JP2000246865A - 印刷スクリーンの高さ調整治具 - Google Patents

印刷スクリーンの高さ調整治具

Info

Publication number
JP2000246865A
JP2000246865A JP11053709A JP5370999A JP2000246865A JP 2000246865 A JP2000246865 A JP 2000246865A JP 11053709 A JP11053709 A JP 11053709A JP 5370999 A JP5370999 A JP 5370999A JP 2000246865 A JP2000246865 A JP 2000246865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
height
height adjusting
jig
printing screen
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11053709A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Hirano
高昭 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11053709A priority Critical patent/JP2000246865A/ja
Publication of JP2000246865A publication Critical patent/JP2000246865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定者に依存せず、効率よく、高精度で印刷
スクリーンの高さ調整を行えるようにする。 【解決手段】 吸着テーブル116の表面に接触するこ
となく高さ調整部材132上に載置して4つの高さ調整
部材132により支持可能な基体4と、基体4に取り付
けられ、各高さ調整部材132ごとに各高さ調整部材1
32に近い箇所でテーブル116の表面から基体4まで
の高さに係わる距離を測定する測定手段とを備えてい
る。測定手段は4つのダイヤルゲージ6から成り、各高
さ調整部材132ごとに設けられている。基体4はおお
むね矩形の枠体と、枠体の対向する辺部の間に相互に間
隔をおいて渡された2本の梁を含み、各梁にそれぞれ2
つのダイヤルゲージ6が相互に間隔をおいて取り付けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷スクリーンに関
し、特に印刷スクリーン枠を支持する高さ調整部材の高
さを調整するための治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は回路基板に部品を実装する製造ラ
インを示す構成図である。回路基板は基板供給装置10
2によって、まずクリーム半田印刷機104に供給さ
れ、そこで表面にクリーム半田が印刷される。その後、
回路基板は高速マウンタ106に送られて電子部品が装
着され、さらに異形マウンタ108で形状が特殊な部品
が装着される。そして、リフロー炉110で加熱され、
クリーム半田が溶融して各電子部品の半田付けが行われ
る。半田付けが終了した回路基板は、検査機112で部
品が正しく実装されたか否かが検査され、合格品は基板
収納装置114に収納される。
【0003】図8はクリーム半田印刷機104における
クリーム半田の印刷工程を示す側面図である。図8に示
したように、回路基板115は吸着テーブル116上に
載置され、吸引により吸着テーブル116上に固定され
る。回路基板の上にはメタルスクリーン118(印刷ス
クリーン)が載置され、メタルスクリーン118上で、
クリーム半田120がスキージ122により例えば矢印
Aの方向に移動される。クリーム半田120はスキージ
122のホルダ124に保持されたスキージゴム126
で押されて移動し、その結果、メタルスクリーン118
の開口部128を通じて回路基板115の表面にクリー
ム半田120が塗布される。
【0004】図9の(A)ないし(D)はクリーム半田
印刷機104におけるクリーム半田120の印刷を詳し
く示す工程図である。図9の(A)に示したように、回
路基板115がまず吸着テーブル116上に位置決めし
て固定され、そして、クリーム半田120が載置された
メタルスクリーン118およびスキージ122が準備さ
れる。次に、図9の(B)に示したように、メタルスク
リーン118が回路基板上に配置され、スキージ122
