JP2000246849A - 樹脂成形品及びその製造方法 - Google Patents

樹脂成形品及びその製造方法

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JP2000246849A
JP2000246849A JP11049584A JP4958499A JP2000246849A JP 2000246849 A JP2000246849 A JP 2000246849A JP 11049584 A JP11049584 A JP 11049584A JP 4958499 A JP4958499 A JP 4958499A JP 2000246849 A JP2000246849 A JP 2000246849A
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skin
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Shingo Niimi
慎悟 新見
Motonobu Ishida
元伸 石田
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Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
Nishikawa Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラッシュ成形された表皮材3を、接着層4
を介して基材2に積層した樹脂成形品1の表面に、凹凸
が生じないようにする。 【解決手段】 接着層4を、溶着した多数の発泡ビーズ
4aから成形して、表皮材3の裏面に凹凸がある場合で
も、その凹凸を接着層4で吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラッシュ成形さ
れた表皮材を、接着層を介して基材に積層した樹脂成形
品及びその製造方法に関し、特に、樹脂成形品の外観の
向上策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の樹脂成形品は、例え
ば、基材と表皮材とを別々に成形した後、これらを接着
剤で一体に接合することにより製造されている。
【0003】ところで、表皮材をスラッシュ成形で成形
する場合、表皮材の表面は、金型の内面に沿って平滑な
形状に成形されるが、表皮材の裏面には小さな凹凸がで
きるため、表皮材の肉厚が一定とならず、その結果、表
皮材の裏面が幾分波打った形状となる。この凹凸は、二
層またはそれ以上の積層構造の表皮材をスラッシュ成形
によって成形する場合に、より顕著に現れる傾向にあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように裏面が凹凸
状になったスラッシュ成形の表皮材を基材に重ねて接着
剤で接合すると、表皮材の表面が凹凸になる。これは、
表皮材よりも基材が硬質であるために、接着剤が固化し
たときに、表皮材の凸凹した裏面が基材の平滑な表面に
沿うことになって、逆に表皮材の表面側が凸凹状に変形
してしまうためである。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みて創案
されたものであり、その目的とするところは、スラッシ
ュ成形された表皮材を、接着層を介して基材に積層した
樹脂成形品において、表面に凹凸が生じないようにする
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材と表皮材
とを接合する接着層の原料に多数の発泡ビーズを用い
て、表皮材の裏面の凹凸を接着層で吸収できるようにし
たものである。
【0007】具体的に、本発明が講じた第1の解決手段
は、基材と、スラッシュ成形された表皮材とが、接着層
を介して積層された樹脂成形品を前提としている。そし
て、接着層を、溶着した多数の発泡ビーズにより成形す
るとともに、基材、表皮材、及び接着層を、それぞれオ
レフィン系樹脂により成形している。
【0008】また、本発明が講じた第2の解決手段は、
上記第1の解決手段において、基材に、発泡ビーズが挿
通可能なビーズ供給孔を形成したものである。
【0009】また、本発明が講じた第3の解決手段は、
上記第1の解決手段において、基材に、発泡ビーズが挿
通可能なビーズ供給孔と、発泡ビーズ径より小さく蒸気
が通過可能な複数の小孔とを形成したものである。
【0010】また、本発明が講じた第4の解決手段は、
基材と、スラッシュ成形された表皮材とが、接着層を介
