の空間が常に窒素ガス或いはアルゴンガスで満
たされるので、酒の劣化を防止でき、また、装置全体の
構成が簡単且つ小型になり、更に酒の注ぎ作業が簡単に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装置全体の斜視図
【図2】 図1と異なる状態で示す装置全体の斜視図
【図3】 ボンベを除いて示す装置全体の概略断面図
【図4】 酒収容タンクとボンベとの配管図
【図5】 酒収容タンクの破断拡大断面図
【図6】 容器受け棚部分の分解縦断面図
【符号の説明】
1は冷蔵庫、3は冷凍サイクル、8は酒収容タンク、1
5は酒吐出管、17は容器受け棚、20は瓶(小分容
器)、21はホース(ガス供給管路)、23は圧力調整
弁(圧力調整装置)、24はボンベ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍サイクルを搭載した冷蔵庫と、酒中に
    金属成分が溶出せず且つ鉄よりも熱伝導率が高い金属材
    料からなるとともに前記冷蔵庫の庫内に配置されるもの
    であって日本酒を収容する密閉可能な酒収容タンクと、
    瓶など小分容器を載置する容器受け棚を備えた支持体
    と、窒素ガスを大気圧よりも高圧に封入したボンベと、
    このボンベのガスを前記酒収容タンクに内に送りこの酒
    収容タンク内の圧力を上昇させるガス供給管路と、前記
    酒収容タンクに内に送り込むガス圧を調整する圧調整装
    置と、前記支持体側に設けられ開閉操作される注ぎ口装
    置と、この注ぎ口装置と前記酒収容タンクとの間を連通
    するように設けられ、前記注ぎ口装置が開放操作された
    ときに酒収容タンク内の酒にこれをタンク内圧力により
    前記注ぎ口装置から前記容器受け棚上の小分容器に向け
    押し出す作用を及ぼす酒吐出管とからなる日本酒小分売
    り装置。
  2. 【請求項2】前記容器受け棚は前記注ぎ口装置に対する
    相対的高さが調節可能であるように配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の日本酒小分売り装置。
  3. 【請求項3】前記酒収容タンクがチタンまたはチタン合
    金からなることを特徴とする請求項1または2に記載の
    日本酒小分売り装置。
  4. 【請求項4】前記支持体が前記冷蔵庫の側壁またはその
    扉であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    1つに記載の日本酒小分売り装置。
JP11052533A 1999-03-01 1999-03-01 日本酒小分売り装置 Pending JP2000247395A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012158350A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Honda Motor Co Ltd 粘性材料の補給方法
JP2013151307A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Kukai:Kk 飲料用ディスペンサー
CN107619016A (zh) * 2017-10-29 2018-01-23 上海爱杯网络科技有限公司 一种具有管路抑菌功能的智能葡萄酒保鲜机
CN108862181A (zh) * 2018-07-12 2018-11-23 山东新贵科技股份有限公司 酒液输送系统
CN113603040A (zh) * 2021-08-04 2021-11-05 淄博海关综合技术服务中心 一种原浆酒检测分装装置

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