によりメタルスクリーン118上のクリーム半田120
が移動される。そして、図9の(C)に示したように、
スキージ122をメタルスクリーン118上で一端から
他端へと移動させ、メタルスクリーン118の各開口部
128を通じて回路基板上の必要箇所にクリーム半田1
20が塗布される。その後、図9の(D)に示したよう
に、吸着テーブル116を下降させて回路基板115を
メタルスクリーン118から離脱させ、クリーム半田の
印刷を完了する。
【0005】図10の(A)ないし(C)は回路基板に
印刷されたクリーム半田120を示す拡大断面側面図で
ある。図10の(A)は、クリーム半田120が正しく
印刷された状態を示しており、クリーム半田120は均
一な高さに印刷されている。一方、図10の(B)およ
び(C)はクリーム半田120の印刷が不良の場合を示
しており、図10の(B)では、クリーム半田120の
量が少なすぎ、図10の(C)では逆にクリーム半田1
20の量が過多となっている。そして、クリーム半田1
20の量が少ないと電子部品が確実に半田付けされない
ことになり、逆に多すぎると、例えば半田ブリッジなど
により近接する回路パターンとの間でショートが生じた
りする。
【0006】このようなクリーム半田量の過不足が生じ
ないようにするためには、メタルスクリーン118を回
路基板115に対して正確に平行に配置し、また回路基
板との間の隙間を精度よく設定する必要がある。メタル
スクリーン118と回路基板との位置関係は従来よりメ
タルスクリーン118の固定枠に設けられた高さ調整部
材により行われている。そこで、まずクリーム半田印刷
機104におけるメタルスクリーン118周辺について
詳しく説明する。
【0007】図11は吸着テーブル116を示す平面
図、図12はメタルスクリーン118の固定枠130を
示す平面図、図13はメタルスクリーン118の固定枠
130を吸着テーブル116を内側にして配置した状態
を示す平面図、図14はメタルスクリーン118を示す
平面図、図15は図13の状態の固定枠の内側に図14
のメタルスクリーン118を配置した状態を示す平面図
である。また、図16は吸着テーブル116、メタルス
クリーン118の固定枠130、ならびにメタルスクリ
ーン118などを示す断面側面図である。
【0008】図12などに示したように、メタルスクリ
ーン118の固定枠130は矩形に形成され、内側の各
角部に高さ調整部材132が取り付けられている。高さ
調整部材132は、固定枠130の角部において内側に
延出する支持片134上にそれぞれ装着されている。高
さ調整部材132は、図16に示したように、頭部13
6と、頭部136の下方に突出するネジ部138を含
み、ネジ部138を上記支持片134に形成された孔に
挿通し、ナット140を螺着することで支持片134に
固定されている。そして、頭部136の上面は通常、若
干傾斜して形成されている。
【0009】図16に示したように、メタルスクリーン
118のメタルスクリーン本体142は、図14などに
示したように矩形のメタルスクリーン枠144の内側に
配置されてメタルスクリーン枠144の下面部において
外周部がメタルスクリーン枠144に固定されている。
【0010】メタルスクリーン118の固定枠130
は、図13に示したように吸着テーブル116を内側に
して配置され、さらに固定枠130の内側に、メタルス
クリーン118が、図15に示したように配置される。
このとき、メタルスクリーン枠144は、図16に示し
たように、各角部の下面が各高さ調整部材132の頭部
136の上面にそれぞれ当接した状態で、高さ調整部材
132により回路基板115上に支持される。
【0011】ここで、クリーム半田量の過不足が生じな
いようにするためには、上述のようにメタルスクリーン
118を回路基板に対して正確に平行に配置し、また回
路基板との間の隙間を精度よく設定する必要がある。そ
のため、クリーム半田120の印刷に先立って、各高さ
調整部材132の高さ調整が行われる。
【0012】図17は高さ調整部材132の高さ調整が
いかに行われるかを示す図である。詳しくは、図17の
(A)は吸着テーブル116をピックテスタ146と共
に示す斜視図、(B)は高さ調整部材132周辺をピッ
クテスタと共に示す斜視図、(C)は高さ調整部材13
2周辺を示す部分断面側面図である。
【0013】この調整には従来よりピックテスタ146
が用いられており、図17の(A)に示したように、ま
ず吸着テーブル116の高さを測定し、その後、図17
の(B)に示したように各高さ調整部材頭部136の頂
部136Aの高さを測定して、これらの測定結果にもと