して積層された樹脂成形品の製造方法を前提としてい
る。そして、その製造を、樹脂成形品を成形する成形用
金型の一方に表皮材を配置すると共に、該成形用金型の
他方に、発泡ビーズが挿通可能なビーズ供給孔と発泡ビ
ーズ径より小さく蒸気が通過可能な複数の小孔とを備え
た基材を配置する第1ステップと、両金型を閉じて基材
と表皮材との間に形成されるキャビティに、上記ビーズ
供給孔を通して多数の発泡ビーズを供給すると共に、上
記小孔を通して加熱蒸気を供給して、基材と表皮材とを
発泡ビーズの熱溶着作用によって接合する第2ステップ
と、上記第2ステップにより成形した成形品を、冷却後
に成形用金型から脱型する第3ステップと、から行うよ
うにしたものである。
【0011】また、本発明が講じた第5の解決手段は、
上記第4の解決手段と同じく、基材と、スラッシュ成形
された表皮材とが、接着層を介して積層された樹脂成形
品の製造方法を前提としている。そして、その製造を、
樹脂成形品を成形する成形用金型の一方に表皮材を配置
すると共に、該成形用金型の他方に、発泡ビーズが挿通
可能なビーズ供給孔を備えた基材を配置する第1ステッ
プと、両金型を閉じて基材と表皮材との間に形成される
キャビティに、上記ビーズ供給孔を通して多数の発泡ビ
ーズと共に水を供給した後、該キャビティ内の水をマイ
クロ波により加熱して、基材と表皮材とを発泡ビーズの
熱溶着作用によって接合する第2ステップと、上記第2
ステップにより成形した成形品を、冷却後に成形用金型
から脱型する第3ステップと、から行うようにしたもの
である。
【0012】なお、第5の解決手段において、発泡ビー
ズと共に水を供給するとは、発泡ビーズの供給と同時に
水を供給する場合、発泡ビーズを供給した後に水を供給
する場合、あるいは水を付着させた状態の発泡ビーズを
供給する場合等を言う。
【0013】−作用− 上記第1の解決手段では、基材と、スラッシュ成形され
た表皮材との間の接着層を、溶着した多数の発泡ビーズ
により成形しているので、表皮材の裏面が波打った凹凸
形状になっているために基材との間に凹凸状の隙間があ
ったとしても、発泡ビーズからなる接着層により、上記
凹凸形状に沿って上記隙間を埋める形で基材と表皮材と
を接着できる。
【0014】また、上記第2の解決手段では、基材に、
発泡ビーズが挿通可能なビーズ供給孔を形成しているの
で、上記第5の解決手段に記載しているように、基材と
表皮材とをそれぞれ成形用金型にセット(第1ステッ
プ)し、さらに、基材のビーズ供給孔を通してキャビテ
ィに多数の発泡ビーズと共に水を供給した後に、その水
をマイクロ波により加熱して、基材と表皮材とを発泡ビ
ーズの熱溶着作用によって接合(第2ステップ)して樹
脂成形品を成形した後、その成形品を、冷却後に成形用
金型から脱型する(第3ステップ)ことで、樹脂成形品
を製造できる。
【0015】また、上記第3の解決手段では、基材に、
発泡ビーズが挿通可能なビーズ供給孔と、発泡ビーズ径
より小さく蒸気が通過可能な複数の小孔とを形成してい
るので、上記第4の解決手段に記載しているように、基
材と表皮材とをそれぞれ成形用金型にセット(第1ステ
ップ)し、さらに、基材のビーズ供給孔を通してキャビ
ティに多数の発泡ビーズを供給すると共に、小孔を通し
て加熱蒸気を供給して、基材と表皮材とを発泡ビーズの
熱溶着作用によって接合(第2ステップ)して樹脂成形
品を成形した後、その成形品を、冷却後に成形用金型か
ら脱型する(第3ステップ)ことで、樹脂成形品を製造
できる。
【0016】
【発明の効果】上記第1の解決手段によれば、多数の発
泡ビーズが熱溶着することにより、接着層が基材と表皮
材との間の凹凸状の隙間を凹凸形状に沿って埋めるよう
にしてこれらを接着するので、表皮材の裏面が基材の接
着層側の表面に沿うように変形する場合とは違って、表
皮材は変形しない。したがって、表皮材の表面が凹凸に
ならず、樹脂成形品の外観品質が低下するのを防止でき
る。
【0017】また、発泡ビーズを用いたことにより、接
着層の原料が液状体でなく粒状体となるため、接合時に
おける接着剤の液漏れなどの問題が発生するのを未然に
防止できる。さらに、樹脂成形品の構成部分すべて(基
材、表皮材及び接着層)をオレフィン系樹脂にしている
ので、リサイクルが容易になる利点もある。
【0018】また、上記第2及び第5の解決手段によれ
ば、第2ステップにおいてキャビティ内に発泡ビーズと
水を供給した後に水をマイクロ波で加熱するようにして
いるので、キャビティ内の発泡ビーズが均一に加熱さ
れ、発泡ビーズ同士、及び該発泡ビーズと基材、並びに