づき、図17の(C)に示したナット140の締め付け
具合により高さ調整部材132の高さが調整される。そ
して、各高さ調整部材132ごとに、測定、調整、測定
を繰り返し、しだいに必要な精度に近づけていく。従来
は4箇所の調整を完了するのに2〜3時間を要してい
た。
【0014】なお、測定の際、例えば図13に示した左
上の高さ調整部材132の高さを調整するときは、吸着
テーブル116の左上の角部近傍における吸着テーブル
116の高さを測定して基準とし、右上の高さ調整部材
132に対しては吸着テーブル116の右上の角部近傍
を基準にする。同様に、右下の高さ調整部材132に対
しては吸着テーブル116の右下の角部近傍を基準と
し、左下の高さ調整部材132に対しては吸着テーブル
116の左下の角部近傍を基準とする。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高さ調整部材
132の頭部136の上面は上述のように傾斜してお
り、また微細な凹凸があるため、高さ調整部材頭部の頂
部の高さをピックテスタ146により測定することは容
易ではない。そのため、同一の測定者が測定を行っても
測定結果が測定ごとに異なり安定しないという問題があ
った。また、測定者の技能レベルによって測定精度に大
きな差が生じていた。さらに、測定者の技能レベルによ
って調整に要する時間が大幅に異なっていた。そして、
4箇所の高さ調整部材132に対して個別に調整を行う
ため、各高さ調整部材132で要求精度(0〜−0.0
3mm程度)を満たしても、メタルスクリーン枠144
を高さ調整部材132上に載置した際、高さ調整部材1
32間の高さの差は最大で0.03mmとなり、ガタツ
キが生じてクリーム半田120の印刷に悪影響が生じる
場合があった。また、吸着テーブル116と高さ調整部
材132の両方で測定を行うため、測定装置を移動させ
る必要があり、このことも測定精度が低下する要因とな
っていた。さらに、充分な精度を確保することが難しい
ことから、クリーム半田印刷機104ごとの精度のバラ
ツキが生じ、製品の品質安定に不利であった。本発明は
このような問題を解決するためになされたもので、その
目的は、測定者に依存せず、効率よく、高精度で印刷ス
クリーンの高さ調整を行えるようにする印刷スクリーン
の高さ調整治具を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、印刷対象を載置するテーブルを囲んで配置
され印刷スクリーン枠の下面に当接して前記印刷スクリ
ーン枠を支持する複数の高さ調整部材の高さを調整する
ための印刷スクリーンの高さ調整治具であって、前記テ
ーブルの表面に接触することなく前記複数の高さ調整部
材上に載置して前記高さ調整部材により支持可能な基体
と、前記基体に取り付けられ、各高さ調整部材ごとに高
さ調整部材に近い箇所で前記テーブルの表面から前記基
体までの高さに係わる距離を測定する測定手段とを備え
たことを特徴とする。
【0017】本発明の印刷スクリーンの高さ調整治具に
より高さ調整部材の高さを調整する際には、基体を、テ
ーブルの表面に接触することなく複数の高さ調整部材上
に載置して高さ調整部材により支持し、その状態で、基
体に取り付けられた測定手段によって、各高さ調整部材
ごとに各高さ調整部材に近い箇所でテーブルの表面から
基体までの高さに係わる距離を測定する。したがって、
本発明の印刷スクリーンの高さ調整治具を用いた場合に
は、従来のように高さ調整部材の頂部の高さを測定装置
によって直接測定する必要がない。また、測定は基体に
取り付けられた測定手段によって行うので、従来のよう
に測定者が測定装置を移動させる必要がない。すなわ
ち、本発明の高さ調整治具を高さ調整部材上に載置する
のみで測定を行え、その状態で測定結果にもとづいて各
高さ調整部材を調整すれば、調整作業は完了する。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による印刷ス
クリーンの高さ調整治具の一例を示す断面側面図、図2
は同平面図、図3は高さ調整部材周辺を詳しく示す部分
断面側面図である。なお、図12ないし図16などと同
一の要素には同一の符号が付されており、それらに関す
る説明はここでは省略する。
【0019】この高さ調整治具2は、図14などに示し
たメタルスクリーン118の固定枠130に設けられた
高さ調整部材132の高さを調整するためのものであ
り、図1ないし図3に示したように、吸着テーブル11
6の表面に接触することなく高さ調整部材132上に載
置して4つの高さ調整部材132により支持可能な基体
4と、基体4に取り付けられ、各高さ調整部材132ご
とに各高さ調整部材132に近い箇所でテーブル116
の表面から基体4までの高さに係わる距離を測定する測
定手段とを備えている。この測定手段は4つのダイヤル
ゲージ6から成り、各高さ調整部材132ごとに設けら
れている。
【0020】基体4はおおむね矩形の枠体8と、枠体8
の対向する辺部10の間に相互に間隔をおいて渡された
2本の梁12を含み、各梁12にそれぞれ2つのダイヤ
ルゲージ6が相互に間隔をおいて取り付けられている。
各ダイヤルゲージ6の先端部14は梁12の下面より下
方に突出し、図1、図3に示したように、基体4を高さ
調整部材132上に載置したとき、吸着テーブル116
の表面に当接する。基体4を構成する枠体8の角部16
(図2)の下面にはそれぞれ足部18が下方に突設さ
れ、足部18の下面20(図3)は平坦で、かつ枠体8
の延在面とほぼ平行であり、高さ調整部材132の上面
より広い面積を有している。
【0021】図4は高さ調整治具2を定盤上に載置した
状態を示す平面図、図5は同側面図、図6は定番上に載
置された高さ調整治具2の足部18周辺を示す拡大側面
図である。図4に示したように高さ調整治具2を定盤2
2上に載置したとき、各足部18の下面20は、図5に
示したように、すべて定盤22の表面に隙間なく接触す
る。また、図6に示したように、このとき4つのダイヤ
ルゲージ6はすべて、指針24が0を指示するように調
整されている。
【0022】このように構成された高さ調整治具2によ
り固定枠130の高さ調整部材132の高さを調整する
場合には、図1ないし図3に示したように、各足部18
の下面20が各高さ調整部材132の上に配置されるよ
うにして基体4を固定枠130の内側に配置する。その
結果、各ダイヤルゲージ6の先端部14は吸着テーブル
116の表面に当接し、各ダイヤルゲージ6の指針24
は測定値を指示する。ダイヤルゲージ6は、上述のよう
に、高さ調整治具2を定盤22上に配置したたとき、指
針24が0を指示するように調整されているので、それ
ぞれの測定個所において吸着テーブル116の高さと、
近接する高さ調整部材132の高さとの間に差が存在す
る場合には、図3などに示したように、指針24は、そ
の差に応じた数値を指示することになる。
【0023】したがって、各高さ調整部材132ごと
に、各高さ調整部材132に近接するダイヤルゲージ6
の読みが必要な値になるように高さ調整部材132の高
さをそれぞれ調整すれば、高さ調整部材132の高さ調
整は完了する。すなわち、本実施の形態例の高さ調整治
具2を用いた場合には、従来のように高さ調整部材13
2の頂部の高さを測定装置によって直接測定する必要が
ない。また、測定は基体4に取り付けられたダイヤルゲ
ージ6によって行うので、従来のように測定者が測定装
置を移動させる必要がない。そのため、高さ調整治具2
を高さ調整部材132上に載置するのみで測定を行え、
その状態で測定結果にもとづいて各高さ調整部材132
を調整すれば、調整作業が完了する。そして、本実施の
形態例では、足部18の下面20は平坦であり、高さ調
整部材132の上面より面積が広いので、高さ調整部材
132の上面の傾斜や微細な凹凸の影響を受けることな
く高さを測定できる。
【0024】したがって、本実施の形態例では、高さ調
整部材132の高さの測定および調整をきわめて容易に
行うことができる。そのため、同一の測定者が測定を行
っても測定結果が測定ごとに異なり安定しないという問
題は解決する。また、測定者の技能レベルに依存せずに
高い測定精度を確保することができる。さらに、測定者
の技能レベルによらずに、短時間で測定・調整を完了さ
せることができ、実測によると20〜30分で4箇所す
べての調整を完了できた。そして、4箇所の高さ調整部
材132に対して同時に高さを測定して調整を行えるの
で、高さ調整部材132間の高さの差を小さくすること
が容易であり、メタルスクリーン枠144を高さ調整部
材132上に載置した際のガタツキの問題も解決でき
る。また、測定装置を移動させる必要がないので、この
点でも測定精度が向上する。さらに、充分な精度を確保
できることから、クリーム半田印刷機ごとの精度のバラ
ツキにより製品の品質が安定しないという問題も解決す
る。
【0025】なお、本実施の形態例では測定手段として
ダイヤルゲージ6を用いたが、基体4からテーブルまで
の距離を測定できるものであれば任意の測定手段を用い
ることができ、例えばピックテスタなどを使用すること
も可能である。また、本実施の形態例のように4つの測