発泡ビーズと表皮材との接合をそれぞれ安定して行うこ
とが可能となる。
【0019】また、上記第3及び第4の解決手段によれ
ば、基材に小孔を設けているため、第2ステップにおい
て加熱蒸気がビーズ層内に容易に入り込むことになる。
したがって、キャビティ内の発泡ビーズを均一に加熱し
て、該発泡ビーズからなる接着層により基材と表皮材と
の接合を安定して行うことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態1を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は、本実施形態1の樹脂成形品の概略
構造を示す断面図、図2は図1の部分拡大断面図であ
る。本実施形態の樹脂成形品1は、自動車のインストル
メントパネルを構成する部材であり、基材2と表皮材3
とが、接着層4を介して積層されている。また、図1の
仮想線は、上記樹脂成形品1の下方に取り付けられた部
品(空調用ダクト5など)を示している。
【0022】表皮材3は、TPO(サーモプラスチック
オレフィン)のパウダー原料によるスラッシュ成形で成
形された外皮層6と、この外皮層の裏面に同じくTPO
によるスラッシュ成形で成形されたフォーム層7とから
なる二層構造に構成されている。そして、この表皮材3
が、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂原料で成形さ
れた基材2に対して、接着層4で接合されている。接着
層4は、ポリプロピレンやポリエチレンなどのオレフィ
ン系樹脂を原料とする多数の発泡ビーズ4aにより構成
され、発泡ビーズ4aは、互いに溶着しており、かつ、
基材2と表皮材3に対しても溶着している。発泡ビーズ
4aは、原料の段階で発泡したものであるが、さらに加
熱すると再発泡しながら溶着する性質を有している。
【0023】本実施形態1では、上述したように、基材
2、表皮材3、及び接着層4が、いずれもオレフィン系
樹脂により成形されている。なお、基材2には、発泡ビ
ーズ4aの粒子が挿通し得るようにその粒径よりも直径
が大きなビーズ供給孔2aと、水蒸気が通過可能な一
方、発泡ビーズ4aよりも小径の複数の小孔2bとが貫
通して形成されている。上記小孔2bは、円形状、四角
形状等の任意の形状にすることができる。
【0024】次に、この樹脂成形品の成形装置10につ
いて、図3及び図4を参照して説明する。11は成形用
金型であり、固定側の第1金型12と可動側の第2金型
13とから構成されている。また、14は表皮材3を第
1金型12にセットするロボットであり、第1金型12
と第2金型13が分離した状態で表皮材3を第1金型1
2の所定位置に位置決めするとともに、表皮材3を第1
金型12で真空吸着した後に両金型12,13の間から
退避するように構成されている。
【0025】第1金型12は、外枠15と第1金型面部
材16とから構成されている。第1金型面部材16に
は、スラッシュ成形によって予め成形された表皮材3を
セットするために多数の真空吸着用小孔(図示せず)が
形成され、外枠16の上側面には吸引ポート17が設け
られている。
【0026】第2金型13は、外枠18と第2金型面部
材19とから構成されている。この第2金型13は、図
4に示すように、第1金型12と第2金型13の間に形
成されるキャビティ内に発泡ビーズ4aを供給するため
のビーズ充填装置20(図4参照)と、成形品を冷却す
るための冷却水噴霧装置21とを備えている。さらに、
外枠18の上側面には、第2金型13内に加熱蒸気を供
給する加熱蒸気供給ポート22が設けられ、第2金型面
部材19には、その水蒸気をキャビティ内に導入するた
めの多数の小孔19aが、基材2の小孔2bと実質的に
一致する位置に形成されている。また、この第2金型1
3の外枠18の底面には、ドレン水排出用のドレンポー
ト23が設けられている。
【0027】ビーズ供給装置20は、粒状の発泡ビーズ
4aが貯留された原料サイロ24と、発泡ビーズ4aを
加圧して圧縮する加圧装置25と、発泡ビーズ4aをキ
ャビティに供給する充填ガン26とから構成され、原料
サイロ24と加圧装置25の間、及び加圧装置25と充
填ガン26の間が、それぞれ供給管27a,27bで接
続されている。
【0028】充填ガン26は、所定量の発泡ビーズ4a
をキャビティへの充填に先立って一旦貯留するように第
2金型13内に固定された貯留筒28と、この貯留筒2
8の後端部に固定された充填用エアーシリンダ29とを
備えている。貯留筒28の後端部側には、発泡ビーズ4
aを加圧装置25から受け入れるための供給ポート30