定装置を用いる代わりに、1つの測定装置をリニアガイ
ドや、スライド機構などにより移動可能にして、吸着テ
ーブル116上の各位置で測定する構成とすることも可
能である。さらに、本実施の形態例では足部18が高さ
調整部材132に対して面接触させる構造としたが、高
さ調整部材132の形状などの条件によっては点接触さ
せたり、あるいは、さらに広い面積で面接触させる構造
とすることも可能である。また、足部18の数も4に限
らず、対象に応じて種々に変更すればよい。
【0026】そして、本実施の形態例では基体4を矩形
の枠体8により構成したが、三角形、五角形、六角形、
円形、半円形など種々の形状の枠体、あるいは板体など
により構成することも可能である。また、ダイヤルゲー
ジ6の目盛りは、本実施の形態例では、定盤22上に高
さ調整治具2を配置したとき0を指示するように調整さ
れているとしたが、測定箇所や目的に合わせて、種々の
値を指示するように調整しておくこも無論可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の印刷スクリ
ーンの高さ調整治具により高さ調整部材の高さを調整す
る際には、基体を、テーブルの表面に接触することなく
複数の高さ調整部材上に載置して高さ調整部材により支
持し、その状態で、基体に取り付けられた測定手段によ
って、各高さ調整部材ごとに各高さ調整部材に近い箇所
でテーブルの表面から基体までの高さに係わる距離を測
定する。したがって、本発明の印刷スクリーンの高さ調
整治具を用いた場合には、従来のように高さ調整部材の
頂部の高さを測定装置によって直接測定する必要がな
い。また、測定は基体に取り付けられた測定手段によっ
て行うことができ、従来のように測定者が測定装置を移
動させる必要がない。すなわち、本発明の高さ調整治具
を高さ調整部材上に載置するのみで測定を行え、その状
態で測定結果にもとづいて各高さ調整部材を調整すれ
ば、調整作業は完了する。
【0028】このように、本発明の印刷スクリーンの高
さ調整治具では、高さ調整部材の高さの測定および調整
をきわめて容易に行うことができる。そのため、同一の
測定者が測定を行っても測定結果が測定ごとに異なり安
定しないという問題は解決する。また、測定者の技能レ
ベルに依存せずに高い測定精度を確保することができ
る。さらに、測定者の技能レベルによらずに、短時間で
測定・調整を完了させることができる。そして、複数箇
所の高さ調整部材に対して同時に高さを測定して調整を
行えるので、高さ調整部材間の高さの差を小さくするこ
とが容易であり、印刷スクリーン枠を高さ調整部材上に
載置した際のガタツキの問題も解決できる。また、測定
装置を移動させる必要がないので、この点でも測定精度
が向上する。さらに、充分な精度を確保できることか
ら、例えばクリーム半田印刷機ごとの精度のバラツキに
より製品の品質が安定しないという問題も解決する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷スクリーンの高さ調整治具の
一例を示す断面側面図図である。
【図2】本発明による印刷スクリーンの高さ調整治具の
一例を示す平面図である。
【図3】高さ調整部材周辺を詳しく示す部分断面側面図
である。
【図4】高さ調整治具を定盤上に載置した状態を示す平
面図である。
【図5】高さ調整治具を定盤上に載置した状態を示す側
面図である。
【図6】定番上に載置された高さ調整治具の足部周辺を
示す拡大側面図である。
【図7】回路基板に部品を実装する製造ラインを示す構
成図である。
【図8】クリーム半田印刷機におけるクリーム半田の印
刷工程を示す側面図である。
【図9】(A)ないし(D)はクリーム半田印刷機にお
けるクリーム半田の印刷を詳しく示す工程図である。
【図10】(A)ないし(C)は回路基板に印刷された
クリーム半田を示す拡大断面側面図である。
【図11】吸着テーブルを示す平面図である。
【図12】メタルスクリーンの固定枠を示す平面図であ
る。
【図13】メタルスクリーンの固定枠を吸着テーブルを
内側にして配置した状態を示す平面図である。
【図14】メタルスクリーンを示す平面図である。
【図15】図13の状態の固定枠の内側に図14のメタ
ルスクリーンを配置した状態を示す平面図である。
【図16】吸着テーブル、メタルスクリーンの固定枠、
ならびにメタルスクリーンなどを示す断面側面図であ
る。
【図17】(A)は吸着テーブルをピックテスタと共に
示す斜視図、(B)は高さ調整部材周辺をピックテスタ
と共に示す斜視図、(C)は高さ調整部材周辺を示す部
分断面側面図である。
【符号の説明】
2……高さ調整治具、4……基体、6……ダイヤルゲー
ジ、8……枠体、10……辺部、12……梁、14……
先端部、16……角部、18……足部、20……下面、
22……定盤、24……指針、102……基板供給装
置、104……クリーム半田印刷機、106……高速マ
ウンタ、108……異形マウンタ、110……リフロー
炉、112……検査機、114……基板収納装置、11
6……吸着テーブル、118……メタルスクリーン、1
20……クリーム半田、122……スキージ、124…
…ホルダ、126……スキージゴム、128……開口
部、130……固定枠、132……高さ調整部材、13
4……支持片、136……頭部、138……ネジ部、1
40……ナット、142……メタルスクリーン本体、1
44……メタルスクリーン枠、146……ピックテス
タ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷対象を載置するテーブルを囲んで配
    置され印刷スクリーン枠の下面に当接して前記印刷スク
    リーン枠を支持する複数の高さ調整部材の高さを調整す
    るための印刷スクリーンの高さ調整治具であって、 前記テーブルの表面に接触することなく前記複数の高さ
    調整部材上に載置して前記高さ調整部材により支持可能
    な基体と、 前記基体に取り付けられ、前記各高さ調整部材ごとに前
    記高さ調整部材に近い箇所で前記テーブルの表面から前
    記基体までの高さに係わる距離を測定する測定手段とを
    備えたことを特徴とする印刷スクリーンの高さ調整治
    具。
  2. 【請求項2】 測定手段はダイヤルゲージであり、前記
    ダイヤルゲージの先端部は前記基体の下面より下方に突
    出し、前記基体を前記高さ調整部材上に載置したとき前
    記テーブルの表面に当接することを特徴とする請求項1
    記載の印刷スクリーンの高さ調整治具。
  3. 【請求項3】 前記各高さ調整部材ごとに設けた複数の
    前記測定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    印刷スクリーンの高さ調整治具。
  4. 【請求項4】 前記基体はおおむね矩形の枠体と、前記
    枠体の対向する辺部の間に相互に間隔をおいて渡された
    2本の梁を含み、各梁にはそれぞれ2つの前記測定手段
    が相互に間隔をおいて取り付けられていることを特徴と
    する請求項3記載の印刷スクリーンの高さ調整治具。
  5. 【請求項5】 前記枠体の角部の下面にはそれぞれ足部
    が下方に突設され、足部の下面は平坦で、かつ前記枠体
    の延在面とほぼ平行であることを特徴とする請求項4記
    載の印刷スクリーンの高さ調整治具。
  6. 【請求項6】 前記測定手段はピックテスターであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の印刷スクリーンの高さ調
    整治具。
  7. 【請求項7】 前記印刷対象は回路基板であり、前記印
    刷スクリーン枠の内側には、半田ペースト印刷用のメタ
    ルスクリーン本体が延設されていることを特徴とする請
    求項1記載の印刷スクリーンの高さ調整治具。
JP11053709A 1999-03-02 1999-03-02 印刷スクリーンの高さ調整治具 Pending JP2000246865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11053709A JP2000246865A (ja) 1999-03-02 1999-03-02 印刷スクリーンの高さ調整治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11053709A JP2000246865A (ja) 1999-03-02 1999-03-02 印刷スクリーンの高さ調整治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000246865A true JP2000246865A (ja) 2000-09-12

Family