が設けられ、この供給ポート30に上記供給管27bが
接続されている。なお、供給ポート30には、開閉弁
(図示せず)が設けられており、該開閉弁により、供給
ポート30の開閉制御ができるようになっている。
【0029】貯留筒28の先端側内面はテーパ状に形成
されており、先端に向かって小径になっている。そし
て、充填用エアーシリンダ29のロッドの先端には、こ
の小径部分と嵌合する押し出しブロック31が固定され
ている。充填用エアーシリンダは、この押し出しブロッ
ク31の先端面が第2金型面部材19のキャビティ側の
面とほぼ一致する位置と、供給ポート30よりも後退し
た位置との間で可動に構成されている。
【0030】一方、冷却水噴霧装置21は、パイプ材に
より構成されたヘッダー32と、このヘッダー32の複
数箇所に、第2金型面部材19側に向かって設けられた
ノズル33とから構成されている。そして、ヘッダー3
2に、冷却水供給チューブ(図示せず)が接続されて、
冷却水を第2金型面部材19に噴霧できるようになって
いる。
【0031】次に、この樹脂成形品1の製造方法につい
て説明する。
【0032】本実施形態1では、まず、基材2と表皮材
3とが別々に成形される。基材2と表皮材3のそれぞれ
についての具体的な成形方法は図示していないが、基材
2は、射出成形などの成形方法により、上述したように
ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂原料から成形さ
れ、表皮材3は、サーモプラスチックオレフィンのパウ
ダー原料を用いたスラッシュ成形によって、外皮層6と
フォーム層7の二層に予め成形される。
【0033】なお、表皮材3は、スラッシュ成形により
成形されているので、厚さが均一ではなく、図2に示し
ているように裏面が幾分波打った形状になっている。ま
た、基材2に設けられる上記ビーズ供給孔2aは、第2
金型13に設けられた充填ガン26のビーズ貯留筒28
の内孔と実質同一の位置に形成され、水蒸気が通過可能
な複数の小孔2bは、上述したように、第2金型面部材
19に設けられた複数の小孔19aと同一の位置に形成
されている。
【0034】次に、図3に示すように第1金型12と第
2金型13を開いた状態で、第1金型12に表皮材3
(図では、簡略化して1層のみの部材として示してい
る)をセットし、さらに第2金型13に基材2をセット
する(第1ステップ)。その際、第1金型12への表皮
材3の位置決めには上記ロボット14が用いられ、第2
金型13への基材2の位置決めにも同様のロボット(図
示せず)が用いられる。そして、表皮材3は、ロボット
14によって第1金型12上に配置した後、真空吸着に
よって第1金型12の第1金型面部材16に密着保持さ
れる。一方、基材2は、表皮材3よりも硬質であるた
め、基材2自体の剛性によって第2金型面部材1に密着
した状態に保持することが可能であるが、必要に応じて
第2金型面部材19に対して真空吸着するようにしても
よいし、他の固定手段を用いるようにしてもよい。な
お、表皮材3についても、真空吸着でなく、他の固定手
段を用いて固定してもよい。
【0035】基材2と表皮材3のセットが完了すると、
次に、可動型である第2金型13を固定型である第1金
型12の方向へ移動させ、型締めを行う。このことによ
り、基材2と表皮材3の間に、キャビティが区画形成さ
れる。このとき、ビーズ供給装置20の充填用エアーシ
リンダ29のロッドは後退しており、供給ポート30の
開閉弁は開かれている。
【0036】そして、加圧装置25によって加圧された
所定量の発泡ビーズ4aを、供給管27bから供給ポー
ト30を通って貯留筒28内に供給した後、供給ポート
30の開閉弁を閉じ、充填用エアーシリンダ29のロッ
ドを前進させて、キャビティ内に押し込む。発泡ビーズ
4aは、加圧装置25によって加圧された状態では各粒
子が圧縮されて小さくなっているが、キャビティ内では
大気圧に戻るため、加圧状態よりも幾分膨張し、表皮材
3と基材2とを、第1金型面部材16と第2金型面部材
19とに押圧する。
【0037】次に、加熱蒸気供給ポート22から第2金
型13内へ、加熱した水蒸気を供給する。そうすると、
この加熱蒸気は第2金型面部材19の小孔19aと基材
2の小孔2bを通ってキャビティ内へ浸透し、発泡ビー
ズ4aを加熱する。発泡ビーズ4aは、各粒子が予め発
泡したものであるが、各粒子がこの加熱の際にさらに発
泡しながら熱膨張し、互いに密着しながら熱溶着すると
共に、基材2及び表皮材3に対しても熱溶着する(以
上、第2ステップ)。
【0038】なお、この第2ステップでは、キャビティ
内に先に蒸気を導入して基材2と表皮材3の裏面を加熱
しながら、発泡ビーズ4aを該キャビティ内に供給する
ようにしてもよく、その場合でも、発泡ビーズ4aが発
泡しながら熱膨張し、基材2と表皮材3とを接着するこ
とができる。
【0039】その後、冷却水噴霧装置21のノズル33
から第2金型面部材19に冷却水を吹き付けて、発泡ビ
ーズ4aによる発泡層4を固化させる。そして、真空吸
引などにより製品脱気をして乾燥させた後、第1金型1
2と第2金型13を開いて樹脂成形品1を取り出し(第
3ステップ)、1個の成形品の製造が完了する。なお、
脱気が十分でない場合は、さらに製品脱気工程を行うよ
うにしてもよい。
【0040】−実施形態1の効果− 本実施形態1によれば、上述したように表皮材3の裏面
が波打っていて、小さな凹凸が存在していても、発泡ビ
ーズ4aがキャビティ内で発泡しながら表皮材3の裏面
の凹凸形状に沿って熱溶着してキャビティ内の空間を満
たし、その際に、表皮材3と基材2とを、第1金型面部
材16と第2金型面部材19とに対してキャビティの内
側から押し付けたまま固化するので、表皮材2の表面は
第1金型面部材16の内面に沿った状態のままであり、
表面に凹凸は生じない。したがって、樹脂成形品の外観
品質が低下するのを防止できる。
【0041】また、第2金型面部材19と基材2の両方
に小孔19a,2bを重なるように設けているため、第
2ステップにおいて加熱蒸気がキャビティ内に容易に入
り込むことになる。したがって、キャビティ内の発泡ビ
ーズ4aを均一に加熱して、基材2と表皮材3との接合
を安定して行うことが可能となる。
【0042】さらに、本実施形態1では、粒状体の発泡
ビーズ4aを用いているので、液状の接着剤を用いる場
合と違って、接合時における液漏れなどの問題が発生す
るのを未然に防止できる。
【0043】また、本実施形態1では、樹脂成形品の構
成部分すべて(基材2、表皮材3及び接着層4)をオレ
フィン系樹脂にしているため、他の原料を用いる場合と
比較して、成形品のリサイクルが容易になる利点があ
る。
【0044】−実施形態1の変形例− 上述した樹脂成形品は、基材2と表皮材3とを、発泡ビ
ーズ4aからなる接着層4を介して一体成形して積層し
たものであるが、発泡ビーズ4aの層を基材2と表皮材
3との接着層として用いずに、表皮材3の裏面に発泡ビ
ーズ層4を成形した後に、該発泡ビーズ層4に基材3を
後から固定することも可能である。そこで、そのような
製品の製造例について、図5から図7を参照して説明す
る。
【0045】この場合、第2金型13の第2金型面部材
19には、基材2をセットする代わりに、図6に示すよ
うに、樹脂成形品1を基材2に固定するためのピン8
が、発泡層4にインサートされるようにセットされる。
ピン8は、例えばポリプロピレン等のオレフィン系樹脂
で成形された部材で、図5に詳細に示すように2枚の鍔
状部8a,8bを備えている。該ピン8は、先端部が第
2金型13の第2金型面部材19に設けられた保持孔1
9bに挿入されて保持され、その状態で発泡ビーズ4a
による発泡成形が実施される。このため、成形品1は、
鍔状部8aの裏面と発泡層4の裏面とが揃うように成形
される。また、ピン8が2枚の鍔状部8a,8bを有し
ていて、この鍔状部8a,8bの間が窪みになっている
ため、発泡ビーズ4aがその窪みの中に入り込み、発泡
層4がピン8の抜けない状態で成形される。
【0046】このようにして成形された成形品1は、発
泡層4から突出したピン8の先端部を、基材2に形成し
た取付穴に挿入して先端を熱で溶かしてかしめることに
より、基材2と固定される(図7参照)。この変形例で
は、ピン8が抜けないように発泡層4を成形しているか
ら、基材2と表皮材3とが不用意に外れてしまうことは
ない。
【0047】また、この変形例では、表皮材3の裏面に
発泡層4を成形した後に、樹脂成形品1を基材2に後付
けするようにしたことによって、発泡層4の裏面が基材
2に取り付けられるまでは開放されていることになるか
ら、製品の脱気を容易に行うことができる。また、上記
実施形態1と同じく、表皮層3の裏面に凹凸があったと
しても、その凹凸を発泡層4で吸収できるから、製品1
の表面に凹凸ができるのを防止できる。
【0048】
【発明の実施の形態2】本発明の実施形態2は、発泡ビ
ーズの加熱を、マイクロ波を使って実施するように構成
したものである。
【0049】この実施形態2の製造方法の概略を図8の
工程図に示している。この方法において使用する成形用
金型11は、実施形態1と同じく、第1金型面部材16
を有する固定側の第1金型12(外枠15は省略してい