ID=12950370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11053709A Pending JP2000246865A (ja) 1999-03-02 1999-03-02 印刷スクリーンの高さ調整治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000246865A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173890A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Ngk Insulators Ltd スクリーン印刷体の製造方法
WO2012091292A2 (ko) * 2010-12-29 2012-07-05 주식회사 엘지화학 상하 높이 및 수평 편차 조절 장치
CN102785472A (zh) * 2012-05-08 2012-11-21 常州天合光能有限公司 一种持续监控丝网印刷质量的方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173890A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Ngk Insulators Ltd スクリーン印刷体の製造方法
WO2012091292A2 (ko) * 2010-12-29 2012-07-05 주식회사 엘지화학 상하 높이 및 수평 편차 조절 장치
WO2012091292A3 (ko) * 2010-12-29 2012-08-23 주식회사 엘지화학 상하 높이 및 수평 편차 조절 장치
CN103313827A (zh) * 2010-12-29 2013-09-18 株式会社Lg化学 用于调节高度偏差和水平度的装置
JP2014507288A (ja) * 2010-12-29 2014-03-27 エルジー・ケム・リミテッド 高さ及び水平度のずれを調整するための装置
US8900735B2 (en) 2010-12-29 2014-12-02 Lg Chem, Ltd. Device for adjusting deviation of height and horizontality
CN102785472A (zh) * 2012-05-08 2012-11-21 常州天合光能有限公司 一种持续监控丝网印刷质量的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100248569B1 (ko) 프로우브장치
JP4128156B2 (ja) 部品実装方法及び装置
JP6103800B2 (ja) 部品実装機
JP3163221B2 (ja) プローブ装置
US11039561B2 (en) Component mounting system and adhesive inspection device
EP0748450B1 (en) Printed circuit board test set with test adapter and method for setting the latter
JP3651165B2 (ja) テープフィーダの検査装置
JP2000246865A (ja) 印刷スクリーンの高さ調整治具
JP2003177411A (ja) シール剤の塗布装置および塗布方法
JP3545655B2 (ja) 電気接続装置
KR100998999B1 (ko) 납땜 페이스트 프린팅 시 기판 및 프린팅 스크린을정렬하는 방법 및 장치
JP4153428B2 (ja) プリント回路基板上への電子部品の迅速な位置決めと正確な載置のためのシステムおよび方法
JP2560462B2 (ja) 膜厚測定装置
JP3071156B2 (ja) B・g・aのicパッケージ用基板の導通検査方法
JP2005159110A (ja) 部品実装方法及び装置
JP2002098513A (ja) レーザ光を利用した画像認識による計測方法および計測装置
JP2002029033A (ja) 印刷検査装置の検査用データの作成方法
JPH11274794A (ja) 実装機の部品搭載状態検査方法及び部品搭載状態検査用ツール
JPH0236306A (ja) プリント回路基板の反り量測定方法
CN109605265A (zh) 一种高精度点胶设备的装配方法
JPH0515819A (ja) ペースト塗布機のノズル位置決め方法
JPH10132887A (ja) インサーキットテスタ
KR100252860B1 (ko) 테이프 캐리어 패키지용 테이프의 패턴 치수 측정용 지그
JPH1051125A (ja) はんだペースト印刷用マスク及びはんだペースト印刷装置
KR100219611B1 (ko) 웨이퍼 테스트 장치의 위치 에러 보정 방법