る)と、第2金型面部材19を有する可動側の第2金型
13(外枠18は省略している)とを備えている。ま
た、この成形用金型11は、実施形態1とは異なり、第
1金型12と第2金型13が上下に開閉するように構成
されており、第2金型面部材19に、蒸気挿通用の小孔
が形成されていない。この金型11で、基材2や表皮材
3を位置決めする際に使用するロボット14や、真空吸
着等の固定手段や、発泡ビーズ4aをキャビティに供給
する充填ガン26(図では簡略化して表している)につ
いては実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省
略する。
【0050】この成形用金型11は、型締めをした状態
で、マイクロ波による加熱装置35がセットされるよう
に構成されている。このため、本実施形態の成形用金型
11は、第1金型12と第2金型13とが、それぞれセ
ラミックなどの非金属材料で形成されている。具体的に
は、各金型(金属製ではないが、以下の説明において
も、便宜上、実施形態1と同じく「金型」と言う)1
2,13は、例えば両金型面部材16,19のみを非金
属材料として、この金型面16,19を囲うように加熱
装置35を外枠内に設ける構成(図4の仮想線参照)が
可能であるが、具体的な構成は適宜変更してよい。
【0051】なお、加熱装置35には、マイクロ波によ
る加熱の際にキャビティ内で発生する蒸気を抜くと共
に、キャビティ内の圧力が異常に上昇するのを防止する
ために、安全弁36を備えた排気管37が設けられてい
る。排気管37は、充填ガン26の一部を利用した構成
にしてもよいし、充填ガン26とは別の部品にしてもよ
い。
【0052】本実施形態2では、まず、図8(a)に示
すように、上記実施形態1と同じく、基材2と表皮材3
とを別々に成形した後、表皮材3を第1金型12の第1
金型面部材16にセットし、基材2を第2金型13の第
2金型面部材19にセットする(第1ステップ)。この
実施形態2においては、基材2に、発泡ビーズ4aの粒
子が挿通可能なビーズ供給孔2aが形成される点は実施
形態1と共通であるが、蒸気挿通用の小孔が形成されな
い点で実施形態1と異なっている。
【0053】次に、図8(b)に示すように、両金型1
2,13を閉じることにより基材2と表皮材3との間に
形成されるキャビティに、ビーズ充填装置20から、ビ
ーズ供給孔2aを通して、水と発泡ビーズ4aとを供給
する。そして、図8(c)に示すように両金型面部材1
6,19に加熱装置35をセットした状態で、キャビテ
ィ内の水をマイクロ波により加熱して蒸発させ、その際
に発生する熱で発泡ビーズ4aも加熱する。このとき、
発泡ビーズ4aは、実施形態1と同様に、キャビティ内
で熱膨張しながら発泡し、互いに熱溶着すると共に、基
材2と表皮材3とに対しても熱溶着する(以上、第2ス
テップ)。なお、キャビティ内の温度上昇に伴って圧力
が設定圧以上に上昇すると、安全弁36が作動して、キ
ャビティ内の蒸気が排出される。
【0054】その後の工程は実施形態1の製造方法と同
じであり、冷却水噴霧装置21のノズル33から第2金
型面部材19に冷却水を吹き付けることによって発泡ビ
ーズ4aを固化させて、さらに製品脱気をして乾燥させ
た後、第1金型12と第2金型13を開いて樹脂成形品
1を取り出すと(第3ステップ)、成形品の製造が完了
する。
【0055】−実施形態2の効果− 本実施形態2の製造方法を用いても、発泡ビーズ4aが
キャビティ内で発泡しながら熱溶着してキャビティ内の
空間を満たし、その際に、基材2と表皮材3とを、第1
金型面部材16と第2金型面部材19とに対してキャビ
ティの内側から押し付けるように作用したまま固化する
ので、実施形態1と同じく、表皮材3の裏面に凹凸が存
在していても、表皮材3の表面に不要な凹凸は生じず、
樹脂成形品の外観品質が低下するのを防止できる。ま
た、発泡ビーズ4aを、キャビティ内の水にマイクロ波
を作用させて内側から加熱するようにしているので、発
泡ビーズ4aが均一に加熱され、基材2と表皮材3との
接合を安定して行うことが可能となる。また、キャビテ
ィ内の圧力の上昇に伴って蒸気をキャビティ外に排出で
きるので、製品の脱気が容易になる利点もある。
【0056】−実施形態2の変形例− 上記実施形態2は、基材2と表皮材3との間に所定量の
発泡ビーズ4aを供給し、この発泡ビーズ4aをマイク
ロ波による水の加熱を利用して基材2と表皮材3の間で
溶着させるようにしたものであるが、実施形態1の変形
例と同じように、基材2を設けずに発泡成形を行って、
その後に基材2を取り付けるようにしてもよい。その場
合、第2金型13に実施形態1の変形例で説明したのと
同じように外周面に窪みを有するピン8などをインサー
トしておけば、基材2を発泡層4に取り付けた後に基材
2と表皮材3とが分離してしまうことはない。
【0057】また、上記実施形態2では、水と発泡ビー
ズ4aとをビーズ供給孔2aからキャビティ内に供給す
るようにしているが、発泡ビーズ4aと水とを別の供給
路からキャビティに、同時あるいは適当なタイミングで
供給するようにしてもよい。さらにまた、予め水を表面
に付着させた発泡ビーズをビーズ供給孔2aからキャビ
ティに供給するようにしてもよい。
【0058】
【発明の実施の形態3】本発明の実施形態3は、加熱蒸
気をキャビティ内へ基材2の小孔2bを通して外部から
供給する実施形態1の方式において、基材2の近傍でマ
イクロ波により水を加熱して蒸気を発生させるようにし
た例である。
【0059】具体的に、この実施形態3では、樹脂成形
品1の成形状態の部分拡大断面図である図9に示してい
るように、下方に位置する固定側の第1金型12に基材
2を配置するとともに、その上方に位置する可動側の第
2金型13に表皮材3を配置するように構成している。
そして、第1金型12における基材2の保持面である第
1金型面部材16に、水を保持する小さな凹部16aが
複数箇所に設けられている。また、基材2には、この凹
部16aで発生した蒸気をキャビティ内に導くために、
発泡ビーズ4aの直径よりも小さな複数の小孔2bが該
凹部16aと実質的に同じ位置に貫通して形成されてい
る。なお、基材2には、充填ガン26の中心と一致する
位置に、発泡ビーズ4aの各粒子が挿通可能なビーズ供
給孔2aが貫通して形成されている。
【0060】次に、この実施形態3における樹脂成形品
の製造方法について説明する。
【0061】本実施形態3では、まず、基材2及び表皮
材3を個々に成形してから、凹部16aに水を注入した
第1金型12に基材2をセットすると共に、第2金型1
3に表皮材3をセットする(第1ステップ)。
【0062】次に、金型を型締めしてから所定量の発泡
ビーズ4aを充填ガン26からキャビティ内に供給し、
該キャビティを発泡ビーズ4aで満たしてから、凹部1
6a内の水にマイクロ波を作用させることにより、該水
を加熱して蒸発させ、加熱蒸気を小孔2bからキャビテ
ィ内に導入する。このことにより、発泡ビーズ4aが熱
膨張しながら溶着し、基材2と表皮材3とが接着される
(第2ステップ)。
【0063】そして、上記各実施形態1,2と同じよう
に、冷却水噴霧装置21のノズル33から第2金型面部
材19に冷却水を吹き付けることによって発泡ビーズ4
aを固化させて、さらに製品脱気をして乾燥させた後、
第1金型12と第2金型13を開いて樹脂成形品を取り
出すと(第3ステップ)、成形品の製造が完了する。
【0064】−実施形態3の効果− 本実施形態3によれば、実施形態1の効果が得られるこ
とに加えて、金型11に水を溜めるための凹部16aを
設けるようにしているので、キャビティ内に供給する加
熱蒸気の量を安定させることができ、発泡ビーズ4aを
均一に加熱することができる。
【0065】
【発明のその他の実施の形態】本発明は、上記実施形態
について、以下のような構成としてもよい。
【0066】例えば、上記各実施形態では、表皮材3が
二層以上の積層構造になったものとして説明したが、表
皮材3は外皮層6が一層のみで構成されたものであって
もよい。
【0067】また、上記各実施形態では、接着層4を、
発泡ビーズ4aを熱溶着させたものとして説明したが、
該接着層4は、例えば、ウレタン系またはゴム系の発泡
性接着剤により構成してもよい。この場合、接着層4
は、2液(例えばウレタン系の発泡接着剤を用いる場合
は、ポリオールとイソシアネートなど)を混合する際の
反応熱で自ら発泡し、基材2と表皮材3とを接着する。
このように2液反応性の発泡接着剤を使用しても、基材
2の裏面の凹凸を接着剤層で吸収できるので、表皮材3
の表面に凹凸ができるのを防止できる。特に、基材2と
表皮材3とを接着する際に、基材2と表皮材側3とを所
定形状の型(上記実施形態の金型に相当する型)に入れ
てから、基材2と表皮材3との間に発泡接着剤を充填す
るようにすれば、表皮材3の表面に凹凸ができるのをよ
り確実に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る樹脂成形品の概略構
造を示す断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】図1の樹脂成形品の製造方法の第1ステップを
示す図である。
【図4】図1の樹脂成形品の製造方法の第2ステップを
示す図である。
【図5】図1の樹脂成形品の変形例を示す部分拡大断面
図である。
【図6】図5の樹脂成形品の製造方法の第1ステップを
示す図である。
【図7】図5の樹脂成形品の概略構造を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の実施形態2に係る樹脂成形品の製造方
法を示す工程図である。
【図9】本発明の実施形態3に係る樹脂成形品の製造方
法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂成形品 2 基材 2a ビーズ供給孔 2b 小孔 3 表皮材 4 接着層 4a 発泡ビーズ 11 金型 12 第1金型 13 第2金型 16 第1金型面部材 17 吸引ポート 19 第2金型面部材 20 ビーズ充填装置 21 冷却水噴霧装置 22 加熱蒸気供給ポート 23 ドレンポート 24 原料サイロ 25 加圧装置 26 充填ガン 28 貯留筒 29 充填用エアーシリンダ 30 供給ポート 31 押し出しブロック 35 加熱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 Fターム(参考) 4F100 AK03A AK03B AK03C AK04 AK07 AR00C AS00B AT00A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B CB00 DC11A DE01 DE04C DJ01C EC032 EC182 EJ022 EJ42 EJ462 GB33 JD04A JK06 JL11C 4F212 AA03 AA11 AC01 AD05 AD08 AG03 AG20 AH25 AK10 UA01 UB01 UB13 UF05 UF23 UN08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、スラッシュ成形された表皮材と
    が、接着層を介して積層された樹脂成形品であって、 上記接着層は溶着した多数の発泡ビーズにより成形され
    るとともに、 上記基材、表皮材、及び接着層はオレフィン系樹脂によ
    りそれぞれ成形されている樹脂成形品。
  2. 【請求項2】 基材に、発泡ビーズが挿通可能なビーズ
    供給孔が形成されている請求項1記載の樹脂成形品。
  3. 【請求項3】 基材に、発泡ビーズが挿通可能なビーズ
    供給孔と、発泡ビーズ径より小さく蒸気が通過可能な複
    数の小孔とが形成されている請求項1記載の樹脂成形
    品。
  4. 【請求項4】 基材と、スラッシュ成形された表皮材と
    が、接着層を介して積層された樹脂成形品の製造方法で
    あって、 樹脂成形品を成形する成形用金型の一方に表皮材を配置
    すると共に、該成形用金型の他方に、発泡ビーズが挿通
    可能なビーズ供給孔と発泡ビーズ径より小さく蒸気が通
    過可能な複数の小孔とを備えた基材を配置する第1ステ
    ップと、 両金型を閉じることにより基材と表皮材との間に形成さ
    れるキャビティに、上記ビーズ供給孔を通して多数の発
    泡ビーズを供給すると共に、上記小孔を通して加熱蒸気
    を供給して、基材と表皮材とを発泡ビーズの熱溶着作用
    によって接合する第2ステップと、 上記第2ステップにより成形した成形品を、冷却後に成
    形用金型から脱型する第3ステップと、を備えている樹
    脂成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 基材と、スラッシュ成形された表皮材と
    が、接着層を介して積層された樹脂成形品の製造方法で
    あって、 樹脂成形品を成形する成形用金型の一方に表皮材を配置
    すると共に、該成形用金型の他方に、発泡ビーズが挿通
    可能なビーズ供給孔を備えた基材を配置する第1ステッ
    プと、 両金型を閉じることにより基材と表皮材との間に形成さ
    れるキャビティに、上記ビーズ供給孔を通して多数の発
    泡ビーズと共に水を供給した後、該キャビティ内の水を
    マイクロ波により加熱して、基材と表皮材とを発泡ビー
    ズの熱溶着作用によって接合する第2ステップと、 上記第2ステップにより成形した成形品を、冷却後に成
    形用金型から脱型する第3ステップと、を備えている樹
    脂成形品の製造方法。
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